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2021年3月22日06時30分 〜
記事 [政治・選挙・NHK279] 新コロダブルスタンダードをやめろ(植草一秀の『知られざる真実』)
新コロダブルスタンダードをやめろ
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2021/03/post-157171.html
2021年3月21日 植草一秀の『知られざる真実』


アップル社が提供する人の移動データを見ると、3月19日にすでに数値が跳ね上がっている。

データについては改めて紹介したいが人の移動は急拡大している。

緊急事態宣言を発出しているのに感染再拡大が確認されている。

「緊急事態宣言を発出する意味が薄れた」ことを口実に宣言が解除されたが、真意は別の部分にある。

3月25日にサッカーの日韓戦が予定されている。

3月25日に聖火リレー開始が予定されている。

緊急事態宣言を発出したままでは五輪に向けての予定がすべて狂う。

また、新規陽性者数が増加傾向を示せば緊急事態宣言を解除するタイミングを失う。

このことは東京五輪の中止を本格的に検討しなければならないことを意味する。

こうした「事情」から緊急事態宣言の解除が強行された。

しかし、そのタイミングは最悪。

3月の人の移動が急拡大する時期に合わせて緊急事態宣言を解除した。

人流爆発が生じることは明白だ。

人流の変化が感染拡大縮小に直結する。

人流変化が3週間後の新規陽性者数を変化させる。

4月10日ごろから新規陽性者数が目立って増加する可能性が高い。

コロナについてさまざまな意見がある。

コロナ=フェイク論もネット上に散見される。

しかし、事実が皆無のなかで多数の死者をカウントすることは困難だ。

世界の多数の医療関係者がコロナの現場に立ち合っている。

コロナが完全にフェイクであれば医療関係者が黙っていない。

エビデンスを示したうえでコロナはフェイクであるとの証言を行うだろう。

一部にそのような主張があることは認知している。

しかし、新型ウイルスの感染拡大に伴う多数の死者発生を全面否定するエビデンスが示されていない。

日本でも少なくない人がコロナ感染によって死亡している。

この現実を無視できない。

若年の健常者がコロナ感染によって重篤化するリスクは軽微である。

これはデータ上も裏付けられている。

とりわけ、東アジアにおけるコロナ被害は著しく軽微だ。

したがって、コロナに対する過剰な取り扱いは実情に合わない。

いま世界ではワクチン接種キャンペーンが展開されているが、日本がこれに参画する積極的理由は存在しない。

ワクチンのメリットとされるものに対して、ワクチンのリスクも指摘されている。

リスクが指摘されているだけでなく、リスクはすでに現実の問題になっている。

ワクチン接種後に死亡する事例が多数報告されている。

多くの賢明な国民はワクチン接種を拒絶するだろう。

正しい選択である。

東アジアのコロナ被害が軽微である原因については、いくつかの仮説が提示されている。

遺伝子要因、食物要因、免疫要因などが指摘されている。

ファクターXは特定されていないが何らかの要因が東アジアコロナ被害を軽微にしていると判断される。

しかし、その一方で、東アジアでも基礎疾患を持つ人がコロナ感染した場合に重篤化する事例が多数報告されている。

本年1月には年率換算で4万人の死者が発生する事態が現実化した。

これを「ただの風邪」で済ますことはできない。

したがって、政府の施策としては、コロナ感染収束を優先するべきだ。

ところが、菅義偉内閣は「コロナ感染収束優先」スタンスを放棄した。

「五輪開催強行優先」が鮮明に前面に出た。

この政策スタンスに日本の主権者である国民がNOを突きつけねばならぬ。

「コロナ感染収束優先放棄」による「五輪開催強行優先」は間違っている。

菅内閣の早期退場が強く求められる。


「UIチャンネル」第380回放送、鳩山元首相との対談がアップされております。

https://bit.ly/37cW7Bs

ぜひご高覧賜りたい。



http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/727.html

記事 [政治・選挙・NHK279] <政策は「脱原発」と「格差是正」>「供託金は寄付で」 金権選挙の参院広島に立候補する市民運動家(田中龍作ジャーナル)



「供託金は寄付で」 金権選挙の参院広島に立候補する市民運動家
https://tanakaryusaku.jp/2021/03/00024661
2021年3月21日 20:49 田中龍作ジャーナル


さとうしゅういち候補予定者(無所属)=3月4日、広島市内 撮影:田中龍作=

 広島の市民運動家が供託金を寄付等で集めて、4月8日告示、25日投開票の参院再選挙に出馬する。供託金300万円は無事集まり、ポスター撮りも済ませた。

 さとうしゅういち・佐藤周一氏(無所属)=1975年、広島県福山市生まれ。広島県職員を経て介護士に。

 さとう氏が2011年に広島県庁を辞職した理由は、3期目をめざす河井案里県議(当時)に対抗するためだった。案里県議と同じ選挙区(広島市安佐南区)に立った。

 「案里議員の資金力と物量は当時から群を抜いていた」。さとう氏は振り返る。

 今回、さとう氏に寄付したのは、某野党の党員、会社経営者、非正規労働者・・・と幅広い。

 某野党の党員は「あなたの政策に共鳴する」と言って浄財を寄せてくれた。妥協の産物である野党共闘に納得が行かない党員が少なくないことを物語っている。

 会社経営者は「カネがないのに立候補して戦うことは尊い」。さとう氏出馬の背景を理解してくれたうえでの寄付だった。

 非正規労働者は「貧者の一灯です」と電話をくれた。

 さとう氏の政策は「脱原発」と「格差是正」が2本柱となっている。

 選挙事務所は河井夫妻の自宅(広島市安佐南区)にほど近い場所に設けた。

 案里元被告が1億5千万円で議席を買った金権選挙区に、さとう氏は浄財で立つ。

   〜終わり〜



http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/728.html

記事 [政治・選挙・NHK279] オウム真理教のサリン禍を忘れたから「ワクチン」が遅いのだ!(サンデー毎日)

※サンデー毎日 2021年3月28日号 紙面クリック拡大


オウム真理教のサリン禍を忘れたから「ワクチン」が遅いのだ!
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/column/2021/03/28/post-2759.html
https://mainichi.jp/sunday/articles/20210315/org/00m/070/001000d
サンデー毎日 2021年3月28日号


米ファイザーと独ビオンテックが開発した新型コロナウイルスワクチン=AP

牧太郎の青い空白い雲/808

 遠〜い昔の、しかも思い出したくない「オウム真理教事件」のことを書かなければならない。

 1989年ごろ、サンデー毎日の編集長だった僕はこのインチキ教団を激しく追及していた。教祖・麻原彰晃(本名・松本智津夫)は宗教を隠れ蓑(みの)≠ノ、日本国を乗っ取ろう!と計画。軍事ヘリを調達、自動小銃を密造、化学兵器まで生産していた。

 89年、彼らは教団と対立する弁護士とその家族を殺害。僕も殺されそうになった。

 教団支部の「立ち退き」を巡る裁判を担当した判事を殺害しようとサリンを散布、7人の死者と数百人の負傷者を出した松本サリン事件。東京首都圏の混乱を目的に地下鉄車両にサリンをばら撒(ま)き14人を殺し、数千人の負傷者を出した地下鉄サリン事件......。オウム真理教の犯行はアルカイダやイスラム国(IS)の「お手本」のような史上最悪のテロ事件だった。

 彼らが使用した「サリン」という化学兵器は38年にナチス・ドイツで開発されたもので、第二次世界大戦中、ドイツはサリンの使用を検討したが、第一次世界大戦で毒ガスを浴び、視神経や脳神経に一過性の障害を負ったアドルフ・ヒトラーは「実戦でサリンは使いたくない」。オウム真理教は「ヒトラーでさえ躊躇(ちゅうちょ)した化学兵器」を平気で使った。

 このことを思い出したのは、新型コロナのワクチンが世界で一番?遅れているからだ。なぜ、国産のワクチンが完成しないのか?

 日本は50年ほど前まで、ワクチン研究・製造は盛んだった。接種対象だった子どもがその後、激減。接種をめぐって、国と製薬会社に損害賠償を求める訴訟(「子宮頸がんワクチンの副反応が問題」など)が次々に起こり、ワクチン業界が弱体化してしまった。

 感染症は突然、流行し、製薬企業がワクチンを開発して実用化できるまでに流行が終息するケースが多い。感染症ワクチンを手掛ける企業が極めて少なくなってしまった。

 だから国産ワクチンは期待薄!と専門家は言うが、理由はそれだけだろうか?

 例えばアメリカ。典型的な訴訟社会で、何かにつけて「賠償金」が取れる国柄だが、アメリカ政府は「訴え」が怖くてワクチン開発に及び腰≠ナは断じてない。

 アメリカは「細菌戦」を念頭に入れて、ワクチン開発にカネを投じている。

 未知のウイルスが意図的に拡散されれば国家は崩壊する。

 今や、原子爆弾の時代ではない。未知のウイルスで戦争する時代ではないのか?

 日本の指導者は「オウム真理教」の教訓を忘れている。だから「国産ワクチン」は遅いのだ。



http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/729.html

記事 [政治・選挙・NHK279] <圧勝>千葉県知事に熊谷俊人氏が初当選、自民また敗北(日刊スポーツ)

※2021年3月22日 朝日新聞3面 紙面クリック拡大



※2021年3月22日 朝日新聞3面




千葉県知事に熊谷俊人氏が初当選、自民また敗北
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202103220000192.html
2021年3月22日10時20分 日刊スポーツ


熊谷俊人氏(2020年12月撮影)

任期満了に伴う千葉県知事選は21日、投開票され、立憲民主党県連に加え、自民党や公明党の一部国会議員も支援に回った前千葉市長熊谷俊人氏(43)が、自民党推薦の関政幸氏(41)ら7人を破り圧勝し、初当選を果たした。現職の森田健作知事(71)は近く3期12年の任期を終え、退任する。

地方選で負けが続いている自民党は今回、熊谷氏と関氏で支持が割れる保守分裂となり、またもや敗北を喫した。早期の衆院解散・総選挙が自民党内でささやかれるほか、今年7月には小池百合子都知事のお膝元、東京都で都議会議員選挙が予定されており、地方での戦い方があらためて問われることになりそうだ。

熊谷氏は、千葉市議や千葉市長を歴任。当選確実を決めた後の会見で、新型コロナウイルス対策への取り組み強化に意欲をみせた。

千葉県では首都圏同様に新型コロナ感染が収束しておらず、就任早々、早急な対応が求められることになる。

現在知事を務める森田知事は国会議員時代から近い関係にあった菅義偉首相とのパイプが太く、コロナ対策をめぐる国との連携では一定の存在感を示した。その後を引き継ぐ形となる熊谷氏だけに、国との連携に向けた手腕が問われるほか、小池百合子都知事ら首都県知事との足並みをうまくそろえていけるかどうかも、今後の焦点になりそうだ。

知事選の投票率は38・99%で、前回から7・81ポイント増えた。熊谷氏は北海道の鈴木直道知事(40)に次ぐ、全国で2番目に若い知事となる。







http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/730.html

記事 [政治・選挙・NHK279] ドラフトと大事件…歴史が詰まったホテル/政界地獄耳
 


ドラフトと大事件…歴史が詰まったホテル/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202103220000065.html
2021年3月22日10時38分 日刊スポーツ


★首都圏の緊急事態宣言解除など、政府は東京五輪・パラリンピックの開催に向け、いささか強引なかじを取り始めたが、IOCと五輪組織委員会は約100万人ともいわれる海外客の観戦を断念した。今後は海外客の予約したホテルが空室になるため、組織委員会はチケットの再販売などを計画するが、国内観客の入場の上限は4月中に決定される。

★その決定を待たずに6月30日まででホテルの営業を終了するのが東京・九段下にあるホテルグランドパレスだ。老舗ホテルの1つで立地が良く、靖国神社、日本武道館、東京ドームはすぐ近く。周辺には大学も多く専修大、日本大、二松学舎大、法政大、東京理科大、日本歯科大、東京家政学院大、大妻女子大、共立女子大は徒歩圏内といえる。しかし同ホテルの名前を一躍有名にした2つの出来事がある。1つは1976〜88年、飛んで96年と計14回にわたりプロ野球新人選手選択会議「ドラフト会議」の会場に使われた。当時はパ・リーグの職員だったパンチョ伊東(伊東一雄)が司会を進行。張りのある声で「第1回選択希望選手」と発すると張りつめた空気が伝わったものだ。

★そしてもう1つは72年開業のこのホテルで起きた大事件。73年8月8日、韓国の民主活動家及び政治家で、のちに大統領となる金大中が、当時の韓国中央情報部(KCIA)に同ホテルの2212号室から拉致されて、神戸から船で運ばれ、ソウルで軟禁状態に置かれ5日後にソウル市内の自宅付近で発見された事件である。その間、日本に対する主権侵害が問われたが、日韓両政府の間で政治決着という真相解明には程遠い処理が進んだ。結局06年になり国家情報院(NIS)の過去事件真実究明委員会は、KCIAによる組織的な犯行とする報告書を発表し、韓国政府として事件への関与を初めて公式に認めた。それぞれのホテルには時代の歴史が詰まっている。(K)※敬称略




http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/731.html

記事 [政治・選挙・NHK279] コロナ第4波が聖火リレーを直撃 開催府県8割で感染者急増(日刊ゲンダイ)





コロナ第4波が聖火リレーを直撃 開催府県8割で感染者急増
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/286805
2021/03/22 日刊ゲンダイ


25日から始まる聖火リレーは福島から南下していくが…(C)共同通信社

 1都3県に出されていた緊急事態宣言が21日で解除された。菅首相は21日の自民党党大会で「リバウンドを防ぐ。一進一退はあっても、必ず先に明かりが見えてくる」と語ったが、すでにリバウンドは始まっている。明かりが見えるどころか、25日から始まる聖火リレーの雲行きが怪しくなってきた。

 ◇  ◇  ◇

 聖火リレースタートから1カ月後の4月24日までに開催される15府県の感染状況をまとめた(別表)。21日までの1週間平均の感染者数を前週と比べると、8割に当たる12府県で増加している。

 この先、感染力の強い変異株が流行の主流になるのは確実。ちょうど聖火リレーが行われる頃、感染者数が急増し、目も当てられない事態になりかねない。

 聖火リレーは福島から南下していくが、5番目の岐阜までいずれも感染者が増えている。長野は前週比2・6倍と大幅増。21日も19人の新規感染者が確認された。

 さらに、福島に隣接する宮城と山形の感染状況が深刻なのも聖火リレーに影響を及ぼす恐れがある。第3波を上回る感染者数が確認されているのだ。

 宮城の感染者数は前週の43人から90人へと倍増。第3波のピークは1月14日の87人だったが、17日から100人前後で推移。21日は112人と過去最多だった20日の125人に次ぐ2番目の多さだった。宮城の人口は東京の6分の1なので125人は東京なら750人に相当する。

 山形は前週の1.5人から13.1人へと8.7倍に膨れ上がっている。21日は昨年12月12日の22人を大幅に上回る31人の感染者が確認され、過去最多を更新した。東京なら400人超だ。


15府県中8割が感染者増、47都道府県で聖火をつなげるのか(岐阜市の柳ケ瀬商店街を歩く人たち=左)/(C)日刊ゲンダイ

イベント縮小や中止の動きも

 4月9日の和歌山から聖火リレーが開催される関西も上昇傾向が顕著だ。大阪の直近の1週間平均は121人で前週の1.3倍。大阪は変異株が全国最多レベルで、変異株の拡大を思わせる。

 大阪を取り囲む和歌山、奈良、徳島、香川もジワジワ増えている。これらの県はすべて変異株が確認されていて、県外由来も少なくない。大阪の変異株が近隣県に飛び火している可能性がある。

 西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)が言う。

「現在は第4波の入り口ともみられますが、この段階で宮城と山形の1日の感染者数が第3波のピークを大幅に超えたのは重大です。第3波は大きな波でしたが、第4波のスケールははるかに超える恐れがあります。第3波では影響がほとんどなかった変異株の流行が第4波では本格化していくわけですからね。聖火リレーどころではなくなるのではないでしょうか」

 感染者の増加傾向を受けて、聖火リレーは関連イベントの縮小や取りやめの動きが出ている。感染拡大地域では、開催自体が怪しくなってきた。 



http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/732.html

記事 [政治・選挙・NHK279] 「アベノミクスの立役者」今井元首相秘書官が“没落”の天下り…安倍前首相と企む「再々登板」(週刊FLASH)

※週刊FLASH 2021年3月30日・4月6日合併号 紙面クリック拡大


「アベノミクスの立役者」今井元首相秘書官が“没落”の天下り…安倍前首相と企む「再々登板」
https://smart-flash.jp/sociopolitics/135504
2021.03.16 06:00 FLASH編集部 週刊FLASH 2021年3月30日・4月6日合併号


3月4日朝、本誌直撃を受けた今井氏。マスク越しだが、機嫌がよさそうだった

「申し訳ないけど、用はないから」
 3月4日の朝、都内の閑静な住宅地に黒塗りのハイヤーが停まった。乗り込むのは、今井尚哉・内閣官房参与(62)だ。本誌記者が声をかけると、冒頭のように話して去っていった。

 今井氏は、安倍晋三前首相(66)の秘書官を第1次政権時から務め、さらには2019年9月からは政策企画の総括担当として、首相補佐官も兼務。“安倍晋三の懐刀” として、絶大な権力を振るった。

「今井氏は、安倍政権の看板政策だった『アベノミクス』の取りまとめ役で、『一億総活躍』というスローガンの発案者。官邸には、今井氏の後輩にあたる経産省の官僚たちが幅を利かせ、安倍政権末期の新型コロナ対策での全国一斉休校措置などは、“安倍―今井ライン” で決まった政策でした」(全国紙政治部デスク)

 3月2日、今井氏が三菱重工業の顧問に “天下る” ことが明らかになった。ジャーナリスト・須田慎一郎氏は、その背景をこう明かす。

「現顧問の村田成二元経産事務次官もそうなんですが、三菱重工には従来から “経産省枠” がある。とはいえ重工側が、何か具体的なメリットを期待して用意しているポストではなく、部屋と秘書を提供して面倒を見る程度。顧問は、たまに経営に意見するくらいの仕事しかない。

 今井氏クラスの官僚なら、本来なら政府系機関のポストが用意されるはずですが、引き取り手はなく、世界的な脱炭素化などで収益力に陰りが出始めている三菱重工くらいしか、行き場がなかったんでしょう」

 三菱重工には、女優・北川景子(34)の父・元洋氏が勤めている。元洋氏は4月1日付で、シニアフェロー兼防衛・宇宙セグメント技師長となる、重工の軍事部門のトップのひとり。今井氏と元洋氏は、重役仲間になるわけだ。

「今後、年賀状のやり取りくらいはあるかもしれないけど、元洋氏がいる防衛部門と、今井氏がおもに関わるエネルギー部門とでは接点は少ない。元洋氏が社長になれば、話は別ですが」(経済誌記者)

 今井氏は、菅義偉首相(72)から露骨に恨まれていた。

「菅首相に、『よく今井さんを官邸に残しましたね』と尋ねたら、『さすがに断わるだろうと思って、首相になる際に “これからも残ってくれますよね” と今井に聞いた。だが彼は、“残る” と言った。そう言われたら、残さざるを得なかったんだ』と言っていた。

 菅首相は、今井氏を参与として政権に残し続ける気は、初めからなかった。官房長官のときに、新型コロナ対策から外されたことを恨んでいたようだから」(ベテラン政治部記者)

 経産省の後輩官僚も、手のひらを返しているという。

「うちのOBは民間に天下り、顧問から執行役員などに転じるケースも少なくありません。でも、今井さんは第2次安倍政権の8年間で、経産省の幹部人事に口を出し続けてきました。いまじゃ、今井さんの電話に出ない幹部もいます。

 そうした事情が企業側にも漏れ伝わっているから、経産省と不要な軋轢を生まないように、どの会社も今井さんを引き取ろうと手を上げなかったわけです」(経産省関係者)

“陰の総理” とまで呼ばれた男がすがるのは、やはり――。

「今井は、安倍さんの再々登板に意欲を燃やしていて、今でも頻繁に会っていると聞きますよ」(自民党関係者)

 運命を左右するのは、仕える “主君” 次第。官僚たちの悲しい性である。



http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/733.html

記事 [政治・選挙・NHK279] 小池知事に注がれる変異株蔓延“疑いの目”子供感染2%→9%増(日刊ゲンダイ)





小池知事に注がれる変異株蔓延“疑いの目”子供感染2%→9%増
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/286803
2021/03/22 日刊ゲンダイ


不自然なほど少ない都の実態に疑問(田村憲久厚労相)/(C)日刊ゲンダイ

「東京の変異株の数が全体に比べて少ない」「本当に実態がそうなのかも含め、東京の検査数を増やして実態をしっかり見ていきたい」

 田村厚労相は21日のNHK番組で、都内の変異株の少なさに疑義を呈した。実際、都内の変異株は不自然なほど少ない。厚労省の「都道府県別の変異株(ゲノム解析)確認数」(17日付)によると、都内の変異株はわずか14件。兵庫(94件)や大阪(72件)、埼玉(57件)に比べ、圧倒的に少ないのだ。

 変異株の感染力は従来型よりも強く、子供も大人と同様に感染すると専門家から指摘されている。裏を返せば、子供の感染が急増していたら、変異株が市中に蔓延している可能性が高いということだ。

 3月1〜20日の都内の新規感染者5585人のうち、未成年(10歳未満及び10代)は517人。第1波が襲来する直前の昨年同期は、新規感染者92人のうち未成年はたったの2人だった。感染者数そのものがハネ上がっているのはもちろん、感染者に占める未成年の割合も2.2%(昨年)から9.3%(今年)に膨れ上がっているのだ。

スクリーニング検査はほぼ横ばい

 従来型に比べ、変異株が子供の感染リスクを高めることを踏まえると、都内はすでに変異株が蔓延している可能性がある。しかし、都の検査数は増えるどころか、減少傾向だ。

 政府がスクリーニング検査の強化を通知した2月5日以降、都内の検査数の割合は民間検査機関も合わせて13.8%(2月8〜14日)→10.1%(同15〜21日)→9.6%(同22〜28日)→9.8%(3月1〜7日)と、当初よりも減っている。

 小池都知事は変異株検査について「4月上旬に25%にし、さらに早期に40%を目指す」と意気込むが、都の健康安全研究センターが手掛ける検査の割合は4.8%(3月15〜19日)。4%(2月8〜14日)から、ほぼ増えていないのが実情だ。ジャーナリストの横田一氏がこう言う。

「小池知事のパフォーマンス最優先が変異株への対応でも見て取れます。保健所などの現場は変異株の対応に加え、ワクチン接種の開始などで疲弊しています。にもかかわらず、小池知事はマンパワー強化はそっちのけで、五輪開催に邁進しています。現場を無視していると言わざるを得ません」

「女帝」の“やってる感”にダマされてはいけない。



http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/734.html

記事 [政治・選挙・NHK279] 昨今の支持率調査に疑問の声続々、菅政権が未だに30%台もある不思議(まるこ姫の独り言)
昨今の支持率調査に疑問の声続々、菅政権が未だに30%台もある不思議
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2021/03/post-79cffa.html
2021.03.22 まるこ姫の独り言


やっぱり昨今の支持率調査は、どこかで誰かが数字をいじっているのではないかと思えるほど政権の支持率が下がらない。

国会では菅政権の体たらくが暴かれまくっているし、コロナ対策も遅々として進まず1年前と似たり寄ったりの対策の拙さ・酷さ。

それでも菅政権の支持率が30%台と言うのは信じられない。

菅内閣支持率は36.6% 不支持が引き続き上回る
     3/22(月) 11:00配信 テレビ朝日系(ANN)

>週末のANNの世論調査で、菅内閣の支持率は36.6%と先月からほぼ横ばいでした。一方、不支持は38.7%で支持する人を上回っています。

>菅内閣の支持率は36.6%で、先月の調査から0.4ポイント上昇しました。

>さらに、次の自民党総裁には誰が良いかという質問には、トップが河野太郎行革担当大臣で21%、続いて石破茂元幹事長の18%、3位が小泉進次郎環境大臣で11%でした。

>菅総理大臣の続投が良いと答えた人は9%にとどまっています。


初めの高支持率があっという間にダダ下がりの菅、この半年で、菅が総理の器じゃない事は、多くの人が知ることになった。

それはいいとして、国会で、寝ている事を感づかれない技を編み出して上手に寝ている河野太郎が1位で、アサっての環境対策発言しかできない小泉進次郎が3位で総裁選候補に上る当たり、答えた人の多くは見た目やイメージで判断していることが分かる。

菅の場合は露出度が高いために、その発言の一言一句ですぐに化けの皮がはがれたが、河野太郎や小泉進次郎の場合、まだまだ露出度が少ない事からの好印象なんだろう。

もっとも、答えた人がテレビで露出度が高い、河野太郎や進次郎しか自民党議員の名を知らないと言う事もあるかもしれない。

街頭調査で、若い世代に今の総理大臣は誰かと質問しても、きちんと答えられない人が多くて、わざと間違って答えているのだろうかとか、ウケ狙いで言っているのだろうかと思うこともしばしばあったから、この国の国民はその程度の政治への関心度かも知れない。

しかしなんでこれだけ不祥事が続発したり、コロナ対策がまったくできていない自民党政権の支持率が30%台をキープしているのか不思議で仕方がない。

救いは、この支持率調査を全面的に信用しない人が少しずつ増えてきていると言う事だ。

今までは支持率調査を錦の御旗のように思ってきた人ばかりだったが、これだけ不祥事続きでもコロナ対策がお粗末でも一定した数字が出る調査に疑問を持つ人が増えてきたのはいい傾向じゃないか。

設問の仕方も相当手が込んでいると感じるのは、「他の内閣より良さそう」とか「人柄が信用できる」とか。

「大人数での集会を自粛しましょう」と国民には訴えながら、昨日、自分達は500人規模の自民党党大会と言う大集会を開いている。

どうも、党大会に出席した議員は全員が公費でPCR検査を受けていたらしい。

こんな国民より自分達の選挙が一番の政党のどこが「他の内閣よりよさそう」なのか。。。。




http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/735.html

記事 [政治・選挙・NHK279] 東京五輪は海外客受け入れず 突きつけられる「3つの地獄」(日刊ゲンダイ)





東京五輪は海外客受け入れず 突きつけられる「3つの地獄」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/286790
2021/03/22 日刊ゲンダイ


橋本聖子組織委会長が直面するトラブル(後ろのモニターはIOCのバッハ会長)/(代表撮影)

 安倍前首相、菅現首相が口を揃えて強弁していた東京五輪・パラリンピックの「完全開催」が頓挫した。20日の5者協議(組織委員会、政府、東京都、国際オリンピック委員会、国際パラリンピック委員会)で海外からの一般客受け入れ断念を決定。変異株の出現でコロナウイルスが再び世界的に拡大している現状を考えれば当然の判断とはいえ、この決定が及ぼす影響は極めて大きい。

海外チケットを巡る訴訟禍

 組織委はすでに、約63万枚の海外向けチケットを販売済み。今後、各国のオリンピック委員会が公認する販売事業者・代理店を通じて全額が払い戻しされる予定だが、航空券やホテルとセットで販売されたものが多数ある。チケット代は返金しても、航空券やホテルのキャンセル料はどうなるのか。大会関係者によれば、「IOCや組織委にキャンセル料を負担する義務はない」という。客と代理店の問題というわけだが、組織委内部には「知らぬ存ぜぬで済むのか」と訴訟リスクを懸念する声がある。

 浦上総合法律事務所の浦上俊一弁護士が言う。

「組織委が定める東京五輪のチケット購入・利用規約には【(組織委は)スケジュール変更によりチケット利用者に生じた損失については、責任を負いません】【チケット保有者が自ら手配する移動手段、宿泊、飲食等については、チケット保有者自身の責任で行なってください。(中略)本大会関係団体では一切責任を負いかねます】と明記されています。組織委にキャンセル料を負担する義務はありませんが、旅行代理店と客の間で支払いに関するトラブルが生じる可能性は十分に考えられる。旅行代理店は訴訟リスクを負うわけで、それによって大きな損害を被った場合、IOCや組織委に損害賠償請求する事態は想定されます。また、IOCや組織委にとっては、公式スポンサーとの問題も懸念材料でしょう。海外からの一般客の受け入れを断念したことで、当初想定していたプロモーション活動やグッズ販売などの効果が縮小される。さらに国内の観客数も制限される、あるいは無観客での開催となれば、多額の契約料に見合うビジネスが展開できない。スポンサーからの訴訟リスクも抱えることになるかもしれません」

収入大幅減で財政破綻

 今回の決定で、開催都市の東京都も当然のことながら、大きな損害を被る。組織委は当初、国内外のチケット収入だけで約900億円の利益を見込んでいた。それが、750億円まで目減りすることになる。

 国士館大の非常勤講師でスポーツライターの津田俊樹氏がこう言う。

「東京五輪において組織委では賄えない損失が生じた場合、それを都が負担する取り決めになっています。都の財政はただでさえ、コロナ禍や消費の冷え込みで逼迫している。1年延期による追加費用もすでに大きな負担になっています。海外客どころか無観客開催となれば、財政破綻にも直結しますよ」

 東京五輪の開催費用は総額約1兆6440億円で、東京都はそのうち1年延期による追加費用1200億円を含む7170億円を負担することになっている。津田氏が言うように、2021年度の都税収入は前年度比で約4000億円減となる約5兆円。インバウンド需要も霧散し、財政難が現実味を増している。


満員で埋まることはなくなった国立競技場(C)日刊ゲンダイ

「コロナ禍での東京五輪は世界でも歓迎されていない」

 いよいよ東京五輪開催の意義も薄れた。五輪憲章の根本原則には、オリンピズムとは「文化や教育とスポーツを一体にし、努力のうちに見出されるよろこび、よい手本となる教育的価値、普遍的・基本的・倫理的諸原則の尊重などをもとにした生き方の創造である」と明記されている。前出の津田氏がこう言う。

「五輪は単に世界のトップアスリートが覇を競うだけの大会ではありません。世界中から集まる観客との交流を通じ、国際化や異文化への理解を深め、世界平和を実現するというのが五輪開催の最も大きな意義のひとつです。その理念、建前がなくなった。すでに、日本国内の世論調査では東京五輪の中止・延期を望む声が8割に達していますが、それが世界に伝播する。海外客の拒否で東京五輪への期待や興味が世界的にしぼんでいくのは間違いありません」

 現に20日に発表された公益財団法人「新聞通信調査会」の聞き取り調査の結果によれば、米国・フランス・中国・韓国・タイの5カ国それぞれ約1000人に東京五輪開催の是非を聞くと、「中止すべき」「延期すべき」と答えた人が、すべての国で7割を超えた。

「コロナ禍での東京五輪が、世界でも歓迎されていないことを示す結果です。これは、アスリートの参加にも影響する。それぞれの母国の国民にも望まれない大会に出る意味があるのか。選手の間に失望感が広がり、辞退を考えるアスリートも出てくるでしょう。一方でIOCは海外客の受け入れ断念でオリンピズムを骨抜きにしながら、スポンサーの関係者や招待客の受け入れは認めるよう要望している。商業化に邁進するIOCの本性を見事に露呈しています」(津田氏)

 いずれにしろ、ますます東京五輪開催の意義はなくなった。次の決断は無観客ではなく中止だ。



http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/736.html

記事 [政治・選挙・NHK279] <だから、疫病神首相の放逐が急務>このままでは経済暗転 コロナ第4波の必然(日刊ゲンダイ)

※2021年3月22日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大



※2021年3月22日 日刊ゲンダイ2面




※文字起こし

 先週19日に決まった日銀の金融政策の“修正”。黒田総裁は「金融緩和の限界がある、マイナス金利の深掘りはできないと見る向きがあるが、そういうことはない」と強弁したが、市場は正直だ。発表直後に株価は一時600円近くまで下落。黒田発言を誰も信じていない。

 日銀は今回の金融政策決定会合で緩和継続のための「政策点検」を実施し、3つの変更点を打ち出した。

 @上場投資信託(ETF)の購入額について年6兆円の目安を撤廃、上限年12兆円の枠だけ残す。これでメリハリのある買い入れができる、という解説だ。A長期金利の誘導策で認める変動幅をプラスマイナス0・25%程度と明示。これまで0・2%程度とみられてきたため、金利幅拡大は金融機関に国債売買の機会を増やす効果が期待できるとされる。B機動的に追加緩和を実施するため「貸出促進付利制度」を導入。さらなるマイナス金利を実施した際に金融機関に影響が出ないよう、上乗せ金利で支援するというもの。金融機関への一種の補助金といえる。

 だが、現実は違う。いずれも言い訳やごまかしの類いだ。市場は「出口戦略に舵を切った」と受け止めたから株価が下がったのだ。異次元緩和の“こっそり手じまい”みたいなものである。ジャブジャブ緩和の結果、日銀が保有するETFは時価で50兆円にまで膨らみ、日銀は東証の時価総額の7%を占める国内最大の“大株主”になってしまった。「官製相場」批判に耐えきれず修正に至ったのが実態だ。

 黒田が「今後も緩和を続ける」「深掘りだってできる」と強がっても、姑息な手口は見抜かれる。元日銀審議委員で野村総合研究所の木内登英氏は朝日新聞の取材に対して、「本当のねらいはETFや国債などの資産買い入れを減らし副作用を軽減することにある。それを隠すため、緩和強化に見えるしくみを取り入れた。強化か後退か、『二枚舌』で意図的にあいまいにしたのだろう」と話していた。

個人を支援しないから消費は停滞

「アベ・クロ」コンビが大々的に打ち出した異次元緩和も来月、9年目に突入するが、肝心の「デフレ脱却」のための2%の物価上昇目標は一度も達成できていない。

 ツギハギの弥縫策ばかりだから、金融政策がどんどん複雑化して、訳が分からなくなっている。

 麻薬のような禁じ手政策は行き詰まり、当初のデフレ脱却の目的はどこかへ行ってしまった。もう限界だ。

 米国も17日、ゼロ金利政策を2023年まで継続させる方針を打ち出したが、日米は状況が全く異なる。米国発で長期金利が上昇し始めているが、米国はコロナ禍から1年の今のタイミングでも200兆円もの大規模追加経済対策を打ち、国民1人15万円の追加給付も実施する。ワクチン接種も進み、経済好転の兆しだ。一方の日本は、困窮世帯に限って子ども1人あたり5万円、という雀の涙のような給付策。ワクチン接種も外国頼みでお手上げ状態なのである。

 経済評論家の斎藤満氏が言う。

「日銀の政策変更について言うと、まったく『点検』になっていません。点検すべきはそもそも、『2%の物価上昇』に意味があるのかどうか、でしょう。手詰まり否定のポーズに過ぎず、トンチンカン極まりない。そして、日米の違いは、コロナ対策の支援策が個人に手厚いかどうかです。米国は100兆円規模を実弾で個人に投入したことで、消費が回復し、今期は中国を超える6%以上の経済成長が確実視されています。日本は事業規模こそ大きくても財政出動は40兆円ほどにすぎず、そのうえ企業向けばかり。これでは個人消費は停滞し、景気はよくなりません」

保身と支持率アップ狙い、訪米の計り知れない代償

 コロナ禍からの日本経済復活において、菅首相が「起死回生策」と期待した五輪インバウンドも絶望的だ。20日、日本政府、東京都、大会組織委員会、IOC(国際オリンピック委員会)、IPC(国際パラリンピック委員会)の5者協議で、今夏の東京五輪・パラリンピックへの海外客受け入れ断念が正式に決まった。

 菅は官房長官時代からインバウンド拡大とその経済効果拡大に注力してきた。「2030年に訪日客6000万人」の目標も五輪があってこその数字。野村証券金融経済研究所の試算では、東京五輪に伴うインバウンド需要は観光と五輪関連グッズ購入を合わせて2400億円だったが、これがゼロになる。

 もっとも、今後も変異株の感染拡大が懸念される現状では、海外客断念は当然で、むしろ、たとえ無観客だろうが「断固として五輪開催」という姿勢の方がおかしい。五輪頼みの政権運営を続ける菅のエゴに付き合わされてはかなわない。

 政権発足から半年。コロナ対策の後手で支持率は当初の70%超から30%台まで半減し、菅首相に対する国民の落胆は大きい。それに伴い、自民党内でも菅離れが進み、孤立化。無能のうえに政治的基盤の脆弱な菅にとって、頼みの綱は米国だ。

 4月上旬の訪米と日米首脳会談が決まった。バイデン大統領との会談一番乗りを外務省が必死で取り付けたらしいが、日本国内向け支持率アップ狙い策の“代償”は計り知れない。

 19日まで2日間の日程で開かれた米中外交トップ会談は、メディアの面前で非難の応酬を繰り広げる異例の展開となり、両国の根深い対立が浮き彫りとなった。その直前に日本で行われた日米外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)で日本は対中国で米国に同調姿勢を見せ、これに中国から「日本は米国の戦略的属国になっている」との非難が投げられた。安倍政権時に「習近平主席の国賓来日」が検討された日中関係も、米国に引きずられる形で悪化は必至だ。

「トランプ大統領も対中国は強硬路線でしたが、それでも日本は経済だけは別モノとしてやってこられた。しかし、バイデン政権では、経済を切り分けることが難しくなりそうです。中国に進出している日本企業はかなり不安になっている。そこへ菅首相の4月の訪米です。自らの保身とバイデン大統領へのご機嫌取りで、菅首相がどんな約束をさせられるのか。その結果、日本企業はどんなとばっちりを受けることになるのか。経済界は戦々恐々でしょう」(斎藤満氏=前出)

能力のないリーダーこそ最大の危機

 21日で首都圏の緊急事態宣言が解除され、予想通り、繁華街などの人の流れは増加している。「打つ手なし」のヤケクソ解除の末の「再拡大防止5本柱」には感染症の専門家も「そう簡単じゃない」とサジを投げているのだから、第4波は確実にやってくるのだろう。

 国会もメチャメチャだ。違法接待問題の総務省のトップが「記憶にないと言え」と暴言を吐き、それを追及されると「無意識に口に出た」「答弁を指図するようなつもりはない」と開き直って、それが通用してしまう。そんな不誠実極まりないチンピラ閣僚がデカイ顔をする菅内閣に、コロナ収束も景気回復も、実現できるはずがない。1日でも早く総辞職してもらった方がいい。

 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)が言う。

「コロナ禍という最大の危機において、危機対応能力のないトップリーダーが国を率いる。これまた最大の危機です。コロナだけでなく、スキャンダルにおいても閣僚の統制においても、完全にお手上げで、リーダーシップをまったく発揮できていない。やはり菅首相にはトップとしての資質と能力がないのです」

 完全な形で開催できなくなった「呪われた五輪」も、20日に震度5強の揺れを観測するなど頻発する東北の地震も、疫病神首相の存在が関係しているのではないか。そう考えると、論理を超えた悲劇が起きそうで恐ろしい。

 ますます首相の放逐が急務である。




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