EMT フォノイコライザー155st
EMT 155st
EMT STEREO フォノイコライザー155st のご紹介です。
TSD-15等のカートリッジを使用することで、それがEMT サウンドと思われるには危険がございます。
放送局用として開発された製品だけに、その目的は検聴用をはじめ、局において電波にのせることを目的とし開発されています。
それだけにその情報量は他社に比べ、圧倒的ともいえる水準を達成いています。
しかし、その水準を維持するにあたり、カートリッジのみならずトーンアーム、フォノイコライザー、フォノモーターといった4拍子が全て整っていないと全く意味がありません。
整ってこそのEMTサウンドの醍醐味が味わえるのであり、EMT 930st、927stで155st の搭載されていない製品をご使用になられても意味がございません。
そこまで言い切れると思っております。
特に余すこと無くレコードに刻まれた情報を忠実に再生するという点では、不可欠と言えましょう。
さらには立ち上がりのスピード感は、他を寄せ付けません。
クラシック再生における細かい技法等は、如実に再現されます。
ジャズにおける楽器の混濁感は皆無であり、楽器の肌合いまで手に取るようにわかります。
比較されるプレーヤーとして、Garrard 301 等ございますが、スタートラインが根本的に異なるとこは明確です。
良い意味でオブラートのように全体を包み込み、調合の妙として聴かせるGarrard 301 と、混ぜることをせず個々を全て出し切るという妥協のなさを目的として製作されたアナログプレーヤーとは共通点がありそうで無いのも現実です。
どちらを優先されるかはユーザー様の自由であり、どちらの方が良いというものではありません。
そして妥協を許さないドイツ的な考え方にも、魅力がございます。
但しそれはコンプリートであることが条件であり、1つでもかけることで達成することは不可能となります。
現在EMT のプレーヤーを所有されていて、EQをお持ちでない方はこの機会にぜひご検討ください。
EQトッププレートから切り替えカバーまで、全て付属となります。
お気軽にお問い合わせくださいませ。
http://jupiteraudio.com/3220/3220.html
EMT 927st / 155st ¥5,500,000 (税込¥5,940,000)
http://www.jupiteraudio.com/10007/10007.html
当社秘蔵品の一台です。
世界的にも放送局等で導入され、君臨してきたドイツ有数のオーディオ機器メーカーEMT の最高峰アナログプレーヤー927st のご紹介です。
仕様は、EQ Amplifier 155st を標準装備した一般的な仕様となります。
アームはEMT 社 Banana 997 です。
カートリッジはEMT TSD-15 を付属しています。
販売にあたり、総合的にオーバーホールを施しました。
メカニカルな部分を含め、電気的な部分、特に電源供給部分及び155st を中心にフルメンテナンスをさせていただきました。
モーターも一度分解し、ベアリング研磨はじめベアリングの受けの交換、オイル交換を行い極限まで追い込みをかけ、回転数の安定感を確保しております。
そして、各むき出しの基板を安全上、透明のアクリル保護カバーで覆うことにより、PSE にも対応しております。
更には、ターンテーブルプラッターの裏側のブレーキフェルトが接地する部分を、新品時と同様にバフがけしております。
殆どの製品は、ご覧いただけるとわかると思いますが、接地面がツルツルで光っているものが多いと思われます。
こちらの個体は、スイッチを入れ回して直ぐに低速に入ります。
927は通常、最初は僅かに回転揺れがあり、しばらくすると落ち着くものが多いのですが、中にはこのような優秀なものもあるようです。
さて、その佇まいからしていかにもドイツ的であり、他のプレーヤーなどなぎ倒していくような雰囲気ですが、事実その通りかもしれません。
それほど威圧感も存在感もあり、他を寄せ付けません。
927 の舌に930 がありますが、同じEQ 155st を搭載していても、ここまで違うのかと驚嘆させられます。
930 はドイツの戦車で言うと、シャーマンのような存在で、それを圧倒する存在が、パンターやタイガーであったように、927 は唯一の孤高の存在であったのでしょう。
直径46cm というターンテーブルプラッターから繰り出される、はつらつとしたサウンドは別次元のようです。
殆どが二次元的に再生される中、三次元で音が表現され、ターンテーブルの上で演奏会が開かれてるようにさえ感じさせてくれます。
まさに、センセーショナルなサウンドです。
その圧倒的な存在感はその世界観をつくり、全てがそれを軸に回るという法則を生み出します。
現代プレーヤーのような、草食系サウンドではありません。
まさに肉食系です。
その野性味あふれたサウンドをぜひ聴いていただきたい。
ジャズはともかく、クラシックのピアノ系やオペラ等、それらを耳にした時あらゆる概念は変わることでしょう。
http://www.jupiteraudio.com/10007/10007.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1156.html