超絶ポジティブ思考…!?菅義偉首相「私はできる」自信の源のナゾ 新型コロナ感染拡大のなか、前向きな発言を繰り返す理由は…
https://friday.kodansha.co.jp/article/197544
2021年08月04日 FRIDAYデジタル
「私が、この感染対策を自分の責任のもとに、しっかりと、対応することが私の責任で。私はできると思っています」
緊急事態宣言延長を発表した7月30日の会見で菅義偉首相は、記者の質問にこう答えた。海外からの五輪関係者とは「完全にレーンを分けている。しっかり対策できている」感染対策は「私はできる」。
この自信はどこからきているのだろうか。
会見で、記者の質問にいつもの「リピート」で答え続けた菅義偉首相。隣に控える尾身会長の表情にも、疲労と苦悩がにじむ 写真:代表撮影/ロイター/アフロ
このところ菅首相のもとには、政界関係者、政治評論家、マスコミ関係者などから頻繁に直電が入っているという。いわゆる「首相周辺」が、諫言(かんげん)するようになったのである。
メディアが菅首相の「側近」「周辺」などと呼ぶ「取り巻き」たちは、首相になにを伝えているのか。
「政策以前に、まず現実をしっかりみてほしい。その1点ですよ」(首相周辺)
菅首相には、国民生活の「実態」が、まったく見えていない。見たいものしか見えないその脳内は「お花畑」だというのだ。
「人流は減っていると報告を受けている。docomoの携帯電話情報では都内どこの繁華街でもそのような数値になっているそうじゃないか。なのにどうしてこれほどの感染者になるんだ」
そう真顔で言う菅首相に、総務大臣時代から相談に乗っているという政界関係者はこう伝えた。
「地下鉄の通勤ラッシュ、夜の繁華街、国立競技場周辺、たいへんな人出です。視察してみてください」
派閥をもたず、独自の人脈に乏しい菅首相には、今、正確な情報がまったく入っていないのだ。感染が急拡大しているなか、高齢の重症者は減少してきた。ある側近が、首相との会話を明かした。
「ワクチンを打った高齢者の感染は4%前後、大きな効果があったじゃないか」
と対策を自賛する首相に対し、「しかし、高齢者に代わって30代40代が増えているのですよ」と返すと
「若い人たちにも、早くワクチン打ってもらうしかないんだがな」
「ワクチン接種は、まだ予約がとれない自治体も多いです。打ちたくても打てない人がいるんですよ」
「えっ…」
実態が、伝わっていないのだ。国民の不安とは明らかに大きなズレがある。
そして感染者が急拡大するなか政府が発表したのは「新薬」だった。
「中外製薬の新薬を承認した。政府が全量買い付ける準備を進めているから、入院逼迫の問題を解決出来る」
トランプ大統領が使用して話題となった軽症患者用の「カシリビマブ」と「イムデビマブ」の「新薬」。2種類を同時投与してウイルスの働きを抑えるもので、アメリカFDA(食品医薬品局)は昨年11月に緊急使用の許可をした。「抗体カクテル」と呼ばれるこの療法、治験では入院・死亡リスクが約70%減少と報告されている。
菅首相は厚労省の担当者に承認手続きを急がせ、加藤勝信官房長官には定例会見で発表を指示した。コロナに振り回される菅首相はさすがに焦燥感があったのだろうか、かなりのスピードで実用化させたのだ。
支持率低下の政権を保持するために
「国民の一定数にワクチン接種を完了させることが菅政権の仕事だ」
今年初冬にかけて「全国民にワクチン2回接種」を目指している菅首相が初めて、政権の去就を意識させる発言をした。その後「最優先の仕事」と言い直したが、菅首相の頭の中に、政権の存続が問われているという自覚がようやく芽生えてきたのだ。
「首相はコロナ対策のすべてをワクチンに賭けている。が、『ワクチン接種は菅さんのおかげ』と国民が思っているわけでは、もちろんありません。自民党選対本部もそこを注視している。ネットや自民党情勢調査、各メディアの政権支持率をつぶさに見ていくと、むしろ新型コロナは菅政権による公衆衛生行政の大失策と捉えられている。菅首相には政権を任せられないという声のほうが圧倒的になっています」
そう危機意識を募らせるのは安倍政権で閣僚だった自民党議員だ。
田村厚労大臣は、今回の想像を絶する感染拡大に、
「もうこうなると、どうしていいのか分らなくってくる」
と、行政放棄とも聞こえる発言をしている。
打つ手がなくなった厚労省はついに、自宅待機を求められた帰国者が行方不明となったことから氏名公表に踏み切った。これでは、まるで警察国家だ。政権は冷静さを失い、完全に切羽詰まった乱暴な政権運営に陥った。そしてついに、今後「感染しても中等症の患者は自宅待機」を打ち出した。
厚労省キャリアは、疲れ切ったようすでこう言った。
「人流は減っている。国民にワクチンが行き渡る。特効薬もできた。首相は本気で、そう信じているんです。…もう、お花畑といわれても仕方ないですね」
二階俊博幹事長は3日、「国民の間にも党内にも、続投してほしいという強い声がある」と、菅首相を支持する発言をした。そして、菅首相のこの自信の源はなになのか。それが幻想でないことを祈るばかりだ。
取材・文:岩城周太郎
黒を白と言い張る菅義偉氏の醜さ
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2021/08/post-4a7740.html
2021年8月 6日 植草一秀の『知られざる真実』
日本でのワクチン接種人数(少なくとも1回接種)は7月29日時点で4827万人。 他方、接種後急死者数は7月30日までで919人。 重篤報告は7月25日時点で3338人。 極めて多数の接種後急死者、重篤化者が報告されている。 https://bit.ly/3xqZqiE https://bit.ly/3iqn4Hx 他方、2018−19年シーズンの季節性インフルエンザワクチン接種後の急死者数は推定接種人数5251万人に対して3人である。 https://bit.ly/3xDGmxP 新型コロナワクチンは4827万人接種で919人が急死。 季節性インフルエンザワクチンは5251万人接種で3人が急死。 新型コロナワクチンでは重篤化した人が3338人いる。 接種後に死亡しても医師が副反応疑いと認めない場合には報告されない。 はるかに多い急死者、重篤化者が存在すると考えられる。 極めて重大な数値である。 政府はデイリーでワクチン接種後急死者情報、ワクチン接種後重篤化者情報を公開するべきだ。 厚労省のHPでは細かくサイトを探索しないと、この情報にたどり着けない。 アストラゼネカ社製ワクチンの南アフリカ変異株に対する有効率は10.4%であると検証された。 https://bit.ly/3irVx8L 変異株に対してワクチンが有効でなくなる可能性が指摘されている。 また、有効性があったワクチンも時間が経過すると有効性が失われることが指摘されている。 ワクチンの副作用が極めて重大である可能性がある。 このワクチンリスクについて十分な情報を提供しないことは重大な問題。 重大な薬害問題に発展する可能性が高い。 日本では少なくとも1回の接種を受けた人が人口全体の4割に近づきつつある。 しかし、足下で感染が爆発的に拡大している。 菅義偉氏は中途半端な知識で根拠のない楽観論を振りまくべきでない。 7月12日の緊急事態宣言発出に際しての記者会見で菅義偉氏は 「ワクチン接種が大きく進み、新型コロナとの闘いにも区切りが見えてきた」 と述べた。 「新型コロナとの闘いにも区切りが見えてきた」 というのはどこの国のことか。 菅義偉氏は 「ここで再度、東京を起点とする感染拡大を起こすことは絶対に避けなければなりません。」 と述べたが、その後の感染状況はどのようなものか。 東京を起点とする感染拡大が爆発的な状況を示しているのではないか。 菅義偉氏は 「先手先手で予防的措置を講ずることとし」 と述べたが、どこが「先手」なのか。 お笑い芸人の言葉にしか見えない。 7月12日の緊急事態宣言発出後も人流拡大が続いた。 8月6日、広島での記者会見で菅義偉氏は、新型コロナウイルス感染急拡大と東京オリンピックの関連性について 「東京の繁華街の人流は五輪開幕前と比べ増えていない」 「これまでのところ五輪が感染拡大につながっているとの考え方はしていない」 と述べた。 この人物は、どこまでも自分の非を認めぬ卑怯な考えの持ち主だ。 五輪開催強行で人々の行動抑制のたがが外れたことが致命的に重大だ。 「五輪強行で行動抑制のたがが外れた」 https://bit.ly/3zVGGte 首都圏の飲食事業者の現状をよく見るがよい。 酒類提供を再開し、時短営業を中止した事業者が激増している。 五輪開催強行で感染爆発を招いた。 日本国民は菅義偉氏の責任を徹底的に追及しなければならない。 |
無能な菅の信じられない超絶ポジティブ思考、お花畑もここへ極まれり
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2021/08/post-f2749f.html
2021.08.06 まるこ姫の独り言
本当にどこから来るのかこれほどの超自信は。 多くの人は、菅は総理の器にあらずと思っているのに、本人だけは自信満々。 しかもあさっての方へ暴走を >超絶ポジティブ思考…!?菅義偉首相「私はできる」自信の源のナゾ 8/4(水) 9:02配信 FRIDAY >菅首相には、国民生活の「実態」が、まったく見えていない。見たいものしか見えないその脳内は「お花畑」だというのだ。 >「人流は減っていると報告を受けている。docomoの携帯電話情報では都内どこの繁華街でもそのような数値になっているそうじゃないか。なのにどうしてこれほどの感染者になるんだ」 本当に菅はまったく国民生活も感情も見ていない、見えていない。 ここへ来ても独り相撲でもしているかのように、明後日の方向へ暴走している。 どうしてここまで民意が見えないのだろう。 それでいて妙に自信満々で、感染対策は「私はできる」 出来ていないからこその今の感染爆発状態じゃないか。 しかし、どう考えても五輪と夏休みと、効果なしの緊急事態宣言とで、人流が減る理由がないのに、誰が人流は減ったと報告をしているのか。 こういった見たくないものは見ない思考がすべてマイナスに働いているのではないか。 見たくないものは見ない、自分に都合の良いわずかな情報だけはしっかり見ている。 >ワクチンを打った高齢者の感染は4%前後、人流は減っている。 馬鹿の一つ覚えのようにこれしか言わない。 そして丁寧な説明をするというが、一度として丁寧な説明はなされていない。 これだけ国民は丁寧な説明を受けていないと思っているのに、本人は「丁寧な説明をする」 どこを取ったら、丁寧な説明がされていると考えるのだろう。 不思議な人だ。 だから、いつも民意との乖離が出来てしまうのではないか。 しかしここまでトンチンカンの思考の人には、国民はついて行けない。 見たくないものや批判を全て受け止めてこその、国のリーダー像なのに、この人は批判を受け止めない裸の王様状態だ。 安倍も酷かったが、菅も輪をかけて酷い。 そりゃあ二代続けて、民意とかけ離れた議員が政治のトップになったら国が疲弊するのだが、本人だけは気づいていないという世にも悲惨な状態にあるのが今の政治だ。 >「人流は減っている。国民にワクチンが行き渡る。特効薬もできた。首相は本気で、そう信じているんです。…もう、お花畑といわれても仕方ないですね」 現実とかけ離れた情報を吹き込んだ奴は誰なんだろう。 高橋とか竹中とかのネトウヨ軍団だろうか。 嗚呼・・・・本当に一刻も早く自分の無能に気づいて欲しい。 皆、菅の根拠のない自信のために命まで脅かされている。 人災と言っても過言ではないだろう。 |
コロナ陽性率の異常な高さが意味するもの…“PCR検査難民”続出の恐れと医師も警鐘
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/293004
2021/08/06 日刊ゲンダイ
民間と行政の検査を同列に(C)日刊ゲンダイ
いよいよ東京都の1日当たりの新規感染者が5000人を突破。感染者数の多さを裏付けるように、陽性率も4日時点で20.9%(ステージ4の基準は10%以上)と、異常な高さになっている。実は、東京の陽性率を超える自治体が他にもあるのだ。
緊急事態宣言が発令されている6都府県の中で、最も陽性率が高いのは神奈川県の26.39%。同県内の川崎市にいたっては、41.9%だ。横浜市も21.1%と高い。都内だと、中野区が25.7%で、練馬区も24.2%と高水準だ。
WHOは、感染がコントロールできているかを判断する指針として「陽性率5%未満が少なくとも2週間続くこと」としている。5%を超える状態は、検査件数が少なすぎるか、市中感染が想定より進んでいるということを示す。東京は、検査件数も少なく、市中感染も進んでいる可能性がある。
感染が大爆発している東京都は、1日当たり6万8000件の検査能力があるというが、実際は、7日間移動平均で1万2000件程度しか行われていない。人口が3分の2ほどの大阪府は1万6000件を超える日もあり、陽性率は7.5%だ。大阪と比べると、都の検査件数は明らかに少ない。「実際の都の検査能力は限界に近づいている可能性がある」(医療関係者)という。
今後は検査を受けたくても受けられない“PCR検査難民”が続出する恐れがある。すでに沖縄では、検査を受けられない人が出ている。沖縄タイムスによると、40代女性は自宅近くの病院から「(検査は)1カ月待ち」と言われたという。満足に検査が受けられなければ、陽性率は上がる一方だ。何より、感染者を隔離できない。わだ内科クリニック院長の和田眞紀夫氏が言う。
「民間の検査センターで陽性が判明しても、民間機関は保健所への届け出義務がありません。ですから、民間で陽性が分かった人は改めて診療所などで検査を受け直さなければいけない。二度手間ですし、民間の検査も行政の検査と同列に扱わないと、検査件数は増えていきません。また、インフルエンザの検査のように、一般の診療所で手軽に受けられるようにしなければ、やはり検査件数は増えない。今後は、検査を受けたくても受けられない人が出てくることも考えられます。感染を抑え込むには検査体制を拡充すべきなのに、政府や都が前向きに検討しているようには見えません」
そのうち陽性率が80%、90%になる日が来るかもしれない。
【政界地獄耳】自民党内政局…菅再選へ決断か
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202108050000204.html
2021年8月5日9時28分 日刊スポーツ
★自民党総裁選挙管理委員会は初会合で党総裁選挙の日程を9月17日告示、29日投開票を軸に調整に入った。今月26日の次回会合で決定するが、その間に党内ではさまざまな動きが出るだろう。党内政局の始まりだ。ただ首相(党総裁)・菅義偉がそれよりも前に衆院を解散すればその限りではない。また委員会では昨年の総裁選の簡略型でなくいわゆるフルスペックの総裁選にし、党員・党友投票を実施する方針も確認した。 ★4日、元幹事長・石破茂はラジオ番組で次期衆院選について「昨年の総裁選で菅義偉首相を圧倒的に選んだ。首相の下で一生懸命やって、審判を仰ぐのも1つの考え方だ」と首相で戦う考えを示すとともに衆院選については「仮に国民が(自民党を)選ばなければ、自民党は体制を刷新する。1つの国民に対する敬意の表し方だ」と首相で戦うべきとの姿勢を見せた。本人の出馬については「単なる人気とか、そんなもので決めることではない」と慎重姿勢を示した。 ★2日に自民党青年局長・牧島かれんが全国の代表者オンライン会議を開いた際には都議選敗北などで「このままで大丈夫か」などの声が上がったとし、「9月末に任期が来るのに先んじて、フルスペックで行われるのが自然だ」としていた。幹事長・二階俊博は「菅総裁は頑張っている。むしろしっかり『続投していただきたい』という声の方が、国民の間にも党内にも強いのではないか」「今すぐ総裁を代える意義は見つからない」と強い菅支持を訴えているが幹事長代行・野田聖子は「党員が国会議員との間に心理的な距離を感じていると心配している」と発言している。幹事長に反して党の総意は選挙前の総裁選開催。そうなれば首相以外の立候補者が出るだろう。首相はいよいよ解散の時期を決め、再選戦略の決断が必要になってきた。(K)※敬称略 |
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自民党総裁選「9月29日投開票」軸に検討 狙いは無投票再選(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/381.html
出来の悪い仮想現実のような菅政権のコロナ対策 進次郎のポエムと変わらない発言ばかり それでもバカとは戦え
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/293005
2021/08/07 日刊ゲンダイ
コロナ対策より五輪五輪(開会式に出席する菅首相、IOCのバッハ会長=YouTubeのIOC公式チャンネルより)/(C)日刊ゲンダイ
東京都知事の小池百合子が、特別支援学校を訪れ、生徒らがVR(仮想現実)技術で東京五輪を観戦する様子を視察したそうな。小池は視察後、8月24日に開幕するパラリンピックの観客の扱いについて「新型コロナウイルスの感染状況次第だ」と発言。感染力が強いデルタ株が猛威を振るい、医療崩壊に突入するタイミングでこの危機感のなさ。菅義偉も「(感染状況が変われば)ぜひ有(観)客で」などと述べていたが、国のトップが狂っているから、すべてが狂い始める。現実感のかけらもない。まるで出来の悪い仮想現実を見せつけられているようだ。
菅は「新型コロナウイルスの感染拡大を阻止することが今、内閣にとって最優先の課題だ」と言いながら、まともな説明もせず、しまいには「私が感染対策を自分の責任のもとに、しっかりと対応することが私の責任」と発言。これでは進次郎のポエムと変わらない。
菅は交通規制やテレワークなどの対応で人流は減少していると言うが、実際には微減に過ぎず、感染拡大対策としてはまったく追いついていない。人流が減らない理由は、緊急事態宣言慣れに加えて五輪強行が引き起こした気の緩みにある。
これまで打つ手がなかったのでも、予測できなかったのでもない。6月2日には政府分科会の尾身茂会長が「今の状況で(五輪を)やるというのは普通はない」と発言。これに攻撃を仕掛けたのは竹中平蔵をはじめとする菅周辺だった。
また、厚生労働省に助言する専門家組織「アドバイザリーボード」も早い段階でデルタ株急拡大を正確に予測していた。菅は周囲から中止が最善の判断だと何度も助言されたことも明かしているが、足りない頭に描いていた五輪を政治利用して総選挙に突入するシナリオから離れることができず、目の前で発生している状況すら見えなくなった。
五輪強行のため、専門家の意見を無視、妨害し、一貫して国民に間違ったメッセージを流し続けた。
京都大学の西浦博教授らのグループが先月末に発表した試算によると、感染拡大のペースが変わらない場合、東京都では8月11日には新規感染者が5000人を超え、26日には1日1万643人に上るという(※編集部注=8月5日発表で5042人に)。
これは明らかに菅による人災である。さっさと議員をやめて法の裁きを受けるべきだ。
適菜収 作家
近著に「日本人は豚になる」「ナショナリズムを理解できないバカ」など。著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。
政治家の資質<本澤二郎の「日本の風景」(4167)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/30069574.html
2021年08月07日 jlj0011のblog
<安倍の馬鹿・菅の馬鹿を同情したくなる?「神の国」神道氏子>
教養のない凡人ジャーナリストからしても、菅義偉や安倍晋三の無能さ加減には閉口させられてきた。こんな人物を役人は扱いやすいが、統治される日本国民はかわいそうである。今では誰もが、安倍や菅のことを「嘘つきの大馬鹿三太郎」呼ばわりしている。馬鹿は、そのことさえ気をかけないので困る。天下の恥知らずなのだ。
電力会社や通産官僚などの原発派にとって、どうにでも動かせるから使い勝手がいいのだろう。そうしてこの10年の間に、日本の何もかもが沈没している。悲しことだが、馬鹿につける薬はない。辞めてもらうほかないが、目下、自民党総裁選に手を上げると報じられている人物が、事情通によると「安倍側近の極め付きの女右翼議員。昨日の友は今日は敵」というのだ。両者で突き合っているという!
<「総理の品格」(徳間書店・木村貢著)2006年出版の深い意味>
池田勇人・前尾繁三郎・大平正芳・鈴木善幸・宮澤喜一・加藤紘一ら自民党きっての名門派閥・護憲リベラルの宏池会、その事務局長を歴任した木村貢が2006年に「総理の品格」という本を書いた。彼は大平・鈴木・宮澤の総理秘書官も歴任、首相官邸の主のような人物だった。
この本は、産経元政治部長の阿部さんも手伝っていたようだ。なぜ2006年に出版したのか。ご存知、この年にまさかの第一次安倍内閣が発足している。神道の圧力があったとはいえ、小泉純一郎の政治責任は、末代まで問われ続けることになろう。永田町にごろごろしている、親の七光りアンちゃん政治屋が、官邸の主になったことに対する、国民に猛省を求める抵抗本なのだ。
いまも筆者のところに連絡をくれる元清和会秘書会のドンは、女たらしで有名な晋太郎の倅を「安倍の小僧」と呼んでいるが、今の菅に対しても糞みそで評価できないでいる。当方もそれに傾斜しがちだ。ことほど政治家としての資質が不足している。
品格など全くない人物といっていい。麻生太郎や二階俊博らにも言えるだろう。ともかくろくでなしが権力を握ったわけだから、それに霞が関の無責任官僚が服従しているため、善政は無縁で、財政は破綻して前途は真っ暗闇である。無能野党が追随すると、もう日本は海中に沈むほかない。子供たちが哀れだ。
ましてワシントンの属国を受け入れる、戦前のカルト・国家神道を引きずる神社神道が支援する自民党であるから、まずもって救いようがない。
昨日のヒロシマでの菅の、原稿飛ばし読みもひどかった。小学生レベル以下であろう。その椅子に座ってはならない政治屋だった。
<田中角栄でさえも拒絶した地方議員上りの政治屋>
攻めに強い田中角栄も守りに弱かった。例のロッキード事件で、主犯の中曽根康弘は逃げ切ったが、戦前の高等小学卒の田中は、罠にはまってしまった。検察の悪徳に気付かされた国民も多かった。
首相の三木武夫も、法相の稲葉修と東京地検特捜部も「田中逮捕」に突っ込んで、日本政治の流れを変えてしまった。中曽根の国家主義政権を誕生させ、その延長線上に清和会の森喜朗が誕生した。日本は「神の国」と豪語、戦前の国家神道乱舞の、元来た道に引きずり込んでしまった。
もはや「総理の品格」どころの話ではない。やくざが政権を掌握したようなもので、日本沈没を速めている。いまでも官房機密費にまとわりついて、国民を奈落の底に追い込んでいる、言論人に辟易するばかりである。
そこで田中の言動に、評価すべき総理論があることを紹介したい。「地方議員は利権に目ざとく、小事にまとわりついて、大局がわからない。総理として、政治指導者として不適格である」と。賛成したい。
彼は政権を担当すると、石油危機に遭遇した。エネルギー確保のため、当時のソ連にまで手を伸ばして、反共国際石油資本を怒らせってしまったが、もし311の場面の総理ならば、臆することなく原発全廃を決断したはずである。対して中曽根は、れっきとした原発派、田中は建設族で、原発派ではなかった。
田中真紀子に問いたい。彼女はもんじゅ西村成生謀殺事件当時、科技庁長官を歴任していた。なぜ原告は法廷に呼ぼうとしなかったのか。彼女の証言を聞きたい
田中の言う「総理の品格」論は、横浜市議上がりの菅を総理の器にあらず、と否定している。正鵠を射たものである。せめて諸葛孔明のような優れた軍師が入ればだが、杉田のような警察官僚では力不足である。
<反原発本の良書を読め!>
筆者は目下1冊の本を読んでいる。ナガサキの日に紹介したいが、以前から政治本や経済本を読んだことがない。読むに値する本など無いからである。むしろ、その方が記事を書きやすい?
そんな時、反原発本が登場した。権力に屈しない、国際的原発ロビーに抵抗し続けている、チェルノブイリ原発研究の第一人者・バンダジェフスキーとフクシマ原発から幼子を守る戦いをして、全く屈しない竹野内真理の共著。英中日語本なので、誰でも読める。今夏の最高の知恵袋になるはず。
菅も読んで、腐った脳みそを清掃・改善してもらいたいものである!
2021年8月7日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)
英日中語のバンダジェフスキーと真理の本をアマゾンで!
http://savekidsjapan.blogspot.com/2021/08/english-chinese-japanese-please-buy-my.html
(恐ろしい内部被ばくの真実を具体的に説明した画期的反原発本)
福島事故関連のブログ「Save Kids Japan」などで300万アクセスを超える日本人ジャーナリスト竹野内真理と、ベラルーシで最も著名なチェルノブイリ医学研究者であるバンダシェフスキー博士による英語・中国語・日本語の書籍。原発、地震、地球温暖化、子どもの健康、チェルノブイリ森林火災などの問題について、貴重な写真や表が多数掲載されており、後世に語り継がれるべき一冊。国連や原子力関連政府、大手メディアが沈黙を守っている中、著者らは、福島でもベラルーシでも、過小評価された内部被曝によって汚染地域の子どもたちの健康状態悪化の悲劇を鋭く指摘し、その中には、 心筋梗塞、 甲状腺がん、リンパや肺への転移、白血病、先天性異常などの遺伝的影響の子どもも含まれている。広島長崎での人体実験は史実であったが、原発事故も避難しない住民を使った実験なのか。また、環境や次世代を守るために、私たちが何をすべきかも提案。巻頭に新たにコロナウイルス情報を追加。
本澤先生、こんにちは、フェイスブックで福島から発信されている方のブログを貼り付けます。
八千代、青柳
https://www.facebook.com/100046745703009/posts/356908062544048/?sfnsn=mo
運動競技開催で自己陶酔にふける暴君、為政者…古代ローマと現代日本の共通項 三枝成彰の中高年革命
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/293029
2021/08/07 日刊ゲンダイ
安倍前総理は“コンパクト五輪”をうたっていたが…(C)日刊ゲンダイ
国民1人あたりが東京オリンピックのために支払う金額について「週刊ポスト」(8月13日号)が試算を公開した。それによると都民1人あたりの負担は何と10万3929円! 都民を含む国民1人あたりの負担は1万408円だという。
当然、この「1人」には生まれたばかりの赤ちゃんも100歳の高齢者も含まれるわけで、家族が多ければ負担も増えることになる。4人家族で41万円超は痛すぎる金額だ。
2013年の招致委員会の想定では7340億円だった開催費用はどんどんふくらみ、現在の試算では3兆円を超えるという。確か安倍前総理をはじめとするお歴々は“コンパクトなオリンピック”をうたっていた気がするが、私の記憶違いだろうか? コロナ禍での大会延期があり、組織委員長の交代や演出スタッフの辞任や解任など、あまりにゴタゴタがありすぎて、もう忘れかけてしまっている。いつの間にか高邁(こうまい)なコンセプトは時のかなたに吹き飛び、今年の夏、史上最高額のオリンピックのお目見えとなった。
「オリンピックにはカネがかかる」は世界の常識ではある。しかし、ドイツのハンブルクのように住民投票で2024年のオリンピックの招致をあきらめた例もあるのだ。当時はヨーロッパでテロが相次いでいた時期でもあったし、必ずしもカネだけが理由ではないだろう。
しかし、オリンピックだけが都市を盛り上げる手段ではないし、違う方法で文化やスポーツの振興を図る道はあるということだ。
それにオリンピックを開催した都市が、大会後に不況に見舞われた例は多い。ましてや東京オリンピックは史上最高額の経費に加え、コロナで思うに任せない世情を背景に強行された。そのツケを払わされる都民と国民は、たまったものではない。
古代、オリンピックの原形となったオリュンピア大祭はギリシャの4つの大祭のひとつで、オリュンピア、ネメアー、イストモス、デルポイの4つの地で、ゼウスやポセイドンらの神々に捧げるために開催された。なかでもデルポイは芸術の神アポロンに捧げる大祭で、音楽や詩歌、演劇や絵画や舞踊の創作と発表を国民がこぞって行っていたという。のちには運動競技や戦車による競争も加わった。
ギリシャ文化に憧れていた皇帝ネロは独自に大会を主催し、みずからも出場して歌を披露し、国民の喝采をもって迎えられたという。もっとも、ネロの熱演に飽き飽きした市民が競技場の塀をよじ登って逃げることもあったともいわれる。ギリシャの神々に捧げられた古代オリンピックはキリスト教がローマの国教になったことで途絶えるが、国民をないがしろにして自己陶酔にふける暴君や為政者は、はるか昔のローマにも現代の日本にもいるということか。
そんななか、オリンピックのトップスポンサーであるトヨタの豊田章男社長が、オリンピック関連の国内での広告を出さないことを決めて話題になった。この決断は素晴らしいと思った。いまからでも遅くない。決裁権を持つお歴々には、かつて自分たちが掲げた“コンパクトなオリンピック”に戻すべく、赤字を国民に押しつけることのないよう打開策を考えていただきたい。できることなら私たちも古代ローマの市民のように塀をよじ登ってこの場から逃げ出したいところだが、そうするわけにもいかないのだから。
三枝成彰 作曲家
1942年、兵庫県生まれ。東京芸大大学院修了。代表作にオペラ「忠臣蔵」「狂おしき真夏の一日」、NHK大河ドラマ「太平記」「花の乱」、映画「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」「優駿ORACIÓN」など。2020年、文化功労者顕彰を受ける。
感染爆発はとめどもなく広がるだろう。#徹底したPCR検査と徹底した隔離を https://t.co/YbT8C9yDUY
— Kuu-ta (@Kuuta01542165) August 6, 2021
小池知事呆然 「2週間後には1,000人に1人が感染」の衝撃
https://tanakaryusaku.jp/2021/08/00025504
2021年8月6日 12:21 田中龍作ジャーナル
いつもの自信満々は何処へ。小池知事の声は聞き取れないほどかぼそく、表情も虚ろだった。=5日、東京都庁 撮影:田中龍作=
悲鳴のようなサイレン音と共に救急車が走り回る。街の日常風景となってしまった。
東京では1日当たりの新規感染者が5千人を超えた。2週間後には1日当たり1万を超えるとの試算が出た。都民1千人に1人がコロナ感染することになるのだ。(5日、東京都モニタリング会議)
打つ手なしの感染爆発に小池知事の表情は虚ろだった。
現場の医師は、政府や東京都の無策に怒りを禁じ得ない。
行政は「容体が悪化したら医師が駆け付ける」などというが、訪問診療の医師はすでに手一杯の状態だ。
「脳梗塞や末期ガンの患者を放って行けるはずがない」。
かねてから指摘されていたように通常の医療が支障を来す。手術の延期要請などだ。
現場が対応できない理想論。東京都モニタリング会議は絵に描いた餅を並べた。=5日、東京都庁 撮影:田中龍作=
「濃厚接触者の定義が甘い。ほとんどできていない」。現場の医師は嘆く。
学童保育で先生が感染しているのに、児童たちは濃厚接触者と認定されなかった。
学童保育は氷山の一角だ。陽性の確率が高い人にPCR検査を受けさせないケースが目立つ。
「濃厚接触」と認定されなければ、その人たちは、何の意識もなく動き回る。ウイルス撒き散らしである。
こんなケースがあった。
デイサービスセンターで感染者(職員2人)が出たのに、センターに通っていた90代の女性は濃厚接触者と認定されなかった。
その後、老女は感染していたことが分かった。彼女を介護していた68歳の次男も感染した。
次男が倒れたら71歳の長男が看取るという。老老介護の悲劇だ。
医師は「徹底したPCR検査と徹底した隔離を。それしかない」と強調する。「隔離施設を作って感染者を隔離する」。
オリンピックに使うカネが3兆円もあったら、他国のように巨大病院を作ることができたのだ。
東京では「間もなく80%が(感染力の強い)デルタ株に置き換わる」。(5日、モニタリング会議)
感染爆発はとめどもなく広がるだろう。
〜終わり〜
http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/413.html
福井県はステージ4でも「自宅療養させず」貫き体育館に臨時病床100床設置! 国も東京都もなぜやらない
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/293062
2021/08/07 日刊ゲンダイ
全力で病床確保したのか(C)日刊ゲンダイ
新型コロナウイルスの感染爆発になす術もない政府や東京都は、入院のハードルを上げる姑息な手段に打って出た。小池知事が「自宅病床」をブチ上げ、田村厚労相は「医療は無尽蔵ではない」と繰り返すが、病床確保に全力を傾注したのか。注目が集まっているのが福井県の臨時医療施設だ。
福井県は6日、独自の緊急事態宣言を発令した。直近1週間平均の新規感染者数は30人(東京の人口換算で540人に相当)に上り、病床使用率も50%を突破。
両方とも最も深刻なステージ4(爆発的感染拡大)を超えたためだ。
福井では無症状者も含めて全陽性者を病院や宿泊施設で受け入れてきた。現在も「自宅療養させず」を貫いている。県地域医療課の担当者が言う。
「自宅療養では容体が急変しても直ちに対応できない。感染判明後、すぐに医師の診療を受ける体制も必要なため、臨時施設を稼働させました。陽性者を速やかに隔離すれば、感染拡大の防止にもつながります」
病床が逼迫する中、県は福井市内の体育館に軽症者向け臨時病床を100床設置。常駐する医師と看護師が対応に当たる。6月に約5000万円の補正予算を組んで感染拡大に備え、今月2日から受け入れ可能となった。
医療ガバナンス研究所の上昌広理事長が言う。
「臨時病床設置は、他の感染拡大地域でも取り入れるべきです。点在する自宅と異なり、病床が集中していることから、効率よく治療ができます。政府は自宅療養を打ち出す前に、体育館や展示会などのスペースを転用した臨時病床を推進していくべきです。海外では活用されています」
感染が急拡大しているタイでは、首都バンコクのドンムアン国際空港に段ボール製ベッド1800床を並べ、来週にも臨時病床として活用する予定。英国では今春、ロンドン五輪の会場でも使われた「エクセル展覧会センター」に4000床を設けて危機をしのいだ。新型コロナの震源地とされる中国・武漢では、1000床分の専用病院を10日間の突貫工事でこしらえ、陽性者をすべて隔離して感染を封じ込めた。
海外では当たり前、やればできることが“先進国”の首都でなぜ、できないのか。
※しんぶん赤旗 日曜版8月1日号1面 紙面クリック拡大
都のコロナ療養施設がこっそり「五輪選手用」に差し出されていた! 別の施設では五輪関係の十数人が収容され国内感染者と同居
https://lite-ra.com/2021/08/post-5979.html
2021.08.07 都のコロナ療養施設がこっそり「五輪選手用」に差し出されていた! リテラ
「しんぶん赤旗」日曜版8月1日号
菅政権が唐突に打ち出した「中等症は入院させない」という方針は世論の猛反発で修正されたものの、「入院したくても入院できない」状況はどんどんひどくなっている。
とくに、感染爆発の東京都では、6日時点で自宅療養者が1万8036人、入院・療養等調整中が1万1001人にのぼり、入院病床も療養施設もまったく足りていない状況だ。そして、入院も療養施設にも入れず自宅に止めおかれた自宅療養者の死者がここにきて急増している。FNNは5日、8月に入って、少なくとも8人が自宅療養中に死亡していると報じた。
ところが、そんななか、あ然とする事実が判明した。東京都が貴重な感染者用の宿泊療養施設をひそかに五輪関係者用の療養施設に転用していたというのだ。
「しんぶん赤旗」日曜版8月1日号がスクープしたのは、東京都内にある300室規模のホテル。同ホテルには、正面入り口に、「リニューアル工事中」の張り紙があり、一般客は入ることができなくなっている。
しかし、1階には「宿泊療養施設スタッフの皆様」のタイトルで、防護服の装着方法の説明動画にリンクするQRコードが掲示され、駐車場には「TOKYO 2020」のステッカーを貼った車両が出入り。陽性が確認された複数の五輪選手が同ホテルからSNSで検査の様子や食事の内容を投稿したことも確認されている。ようするに、東京都が確保していた都民のための療養施設がいつのまにか、五輪選手専用の療養施設になっていたということらしい。
しかも、都民の療養施設の五輪利用はこれだけではなかった。同じ「しんぶん赤旗」日曜版が翌週、上記とは別の療養施設となっている都内のホテルに、海外から来日した五輪関係者十数人が入所していたことを報じたのだ。
こちらは、専用施設でなく、都民の感染者といっしょに入っているという。都福祉保健局感染症対策本部も取材に「メディア関係者など海外の五輪関係者十数人がとの宿泊療養施設に入所している。都民と混在しているのは事実だ」と答えている。
前述の専用施設があるのになぜ?と疑問を抱かざるを得ないが、選手と関係者を分けたいという組織委の意向で、別に提供させられたということのようだ。
いわずもがな。都の宿泊療養施設は都民の税金で確保されたもの。しかも、医療崩壊が進み、都民は入院や療養施設に入れない状態が起きているというのに、その貴重な療養施設を五輪のために明け渡すというのは、いったい何を考えているのか。
■選手と分けるために、海外の五輪関係者十数人が別の療養施設に! 国内感染者と同居でバブル崩壊
さらに問題なのは、後者の施設で、都民の感染者と海外の五輪関係者の感染者がいっしょに宿泊していることだ。
エレベーターや食事を取りに行くときなどに接触する可能性がある。組織委が打ち出した五輪関係者を外部と接触させないバブル方式が破綻しているのは今に始まったことではないが、よりにもよって、国内の感染者と海外の感染者を接触させるというのは、それこそ新たな変異株のリスクもある。
とにかく何から何までありえないのだが、こんな無茶苦茶が平気でまかりとおるというのは、結局、政府や東京都が「国民・都民の命より五輪優先」だからだろう。
そして、これはマスコミも同じだ。五輪開催前は、五輪優先で感染対策がおろそかになっていることを批判していたが、五輪が始まった途端、「〇〇がメダル」といった礼賛報道一色。この療養施設の五輪差し出し問題も追及しているのは「赤旗」だけで、まったく報道されていない。
五輪の影響が本格的に出るのはこれからだ。おそらく医療崩壊はさらに進み、自宅療養中の死者はどんどん増えていくだろう。その責任を一体誰が取るのだろうか。
(伊勢崎馨)
“銀座豪遊辞職”公明・遠山前議員元秘書ガサ入れの裏で囁かれる「太陽光発電巨額詐欺」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/292944
2021/08/05 日刊ゲンダイ
押収物を運び出す東京地検の係官ら(遠山清彦氏が代表の、千代田区のコンサルタント会社)/(C)共同通信社
秋の総選挙を控えたこのタイミングで議員会館にガサ入れとは前代未聞、異例のことだ。
銀座のクラブ通いで議員辞職 |
緊急事態宣言下の今年1月、銀座のクラブ通いがバレて、2月に議員辞職に追い込まれた公明党の遠山清彦前衆院議員(52)。当時の遠山氏の秘書2人が、貸金業の登録がないのに政府系金融機関と借り手の融資の仲介をした疑いがあるとして、東京地検特捜部は4日、東京・永田町の国会議員会館内の議員事務所などを家宅捜索した。
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特捜部が捜索したのは、公明党の吉田宣弘衆院議員と太田昌孝衆院議員の事務所、遠山氏が現在代表を務める千代田区のコンサルタント会社と自宅。遠山氏の秘書だった2人は、遠山氏の辞職後、それぞれ吉田議員と太田議員の秘書に就いていた。特捜部は秘書2人が融資契約の仲介業務に関わり、不正な利益を得たとみている。遠山氏は参院当選2回、衆院当選4回で、財務副大臣を歴任、公明党の代表候補だった。
東京地検特捜部は今年5月、再生可能エネルギー事業を巡り、太陽光発電関連会社「テクノシステム」の社長、生田尚之被告(47)を融資金の詐欺容疑で逮捕。その捜査の過程で、今回の貸金業法違反容疑が浮上した。生田被告はこれまで遠山氏との親密な関係を指摘されていた、いわくつきの人物だ。
遠山氏は生田被告との関係について、週刊文春で「生田さんのお父様が開発した太陽光パネル付きの浄水器を、日本の政府開発援助でスリランカに導入したいと相談を受けたりしてね。ただ、100億円以上集めて、銀行に粉飾した決算書を出していたのは、今回初めて知りました」と語っている。永田町関係者がこう言う。
「生田被告は、小池百合子都知事の元公設秘書と親しく、会社の名刺を持たせていたほどです。生田被告本人も小池知事に献金するなど、親密な関係を築いていった。生田は、“脱原発”“自然エネルギー”を掲げる小泉純一郎元首相にも近づき、一昨年には小泉元首相の長男で、俳優の孝太郎を自社CMに起用しています。小泉元首相や小池都知事ら有名人との関係をアピールし、投資家や金融機関から多額の資金を集めていました」
しかし、集めた資金が事業に使われることはなく、個人的なカジノ負債の支払いなど、借金返済に充てられ、自転車操業を繰り返し、摘発された。
なぜ、特捜部はこのタイミングでガサ入れしたのか。捜査の手は政界に大きく伸びるのか。永田町に激震が走っている。
公明党の遠山清彦・前財務副大臣は、銀座のクラブ通いで議員辞職(C)日刊ゲンダイ
「秘書が公庫担当者の窓口を紹介した」
遠山清彦・公明党前衆院議員(52=議員辞職)の元秘書ら2人が貸金業の登録をせずに融資を仲介した疑いがある事件で、遠山氏が5日までに時事通信の取材に応じた。
遠山氏は19年9月〜20年9月、財務副大臣を務めた。当時、新型コロナウイルスの感染拡大で業績が悪化した企業などから公庫の窓口紹介の依頼が増え、当時の秘書が対応に当たっていたという。遠山氏は「300社ほどの企業に日本政策金融公庫の窓口を紹介した」「うちの秘書から、企業の所在地にある公庫の担当者の窓口を紹介した」と話す一方、「(借り手側に)担当者を通知するだけで、融資額などその先のことは一切関与していない」とも強調した。
日本で今、起きている新型コロナ感染爆発の原因は、菅自民党や小池都知事を漫然と支持してきた一部の能天気国民にあると知れ!
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/10856644.html
新ベンチャー革命2021年8月5日 No.2779
1.国民の多くが懸念した通り、菅氏による東京五輪強行にて、予想通り、新型コロナの感染爆発が起きた
今の日本では、東京五輪強行開催と連動して、新型コロナ感染爆発が起きており、東京中心に新規感染者が急増しています。
コロナ禍での五輪開催には、国民の7〜8割が反対していましたが、その理由は、現在起きているようなコロナ感染爆発を懸念したからです。
そして、多くの国民の懸念通り、感染爆発が起こってしまったのです。
このことを、あのボラ目の菅総理は予想していたのかどうか、国民にはわかりませんが、彼は、普通人に比べても、シナリオ発想力が劣る人間ですから(注1)、悪いシナリオは、起きてから考えるタイプなのでしょう。
2.菅総理は、露骨に五輪強行を優先し、コロナ感染爆発による国民の犠牲をいとわない人間であることがはっきりした
これまで、菅政権を漫然と支持してきた一部の国民は、あの菅氏は平気で国民を犠牲にする人間だと早く気付くべきです。
それでもなお、菅政権を支持できるなら、それは自業自得です。
このような菅氏は、ハナから民主主義の何たるかを考える人間ではありません。
その代り、権力欲は人一倍強く、いったん権力を握ったら、死ぬまで、権力を手放さないタイプです。
さて、コロナ禍になってから、テレビでよく見かける倉持医師は、このような菅氏の人間性に怒り心頭で、国民に成り代わって、菅氏や小池氏を強く、批判しています(注2)。
倉持先生が言いたいことは、菅氏も小池氏も、危機対応能力が欠如しているということです。
筆者もそう思います。
3.菅氏や小池氏に自己分析力があったなら、とっくの昔に辞職している
危機対応力のない人間は、一般的に、自己分析力(自己ベンチマーキング能力)もありません。
菅氏も小池氏も、残念ながら、自己分析力が欠如しています。ズバリ言えば、彼らはアタマがよくないのです。
菅氏にあるのは、権力欲のみであり、小池氏にあるのは、単なる目立ちたがり屋のみです。
このような人間が、コロナ危機の日本で、デカいツラをしているのはもう、耐えられません。
上記、倉持先生も、筆者と同じ感情を抱いているのでしょう。
彼は、菅氏も小池氏も怖くないので、ズバリ、批判していますが、菅氏や小池氏の周りで蠢く議員や官僚や職員は全員、ヒラメ人間で、批判すらできないのでしょう、ほんとうに、情けない限りです。
いずれにしても、菅氏率いる自民党や小池都知事を支持してきた一部の国民(注3)は、大いに反省すべきです。
注1:本ブログNo.2773『現総理・菅氏はなぜ、安倍氏の後継者になれたのか:菅氏は能力的に安倍氏よりも劣るからか』2021年7月10日
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/10525571.html
注2:阿修羅“<怒りの発言がトレンド1位>倉持医師「2人(菅首相、小池都知事)とも至急お辞めになった方がいい」→ Nスタのキャスター固まる… (動画)”2021年8月4日
http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/368.html
注3:本ブログNo.2777『新型コロナ感染爆発は人災:東京五輪強行に突っ走る菅政権をいまだに支持する3割の国民に責任あり!』2021年7月30日
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/10749672.html
日本弁護士連合会へ2021/08/07 21:26に以下のメールを送りました。
日本弁護士連合会御中
「東京オリンピック2020」開催は「人道に対する罪」
日本政府と国際オリンピック委員会はCOVID19の世界拡散的流行と患者、死者増加中に、東京オリンピック2020を2021年に開催し、COVID19を世界に拡散させ、世界人民を死亡させているので、日本弁護士連合会は、これを国連の人権理事会に「人道に対する犯罪」で告訴し断罪して下さい。
私の名前、住所、電話番号
http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/418.html
菅官邸はカジノ捨て横浜市長選を優先か…囁かれる誘致断念と小池都知事“漁夫の利”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/293082
2021/08/07 日刊ゲンダイ
カジノ誘致が予定されていた山下ふ頭(C)日刊ゲンダイ
官邸は横浜へのカジノ(カジノを含む統合型リゾート施設=IR)誘致をあきらめたーー。
横浜市長選(8月8日告示、8月22日投開票)を前に、そんな見方が有力視されている。
小此木八郎氏が国家公安委員長を辞任し、IRとりやめを表明して横浜市長選への出馬することを表明。8月1日、小此木氏応援のため公明党の三浦のぶひろ参院議員と一緒に横浜市に応援演説に入った坂井学・内閣官房副長官を、ジャーナリストの横田一氏が直撃した。すると坂井副長官は「横浜へのカジノ誘致は未来永劫ない。東京、小池知事に取られても仕方がない」と語ったと言うのだ。政権中枢の人物がここまで言い切ったことは、これまでにないだろう。
菅首相は衆院神奈川3区、坂井官房副長官は衆院神奈川4区と横浜市が地元。小此木氏の辞職後には坂井氏を自民神奈川県連会長代行に就任させている。地元政財界に詳しい横浜港関係者は次のように話す。
「坂井さんは菅総理のメッセンジャー。坂井さんの発言は、つまり菅さんの発言です。いま横浜自民市議は林文子市長を推す推進派と、小此木氏支持派に分裂しています。7月に坂井さんが自民党の県議と市議を集め、IRを止めて小此木さんを市長候補として一本化しようと呼びかけ、結局、自主投票になってしまった。菅さんはカジノより小此木さんが横浜市長になることが大事だったからです。(公明党の支持母体の)創価学会も婦人部がカジノに難色を示していましたから、公明党・学会も小此木=菅を支援しやすくなったのではないですかね」
横浜・山下ふ頭のGUNDAM FACTORY YOKOHAMA(C)日刊ゲンダイ
東京五輪の次は「東京カジノ」?
市長選予定候補者は乱立しているが、7月末の政党の調査などによると、小此木氏と立憲民主党が推薦する山中竹春氏の二人が頭ひとつ抜けて争っている様子。いずれもカジノ誘致は反対の立場。となれば横浜のカジノはほぼ消えたともみられる。
当初、IR誘致を目指す自治体が国に申請する期間は2021年7月30日だった。しかし新型コロナウイルスの感染拡大などを受けて、同年10月1日から2022年4月28日までに延期された。カジノ誘致は横浜市、大阪府、和歌山県、長崎県が表明しており、愛知県と東京都が検討中だ。この中から政府は3カ所を選ぶ見込み。横浜市は首都圏の最有力地だった。
市長選の結果がどうなるかはわからないが、この”漁夫の利”に「東京五輪の次は東京カジノだ」と小池都知事がまたぞろ動き始めるかもしれない。
※2021年8月7日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大
※紙面抜粋
※2021年8月7日 日刊ゲンダイ2面
【「五輪と感染は無関係」とは恐れ入る】
— 笑い茸 (@gnXrZU3AtDTzsZo) August 7, 2021
メダルラッシュ≠ナもゴマカし切れない負の遺産
日刊ゲンダイ pic.twitter.com/4qHfK6Ysx4
※文字起こし
東京五輪が8日閉幕する。天下の愚行もようやく終わるが、国内外の失笑を買った開会式以降、大メディアは日本選手のメダルラッシュに大騒ぎ。特にヒドイのがNHKだ。
総合、Eテレ、BS1、BS4K、BS8K、ラジオ第1の6つの放送波で過去最長1000時間超の五輪放送を実施。とくにBS1は生中継や録画で24時間エンドレスと、朝から晩まで五輪、五輪の雨嵐だ。
6日は76回目の広島原爆の日。さすがにNHK総合は「広島平和記念式典」を生中継したが、長きにわたって放送した新たな原爆特番をEテレですら、制作しなかった。五輪中継にかまけて、公共放送の本来の役割を放棄したかのようだ。
IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長もフザけている。
五輪開幕直前にノーベル平和賞欲しさに広島市の平和記念公園に押しかけながら、同市の松井市長が要請した原爆投下の午前8時15分に合わせた五輪選手と関係者の黙とうを拒否。「平和の祭典」の総元締の関心事は、恐らく自身の名誉欲と大会収益だけ。「ぼったくり男爵」の異名も納得だ。
そして平和記念式典でもやらかしたのが、菅首相だ。あいさつで用意された原稿をナント、読み飛ばし。よりによって〈我が国は、核兵器の非人道性をどの国よりもよく理解する唯一の戦争被爆国〉と絶対に忘れてはいけない言葉を読み忘れるとは、つくづく空前絶後のポンコツだ。
真実から目をそむけ妄想にふける危うさ
醜態をさらした式典後に記者会見で飛び出した菅の発言も耳を疑った。
「これまでのところ、五輪が感染拡大につながっているとの考え方はしていない」
この期に及んで「五輪と感染は無関係」とは恐れ入る。開催都市・東京の新規感染者は過去最多5042人の5日に続き、6日も過去2番目に多い4515人。
初めて2000人台を突破した神奈川をはじめ、各地で最多更新ラッシュとなり、五輪開催中に感染大爆発は全国規模に広がってしまった。
6日も国内外の五輪関係者29人の陽性が判明し、大会組織委が7月1日から発表を始めて以降、累計382人に上る。ついには選手村クラスターも発生。菅がしきりに強調した「バブル方式」は見る影もない。
つまり、盛んに繰り返した「安心安全」の念仏は、とうに完全崩壊しているのだ。それでも菅は事実を受け止めようとせず、「五輪と感染は無関係」と意地を張り続けて居直る始末。楽観的データを出すよう周囲に指示しているとも報じられた。
厳しい現実から目をそむけ、妄想にふけるように日本の金メダリストたちに祝福ツイートを送り続けたポンコツ。国民は今まさにコロナ禍以来、最大の危機に直面しているのに、トップは不都合な真実を直視できない。現実逃避首相の存在はあまりにも危険すぎる。
理念を踏みにじった大会にレガシーはない |
先週火曜、都内の新規感染者が1月以来、約7カ月ぶりに最多を更新した際、菅は「重症者のうち高齢者は2%台」と強調。根拠も示さず五輪開催後に「人流は減っている」とうそぶき、「五輪中止の選択肢はない。テレビで観戦してほしい」と居丈高なメッセージを発し、一方的にぶら下がり会見を打ち切った。
とても国民と共に危機を乗り切ろうとするリーダーには見えない。日本勢初の金メダリストに直接電話し、イメージアップを狙ったこともあったが、アッという間に感染は猛拡大。人流は減ったなどと散々「楽観バイアス」をまき散らしながら、菅は会見も開かず「入院規制」なる重大な方針転換に打って出た。
助かる見込みのある中等症患者を自宅に放置する「最悪の自助」で、メダルラッシュのどさくさ紛れに「命の選別」を始めたわけだ。開催前には「国民の命を守れなくなった時には五輪を中止するのは当然だ」と強弁したクセに、恐ろしいまでの口先首相である。
FNNによると、8月になって都内で自宅療養中の感染者とみられる死亡者は少なくとも8人。今年7月までの過去8カ月で自宅療養中に亡くなった感染者は11人だから、異常事態だ。
5日の都のモニタリング会議で国立国際医療研究センターの大曲貴夫氏は、現状の増加率が続けば2週間後の18日に感染者は1万909人に達するとの試算を提示。都民の1000人に1人が毎日感染する計算で、「自宅で五輪観戦」どころではなく、「自宅でご臨終」を迎える感染者はますます増えかねない。高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)はこう言った。
「五輪開催強行と緊急事態宣言は矛盾したメッセージです。行動抑制を求める一方で、お祭り気分を醸成し、ブルーインパルスまで飛ばせば、『浮かれるな』というのは無理な話。政府が意図的につくり出した『気の緩み』です。そこにメディアの五輪報道が拍車をかけた。感染爆発の現状は地震や台風、津波のように注意喚起を続けるべき局面なのに、無理にでも大会を盛り上げようとしたのか、メダルラッシュの絶叫ばかり。新型コロナが厄介なのはウイルス自体が見えないだけではない。自然災害と違って医療逼迫や重症化などで苦しんでいる人々の姿も目に触れにくいこと。感染者が自宅に押し込められたら、なおさらです。だから不断の注意喚起が必要なのに、五輪に浮かれ、国民の間で危機感を共有する機会を奪ったのです。菅首相の『五輪開催と感染は無関係』は詭弁に過ぎません」
二度と言えない「コロナに打ち勝った証し」
改めて今回の東京五輪は何のために開催したのか。
海外メディアには「今度の夏季オリンピックで人類の誰もが見たくないイベント、それは大拡散だ。コロナウイルスは違う意見を持っているかもしれない」(米経済誌フォーブス)などと皮肉られ、ワクチン後進国での開催に英紙タイムズは「『怖いです』英国アスリートがコロナへの恐怖を明かす」と報じた。
「英BBCも五輪開催国の感染状況を、違和感を持って伝えるだけで、選手の活躍など大会そのものはシカト同然です」(五野井郁夫氏=前出)
灼熱のテニス会場にトップ選手からクレームがつき、競技時間を変更。選手村はトイレ不足など運営面でもドタバタ続き。開会式直前には「障害者いじめ自慢」で作曲家が辞任、「ホロコーストコント」でショーディレクターが解任と、人権後進国ニッポンを世界にまざまざと印象づけた。国立競技場の計画変更、エンブレムのパクリ、森前組織委会長の女性蔑視発言など「日本の恥」を数え上げればキリがないほどだ。東京五輪関連の著書がある作家の本間龍氏はこう語る。
「菅首相は、やり切りさえすれば『五輪は成功』と言うに決まっていますが、もはや『人類がコロナに打ち勝った証し』とは、とても言えない状況です。メディアも日本人メダリストだけもてはやし、『参加することに意義あり』の言葉はどこ吹く風。コロナ禍の開催強行で『アスリートファースト』や『おもてなし』の精神も消え、逆に街中で外国人を見れば五輪選手かと疑い、感染を警戒する偏見すら助長させた。あらゆる理想や理念を踏みにじった大会に『レガシー』などあるわけがない。裏金招致疑惑もくすぶり、五輪が終われば無観客開催による莫大な赤字という“負の真打ち”も待っている。結局、五輪開催で残るのは、カネの問題とコロナ自宅死ラッシュへの恐怖のみ。高い授業料を払って得られるのは、二度と五輪の自国開催はやってはいけないという教訓だけです」
負の遺産をゴマカし切れない絶叫の虚無。せめてお祭りムードで総選挙突入のアテが外れ、菅辞任と自民党下野につながれば、まだマシだ。
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