国民・連合と訣別すべき立憲民主党
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2021年4月 4日 植草一秀の『知られざる真実』
「共産党を含まない野党共闘の方が手ごわい」 は典型的な「まんじゅう怖い」。 「共産党を含む野党共闘が怖い」 から、これを警戒して「共産党を含まない野党共闘の方が手ごわい」と言っている。 自公支持者の「まんじゅう怖い」に乗ってしまわぬよう注意が必要だ。 野党村のなかで共産党を含む野党共闘確立を懸命に妨害する勢力が存在する。 連合の6産別と国民民主党。 この勢力の後ろにCIAがいる。 連合の神津里季生会長と国民民主党が懸命に立憲民主党と共産党の共闘確立を阻止しようとしている。 狙いは明白。 反自公陣営が二つに割れれば自公の選挙勝利が動かない。 反自公陣営を二つに割るために 「共産党と共闘する勢力」と「共産党とは共闘しない勢力」への分断が追求されている。 国民の半分しか選挙に行かない。 選挙に行く国民の半分が自公に投票する。 反自公が一つにまとまると、その時点で与野党伯仲になる。 しかし、反自公を二つに割ってやれば必ず自公が圧勝する。 自公を圧勝させるために反自公を二つに分断しようとしている。 連合6産別と国民民主党は同盟と民社党の後継者。 1960年に民社党が創設された。 日本に左派政権が誕生するのを防ぐために、野党勢力のなかに隠れ与党勢力が人為的に創出された。 その設立資金はCIAが負担した。 民社党の支援母体が同盟である。 同盟は大企業の御用組合の連合体。 これが現在の連合の6産別。 自公政権を陰で支持し、戦争推進、原発推進、消費税増税推進の基本路線を有している。 自公政権の応援団だ。 自公政治打破を目指す政治勢力は速やかに「隠れ自公」勢力と訣別するべきだ。 連合6産別は自公の支援に回り、国民民主党も自公政権支持の正体を表面に出すべきだ。 これが実行されて初めて日本政治が分かりやすくなる。 これが民主党問題の核心。 民主党内に「革新勢力」と「守旧勢力」が同居してきた。 革新政権であった鳩山由紀夫内閣を破壊したのは民主党内に潜伏していた「守旧勢力」である。 水と油の同居状態が長く続いた。 紆余曲折を経て、ようやく「水と油」の分離が進展した。 それにもかかわらず、なお、問題を引きずっている。 連合は「労働組合連合」と「御用組合連合」の二つに分裂するべきだ。 立憲民主党は共産党と基本政策で合意して強固な野党共闘を確立するべきだ。 これが実現すれば政権交代実現は時間の問題になる。 現時点での最大の問題は立憲民主党執行部のスタンスが定まらないこと。 京都を選挙区にし、京都で共産党と対立する議員が共産党との共闘成立に強く反対している。 「公」ではなく「私」を優先している。 立憲民主党が国民民主党もどきの対応を続けるなら自公の悪政が持続する。 日本国民にとっての悲劇だ。 主権者が立ち上がるしかない。 立憲民主党が共産党を含む野党共闘に背を向けるなら、主権者は立憲民主党への支持を取り下げるべきだ。 自公政治を温存させている主因が立憲民主党の優柔不断にあることを明確に認識する必要がある。 「UIチャンネル」第380回放送、鳩山元首相との対談がアップされております。 https://bit.ly/37cW7Bs ぜひご高覧賜りたい。 |
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