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2021年7月30日09時49分 〜
記事 [政治・選挙・NHK282] 菅、2842人の感染者数「心配ない」3000人越えで会見スルー(まるこ姫の独り言)
菅、2842人の感染者数「心配ない」3000人越えで会見スルー
まるこ姫の独り言

この爺さん、なんとかならないかしら。

五輪をやりたいしか頭になく、コロナに対して鈍感すぎて話にならない
これだけコロナ感染急拡大でアッと驚く2484人もの陽性者が出ても、「心配ない」

2484人の時は「心配ない」、3177人になったら「お答えする内容がない」と取材拒否

これだけ増えてどこがお答えする内容がないのか。。。
もう完全に行き詰っているな。

五輪中止「心配ない」 新治療薬、積極活用を確認 菅首相                  
                7/27(火) 18:44配信 時事通信

>菅義偉首相は27日夕、東京都の新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最多の2848人となる中、東京五輪を中止する選択肢について「人流は減少している。そうした心配はない」と否定した。
>首相は記者団に「重症化リスクを7割減らす新たな治療薬を政府で確保しており、これから徹底して使用していく」と強調。

菅は人流は減少していると言うが何を根拠にして言うのか。

今日モーニングショーでコロナ関係をやっていたが、1月の緊急事態宣言時と比べても明らかに人流が増加していると言っていた。

菅は人流が減っているから五輪中止の考えはないというが、少し調べただけでもデータとしての人流は増えているし、五輪会場の外や、沿道で観戦する人の波は想像以上に密状態だ。

緊急事態宣言を出してもそれと反するような五輪開催で、覇気の無い暗い顔で「家でテレビ観戦をしろ」といっても、説得力はない。

しかも、政府が新たな新薬を確保していて徹底的に使用すると言っているが、この薬は入院しないと使われないという話だ。

小池都知事が
>1人暮らしの方は、自宅を病床のような形で使ってくれれば、病床が確保できます

とふざけたことを言っていたが、こういう人達にはいくら夢の新薬が出ても使われないという事だ。
入院できる人は限られた人だから。

自宅待機の人には一切恩恵がないのに、「徹底して使用していく」と言うのはマヤカシ以外の何物でもない。

これだけコロナの感染急拡大なんだから、自宅療養でも使用出来る安価な経口治療薬、例えばイベルメクチンとか、使えるようにした方がよほど一般庶民の味方になる。
たとえ効かなくても害はほとんどないと言われているから、緊急事態の今、使って損はない。

しかし、感染者数3171人に驚きおののいたが、専門家によると今がピークだとは言えないという。

これから国民が見た事のない数字になる可能性大だが、どれだけの感染者数になったら五輪中止と宣言するのだろう。

しないか。。。。。
パラリンピックは有観客でとのんきな事を言う菅だから。


http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/284.html
記事 [政治・選挙・NHK282] 五輪強行で行動抑制のたがが外れた(植草一秀の『知られざる真実』)
五輪強行で行動抑制のたがが外れた
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2021/07/post-fa79f5.html
2021年7月30日 植草一秀の『知られざる真実』


7月29日の東京都新規陽性者数が3865人を記録した。

「いまの最大の危機は社会一般の中で危機感が共有されていないこと」

というが、その危機感を破壊したのは菅義偉氏。

感染拡大が加速するなかで東京五輪開催を強行した。

初めから五輪開催を強行することしか考えていなかった。

「国民の命と健康が最優先」

という言葉はウソ。

ウソをついても何も感じない倫理観の持ち主。

自分の利益のためだけに五輪開催を強行した。

3月21日に緊急事態宣言を解除したのは五輪聖火リレーを開始するためだった。

6月21日に緊急事態宣言を解除したのは五輪開催を有観客にするためだった。

しかし、6月21日に、すでに人流は再拡大に転じていた。

人流が再拡大に転じるなかで緊急事態宣言を解除して感染再拡大が加速した。

感染第五波をもたらしている中核はL452R変異株。

3月にインドで確認された変異株。

直ちに水際対策強化が必要だったが菅義偉氏が対応を本格化させたのは5月1日。

「後手後手・小出し・右往左往」の菅三原則に基づくもの。

昨年3月24日に五輪開催の1年延期が決まった。

1年4ヵ月の時間を感染抑止に注力してきていれば事態は異なるものになっていたはず。

しかし、1年4ヵ月の期間、感染抑止に注力はしなかった。

逆に感染拡大を促進するGotoトラブル事業を推進した。

観光業界利権を優先した。

Gotoトラブル事業が感染拡大の主因になった。

Gotoトラブルで感染拡大を推進し、感染が爆発すると緊急事態宣言を発出する。

感染抑止が不十分なのに緊急事態宣言を解除する。

「右往左往」の繰り返し。

最重要の変異株対応が「後手後手・小出し」。

N501Y変異株、L452R変異株の国内流入をいとも簡単に許してしまった。

ワクチン対応は致命的に遅れているが、賢明な国民はワクチン接種を忌避する。

驚くべき数の接種後急死者が報告されている。

3615万人接種時点で667人の接種後急死者が報告されている。

これ以外に5倍以上の重篤者数が報告されている。

季節性インフルエンザの接種後急死者数は2018-19年の場合、3名。

新型コロナワクチン接種後の急死者、重篤者が驚くほど多い。

このようなワクチンを警告なしに推奨する行為は犯罪的。

重大な薬害問題に発展する可能性が極めて高い。

ワクチンは切り札にならない。

新規陽性者の一定部分が要入院となる。

さらに重篤化する人も発生する。

現在のペースで感染拡大が続けば医療がひっ迫することは間違いない。

医療崩壊が生じ、助かる命を救えない事態が発生し得る。

緊急事態宣言が発出されたが人流は抑制されていない。

人流が拡大し続けている。

最大の理由は菅義偉氏が五輪開催を強行したこと。

五輪を開催して人々に行動抑制を求めても受け入れられない。

五輪開催強行は行動抑制を解き放つ号砲になった。

多数の飲食店が酒類提供、深夜営業を始動させた。

十分な補償もせずに営業自粛を求めながら、五輪開催を強行し、パーティー開催を強行する菅義偉氏の姿を見て、多数の事業者が腹を括って行動抑止中止を決断した。

市民も行動抑制をやめた。







(出典)
https://bit.ly/3zLGCfj

すべては菅義偉氏の自己中心主義行動の反映。

「鏡の法則」である。

菅義偉氏は感染爆発の責任で必ず辞任に追い込まれる。

実質的には日本の主権者が菅義偉氏を解任するということだ。

       人の移動指数と全国新規陽性者数推移

※拡大→http://img.asyura2.com/up/d13/4671.jpg



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/285.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 新型コロナに完敗した小池都知事は自らの責任問題から逃れられない 小池知事「伏魔殿都政」を嗤う(日刊ゲンダイ)
新型コロナに完敗した小池都知事は自らの責任問題から逃れられない 小池知事「伏魔殿都政」を嗤う
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/292507
2021/07/28 日刊ゲンダイ


小池知事は突如として五輪モードに(C)日刊ゲンダイ

 圧倒的に東京問題――。

 これは1年前のことではない。まさに今の東京を表現しているのである。新型コロナウイルス感染について、東京都の小池知事は「高齢者の感染者は減少している」「重症者数は感染者の伸びほど増えていない」と楽観的なメッセージを発し続けてきた。ところが、27日は、これまで比較的、新たな感染者数が少ないとされてきた火曜日にもかかわらず、過去最多の2848人の感染者が確認されてしまった。

 そればかりではない。この数週間で東京の感染拡大は確実に近隣3県に波及している上、東京オリンピックと4連休が重なった。この1年間の経験則からしても、今後、全国に拡大するのはほぼ確実である。この状況を東京問題と言わずして何と言うのか。

 五輪の開会式に嬉々として出席し、日本選手のメダルラッシュに期待、便乗したのか、「新型コロナウイルスとの戦いに勝って金メダルを取りたい」などと軽口をたたいていた小池知事は、自らの責任をどう受け止めているのだろうか。

 コロナ対策は国に批判の矛先が向けられがちだが、感染の震源地である東京都の無為無策は目を覆うばかりだ。今ごろになって、確保ベッド数約6000床を1割アップにも満たない6400床に増やしましょう、などと間の抜けたことを言い出す始末である。おいおい、そんなことは半年前にやっておけよ! と嘆きたくなるのは私だけではないだろう。

 コロナ対策の小池知事の不作為はこれだけではない。営業自粛の協力金の支給は遅々として進んでいないことだ。夜の飲食が感染理由とするのであれば、飲食店への補償を最優先に行わなければ、協力を得られるはずもない。

突如として五輪モードに入った小池知事

 7月初旬の都議選前後の時期、小池知事は五輪開催に関してだんまりを決め込んでいた。開催都市のトップとして如何なものかと感じていたが、これも小池流の処世術。五輪に対する世論がどちらに傾くかを慎重に見極めていたのだ。ところが、開会式当日の臨時都議会の冒頭で、「何としても大会を成功」と表明して以降、突如として五輪モードに突入した。勝ち馬に乗るかのような知事の方向転換からは、オリンピックの盛り上がりを自らの人気上昇に利用しようとする魂胆しか見えてこない。

 犬猿の仲である菅総理大臣ともワクチン接種を巡って休戦協定を結んだのではないかと推測される。

 菅総理は失地挽回の唯一の方策はワクチン接種の普及しかないと考えており、それは小池知事も同様だ。十中八九、この秋の国政復帰を目指しているであろう小池知事にとって、最後のハードルはコロナ拡大が収まるかどうかである。感染拡大を尻目に都知事の座を投げ出しては、さすがに世論の批判は免れない。頼みの綱はワクチンだけである。

 つまり、次の衆院選で激突するかもしれない両者は、皮肉にもワクチンの接種を協力して進めようとしているのである。それを裏付けるように、東京都では都内の大規模接種会場の設置を急いでいる。7月に入ってから、管理職に対して大規模接種会場担当への兼務発令が毎日のように発出されているのだ。

 しかし、つかの間の休戦状態も現下の感染拡大に対しては即効性がない。菅総理も小池知事も再びコロナに追い詰められようとしているのではないか。

 さて、次に待っているのは責任問題だ。それは菅総理の? いやいや、小池知事の責任問題である。

 感染爆発下のオリンピック・ゲーム。そのどちらの当事者でもある小池知事が責任を逃れることはできない。



澤章 東京都環境公社前理事長
1958年、長崎生まれ。一橋大学経済学部卒、1986年、東京都庁入都。総務局人事部人事課長、知事本局計画調整部長、中央卸売市場次長、選挙管理委員会事務局長などを歴任。(公)東京都環境公社前理事長。2020年に『築地と豊洲「市場移転問題」という名のブラックボックスを開封する』(都政新報社)を上梓。YouTubeチャンネル"都庁OB澤章"を開設。最新作に「ハダカの東京都庁」(文藝春秋)、「自治体係長のきほん 係長スイッチ」(公職研)



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/286.html

記事 [政治・選挙・NHK282] <「日本人へのリスクはゼロ」 やはりウソだった>感染爆発の震源地 選手村のPCR検査は極めてズサンだった(田中龍作ジャーナル)



感染爆発の震源地 選手村のPCR検査は極めてズサンだった
https://tanakaryusaku.jp/2021/07/00025455
2021年7月29日 21:17 田中龍作ジャーナル


アスリートたちの唾液が毎朝持ち込まれていた検体回収デスク。「日によって数が違う」と聞き疑問が湧いた。=24日、選手村 撮影:田中龍作=

 バッハIOC会長が豪語していた「選手たちは毎日PCR検査を受ける」が、絵に描いた餅であることが分かった。バッハ会長の唱える「日本人へのリスクはゼロ」の根拠は崩れた。

 選手村の一角に選手たちの唾液を集めた検体回収デスクがあった(写真)。回収箱を管理していた白衣の係員に「検体は毎日ちゃんと届くのですか?」と尋ねると「届く」と答えが返ってきた。

 「数はどうなってますか?」と聞くと「日によって違う」と答えた。 エッ!? 田中の頭の中にクエスチョンマークが激しく点滅した。

 きょう29日、国会内で開かれた立憲民主党のコロナ対策本部による対政府ヒアリングで、疑問は解消した。だが恐怖と怒りに震えた。

 斉木武志議員が内部告発に基づき「誰が検査を受けていないのか、組織委は把握していないのではないか」と政府を追及した。

 内閣官房のオリパラ事務局は「組織委の方で受検していない選手たちに受検する(検査を受ける)ようお伝えしている」と述べるに留まった。

 組織委とIOCの力関係からして《検査を受けなければ出場資格を取り消しますよ!》などと強いことを言えるはずがないのだ 。


バッハIOC会長は意図的ではないにせよ日本を騙し、コロナウイルスを日本中に拡散させた。=15日、東京都庁 撮影:田中龍作=

 さらに致命的な問題も明らかになった。唾液採取の際に監督者がつかないのだ。水で薄めても、イソジンを加えても、他人の唾液を借りても、分からないのだ。

 母国の期待を背負って来日している外国の選手たちは、検査結果が「陽性」となって出場できなくなることは何としてでも避けたい。

 体調が悪い時、「水を加えろ」と悪魔が囁いたりしないだろうか。

 陽性でも陽性と分からないまま選手は出場する。レスリング、柔道といった接触競技では、相手に感染する確率が高くなる。

 7月1日から28日までの間に五輪関係者の中から169人の陽性が確認されているが、そのうち約半分の80人は外部の委託業者である。(組織委統計)

 かくしてコロナウイルスは選手から選手、選手から外部の業者に伝染し、東京中、日本中に拡散される。

    〜終わり〜



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/287.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 獅子身中の虫<本澤二郎の「日本の風景」(4159)<横浜市議クラスの菅義偉は、五輪強行論を繰り返すだけの男>
獅子身中の虫<本澤二郎の「日本の風景」(4159)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/29966802.html
2021年07月29日 jlj0011のblog


<「フクシマ隠し五輪」の原子力ムラ、原子力ムラ、原子力ムラ支配の日本>

獅子 (しし)身中 (しんちゅう)の虫. 《獅子の体内に寄生して、ついには獅子を死に至らせる虫の 意 》. 1 仏徒でありながら、仏法に害をなす者。. 2 組織などの内部にいながら害をなす者や、恩をあだで返す者。. [ 補説 ]「獅子心中の虫」と書くのは誤り。. 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例.

 上記の「獅子身中の虫」という言葉の具体的意味について、簡単な考察を試みてみたのだが、日本国のそれは原子力ムラと指摘したい。コロナ大流行にもかかわらず、それでも強行する政府の中枢に住みついている身中の虫であると強く断罪したい。

 自民党議員のほとんどは、この虫に五体を侵されてしまっている。同じく公明党創価学会もだろう。「仏徒でありながら、仏法に害をなす者」「恩をあだで返す者」にぴたり相当するだろう。

 木更津の戦争遺児が特定秘密保護法を強行した際、即座に「太田ショウコウは裏切り者だ」と声を上げた。その後に国交相・太田は、戦争法制と共謀罪の、合わせた戦争三法強行に、公明党創価学会を引きずり込んだ。

 獅子身中の虫に侵された公明党創価学会は、瓦解の道を辿ることになろう。原子力ムラに支配された自民党や維新も、メッキが剥がれ、国民の支持は急速に落下している。

 目下の「311フクシマ隠しの東京五輪4兆円」の強行策が証明している。原子力ムラの頭脳集団は、経産省の悪しき官僚らだ。彼らに塩を送っているのが東芝(三井)、三菱、日立の原発財閥である。彼らの防護服が、言論支配の電通ということになろう。

 もう一つが、頭かくして尻隠さずの白装束集団の神道神社集団、原始カルト教団である。最近は、世論を惑わす日本会議を名乗っている。日本の右翼の巣で知られる。筆者のささやかな小論に、わざわざイチヤモンをつける担当者までいることが分かってきた。

 最近の若者の歴史観は、著しく劣化している。文科省教育の成果である。したがって森友事件を取材する場合でも、戦前の教育勅語と国家神道を理解してないと、真相を報道することが出来ない。国家神道排除の理念が、憲法の政教分離規定である。

 聞くところによると、歴史無知の外国人観光客の中には、神社見学者も出てきているらしい。戦争神社で知られる靖国神社についても、というから、歴史の無知と正当化が、安倍「神の国」史観で露呈、韓国や北朝鮮、中国と対決姿勢を見せている。口を開けば改憲という破憲ラッパを吹く。それに追随した太田と山口那津男の公明党だった。権力にしがみつくためには、彼らは悪魔とも提携する。そのことに沖縄の野原善正は決起、反撃を続けている。野原を除名した創価学会も腐敗の度合いがすさまじい。

 獅子身中の虫につかまった組織・政党は、死滅するしかないのである。必死で軌道修正を図ろうとしている、との報道も耳にするが、もはや時期外れである。池田大作が泣いている!仏法破壊者・裏切りは、世の常なのか。

<横浜市議クラスの菅義偉は、五輪強行論を繰り返すだけの男>

 自民党清和会秘書会と共に生きてきた友人は、ことさら菅義偉について「地方議員上りの人物は無能でお話にならない。横浜市議の体質では国政を担当出来るわけがない」と批判するというよりも、ののしって相手にしない。

 コロナ対策についても「それ見たことか」と最初から絶望的だった。「菅に期待することは何もない。五輪中止が日本の生き残る道だ」と毎日ハッパをかけてくる。その影響が、ペンにも現れる昨今である。

 官房機密費無縁ジャーナリストへの期待なのである。要は原子力ムラの虫にかみ殺されてしまっているような言論界なのだから、何を叫んでも始まらない。分かっていても、文句を言わねばならないのも、言論人の宿命である。

 そういえば、フクシマに絡んだ、官房副長官への直訴(公開質問の回答要請)の返事は、今も届いていない。杉田も身中の虫なのだ。

<小池百合子に裏切られっぱなしの凡人ジャーナリスト>

 甘い人間、人を見る目がない凡人ジャーナリストは、首相になる前の中曽根康弘に対して、その過ちを犯した。原発派の走狗についての認識がまるでなかった。それは平和軍縮派の宇都宮徳馬も同様だった。

 首相に就任し、米大統領のレーガンと初めて会見した途端に「日本列島不沈空母」とわめいて、あわてて軌道修正した。中曽根の改憲批判本を数冊書いて反撃したものの、逆に糧道を絶たれてしまった。ナベツネにテレビ出演を阻止されてしまった。

 勝手知ったる小泉純一郎の総裁選出馬に、小さな支援コメントを発した。ところが、彼は戦争神社に繰り返し参拝、隣国に衝撃を与えた。ひとり小泉批判本で対抗した。思えば裏切られ人生だった。

 政治は結果責任である。同時に言論人は、すべからく是々非々で評価評論する。公約を評価しても、結果が共わなければ、その時点から批判する。これがジャーナリストの立場であって、左翼のように「あいつは駄目」という立場はとらない。小池の場合は、都知事選に出馬する際の公約が、石原慎太郎・伏魔殿の大掃除を口にした。結果は違った。

 よりましな政治を追求する言論人は、政治屋の騙しあいを予見できない場合が少なくない。小池はそんな一人だった。「小池の五輪中止宣言」に期待して大失敗。彼女が政界に転じても、もう騙されることはない。

 小池も原子力ムラの影響力に太刀打ちできなかったのだろう。

<虫歯一本で思考低下、無気力のテレビ排除の日々>

 弟がスイカを持参してくれた時は、実においしいと感激した。いまスイカを見るのも嫌である。原因は虫歯である。虫歯菌も獅子身中の虫なのだ。コロナ感染地帯というと、病院である。一番危ないと思っていた歯医者に行くのをためらっていたが、スイカの甘さに虫歯が悲鳴を上げてしまった。

 コロナよりも虫歯を何とかしないことには、食事が出来ない。百獣の王・ライオンも、見えない大敵・虫歯菌に侵されると、死を待つしかないのだろう。早期の治療をしなかったせいで、一本の大事な奥歯を駄目にしてしまった。

 ここ数日、思考力減退でやる気がない。それでも、1日1本の記事を書く。自分に課した使命なので、こうして書いているが、人間も組織も虫歯菌のような獅子身中の虫を退治しないと、健全な組織・生活は確保できない。

 歯医者でもらった痛め止め薬を、もう3回も飲んだ。初めてのことである。手遅れなのだ。戦後を生き延びた戦争責任者・内務官僚の正力松太郎と手下のナベツネと中曽根康弘が、原発に手を出した場面で封じ込める日本国民・政党でなければならなかった。悔いても悔やみきれない。

 日本に巣食う原子力ムラを退治しないと、列島も日本人も、対応できない大災害のみならず、放射能まみれになって、崩壊・自滅の運命に追い込まれる。自公維・清和会を退治して、原発全廃公約の政府を立ち上げるしか、日本人は生き延びることが出来ない。そうしないと、あと100年持つかどうか!

2021年7月29日記(東芝不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/288.html

記事 [政治・選挙・NHK282] この国が亡びる原因が解りました。菅首相の無感情は、浜松市の口頭意見陳述の模様と同じ。私は、ふる里(黄泉の国)へ帰ります。
 菅首相が、『無表情・無感情』で、『言っていることに、心が感じられない』との声が、ちまたで、流れていますが、それは、失礼だと思います。
★『何も知らない菅ちゃんは、もともと、心なんて持ち合わせて無いと思います。』
◆『心の無い者に、向かって、心を示せ!なんて、それは、失礼?と言うものです。』

★『この国の歴代首相は、本当のことを、何〜んも、知らなかったのですよ。』
◆『いえいえ。この国の国民も、真相なんて、何〜んも、知らずに生きて来たのです。』

ブログ名:『陸山会事件の真相布教』
http://ajari-rikuzankai.at.webry.info/
※陸山会は本登記日以外に土地の取得はできません。だから、東京都も、売主も、銀行も、裁判所も、検察も、報道機関等々、みんなグルになっての冤罪裁判でした。
★『小沢さんが冤罪裁判にかけられたのは、「天下りの禁止」を発言したからです。』

『【第40回:最終回】国民の皆様、これを読んで洗脳から醒めて下さい。』
https://ajari-rikuzankai.at.webry.info/201908/article_1.html?1566530120
※『天下りの暗躍により、この国は、もうじき、滅亡することとなるのです。』
◆一時所得・譲渡所得の条文の間違い、消費税還付金を不当に横領、相撲協会の理事らの横領、日産の西川元社長らの横領、国庫補助金を不当に横領等々、これら政府が隠蔽している事項による不正金を、全部回収するだけで、1,000兆円超の金額になるでしょう。

※『速報!ワクチン有効性95%は、真っ赤な嘘!バイデンは、日本を核武装させる気だ!日本は、今度も、核戦争の最初の被爆国だ。』_2020.11.20投稿
http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/423.html
※本ワクチンの発病者÷偽ワクチンの発病者=有効性95%の計算式
※モデルナ『5÷90=有効性94.5%』、ファイザー『8÷162=有効性95%』
◆治験する都度、まったく違う結果となることは、明白。∴有効性は無いと断定する。
◆20年以上の動物実験結果を一切公表せず。∴催奇形性が有ると断定する。

※『「コロナワクチン接種者の寿命は長くて3年」元ファイザー副社長マイケル・イードン氏の命懸けの告発』
◆『これが本当なら、人類滅亡です。なのに、誰も、真相を確認しようとしません。』

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『陸山会事件の真相から、やっと、日本の闇の総理(支配者)が解かりました。でも、駆除するのは、意外と簡単。小保方会議付。』_2014.04.10阿修羅投稿【日付注目】
http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/110.html
※この国が滅亡に向かったのは、実は、2014年から始まっていたのですよ。

★『やっぱり、阿闍梨(あじゃり)は、人間が嫌いです。ふる里【黄泉の国】へ帰ります。』
◆『皆さんが、正義を取り戻し、私に救いを求めた時、復活することもあるかも・・・?』
◆【阿闍梨(あじゃり)で無い私は、糖尿病を診る医者がいないので、そう長く無いよ。】

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《事件名》 令和3年(処分)第1号市県民税賦課変更処分取消請求事件
《口頭意見陳述》
◆開催日時 令和3年7月28日(水) 午後2時から午後3時まで
◆場所 中区元目町120−1 市役所元目分庁舎1階 固定資産評価審査委員会室
《自称審理員》 自称 高平めぐみ 【身分証の提示を求めるも拒否】
《出席者》 市総務部政策法務課職員 2名 市民税課職員 2名
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★『議事録も取っていないようなので、その模様をお知らせします。』
 私が、下記レジュメを読み上げただけで、出席者は最初に自分の身分・氏名を言ったきりで、後は、一言も発せず。
◆そう、『菅首相の無表情・無感情の様子と、心が感じられない』点が、そっくりでした。

◆自称審理員は、『行政不服審査法【以下、法という】第三十一条2:全ての審理関係人を招集してさせるものとする』を無視して、処分庁側の人間だけを集めたのです。
 その模様は、まさに魔女裁判、つるし首、リンチ裁判、そのものでありました。

◆ムッときたので、『これでは、まるで、私が被告人ではないか!裁判なら、私1人だけが原告側で、出席者全員が被告側ですよ!』と言ったら、『分かっていますよ。陳述を続けて下さい。』ですと。【鬼のようにやさしいカミさんの顔を浮かべ、我慢。【泣】】

◆『これだけです。20分とかかりませんでした。』

◆『本件は、所得税法の条文に間違いがあったという通報にすぎません。』
 彼らは、『所得税法の条文に間違いがあるとは、認められない』として、弁明書を作成し、国への通報も、『不作為【何もしない事】』では無いとしていたのであります。

◆反論書提出の折、市長経由審理員宛に『弁明書の差し戻し』を、堀切殿に渡したのですが、届いていますか?との質問にも答えて貰えませんでした。
 録音を取っているのに、議事録を送付するのが、当たり前なのに、それも、無い。
 今後のスケジュールの提示も、無い。

◆『彼らは、形式的に、口頭意見陳述を行った。と言う事実を作りたかっただけです。』
 本来ならば、この後、審理員は、『弁明書の差し戻し』を受理したのであるから、『弁明書の再作成』を市に命令し、審査請求手続きを、やり直さなくてはならないのです。
その上で、『審理員意見書【法第四十二条】』を作成して、『行政不服審査会等への諮問【法第四十三条】』を行わなければならないのであるから、そんなことは、つゆほども知らない、いたいけな老人の私に、今後のスケジュール等、伝えるべき事項が山ほどあったのに、『ご苦労様』ですと。

◆『彼らの正体は、レジュメの通りです。』
 この国は、情報の全てが、このように、下級公務員により隠蔽され、上には届かない仕組みが出来上がってしまっているのです。
 早い話、本件は、市長はご存じ無いでしょう。で、県に通報【県民税に影響】したとしても、同じです。実は、県の『ご意見箱』に通報した際、県から『東税務署の電話番号は、こちらです』との返信を受けておりました。【ほんと、腹が立ちました。】

◆『ね。菅ちゃんは、本件だって、永久に、何〜んも、知らないんだよ。』
◆『こんな、小学生、中学生でも解る間違いを、1年8ヶ月経っても認めないのだ。』
◆『これが、この国の、本当の【おぞましい】姿だよ。』

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《 口頭意見陳述レジュメ 》_2021.07.28
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★令和3年6月21日付、「反論書」より、
(1) 弁明書(7)の計算式の間違いを説明する。
 ◆(7)の計算式
  ・(B差引金額1,519,017円 − 500,000円)×0.5 = 509,508円
 ◆小学生レベル
  ・B差引金額×0.5 − 特別控除250,000円 = 509,508円

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★【数学的考察】
 上記、「小学生レベル」の計算式の「特別控除」の金額は、「500,000円×0.5」
であるから、計算すると、「250,000円」となる。
 次に、「B差引金額」は、変数であり、「×0.5」は許されるが、「500,000円」は定数であり、「×0.5(定数)」は、数学的に許されない。

《では、「小学生レベル」の計算式から、(7)の計算式を導いてみましょう。》
・=「B差引金額×0.5−250,000円×2×0.5」(注:「×2×0.5」を追加)
・=「B差引金額×0.5−500,000円×0.5」(「0.5」で、因数分解すると、)
・=「0.5(B差引金額−500,000円)」(前にある「0.5」を後ろに移動)
・=「(B差引金額−500,000円)×0.5」(こうして、(7)の計算式」となる)

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★【所得税法(以下、法という)上での考察】
 上記の通り、「特別控除の金額」は、「250,000円」となってしまっている。
 これは、(7)の計算式が、「500,000円×0.5」と、なっているためである。
 では、「特別控除」は、「所得の金額」の計算過程で差し引かれるものでしょうか?
◆『否である。理由は、「特別控除」は、「所得の金額」の構成要素とは成り得ない。』
◆『「特別控除」は、正しくは、確定申告書の「所得金額」が確定後、確定申告書の「所得から差し引かれる金額」として、控除されるべき金額である。

 次に、法第22条2項の『「所得金額」は、「所得の金額」の二分の一に相当する金額
(「B差引金額×0.5」)とする』に基づくものである。
・「所得の金額」の意義:実質的に所得とみなされる金額をいう。(∴「B差引金額」)
・「所得金額」の意義:所得の金額の内、課税標準(課税対象)となる金額をいう。
◆よって、「所得金額」は、「B差引金額×0.5」である。
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★【条文構成上での考察:条文に【】で補完して説明する】
上記を鑑みると、法34条2項を、『所得の金額は、【「B差引金額」と】し、その残額【すなわち、法第22条の二分の一課税を適用した「所得金額:B差引金額×0.5」】から「特別控除(500,000円)」を控除した金額とする』
と、読み替えないと条文構成上、正しい計算が行われ無いこととなる。
その場合、確定申告書には、「所得の金額」を記入すべき「収入金額等」にも、「所得金額」を記入すべき「所得金額等」にも、同額を記入することとなる。

 【結論】:「特別控除」の規定を、「所得の金額」を規定する法34条2項に規定したこと自体が、間違いである。
従って、「特別控除」の規定は、「所得から差し引かれる金額」を規定する条文群に移動すべきと考える。

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★【まとめ】
 なんと、むなしい、口頭意見陳述で、ありましょうや。
 「特別控除の金額」が、「500,000円×0.5」と、なっていることに、今の今迄、大臣、国税局、税務署、県、市、監査法人、公認会計士、税理士、報道機関等々、誰一人気が付かなかったということに、呆れております。
 もっと、ひどく、呆れたことは、2019年12月から今日まで、何度も、何度も、各方面に通報するも、『うちの管轄では、ありません』として、無視されました。
 そして、君達です。
 君達がしている事の重大な問題は、『税金が多少過剰になっても問題ないだろう』、『聞かなかったことにして、これからも「500,000円×0.5」で課税して行く』と、何の罪悪感も持たないで、本事件を終わらせようとする、その心根です。

◆『本件の一連の事務手続きの在り方は、行政不服審査法第一条の「行政の適正な運営を確保することを目的とする」に背く行為である。』
◆【君達が作成した本件弁明書は、市長、審査請求人を愚弄するものである。】
 (反論書提出の折、本件弁明書は、担当課で作成したと、堀切殿が言いました。)

《追:重大な情報の提供(通報)》
・『「コロナワクチン接種者の寿命は長くて3年」元ファイザー副社長マイケル・イードン氏の命懸けの告発』他、添付書類参照。(市としても、裏を取るべきと存じます。)
 浜松市の接種券には、『ワクチンの発病予防効果は、約95%と報告』と記載有。

《添付書類》
◆『人殺しSNSデマ?それ、自作自演だろ!売られた喧嘩は、買ってやる。みんな一斉に叫べ!一瞬で政府をぶっ潰せる魔法の言葉を!』_2021.07.23阿修羅投稿
http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/188.html
◆『元ファイザー副社長、ワクチン接種者寿命は3年。医者に言ったら、私の寿命が2週間にされちゃった?口頭意見陳述の日程決まる。』_2021.07.09阿修羅投稿
http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/793.html
◆【元ファイザー副社長、接種者の余命は平均で2年、長くて3年】
https://spacetravelinalabama.com/2021/05/26/%e3%80%8c%e6%8e%a5%e7%a8%ae%e8%80%85%e3%81%ae%e4%bd%99%e5%91%bd%e3%81%af%e5%b9%b3%e5%9d%87%e3%81%a7%ef%bc%92%e5%b9%b4%e3%80%81%e9%95%b7%e3%81%8f%e3%81%a6%ef%bc%93%e5%b9%b4%e3%80%8d%e3%80%80%e5%89%8d/
◆【厚生省ファイザーワクチン審議結果報告書】
https://spacetravelinalabama.com/2021/06/20/%e5%8e%9a%e7%94%9f%e7%9c%81%e3%83%95%e3%82%a1%e3%82%a4%e3%82%b6%e3%83%bc%e3%83%af%e3%82%af%e3%83%81%e3%83%b3%e5%af%a9%e8%ad%b0%e7%b5%90%e6%9e%9c%e5%a0%b1%e5%91%8a%e6%9b%b8/
◆『Muse細胞』
http://www.stemcells.med.tohoku.ac.jp/outline/index.html
https://www.lsii.co.jp/muse_cells/

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http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/289.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 東京8月感染者2万5千人超の衝撃試算! それでも菅首相は心ここにあらず、横浜市長選の対談でペラペラ冗舌(日刊ゲンダイ)



東京8月感染者2万5千人超の衝撃試算! それでも菅首相は心ここにあらず、横浜市長選の対談でペラペラ冗舌
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/292667
2021/07/30 日刊ゲンダイ


京大の西浦博教授(左)/(C)共同通信社

「爆発的」という言葉がピッタリだ。29日、都内で確認された新型コロナウイルス感染者は3865人と、3日連続で過去最多をあっさり更新。全国では1万697人が確認された。1日1万人超えは初めて。この感染急拡大でも、国のトップはコロナ以外で頭がいっぱいのようで……。

 ◇  ◇  ◇

 初めて都内感染者が3000人を超えた28日、官邸で記者団に「どう対応するか」と問われた菅首相は無言のままスルー。取材拒否の理由を官邸側は「本日はお答えする内容がない」と説明したという。「官僚原稿」がなければ何も答えられないのだろうか。

 まるで菅首相は感染爆発にも他人事だが、五輪強行で「楽観バイアス」が広がり、感染者は今後さらに増えていくと多くの専門家が予測している。

 都内の新規感染者の直近7日間平均は、29日時点で前週比1.61倍に急増。28日の厚労省「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」に京大の西浦博教授が提出した資料によると、前週比1.7倍で増えていった場合、8月26日には都内の感染者数は2万5000人を超える。1.4倍に抑えられても1万人以上に達するという。

 感染拡大ペースは“8割おじさん”の最悪シナリオに迫っているのに、菅首相は上の空。頭の中は今、コロナ対策より五輪と地元の選挙でいっぱいだといわれている。


国会で話し込む菅首相と小此木前国家公安委員長(C)日刊ゲンダイ

地元・横浜市長選のためなら冗舌

 菅首相は29日、横浜市内の新聞折り込み広告と一緒に配られたタウン誌に登場。横浜市長選(8月8日告示・22日投開票)に出馬する小此木前国家公安委員長との対談で、「小此木さんの覚悟を全面的に支援します」と初めて支持を鮮明にした。国民に話すことはなくても、選挙のためなら冗舌になるのだ。

 小此木家と先代の秘書を務めていた菅首相との縁は深い。しかし、小此木氏はカジノ誘致反対を掲げて出馬。推進派の菅首相は、カジノ誘致を進める現職の林市長を支援するとの臆測もあった。

「支持率下落の焦りがあるのでしょう。お膝元の市長選で負けたら一気に求心力を失い、党内で“菅降ろし”が勃発しかねない。林市長よりも小此木さんの方が勝てる見込みがあると判断し、全面支援を表明したようです。腹心の和泉補佐官を使って、地元ゼネコンに小此木支援の依頼もしている。ただ、『今さらカジノ反対の小此木はやれない』と、林支援を続ける構えを見せるゼネコンも複数ある。かつては菅総理の意向は地元で絶対でしたが、その神通力に陰りが見え始めています」(神奈川県政関係者)

側近も使ってシャカリキ

 側近で神奈川選出の坂井学官房副長官にも、菅首相の名代として地元を回らせているようだが、副長官は本来、官邸と国会のパイプ役。

「感染拡大で大変な時に地元選挙にかまけている場合か!」と、地元からも党からも総スカンだ。

「現職総理が、地方選で特定の候補にここまで肩入れするのは異例です。タウン誌にも登場し、もし負けたらどうするつもりなのか。勝ったとしても、カジノはどうするのか、説明責任が問われます。そもそも自民党市議団は自主投票となり、小此木一本化でまとめきれなかった点にも、菅首相の力の衰えを感じる。コロナ感染拡大で神奈川県にも緊急事態宣言を出すことも決まり、宣言下の選挙になることも逆風でしょう」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)

「貧すれば鈍する」を地で行く展開となりそうだ。




http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/290.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 安倍前首相の不起訴、検察審査会が「不当」議決 「桜を見る会」東京地検が再捜査へ 



※2021年7月30日 日刊ゲンダイ3面



※補足 動画をキャプチャ


安倍前首相の不起訴、検察審査会が「不当」議決
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4326616.html
30日 16時04分 TBS



 「桜を見る会」の前夜祭をめぐって安倍前総理が「不起訴」となったことについて、検察審査会は、「不起訴は不当」と議決しました。

 前夜祭をめぐっては安倍氏側が費用の一部を補填していたことが有権者への違法な「寄付」にあたるとして刑事告発されましたが、東京地検は去年12月、安倍氏を「不起訴」としました。

 検察審査会は「一部参加者の供述をもって全体の寄付の認識を判断するのは不十分」として、「不起訴は不当」と議決し、きょう公表しました。東京地検は再捜査することになりますが、再び「不起訴」とした場合、検察審査会の審査は行われず、捜査は終結します。



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/291.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 感染3000人超後もテレビは五輪一色!『スッキリ』はコロナ扱い3分で加藤浩次が“五輪無罪”主張、フット岩尾だけが違和感を表明(リテラ)
感染3000人超後もテレビは五輪一色!『スッキリ』はコロナ扱い3分で加藤浩次が“五輪無罪”主張、フット岩尾だけが違和感を表明
https://lite-ra.com/2021/07/post-5969.html
2021.07.30 感染3000人超でもテレビは五輪一色、加藤浩次が“五輪無罪”を主張 リテラ

    
    「五輪礼賛」報道の『スッキリ』

 東京都の新規感染者がまたも最多更新で4000人目前の3865人、全国でも初の1万人超え──。まさしく東京を中心に未曾有の危機に瀕しているが、その一方、肝心の菅義偉首相や小池百合子都知事は「人流は減っている」「ワクチンの効果は出ている」とこの期に及んでも楽観的な発言を連発している。対策責任者から火に油を注ぐメッセージしか出てこない現状に、政府分科会の尾身茂会長も「政府においても、いままで以上にしっかりとしたメッセージを」と訴えた。

 だが、感染拡大に拍車をかけているのは政治家だけではない。菅首相や小池都知事は中止の判断もせずに東京五輪を続行させるという異常な行動に出ているが、それを批判することもなく、新型コロナもそっちのけで連日連夜「またも金メダル!」などと絶叫して五輪報道に明け暮れているテレビ、とりわけワイドショーの罪は大きい。

 しかも、こうした「五輪一色」状態は、東京で新規感染者数が最多を更新しつづけてもつづいている。

 たとえば、これまで新型コロナ情報を熱心に伝え、政府による対策の不備を批判的に報じてきた『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)は、今朝30日の放送では冒頭から20分ほど五輪情報を伝え、その後は約1時間、感染拡大問題などについて特集。だが、初の3000人超えという衝撃的な数字が出た翌日の29日放送では、新型コロナの話題は冒頭から約25分ほど伝えただけでその後はほぼ五輪一色の状態だった。

 しかし、それでも『モーニングショー』はまだマシなほうだ。

 フジテレビの『めざまし8』の場合、本日は五輪中継で放送がなかったが、昨日29日放送では番組冒頭でMCの谷原章介が深刻なトーンで「オリンピック、メダルラッシュで盛り上がっていますがコロナの新規感染者数ですごい数字が出ました」と切り出した。ところが、その後はコメンテーターの橋下徹が「新規感染者数だけで一喜一憂する必要はない」、社会学者の古市憲寿も「8月末までに(65歳以上の)8割ぐらいが(ワクチン)接種を終えているという状況のなかで、コロナに対する比べ方、われわれ意識を変えないといけないと思うんですね」などと政府の代弁を繰り出すばかり。一応、橋下は「(政府は)五輪の撤退ラインを示すべき」と東京五輪中止の可能性にも触れたが、谷原が「オリンピック、コロナ禍のなか頑張っている選手たち、きょうは『めざまし8』お届けしていきたいと思います」とまとめると、その後は「内村に代わる“新エース”誕生 得意の鉄棒で大逆転」として体操・橋本大輝選手の金メダル獲得の話題に。新型コロナの感染拡大について取り上げたのは、なんとたったの約8分間だけだった。

■『ひるおび!』では田崎史郎が「効果ある対策ってなんですか? それを教えて下さい」

 さらにひどかったのが、昨日29日放送の『ひるおび!』(TBS)だ。10時30分から11時30分までの午前の部もほとんどが五輪の話題で、11時55分からの午後の部では感染拡大問題を扱ったが、そこで登場したのは「政権のスポークスマン」である田崎史郎氏。案の定、「(政府が発信する)メッセージは、まあ菅総理は多少ユルいと思うんですけど、ユルいというか上手くはないですけど、小池さんや吉村知事なんかはちゃんとやっている。でも、(感染者数は)こうなんですよ。じゃあ効果ある対策ってなんですか? それを教えて下さいっていうのが政府の立場」と主張し、挙げ句、「宣言の効果が出なくなっている。その根幹の部分はやっぱり飲食店、酒類提供の問題」などと言い出す始末。そして新型コロナの話題がはじまって約40分後の12時37分には、再び話題は五輪の金メダルラッシュに移ってしまったのだ。

 最初で免罪符のように軽く新型コロナの問題を扱って、その後は五輪情報になだれ込む。これは他の午後のワイドショーも同様で、昨日29日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)は番組冒頭から約20分、『ゴゴスマ』(CBCテレビ)は約30分、感染拡大について伝えると、その後は待ってましたとばかりに五輪の話題を伝えつづけた。

 新規感染者が3000人超えという状況に陥っても、深刻な声色や表情でものの数分〜数十分それを伝えるだけで、一転して「ニッポンがまた金メダル!」とお祭りムードに早変わりする──。あまりに支離滅裂すぎて観ているこちら側がおかしくなりそうだが、しかし、そんななかでも「五輪礼賛」報道に明け暮れているのが、日本テレビの『スッキリ』だ。

 そもそも、日本テレビは他の番組でも目に余る「五輪礼賛」報道をつづけているが、『スッキリ』の熱烈ぶりはすさまじい。実際、番組では以前にMCの加藤浩次が無観客開催を訴えた際に口にした「静寂の中の熱狂」というフレーズをキャッチコピーにし、阿部祐二リポーターと視聴者が「感動の瞬間をリモートで分かち合う」という「阿部と五輪を見る会」を実施。昨日29日放送では、番組冒頭からヒートアップした「阿部と五輪を見る会」の模様を振り返り、さらにメダルを獲得した競技別に元体操メダリストの森末慎二、元柔道メダリストの篠原信一、元飛び込み代表で瀬戸大也の妻である馬淵優佳がゲストとして登場するという特番さながらの力の入れようで五輪の話題をたっぷり放送。

 一方、新型コロナ感染拡大の話題も扱うには扱ったが、なんとその時間はわずか約3分。今朝30日の放送では約10分とわずかに増えたが、それも五輪情報のあとの扱い。全国で新規感染者が1万人を超えたというのに、今朝も『スッキリ』は番組冒頭から延々と五輪の話題を伝えつづけたのだ。

 しかも、『スッキリ』がすごいのは、ほんのちょっとだけ免罪符のように新型コロナ感染拡大を取り上げるなかで、堂々と「五輪は無罪!」と主張していることだ。

■加藤浩次「五輪のせいじゃない」「五輪にかこつけて外出てる人が悪い」

 実際、今朝の放送では、MCの加藤が「家でオリンピック観てください、そのあと飲みに行ったりしないでください、外を出歩かないでくださいと国・自治体は言っているにもかかわらず、人が出ていたりとか、それで増えているわけですよね?」と強調。緊急事態宣言の効果が薄れていることについて、「もう一回それをやるためにはやっぱり指導力とか発言力とか説得力とか、そういうことが大事になってくるのかな、トップの方々のね」と指摘しながらも、こう訴えたのだ。

「やっぱり一人ひとりの気持ちですよ。オリンピック盛り上がってるから外出ようぜって、これ全然オリンピックのせいじゃないですからね。オリンピック悪くないですからね。オリンピックにかこつけて出てる人が悪いわけだから。ここは分けないと、オリンピックやってるからみんな気持ちがあがって外に出るって、これオリンピックと切り離さなきゃいけないなって僕は思うんだけどね、そこね。そこ大事なとこだと思うな〜」

 人出が減らず感染が拡大しているのは外出している人が悪い、五輪で気持ちが盛り上がっても外に出る人が悪いだけで、五輪は何も悪くない。加藤はわざわざそう強調したのだ。

 まったく何を言っているんだろう。そもそも五輪を開催してお祭り騒ぎを繰り広げながら一方で国民には「家にいろ」と強要することの矛盾はさんざん指摘されてきたもので、「お祭りをやっているんだから外に出てもいいだろう」と考える人が悪いのではなく、感染拡大局面で外出を促すような一大イベントを中止もせずつづけていることが問題なのだ。実際、政府お抱えの専門家からも「五輪というか、お祭りが行われているメッセージも影響する可能性がある」(脇田隆字・国立感染症研究所長)、「五輪をやることと感染拡大を防止しなければいけないという、少し矛盾したメッセージが出ていることも要因の一つ」(太田圭洋・日本医療法人協会副会長)という指摘も出ている。

 そして、その異常なお祭り騒ぎの片棒担ぎをしているのが、『スッキリ』をはじめとするテレビの五輪報道だ。にもかかわらず、「やっぱり一人ひとりの気持ち」などと国民に責任を押し付け、“感染拡大と五輪は切り離さなきゃいけない”と主張する……。ようするに、自分たちの熱狂的な報道は悪くないと主張するために、「外を出歩いている人が悪い」と罪を擦り付け、国民を藁人形にしているのだ。

■『バイキング』ではフット岩尾が「日本選手ワーの映像」と感染者数のギャップを指摘

 だが、加藤のようにあからさまに口にしないだけで、他の番組も同じようなもの。たとえば昨日29日放送の『ひるおび!』でも、五輪が感染拡大の要因になっているという問題についてはスルー。「あなたは現在の行動をどう改めようと思いますか?」という視聴者アンケートの回答のなかには「オリンピックを開催している以上、改めるつもりはない」というものもあったが、スタジオのトークは“やっぱりワクチンが鍵”などという論調でまとめられていた。

 そんななか、報道の責任について言及したのは『バイキングMORE』(フジテレビ)くらい。以前も本サイトでお伝えしたが、『バイキング』はMCの坂上忍が五輪再延期を訴え「五輪選手の活躍を伝えて、次のコーナーでコロナの死者を伝えるなんてできない」と繰り返してきたためか、他のワイドショーの五輪・金メダル礼賛報道とは毛色が異なっている。今週は坂上が夏休み中で不在だが、それでも昨日29日の放送では番組冒頭から約50分ほど感染拡大問題を特集。その後も水難事故問題やコロナ禍の業績悪化で所属事務所が破産した小金沢昇司、大島優子と林遣都の結婚といった話題を取り上げ、五輪の話題はそのあとに約20分という他番組とは違う短さだった。本日30日の放送でも、コロナ感染拡大についてをメインに扱い、五輪についても競技そのものはわずか5分程度報じただけで、選手の感染や猛暑、食品ロス、竹中直人の開会式辞退、ドイツ体操女子による性的視点への抗議など、五輪の問題点のほうを報じていた。

 そして、29日の放送ではミッツ・マングローブが「都内はお祭りやっていますから、そういうなかでの人流っていうのは見受けられますよね、やっぱり」とコメントし、さらにフットボールアワーの岩尾望もこう述べていた。

「最近、ニュースでも情報番組でも、なんとなくオリンピック一色な感じあるじゃないですか。で、(新規感染者が)3000人とか出たらやっぱりドキッとするじゃないですか」
「昨日も夕方のニュース観てて、ニュース速報出たんですね。『東京都3000人 過去最多』みたいな。で、その画面にメダル獲った日本選手がワーって(ガッツポーズを)やってて。その上に(ニュース速報が)出てるから、すごいギャップも感じるし」

 この岩尾のコメントはまさしく、いま視聴者の多くが感じている違和感、戸惑いを表したものだ。昨日放送の『Nスタ』(TBS)では井上貴博キャスターが“オリンピックのことばかりというお叱りもいただく”といった旨のことを述べていたが、実際にそうした批判がテレビ局にも寄せられているのだろう。だが、それでもほとんどの番組が自ら内省することもなく、かつてない感染拡大状況のなかでもひたすら五輪礼賛を繰り広げているのだ。

「自分たちの五輪報道は感染拡大と関係ない」と無責任な態度をとり、感染拡大に拍車をかけるように東京五輪・金メダル礼賛報道をつづけるテレビ。無論、これでは五輪中止の判断をせず、一向に感染拡大に歯止めをかけようとしない菅首相らの責任をしっかり批判できるはずもない。菅首相は国民の命を守ることを放棄しているが、テレビも同じく、報道機関としての使命を放り出しているのが現状なのだ。

(編集部)



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/292.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 連日酷暑の東京五輪に世界が大ブーイング!“理想的な気候”の偽り招致に「ウソつき」「謝罪せよ」(日刊ゲンダイ)





連日酷暑の東京五輪に世界が大ブーイング!“理想的な気候”の偽り招致に「ウソつき」「謝罪せよ」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/292659
2021/07/30 日刊ゲンダイ


「死ぬかもしれない」(テニス・男子シングルスのメドベージェフ選手)/(C)ロイター

 連日、気温30度超えの真夏日の都内は、アスリートにとって「理想的」どころか、危険な環境だ。世界に大ウソをついた日本の非常識が大ヒンシュクを買っている。

 東京五輪の招致委員会は2013年、IOC(国際オリンピック委員会)に「立候補ファイル」を提出。〈この時期の天候は晴れる日が多く、且つ温暖であるため、アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候〉などと偽った結果、アスリートを待ち受けていた「現実」が真逆の酷暑だ。

 すでに女子アーチェリーや女子テニスで選手が熱中症で倒れる事故が発生。テニス男子シングルス世界2位のダニル・メドベージェフ(ROC)は試合中、「死ぬかもしれない。死んだら誰が責任を取るのか」と怒りをブチまけた。

 海外メディアも「日本の組織委員会は天候についてウソをつき、アスリートがその代償を払わされている」(米ヤフースポーツ)、「世界は東京五輪の誤った主張に謝罪を求めている」(オーストリアニュースサイト)――と大ブーイングだ。


自身のツイッターで「同じ気候条件」と主張する猪瀬直樹元都知事(C)日刊ゲンダイ

張本人の猪瀬直樹元東京都知事は居直り

 世界から「ウソつき」呼ばわりされ、謝罪まで要求される一方、招致活動の先頭に立っていた猪瀬直樹元都知事は27日、自身のツイッターで競合都市の気候も変わらないと主張。〈イスタンブールとマドリードと東京は同じ気候条件です〉〈涼しい夏は言語矛盾で夏はどこもそれなりに暑いが時間帯など工夫次第で耐えられなくはない〉と投稿した。

 確かに、3都市はこの時期、極めて暑い。日本気象協会によると、28日の気温はイスタンブールが34.2度(現地15時時点)、マドリードが33.5度(同14時時点)、東京が30.7度(同15時時点)。ところが、湿度だけみると、同じ順に26%、25%、73%と、東京が断トツで高いのだ。

「気温の高さに目が行きがちですが、湿度の高さも重要です。湿度が高いと、汗が気化しづらく、発汗しにくくなるため、体温が下がらない。体内に熱がこもると、熱中症のリスクが上がるし、筋肉の疲労が取れずに蓄積する恐れもある。湿度の高さはパフォーマンスに影響します」(医学博士の米山公啓氏)

 そもそも、酷暑での五輪開催自体、ムリな話。ウソをつくとロクなことにならない。



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/293.html

記事 [政治・選挙・NHK282] <政界地獄耳>五輪の裏では総裁選めぐる駆け引き(日刊スポーツ)


【政界地獄耳】五輪の裏では総裁選めぐる駆け引き
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202107290000097.html
2021年7月29日9時20分 日刊スポーツ


★東京五輪の最中、永田町の自民党幹部たちは五輪後の動きで主導権をとるためにうごめき始めた。27日、首相・菅義偉は五輪中止の選択肢はないかの問いに「人流も減っていますし、そこはありません」「重症化リスクを7割減らす新たな治療薬を政府で確保しており、これから徹底して使用していく」と7月に薬事承認された「抗体カクテル療法」に期待を寄せた。また首相は26日発行の月刊誌で、衆院選の獲得目標について「私は欲張りだから、とだけ申しておく」と述べ自らが指揮して選挙に臨むことが既成事実化することを加速させる発言をしている。

★すると同日、水戸で開かれた自民、公明両党合同の集会で公明党幹事長・石井啓一は同日の東京都のコロナウイルス感染者数が過去最多の2848人に上ったことについて「(潜伏期間を含めて)2週間前の状態が反映しているわけであり、東京オリンピックが開会したからこうなったわけでは決してない」と首相を擁護した。しかしながら28日には東京の感染者は3000人を超え、首相が頼るワクチンも停滞気味。コロナの手詰まり感は否めないどころか、世界中から国民の命の安全より五輪強硬かと思われても仕方がない状態だ。

★一方、原爆投下直後に降った「黒い雨」による健康被害をめぐる訴訟で、法務、厚生労働両省の「上告やむなし」の声を押し切り首相は上告断念を表明した。背景には広島での選挙が「09年の政権交代の時ぐらいアゲンスト」と自民、公明両党が悲鳴を上げているからだとの解説が政界では定着している。つまり首相の再選戦略は思惑通りには運んでいない。自民党は来週にも総裁選挙管理委員会を発足させるが、総裁選を衆院選後にして無投票再選を果たしたい首相に対して総裁選挙前倒し論が高まりつつある。五輪での選手活躍の裏では、激しい駆け引きが続く。(K)※敬称略



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/294.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 抗体カクテル「ロナプリーブ」の実力は? 菅首相の唐突宣言で注目、新型コロナから国民を救えるのか(日刊ゲンダイ)



抗体カクテル「ロナプリーブ」の実力は? 菅首相の唐突宣言で注目、新型コロナから国民を救えるのか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/292598
2021/07/30 日刊ゲンダイ


医療現場は疲弊している(C)共同通信社

「重症化リスクを7割減らす新たな治療薬を確保した」――。27日の記者会見で菅首相は唐突にこう語った。新型コロナの新規感染者が過去最多を更新する中、「徹底して使用していく」というのだ。

 この新薬は中外製薬の抗体カクテル「ロナプリーブ」。2種類の中和抗体をブレンドし、点滴として軽症・中等症の患者に投与する。治験では肥満や高血圧など重症化リスクの高い患者に1回投与すると、入院または死亡リスクが約7割減ったとされる。

 政府はこの新薬を20万回分調達する予定で、すでに7万回分を確保。医療機関に無料で配布を始めたという。

 このロナプリーブ、1本10万円以上という声もある。もちろん、患者の負担はゼロだ。しかし、投与してもらえるのは、限られた感染者になる可能性がある。

「1回の点滴で効果が出ますが、ワクチンのようにどこでも投与できるわけではありません」とはハーバード大学院卒で近著に「元WHO専門委員の感染症予防BOOK」(三笠書房)がある医学博士の左門新氏だ。

「ロナプリーブは政府が買い上げ、国立病院や大学病院など政府が決めた大きな病院に配分して入院患者に点滴することになります。街のクリニックや医院で投与できるわけではありません。当然ながら、外来での投与も実施されないでしょう」

 薬価が高いため、現場の医師は目の前の患者が重症化するかどうかを見極めなければならない。医師が難しい判断を迫られることもありそうだという。

 政府の調達目標20万回のうち、まだ7万回分しか確保していないが、これで足りるのか。

「7万回はそれほど少ない数字ではありません。感染者のうち重症化するハイリスクの人たちを3割と考えた場合、1日当たりの新規感染者が約9000人としても重症者は2700人。1カ月で8万1000人だから、1カ月近くは賄えます。その間に残りのロナプリーブを調達し、ワクチン接種が進めば感染と重症化を抑えることができる。新薬が足りるかどうかは、ワクチン接種がどこまで進むかにかかっています」(左門新氏)

 ロナプリーブが普及すれば、重症化する感染者が減ることは間違いなさそうだ。しかし、現在、東京都の入院率は19.9%と、10人に2人しか入院できない。このままでは、特効薬があっても、たどりつけない感染者が続出する恐れがある。



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/295.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 検察審査会「不起訴不当」は安倍前首相も寝耳に水! 今度こそ逃すな、桜前夜祭問題で安倍がついた嘘、本人関与の証拠を徹底検証(リテラ)
検察審査会「不起訴不当」は安倍前首相も寝耳に水! 今度こそ逃すな、桜前夜祭問題で安倍がついた嘘、本人関与の証拠を徹底検証
https://lite-ra.com/2021/07/post-5970.html
2021.07.30 検察審査会「不起訴不当」は当然!桜前夜祭の損失補填に安倍本人関与の根拠

    
    自民党HPより

「桜を見る会」前夜祭の費用の一部を負担した問題で安倍晋三・前首相を不起訴とした東京地検の決定について、検察審査会が「不起訴不当」という議決を出した。この議決を受けて東京地検が再捜査することになるが、「不起訴不当」の議決は司法担当記者にとっても意外だったようだ。

「議決が出たのは15日で、月内に発表があるだろうとはいわれていましたが、内容は完全秘密でしたから、こんな結果になっているとは、司法記者も想像していなかった。しかも、今回、検察審査会は、安倍氏が会計責任者の選任監督を怠った政治資金規正法違反容疑に加えて、前夜祭の費用負担が公職選挙法違反にあたると告発を受けた件も『不起訴不当』としたわけですから。秘書さえ政治資金規正法違反の略式起訴だけで、公職選挙法違反は不起訴だったのに……忖度的な結論になることの多い検察審査会としては異例といっていい」(全国紙司法担当記者)

 この決定は安倍前首相にとっても寝耳に水だったようだ。というのも、安倍前首相はきょう、読売新聞に登場し、東京五輪について「陸上男子リレーが非常に楽しみ」などとお気楽に語っていたからだ。

 安倍前首相はこの間、東京五輪組織委員会の名誉最高顧問なのに、開会式にも出席せず、いつもなら五輪では大はしゃぎするツイッターなどでもダンマリを決め込んでいた。

 おそらく安倍前首相のこと。五輪前は開催に批判が集中して、安倍首相の責任論も噴出していたためトンズラしたものの、五輪が開会して金メダルラッシュで盛り上がり始めたので、御用新聞に出てきたのだろう。しかし、そのインタビューが掲載された当日に、検察審査会から「不起訴不当」の議決を公表されというわけだ。

 もっとも、マスコミや安倍前首相の驚きはともかく、この検察審査会の議決自体は当たり前の結論と言っていい。

 本サイトでは、「桜を見る会」前夜祭について安倍氏サイドが費用補填をおこない、しかもポケットマネーでおこなわれていたことから、後援団体による選挙区民への寄附の禁止を規定した公選法199条の5の1項違反、さらには、公職の候補者による選挙区民への寄附の禁止を規定した公選法199条の2の1項違反にあたると指摘してきた。

 しかし、今回、検察審査会が議決のなかで「一部の参加者の供述だけで参加者全体について寄付を受けた認識がないと判断したのは不十分と言わざるをえない。安倍氏や秘書らの供述だけでなくメールなどの客観資料も入手したうえで犯意を認定するべきで、不起訴の判断には納得がいかない」と指摘していたように、検察は公職選挙法違反についてはろくに捜査もせず、秘書の略式起訴だけで幕引きしてしまったのだ。このときは、裏で検察と安倍サイドの間で、すべてを秘書の責任にするという手打ちがあったのではないかともいわれている。

 そういう意味では、検察審査会がこうした議決をし、検察に再捜査させるのは当然のことと言っていいだろう。

 今回の議決が、強制起訴まであり得る「起訴相当」ではなく、特捜部が再び不起訴にすれば2回目の審査はおこなわれない「不起訴不当」だったため、結局、検察は再捜査を形だけやったことにして、終結させるだろうという見方も濃厚だ。

 しかし、そうさせないためにも、この機会に国民が再び声を上げ、メディアや検察に安倍前首相の嘘を徹底的に暴かせる必要がある。本サイトは、安倍前首相の不起訴が決まった直後、前夜祭の損失補填が秘書の独断などではなく安倍前首相が深く関わっていること、そして安倍前首相が国会の説明でついた嘘を検証した記事を配信している。その記事を再編集・再録するので、ぜひ読んでほしい。
(編集部)

■「補填原資はポケットマネー」の言い訳で安倍本人の関与が明白に! 罪を被せた秘書も解雇できず 案の定、安倍晋三・前首相は不起訴、公設第1秘書の配川博之氏の略式起訴(東京簡易裁

 案の定、安倍晋三・前首相は不起訴、公設第1秘書の配川博之氏の略式起訴(東京簡易裁判所が罰金100万円の略式命令)というかたちで幕引きされた「桜を見る会」前夜祭問題。昨日(2020年12月24日)の18時からおこなわれた会見では、安倍前首相は「私が知らないなかでおこなわれていたこととはいえ、道義的責任を痛感しております」などと謝罪の言葉を述べたが、「会場の時間がある」などという理由で開始から約1時間で会見を打ち切ってしまった。

 しかし、「私が知らないなかでおこなわれていた」と安倍前首相が必死で主張するも、前夜の会見はむしろ、安倍前首相の関与が濃厚になったと言うべきものだ。

 その最たる例が、「前夜祭」費用を補填した際の原資にかんする問題だ。

 今回、検察は安倍事務所がおこなった「前夜祭」費用の補填額を2016年から2019年の4年間で計708万円だと認定したが、一方、「安倍晋三後援会」の2019年分の政治資金収支報告書の繰越金は466万円しかないと質疑応答で朝日新聞の記者が追及。「補填の原資はそもそもどこから出ていたのか」と質問をした。

 すると、安倍前首相はこんなことを言い出したのだ。

「当該資金についてでありますが、資金につきましてはですね、私のいわば預金から下ろしたものを、たとえば食費、あるいは会合費、交通費、宿泊費、私的なものですね。私だけじゃなくて妻のものもそうなんですが、公租公課等も含めて、そうした支出一般について事務所に請求書がまいります。そして事務所で支払いをおこないますので、そうした手持ち資金としてですね、事務所に私が合わせているもののなかから支出をしたということであります」

 私的な支払いのために自分の預金から下ろして事務所に置いてある「手持ち資金」から、「前夜祭」費用の補填をおこなった……!? つまり、安倍前首相の“ポケットマネー”から出されていた、というのである。

 まず、安倍前首相は費用の補填を「知らなかった」と言い張るが、私的な支払いのために預けてある金が計約700万円も使途不明のまま消えて、一度もおかしいとは思わなかったのだろうか。

 いや、というよりも、私的な支払いのために預かった金を安倍前首相に断りもなく秘書が勝手に流用していたとなれば、それは完全に横領ではないか。

 それでなくても、安倍前首相いわく、国会で追及を受けるなかで「事務所に幾度も確認」したにもかかわらず、事務所の秘書たちは嘘の説明を繰り返し、そのために虚偽答弁をしてしまったのだと主張している。そんな重大な嘘をつかれたばかりか、知らぬ存ぜぬところで約700万円も横領・流用していたのだ。普通、背任か横領罪で被害届を出すとか訴訟を起こすとかするような問題だろう。

 しかし、にもかかわらず安倍前首相は、自分を欺きつづけた秘書を即刻懲戒解雇することもなく、公設第1秘書と東京の私設秘書のふたりは「辞職」という扱い。しかも、公設第1秘書の今後について問われると、安倍前首相は「本人も当分の間、謹慎していきたいというふうに考えているということであります」と回答。いずれ復職する可能性まで匂わせたのだ(実際、その後、こっそり復職→https://lite-ra.com/2021/04/post-5844.html)。

■“ポケットマネー”が原資なら、公選法199条の5の1項に加え199条の2の1項違反

 この、自分を裏切りつづけた秘書に対する扱いひとつをとっても、安倍前首相が何も知らなかったとはとても思えず、むしろ秘書に罪をかぶらせたとしか考えられないのだ。
 
 しかも、補填の原資が安倍前首相の“ポケットマネー”だという事実を考えれば、ますます検察による不起訴という判断はおかしいと言わざるを得ない。

「安倍晋三後援会」が費用補填をおこなっていた場合、酒食を無償提供が「寄附」に該当し、後援団体による選挙区民への寄附の禁止を規定した公選法199条の5の1項に違反したことになると告発状でも指摘されていたが、しかし、安倍前首相の“ポケットマネー”が原資だったということになれば、公職の候補者による選挙区民への寄附の禁止を規定した公選法199条の2の1項違反にあたるのではないか。そして、この199条の2の1項違反の処罰対象は〈寄附をした者〉であり、安倍前首相ということになる。

 そもそも今回、東京地検特捜部は、ハナから公選法違反での立件を捨てており、今回の処分についても、安倍前首相を不起訴とした理由を「後援会の収支報告書の作成に関与したり、記載内容を把握したりするような、不記載の関与や共謀が認められなかった」と説明している。しかし、安倍前首相の説明は会見を見ればわかるように、どこからどこまで怪しさしかないものだ。しかも、公選法違反にしろ、関与・共謀にしろ、証言や証拠を見つけようと思えばいくらでも方法はあった。だが、強制捜査もやらずに終わらせてしまったのだ。

 しかも、この検察の捜査放棄を存分に利用してインチキな潔白証明をしたのが、当の安倍前首相だった。安倍氏は前日の会見に続いて、2020年12月25日、衆参議院運営委員会で「桜を見る会」前夜祭問題について説明をおこなったが、終了後、記者団に「説明責任を果たすことができた」と胸を張り、さらには来年の衆院選出馬の意向を示した。あんな説明で国民が納得すると本気で思っているのだから、国民を舐めているとしか思えない。

 そもそも今回の衆参議院運営委員会での説明は、本人からの「答弁を正すための機会をいただきたい」という申し出を受けて設定されたものだった。

 しかし、いざ質疑がはじまると、安倍前首相は「答弁を正す」どころか、不誠実・無責任極まりない言動を繰り返し、さらには虚偽の可能性が高い答弁までおこなった。

■最後までホテルへの明細書請求も拒否し、1人当たりの補填金額も明らかにしなかった安倍前首相

 まず、度肝を抜かれたのは、自分から「初心に立ち返って、研鑽を重ね、その責任を果たしてまいりたい」と言っておいて、安倍前首相が過去の“虚偽答弁”を開き直ってみせたことだ。

 安倍前首相は国会でさんざん「ホテル側からの明細書の発行はなかった」などとじつに20回も答弁してきたが、24日の記者会見では「明細書がないのは事務所にないということ」などと発言。「明細書をなぜホテルから取り寄せなかったのか」と問われても「私が、ですか? そのとき私は何とお答えしたのかな?」などとすっとぼける始末だったが、国会でも、立憲民主党・福山哲郎参院議員の追及に対し、こう言い放った。

「私は明細書が存在しないと言ったことは1回もない」

 2019年11月来国会で安倍前首相はずっと「ホテルからの明細書はない!」と強弁し、いくら野党から「ホテルは明細書を保存しているから確認して」と求められても「ホテル側には営業上の秘密がある」などと言って拒否してきた。だが、実際にはホテルは明細書を発行しており、この安倍前首相の答弁は虚偽であったと衆議院調査局も認定している。なのに、この期に及んでも、よりにもよって「答弁を正す場」で、こんな詭弁を弄するとは……。
  
 しかも、立憲の辻元清美衆院議員が、ホテルに明細書を請求して委員会に提出するようあらためて求めたのだが、安倍前首相の主張はこんなものだった。

「明細書自体は私の事務所にはない。あるいは、一方、もちろんホテルにはあるのだろうと思いますが、ホテルは明細書を公表することは営業の秘密にあたるので、(公開を)前提としたものについてはお出しすることはできない」

「私自身がですね、明細書を隠す理由というのは何もないわけでございまして」

「捜査当局が厳しく捜査をし、すべての書類に、おそらく明細書も含めてすべてあたった上においてですね、今回寄附に当たらないという判断をしておられるわけでございますから、ことさら、我々、明細をですね、隠さなくてはいけない、そういう理由はない」

 なんと、検察の判断を盾にして、いまだに明細書を取り寄せる気も公開する気もない、と突っぱねたのである。

 いや、それだけではない。東京地検特捜部が認定した「前夜祭」の会費総額と補填分を計算すると、1人当たりの費用は8000円で、そのうち安倍氏側が3000円、つまり4割以上を補填したこととなるが、この点を立憲民主党の黒岩宇洋衆院議員が追及すると、安倍前首相は「質問通告をいただいていない」などと言い出して1人当たりの補填金額を明言しなかったのだ。しかも、明細書はいまだに見ていないと言うのである。

 自分から説明したいと言って設けられた場であるのに、「質問通告がない」として答弁しない。だが、驚いたのはこのあと。なんと、「質問通告」があった質問にも答弁拒否してみせたのだ。

「前夜祭」が初開催された2013年だけは、補填分の82万9394万円を安倍前首相が代表を務める資金管理団体「晋和会」が収支報告書に記載していたが、翌2014年以降はこうした記載はなくなった。この問題について、日本共産党の宮本徹衆院議員は記載しなくなった理由を「当時の担当者」に訊いてほしいと「通告」した上で質問したのだが、安倍前首相の答弁はこうだ。

「当該秘書、これは何年も前に高齢を理由に退職された職員で、この職員も検察から聴取等を受け、いままで打ち合わせ等をしてはならないということだったのでいままで話をしていなかったが、(秘書の)代理人から『いまこの問題について接触をはかるべきではないと考えている』ということで、『答えられない』ということだった」

■「私は総理だから利益供与の必要はない」の嘘 安倍が地元選挙区民に利益供与した理由

「質問通告しろ」と言うくせに、通告してある質問には「秘書と接触できない」などと答弁拒否をする。そもそも捜査は終わっているのに、「秘書と接触できない」「『答えられない』ということだった」などという理屈が通用すると思っているのだろうか。

 しかも、「前夜祭」の支出を記載しなかった理由は明らかで、それは補填行為が公選法で禁じられている選挙区民への寄附行為にあたることを認識していたからにほかならない。

 宮本議員は、記載しなくなった2014年に小渕優子経産相が後援会ツアーで差額の補填をおこなっていたことが問題となったことを指摘し、同じ問題だという認識があったから隠蔽したのではないかと追及。さらに前述したように、安倍氏側が補填したのは1人当たり3000円と見られているが、選挙区内の有権者にうちわを配布していたとして2014年に法相を辞任した松島みどり氏のケースを考えれば、1人当たり3000円の補填は重大だと指摘した。

 だが、ここで安倍前首相は、こんな主張を展開したのである。

「私は(当時)すでに総理大臣になっておりますから、(中略)何か利益を供与して選挙で当選しなければならないという立場では、これはまったくないわけでございまして。つまり、たとえば我が党においては自分の選挙のことはまったく考えないという状況にならなければ、自民党の総裁にはそもそもなれないわけでございます」

「幸い私も9回選挙を戦ってきたところでございますが、毎回地元のみなさんにがんばっていただいた結果ですね、これはもう、つねに圧倒的な勝利を与えていただいているところでございまして」

「そんな利益を供与してですね、票を集めようということは、つゆほども、私も含めて事務所も考えていない。それよりも法令順守のほうがですね、極めて重要だというふうに思っております」

 親から地盤を受け継いだ世襲議員のくせに「利益供与して選挙で当選しなければならない立場ではまったくない」などとひけらかすことも恥ずかしいが、しかし、「前夜祭」は自身の選挙のためだけに使われたわけではない。

 たとえば、毎日新聞2020年1月26日付記事では、安倍氏と同じ下関市を地盤とする林芳正・元農相の「代理戦争」として苛烈な争いとなった2017年3月の下関市長選のために「桜を見る会」と「前夜祭」が利用されたと報道。自民党関係者は「前田市長を推したメンバーが桜を見る会と前夜祭に招かれた」と語り、〈下関市長選をきっかけに激化した政争が、桜を見る会への安倍首相による招待者増加に影響を及ぼしたのは間違いなさそうだ〉と締めくくられている。これは「前夜祭」についても同じことが言えるだろう。

 安倍氏といえば、過去にも下関市長選をめぐって子飼いの市長を当選させるべく対立候補の選挙妨害を暴力団に通じた人物に依頼、その見返りの約束を果たさなかったことから自宅に火炎瓶が投げ込まれるという「ケチって火炎瓶」事件が起こるなど、お膝元の下関市長選に深く関与してきたことはよく知られている。激化する林氏との代理戦争の問題も考えれば、地元選挙区民に「利益供与」する理由はしっかりと存在するのだ。

 その上、安倍前首相は言うに事欠いて「毎回地元のみなさんにがんばっていただいた」とまで答弁した。そうやって毎回がんばってくれる地元選挙区民の士気高揚、労いをするために「利益供与」したのではないのか。

■安倍は「ポケットマネーで支出」を「立て替え」とごまかすも田村智子参院議員の追及で新疑惑が

 だが、25日の国会のハイライトは、なんといっても共産党・田村智子参院議員の追及だ。

 ご存じのとおり、田村議員は2019年11月、この「桜を見る会」問題を最初に安倍首相にぶつけた人物。そして今回も、疑惑の核心となる問題を指摘した。それは、24日の会見で安倍前首相が説明した、「補填の原資は自分の手持ち資金だった」という問題に絡んだものだ。

 安倍前首相はこの補填の原資問題について、会見で当初は「私の預金から下ろした手持ち資金から支出した」と発言。記者から「仮にそうであればご自身の私費がそのまま有権者に直接利益として渡ったことになる」と追及されると、慌てて“立て替えた”とごまかした。

 田村議員はまず、この点をとらえ、「あなたの私費から出したと最初は言い、それを立て替えたと言い換えをおこなっています。誰が負担すべきものを立て替えたということですか」と追及。すると、安倍前首相はしどろもどろになりながら「安倍晋三後援会」と答えた。

 しかし、じつは「安倍晋三後援会」が訂正した収支報告書には、この安倍前首相が「立て替え」と主張する金の動きの記載がまったくなかった。そのことを、田村議員は安倍前首相にさらにこう突きつけた。

「(安倍晋三)後援会の訂正された収支報告書を見てもですよ、たしかに不足分の支払いの記述はあります。しかし、その不足分がどこから出てきたのかが、まったくわからない。結局、実態はあなたのポケットマネーから出しているんじゃないんですか?」

「そのお金がどこから出てきたのかが、一切説明されていないんです。わからないんです」

 じつは、本サイトでもこの点を不可解だと考えていた。報道によると、安倍氏側は〈参加者の会費は当日中にホテル側に渡し、補填分は後日、集金に訪れたホテル担当者に、議員会館にある事務所の金庫から現金で支払うなどしていた〉というが(産経新聞17日付)、2019年分の政治資金収支報告書の訂正版を確認すると、収入として「前夜祭」で徴収した参加費が「催物事業」として383万5000円、ホテルニューオータニへの支出が「宴会料等」として4月12日に383万5000円、同月19日に260万4908円として新たに加えられている。この383万5000円の収入および支出が徴収した参加費をホテル側に渡した分であり、19日の260万4908円が問題の“ポケットマネー”なのだろうと思われるが、しかし、収支報告書にはこの補填分の260万4908円が収入や借入としては記載されていないままなのだ。

 一緒に訂正されたという2018年以前の収支報告書は山口県選挙管理委員会がネット公開していないため、本サイトではそれが確認できておらず、別の年の分でその収入に関してなんらかの記載があるのかもしれないと調査を進めている最中だったが、田村議員によると、やはり記載していなかったということらしい。

「収支報告書の訂正を見てみますと、たしかに支出の部分は増えています。でも、収入で増えた分は会費の収入だけなんですよ。不足分がどこから出てきて払われたのか、(記載が)ないんですよ。安倍晋三さんからの寄附もないんですよ。繰越金が訂正されているだけ。だから、一体どこからどうやって出てきたのかというものが、まったくわからない」

 これはようするに、検察の捜査を受けて収支報告書を訂正しておきながら、その訂正分も補填分の出どころが不明の「不記載」状態ということではないのか。それどころか、補填分が総理の“ポケットマネー”から支出されていることがわからないかたちになっているとしたら、安倍氏の“ポケットマネー”はいわば裏金のようなものではないか。

 これらの問題を、わずか7分しか与えられなかった質疑時間のなかで追及した田村議員は、「(金の動きが)わかる資料を提示いただきたい」と要求した上で、「何ひとつ事実はあきらかになっていない」とし、あらためて追及の場を設けることを求めたが、これは当然おこなわれるべきものだ。そしてそれは予算委員会で、かつ偽証罪が問われる証人喚問として再度、追及されなければならない。こんな状態で「説明責任を果たした」などとほざくこと自体、国民は許してはいけないのだ。

(水井多賀子)



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/296.html

記事 [政治・選挙・NHK282] <かき消される専門家の警鐘>感染爆発よりもメダル報道が席捲のオドロキ(日刊ゲンダイ)

※2021年7月30日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大



※紙面抜粋



※2021年7月30日 日刊ゲンダイ2面




※文字起こし

 まさに「これまで経験したことのない爆発的な感染拡大」である。新型コロナの感染拡大が止まらない。

 29日、東京都の新規感染者は3865人と、3日連続過去最多を更新してしまった。とにかく拡大のスピードがハンパじゃない。ほんの1週間前の22日、1979人を記録し「うわぁ、2000人に近づいた」と驚いたのもつかの間、あっという間に2倍である。

 さすがに、専門家は一斉に警鐘を鳴らしている。国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長は、「経験したことのない感染爆発」と危機感を強め、御用学者と揶揄される尾身茂・分科会会長までが、「いずれ医療逼迫が深刻化する」と警告を発している。

 実際、すでに都のコロナ病床は満床に近い。入院率は18・3%と10人に2人しか入院できない状態である。そのため、自宅療養は8477人、入院調整中は5575人に膨れ上がっている。

「感染の広がりと症状の深刻さは、数字以上です。ワクチン接種によって“重症者は少ない”という報道がありますが、まったく違います。都の重症者は773人と過去最多の567人(1月27日)をはるかに上回っている。しかも、ここには重症者を少なく見せるカラクリがあります。厚労省は5月、コロナ診療の手引を改訂し、鼻から管で大量の酸素を送り込み、人工呼吸器並みの対応ができる“ネーザルハイフロー療法”を中等症患者向けとして明記した。第3波では重症者として扱われた感染者が、現在、中等症として扱われている。実質的な重症者は相当数いるはずです。重症化すると苦しいのはもちろん、後遺症も出やすい。感染者が増えると、重症者も増える。専門家が警鐘を鳴らすのは当然です」(厚労省関係者)

 西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)が言う。

「恐れていた事態が、想定通りに起きている感じです。人流が減っていないのだから、感染がストップするはずがない。報道によると、都内の繁華街では、飲食店の5割がルールを破ってアルコールを提供しているといいます。感染力の強いデルタ株が7割を超えたことも大きいでしょう。心配なのは、感染拡大にブレーキをかける材料がワクチンしかないことです。菅政権は東京と沖縄に発令している緊急事態宣言を8月31日まで延長し、神奈川、千葉、埼玉、大阪にも発令するようですが、素直に従う人は、かなり減っているはずです」

 どう考えても、これは五輪をやっている場合じゃない。東京都は医療機関に対して、コロナに対応するために、救急や手術など一般医療を停止するよう要請しているが、止めるのは医療ではなく五輪なのではないか。

目の前の感染拡大を無視する異常

 最悪なのは、専門家の警鐘がかき消されていることだ。菅首相も、小池都知事も、大新聞テレビまで、目の前の感染拡大に目を向けようとせず、五輪最優先になっている。

 これだけ感染が広がっているのに、菅は29日も「橋本大輝選手、体操個人総合で日本勢3大会連続となる金メダル、おめでとうございます!」とツイートしている。五輪開幕後、日本勢が金メダルを獲得するたびにツイッターを更新しているが、感染対策の呼びかけは、一度もない。

 小池も、五輪が人流抑制を妨げているのではないか、という記者団の質問に「逆だ、ステイホーム率を上げている。テレビの視聴率が示している」と強弁。五輪会場の近くに人が殺到し“密”になっているのに、まったく問題にしていない。

 大新聞もコロナ感染のニュースは片隅扱いし、「橋本 金」「大橋 2冠」「新井 金」と、メダル報道が紙面を席巻している。受信料で経営されているNHKのハシャギぶりも異常だ。総合、Eテレ、BS1は朝から晩までニュースの時間も潰して五輪一色である。

 デルタ株が猛威をふるう、この「第5波」は、国をあげて対応しないと感染拡大は止められない。なのに、政府も都もメディアも「感染爆発」より「五輪メダル」に夢中なのだから、どうかしている。

 立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)がこう言う。

「菅首相、小池都知事、大新聞、IOC――と、五輪を成功させたい“主催者側”の思惑が日本全体を覆っている格好です。IOCのコーツ副会長は『大会はウイルスがあろうとなかろうと開幕する』と宣言していた。恐らく、菅首相も小池知事も、五輪のスポンサーである大新聞も同じ考えなのでしょう。多少の犠牲には目をつぶる、五輪成功にマイナスになるモノは、なるべく見ないことにする、という考え方なのだと思う。しかし、大新聞はどうかしています。誰が考えても、最優先で取り上げるべきは、五輪ではなく国民の生命がかかっている感染爆発でしょう。いくら、スポンサーだとしても五輪報道を優先するのは正常な判断を失っています」

 そもそも、なぜスポンサーになってしまったのか。東京五輪が差別と偏見を助長する人たちに支配されていることは、分かっていたはずだ。

 だいたい、このコロナ禍に五輪を盛り上げるのは大矛盾というものだ。五輪を盛り上げるほど感染は拡大しかねない。街頭インタビューでも「五輪もやっているし」と、五輪が免罪符となって、人流を促している状況である。

「五輪は成功」と喧伝してくる

 このまま、五輪最終日まで突っ走ったら、どうなるのか。待っているのは、感染爆発と民主主義の崩壊だ。

 東京都のモニタリング会議の試算によると、五輪閉会後の8月11日時点の直近7日間を平均した1日あたりの感染者は、4532人になるという。

 28日時点での7日間平均は1954人だから、足元の2倍である。

 厚労省の専門家会議のメンバーは、「ある時点で医療現場の対応力がガクンと落ち、国民は病気になっても治療を受けられない。そういう事態がもう本当に迫っている」と警告している。

 その一方、なにも問題はなかったかのように、「五輪やってよかった」というムードが広がる可能性がある。

「日本人選手のメダルラッシュとなり、これだけメディアがあおれば、“やっぱり五輪をやってよかった”という国民が増えるでしょう。まさに、それが菅首相の狙いでもあります。五輪が終了したら、菅首相と小池知事、さらに大手メディアは、“東京五輪は成功した”と大々的に喧伝してくるはずです。本当は“この五輪に大義はあったのか”“どうして次々に不祥事が起きたのか”“あの開会式でよかったのか”と、問題点を分析すべきですが、政府と大手メディアは“無事に終わってよかった”という空気をつくっていくはずです。でも、それは民主主義を否定するのも同然です。東京五輪は、開会の直前まで国民の4割、都民の5割が“反対”していたのに、開催が強行された。五輪終了後は、コロナ禍の東京で五輪をやるべきだったのか、責任は誰にあるのか、きちんと議論すべきです」(金子勝氏=前出)

 ある自民党関係者は、「五輪は成功にも失敗にもならない。誰の手柄にもならないし、誰も責任を問われない。選挙にも影響しない。中途半端なものに終わる」と、予測している。

 しかし、五輪開催によって感染者はどんどん増えている。

「経験したことのない感染爆発」と、巨額な国民負担を残すことだけは間違いない。



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