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2021年7月25日06時50分 〜
記事 [政治・選挙・NHK282] <「予算いくら? 中抜きひどいよ」>デーブもドン引き五輪開会式、私もショボすぎて40分でチャンネル替え(まるこ姫の独り言)
デーブもドン引き五輪開会式、私もショボすぎて40分でチャンネル替え
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2021/07/post-e43b9e.html
2021.07.24 まるこ姫の独り言


東京五輪、一応は開会式でも見てみるかとテレビをつけたが。。。

大工さんや火消しの棟梁が出てきて,パフォーマンスをやっている場面で、あまりに地味すぎてみるに堪えず。

ひょっとしたら、火消しの棟梁って真矢みき?

似てるような気がすると思っていたら、今日になって分かったがやっぱり真矢みきだった。

どうでもいいけど。

辛抱して見ていたが1時間も我慢できず。


替えた先のBSも大したことなく、結局チャンネルを切ってしまった。

どうも開会式は、日付が変わる直前までやっていたそうで、見ている人は大変だったよね。。

長すぎないか?

菅は途中で眠くならなかったのだろうか。

デーブ・スペクターが五輪開会式を酷評している


デーブ・スペクターが五輪開会式を酷評「通販のおせち」「予算いくら? 中抜きひどいよ」
                  7/24(土) 10:00配信 東スポWeb

>TVプロデューサーのデーブ・スペクター氏が、ゴタゴタ続きの東京五輪開会式を独自の視点で激辛ジャッジ≠オた。

>デーブ氏から見た開会式は、ユーモア、ときめき、驚きがなく、テンションは低い…まさにないない尽くし。


見ないで正解だったか。

見どころはドローンだけだったという説も。


>各オリンピックでの開閉式の費用

>北京オリンピック:110億円
ロンドンオリンピック:43億円
リオオリンピック:20億円
東京オリンピック:165億円


「世界一カネのかからない東京五輪」「コンパクト五輪」が聞いて呆れる高額予算

中身スッカスカなのに、他国と比べて一番費用が掛かっていると言う事は、例の如く電通が中抜きか?

そういう疑いをかけられても仕方がない程、電通は政府の中枢に深くかかわっているし、疑惑が多い。

電通は、自民党の広報や選挙ポスターは上手いが、世界に通用するような演出はできないのか。

しかし、ヤフコメでは見た人のほとんどが、開会式は「金がかかっていない」あの程度のスケールで165億円もかかるのは不思議だが、その内、政府に都合の悪いデータや文書は廃棄されそうだから、今からくぎを刺しておくべきだ。

五輪開催直前で、演出担当の小林賢太郎氏が解任されたが、今までの小林の演出を突如替えるわけにはいかず、これは小林の絡んだ演出なんだろう。

首にされなかったとしても小林も大したことなかったという事か。



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/212.html

記事 [政治・選挙・NHK282] <異常事態>東京五輪にスポンサーから続々NO! TV観戦増でCM効果上昇のはずが放映中止ドミノの可能性(日刊ゲンダイ)





東京五輪にスポンサーから続々NO! TV観戦増でCM効果上昇のはずが放映中止ドミノの可能性
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/292291
2021/07/23 日刊ゲンダイ


五の輪も負の象徴に(C)日刊ゲンダイ

 スポンサーからの「NO」が止まらない。

 去る20日、東京五輪のトップスポンサー「ワールドワイドオリンピックパートナー」であるパナソニックが楠見雄規社長の開会式欠席を発表。19日には、同トヨタ自動車をはじめ、最高位に次ぐ「ゴールドパートナー」のNTTとNECも相次いで社長や幹部の出席を見送る方針を示した。

 トヨタが「いろいろなことが理解されない五輪になりつつある」と言及したように、問題山積の東京五輪に「NO」の意思表示をした格好だ。

 トヨタは五輪関連のCMを放映しないことも決定。スポンサーの中には「予定通り放映する」という企業もあったが、トップスポンサーである日本コカ・コーラの広報担当者はこう答える。

「『ENJOY“+1”』という1年の延期をプラスにする形で選手を応援するCMは予定通り展開させていただく予定です。しかし現時点でということで、今後の動きによっては変更する可能性もございます。(トヨタ自動車の判断に関して)他企業のことについてはコメントを控えさせていただきます」

 五輪や新型コロナの感染状況によってはCMの中止ドミノが起こる可能性もあるのだ。

 宮城と静岡を除くすべての会場で無観客開催が決まり、平時よりも自宅でのテレビ観戦が増えることが予想される。民放各局でCMを放映すれば、多くの国民が目にすることになるが、「それが逆効果になる」と話すのは、広告代理店の元関係者だ。

ACジャパンの放送増加か

「度重なる不祥事やトラブルで、五輪のイメージは地に落ちています。観戦中にテレビで特定の企業のCMが繰り返し流れることで、『五輪の応援なんてしているのか』と企業に対する反発が強くなり、印象も悪くなる。広告効果よりも企業イメージを損なうリスクの方が高いと考える企業は少なくないでしょう。感染拡大が収まらず自粛ムードが続けば、東日本大震災のときのように、AC(ジャパン)のCMが繰り返し流れる可能性もあります」

 過去のいじめが問題となった小山田圭吾氏が開会式の楽曲担当を辞任したことに続き、22日には開閉会式の演出を担当していた小林賢太郎氏が過去にユダヤ人大量虐殺を揶揄していたとして解任された。選手村のバブル方式は相変わらずの穴だらけで感染者が続出している。スポンサーは息を殺して五輪閉幕のときを待っている。



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/213.html

記事 [政治・選挙・NHK282] <政界地獄耳>東京五輪開幕、ここまでいろいろあったなあ〜(日刊スポーツ)

※拡大→http://img.asyura2.com/up/d13/4437.png


【政界地獄耳】東京五輪開幕、ここまでいろいろあったなあ〜
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202107240000066.html
2021年7月24日9時23分 日刊スポーツ

★悲喜こもごもの東京オリンピック(五輪)が開幕した。この五輪開催までの関係者にとって、開会式はどんなものだったのか。開閉会式は開催国や開催都市の特徴や歴史、最先端技術などが披露され、スポーツの祭典でありながら、文化芸術の粋を披露する場所でもある。都知事・石原慎太郎時代に1度は落選した招致合戦。2度目の立候補でタレントが「おもてなし」といい、当時の首相・安倍晋三は13年のIOC総会で福島第1原発の汚染水に関し「アンダーコントロール」と説明し、復興五輪と名付けられた。その安倍は20年に「完全な形で開催する」と宣言し、1年延期を決定したものの、開会式には出ないという愚行で締めくくった。

★招致に成功した都知事・猪瀬直樹は「コンパクト五輪」でカネはかからないとしていたが、自らのカネの問題で招致から3カ月で辞任。東京五輪のエンブレムに選定されたデザイナーの佐野研二郎はデザイン盗用疑惑で白紙に。その後も国立競技場は国際デザインコンクールで選ばれたザハ・ハディドの当初デザインを予算がかかりすぎると白紙撤回、再コンペで現在のものになったが、建築費は逆に高くなった。19年3月には招致委員会の2億円にも上る裏金疑惑を仏当局が捜査、JOC(日本オリンピック委員会)会長・竹田恒和が辞任。今年2月には女性蔑視発言などで元首相で組織委会長・森喜朗が辞任。

★問題はここからだ。3月には演出の総合統括だったクリエーティブディレクター・佐々木宏がタレントの容姿を侮辱するような演出を提案していたことが発覚し辞任。今月19日には作曲の小山田圭吾が辞任、22日には開閉会式演出の小林賢太郎が解任された。内容は周知のとおりだ。22日の会見で大会組織委員会事務総長・武藤敏郎は「昔の行動まで調査するのは実際問題として困難」としたが電通に丸投げし、仲間内を集めた結果でしかない。彼らに五輪憲章への宣誓ぐらいはさせるべきではなかったか。(K)※敬称略





http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/214.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 組織委の露骨な人種差別を告発!アフリカ系パフォーマーが開会式出演を排除されていた(日刊ゲンダイ)





組織委の露骨な人種差別を告発!アフリカ系パフォーマーが開会式出演を排除されていた
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/292360
2021/07/24 日刊ゲンダイ


中止を求める声はおさまらない(C)真野慎也/JMPA

五輪憲章をガン無視した組織委

「Why Japanese People!?」と叫ばれてもおかしくないほど問題噴出の東京五輪が、23日開会した。障害者イジメ、ホロコーストの揶揄に続き、今度は大会組織委員会による露骨な人種差別が発覚。もうメチャクチャだ。

 ◇  ◇  ◇

〈オープニングセレモニーに出演しなくて本当によかった〉

〈人権や多様性を尊重するはずのオリンピックなのに、5月になって突然、決まっていた出演に対しJOC(後に組織委と訂正)が一方的に私の出演をキャンセルした。理由は「なんでここにアフリカ人が?ってなる」だからだそうです。これって差別では?〉

 組織委による人種差別をこう告発したのは、開会式でパフォーマンスを予定していたパーカッショニストのラティール・シーさんだ。ラティールさんはセネガル出身。アフリカの太鼓「ジェンベ」を用いた伝統音楽のプロミュージシャンで、2002年の日韓W杯、サッチャー英首相やミッテラン仏大統領の歓迎式典といった大舞台に立ってきた実力者だ。

 日本でも、音楽番組への出演や企業CMのBGMを担当するなど幅広い活動で知られる。19年には天皇出席の「第3回野口英世アフリカ賞授賞式及び記念晩餐会」で、日本やアフリカの子どもたちと一緒に演奏を披露。四半世紀以上にわたって日本の音楽業界に貢献してきた。

 そんな一流パフォーマーに組織委が突き付けたのは、あまりにも露骨な人種差別。ラティールさんはフェイスブックで〈未だに日本の社会は「見た目が日本人であること」が重要ってこと?オリンピックの精神である多様性を尊重って、一体どこが??>と指摘した。

 日刊ゲンダイが改めて話を聞くと、「話が大きくなり、予想外の展開にショックで複雑な気持ち」としつつ、やり切れなさをこう明かした。


ラティールさん(Instagramから)

「自分が立つはずだった出番にはタップダンサー熊谷和徳が」

「セレモニー(開会式)を拝見しましたが、『多様性を表現しています』という表現の舞台で、世界的なタップダンサー熊谷(和徳)と紹介されたダンスのところに、本来であれば舞台に立つ予定でした。何が多様性なのか、シラけてしまいました。組織委には、五輪精神の多様性の真の意味を理解していただきたいですし、国際的な感覚として非常に受け入れがたい今回の対応に、子どもたちの未来のためには、より良い社会になってほしいので、社会全体で考えていく機会になればと願っています」

 あらゆる差別を許さないとうたう五輪憲章に反するこの判断について、組織委に見解をただしたが、期限までに回答はなかった。ラティールさんを排除した組織委が、平然と「平和の祭典」を取り仕切る厚顔無恥には言葉を失う。

「人権意識の後進性が露呈した由々しき事態です。とりわけ安倍政権以降、過去の植民地主義や慰安婦問題などをめぐる揺り戻しが続いており、日本のレイシズムは悪化の一途です。麻生財務相の『ナチスの手口に学べ』発言が象徴的ですが、国際感覚に逆行した言動が見過ごされてきた結果、日本はますます人権規範の緩い国になってしまったのです」(高千穂大教授の五野井郁夫氏=国際政治学)

 今からでも遅くはない。規範すら守れない五輪なんか、さっさと中止した方がいい。



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/215.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 英紙が痛烈批判「東京五輪は菅首相のためだけに開催されている」(クーリエ・ジャポン)
スポンサー企業も国民も損ばかりしている

英紙が痛烈批判「東京五輪は菅首相のためだけに開催されている」
https://courrier.jp/news/archives/254176/
2021.7.21 クーリエ・ジャポン


日本は何のために五輪を開催するのか Photo by Stanislav Kogiku/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

フィナンシャル・タイムズ(英国)

Text by Robin Harding, Kana Inagaki, Murad Ahmed and Sara Germano

東京五輪の問題噴出が止まらない。関係者の辞任に次ぐ辞任。続出する選手村のコロナ陽性者。そしてトヨタのCM放送中止──。もはや日本が何のために五輪を開催しようとしているのか、海外からも疑問の声が聞こえてきている。

英紙「フィナンシャル・タイムズ」はそんな東京五輪に対して、お金の面から疑問を投げかける。そもそも、オリンピックの開催国となるためのコストが、その後の経済効果に見合わないのではないか、とも指摘。海外からの厳しい意見を全訳でお届けする。


2012年に安倍晋三が日本の総理大臣に就任して最初にしたことの一つが、2020年夏季オリンピックを東京に招致するためのチーム集めだった。マドリードとイスタンブールが開催都市候補として強い支持を得ており、日本招致チームの敗北はあまりにも明白だった、と安倍の側近は振り返る。

安倍は当局者をしかりつけ、この外交的取組のために個人的に世話役を買って出た。鳴り物入りでグローバルな支持を集めた結果、その1年後に2020年夏季五輪開催国に選ばれ、さらに2016年のリオデジャネイロ大会では、閉会式に安倍がスーパーマリオに扮して登場した。

東京オリンピックが安倍の政治基盤となった理由は、それが彼のメッセージを集約しているからだ。そのメッセージは、「先進民主主義国の仲間入りを初めて宣言した1964年東京大会のときの、活気に満ちた日本に匹敵する、当時と同じ精神を持つ国家として、世界に扉を開くことで、日本は十数年に及ぶ経済停滞から復興し、自信を取り戻すだろう」といったものだ。

もう間もなくオリンピックが開会する。今回の大会は、これまでにないほど広範囲で、刺激的で、感動的なものになるだろう。サーフィンとスケートボードなどの新規採用種目が加わり、体操のシモーヌ・バイルズ、テニス日本代表の大坂なおみ、英国の短距離走者ディナ・アッシャー=スミスなどのスター選手が、引退したスプリンター、ウサイン・ボルトなど、五輪を象徴してきた選手に代わり出場する。

しかし、一つの大きな問いが、フィールド上の競技に暗い影を落とすだろう。このオリンピックは何のために行われるのか? という問いだ。

これらの競技は新型コロナウイルスの緊急事態宣言により依然として麻痺している都市で、1年半続いている経済危機の中で行われるのだ。海外から日本にやってくるファンはいないし、日本のファンもスタジアムでの観戦は許可されない。選手たちはバブルのなかに閉じ込められ、外部との接触機会はない。

それに人々に受け入れられていない。東京に住む人々の半分以上が、オリンピックの中止か延期を望んでいる。回答の違いは質問のされ方によるものだ。そのうえ、天皇陛下もご自身が名誉総裁を務めるオリンピックについて、「大変ご心配」されていることが、宮内庁長官を通して示唆された。

経済復興のメッセージももはや意味を持たない。1964年との類比は空しく響き、安倍自身も首相の座から退いている。他にも大切にされていたテーマ、たとえば、2011年に起きた壊滅的な地震と津波からの東北復興とか、選手村における水素エネルギーの活用などがあったが、今ではほとんど取り上げられない。

「パンデミック以前は、オリンピックが残せる最も価値あるレガシーは、世界中の多くの人々が日本にやって来ることだと考えていました」と話すのは1984年の柔道金メダリストで現日本オリンピック委員会会長の山下泰裕氏だ。「多くのものが失われました。多くのことをなかったことにしなければならなかったのも事実です」と彼は付け加える。

菅首相の失敗

安倍の後任である菅義偉首相は、オリンピックを人類がウイルスに打ち勝った証しとして開催すると述べ、それゆえ、日本には開催する義務がある、と論じた。菅は「人類が新型コロナという大きな困難に直面する今だからこそ、世界が団結し、(人々の努力と英知で)この難局を乗り越えていくことを日本から世界に発信したいと考えています」と6月に宣言。さらに菅は、オリンピックを開催することが「希望と勇気のメッセージをお届けすることになる」と付け加えた。

この美辞麗句は、オリンピックがどのように開催されるかという現実によって台無しになった。当初、1万人まで観客を入れての開催を発表していたが、東京で感染者数が増加するにつれ、菅はUターンを余儀なくされ、新たに緊急事態宣言を東京に発出せざるを得なくなった。

オリンピックは、今になっては、閉ざされた扉の中で開催されるものとなった。最近行われたサッカー欧州選手権ユーロ2020やテニスのウィンブルドン選手権では多くの観客がいたが、それとは対照的に東京オリンピックは、新型コロナウイルスに対する勝利などではく、むしろウイルスのせいで失われたものを象徴するだろう。

菅にとって、オリンピックは計算ずくの政治的ギャンブルだ。首相が欲しいのは、日本の金メダルラッシュに乗っかり、秋に行われる衆議院議員総選挙で自民党の勝利を獲得することだ。無観客での開催は政治的な勢いを削ぐが、オリンピックが新たな感染拡大の引き金となるリスクも低減する。

政治アナリストの本田雅俊は、菅総理には明確なビジョンがあまりにも少ないため、オリンピックは非常に重要だと言う。「国民は大きな疑問を持っている。菅は何をしようとしているのか? 彼はオリンピックを成功させること、と答えるのみだ」と本田は話す。

「オリンピックの成功は、菅が与党自民党の総裁に再選されるための条件だ。それが、彼がオリンピックを続行することに熱心になっている理由だ」と本田は言う。

オリンピック批判は、野党連合、市民運動家、医師会などが寄せ集まった集団から起きているが、統括するリーダーはいない。国民感情は開催に気は進まないが仕方なく従っていて、その責任を負う人々、特にIOC(国際オリンピック委員会)に対して怒りを覚えている。

日本のスポンサー企業も反発的だ。歴史上のどのスポーツイベントよりもこの東京オリンピックに金をつぎ込んだのに、マーケティング上のリターンはほとんどないのだから。東京2020は日本企業からだけで3000億円以上を集めた。これとは別にIOCが受け取る世界企業からの収入がある。

IOCが過去2回の世界大戦中のようにオリンピックを単に中止するのではなく、1年間の延期を決めたことで、ホテルの予約からスポンサー契約まで、何千件もの商業契約の再協議という混乱が起きた。大手スポンサー企業は最初の契約で約100億円を払ったが、開催延期が決まると、さらに10億円を拠出するよう要求された。この問題に詳しい筋によれば、残りのスポンサーは各5億円を支払うよう言われた。

高額な出資にもかかわらず、今、スポンサー企業はパンデミック前には想像もできなかったイメージ低下のリスクと闘っている。多くの企業は、五輪に関するテレビCMで自社のブランドやサービスを宣伝するのを控えてきた。無観客開催の決定も、販促の一環としてチケットを配ってきたスポンサーや、開催期間中の販売を見込んで在庫を確保していた企業を直撃した。

オリンピック放映権を持つ放送会社にとっては、状況は上向きだ。ちなみに放映権料はIOCの収入の3分の1近くを占める。アメリカの権利者、NBCは6月、オリンピックに関する広告を約1300億円以上販売した、と発表した。これはパンデミック以前に予測していた1350億円には少し足りないものの、同社がリオ五輪で得た広告収入よりも多い。

パナソニック株式会社の新CEO楠見雄規は、たとえ無観客での開催となっても、オリンピックのいくつかの側面には影響しないと言う。「オリンピックが平和の象徴であり、公平かつ平等な状況の中で競技し、成果を上げる場であることには変わりはない」と楠見は話す。

しかし楠見も、オリンピックの本質の変化という観点から、スポンサーとしての将来については、社内で話し合いが必要だと認めている。競技場に大型ディスプレイ、オーディオ設備、プロジェクターを供給する同社は、2024年までオリンピックのグローバル・スポンサーとなっており、2019年半ばには東京オリンピックだけで2000億円以上の収益を見込んでいた。

「当社がオリンピックのスポンサーを務めるのは、このような活動が社会のためになると信じるからです」と楠見は言う。「しかし、スポンサー活動を続けるかどうかについては、オリンピックがここからどのように進化していくかを見て、その意味を注意深く評価することによって、社内で判断していくつもりです」

隔離された大会

選手たちにとっても、これまでとは非常に異なった経験となる。彼らが選手村に滞在できるのは自分の競技前後の数日間だけで、何度もウイルス検査を受けるだけでなく、多くの感染症対策ルールのうち1つでも違反すれば厳しいペナルティーが課される。

大会におけるバブル方式を維持するための複雑なルールが、問題を増加させており、指示が何度も更新されている。選手たちは、食事、睡眠、競技の間を除いてほぼずっとマスクを付けるように言われている。タオルと水のボトルは共有禁止。各会場には参加者同士の接触を制限するため、透明アクリル板が至る所に設置されている。

「もううんざりです」と話すのは競泳選手のアダム・ピーティーだ。東京オリンピックでイギリスに金メダルをもたらすかもしれない本命選手だ。「またミーティングに呼ばれてコロナの話を聞くのはもう嫌です。今私がやりたいのはレースで競うことだけです」

選手、コーチ、チーム関係者の84%が訪日前にワクチンを接種するものと見込まれる。IOCがファイザーおよび中国政府と交渉し、各選手団にワクチンを提供したのだ。しかし感染対策のメインとなるのは、大会期間中を通して、選手、職員、そして「競技」に関わるあらゆる人から採取した何万件もの検体を毎日検査するという厳しい管理体制だ。

「我々は参加者の安全が一番の目的だと言っているのですから、たとえコストがかかっても言ったことを実行するまでです。これは非常に徹底した検査体制になるでしょう」とIOCのクリストフ・デュビ五輪統括部長は言う。

事務局はウイルスを完全に食い止めることは不可能だろうと認める。すでに何人もの陽性が確認されている。特定された選手は選手村の発熱外来で受け入れ、他の選手らから隔離する。競技スケジュールがタイトなため、偽陽性であっても選手は競技に出場する機会を奪われることになるかもしれない。

「我々は陽性者と無縁ではありません。ただ、小さな問題が大きくならないようにするしかありません」とIOC五輪運営部長のピエール・デュクレは言う。

今後数週間で約1万1000人のオリンピアンと4400人のパラリンピアン、加えてコーチ、審判、その他の関係者4万,000人が到着する予定だ。一つの大きな疑問は、これらすべての感染防止策が競技そのものに影響するか否かだ。東京2020組織委員会によれば、競技以外のすべてのことには適応済みだが、競技は神聖なままだ。

橋本聖子大会組織委員会会長は、多くの選手の準備が妨げられることを認めている。日本の自治体の多くが事前合宿の受け入れを中止しており、選手たちは短期間で日本の高温多湿な環境に体を慣らさなければならない。

「参加するすべての国と地域が、延期された東京2020は、前回大会とはかなり違ったものになると感じているのは間違いありません」と橋本会長は話す。

東京2020の意義

しかしながら、こういった違いの中にも最大の望みがある。日本の首都東京に前向きなレガシーを残し、この世界最大のスポーツイベントの存在意義について答えを出すことだ。この十数年間、世界中の大都市は、開催国となるためのコストがその後の経済効果に見合わない、あるいは国民のムードを高めることによるリターンが曖昧だと考え、このイベントの誘致から手を引いてきた。

この考え方が広がったのは、2014年のソチ冬季オリンピックのコストが、いくつかの見積もりによれば、輸送路やインフラも含めると約5兆5000億円にも上ると言われたことを受けている。2024年と2028年に行われる直近2回の夏季五輪の開催国がそれぞれパリとロサンゼルスに効率よく決まったのは、ライバル国が招致活動から撤退したからだ。

東京2020の当初の予算は1兆3500億円で、そのうち6000億円を東京都が、1500億円を政府が支出し、残りは事業収入で賄う予定だった。1年間の延期により、予算額は1兆6400億円に膨らみ、増加分はほとんどが国庫から支出される。

競技を閉ざされた扉の中で行うという決定により、東京の納税者は900億円にも上るチケット払い戻しという債務を負った。一方、会計検査院は、オリンピックの公式予算が国の支出額を低く見積もっていると、指摘し続けてきた。

日本の納税者が負担する本当のコストは今後もずっと、あるいは少なくとも大会終了後だいぶ経つまで公表されることはないだろうが、その金額は約2兆7000億円を優に超える可能性がある。

IOC幹部が大会実施を強く求め「アルマゲドンでもない限り実施できる」などと高圧的なコメントをしたことも、日本で激しい怒りを買った。しかし、大会の延期と再構築により、オリンピックというお祭り騒ぎは規模を縮小して実施できることが証明されるのは疑いの余地がない。

選手以外の参加者は14万1000人から4万1000人へと2/3以上が削減された。その中にはスポンサーや要人、その他の関係者なども含まれる。もし日本がそれでもなおオリンピックを成功させることができたなら、何が必要で何が必要でないかを他の都市に示すことができ、将来、大会の規模を小さくすることを求める後押しとなるだろう。

JOCの山下会長は「私たちは、オリンピックとは何かということを再考する機会を与えられました。それが東京2020の意義だと考えます」と語る。

デュビ五輪統括部長は、東京大会はオリンピックが、開催都市固有のニーズや要求に適応できるものであることを証明するだろう、と言う。「東京オリンピックが実証するのは、我々がオリンピック・ムーブメントについて語るとき、開催国とのパートナーシップについて語るとき、語られた言葉は口先だけのものではないということです」と彼はつけ加えた。

東京オリンピックは、日本復興や人類とウイルスの戦いというよりもむしろ、オリンピックを純粋なスポーツイベントにする絶好のチャンスだろう。さまざまなものが削られ、東京2020に残っているものは、選手たちと、「誰が最も速いのか? 誰が最も高いところまで行けるのか? 誰が最も強いのか?」というシンプルな疑問だけだ。

IOCのデュプレーはこのように述べる。

「私たちの基本理念は、これらの選手たちはこの時を逃せば二度とここに来ないかもしれないということです。そのことも大きな原動力となり、選手たちがゴールに全力を傾けるのと同じくらい、確実に私たちも大会開催に責任をもって取り組みたいのです」

首相官邸で菅が望んでいるゴールは、日本選手が非常に多くの金メダルを獲得し、新型コロナウイルス感染者がほとんど出ないことだろう。もはや国の復興の問題ではなく、政治的生き残りの問題なのだ。



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/216.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 精神的腐敗、凋落の象徴…小山田圭吾はむしろ五輪に適任だった それでもバカとは戦え(日刊ゲンダイ)



精神的腐敗、凋落の象徴…小山田圭吾はむしろ五輪に適任だった それでもバカとは戦え
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/292311
2021/07/24 日刊ゲンダイ


小山田圭吾氏のインタビューが掲載された1994年1月発行の「ロッキング・オン・ジャパン」(左)と1995年8月発行の「クイック・ジャパン」/(C)共同通信社

 本日、2021年7月23日は非常に残念ながら悪が人類に打ち勝った日として確実に歴史に残ることになる。

 世界中の医師や専門家が危険性を指摘し、日本国民の7〜8割が五輪開催に反対する中、利権にまみれた連中がついに国民に攻撃を仕掛けたのである。

 米誌「フォーブス」は「トイレがあふれそうなときに、最後に水を入れようとするのか」と指摘していたが、実際、東京五輪はウンコのにおいしかしない。

 韓国メディアはトライアスロンなどが行われる会場を「汚物のにおいがする」などと批判。要するに“ウンコくさい問題”が“国際問題”になっているわけだ。

 ウンコといえば、東京五輪開会式の音楽制作に参加したコーネリアスの小山田圭吾が過去の「いじめ告白」の件で騒ぎになり、辞任した。邦楽誌「ロッキング・オン・ジャパン」94年1月号では同級生に自慰行為を強要したり、排泄物を食べさせたと武勇伝のように言いながら、「だけど僕が直接やるわけじゃないんだよ、僕はアイデアを提供するだけ(笑)」と語り、サブカル誌「クイック・ジャパン」95年8月号では障害者をいじめたり、特別支援学校に通うダウン症の生徒を笑いものにしていたと話していた。

 当然、小山田を非難する声があふれたが、私はむしろ大会組織委員会が当初判断したように続投させるべきだったと思う。

 汚辱と恥辱とウンコと利権にまみれたバカの祭典。嘘とデマによる誘致に始まり、開催費用の計算もデタラメ。エンブレムは盗作騒動で変更。森喜朗の女性蔑視発言から、タレントの女性を「豚」として扱う演出まで、東京五輪はわが国の精神的腐敗と凋落の象徴そのものだった。

 被災地のための「復興五輪」どころか、新型コロナを復興させるわけだから、これは国民に「ウンコを食わす」いじめそのものだろう。東京五輪のキーワードは「ウンコといじめ」である。そう考えると、小山田が開会式の音楽制作に参加するのは、適任だったのではないか。



適菜収 作家
近著に「日本人は豚になる」「ナショナリズムを理解できないバカ」など。著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。




http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/217.html

記事 [政治・選挙・NHK282] ボランティア削減で捌ききれなくなった弁当を国立競技場で大量廃棄・・・食品ロスなんか知ったこっちゃない、ってことか!! 

※補足 https://twitter.com/wanpakuten/status/1418871561172443139


ボランティア削減で捌ききれなくなった弁当を国立競技場で大量廃棄・・・食品ロスなんか知ったこっちゃない、ってことか!!
http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2021/07/post-c1d6a6.html
2021年7月25日 くろねこの短語

そもそもが「コンパクト五輪」としてスタートしたはずなのに、いつのまにか総額3兆円超という試算が出たってね。でもって、一昨夜の開会式にかかった費用は165億円とか。あの内容でこの高額とはねえ。相当な中抜きがあったんじゃないのかと噂されるはずだ。

無観客での大会、費用は過去最高となる見通し…リオデジャネイロの2倍・アテネの10倍=韓国報道

3兆円とはベラボーすぎるだろうと思っていたら、どうやらとんでもない無駄遣いが舞台裏では行われているようだ。TBS『報道特集』によれば、国立競技場で弁当の大量放棄がひそかに行われているとか。無観客となってボランティアの人数が減り、予定していた弁当が余りに余ったあげくの愚挙だとさ。

そもそも、無観客となった時点でそんなこと予測つくだろうに、組織委員会ってのはまったく融通がきかない組織なんだね。きっと、自分たちの金じゃないからってもあるに違いない。

確か、東京2020ってのは、「食品ロス」も重要なテーマだったはずだ。捌ききれない弁当が大量に出たのなら、フードバンクに回すなどその解決策はいくらでもあるだろうに。おそらく、そうしたことを考えるのも面倒くさいのだろう。だったら捨てちまえ、ってなものです。

IOC会長のバッハ野郎は開会式のスピーチで「連帯とは、助け合い、分かち合い、思いやること」とほざきやがったが、大量の弁当廃棄のどこが「助け合い、分かち合い、思いやる」ことにつながるんだ・・・てなことを夏バテ気味の我が家のドラ猫に囁いてみる日曜の朝である。


報道特集 2021年7月24日 FULL SHOW

※24:14〜 再生開始位置設定済み







http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/218.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 東京五輪入場行進にドラクエのテーマが…作曲家は”安倍応援団” 過去にはLGBT巡り物議醸す発言(日刊ゲンダイ)
東京五輪入場行進にドラクエのテーマが…作曲家は”安倍応援団” 過去にはLGBT巡り物議醸す発言
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/292384
2021/07/24 日刊ゲンダイ


入場する日本選手団(C)ロイター

 23日夜の東京オリンピック開会式では、19曲のゲーム音楽が扱われて話題になった。中でも冒頭に流れる曲は大会を盛り上げるために重要。国立競技場に鳴り響いたのは「ドラゴンクエスト」(ドラクエ)のテーマ曲だった。作曲者は「ゲーム音楽生みの親」とも呼ばれる、すぎやまこういち氏だ。

 すぎやま氏が近年、積極的に政治的な活動をしていたことは有名な話。活動といっても”安倍応援団”としてだ。2012年に「安倍総理を求める民間人有志の会」発起人の一人となった。第2次安倍政権誕生後の15年には「放送法順守を求める視聴者の会」の呼びかけ人として、安倍政権に批判的だった「NEWS23」(TBS系)のキャスター、岸井成格氏(故人)を批判する新聞意見広告を出した。その安倍前首相はいまや、東京オリパラ大会組織委員会の名誉最高顧問である。

 とはいえ、ゲームや漫画など日本のサブカルを柱の一つにした開会式なのだから、もっともな選曲だったと思えなくもない。しかし、すぎやま氏の過去の言動を振り返ると、やはり疑問も抱かざるをえない。五輪については森喜朗氏、佐々木宏氏、小山田圭吾氏、小林賢太郎氏が辞任したが、すぎやま氏もLGBT(性的少数者、もしくはLGBTQ)差別や分断を助長する発言を繰り返すネット番組をつくっていた過去があるからだ。

 開会式で「君が代」を歌ったMISIAのドレスは、LGBTのシンボルカラーであるレインボーフラッグをイメージしたといわれている。東京五輪ではLGBTQを表明して参加した海外選手は160人を超えて過去最多だった。

杉田氏の差別的発言に同調

 すぎやま氏がプロデューサーとなり、聞き手にもなって発言していた番組が日本文化チャンネル桜の「日いずる国より」。オープニングでは「がんばれニッポン」と連呼され、桜と日の丸が差し込まれる”愛国的”な雰囲気が漂う。

 2015年に公開された番組のゲストは、”保守系論客”の杉田水脈氏。テーマは「渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」について。男女平等やLGBT擁護に関する条例成立に否定的な杉田前議員を呼んで、すぎやま氏は中山恭子参院議員と座談会を実施した。

 番組内の主な発言は次のようなもの。

 杉田氏が「生産性のない同性愛の人たちにみなさんの税金を使って支援する、どこにそんな大義名分があるんですか。私は男女平等はありえない発言して、このときも炎上した。差別ではないんです。区別なんです」「LGBTの知識を学校で教える必要はないですよね」と、発言するとすぎやま氏は笑う。

 さらに同性愛が「家族崩壊につながるんです」と言う杉田氏の持論に対し、すぎやま氏は「もう一つ決定的なのは同性愛からこどもは生まれないということ。これも大きいよね」と補強。

「男女平等はありえないですから」という杉田氏に対しては、すぎやま氏は「日本語に、かかあ殿下という言葉はあるでしょ。韓国にはないですよあそこは男尊女卑かもしれないけど」と韓国を蔑視するような発言で同調する。

 番組最後にすぎやま氏は「こういった問題をがんがん発言して杉田水脈さんのブログが炎上するように書いてください。男性が言いにくいことを言ってくださると助かります。正論です」と、全面的に杉田氏に同調し、約30分の番組を締めくくった。

結局、ウヤムヤに?結局、ウヤムヤに?

 そんな杉田氏は、当時の安倍首相からも見込まれて2017年の衆院選で自民党から当選。持論の発信を続け、「新潮45」(2018年8月号)には論文も寄稿。「LGBTカップルは子供をつくらないから、生産性がない」と書き、またもやLGBT支援への税金投入に言いがかりをつけた。この論文は大炎上するが、「新潮45」は9月号で安倍応援団の小川榮太郎氏らを執筆陣にした杉田擁護の特集を掲載して反論。しかし、この特集も火に油を注ぎ、因果関係は不明ながらも、同誌は休刊に至った。

 すぎやま氏は自身の公式ホームページで、「LGBTである事で理不尽に差別されるのは是正されなければならないと思います。そのために政治や行政の力が必要になる場面もあるかもしれませんね」と、”言い訳”を掲載。これで過去の差別助長発言をチャラにしたということなのか。

「最近も一部から反日的ではないかと批判されている人たちが、今回の開催に強く反対しています」と月刊誌で国民の分断を促す発言をした安倍前首相は開会式を欠席したが、「ナチスの手口に学べ」と言い放った麻生太郎副総理兼財務大臣は出席していた。

 この五輪、開会式でも問題だらけだ。




http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/219.html

記事 [政治・選挙・NHK282] <万死に値する>菅コロナ失政集大成の五輪強行(植草一秀の『知られざる真実』)
菅コロナ失政集大成の五輪強行
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2021/07/post-1adce5.html
2021年7月25日 植草一秀の『知られざる真実』


コロナ緊急事態宣言と原子力緊急事態宣言が発出されるなかで東京五輪開催が強行された。

興行師はIOC、五輪組織委、菅内閣。

アスリートが興行のだしに使われる。

コントのなかに

「「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」をやろう」

という言葉を織り込んだ小林賢太郎氏を五輪組織委は解任したが、小林氏が演出総括を務めた開会式はそのまま挙行された。

組織委は女性蔑視発言と逆ギレ会見で引責辞任した森喜朗氏を最高名誉顧問に就任させる意向を示しているが、日本の納税者は組織委の言語道断を許してはならない。

その森喜朗氏が福島でのソフトボール試合会場で確認された。

無観客開催であるにもかかわらず森喜朗氏が観戦したことが報じられている。

組織委会長を辞任した森喜朗氏に役職はない。

無資格の森喜朗氏に五輪観戦の便宜を供与した組織委はその責任を明らかにするべきだ。

開会式では深夜に学童が動員された。

東京五輪のテーマは「多様性と調和」ではなく「国威発揚」、「滅私奉公」、「学徒動員」。

深夜12時近くまでの興行に学童を動員したことは法令違反。

当局は厳正に違反事案を摘発するべきだ。

東京都の新規陽性者数が前週値を下回った理由は前日が休日であること。

過去データを検証すれば、休日の翌日の発表数値が著しく減少していることが分かる。

          東京都新規陽性者数推移

※拡大→http://img.asyura2.com/up/d13/4458.jpg

7月22日から25日まで4連休であるので、7月23日から26日までの新規陽性者数が著しく減少する。

それにもかかわらず7月23日、24日の新規陽性者数が1000人を超えた。

感染が急拡大していることが推察される。

五輪を契機に日本のコロナ感染は爆発する。

医療逼迫が生じるのは時間の問題。

7月27日には台風8号も首都圏に襲来する。

避難所でクラスターが発生することになる。

菅内閣は7月12日に緊急事態宣言を発出したが、今回は人流抑制がまったく生じていない。

緊急事態宣言発出後も人流拡大が続いている。

当然の結果。

菅内閣は五輪開催を強行した。

五輪開催を強行しておいて、行動抑制を求めても誰も言うことを聞かない。

挙句の果てに菅内閣は迎賓館でのパーティーまで強行。

本当は自宅で巣ごもりしようとしていた人も反発心から外出することになる。

私は飲食店の酒類提供、深夜営業が激増すると予想したが、その通りの現実が広がっている。

酒類提供禁止が要請されるなかで種類を提供し、深夜営業を続ける飲食事業者は大繁盛している。

それらの事業者に対する実効性のある制裁は課されない。

雪崩を打ってすべての飲食事業者が酒類提供、深夜営業に踏み切るのは自明だ。

菅内閣が五輪開催を強行するのだから飲食事業者が酒類提供、深夜営業を強行しても、これを抑制する正当な理由を提示しようがない。

アップル社が提供する人の移動指数では4連休初日の7月22日に最高値を記録した。

          人の移動と新規陽性者数

※拡大→http://img.asyura2.com/up/d13/4459.jpg

感染が拡大している首都圏から全国各地の行楽地に大量の人の移動が発生した。

3週間のタイムラグを伴って日本全体がL452Rの感染拡大の渦に巻き込まれる。

都心でも五輪開催と同時に人流が爆発的に拡大している。

新しい変異株も確認されることになる。

すべての責任は菅義偉氏にある。

自分の利益のためだけに五輪開催を強行した。

その結果としてコロナ大災厄が広がる。

菅義偉氏の行動は万死に値する。



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/220.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 自民を牛耳る3A+S「今の世の中、右も左も真っ暗闇じゃござんせんか」が日本の姿 特別寄稿 孫崎享(日刊ゲンダイ)
自民を牛耳る3A+S「今の世の中、右も左も真っ暗闇じゃござんせんか」が日本の姿 特別寄稿
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/292189
2021/07/23 日刊ゲンダイ


自民党を牛耳る3A(C)日刊ゲンダイ

 菅内閣が揺らいでいる。内閣支持率が30%をきり、20%台になると内閣が「危険水域」に入ったとされる。時事通信が最近実施した世論調査では29.3%と30%を切った。この時の世論調査では、内閣支持率よりも衝撃的な数字が出た。それは菅首相に退陣を求める声である。

 菅首相に首相を続けてほしい期間を尋ねたところ、「今年9月末の総裁任期まで」が49.4%、「早く辞めてほしい」が17.3%、両者を合わせれば66.7%が菅首相の退陣を望んでいる。

 新型コロナウイルスの感染拡大という世界的な危機の中で、その対応に全くの無能さを示したのが菅内閣である。

 コロナ対応で、世界の首脳は「人的接触を軽減する」、「ワクチンの接種を行う」のいずれかの政策を取ったが、菅政権ではいずれも不十分のままである。1月の施政方針演説で、菅首相は「夏の東京五輪は、人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証として(実施する)」――と、寝言の様な台詞を掲げていた。 菅内閣が揺らいでいる。内閣支持率が30%をきり、20%台になると内閣が「危険水域」に入ったとされる。時事通信が最近実施した世論調査では29.3%と30%を切った。この時の世論調査では、内閣支持率よりも衝撃的な数字が出た。それは菅首相に退陣を求める声である。

 菅首相に首相を続けてほしい期間を尋ねたところ、「今年9月末の総裁任期まで」が49.4%、「早く辞めてほしい」が17.3%、両者を合わせれば66.7%が菅首相の退陣を望んでいる。

 新型コロナウイルスの感染拡大という世界的な危機の中で、その対応に全くの無能さを示したのが菅内閣である。

 コロナ対応で、世界の首脳は「人的接触を軽減する」、「ワクチンの接種を行う」のいずれかの政策を取ったが、菅政権ではいずれも不十分のままである。1月の施政方針演説で、菅首相は「夏の東京五輪は、人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証として(実施する)」――と、寝言の様な台詞を掲げていた。

 菅首相には情勢を客観的に認識する能力も、事実に基づいて的確な政策を打ち出す能力もない。

 できることは、反対する人々に対して報復して黙らせることであり、この手法は菅内閣の「トレードマーク」と言っていい。西村経済再生担当相が、酒類提供店への金融機関の働きかけなどの制限強化策を打ち出したのがその例だ。結局、この策は、ホリエモンこと、実業家の堀江貴文氏が外部講師を務める政治系のオンラインサロン「堀江政経塾」が、<不公平な緊急事態宣言には断固反。秋の総選挙では自民党・公明党以外に投票します>というポスターを飲食店に貼るよう呼び掛けるなどどし、さらに世論の猛反対にあって撤回に追い込まれた。

 緊急事態宣言を発令しても、国民は「またか」と新たな自粛を行う気配を見せていない。

 感染の中心は64歳以下であるが、この世代へのワクチン接種が進む目途も全く立っていない。つまり、コロナは拡大する。国民の命と健康不安は従来以上に拡大し、経済は停滞するだろう。

 国民は、世論調査の形で菅政権に「NO」を突き付けた。

 本来なら自民党が危険信号を読み取り、首相交代を行うべきだ。しかし、3A(安倍、麻生、甘利)+S(菅)が自民党を牛耳り、新たな流れを作れない。

 ならば野党・立憲民主党が政権をとる絶好のチャンスだが、立憲民主もまた明確な方向を示せていない。

 昭和の名俳優、故・鶴田浩二氏の「今の世の中、右も左も真っ暗闇じゃござんせんか」が、日本の姿である。



孫崎享 外交評論家
1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。




http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/221.html

記事 [政治・選挙・NHK282] ドイツ紙が指摘「五輪によって、普段は気づかれない日本の問題が明らかになった」(クーリエ・ジャポン)
「何が起きてもやる」という姿勢は五輪自体を危うくする

ドイツ紙が指摘「五輪によって、普段は気づかれない日本の問題が明らかになった」
https://courrier.jp/news/archives/254689/
2021.7.24 クーリエ・ジャポン


スキャンダルが続きのなか、東京五輪は開幕した Photo: Dylan Martinez / Pool / Getty Images

南ドイツ新聞(ドイツ)ほか

Text by COURRiER Japon

スキャンダル続きで開幕した東京五輪だが、発覚した数々の問題は、問題を根本的に解決しようとせず、表面的に対応してやり過ごそうとする日本の姿勢が現れただけだとドイツ紙は指摘する。さらに、本大会の強硬な実施は、五輪自体の危うさを示しているという。

外国人が批判しなければ見過ごされた問題

独紙「南ドイツ新聞」では、東京特派員のトマス・ハン記者が、東京五輪について「課題に充分対処しない日本の姿勢を多く露呈する。その姿勢は、日常のなかでは気づかれないものだ」とコメントしている。

開閉会式のショーディレクターであった小林賢太郎が、過去にユダヤ人の大虐殺をあざけ笑うコントをしていたことで開会式前日に解任されたが、それは一連のスキャンダルによる辞任に続くものに過ぎず、「世界のスポーツ界は、東京大会の次のスキャンダルが何かと見ている」という。

開会式の音楽制作担当だった小山田圭吾の過去の障がい者へのいじめ問題による辞任、渡辺直美の容姿を侮辱した演出ディレクターの佐々木宏の辞任、女性蔑視発言をした森喜朗前会長の辞任と、スキャンダルが続いた。

これらのスキャンダルは、新しい担当者を入れることで対処されてきた。「このように日本においては、通常すぐに対応できる解決策が好まれる。しかし、根底にある問題に目が向けられているのかはわからない」と指摘する。

「結局、女性差別やいじめ、反ユダヤ問題などは、ただの間違いではない。これらの問題は、島国の日本では外国人が批判したときにのみ問題になるのだ」と述べ、非倫理的な発言や行いが日本では普段見過ごされ、充分な対応が取られていないと批判的だ。

改善のチャンスを逃した日韓関係

さらに、「国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は、東京大会を『連帯』の機会にしようと言ってきた」のに、その反対の現象が「歴史や領土問題で対立する」日韓の間に起きたことを指摘する。

「韓国の文在寅大統領は、開会式の間に菅首相と話がしたいと考えていた。しかし、成功の見込みがないことから来日を取りやめた」と韓国政府は発表した。

「日本の政治家はこの機会を、韓国との対話の機会に活用せず」、それどころか韓国の反感を買ったのだ。「ソウルの日本大使館の相馬弘尚総括公使が、文在寅政権の対日外交姿勢を軽蔑するような言い方をした」と報道された。

「韓国は平昌五輪を利用して和平外交を展開したが、菅首相にそんな余裕はない」と香港紙が懸念

そして韓国団は「福島の食品を信用しないために独自の食品を持ち込み」、「16世紀の日韓の間の戦争を彷彿とさせる言葉を含む横断幕を、選手村の外壁に掲げ」、日本側の反発を買うような動きがあった。

横断幕は「五輪憲章に反するとIOCが判断して」取り下げられたが、根深い日韓の対立が、五輪でさらに浮かび上がってしまった。

韓国の五輪選手団は「変なホテル」を借り切って、独自の弁当を量産する

「これほどまでに日本の問題があぶり出されたのは、驚いた」とハン記者も述べている。

IOCは人類のためになっているのか

一方、ハン記者は「南ドイツ新聞」の別の記事で、「何が起きても試合を行う」という精神で押し通された今回の大会は、五輪の危うさを露呈させ、その意義を問いかけるものになったという。

「世界中で死者の数は増え続け、医療の専門家がスーパースプレッダーイベントになりうると懸念を示すなか」での大会では、「選手はパンデミックを気にしないでいる」しかない。「五輪によって人々の健康がおびやかされ」、「世界は廃墟と化しているのに、テレビの中の競技はすべて無傷」であるかのような極端さがある。


五輪開催に対する抗議が開会式直前までずっと続いていたことは、ドイツでも報道された Photo: Yuichi Yamazaki / Getty Images

一方、懸念があるのに開催を強硬したことで、「スポンサーも悪評を恐れて五輪から距離を置くようになり」、商業的にもマーケティングの関係者さえ喜びにくいものになってしまった。

さらに、「感染予防対策がとられているにもかかわらず、感染者の数は増え続け、試合に出られなくなった選手も相次いでいる。感染が充分防げていないことは明らかだ。そして、「これまでのニュースを見る限り、現在のパンデミックにおいては、超大型イベントは機能しない」ことが示されたことになると書いている。

「もし五輪が、過去から続くその象徴する精神をどんな時でも示さなくてはいけないものであり続けるならば、そのうち誰も五輪を求めなくなるだろう」とし、世界が求めるものと現在の五輪は一致していないとを指摘する。そして、「IOCは、人類のためになっているのか」、世界は問いかけるべきだと言う。

「マーケティングやハイテク技術、あるいはメダルの祝福などの小手先の対応では、グローバルに起きている問題は隠せない」のだ。



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/222.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 迫る東京の医療崩壊…都の在宅患者は1カ月で6233人増!それでも五輪継続か(日刊ゲンダイ)



迫る東京の医療崩壊…都の在宅患者は1カ月で6233人増!それでも五輪継続か
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/292359
2021/07/24 日刊ゲンダイ


第3波以上の逼迫も(C)共同通信社

 東京都の23日の新型コロナウイルス新規感染者数は1359人。4日連続で1000人を超えた。感染急拡大に伴い、患者(入院、宿泊療養、自宅療養、入院・療養等調整中)も急増している。6月23日は3552人だったが、23日は1万1957人。1カ月で3倍超、8405人も増えている。このうち、入院中は2558人に過ぎず、在宅患者が7641人(自宅療養5172人、調整中2469人)と、1カ月で6233人も増えている。

 在宅患者が増えるのは、入院しづらくなっているからだ。政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長は21日、「入院調整で困っている人、自宅で(療養して)いる人も増えている」と発言。世田谷区広報もきのう、〈病院やホテルの確保がもはや困難になっている〉とツイッターで区民に注意喚起した。

 このままでは過去最悪の医療崩壊を招きかねない。

 第3波に襲われた1月、新規感染者数は過去最多の2520人を記録。患者数は2万人に迫り、在宅患者数は1万5000人に上った。このため、必要な医療を受けられない事態に陥ってしまった。警察庁によると、1月の陽性者の自宅死は都内が14人で全国最多だった。自宅で倒れ、今月17日に病院で死亡した都内の40代男性は、死亡後検査で陽性だった。

夏休みや五輪で人の動きが活発に

 足元では1日1000人ペースで患者が増えている。アッという間に第3波水準だ。都は第3波時と比べて病床を約2400床増やし、現在は6406床を確保している。23日時点の病床使用率は39.9%(2558人/6406床)とステージ3(感染急増)にとどまっているが、ステージ4(爆発的感染拡大)まで10ポイントほどしか余裕はない。西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)は言う。

「第3波では、1月後半以降は人流増加につながるイベントが少ないこともあって、感染者数は減少し、医療提供体制の逼迫も解消されました。今回は、夏休みや五輪が重なり、人の動きは活発になる。感染力が強いインド株(デルタ株)が流行の主流化している。第3波以上の深刻な事態も考えられます」

 菅首相は「国民の命と健康を守れなければ、(東京五輪を)やらないのは当然だ」と明言していたが、医療崩壊が起きたら、「五輪中止」を本当に決断する覚悟があるのか。



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/223.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 7/25(日)全国で新たに4000人超 東京 日曜過去最多1763人(かっちの言い分)

7/25(日)全国で新たに4000人超 東京 日曜過去最多1763人
https://31634308.at.webry.info/202107/article_9.html?1627215580


オリンピックが始まり、もうTVは五輪一色である。今までは、コロナ感染数が話題の中心であったが、TVのニュースには出て来ないので、ネットで調べたら、日曜日では過去最高の感染数となったという。

無観客でこの状態である。有観客の場合はどうなっていたか、ぞっとする。無観客でも増加しているのは、オリンピックで日本中が浮かれているなかで、4連休自宅にじっとしていない。学校も夏休みである。子供が居る家族も、暫く実家に帰っていない人たちも大移動している。来週の火曜日辺りの数字が怖い。2千を超えて2千の後半ぐらいになっていると思われる。

菅首相は、感染者数が3千を超えても強行するつもりと見える。日本が金メダルを取る程、菅が喜んでいる姿が目に浮かぶ。金メダル1個が支持率が1ポイント上がるのではないかと思っているのではないか。確かに、日本国民も金メダルを取ると喜ぶ。自然とオリンピックに対する拒否反応も低下することは十分考えられる。

日本も選手のメダル獲得と、政府のコロナ感染拡大についてははっきりとNOを出さないとバカにされる。オリンピックを見させたら、支持率が上がると思っている政府にバカにされる。

http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/224.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 菅首相が国賓級のおもてなしでワクチン前倒し要請もファイザーは“スルー”「野党のせい」と恨み節〈AERA〉
菅首相が国賓級のおもてなしでワクチン前倒し要請もファイザーは“スルー”「野党のせい」と恨み節
https://dot.asahi.com/dot/2021072500016.html
2021.7.25 14:30 AERA dot.


菅義偉首相と河野太郎ワクチン担当相(C)朝日新聞社


立憲民主党の公式Twitter

菅義偉首相は東京オリンピックの開会式(7月23日)にあわせて来日した10を超える国や機関、企業のトップらと会談し、3日間のマラソン外交を終えた。

 中でも東京・元赤坂の迎賓館に招くという国賓級のおもてなしで迎えたのは、新型コロナウイルスワクチンを世界に供給する米製薬大手ファイザーのブーラCEOだ。

 ブーラ氏はIOC(国際オリンピック委員会)にワクチンを無償提供したことなどから、開会式に出席。菅首相は23日午前、河野太郎ワクチン担当相も同席した上で、10月以降に予定している供給分の前倒しを要請したとされる。その会談はどのようなものだったのか。政府関係者がこう明かす。

「官邸ではなく迎賓館で食事を取りながらのおもてなし会談で、国賓級の扱いでした。官邸が会談前から盛んにメディアに会談について吹聴していたので『ワクチン前倒し供給を要請』のニュースが一斉に報じられましたが、実質は『選手団に対する4万人分のワクチン無償支援』に対する首相からの御礼と例の不毛な『安全安心な大会への決意』を述べたことが、メインでした。日本のコロナ感染状況などのレクもブーラ氏にしていました」

 では、肝心の「ワクチン供給前倒し」の結果はどうなったのか?

「菅首相から言及はしたものの、『引き続き実務担当者同士で』と軽くあしらわれたと聞いています。菅首相、河野大臣の2人がかりでブーラ氏と交渉し、何をやっているのか、と失望の声が官邸から出ています。ファイザーに足元をみられているということでしょう」(同前)

 新型コロナウイルスの感染拡大が収まらず、ワクチン供給も一部の自治体で滞る中、政府や自民党内では「そもそも野党のせいだ」という声が相次いでいる。

 こうした声に反応した立憲民主党は、公式Twitterで「ワクチン遅れたのは野党のせい?」としてQA式のツイートを7月16日に連投し、「違います。政府の責任です」などと持論を展開した。

 だが、野党はこれまで国会で何をしてきたのかについては改めて検証してみる必要がある。

 AERAdot.で「菅首相は戦犯に間違いないが、立憲、共産党もポンコツ過ぎたワクチン国会」(6月17日付)と報じたとおり、立憲や共産党がワクチンの国内治験にこだわり、欧米各国で行われていたワクチンの緊急使用に猛反対したことが接種の遅れにつながっていることは既に知られているところだ。

「ワクチン交渉は非公表なのでこれまで報じられていませんが、実は立憲民主党所属議員の軽率な国会での言動がファイザーの怒りを買い、ワクチン供給の遅れに一役買ったという重い事実があるのです」(官邸周辺者)

 問題となったのは、立憲民主党・柚木道義衆院議員が今年2月12日の衆議院予算委員会での以下の発言だという。

「ワクチン確保が後手後手に回ってきてるんじゃないかと指摘もある中で、私はぜひ、3社以外でロシア製ワクチン、中国製ワクチンも含めて確保に努めるべき」

 当時、政府はファイザーと供給量や時期を巡りギリギリの交渉や駆け引きを行っていたという。

「この国会発言を知ったファイザー幹部は激怒。『我々のワクチンは世界が求めているものだ。日本以外に求めているところはいくらでもある』『国会という公式の場で、中国やロシアから供給を受けるなどという議論がなされているのであれば、日本の態度は理解した』として態度を硬化してしまったのです。難しい交渉が一層紛糾し、供給の遅れに繋がったという経緯があります」(同前)

 仮にも柚木衆院議員が提案したとおりに中国製やロシア製ワクチンを確保できたとして、成果は出たかは、甚だ怪しいだろう。中国製ワクチンはデルタ株には有効性が低下するとされ、またロシア製ワクチンはEUでもまだ承認されていない状態だ。仮に確保しても日本国内ではほとんど活用できないということになりかねない。結局、野党の国会提案がワクチン確保の足を大いに引っ張ることとなったというのだ。

さらに立憲民主党政調会長代行の川内博史衆院議員が21日、自身のツイッターに「陛下が開会式で『大会の中止』を宣言されるしか、最早止める手立ては無い」と投稿。「天皇の政治利用」という批判が相次ぎ、投稿はその後、削除された。

 「政府も政府だが、立憲の国会議員の言動も軽すぎる」(野党の衆院議員)

 「戦犯」はいったい、誰なのか、冷静に読み解くことも必要だろう。  

 五輪開催後も連日、選手村などから感染者が出ており、東京都内の感染者は1000人超えが続いている。

 大会組織委員会で感染症対策にあたる専門家の円卓会議で座長を務める岡部信彦・川崎市健康安全研究所長は、朝日新聞の取材に対し、「新型コロナウイルス感染が拡大し、『第4波』に見舞われた際の大阪府のように、東京都で入院すべき人が入院できないような状況になったら大会の中止も考えるべきだ」などと訴えている。

 政治のせいでワクチンという「ゲームチェンジャー」の確保が中途半端なまま、これ以上、国民が翻弄されることのないよう祈るばかりだ。(AERAdot.取材班)




http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/225.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 東京五輪は即刻中止を!茶番の五輪のどこに意義があるんだ 井筒和幸の「怒怒哀楽」劇場(日刊ゲンダイ)

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東京五輪は即刻中止を!茶番の五輪のどこに意義があるんだ 井筒和幸の「怒怒哀楽」劇場
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/292321
2021/07/24 日刊ゲンダイ

 明日からでもいい。東京五輪は即刻、中止してくれ。これは生活をする都民からの要請だ。たまには政府も庶民の要請に従ったらどうだ。中高年は感染増大が気が気でないんだ。出歩く気はないが迷惑どころか、感染で死者が出ているんだ。開幕したら、8月中に感染拡大のピークもやってくるそうだ。スガは「五輪をやめることは簡単なこと。楽なことだ」と言った。じゃすぐにやめろ。何が「挑戦するのが政府の役割」だ。政府よ、正気か。ワクチン接種も遅れまくりだ。感染が選手村でどこまで増えたのか、ろくに公表しなくなった。これも政府の指図か。

 スガは「無観客でも大会の意義は決して損なわれない」とヤケクソ顔で言っていた。膨大な建設予算にケチがついた割に金のかかりまくった国立競技場の、熱気を外に逃がして涼しくさせるとかいう気流ファン(ホンマかよ?)も「無観客」じゃ役立たずだな。もう、四コマ漫画だ。しかも、スガは「世界が困難に直面する時こそ団結して、人類の努力と英知で成功することを世界に発信したい」とうつろな目で続けた。寄ってたかって団結して密になったら収まるものも収まらんぞ。デタラメ続きの組織委員会は準備が追いついてないようで「感染もデタラメに広がりまして参ってます」って世界中に発信中だ。選手村でさかりのついた選手に大量に配る予定だったコンドームにもケチがついて、選手らが帰る時に土産物で配ることにしたとか。ジャパン製は品が違いまっせぇ、人類の「努力と英知」をお届けしまっせってか。

 もはや、五輪マフィア、五輪族たちは金がなんぼかかって、なんぼ戻ってくるか、世界配信放送権料などの収支が気がかりなだけだ。国民、都民には何の足しにもならない。我らは血税を吐き出させられて、はい終わりだ。このツケは大きい。しばらく、トーキョー、ニッポンは金欠。公共サービスも減るし、経済回復なんていつのことだか。

 おまけに先日、ボスのバッハめ、こともあろうに広島の原爆慰霊碑に献花に行ったと。そうしたら、「バッハよ、どのツラさげて広島に」「来るな」とプラカードに書かれて、デモまであった。「五輪は平和な未来への希望の光で」などとテキトーな演説をして、マジにどのツラ下げて、だ。五輪商売しか能のないバッハごときが原爆をダシに、何が平和だ希望だ。“五輪屋”が未来をどうしてくれるんだ。五輪が平和に役立つなど嘘っぱちだ。

 過去を見たら分かる。五輪中だろうと、世界は戦争してきたんだ。このどさくさに性犯罪も起きていた。国立競技場の中でバイトする外国籍の留学生が、閉会式リハーサルを見た後の観覧席で、バイト女性に強制性交容疑で逮捕だ。五輪委員会よ、この先、何もなくカタが付くと思っているのか? 今、ニッポンも世界も憂さのたまった者たちばかりなんだぞ。茶番の五輪。一体、どこに意義があるんだ。



井筒和幸 映画監督
1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。



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記事 [政治・選挙・NHK282] 旋風なき「れいわ」どこへ 衆院選で山本氏の復帰なるか(朝日新聞)

※2021年7月21日 朝日新聞4面 紙面クリック拡大


旋風なき「れいわ」どこへ 衆院選で山本氏の復帰なるか
https://digital.asahi.com/articles/ASP7N755CP7NUTFK00T.html
2021年7月20日 21時55分 朝日新聞

 7月の東京都議選では、山本太郎氏が代表を務めるれいわ新選組が初めて挑んだが、獲得議席はゼロに終わった。2019年参院選に起こした「れいわ旋風」は吹かず、山本氏にとって昨年の都知事選に続く敗北となった。秋までにある衆院選で国政復帰を狙う山本氏だが、ブームは去ってしまったのか……。(北見英城)


都議選で応援演説に立つ山本太郎氏=2021年7月3日、東京都杉並区、北見英城撮影

 「議席獲得に届かなかったことだけを考えれば敗北だが、プロセスについては獲得できたものがある。次につながる」

 山本氏は都議選の投開票から4日後の今月8日、記者団にこう語った。前向きな言葉を重ねたものの、表情は終始硬かった。

 れいわは都議選で足立、杉並、世田谷の3選挙区に候補者を擁立した。山本氏は2013年の参院選の東京選挙区で初当選した際も、20年の都知事選に挑戦した際も、いずれも六十数万票を集めた。山本氏が立候補していないとはいえ、一定の票を見込んでいた。 「議席獲得に届かなかったことだけを考えれば敗北だが、プロセスについては獲得できたものがある。次につながる」

 山本氏は都議選の投開票から4日後の今月8日、記者団にこう語った。前向きな言葉を重ねたものの、表情は終始硬かった。

 れいわは都議選で足立、杉並、世田谷の3選挙区に候補者を擁立した。山本氏は2013年の参院選の東京選挙区で初当選した際も、20年の都知事選に挑戦した際も、いずれも六十数万票を集めた。山本氏が立候補していないとはいえ、一定の票を見込んでいた。

「ブームは過ぎ去ったのかな」党関係者は漏らす

 山本氏は選挙戦中、周囲に「これまでの蓄積がどれだけ形になって表れるのか、見てみたい。今回の選挙で東京に基盤をつくれるかどうかだ」と語るなど、次の衆院選への「試金石」に位置づけていた。

 しかし、結果はゼロ議席だった。党関係者は「ブームは過ぎ去っちゃったのかも」と肩を落とす。

 敗因の一つは、山本氏の発信力の低下だ。れいわは19年参院選で2人が当選したが、山本氏は落選。国会で追及する機会はなくなった。立憲民主党のある議員は「バッジを失って発信力が弱くなった」と話す。


参院選で初当選を決め、記者会見で笑顔を見せるれいわ新選組の木村英子氏(左)と山本太郎代表=2019年7月、東京都千代田区、西畑志朗撮影

 そこに新型コロナウイルス感染拡大が追い打ちをかけた。大規模な街宣活動を封印せざるを得なくなり、有権者に直接訴える機会が減った。山本氏は都議選中、「密」を避けるため演説場所を告知しない「ゲリラ街宣」を繰り返した。「動員をかけるのはリスキーだった」と振り返る。

 ただ、知名度のない新顔候補にとっては痛手だった。党関係者は「代表が来るとなると人は集まってしまう。私の所にも『いつ代表が来るのか』と問い合わせがあった」ともどかしさをにじませた。

 また、山本氏の主張も目立たなかった。これまで大胆な財政出動を訴えてきたが、コロナ禍で他党も10万円給付や消費減税に触れるようになり、差別化が難しくなった。

 衆院選に向けて、カギを握るのは山本氏の去就だ。

山本氏、次の衆院選の選挙区「五つ程度にしぼった」

 山本氏は国政復帰を狙う意向を示している。立候補する選挙区について「五つ程度にしぼった」と語る。


全国キャラバンの出発地、北海道・利尻島で民家の壁にポスターを貼る山本太郎氏=2019年9月18日午後

 今月17〜18日に行った朝日新聞の世論調査では、衆院選比例区の投票先で、れいわは国民民主党や社民党を上回る2%だった。今なお一定の支持層を維持し続けている。

 課題は、選挙で戦えるだけの組織づくりだ。次に衆院選のある立候補予定者は、ポスター貼りでボランティアを集めたが、集合場所にポスターを届けるために電車で運んだ。タクシー代などが工面できず、党からの支援もなかった。「1人で持てる分のポスターしか運べなかった」と話す。

「たかが山本、されど山本…」

 党の知名度の問題もある。党関係者は「山本太郎は応援するが、他の人はダメだ」とポスターを貼ることを断られた。電話では「れいわ新選組」と名乗ると「何それ」と言われた。この関係者は言う。「都議選で分かったことは、『れいわ』と山本太郎が結びついていないということ」


山本太郎氏のこれまで

 れいわ内に葛藤がある。別の立候補予定者は「何としても山本氏に国会議員に返り咲いてほしい。そのためには、山本氏は自分の小選挙区に張り付かざるを得ない。山本氏の応援は無いものとして戦う」と話す。党関係者はこう言う。「結局は、山本太郎に頼るしかない。たかが山本太郎、されど山本太郎」



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