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2020年12月27日00時01分 〜
記事 [政治・選挙・NHK278] 俺を誰だと思っている。菅首相がNHKキャスターに凄んだ「前科」(まぐまぐニュース)
俺を誰だと思っている。菅首相がNHKキャスターに凄んだ「前科」
https://www.mag2.com/p/news/479723
2020.12.25 新恭(あらたきょう)『国家権力&メディア一刀両断』 まぐまぐニュース



武田良太総務相の度重なる受信料値下げ要求等々、菅政権のNHKに対する「圧力」が目に余る状況となっています。その裏にはどのような思惑が潜んでいるのでしょうか。今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では元全国紙社会部記者の新 恭さんが、菅首相が所信表明演説を行った夜に起きたある出来事とその後日譚を詳らかにしつつ、政権の「真の目的」を探っています。

受信料値下げ圧力を利用してNHKの報道に介入する菅首相

携帯料金と同じくNHKの受信料も、値下げに反対する人は誰もいないだろう。

公共の電波を割り当てる大元締めの武田良太総務相は、ことNHKに対して、すこぶる威勢がいい。

「NHKも考え直さなければならない点はたくさんある。余剰金の問題とか。コロナ禍において、家計の負担を減らす受信料の値下げから着手するのが公共放送としてのあるべき姿だ」(11月12日衆院総務委員会)。

頼もしい限りではないか。NHK改革に熱心だった高市早苗前総務相も本腰では踏み込めなかった受信料値下げを、菅首相の後ろ盾で果敢にやり遂げようという心意気とみえた。

それなら、この10月のような月100円足らずというのではなく、ドンと4割くらい値下げをと、期待したのだが、それもつかの間、武田総務相はこんなことを言い出した。12月17日、放送協議会運営委員会での講演。

「コロナを乗り切るまででも良い、自ら何かをやる気持ちがなければNHKは国民から厳しい審判を受ける」

この意味するところは、NHKはコロナが収束するまでの時限措置でもいいから受信料の引き下げを検討せよということらしい。

おやおや、早くもトーンダウンの気配。えらそうに言っても、とどのつまりは中途半端なところでおさめるつもりか。

いやまてよ。筆者の疑い虫が動き始めた。菅政権はどこまで本気で受信料値下げに取り組んでいるのだろうか。値下げ圧力の裏には、何か他の目的があるのではないか。

NHKが問題の多い組織であることは確かだ。たとえば、まるで税金のように国民から受信料を徴収して年間7,300億円を稼ぎ、利益は220億円、余剰金たるや3,700億円もあるというのに、他国と比較して高額な受信料にしがみつく。

しかも、「親方日の丸」の特権経営を許されていながら、子会社、関連会社、公益法人を多数擁するコングロマリットを形成。恒常的に下請け仕事をもらう配下の番組制作会社、出版社、ビデオ販売会社などが、巨利を積み上げている。

その強欲体質を問題視するのは当然のことだが、安倍政権以来の会長人事、経営委員会メンバーの人選をみていると、素直に、国民のためのNHK改革を進めようとしているとは、とても思えない。NHK改革に名を借り、高い受信料、多すぎるチャンネル数、儲けすぎ…洗い出せばきりがない改革課題をつきつけて締め上げることによって、言論を統制していこうとする意思が垣間見えるのである。

言うまでもなく、NHKは政府の広報宣伝機関ではない。国民から受信料を徴収し、市民社会の「公共」を守るために存在する。求められる「公平・中立」とは、あらゆる党派・主義に偏らないとともに、政府にも隷属しないということである。戦前のように国家権力が暴走することのないよう、市民の側から監視する。それこそが放送法に謳う「自律の保障」であろう。

それをいっさい理解しようとせず、政権のいいなりになるよう圧力をかけ続けてきたのが、安倍政権であったし、その中心にいて、恫喝まがいなやり方でマスコミの政府批判を封じ込めてきたのが、現首相、菅義偉氏である。

最近も、NHKの報道番組に出演した菅首相の凄みのある形相に局のスタッフが震えあがる瞬間があった。

10月26日、菅首相が所信表明演説を行った夜に生出演した「ニュースウオッチ9」でのことだ。有馬嘉男キャスターは、型通り、所信表明演説の中身について質問していったが、その当時、最もホットなテーマだった日本学術会議の任命拒否問題に触れないわけにはいかない。菅首相が嫌がることはわかっていたが、報道番組のつとめである。有馬キャスターは慎重に言葉を選んだつもりだった。

「学術会議の問題については、いまの総合的、俯瞰的、そして未来的に考えていくっていうのが、どうもわからない、理解できないと国民は言っているわけですね。それについては、もう少しわかりやすい言葉で、総理自身、説明される必要があるんじゃないですか」

菅首相の顔色が変わった。反政府的発言をしたから6人の任命をしなかったとは、口が裂けても言えないのだ。

「説明できることと、できないことって、あるんじゃないでしょうか。105人の人を学術会議が推薦してきたのを追認しろと言われているわけですから。そうですよね?」と、こぶしで机をたたくような仕草をして、有馬キャスターをにらみつけた。

これだけなら、一時的な苛立ちということで終わる。ところが、そうはいかなかった。「週刊現代」11月14日・21日号に、その翌日の出来事が書かれている。


報道局に一本の電話がかかってきた。

「総理、怒っていますよ」

「あんなに突っ込むなんて、事前の打ち合わせと違う。どうかと思います」   

電話の主は、山田真貴子内閣広報官。お叱りを受けたのは、官邸との「窓口役」と言われる原聖樹政治部長だったという。


菅首相が電話するよう指示したのだろう。第一次安倍内閣の総務大臣だったころからNHK改革を唱えてきた菅首相のこと、自分の思い通り、楽に答えられるインタビューでなければ我慢ならないようだ。

有馬キャスターが厳しい質問をぶつけたわけでも何でもない。あの時期、あの質問をしなければ逆にキャスターとしての資質が問われるに違いない。ごくふつうのことを穏やかな口調で聞いただけである。

それでも、菅首相は有馬キャスターを鋭い眼光でにらみつけた。2014年7月の「クロ現」生放送で、集団的自衛権行使容認について国谷裕子キャスターが質問したことに菅氏が激怒し、杉田官房副長官らの圧力で国谷キャスターの降板にまでつなげた剛腕は今も局内で語り草になっている。あたかも、俺を誰だと思っている、おぼえておれ、といわんばかりの形相を、有馬キャスターはどんな心地で見ていたのだろうか。

坂井学官房副長官が12月5日夜、ホテル内の飲食店で、熊谷亮丸内閣官房参与(エコノミスト)に語ったとされる以下の発言は、菅首相の考えを代弁したものであろう。

「所信表明の話を聞きたいといって呼びながら、所信表明にない学術会議について話を聞くなんて、全くガバナンスが効いていない」

これを聞いて思い出すのは、一昨年、かんぽ生命不正販売問題を真っ先に報じたNHKに対し、「ガバナンスが効いていない」と経営委員会に猛抗議して、会長に「厳重注意」をさせた日本郵政の上席副社長(当時)、鈴木康雄氏の傲然たる姿だ。

報道や制作の現場で、キャスターやディレクターが、会長ら経営陣の指図を受けず、表現や言論の自由を全うしようとするのはあたりまえのことである。会長らの介入をガバナンスと称し、それを報道機関に求めるのは心得違いも甚だしい。

もし、坂井副長官が望むように、質問の中身さえ、政治権力に縛られるとなれば、もはや報道機関とはいえない。

NHKは受信料大幅値下げをさっさとやって、遠慮なく菅政権に物申してもらいたい。

image by: 首相官邸

新恭(あらたきょう) この著者の記事一覧

記者クラブを通した官とメディアの共同体がこの国の情報空間を歪めている。その実態を抉り出し、新聞記事の細部に宿る官製情報のウソを暴くとともに、官とメディアの構造改革を提言したい。記者クラブを通した官とメディアの共同体がこの国の情報空間を歪めている。



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/209.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 安倍「説明責任を果たせた」この恥知らずは異次元の恥知らずだった(怒)(まるこ姫の独り言)
安倍「説明責任を果たせた」この恥知らずは異次元の恥知らずだった(怒)
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2020/12/post-3ced1f.html
2020.12.26 まるこ姫の独り言


安倍の能天気さは異次元の世界だ。

昨日の国会での説明も嘘の上塗りで安倍の厚顔無恥ぶりには誰もついて行けず、それでも説明責任を果たすことができたと本人だけはご満悦だ。

【速報】安倍前首相「説明責任を果たすことができた」 国会答弁終え
                 12/25(金) 17:23配信 TBS系(JNN)

>桜を見る会」の前夜祭をめぐり、国会に出席し、事実と異なる答弁を行ってきたことについて謝罪した安倍前総理が記者団の取材に応じ、「説明責任を果たすことができた」と述べました。

>「知りうる限りのことは全てお話をさせていただいたと思います。説明責任を果たすことができたのではないかと思っております」

>今後については、「国会議員として国家国民の皆様の期待に全力でこたえていけるよう全力を尽くしたい」として、来年の衆議院選挙に出馬する意向も示しています。


あんな無茶苦茶な説明で、誰一人納得していないのに安倍は勝手に自ら幕を下ろそうとしているそうとしている。

本人は「みそぎを済ませた」的な感覚なのか。



あれだけ国会を空転させて何百億円も安倍のために無駄遣いをして野党を振り回し続けたが、ここへきて国会で安倍の虚偽答弁についての説明は、語れば語るほどボロが出てくる。

秘書にすべての責任を擦り付けて、自分は秘書に騙されて答弁していたと言う安倍。

野党に質疑されたときにホテルに問い合わせたり、明細書を出すように指示したりすることはすぐにでもできたのに、しなかったと言う。

いくら総理の仕事が忙しくても指示することができないとは思えないが、これも安倍流。

これで説明責任を果たしたと言って議員辞職もせず、しかもまだ来年の衆議院選挙に出馬すると言う図々しさだ。



口では、責任を痛感しているとか、深く深く反省をしていると言い頭も下げたが、実際には何一つ心に響かなかった。

またいつもの口先だけで表面的に糊塗するだけだと多くの人は知っている。

釈明はゴマンとしていたが、辻元の質疑に対して「通告がなかった」と嫌味を言うあたりこの人の性根は何も変わっていない。

この人の「責任を痛感している」は世間一般の常識とは全く違う性質のものだ。

総理時代に、国会であれだけ費用も使い時間も無駄にさせたのに「責任を痛感している」で終わる人間だ。

認定されているだけで虚偽答弁を118回もして国会を愚弄・翻弄した来たことに対して、何一つ重大なことをしたという自覚がない。

これだけ、国民の迷惑を考えない人間だったら総裁選にも立候補するかもしれないな。。。。。

安倍は別に山口県在住の人間でもないのに、「郷土の誉れ」とか言って地元の有権者はまた当選させてしまうのだろう。

今年も、こんな無能な二世三世のアホボンが政治をリードして日本が衰退して行く図だった。

コロナ禍もあり、最悪の年だったな。



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/210.html

記事 [政治・選挙・NHK278] デタラメ悪自民より悪い 陰湿悪立憲・共産です 
デタラメ悪自民より悪い 陰湿悪立憲・共産です
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/51991166.html
2020年12月26日 自民党的政治のパンツを剥ぐ


@尖閣棚上げを黙契し日中国交しましたのが自民党です
長嶋・前原・野田が連合直参議員の時でした
CIA傘下の米国で長嶋議員は筋金入りの日米安保族です
自民党の日中友好路線を尖閣軍事対決路線に切り替えたのです
・野田議員は自衛隊出身議員です
・前原議員は尖閣戦争論者です

A消費税反対と演説し当選したら
・財務族 藤井議員に唆され 消費税増税仕掛けをし
財務大臣に東工大経済不勉強菅直人を人形として使い
党の反対大勢を一任詐欺でもぎ取り 悪魔増税をしました

B今回と真逆の検察がシロにクロペンキの小沢犯人仕立てを
・安倍花見と同じ検察マジックを100も承知なのに
枝野 社民福島 本人に説明責任とお墓の検察数珠をまさぐりながら
「小沢イッヒッヒ」の顔を隠さず言い続け
志位・以下共産党が 自民党の巨悪と訳わからないヘイト質問
を繰り返し
仙谷官房長官は
100%小沢検察陰謀みえみえなのに
「私は陰謀論に組しない」と口笛を吹くような笑顔でせせら喋り続けたのです

***

みなさん 
自民党の陰湿だけど バカ丸出しの政治と
立憲・共産のように
裏でコソコソ米国黒幕と手を組み
執行部一任で仲間を裏切り抹殺する
どちらが怖いでしょうか

その自民・立憲・共産から
村八分にされてるのが
れいわ新選組です

自民党から村八分にされそうなのが
石破さんです

小沢さんは苦汁を飲まされ続け年老いました
中村喜四郎さんしか頼れません

日本の政治状況は
ナベツネ生神に背中裏から掌握され
破滅寸前の政治状況なのです

***

日本国民は 村八分に快感を感じる民族です
中国と尖閣憎悪関係であるという意味は
中国が上がれば日本は下がるのです


この問題を解決するには 現状分析が必要です
その現状なのです




http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/211.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 安倍氏近づくな…衆院異例の文書配布「追従取材認めない」(日刊ゲンダイ)



安倍氏近づくな…衆院異例の文書配布「追従取材認めない」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283222
2020/12/26 日刊ゲンダイ


「説明責任を果たすことができた」のか(C)日刊ゲンダイ

「説明責任を果たすことができたのではないか」――と、ぬけぬけと記者団に語った安倍前首相。桜疑惑はまったく解明されていないのに、国会で“説明”したことでジ・エンドにするつもりだ。

「安倍サイドは、桜疑惑を幕引きにする腹です。もちろん証人喚問にも応じないし、記者会見も開かない。国民に説明したアリバイにするために、NHKと読売新聞の個別インタビューには応じるかもしれません」(自民党関係者)

 25日の国会も、マスコミは徹底的に排除された。通常、記者は国会の廊下で自由に取材している。マイクやICレコーダーを片手に国会議員を取り囲む取材が日常的に行われている。

 ところが、25日の午前中、衆議院の警務部から記者クラブに、<追従取材は一切認めない>との文書が届いたという。そのため、メディアは囲み取材ができなかった。参議院の警務部は前夜に、取材場所を制限する見取り図を配布している。いずれにしろ、自由に安倍前首相に近づくことを禁じた形だ。

 どうやら安倍前首相周辺は、24日、議員会館で記者会見した後、フリージャーナリストの横田一氏らから、「有権者への買収ではないですか」「公選法違反は明らかではないですか」「議員を辞めないのですか」と、廊下で厳しく問い詰められたことを苦々しく思っているらしい。

 衆議院警務部は、安倍前首相を厳しい質問から守るために<追従取材は一切認めない>という文書を配布したのか。

「もともと国会の廊下でのぶら下がり取材は認められていません。例年、通常国会が始まるときに文書を配布しています。今回は、取材が過熱する可能性があったので配っています」(衆議院警務部)

 25日は、安倍前首相の“動線”を確保するために、衆議院では衛視を増員したそうだ。



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/212.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 二階幹事長、なぜ総理を呼び出せるほどの権力者になったのか(NEWSポストセブン)
二階幹事長、なぜ総理を呼び出せるほどの権力者になったのか
https://www.news-postseven.com/archives/20201226_1624050.html?DETAIL
2020.12.26 16:00  NEWSポストセブン


一声で総理大臣をステーキ会食に呼びつけた二階氏(写真/AFP=時事)

 いまや自民党の“最高実力者”となった二階俊博・幹事長(81)。旅行代理店の全国組織・全国旅行業協会の会長を長年務める「観光業界のドン」としても知られ、菅義偉首相が独断で年末年始のGo Toトラベル全国一斉停止を表明すると、二階氏はその夜(12月14日)、芸能・スポーツ関係者らと開いた“ステーキ会食”に首相を呼びつけ、「二階さんの一声で総理が飛んできた」(二階派議員)という権勢ぶりを見せつけた。

 その政治権力はかつて「自民党のドン」と呼ばれた金丸信・元自民党副総裁に匹敵するとも言われる。だが、金丸氏が当時の最大派閥・経世会(竹下派)の圧倒的な数と力を背景にキングメーカーとなったのに対し、二階氏率いる志帥会(二階派。所属議員47人)は細田派(98人)、麻生派(55人)、竹下派(54人)に続く自民党第4派閥で、岸田派(47人)と並ぶ。往年の金丸氏のような「数の力」があるわけではない。

 それがなぜ、総理を呼びつけるほどの権力を握ることができたのか。

巧みな政界遊泳術

 二階氏の“成り上がり物語”を政治経歴から辿ってみよう。

 和歌山県御坊市出身で父・俊太郎は戦前からの和歌山県議、母・菊枝は医師だった。中央大学法学部政治学科を卒業して代議士秘書を務めた後、落選していた父の跡を継ぐ形で1975年の和歌山県議選で当選。県議を2期つとめた後、1983年総選挙に自民党(田中派の候補)から出馬して初当選した。いわゆる2世議員だ。

 田中派から竹下派と続く若手議員時代に運輸政務次官、自民党交通部会長を務めて運輸族議員の仲間入りをする。その後、一貫して運輸・観光行政に関わる原点となった。

 政界遊泳術は巧みだ。

 1993年、宮沢内閣不信任決議案を経て竹下派が分裂すると、小沢一郎氏に従って自民党を離党し、細川連立内閣で2度目の運輸政務次官に就任。このころには“影の運輸大臣”と呼ばれた。

 その後も新進党、自由党と小沢氏に従って側近の1人として頭角を現し、小渕内閣で自民党と自由党が連立すると、念願の運輸大臣として初入閣。この運輸大臣時代、二階氏は航空会社や大手旅行代理店の社長ら旅行業者2000人の大訪問団を率いて中国を訪問した。

 しかし、小沢氏が連立を離脱して自由党が分裂すると、政権にとどまって「保守党」(後に保守新党)結成に参加。小渕氏の急死後、続く森内閣の自公保連立政権でも運輸大臣に再任された。小泉内閣時代の2003年に自民党に復党する。

 約10年ぶりの自民党復帰──。二階氏が出世の糸口をつかんだのはこの小泉内閣時代だ。

 二階氏は保守新党から一緒に自民党に合流した議員と旧二階派(二階グループ、「新しい波」)を旗揚げして派閥領袖となり、出戻りながら小泉首相から選挙の実務を担当する自民党総務局長に抜擢されると経産大臣、自民党国対委員長とトントン拍子に出世していく。


かつては自民党を飛び出したこともある二階氏。小沢一郎氏の横に座った(時事通信フォト)

野党幹部の孫の誕生日も覚えていた

 この頃の興味深いエピソードがある。

「二階さんは小泉さんから郵政民営化特別委員長や国対委員長をまかされただけあって、国会対策に非常に長けていた。野党幹部の孫の誕生日まで覚えていて、プレゼントを贈る。そうした野党パイプを使って対決法案の審議をうまく進めていった」(野党議員)

 第1次安倍内閣では党3役の総務会長(1回目)に就任、福田内閣と麻生内閣でも経産大臣を歴任して党実力者としてのし上がっていく。

 派閥の拡大にも熱心だ。

 二階氏は小泉郵政選挙(2005年)で大量に当選した小泉チルドレンのうち、選挙地盤が弱い比例代表の議員を取り込んで派閥を拡大し、一時は衆参20人近い勢力となった。

 しかし、2009年総選挙で自民党は大敗。最もダメージが大きかった旧二階派は二階氏を除く衆院議員全員が落選し、派閥が消滅してしまう。前代未聞の敗北だった。

 転んでもただでは起きないのがこの政治家の真骨頂だ。

 二階氏は残った参院議員2人と伊吹派(志帥会)に合流し、伊吹文明氏が衆院議長就任(2012年)に伴って派閥を離脱すると、自ら会長に就任して二階派に衣替えさせた。いわば、派閥を“乗っ取った”のである。それが現在の二階派だ。

 第2次安倍政権になってからは自民党は国政選挙で連戦連勝するが、二階派は選挙のたびに勢力を減らしながらも、無派閥の新人や他派の議員をスカウトして派閥を拡大してきた。

「二階さんは“数は力”の信奉者で、スネに傷を持つ議員でも来る者は拒まずの精神で受け入れる。派閥の議員の選挙応援には熱心だが、数多くの修羅場を経験してきた人だから、“落選したら補充すればいい”と割り切っているところがある」(二階派ベテラン議員)

 そのため、スキャンダル議員や変わり種の個性派議員が多く、自民党内では「二階派は猛獣も珍獣も受け入れる動物園」と揶揄されているが、二階氏は平気の平左なのだ。


習近平国家主席とも“がっちり”(写真/AFP=時事)

観光業界以外にも強い影響力

 第2次安倍政権以降、二階氏は自民党内での力を飛躍的に伸ばしていく。

 2014年に2回目の自民党総務会長に就任すると、総務会長室に各企業や業界団体の陳情が列をなすようになった。

「政策の調整は本来なら政調会長の役目で、総務会長は業界の陳情などでつくられた多くの議員立法のうち、どの法案を国会で審議するかの優先順位を決める。しかし、党内で各業界の内情をよく知っていて、睨みがきき、利害調整ができるのはいまや二階さんしかいない。だから各業界の陳情は全部二階さんのところで仕切るようになった」

 背景には、自民党の世代交代が進み、長年、各業界を仕切っていた族議員の有力者が引退や落選でいなくなったことがある。

 総務会長時代の二階氏は、「中国強硬派」で知られた当時の安倍首相が戦後70年談話を出す前に自民党議員や旅行業界の関係者ら約3000人の大訪問団を組んで中国を訪問(2015年5月)、習近平・国家主席に首相親書を手渡して驚かせた。この年からインバウンドで中国からの訪日観光客が爆発的に増えていく。「観光業界のドン」の面目躍如ということになる。

 2016年に幹事長に就任すると、いよいよ権限が集中した。いまや二階氏が強い影響力を持っている業界は観光にはとどまらない。

「国土強靭化」を掲げて震災復興や全国防災事業を推進した「建設族のドン」でもあり、野中広務・元自民党幹事長から「全国土地改良事業団体連合会」会長を引き継いで「農業土木のドン」として君臨、建設業界、農業土木業界という自民党の票田をガッチリ握っている。所属議員数では党内第4派閥にすぎない二階派が、政治資金の集金力(2019年)ではトップに立っていることも、二階氏の各業界への影響力の強さの反映だろう。

 他の大派閥の領袖とは、存在感が違う。

 そんな二階氏も、安倍政権時代は、「一強」と呼ばれた安倍晋三・前首相に“へりくだって”みせていた。

 幹事長になると安倍氏の「総裁3選」をいち早くぶち上げ、党内の異論を封じ込めて党則を強引に改正して、「絶対の支持」を表明した。さらに安倍氏が退陣表明する前は「総裁4選」まで口にしていた。

 しかし、菅首相とは力関係が逆転した。自民党ベテラン議員が語る。

「二階さんにとって安倍さんは自分を幹事長にしてくれた恩人。安倍内閣は最大派閥の細田派、麻生派、岸田派の主流3派にしっかり支えられていたから政権基盤が盤石で、二階さんが逆らえばすぐ吹き飛ばされてしまうくらい力の差があった。

 しかし、現在の菅首相にとって二階さんは総理にしてくれた恩人。自前の派閥を持たない菅さんは党内基盤が弱く、二階派の支えがなければ政権維持が危うくなる。力関係からいっても菅さんは後見人の二階さんに逆らえない」

 だから二階氏は安倍前首相を宴席に呼びつけたことはないが、菅首相には“ちょっと顔を出さないか”と言えるのである。

◆文/武冨薫(ジャーナリスト)



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/213.html

記事 [政治・選挙・NHK278] こんなに違う!「桜を見る会」とロッキード事件の国会対応(日刊ゲンダイ)



こんなに違う!「桜を見る会」とロッキード事件の国会対応
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283175
2020/12/26 日刊ゲンダイ


国際ジャーナリストの春名幹男氏(C)日刊ゲンダイ

 桜疑惑をめぐり、国会で大嘘をつき続けてきた安倍前首相に対し、野党は証人喚問を要求しているが、自民党は応じる気はない。あろうことか、議院運営委員会で公開での“説明”で幕引きを図ろうとしているのだから、国民をなめるのにもほどがある。

 そんな折、改めて、注目すべきは45年前にはじけたロッキード事件だろう。このほど国際ジャーナリストの春名幹男氏が15年の歳月を費やした大著「ロッキード疑獄 角栄ヲ葬リ巨悪ヲ逃ス」(KADOKAWA)を上梓した。そこにはなぜ角栄が逃げられなかったかが新事実に基づき、詳細に書かれている。@当時の首相、三木武夫がやる気だったA野党の追及も鋭かったB米国は角栄の日中国交正常化を問題視し三木を応援していた。さらにCの理由として角栄は捕まったが実は米国にはいまだ公開されていない資料があり巨悪は逃れたことが書かれている。国際政治は魑魅魍魎だが少なくとも、三木は角栄を追い詰めた。ここが今回とは違うところだ。

「1976年2月4日、上院外交委員会多国籍企業小委員会(チャーチ小委員会)でロッキード社の対日販売工作が暴かれると、日本も大騒ぎになりました。三木首相は野党寄りのスタンスを取って、野党が求めた米国への資料要求に応じ、証人喚問にも前向きに対応しました。2月6日の衆院予算委員会では『日本の政治の名誉にかけても真相を究明する』と答弁し、チャーチ小委員会で丸紅幹部やフィクサー児玉誉士夫、小佐野賢治らの名前が出ると、2月16日には彼らは証人喚問されたのです(児玉は病気を理由に欠席)。しかも三木首相は荒船清十郎予算委員長を説得し、複数回の証人喚問をやらせている。野党も頑張っていて、社会党の爆弾男、楢崎弥之助氏は半年前に米上院銀行委員会の調査資料を入手し、角栄、ニクソンの間でロッキード社の次期対潜哨戒機とトライスターを買う密約があったのではないか、とぶつけているのです」(春名幹夫氏)


平然と嘘をつき続けた理由は…(2019年「桜を見る会」での安倍前首相)/(C)共同通信社

「疑惑の政治家を徹底追及できる国にしなければ」

 それに引き換え、菅が真相究明に消極的なのは、“共犯”だからとみられても仕方ない。さらに春名氏は、安倍が平然と嘘をつき続けた理由についてこう言っている。

「トランプ米大統領との蜜月があるから、自分が追い詰められることはないと考えていたのではないですか。安倍氏の祖父、岸信介氏について、元CIA副長官補佐官に聞くと、“岸はエージェントではなく同盟者だ”と言った。こういうことも影響していたのかもしれない。2000年に米議会で成立した日本帝国政府情報公開法に従って、多くのCIA機密文書が公開されましたが、岸氏や中曽根康弘元首相に関する情報は非常に乏しかった。日米関係にかかわらず、疑惑の政治家を徹底追及できる国にしなければいけません」

 ますます、安倍の逃げ切りは許されない。



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/214.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 大欠陥「医療事故調査制度」<本澤二郎の「日本の風景」(3947)<菅コロナ・安倍レベルのいい加減すぎる責任回避制度>
大欠陥「医療事故調査制度」<本澤二郎の「日本の風景」(3947)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/27479108.html
2020年12月27日 jlj0011のblog


<菅コロナ・安倍レベルのいい加減すぎる責任回避制度>

 ごくごく一部の病院と医師を除いた、日本の医師会・医療関係者・医療官僚らの、医療事故に対する態度・体質は、まともとは言えない。遺族に向き合えないような彼らが、いまコロナの襲来と戦っている。評価したいが、100%のそれは無理である。

 早くから医療崩壊を叫ぶ医師会姿勢の背後には、悲惨な医療事故でも反省と謝罪の出来ない、嘘と隠ぺいの逃げの姿勢が見えてくる。医療事故の遺族の、真相を突く思いと言ってもいい。

 案の定、安倍と菅の電通五輪優先のコロナ対策の下で、ついに厳しい局面に追い込まれている。そんな時に厚労省と日本医師会が制度設計した「医療事故調査制度」が、やり玉に挙がった。コロナでも、医療事故死が発生している証左ではないだろうか。

 病院・医師の重大な過失が問われなければ、医療事故は永遠に無くならない。それを巧妙に回避するための調査制度は、仏作って魂入れず、でしかない。大欠陥の制度を、医療事故遺族ジャーナリストとして、声を上げねばなるまい。裁判をしようにも、いい加減な弁護士の餌食にされている遺族たちに、泣き寝入りを強いる制度なのだ。

<厚労省・日本医師会の身内同士の形だけの談合組織>

 遺族団体の厚労省への要望書は「調査が不十分」というもので、制度が出来上がった当初から、機能不全に陥っていたことが分かる。

 数年前に千葉県四街道市の日本最大の徳洲会病院で発生した医療事故の遺族に対して、病院は院内調査委員会さえも発足させなかった。保健所も動かず、病院のインフォームドコンセントさえも実施されなかった。「心電図を見せてほしい」という要求に、病院は「もう消してない」と安倍レベルの嘘をついたという。

 むろん、警察への110番通報さえしなかった。遺族の機転で司法解剖したものの、無知な千葉県警と四街道署が、捜査を打ち切ってしまった。遺族の怒りは、今も怒髪天を突く勢いである。

 反省と謝罪など無縁なのだ。せっかくの医療事故調査制度さえも、機能しなかった。日本最大の大病院でさえも、この程度である。

 筆者の次男が、東京都品川区の東芝経営の東芝病院で、看護師に放置されて100分、その間、痰がのどに詰まって窒息死。入院数時間後のことであるが、10年経っても東芝は、反省も謝罪もしない。東芝の政治力と電通の威力で、記者会見さえもほとんど封じ込められてしまった。

 筆者の怒りの言論戦は、ここにあるのだろう。やむなく警視庁に刑事告訴したが、東京地検の検事・松本朗に不起訴にさせられた。検察審査会は、検察によって操作されていることも判明した。

 調査制度が誕生する前の医療事故死だが、ことほど医療従事者の倫理・道徳の観念は、やくざかならず者レベルである。

 はっきり言うと、日本医師会と厚労省官僚の談合組織であって、遺族団体の「調査不十分」は、発足当初から分かりきっていたことである。

<倫理ゼロ・病院・医師のミスを真正面から指摘する指導力なし>

 医師の倫理は不十分、もしくはない、と断罪したい。

 次男の事故についてまとめた「医師失格」(長崎出版)取材の時、専門家の医療事故死の統計数字だと、最大で年4万人が亡くなっている。交通事故死よりも多い。

 病気で倒れたら「明日は我が身」なのである。

 ロッキード事件当時の法相・稲葉修の家は「代々の言い伝えは、医者は病気を治す力はない。よって病気をしてはいけない」というものだった。彼の娘の証言である。稲葉家は、代々村上藩の御殿医だった。東芝に殺されたような妻の先祖も、やはり前田藩の御殿医だった、と義母がよく語っていた。

 日本の医療関係者は、ことによると呪われていないのだろうか。戦後の医学界を主導した医師団は、あの生体実験で知られる京都帝大や東京帝大の731部隊の軍医関係者だったのだから。倫理観喪失も極まっている。

<医療事故死被害者に寄り添う健全な医療事故調査制度でない>

 日本は医療事故多発国といっていい。息子の命を奪われて、そこから取材してみて分かったことである。

 その過程で判明したことだが、ごく一部に善良な医師がいる。27歳で最初の医療事故(千葉県市原市の帝京大学病院)で植物人間にさせられた時、我が家を訪ねてきた同病院医師が、泣きながら「私が担当していれば治った病気です」と初めて医療事故だと教えてくれた。 

 そこから立ち上がった。週刊誌記者の岡田さんが「サンデー毎日」、ついで「アサヒ芸能」「週刊文春」も記事にしてくれて、帝京も折れた。これらの週刊誌報道がなければ、帝京も開き直っていたことを考えると、日本の医療は本当に恐ろしいのである。

 帝京との裁判闘争の場面では、高知県南国市の高橋正六医師が「わしが法廷で証言する」と息巻いてくれたことを忘れない。いい医者もいる。

 同じく帝京と裁判闘争を、今もしているはずの四街道市の及川夫妻は、どうしているだろうか。

 対して、東芝は全く違った。財閥の威光をひけらかして、人の命に向き合おうとはしない。病院長・主治医・担当医・看護師らも、逃げまくっていて恥じない。東芝は本当に恐ろしい財閥病院である。経営陣だけでなく、構成員すべてが腐っている。株主も?

<検察審査会が検事の言うなりの組織とそっくり>

 東芝医療事故では、ひとり検察に立ち向かった。守銭奴弁護士の餌食にされないための、乾坤一擲の戦いだったが、検事・松本朗という小僧にしてやられてしまった。

 制度としての検察審査会も、世論が動かなければ、検事の不起訴が貫徹される。結果はその通りとなってしまった。

 検察審査会は、民主主義の冠をかぶった検察の走狗なのである。安倍事件は国民が監視しているため、11人の委員はいつもとは違う。不起訴相当というイカサマの決定は出来ない。

 余談だが、菅内閣の軍拡の責任者・岸信夫も、次男と同じ病気にかかったが、彼はまともな医師にぶつかって、難なく生還した。母親は幸運だった。

 いえることは、病気をすると、幸運な患者と、不運な患者に分かれる。後者は命を奪われる。しかも、反省と謝罪のない病院と医師によって、医療事故は繰り返し起きる日本、恐ろしい日本の医療なのである。次男と妻の悲劇からの結論である。

2020年12月27日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)


「医療事故調査制度」見直しへ遺族ら要望 「調査が不十分」
2020年12月24日 6時49分

患者の死亡事故が起きた医療機関に原因の調査などを義務づけた「医療事故調査制度」について、遺族などで作る団体は「調査が十分に行われていない」として、国に制度の見直しを求めました。

平成27年に始まった「医療事故調査制度」は、すべての医療機関に対して、予期できなかった医療事故で患者が死亡した場合、第三者機関の「日本医療安全調査機構」に報告したうえで、原因を調査することを義務づけています。

23日は遺族などで作る団体の代表らが厚生労働省を訪れ、要望書を提出しました。

団体には、制度の対象とみられる医療事故の相談がこの5年間で135件寄せられていますが、実際に報告が行われたのは14件にとどまっているということです。

このため「調査が十分に行われていない」として、来年春までに検討会を設置し、
▽調査をしなかった医療機関の公表や
▽第三者機関が調査する仕組みの導入などを検討するよう求めています。

「患者の視点で医療安全を考える連絡協議会」の永井裕之代表は「医療機関がしっかり調査をするということで制度が始まったが、全く報告していない医療機関もある。よりよい制度に向け、議論していきたい」と話しています。(12月24日NHK)



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/215.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 櫻井よしこ氏の筋違いな改憲論…憲法知識が間違っている ここがおかしい 小林節が斬る!(日刊ゲンダイ)



櫻井よしこ氏の筋違いな改憲論…憲法知識が間違っている ここがおかしい 小林節が斬る!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283229
2020/12/27 日刊ゲンダイ

 報道によれば、12月19日、安倍晋三前首相の選挙区・山口県下関市内で櫻井よしこ氏の講演会が開かれた。

 講演の中で、櫻井氏は、軍事的に尖閣諸島を取りに来る準備をしている中国の膨張主義に対して、「日本は主権国家として国土を守らなければならない」と指摘した。その上で、「@『国土・国民を守るために戦う権利を認めない』という縛りのある現行憲法では、A『日本の行動は大幅に制約される』。Bこのような憲法は改正し、『国家の意志を示す必要がある』」と強調したとのことである。

 しかし、この主張は、前提となる憲法知識が間違っている。

 政府自民党の公式な憲法9条の解釈は次の通りである。@9条1項は「国際紛争を解決する手段としての軍事行動」を禁じている。これは、国際法の常識として、「侵略戦争だけの禁止」である。だから、わが国も国際法上の自然権としての『自衛権』は保有している。Aただし、9条2項で戦力の保持と交戦権の行使(つまり国際法上の戦争の手段)が禁じられており、自衛のためであれ国際法上の「戦争」はできない。しかし、自衛(警察活動)の手段としての「必要・最小限」(相対的概念)の自衛隊は保持できる。Bだから政府自民党は、「自衛隊は合憲であるという確信を持って」それを法律と予算で設立し保持してきている。その任務は「わが国(つまり国土と国民)の平和と独立を守ること」であると自衛隊法1条に明記されている。

 このように、現行憲法の下で、わが国は、日本の経済力、技術力、人的能力に見合った、世界有数の自衛力を現に有しており、必要に応じてそれを行使すると明らかにしてきた。そして、そのような力と意思の存在が今、わが国の平和と独立を現に守っている。

 だから、尖閣諸島の領有権の危機が問題であると言うのなら、不正確な話で改憲論を煽るより、防衛予算の合理的な使い方を促し、陸海空自衛隊の装備と配置を尖閣防衛により有効なように変更することを提案するのが筋であろう。

 先に改憲ありきで立論したような、筋違いで無責任な議論はすべきではない。

(随時掲載)



小林節 慶応大名誉教授
1949年生まれ。都立新宿高を経て慶大法学部卒。法学博士、弁護士。米ハーバード大法科大学院のロ客員研究員などを経て慶大教授。現在は名誉教授。「朝まで生テレビ!」などに出演。憲法、英米法の論客として知られる。14年の安保関連法制の国会審議の際、衆院憲法調査査会で「集団的自衛権の行使は違憲」と発言し、その後の国民的な反対運動の象徴的存在となる。「白熱講義! 日本国憲法改正」など著書多数。新著は竹田恒泰氏との共著「憲法の真髄」(ベスト新著)




http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/216.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 安倍氏が河井夫妻に渡した1億5000万円の行方が日本国民に明かされるのは、日本の宗主国・米国の次期政権が正式に発足してからか(新ベンチャー革命)
安倍氏が河井夫妻に渡した1億5000万円の行方が日本国民に明かされるのは、日本の宗主国・米国の次期政権が正式に発足してからか
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/8733130.html
新ベンチャー革命2020年12月27日 No.2728


1.桜疑惑再燃にて、窮地に追い込まれた安倍氏はまたも、姑息なウソで逃げ切りを謀った

 今、桜疑惑の再燃にて、窮地に追い込まれている安倍氏は、先日、記者会見を行って、誰も信じられないような見え透いた言い訳を繰り返し、ウソの上塗りをしています。

 この会見にて、彼の狡猾で卑怯な人間性が国民の眼前に、丸出しとなっています。

 このような安倍氏は、国民が自分のことをどのように観ているのか、おそらく想像できないのでしょう、実に幼稚です。

 このような姑息な逃げを打って、彼はこのまま、ズルズルと逃げ切るつもりでしょうか。

2.安倍氏を追い詰める桜疑惑の再燃を図ったのは東京地検特捜部ではないか

 コロナ禍に苦しめられる多くの日本国民が、安倍氏の桜ゲート事件を忘れかけていたところに、唐突に、この事件の再燃を図ったのは、野党ではなく、紛れもなく、東京地検特捜部です。なぜなら、彼らは、国会での安倍による118回ものウソ答弁を証明する証拠をマスコミにリークしたからです。

 この事実から、一見、安倍氏に弱腰で、大甘に見える東京地検特捜部は、安倍氏の数々の違法行為に対して、観て見ぬフリをしているわけでは必ずしもなさそうです。

 さて、本ブログの見方では、河井夫妻を逮捕した実績のある東京地検特捜部の究極の狙いはズバリ、安倍氏が河井夫妻に渡した自民党の公金・1億5000万円の行方解明と観ています(注1)。

 こちらについては、いまだに、その行方も所在も、まったく、国民に知らされていません。

3.東京地検特捜部はすでに、行方不明の1.5億円の所在を把握しているはず

 上記、国民にとっては行方不明の1.5億円について、東京地検特捜部は、すでに、その行方を捜査して、その所在について、もう、見当をつけているはずです。

 なぜなら、強制捜査権を有する検察にとって、このカネの行方を解明するのは、それほど困難ではないからです。

 昨年の参院選の際、安倍氏は、党の公金(原資の大半はわれらの血税)・1.5億円を何回かに分けて、河井夫妻の自民党支部の口座に振り込んでいます。

 そして、安倍氏がおカネを振り込むたびに、同氏は官邸にて、河井氏と個別に密談していたことも判明しています。

 東京地検特捜部は、1.5億円が振り込まれたのはどの金融機関の口座かをすでに捜査していて、河井夫妻がそれをどのように引き出したのかは当然ながら、すでにわかっているでしょう。

 上記の1.5億円もの選挙資金が河井夫妻に渡ったことは、すでに日本国民はみんな知っています。そして、このことを、東京地検特捜部も当然ながら、わかっています。

にもかかわらず、本件に関する具体的情報はなぜか、まだ、国民に公表されていませんが、当然ながら、このままウヤムヤにされることは到底、許されません。

4.米国CIAとつながる東京地検特捜部が、不明の1.5億円の所在を公表するタイミングとは

 上記のように、東京地検特捜部は、不明の1.5億円の所在を国民に公表していませんが、なぜなのでしょうか。

さて、その東京地検特捜部が、米国CIAとつながっていることは、周知の事実です。

 そして、彼らが不明の1.5億円の所在を国民に公表すると、安倍氏自身への影響が大きいのは確かです。にもかかわらず、なぜ、東京地検特捜部は沈黙しているのでしょうか。

ところで、今の時期は、11月初めに米国大統領選が終わったのに、いまだに、次期政権が正式に決まっていません。それどころか、バイデン陣営による選挙不正の問題に火がつくと、トランプが逆転勝利する可能性すらあります。

このような異例の状況を考慮すると、米国CIAとつながる東京地検特捜部は、日本の宗主国・米国の政権が確定するまで、不明の1.5億円の所在の公表を控えている可能性があります。

 いずれにしても、米国の次期政権が来年早々、正式に発足してから、1.5億円の所在が明らかにされるのではないでしょうか。

その結果、もし、安倍氏がこのカネに手を付けていたことがばれたら、彼は間違いなく逮捕される運命です。

 この1.5億円はそもそも、安倍氏が河井夫妻に渡したカネですから、安倍氏がまったく無関係であることはあり得ません!

注1:本ブログNo.2727『あの安倍氏は毎晩、うなされているかも:現・検事総長の林氏は、安倍氏が河井夫妻に渡した1億5000万円の行方をすでに知っているはずだから』2020年12月24日
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/8706444.html



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/217.html

記事 [政治・選挙・NHK278] <記者会見、国会釈明も どうせ嘘ばかり>ペテン師がペテン弁明の国民愚弄(日刊ゲンダイ)

※2020年12月25日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大



※2020年12月25日 日刊ゲンダイ2面




※文字お越し

「国民がバカにされている。嘘をついてもどうせ忘れるだろうと。絶対許してはいけない」

 安倍前首相の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用を補填していた問題で、24日、東京地検特捜部が、安倍の公設第1秘書を政治資金規正法違反(不記載)の罪で略式起訴し、罰金100万円の略式命令が下った。検察は、安倍本人については嫌疑不十分で不起訴にした。冒頭の発言は、安倍らを刑事告発していた弁護士の憤りの言葉だ。まさにこの問題の本質を突いている。

 安倍本人を聴取はしたものの、強制捜査で事務所にガサ入れすることもなく、さっさと安倍を不問にした情けない検察。それをいいことに舌を出してトンズラしようとするペテン師。彼らへの怒りは、ツイッターで「#安倍晋三の不起訴処分に抗議します」のハッシュタグが一気に拡散されるほど、大きく広がっている。

 国民愚弄は捜査結果にとどまらない。24日安倍が行った記者会見も酷かった。この期に及んでよくもまあぬけぬけと、子供だましの言い訳を重ねられるものだ。検察はこんなものを信用したのか。

「私が知らない中で行われたこととはいえ、道義的な責任を感じています」

「事務所に幾度も確認し、知る限りの答弁をしたつもりだったが、結果として事実に反するものがあった」

 全ては秘書が勝手にやったことだから「知らなかった」と言い張る。800人もの参加者が直接ホテルと契約して5000円の会費を払うなんて不自然な処理だと思わなかったのかと問われても、「私はそう理解していた」。なぜホテルに直接確認しなかったのかは、「秘書を信じていたので、ホテルに確認するなど考えられなかった」。

 で、「私の政治責任は重い」と言うくせに、議員辞職することなく、「初心に立ち返って、研鑽を重ね、責任を果たしていきたい」とヌカすのだからア然である。

 高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)が言う。

「責任を感じているのなら辞職すべきでしょう。秘書に罪を押し付けて、自分は『これから再出発』なんて他人事のようなことを言う。あの神経には驚くし、国民をナメていますよ。安倍氏は、秘書が事務所を辞めたと明かしましたが、秘書を辞職させることが責任の取り方なのか。一方で、『辞めた公設秘書が私設秘書になることはあるのか』という質問には答えなかった。罪をかぶってくれたから今後も面倒を見るということなのか。勝手に不正を働いた秘書なのだから、もっと怒っていいはずでしょう。全てが茶番です」

年内幕引きのスケジュールありき

 会見場所は、衆院議員会館の会議室の中でもひときわ狭い部屋で、参加できたのは記者クラブ所属の社からぞれぞれ1人のみ。記者席はわずか24席しか用意されず、雑誌やフリー記者は排除された。

 安倍がこんなフザケた態度を取れるのは、この桜捜査がシャンシャンの“出来レース”で推移したからに他ならない。自民党が野党から要求されていた安倍の国会招致に応じる方針に転じた先週には、早々に「招致は25日か28日」という情報が出回っていた。

 政府・自民党は、桜問題の年内幕引きでスケジュールをつくり、安倍の国会招致日を想定。検察はその日程を逆算するかのように、21日に安倍の事情聴取を行い、24日安倍を不起訴とすることを決め、捜査終結に至った。予定通り、国会招致は25日だ。まるで菅政権と検察の“二人三脚”のように見える。告発した弁護士らは、「検察が安倍前首相の刑事責任逃れに手を貸したとの批判は免れない」と声明を出した。

 立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)は言う。

「安倍前首相は『知らなかった』と言い、検察は嫌疑不十分としましたが、知らないなんてことがあり得るのか。告発した弁護士らが『検察審査会への申し立てを検討する』としています。検審でもう一度しっかり検証してもらわなければ、国民は納得できません。そうしないと、日本では政治家はシラを切り通せば、通用してしまうことになる」

息を吐くように嘘を重ねる男には証人喚問が必要

 25日午後は、安倍が衆参両院の議院運営委員会に出席、国会答弁を「訂正」して釈明する。どうせ24日の会見と同じような嘘ばかりの言い訳で済ますのだろう。

 議運委は衆参それぞれ1時間程度。野党が求めた公開の場での質疑が行われ、野党からは、桜問題の国会審議で夕食会の費用補填をめぐって激しい応酬を繰り広げた辻元清美衆院議員(立憲民主党)が質問に立つ。

 辻元に、ペテンの皮を剥ぐような厳しい追及を期待するしかないが、そもそも安倍は、息を吐くように嘘を重ねる男だ。桜問題に関して国会での虚偽答弁は少なくとも118回に上ることが衆院調査局の調査で判明している。そんな嘘つきに真実を語らせるならば、虚偽の発言をしたら刑事罰に問われる証人喚問で行わなければおかしい。そうでないと発言の信憑性を担保できない。

 自民党は当初、安倍の国会招致を「非公開」の議運理事会で実施するとして、野党の証人喚問要求を突っぱねていた。結局、同じ議運でも「公開」の委員会とすることで与野党が合意したわけだが、国権の最高機関をおとしめた虚偽答弁に対する自民党のぬるい対応は目に余る。二階幹事長は「党運営に十分配慮しながら、国民の信頼にこたえるように頑張らねばならない」と言うだけ。

 菅首相も官房長官時代に安倍の答弁をなぞり、「(安倍)総理が答弁したことが正しい」とまで放言した共犯関係なのに、24日は「国民の皆さんに大変申し訳ない」と謝るだけ。そもそも安倍が後援者接待の場に公的な「桜を見る会」を利用していたという問題が根底にある。しかし菅は、再調査について「そうした予定はない」とスットボけて逃げる。こんなことが許されると思っている与党の神経を疑わざるを得ない。

「安倍前首相は法的責任とともに政治的責任を問われなければいけない。これは議会制民主主義の問題でもあります。国会の場で長きにわたって、平気で繰り返し嘘をついてきた。今回の弁明をもって、みそぎとしようなど許されるはずありません。本来は国会が安倍氏に対して『議員辞職』を求めるべきです。国会を愚弄した責任は、同じ政党の仲間だからとかばうような話ではありません」(金子勝氏=前出)

民主主義を諦め、過激な行動が生まれかねない

 検察が腰砕けで安倍を不起訴とするのなら、国民の代表の集まる国会が徹底的に調査すべき重大事案なのだ。安倍本人の証人喚問はもちろんのこと、略式起訴となった公設第1秘書を筆頭とした安倍事務所の秘書、夕食会が開かれた2つのホテルの関係者らを国会に呼んで、安倍の弁明が真実かどうか検証するのが当然だ。

「国民の政治への信頼を損なうことになった」と安倍は陳謝したが、安倍の嘘は桜問題にとどまらない。森友に加計と、首相在任中の答弁に疑念を抱いている国民が、ただでさえ少なくないのだから、国会が本腰を入れて真相究明に取り組まない限り、国民の政治不信は高まるばかりだろう。

「安倍氏に対して自民党から離党勧告すら出てこない。国会で釈明すれば、それでおしまい、適当にやり過ごせばいいという感覚が蔓延しているのでしょう。国民の政治に対する失望は深刻さを増しています。ただ選挙に行かない人が増えるだけじゃない。検察も裁判所も巨悪を裁かない中で、通常の民主主義ではダメだと過激な行動で解決しようという考えが生まれかねない。それくらいの問題だということを安倍氏は分かっているのでしょうか」(五野井郁夫氏=前出)

 潔く政界から去ることが、国民に対する最大の謝罪だ。



“118回もウソの答弁”…安倍前首相、謝罪するも 「桜を見る会」問題(2020年12月25日放送「news every.」より)

2020/12/25  【公式】日テレNEWS

国会で118回もウソの答弁を行ったと野党から指摘された安倍前首相。
25日午後、国会で安倍前首相は、夕食会の会計処理に誤りがあったと謝罪し、改めて説明すると述べました。

(2020年12月25日放送「news every.」より)



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/218.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 橋本五輪相、ぐるなび会長の大規模パーティに参加していた(NEWSポストセブン)
橋本五輪相、ぐるなび会長の大規模パーティに参加していた
https://www.news-postseven.com/archives/20201224_1623621.html/2
2020.12.24 12:10  NEWSポストセブン


大規模パーティに出席していた橋本聖子五輪相(時事通信フォト)

「ひょっとしたら、総理はこのためにギリギリまでGo To停止の判断ができなかったのではないか」──まさかそれはないだろうが、官邸関係者のあいだからそんな訝る声まであがっている。

 12月12日に開催された、「滝久雄さんのこれからを応援する会」(正式には「東工大Hisao&Hiroko TakiPlaza竣工を祝い滝久雄さんのこれからを応援する会」)。永田町の「ザ・キャピトルホテル東急」1階にある最も大きな宴会場「鳳凰」で、レストラン予約サイト・ぐるなび創業者の滝久雄会長の文化功労者受賞を祝う大規模なパーティが開かれたのだ。招待人数は約130人だったという。

 この日は、「みなさんこんにちは。ガースーです」とニヤついて始まったニコニコ生放送で、Go To トラベルの停止について「まだそこは考えていません」と全否定した翌日だった。奇しくもGo To停止を発表し、その直後のステーキ会食で批判された日の2日前でもある。

 ぐるなびといえば、Go Toキャンペーンの4事業のひとつであるGo To イートのオンライン予約事業者として知られる。創業者の滝は、首相の菅義偉とは横浜市会議員時代からの古い付き合いだともいわれ、菅が国会議員になってからは、滝が別に経営している広告代理店からの政治献金も明らかになっている。

 その滝の文化功労者受賞を祝う会がよりによってこの時期に開かれたのだから、官邸関係者のサカナになって当たり前なのだ。

 通常、こうしたパーティは招待客以外の者が紛れ込むこともある。が、さすがに警戒厳重、ゲスト以外はシャットアウトしていた。鳳凰の前のロビーには他の者が入り込めないようロープが張られてホテルの係員が立っていた。

 18時の開宴1時間ほど前からマスクをした招待客が鳳凰の間に現れ始めた。マスクで顔がわからないうえ、会話も控えている。ゲストたちはホテルの係員からウイルス除去グッズを手渡され、アルコール消毒と検温モニターによる体温チェックが行われていた。そこを通り抜けると、待機していたスーツ姿のぐるなび若手社員と見られる約30人が、招待客にマンツーマンで対応している。

「お名前とご所属をお願いいたします」

 一人ひとりにそう尋ね、彼らが手にしている招待客リストの姓名と照合している。ゲストはそれらを経てようやく受付へと通され、そこで招待状を見せ、記帳する。これほど入場チェックが厳重なパーティも珍しい。


パーティーは12月12日に行われた

 パーティは立食ではなく、丸テーブルの着席スタイルだった。AからZテーブルまであり、1テーブルに5人が座った。隣同士がアクリル板で仕切られ、シャンパングラスとワイングラス2個、すでに弁当がテーブルにセットされている。箸とフォーク、醤油が入った小皿が置かれているので、和洋折衷の弁当だろう。

「出席者のほとんどは、ぐるなびと取引のある会社の人たちばかりでした」(参加者)

 滝久雄の挨拶で始まり、モニターによるゲストの挨拶もあった。全体としては地味な宴だったが、著名人としては楽天社長の三木谷浩史と自民党参議院議員の橋本聖子が出席していた。

 パーティについてぐるなびは、「有志が発起人となって開催されたと聞いておりますが、詳細は把握しておりません」(広報グループ)と回答。楽天は、「三木谷の個別のスケジュールについては、申し訳ございませんがお答えすることができません。また三木谷は、あらゆる機会において感染症対策にとても敏感に対応し対策に努めております」との回答だった。

 五輪担当大臣を務める橋本聖子の事務所は、「ご指摘の会は、参加者は受付でウイルス除去グッズを渡され、手指消毒と検温モニターによる体温の確認をした上で会場に入り、着席するテーブルも1人ずつアクリル板で仕切られているなど、感染対策は徹底されていました」と答えた。

 橋本は、17日にも夜11時頃まで高級寿司店で6人の会食をしていたことが報じられている。この国の政治家は、どれだけ感染が広がっても“Go To イート”を率先しているようだ。

(文中敬称略)

◆文/森功(ノンフィクション作家)



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/219.html

記事 [政治・選挙・NHK278] NHKは日本学術会議の問題は既に終わったと考えているのか ファクトチェック・ニッポン!(日刊ゲンダイ)

※紙面クリック拡大


NHKは日本学術会議の問題は既に終わったと考えているのか ファクトチェック・ニッポン!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283023
2020/12/23 日刊ゲンダイ


後付けの理由を次々に修正されてこの厚さに(提供写真)

 NHKの12月の世論調査を見て驚いた。それは、内閣支持率が14ポイント下がって42%となり、支持しないが17ポイント上がって36%だったという内容ではない。調査によっては不支持が支持を上回っているものもある。

 私が驚いたのは、この調査項目の中に日本学術会議に関する総理の対応が含まれていなかったからだ。「桜を見る会」の安倍前総理の説明納得度は入れているのに、だ。NHKはこの問題は既に終わったと考えているのだろうか? もっとも、これはNHKだけではないのかもしれない。メディア全般にこの問題を取り上げる機運が薄まっている印象がある。

 しかしながら一部の記者は引き続きこの問題を取材し精力的に報じている。こうした中、共産党の田村智子参議院議員の要求に対して内閣府がある文書を開示した。「日本学術会議法第17条による推薦に基づく会員の任命を内閣総理大臣が行わないことの可否について」と書かれた文書など。17条とは、会員を「内閣総理大臣に推薦する」とした条文だ。つまり菅総理が推薦された6人を任命しなかったことを正当化するための文書だ。その文書を知り合いの新聞記者に見せてもらって驚いた。A4判の書面は1000枚超。積み上げると10センチを超える高さだ(写真)。なぜこれだけあるかというと、正当化するための文面が次々に修正されているからだ。

後付けの理由を必死でひねり出す「優秀な官僚」

 例えば、18年10月19日の書面では、「内閣総理大臣は、日本学術会議からの推薦を十分に尊重する必要があるのであって、実質的な任命権は日本学術会議にあり」となっていて、「内閣総理大臣の任命権は形式的なものになることが期待されているといえる」と続いている。それが、同年10月25日には「内閣総理大臣の任命権が全く形式的なものであると解することは適当ではない」となり、「内閣総理大臣は日本学術会議から推薦された候補者を任命しないことができると解することが適当である」と変更されている。更に、そのために任命数を上回る候補者の推薦を求める点も盛り込まれていく。内閣府の官僚が上からの指示を受けて何度も文面を修正する状況が開示された文書から読み取れる。

 こうした文書には既視感がある。無理やり検察庁法を改正して検察幹部の人事に政府が介入しようとした時の、政府の文書だ。そこから見えるのは、後付けの理由を必死でひねり出す「優秀な官僚」の姿だ。

 菅総理はこの問題は押し切れると見ているようだ。それは日本学術会議が知識人のための組織で、知識人を叩くことは庶民から喝采を受けるという計算から来るのかもしれない。仮にNHKが世論調査の項目から外したのが、それを踏まえてだとしたら極めて残念だ。

 しかし私たちは忘れてはいけない。独裁国家が最初に民衆の支持を得るために叩くのは知識人だ。私たちは今、そうした道へ向かっている。我々市民も、メディアもそれを強く認識しないといけない。2020年最後のコラムで残念ながらこう書かねばならない。この政権は危ない。

※コラムへの感想や意見は以下のアドレスへ。
 tateiwa@infact.press



立岩陽一郎ジャーナリスト
ジャーナリスト。1967年生まれ。91年、一橋大学卒業後、NHK入局。テヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て、2016年12月に退職。現在は調査報道を専門とする認定NPO運営「INFACT」編集長。フジテレビ「とくダネ!」、毎日放送「ちちんぷいぷい」出演中。




http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/220.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 世論とのズレ広がるばかり/政界地獄耳(日刊スポーツ)

※2020年12月26日 日刊スポーツ28面 紙面クリック拡大



※2020年12月26日 日刊スポーツ28面 紙面クリック拡大



※2020年12月26日 日刊スポーツ28面 紙面クリック拡大


世論とのズレ広がるばかり/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202012260000088.html
2020年12月26日8時32分 日刊スポーツ

★「あの時の繰り返しだ」。自民党ベテラン議員は言う。92年、元自民党副総裁・金丸信への東京佐川急便事件に関連する5億円の闇献金事件で東京地検特捜部は金丸の事情聴取をせずに略式起訴に。この対応に世論は激しく反発。霞が関の検察合同庁舎にペンキが掛けられる事件も発生し、特捜部は翌93年、金丸を脱税容疑で逮捕した。「あの時、検察は世論が離れていく怖さを知った。ところが時代が変わり検察官も公務員などと思うようになった。つまり法務省の行政官たち、赤レンガ派が現場を凌駕(りょうが)しているのだろう。現場はやりにくくなっているのではないか。または腰抜けになったかだ」。

★地検は前首相を嫌疑不十分で不起訴とし、公設第1秘書が、政治資金収支報告書不記載により略式起訴され、100万円の罰金に処された。秘書は辞職した。国民は2日間にわたる前首相の説明に納得などしていない。それは地検も同様だろう。切り崩す壁が厚かったのか。だが、国民の批判は怖い。25日、アリバイ作りのように鶏卵汚職事件で元農相・吉川貴盛の地元事務所や議員会館の家宅捜索に入った。

★また24日、賭博容疑で告発された黒川弘務・元東京高検検事長に対する東京地検の不起訴処分(起訴猶予)について、東京第6検察審査会は「起訴相当」と議決したと公表した。世論の批判をかわし、バランスを取ろうと検察も捨て身の動きだ。25日、立憲民主党副代表・辻元清美は前首相に「国民のなかには議員辞職に値するのではないかという声があること、承知していますか」と問うと、前首相は「承知をしております」と答えた。最終的には次期衆院選挙不出馬になるのではないか。そこまでがギリギリのせめぎあいだったろうか。同日、官房長官・加藤勝信は会見で、国会答弁における「虚偽」の定義に関し「何をもって虚偽答弁というかは、必ずしも固定した定義が国会の中であるとは承知していない」と妙な援護射撃を行った。世論とのずれはますます広がるばかりだ。(K)※敬称略




安倍氏「説明責任果たした」次期衆院選も出馬明言
https://www.nikkansports.com/general/news/202012250001201.html
2020年12月25日20時6分 日刊スポーツ


衆院の議院運営委員会で質問に答える安倍前首相(ロイター)



安倍晋三前首相(66)は25日、衆参両院の議院運営委員会にそれぞれ出席し、後援会主催の「桜を見る会」前日の夕食会費用補てん問題をめぐり、計118回とされる事実と異なる答弁を訂正し、陳謝した。

安倍氏は「説明責任は果たした」と話す一方、野党は「これまでの答弁と変わらない」「納得できない」と一斉に批判。作家や芸能人ら幅広い分野からも不満の声が相次いだ。

   ◇   ◇   ◇

質疑応答は衆参両院で計約2時間にわたって行われた。安倍氏は立憲民主党の辻元清美副代表や共産党の田村智子政策委員長ら“天敵”を含む野党から厳しい追及を受けた。

辻元氏から「国民から議員辞職に値するとの声もある」と指摘されると「承知しております」と神妙に答えた。「民間企業の社長ならコンプライアンス失格で辞職だ」と議員辞職を迫られたが、「責任は私にある」としながらも否定した。

夕食会の明細書及び紛失した3年分の夕食会領収書の再発行と提出を迫られると「今日初めて、領収書を出せということなので、検討させていただく」と応じる構えを見せたが、明細書は「検察当局が厳しく捜査し、すべての書類にあたった上で、寄付に当たらないと判断された」などとして、一貫して提出しない考えを示した。一方、いらついた安倍氏が「先に質問があれば事前に十分準備することができた。それがなかったので、こういう答弁になって申し訳ない」と、嫌みを口にする場面もあった。

終了後、安倍氏は「説明責任を果たすことができたのではないか。知り得る限りのことは全て話した」と話した。次期衆院選については「出馬して国民の信を問いたい」と明言した。

野党からは批判が相次いだ。辻元氏は「真実を説明しようという姿勢はみじんも感じられなかった」。田村氏は「言い逃ればかりで何の反省もない」と非難した。立民の福山哲郎幹事長は「疑惑は深まった。これで矛を収めたら国民に怒られる」と引き続き追及する考えを強調した。



菅首相、桜問題での国会発言陳謝「丁寧に説明を」
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202012250001113.html
2020年12月25日19時22分 日刊スポーツ


菅義偉首相(2020年9月14日撮影)

菅義偉首相は25日、首相官邸で記者会見を開き、「桜を見る会」前日の夕食会費用補てん問題を巡り「安倍晋三前首相の説明が、事実と異なっていることが明らかになったことは重く受け止めております」と語った。

官房長官時代に安倍前首相と事実確認をした上での国会の発言について「国民の皆さんに大変申し訳なく思いこの場をお借りして改めておわび申し上げます」と陳謝した。その上で「国会の中でも機会があると思いますので、丁寧に説明をさせていただきたいと思います」と述べた。

一方、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、医療現場に2700億円の追加予算で緊急支援すること発表。国民に「静かな年末年始」の協力を呼びかけた。



安倍氏と首相「同じ穴のむじな」地元や著名人も批判
https://www.nikkansports.com/general/news/202012250001221.html
2020年12月25日20時8分 日刊スポーツ


衆院の議院運営委員会に出席した安倍前首相(ロイター)

安倍晋三前首相(66)は25日、衆参両院の議院運営委員会にそれぞれ出席し、後援会主催の「桜を見る会」前日の夕食会費用補てん問題をめぐり、計118回とされる事実と異なる答弁を訂正し、陳謝した。

安倍氏は「説明責任は果たした」と話す一方、野党は「これまでの答弁と変わらない」「納得できない」と一斉に批判。地元・山口県の有権者や作家、芸能人ら幅広い分野からも不満の声が相次いだ。

   ◇   ◇   ◇

安倍氏の国会での説明を聞いた地元・山口県の有権者からも批判の声が上がった。下関市の自営業の男性(71)は「政治家は何か問題が起きると、全て秘書に責任を取らせるが許されないこと。司法当局は今後も徹底的に捜査すべき」。長門市の70代女性は「『責任を痛感』と繰り返したが、感じるなら取るべきでは」。下関市の40代の男性会社員は「世間はクリスマスで、年末年始を迎えるタイミングでの説明。国民はどうせ忘れるとなめられているのでは」と憤った。

作家や芸能人らも不満をあらわにした。作家の平野啓一郎氏はツイッターで「通告がないので答えないはまったく理不尽。ふざけている」と批判した。落語家の立川談四楼は「議院運営委員会の説明はうそをついても罪に問われない。証人喚問でないと意味がない」。菅義偉首相についても「安倍さんの説明の真偽も確かめず、同じ穴のむじなだ。2人とも『国民は見ている』という感覚が足りない」と切り捨てた。




http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/221.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 日本の「核武装」既成事実化の前に、政府機関「日本学術会議」の「核武装ための学術研究に反対する決議」を期待する
 
 「日本学術会議」新会員任命拒否は、政府の「核武装」政策と関係していると考えられます。
 
 ですから、政府は「日本学術会議」新会員任命拒否に対して、きちんと説明することができないのでしょう。
 
 核抑止力の論理に従えば、核兵器保有の蓋然性がなければ核抑止力の効力は生じません。
 
 日本の核兵器開発が完了し、日本の核兵器保有を公表する時点で、政府機関としての「日本学術会議」から、日本の核武装に反対する声が挙がらないようにすることが、政府による「日本学術会議」新会員任命拒否の主たる動機だったのでしょう。
 
 政府が日本の核兵器保有を既成事実化する前に、政府機関としての「日本学術会議」から、日本の学術研究機関が核武装のための学術研究に協力することに反対する決議が出されることを期待します。
 
 
【参考文献】
 
◆「日本学術会議」新会員任命拒否は、政府の「核武装」政策の一端
投稿者 新共産主義クラブ 日時 2020 年 12 月 22 日
http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/146.html
 
  
◆ 安倍晋三さん櫻井よしこさんらの憲法改正の目的は、日本の核武装
投稿者 新共産主義クラブ 日時 2020 年 12 月 21 日
http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/115.html
 

http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/222.html
記事 [政治・選挙・NHK278] 専門家や組織委理事が「五輪は無理」…それでも菅首相は開催強行、医療逼迫を無視して1万人の医師・看護師を無償で五輪に動員(リテラ)
専門家や組織委理事が「五輪は無理」…それでも菅首相は開催強行、医療逼迫を無視して1万人の医師・看護師を無償で五輪に動員
https://lite-ra.com/2020/12/1-2.html
2020.12.27 菅首相が五輪開催強行、医療逼迫を無視して医師・看護婦を無償で五輪に動員 リテラ

    
    首相官邸HPより

 1000人に迫る勢いの東京の感染者、そして感染力の強い変異種の登場……。新型コロナウイルス感染拡大が今年の春以上に深刻さを増しているなか、専門家のあいだでもいよいよ東京五輪の開催を絶望視する声が広がり始めた。

「我々が取材すると、多くの専門家がオフレコで『五輪はもう無理』と言っている。表立って言うと政府に睨まれるので、『五輪を実現するためにも、感染を抑えないと』としか言わないが、年明けになったら公言する専門家も出てくるのではないか。水面下では、複数の感染や公衆衛生の専門家が政府に中止の提言をしようとする動きもあるようだ」
(全国紙厚労省担当記者)

 実際、分科会の尾身茂会長も「週刊文春」(2020年12月31日・1月17日合併号)の池上彰との対談で、池上から「今のままではオリンピックを開催できないということですね」と聞かれて、「最終的に来年の春には、政府は決断しなければなりません」と否定しなかった。

 また、厚労省のアドバイザリーボード委員で強い発言力をもつといわれる和田耕治・国際医療福祉大学教授もツイッターでこうつぶやいていた。

〈このままでは1月12日のGo to 再開も難しそうですが、それは伝わっているのでしょうか。。オリパラもどんどん準備ができなくなっているのですが。。 もう少し中長期の想定をしていただき、対策をした場合としない場合を示す必要があったのか。〉(12月25日)

 コロナ対策の専門家だけではない。実は、五輪を推し進める立場の東京五輪組織委員会からも悲観論が出始めている。「スポーツ報知」(12月25日)によると、複数の理事が「五輪を開くには状況が悪すぎる。不安と心配の方が大きく、国民の賛同が得られない」「このままでは五輪の最も大事なフェアプレーの精神を無視する形になってしまう」などと、開催が厳しいとの見方を示しているという。

 当然だろう。コロナは国内の感染が深刻化しているだけでなく、世界中で感染が再拡大しているのだ。安倍前首相はじめ政府は「ワクチンができる」などという楽観論を垂れ流してきたが、東京五輪までに参加国の大半にワクチンが行き届くなんてことはありえない。

 仮に日本で感染が収束したとしても、多くの国で感染が収まっていなければ、開催はできない。現段階で五輪出場枠の40%以上が固まっておらず、選考会を開けない競技や国も多い。

 いずれにしても、無理やり強行すれば、感染や準備不足で大会が大混乱に陥る可能性が高く、五輪開催なんてほぼありえない。むしろ、中止の決断が遅れれば遅れるほど、予算がどんどんかさんでいくのだから、政府や組織委は一刻も早く中止の決断をすべきだろう。

 ところが、政府や組織委がやっていることはまったく逆だ。あくまで開催強行の方針を変えず、ただでさえ膨大な予算を「コロナ対策」「延期で人件費がかさむ」などとしてさらに膨れ上がらせている。

 組織委は22日に、予算計画を更新(第5版)したが、その金額はなんと1兆6440億円、招致時の予算の2.25倍、ロンドン五輪を抜いて五輪史上最高に達した。

 しかも、驚いたのは開閉式の予算だ。組織委は同日、開閉会式を簡素化するため、野村萬斎や椎名林檎ら7人のアーティストによる総合演出チームを解散。リオ五輪で「安倍マリオ」を演出した電通出身のクリエイティブディレクター・佐々木宏氏を新たな責任者とした。ところが、「式典を簡素化する」「華美なものしない」といいながら、同じ日に発表された予算計画をみると、開閉式の予算は大会開催決定時の2倍近く、165億円になっていたのだ。

■泥沼強行は菅首相の意向!「首相が『撃ち方やめ』と言うまで何でもやる」と政府関係者

組織委の武藤敏郎事務総長は「できる限りの簡素化を試みているが、この数字になった。ただ、これをコストと見るか投資と見るか、だと思う」「日本国内では開催できれば、4、5兆円規模の経済効果があると試算されている。私はポジティブなところを見ていきたい」などと釈明したが、これは完全なまやかしだ。

 そもそもコロナ感染下で開催を強行したとしても、そんな経済効果がもたらされるはずはない。むしろ五輪を強行すれば、運営上も財政的にも破綻する可能性が高い。

 というのも、22日発表された予算でも想定しているチケット収入は満席が前提だからだ。もし観客制限をすれば、それがそっくり赤字になり、瞬く間に資金不足に陥ってしまう。

 しかも、信じられないのは、組織委がいまも競技会場で活動する医師・看護師らを無償のボランティアとして1万人以上、集めようとしていることだ。22日の予算計画発表で医師や看護師をどうするのかという質問が出たが、武藤事務総長は「当初計画と変わらず原則無償で依頼する」と語ったという(東京新聞)。

新型コロナで医療現場が逼迫し、医師や看護師の離職者が急増しているというのに、組織委はいまなお無償で五輪のほうに、1万人以上も動員をかけようというのだ。国民の健康や生命より東京五輪の開催を優先しようとしているとしか思えない。

 それにしても、政府はなぜ泥沼化必至の五輪強行にここまでこだわるのか。朝日新聞が12月はじめ、「首相が『撃ち方やめ』と言うまで、やれることは何でもやる」という政府関係者のコメントを紹介していたように、背景にはもちろん菅首相の強い意向がある。五輪を最大の政権浮揚策として位置付け、五輪後の解散総選挙で政権を盤石にするともくろむ菅首相が、観客を入れての開催強行にこだわっているため、政府全体が引くに引けない状況に陥っているのだ。

 そもそも、今年3月の時点で東京五輪を中止や安全な2年延期でなく、1年延期で強行した背景にも、安倍首相が自分の任期中にオリンピックをやり、政権再延長につなげるという目論見があった。

 そういう意味では、この国民の健康や財政無視の五輪強行は、安倍─菅と続いてきた行政私物化政権の本質がモロに出たものと言えるだろう。

(野尻民夫)



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/223.html

記事 [政治・選挙・NHK278] 菅総理、橋本聖子、竹本前IT相、宮腰、自民党の会食好きが止まらない(まるこ姫の独り言)
菅総理、橋本聖子、竹本前IT相、宮腰、自民党の会食好きが止まらない
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2020/12/post-52ae67.html
2020.12.27 まるこ姫の独り言


首相、会食時にマスクせず 14日夜、8人でステーキ
          12/17(木) 18:28配信 共同通信

>菅義偉首相が観光支援事業「Go To トラベル」の全国一時停止を表明した14日夜に、東京都内のステーキ店で会食した際の様子が明らかになった。出席者は、感染リスクが高まるとして政府が注意を促している「5人以上」の8人。

橋本五輪相、6人会食報道認める 「今後控える」
         12/25(金) 13:38配信 共同通信

>橋本聖子五輪相は25日の記者会見で、都内の飲食店において6人で会食をしたとの週刊誌報道を認めた。「しっかりと配慮しなければいけなかったと思っている。

橋本聖子・五輪相、ぐるなび会長の130人大規模パーティに参加していた
               12/24(木) 12:15配信 NEWSポストセブン

> 滝久雄の挨拶で始まり、モニターによるゲストの挨拶もあった。全体としては地味な宴だったが、著名人としては楽天社長の三木谷浩史と自民党参議院議員の橋本聖子が出席していた。

竹本・前IT相もコロナ感染 18日、後援会の80人参加パーティーで講演
                   12/24(木) 19:24配信 毎日新聞

>自民党の竹本直一前IT・科学技術担当相(80)=衆院大阪15区=が新型コロナウイルスに感染したことが24日、事務所関係者への取材で判明した。

>竹本氏を巡っては、後援会が18日夜、大阪市内のホテルで約80人が参加した政治資金パーティどうにかならないか


自民・宮腰氏、30人の懇親会で転び搬送 警報下の地元
        12/26(土) 19:49配信 朝日新聞デジタル

>自民党の宮腰光寛衆院議員(70)=富山2区=が、富山市内であった懇親会で酒を飲んで転倒し、救急搬送されたことが26日、分かった。懇親会は25日夜に開かれ、約30人が出席していた。

菅首相が14日に8人で会食してから、25日夜までに閣僚や閣僚経験者、そして一議員まで驚くような傍若無人な言動が目に付く。

そもそも総理本人が、GOTOトラベル一時停止を発表した夜に、会食に行くなど常軌を逸している。

しかも参加者はすべて高齢者。

政府としての科学的な対策は国民に発表せず、自助そのものの、マスク、手洗い、三密を避けるを馬鹿の一つ覚えのように言い、静かなマスク会食まで声高に叫んできた総理が、自分のこととなったらまるで自制が利かないなんて、どんな総理、そして人間性の持ち主なんだろう。

国のトップの気持ちがこれだけ緩々だと、下も緩々になるのは当然と言えば当然のことだ。

あれだけ総理の会食が世間から非難されて、これはいかんと気づいたかと思いきや、その後ものほほ〜んと会食を続ける橋本聖子五輪相。

竹本はもっと酷い。

とうとうコロナに感染してしまった。


その言い訳も相当なもので屁理屈しか言わないと言うのも、自民党の伝統なのか、聞いている方は開いた口が塞がらない状態だ。

極めつけは、懇親会と称する宴席で酒を飲んで転倒し、救急車まで呼ぶ始末。

どれだけコロナに対しての危機感がないのか、認識が甘いのか知らないが、範を示す立場の政権与党の議員の数々のご乱行は目に余る。

そのほか、地方でも自民党議員の会食の数々がテレビで話題になっている。

どうして自民党議員ばかりがここまで危機感がないのか。

みんな、高い歳費を貰っている立場の人間なんだから、しっかり仕事をして貰わなければ困るが、夜の仕事だけは勤勉に精を出す。

どうかならないか。

有事の際にこれだけ危機感の無い政党に政治を任せていたら、死ななくても良い人まで殺されてしまう。

これは人災の域だ。

ここは、「自民党しか政権を担えない」と言う思考は一時封印して、自民党議員がなにをしてきたのか自分の目で見て頭で判断して選挙で投票してもらわないと困る。。

有権者がだらしない自民党を支えてきた面も多々ある。

自民党大好き有権者たちは、いつまで、このポンコツ集団を支持して行くのだろう。



http://www.asyura2.com/20/senkyo278/msg/224.html

   

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