三橋さんが何時も否定している貨幣のプール論は正しい
日本政府が国債を発行すると日本国内で流通する貨幣が増えるので貨幣価値が下がります。
円の貨幣価値が下がると
・日銀の借用証である日銀紙幣の価値が下がる。
・発行済みの日本国債の価値が下がる。
・銀行預金の価値が下がる。
・支払っている税金の価値が下がる。
・労働者の賃金の価値が下がる。
従って、日本政府が公共事業をやる為に国債を発行すると、労働者の持って居る金の一部を日本政府に取られた事になります。
つまり、日本政府が財政支出する原費は税金の他に、貨幣価値が減少した為に労働者から日本政府に移転した金額も 含まれます。
政府が財政出動しなければ税金だけで政府支出を賄っていたのが、公共事業をやった為に貨幣価値の減少した分(所謂インフレ税)も加算されます。
即ち、政府が使える金額は財政出動しなかった場合の税金額になります。
つまり貨幣のプール論は正しいのです。
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