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2021年3月25日02時05分 〜
記事 [政治・選挙・NHK279] 現役 広島ヤクザ最高幹部が「河井案里事件」の闇関与を激白!「溝手顕正のスキャンダルを探せ」と依頼され…(週刊アサヒ芸能)

※週刊アサヒ芸能 4月1日号 各紙面、クリック拡大(PC全画面で原寸表示)
※引用元 https://demo-mansion.viewn.co.jp/book?book_id=0000057940 週刊アサヒ芸能 4月1日号 紙面クリック








<記事紹介>「広島ヤクザ最高幹部が『河井案里事件』の闇関与を激白!」(『アサ芸』4月1日号)
https://access-journal.jp/57627
2021.3.23 18:51 アクセスジャーナル



 本日発売の『週刊アサヒ芸能』(徳間書店)がトップ記事で、広島の指定暴力団「侠道会」(本部・尾道市)の弘田時秀相談役のインタビュー記事を4ページで掲載している。

この現役最高幹部が、選挙買収の河井事件の相手方の一人、天満祥典・三原市長(当時。元法相・河井克行被告から150万円受領したことが発覚し辞職)、それに地元有力企業「一心グループ」(福山市)の創業者で名誉会長の眞田惣行氏と蜜月関係にあったことは本紙で昨年12月に名指しで報じていた。同じく広島では河井事件で家宅捜査したことを契機に、地元の鶏卵生産大手「アキタフーズ」(福山市)と吉川貴盛元農相との贈収賄事件も起きたが、贈賄側のアキタフーズ元会長・秋田善祺氏と眞田名誉会長はクルーザーを通じて懇意だったこと、そのクルーザー停泊港工事を巡る福山市側との公私混同疑惑についてもだ。

また、この最高幹部、天満氏、眞田氏の「三位一体」による三原市の公共工事におけるバックマージン疑惑についても、本紙では昨年6月に既報していた

今回の『アサ芸』での最高幹部の激白で、これら本紙記事の信ぴょう性が裏づけられた格好だ。

それにしても、今回証言の最大の見どころは、河井事件前、この眞田会長を介して、この地元最高幹部に、案里被告の立候補・当選で、落選の憂き目にあった溝手顕正参議院議員(当時)に関するスキャンダルネタがないか打診があったことを明かしたのみならず、その依頼元は、安倍晋三首相(当時)、二階俊博自民党幹事長で、「河井事件の根本にあるのは、安倍の溝手嫌い。日本政治の恥部」と語っていることだろう。



 奇しくも、今回記事発売日の本日、河井元法相の被告人質問が始まり、河井被告はこれまでの無罪主張から一転、買収を認める証言をしたことが話題になっている。そんななか、『アサ芸』は、そうなることを事前に知っていて、今週の発売に合わせたのではないかとの憶測まで出ている。

この最高幹部、事件で問われている買収資金が約3000万円のところ、河井夫婦に自民党側から出された1億5000万円との差額が大き過ぎるとして、明らかになっている買収額よりもっと金額は大きい、まだ表に出ていない買収された議員などがいるとも話していたとの情報も。

いずれにしろ、特捜部が少しでも国民の側を向いているというのであれば、今からでも遅くない。これを機会に、1億5000万円の行方につき、捜査すべきではないか。

罷り間違っても、眞田名誉会長が影響力を持っているともいわれる広島県警と連携し、この最高幹部を逮捕・口封じするような真似をすべきではない。



http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/765.html

記事 [政治・選挙・NHK279] LINEどころではない 政府共通プラットフォームを米アマゾンに丸投げ 個人・機密情報が筒抜けに 
LINEの情報が韓国や中国に漏れると大騒ぎしていますが、それどころではありません。

自民党政府は、政府の基幹システムである「政府共通プラットフォーム」に
米アマゾンのウェブサービスを採用、すでに運用を開始しています。

国家の機密情報、国民の個人情報が外国に筒抜けになる可能性があります。

元朝日新聞記者ジャーナリスト佐藤章さんがその危険性を指摘しています。

「売国政権の罪。無知と強欲。自民党のIT音痴はここまで悪化した!
LINEの問題よりもでかい話。日本人の情報をAmazonとCIAに引き渡す?
元朝日新聞記者ジャーナリスト佐藤章さんと一月万冊清水有」
(一月万冊 2021/3/24)
https://www.youtube.com/watch?v=lRbkps_sZG8

----(要約ここから)------------------

* 政府の基幹システムである「政府共通プラットフォーム」に米アマゾンのウェブ・サービス(AWS)が
 採用された。

* 日本国内のクラウド・サービスよりも優れていたというのがその理由。
アマゾン導入を主導したのは高市早苗総務大臣(当時)。

* 「政府共通プラットフォーム」には、戸籍、年金、税金、健康保険などの個人情報や
 防衛、外交などの国家機密情報も扱われる。

* セキュリティ対策は厳重でも情報を自由に閲覧できるバックドア(裏口)が必ず設けられる。

* CIAやNSA(アメリカ国家安全保障局)の人間がアマゾンにはいりこんで情報収集している。
 米政府が別会社を通してアマゾンに出資もしている。

* アマゾンは多国籍企業であり、いろいろな国の人が要職についており、米国以外の国に
 情報が漏れる可能性もある。

* マイナンバーで統合した国民の個人情報も漏れる。要人の個人情報を悪用することもできる。

* ソ連の独裁者スターリンは政敵の個人情報を収集して弱みを握り、嘘の自白をさせ処刑した。

* エドワード・スノーデン曰く、すでにNSAはブラジル要人の情報を得て利用している。

* ファイブ・アイズ (Five Eyes、 英、米、豪、加、ニュージーランドの5カ国)は国民情報を共有している。

* 甘利明議員は、日本はファイブ・アイズに加わるべきと発言。
 日本の情報を差し出すことが前提か。

* 「政府共通プラットフォーム」第一次計画でNTTデータが受注したものの失敗して
 18億円が無駄になった。第二次では国内ベンダーは落札できず、アマゾンが受注した。

* 一社独占の随意契約ばかりで、一般に開かれた競争入札がなく、
  IT産業を育てなかったことが敗因。丸投げ、閉鎖的契約では技術進歩はない。

* 長崎県庁は自前でいろいろ開発しているが例外的。
 日本の官公庁、自治体はITの知識ゼロ。業者丸投げでIT企業の言いなり。

* 国家の基幹システムを他国企業に任せる国は日本だけ、他にはない。

* 安倍政権のIT政策がひどかった。
 こんな売国行為になぜ日本の右翼は黙っているのか。

* ITのわからない老害政治家が一掃されるのに10年かかる。それまで待てない。

* IT技術では完全に韓国に抜かれてしまった。

* 政権交代しないとだめ。野党も勉強すべき。

----(要約ここまで)----------------


(関連情報)

政府、情報システム基盤にAWS採用 高市総務相「セキュリティ対策も含め判断」
2020/2/14
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2002/14/news139.html

 高市早苗総務大臣は2月14日の記者会見で、10月に運用を始める予定の「政府共通プラットフォーム」にAmazon Web Services(AWS)を採用する方針を明らかにした。当初は「『純国産クラウド』を実現できないかと考えていた」というが、国内各社のクラウドと比較・検証を行った結果、「セキュリティ対策なども含め(AWSが)優れていると判断した」としている。

 政府共通プラットフォームでは、これまで府省が別々に整備・運用してきた情報システムをクラウド上に集約。システムごとに整備していたファイアウォール、運用・監視体制などを統一し、運用コストの削減とセキュリティの強化を図る。

 高市大臣は14日の会見で、一般競争入札の結果から、AWSの利用を前提に整備を進めていると明言。(1)作り込みを最小限にでき、運用コストを抑えられること、(2)迅速に整備でき、拡張性にも優れていること、(3)自動化などで運用を効率化できること、(4)政府の基準を満たすセキュリティ性能を備えていること、(5)クラウド特有のリスクを回避できること──といった点を踏まえ、クラウドベンダーを選定したという。

 データの所在地を国内にすること、準拠法・裁判管轄を国内に指定すること、クラウドサービスが国内から提供されることなども考慮したという。データの送受信の常時監視、アクセスログの取得、脆弱性対策の実施など「必要なセキュリティ対策をしっかり行う」とも説明した。

「総務省による第二期政府共通プラットフォームがAWS上で運用開始、行政サービスのDX加速」
(TechCrunch Japan 2020/10/8)
https://jp.techcrunch.com/2020/10/08/aws-soumu-japan-pf/

「AWS、新政府共通プラットフォームの運用開始を発表」 (ZDNet Japan 2020/10/8)
https://japan.zdnet.com/article/35160671/

「LINEピンチ! 相次ぐ個人情報保護の懸念噴出で、ソフトバンク経済圏へも打撃必至?」
(阿修羅・赤かぶ 2021/3/19)
http://www.asyura2.com/21/hasan135/msg/227.html

「やっぱりLINEは欠陥だらけで危険すぎる?個人情報流出&改ざん、韓国政府の通信傍受
(Business Journal)」 (阿修羅・赤かぶ 2015/8/10)
http://www.asyura2.com/15/hasan99/msg/592.html
http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/766.html

記事 [政治・選挙・NHK279] <文春砲!菅首相長男に一万株 鉄道利権を暴く>菅首相 長男が筆頭株主の会社から献金770万円(文春オンライン)

※週刊文春 2021年4月1日号 紙面クリック拡大






菅首相 長男が筆頭株主の会社から献金770万円
https://bunshun.jp/articles/-/44269
3/24(水) 16:12 「週刊文春」編集部 文春オンライン 週刊文春 2021年4月1日号 

 菅義偉首相が、長男の正剛氏が筆頭株主の会社から長年にわたり、多額の政治献金を受けていることが「週刊文春」の取材で分かった。

 これまで菅氏は、長男による総務省幹部への違法接待問題について追及を受けるたびに、成人した長男と自身の政治活動とはまったく関係のない「別人格」だと何度も強調してきた。


菅首相 ©文藝春秋

 正剛氏が筆頭株主の会社は、株式会社ステーションキャラバン(横浜市、以下ステーション社)。

 関係者によると、同社が1982年に設立された際、菅氏が全株式2万株の半分、1万株を持ち筆頭株主となった。

 ステーション社のA社長が語る。

「以前、経営した喫茶店が駅ビルの建て替えで立ち退きになった際、菅さんが探してくれたのが今の場所(JR横浜駅南口)でした。しかし、JRの駅ナカは家賃が高く、1年経ったところで(経営が)まずい状態になってしまった。そこで、JRの担当者が『菅さんのこともあるし……』と言って家賃を下げてくれたのです」

 A氏は、自身が社長になった2006年以後、「儲かっていなかったので(菅氏や正剛氏に)配当金を支払ったことは一度もない」と言う。だが違う形で売上の一部が菅氏に還流していた。

「月3万円の献金を続けています。やっぱりこうやってお店を(良い場所に)作ってもらったりしていますからね。X(横浜駅にステーション社が開いた喫茶店)をやっている間はずっと続けていきます」(同前)

 そして、現在、ステーション社の株は正剛氏が所有しているという。


長男・正剛氏

菅さんから『株を息子に渡したい』と言われて

「実は、2012年に菅さんから『株を息子に渡したい』と言われてね。他にも株主や役員がいるので、一応彼らに話をしたら『それは先生の問題だ。他人に渡すんじゃないからいいんじゃないか』ということで、(株主の承諾を得て)株は正剛さんに引き継がれました。ちょうど(同年12月の選挙で)自民党が政権に復帰し、菅さんが官房長官になる前のことです」(同前)

 政治資金収支報告書を確認すると、ステーション社は1997年から1999年まで、年間36万円を菅氏の資金管理団体・横浜政経懇話会に寄付。2000年以降は、菅氏が代表の自民党神奈川県第二選挙区支部に年間33万〜46万円を欠かさず寄付している。2019年分までの過去23年間で、合計約770万円の献金が確認できた。

 政治資金に詳しい神戸学院大学の上脇博之教授が次のように指摘する。

「政治家としての影響力を使った口利きの対価として政治献金をもらうことは、収賄またはあっせん利得と同じ構図でしょう。まして自身や親族が過半の株式を持ち、支配権を握る会社のために駅構内の良い場所を確保するよう口利きをするというのは、自分の利益に直結する話です。国会議員の影響力の使い方として、非常に問題がある」

 菅事務所は、「週刊文春」の取材に対して、次のように回答した。

「(ステーション社の株など)資産については法令に則り、適切に管理し、公開しています。(出店などの口利きなどは)事実ではありません」


接待前後はいつもタバコをふかす正剛氏

 正剛氏に株式が譲渡され、その企業が菅首相に献金を続けていることが明らかになったことで、正剛氏が菅氏の政治活動と関係のない「別人格」と言えるのか、今後の説明が注目される。

 国交政務官を務め、GoToトラベルを強力に推進するなど国土交通省案件に前のめりな菅首相。そして、菅氏のファミリーに対する鉄道会社の”優遇”はこれだけではなかった。

 3月24日(水)16時配信の「週刊文春 電子版」及び3月25日(木)発売の「週刊文春」では、「菅首相 長男に一万株 鉄道利権を暴く」と題して、自己破産した菅氏弟のJR子会社への再就職、菅氏が正剛氏に株を譲渡した理由、ステーション社とJRとの深い関係、京急との深いつながりと横浜カジノ計画などを6ページにわたって詳報している。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。



http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/767.html

記事 [政治・選挙・NHK279] 大衆は愚にして賢<本澤二郎の「日本の風景」(4034)<自民候補を泡沫候補にした千葉県の見識=民度急上昇!>
大衆は愚にして賢<本澤二郎の「日本の風景」(4034)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/28507525.html
2021年03月24日 jlj0011のblog


<自民候補を泡沫候補にした千葉県の見識=民度急上昇!>

 3月21日の千葉県知事選挙は、たくさん金を使って宣伝した自民党前県議・弁護士を、有権者は泡沫候補として弾き飛ばした。タレント12年の前任者に辟易していたところに、自公の安倍・菅政権の不正と腐敗の連鎖を、10年も見せつけられてきたわけだから、さしもの保守の金城湯池も総崩れの状態になっていたことが証明された。快挙である。

 安倍や安倍側近が解散の笛を吹けども、改憲軍拡の自民党に有権者はへそを曲げている。安倍に従った「戦争党」の公明党も元気がない。大衆はちゃんと見ている。愚にして賢なのだ。

 ただ、そこで問題なのは、だからといって野党の立憲民主党支持率が上がらないことだ。原因を近く分析したい。

 知事選の投票率は、前回に比べて上昇した。およそ4割だ。ことほど政治も行政も、不信の固まりなのだ。投開票日の翌日、久しぶり来訪した息子に選挙のことを尋ねると、投票しなかった、と即答した。6割の有権者はソッポを向いていたことになる。

 にもかかわらず、自民候補は当選者との差は100万票。菅も二階も、立ち上がれないほど衝撃を受けているだろう。

<やくざ排除の警察・公安委員会を刷新する千葉県政を断行!>

 やくざが跋扈する房総半島の民度が変わったとみたい。やくざ議員を排除する民度に変質した千葉県?野党は堂々と、イタリア首相並みにマフィア(やくざ)退治に勇気を出すべきだろう。それには真っ先に言論界も、である。

 今回の投票日は、春嵐を印象付ける悪天候の中で実施された。コロナ禍の選挙ゆえに、選挙管理委員会は事前投票を呼びかけていた。当日、筆者は昼過ぎに近くの投票所に出かけたのだが、会場に誰もいなかった。沈黙の投票風景は、初めての経験となった。

 公共掲示板には、8人候補の4人しかポスターが貼られていなかったし、一度たりとも候補者の宣伝カーも走らなかった。しかし、選挙前にはやくざ議員と見られている人物と自民候補の派手なポスターが、長期間派手に街頭脇に貼られていた。最初はわからず、総選挙が近いのかと勘違いしたほどである。自民党の金力を引けらかしていたのだが、有権者は踊らなかった。

 新知事が勇気を出して、やくざを退治する千葉県警と公安委員会に衣替えすれば、女性も観光客も安心する、明るく希望のある房総半島になるだろう。特に千葉県警に対して、言論人としての監視を強めようと思う。 

<国際社会の大衆もコロナと原発の電通五輪に賛成しない!>

 五輪選手だけでも1万人以上、五輪大会関係者が加わると、三密は吹っ飛んでしまう。コロナの集団感染の危険性が高い。

 日本医師会が猛烈に反対した。結果、外国人観光客の観戦中止。安倍と菅が公約した、安心・安全五輪は消し飛んでしまった。

 金儲けに賭けてきたホテルや観光業者の衝撃は大きい。JOCもIOCも、当てが外れてしまった。「何のための五輪か」「テレビ観戦だけか」「いっそ中止すべきだ」という世論は、一段と強まっている。 

 大衆は、日本も世界もコロナ五輪NOなのだ。

 菅は、明日の聖火ランナーの初日スタート参加を、突然欠席すると日程変更した。「菅も五輪開催断念か」と列島に負の情報が走った。大赤字・経済損失・不況の追い打ちに、打ちのめされる関係者は多い。

 安倍と森の、その前には石原慎太郎の置き土産に、国も泣かされるのだろう。泉下でクーベルタン男爵が泣いている!

<バイデンにお土産持参しても五輪は「科学的」で押し切られる?>

 米国大統領に御目通りするために、なんと80人、90人+金魚のフンの報道人=江戸の参勤交代そのものである。空前絶後の大名行列を誰が仕立てたものか。

 トランプのポチから、バイデンに乗り換えるための朝貢ということらしいが、コロナ禍のワシントンの警備は、ただでさえ白人至上主義者が暴走している。

 「お土産は沢山持ってきました。どうぞ大統領ご夫妻と選手団を派遣してください。お願いします」、これにバイデンはトランプのように「分かった」といってくれるだろうか。

 「科学的に判断すると言ってきた、分からんのか」と一蹴されないだろうか。それにしても、これほどみっともない参勤交代など、江戸期にも見られなかったはずである。

<大衆は目を覚ました=自民神道政治+公明創価学会政治=NO>

 日本政治を真正面から分析すると、それは土着の神社神道を基盤とする、戦前を引きずる自由民主党と、当初は貧者を代表する反神社神道の創価学会そのものの公明党が、21席に入って仲良く提携、議会の3分の2議席を占拠、独裁暴政を断行してきた。

 これを支援するのは戦後、復活して暴利を手にした財閥である。目下、新型コロナウイルスが直撃、世界恐慌に輪をかけている。大衆が目を覚ましてきているのである。コロナが人々を覚醒させている!

 もともと大衆は愚にして賢なり、護憲リベラルである。日本国憲法の真髄は、自然エネルギーで航海する帆船・日本丸だ。人類は皆賛同する。死の商人に振り回される日本やアジアであってはならない。

2021年3月24日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


菅義偉首相は23日、福島県で25日に行われる東京五輪・パラリンピックの聖火リレーの出発式への参加を見合わせることを明らかにした。「国会の日程などを総合的に勘案」したとしている。 (朝日)


(共同)公益財団法人「新聞通信調査会」(西沢豊理事長)は20日、新型コロナウイルス感染症が世界的に収束していない中での東京五輪・パラリンピック開催の是非を海外5カ国で尋ねた世論調査結果を発表した。「中止すべきだ」「延期すべきだ」との回答の合計が全ての国で70%を超えた。特にタイでは95.6%、韓国で94.7%に達した。昨年12月〜今年1月に面接か電話で調査し、各国で約千人ずつから回答を得た。他に中国は82.1%、米国が74.4%、フランスが70.6%。【ロンドン時事】今夏の東京五輪・パラリンピックで海外客の受け入れを断念する決定を受け、AFP通信は20日、「世界の多くの人々にとっては主にテレビ用のイベントとして形作られ、国際的な祝祭という雰囲気はほとんどない」と報じ、異例の大会になる見通しを伝えた。さらに、新型コロナウイルスの影響で日本国内の世論は大半が今夏の開催に反対していることも改めて紹介した。

https://ameblo.jp/honji-789/entry-12663832884.html

本澤先生、こんにちはまた創価学会員のツィーターされた分を送ります。八千代、青柳

静かに創価学会を去るためにbotさん(@TaiwaBot)が6:37 午後 on 月, 3月 22, 2021にツイートしました:何度でも言います、私が50年間信じてきた創価学会は間違いだった。誰しも自分の間違いを認めることは辛いことです。ましてや人生の根幹をひっくり返されることを、そう易々と受け入れられるわけがありません。しかしそこは勇気を出して立ち向かわなければ、間違ったままで終わらせることになります。(https://twitter.com/TaiwaBot/status/1373931843817328645?s=03




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<圧勝>千葉県知事に熊谷俊人氏が初当選、自民また敗北(日刊スポーツ)
http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/730.html



http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/768.html

記事 [政治・選挙・NHK279] 青木理が『モーニングショー』降板 政権批判コメンテーターを排除か 岡田晴恵の出演激減も…(リテラ)
青木理が『モーニングショー』降板 政権批判コメンテーターを排除か 岡田晴恵の出演激減も…
https://lite-ra.com/2021/03/post-5833.html
2021.03.25 青木理『モーニングショー』降板 政権批判コメンテーターを排除か リテラ

    
    番組HPより

 またひとり、政権批判できるコメンテーターが姿を消してしまった。3月23日『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)終了間際に、ジャーナリストの青木理氏の降板が発表されたのだ。

 青木氏といえば、共同通信出身で最近のテレビでは珍しいリベラルなスタンスを持つジャーナリスト。『モーニングショー』の前身番組『モーニングバード』開始の2011年4月以来、レギュラーコメンテーターを務めてきたが、安倍・菅政権を批判する姿勢を貫き、嫌韓や歴史修正主義に対しても世間の空気に迎合することなく異を唱えてきた。

 こうした姿勢がリベラルな視聴者から支持される一方、出演するたびにネトウヨから炎上攻撃を受け、嫌韓ムードが最高潮だった2019年には「週刊文春」で、嫌いなキャスター・コメンテーター3位に選ばれたりもしていたが、その姿勢はまったくぶれることはなかった。

 しかも、『モーニングショー』は看板コメンテーターの玉川徹氏らの政権批判を厭わない姿勢が支持され、4年連続で民放視聴率トップを独走しているが、青木氏も間違いなく功労者のひとりといっていいだろう。

 そんな青木氏がいったいなぜ降板なのか。テレビ朝日関係者を取材したところ、やはり青木氏は自ら降りたわけではなく番組から降ろされたらしい。しかもまだ発表になっていないが、女優の高木美保氏とノンフィクション作家の吉永みち子氏も今週の出演を最後に降板になるという。後任は最近お試し出演していたシェアリングエコノミー活動家の石山アンジュ氏など意識高い系の若手コメンテーターらになるではないかとみられている。

 高木氏はともかく、吉永氏も青木氏同様リベラルなスタンスで政権批判をしてきた人物。リベラル排除のようなコメンテーター入れ替えはなぜなのか。

「表向きの降板理由は、世代交代だそうです。世帯視聴率は好調なものの個人視聴率で若年層の視聴率では『スッキリ』が急追しており、若手・女性にシフトしたいと説明しているようです」(テレビ朝日関係者)

 たしかに1年ほど前から世帯視聴率より個人視聴率重視、しかも若年層重視というのはテレビ界全体に広がっている動きで、若い意識高い系のコメンテーター起用は他局の報道番組にも最近とみに見られる傾向だ。とはいえ、『モーニングショー』は世帯視聴率だけでなく個人視聴率でも昨年トップなのに、番組の性格すら変えてしまうほどコメンテーターを大幅に入れ替えるというのは説明がつかない。

 実際、この青木氏の降板にはもうひとつの理由がささやかれている。それはズバリ、テレビ朝日上層部の意向を汲んだ、政権に批判的なコメンテーター外しだ。

■コロナ報道で官邸が『モーニングショー』攻撃 局上層部は玉川徹を呼び出し叱責

「若返りというけど、石原良純さんや長嶋一茂さんは残ってるわけで。世代交代を大義名分にして、政権批判にふみこむ面倒な青木さんと吉永さんを外そうという意図があったとしか思えません。実際、去年になって、番組には上層部からの圧力がかなりかかっていたと聞いています」(前出・テレビ朝日関係者)

 周知のように、テレビ朝日は政権べったりの早河洋会長が独裁支配しており、これまでも政権批判を封じ込めるため、『報道ステーション』の出演者やスタッフの交代など、強引な介入を行ってきた。

 しかし『モーニングショー』はワイドショーのうえ、視聴率も好調ということで、あまり露骨な圧力を受けていなかった。

 だが、昨年、コロナ報道で状況が一変する。検査拡大を訴え、政権や行政の不備を追及する『モーニングショー』の姿勢は視聴者からの支持を受け、視聴率もさらに絶好調になるのだが、その一方で、政権や応援団からの風当たりが非常に厳しくなった。2020年3月には、政府や自民党が『モーニングショー』を名指しでフェイク攻撃、官邸が番組を監視し発言記録文書を作っていたことも発覚した。

 そして、こういう動きの少しあとから、プロデューサーや玉川徹氏が局上層部や報道局幹部に呼び出されるということが起き始めたのだという。

「早河早川会長の腹心で、報道に睨みを利かせている篠塚浩・報道担当役員や報道局長が直接、チーフプロデューサーを呼び出すということもあったと聞いている。玉川(徹)さんも政権批判などをするたびに報道局幹部に呼び出され、叱責されていたらしい」(テレビ朝日関係者)

 玉川氏がコロナ報道で2回ほどお詫びする事態もあり、番組には萎縮ムードが広がっていったという。

「ほかにも、橋下徹さんから他局の番組で毎日のように、『モーニングショー』のコロナ報道を攻撃されたことも大きく影響したようです。橋下さんはABEMAで冠番組を持つなど、大きな影響力を持っていますから」(テレビ朝日関係者)

■岡田晴恵教授の出演激減の背景にも政権忖度が 政権批判ネタも減少

『モーニングショー』といえば、一時は毎日のように出演していた“コロナの女王”岡田晴恵白鴎大学教授が昨年秋から、あまり出演しなくなったが、実はこれもこの時期の政権からの圧力と自粛が関係しているのだという。

「岡田氏の『モーニングショー』出演激減については、ちょうど昨年夏からナベプロに所属したためナベプロの意向で出演を控えているなどという報道が一部でありましたが、まったく逆。そもそも岡田教授をナベプロに紹介したのはテレ朝という話もある。ただ、昨年秋にチーフプロデューサーが交代したのも影響したのか、その頃から、あまり呼ばれなくなった。これも、“岡田は例の監視文書などで政権にマークされているから慎重にしろ”と報道局の幹部に注意されたのではないかといわれている」(テレビ朝日関係者)

 実際、『モーニングショー』を注意深く見ていると、昨年秋頃から明らかにコロナ以外の政権批判が減っていることがよくわかる。たとえば、河井克行元法相の選挙買収や最近の菅首相長男の接待問題、NTT接待問題など、政権不祥事も申し訳程度に報じる程度で、他局のワイドショーのほうが時間をとって報道していた。かと思えば、菅首相肝いりの携帯電話料金値下げをPRするような特集をしていたこともある

 かろうじて続けているコロナ報道にしても、政権のコロナ対応を徹底批判するような特集は微妙に減っていて、GoToトラベルをPRしたり河野太郎ワクチン担当相を持ち上げたり、御用番組『ひるおび』のような特集をすることもある。

 ようするに、『モーニングショー』は昨年のコロナ報道で政権と上層部に睨まれた結果、昨年の秋から冬くらいの時点で、すでに牙を抜かれ、別の番組になってしまっていたのではないか。

 そして、こうした政権批判封じ込めの延長線上に打ち出されたのが、今回の青木氏、吉永氏排除だったのだろう。

 実際、青木氏と吉永氏がいなくなって、まともに政権批判のできるコメンテーターは玉川氏だけになる。そして、タイミングを計っておそらく玉川氏も……。

 青木氏は最後の出演になった23日のあいさつで「貴重な番組」とエールを送っていたが、その「貴重さ」はもう取り戻すことはできない可能性が高い。

(田部祥太)



http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/769.html

記事 [政治・選挙・NHK279] 広がる不安感…枝野代表のままでは政権交代はおぼつかない 永田町の裏を読む(日刊ゲンダイ)



広がる不安感…枝野代表のままでは政権交代はおぼつかない 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/286937
2021/03/25 日刊ゲンダイ ※後段、文字起こし


立憲民主党、枝野幸男代表のままでは戦えない?(C)日刊ゲンダイ

 立憲民主党の中で、枝野幸男代表のままでは次の総選挙は戦えないのではないかという不安が広がっているという。年長の議員がこう言って憤まんをブチまける。

「直接のきっかけは、参院長野選挙区での4月補選に向けて、羽田次郎候補と立憲・共産の地元組織とで結んだ政策協定に『原発ゼロ』の文言があるのが気に入らないと、連合労組にイチャモンをつけられ、枝野が慌てて連合会長に『陳謝』した一件です。こんなことで連合ごときに詫びることはなくて、蹴っ飛ばせばいいんですよ。連合の大手民間企業の労組なんて、組合員の世論調査をすれば世間一般と同じで、自民党支持が圧倒的。立憲のための選挙活動はおろか投票するかどうかも怪しいんだから。それに、実際にその協定を見れば、『原発のない社会と再生可能エネルギーが主役の社会をつくります』と言っていて、これは我が党の綱領の『原子力エネルギーに依存しない原発ゼロ社会を一日も早く実現します』と似たような表現だ。それなのに枝野は『県連に軽率な行動があり連合に迷惑をかけた』とまでへりくだった。何なんですか、この卑屈な態度は。そんな姿をさらすことが、国民にはどう映るかが全く見えていない。これじゃあ選挙は戦えません」

 この補選は、父=羽田孜、兄=雄一郎が培ってきた「羽田王国」といわれる地盤で、それに加えて県内で一定の根強い勢力を持つ共産と組めば、十分に勝てる。同日に行われる北海道衆院2区補選は自民党が不戦敗を決め込んだので、長野を確実に勝って2勝とし、さらに河井案里の後の参院広島選挙区の再選挙に全力を注いで、できれば3勝として菅義偉政権に一大打撃を食らわせたい。その時に、県連を「軽率」と非難して、はしごを外そうとするとは、「軽率なのは枝野の方だ」とベテラン議員の怒りはとどまるところを知らないありさまである。

 そうでなくとも、枝野には前々から、大事な場面で国民の前に姿を現して分かりやすく語りかけるということがあまりにも少ないという不満がくすぶっていた。しかも、口を開いたとしても出てくるのは弁護士調の硬い言葉ばかりで、論理的には正しいのだろうが、人々の心情に染みるような話ぶりにはほど遠い。

 これでは、せっかく菅義偉政権がオウンゴール連発の自滅状態に陥っているというのに、政権交代を迫るのは難しいのではないか。



高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。



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記事 [政治・選挙・NHK279] 日本政府の祈祷スタイル(コラム狙撃兵・長周新聞)
日本政府の祈祷スタイル
https://www.chosyu-journal.jp/column/20571
2021年3月23日 コラム狙撃兵 長周新聞

 

 21日に一都三県の緊急事態宣言も解除となり、「新たな闘い」などといわれているが、新たも何も、これまで日本政府としては新型コロナウイルスと闘っていたのか? と素朴に思う。だって「やってます感」に彩られた欺瞞のかさぶたをすべて剥ぎ取ってみたら、万歳降参が基本スタンスではないか。第一波からこの方、為す術なく感染拡大を招いてしまったなかで、宣言→解除→感染拡大→宣言→解除とくり返してきて、飲食店に限らず国民としては随分と自粛を心がけ、出かける際にはマスクを着用し、催し物も控え、アルコール消毒を一日に何度もしてきたし、そのなかで商売が上がったりで生活苦に投げ込まれたり、みんなが辛抱して過ごしてきたはずだ。

 ところが一方で、国家として責任を持たなければならない防疫はまるで機能せず、1年以上たつのにPCR検査すらまともに実施されず、医療機関が体制を強化されたわけでもない。ただ嵐が過ぎゆくのを待っているだけといっても過言ではないほど、何もしていないのである。ワクチン開発に全力をあげるでもなし、イベルメクチンやアビガンといったコロナに効くことがわかっている薬剤の供給を急ぐわけでもなし、結局のところ、1年以上もの間何をしていたというのだろうか。時間とカネ(GoToキャンペーンをはじめとした業界への利益供与)を浪費していただけというなら、とんでもない無責任であろう。

 感染力の強い変異種までが日本列島に上陸しているなかで、恐らくこのままだと再び感染拡大を招いてしまい、宣言→解除→感染拡大→宣言→解除の無限ループをくり返すのが関の山だと思う。なぜか? 「宣言」なんて叫んだところで実質的には何もしていないし、そのうちオオカミ少年が「たいへんだ〜!」と叫べば叫ぶほど誰からも相手にされなくなるのと同じに思えるからだ。すべては個人の自己責任に委ねた「自粛のお願い」の域を出ないため、「緊急事態宣言」に耳慣れしてしまった人々にとっては、「あっ、またサイレン鳴らしてら」くらいにしか思わなくなるのも無理はないのである。

 では、日本政府としては何をしているのかだが、恐らく終息を祈っているだけなのではないかと思う。コロナ禍の社会全体の混乱に対処し、どう医学的・疫学的見地から対処するかの具体的行動がともなわない以上、それは口を開けて祈っているだけ、願望しているだけといわれても仕方がないものがある。祈祷の歴史は原始宗教にもさかのぼるが、まだ科学が発達していない時代に理由のわからぬ災いに対して人々は祈りを捧げ、時には人柱まで立てて見えない何かにすがりつき、終息を願うほかなかった。それは、どうにかしたいけれど、自然科学への理解もなくどうにもならないという制約のなかで発生したものだった。いまやっていることといえば、飲食店を人柱にして終息を願望しているだけ−−のようにも見えるのである。

 21世紀の時代に科学的に対処するのではなく、ただ祈っているだけという光景は、それが国家神道好きであろうがなんであろうが、怠け者の所業であろうと思う。科学や医学、疫学も発達し、コロナウイルス対策については各国の先進事例もあるなかで、封じ込めに本気になれば先手先手でいくらでもやることはあるはずだ。未知なるウイルスとはいえ、やるべきことは明快で、検査、治療、隔離を徹底して、集団免疫ができるまで極力犠牲者を抑えながら凌いでいくほかないのである。

 「緊急事態宣言の解除」と大仰しく扱っているものの、やっていることは「たいへんだ〜!」のサイレンを鳴らしたり止めたりしているだけである。このような悪ふざけしかできない無能政府ではなく、緊急事態に立ち向かえる有能な政府に統治を委ねたいものだ。今年の衆院選はそういう意味で「オマエ(自民党)ら、どけっ!」といって、なりかわる勢力が登場したっておかしくないと思う。コロナ禍の生殺し状態は既に耐えがたい領域に達しており、政府とは何をすべきかが問われなければならない。 

 吉田充春



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記事 [政治・選挙・NHK279] 麻生太郎ならずとも待ち望むマスク解放は「あと5年以上」(日刊ゲンダイ)



麻生太郎ならずとも待ち望むマスク解放は「あと5年以上」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/286935
2021/03/25 日刊ゲンダイ


「当分、外せない」が答え(麻生太郎副総理)/(C)日刊ゲンダイ

 ワクチン接種が進むまで、英国ではマスク着用が「あと数年間は必要」――。英国の新型コロナワクチンの接種責任者、メアリー・ラムジー博士の見解だ。麻生副総理が「いつになったらマスクを外せるのか。記者なら知ってるだろ」と発言して物議をかもしたが、英国で数年なら日本の「マスク社会」はいつまで続くのか。麻生副総理ならずとも気になるところだ。

 ただでさえ、日本のワクチン接種は世界に出遅れている。みずほ総研は集団免疫獲得の目安とされる全人口の7割の接種終了時期を「来年3〜6月ごろ」と試算。政府目標から大幅に後ズレしても、1年後にはマスクから解放されるのか。

「かなり難しいと言わざるを得ません」と言うのは、ハーバード大学院卒で医学博士・作家の左門新氏(元WHO専門委員)だ。新型コロナの集団免疫獲得理論が達成されるには時間がかかる。集団免疫を実現した国はまだないのが現実だ。仮に集団免疫を獲得しても問題がある、と左門氏はこう続ける。

「まず心配なのが変異株です。南アフリカ型のようなワクチンが効きにくい変異株が発生したら、新たなワクチンを開発しなければならない。その間、マスクは手放せません。また、ワクチン接種後も抗体の有効期間はまだ分かっていない。期間が短く、定期的に接種が必要な状態が続けば、不安感からマスクを着用せざるを得ません」

SARSとMERSは撲滅も…

 人に感染する7種のコロナウイルスのうちSARSとMERSは撲滅。新型コロナを除いた残り4種は人の集団に潜み、今も流行を繰り返す。新型コロナも同タイプになることが考えられ、撲滅は難しい。

「ウイルスは死亡率が高いと患者と共に死滅するが、新型コロナにそこまでの死亡率はない。だから日本などは厳しい対策を取れず、ずっとウイルスが生き残る可能性はあります。私は日本人がマスクを手放すまで少なくとも、あと5年以上かかると思います」(左門新氏)

 花粉症対策でも分かるように、日本人は欧米と比べてマスクへの抵抗感が薄い。マスク嫌いの麻生副総理には、まだまだ息苦しい日々が続きそうだ。



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記事 [政治・選挙・NHK279] 森節満載「会長交代の舞台裏」/政界地獄耳(日刊スポーツ)
 


森節満載「会長交代の舞台裏」/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202103240000089.html
2021年3月24日7時52分 日刊スポーツ


★東京オリンピック・パラリンピック組織委員会前会長・森喜朗が、故郷の雑誌「月刊北國アクタス」で「会長交代の舞台裏」を2時間にわたり語っている。同誌によればインタビューは今月4日。12日現在のものという。表紙には「忖度なし、ホンネ一本勝負」と書かれている。特筆すべきは、森を追い込んだメディアの攻撃に対して擁護の声も多かったが、官邸内のある人が「なぜ国会議員から擁護の声が一切出なかったのか。森さんの世話になった人はたくさんいるし、細田派の人だっている。なのに、なぜみんな口をつぐんだのか。結局国会議員のスケール(器)が小さくなったということじゃないか。物を言わないし小利口になった」と言ったとする内容だ。

★続けて「うちの派の参議院の連中、世耕(弘成)君や山本(順三)君、衆議院でも福井の高木(毅)君とか、たくさん激励には来てくれたよ。心配してくれたよ。心配してくれたけど、声を上げて世論と戦うことはしなかった。怖じ気づいているのか、腰が引けているのか。あの元気な馳(浩衆院議員)君も、心配して電話掛けてきてくれたけど外では黙っているもんな」。また、秋の自民党総裁選をにらんでか「惜しいなと思うのは、岸田(文雄前自民党政調会長)君だよ」として「こういう時にこそ岸田君が森擁護論を言うべきだったと。そしたら『岸田も骨があるな』となったのに、実に惜しい」などと言われたことも明かしている。

★「麻生さんしゃべらなくなったよね。安倍(晋三)さんが総理の時は、予算委員会でよく耳打ちしてたもんだよ。(略)麻生さんも安倍さんの時は随分助けていたのに、今は全然知らん顔している」とし、組織委会長の後任人事について「会長を辞めるにあたって安倍さんに相談した」「その後秘書が来て『お断りしたい』と伝えてきた」とも。「次の総選挙は9月までにはある。その時まで体を自由にさせてほしい。(略)派閥の半分以上は3期以下。だから体の続く限り応援に回ってあげたい」が理由という。読みどころ、突っ込みどころ満載だ。(K)※敬称略



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記事 [政治・選挙・NHK279] 聖火ランナースタート 今の日本は五輪開催にふさわしい? ラサール石井 東憤西笑(日刊ゲンダイ)



聖火ランナースタート 今の日本は五輪開催にふさわしい? ラサール石井 東憤西笑
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/286952
2021/03/25 日刊ゲンダイ


昨2020年12月、大阪国際女子マラソンでの走る有森裕子さん(C)日刊ゲンダイ

 25日には福島から聖火ランナーがいよいよスタートする。いや、本当にスタートするのか。

 膨れ上がる予算、コロナ、猛暑、起こり得る地震や台風の災害、原発のコントロール、人権問題、さまざまな問題を積み残したままの五輪は本当に開催されるのか。

 先日、名古屋の入管で一人のスリランカ女性が死亡した。彼女は日本の子供たちに英語を教えたいと夢を抱いて留学したが、母国からの送金が途絶え、頼りの同居男性からの暴力に耐えかね保護を訴えたが、逆に不法滞在で収容された。

 徐々に体調不良になり食後に吐くと、「迷惑だから」と単独部屋に入れられ、保護団体が面会に行くたびに衰弱していった。1カ月で20キロ近く痩せ、面会にバケツを手にしていた。いつ吐くか分からないからだ。

 ついに手を上げることすらできなくなり、保護団体は「このままでは死んでしまう」と入院と点滴を訴えたが、聞き入れられず、最後の面会の3日後に部屋で脈が止まっている状態で発見された。彼女に必要なのは収容ではなく保護だったのではないのか。

 以前から入管の劣悪な環境は国連からも指摘されていた。期限の限度もなく3年以上収容されている者もいる。政府は入管法改正案を閣議決定したが、収容期間の上限設定もせず、収容の判断を裁判所に委ねる制度もない。ほかにも技能実習生として日本に来た外国人は、コンテナの住居にすし詰めのような劣悪な環境で働かされ、逃げ出してもコロナで帰国もできず、保護団体で暮らす人々がたくさんいる。

 世界中のアスリートを笑顔で出迎え、平和の祭典とうたって大掛かりなイベントを強行する。その同じ国で外国の人がまるで「山椒大夫」のような扱いを受けている。

 メダリストの有森裕子さんはNHKの番組で、「五輪開催の理由に選手やスポーツを思うのはやめて欲しい。社会ファーストだ。ちゃんとした社会があってその下にスポーツや文化がある。オリンピックはそのひとつに過ぎない」と言った。

 まさにそうだ。

 また福島では先月の地震で原発1号機の水位が下がり、毎時3トンの注水を4トンに増やしたと東電が発表した。これでアンダーコントロールと言えるのか。その福島から走り出す選手の掲げる聖火は、本当に愛と平和を称え燃えているのか。オリンピックを開催するのに、今の日本は本当にふさわしいのか。

 本当にやるんですかオリンピック。笑顔で。



http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/774.html

記事 [政治・選挙・NHK279] 原発板リンク:「コロナ禍、五輪どころではない」 福島で反対アピール(放射能禍も忘れるな!)
原発板に投稿しました。

■「コロナ禍、五輪どころではない」 福島で反対アピール(放射能禍も忘れるな!)
http://www.asyura2.com/20/genpatu53/msg/400.html
投稿者 戦争とはこういう物 日時 2021 年 3 月 25 日 18:40:53: N0qgFY7SzZrIQ kO2RiILGgs2CsYKkgqKCpJWo


http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/775.html

記事 [政治・選挙・NHK279] 日本の警察力<本澤二郎の「日本の風景」(4035)<サリン事件を見逃し続けてから26年後も蓋をかけ逃げる警察庁>
日本の警察力<本澤二郎の「日本の風景」(4035)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/28517509.html
2021年03月25日 jlj0011のblog


<サリン事件を見逃し続けてから26年後も蓋をかけ逃げる警察庁>

日本人は物忘れが激しい。最近の国会答弁でも「記憶にない」が連発、時には総務大臣が、答弁に立つ官僚に対して「記憶にないといえ」と脅していたことも発覚。もう日本の民主主義は、激しく劣化してしまっている。

 筆者に歴史の重要性を教えてくれたのは、平和軍縮派の宇都宮徳馬さんだった。彼に押されて中国の大陸を歩き、そこで日本軍の侵略の痕跡を確かめ続けた。恥ずかしいことに、こうした努力をする右翼議員などはゼロである。彼らは平気で嘘をつく。恥を知らないのだから、始末が悪い。

 同じことが、日本の警察にも言える。3月20日は、地下鉄サリン事件から26年、しかし、この大都市圏における無差別テロ事件の総括をしていない。国民に対する謝罪も反省もない。誰一人責任をとっていない。国会も沈黙している。不思議な民族であろうか。また繰り返すのか。

 日本の警察力の低さは、言葉にもならない。警察は、恥ずべき裏金問題にもケジメをつけていないらしい。やくざを跋扈させていながら、高給を食んでいる税金泥棒だ、などと評価されている。

 現在は、効果・副作用の判定が不明な、新型コロナウイルスのワクチン接種を急いでいる政府である。本末転倒がまかり通っている。

<誰も責任を取らなかった公安委員会・警察庁>

 白状すると、永田町の派閥政治と権力闘争にうつつを抜かしてきたジャーナリストは、どちらかというと、事件事故を集中して追及するという姿勢が不足している。能力の限界でもある。それはコロナについても言える。日本と世界を俯瞰している、というと、大げさに違いないが、目の前に突き刺さる事案についての評論に振り回される。

 言論人の宿命かもしれない。本日は、日本の警察力について、関係者の猛省を促そうとしている。いえることは、反省も謝罪もしない組織の前途は危うい、それの指摘である。

 26年の歴史を刻んだ地下鉄サリン事件総括から逃げる警察庁・公安委員会の不条理は、安心・安全が確保されない日本を象徴していることになるからだ。

 調べると、1995年3月20日のオウム真理教が、731部隊の悪魔教団よろしく、化学兵器サリンを製造し、それを撒いて世界を驚かせた。これが最初ではなかった。前年の1994年6月27日には、松本サリン事件を起こしていた。いやまだある。1989年11月4日には、坂本弁護士一家殺人事件も起こしていた。オウムという超カルト教団による犯罪が、一度ならず三度も起きていた。

 「オウム犯罪を泳がせていた捜査当局か」とも言われかねないだろう。徹底した反省の上に立っての総括は不可欠、だが何もしていない。誰も責任をとっていない。事情通は「税金泥棒」と決めつけている。

<制度的欠陥が警察を駄目にしている根本原因>

 筆者は元警視総監の秦野章さんの「日本警察改革論」(エール出版)を上梓したことがある。彼は能力のある人材を登用すべきだ、と論じた。ノンキャリの警察本部長を誕生させよ、と訴えたものである。これは今でも正論であろう。

 キャリアの無責任・無能力の警察官僚に問題がある、という指摘である。現在も、ノンキャリは才能があっても、トップに立つことが出来ない。この方面に詳しい事情通に、今朝改めて聞いてみた。

 「戦後の混乱期の警察は、国家警察と市警に分かれていた。しかと統一しなかった。戦前は内務官僚が実権を握っていた。戦後に警察庁が誕生したが、役人の世界では国家公務員上級職の合格者の上位は、全て経済官僚となる省に就職した。省と庁は、天地の開きがある」「他方で、警察庁は20代のキャリア官僚を、すぐさま地方警察の捜査二課長に出世させる。自分の親父の世代を配下において、何も知らずに仕事をすることになる。そしてとんとん拍子で出世、極楽とんぼよろしく、威張るだけで、責任はとらないまま、警察本部長になれる。数万を率いる地位は、一国一城の主だ。この不条理な階級社会が、出鱈目な警察行政の根幹となっている」のである。

 傲慢かつ思い上がりの警察官僚の典型が、現在の官邸にいる杉田という官房副長官、そして警察庁の中村格である。TBS強姦魔・山口を救済した人脈で知られる。悪の根源である。伊藤詩織さん泣かせの悪魔官僚そのものであろう。屈しない詩織さんの勇気を、主権者はこぞって支援に立ち上がるはずである。依然としてTBSは、山口にケジメをつけていない。このことも、重大なことである。

 捜査は二の次、他方で権力の乱用は安倍・自公内閣で、特に表面化した。

 関連して指摘しなければならないことは、オウムと石原慎太郎の関係は、知る人ぞ知る、である。4男が麻原彰晃の側近だったという。「サリンを製造していた場所である旧上九一色村を、今は鳴沢村に名称変更した、なぜか?しかも、このあたりは笹川財団の広大な別荘地で、近くに安倍別荘もある、という不思議である。オウム事件捜査を邪魔していたのは、彼らなのか?オウム犯人を大量処刑して乾杯を上げる安倍首相と上川陽子法相の乾杯写真の露出?何を意味するのか。サリン事件捜査の総括が行われない理由なのか」との鋭い指摘は、今も続いている。

 サリン捜査関係者の内部告発は、まだである。警察の腐敗は、千葉県警だけではなさそうだ。

2021年3月25日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


2021年3月20日 18時53分事件(NHK)

「情けないというか、悲しい」
いくつもの命を救ってきたベテラン救急医の口ぶりには、悔しさがにじんでいた。
世界でも類を見ない化学テロ、地下鉄サリン事件。
多くの市民に猛毒のサリンがまかれた。しかし、誰がどう被害に遭い、どんな治療を受けたのか。その後、どのような不安や後遺症を抱えながら過ごしているのか。被害者の視点に立った記録の保存や検証はいまだに行われていない。
なぜそうなったのか。26年前のあの日からひもといてみたい。
(ネットワーク報道部記者 馬渕安代 解説委員 山形晶)


不安や苦しみの全貌は、いまだに誰も知らない
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210320/k10012921231000.html





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記事 [政治・選挙・NHK279] <新規感染者数 1900人超え>第4波襲来の確信 第2波を上回りワクチン接種も大幅遅延か(日刊ゲンダイ)



第4波襲来の確信 第2波を上回りワクチン接種も大幅遅延か
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/286984
2021/03/25 日刊ゲンダイ


高齢者接種に暗雲(厚労省と川崎市が実施した集団接種訓練=写真)/(C)共同通信社

 新型コロナの第4波がジワジワと押し寄せている。24日の全国の新規感染者数は1900人を超え、昨年夏の「第2波」のピーク1605人(8月7日)を大きく上回った。このペースだと、ちょうど高齢者のワクチン接種が本格化する5月ごろに「第3波」をしのぐ大きな波になる恐れがある。

  ◇  ◇  ◇

 昨年7〜9月の第2波、10月〜今年2月の第3波、さらに3月以降の感染者数のピークを調べた〈表〉。

 足元の感染者数は、すでに20道府県で第2波のピークを上回っている。大阪の24日の感染者数は262人で第2波を超えた。東京も420人と第2波のピークに迫っている。

 第3波のピークを超えたのは宮城と山形。宮城は24日、過去最多となる171人の新規感染者が確認された。第3波のピークの2倍近くだ。人口が東京の6分の1なので、東京なら1000人超に相当する。

 21日に過去最多となる31人の感染者数が確認された山形は、24日も21人で7日連続2ケタとなった。


すでに「第4波」に入っている可能性(C)日刊ゲンダイ

全面解除のしわ寄せ

 福島、新潟、滋賀、愛媛、佐賀は第3波のピークに迫りつつある。新型コロナの感染は、すでに「第4波」に入っている可能性がある。

 西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)が言う。

「感染力が強い変異株の影響がなかった第3波よりも、第4波のスケールが大きくなることはほぼ間違いありません。暖かい気候や緊急事態宣言の全面解除もあって、人の移動はかなり活発になっている。5月以降、第3波を上回る感染者数になっていてもおかしくありません」

 第3波のピークは1月8日の7949人。その頃は、症状があっても入院できず、自宅待機や調整中の患者があふれた。

 しかも、今回は事情が違う。5月は高齢者3600万人へのワクチン接種が本格化する時期だからだ。第4波とワクチン接種が重なる恐れがある。

「5月の連休終了まで、政府は規制を強化して感染者数をゼロ近くまで抑え込んだ上で、高齢者へのワクチン接種を本格化させるべきでした。医療従事者は、日々増えるコロナ患者の治療に加えて、ワクチン対応に追われることになる。スタッフ不足で接種スケジュールが大幅に遅れる可能性があります」(中原英臣氏)



http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/777.html

記事 [政治・選挙・NHK279] 国民に従わない首相は国民が排除(植草一秀の『知られざる真実』)
国民に従わない首相は国民が排除
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2021/03/post-58c8dc.html
2021年3月25日 植草一秀の『知られざる真実』


コロナ感染第4波が始動するなかで、菅内閣は五輪聖火リレーを始動させた。

日本の主権者である国民の8割から9割が五輪開催に反対である。

そのすべての人が五輪を毛嫌いしているわけではない。

しかし、いまの日本での最重要課題は五輪でないと判断している。

五輪実施を強行することよりも、コロナ感染を収束させることが優先されるべきだと判断している。

冷静で妥当な判断だ。

五輪の関係者のなかにも、冷静な判断力を持つ人はいる。

JOC理事の山口香筑波大教授は次のように述べている。

https://bit.ly/3733QBK

「問題は日本国民であり、五輪を開催することでリスクを負うのは私たち日本国民だということです。」

「国民は疲弊し、医療現場はひっ迫…去年よりも状況が悪くなっているという実感です。

世論調査によると、国民の約8割が『五輪を開催すべきではない』と考えています。

このことは重要視すべきです。」

「IOCのバッハ会長は『選手の安心・安全は担保します』と言っていますから、アスリートたちにはリスクが少ないかもしれない。

でも、五輪後の日本は、どうなるのでしょうか。」

「変異種を含めたウイルスが一気に持ち込まれて、冬に向かって感染が再拡大する可能性も十分に考えられます。

そうした事態をみんなが恐れていて、そのことが世論調査『反対8割』として表れているんだと思います。

現時点で『開催国・日本の立場に寄り添う』という発想がIOCは希薄です。

だから日本も、そのことをしっかりと訴えていく必要があります。」

五輪開催強行の何が問題なのか。

それは、五輪開催強行が日本のコロナ感染状況を悪化させる可能性がある点だ。

選手と関係者だけで入国者が1万5000人を超える。

五輪組織委は9万人規模の外国人入国を検討している。

IOCが五輪スポンサー関係者の入国容認を強く求めているからだ。

これだけではない。

客席の半分を国内観客で埋めると、五輪だけで400万人が会場に入る。

400万人のなかに東京以外を居住地とする者が多数存在する。

たった2週間に400万人が集中してGotoトラベルとGotoイートを展開する。

海外から変異株が持ち込まれて、東京で感染が急拡大して、日本全国に拡散される。

ワクチンの接種は7月の段階でほとんど進行していない。

五輪が終了して大災厄が日本に広がる。

「五輪終」。

菅内閣が「緊急事態宣言」を解除したが、すべては五輪に合わせたもの。

「五輪ファースト」が鮮明であり、国民の命と暮らしは考慮されていない。

コロナ感染が飛沫感染を中心に拡大することを踏まえると、多人数での会食機会の増加が感染増大をもたらす。

菅首相はコロナ新規陽性者数が減少したことを大義名分に無謀な行動に突き進んでいる。

感染収束を優先するべきときに日本全体を五輪モードに切り替えようとしている。

しかし、足元でコロナ感染再拡大が始動している。

日本の主権者は菅内閣の暴走を眺めているべきでない。

その行動を冷静に観察して評価し、人事を断行しなければならない。

菅首相は政治家が官僚人事を支配すると言った。

ならば、主権者国民が政治家の人事を支配しなければならない。

主権者の意思を無視して暴走する権力を主権者は許してならない。

その人事権を行使する機会が総選挙。

利権ファースト、五輪ファーストの菅内閣を退場させる必要がある。


「UIチャンネル」第380回放送、鳩山元首相との対談がアップされております。

https://bit.ly/37cW7Bs

ぜひご高覧賜りたい。



http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/778.html

記事 [政治・選挙・NHK279] <スガ親分のために悪事で出世>霞が関はヤクザ社会と同じじゃないか(日刊ゲンダイ)

※2021年3月25日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大



※2021年3月25日 日刊ゲンダイ2面




※文字起こし

 霞が関のモラル崩壊が止まらない。農水、総務両省に続き、文科省でも接待攻勢によって行政がゆがめられた疑惑が浮上だ。

 渦中の人物は、安倍政権末期に文科副大臣を務めた亀岡偉民復興副大臣。そして文科省トップの藤原誠事務次官だ。

 22日の「しんぶん赤旗」によると、接待漬けにしたのは宮崎の学校法人「豊栄学園」の清水豊理事長ら。亀岡とは2015〜19年末に少なくとも計14回会食し、支払い総額は約95万円に上る。

 藤原氏がゴチになったのは官房長だった15年11月と17年11月。亀岡も同席していた。事務次官になっても亀岡や学園側と複数回会っていたというが、豊栄学園は紛れもない「利害関係者」だ。

 文科省は18年4月、学園が経営する都城東高を「教育課程特例校」に指定。20年2月には、私立高の産業教育施設を整える補助金約2400万円の交付を決定した。

 赤旗の取材に豊栄学園の担当者は「自らの利益になるからこそ接待で経費を落とす」旨を認めている。藤原氏が職務に関して供応接待を繰り返し受けていれば、国家公務員倫理法違反はもちろん、単純収賄罪にあたる疑いもある。

 またもや露呈した行政をゆがめた接待疑惑。藤原氏もまた、安倍政権時代から官邸の覚えめでたい人物なのである。

汚れ仕事に報いて異例の定年延長

「和泉さんから話を聞きたいと言われたら、対応される意向はありますか?」

 17年5月、加計学園問題のさなかに「出会い系バー通い」を読売新聞に報じられる前日、前川喜平元文科次官宛てに一通のショートメールが届いた。「和泉さん」とは、菅首相の懐刀・和泉洋人首相補佐官。送り主は藤原氏だった。

 既に前川氏は内閣府から「総理のご意向」と言われたことを記録した文科省文書の存在を認め、「加計ありき」を告発する意思を固めていた。藤原氏に時間稼ぎのつもりで「ちょっと考えさせて」と返信すると、翌日あの記事が出たという。

 昨年2月の日刊ゲンダイのインタビューに前川氏は〈想像ですが、あの時、和泉補佐官に会っていたら「読売を抑えてやる代わりに加計の話はするな」「これまで話したことは嘘だと言え」と取引を持ち掛けられたかもしれない〉と語っていた。

 恐らく藤原氏は菅や和泉氏らの意向をくみ、暗に圧力をかけたのだろう。そんな「汚れ仕事」が評価されたのか、17年1月に発覚した天下りあっせん問題で減給処分を受けたにもかかわらず、翌18年3月には定年を延長され、同年10月に事務次官まで上り詰めたのだ。

 異例の抜擢は、菅たちの“お目こぼし”があればこそ。藤原氏も職員への就任挨拶で庇護に応える。政権批判を繰り返す前川氏の著書「面従腹背」を念頭に「『面従腹背』はやめよう」と皮肉たっぷりに言い放ったのだ。

 まさに政権のイエスマン。藤原氏が次官に就いたため、「官邸と距離を置く人物」だった本命の小松親次郎氏は退官した。そして藤原氏は今年3月末にこれまた異例の3回目の定年延長により、次官続投が既定路線だ。度を越した「えこひいき」人事である。

もはや霞が関にモラルを求めるのはムダ

 官邸の意向を忖度し、汚れ仕事も辞さない官僚だけが異例の出世を果たす。腐臭漂う文科省トップの疑惑浮上は偶然ではなく、必然だ。

 赤旗の取材に藤原氏は「利害関係者」からの接待には亀岡の招待で出席したとして「行ったら、そこに(清水理事長が)いらっしゃった。(飲食代は)亀岡先生の負担だと聞いていた。文科省には届け出はしていない」と答え、開き直った。

 判で押したようなセリフを吐いた官僚トップが、もう一人いる。贈収賄で在宅起訴された吉川貴盛元農相と鶏卵大手「アキタフーズ」前代表の接待会食に同席、減給処分を受けた農水省の枝元真徹事務次官だ。

 枝元氏は「前代表が会食の場にいることを知らずに参加した」「吉川大臣に誘われたので大臣が支払ったと思っていた」と釈明。接待の見返りに行政をゆがめた疑いを否定しているが、贈賄側と収賄側と同じ席にいた人物の言い分を真に受けることはできない。

 18年10月と19年9月の枝元氏ら農水省幹部7人への接待には、アキタ社からの現金提供が発覚し内閣官房参与を辞職した西川公也元農相が2度目に同席。

 昨年の自民党総裁選で菅の選対事務局長を務めた吉川も含め、接待の場は政権中枢にいた人物ばかりだ。

 さらに2度ともアキタ社の地元・広島選出の河井克行元法相が同席していた。河井は菅の数少ない“子分”のひとり。行政に与えた影響を明かさない農水省の隠蔽姿勢は、「スガ直結人脈」への配慮ではないのか。

 親分をかばうためなら平気で情報を隠す霞が関の忖度気質は、モリカケ・桜を見る会など安倍政権時代の一連の国政私物化の頃から変わらない。むしろ「スガ親分」に代替わりしてから、悪化の一途である。

法を犯し、嘘をつかないと出世できない

 何しろ、この間に出るわ出るわ、農水省に総務省、文科省にせよ、薄汚い接待とその見返りに行政をゆがめた疑惑に登場する官僚たちは事務次官、審議官、局長クラスと出世頭のエリートばかりだ。

 こうなると幹部が腐っているのではなく、単に腐った官僚を幹部に引き上げてきただけではないのか。安倍政権の官房長官時代から内閣人事局を通じて人事権を振るい、官僚を従わせてきたのは言うまでもなく菅だ。

 決して菅の目が節穴なのではなく、そこには悪の人事査定が存在しているとしか思えない。

 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言う。

「菅首相は『政権の方針に従わない官僚は異動してもらう』と公言してはばからない。官僚に政権の方を向いて仕事しろと迫り、『国民の公僕』として政権に意見すれば飛ばされる。コロナ禍以前から霞が関は『行動様式の変容』を押し付けられ、同じセリフが出てくるのは新様式が浸透してしまった証拠です。官邸の意向を忖度し、公文書改竄や虚偽答弁など法を犯し、嘘をつかないと身分が保障されない。政権を守るため、身を張って悪事を働く官僚だけが出世する。今やヤクザ社会顔負けの霞が関にモラルを求めるだけムダ。接待の毒は全省庁に回っているに違いありません」

 スガ親分のために悪事で出世――。そんな腐敗構造の象徴が、菅の長男が勤める放送事業会社「東北新社」から高額接待を受けた山田真貴子前内閣広報官だ。

 16年10月に東北新社が放送法の外資規制を超えていたのに、総務省はBS4K事業の申請を認定。17年10月には違法状態のまま、新設子会社への事業継承申請も認めた。いずれも最終決裁者は当時、情報流通行政局長の山田氏。この決裁には、接待問題で懲戒処分になった他の複数の幹部も関与していた。

 しかも、東北新社側は17年8月に外資規制に抵触する旨を総務省の担当者に伝えたと主張。言い分通りなら、山田氏が違法申請を知りながら目をつぶり、行政をゆがめたとの見立ても成り立つ。総務審議官時代の一晩7万円超の接待も、次官級の広報官起用も菅一族への便宜の見返りだったのではないか。

 むろん、辞職では済まされず、菅長男と共に国会招致し、さらなる追及が必要だ。

「菅首相こそ過去8年もの自民1強体制にあぐらをかき、人事を操る独裁的手法で政治と行政のモラルを破壊した張本人。腐敗政権に従えば、官僚が腐るのも当然です。倫理観を失った霞が関の腐敗と荒廃を断ち切る上でも、次の総選挙は極めて重要になります」(政治評論家・本澤二郎氏)

 公正・公平な政治と行政を取り戻すには、アベ・スガ政治を一掃するしかないのだ。


関連記事
<文科省に波及>菅人脈また接待漬け!“官邸のスパイ”次官が利害関係者から(日刊ゲンダイ)
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http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/779.html

記事 [政治・選挙・NHK279] 松本人志、太田光、カズレーザーが五輪演出問題で容姿差別ネタを守る姑息コメント! 一方、渡辺直美は堂々とルッキズム批判(リテラ)
松本人志、太田光、カズレーザーが五輪演出問題で容姿差別ネタを守る姑息コメント! 一方、渡辺直美は堂々とルッキズム批判
https://lite-ra.com/2021/03/post-5834.html
2021.03.25 五輪演出問題で松本人志、太田光、カズレーザーが姑息コメントも、渡辺直美は リテラ

    
    NAOMI CLUB(YouTube)より

 東京五輪開閉会式の「総合統括」を務めるクリエイティブディレクター・佐々木宏氏が、渡辺直美を豚にするルッキズムと女性蔑視丸出しの演出案を出していた問題。佐々木氏は辞任を表明したが、今回の問題であらためて露わになったのは、日本のテレビと、お笑い芸人たちの意識の低さ、差別容認体質だった。

 この間、ワイドショーが一斉にこの問題を取り上げているが、ルッキズムに対するまともな批判や反省はほとんどなく、逆に、多くの芸人コメンテーターが佐々木氏の演出案が告発されたことや「週刊文春」の報道に、批判、疑問の声をあげているのだ。

 まず、多かったのが「内輪のLINE」「企画段階でのボツ案」にすぎないものを告発し、問題するのがおかしいという主張だ。

 たとえば、ケンドーコバヤシは18日放送の『ゴゴスマ』(CBCテレビ)で、「アイデア出しの会議はアドレナリンが出て、発言の是非はともかく、とにかくアイデアを出すもの」「こういう情報が流出したことが問題。責任を取るなら流出させてしまった人」とコメント。爆笑問題の太田光も21日放送『サンデー・ジャポン』(TBS)で「今回のグループLINEは企画以前のたたき台」「われわれも漫才をつくるときに、漫才つくる過程というのは人に見られたくない」と、佐々木氏を擁護した。

 しかし、これらのコメントは、問題の本質をまったくわかっていないか、意図的に問題をすり替えているとしか思えない。

 そもそも、東京五輪の開閉会式というのは、世界中の国や地域が参加し、国民の税金が注ぎ込まれる公的なイベントなのだ。その演出を検討するために正式に選ばれたメンバーの議論なのだから、それが正式な会議であれ、LINE上でのアイデア出しであれ、公的なものとして批判に晒されて当然だろう。いや、それが仮に家族や友人などプライベートな場での発言であったとしても、五輪の演出担当は公的な存在なのだから、性別や容姿を差別する発言があったとすれば、その資質を問われても仕方がない。

 ところが、こうした芸人たちはその公的な場で行われた差別を問題にするのではなく、差別を告発した側、報道した側を責めるのだ。

 連中がいかに公共や人権というものを軽視しているかがよくわかるが、さらに呆れたのが、松本人志のコメントだった。松本は、21日放送『ワイドナショー』(フジテレビ)で、かまいたち・山内健司の「謝って撤回したものを1年後に引っ張り出してきて叩くっていうのがびっくり」というコメントに、我が意を得たりといった調子で、こう語った。

「そうなのよ。調理場まで入ってきてまだ料理できてないのに、できてもないものつまみ食いして、おいマズいよって言われてるようなね。もちろんこの方のアイデアは良くないんですけどね」

 このコメントにはネットで「さすが」「うまいこと言う」などという賞賛の声があがっていたが、全然違うだろう。松本の喩えになぞらえれば、今回のケースは、世界各国からの客を招くパーティで、使ってはいけない食材や禁止されている添加物を使用しようとしたというものなのだ。撤回したとしても、それを使おうとしたシェフの資質を問うのは当たり前ではないか。

 それを「試作段階でつまみ食いしてマズいと言った」と矮小化するとは……。松本はそのあと、申し訳程度に「良くないアイデアなんですけどね」と付け加えていたが、おそらく本音では、佐々木氏のアイデアが差別表現だとはつゆほども思っていないのだろう。

■「芸人は本人が同意しているから容姿をいじっていい」という主張のまやかし

 お笑い芸人の反応で、もうひとつ多かったのが、自分たちがバラエティでやっている“容姿いじり”を持ち出し、「お笑い芸人は容姿をいじられるのを納得しているからかまわない」「共演者同士の信頼関係があってのこと」「愛のあるいじりだからいい」「プロの技術があっていじっている」「いじられて感謝している」などと、弁護するパターンだった。

 しかし、これも完全に「何を言っているのか」という話だろう。そもそも、「お笑い芸人はいじられることに同意している」「信頼関係がある」などというが、実際は、パワハラやセクハラがそうであるように、大物芸人やテレビ局との力関係でNOと言えないだけ、というケースも少なくない。

 また、仮に本人が同意していたとしても、五輪のような公の場で容姿差別をやっていいはずがない。

 いや、その罪はテレビのバラエティでも同じだ。言っておくが、テレビは内輪の飲み会ではなく、その価値観やイメージを公共の電波を通して不特定多数に拡散する公共空間なのだ。番組内で「デブ」「ブス」「ハゲ」などといった容姿いじりをすることは、いじられた芸人・タレントだけの問題ではない。自身の容姿を罵られた経験のある人、自分の容姿について悩んでいる人がそれを観て、心の傷を負う可能性がある。

 それだけではない。こうしたやりとりを公共の電波で垂れ流すことで、「太っていることは笑いや蔑みの対象である」「『ブス』は『ブス』らしく振る舞うべき」といった差別に基づいた価値観を、社会に拡散させ、差別を再生産・強化することになる。

 そういう意味では、佐々木氏の演出案だけでなく、日本のテレビのバラエティで展開されている容姿いじり自体が批判されるべきものなのだ。

 ところが、佐々木氏の辞任が発表された直後の18日午後、渡辺直美がコメントを出すと、芸人コメンテーターたちの「本人が同意しているなら問題がない」という声はさらに大きくなった。渡辺のコメントは全体としては多様性を訴えるものだったが、そのなかに「表に出る立場の渡辺直美として、体が大きいと言われる事も事実ですし、見た目を揶揄されることも重々理解した上でお仕事をさせていただいております」というくだりがあったことで、「渡辺直美本人が気にしてないのに」「渡辺直美はあの演出を嫌がらなかったはず」「演出案を批判することは逆に渡辺にマイナス」などと、大合唱を始めたのだ。

■カズレーザーは「渡辺直美は何とも思ってない」と解説も、当の渡辺は演出を真っ向批判

 典型だったのは、19日の『とくダネ!』(フジテレビ)だろう。司会の小倉智昭が「これで直美ちゃんの仕事の範囲が狭まるようなことがあったら、もっと直美ちゃんにとってはマイナス」とあたかも渡辺はこの仕事をやりたがっていたかのようなコメント。すると、ふだん、ジェンダー差別やセクハラ問題で意識が高い発言をするカズレーザーも、したり顔でこんな解説を口にしたのだ。

「渡辺さんは自分の容姿、ふくよかな体型で笑いをとってきたし感動も与えてきたし、それをもう自覚してらっしゃるので、正直この件について何とも思ってないはずなんですよ。まったく興味もない。でも今なんとも思ってないって今いうと、なぜなんとも思わないんだという批判の対象になるから、何かコメントを出さざるを得ないので、こういう大人な文章を出したと思う」

 しかし、そのすぐ後、ほかでもない渡辺直美によって、こうした見方が容姿いじりを続けたい芸人たちの願望でしかないことが証明されてしまう。

 渡辺は、公式コメントを発表した翌日の19日夜になって、自身のYouTubeチャンネルの生配信であらためてこの問題について約30分以上にわたって語ったのだが、そこで、テレビで横行する容姿いじり、ルッキズムを真っ向から否定したのだ。

 渡辺はまず、「私がいちばん、この報道について最初に思ったのは、連日の記事やテレビの報道で傷つく人がいるだろうな、と。そこが私の中では心配だった。コンプレックスに悩んでいる子たちもいっぱいだろうし、それを乗り越えた人たちも、もう一回それを思い出してしまうことだな、と」と、この容姿いじりが自分だけの問題でないことを表明。続いて、18日のコメントについて「自分の体形が好きだって言ったの」「それは一人の表に出る演者としての私のコメント」と説明したうえで、あらためてこう語った。

「今回の演出に関して私は知らなかった。だけど、コメントとかツイッターのコメントを見ていると、『芸人なんだから、芸人の渡辺直美なんだからぜったいにこのブタという演出も楽しくやってたと思うよ』っていうコメントも結構多かったの。でもね、もしも、その演出プランが採用されて、私の所にきた場合は、私は絶対断っていますし、その演出を私は批判すると思う。目の前でちゃんというと思う。だって普通に考えて、言い方は悪いですけど、面白くなく、意図がまったくわからない。これはシンプルに思う。だから、もしそれを出されたら、私は『面白くない、意図もわからないし、ブタである必要性って何ですか』って言っていると思う。これだけは伝えたいんだけど、芸人だったらっていうこと自体も違うからねっていう。今回の案、演出に関して、芸人だったらやるかといったら違うし」

 そう、渡辺は芸人だからといって容姿いじりの演出を喜んで受けるわけではない、ときっぱりと否定したのだ。

■渡辺直美が語った容姿いじりの問題点と変化 過去作品のアップデートを試みた福山雅治

 それだけではない。渡辺は、容姿いじりをめぐる自身の葛藤や容姿いじりが持つ構造的な問題点についても指摘していた。

「私も、若いとき、デビューしたのは15年前だから、そのときは、それがポジティブだったと思っていたし、自分の体をポジティブに表現するということを、たぶんはき違えていた時代もあったと思うし」

「これってやりすぎじゃない?とかこれ見て傷つく人いるんじゃない?ってがんばって言えたときもあったし、言えないときもあったんだよね。自分の弱さだったりとかあったと思うんだよね」

「見た目いじりって、見た目いじりって簡単な言葉で終われないことというか。もっとそこからいろんな派生して、いろんなことがある。もっとみんなで考えていかなきゃいけない」

 そして、「容姿いじり」が完全に時代遅れであることも、はっきり宣言していた。

「いろんな時代の流れによって気づいていったりするし、そういうなかで、私はもっと違う形のポジティブな自分を表現したい、芸人としてエンターテイナーとして、この体型として、私はポジティブにいきたいなと思ったから」

「私だけじゃなくていろんな人たちが、時代とともにアップデートしていくわけじゃん」

「芸人も芸人で、何が楽しいか、何がおもしろいかっていうことをつくり上げていく。そして、こういうこと言っちゃいけないんだな、ああいうことやっちゃいけないんだなって、じゃあ今後気をつけようってなってもいいと思う」

「体型のことをどうこう言う次元じゃないですよ、もう2020年代に入りましたから。見た目の奥がわかるような人間になりたいと思う」

 渡辺の言うとおりだろう。社会に向けて作品を発表する表現者であれば、自身の様々な変化や成長によってその表現が変化するのと同じように、社会が進化し、新たな問題意識が生まれることに応じて、表現を更新させていくのは当然のことだ。

 実際、お笑い以外のアーティストたちは、価値観の変化に合わせて自分の表現をアップデートしようとしている。たとえば、福山雅治は昨年末のNHK紅白歌合戦で『家族になろうよ』を歌ったが、この曲をオファーしたNHKに対して、約10年前に発表した曲で歌詞が旧態依然としたジェンダー観・家族観であることから、それをフォローする多様な家族観・ジェンダー観を肯定する演出を求めたことを年明けにラジオで明かしていた。

 また、マンガ家の二ノ宮知子は昨年9月ドラマ『のだめカンタービレ』が再放送された際、〈これを機にのだめの原作を読む方々。この作品には数々の暴力、セクハラシーンがあるのでご注意下さい 描き始めた2001年の二ノ宮規格がもうね。。〉とツイートし、自身のかつての表現について注釈した。

■芸人たちのコメントの真意は、自分たちの飯のタネを守りたいだけ

 しかし、ルッキズムと女性差別とセクハラにまみれた笑いをつくってきた芸人たちは、こんな問題が起きてもまだ変わろうとせず、逆に姑息な手段で批判をかわそうと必死になっている。

 典型が松本人志だろう。松本は浜田雅功のブラックフェイスが問題になった際も、「はっきりルールブックを設けてほしい」などと、まるでコンプライアンスに振り回される被害者のような発言をしていたが、今回も告発・報道した側を「試作段階でつまみ食いして不味いと言った」などと攻撃して、完全に問題に本質に蓋をしようとした。

 さらには、「直美のフットワークの範囲が狭くなってしまう」と言ったケンコバや、「スマホの画像加工で豚の鼻をつけるやつとかあるじゃない。ああいうのを直美がやりにくくなったらかわいそう」と言った太田光。実際の渡辺はそんなルッキズム的な笑いをとっくに脱却しているのに、いったい何を言っているのか。

 ようするに、彼らはいろいろ理屈をつけているが、結局、自分たちがつくってきたルッキズムにまみれた笑い、差別感情に根ざした飯のタネを何とか守りたいだけなのだ。

 その姑息さにはあきれるほかはないが、しかし、もっと信じられなのは、日本のテレビでは、そんな連中が情報番組やニュース番組でコメンテーターをつとめ、したり顔で社会問題にコメントしていることだ。

 渡辺直美は先のYouTubeで「これがきっかけで、変わったらいいなと思う」と話していたが、彼らのコメントを見る限り、その日はまだまだ遠いと感じざるをえない。

(本田コッペ)



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