2021年6月9日 14時42分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/109612
神奈川県は9日、東京五輪の聖火リレーで28日に藤沢市内を走る予定だった歌手で俳優の加山雄三さん(84)=茅ケ崎市出身=がランナーを辞退したと発表した。8日夜、所属事務所を通じてメールで連絡があったという。
メールには「今あらためてこの世界の状況を見た時、手放しに開催を喜ぶことが僕にはできません」「勇気を持って僕は辞退いたします」「僕にとってひとつの夢であった聖火ランナーを辞退することは残念でなりません」と書かれていた。
県の担当者は「新型コロナウイルスも原因の一つかもしれない。残念だが、加山さんの意向を尊重する」と話した。手続きが間に合わないとして、補欠ランナーからの繰り上げはせず、前後の走者の距離を延ばして調整するという。
県内では、パラリンピック競泳選手の秋山里奈さん(33)、ラグビー選手の稲垣啓太さん(31)、元宝塚歌劇団雪組トップスターの望海風斗さんの3人が既に辞退している。 (志村彰太)
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