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2020年11月30日02時30分 〜
記事 [政治・選挙・NHK277] 菅総理、最近の「ジム通い」 は、実は “体調悪化” のサインかもしれない…! 安倍前総理もそうだった(週刊現代)

※週刊現代 2020年11月28日号 紙面クリック拡大




菅総理、最近の「ジム通い」 は、実は “体調悪化” のサインかもしれない…! 安倍前総理もそうだった
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/77702?imp=0
2020.11.28 週刊現代 2020年11月28日号 :現代ビジネス

ホテル内の高級ジムは素通り

菅義偉総理の最近のとある行動について、永田町では「またこのパターンか」と囁かれている。

多忙な仕事の合間を縫って、菅総理が永田町のザ・キャピトルホテル東急内にある「ザ・キャピトル フィットネスクラブ」を頻繁に訪れているのだ。

最新のウェイトマシンや20mのプールなどを備えた、ホテル内の高級ジムだ。11月だけでも、8日と14日に、それぞれ1時間ほど滞在している。表向きは「運動」をしていることになっているが、実情は違うようだ。



「菅総理はジムに行っても、ほとんど運動はしていません。実際はジムをパスして、ホテルの部屋で休息をとっているようなのです」(全国紙政治部記者)

就任以降、慣れない外遊や国会答弁で疲労が溜まっている。本誌でも、菅総理が夕方になると居眠りをするようになったと報じた。だが、体調不安を気取られないように、ジムを隠れ蓑にする手法には「前任者」がいる。

「安倍前総理は、六本木のグランドハイアット東京のジム『Nagomiスパアンドフィットネス』に足繁く通っていました。しかし、安倍さんも運動していたわけではなく、休息をとったり、医師の診察を受けていたと聞いています。

党内では『安倍さんの手法を真似たのか』ともっぱらの噂です」
(自民党議員)

11月15日には、九段下のマッサージ店で2時間強すごすなど、早くも疲労はピークに達している。自民党議員が続ける。

「最近、菅さんは『(官房長官の)記者会見と、(総理としての)国会答弁はずいぶん違うな』と漏らすなど、疲弊しているのは間違いない。安倍前総理は体調の悪化とともにジムに行く頻度が増えました。ジムの頻度が増加してきたら、危ういサインだと思います」

11月21日からはG20サミットもあり、臨時国会も12月上旬まで続く。ジム通いはこれからますます増えそうだ。


『週刊現代』2020年11月28日号より



http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/583.html

記事 [政治・選挙・NHK277] 辻元清美氏が菅政権をバッサリ「古い、出がらし政権だ」 注目の人 直撃インタビュー(日刊ゲンダイ)

※紙面クリック拡大






辻元清美氏が菅政権をバッサリ「古い、出がらし政権だ」 注目の人 直撃インタビュー
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281881
2020/11/30 日刊ゲンダイ


辻元清美氏(C)日刊ゲンダイ

辻元清美氏(立憲民主党衆議院議員 予算委員会野党筆頭理事)

 やっぱりソーリの追及ならこの人――。衆院予算委員会で菅総理の口から、日本学術会議の新会員候補6人の除外について説明を受けた相手は「たぶん杉田官房副長官だった」という答弁を引き出し、注目された。菅総理は当選同期(1996年)で、当初は親近感とともに、安倍前総理とは違う叩き上げの政治への期待感もあったというが、今は「古い」とバッサリだ。

*インタビューは【動画】でもご覧いただけます。

  ◇  ◇  ◇

総理に「慣れない」は「成れない」の意味も

 ――菅政権が発足して2カ月です。

 先日、宿舎で菅総理とエレベーターが一緒になったのね。疲れている様子はなく「官房長官の頃の方が忙しかった。国対的なこと(国会対策)もやらなきゃいけなかったから」と言ってました。菅さんって、どうしても官房長官のような「裏方」が似合うような気がするんですよ。「まだ、慣れないところもあるかなぁ」ともボソッと。「慣れない」というのには「成れない」という意味が含まれることもあると私は思ってしまいました。

 ――予算委員会での質問で、「やはり辻元さん」と注目されました。実際に菅総理と対峙してみて、どうでしたか。

 安倍さんとは全然違いますね。安倍さんが脂っこいステーキだとしたら、菅さんはさらさらしたあまり味のないお茶漬け。たぶん官僚が書いた答弁で乗り切ろうとしてくるだろうと予想していたので、「いつ知ったんですか」「誰から聞きましたか」など、分かりやすくて総理しか答えられない事実関係を質問しようと決めていました。そうしたら「杉田副長官です」とポロッと言っちゃった。割合、正直な人だなと思いながら聞いていました。

 ――狙い定めた質問だったのですね。

 相当考えました。7年8カ月ぶりに総理大臣が代わった。初っぱなは非常に大事だと思ったので、1カ月以上前から菅総理の著書「政治家の覚悟」だけではなく、過去のインタビューや国会での質疑・答弁、官房長官時代の発言などかなり読み込みました。質問というのは、大量に資料を読んだ中から、いかに削るか、最後に骨の部分だけにして、いかにシンプルにしていくかが肝なんです。

 ――「桜を見る会」前夜祭に関して安倍前総理の事務所関係者が検察の事情聴取を受けたことが明らかになった。25日の集中審議では当時官房長官だった菅総理の責任も追及されました。

 安倍前総理の国会答弁が全部嘘だった可能性が濃厚になったわけです。官房長官だった菅さんは、安倍さんを擁護するような答弁をしてきたので、そのことを問われましたが、「安倍さんから聞いたから」としか答えられない。ボソボソと。そんな人に危機管理ができるの、と思いましたよ。安倍さんは「秘書から聞いた」として逃げようとしている。ならば、安倍さんは7年間も秘書に騙され続けていたのか。そして、その安倍さんに菅さんは騙され続けてきたと言っている。事実なら情けなくなります。こんなやすやすと騙される人たちに、外交もコロナ対策も任せられません。安倍さんは嘘で塗り固められたような総理であり、菅さんはその安倍さんと一心同体。日本が衰退していっている原因は政治家にあると思いましたね。呆れて言葉がありません。

 ――まともに答弁できない総理だと、予算委の野党筆頭理事は大変ですね。

 筆頭理事は、答弁不十分とか間違った答弁をしていたら委員長のところに詰め寄って「おかしいじゃないか」と時計を止めたり、「大臣や総理にこういうふうに答弁してもらわないと困る」と整理して指図する、そんな役割ですね。党の中でも誰に質問させるか、今回は特技があるこの人にしようなどと考えて、質問者を決めるんです。そういうポジションだからこれまでは男性ばかりで、衆議院では国対も予算の筆頭も、与野党超えて女性は私が初めてです。参議院は森ゆうこさん。野党の予算の筆頭が衆参ともに女性というのも初のことです。


挙手も自信なさげ(C)日刊ゲンダイ

女性議員を増やし世襲改革すれば政治は変わる

 ――「国対は男の世界」って感じですが、いつになれば女性議員が当たり前に活躍できるようになるんでしょう。

 私は各党が自発的にクオータ制を導入して、所属議員の3分の1を女性にするなどすべきだと思うのね。数が増えれば文化が変わる。少ないとどうしても、おじさんに取り入って役職をもらおうという女性が出てくる。そういう意味では男性の方が競争が激しいわけで、女性も仕事で勝負してなんぼのもんや、ってならないといけない。

 ――文化を変えるという点では、予算委で世襲制限のことも質問してましたね。

 すごく反響がありました。自民党議員は4割が世襲で、菅内閣は6割が世襲。それも100年前からの人とかもいて、大正時代からこの選挙区をお預かりしています、みたいな。それが日本の政治を硬直化させている。3親等以内は別の選挙区から出馬しなければならない、など改革すれば、日本の政治は変わっていくと思うんです。菅さんのお父さんも秋田で町会議員を4期もやられた方ですが、少なくとも秋田からは出馬せずに横浜で政治家になった。だから菅さんのそういう叩き上げの部分に期待をしていたんだけど、かつて世襲を制限すべきと主張していた菅さんが、総理になったら、悪しき前例の打破とか言っているのに、世襲については口をモゴモゴ。世襲の上に乗っかった総理大臣になってしまって、がっかりです。

自助のために公助でサポートする時代

 ――菅総理の過去の発言などをじっくり読まれたということですが、どういう政治家だと思いましたか。

 古いタイプの政治家って気がします。竹中平蔵さんが総務大臣だった時の副大臣としての体験と小泉純一郎政権での新自由主義的なグローバル経済に裏打ちされたような規制改革一辺倒で成長できるという体験。その2つの体験が強烈で、その時代から思考停止しちゃっている。「自助、共助、公助」という言葉も古い。今はむしろ、みんなが自助で生きていけるようにいかに公助でサポートするかという時代です。「子ども手当」や「児童手当」は自助しやすくするための支えとして現金を配るんです。農家の戸別所得補償も、今回のコロナ禍のような時に食料が入ってこなくなったら大変だから、農家を支援して食料の自給率を高める。気候変動を抑えるために自然を残さなきゃいけないから林業を支える。競争に耐えうるように自助をサポートしないと守れない産業もあるのです。労働法制の改悪もそうですが、竹中路線の規制改革では社会の底が抜けるんじゃないかと心配しています。カーボンニュートラルにしても、ようやく言ったけど、いまだ原発にしがみついている。結局、古いところから前に進めない。実は、しがらみだらけの総理なのかもしれません。

 ――そこで野党です。合流で立憲民主党は150人の政党になりました。民主党が政権を取った時と同規模になったのですが、世論の熱狂はなく、存在感が希薄です。

 そこが大きな悩みです。ポストコロナの社会ビジョンを出していくということで、原発ゼロに代表される自然エネルギー立国、それこそ本当の意味でのカーボンニュートラル社会みたいなものが1つの柱になると思います。そこから雇用も生み出す。そして、もう1つはジェンダーフリーで多様性を認めていく社会の実現。それらを目に見える形にしなければと思うんです。合流であっちこっちに気を使って、この人もあの人も重宝しとかなあかん、みたいなのにとらわれてるから、「前と変わってへんやないか」みたいに見えてるんと違うかな。それを何とか変えていかないといけないと思っています。

 ――確実に1年以内に総選挙があります。

 菅さんのポスターは「国民のために働く」、枝野代表のポスターは「あなたのための政治」です。今は「あなたのため」じゃないといけない。オーダーメードの政治というか、シングルマザーもいれば非正規の人もいれば大金持ちもいる。「国民」と十把ひとからげにするのは古い。規制改革一辺倒のような経済政策もそうですが、出がらしみたいな政権では、絞ってもおいしいお茶は出ない。だから新しい芽を摘んできて、新しい政治にしていく必要がある。結局、なんぼ叩き上げの総理だとしても、頭だけ代えても体質は変わらない。自民党の中の総理大臣のたらい回しでは、OSが変わらないんです。だから、私たちがもう一度政治を担う。少なくともしがらみはないですよ。

(聞き手=小塚かおる/日刊ゲンダイ)

▽つじもと・きよみ 1960年、奈良県生まれ、大阪育ち。早大教育学部卒。学生時代にNGO「ピースボート」を創設。96年衆院選で社民党から出馬し初当選。民主党政権では、国交副大臣、首相補佐官を務めた。大阪10区選出。当選7回。近著に、自身の体験を実名でつづった「国対委員長」(集英社新書)。



菅総理は古い。出がらし政権ではおいしいお茶は出ない。 辻元清美インタビュー








http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/584.html

記事 [政治・選挙・NHK277] 不発!野党追及<本澤二郎の「日本の風景」(3920)<安倍証人喚問求めない野党に菅義偉の自公維は安堵>
不発!野党追及<本澤二郎の「日本の風景」(3920)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/27162642.html
2020年11月30日 jlj0011のblog


<安倍証人喚問求めない野党に菅義偉の自公維は安堵>

 林検察の不甲斐ない攻勢でも、安倍の偽証答弁をしっかりと裏付けていることが判明した。ここは力不足で、常に民衆をイラつかせるばかりの野党が、大攻勢する好機到来である。安倍喚問が天の声というものであろう。野党は、どう体を張って、自公維に体当たりするだろうか、気をもんでいたが、やはり期待しても無駄なことだった。

 それならば、偽証罪で刑事告発する手も残っているだろう。林検察のお尻を叩けばいい。それもしないのか。「安倍犯罪のもみ消し人内閣に対して、じゃれて居るだけの野党でいいのか。猫にも笑われている」との指摘を、庶民の戯言と思うなかれ、である。

<またしても国民を裏切る立憲民主党は伊勢神宮参拝党>

 黒くても白くてもネズミを捉まえる猫にならなければ、政党とは言えないはずだが、国粋主義者の7年8か月政権を許してしまった野党の無力に、唯々諾々と付き合わされる民衆の忍耐力も、ほぼ限界に来ている。

 最近の女性の自殺者が急増している背景は、政治の貧困による人々の本当の貧困に手を差し伸べようとしない、暗愚の宰相による政策が真正面から問われているのだが、秋田県生まれの首相は、官邸の腕のいいコックをあざけるように、秘書官らとの高級ホテルでのレストラン会食に余念がない。

 そこに菅の1500円集金パーティーも破裂した。第二の桜事件に民衆は辟易するばかりだ。それでも、国民目線のはずの野党は、相変わらず体を張った議会闘争から逃げている。

 最近では、野党は本当に立憲主義の民主党なのか、との懸念も噴きあがっていることが、ネット情報でも確認できる。

 特に解せないのは、311の場面で、家族をいち早くシンガポールに逃がした当時の官房長官・枝野の政治姿勢に、今も疑念がまとわりついている。家族思いは立派だが、それ以外の日本人は放射能汚染でいいのか。それかあらぬか、荒唐無稽の伊勢神宮参拝を昨年強行して、現代人を驚かせた。枝野も安倍レベルなのだ。森喜朗や安倍のように、日本を「神の国」と信じ込んでしまっているのか。今年はコロナのお陰で遠慮するという。

 神風など吹かない神だのみの枝野に、国民がこぞって支援するとは思えないがどうか。もちろん、信教の自由は憲法が保障しているが、神社神道は1945年に世界から審判を下っているものの、反省も謝罪もしていないカルト教であろう。

<人命軽視の菅は、電通五輪強硬でコロナ感染を受け入れ?>

 多くの国民は、まさか安倍犯罪もみ消し人が、後継者になるはずがないと考えていたのだが、実際には世論?を裏切って、自民党相撲で首相になってしまった。人材不足の自民党は、小選挙区比例代表制という選挙制度が貢献したものだが、結果として右翼の清和会天下が継続している。

 改憲軍拡に傾倒する右翼政治の致命的欠陥は、寛容のない人命を軽視する点にある。コロナ対策をみれば一目瞭然であろう。ちまちました対応でメリハリがない。ずるずると事態を悪化させて反省がない。

 菅の目標は、あげて来夏のコロナ五輪の強行にある。1兆3500円という膨大な経費を使っての電通五輪を「コロナを退治した証」として必ず実施するというものだ。その余勢をかっての総選挙も想定に入れている。

 捕らぬ狸の皮算用もいいところだが、菅の一連の言動と甘いコロナ対策が裏付けていることを注視したい。追加費用2000億円以上かかるとの試算も飛び出した。選手も観客もスポンサーもつかないコロナ五輪に、今では世界が笑いこけているのだが。

 という次第で、対抗する野党にとって、安倍喚問以外にも、攻勢の材料は事欠くことなく、いくらでもあるのだが、自公の3分の2の壁に最初から腰を折ってしまっているかにみえる。

<政治に期待する国民が間違い!でいいのか>

 人材の枯渇は、自公だけでなく、立憲民主党などの野党もそうである。1970年代の三角大福、ないしは三角大福中時代に比べると、与野党とも人材が文句なしに劣化している。比例して新聞テレビの言論界がそうである。

 一概に右翼台頭とばかりとは言えない。人々は意気消沈として声も出せない有様だが、政府与党は国の財政破綻をよそに、金が唸っている。議会対策も容易なのだ。

 したがって清廉の士でないと、野党議員は簡単に与党の術数にはまって身動きできなくさせられる。いまの野党がそうでない、と言い切れるだろうか。金任せの選挙の下では、金力で勝る自公が強い。

 主権者からすると、今は政治に期待するほうが、土台無理なのかもしれないが、そうだとすると民主主義もあったものではない。

 韓国では検事総長と法務大臣が、言論を舞台にして国民が理解できるように、激しい攻防戦を繰り広げている。世論は検事総長寄りだ。日本では、想定も出来ない民主政治のダイナミズムを知らしめている。うらやましい限りだ。朝鮮半島の未来は、決して暗くない。

 韓国の民主主義に啓発される日本は、いまだに戦前の価値観が女性問題や役人世界に深くこびりついている。そこに改革のメスを入れる為政者が、国会にいない。国民の期待は常に裏切られることになっている。

 それでもコロナが人々に改革への勇気を付与してくれている。新聞テレビは死んでも、人々は間違いなく声を上げ始めてきている。このままでは、人間の住む地球が破壊してしまうからである。北米や韓国の変革を日本も取り入れるべきではないか。

2020年12月1日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)


菅政権、国会軽視も継承 「桜」夕食会補填疑惑、事実と異なる安倍氏の答弁33回判明 首相は再調査を拒否
北海道新聞2978

 安倍晋三前政権に続き、菅義偉政権の国会軽視の姿勢が際立っている。「桜を見る会」前日の夕食会の費用を安倍氏側が補填(ほてん)した疑惑を巡る過去の国会質疑で、安倍氏が事実と異なる答弁を少なくとも33回したことが判明した。だが首相は再調査を拒否し、与党は安倍氏の証人喚問に応じない。説明責任をないがしろにする両政権の負の継承に、専門家から国会の監視機能を問う声が上がっている。


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<世紀の選挙買収、逃げ切りは許されない>違法性を認識で証拠隠滅、虚偽答弁の極めて悪質(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/564.html



http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/585.html

記事 [政治・選挙・NHK277] 自民からも安倍氏「桜を見る会」費用負担の説明要求(日刊スポーツ)

※2020年11月30日 日刊スポーツ26面


自民からも安倍氏「桜を見る会」費用負担の説明要求
https://www.nikkansports.com/general/news/202011290000788.html
2020年11月29日19時18分 日刊スポーツ

安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭の費用負担をめぐる疑惑で、安倍氏が説明責任を果たさない状況が続く中、身内の自民党、それも「同期の桜」が説明するよう求めた。

安倍氏と初当選同期の野田聖子幹事長代行は29日、NHK番組で、捜査に協力するとした安倍氏の発言に触れ「自らの言葉で説明責任を果たしていくべきだ」と明言。同時に「今まさに検察が捜査を始めている。冷静に推移を見守らなければ」とも語った。やはり同期の岸田文雄前政調会長も、山形市で取材に「国民も大きな関心を示している。しっかり説明努力を続けることが大事だ」と述べた。

自民党執行部はこれまで、安倍氏の説明責任について「関係者が判断する」(二階俊博幹事長)と述べるにとどめている。ただ、安倍氏は首相時代、後援会の収入や支出は「一切ない」と明言していたものの、実際は安倍氏側が支出と会費収入の差額を補〓(土ヘンに真の旧字体)(ほてん)していたことが発覚。野党は「今となっては大うそだ」(立憲民主党の福山哲郎幹事長)として、安倍氏の証人喚問を与党に迫る。与党関係者は「安倍氏が語るのが筋」と指摘する。

「散った」とされた桜の問題が冬に突然咲いた背景について、永田町では「体調が回復し、表舞台に出始めた安倍氏の復権を快く思わない勢力の『陰謀』」(関係者)など、権力闘争が要因ではないかとの見方もある。桜問題の再燃は、当時官房長官で安倍氏を支えた菅義偉首相の政権運営にも影響しかねない。捜査の進展次第では来月5日の臨時国会閉会後、安倍氏が何らかの対応をするのではとの見方も出ている。





http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/586.html

記事 [政治・選挙・NHK277] 小池都知事「GoTo」除外に白旗準備…高まる批判に方針転換(日刊ゲンダイ)





小池都知事「GoTo」除外に白旗準備…高まる批判に方針転換
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281993
2020/11/30 日刊ゲンダイ


5つの小」とか言ってる場合じゃない(小池百合子都知事)/(C)日刊ゲンダイ

〈小池知事、早く東京もGo To トラベルキャンセルして〉〈北海道、大阪みたいに除外を要請すべき〉〈責任感なさすぎ〉――。「Go To トラベル」の対象地域からの一時除外を政府に申し出ないことに対し、ネット上では東京都の小池知事への批判が高まっている。都民だけではなく、秋田県の佐竹敬久知事も29日の会見で、「地方も東京都との往来が多い。早めに(都を除外するか)扱いを判断して欲しい」と苦言を呈した。機を見るに敏な“女帝”が苦境に立たされている。

 都内の感染者数は増加傾向で、感染状況のモニタリング指標は4段階のうち最高レベル。都民の都内観光を補助する「もっとTokyo」の新規販売を中断し、飲食店に夜10時までの時短営業をお願いしているのに、「トラベル」事業から除外するかどうかの判断は、いまだに国と責任をなすり付けあっている状況だ。

旅行業界の反発受けないよう細心の注意

 高まる批判にヤバいと思ったのか、小池知事も方針転換。「国の判断」と言い続けてきた「トラベル」の都の対応について、ついに「除外」を検討し始めたという。

「『国の判断』と壊れたレコードのように繰り返してますが、そうも言っていられなくなったようです。ただし、『国と今もやりとりが続いている』『鋭意検討している』などと、具体的に何を政府と話しているのか、まだハッキリとは口にしていません。『都として止める』なんて明言したら旅行業界などから反発を招きかねない。なるべく余計なことは言わないように細心の注意を払っているようです」(都庁担当記者)

 これ以上、都民の批判が高まると困るが、菅首相に屈する形で国に除外をお願いしたくない――。ジレンマに陥っているようだが、どんどん外堀が埋められている状況だ。北海道と大阪は感染拡大が続く札幌市や大阪市の除外を要請しているからだ。

「小池知事は、北海道、大阪に続き、都以外の感染拡大地域が次々と『トラベル』からの除外を要請し始めることを恐れています。他県が対応しているのに、都が出遅れるのは最悪のシナリオです。国から『知事の判断』とボールを投げられている以上、自分の人気にキズがつくかどうか、都民の批判の高まりを見極めつつ、国に除外を要請することもあり得ます」(都政関係者)

 除外判断を巡る国と都の泥仕合は、小池知事の「白旗」で終わるかもしれない。



http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/587.html

記事 [政治・選挙・NHK277] 「桜を見る会」の懇親会 指摘おそれ平成26年分以降不記載(NHK)
「桜を見る会」の懇親会 指摘おそれ平成26年分以降不記載
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201127/k10012734751000.html
2020年11月27日 20時22分 NHK


動画→https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201127/k10012734751000.html





「桜を見る会」の前日夜に開催された懇親会をめぐり、安倍前総理大臣側が費用の一部を負担していたことについて、安倍事務所の関係者が、政治資金収支報告書に記載すれば不適切な支出だと指摘されるおそれがあったため、平成26年分以降は記載しないことにしたなどと、周囲に説明していることが関係者への取材で新たに分かりました。東京地検特捜部は、記載が行われなくなった詳しい経緯を調べているものとみられます。



「桜を見る会」の前日夜に支援者らが参加して開かれた、安倍前総理大臣の後援会主催の懇親会をめぐっては、去年までの5年間にかかった懇親会の費用のうち、少なくとも800万円以上を安倍氏側が負担したとみられることが明らかになっています。



懇親会は7年前の平成25年以降、都内のホテルで毎年開催されましたが、安倍事務所の関係者が費用の負担について、政治資金収支報告書に記載すれば不適切な支出だと指摘されるおそれがあったため、事務所内の一部で話し合い平成26年分以降は記載しないことにしたなどと、周囲に説明していることが関係者への取材で新たに分かりました。



安倍氏が代表を務める資金管理団体「晋和会」の、平成25年分の収支報告書には82万9000円余りを「会合費」として、ホテル側に支払ったことが記されていましたが、平成26年分以降、懇親会を主催した「安倍晋三後援会」や、「晋和会」の収支報告書に、懇親会の収支は記載されていないということです。



関係者によりますと、東京地検特捜部の調べに対し、後援会の代表を務める安倍氏の公設第1秘書は「事務所側の負担分は後援会の収支報告書に記載すべきだった」などと、説明しているということで、特捜部は記載が行われなくなった詳しい経緯を調べているものとみられます。



http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/588.html

記事 [政治・選挙・NHK277] 内閣支持率58%に急落 コロナ対策指導力不足で不信感増す(日刊ゲンダイ)

※2020年11月30日 日経新聞1面



※2020年11月30日 日経新聞2面 紙面クリック拡大





内閣支持率58%に急落 コロナ対策指導力不足で不信感増す
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281995
2020/11/30 日刊ゲンダイ


「指導力がない(菅首相)」が37%、「納得出来ず(安倍前首相の桜を見る会前夜祭説明)」が75%(C)日刊ゲンダイ

 日経新聞とテレビ東京が27〜29日に実施した世論調査によると、菅内閣の支持率は10月の前回調査から5ポイント低下し、58%となった。内閣を「支持しない」と回答した割合は同6ポイント上昇し、32%だった。

 内閣を支持しない理由で最多だったのは「指導力がない」の37%で、10月調査(12%)から大幅に増加した。政府の新型コロナウイルス対策について「評価しない」としたのは48%で、「評価する」(44%)を上回った。

 一方、安倍前首相の後援会が主催した「桜を見る会前夜祭」をめぐる問題について、安倍前首相の説明に「納得できない」との回答が75%に達し、「納得できる」の14%を大きく上回った。



※日経新聞、一部文字お越し

内閣支持率58%に低下 コロナ対応「評価せず」48% 日経世論調査

日本経済新聞社とテレビ東京は27〜29日に世論調査を実施した。菅内閣の支持率は58%で10月の前回調査から5ポイント低下した。政府の新型コロナウイルス対応を「評価しない」割合が48%と13ポイント上がり、「評価する」の44%を上回った。

政府のコロナ対応について同じ質問をした過去6回の調査をみると、「評価する」の最低は5月の38%だった。感染拡大が始まった2月の40%や、感染拡大局面だった7月の42%よりは今回の方が高い。

内閣を支持する理由で最多は「人柄が信頼できる」(41%)で、2位は「自民党中心の内閣だから」(27%)、3位が「安定感がある」(26%)だった。「政策が良い」は11%で9ポイント下落した。

内閣を「支持しない」と回答した割合は32%で6ポイント上昇した。不支持の理由を聞くと、最も多い回答は「指導力がない」の37%だった。10月調査では12%にとどまっていた。「政策が悪い」を挙げた人も29%いた。

菅義偉首相に優先的な処理を望む政策課題を複数回答で聞いた質問では「コロナ対策」が16ポイント上昇の64%でトップだった。支持率の低下は感染の収束が見えない足元の状況への不安が影響したとみられる。

優先処理を求める政策の2位は「景気回復」(38%)で、3位は「年金・医療・介護」(36%)が続いた。

首相が10月の所信表明演説で掲げた温暖化ガス排出量を2050年までに実質ゼロにする方針は「評価する」が70%だった。「評価しない」の23%に大差をつけた。

「評価する」は内閣支持層で77%、支持しない層でも62%だった。年齢別では全世代で7割以上が支持した。

調査は日経リサーチが27〜29日に全国の18歳以上の男女に携帯電話も含めて乱数番号(RDD)方式による電話で実施し993件の回答を得た。回答率は45.1%だった。



http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/589.html

記事 [政治・選挙・NHK277] 菅政権は、国内にコロナ対策の良い例があるのにどうして見習わないのか(まるこ姫の独り言)
菅政権は、国内にコロナ対策の良い例があるのにどうして見習わないのか
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2020/11/post-2dffc8.html
2020.11.30 まるこ姫の独り言


本当にバカかと思うほど、他者の良い政策を見習わないのが安倍や菅政権だ。

他国で言うなら、台湾や中国・韓国はコロナ対策で良いお手本になる。

幾ら嫌いな相手でも、見習うべきところは見習って国民を安心させればいいのに、アベ・スガ政権は何が何でも国内の事情を優先させてきた。

外国を見習うのが嫌なら国内を見たらどうか。

国内では北九州市が素晴らしい対策をしている。


中国や台湾・韓国からしたら当たり前の事だろうが、日本国内では中々、当たり前のことができない首長が多いと言うのも問題だが。

検査広げたら陽性次々 北九州、113人の半数が無症状
  布田一樹、竹野内崇宏 2020年6月3日 0時03分 朝日新聞デジタル

>新型コロナウイルスの感染確認が続く北九州市。濃厚接触者へのPCR検査を拡充したのが理由の一つとされるが、当初は感染経路不明者の割合も高かった。

>市はこの前日、感染の有無を調べるPCR検査の対象を広げることを決めた。それまでは国の指針通り、濃厚接触者の中でも発熱などの症状がある人にしぼって検査していたが、無症状の人を含め全員を検査する方針に変更。23日にさかのぼって検査をした。


昨日のサンモニで、松原氏が
>北九州の市長にお話を伺った。北九州はほぼ100万近い人口を抱えながら、ほとんど感染を抑えている。だいぶ前から濃厚接触者の定義を広くして、無症状者を広く検査した。それによってずっと2人,3人と少ない数で抑えている。つまり積極的に感染を抑えることで経済を廻している

と北九州市の積極的な対策を語っていたが、まさにその通りで経済を回すならきちんと検査をして陽性者・陰性者を分けるべきなのに、政府はいまだ、積極的検査をしないままGOTOキャンペーンに前のめりになってきた。

人が移動すれば無症状の感染者がウイルスを拡散させることになるのは、自明の理で、どうして政府が分からないのか。

GOTOで感染拡大したわけではないと言い張る。

昨日も自民党の橋本がBSの番組に出ていて、どうにも分らない持論(多分自民党議員はこういう考えが多いのだろうが)を開陳していたが、立憲の杉尾や司会者二人に即座に反論されていた。

まるで違う世界の人と話しているかのように全く話が噛み合わなかった。

しかし、国民の善意に任せるだけで政府が科学的な対策をしないままでは、経済を回せるとは思えない。

本当に五輪を開催したければ、世界の見本になるくらいのコロナ対策をするべきなのに、感染症対策も経済も中途半端なままだ。

この惨憺たる現状を見ていたら、本当に五輪を開きたいのか、開きたくないのかさっぱりわからない。

もはや自民党に任せていたら、この国はウイルスだらけになり国民は自民党に殺されかねない。

どうして国民は自民党が死ぬほど好きなのかなあ。。?

ちなみに、北橋北九州市長は民主党出身で岡田克也の側近だそうだ。



http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/590.html

記事 [政治・選挙・NHK277] 橋下徹氏が安倍前首相にフジ番組で“辞職勧告”の衝撃!(日刊ゲンダイ)



橋下徹氏が安倍前首相にフジ番組で“辞職勧告”の衝撃!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/281994
2020/11/30 日刊ゲンダイ


安倍前首相応援団が次々に離れはじめている…(C)日刊ゲンダイ

 安倍前首相と親しい橋下徹元大阪府知事が、安倍前首相に対して“辞職勧告”を行い、安倍前首相周辺に衝撃が走っている。

 辞職勧告が飛び出したのは、29日朝、放送されたフジテレビ系の情報番組「日曜報道 THE PRIME」。番組は、安倍前首相の「桜疑惑」を取り上げ、桜を見る会「前夜祭」の経費について、安倍サイドが910万円以上の費用を補填していた問題を報じた。番組の最後に橋下元知事は、こうコメントしてみせた。

<秘書がやっていることを政治家が全部見切れてるわけじゃないんですが、今回の問題はホテルに確認すればすぐに分かることなんです><これ事実だったら本当に残念なんだけど議員辞職もやむなしだと僕は思っています>

岸田文雄氏、野田聖子氏も…

 安倍前首相周辺が焦っているのは、安倍応援団が次々に離れはじめていることだという。産経新聞まで、26日の社説で「自ら説明すべき」と主張している。

 29日は、自民党の野田聖子氏が「前首相が自らの言葉で説明責任を果たすべきだ」とNHKで明言し、岸田文雄氏も記者団に聞かれ「しっかりと説明努力を続けることが大事」と突き放している。もともと、野田氏、岸田氏の2人は、安倍前首相とは同期の“仲良し”だ。

 さらに、検察が「桜疑惑」を捜査することについて菅官邸は黙認している、という解説も流れている。そもそも、国会会期中に特捜部が本格捜査を進めることは珍しい。立憲民主党の福山幹事長は、「状況によっては連座制も適用される可能性も出てくる」と指摘している。地検が想定しているのは「政治資金規正法違反」と「公職選挙法違反」だ。捜査はどう進むのか。元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏はこう言う。

「捜査は年内に決着すると思います。来年になると、解散総選挙の可能性があることと、4月以降にずれ込むと時効にひっかかるからです。安倍さん本人の立件はないでしょう。あるとしたら、秘書の罰金刑だと思います。連座制の適用はありません」

 秘書が立件されたら、一気に“安倍離れ”“安倍包囲網”が加速する可能性がある。



日曜報道 THE PRIME 2020年11月29日 FULL SHOW

※1:22:41〜 橋下徹氏「これ事実だったら本当に残念なんだけど議員辞職もやむなしだと僕は思っています」
再生開始位置設定済み



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自民からも安倍氏「桜を見る会」費用負担の説明要求(日刊スポーツ)
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記事 [政治・選挙・NHK277] 竹中平蔵が『朝生』で炎上! 利益相反を追及され大ウソ言い訳、コロナでも「重症430名で医療崩壊するわけない」と現実無視の暴論(リテラ)
竹中平蔵が『朝生』で炎上! 利益相反を追及され大ウソ言い訳、コロナでも「重症430名で医療崩壊するわけない」と現実無視の暴論
https://lite-ra.com/2020/11/post-5715.html
2020.11.30 竹中平蔵が『朝生』で炎上! 利益相反に大ウソ言い訳、コロナでも暴論 リテラ

    
    竹中平蔵公式ウェブサイトより

 また竹中平蔵・パソナグループ会長が炎上している。竹中氏といえば、10月30日放送の『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日)で「正規雇用と言われるものはほとんど首を切れないんですよ」「首を切れない社員なんて雇えないですよ普通」「それで非正規をだんだんだんだん増やしていかざるを得なかった」と暴論を展開して批判を浴び、今月14日には「#竹中平蔵を政治から排除しよう」というハッシュタグがTwitterでトレンド入りし、ツイート数は100万を突破したばかり。

 ところが、先週末からまたまた「#竹中平蔵つまみ出せ」というハッシュタグがトレンド入りしたのだ。

 今回、ここまでハッシュタグが盛り上がるきっかけとなったのは、27日深夜放送の『朝生』での発言だ。

 ご存知のとおり、竹中氏は安倍政権下でも政府の諮問会議のメンバーや民間議員を務め、自身が会長を務めるパソナグループなどに利益誘導を図ってきたことが批判されてきたが、今度は菅義偉政権が新設した有識者会議「成長戦略会議」のメンバーに選ばれたばかり。竹中氏は「菅首相のブレーン」とも呼ばれており、さらにその影響力は増している。

 そして、番組でも司会の田原総一朗が、竹中氏について“小泉内閣から安倍内閣にいたる20年間にわたり政権の中枢にいる”と評されていることを取り上げたのだが、すると竹中氏はこんなことを言い出したのだ。

「私は政府の真ん中なんかにいません。私はいち民間議員で、隣に座っていますね、(三浦)瑠麗さんと同じですよ。ときどき意見は言うけれども決めるのは政府の人ですから」

 まったくどの口が言うかという感じだが、問題はこのあと。今度はパネリストとして出演していた立憲民主党の森裕子参院議員が、竹中氏の利益相反について本人に問いただしたのだ。

 森議員が俎上に載せたのは、非公表の内部資料を竹中氏が国交省に開示させていたという問題。これは今年4月に「週刊朝日」(朝日新聞出版)が報じたもので、竹中氏が会長を務めていた諮問会議「未来投資会議」の分科会において、空港の民間運営事業にかんして各空港の財務状況を分析した国交省の非公表内部資料を竹中氏が開示させていたという。

 竹中氏は関西国際空港などの運営に携わっているオリックスの社外取締役を務めており、これは明確に分科会会長という立場を利用した利益相反行為だ。実際、「週刊朝日」が情報公開請求で得た資料には〈竹中会長限り〉と印字されていた。

 森議員はこの問題を取り上げ、「国交省が公共工事の予定価格を教えるようなことになるから開示できないと抵抗していたあるデータを『竹中会長限り』ということで提出させたということは事実ですよね?」と本人にぶつけたのだが、竹中氏は「提出させてません。提出させてません」「(国交省が)持ってきたということはあるかもしれませんけども、私はそういうものを出せとは言ってません」「向こうが持ってきた資料のなかに何があったかは私は覚えていませんけど」などと抗弁。分科会の議事メモには、竹中氏が「数字は、どうして開示できないのか」などと迫っていたこともあきらかになっているというのに、「出せとは言っていない」と繰り返したのだ。

■森裕子議員から利益相反を追及され「言論封殺」と逆ギレした竹中平蔵

 さらに、森議員が「利益相反と言われるような立場のまま政府の重要な会議のメンバーになっているんですか?」と畳み掛けると、竹中氏は口角泡を飛ばして、こうまくし立てたのである。

「森さん、森さん、私はそういうことで利益相反になるようなことを何かしましたか?」

「たとえば私がそれで特別に仕入れたことによって何か特別の利益をどっかにもたらしたとか、何もないでしょ? ないのにね、そんなね」

 しかも竹中氏は、森議員が「コンセッション事業を請け負っている民間企業の取締役として(政府の会議に)出席していること自体が、利益相反にあたるんじゃないんですかと申し上げているんです」と反論しているのに、それも聞かずに話つづけて自身の主張をやめようとはせず、このように言い放ったのである。

「国権の最高機関である国会議員が、民間議員の言論を封じるようなことは言わないでください!」

 利益相反の証拠も存在するというのに、血相を変えて「言論封殺だ!」と逆ギレする──。このように竹中氏は安倍晋三・前首相とも相通ずる幼稚さをあらわにしたわけだが、この醜態が映し出された動画がTwitter上で拡散されたこともあり、多くの人が「#竹中平蔵つまみ出せ」とハッシュタグをつけて投稿したのだ。

 本サイトでは何度も指摘してきたように、竹中氏の利益相反行為はこの一件にとどまらない。たとえば、竹中氏は「国家戦略特区諮問会議」の民間議員を務めているが、国家戦略特区で神奈川県において実施を認めた家事支援外国人受入事業では、事業者に選ばれた企業のなかにはパソナがあった。また、同じく国家戦略特区に選ばれた兵庫県養父市では企業による農地の所有を認めるなどの規制緩和がおこなわれたが、そこにもオリックスが100%出資する子会社のオリックス農業が参入している。

 ところが、竹中氏をめぐる利益相反の問題がこれだけ指摘され、さんざん批判を浴びているというのに、菅首相は竹中氏を「成長戦略会議」のメンバーに選び、自身のブレーンとして重用しているのである。「#竹中平蔵を政治から排除しよう」「#竹中平蔵つまみ出せ」と国民が怒るのも当然の話だ。

■「GoToが感染拡大の原因というエビデンスない」と主張した竹中平蔵のゴマカシ

 だが、事実を突きつけられても利益相反を認めず、「言論封殺だ!」と逆ギレしたことよりももっと重大なのは、『朝生』での新型コロナ対策をめぐる竹中氏の発言だろう。

 たとえば、「GoToトラベル」について菅首相は「『GoToトラベル』が感染拡大の主要な原因であるとのエビデンスは、現在のところ存在しない」などと言い張っているが、これに対してパネリストだった二木芳人・昭和大学医学部客員教授は「『GoToトラベル』が感染拡大にほとんど影響していないというエビデンスもない」「可能性があるものはある程度ブレーキをかけて、感染拡大に歯止めをかける努力はするべき」と指摘した。

 これはごくごく当たり前の話だが、これに対し、竹中氏は「先生おっしゃることはわかるんですけれども、政策ってそんなに完璧にできるわけないんですよ(笑)」などと混ぜっ返し、「エビデンスがないっていうのは事実」「7月から『GoTo』がはじまっているが8月から感染者は減っている」と人口最多の東京が「GoToトラベル」の対象となったのが10月であることをネグって主張。「『GoTo』というのは経済を回すためには今後も大変重要な政策として位置づけられる」と語った。

 新型コロナ分科会メンバーの経済学者・小林慶一郎氏も「感染者が増えれば経済も止まってしまう」と述べているが、菅首相はそうした意見には耳を貸さず、この現実を直視しない竹中氏のような主張だけを受け入れているのではないかと思わずにいられない。だが、もっと酷かったのは、重症患者をめぐる話題の際の、竹中氏のこの発言だ。

「さっきから医療崩壊の話とか出てるでしょ? でも先程あったように重症患者が430名です。430名の重症患者が出て、この1億2600万人のですね、大きな国の医療が崩壊するなんて、おかしいわけですよ。400人ですよ?」

 重症者は1億2600人分の400人にすぎないのに日本の医療が崩壊するわけがない、大騒ぎしすぎだ──。そう言わんばかりのこの主張には、やはり二木教授が “新型コロナ患者には集中的な治療が必要”と述べて、「1人の患者さんに対してECMOという人工肺を回そうと思えば10人くらいのスタッフがかかりきりにならないとそれを回せない」と指摘したが、ようするに、竹中氏は医療現場の逼迫状況についてまるでわかっていないのだ。

 いや、竹中氏は医療現場やその体制がわかっていないのではなく、そうした都合の悪い現実は見ないふりをしているのだろう。実際、竹中氏は小泉純一郎政権下で経済財政政策担当相として「構造改革」を主導し、医療・社会保障費抑制策を打ち出した張本人であり、その結果、この国の医療体制の脆弱さがいまあらわになったとも言える。にもかかわらず、そのことを無視しているからこそ、「1億2600万人のうちの400人」などと言い放つことができるのだ。

 しかし、恐ろしいのは、このような現実を見ようともしない竹中氏を「ブレーン」として「政府の真ん中」に置いている菅首相だ。いまだに「GoTo」に固執していることからも菅首相は現状を過小評価しているとかしか考えられないが、その背後にこの男がいることを思うと、コロナの医療体制がこれからどうなってしまうのか、背筋が凍るばかりなのである。

(編集部)



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