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2021年1月26日09時20分 〜
記事 [政治・選挙・NHK278] 菅劇場版「自滅の刃」GoTo列車編(植草一秀の『知られざる真実』)
菅劇場版「自滅の刃」GoTo列車編
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2021/01/post-7cdb0a.html
2021年1月25日 植草一秀の『知られざる真実』


国会はGoToについての評価を直ちに定めるべきだ。

GoToがコロナ感染爆発の原因になった。

菅内閣の政策運営は過ちだった。

感染が爆発すれば強い行動抑止が必要になる。

緊急事態宣言発出は経済活動に重大な影響を及ぼす。

1日当たりの新規陽性者数の推移を見ると、日本におけるコロナ感染第1波は4月10日がピーク、第2波は8月7日がピークだった。


※拡大→http://img.asyura2.com/up/d12/6525.jpg

第2波の感染は9月、10月に十分減少せず、10月下旬から再拡大した。

11月中旬には感染拡大が鮮明になった。

安倍内閣は7月22日にGoToトラベルを強引に始動させた。

感染が拡大しているさなかに、GoToトラベルを始動させた。

最大の推進者が菅義偉氏(当時は官房長官)だった。

東京都がGoTo始動に異議を唱えた。

菅氏は東京都を除外してGoToを始動させた。

東京都除外は東京都に対する嫌がらせだった。

私はGoToトラベルがGoToトラブルになると警告し続けた。

10月1日に東京都がGoToに組み込まれた。

いよいよ人の移動拡大は本格化した。

人の移動拡大は3週間後の新規陽性者数拡大をもたらす。

タイムラグは2週間でなく3週間。

ここ2日ほど、東京都の新規陽性者数が減少しているが、これは年初の「緊急事態宣言」発出論議に伴う行動抑制を反映するもの。

正月休みで人の移動が停滞したことも影響している。

しかし、経済活動は1月4日に再開され、その後、人の移動は微増に転じた。

したがって、このまま新規陽性者数が減少し続ける可能性は高くないだろう。

冬季は気温と湿度が低く、部屋の換気状況が悪化するため、感染が拡大しやすい。

新規陽性者数は高止まり推移を持続する可能性が高いと思われる

焦点は昨年11月の政府対応。

11月12日に全国の新規陽性者数が1660人を記録して3ヵ月ぶりに最高値を更新した。

11月18日にはこの数が2000人を突破した。

11月21日からの3連休に人出が拡大することが想定された。

コロナ分科会から、GoTo見直しについて「英断を心からお願いする」と提言された。

これを完全無視したのが菅義偉首相。

3連休が終了するまでGoToを全面推進した。

菅義偉首相がGoToトラベルの全国一時停止を実施したのは12月28日。

東京や大阪、札幌のGoTo見直しも3連休が明けてからの対応だった。

菅首相は12月11日のニコ動でGoToトラベル見直しについて、

「そこはまだ考えていない」

と一蹴した。

ところが、世論調査で内閣支持率が内閣不支持率を下回ったため、突然態度を変えた。

菅首相は12月14日にGoToトラベルの全国一時停止を表明した。

しかし、その実施日は12月28日に設定された。

後手後手、小出し、右往左往が菅コロナ対策の特徴だ。

GoToトラベル、GoToイートによって感染は急拡大した。

11月25日、菅内閣は「勝負の3週間」と表現したが、

「感染拡大全面推進に向けての勝負の3週間」

だった。

人の移動拡大は3週間後の新規陽性者数拡大をもたらす。

日本国内における新規陽性者数が順当に急拡大した。

連動してコロナ死が急激に増加し始めた。

年率3万6000人を超えるコロナ死が観測されている。

GoToが感染拡大の原因になったことを国会で認定する必要がある。

その上で、第3次補正予算からGoTo予算を排除するべきだ。




http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/680.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 小池都知事が都ファ“子分”の千代田区長選に出しゃばる理由(日刊ゲンダイ)



小池都知事が都ファ“子分”の千代田区長選に出しゃばる理由
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/284314
2021/01/25 日刊ゲンダイ


2020年都知事選では街頭演説封印だったのに何故?(千代田区長選樋口候補の応援演説にかけつけた小池都知事)/(C)日刊ゲンダイ

“子分”の選挙に随分とご執心だ。東京・千代田区長選が、24日告示された(31日投開票)。気温3度、冷たい雨が降りしきる中、東京メトロ東西線・九段下駅付近で出陣式を行っていたのは、小池知事の与党「都民ファーストの会」の都議だった樋口高顕候補。本人の演説中に突如、小池知事が車で登場し、取材中のマスコミ関係者をザワつかせた。

 助手席からマイクで「若い樋口さんをよろしく」などと呼びかけた小池知事は満面の笑みで車を降りると、樋口氏と「肘タッチ」。その様子を陣営やメディアに撮影させると、別の車に乗り換え、手を振りながら去っていった。聴衆は多くなかったが、れっきとした選挙応援だ。

 さらに小池知事は、公務と称した“事実上”の選挙応援も展開。江東区、中央区、千代田区の3保健所を22日に視察したが、なぜかメディアの取材が許されたのは千代田区保健所だけ。そこにはやはり樋口氏が馳せ参じ、小池知事との写真撮影が行われたのだった。

 これらの写真や動画は樋口氏や都民ファ関係者のSNSで拡散。ある都民ファ関係者も「今回、知事は相当気合が入っている」と舌を巻くほどだった。

都知事選の“引きこもり”から一転

 しかし、である。小池知事は昨年7月の都知事選の際、「密を避ける」と言い、街頭演説を封印。“引きこもり選挙”に徹していた。現在の感染状況は当時よりも圧倒的に厳しい。緊急事態宣言も出されている。わずかな時間とはいえ、屋外で子分の選挙応援をするのは矛盾していないか。密を避けるため、今回も「ステイホーム」すべきなのに、“不要不急”の行動にはウラがあるようだ。

「天敵」との間を取り持った二階幹事長への忠誠

「今回の区長選で、小池知事は犬猿の仲だった自民党都連の“ドン”内田茂・元都議と密約を結んだ。『内田氏が水面下で樋口陣営の支援をする代わりに、都民ファは今夏の都議選で千代田区から出馬するとされる内田氏の娘婿・直之氏に対立候補を立てない』というものだ。内田氏と小池知事の間を取り持ったのが、自民党の二階幹事長とされる。小池知事は“親分”に恥をかかせるわけにはいかないから、相当な気合が入っているのだろう」(都政関係者)

 結局“自分ファースト”の小池知事。コロナ対策に集中するべきだ。



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/681.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 菅政権の「支持率急落」のウラで、「安倍ブレーンたち」の反撃が始まっていた…! 後ろ盾となった大物政治家(週刊現代)


菅政権の「支持率急落」のウラで、「安倍ブレーンたち」の反撃が始まっていた…! 後ろ盾となった大物政治家
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/79500
2021.01.23 週刊現代 :現代ビジネス

牙を抜かれたかに見えたが…

安倍前総理の「側用人」と呼ばれた今井尚哉内閣官房参与が、菅政権では鳴りを潜めている。官邸スタッフが言う。

「菅総理が今井氏と、彼が信頼をおく経産省の後輩、新原浩朗(経産省経済産業政策局長)氏を露骨に遠ざけているのです。

総理は、実質的に二人が取り仕切っていた諮問機関『未来投資会議』を即座に廃止しました。後継の『成長戦略会議』に今井氏は関与していません。



新原氏は引き続き担当しているものの、総理へのレクで(同会議メンバーで菅総理ブレーンの)デービッド・アトキンソン氏の意見がいかに有益かばかり話して『総理の機嫌取りに必死』と揶揄されています」

すっかり牙を抜かれたかに見えた「経産省コンビ」だが、昨年末に「経済安全保障政策会議」なる新機関を立ち上げようとしているとの情報が駆け巡り、霞が関と官邸に波紋が広がった。

後ろ盾は、安倍前総理と親しい甘利明元経産相という。

「今夏にも内閣官房参与を退任するとみられる今井氏の今後については、『独立行政法人に天下って余生を過ごす』との観測もありますが、当人は企業顧問などを務めつつ安倍ブレーンとして政治活動を続けるつもりです。

新原氏も、安倍政権の終焉で次官の目はなくなった。『安倍再々登板』の日に向けて、復権の足掛かりを作ろうとしているのでしょう」(経産省幹部)

政権支持率は早くも急落し、40%を割り込もうとしている。水面下での不穏な動きに、菅総理も気が気でないだろう。

『週刊現代』2021年1月23日号より



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/682.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 加計孝太郎事件は終わらない!<本澤二郎の「日本の風景」(3976)<「情報開示せよ」と福田圭子さんの必死の法廷闘争は続いている!>
加計孝太郎事件は終わらない!<本澤二郎の「日本の風景」(3976)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/27830513.html
2021年01月26日 jlj0011のblog


<「情報開示せよ」と福田圭子さんの必死の法廷闘争は続いている!>

国民は安倍事件を忘れない。桜事件のみならず、森友事件や加計孝太郎事件も、善良な市民と支援する正義の弁護士らの協力で法廷闘争が続けられている。

 加計孝太郎事件は、安倍官邸の大掛かりな職権乱用事件で知られる。安倍の構造改革特区を悪用した、身内のスポンサー・加計孝太郎の加計学園に、獣医学部新設を、文科省の抵抗を押さえつけて、強引に許可したものである。側近の和泉洋人(首相補佐官)、柳瀬唯夫(首相秘書官)らが、安倍の指示で動き、加計孝太郎が主宰する加計学園に、強引に押し込んだ安倍犯罪の最たるものでもある。その過程で、文科省のみならず、愛媛県知事・今治市長・地方議会を巻き込む壮大な腐敗政治スキャンダルで知られる。

 莫大な金も動いた不浄な獣医学部新設事件ゆえに、全国の教育関係者のみならず、県民市民に衝撃を与え続けている。風化することはない。

 この問題を安倍事件として厳しく対応している当事者の一人が、福田圭子さんという。彼女を支援する訴訟代理人の渡海雄一弁護士の準備書面(1月21日付)が、知り合いからメール送信されてきた。

 福田さんは、この安倍事件の真相を明らかに裏付ける文科省などの記録文書の情報開示を迫って、それを封じ込めるヒラメ法廷と必死の戦いをしていたのである。

 情報不開示の当局を擁護する裁判所の存在を、初めて知った。三権分立の司法が、あろうことか官邸に屈して、壁を作っているのだ。なんと恐ろしい司法であろうか。林検察が、安倍捜査を回避するのも当然かもしれない。

 三権の行政と議会・司法が連携する日本を象徴している。断固として、この不健全な事態を改革する必要がある。最高裁に膿が溜まっている証拠である、と断定できる。

<前川喜平証言に怯える、安倍忖度するヒラメ判事は罷免の対象>

 加計孝太郎は、安倍の祖父・岸信介の子供という声が、いまでは永田町でよく知られている。安倍晋三とは血でつながっている?二人の深い結びつきは、アメリカ留学でも一緒だった。ネットには語学留学時代の写真、それに岸と加計の写真が載って話題を呼んでいる。

 幸いなことに、この安倍事件に巻き込まれた人物が、文科省事務次官の正義の士で昨今有名人になった前川喜平だった。彼が安倍の暴走にブレーキをかけたが、止めることが出来なかった。彼の数々の証言のお陰で、安倍の手足となった和泉や柳瀬が浮かび上がったものである。

 これらの情報開示請求で、安倍犯罪の全貌が見えてくる。福田さんの勇気ある活動が始まった。むろん、文科省は応じなかった。かくして情報開示請求を、不当にも封じ込めた行政処分に対抗して、福田さんは法廷での闘争に切り替えた。正義の弁護士もついた。

 ところが、東京地裁の古田という判事が、安倍擁護の姿勢を見せたようだ。この下りが、メール送信資料ではっきりしないが、おそらくそうだろう。古田を忌避する訴えを起こしたものの、安倍法廷ゆえに棄却される。裁判所がこぞって安倍擁護というのである。信じがたい事態である。それさえも報道されない言論界の異常にも驚く。

 こんな不条理な日本の法廷に気づいた国民は、ひたすら驚くばかりだ。良心に従い、独立して判断する判事ではない。全体の奉仕者ではない。憲法のいう罷免の対象者だろう。

<ヒラメ記者ーヒラメ官僚ーヒラメ議員ーヒラメ裁判長の四権でいいのか>

 思い出すと、中大の渥美東洋ゼミ一期生の黒須順子弁護士から、初めてヒラメ判事という言葉を聞いて、最初は何のことか理解できなかった。そもそもヒラメが水底に潜んで、目だけキョロキョロさせて、水面の様子を探りながら、姑息に生息する習性さえも知らなかった人間だから、なおさらのことだった。

 彼女は判事就任の機会を手にしたが、あきらめた。最高裁に操られるヒラメ判事の実態を理解したためだった。彼女は、埼玉県越谷市での市民運動を支えながら、生涯、人権派弁護士を貫いた。尊敬できる唯一の弁護士だった。

 ヒラメ記者ばかりの言論界、ヒラメ検事の林検察、前川喜平のような正義の官僚はいない霞が関である。議会もヒラメ、法廷もヒラメばかりである。三権分立どころか四権分立が確立していない日本は、民主主義の国とは到底言えない。

 海の向こうのアメリカの国会議事堂に、乱入したトランプ支持者と扇動者のトランプをどう処分するのか、アメリカの民主主義もいま、危機にさらされている。

<安倍・加計学園事件の情報開示法廷に日本国民は注目!>

 文科省文書を「怪文書か」と揶揄して見せた菅義偉も、この悪質な事件の黒幕のひとり、共犯者と見られている。真相を知る前川喜平の法廷や国会での証言が実現すれば、安倍も菅もお陀仏するしかない。

 安倍と菅、和泉、柳瀬の国会での喚問で、安倍・清和会の極右・国粋主義の政治は終わりになるのだが。これから検事総長やヒラメ判事の罷免運動も不可欠であろう。護憲リベラルの政権樹立が、当面するコロナ政局の鍵を握っている。国民は福田夫妻に続け、である。

 昨日の衆院予算委員会の午後の審議をラジオで少しばかり聞いたのだが、誰もが菅の逃げ答弁に肩を落とした。因果応報も近い。そう長くは続かない、結果が出てくるだろう。

 自民党関係者も公明党創価学会も、浮足立っている!極右は終わりを告げている!

2021年1月26日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)


本澤先生、いつも配信ありがとうございます。 1/21日
東京地裁で(加計学園開示請求)が有り傍聴に行って来ました。森友、桜、と違って安倍の犯罪が色濃く加計孝太郎(加計学園)と直接やり取りした(税金の私物化)です。
原告(福田圭子)は開学前に夫(福田つよし)と此の問題に取り組みました。今治市で(加計学園を考える会)等、黒川敦彦などと追及して来ました。黒川は17年10月の(衆)選挙に山口4区安倍の地元から立候補し落選しました。学園の図書費の不正、黒塗りの公文書、国家戦略特区の不透明さ、此の問題を掘り下げれば安倍の逮捕は免れません。本澤先生から此の問題をブログで流して下さい。12P有りますが宜しくお願い申し
上げます。 1/23 仲村


2019年7月の参院選広島選挙区で初当選した案里被告は毎月、給与に当たる歳費103万5200円と文書通信交通滞在費100万円を受け取り、6月と12月には各約300万円の期末手当(ボーナス)の支給を受けた。いずれも国費でまかなわれ (中国新聞社)


本澤先生、いつも配信ありがとうございます。学会員の長姉に何故(公明党)の応援を辞めたか?
答えは(森友、加計、桜)における安倍、菅の不誠実な言動に嫌気が創価学会員ではあるが公明党、自民党を選挙で応援はしない。はっきりと言っておりました。公明党が出来る前の形に戻ったと言うことですね。
今日は10時〜署名活動今現在はゼロです、7人の方に声を掛け全部、安倍の悪口は言いますが署名迄は]共産党議員1人43筆 私75筆
今日で一区切りです、先 生、失礼します。 仲村 1/25



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/683.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 米軍移転問題に揺れる鹿児島・西之表 八板俊輔市長に聞く 注目の人 直撃インタビュー(日刊ゲンダイ)

※2021年1月14に日 日刊ゲンダイ7面 紙面クリック拡大


米軍移転問題に揺れる鹿児島・西之表 八板俊輔市長に聞く 注目の人 直撃インタビュー
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283857
2021/01/18 日刊ゲンダイ


鹿児島県西之表市長の矢板俊輔氏(C)日刊ゲンダイ

八板俊輔氏(鹿児島県西之表市長)


 鹿児島県・種子島の北部を占める西之表市が無人島の行く末をめぐって揺れている。米軍空母艦載機による離着陸訓練(FCLP)の移転候補地の馬毛島だ。一昨年の買収劇は菅首相肝いりの「スガ案件」と呼ばれ、160億円もの血税が投入された。政府算定評価額の3倍超えだ。急展開した迷惑施設の建設計画に地元の賛否は割れる。市長は昨年11月、岸防衛相に「同意できない」と通告したが、対抗策はあるのか。話を聞いた。

地域分断は絶対にさせない

 ――種子島の西約10キロに位置する馬毛島買収の起点は、日米両政府による2011年の訓練移転候補地の合意です。艦載機部隊が配備されている米軍岩国基地(山口県)から現在FCLPを実施している硫黄島は約1400キロと遠い。馬毛島は約400キロで格好の立地との理由です。トランプ政権の圧力に屈した政府は自衛隊基地整備を前面に押し出し、一気に動いた。一方、住民グループは約30万人分の反対署名を集め、防衛省に提出。西之表市民の人口の4割に当たる6000人超も署名しました。市長もFCLP移転反対を訴えて17年に初当選しましたね。

 私は市長になってからは反対とは言っておらず、昨年10月に「同意できない」と表明しました。西之表市民には賛成、反対だけでなく、どちらでもない立場の人たちがいますし、市長はすべての市民の代表です。私が市長として反対と発言すると、地域やコミュニティーの分断をあおることになります。実際に伝統行事ができなくなったりもした。馬毛島を守ることは市長選に出る大きな理由でしたが、市長の職というのは人口減少などあらゆる問題に取り組む覚悟がないとできません。米軍基地や原発、公共事業など、ひとつの社会問題が地域を分断する事例をこれまでいくつも見てきました。種子島では、それを絶対にさせたくないんです。反対と明言しないことでマイナスはありましたが、守るべきは地域社会なんです。防衛省の人たちは仕事だから基地をつくろうとするのはしょうがないが、それで地域を分断してほしくないのです。

 ――それでは「同意できない」とはどういう意図なのでしょうか。

「賛成」「反対」は誰でも言えますが、「同意できない」は地元の当事者しか使えない言葉です。賛成派の意見も聞いていますし、防衛省に行って施設をつくりたいと話す大臣に質問し、防衛省から回答ももらいました。その上で私は同意できないと表明しました。それは反対より重く、強いのです。賛成、反対、いずれの立場の市民も米軍施設建設に疑問を持っています。私は防衛省とやりとりをして言い分を聞いてきましたが、きちんと答えません。

 ――どのようにですか。

 防衛省は地元の理解がなければ建設は進めないと言う。しかし、地元の理解を得たことを、どのように判断するのかを明確に答えない。市民の質問に答えるため、環境アセスメントが必要だとも言います。私はその論理は受け付けません。このような状況で同意はできない。つまり「これ以上、計画を進めるな」と防衛省に言っているのです。反対か賛成かの言い方では、反対ということです。 

 ――防衛省による海上のボーリング調査に、地元の種子島漁協は同意していますね。

 市長権限でやめろとは言えない。一番の当事者である漁業者の代表組織の判断です。漁協はボーリング調査をしないと基地の影響がわからないと同意し、鹿児島県知事が許可をしたのですが、調査自体が漁場に影響を与えます。


上空から見た馬毛島(C)共同通信社

戦後初の「生地」米軍に差し出すを重大性

 ――FCLP移転の賛成・容認派はどういう理由で受け入れるとしているのですか?

 経済の問題が大きい。基地経済の効果を期待しているのです。基地ができれば自衛隊員が種子島に100人から200人移住するといわれています。一時的には米軍再編交付金も出ます。しかし、再編交付金が出ることで、出なくなる交付金もある。その割合が多くなれば基地依存から抜け出せなくもなります。それよりも島の資源を生かして、持続可能な社会の構築に動いたほうが底堅いものになると思います。

 ――受け入れ派は自衛隊基地だと強調していますが、米軍のためなのは疑いようがありません。

 日本国として、独立国として、この話を突き詰めると、米軍に土地を提供するということなんです。馬毛島のようなまっさらな土地を防衛省は「生地」と呼んでいます。戦後、「生地」に米軍施設をつくったことがあるのかを防衛省に確認したところ、ありませんでした。すべて自衛隊施設の中でした。馬毛島に米軍施設をつくることの重大性に国民はまだ気づいていない。日本政府はそれをわかっていて、自衛隊ならいいじゃないかと強調する。占領時代の日米行政協定が日米地位協定になりましたが、米軍の権限は温存され、実質的に変わっていない。日本は植民地なんです。

 ――馬毛島はどうあるべきだとお考えですか。

 就任直後に利活用計画を出し、それに沿って努力しています。島を知ってもらうためです。あの島には弥生時代から歴史があり、未解明なことが多いままなので市史編纂を始めました。また、子供たちを島に連れて行っています。昔は卒業記念に島に行ったり自由に往来していたのですが、それができなくなっている。無人島になって40年で、市民にも、どういう島か知らない人が増えています。自分は関係ないし、国の役に立つなら基地をつくってもいいじゃないかと考えても無理もない。知ることにはプラスとマイナスがあります。ただ、知っていれば簡単にはイエスとは言わないはずです。私が馬毛島に渡航した体験を踏まえてそう思います。

 ――国が地権者の立石建設側から馬毛島を巨額買収したことをどう思いますか。

 国は、国民が納得する税金の使い方をしないと。一方、民間の側は、経費を少なくして収入利益を得るのは普通のことでしょう。

 ――馬毛島に初めて渡航したのはいつですか。

 小さい頃から馬毛島は港から毎日見ていたのですが、行ったことはなかったんです。石油備蓄基地だ、使用済み核燃料保管施設だ、米軍基地だと次々に持ち上がる島を港から見て胸が痛んでいました。それで、退職してフリーになったときに渡りました。

 ――当時は民間企業が大部分を所有していました。

 上陸して、改めて島に米軍施設などつくらせちゃいけないと思いました。それで「馬毛島漂流」という本を書きました。島に行っただけだと本にはならないけど、帰りに漂流もどきをしたことが物語になり、本になった(苦笑い)。ある漁師に本を見せたら、「俺も漂流したから、おまえは漂流の後輩だ。船もタダでやる」とも言われた。私は自分の操縦でポルトガルに行きたいと本気で思っていて1級船舶免許も取得しました。だけど、その船は別の方が譲り受けられたそうです。

 ――馬毛島はどんな場所ですか。

 5月初めの八十八夜から7月までトビウオやアラ(クエ)漁があります。ちょうど産卵期なんです。昔は島のトーチカからトビウオを見つけたら漁船に旗で合図を送ったようです。周囲12キロの東シナ海はいまでも巨大な漁場です。島の樹木の葉が海に流れ、プランクトンがつき、それをキビナゴなど小魚が食べ、カツオなど大きな魚もやって来る。水イカやトコブシも取れる。鹿児島だけでなく宮崎の漁船団も来ます。お相撲さんの間でも九州場所は人気だそうです。ちゃんこ鍋にアラが入るからです。だけど、いま漁師もどんどん減っています。漁港も整備し、漁業を持続可能にしないといけない。私はそれをやりたいんです。

 ――再選に挑む市長選(24日告示、31日投開票)が迫っています。

 まず、西之表市にとって一番大事な漁業や農業などを商業や観光の軸に据えるということ。高齢者が多いため人口減少はありますが、最近では南西諸島へUターンする若者が増えているという調査結果もあります。仕事がないと言われていますが、あるんです。求職と求人にミスマッチがあるんです。東京にあるようなものはないですが、離島はカネがかからないし、食べ物をもらったり、食べようと思えば食べていけるんです。島の食料自給率は280%です。コロナ禍をきっかけに移住も受け入れていきたい。昔から島は移住者の受け皿になってきました。しかし、米軍施設ができれば出ていく人もいることを考えると、できると失うもののほうが大きい。防衛省に早く米軍施設をあきらめてもらわないと何も始まりません。

(聞き手=平井康嗣/日刊ゲンダイ)

▽やいた・しゅんすけ 1953年、鹿児島県西之表市(種子島)生まれ。早大政経学部卒業後、朝日新聞社入社。社会部記者。鉄砲伝来450周年取材でポルトガルに派遣。沖縄も15年以上担当。熊本総局長などを経て、12年に退職して帰郷。17年から現職。著書に「馬毛島漂流」(石風社)。




http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/684.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 東京五輪、返上したら「二度と日本で五輪は開けない」長野五輪を招致した男が警告(FLASH)

※週刊FLASH 2021年2月9日号 紙面クリック拡大


東京五輪、返上したら「二度と日本で五輪は開けない」長野五輪を招致した男が警告
https://smart-flash.jp/sociopolitics/129902
2021.01.26 06:00 FLASH編集部 SmartFLASH 週刊FLASH 2021年2月9日合併号


2020年11月、IOCのバッハ会長と会談した菅総理

「中止という選択肢はありませんよ。今も、準備は着々と進んでいます」(東京五輪の運営に携わる関係者)

 7月23日に予定されている東京五輪の開会式まで、あと半年を切った。収まることのない新型コロナウイルスの感染拡大を受け、にわかに中止や再延期について報じられるようになってきたが、1月21日、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は「7月に開催しないと信じる理由は、現段階では何もない」と発言し、その可能性を否定した。

 しかし、五輪の中止・再延期を望む声は根強い。NHKの世論調査(1月13日発表)によれば、東京五輪・パラを開催すべきか、という質問に対し、合わせて77%が「中止すべき」「さらに延期すべき」と回答。「開催すべき」の16%を大きく上回った。

 ただし、中止を決めたら今度は、大きな経済損失が発生するのでは、との指摘がある。宮本勝浩・関西大名誉教授の試算によれば、大会が中止された場合の経済損失は4兆5151億円にのぼるという。

「コロナが収束しないなか、さらなる負担は難しいと音を上げるスポンサー企業もあるそうです。とはいえ、後には引けないというのが共通認識です」(前出・運営関係者)

「五輪開催の実質的な決定権を握っているといわれる、米国のテレビ局であっても、中止による損失は保険でほぼゼロになるはずです。1980年のモスクワ大会(旧ソ連)を米国がボイコットした際も、保険でカバーされました」

 そう語るのは、スポーツコンサルタントの春日良一氏。元JOC国際業務部参事で、1998年の長野冬季五輪招致を成功に導いた立役者だ。春日氏は、「五輪を日本側の意思で中止すると、経済損失以上に大きな問題を引き起こすことになる」と警告する。

「IOCが中止すると言う前に日本側から五輪開催を返上するようなことになったら、IOCに見切りをつけられます。培ってきた信頼を失い、もう二度と、日本で五輪を開催することはできないでしょう」(春日氏・以下同)

 これまでも五輪は、疫病をはじめとした、さまざまな困難を乗り越えながら、開催されてきた歴史がある。

「もともと、オリンピアード競技大会(夏季オリンピック大会)は4年に1回、武器を捨てて世界中からスポーツ競技大会に集まることで、戦争をやめ、疫病をなくすことが目的だったんです。

 1920年のアントワープ大会(ベルギー)は、スペイン風邪の流行直下で、世界で少なくとも4000万人が亡くなった直後でしたが、それでも開催されました」

 ほかにも、1996年のアトランタ大会(米国)では、大会期間中に爆弾テロが発生。それ以降、テロ対策が五輪の重要な課題になった。

「2010年のバンクーバー冬季大会(カナダ)の際は、豚インフルエンザが蔓延していました。それを踏まえ、2012年のロンドン大会(英国)では公衆衛生対策を徹底し、2016年のリオデジャネイロ大会(ブラジル)では、流行していたジカ熱への対策をとり、開催に至りました。

 感染予防について、五輪では過去の大会での積み重ねがあるのです。ですから今回、『日本はコロナ禍の難局のなかで、こうやって五輪をやるんだ』という、世界を納得させるメッセージを発信することが求められています」


春日氏は長野県出身。地元開催となった長野五輪の招致に尽力した

 では具体的には、どのような対策があるのか。

「五輪は17日間の短期決戦。より機能的に、コンパクトにおこなうことです。とくに選手村をどうするかが重要で、選手村は2人で1部屋が慣例ですが、今回は1人1部屋にするなどして感染を抑制すべきですね。

 そのうえで、すべての観客を入れるのか、半分にするのか、無観客にするのか。五輪の場合、海外からの観客は10〜20%ですから、国内からだけの観客で開催しても、そんなに損失が大きいわけではありませんし、完全に無観客にしても予備費から補填されます。

 中止しても保険でカバーされるため、組織委もIOCも損害は負いません。だから中止にせよ無観客開催にせよ、出場選手の最終エントリーがおこなわれる7月まで、最終判断を待つことも可能なのです」

 新国立競技場の設計トラブル、エンブレムの盗作疑惑、新型コロナウイルスと、東京五輪はさまざまな問題に見舞われてきた。

「菅首相、小池都知事、森組織委会長らが、『世界と手を取り合ってコロナに打ち勝つんだ』という理念を再認識し、協力を求めるべきでしょうね」

 選手だけでなく、日本国民全員にとっても “勝負” の年なのだ。

写真・時事通信




http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/685.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 菅首相は逃げの一手 “8割おじさん”西浦氏の予算委出席拒否(日刊ゲンダイ)





菅首相は逃げの一手 “8割おじさん”西浦氏の予算委出席拒否
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/284372
2021/01/26 日刊ゲンダイ


かっては全面信頼、いまや菅政権にとって”煙たい存在”(京大の西浦博教授)/(C)日刊ゲンダイ

 25日開かれた衆院予算委員会で、立憲民主党の長妻昭議員が、菅首相と自民党に対して抗議する場面があった。政府の新型コロナウイルス対策をめぐって、予算委に京都大教授の西浦博氏(理論疫学)の出席を求めたのに、自民党が「ブロック」したというのだ。

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「民間人は呼ばない」というのが理由。しかし、コロナ第1波の際に人との接触を8割減らすことを求め、「8割おじさん」として名を馳せた西浦氏は現在も厚労省のアドバイザリーボードの指名委員を務めている。純粋な「民間人」にはあたらず、拒否の理由は通らない。

 長妻議員は「都合の悪い方は呼ばないというのはあってはならない」「科学的に議論する姿勢が感じられない」と非難していたが、一体、どういう事情なのか。長妻議員にあらためて聞いた。

「西浦氏が今月13日のアドバイザリーボードに提出した資料について、予算委で議論しようと思っていました。緊急事態宣言の解除基準について、西村大臣は『東京で新規感染者が1日に500人を下回ることが目安になる』としましたが、西浦氏は『(2月に)500人で解除したら、4月14日には感染が元のレベルに戻ってしまう』と試算しています。資料は厚労省からもらったものなのに、なぜ拒否するのか」

 昨年春の緊急事態宣言時には、安倍前首相が「専門家の試算では、人と人との接触機会を『最低7割、極力8割』削減することができれば、2週間後には感染者を減少に転じさせることができる」と幾度も訴え、西浦氏の試算に乗っかっていた。だが、いまや菅政権にとって西浦氏は“煙たい存在”らしい。

 実際、西浦氏は週刊文春(1月14日号)で、<緊急事態宣言の判断が遅かった><(変異種対策について)ビジネス往来を継続したのは生ぬるい>と批判。<安倍政権の頃と比較しても、感染症対策に関する専門家の意見が総理へと簡単には通らなくなっているかも知れません>ともこぼしている。前出の長妻議員が言う。

「普通なら西浦氏を拒否しませんよ。呼ばなければ、あること、ないこと言われますから。スキャンダルでもないのに。今の自民党には、そういう判断すらできる人がいないのでしょうか」

 26日の予算委にも野党議員が西浦氏を呼ぼうとしたが、自民党が拒否したという。内閣支持率下落が止まらない菅政権には、逃げの一手しかないのか。



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/686.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 米山隆一氏 高すぎる?菅内閣の支持率に異議「疑惑のフジ・産経調査」 内閣支持率5割超 
米山隆一氏 高すぎる?菅内閣の支持率に異議「疑惑のフジ・産経調査」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4002a45c8190175125588c9366a66de34e032906
1/25(月) 17:24 東スポ


菅首相(東京スポーツ)

 前新潟県知事の米山隆一氏(53)が25日、ツイッターでFNN・産経が行った世論調査の結果に異議を唱えた。

 同世論調査では菅内閣の支持率は52・3%とかなり高く、これに違和感を覚えたようだ。

 米山氏は「疑惑のフジ・産経調査ですが」と切り出し「一応正直に『今回の調査では、回答が不明確だった人に『どちらかといえばどうか』と重ねて質問していまして支持・不支持ともに高い数字が出やすいという面もあります。』と言っています」と一応の評価をしたものの「条件を明示しているだけまだましとは言え、要は殆ど大っぴらに回答を誘導して高めの支持率を出していると言われてもやむを得ない質問の仕方で『無理矢理政権擁護』の度が過ぎると思います。これではフジ・産経グループは報道機関としての信用を全く喪失してしまいます」と批判した。

 また、直近の朝日新聞の調査では33%だったこともあり「あまりにも解離の大きい産経新聞の世論調査。どちらを信じるかは読む人次第ですが、アメリカ大統領選挙の報道っぷりを目の当たりにした者として、そりゃまあ相当怪しいのは、産経新聞の方だろうなと思います」と断じた。

 FNNと産経新聞社の合同世論調査については、委託先が14回にわたって架空の回答を入力していたことが昨年6月に判明し、謝罪。「確実な方法を確認して導入するまで、世論調査を休止します」としていた。



【産経・FNN合同世論調査】内閣支持率5割超、ワクチンへの期待が押し上げ 「接種する」約7割
https://www.sankei.com/politics/news/210125/plt2101250011-n1.html
2021.1.25 11:40 産経新聞


衆院予算委員会で答弁する河野太郎ワクチン接種担当相=25日午前、国会・第1委員室(春名中撮影)

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)は1月23、24両日に合同世論調査を実施した。菅義偉内閣の支持率は52.3%で、不支持率45.0%を上回った。政府が2月下旬に接種開始を見込む新型コロナウイルスのワクチンに「期待する」との回答は77.2%、「接種する」との回答は69.2%だった。感染収束の「切り札」とされるワクチンへの期待が、内閣支持率を押し上げたとみられる。

 ワクチンをめぐっては、首相が担当相に任命した河野太郎行政改革担当相に「期待する」との回答も77.9%に上った。新型コロナ収束に向けた河野氏の突破力や発信力に期待が集まっているようだ。ただ、これまでの政府の新型コロナ対策については、「評価しない」が65.6%で、「評価する」の33.6%を大きく上回っており、ワクチン接種の成否が、今後の内閣支持率にも影響しそうだ。

 現在の感染状況下で政府は感染拡大防止と経済再生のどちらにより重点おくべきだと思うかとの問いには「感染拡大防止」が86.3%で、「経済再生」は12.7%だった。

 今夏に延期された東京五輪・パラリンピックについては、感染対策を徹底して予定通り開催できると思うか聞いたところ、「中止もやむを得ないと思う」が55.4%で最も多く、次いで「再延期せざるを得ないと思う」が28.7%で、「感染対策を徹底して予定通り開催できると思う」は15.5%にとどまった。感染の再拡大が、首相が「人類が新型コロナに打ち勝った証し」とする五輪開催への期待感にも影を落としているようだ。

 緊急事態宣言の対象地域での営業時間の短縮や休業要請について、政府が飲食店などへの協力金の給付とセットで罰則を導入することについては「反対」が58.4%で「賛成」の40.6%を上回った。一方で、入院を拒否する感染者に罰則を科す方針には「賛成」が54.0%、「反対」が45.6%だった。新規感染者数が高止まりしており、身近な感染への不安感が大きいことを浮き彫りにした。

                 ◇

 産経新聞社とFNNは、データの不正入力で休止していた合同世論調査を今月から再開しました。原則毎月1回実施する予定で、不正防止策を徹底してまいります。


関連記事
<もう、総辞職しかない>内閣支持33% 不支持45% 緊急事態再宣言「遅すぎた」80% 朝日新聞世論調査 
http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/666.html




http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/687.html

記事 [政治・選挙・NHK278] <もはや再開ムリ>GoTo予算1兆円は“死に金” それでも菅首相が撤回しない理由(日刊ゲンダイ)



GoTo予算1兆円は“死に金” それでも菅首相が撤回しない理由
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/284371
2021/01/26 日刊ゲンダイ


もはや再開ムリなのにGo To 予算1兆円…(C)日刊ゲンダイ

 やっぱり「GoTo」が、新型コロナウイルスの感染を拡大させていた。「Go To トラベル」の開始後、旅行に関連する感染者が最大6.8倍増加していたことが分かった。京大の研究チームが、25日までに医学誌「ジャーナル・オブ・クリニカル・メディシン」に研究論文を発表した。

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 チームは24県の感染者約4000人を分析。そのうち、約2割の817人が県境をまたいだ旅行歴があるか、そうした人との接触歴があった。同時に、「GoTo」開始前の6月22日〜7月21日と開始後の感染者数を比較した。その結果、1日当たりの感染者数は、「GoTo」開始後に約3倍に増加していたことが判明。さらに、出張目的ではなく観光目的で感染した人は最大6.8倍だったという。

 これまで菅政権は、「GoToが感染を拡大させたエビデンスはない」と強弁してきたが、エビデンスが示された形だ。さすがに、自民党内からも「もう、GoToは封印するしかない」の声があがっている。

「GoToを再開させるのは政治的に難しいでしょう。早くても再開は秋以降です。すでに観光地では、桜イベントの中止が相次ぐなど花見まで自粛ムードです。さらに、7月の東京五輪も、開催するにしても“無観客”となりそうです。五輪が無観客なのに、GoToというわけにはいかない。第3次補正予算案には、1兆円のGoTo予算が計上されていますが、成立しても執行できないと思う」(自民党関係者)

 ところが、25日の衆院予算委員会でも、菅首相は「再開に備えて補正予算案に計上した」と、いまだにGoToに執着する始末だ。政治評論家の本澤二郎氏が言う。

「さすがに菅首相もGoToの再開が難しいことは分かっているはずです。でも、後見人の二階幹事長がGoToを推し進めているので予算を撤回できないのでしょう。GoToを停止した時、二階派の幹部は“勝手なことしやがって”と激怒していますからね。いま菅首相が頼れる相手は、二階幹事長しかいない。ハシゴを外されたら政権は終わりです。執行できない“死に金”だと分かっていても、予算を成立させるしかないということです」

 野党は、補正予算の組み替えまで追い込まないとダメだ。



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/688.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 与党、入院拒否に罰金50万円案 懲役削除含め軽減検討
共同通信社 2021/01/26 19:04

 与野党は26日、新型コロナウイルス特別措置法と感染症法の改正案の修正に向け、議題となっている5項目の検討をそれぞれ加速させた。与党内では、感染症法改正案に盛り込まれた刑事罰「入院拒否者への1年以下の懲役か100万円以下の罰金」に関し、懲役を削除した上で罰金を「50万円以下」とする案が浮上。他の規定についても野党と水面下で折衝を重ね、27日の2回目の協議で合意したい考えだ。与党関係者が明らかにした。

 自民党の森山裕、公明党の高木陽介両国対委員長らは26日、国会内で会談。27日の協議で野党の合意を取り付け、2月初旬の改正案成立を目指す方針を確認した。

https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e4%b8%8e%e5%85%9a-%e5%85%a5%e9%99%a2%e6%8b%92%e5%90%a6%e3%81%ab%e7%bd%b0%e9%87%9150%e4%b8%87%e5%86%86%e6%a1%88-%e6%87%b2%e5%bd%b9%e5%89%8a%e9%99%a4%e5%90%ab%e3%82%81%e8%bb%bd%e6%b8%9b%e6%a4%9c%e8%a8%8e/ar-BB1d6sYz
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これって、入院希望者に拒否して自宅待機を指示した病院側にも罰金50万円!


http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/689.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 「専門家が」と言うたびに信頼を失う「菅話法」のダメダメ(NEWSポストセブン)
「専門家が」と言うたびに信頼を失う「菅話法」のダメダメ
https://www.news-postseven.com/archives/20210126_1630389.html?DETAIL
2021.01.26 16:00  NEWSポストセブン


会見ではコロナ分科会の尾身会長を隣に立たせ、「専門家」を連呼(時事)

 思えば、菅内閣の最初のつまずきは、日本学術会議が推薦した会員候補のうち、過去に政府に批判的な発言があった6人を任命拒否した問題だった。菅義偉・首相はなんでも自分で決めたがる「俺様」タイプと言われており、自分の方針に逆らうご意見番は、はじめから排除しておきたかったのかもしれない。

 ところが、自分の判断ミス(あるいは不作為)でコロナ第3波が広がってしまうと、今度は何でも「専門家の意見を聞いて……」と、専門家任せにしているのだから皮肉である。そんなに専門家の意見を尊重する謙虚さがあるなら、任命拒否した学術会議の候補をさっさと任命すればいいと思うが、そちらのほうは国民の関心も薄れたと見て頬被りしたままだ。

『週刊ポスト』(1月25日発売号)では、「菅語録」を分析して、何が間違いなのか、嘘なのか詳しく検証しているが、そもそも会見も答弁も下手くそだと批判される菅首相の話術について、専門家はどう見ているのか。コミュニケーション戦略研究家で、エグゼクティブに話し方のコーチングを行う株式会社グローコム社長の岡本純子氏は、なんでも「専門家」を出して逃げようとする菅話法には問題があると指摘する。

「Go To トラベルが第3波を招いたと批判されていた昨年12月11日に、菅首相は『移動では感染しないという提言もいただいていた』『いつの間にかGo Toが悪いことに』と語っています。ここで気になるのは、何かあると専門家の意見を持ち出す点です。それはすなわち、自分はすべてを把握していないと言っているのと同じです。それなのに、自分がやりたい政策であれば押し通すという姿勢も示しています。やりたければ専門家が懸念していても押し通す。つまり、専門家に頼っているのに、その専門家と一体ではないのです。

 Go Toについての説明では、ほとんどWhy(なぜ)が抜けていました。国民は、なぜその政策をとるのか、なぜ推進すると判断したのかという理由が知りたい。『トラベル事業が感染拡大の主要な要因であるとのエビデンスは、今のところ存在しない』とも言っていましたが、エビデンスがまだないというだけで、なぜトラベル事業をやることにしたのかという説明がありません。これでは世論は納得しません。

 ニューヨークでコロナが猛威を振るっていた時、クオモ知事は毎日長時間の会見を続け、感染対策を訴えました。その時点でのデータをきっちり示し、今後の見通しを説明していました。国民が求めるのはそういう説明です。菅首相の説明は、結論や要点だけ話して、あとは『わかってね』と言っているだけです」


学術会議の問題では、国民の抗議の声も大きかったのに菅氏は正面から答えることはないまま(時事)

 菅氏は緊急事態宣言を出すに際して、飲食店の時短要請をしている北海道や大阪では感染者が減っていると強調し、暗に「それをやらない1都3県が悪い」と印象づけようとしていた。しかし、その大阪など7府県にも1週間後に宣言を出すことになり、前の発言との矛盾を追及されると、「大阪の感染者が急増したのは直前のことであり、先週の段階では、専門家の皆さんからもよく原因を分析すべきである、そうした評価でありました」と、今度は専門家に責任を押し付けた。これについても岡本氏の評価は厳しい。

「菅首相によく見られる専門家に判断を委ねる言い方の典型ですね。専門家の意見を尊重するというのはいいですが、その意見を踏まえて首相自身がどう考えたのか、総理大臣としての知見と判断をしっかり語るべきです。その点では小池百合子・東京都知事のほうが上手ですね。専門家と並んで記者会見していても、自分の口からすらすらデータや数字を出す。決断している人がそれだけ知見があるという安心感を与えます。

 国民からすれば、イニシアチブは総理大臣に持っていてほしいのに、なんでも専門家、専門家と言えば、イニシアチブがないように見えてしまいます。菅首相が専門家と言うたびに、国民には不安を与えていると思います」

 大嫌いだった専門家にすがり、そのせいで国民の支持を失っているとしたら、必死の政権延命策までが、なにからなにまで判断ミスということになる。もう保身はやめて、せめて国民の命と生活を守る施策については、本当のことを本音で語ってもらいたいものだ。



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/690.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 石原伸晃議員が入院した国立大学附属病院を10月に「視察」していた! 田崎史郎氏は「知り合い」と擁護もやはり国会議員の立場を利用(リテラ)
石原伸晃議員が入院した国立大学附属病院を10月に「視察」していた! 田崎史郎氏は「知り合い」と擁護もやはり国会議員の立場を利用
https://lite-ra.com/2021/01/post-5773.html
2021.01.26 石原伸晃議員が入院した国立大附属病院を「視察」していた リテラ

    
    東京医科歯科大を視察する石原議員ら(東京医科歯科大附属病院HP)

 コロナ感染で入院した自民党の石原伸晃元幹事長に対する「上級国民」批判が止まらない。先日の記事(https://lite-ra.com/2021/01/post-5770.html)で紹介した批判以外にも、こんなツイートが拡散されている。

〈無症状の上級国民石原伸晃が入院したため、どこかの入院を待っていた重症だったかもしれない人が入院できませんでした。そのせいで亡くなった、亡くなるかもしれません。 これが命の選別ですよ。 トリアージなら伸晃は緑タグです。緑タグ入れるために赤タグの人が押し退けられたかも。 そういうこと〉

〈伸晃、国民が命を懸けてベッドの空きを待ってるさなか無症状でも即入院この国狂ってる。この上級国民であれば自宅でも十分隔離での療養できるでしょう?多分複数の部屋あるでしょうに!〉

〈石原よ!知ってるか?お前が即入院できた一方で、いくつもの病院から拒否され、たらい回しにされている現状を。お前は自民党のお偉いさんだから特権を当たり前のように振りかざしているが、国民はしっかり目をあいてるぞ〉

〈熱もないのに優先入院したようですが、自民党は特権階級なのですか?〉

〈入院どころか、【自宅に放置】されている庶民が何千人といるのに! 国会議員の特権だと思っているような人に国民の命は預けられない! 石原一族は貴族なのか? 〉

 たしかに国民が怒るのも無理はない。先日の記事でも言及したが、こうしたケースでは、検査を受けられた人や入院できた人を責めるのではなく、むしろ、すべての人がすぐに検査を受けることができる体制、症状や既往症がある人はすぐに入院し、治療につなげることができる体制を政府に求めていく、というのが本来あるべき姿勢ではある。しかし石原氏のケースは、一般国民とあまりに扱いが違いすぎるのだ。

 一般国民は、重症化リスクの高い高齢者や既往症・持病がある人でも自宅療養となっている人が多く、かなり症状が重くても入院を待たされ、救急要請でも受け入れを断られているような状態だ。東京都では「入院・療養等調整中」とされる人が22日時点で6276人もいる。しかも、石原議員がPCR検査を受け、入院したとされる国立大学法人東京医科歯科大学附属病院は、一般外来の検査は原則としてやっておらず、コロナ病棟はほぼ満床状態で救急受け入れも断ることがあったという報道もあったばかり。

にもかかわらず、石原議員はいきなり同病院でPCR検査を受け、陽性と判断されたとたんに、既往症を理由に無症状なのに即日入院することができたのだ。「一般人は入院できなくて死んでる人もいるのに、上級国民なら無症状でも入院できるのか」という声が上がるのは当然だろう。

 ところが、こうした批判に対して、御用ジャーナリストの田崎史郎氏がなんとも間抜けな反論をして、話題になっている。

 1月25日『ひるおび!』(TBS)で、石原議員の入院問題が話題に上ると、スシロー氏はこんなことを言い始めたのだ。

「一般の方が不満持たれてるのは、すぐ検査ができて、無症状なのに陽性なんですぐ入院できたっていうのが、国会議員だからできたのかっていうご指摘じゃないかと思うんです。でもこれ、国会議員だからそういうことができてるのかどうかっていうのが、ハッキリしなくて。石原さんは、この入った大学病院とかねてから知り合いの方がいらっしゃるみたいなんですね。で、そちらの関係で入られたんじゃないかっていうふうに、政界では思われています。国会議員みなさん、こういうふうに扱われるかっていうと、その保証はないんですね。システムは」

■石原伸晃は岸田文雄、根本匠らとともに東京医科歯科大学附属病院のコロナ診療センターを「視察」していた

 ようするに、石原氏が入院できたのは、国会議員だからでなく、病院にコネがあったからだと主張したのだ。

 この田崎氏の発言には「それがまさに特権だろ」「これで擁護したつもりか」というツッコミが殺到したが、当然だろう。

 そもそも、すべての国会議員がすぐに検査でき、無症状でもすぐに入院できるなんて、誰も言っていない。本サイトの先日の記事でも指摘したが、同じ自民党の安藤高夫衆院議員は、喉の痛み以外に症状がなかったことから自宅療養となっているし、立憲民主党の小川淳也衆院議員(49歳)は、39度以上の高熱が出たにもかかわらず、東京都の相談センターに紹介された発熱外来まで1キロ歩いて検査を受けたあと、帰宅。保健所から「高熱なので入院したほうがいい」という連絡を受けてようやく入院措置となった。また、年末にコロナに感染した共産党の清水忠史衆院議員も、発症からしばらく検査を受けられず、入院もできなかったと明かしている。

 そんななか石原議員が特権的な扱いを受けたことに、国民は怒っているのだ。しかも、その「コネ」はたんに石原家の知り合いというレベルではなく、明らかに国会議員という立場を利用したものだ。

 というのも、石原議員は、今回、即検査、即入院させてくれた国立大学法人東京医科歯科大学附属病院のコロナ外来診療センターを昨年10月、「国会議員として視察」していたからだ。

 東京医科歯科大学附属病院のHPに載っている過去の「お知らせ」をチェックしていると、こんなニュースリリースが掲載されていた。

〈9月17日にスタートした「コロナ外来診療センター」を、衆議院議員6名(岸田文雄先生、石原伸晃先生、根本匠先生、盛山正仁先生、平口洋先生、畦元将吾先生)の皆様が2020年10月2日に視察されました。
「コロナ外来診療センター」は、地域の病院からの紹介患者さんを中心に、コロナウイルス感染症疑い関連についての外来診療を行うセンターで、今秋以降の感染拡大が心配される中で、地域の皆様のニーズに即した医療を提供してまいります。〉

 そして、文章の下には、診療センターで医師らから話を聞いている石原元幹事長の姿が写はっきりと写っていた。
 
■税金から「運営費交付金」を交付されている国立大学附属病院は政治家に逆らえない

 もうおわかりだろう。東京医科歯科大学附属病院は昨年9月、コロナ外来診療センターを開設するなど積極的にコロナ診療に取り組み、国内では先進的な治療を行なっている病院のひとつといわれているが、石原氏は「国会議員としての視察」でそのことを知っていたのだ。

 石原氏の入院のニュースが報道された際、その検査・入院先が石原家と縁の深い慶應病院でなく、国立大学病院だったことに一部で驚きの声が上がっていたが、ようするに、石原氏は昨年の「視察」で東京医科歯科大学附属病院のコロナ診療への取り組みを知り、コネクションができていたから、同病院を選んだのだろう。

 つまり、病院の選択じたいが「視察」という国会議員の特権から派生していたわけだが、もっと問題なのは、石原氏が政治家と国立大学病院の間にある構造的な力関係を利用して、即検査・即入院したとしか考えられないことだ。

 国立大学の附属病院には税金から「国立大学法人運営費交付金」と「附属病院運営費交付金」が交付されるが、その金額は文部科学省に置かれる「国立大学法人評価委員会」などの評価で増減される。全体の予算がどんどん縮小されているなかで、各大学病院はこの運営費交付金の確保に必死になっている。

 だからこそ、東京医科歯科大学附属病院は、石原氏らの「視察」を受け入れ、それをHP でアピールしていたのだ。

 政治家は直接的にこの交付金額決定に関与しているわけではないが、政権与党の重鎮政治家なら官僚を通じて政治的な影響力を行使することは十分可能だ。ましてや、石原氏は大学病院の評価を左右する可能性もある「視察」を行っているのだ。そんな人物から検査や入院を要求されたら、それが通常のルールを逸脱するものであっても、病院側は断れるはずがない。

 入院については石原氏側が言い出したのではなく、病院側が忖度した可能性もあるが、だとしても石原氏はそれが自らの視察と、権力関係が背景にある特別扱いであることは十分自覚していたはずだ。そして、検査は石原氏側が要求していないのに、病院側が「検査しませんか」などということは考えられない。

 そういう意味では、石原氏の今回の検査・入院は明らかに、病院を視察した国会議員という立場を利用したもの、さらに、結果だけ見れば、国立大学附属病院に税金が投入されているという構造を利用して自分の治療を優先させたと言えなくもない。

 繰り返すが、本来は、コロナ感染者が検査や入院ができたことを責めるのでなく、むしろ全国民がスムースに検査を受けられ、既往症のある人は全員が入院できる態勢を求めていくべきだろう。

 しかし、石原氏のケースはそういう問題ではない。田崎氏が擁護の論理で持ち出しているような「民間の病院に知り合いがいたから」というレベルの話でもない。多額の税金が投入されている国立大学医学部の病院を、視察していた国会議員が優先的にその病院で検査を受け、無症状で入院しているのだ。

 その経緯について、徹底した検証と追及が必要だろう。

(編集部)



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/691.html

記事 [政治・選挙・NHK278] <病的な「オレ様」と「異論排除」>菅首相と河野ワクチン相 虫唾が走る共通項(日刊ゲンダイ)

※2021年1月25日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大



※2021年1月25日 日刊ゲンダイ2面




※文字お越し

 初っぱなからこれでは、先が思いやられる。新型コロナウイルス早期収束の決め手とされるワクチン担当に任命された河野規制改革相。その振る舞いは就任早々、不穏なものだった。

 ワクチンについて、政府はこれまで6月までに確保する見通しを示してきた。坂井官房副長官も21日の会見で「6月までに接種対象となる全ての国民に必要な数量の確保は見込んでいる」と説明。ところが翌22日、河野は自身の会見で「まだ供給スケジュールは決まっていない」と否定し、「その部分、全部削除してください」と言い出した。

 もちろん、河野の言い分には正しい面もある。20日に田村厚労相が発表した米ファイザー社との正式契約の内容は、「ワクチン7200万人分を年内に」となっていて、6月までの確保は難しい。政府は「全国民分を6月まで」の基本方針を事実上、撤回せざるを得ない状況になっている。実際のところ、供給スケジュールは白紙なのだろう。

 とはいえ、官邸側の公式見解の削除を河野が一方的に求めれば、どちらが正確な情報なのか、国民は混乱する。しかも、坂井も自身の発言について「撤回はしない」と譲らず、官邸幹部と担当閣僚がワクチン供給でさや当てを演じる異例の展開になった。せめて、事前に情報共有して足並みをそろえることはできなかったのか。

「河野担当相は、自分が権限を持って情報を発信するとアピールしたかったのでしょうが、政府内の主導権争いは見苦しいだけで、国民にとってもコロナ収束に向けても、何のメリットもない。このコロナ禍で必要とされているのは、国民に対する丁寧な説明です。ワクチンには副作用のリスクもあり、接種に不安を感じている人も多い。有無を言わさずゴリゴリ推し進めればいいものではなく、科学的根拠をもとに、国民が安心してワクチン接種を受けられるような説明ができる人が担当相にはふさわしいでしょう。異常なまでのプライドで権限を誇示し、狭量かつ独善的な河野担当相はミスマッチのように感じます」(政治評論家・本澤二郎氏)

その場でウケることを言うポピュリスト

 全国民へのワクチン接種は多省庁にわたる一大事業だ。ワクチンを注射する医師は厚労省、保存用の冷蔵庫は経産省、その物流は国交省、使用した針の処理などは環境省、学校関係は文科省、自治体とのやりとりは総務省、予算は財務省……。官房副長官との調整すらできない河野に、担当大臣が務まるのか。

 22日の参院本会議では、国民民主党の榛葉幹事長から、「河野大臣は自他共に認める令和の壊し屋だ。大規模なワクチン接種に求められるのは周到な事前調整とコンセンサスづくり、つまり根回しで、防衛大臣当時のイージス・アショアの一件を見る限り、最も苦手な点とお見受けするが……」と心配される始末だった。

 適性を問われた河野は「壊し屋ではなく、令和の(ワクチン)運び屋と言われるように頑張る」と言って笑いを誘ったが、こういうウケ狙いに彼の性質がよく表れている。

「運び屋」という言葉は、主に麻薬などの密輸で使われる表現だ。国民の不安を払拭するべき責務にある閣僚が、ふざけている場合なのか。まったく緊張感も危機感もない。

「深い考えもなく、ウケ狙いで人気を得ようとする軽薄さは、国民の命を預けるワクチン担当相に値しない。河野氏は常に自分が主役でいたいだけなのです。持論だったはずの脱原発を閣僚になった途端に封印するなど、定見があるわけでもない。その場その場でウケそうなことを言うだけのポピュリストであり、ただの目立ちたがり屋というほかない。しょせんは政治一家の3代目ボンボンで、安倍前首相よりは英語が得意という程度の世間知らずです。首相候補に持ち上げられて、調子に乗っているのでしょうが、病的な“オレ様”気質に見えます」(本澤二郎氏=前出)

国民との対話を遮断する道具として「言葉」を使う

 菅首相が河野に期待するのは「発信力」と「突破力」を買っているからだというが、それは時として、周囲に迷惑をまき散らすスタンドプレーでしかない。強権で従わせるには信頼感も必要だが、それもなければ、混乱を招くだけだ。

「運び屋」は、河野お得意の英語では「carrier」あるいは 「The Mule」と表現する。前者には伝染病の媒介体という意味もある。後者は日本語で言う「ラバ」にあたり、雄ロバと雌馬との雑種のことだが、スラングでは強情っぱりなどの意味がある。信念を貫き通す強情っぱりならまだいいが、河野の場合、異論を排除する独善に向かいがちだ。

 ワクチン担当相に就任直後、メディアが「2月下旬をめどに医療従事者らに接種を開始し、一般の人への接種は早ければ5月ごろから開始するという案もある」と報じると、河野は自身のツイッターで「デタラメ」と断じた。

 ワクチン接種の遅れを自分のせいにされたくないという保身からだろうが、報道機関は厚労省の発表をもとに報道していた。それを「デタラメ」と言い切るなら、それなりの根拠を示す必要があるのではないか。

 自分にとって都合の悪い報道をフェイク扱いするのは、今に始まったことではない。防衛相だった昨年、イージス・アショアの配備計画を撤回というニュースが流れると、河野は「フェイクニュース」という強い言葉で攻撃。河野のツイッターには、“マスゴミ”をコキ下ろす賛同の声が多く寄せられたが、結局、河野自身がイージス・アショアの配備を撤回。フェイクは河野の方だったのである。

 SNSを駆使した発信力に定評があるというが、批判的な意見は片っ端からブロックすることでも知られている。米国のトランプ前大統領の手法を真似ているのか。異論を排除し、勇ましいことを言って支持者からネット上で喝采を浴びることに快感を覚える。都合のいいストーリーに身を委ね、自分の世界に閉じこもって国民との対話を拒絶する姿勢は、菅と共通している。

上から抑え込み、公然と相手を威圧

 通常国会がスタートして、本会議は予定時間より早く終わってしまう。菅の答弁があまりに短いからだ。21日の参院本会議では、立憲民主党の水岡俊一議員の代表質問への答弁が30分間予定されていたが、わずか9分半で終わってしまった。質問と同程度の時間を使って答えることが通例なのに、自民党の武見敬三議員が約30分の提灯持ち質問をしても、答弁は11分強。この答弁姿勢には、さすがに批判が出て、自民党議員で参院議院運営委員会の水落敏栄委員長が「丁寧な答弁」を官邸に申し入れる異例の事態になった。

 菅は官房長官時代、数々の疑惑に対して「問題ない」「指摘は当たらない」の短い言葉で質問をシャットアウトしてきた。河野も同様に、外相時代、記者から受けた日ロ関係の質問をすべて「次の質問どうぞ」で押し通し、何ひとつ答えなかったことがある。原稿棒読み以前の話で、国民に説明する気がないのである。本来は「言葉」を使って国民の信頼を勝ち得るべき政治家が、国民との対話を遮断する道具として「言葉」を使う。上から抑え込み、公然と相手を威圧し、敵とみなせば徹底的に潰していく。これは由々しき問題だ。

「首相も河野担当相も、権力におごり、自分が正しいという独善で異論を排除するところがそっくりです。うまくいかないと、メディアなどに責任転嫁する姑息さも共通している。言い訳だけは一人前で、決して自分の非を認めない。ワクチン接種で問題が起きても、逃げて他人のせいにするでしょう。こういう政治家が過大評価され、現首相だったりポスト菅に持ち上げられていることは、自民党の人材払底を象徴しています。とても、国民の命を預けるコロナ対策など任せられません」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)

 菅が「必ず事態を改善させる」と約束した緊急事態宣言の期限まで2週間。病的に自己愛が強い2人のタッグで事態はますます混迷しそうだ。独善コンビの危うさ、脆さが公然となりつつある。



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/692.html

記事 [政治・選挙・NHK278] どう考えても理解できない、三次補正予算コロナ禍でのGOTO再開に1兆円(まるこ姫の独り言)
どう考えても理解できない、三次補正予算コロナ禍でのGOTO再開に1兆円
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2021/01/post-b6a3d0.html
2021.01.26 まるこ姫の独り言


三次補正予算は、コロナ対応一色で良い筈なのに、政府は未だ三次補正予算(3月いっぱいで使い切る)GOTOトラベルの追加費用1兆円を計上。

国会では野党がGOTOトラベル予算をコロナの方に組み替えないのかと質疑をしても、菅はコロナ対策には十分な予算をつけているから組み換えは必要ないと答弁していたが、アベスガ政権の場合は、頭が固いのか、一度決めた事は何がなんでも実行しようとして野党の提案など聞く耳持たない。

どうしてこんなに頭が固いのか、柔軟な姿勢がないのか、不思議で仕方がなかったが、どうも与党内から新たな経済対策を求める声が生まれているそうで、この声に押されていると言うか、引きずられているのではないか。。

アングル:追加コロナ対策、与党内に待望論 政府に提言も
              1/19(火) 15:07配信 ロイター

>新型コロナウイルスの感染拡大と緊急事態宣言の再発令で日本経済の下振れリスクが高まるなか、与党内から新たな経済対策を求める声が生まれている。これまでの対策は足元の緊急事態宣言による消費抑制を盛り込んでないとして、政府への提言をとりまとめようとする動きも一部で出ている。

>野党はGoToなどの観光支援策に充てる予算も含まれていることを問題視し、3次補正予案などの組み換えを要請しているが、麻生太郎財務相は12日の閣議後会見で、「今の段階では(組み換えは)必要ない」としている。


菅も国会で、組み換えの考えは全くないと言っていたし、麻生も必要ないと言っている。

与党内では、何が何でも経済対策はGOTOと5輪で行くしかないと思っているのではないか。

この数日、コロナ感染者が大幅に減ってきて、あれ?そんなに感染者数が劇的に変化したのかと思っていたが、これも、どうもからくりがあっての事のようだ。

今までは1日11000件から15000件程度は検査をしていたのが、濃厚接触者の検査をやめたそうで検査数も大幅に減っている。
昨日は7000件強だったそうで、そりゃあ検査数が減れば感染者数が減るのも当たり前と言えば当たり前のことで。

ベッド数の関係で、見た目の陽性者を出さない方針に変えたのかもしれない。

そして政府はGOTOや五輪に向けて、見かけ上の数字を出してきているのではないか。

こういう数字の操作はアベスガ政権にとってはお家芸のようなもので、国民への罪悪感など何もないだろう。

幾ら経済が大事と言っても、見かけ上の数字でGOTOトラベルを再開して3月末までに予算を使い切ると言う考えは、燃え盛る大火の中にわざわざ油を投じるほど危険なことだと思うが。。

この国ではどの対策も徹底的に行うことなく、特にコロナ対策は中途半端で終わらせてきたために、ますます経済が深刻化することになる。

「急がば回れ」で去年からPCR検査を徹底して行い、GOTOの一時停止も影響力の少ない11月頃にスケジュール感を持って実施していたら、年末年始も少しは打撃を抑えられたし、よほど経済の為になったと思う。

目先の利益しか考えないから、今じゃ手が付けられない状態になっているのに、まだ変な方向に突っ走る政府。

ワクチン接種も数を考えたら相当ち密に計画を練る必要があるようなのに、政府内の意思統一ができているようにも見えないし。

菅は野党の意見や提案を聞く気が無いみたいだが、どうしてか。

野党の提案の方が良い場合もあるし総力で臨めばいいのに。

ましてや、コロナ禍でGOTOトラベルに予算をつけている場合じゃないと思うが。


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