★阿修羅♪ > アーカイブ > 2021年1月 > 17日00時10分 〜
 
 
2021年1月17日00時10分 〜
記事 [政治・選挙・NHK278] <菅政権では国はメチャクチャ>列島を覆う 未曽有の混乱 渦巻く怨嗟(日刊ゲンダイ)

※2021年1月15日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大



※2021年1月15日 日刊ゲンダイ2面




※文字お越し

 政府が首都圏1都3県を対象に緊急事態宣言を再発令してから1週間が経ったが、その効果は見えない。街の人出は減らず、14日も全国で新たに6608人の新型コロナウイルス感染者が確認された。1カ月間の緊急事態宣言で収束に向かうなんて、もはや誰も思っていない。

「当初、首都圏を対象に発令した際に、関西地域などは追加する状況にないと言っていたのに、それから1週間もしないうちに大阪、兵庫など7府県を追加するなど、相変わらず泥縄式の対応に終始している。これでは、政府の本気度も危機感も国民に伝わらないし、緊急事態宣言の効果も見込めません。インパール作戦を例に出すまでもなく、戦力の逐次投入は負け戦の典型です。まず、この感染拡大状況を首都圏の飲食店の営業時間短縮だけで乗り切れると最初に判断したことも解せません。こういう非常時には、政府は先の事態を予測して大きく網をかけ、包括的な対応をする必要がある。後手後手の小出し対応を続けていたら、感染拡大は収まらず、中途半端な緊急事態宣言がズルズル続いてしまいかねません」(法大名誉教授の五十嵐仁氏=政治学)

 それなのに菅首相は「仮定の話はしない」とか言ってるのだから、話にならないレベルだ。データに基づいて先を予測し有効な手だてを講じるどころか、楽観的な思い込みにしがみつき、経済を回すと言って「Go To キャンペーン」に固執した結果、感染拡大は止まらず、目の前の惨状になす術なく傍観。無能ぶりを満天下にさらして、支持率下落にうろたえ、突き上げられると慌てて弥縫策を発表するという繰り返し。その迷走ぶりは目に余る。

ホテル朝食の批判回避でミスリードか

 新型コロナ第3波の拡大を受け、菅政権は感染対策の“急所”として飲食店での会食に的を絞った。緊急事態宣言の発令にあたって「飲食店の午後8時までの営業時間短縮」と、「午後8時以降の不要不急の外出自粛」を要請したことは記憶に新しい。

 ところが、ここへきて微妙に修正を加えてきた。西村コロナ担当相は12日、「昼間のランチはリスクが低いということではない。昼間もできる限り、不要不急の外出自粛をお願いしたい」と言い出した。緊急事態宣言を出しても昼間の人出が減らず、感染拡大が止まらないことに焦ったのだろうが、まるで本来の意図をくみ取らない国民が悪いような言い方をする。いかにも姑息なやり方だ。

「もちろん、ウイルスは夜行性ではないので、昼間の会食でも感染リスクがあることは国民も分かっているでしょう。しかし、政府がことさら『20時以降の自粛』を呼びかけたことが、ミスリードにつながったのは間違いない。朝と昼に国会近くのホテルで秘書官や有識者と会食するのが日課だった菅総理に配慮して、日中の会合が批判を受けないよう、当初はあえて昼間の自粛には触れなかったのではないかと勘ぐってしまいます」(自民党関係者)

 昨年末にステーキ会食で世論の猛批判を浴びたことがこたえたようで、菅は夜の会食を自粛。緊急事態宣言の発令後は、ホテル朝食も見送っている。それでストレスがたまっているという報道もあるが、冗談じゃない。多くの国民はずっと前から我慢を続けているし、毎朝、優雅にホテルで朝食をとる余裕もない。小出しの修正に振り回されるのはウンザリだ。

 さすがに、一方的に悪者にされた飲食業界からも反発の声が上がり始めている。

「きのう、またランチがどうのこうのと言われましてね。ふざけんなよと」

 こう言って怒りをあらわにしたのは、ファミリーレストラン「サイゼリヤ」の堀埜一成社長だ。13日に行われた決算会見の席上、政府の対応にかみついた。

持続化給付金や家賃支援給付金は打ち切りの非情

 サイゼリヤは、食事用マスクを開発したり、会計時の硬貨のやりとりを減らすためにメニュー価格を端数ゼロに改定したりとコロナ禍でも企業努力を続けてきた。なにより、「ミラノ風ドリア300円」「グラスワイン100円」などの価格設定が懐にやさしい庶民の味方だ。その社長が、「恐ろしいのが大手が潰れることなんですよ。中小だけじゃなくて、大手にも(支援を)広げてほしい。そうじゃないと、シャレにならないことが起こる」と怒りを爆発させていた。

 サイゼリヤは緊急事態宣言の発令で時短要請にも応じているが、実は、東京都内の店舗は協力金を受けられないのだという。東京都の場合、1日あたり6万円の協力金の支給対象は資本金5000万円以下、従業員100人以下の中小企業や個人事業主に限られ、大手飲食店チェーンには支給されない。

 これには、「紅虎餃子房」などで知られる際コーポレーションや、「庄や」「やるき茶屋」なども展開する居酒屋チェーンの大庄らが都庁に乗り込み、支援の要望書を提出。中小企業も苦しいが、従業員の生活を守らなければならないのは、大手チェーンも同じだ。

 ファミレス「ロイヤルホスト」などを展開するロイヤルホールディングスの菊地唯夫会長も日経新聞(14日付)のインタビューで「大企業は体力があり雇用を維持できると思われているがそんなことはない。我が社も自己資本の約半分が昨年に吹き飛んだ。もう内部留保や金融支援で雇用を守れる段階を超えようとしている」と飲食業界の窮状を訴えていた。ロイヤルHDは今年末までに約90店を閉店し、正社員200人程度の希望退職も募集するという。

飲食店をターゲットに責任転嫁

 大手外食チェーン店が支援を訴えていることについて、14日の会見で聞かれた加藤官房長官は「緊急事態宣言の中でいろいろな措置が取りうるが、基本的には都道府県知事の判断だ」と、まるで他人事だった。

「菅政権は後手後手なだけでなく、その場しのぎの中途半端な対応を繰り出して混乱を招いているだけに見える。緊急事態宣言で飲食店の取引先も打撃を受けると突き上げられたら、中堅・中小企業に40万円、個人事業主に20万円を上限とする一時金を支給すると急に言い出しましたが、基準が曖昧です。飲食店に関わる業種は多いのに、内容がきっちり詰められていないから、あちこちで不満を呼びかねない。その一方、持続化給付金や家賃支援給付金制度の申請は15日で締め切るというのだから、やっていることに一貫性がないのです。冷静に対策を考えるチームもないのでしょうか。今まで何とか持ちこたえてきた事業者も、政府の対策に期待できない以上、廃業を決めるところが増加する可能性があります。そうなれば失業者も増える。これでは企業だけでなく、個人も悲鳴を上げて、怨嗟の声が渦巻きそうです」(経済評論家・斎藤満氏)

 帝国データバンクの調査では、新型コロナ関連の倒産は887件に上り、業種別では「飲食店」が139件で最多。今後、感染者数の減少が見られずに緊急事態宣言の期間が延長されれば、経済活動への悪影響は計り知れない。

「そもそも本当に飲食店が感染拡大の原因かも分かりません。無策で感染拡大を招いた政府の責任を回避するために、飲食店をターゲットにして責任転嫁し、一部に負担をかけている面は否めない。そういう場当たりをやっていれば感染拡大は止められず、医療崩壊を引き起こして経済も壊滅という最悪の事態を引き起こしかねません。菅首相は1カ月で収束させると言っていますが、こんなデタラメ対応で1カ月経っても効果がなければどうするつもりなのか。どうしようもないのではないですか。それを国民も感じているから、要請にも従わない。政治への信頼感は失われ、無政府状態に陥っています」(斎藤満氏=前出)

 菅政権でこの国はメチャクチャだ。しかし、現状はまだ序章。本当の地獄はこれからだ。1カ月後には未曽有の混乱が待ち構えている。



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/540.html

記事 [政治・選挙・NHK278] NHK改革最終案を了承 受信料逃れに割増金 総務省の有識者会議:毎日新聞、他私の総務省への抗議メール
https://mainichi.jp/articles/20210115/k00/00m/040/331000c

NHK改革最終案を了承 受信料逃れに割増金 総務省の有識者会議 
毎日新聞2021年1月15日 21時37分(最終更新 1月15日 21時37分)

 NHKの改革を検討してきた総務省の有識者会議は15日、同省が取りまとめた最終案を大筋で了承した。テレビを持つのに、不当に受信契約を結ばないで支払いを逃れている人への割増金制度の導入などが盛り込まれた。同省は、18日召集の通常国会に実現のための放送法改正案を提出する。

 割増金は受信料の公平負担の徹底が目的で、現行の受信契約制度を維持しながら導入する。同会議は、NHKが一定水準を超える剰余金を積み立て、受信料値下げの原資に充てることを義務付ける制度の導入も了承した。NHKは13日、2023年度の受信料値下げを発表しており、この値下げの原資にも活用される。取りまとめを巡っては、同省が昨年11月に案を公表し、意見募集を行っていた。

 NHKが要請した子会社の合理化を加速させるための中間持ち株会社制度の導入は、11月の案では、導入効果の説明が不十分とされたが、NHKから追加の説明があり、「一定の具体化が図られた」とした。同省で今後、法制化に向けて調整する。【松尾知典】


この報道を受けて、私(SUWAXTUCI)は総務省に次の抗議意見メールを今送りました。

1月15日の毎日新聞のネット報道
「NHK改革最終案を了承 受信料逃れに割増金 総務省の有識者会議」https://mainichi.jp/articles/20210115/k00/00m/040/331000c
を見たが、とんでもない!
この有識者会議というのは、公共放送の在り方に関する検討分科会の第13回(1月15日)https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/housou_kadai/02ryutsu07_04000261.html
での事だと思うが、直前に出されたNHK経営計画(2021-2023年)での、そもそも高すぎる現行受信料のたった1割(300円程度)の引き下げだけで、受信料逃れの割増受信料の実施は全く受け入れられない!
現在大多数の国民はコロナ禍の生活困窮の中で高いNHK受信料を払える余裕など無い。行政が税金や保険料などの減免をしている中でNHKだけが現行の高い受信料を強制徴収し続けている。
NHKはこのようなコロナ禍の生活困窮国民に対する一定期間の受信料免除こそが今絶対に行うべき事で、それこそがこの有識者会議や総務省がNHKに対し強く求める事である。受信料逃れの割増受信料徴収の実施など狂気の沙汰である。
現在NHK受信料は月額:地上1225円、衛星2170円で、両方では計3395円で年間約4万円でとてもコロナ禍の国民が負担出来る額ではなくNHKの肥大化で受信料自体も高くなりすぎている。

私はNHKの衛星放送部門は民営化して衛星受信料を廃止し、地上波放送は公共放送に相応しくない娯楽・バラエティー番組はこの民営化の衛星放送に移行させ、高橋洋一氏のEテレ売却案のように地上波を1チャンネルに削減。現在デジタル放送化した地上波はチャンネルの中のチャンネル(マルチチャンネル)利用で現在のEテレ番組全部の継続がそのまま可能です。
そのようなチャンネル削減と民営化の抜本的スリム化NHK改革で地上波だけにしたNHK受信料を300円前後と大幅に引下げる(NHK経営計画の受信料1割引きではなく9割引。そこを誤解なく)べきです。その他、他の民放より高い職員の給与水準や無駄な経営資源の使い方や潤沢な余剰金(NHKの内部留保)活用などの改善でその引下げは出来るはずです。
その受信料引下げの水準や抜本的改革をして初めて、私や多くの国民が納得(受信料逃れの割増金実施も)します。
その詳しいNHK改革案はネットの阿修羅掲示板(マスコミ板)で公表しておりますので是非参考下さい。
http://www.asyura2.com/16/hihyo15/msg/604.html


http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/541.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 世論調査と選挙結果の乖離は、どうして起きるのか?
 いまさら言うまでもないが、民主主義国の意思決定の基本は民意である。国民の総意によって国家の意思は形成されて政治に反映される。そしてその日本国民の総意は選挙によって表明される。あるいは、もうひとつ、報道機関などの世論調査によっても知ることができる。したがって、選挙結果と世論調査の結果は、論理的には一致するはずなんが、ご存じのとおり、この国の選挙結果としての議席数と各報道機関の実施する世論調査結果とは、往々にして大きな差異が生じている。
 いくつかの理由が考えられる。選挙制度は、そのひとつではあるが、ここではもうひとつ、民意形成の根拠となる報道機関について考えてみたい。有力な報道機関はNHKなんだが、実質的には国営のこの報道機関が、保守党政権とは対照的な立ち位置からの報道に終始している。いっぽうで、新聞社から発展した放送局は、発生元の新聞社系列にしばられたグループを形成していて…朝日、毎日、読売、産経のグループを形成して世論を誘導している。
 このNHKと報道機関の報道内容と選挙結果の大きな乖離が、この★阿修羅♪の常連たちのストレスの原因なんだな。有権者に選択の動機を与えるのは情報であって、その情報の大部分を有権者はNHKを含む報道機関から受け取っている。発信元の意にそわない選挙結果は、なぜ生まれてしまうのか、報道機関の情報操作に惑わされない選挙結果をどう評価すればいいのか、これって、この国だけの現象なんだろうか?


http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/542.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 新コロワクチンいい加減だ トヨタ方式絶対管理にしろ! 
新コロワクチンいい加減だ トヨタ方式絶対管理にしろ!
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/51991723.html
2021年01月17日 自民党的政治のパンツを剥ぐ

@【ニューヨーク・タイムズ(電子版)は15日、「新型コロナウイルスの感染拡大の影響で不確実性が増している」悲観的な見通しを報じた。
Aスポーツ入国特例も停止 橋本五輪相
BIOCで最古参委員のディック・パウンド氏(カナダ)が東京五輪の開催について、英BBC放送(電子版)に「確信できない」と述べたことも引用した

***

この期に及んでもオリンピックやりたいが目的で
ワクチンを日本人の腕にぶっこんで新コロナ騒ぎを収めるんだ
という「裏金金銭始末」の心を奪われての政治です


政治に医学・感染学が振り回され トヨタや台湾中国のような絶対管理をせず
いい加減にうまくやるマジック管理で大失敗しました
のに
意地5輪開催するんだと 焦りながらのワクチン接種です

***

これでは芝居の大道具の建付けです
管理されない状態での悲劇がこれから起こります


政府やTVは狂っています
@ワクチンを打つ前に「陰性・陽性」検査が必要です
A老人施設に入る大きな要因は 独りが危ない=衰弱で抵抗力が弱いので医師判断での拒否要
B使用危険薬服用が副作用を誘発します 対策は
C妊婦ワクチンや妊活中のワクチンの夫婦混合する危険です

こういう安全追求ほったらかしではハサミ将棋レベルで怖い



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/543.html

記事 [政治・選挙・NHK278] NHK世論調査に疑問 政府、五輪組織委、安倍前首相に忖度か(日刊ゲンダイ)



NHK世論調査に疑問 政府、五輪組織委、安倍前首相に忖度か
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/283898
2021/01/15 日刊ゲンダイ


NHK(C)日刊ゲンダイ

 NHKが今月9〜11日に実施した世論調査をめぐり不可解なことがあった。調査結果は、12日夜のニュース(午後7時と9時)で報じられたのだが、「東京五輪・パラは開催すべきか」と「桜を見る会 安倍氏の説明納得度」の2つの項目だけ放送されなかったのだ。「五輪」については「開催すべき」が前月比11ポイント減の16%まで下落。「桜を見る会」については「あまり」と「まったく」を合わせ「納得していない」が72%に上った。

 調査結果は放送前に政界関係者の一部に出回っていたので、「五輪と桜はなぜ放送されなかったのだろう」といぶかしむ声があった。そこで調べてみると、2項目は翌13日の朝(午前5時半と7時)、放送されていたのだ。

 政府や五輪組織委、安倍前首相に忖度して、視聴率の高い夜のニュースを避けたのか?

 NHK広報局は、「ご指摘のような事実はありません。毎月、夜のニュースと翌日の朝のニュースで放送しています。1月は緊急事態宣言の発出を控えていたことなどから、新型コロナウイルスに関する調査結果を優先して12日の夜のニュースで放送しました」とコメントした。

 折しも、組織委の森会長が12日の会見で「なぜコロナの時期にあえて世論調査するのか」とムッとしていた。安倍前首相も「領収書提示を」という野党の要求を拒絶している。

 本当に忖度はないのか。



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/544.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 地球も激怒!<本澤二郎の「日本の風景」(3967)<「安倍・菅自公とトランプもNO」と怒り狂っているようなコロナ世界>
地球も激怒!<本澤二郎の「日本の風景」(3967)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/27721528.html
2021年01月17日 jlj0011のblog


<「安倍・菅自公とトランプもNO」と怒り狂っているようなコロナ世界>

 地球が悲鳴を挙げて久しい。肝心の改憲軍拡ラッパを吹きまくってきた安倍の自公体制7年8か月に、大豪雨・大洪水・猛烈台風が暴れまくった。目を背けてきたことに耐えられないと見るや、深く傷ついた地球は、最後の切り札として、新型コロナウイルスを放った。コロナは、日米二人の鬼を退治したが、地球温暖化・気候変動が収まる気配は全くない。

 昨日の房総半島は、暦の上での立春はまだ先なのに、南風の突風が吹きまくった。大分早い春一番だ。顔に叩きつける風圧も冷たくない。気持ちがいいくらいだ。地球温暖化による気候変動である。数千年の農耕生活から編み出した暦も通用しなくなってきた。

 この日、北京から義母が血圧200というのに「千葉県のコロナ感染者急増」を心配して電話をくれた。ことコロナに関してだと、経済もそうだが、日中逆転である。時あたかも、気候変動の速度に善良な科学者が「厳しい警鐘」を鳴らした。米CNNが伝えてきた。

 危機は好機でありたい。だが、愚鈍すぎる安倍後継の政府も白旗を挙げて、感度が鈍すぎていらつくばかりだ。

<地球は市民・科学者が信じているよりはるかに危険な状態>

 トランプと一緒になって中国封じ込めに狂奔、比例して改憲軍拡を打ち鳴らしてきた安倍・自公内閣は、地球の環境問題解決に対して、ほとんど見向きもしなかった。

 大洪水・大豪雨・土砂崩れの7年8か月の間、一度たりとも国土交通省の出番はなかった。安倍晋三は、まともに現地視察さえしなかった。311で崩壊した東北と、河川氾濫の中国・九州と、列島全体が破壊しているのに、公明党創価学会の国交相は、我関せずの態度を取り続けた。

 安倍がぶら下がっていたトランプは、気候変動抑止のためのパリ協定から離脱、地球の危機に見向きもしなかった。

 かくして、新聞テレビも地球の悲鳴を報道しようとさえしなかった。言論界の不勉強が災いして、普通の科学者の目さえ曇らせてしまっている。善良な科学者らは「地球ははるかに危険な状態にある」と強く警鐘を乱打したのだ。

<2050年の温室効果ガスゼロは遅すぎて話にならない>

 安倍後継内閣は、人気取りを狙って30年先の遠い将来に、地球を破壊する温室効果ガスをゼロにすると世界に公約した。

 話にならない。コロナもそうだが、対応が遅すぎる。結果、日本の先進科学技術は、世界をリードするどころか、後進国レベルへと落下する運命にある。国破れて山河在り、の非常事態到来を暗示している。

<トヨタなど日本車が生き残れるかどうか大分怪しい>

 先ごろ、米司法省はトヨタ車を、環境規制関連で制裁金を課した。トヨタの暗い前途を予感させている事態だろう。

 日本を代表する車が、世界のEV車時代から遅れをとっている。10年も経てば、日本勢は世界の車社会から放り出されるに違いない。トヨタCEOは、先を見据えていないかのような発言をしている。内紛の日産もおかしくなったし、本田でさえもいい話題は伝わってきていない。

 車の石油離脱の速度は速い。原発に特化してきて、311で地獄に落ちたというのに、経産省の産業政策は、原発にこだわっていて、見るべきものは何もない。

<54基の廃炉不可欠、太陽光風力発電に特化せよ!>

 言及するまでもなく、311を見て、素早く原発の廃炉を決めたドイツのメルケル政権の、鮮やかな方針転換を打ち出せない、カルトの神社本庁と創価学会が支える自公政権・日本会議の出鱈目原発依存行政が、この国の前途を一層暗くさせている。

 54基の原発をすべて廃炉にしなければならない。地震大国の日本である。第二、第三の311が起きないと誰もいえない。核エネルギーほど危険で高価なエネルギーは、この世に存在しない。それでも利権政治をご破算にできない、永田町と霞が関・大手町には、必ずや天罰が落ちることになろう。

 敗戦で解体された財閥は、朝鮮戦争やベトナム戦争で復活するや、政権の中枢に潜り込んだ。ワシントンの産軍体制の配下として服従、危険な綱渡りの延長線上に、安倍を誕生させ、今また愚鈍な政府を操っている。

 守銭奴の財閥に、地球救済のための科学技術立国論は、到底望めないだろう。内部留保金400兆円を、地球が生き残るために投資することで展望を拓くという、当たり前の財界指導者は生まれないものか?

<好機!帆船日本丸が、人類が生き残れる唯一の航海>

 地球の危機は、人類の危機である。各国政府と各国民の危機である。そこから機会が生まれる。人間の知恵は限りなく広大である。

 困窮した為政者の為すべき第一は、武器弾薬を捨てることである。危機を煽り、軍拡ラッパを吹いてきた安倍は、最悪最低の犯罪人間だった。いまこそ軍縮平和路線に切り替える時である。

 武器弾薬を海中に沈めて、自然エネルギーで航海する帆船日本丸が、最善の道である。これならどこからも文句は出ない。むしろ、国際社会で名誉ある地位に就くことが出来る、それだけでなく、各国もまねするだろう。

 400兆円をそのために投資、世界に先駆けて温室効果ガスをゼロにする日本にするのである。電通五輪はいらない!自立する日本再建がいい。死の商人に悪用される日本は、もう御免こうむりたい!

2021年1月17日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)


(CNN) 世界は「おぞましい未来」へと向かいつつあり、各国の首脳が困難に立ち向かって緊急に行動しなければ、気候変動の加速や生物多様性の喪失によって地球上の全ての種の存続が脅かされる――。国際研究グループが13日、そんな未来予測を学術誌に発表した。

この予測は、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校やオーストラリアのフリンダース大学などの著名研究者17人がまとめた。地球の未来は「一般に認識されているよりずっと差し迫った危険な状態にある」と述べ、世界の状況の深刻さをはっきりさせるための評価を行ったと説明している。

研究グループは世界の気候変動をテーマにした150あまりの研究を引用し、地球の状態について世界の指導者は目を覚ます必要があると指摘。地球環境は市民や科学者が信じているより「はるかに危険な」状態にあるとした。


【ニューヨーク共同】米有力紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は15日、新型コロナウイルスの影響で今夏の東京五輪の開催見通しが日々厳しさを増しており、第2次大戦後、初の五輪開催中止に追い込まれる可能性があると伝えた。



関連記事
再エネで「嘘」を…英国政府を“激怒”させた経産省の大失態(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/521.html

東京五輪中止の可能性、米紙が報道 IOCでも「安全な大会開催は不可能」との声も(東京新聞)
http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/533.html




http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/545.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 「バカとは戦え」と言っている人物も、実は「バカの一味」かもしれない
 
 「バカとは戦え」と言っている人物が、実は「バカの一味」である可能性についても考慮しておく必要があります。
 

【参考文献】 

◆ 【書評】『愚民文明の暴走』呉智英、適菜収著
(産経ニュース,2014.7.27)
 
 近年、国会周辺の“市民団体”によるデモが騒がしい。

 著者らは「誰もが発言できる世の中は、あまりいい世の中ではありません」と、素人の意見が尊重されプロが軽視される世相に警鐘を鳴らす。
 
 成人なら誰にでも1票を与えるのではなく、車の運転と同じように免許制にしてはどうか。

 世論調査の結果で政治を動かしていったら大変なことになる…といった指摘には考えさせられる。(講談社・本体1300円+税)
 
https://www.sankei.com/life/news/140727/lif1407270026-n1.html
 
 
◆ 呉智英 × 適菜収 【第1回】「バカが好む民主主義というイデオロギーについて」
(現代ビジネス,2014.08.11)

『愚民文明の暴走』(講談社刊)第一章より抜粋

第一章 バカは民主主義が好き

 ◇ ポピュリズムとは何か?

適菜 小泉純一郎は典型的なポピュリストでしたが、ああいう形のポピュリズム政治を露骨に日本で導入したのは、小沢一郎だと思います。小沢が細川護熙を担いで八党派連立政権をつくったときも、メディアや広告代理店を使ってイメージ操作を行っている。だから、小泉がやったことは小沢の手法の焼き直しなんですね。

呉 ポピュリズムは政治の技術としては使わなければならない局面もあるかもしれないけど、それが本質になったら、そもそもなぜ政治にかかわるのかという問題になる。

適菜 ファシズムやナチズムもポピュリズムの一形態ですね。大衆を釣るためにはカネの問題も絡んでくる。

 1996年の衆院選で、新進党は「国民との5つの契約」を示しました。その前年まで小沢は消費税10パーセントへの引き上げを唱えていましたが、選挙前になると消費税3パーセントの据え置きを約束。しかも、財源に触れずに18兆円もの減税を約束します。

 民主党時代も、2013年度までに16兆8千億円の財源を生み出すとデマを流した。

 問題はこうした情報が報道されなかったことではなく、十分報道されていたにもかかわらず民主党が政権を取ったことです。


 ◇ 普通選挙はもう止めよう

呉 俺は普通選挙を止めて、選挙権を免許制にしたほうがいいという原稿をある雑誌に書いたんだ。

適菜 少なくとも、参議院では民主選挙をやってはいけないはずなんですよ。 

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/40056
 

◆ 呉智英 × 適菜収 【第2回】「フランス革命は、市民革命でもなんでもない」
(現代ビジネス,2014.08.13)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/40057
 

◆ 呉智英 × 適菜収 【第3回】「国民主権というフィクションはなぜ生まれたのか」
(現代ビジネス,2014.08.15)

適菜 関西の右派系市民グループが、幹部らの相次ぐ逮捕により解散に追い込まれたのですが、「朝鮮人は呼吸するなーっ!」などと街宣活動を行い、関係ない人にも暴力をふるっていたと。

 左翼のデモも同じですね。集会やデモを行う市民団体が毎回のように参加者数の水増し発表をしていますが、要するに数に頼るというのは反知性なんですよ。
 
呉 数に頼るどころか、マボロシの数に依拠しているんだね。

適菜 誰もが発言できる世の中は、あまりいい世の中ではありません。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/40086
 

◆ 呉智英 × 適菜収 【第4回】「『活動的なバカ』が一番危険」
(現代ビジネス,2014.08.20)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/40087
 

◆ 呉智英 × 適菜収 【第5回】「保守も革新も、右翼も左翼も問題は知性の欠如」
(現代ビジネス,2014.08.22)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/40093

http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/546.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 菅政権の失敗続き…29道県ステージ4の“緊急事態予備軍”に(日刊ゲンダイ)





菅政権の失敗続き…29道県ステージ4の“緊急事態予備軍”に
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/283847
2021/01/15 日刊ゲンダイ


危機感があまりにも薄弱(13日、「緊急事態宣言」を11都府県に拡大することを会見する菅首相)/(C)JMPA

「国民の命と暮らしを守る」――。言葉だけが空回りだ。菅政権は13日、緊急事態宣言の対象地域拡大を決定。これで対象は11都府県。菅首相は全国拡大に後ろ向きな様子をにじませているが、悠長に構えている余裕はない。「緊急事態予備軍」は1道28県にも及ぶのだ。

  ◇  ◇  ◇

【写真】この記事の関連写真を見る(10枚)
【写真】この記事の関連写真を見る(09枚)

 菅政権が追加した対象地域は、国が定めた感染状況を示す指標で最も厳しい「ステージ4」(爆発的感染拡大)に相当する。その理由から菅首相いわく、「全国への拡大を防ぐため」に拡大へと踏み切ったが、足元の数字を見ると、見通しが甘過ぎる。


感染拡大は全国各地で広がっている(広島市本通り商店街=右、2020年10月撮影)/(C)日刊ゲンダイ

「全国拡大」には及び腰

 厚労省の「都道府県の医療提供体制等の状況」(8日更新)を基に、宣言の対象地域となっていない「ステージ4」相当の地域をまとめた(表)。宮崎は6指標のうち4つがステージ4に相当。群馬、滋賀、沖縄の3県は、3指標がステージ4に達し、富山、三重、広島、愛媛、長崎、熊本の6県は2指標が超えた。

 宣言の対象地域となった岐阜、愛知、京都もステージ4に達しているのは6指標のうち4つ。同じく対象となった兵庫は、ステージ4相当は3指標にとどまる。

 1つの指標がステージ4に抵触する地域を合わせると、「緊急事態予備軍」はナント、29道県。うち25県は「新規感染者数の前週比」が1以上だ。しかも、2つ以上の指標がステージ4超えの10県のうち6県(群馬、三重、滋賀、愛媛、熊本、長崎)では8日以降、過去最多の新規感染者数を更新している。つまり、感染拡大は全国各地で広がっているのだ。

 ところが、政府はこの期に及んで宣言の全国拡大には及び腰だ。「私権制限が伴うものは必要最小限にすべき」(コロナ担当の西村康稔経済再生相)とアレコレと理由をつけているクセに、菅首相は13日の会見で「対象地域以外でも、飲食店の時間短縮などの措置を講じる場合、国として対象地域と同じ支援を行う」とブチ上げた。だったら、先手先手で宣言の全国拡大に踏み切ったらどうか。

旧日本軍の戦術と同じ

 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)がこう指摘する。

「菅政権のコロナ対策は大戦中の旧日本軍と同じ、逐次投入戦術です。日本軍は戦力を出し渋り、大敗しました。菅政権も場当たり対応を繰り返し、後手に回っています。経済を少しでも回したいから感染拡大防止を徹底できず、結局、感染が広がる。こんな失敗を昨年から繰り返しています。菅首相は『様子を見ながら判断』とよく口にしていますが、感染拡大の数字より、支持率で頭がいっぱいなのではないか」

 同じ失敗を繰り返す菅首相こそ、「国民の命と暮らし」を脅かしている。




http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/547.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 菅政権の特措法・感染症法“罰則”案が酷い 調査拒否・虚偽報告に懲役刑も…片山前知事も「国会で118回嘘はお咎めなしなのに」と批判(リテラ)
菅政権の特措法・感染症法“罰則”案が酷い 調査拒否・虚偽報告に懲役刑も…片山前知事も「国会で118回嘘はお咎めなしなのに」と批判
https://lite-ra.com/2021/01/post-5764.html
2021.01.17 特措法・感染症法の改正案が酷い 嘘の申告した感染者には懲役も リテラ

    
    首相官邸HPより

 ついに明日18日から通常国会が開かれるが、この感染拡大状況を招きながら、菅義偉首相はここにきてその本性をあらわにしてきた。申請期限を少し延ばしただけで「持続化給付金」や「家賃支援給付金」を打ち切り、追加の補償策や困窮者への支援策をほったらかしにしているというのに、特措法や感染症法の改正による「罰則」の強化を打ち出してきたからだ。

 菅首相といえば、官僚やメディアを恫喝によって従わせるという“強権性”によってここまでのし上がってきたが、ついに国民をも罰則で恫喝しようというのである。

 しかし、法改正によって目論む罰則の数々は、そのいずれもが政治の責任を放棄した、滅茶苦茶なものだ。

 たとえば、政府の特措法改正案では、緊急事態宣言の前段階で対策を講じるための「予防的措置」(仮称)を新設し、飲食店や施設などに対して営業時間の変更などを要請・命令できるようにするというが、これに応じない事業者には「予防的措置下では30万円以下、緊急事態宣言下では50万円以下」の行政罰を設けることが検討されているという。

 つい最近まで税金を使って「『GoToイート』で外食をしよう!」と大々的に展開していたというのに、急に手のひらを返して「飲食の感染リスクが高い」などと言い出し、夜8時までの時短営業を要請しながら「昼のランチも控えて」と支離滅裂なことばかりを言っている。普通に考えて、「夜だけではなく朝も昼も危ない」と言うのなら時短営業ではなく休業を要請し、それに見合った十分な補償をおこなうのが筋だ。

 ところが、特措法改正の政府案では、要請に応じた事業者への支援は「国・自治体の努力義務」にとどまっている。ようするに、自分たちは支援するもしないも「努力」でよくて、事業者には過料の罰を与えるというのである。

 対策としてやるべきこともやらずに、一方的にムチだけは振るう──。この、政府としての責任を棚にあげた罰則は、これだけではない。

 感染症法の改正案では、保健所の調査を拒んだり虚偽の回答をした者や、入院勧告に従わない患者に対し、「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」の刑事罰を設ける方針だというからだ。

■罰則案にネット上でも「検査も入院もできない人がこんなにいるのに?」と批判

 この罰則案に対しては、ネット上でも「検査したくてもできない人がこんなにいるのに?」「入院すべき人が入院できない状況なのに?」という指摘が巻き起こっているが、あまりも当然すぎる反論だろう。

 まず、「保健所の調査を拒んだり嘘をついたら刑事罰」というが、13日の会見で記者から「保健所の調査の回答拒否や虚偽回答が実際どれぐらいあるのか、また、どれほど深刻な問題かを裏付けるような具体的な数字を示してもらいたい」と追及された際、菅首相は「具体的には承知しておりません」と言い放った。根拠もないのに刑事罰を設けるなどと述べているのである。

 だいたい、現状は市中感染が広がったために感染経路不明者が増加し、首都圏では保健所の調査が簡略化される方針だ。政府はクラスター追跡を「日本モデル」などと自画自賛してきたが、その「日本モデル」とやらに実効性を持たせたいのなら、まずは感染者に増加の傾向が出てきた初動でしっかり対策を打つこと、さらに保健所機能の強化のための支援に力を入れるのが先決だ。実際、第1波の際、アメリカのニューヨーク州では大規模な市民への無料検査と同時に、濃厚接触者の追跡(トレーシング)にも力を入れ、この追跡をおこなうための「トレーサー」を育成、新たな仕事を生み出した。こうした取り組みもなく罰則だけ設けても、うまくいくはずがない。むしろ「刑事罰を受けるかもしれない」という恐怖から、感染の疑いを感じても相談・受診しないという人を生み出し、さらに感染を拡大させる可能性すらある。

 いや、そもそも菅政権は「説明拒否や嘘をついたら刑事罰」などということを言える立場にない。15日放送『ひるおび!』(TBS)では、片山善博・前鳥取県知事が「国会で118回も嘘ついた人がいるじゃないですか。何のお咎めもないじゃないですか」「上の人がそんな自堕落なことをしていて、弱い庶民がちょっと嘘をついたら刑事罰なんていうのは、法治国家としてバランスを欠いていると私は思います」と安倍晋三前首相の問題を取り上げて一刀両断していたが、まさしくそのとおりだ。

 入院勧告に従わない患者に対する刑事罰も同じだ。この1年、さんざん医療提供体制の不備が指摘されながら強化してこなかった安倍・菅政権による失策のツケが回り、その結果、いまは入院するべき状態の患者が入院できず、入院待機中に死亡するという事例が相次いでおこっている。政府の怠慢の末に見殺しになったと言ってもいい状況だが、いまやるべきは「入院を拒否すれば刑事罰」などということではなく、必要な人が必要な医療を受けられる正常な状況をつくることなのは言うまでもない。

■医療機関に責任転嫁を始めた菅政権! 減収補填しないで協力要請拒否の医療機関の実名公表へ

 しかし、この医療体制の強化においても、それを放置してきた菅首相は強権性を剥き出しにしている。病床確保のために、医療機関への協力要請を現行の「要請」から「勧告」に強め、応じない医療機関名を厚労相や都道府県知事が公表できるようにするというのである。

 最近では「コロナ患者を受け入れない民間病院が悪い」「医療逼迫は民間病院のせい」と民間病院が攻撃に晒されているが、病床不足の現状は民間病院の責任ではまったくなく、すべて国の失策にほかならない。実際、田村憲久厚労相も「(病床の確保を)地域医療計画に盛り込み、準備、訓練も含めてしておくべきだった」と口にしている。

 しかも、民間病院がコロナ患者を受け入れるには、感染者用の病棟・病室の準備、一般診療・手術・入院患者数の縮小、医師や看護師の体制強化など、整備に時間も金もかかる上、ノウハウ不足から院内感染やクラスターが発生するリスクも高く、そうなると一般患者が減るなどの打撃も受ける。政府は現在、患者を受け入れた医療機関に対して1床あたりの補助金を打ち出しているが、それでは不十分であり、まずは減収補填を約束した上で補助をおこなうべきだ。

 だが、そうした補償策を置き去りにしたまま、「勧告を拒否したら名前を晒す」と恫喝するだけ。政府は時短営業に応じない飲食店についても店名を公表できるよう臨時閣議で特措法の政令を改正したばかりだが、ようするに、菅政権はいまだに必要な対策をとろうともせず、そればかりか名前を晒すことによって「協力しない“非国民”」認定をおこない、「自粛警察」のような攻撃をけしかけ、批判対象を政権から飲食店や医療機関にスライドさせようとしているのだ。

 第1波の際にも患者やその家族、医療従事者、自粛期間中に営業した店などへの攻撃が多発し、患者の自宅に石が投げ込まれる、クラスターが発生した大学に「火をつける」という脅迫電話やメールが殺到する、営業する店をネット上に晒し上げるなどの問題が起こった。このような分断・攻撃を生まない対策を打ち出すのは政府の責任だというのに、むしろ「私刑」を横行させようとしているとしか思えない。

■医学系136学会が加盟する団体は「感染者個人に責任を負わせる」と反対声明

 悪いのは政府ではなく協力しない市民のほうだと責任を転嫁する。これは、保健所への調査拒否・虚偽報告や入院拒否患者への罰則も同じだ。

 医学系136学会が加盟する学術団体である「日本医学会連合」は、これらの罰則を新たに設けようとする感染症法の改正に反対する声明を発表。かつて結核やハンセン病の患者・感染者の強制収容が法的になされ、重大な人権侵害が起こったことに言及し、〈現行の感染症法は、この歴史的反省のうえに成立した経緯があることを深く認識する必要があります〉と指摘。こうつづけている。

〈性感染症対策や後天性免疫不全症候群(AIDS)対策において強制的な措置を実施した多くの国が既に経験したことであり、公衆衛生の実践上もデメリットが大きいことが確認済みです。〉

〈入院措置を拒否する感染者には、措置により阻害される社会的役割(たとえば就労や家庭役割の喪失)、周囲からの偏見・差別などの理由があるかもしれません。現に新型コロナウイルス感染症の患者・感染者、あるいは治療にあたる医療従事者への偏見・差別があることが報道されています。これらの状況を抑止する対策を伴わずに、感染者個人に責任を負わせることは、倫理的に受け入れがたいと言わざるをえません。〉

 過去の結核、ハンセン病、エイズ患者・感染者に対して繰り広げられた差別事件への反省と教訓、そしてSNSの発達という時代状況を踏まえれば、権力側が対策をとるにあたって最重要視しなければならないのは、患者・感染者をあらゆる意味で守ることにほかならない。しかし、肝心の補償やプライバシー・人権の保護といった根本的な対策をとらず、逆に「公衆衛生の実践上もデメリットが大きい」と指摘されるような、個人に責任を負わせようという罰則を打ち出す──。「自助」どころか、ついには患者や協力に応じない側に失敗の原因があるのだと押し付けようというのである。

 十分な補償・支援策、人権侵害が起こらないようにする配慮、そして政府がおこなおうとする感染防止対策や医療提供体制の強化について情報の透明性を確保し、国民に向けてしっかりと説明をおこなう。これらがあってはじめて国民への協力を仰ぐべきだが、それをすっ飛ばし、罰則でどうにかしようとは、これでどうやって政府を信頼しろというのだろうか。

 当然、菅首相によるこの「罰則」という国民への責任転嫁策は、けっして許すわけにはいかない。だが、明日からの国会において野党が改正案に反対すれば、またぞろ「この緊急時に野党は足を引っ張る気か」などという声が必ずや出てくる。それを利用して、菅政権は押し通そうという算段なのだろう。だからこそ、必要なのは世論の反発だ。明日以降、本サイトでも責任放棄の改正案の審議を注視していくつもりだ。

(編集部)



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/548.html

記事 [政治・選挙・NHK278] PCR費用対効果否定厚労相の重罪(植草一秀の『知られざる真実』)
PCR費用対効果否定厚労相の重罪
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2021/01/post-8b44c5.html
2021年1月17日 植草一秀の『知られざる真実』


昨年12月6日付ブログ記事
「PCR2900円なら1億人でも2900億円」
https://bit.ly/3syIVji

メルマガ記事
「政府がコロナ対策で果たすべき五大責務」
https://foomii.com/00050

に政府が果たすべき五大責務を

1.検査の徹底的拡充

2.陽性者の行動抑止、

3.正確なコロナリスクの周知、

4.すべての国民の生活保障

5.重篤化リスクの高い人の保護

と記した。

経済対策は、すべての国民の生活保障を基軸にするべきだ。

生活保障とは所得保障のこと。

所得が保障されれば、その所得が支出につながる。

その支出が生産活動を支えることになる。

経済活動を支援するには、すべての国民の所得を保障することが最も適正だ。

上記の五つの責務のうち、1番目と2番目が「検査と隔離」。

この「検査と隔離」こそ感染症対策の基本である。

田村憲久厚生労働相が1月14日のBSフジ番組で次のように述べた。

「検査はやればやるほどいいと私も思います。

ただ税金で行う以上費用対効果の問題がある。国家体制が違うから、中国のように強制して一斉に行うことはできない。

すると費用対効果はあまりよくない。

アメリカは2億回ほど検査を行っているはずだが、あのような状況。」

米国で検査が多いのに死者が多数であるのは、米国の医療費がべらぼうに高く、多数の米国民が十分な医療を受けられないことが最大の背景だ。

田村厚労相は「費用対効果」が悪いから検査をしないと主張した。

その「費用対効果」の費用として、何を計上しているのか。

その算出根拠を明らかにしなければ話にならない。

日本ではPCR検査を1回3万円から4万円の法外価格で実施しているケースがある。

政府が支出しているPCR検査の単価を公表させる必要がある。

1回3万円の検査なら1億回実施して3兆円になってしまう。

しかし、1回2000円なら1億回で2000億円だ。

民間企業が1回2000円で検査を提供しているのだから、1回2000円で検査を実施することは十分に可能。

広く検査を実施して陽性者を明らかにする。

この陽性者が感染を拡大させないように、宿泊療養施設での隔離を行う。

この措置が感染症収束に決定的に重要だ。

基本をおろそかにしてきたのが安倍内閣と菅内閣。

検査の「費用対効果」が悪いと言って二内閣が実行してきたのがGoTo。

政府が血税を投入して感染拡大を推進してきた。

11月3連休の前にGoToを全国一時停止にしなかった代償はあまりにも大きい。

菅義偉首相は12月27日までGoToトラベルを推進した。

11月16日に全国の新規陽性者数が初めて2000人を超えた。

コロナ分科会からは「英断を心からお願い申し上げる」とまで言われた。

ところが、菅首相は進言を無視して12月27日までGoToトラベルによる感染拡大を推進した。

その結果としての感染爆発だ。

いま何が起きているのか。

コロナ感染が確認されながら、宿泊療養施設への収容、入院の措置を取ることができず、自宅に放置されている感染者が7000人に達している。

ここから、何の手当ても受けられずに死亡する事例が相次いでいる。

菅コロナ大失態がもたらした惨事だ。

安倍内閣は1年前のコロナ感染症問題が表面化した時点から、現在まで、一貫して検査抑制を続けてきた。

検査利権ムラの利権だけが優先されてきたの。

安倍内閣、菅内閣の政策破綻の責任が厳しく問われなければならない。



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/549.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 菅政権の経済政策に専門家から批判殺到 トヨタ社長もダメ出し(NEWSポストセブン)
菅政権の経済政策に専門家から批判殺到 トヨタ社長もダメ出し
https://www.news-postseven.com/archives/20210116_1628204.html?DETAIL
2021.01.16 11:00 NEWSポストセブン 週刊ポスト2021年1月29日号


菅政権の経済政策に各方面から厳しい視線(写真/共同通信社)

 後手後手に回ったコロナ対策で菅政権が窮地に陥っている。菅義偉・首相は「感染拡大防止と経済の両立」を掲げたが、その対応には、政府のコロナ分科会の経済専門家からも公然と批判が出ている。

 経済学者の小林慶一郎氏(東京財団政策研究所研究主幹)は毎日新聞(1月9日掲載)のインタビューでこう指摘している。

〈勝負の3週間が始まった11月に強い策をやって12月上旬までに感染者が減り、年末年始の催しが一定程度可能となっていれば、経済的な損失も少なかったはずだ。「Go To」を進めることで外食や旅行に進んで行くべきだというメッセージになり、経済活動を活発にさせる流れとなって、人々が感染にあまり注意を払わなくなった側面はあると思う〉

 安倍晋三・前首相のブレーンも菅政権の経済政策に異議ありという。元財務官僚で安倍政権の内閣官房参与を務めた本田悦朗・元駐スイス大使が語る。

「財政資金を使って旅行・外食の需要を喚起するGo Toキャンペーンを実施すると、ほぼ確実に感染が拡大します。需要喚起には国民が移動し、接触するのが普通だからです。そのため安倍政権の閣議決定では、Go Toキャンペーンは感染収束後に実施されるべき政策とされていた。

 感染防止と経済を回すことはトレードオフ(二律背反)の関係にあり、両立を目指す菅政権の政策は不可能を強いるもの。だから“二兎を追う者は一兎をも得ず”になっている。経済を回すには一刻も早く、感染封じ込めを優先する必要があります」

 経済界からは、感染対策の失敗を機に菅政権の「カーボンニュートラル」(*注)などの経済政策にも批判があがり始めた。

【*注/二酸化炭素の排出量と吸収量とがプラスマイナスゼロの状態になること。菅政権は2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすると宣言】

 日本自動車工業会会長の豊田章男・トヨタ自動車社長は政府が2030年代にガソリン車の新車販売をなくすことを検討していることに対し、会見(12月17日)で「自動車業界のビジネスモデルが崩壊してしまう」と懸念を表明。電気自動車(EV)は製造や発電段階で多くの電力を消費し、火力発電の割合が高い日本ではEV製造がCO2を多く排出すると指摘した上で、「国のエネルギー政策の大変革なしに達成は難しい」と厳しい言い方をした。


安倍晋三・前首相も菅政権の施策には異議ありという(時事通信フォト)

 経済界の大立者が首相の政策に真っ向から注文をつけるなど近年なかったことだ。経済ジャーナリスト・福田俊之氏が語る。

「企業の経営トップは重要なことは必ず自ら決断する。しかし、菅首相は感染対策は専門家任せ、景気対策、成長戦略はブレーンの言いなり。企業トップの多くは、リーダーとして決断力に欠け、頼りないと見ている。カーボンニュートラルはそんな菅首相が打ち上げた人気取りのスローガンだが、自動車をはじめ多くの産業にとっては死活問題になる。豊田社長としては、首相がどこまで本気なのかを確かめる狙いもあって、ガツンと言ったのではないか」

 リーダーシップなき首相は経済界にとっても“お荷物”でしかない。



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/550.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 尾身会長「系列病院」にコロナ患者受け入れ“後ろ向き”疑惑(日刊ゲンダイ)





尾身会長「系列病院」にコロナ患者受け入れ“後ろ向き”疑惑
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/283949
2021/01/17 日刊ゲンダイ


険しい表情で訴える場面が多いが…(C)JMPA

 自ら範を示すべきではないか。厚労省はコロナ患者用の病床確保に向け、国や都道府県知事が病院などに患者受け入れを勧告できるよう、感染症法を改正する方針だ。同省は、勧告に従わない場合、病院名などを公表することも視野に入れている。そうした強硬手段が浮上している一方、政府のコロナ対策の前線に立つ人物が運営する病院が、“コロナ患者の受け入れに後ろ向きなのではないか”と疑われているのだ。

都内に1500床以上はあるが…

 疑問視されているのは、政府の感染症対策分科会の尾身茂会長が理事長を務める、独立行政法人「地域医療機能推進機構(JCHO)」だ。全国に傘下の57病院が存在する。

 都内には「東京蒲田医療センター」「東京高輪病院」「東京新宿メディカルセンター」「東京山手メディカルセンター」「東京城東病院」の5つの傘下病院がある。5病院で計1532床ある。ところがコロナ患者用の病床はごくわずか。「週刊新潮」1月21日号によると、5病院でコロナ患者用病床は、たったの計84床。受け入れ患者数も同57人という少なさなのだ(いずれも1月6日時点)。

 日刊ゲンダイにも昨年末、関係者から「東京城東病院」を除く4病院のコロナ患者用病床数と受け入れ患者数の内部情報がもたらされた。4病院計1415床のうち、コロナ病床数は計84床。12月21日時点で受け入れ患者数は41人だったという。いずれにしろ、その規模に比べてかなり少ないのだ。

JCHOに問い合わせると…

 都内では、入院・療養先が決まらない「調整中」の感染者が7046人もいる。病床使用率は8割を超えている。

 さらに、都立3病院は実質的な「コロナ専門病院」になる予定だ。感染症対策の前線に立つ尾身会長がトップを務めるJCHO傘下病院こそ、積極的にコロナ患者を受け入れるべきではないのか。JCHOに問い合わせると、「地域に求められる医療推進のため、自治体と調整して運営している」(医療担当部)とし、「個人情報につながりかねないので、コロナ用病床数や受け入れ患者数は非公表」(同)と回答した。

 高千穂大教授・五野井郁夫氏(国際政治学)はこう言う。

「『コロナ専門』になることが決まった都立病院では、転院を余儀なくされる患者が出ています。それほどの状況なのに、尾身会長が関わる病院は受け入れが少ない。なぜ受け入れ状況に偏りがあるのか、行政は理由を明確に示すべきです。でなければ、政府に近く発言力が強い病院は対象から外れ、弱い病院が恣意的に対象に選ばれると勘繰られても仕方ありません。国民の命がかかっているのですから、政府や都は説明責任を果たさねばなりません」

 尾身会長は最近、会見で「医療現場の皆さんは疲弊して限界にきている」と険しい表情で訴えている。自らが運営する病院をコロナ専門病院にできない理由があるなら、国民に説明すべきだろう。



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/551.html

記事 [政治・選挙・NHK278] コロナ危機に瀕する今の日本において、国民にとって最大の不幸は、シナリオ発想力が皆無の人物が国家リーダーを務めている点にある(新ベンチャー革命)
コロナ危機に瀕する今の日本において、国民にとって最大の不幸は、シナリオ発想力が皆無の人物が国家リーダーを務めている点にある
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/8908527.html
新ベンチャー革命2021年1月17日 No.2734


1.今の菅政権下の日本政府のコロナ対策があまりにひどすぎて、国民の不満がだんだん、怒りに変わりつつある

 昨年9月、菅氏が首相になって、早4か月となりますが、国民を苦しめ続けているコロナ禍に対する対策が後手後手であり、国民の菅政権に対する不満が高まる一方です。そして、それは今や、怒りに近いものとなっています。そのような感情は、筆者個人も同じです。

 あの菅氏が冷静に自己評価(ベンチマーキング)できていたら、これ以上、国民に迷惑をかけてはいけないと自覚して、総理辞任のタイミングを探るはずですが、どうも、彼は全く能天気であり、国民の苛立ちにすら気付いていません。このことから、70代の彼には少しボケが入っているのではないかと疑われるほどです。

2.菅氏のこれまでの挙動からわかること、それは、彼にはシナリオ発想力が乏しいというか、欠如している点である

 あの菅氏のコロナ対策に関する記者会見のスピーチなどから、彼のレベルがよく見えてきました。

 菅氏という人物は、国家リーダーとして必須のシナリオ発想力が極めて乏しいというか、まったく欠如しているのではないでしょうか。

 この現状はまさに、コロナ危機にある今の日本の国家リーダーとして失格です。

 ちなみに、この場合のシナリオ発想力とは、近未来の日本の状況に関し、いくつかのシナリオを描いて、複合的、多面的に想像する能力です。

3.国家危機に立ち向かう国家リーダーに必須の能力は、シナリオ発想力である

 コロナ禍の日本はまさに、国家危機の真っ只中にあります。こういうときこそ、国家リーダーには、シナリオ発想力が求められます。

 このシナリオ発想力を磨くには、シナリオ戦略論を修得する必要がありますが、この分野の専門家の一人が、ピーター・シュワルツです(注1)。

 彼はすでに、今のコロナ禍(パンデミック)を予測しています(注2)。

4.国家危機にある今の日本で首相を務めるには、シナリオ戦略論を修得する必要がある

 今の菅氏の一連の挙動を観ていると、彼がシナリオ戦略論を修得しているとはまったく思えません。

 今の自民党の政治家で、シナリオ発想力を身に付けた人物がいるかどうかは不明ですが、少なくとも、今の菅氏にはそのような能力が身に付いていないのは明らかです。

 このザマでは、国民はいつまで経っても、コロナ禍の泥沼から抜け出ることはできないでしょう。

 このような日本の現状は、隣国・台湾などと比べても、格段に見劣りします。

 しかしながら、肝心の菅氏は、自分が不適格リーダーであることすら自覚できていないと言えます。

 さて、今の日本において、大手マスコミの世論調査に協力する国民で、いまだに、菅内閣を支持できると答えている人はマジに大反省すべきです。

注1:ピーター・シュワルツ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AF%E3%83%AB%E3%83%84

注2:本ブログNo.2693『新型コロナウイルス・パンデミックで東京オリンピックの延期に追い込まれた電通は不正招致がばらされて苦境に陥るか』2020年9月23日
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/7514846.html



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/552.html

記事 [政治・選挙・NHK278] <卑劣な政権の責任逃れ>コロナ非協力 店名、病院名公表のえげつなさ(日刊ゲンダイ)

※2021年1月16日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大



※2021年1月16日 日刊ゲンダイ2面




※文字お越し

 今の日本の状況は「コロナ禍」というよりも「政治禍」と呼ぶ方が正しいのではないか。厚労省は15日の専門家会議で、入院を拒否した新型コロナウイルス感染者に対して罰則を求める案を提示。18日召集の通常国会にこの規定を盛り込んだ感染症法改正案を提出する見通しとなった。

 会議で具体案は示されなかったものの、現在、「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」や、保健所による積極的疫学調査に協力を拒否した場合に「6月以下の懲役か50万円以下の罰金」とする案が浮上しているという。だが、これらは罰則ありきと言ってもいい愚策としか言いようがない。

 そもそも入院したくても受け入れ先がなく、自宅療養を強いられている現状の改善策を考えるのが先だろう。それに時間とカネに余裕のある感染者ばかりではないのだ。入院によって大幅な収入減を余儀なくされた場合の補償はどうするのか。乳飲み子を抱えた共働き夫婦がそろって感染したら子供は一体、誰が面倒を見るのか。ひとり親を介護している人が感染した場合はどうなるのか……。それぞれの家庭が抱える事情は千差万別であり、そうした課題を何ら議論しないまま罰則規定だけを強めても従わないし、意味がないのは子供でも分かるだろう。医療系の136学会でつくる日本医学会連合が「倫理的に受け入れ難く、感染抑止も困難になる」と反対する意向を示し、日本公衆衛生学会や日本疫学会が「罰則は適切でない」とする声明を出したのも当然だ。

病床削減を進めてきたのは安倍・菅政権

 政府はまた、全国的に逼迫する新型コロナ患者用の病床確保に向け、同改正法で国や都道府県知事が病院などに患者受け入れを勧告できるよう検討しているという。

 現在の受け入れ要請を勧告に強め、正当な理由なしに勧告を拒否した場合は医療機関名を公表するというのだが、これも支離滅裂だ。

 そもそも今のように病床数が足りない状況を招いたのは、2025年度までに全国の急性期病床を約20万床減らす方針を打ち出した安倍・菅政権ではないのか。昨年度から「地域医療構想の実現を図るための病床機能再編支援」と称し、各地域病院の統廃合のほか、病床の数を削減すると1床当たり114万〜228万円を支給してきた。

 コロナ禍でこの方針の凍結や見直しが検討されるかと思いきや、21年度予算でも195億円が計上されたのだから何をかいわんや。

 医療機関に対して「病床を減らせば補助金を出す」と迫りながら、今度は「受け入れろ」「受け入れを拒否したら名前を公表するゾ」――なんて恫喝以外の何物でもない。政府方針に従って病床削減を進めてきた医療機関ほど怒り心頭だろう。タダでさえ疲弊している医療現場を、ますます混乱させるだけ。政治は何もやらず、国民にはひたすら自粛を強要し、従わなければさらし者という“イジメ”手法はどう見てもおかしいだろう。弁護士の小口幸人氏(南山法律事務所)がこう言う。

「昨春の宣言発令時には罰則規定を設けなくても国民は政府方針に従い、コロナの感染拡大も抑えられていた。それが今、罰則規定を設ける必要に迫られている原因が何かと言えば、政府が対策を講じてこなかったからです。無為無策の政府が、感染拡大してきたからといって慌てて罰則を言いだすのは国民感情としては受け入れがたいでしょう。罰則規定を作るのであれば、政府がまず、これまでの対応を国民に謝罪し、きちんと責任を取るべきです。そうでなければ罰則規定が出来ても効果が上がるとは思えません」

コロナ禍に乗じて私権を制限する権力を握りたいのが菅政権の本音

 政府・与党は改正特措法でも罰則導入に前のめり。飲食店などに営業時間短縮を命令できるようにし、拒んだ場合は店名公表や行政罰の過料を科すことを検討しているというが、そうなったら昨春のパチンコ店のように名前が公表された店が誹謗中傷されたり、「自粛警察」が押し掛けたりするのは容易に想像がつく。社会の分断をあおるきっかけになるのは間違いなく、あちこちで乱闘騒ぎが起きたり、最悪の場合、死傷者が出たりする可能性もあるだろう。

 もはや都市部だけでなく、全国的に市中感染が広がっている状況では、今の政府・与党の罰則ありきのえげつない対策では感染抑止にはつながらない。数十万あるとみられる飲食店名をいちいち公表したところで意味がないのだ。

 抑止効果に実効性を持たせるために何よりも重要なのは、国民に危機感を共有してもらうこと。政府自身がふんどしを締め直し、覚悟を決めてコロナと対峙し、全力で対策に取り組む以外に方法はない。

 罰則や制裁措置といった強権的な手法を取るのではなく、欧州のように国民が政府方針に納得して従うような補償の充実といった政策が欠かせないのだ。

 そのためには一刻も早く国会を開き、私権制限につながる罰則規定についても堂々と議論すればいい。それなのに菅首相は国会も開かず、「感染拡大を絶対に阻止する」と言うばかり。議論も尽くさず、自分たちに火の粉が及ばないように責任逃れに終始しているからどうしようもない。繰り返すが、今のコロナ禍の惨状は、無責任とその場しのぎという安倍・菅政権の「政治禍」が背景にあるのだ。

「答弁を差し控える」を繰り返すポンコツ首相

 コロナの封じ込めに成功したと言われる国のトップは連日のように会見を開き、国民に感染抑止の徹底を訴え、あらゆる対策を講じている。

 ところが菅は違う。緊急事態宣言の再発令も対策もすべてが後手後手で、国民に訴えかける会見でも原稿を棒読みするだけ。ボロが出るのを恐れているのか質疑応答にも真正面から答えず、早々に打ち切ってしまう。安倍前首相は国会答弁で100回以上の嘘をついたが、菅は「答弁を控える」と100回以上も言っていたという。先頭に立って政策の陣頭指揮を執るべき立場の総理大臣が、国会で「答弁を控える」を連発しているのだから、コロナ対策が遅々として進まないのも当たり前だろう。

 もともと、マトモな政治信念もなく、政治家として不可欠な誠実さも欠いている――と評されていた菅の総理大臣就任に対し、与党内からは「地位は人をつくる」といった声も出ていたが、ポンコツはポンコツ。「答弁を控える」の本当の意味は、「私は政治家としても総理大臣としても能力不足なので答えられません」なのだ。

 そんな男が上から目線で国民に自助を求めているのだから冗談ではない。自助を口にするのであれば、まずは自分がコロナ対策戦略の前面に立ち、国民に向かって自分の言葉で丁寧に説明するべきなのは言うまでもない。

 ところが菅はコロナ分科会の尾身会長が同席した会見でも、政治判断が求められた説明を尾身会長にブン投げていた。結局、一事が万事この調子で、誰も腹を括ろうとしない保身ばかりの卑劣政権だからコロナ感染は拡大の一途になるのだ。

 立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言う。

「罰則規定は基本的人権の尊重を害するため、21世紀下の世界の民主主義国家の潮流は罰則なしです。やむを得ず規定を設ける場合は生活を保障する。そうでなければ人間は死んでしまいますからね。しかし、菅政権は生活を保障せず、罰則導入だけ。これも菅首相の言う自助なのかもしれませんが、対象となる国民は死刑宣告されたに等しいでしょう。そして菅政権の本当の狙いは、コロナ禍に乗じて私権を強く制限する権力を握りたいのではないか。そのためにダラダラと手抜きの対策を取ってきたとしか思えません」

 このままだと、国民の健康も財産も奪われ、社会も病んでいく。



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/553.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 棒読みでも発信したほうがいいのか/政界地獄耳(日刊スポーツ)


棒読みでも発信したほうがいいのか/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202101150000091.html
2021年1月15日9時39分 日刊スポーツ


★首相・菅義偉の対応が甘いと最近、自民党外交部会の声が大きい。12日、同部会は新型コロナウイルスの水際対策に関する会合を開き、一部の国とのビジネス往来が継続していることを問題視。部会長・佐藤正久は「新型コロナ変異種の予防措置で入国をとめているのに、ビジネス往来は例外になっている。政府の説明は二重基準で国民の理解を得ることは難しい」と厳しい。

★政府が入国を認めているのはベトナム、タイ、カンボジア、マレーシア、ミャンマー、ラオス、台湾、シンガポール、ブルネイ、韓国、中国(香港・マカオを除く)の11カ国・地域。確かに比較的コロナ制圧に成功している国ばかりだが、政府は昨年12月28日に条件付きで認めていた外国人の新規入国を一時停止していたものの、一転認めたことから部会が騒ぎ出した。部会の中には「春節の中国からのインバウンドを念頭に特別扱いしているのではないか」「党幹事長・二階俊博が関与しているのではないか」とGo To トラベル同様、政治的背景があるのではないかとの声も上がる。結局政府は14日から全面停止に戻した。

★13日、同部会は米トランプ大統領の支持者による連邦議会議事堂襲撃に対し明確なメッセージを出さなかったと批判を強めた。欧州では英国・ジョンソン首相が「トランプが襲撃をあおり、自由で公平な選挙結果に疑問を投げかけ続けるのは完全に間違いだ」と批判。ドイツ・メルケル首相は声明で「怒りと悲しみを感じた」とし、その一方、大統領のアカウントを永久停止したツイッター社に対して言論の自由という観点から「問題だ」と指摘している。フランス・マクロン大統領もビデオ声明で「1人1票という普遍の理念への攻撃だ」と非難した。部会では「同盟国としての立場を示す必要がある」との声が出た。首相は8日、記者の質問に「バイデン次期大統領の下で米国民が一致結束して歩んでもらいたい」と述べ、10日のテレビでは「民主国家の代表みたいに世界で思っているので、極めて残念だった」と述べるにとどまっている。まあ棒読みでも発信したほうがいいのか、心のこもらぬ発信ならやらないほうがいいのか。(K)※敬称略





http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/554.html

記事 [政治・選挙・NHK278] コロナ「重症者が少ない」が政権の自慢だったのが、今や重症者毎日更新(まるこ姫の独り言)
コロナ「重症者が少ない」が政権の自慢だったのが、今や重症者毎日更新
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2021/01/post-c14855.html
2021.01.17 まるこ姫の独り言


安倍首相、去年の春夏の頃は、コロナ感染で「重症者が少ない」としょっちゅう自慢していたし、安倍政権のよすがだったのだろう。

多分、日本だけは精神論で乗り切れると思っていたのではないか。

安倍は夏前には、「1カ月半でコロナを収束させた」と豪語し、麻生は「これが日本人の民度だ」と、自国を褒め他国を貶める発言を平気でしていた。

安倍や麻生にとっては、コロナは御しやすい相手だったのだろう。

大いなる勘違いだったが。

科学的なデータもそっちのけで何の根拠も示さず、コロナの感染力を侮り、自分の力でコロナは収束させたと思いこんでいたのが安倍政権だったわけで、そうなれば秋冬の対策はおざなりか、真剣に考えてこなかったのだと思う。

分科会だって、科学的な見地から政府に進言すればいいものを、なぜか政府に対して、最悪の状態を想定しての進言はしてこなかったと、私は思っている。

その間、巷では分科会を御用学者と揶揄してきた。

11月になってようやく分科会から厳しい意見が出るようになったように思うが、時すでに遅しの感が。

去年の末頃から、重症者が飛躍的に増え、今年に入って恐ろしい程の重症者数になってきた。

コロナを風邪の延長のように言ってきた麻生を象徴するように、アベスガ政権には未知のウイルスに対しての危機感がなかったことが、今に至って感染爆発に繋がっていると、私は思っている。

当時の厚生労働大臣だった加藤が、「今の事態はまったく予想していなかった」と言っていることからも、政府の認識は相当甘かったのではなかろうか。

謙虚さが一切ない、よい年した二世三世のボンボン爺さん、そして裏で官房機密費(税金)を自分の懐から出るかのように無尽蔵に使い、恫喝や圧力をかけて来た人間が表に出てきたが、この議員は口下手で原稿棒読みしか能がなく、今の危機的な状況を感知する能力もない事が、ますます日本の混迷を深めてしまった。

最後は、国民に自分達の無能のツケまわしで、国民や医療関係者を厳罰化して縛ることで政権を維持しているような政権のどこが良くて、まだ30%台の支持につながるのか、信じられない。

菅はワクチン接種が万能に思えているのか、ワクチン接種に大いなる希望を抱いているようだが、そんなに簡単にコロナが収束して五輪が開けるだろうか。

やっぱり、ここまでへ来ても認識が甘いのではなかろうか。



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/555.html

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 2021年1月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。