「第4波に入った」都医師会長 変異株急拡大で五輪は「無観客でも難しい面も」
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2021年4月13日 22時20分 東京新聞

感染防止策への協力などを呼び掛ける尾崎治夫会長=千代田区で
都医師会の尾崎治夫会長は13日、記者会見し、新型コロナウイルスの感染状況が「第4波に入った」との認識を示し「全世代にもう一度、感染予防の原点、初心に帰ってほしい」と呼び掛けた。
都内でも急増している変異株にも言及し「感染力が強く、重症化しやすい。かかりにくいとされてきた若い人も感染する」と指摘。「高齢者や医療従事者へのワクチン接種を円滑に進めるために、しっかりと感染予防をしていくことが大事な時期だ」と強調した。
14日で開幕まで100日となる東京五輪については、変異株の急拡大やワクチン接種の現状を挙げ「従来通りのいろんな国から選手が来て開催するような五輪は、たとえ無観客であってもなかなか難しい面も出てきている」と述べた。
「(競泳の)池江璃花子選手もあれだけ頑張っている。私もスポーツを見るのは大好き。無観客であっても、やれる道を考えてほしい」と個人的な心情を吐露しつつ、国に対しては「精神論的に、やる、やらない、という話は十分に聞いている。こういう形でやるという具体案を示してほしい」と注文した。(松尾博史)
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