東京五輪開催を断念すべき理由は、3点ある !
東京五輪への識者の見解・詳報は ?
植草一秀氏ブログ「知られざる真実」
(第2881号:2021年6月21日)
1)菅義偉首相は、日本国民を甘く見ている !
菅義偉首相は、主権者である日本国民を甘く見ている。
菅首相は、主権者の意思を尊重する考えなど毛頭持ち合わせていない。
菅首相は、政治の権力者が好きなように何でもできると考えている。
菅首相は、民主主義国家の首相として最低最悪の人物である。
日本の主権者である国民は、現下の最重要・最優先課題は、コロナ感染の収束だと判断している。
東京五輪開催は、コロナ感染を拡大させる、重大な原因になる。
2)東京五輪開催を断念すべき理由は、3点ある !
東京五輪開催を断念すべき理由は、以下の3点である。
第1は、五輪開催が感染拡大の重大な原因になること。
第2は、コロナ感染拡大で医療が逼迫し、救える命を救えなくなること。
第3は、東京五輪開催強行が、人々の行動抑制を緩める、決定的要因になること。
東京五輪に価値があるなら見方も変わる。
しかし、東京五輪の実態が、単なる薄汚れた利権興行であることが、誰の目にも明白になってしまった。
3)東京五輪主催者は、日本国民の命を犠牲にする事を考慮しない !
東京五輪主催者は、日本国民の命を犠牲にすることなど、何とも感じない。
東京五輪主催者は、ただひたすら、五輪開催強行による、巨大な放映権料獲得を目指している。
他国の国民に資金負担を強要し、五輪開催の放映権料だけを収奪する。
東京五輪主催者の実態は、単なる金の亡者=銭ゲバに過ぎない。
菅義偉首相は「国民の命を最優先」と口で言いながら、「何よりも五輪を優先」の行動を続けている。
「国民の命が最優先」なら、五輪にともなう入国者数を、最小に抑制すべきである。
4)菅内閣は、入国外国人に対する隔離措置を、厳格に実施すべきだ !
本来、菅内閣は、入国外国人に対する隔離措置を、厳格に実施すべきである。
コロナ感染を抑制するために、東京五輪は、無観客開催を選択すべきである。
菅内閣の実態は、このすべてに反する現実がある。
入国者数抑制の話は、中途半端なままである。
IOCファミリー3,000名の圧縮を図る、と国家で言明したが、その後の報告がない。
すべての入国者に対して厳格な隔離措置を実施すべきである。
しかし、五輪組織委は、例外規定を設けて、大半の入国者が、例外規定を活用する。
完全なザル規制である。
5)有観客開催にこだわるのは、組織委関係者を観戦させるためだ !
有観客開催にこだわるのは、組織委関係者を観戦させるためである。
無観客開催では、五輪利権の最も重要な部分が、消滅してしまう。
五輪チケットの融通が、最重要の五輪利権の1つである。
ワクチン接種は進まない。
コロナに感染しても、重篤化する可能性の低い、圧倒的多数の市民は、危険なワクチンを忌避する。あたりまえのことである。
国会審議を通じて、ワクチン関連予算の詳細を、明らかにする必要がある。
また、政府が支出するPCR検査についても、検査の単価と受注企業名を、明らかにする必要がある。―この続きは次回投稿しますー
(参考資料)
○「東京五輪中止を」24万筆超 !
コロナ下開催に不安の声―オンライン署名で
(www.jiji.com:2021年05月08日00時18分)
東京五輪・パラリンピックの開催中止を求めるオンライン署名が、8日午前0時時点で24万筆超集まった。呼び掛けたのは元日弁連会長の宇都宮健児氏(74)。新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないままの大会実施は「『平和の祭典』であるはずの五輪の理念から大いに逸脱する」などと訴えている。
◆池江選手:「温かく見守って」五輪反対の声に胸中
署名集めはネット署名サイト「Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」で5日正午に開始。運営団体によると、2012年の日本語版開始以来、最速のペースで賛同者数が伸びているという。
宇都宮氏は、不足する医療資源を五輪に割くことは「コロナ禍で疲弊している医療従事者をさらに苦しめ、住民や参加者の命と暮らしを危険にさらすことになる」と指摘。五輪を中止して感染拡大を防ぎ、人々の命と暮らしを守るべきだと訴えている。
賛同者からは「オリンピックより命のほうが大事」「アスリートの気持ちを思うとやりきれない。けれど、(開催予定の)7月になっても、何かが改善するとは到底思えない」といったコメントが寄せられている。
宛先は国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長や菅義偉首相、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長らで、英語での署名ページも開設した。
宇都宮氏は取材に、「国民が歓迎する五輪になるのかを国や東京都、組織委は真剣に議論すべきだ」と述べた。
○「人命より大事な五輪などない」東京五輪の今夏開催、
「中止・再延期すべき」が94% !
(news.yahoo.co.jp:2021/4/30 )
【「9割が反対」の投票結果】
ねとらぼ調査隊では4月28日から「東京2020オリンピックは予定通りに開催すべき?」というテーマでアンケートと意見募集を実施しており、約2日が経過した現在までに440票/395件のコメントが集まっています。
●「中止・再延期すべき」が94%
現時点での結果を見てみると、「中止した方がいい」が80%と圧倒的な票を集めており、次いで「再延期した方がいい」が14.1%。合わせて約94%が今夏の開催を断念すべきという考えを示しています。一方、「開催した方がいい」は5.9%にとどまりました。
●「人の命より大事な五輪?」「中止もスポーツマンシップ」
寄せられたコメントも開催への反対意見がほとんどで、最も多くの同意を集めているのは「人の命を救う方がオリンピックよりはるかに重要」という投稿。同様の意見として、「命を脅かされたままやる価値などない」「人の命より大事な五輪など、あり得ない」という投稿も支持されていました。
その他の上位コメントとしては、「オリンピックとコロナ感染のニュースを観る度に、とても同じ国のニュースとは思えません」「あえて中止するスポーツマンシップをこそ見せてほしい。それに勝る感動なし」「医療従事者がプライベートをどれだけ犠牲にして働いて下さっているか考えるべき」などの意見が見られました。
●アスリートへの影響も
また、出場予定のアスリートたちの心情に一定の理解を示す反応もある中で、「アスリートにも家族がいる。開催して大事な家族が感染してしまい、その人を失ったら……本当はそう思っている選手もいるのでは?」「何かあったときアスリートが肩身の狭い思いをしてしまわないか心配。何も悪くないのに」など、出場選手たちへの影響を危ぶむコメントも。
このように開催中止を望む声がますます大きくなる一方で、開会式の日は着々と近づいてきています。非常事態での東京2020オリンピック開催、あなたはどう考えますか?
○東京五輪、もはや「詰んだ」状況ではないのか ?
高まる一方の中止論「早く目を覚まして」「即刻決断を」
(www.tokyo-np.co.jp:2021年5月8日 18時00分)
今夏の東京五輪開催をめぐり、中止を求める声がさらに強まっている。元日弁連会長の宇都宮健児氏が立ち上げたインターネット上の中止要望の署名は、開設から2日で22万筆(7日午後6時現在)を超え、まだ増加中だ。米有力紙は国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長を「ぼったくり男爵」と痛烈に批判した。緊急事態宣言も5月末まで延長。もはや「詰んだ」状況ではないのか。 (佐藤直子、榊原崇仁)
◆「救える命が救えていない」
「コロナに感染しても今や、入院もできずに家で亡くなるなど、救える命が救えていない。こんな状況で五輪開催を強行されても、国民は歓迎できません」
「人々の命と暮らしを守るために、東京五輪の開催中止を求めます」と題して、署名サイト「Change.org」でインターネット上での署名集めを始めた宇都宮健児弁護士(74)は7日、「こちら特報部」の取材にこう訴えた。
◆宇都宮健児弁護士: 今や、コロナ感染は東京や大阪など都市部だけではない。全国で猛威をふるう。遅れたワクチン接種も一部地域で始まっただけで、現場では看護師や医師らの人手不足が指摘されている。にもかかわらず政府は五輪のために医療従事者の大量派遣要請まで言い出した。
宇都宮氏は「不足する医療従事者を五輪に割くことは、コロナ禍で疲弊した医療関係者をさらに苦しめ、五輪にかかわる人々の命も危険にさらす。『平和の祭典』という五輪の理念にも反する」と指摘する。 宇都宮氏は、昨夏の都知事選に3度目の出馬をした際にも、「当選後、専門家が五輪開催が困難だと判断した場合は、IOCに中止を働きかける」と語っている。当時の「公約」にも沿う今回の署名集めは、「バッハ会長が来日予定とされていた17日までに中止を求める国民世論を形にしたい」と、5日から始めた。
署名サイトのバナーは、「進入禁止」の交通標識5つを五輪マークのように並べたデザイン。5日午後にスタートした署名は、1日で5万6312筆に上り、7日午後6時には22万筆を突破した。この賛同者の伸びは、2012年のChange.org日本語版開設以来、最速ペースだという。
―以下省略―