★阿修羅♪ > アーカイブ > 2021年7月 > 19日04時40分 〜
 
 
2021年7月19日04時40分 〜
記事 [政治・選挙・NHK282] <批判殺到>五輪後、2400人感染も「それくらいなら大丈夫」 政府に開催中止の選択肢なし(東京新聞)
五輪後、2400人感染も「それくらいなら大丈夫」 政府に開催中止の選択肢なし
https://www.tokyo-np.co.jp/article/117391
2021年7月18日 06時00分 東京新聞



 新型コロナウイルス緊急事態宣言下での東京五輪開幕まで1週間を切った。東京都では17日まで4日連続で新規感染者が1000人を超えるなど、感染状況は明らかに悪化傾向にあり、大会の中止を求める世論は根強い。だが政府には、状況次第で中止を検討する考えは既になく、このまま開幕を迎える方針だ。

【関連記事・動画】来日中の五輪関係者が「路上飲み」 ホテル近くで「密」に

 菅義偉首相は16日、政府の東京五輪・パラリンピック競技大会推進本部の会合で「安全安心の大会の実現に向けて最後まで高い緊張感を持って取り組んでほしい」と話した。17日の読売テレビ番組では「たとえ無観客でも、感動を世界に届ける。難局を乗り越えられると発信することに意義がある」と強調した。

 15日に開かれた都のモニタリング会議では、新規感染者の増加が今のペースで続けば、五輪閉幕直後の8月11日には直近1週間平均で約2400人に達するとの試算が示された。だが政府高官は「それくらいなら大丈夫。中止はない」と意に介さなかった。

【関連記事】五輪は「感染防ぐ有効な対策」に?…小池知事ら「4連休はお家で観戦」呼び掛け

 五輪開催については、東京が3度目の緊急事態宣言下にあった6月2日の時点で、政府の新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂会長が「今の状況でやるのは、普通はない」と指摘していた。首相も「国民の命と安全を守るのは私の責務。守れなくなったらやらないのは当然」と、中止の可能性を否定しなかった。

 だが、それ以降、首相は記者会見などで、どのような感染状況になれば中止を検討するのかといった明確な判断基準を示すことはなかった。

 元日弁連会長の宇都宮健児弁護士は15日、インターネットで集めた大会中止を求める45万超の署名を首相ら宛てに提出した。

 この署名を受け、加藤勝信官房長官は16日の会見で「安全安心な大会」を実現する方針を改めて強調した。感染状況が一段と悪化した場合、大会期間中でも中止があり得るかとの問いには「大事なことは足元の感染に対してしっかりと対応し、ワクチン接種を進めることだ」と話すにとどめた。(村上一樹)

【関連記事】説得力乏しい「安全安心の五輪」 水際対策・バブルを巡る首相発言を点検した
【関連記事】 何を聞いても「安心・安全」 本紙など3社の異なる質問に同じ答え 首相会見の書面回答


関連記事
<五輪直撃!>東京感染「4週間後2406人」 第3波のピーク上回る <今日の新規感染1308人、2日連続で1000人超>
http://www.asyura2.com/21/senkyo281/msg/879.html
















http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/132.html

記事 [政治・選挙・NHK282] NHKが開会式前日に放送『いだてん』が突きつける東京五輪への疑問!「いまの日本は世界に見せたい日本か」の台詞が甦る(リテラ)
NHKが開会式前日に放送『いだてん』が突きつける東京五輪への疑問!「いまの日本は世界に見せたい日本か」の台詞が甦る
https://lite-ra.com/2021/07/post-5955.html
2021.07.18 NHKが開会式前日に放送『いだてん』が突きつける東京五輪への疑問 リテラ

    
    NHKアーカイブスHPより

 デルタ株の感染拡大に加え、バブル方式破綻やデタラメな感染対策が次々露見し、地獄絵図になる可能性がますます高まってきた東京五輪。

 しかし、マスコミ、特にテレビはひと頃の批判姿勢はどこへやら。各局とも五輪を無理やり盛り上げようと、本番直前のオリンピック特番を次々放送し始めた。莫大な金を使って放映権を買った以上、どうしても五輪を盛り上げる必要がある上、民放にとっては、特番をやれば、五輪スポンサーが提供について金が入ってくる、ということだろう。

 もちろん、この特番ラッシュはNHKも例外ではなく、『スポーツ酒場“語り亭”東京2020オリンピック 開幕直前スペシャル』といったバラエティ特番はもちろん、『東京リボーン スペクタクルシーンを凝縮 首都大改造の3年間』『オリンピックの群像“不敗の勇者 山下泰裕” 』など、政権や組織委ヨイショのような特番まで、さまざまな特番の放送予定が組まれている。
 
 政権に忖度してコロナ感染をめぐる報道まで圧力がかかっているといわれるNHKらしいラインナップだが、しかし、そんななかで、放送されることが、空疎な盛り上げとは逆に、東京五輪強行への疑問を喚起するかもしれない特別番組がある。

 それは、五輪開会式前日の7月22日にアンコール放送されることが発表された『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(NHK)総集編だ。

 周知のように、同作は宮藤官九郎が脚本を担当し、当初、東京五輪が予定されていた2020年の前年2019年に放送された。

 だが、この『いだてん』については、NHKがアンコール放送を発表する少し前、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』などで知られる脚本家の野木亜紀子氏が、五輪開催強行に疑問を投げかける文脈で、こんなツイートをしていた。

〈オリンピックとは何であるか。今こそ『いだてん』の再放送が必要なんじゃないか。と思うけれどもオリンピックはすでに二週間後なので放送しても間に合わない。つか、マジでオリンピックやるの?その引き換えに飲食店や酒類販売業者を悪者にするの無理がない?感染の原因は本当にそこだけなの?〉

 たしかに、野木氏がこの状況で『いだてん』の再放送を口にした理由はとてもよく理解できる。

 なぜなら、この『いだてん』にはまさにいま、東京五輪を強行しようとしている人たちに突きつけるべきメッセージが含まれているからだ。

 それを象徴するのが、37話、そして最終話に登場する「いまの日本は、あなたが世界に見せたい日本ですか?」というセリフだ。

■1940年の幻の東京五輪を止める言葉「いまの日本は世界に見せたい日本か?」がよみがえる

『いだてん』は、日本人初のオリンピック選手であるマラソン選手・金栗四三(中村勘九郎)と五輪招致に尽力した田畑政治(阿部サダヲ)を主人公に、1912年のストックホルム大会から1964年東京大会までの間、オリンピックに関わった人々を描いた群像劇だが、途中、1940年の幻の東京大会をめぐるエピソードが出てくる。

 1940年、東京での五輪開催が決まっていながら、日本の中国侵略に国際社会が反発。最終的に東京大会は開催されず幻に終わるのだが、37話で描かれているのは、その幻の東京オリンピック開催をめぐる嘉納治五郎(役所広司)と田畑(阿部サダヲ)の対立だ。

 日中戦争の勃発で国際世論の日本への批判が厳しくなるなか、日本人初のIOC委員であり五輪招致の中心を担った嘉納は国威発揚に五輪を利用しようとする政府を後ろ盾に、あくまで開催を押し切ろうとする。それに対して、土下座をしてまで開催返上を迫る田坂。

 しかし、嘉納は意見を変えず、田畑に対して、国際世論を抑え込むために、カイロで行われるIOC総会についてきてほしいと語る。

 すると、田畑はそれを拒否し、激高しながら、スポーツが政治利用されてしまう現状では日本にオリンピックは開く資格はなく、ここはまず返上して、日本は平和になってからまた招致すればいいと主張する。そして、逆に嘉納に対してこう問いかけるのだ。

「いまの日本は、あなたが世界に見せたい日本ですか?」

 結局、嘉納はひとりでカイロに向かい、ひとまず開催返上阻止に成功するが、その帰国途中、船上で客死する。一方、日本はさらに戦争にのめり込み、周知のとおり、1940年の東京五輪は開催されることなく、幻に終わる。

 それから20年。敗戦を経て、田畑らは再びオリンピック招致に動き、1964年に東京オリンピックが開催される。2019年12月に放送された最終話では、主に開会式から閉会式までの大会期間のドラマが描かれたが、印象的なのは閉会式のシーンだった。

 よく知られている通り、1964年の東京オリンピックの閉会式はそれまでの慣例を打ち破って、選手が自由気ままに入場するかたちになった。国籍、人種、性別、宗教、ありとあらゆる壁を乗り越え、選手たちが笑顔で手と手を取り合い入場するさまは、感動を呼び、以降、閉会式では、このかたちが定番となっている。

 最終話では、この閉会式の様子がたっぷり描かれたうえ、涙ぐむ田畑が映し出されるのだが、そこに亡き嘉納の幽霊が現れる。そして、田畑にこう問いかけるのだ。

「これが、君が世界に見せたい日本かね?」

 これに田畑が「はい」と微笑みながら胸を張って答える。あの幻の東京五輪への批判のことばが、今度はオリンピックの理念を具現化した閉会式への賞賛のことばとして、最終話によみがえるのだ

■戦前の日本の歪なナショナリズム、負の部分に踏み込んでいた『いだてん』

『いだてん』という作品はほかにも、見るべき部分がたくさんある。クドカン流のキャラクター設定や密度の濃いやりとりはもちろん、五輪礼讃とは一線を画し、国威発揚や勝利至上主義とは距離を置いた視点、さらには、歴史修正主義がはびこる現在の日本でコントラバーシャルな日本の近現代史に踏み込み、戦前の日本の歪なナショナリズム、負の部分に踏み込んでいたことも評価すべきだろう。

 関東大震災の朝鮮人虐殺を示唆するシーン、朝鮮半島出身であるにも関わらず、日本の植民地支配のため、日本代表として日の丸と君が代をバックにメダルをもらうことになったマラソンの孫基禎選手と南昇竜選手のエピソード、オリンピックの舞台となるはずだった国立競技場から学徒動員で戦地へ向かい死んでいった若者の悲劇、満州における中国人に対する加害行為……。

 安倍政権下で右傾化と歴史修正主義的な風潮が進み、史実通りの戦前、戦争描写が難しくなっているなか、NHK大河ドラマというもっともメジャーな場所で、こうした描写に向き合ったというのは、賞賛に値する

 しかし、いま、この状況で再び『いだてん』を観たとき、わたしたちの心に刺さるのはやはり37話と最終話に登場する「いまの日本は、あなたが世界に見せたい日本か?」だ。

 2つの対照的なシチュエーションで真逆の使い方をされたこの問いかけのことばによって、私たちはオリンピックが本来どうあるべきか、がはっきりとわかるはずだ。

 そして、コロナの感染が全く収束しないまま、ワクチンや経済的格差がさらに激化する中で、国民の健康と命を危険にさらして五輪強行へと突き進んでいるいまの日本の姿を思い出して、「あなたが世界に見せたい日本か?」ことばを問いかけたくなるだろう。

 NHKの編成は五輪盛り上げのために放送するだけなのだろうが、NHKにどういう意図があっても、変な編集さえされなければ(物語の根幹をなすシーンなのでさすがにカットは難しいだろう)、『いだてん』は間違いなく、東京五輪のあり方に疑問をもち、五輪の本質を考えるきっかけになる。開会式ではなく、その前日に一人でも多くの人がNHKを見てくれることを願いたい。

(本田コッペ)



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/133.html

記事 [政治・選挙・NHK282] <いよいよ政権末期!>ANN世論調査 内閣支持率29.6%政権発足以来最低に 



ANN世論調査 内閣支持率29.6%政権発足以来最低に
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c57d9e3ca87e2dd289694e6f908047e76656f83
7/19(月) 6:14 ANN



 ANNの世論調査で菅内閣の支持率が29.6%となり、政権発足以来、最低となりました。支持率が3割を切るのは初めてです。

 調査はこの週末に行いました。

 菅内閣の支持率は29.6%で先月の前回調査から2.8ポイント下がりました。

 一方で「支持しない」と答えた人は3.4ポイント増えて、政権発足以来、最も高い46.1%となりました。

 23日に開幕する東京オリンピックについて「開くことでよい」と答えた人がこれまでの調査で最も高い42%に上りました。

 さらに、ほとんどの会場で無観客で行われることについて「適切だ」と答えた人は61%でした。

 また、競技会場や選手に対する感染防止対策については「適切だ」と答えた人が33%だったのに対し、「緩すぎる」と答えた人が52%に上りました。

 新型コロナを巡るワクチン接種の進み具合については「うまくいっていない」と答えた人は66%で前回調査から9ポイント増えました。




http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/134.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 野党は連合原発派を斬り捨てよ!<本澤二郎の「日本の風景」(4149)<地球温暖化で人類消滅犯の原発派は生き残ることが出来ない!>
野党は連合原発派を斬り捨てよ!<本澤二郎の「日本の風景」(4149)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/29856195.html
2021年07月19日 jlj0011のblog


<地球温暖化で人類消滅犯の原発派は生き残ることが出来ない!>

先の都議選の結果を見れば、自公体制は有権者の支持を失った。コロナ電通IOCのための4兆円五輪を評価していない。政権交代を求めている。それでも、対抗する受け皿が用意できない野党である。野党の結束を阻止する一部の勢力が、かつては国民の味方だった労働組合なのだ。どういうことか?

 連合である。しかも、連合の主導権を握る原発派・電気連合なのだ。労働組合でありながら、政府・原子力ムラの一翼を担っていて、全く恥じない。恥知らずは自公だけではないのだ。野党連合を阻止する連合に、いよいよメスを入れる時がきたのではないか。元自民党支持派からも「電気連合を切れ」との怒りの主張が飛び出してきている。

<連合原発派は殺人労組=財閥の先兵か>

 地球温暖化・異常気象の犯人は、ガソリン車や石炭火力発電所だけではない。もっともっと巨大な犯人がいる。400基以上の原子力発電所から海水に放流されている高温の汚染した大量排水なのだ。海水の二酸化炭素を大気中に放出するだけではない。海水温を引き上げて、それによって異常な地球破壊を引き起こしている。

 原発による放射能汚染は、低線量でも人間の命を奪う。さらに、大災害で人々の命と生活を奪っている元凶である。その先兵役が、連合の原発派・電気連合ということになる。労働貴族とも称される財閥の先兵なのだ。国民の命を奪う、殺人労組と言ってもおかしくないのである。

<熱波・大豪雨・大洪水・ハリケーンは原発400余基の高温大量排水>

 原子炉を冷やすために原発が、海水を使用できる海のそばに建設されているという事実でさえも、気付いていない市民は少なくない。昨日、元教師の86歳の我が恩師に原発のことを話してみた。

 彼女の近くの山間部にある千葉県が認可した水源地の産廃場に、フクシマの放射能汚染土壌などが、実に1万トン以上も投棄された。その事実さえも、知らなかった。

 ぼけ老人ではない。パソコンも使うことが出来る。頭はすっきりしている。足腰が多少、弱っているだけだ。週2回のデイサービスに出かけて、入浴を楽しんでいる元英語教師で、彼女の父親は敗戦後、28歳で校長を務めた、いうなれば地方の教育一家で知られていた。

 それでも、近くの産廃場にフクシマの放射能汚染物資が投棄されていることについて、全く気付いていなかった。千葉県と産廃場経営者がこっそり強行して、住民には蓋をして、知らぬ半兵衛を貫いてきたのである。報じたのは毎日新聞、それも小さな記事だった。「当時の知事・森田健作はその大金で別荘のような高級住宅を建てた。認可した役人、そして産廃場の関係者も、法外な利益を手にした。断定できる」が、地元の事情通の指摘である。

 目下、木更津市の水源地にも、同じような産廃場建設計画が持ち上がっている。二匹目のドジョウを狙ったものか、同一の業者なのか。決まってやくざがらみの業者だ。要は、房総半島を放射能汚染地域にするというもので、金のためには何でもする悪徳政治屋と悪徳業者が存在する三等国の日本を知らしめている。同じような事例は、首都圏以外でも起きているだろう。

 フクシマには、東電原発近くの町のいたるところに、汚染土壌をつめた真っ黒な袋が、今も不気味に置かれたままになっている。フクシマの恐怖は、10年前と同じなのだ。「復興五輪」とは、日本原発ロビーによる国民を欺く策略、転んでもただでは起きない恐ろしい悪魔の体質を象徴している。

 これに抵抗した学者やジャーナリストらが、次々と怪死を遂げていたことも、例の竹野内真理blogで知ったばかりだ。恐怖の言論弾圧で、新聞テレビも死んでしまった。目隠しされた国民は多い。

 ともあれ、原発は放射能汚染問題だけではない。地球の永久凍土を溶かし、海水温を上昇させ、其の結果、気候変動をもたらしてきている。日本は54基の原発で、地球を破壊してきたことになる。86歳の元英語教師は、目を丸くして聞いてくれた。

 北米のハリケーンは有名だが、目下、熱波でもって人の命を奪っている。大豪雨による大洪水でも。日本列島は台風の季節に入ると、農作物から人命までも奪われることになるだろう。2019年の15号台風では、本気で「おしまいか」という恐怖を味わった。

<連合は電気連合を排除離脱することが国民の声>

 電気労連と記憶していたが、確認すると、電機連合である。日立・東芝・三菱の原発御三家が、組合の主力となっていた。要するに原発労組なのだ。原発による暴利で飯を食っている、労働貴族の労働組合なのである。 

 とはいえ中曽根バブル崩壊以降、加盟組合を広げてきたものの、全体の規模は大きく縮小してきている。2019年資料では231組合、約57万人組合員と

落下が著しい。311によって原発NOの動きは、国際的に流行している。原発建設を喜んで受け入れる国は、この地球から消えてしまった。

 チェルノブイリ事故で原発の恐怖を認識していたドイツは、311で即座に原発全廃を決めたが、日本では安倍・自公という、極右のカルト教団を支持基盤とする政党が、再稼働政策を強行しているものの、国民の抵抗は強い。

 国民の怒りは、原発御三家の電機連合にも向かっている。日立・東芝・三菱の不買運動にも点火するだろう。

<地球・人類のために電機連合・原発派候補を叩き落す運動が不可欠>

 地球と人の命を守るために、主権者が出来る行動は、原発派候補を落選させる運動に参加することである。電機連合が支持する候補者を落選させる運動が不可欠であろう。

 天人合一という言葉がある。自然・地球と人間は、一体である。自然が壊れると、人間は生きられない。科学技術の終着点は、核開発・核エネルギーである。それによって、地球は破壊されている。其の結果、人間も安心安全の生活を脅かされてしまった。

 科学技術文明からオサラバする時である。大自然との共存が人の道である。お互い角突き合わせている時ではない。賢者は米中対立を止めることでなければならない。原発廃止のために人類は、協力すべき時である。時間は限られている。

<日本学術会議のフクシマ報告書は破棄して再レポート作成を>

 ついでに言うと、日本学術会議のフクシマ報告書である。フクシマは原発派によってコントロールされている。それが学術会議のレポートにも反映されていた。竹野内真理blogは、それを見逃すことはしなかった。

 日本学術会議は、問題の報告書を廃棄して、改めて公正なレポートを作成するほかない。原子力ムラによって、子供や若者たちの健康が奪われている。放射能下に生きる福島県民という人体実験を、直ちに止めさせるのである。すでにチェルノブイリで判明している。731部隊ときっぱり手を斬るしかない。

2021年7月19日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


立憲民主、国民民主両党は15日、最大の支持団体である労働組合の全国組織「連合」と次期衆院選に向けた政策協定を締結した。連合が目指した3者の協定は、先の東京都議選などで立民が共産党と連携したことに国民民主が反発した影響で見送られ、同じ内容の協定をそれぞれ別途結ぶ形になった。衆院選に向けた立民と国民民主の不協和音が浮き彫りになった。


本澤先生、官邸前行動
(原発反対)に参加して来ました。チラシの中身は原発ですが1(再稼働、汚染水7,25)2(島根原発2号炉にノー、パブコメ7,23)3(原発いらない金曜行動、8,20 9,17)4(子供、脱被爆裁判、7,24)
5(東電、原電の闇を暴く7,18)6(沖縄つぶしの「土地規制法」は廃止7,23)7(ふるさとを返せ
津島原発訴訟を支援しよう)8(辺野古「不承認」の支持アピールをしましょう、ネット署名)東オリ反対チラシ
デモ2枚(1971年11月沖縄闘争に参加、殺人罪
でっち上げ46年 2017年公務執行妨害で逮捕、
現在東京拘置所に収監中、接見禁止)多分私が頂いたチラシは半分位ですかね、此の原発反対行動は市民のアピールで2回目です、原発当該地では反対運動が全国に及んで居ると思います。3,11事故も安全神話ですね、安全とアピールなら避難訓練とか設備の点検とかもおろそか、福一の事故後(冷却水)のルートさえわからなかった、だらだらすいません?7/16 仲村



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/135.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 選手村滞在選手から初のコロナ陽性が…感染情報を徹底隠蔽する組織委の恥さらし(日刊ゲンダイ)





選手村滞在選手から初のコロナ陽性が…感染情報を徹底隠蔽する組織委の恥さらし
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/292118
2021/07/19 日刊ゲンダイ


日本代表も次々と入村(体操男子の内村航平=左端)/(C)日刊ゲンダイ

 開催機運が高まらないまま、東京五輪の開会式が4日後に迫り、各国代表団の来日がピークを迎えている。本番が近づくにつれ、大会関係者の新型コロナウイルス感染者数も増加。18日は選手村に滞在中の選手2人の陽性も初めて判明した。組織委員会は「プライバシー」をタテに詳細情報をひた隠しにしたが、南アフリカスポーツ連盟・オリンピック委員会(SASCOC)が自国関係者だと発表するや、追認する大マヌケぶり。水際対策はザル、情報は隠蔽。世界に恥をさらす狂気の祭典になること請け合いだ。

 ◇  ◇  ◇

 海外メディアの報道を受けてSASCOCは18日の夜、選手村入りしたサッカー男子選手2人と関係者1人の感染を発表。南ア代表は22日の1次リーグ初戦(東京・味の素スタジアム)で日本代表と対戦する。昼間の会見で組織委はこの3人が「同じ国、同じ競技」としか説明せず、国名、年齢、性別などを含め、詳細を明かさなかった。ところが、南アの動きで一転、認めざるを得なくなったのだ。

 組織委の隠蔽体質は筋金入りだ。公式ホームページで〈大会関係者と観客の新型コロナウイルス感染症の陽性者情報を下記のように公表すると共に、注意喚起と各種対策を講じて感染拡大防止に取り組んでまいります〉とうたい、「東京2020大会関係者の発症状況」を随時アップしているが、どういうわけか英語版のみ。

 項目は公表日、陽性判明日、属性、居住者か非居住者か、14日間の隔離期間を終えていたのか、など。最新データ(18日現在)によると、今月1日以降、計55人の感染が判明。内訳は業務委託スタッフ29人、大会関係者16人、報道4人、選手4人、組織委スタッフ2人だ。隔離期間を終えたかどうかは、半数超の32人が「非公表」となっている。


バブル方式はあっさり崩壊(東京・晴海の選手村)/(C)日刊ゲンダイ

「情報を隠すほど政府が嫌う風評やデマが飛び交う」

 一方、COC(チェコオリンピック委員会)も18日、来日した代表チームスタッフの陽性が確認されたと発表。成田空港で実施された抗原検査、続いて行われたPCR検査で判明し、機内の濃厚接触者と共に隔離中だという。

 この件について組織委はいまだ言及していない。西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)はこう言う。

「南アやチェコの対応は極めてまっとうです。米前大統領や英首相が感染したように、いつ誰が陽性になってもおかしくない。リスク管理の面でも適切な情報の開示・共有が欠かせないのに、統制を敷くとは強権国家そのもの。情報を隠せば隠すほど、政府が嫌う風評やデマが飛び交うことになり、無用な混乱を招くだけです」

 検査態勢も相変わらずザルのまま。空港検疫も毎日のチェックも、最初は抗原検査。陽性と出れば精度が高いPCR検査で再検査する。

「抗原検査頼みの水際対策の失敗で変異株の流入を許しているのに、なぜやり方を変えないのか。直ちにPCR検査に切り替えるべきです。政府はIOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長に遠慮しているのでしょうか。『来日する関係者の大半がワクチン接種済み』『リスクを持ち込むことは絶対にない』と言っていましたから、陽性者がどんどん出たら都合が悪いのか。これ以上、日本の恥を世界にさらすのはやめてもらいたい」(前出の中原英臣氏)

 もはや「安全安心」は、デタラメの代名詞となりつつある。




http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/136.html

記事 [政治・選挙・NHK282] ぐうの音出ない茶坊主芸人の哀れ(植草一秀の『知られざる真実』)
ぐうの音出ない茶坊主芸人の哀れ
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2021/07/post-7e82a6.html
2021年7月19日 植草一秀の『知られざる真実』


芸人が権力に媚びを売ってレギュラー番組司会者の地位にしがみつく姿は人として残念。

最悪の御用番組に堕しているのがTBS「サンデー・ジャポン」

土曜日夕刻の「報道特集」が社会の木鐸としての報道機関の役割を果たそうと真摯な取り組みを示すのに対し、「サンデー・ジャポン」の御用ぶりは痛々しい。

進行を務める太田光氏の偏向ぶりが許容範囲を超えている。

司会進行役が回りくどい自説をぐだぐだと述べ続けるのは滑稽でしかない。

番組を自分自身の演説会とでも勘違いしているのだろう。

発言内容は政治権力に媚びるものしかない。

菅義偉氏が国民の命と健康を犠牲に、自分自身の利益のために五輪開催を強行しようとしている。

その権力にすり寄り、政権援護の発言しか示さない。

このような番組を放置するからメディアが信頼を失う。

7月18日番組では過去の障碍者への犯罪行為とも言えるいじめを得意にインタビューで語ったことが問題視されている小山田圭吾氏の問題が取り上げられた。

出演したカズレーザー氏が説得力のある主張を示した。

カズレーザー氏は

「再挑戦ができる社会と言うのも望ましいんで。

この方のことを結構調べたんですけど。

昔のイジメことは出てくるんですけど、それ以外の情報、例えばイジメを悔いているので、こういった活動をしていますという情報は見つからなかった。」

「今批判の声が大きいというのは(過去の)マイナスの埋め合わせ作業をしてなかったということなんで、これは批判されて当たり前の自業自得の話なんです。

それが言えないんだとしたら、疑われても仕方ないんじゃないかな。」

と述べた。

小山田氏が雑誌で語ったいじめの内容は、凄惨なもの。

イジメは小学校から高校までずっと行っていた。

「全裸にしてグルグルにひもを巻いてオナニーさしてさ。ウンコ喰わしたりさ。ウンコ喰わした上にバックドロップしたりさ」(「ロッキング・オン・ジャパン」)

「クイック・ジャパン」のインタビューでは、小学校の時には障がいのある同級生の体をガムテープで巻き、身動きが取れないようにして、段ボールに入れたことが語られている。

「同じ同級生のことは高校生時代にもイジメた。みんなでジャージを脱がせ、下半身を露出させた。

女の子とか反応するじゃないですか。だから、みんなわざと脱がしてさ、廊下とか歩かせたりして」(「クイック・ジャパン」)

さらに、

「掃除ロッカーの中に入れて、ふたを下にして倒すと出られないんですよ。すぐ泣いてうるさいから、みんなでロッカーをガンガン蹴飛ばした」

「マットの上からジャンピング・ニーパットやったりとかさー。あれはヤバいよね、きっとね。」

小山田氏がいじめた同級生の一人は自殺を考えたともいう。

「ロッキング・オン・ジャパン」のインタビュー記事は1994年1月号に掲載されたもので2万字にのぼるロングインタビュー。

この当時、重大刑事事件が発生している。

1993年5月に発生した「山形マット死事件」。

1993年1月13日夕方、新庄市立明倫中学校1年生の男子生徒が同中学校の体育館用具室内で遺体となって発見された事件。

生徒の遺体は巻かれて縦に置かれた体育用マットの中に逆さの状態で入っており、死因は窒息死だった。

山形県警察は傷害および監禁致死の容疑で、死亡した生徒をいじめていた当時14歳の上級生3人を逮捕、当時13歳の同級生4人を補導した。

一歩間違えば小山田氏のいじめは殺人事件に発展していたとも考えられる。

この事案について太田光氏は延々と

「時代の価値観を知りながら評価しないとなかなか難しい」

との自説を主張し続けた。

太田氏の頭の中には政権に媚びを売ることしかないのだろう。

自分の政治的利益のためだけに五輪開催を強行する菅義偉氏の姿勢とだぶる。

ただ政治権力に媚びを売ることしか考えていない。

あまりにも醜い生きざま。

犯罪的ないじめ行為を是とする時代の価値観など存在したことはない。

サンデー・ジャポンは直ちに司会進行者を差し替えるべきだ。



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/137.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 競技開始まで1週間で「お台場トイレ臭」問題再燃!“灼熱肥溜め”に打つ手なし(日刊ゲンダイ)



競技開始まで1週間で「お台場トイレ臭」問題再燃!“灼熱肥溜め”に打つ手なし
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/292116
2021/07/19 日刊ゲンダイ


1・2億円「アサリ作戦」でも解決せず…。水温上昇も問題(C)共同通信社

 東京五輪の開会式まであと4日の土壇場に、大会組織委員会や東京都が頭を悩ませてきた問題が再燃した。26日からトライアスロンなどの会場となる、お台場海浜公園の「トイレ臭」だ。

 韓国メディアが「東京五輪の水泳競技場でなぜ“汚物の臭い”が……衝撃だ」とする特集記事を掲載。「トイレの下水が海の競技場に流入」「日本の選手たちさえ心配するほど」などと報じた。これにSNSでは「本当だからしょうがない!!」「当然の指摘」といった声が上がっている。

 同会場は2年前、パラリンピックのトライアスロン・テスト大会に参加した選手から「正直、トイレ臭い」と不満噴出。問題視されてきた。

 都は、昨年7月上旬まで伊豆諸島・神津島から運んだ2.2万立方メートルの砂を海中に投入。アサリなど二枚貝がすみつくことによる水質改善を期待し、事業費は1億2000万円ナリ。

 海水の濁りの原因となるプランクトンを食べてくれるという「アサリ作戦」は、どうなったのか。担当する都港湾局港湾整備部環境対策担当課長・樋口友行氏の論文が、笹川平和財団「海洋政策研究所」のホームページに掲載されている。

1.2億円「アサリ作戦」でも解決せず…

 それによると、〈(砂投入後)約80日経過した箇所において潜水調査をしたところ、良好な状態で砂層を形成していました〉〈注意深く観察すると、砂質を好むアミメオニスピオなどが生息していました〉という。スピオとは、海洋生物ゴカイの一種。湾内の生態系に変化は見えつつあるようだが、はたして「肥溜め」問題は解決できたのか。お台場の水質について問題提起した港区議会議員の榎本茂氏はこう言う。

「アサリが全てを解決してくれるわけではありません。アサリは海中の微生物を食べると『偽糞』という有機物を排出します。その偽糞をバクテリアが分解する際に大量の酸素を消費することで、水中に無酸素状態の層が発生する。その層に、臭いの原因となるメタンガスを発生させる微生物が集まるのです。アサリが微生物を食べることで、水の透明度は上がるかもしれませんが、臭いの改善にはつながらないと考えられます」

 夏本番の到来で、水温上昇も必至。「灼熱肥溜め」を泳がされる海外選手たちは絶対、日本を嫌いになりそうだ。



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/138.html

記事 [政治・選挙・NHK282] ザルにもならない五輪の水際対策 抜け穴だらけのバブル方式 後は野となれのコロナ五輪(長周新聞)
ザルにもならない五輪の水際対策 抜け穴だらけのバブル方式 後は野となれのコロナ五輪
https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/21442
2021年7月18日 長周新聞



 東京五輪の開幕が7月23日に迫るなか、東京都内の新型コロナウイルス新規感染者数は6月中旬から再び増え続け、今月14日に1149人、15日には1308人となり、4〜6月の「第四波」ピーク(5月8日)を上回った。1000人超えは2カ月ぶりとなる。批判世論の高まりを受けて政府や組織委はやむなく東京五輪の無観客開催に舵を切ったが、開幕まで1週間を切り、世界200カ国以上から7万人もの選手や関係者、報道陣が続々と入国するなかで、検疫(感度の低い抗原検査)や隔離をくぐり抜けて市中にくり出しており、すでに選手団、選手村、合宿地などでも感染やクラスターが発生している。国内ではワクチン不足に陥り、30万人ともいわれる五輪スタッフやボランティアにもワクチン接種が行き届いていないのが現状で、五輪を契機にして東京が変異株の巨大なエピセンター(感染震源地)と化すことが現実味を帯びている。



 政府や大会組織委員会は、五輪参加のため海外から入国する選手団や関係者は、全期間を通じて限られた施設や動線内のみで行動し、外部との接触を遮断する「バブル方式」をとることで集団感染を防ぐとしてきた。ところが入国時から、五輪関係者と一般客との接触を物理的に遮断する機能はない。

 玄関口となる成田空港の検疫所では、検疫にあたって五輪関係者と一般客の取り扱いに明確な区別はない。羽田空港も同じく、入国後の動線に区別はなく、トイレもコーヒースタンドも五輪関係者と一般客が混在している実態が明るみに出ている。

 さらに入国直後の検疫でおこなわれる検査は、PCR検査よりも感度が低い抗原検査のみ。米疾病対策センター(CDC)の報告(1月)では、発熱などの症状がある人の場合は抗原検査でも80%の確率で陽性者を捕捉できるが、無症状者の場合は59%の陽性者が見落とされるとしている。また米ナショナルフットボールリーグ(NFL)の所属医師たちも6月、過去63万2000回にのぼる検査の結果として、PCR検査では73〜82%の確率で陽性者を捕捉できたが、抗原検査では陽性者の42・3%が陰性となっていたことを米内科学会誌に報告している。検疫ではPCR検査がいまや世界的な常識だ。

 最初に感染が発覚したウガンダ選手団の選手一人も、抗原検査では陰性となり、そのまま貸し切りバスで大阪府泉佐野市の合宿地に移動。その後にチーム内で出た陽性者の濃厚接触者として受けたPCR検査でデルタ株の感染が判明した。そのため選手団だけでなく、送迎バスの運転手や添乗員、市職員の7人までも濃厚接触者となった。

 それでも政府が抗原検査を推奨する要因として、PCR検査のかわりに昨年度の第二次補正予算で確保した179億円分の抗原簡易キットが大量に在庫として残っていることが指摘されている。だが水際対策において最も肝心な入国時検疫で、PCRよりも感度が半分程度の抗原検査を用いている時点で「バブル方式」は入口から崩壊しているといわざるをえない。

 また東京五輪パラの「公式プレイブック」(第三版)では、選手以外の大会関係者やメディア関係者に対しては、「来日後3日間は宿泊施設で自己隔離」「来日後の14日間は大会用に定められた宿泊施設や移動手段を使用し、他の宿泊施設を利用する場合は申請して許可を取る。来日後14日間は細かな行動計画を大会組織委員会に提出して許可される必要がある」「計画に記載されている以外の行動は基本的に取ってはならない」としている。

 ところが、宿泊施設でルームサービスや食堂が利用できない場合などには、個室があるレストランやテイクアウト、コンビニ等の利用を認める例外規定があり、これに事前届出は必要なく、適用基準も曖昧で、政府は「監督者の帯同の下、条件を満たせば利用が認められる」(内閣官房)としている。これもVIP待遇のIOC関係者(約3000人)やスポンサー関係者の要求を忖度したためで、隔離規定すらも開幕前からなし崩し的に破綻している。

 NHKの14日朝のニュースでは、東京・築地を散策している外国人へのインタビューで、質問に答えた男性がアフリカから来日した大会関係者であり、入国したのは「今朝の二時」で「ずっとホテルの中にいたので、ちょっと足を伸ばそうと歩いているだけ」と平然と語る様子が流されて物議を醸した。それもそのはず、14日間の隔離規定はプレイブックで定めているものの、自己隔離中の宿泊施設からいつ外出し、その後どのような行動をしたのかはあくまで自己申告制。5万人以上もいる海外からの大会関係者の行動を厳格にチェックする機関やシステム、帯同する監督者もない。

 内閣官房は13日、今後も組織委員会として大会関係者の行動の調査や記録はおこなわないと明言している。

 13日には、大会公式オフィシャルサポーターの英企業「アグレコ」のスタッフとして来日したアメリカ、イギリス国籍の男性4人がコカインを使用した麻薬取締法違反の疑いで警視庁麻布署に逮捕される事件も起きた。発表によると、3日未明に1人が酒に酔って都内のマンションに不法侵入し、警官の職務質問と尿検査でコカイン陽性反応が出た。職質前日には六本木のバーで飲酒していた。全員が14日間の自己隔離期間は終わっていたものの、プレイブックでは、入国後15日目以降も食事の場所は原則「大会会場における食事施設」「宿泊先内レストラン」「自室内でのルームサービスやデリバリー」に限定している。

 もし薬物使用で逮捕されなければ、このルール違反も摘発されておらず、氷山の一角と見ることができる。すでに都内では海外から訪れた外国人(大会関係者)が溢れており、そこから変異株の感染が広がることは時間の問題となっている。

 五輪の安全対策の肝として打ち出されたバブル方式は、当初から実態がともなわない机上の空論に過ぎず、水際からして「ザル」以下の杜撰(ずさん)さを見せている。開催を既定事実としたものの必要な対策はともなわず、「後は野となれ、山となれ」で見切り発車した後は、「検査せず」「摘発せず」「発表せず」の段階へ移行する様相だ。

すでに続々と感染者が 情報の詳細は非公表

 政府は、13日に開村した選手村(東京都中央区晴海、大会期間中に約1万8000人が利用)について、入村している選手や関係者の国籍や人数などの詳細情報は「把握できない」とし、選手内で感染者が出た場合も陽性者の国籍や競技、症状の有無、入院情報などは「非公表」とする方針を示した。これまでに明らかになっているだけでも、選手村で勤務する大会組織委の職員と業務委託スタッフを含む約20人の大会スタッフが陽性となっている。

 内閣官房によると、選手でも2月にフランス2人、4月にエジプト1人、5月にスリランカ1人、6月にガーナ1人、ウガンダ2人、7月にセルビア1人、さらに今月15日には来日選手1人(国籍非公表)が入国後の検査で陽性となっている。選手や関係者の7割超が14日間の自己隔離免除を希望し、入国直後から合宿や予選大会、開催準備に参加している。

 各国選手団の合宿地となっている全国のホストタウンでも感染が確認されている。13日には、静岡県浜松市にあるブラジル柔道代表の宿泊施設で、従業員2人とその家族など8人が陽性となり、クラスターと認定された。

 また14日、南アフリカ代表が入国時に搭乗していた飛行機に、コロナ感染者がいたことが分かり、選手14人全員とスタッフ4人の計18人が濃厚接触の候補者となったため、合宿地である鹿児島市入りを見送った。

 同日、福岡県宗像市で事前合宿をおこなっている7人制ラグビーのロシア選手団のスタッフ1人の陽性が確認された。神奈川県藤沢市でも、事前合宿で滞在しているエジプト代表のフェンシング選手団1人がスクリーニング検査で陽性となった。

 各国選手団の事前合宿や事後交流を予定しているホストタウンは、内閣府によれば6月4日時点で479自治体ある。当初の545自治体だったが、安全対策のために122の競技団体、選手団が事前合宿などをとりやめた。政府は「選手団の管理責任は受け入れ自治体にある」としているが、入国検疫ではPCR検査もおこなわれないため、各自治体の負担は想定以上に増しており、集団感染によって保健所や医療機関の逼迫を招くことに神経を尖らせている。

 宮城(サッカー)、茨城(サッカー)、静岡(自転車)の3県だけは有観客で競技をおこなうことになっており、宮城県では仙台市が感染対策のために無観客を主張し、県医師会、仙台市医師会、東北大学病院も無観客とする要望書を県に提出している。

ワクチン2回接種は20% 医療体制逼迫の危機

 主な五輪競技の開催地である東京都内の感染現状は、早くから専門家が警告していた通り、6月下旬から再拡大の様相を見せ、7月15日には1月以降で最多の1308人を記録した。さらに同日、東京都は都内で新たに177人が、デルタ株の疑いがある「L452R」の変異ウイルスに感染していたことを発表。1日としては過去2番目に多く、検査実施件数に占める割合は約30%となった。

 14日までの直近1週間の新規感染者を年齢別に見ると、10〜30代までの若年層だけで全体の6割以上を占めており、若年層にワクチン接種が進んでいないことや感染力の強いデルタ株のまん延が要因とみられている。四度目の緊急事態宣言を発令しても、特例だらけの五輪開催の強行や、酒類制限の要請に応じない飲食店に酒を提供している酒類販売業者に協力金を出さない規定や金融機関を通じて圧力をかける方針に対する反発もあり、自粛要請の効果は薄れ、人流も減る傾向にない。

 15日の都モニタリング会議では、専門家による分析結果として、新規感染者の7日間平均(14日時点で817人)が2週間後の28日には1・72倍の1402人、4週間後の8月11日には2・94倍の2406人にのぼると指摘された。入院患者も14日時点で2013人(1週間前から350人増)となり、6月下旬の1200人台からわずか3週間で約2倍に急増した。

 専門家は「6月以降、若年、中年層を中心とした新規陽性者数の急速な増加にともない、入院患者も急増している。この状況が続けば若年・中年層の中等症患者が増加し、遅れて重症患者が増加する可能性があり、医療提供体制が逼迫の危機に直面する。このことを踏まえた入院医療体制の強化が必要だ」と指摘した。

 また、政府が唯一の頼みの綱としていたワクチンの接種状況(15日現在、政府発表)は、2回目接種が終わったのは2502万3470人で全人口の19・68%にとどまる。東京都内でも15・14%にとどまっているが、政府は各自治体に供給できるワクチンが不足しているとして接種速度を見直すように要請した。

 大規模接種や職域接種で使っているモデルナ制のワクチンは、当初は6月までに4000万回分が供給できるとしていたが、各国の需要逼迫で5月上旬には輸入量が1370万回分に激減。だが政府は「1日100万回接種」「7月末までの高齢者接種完了」「11月までに全国民への接種完了」などの目標を打ち出しており、需給バランスがパンクする事態に至っている。

 国民の生命を預かる日本政府が、IOCやスポンサーの要求を丸呑みし、国内でパンデミックが収束せず、感染防止対策も整っていない段階で、世界200カ国から7万人もの人間を集めて五輪開催を強行すること自体が非常識な判断であり、無観客にするにせよ、中断するにせよ、その判断が遅れれば遅れるだけ「五輪パンデミック」のリスクは巨大に膨らみ続けている。

 「平和の祭典」は、みなが安心できる状態をつくったうえでおこなうべきものであり、変異株の感染に怯えながら、これまで多大な犠牲を払って疫病禍に対峙してきた国民の努力までも水泡に帰しかねない状況で、金メダルもなにもあったものではない。国内の感染を抑止して国民や選手の身の安全を守り、日本を変異株感染の震源地にさせぬためにも一刻も早い中止判断が求められている。




http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/139.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 河野大臣は「令和の運び屋」どころか「令和の無責任男」 ワクチン枯渇も反省の色まるでなし(日刊ゲンダイ)



河野大臣は「令和の運び屋」どころか「令和の無責任男」 ワクチン枯渇も反省の色まるでなし
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/292117
2021/07/19 日刊ゲンダイ


最近はテレビ行脚が多く、“ポスト菅”レースにも含みも(河野太郎行革相)/(C)日刊ゲンダイ

「なるべく早く、9月までの(ワクチン供給の)見通しを出したい」――。18日のNHK「日曜討論」で、そう“ドヤ顔”で語ったのは、河野太郎行革担当相。自治体に希望する量のワクチンが届かず、予約の取り消しが続出していることについては「本当に申し訳ない」と謝罪してみせたが、危機感は皆無だった。

 河野氏に対し、「若い世代にワクチンを打って下さいと呼びかけたいが、打つワクチンがない」「打てる体制は整っている。一刻も早く供給を」と必死の表情で訴えたのは、東京・足立区の近藤弥生区長だ。

 ところが、河野氏は「接種ペースの遅いところと速いところがある」「全体の最適化が必要」とムニャムニャ。しまいには「全国1741自治体を一括して国で見るより都道府県で調整してもらった方がいい」と丸投げ。ワクチン枯渇の責任を棚に上げ、“足りないならあんたらの方でどうにかして”ときたもんだ。

「令和の運び屋」どころか、あまりにもフザケた「令和の無責任男」だが、最近、河野氏はテレビ行脚が目立つ。

“ポスト菅”レースに含みも

 13日はTBS、17日には読売テレビの番組に出演していた。

「18日のフジテレビの番組では、菅首相が9月の任期切れに伴う自民党総裁選に出馬した場合に支持するか否か聞かれ、『政局のことをとやかく言うべきではない』と言葉を濁していた。自分が出馬する可能性があるから、『菅支持』を明言できないのだろう。連日のテレビ出演は顔を売るためでは、とささやかれている」(官邸事情通)

 いくら本人はその気でも、首相の器じゃないのは言うまでもない。



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/140.html

記事 [政治・選挙・NHK282] 自民の内閣支持率30%割れ。いよいよ政権交代の機運が出てきた。(かっちの言い分)
自民の内閣支持率30%割れ。いよいよ政権交代の機運が出てきた。
https://31634308.at.webry.info/202107/article_7.html?1626699963

菅内閣の支持率が30%を切った報道は
時事通信が29.3%
ANNの世論調査では29.6%
と追認された形となった。

朝日新聞は、やはり菅内閣支持率は過去最低の31%と報道した。
不支持率は49%(同42%)。
内閣支持率は男性35%に対し、女性が27%と特に低い。

 自民党議員は、相当同様しているはずである。今の自民党には安倍チルドレンが相当数居る。安倍が吹かした風で当選したからだ。オリンピックもオリンピックをやれば国民は浮かれてお祭りになり、政権は浮上すると思っている。

しかし、オリンピックが始まるころには2000人、終わる頃には3000人を超えることも推測されている。緊急事態宣言もオリンピックなどをやっていれば、全く抑制力として効いていない。政府はパラリンピックはやるつもりはないと思っている。オリンピックが終わるまではどんなに感染者が増えようが止めないだろう。渋谷のセンター街での路上飲みや群衆を見れば、また渋谷、新宿がエピセンター化する。社会的PCR検査をやれば、その感染度合いがわかるが、やろうともしない。やっとエピセンターの火種を抑制していたが、またオリンピックのために火種を作られる。頭の良いTOPなら、そのような対策を強烈に指示するはずであるが、先見性、洞察力の無い人には考えが及ばない。気力もない。

そろそろ、日本の政治を変える絶好の機会である。今のコロナ対策、生活、経済が良いと思っている人は居ないはずである。自民党も一度下野し、今までの淀んだ滓、ヘドロを吐き出さなければならない。そうすれば、米国のようにまたスイングして政権交代してもいい。まずは自民の利権、無能な官邸主導を止めなければならない。


http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/141.html

記事 [政治・選挙・NHK282] <世論に追い詰められた!>小山田圭吾さん 五輪開会式の楽曲担当辞任 過去に同級生いじめ(毎日新聞)
小山田圭吾さん 五輪開会式の楽曲担当辞任 過去に同級生いじめ
https://mainichi.jp/articles/20210719/k00/00m/050/255000c
毎日新聞 2021/7/19 19:11(最終更新 7/19 21:42)


五輪マーク=東京都新宿区で、小川昌宏撮影

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は19日、4日後に迫る五輪の開会式で楽曲を担当するミュージシャンの小山田圭吾氏(52)の辞任を発表した。同級生をいじめていたとする過去のインタビューなど一連の騒動を受けて小山田氏から辞任の申し出があった。組織委は小山田氏に続投を求めていたが、批判の高まりを受けて一転、「誤った判断」として受け入れた。

 小山田氏はツイッターで「私がご依頼をお受けしたことは、様々な方への配慮に欠けていたと痛感しております。組織委員会の皆様へ辞任の申し出をさせて頂きました」とつづった。


東京五輪・パラリンピックを巡り役職辞任などに至った主なトラブル

 組織委が14日、小山田氏が楽曲担当であることを発表すると、ネット交流サービス(SNS)上では、1994年1月発行の雑誌「ロッキング・オン・ジャパン」などで掲載されたインタビューでいじめをしていたと明かしていた過去が大きな批判を浴びた。

 小山田氏は16日に「深い後悔と責任を感じている」と謝罪文を掲載する一方、「辞退すべきだったかもしれないが、自分の音楽が少しでも力になれば」と開会式の楽曲担当を続ける意向を示した。組織委の武藤敏郎事務総長も17日、小山田氏を続投させる意向を示し、雑誌での発言については「知らなかった」とした。

 しかし、小山田氏を巡る騒動は収まらず、海外でも「五輪を悩ませる最新のスキャンダル」などと相次いで報道された。国内でも加藤勝信官房長官は19日午前、「いじめや虐待はあってはならず、許されるものではない」とした上で、「組織委で適切に対応していただきたい」と述べた。

 東京五輪・パラリンピックは大会ビジョンの一つに「多様性と調和」を掲げるが、今年に入って不祥事が相次ぐ。2月に前会長の森喜朗氏(84)が女性蔑視発言で会長を引責辞任した。3月には開閉会式で演出の総合統括を務める佐々木宏氏(66)が女性タレントの容姿を侮辱するプランを提案したことが発覚し、責任を取って辞任した。【円谷美晶】

   ◇

 辞任を明らかにしたミュージシャンの小山田圭吾氏(52)が自身の短文投稿サイト「ツイッター」に投稿した全文は次の通り。

 この度の東京2020オリンピック・パラリンピック大会における私の楽曲参加につきまして、私がご依頼をお受けしたことは、様々な方への配慮に欠けていたと痛感しております。

 関係各所にて調整をさせて頂き、組織委員会の皆様へ辞任の申し出をさせて頂きました。

 皆様より頂きましたご指摘、ご意見を真摯(しんし)に受け止め、感謝申し上げると共に、これからの行動や考え方へと反映させていきたいと思っております。

 この度は、誠に申し訳ございませんでした。

 小山田圭吾 7月19日

小山田圭吾さん 五輪開会式の楽曲担当辞任 過去に同級生いじめ
https://mainichi.jp/articles/20210719/k00/00m/050/255000c
毎日新聞 2021/7/19 19:11(最終更新 7/19 21:42)


五輪マーク=東京都新宿区で、小川昌宏撮影

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は19日、4日後に迫る五輪の開会式で楽曲を担当するミュージシャンの小山田圭吾氏(52)の辞任を発表した。同級生をいじめていたとする過去のインタビューなど一連の騒動を受けて小山田氏から辞任の申し出があった。組織委は小山田氏に続投を求めていたが、批判の高まりを受けて一転、「誤った判断」として受け入れた。

 小山田氏はツイッターで「私がご依頼をお受けしたことは、様々な方への配慮に欠けていたと痛感しております。組織委員会の皆様へ辞任の申し出をさせて頂きました」とつづった。


東京五輪・パラリンピックを巡り役職辞任などに至った主なトラブル

 組織委が14日、小山田氏が楽曲担当であることを発表すると、ネット交流サービス(SNS)上では、1994年1月発行の雑誌「ロッキング・オン・ジャパン」などで掲載されたインタビューでいじめをしていたと明かしていた過去が大きな批判を浴びた。

 小山田氏は16日に「深い後悔と責任を感じている」と謝罪文を掲載する一方、「辞退すべきだったかもしれないが、自分の音楽が少しでも力になれば」と開会式の楽曲担当を続ける意向を示した。組織委の武藤敏郎事務総長も17日、小山田氏を続投させる意向を示し、雑誌での発言については「知らなかった」とした。

 しかし、小山田氏を巡る騒動は収まらず、海外でも「五輪を悩ませる最新のスキャンダル」などと相次いで報道された。国内でも加藤勝信官房長官は19日午前、「いじめや虐待はあってはならず、許されるものではない」とした上で、「組織委で適切に対応していただきたい」と述べた。

 東京五輪・パラリンピックは大会ビジョンの一つに「多様性と調和」を掲げるが、今年に入って不祥事が相次ぐ。2月に前会長の森喜朗氏(84)が女性蔑視発言で会長を引責辞任した。3月には開閉会式で演出の総合統括を務める佐々木宏氏(66)が女性タレントの容姿を侮辱するプランを提案したことが発覚し、責任を取って辞任した。【円谷美晶】

   ◇

 辞任を明らかにしたミュージシャンの小山田圭吾氏(52)が自身の短文投稿サイト「ツイッター」に投稿した全文は次の通り。

 この度の東京2020オリンピック・パラリンピック大会における私の楽曲参加につきまして、私がご依頼をお受けしたことは、様々な方への配慮に欠けていたと痛感しております。

 関係各所にて調整をさせて頂き、組織委員会の皆様へ辞任の申し出をさせて頂きました。

 皆様より頂きましたご指摘、ご意見を真摯(しんし)に受け止め、感謝申し上げると共に、これからの行動や考え方へと反映させていきたいと思っております。

 この度は、誠に申し訳ございませんでした。

 小山田圭吾 7月19日






http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/142.html

記事 [政治・選挙・NHK282] <いよいよ始まるバカの祭典>ぼったくりに国賓級♀ス待のアホらしさ(日刊ゲンダイ)

※2021年7月19日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大



※紙面抜粋



※2021年7月19日 日刊ゲンダイ2面




※文字起こし

 本当に五輪をやるのか。開幕をいよいよ4日後に控え、今回ばかりは陰鬱な気分になってしまう国民が少なくないのではないか。世間のしらけムードをよそに、18日、東京・元赤坂の迎賓館では、バッハ会長ら国際オリンピック委員会(IOC)関係者を招いた歓迎会が開かれた。

 大会組織委員会の主催で、出席者は橋本会長の他、菅首相や小池都知事ら40人程度。人数が絞り込まれ、飲み食いはなかったが、世界的なピアニスト・辻井伸行さんの演奏の“おもてなし”はあったようだ。

 迎賓館は外国の国王、大統領、首相等の賓客を迎える国の施設。国際儀礼に照らし迎賓館での接遇が適当であると首相が認めた者について接遇を行うことができるとされている。つまり、菅がバッハを“国賓級”で接待することにしたわけで、それには驚くしかないのだが、百歩譲って“賓客”だとしても、コロナ禍での五輪強行に国民が納得していないうえ、緊急事態宣言下で、パーティーやイベントは中止が一般的。なぜバッハだけは、IOCだけは特別扱いなのか。SNSなどで「都民は我慢しているのに」などの批判が相次いだのは当然だ。

 時事通信社の最新の世論調査で、菅内閣の支持率が29・3%と初めて2割台に突入、首相を続けてほしい期間については「今年9月末の総裁任期まで」が49・4%で最多だった。国民の大半があと1、2カ月の間にとっとと辞めてくれ、と思っているようなポンコツ首相が、“ぼったくり”と非難されている税金泥棒のために、国宝指定の国家施設で追い銭を出して接待するデタラメには呆れるしかない。

 さらに仰天したのは、菅が16日の共同通信社のインタビューでパラリンピックについて「いくらかでも観客の中でできればいい」と発言し、有観客開催に意欲を示したこと。バッハが菅との会談で、感染状況が改善した場合に五輪の有観客開催を要望していた一件を受けてなのか、菅自身の執念なのか。いずれにしても、東京は5日連続して新規感染者が1000人超という感染拡大期に突入しているのに、いまだに「有観客」を口にするとは、倒錯しているとしか言いようがない。

バッハの目に日本人は映っていない

 だが、狂気の沙汰ともいえる五輪の有観客開催復活について、バッハは本気だ。

 17日の会見で、菅に有観客を打診したことについて問われると、「コメントを控える」とかわしたものの、「状況が変わったら5者協議を開いてコロナ対策とともに検討する」と付け足すのを忘れなかった。

 国民の安全安心はどこへ行ったのか。もっとも、バッハには日本人のことなど目に入っていない。会見で「大会参加者や日本国民にリスクを与えない。コロナ対策は機能している」と強調したのも、むなしく響く。

 実際、来日直後には「緊急事態宣言とはどういうことなのか」と信じられない発言をし、日本人を「中国人」と間違え、日本中をア然とさせた。広島訪問にしても、「平和の使命を再確認するため」とか言ったが、真の目的は「ノーベル平和賞」狙いだと見透かされている。

 五輪開催が確定し、米NBCからの巨額放映権料は安泰となり、IOC会長としての任務は達成した。カネはガッポリで、あとは名誉欲か。開会式の前日にはバッハらIOCメンバーは皇居・宮殿で天皇に面会する予定だ。

 五輪に詳しいスポーツジャーナリストの谷口源太郎氏は言う。

「近代五輪は欧州の帝国主義や植民地主義を背景にスタートしていることもあり、今に至っても五輪は欧州のものという思想が根本的に拭えないでいる。バッハ会長にすれば、我々の言うことを聞くのは当たり前という感覚。加えて、日本の事情で開催を1年延期したのだから、1年後の今年、大会を実現させるのは当然と考えている。最初からIOCと日本の力関係は明確なのです。だから『有観客でやって欲しい』という本音が出てきてしまう。東京が緊急事態宣言下にあることなど、理解しようともしていない。それどころか、会見で『日本の方は大会が始まれば歓迎してくれると思う』と発言しましたよね。日本側がそう伝えているのでしょうが、バッハ会長自身も日本国民をその程度の愚民だとしか思っていないのですよ」

何もかも五輪優先に病院幹部は悲痛な叫び

 しかし、である。五輪の開催はどんどん“当然”から遠のいている。開幕が近づくにつれ、東京の感染状況は悪化し、このままだと、8月上旬に新規感染者4000人という最悪試算が現実になる。その時、病床使用率は50%以上のステージ4だ。これに五輪関係者の感染が続出すれば医療体制はどうなってしまうのか。

 開幕前から既に、連日のように五輪関係者から陽性者が出て、今月1日以降18日までに、計55人に上っている。選手村に滞在する選手からも陽性者が出てしまった。

 都内の大学病院幹部は悲痛な叫びだ。

「五輪関係者から感染者が出た場合に備え、スタッフの準備をするよう要請されています。それで、英語、仏語、独語など外国語ができる人員を用意しました。とにかく過重な負担がかかっています。50代の重症者が増える中で病床が再び逼迫するのではないかという不安も抱えている。五輪期間中は相当、緊張した状態になります」

 陽性者を把握するための検査体制も、五輪に合わせ大規模に拡充されている。選手や審判、ボランティアは毎日、報道関係者やスポンサーも4日に1度の検査を実施。パラリンピック期間も含め、累計150万回超の検査が行われる計画で、ピーク時は1日数万件にもなる見通し。

 だが、その一方で、東京都の1日の検査数は1週間平均で8000件弱だ。50代の重症者増の背景に、無症状の若者による家庭内感染もあるとされるのに、検査でも五輪優先なのか。五輪関係者の検査は民間委託が中心とはいうものの、都民の通常の検査体制に悪影響を及ぼすことはないのか。

そこのけそこのけ五輪様が通る

 五輪優先といえば、19日から本格化した交通規制も酷いもんだ。選手ら大会関係者を乗せた車の専用・優先レーンの運用が開始。専用レーンでは原則、ピンク色のステッカーを貼った関係車両しか通行できず、優先レーンでは一般車両は道を譲らなければならない。違反したら普通車で6000円の反則金だ。さらに首都高速道路は、19日からマイカーの日中の通行料金がナント1000円上乗せ。「そこのけそこのけ五輪様が通る」。下々の者は家の中に引っ込んでおれ、ということなのだ。政治評論家の森田実氏はこう言う。

「商業至上主義でスポーツを金儲けの道具にしているような五輪は、もはや『百害あって一利なし』なのに、今の日本は『バッハ・マッカーサー』に完全に支配させている状態。汚らしい連中に卑しい五輪を強引に開催されてはたまりません。それが多くの日本国民の心情ではないですか」

 国民が望まないバカの祭典のために、世紀のぼったくり男爵のために、なぜ国民が犠牲にならなければいけないのか。

 結局、菅がバッハと同じ穴のムジナだからだ。17日に出演した読売テレビで、9月末の任期満了に伴う自民党総裁選について「出馬するのは当然」と明言したことがニュースになっているが、五輪を政治利用して、政権延命、総裁再選という保身は当初からの菅のシナリオである。菅もバッハも、自らの利益を優先し、国民を犠牲にしても平気の平左。度し難いワルだ。

「菅首相は五輪を開催してしまえば、何があっても『成功した』ということにしてしまうのでしょう。マスコミも同調する。そうなった時が危うい。ファッショ政治になってしまいます。政治においては、傲慢な力ずくの手法が最も危険。弱い者や批判を平気で踏みつぶす。菅政権はそうした方向に突っ走り始めています」(森田実氏=前出)

 国民は今世紀最大の愚策をしっかり目に焼き付け、秋の選挙の判断材料にする必要がある。



http://www.asyura2.com/21/senkyo282/msg/143.html

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 2021年7月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。