2021年5月6日 17時19分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/102570
東京都立川市で新型コロナウイルス感染症の重症患者を受け入れている「立川相互病院」(社会医療法人社団健生会)が、東京五輪・パラリンピックの中止を訴える張り紙を窓ガラスに掲示し、会員制交流サイト(SNS)で反響を呼んでいる。
病院の広報担当者によると、掲示を始めたのは東京都が3度目の緊急事態宣言の期間に入った後の4月30日。第4波への危機感がきっかけだったという。「医療は限界 五輪やめて!」「もうカンベン オリンピックむり!」と赤と黒の文字で医療現場の危機感を訴えている。
同病院は現在、重症患者用のベッド3床は満床で、中軽症患者用のベッドも埋まりつつあると説明。看護師も慢性的に不足しているという。担当者は「大阪府の状況を見ると、第4波の影響はさらに大きくなる。東京五輪の開催で医療現場の負担が大変な状況になる」と話した。(竹谷直子)
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