安倍氏の地元も「答弁、何だったのか」 「桜を見る会」補塡に疑問の声
https://mainichi.jp/articles/20201124/k00/00m/010/339000c
毎日新聞 2020年11月24日 21時40分(最終更新 11月25日 00時01分)
大勢の記者団を前に「桜を見る会」を巡る問題について質問に答える安倍晋三首相(当時、右端)=首相官邸で2019年11月15日、川田雅浩撮影
安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」の前夜祭の費用総額の一部を補塡(ほてん)していたことを安倍氏周辺が認めたことについて、地元・山口県下関市の関係者からは「信じられない」と驚きが漏れる一方、「補塡は一切ないとしていた国会答弁は何だったのか」「安倍氏が知らなかったはずがない」と疑問の声も上がった。
周辺によると、安倍氏の秘書は前夜祭の費用総額は会費だけでは足りず、一部を安倍氏側で補塡していた事実を把握していたが、安倍氏には伝えず、問い合わせに対しても会費以外の支出はないと回答したという。安倍氏は首相在任中に国会などで前夜祭について「安倍晋三後援会の収入、支出は一切ない」などと事実と異なる答弁をしていた。
こうした説明について、安倍事務所から誘われて前夜祭に参加した元市議は「料理はどこの立食でも出るような内容であり、5000円の会費で妥当と思っていた」としたうえで、「安倍さんはあれだけ国会で否定しているので、『知らなかった』で逃げるしかないでしょう」と話した。また、別の元市議は「秘書がやったといっても、安倍さんの責任は避けられない。『秘書がやった』では国民は信用しない」とした。
後援会の元関係者の男性も「安倍さんは緻密な人で、秘書から報告を聞いていなかったとは思えない」と語り、前夜祭に参加した男性は「会費が5000円でも高いと思った内容だったが、安倍さんが補塡の事実を知らずに国会で答弁していたなんていうことはあり得ないだろう」と話した。
一方、元後援会幹部の男性は「会費を決めて、それでパーティーの総額をまとめてもらうことは、政治の世界では日常的に行われている。もし費用が増えたならば会費を増やせばよかった。なぜこのような事態になったのか理解できない」と語った。支援者の女性も「パーティーは会費に見合ったものだった。補塡は信じられない」と話した。
「『桜を見る会』問題の真実を求める下関・長門市民の会」の豊嶋耕治共同代表は「国会答弁は何だったのかと怒りがこみ上げてくる。安倍さんが知らなかったことはないと思う。全部事務所がやったというだけでは済まされない」と憤った。安倍氏を支援してきた下関市の自民党員の50代男性は「安倍さん自身は聞いていなかったとしても、本人がきっちりと正確に説明してほしい」と求めた。
安倍氏と同じ下関市を地盤とし、自民党県連幹事長を務める友田有県議は「報道されているだけで、本当かどうか分からない。コメントできない」とした。【佐藤緑平、部坂有香、平川昌範】
林検察の本気度!?<本澤二郎の「日本の風景」(3915)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/27101990.html
2020年11月25日 jlj0011のblog
<検察の政治的演技それとも安倍収監なのか>
林検察に期待をかけた国民の一人だったが、いざ蓋を開けてみると、黒川弘務レベルに衝撃を受けたことから、正義と勇気の面々が国民固有の公務員罷免権を抜刀して、検事総長罷免のための検察官適格審査会審査へと行動を開始している最中に、なんと意外なことに、検察が政府の犬同然の新聞にリークした。安倍のみならず、菅や二階も驚いたはずだが、従来の対応からすると、これまた裏取引も想定できるだろう。主権者の監視・監視が求められよう。
表向きは、桜事件の突破口が開かれた格好だが、他方で、安倍秘書らに対する取り調べは、任意のもので強制捜査でなかった、肝心かなめの河井1・5億円事件関連の自民党本部家宅捜索はまだ手を付けていないし、解明した金額は3000万円のみである。安倍秘書や公明党創価学会への謝礼、はたまた安倍本人への還流疑惑解明に程遠い。政治資金規正法違反という、軽微な事件で処理する懸念もある。
民主主義の原点は、法の下の平等である。安倍事件は、すべてが安倍自身か身内のための犯罪、権力乱用そのもので、主権者を裏切る悪質極まりない犯罪で、これのいい加減な処理は許されない。成り行き如何では、多くの国民の理解を得られそうにもない。
もしも林検察が韓国の検察レベルだとすると、安倍晋三は収監される運命にある。 あたかも米国の敗者のトランプが必死で抵抗している背景には、彼にも豚箱が用意されている、そのための怯えであろう。
<読売へのリーク(漏洩)、800万円一人歩きに懸念する声>
「まずはゴミウリへの検察リークが臭い。本当に補填金が800万円なのか。額ははるかに大きいのではないか」という声は、読売報道直後から噴き出した。
「体験者の前川喜平さんは、よく見えているのではないだろうか」との指摘もある。報道に一喜一憂してはなるまい。ここではっきりしたことは、安倍が首相として発言した議事録が、すべて出鱈目、偽証であることが判明したことである。
<まともな野党なら安倍喚問、解散に追い込んで政権交代する場面>
一連の安倍事件は、安倍の偽証答弁で封じ込めてきた、という経緯が重くのしかかっている。検察の捜査は、比例して国会における国政調査権を発動する権利義務を生じさせる。
国営調査権を行使しないことは、政府と検察の闇取引を放任するようなものである。ここはしっかりとした歯止めをかけなければならない。議会・野党の責任は、極めて重い。莫大な自民党国対費に篭絡されているという立憲民主党を、国民の誰も見たくないだろう。
逃げる政府と追い詰める野党の攻防戦は、つまるところ解散へと進行する。コロナ禍の総選挙は、アメリカのトランプのような事態を招来させようが、失意・絶望の足腰の立たない多くの市民は、腐敗政党を排除するために立ち上がるはずである。
護憲リベラルが野党に存在するのであれば、まさに好機到来、国粋主義者を法治で裁き、選挙で排除するしかない。これはまた、日本の民主主義の正念場なのだ。以下に受信したメールを貼り付けたものの、なぜか多くが貼り付けられなかった。
2020年11月25日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
http://topics.smt.docomo.ne.jp/article/hochi/nation/hochi-20201123-OHT1T50292、という?utm_source=dmg&utm_medium=4
ご返信ありがとうございました。まずは捜査の成り行きを
チェックしますが、検察トップの馴れ合い体質が刷新されなければ
「入念な捜査の結果、嫌疑不十分で不起訴処分」とやらの
聞き飽きた答えが出る図が描かれているような気もします。他にも
まだまだ疑惑の山が残っていますから検察へのプレッシャーを
かけ続ける必要あるでしょう。油を切らさないよう気合を
入れていきます。
今後の道筋などについては仲村さんとも打ち合わせます。
よろしくお願いいたします。
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<読売の豹変追及続く>安倍氏側800万円超補填か 東京地検 「桜」前夜祭5年間<読売新聞1面、スクープ>
http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/488.html
安倍前首相の公設秘書ら20人近く事情聴取 「桜を見る会」疑惑で本気モードの検察
https://dot.asahi.com/wa/2020112400056.html
2020.11.24 16:54 週刊朝日オンライン限定記事
「桜を見る会」疑惑で秘書らが検察から事情聴取された安倍前首相(C)朝日新聞社
「桜を見る会」をめぐり東京地検特捜部が安倍晋三前首相の公設第一秘書らを任意で事情聴取した問題が波紋を投げかけている。公明党の山口那津男代表は11月24日の会見で、「本人自身の説明責任はある」との考えを示した。
一方、安倍前首相は同日、「告発を受けて捜査が行われていると承知している。全面的に協力していく。それ以上のことをお答えすることは控えたい」と国会内で記者団に答えた。
捜査が行われているのは、安倍前首相の政治団体「安倍晋三後援会」が東京都内のホテルで主催していた「桜を見る会」前夜祭での資金の流れだ。
前夜祭は「桜を見る会」の前日に、安倍氏の選挙区・衆院山口4区の有権者などを対象に開催された。2015年から2019年の5年間で、会場となったホテルへの支払い総額が約2300万円。一方、参加者から徴収していた総額は約1400万円とされ、約900万円の差額があった。
読売新聞、NHKなどが24日までに差額分に当たる会費800万円以上を安倍氏側が補填していたことを示す領収書の存在をスクープするなど、疑惑がここに来て再燃している。
東京地検特捜部はこれまで安倍氏の公設秘書を含む約20人の関係者から、任意で事情聴取。ホテル側からも会計書類など、資料の提供を受けているという。安倍氏側が800万円を負担していたとなると、どんな罪となるのか。
元東京地検特捜部の郷原信郎弁護士はこういう。
「地元の有権者なら公職選挙法違反の買収という線もあるが、選挙と今回は直接、関連性がないようだ。ならば、政治資金収支報告書に800万円の負担分を正しく記載していなかった政治資金規正法の虚偽記載なら立件できるのではないか」
安倍前首相の後援者によると、1か月ほど前から事情聴取が始まったという。
「安倍さんが退陣してすぐ事情聴取でしょう。検察もわかりやすいことをするなと地元で噂になっていた。しかし、安倍さんの後援会幹部は『告発された以上、検察も仕事だからね。立件されないから大丈夫だよ』などと話していた」(後援者の1人)
安倍前首相の立件の可能性は薄いのか。捜査関係者はこう解説する。
「検察が告発を受けて独自捜査する場合、20人も調べるというのは、それなりに事件に脈があるということ。立件できる可能性がある」
安倍前首相は国会で一貫して、「安倍事務所の補填はない」「後援会の収入や支出もなかった」などと説明していた。
補てんが事実ならその説明は真っ赤な嘘ということになる。検察の捜査次第では、政局に大きな影響を与えかねない。これまで政権が頼ってきた“官邸の守護神”と呼ばれた元東京高検検事長、黒川弘務氏は5月に賭け麻雀問題で失脚。自民党幹部が不安な胸の内をこうぼやく。
「黒川氏がいれば、こんな面倒なことにはならなかったと思うよ。今になって黒川氏の存在がいかに大きなものだったのか痛感するね。菅首相だって黒川氏に頼って政権運営してきた。心配でたまらないと思うな」
もう一つ、注目されるのは、安倍前首相への事情聴取だ。前夜祭の主催は「安倍晋三後援会」で、その代表は安倍前首相の公設第一秘書だ。
「公設第一秘書から安倍氏が関与という証言があれば、そりゃすぐに事情聴取となるでしょう。安倍さんには秘書の監督責任、政治資金収支報告書をチェックして正しいものか把握する義務はある。それについて事情を聞くということはあり得る」(前出の捜査関係者)
また野党・立憲民主党の幹部はこう話す。
「安倍氏の国会答弁はウソだったことが明白だ。事件としても問題だが、国会で総理がウソを堂々とついていたというのは、とんでもないこと。今度こそ国会で証人喚問すべきという声もある。菅首相も官房長官として、安倍氏のウソに加担していたかもしれません。同罪ですよ」
前出の自民党の幹部はこう話した。
「これまで黒川元高検検事長を通じて、検察を抑え込みすぎた結果かもしれない。その重しがなくなったとばかりに、検察が一気に政治家へ向かってくることもありうる。安倍さんを事情聴取、事件を立件となれば、官房長官だった菅首相の責任も問われる。本当にまずいよ」
(本誌取材班)
※2020年11月24日 日刊スポーツ21面 紙面クリック拡大
答弁下手の西村に経済回せるのか/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202011240000063.html
2020年11月24日7時44分 日刊スポーツ
★安倍政権を引き継いだ菅政権は複数の閣僚を留任させたが、安倍政権でも失政の元凶となっていた経済再生相兼コロナ対策相・西村康稔の人事は、コロナ政策で後手後手に回る菅内閣の失政のシンボルでもある。何しろ経済政策の加速と慎重さが必要なコロナ対策の2つを成立させることは不可能で、1人の大臣がアクセルとブレーキを案配すること自体がおかしな話だ。その西村は最近も失言を続けている。19日夜の会見では「感染がどうなるかっていうのは、本当に神のみぞ知る」と言い出した。 ★西村に当事者能力がないことは自民党内でも周知の事実だが、おしゃべりが過ぎて安倍内閣時代から各方面からの苦言が相次いでいた。「会見の意味も役割もあまり分かっていないのではないか。パーティーばかりやっていて金集めはうまいが、答弁はからっきしダメ」(自民党閣僚経験者)。西村や与党幹部がよく使う言葉に「経済を回す」「経済を回さないとならない」といった言い回しがある。コロナ禍で休業を余儀なくされたすべての人々にとって経済の正常化、1年前の状態に戻したいという気持ちは痛いほどわかるが、イメージとしては浮かぶものの経済を回すとは何を指しているのか。 ★海外旅行や飲食などができず、うずうずしていた富裕層の財布のひもを緩めさせ、消費を促すことなのか、それともまじめに働いていながらコロナ禍で雇用止めや出勤調整などで収入減になり、苦境にあえぐ人たちへの支援を指すのか。経済を回すの意味が分からない。その両方だというのならば、Go Toキャンペーンのターゲットは富裕層向けだろう。出口戦略を持たず、予算措置だけで進めたキャンペーンは景気のカンフル剤の足しにはなるが、経済を回すほどの効果はなく、政策などと呼べる代物ではない。経済を回すとは何か。西村に聞いてみたい。(K)※敬称略 |
※2020年11月25日 朝日新聞1面トップ 紙面クリック拡大
※2020年11月25日 朝日新聞2面 紙面クリック拡大
朝日新聞一面トップは「安倍氏側 5年で916万円補填」。
— 三河人@いくじなし (@mikawa_1964) November 24, 2020
「『桜』夕食会費 領収書 資金団体の名」「安倍氏側、補填認める」
朝日新聞は一面トップだけど、これは読売ではなく朝日が最初に報じて欲しかったな
— 常見陽平 (@yoheitsunemi) November 25, 2020
安倍氏側、5年で916万円補填 領収書、資金団体の名 「桜」夕食会費 https://t.co/Y8muTdvGcu
(時時刻刻)安倍氏答弁、矛盾あらわ 首相在任時、補填・明細書「ない」「桜」夕食会費 https://t.co/dZcbqW2Te4
— ナナシ・転生垢・ロボ (@robo7c7c1) November 24, 2020
■領収書の発行、一転判明
"特捜部の捜査を受けた安倍周辺は「国会という場で虚偽の答弁をしたのは事実だ」と打ち明けており、安倍氏の言葉の整合性が改めて問われる事態になった"
眠い…が、頑張って朝日新聞買った!#ozkn pic.twitter.com/Aqh8uNzwvf
— oskr (@Oskr2002) November 25, 2020
※朝日新聞、紙面一部文字お越し
安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に主催した夕食会をめぐり、安倍氏側が2019年までの5年間に、費用の不足分として総額約916万円を負担していたことが、関係者への取材で分かった。支払いを受けたホテル側が発行した領収書の宛名が、安倍氏が代表を務める資金管理団体「晋和会」だったことも判明。東京地検特捜部は、安倍氏側が不足分を補填(ほてん)していたことを示す証拠とみて、政治資金規正法違反(不記載)にあたるかを調べている。▼2面=矛盾あらわ、12面=社説
夕食会は、安倍氏の公設第1秘書が代表を務める「安倍晋三後援会」が主催。地元支援者らを招いて、13〜19年に年1回、都内のホテルで1人5千円の会費制で開いた。
関係者によると、同法違反(不記載)罪の時効(5年)にかからない15〜19年のそれぞれの費用総額は約407万〜約634万円で、増加傾向だった。一方、各年の参加者は450〜750人規模で、集まった会費の合計は約229万〜約384万円だった。
各年の不足分は約145万〜約251万円で、安倍氏側が負担していたとみられる。ホテル側はそれぞれの年に、不足分の支払いを受けた金額の領収書を安倍氏の資金管理団体宛てに発行していたという。
資金管理団体は、政治家が一つだけ指定できる。公表されている晋和会の15〜18年の政治資金収支報告書には、夕食会の支出に関する記載はない。
特捜部は、ホテルの領収書や夕食会の明細書などを元に、公設第1秘書や後援会関係者から複数回にわたり任意で事情聴取した。安倍氏側が負担した経緯やその原資のほか、晋和会などの政治団体の収支報告書に収支を記載すべきだったかを調べている。
安倍氏は国会などで、夕食会の費用について「ホテル側が設定した額を参加者が支払った」と安倍氏側の負担を否定。「事務所や後援会の収入、支出は一切ない」と述べ、収支報告書の記載も不要とした。明細書についてはホテルから発行がなかったと説明した。
問題をめぐっては、弁護士らが5月、安倍氏や公設第1秘書らを地検に告発した。規正法違反のほか、公職選挙法が禁じる選挙区内の寄付に当たると訴えている。
※2020年11月24日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大
※2020年11月24日 日刊ゲンダイ2面
※2020年11月24日 日刊ゲンダイ2面 紙面クリック拡大
※文字お越し
犯罪を隠蔽し国会で大嘘 安倍前首相と共犯政権の今後<中>
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281745
2020/11/24 日刊ゲンダイ
少なくとも安倍の証人喚問があらゆる国会審議の大前提 |
安倍はこれまで前夜祭について、「すべての費用は参加者の自己負担で支払われており、事務所や後援会の収支は一切なく政治資金収支報告書に記載する必要はない」と強弁し、「事務所に確認したがホテル側からの発行はなかった」と明細書の存在も否定してきた。
しかし、NHKなどが「関係者」の話として、安倍事務所側が費用の一部を負担していたことを示す領収書や明細書が存在し、それを地検も把握していると報じた。これが事実なら、安倍の国会答弁は偽証だったということだ。
立憲民主党の枝野代表は23日、那覇市で記者会見し、特捜部が安倍の公設第1秘書らから任意で事情聴取していたことについて「聴取に至るほどの嫌疑があると検察が認めているわけだから、政治責任の問題としても問いただしていかなくてはならない」と話した。「本人ではないにしても事情聴取が行われていたというのは大変深刻な事態だ」とも言っていたが、本当にその通りで、その場しのぎの嘘で逃げ切りなんて許されるはずがないのだ。
「総理大臣が偽証していたとすれば国会軽視も甚だしく、民主主義の根幹を揺るがす重大な問題です。安倍氏は少なくとも国会で説明する責任があるし、国会の側も国政調査権を発動して証人喚問を要求すべきです。与党や安倍氏が応じないなら、野党はあらゆる審議を拒否するほかありません」(政治評論家・本澤二郎氏)
幸い、安倍はすっかり元気でゴルフや会食に興じている。体力的には証人喚問にも十分耐えられそうだ。メディアのインタビューに喜々として応じる余裕があるなら、まずは国会で説明責任を果たすべきだろう。
25日に予定されている予算委の集中審議でもこの問題は取り上げられるだろうが、ガス抜きで終わらせてはいけない。
これでわかった黒川騒動、突然の辞任の真相 |
安倍政権は今年早々に今回の捜査潰しに動いていた。“官邸の守護神”黒川弘務・元東京高検検事長の定年延長を巡る騒動がそれだ。政府は1月、黒川氏の異例の定年延長を閣議決定。2月の誕生日に検事長の定年退職を迎える直前に半年間の定年延長を決め、今夏の検事総長就任への道を開いたのだった。
異常な人事を後付けで正当化するため、政府は今年の通常国会に国家公務員法改正案と共に検察庁法改正案を提出。一般職の国家公務員と同様に検察官の定年延長も狙ったが、「定年延長は検察官に適用されない」との過去の政府答弁が発覚。その矛盾を突かれても、安倍は「(検察官にも定年延長が)適用されると解釈することとした」と、異様なまでに改正案成立に固執した。
これに世論が猛反発。普段は政治的発言を控える芸能人までもが〈#検察庁法改正に抗議します〉とツイッターに投稿し、巨大なネットデモに発展。黒川氏自身が賭けマージャンに興じていた事実も発覚し、廃案に追い込まれたのだった。
黒川氏といえば、不起訴となった小渕元経産相の公選法違反疑惑や甘利元経済再生相のあっせん利得処罰法違反疑惑を巡って暗躍したと指摘される。安倍が黒川氏を検察トップに就けたかったのは、桜疑惑潰しこそが狙いだったわけだ。
「安倍氏は在任中、国会で『会合費用を補填した事実はない』と答弁しましたが、これが大嘘だった可能性が濃厚です。これだけの虚偽答弁を平然とできたのは、“守護神”の黒川氏が検察トップに就くと思い込んでいたからでしょう。黒川氏さえいれば、疑惑を潰せると高をくくっていたとみられます」(高千穂大教授・五野井郁夫氏=国際政治学)
突然の辞任も結局は追及逃れだ。「健康不安と言いながら今は随分と元気だ。在職中に嘘が発覚すれば引責辞任となりかねない。そうなる前に辞任し、立件逃れを画策した上で、国会での追及からも逃げた可能性がある」(野党幹部)という。「違う」と言うなら、安倍は正直に説明すべきだ。
※2020年11月25日 読売新聞1面 紙面クリック拡大
出た!領収書捨てたんだって
— 香西かつ介・日本共産党 衆議院議員 東京3区予定候補)共産党のジャイアン) (@kouzai2007) November 24, 2020
何度もいうが法を守れない議員に憲法に指一本触れる資格なし#国民投票法改正案に抗議します
ウソついたら偽証罪になる #安倍議員の証人喚問を求めます https://t.co/aH21fib9uJ
「桜」前夜祭、安倍氏側が領収書廃棄か…周辺者は補填認める
— ねこおぢ3 (@necoodi3) November 24, 2020
安倍晋三前首相(66)側が主催した「桜を見る会」の前夜祭を巡り、安倍氏側が費用の一部を補填した際、会場のホテル側から受け取った領収書を廃棄していた疑いのあることが関係者の話でわかった。 pic.twitter.com/wbVOugkWYQ
かつて自他ともに認める安倍ヨイショ紙、読売の追求継続「「桜」前夜祭、安倍氏側が領収書廃棄か…周辺者は補填認める。東京地検特捜部は安倍氏側の補填額が昨年までの5年間で計800万円超とみており、政治資金規正法違反(不記載)容疑等での立件検討。」
— 孫崎 享 (@magosaki_ukeru) November 24, 2020
「桜」前夜祭、安倍氏側が領収書廃棄か…周辺者は補填認める
https://www.yomiuri.co.jp/national/20201124-OYT1T50263/
2020/11/25 05:00 読売新聞オンライン
安倍晋三前首相(66)側が主催した「桜を見る会」の前夜祭を巡り、安倍氏側が費用の一部を補填した際、会場のホテル側から受け取った領収書を廃棄していた疑いのあることが関係者の話でわかった。東京地検特捜部は安倍氏側の補填額が昨年までの5年間で計800万円超に上るとみており、政治資金規正法違反(不記載)容疑などでの立件の可否を検討している。
一方、安倍氏周辺は24日、読売新聞の取材に対し、ホテルへの支払総額が参加者からの会費徴収額を上回り、不足分を事務所側で補填していたことを認めた。
前夜祭は昨年まで、政治団体「安倍晋三後援会」(山口県下関市)が「桜を見る会」の前日に東京都内のホテルで開催した。
残り:524文字/全文:830文字
※続きはトップ紙面をご覧ください
“桜疑惑”突然の捜査…安倍応援団「菅首相裏切り」への疑心
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281801
2020/11/25 日刊ゲンダイ
キングメーカー気取りだったが一気に窮地に(C)日刊ゲンダイ
天網恢々疎にして漏らさずということか。安倍前首相の「桜疑惑」について、東京地検特捜部が捜査していることが明らかになり、政界は大揺れだ。永田町では「官邸陰謀説」まで流れている。安倍晋三の復権を阻止するために、菅―二階コンビが仕掛けたのではないか、という解説だ。安倍応援団は、「菅首相は裏切るつもりか」と疑心暗鬼になっている。
◇ ◇ ◇
特捜部が想定しているのは、「公選法違反」と「政治資金規正法違反」だ。すでに、安倍氏周辺から聴取を進め、安倍氏本人からも事情を聴く予定だ。野党も、安倍氏の国会招致を要求している。安倍氏は総理退陣後、体調が回復し、キングメーカー気取りだったが、一気に窮地に追い詰められている。自民党関係者が言う。
「特捜部は急ピッチで捜査を進めている。安倍事務所の人間も次々に呼ばれているようです。でも、安倍さんは、3カ月前まで総理大臣だった政治家ですよ。常識的に考えて、捜査に着手する前に、法務大臣や官房副長官にお伺いを立てるはずです。その時、官邸は捜査を止めなかったのではないか。その疑いがあります。しかも、疑惑の中身が次々にリークされている。安倍サイドが補填したのは800万円……、ホテルは領収書を提出……など、検察しか知りえない話がボロボロと出てくる。検察だって、官邸から暗黙の了解を得ていなければ、怖くてここまでリークできないはずですよ」
復権阻止?(菅首相と二階幹事長=左、自民党役員会で)/(C)日刊ゲンダイ
再々登板はこれで消えた
「官邸陰謀説」がまことしやかに流布されているのは、<菅―二階コンビ>にとって、<安倍―麻生連合>が、この先、敵対勢力になる可能性があるからだ。
体調を取り戻した安倍氏は、議連を設立して会長に就き、メディアのインタビュー取材を頻繁に受けるなど、表舞台で動き回っている。周囲に「私だったら来年1月に解散する」と、総理の専権事項まで口にしている。安倍氏周辺からは「再々登板説」まで浮上する始末だ。実際、来年秋の総裁選に安倍氏が手を挙げる可能性が取り沙汰されている。それだけに、菅官邸が、安倍氏の動きを警戒したとしてもおかしくない。
この時期に捜査が動いたことに、安倍応援団は不信感を抱いているという。地検捜査は、どこまでいくのか。
「もし、菅さんが安倍さんの復権阻止を考えていたとしたら、もう目的は十分に果たせたはずです。さすがに安倍さんも、しばらく表舞台には出てこられませんからね。しかも、秘書や会計責任者が立件される可能性は捨て切れない。仮に安倍さん本人が不起訴になっても、市民団体が検察審査会に訴えるはずです。検察審査会の結論が出るまで1年かかる。小沢一郎氏も検察審査会によって動きを封じられています。地検捜査によって、来年秋、安倍さんが総裁選に出馬する可能性はかなり低くなったはずです」(政界関係者)
政治学者の中島岳志氏は、ツイッターで<菅首相と安倍前首相の確執が深まる中での動きは、検察が権力の意向に服従している可能性を示唆する>とつぶやいている。暗闘がはじまっているのか。
事前に知ってたなら、政金収支報告書記載ミスじゃなくて、未記載!
— ナナシ・転生垢・ロボ (@robo7c7c1) November 25, 2020
意図的❗
違法行為‼
「桜を見る会」懇親会 安倍前首相側 事前に費用一部負担認識か | NHKニュースhttps://t.co/VOWutVtFh6
https://twitter.com/MSumeragi/status/1331546354754015232
「桜を見る会」懇親会 安倍前首相側 事前に費用一部負担認識か(NHK)。安倍の周辺の関係者は24日、NHKの取材に対し、事務所の担当者が「政治資金収支報告書に会の収支を記載していなかったため、事実と異なる内容を安倍氏に答弁してもらうしかないと判断した」と説明していることを明らかにした。
— aji-onchi (@OnchiAji) November 25, 2020
「桜を見る会」懇親会 安倍前首相側 事前に費用一部負担認識か
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201125/k10012730531000.html
2020年11月25日 19時22分 NHK
「桜を見る会」の前日夜に開催された懇親会をめぐる問題で、会場のホテル側が、開催前に飲食代や会場代などの総額を記した見積書を安倍前総理大臣側にあらかじめ示していたことが関係者への取材で分かりました。安倍前総理大臣側は、懇親会の開催前から費用の一部を負担することを認識していたとみられ、東京地検特捜部が詳しい経緯を調べているものとみられます。
「桜を見る会」の前日夜に開かれ、支援者らが参加した安倍前総理大臣の後援会主催の懇親会をめぐっては、去年までの5年間にかかった懇親会の費用の総額が2000万円を超え、このうち少なくとも800万円以上を安倍前総理大臣側が負担したとみられることが明らかになっています。
複数の関係者によりますと、会場となった2つのホテルはいずれも懇親会の開催前に、飲食代や会場代、音響費などの総額を記した見積書を安倍前総理大臣側にあらかじめ示していたということです。
そして参加者が支払った会費分を、懇親会の当日などに前払い金として受け取り、差額については安倍前総理大臣の事務所宛てに請求し、その際に発行した明細書には、懇親会の費用の総額、会費分などの前払い金、差額分の請求額がそれぞれ記されていたということです。
安倍前総理大臣側は、懇親会の開催前から費用の一部を負担することを認識していたとみられ、東京地検特捜部はホテル側から領収書や明細書などの提出を受け、詳しい経緯を調べているものとみられます。
安倍前首相 国会などで「見積書の発行なし」説明
安倍前総理大臣はこれまで国会などで「5000円という会費は、大多数がホテルの宿泊者だという事情などを踏まえ、ホテル側が設定した価格だ。価格分以上のサービスが提供されたわけでは決してない。事務所に確認したが、ホテル側から見積書などの発行はなかった」などと説明していました。
しかし、安倍前総理大臣の周辺の関係者は24日、取材に対し、事務所の担当者が「政治資金収支報告書に会の収支を記載していなかったため、事実と異なる内容を安倍氏に答弁してもらうしかないと判断した」と説明していることを明らかにしていました。
※2020年11月25日 日刊スポーツ21面 紙面クリック拡大
不起訴なら特捜に無駄な役所認定を/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202011250000073.html
2020年11月25日8時2分 日刊スポーツ
★唐突ともいえる東京地検特捜部の「桜を見る会」前夜祭のカネの動きについて前首相・安倍晋三事務所関係者ら20人余りが事情聴取を受けていることが分かった。23日の読売新聞のスクープだ。しかし、この日の1面トップは「Go To札幌除外へ」で、「安倍前首相秘書ら聴取」は肩だ。普通のセンスなら1面トップを飾る記事がなぜ肩になったか。そして、その2つの記事の真ん中には「首相の厚遇 二階派の春」と題した記事。首相・菅義偉、党幹事長・二階俊博、そして安倍の扱いから複雑な政治の機微が見え隠れする。読売の後にはNHKが昼ニュースでそれ以上の材料を出してきた。いずれも親安倍メディアと揶揄(やゆ)されてきた媒体だ。 ★政界ではさまざまな分析がある。ある自民党ベテラン議員は「なにしろ桜を見る会は森友・加計学園事件とは違って安倍事務所本体の疑惑だから。ほかの政治家に累が及ばない安倍案件だ。最近、元気になって露出を増やしている前首相に政権がけん制したのではないか。ポスト菅は安倍というムードを断ち切りたい」と分析する。一方、「秘書のミスとして収支報告書の修正、最悪でも秘書が起訴されるだけ。告発に対しての検察のポーズで捜査の体裁を取っただけ」と楽観論を解説する議員もいた。 ★しかし、国会であれだけ問題になり、安倍自身が事務所からの説明として会見でも国会の答弁でも前夜祭での「安倍事務所からの支払いはない」と言い続けたものの、報道では安倍側から少なくとも800万円以上を負担したことがホテル側作成の領収書に記載されていれば、既に安倍の答弁が虚偽だったことがはっきりした。また「桜を見る会」には政府の催しでありながら怪しげな招待客たちが相次ぎ、マルチ商法の広告塔のようなありさまだったことは既に明らかになっている。これを不起訴にしたり大したことはないとするならば行革相は東京地検特捜部を無駄な役所に認定すべきだ。(K)※敬称略 |
なぜ、親米の東京地検特捜部と読売は隷米・安倍氏を追い込んでいるのか:彼の後釜に林氏(ハーバード大学院卒)を据えるシナリオが動いているからか
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/8330404.html
新ベンチャー革命2020年11月25日 No.2720
1.あの安倍氏は、いよいよ、第二の田中角栄同様、逮捕されて議員辞職に追い込まれる可能性が出てきた
本ブログ前号(注1)にて、究極の隷米総理だった安倍氏による「桜を見る会」の私物化事件の再燃化を取り上げました。
現在、安倍氏の置かれた状況は、彼にとって非常に厳しいものであり、捜査当局が健全であれば、彼は逮捕されるはずです。
そうなれば、安倍氏は、かつての田中角栄同様、議員も辞めざるを得なくなるはずです。
ところで、今回、安倍氏を窮地に追い込んでいるのは、親米(親・米国戦争屋CIAジャパンハンドラー)の東京地検特捜部と読売です。
米戦争屋の傀儡総理であった安倍氏を追い詰めている東京地検特捜部も読売も、戦後日本を闇支配し続ける米国戦争屋CIAジャパンハンドラーと水面下でつながっています。
なお、上記、米国戦争屋CIAジャパンハンドラーについては、本ブログのNo.2563(タイトル:戦後日本を闇支配する米国戦争屋とは何者か:2020年、自衛隊がイラン戦争に動員される危険が高まる!)を参照ください。
2.日本を闇支配する米国戦争屋CIAジャパンハンドラーはなぜ、隷米・安倍氏を議員辞職に追い込む必要があるのか
さて、本ブログの見立てではあの安倍氏は、いよいよ、議員辞職に追い込まれる可能性が高くなってきました。
それでは、いったい、なぜ、米戦争屋CIAジャパンハンドラーは、隷米・安倍氏の議員辞職を必要としているのでしょうか。
ズバリ、山口県選挙区における安倍氏のライバル・林芳正議員を、山口4区(安倍氏の選挙区)の衆院議員にするためではないでしょうか。
今の林氏は、安倍氏に遠慮して、山口4区(一人区)での出馬を諦めて、参院議員に甘んじていますが、衆議院への鞍替えを虎視眈々と狙っています。
そのような彼の狙いについて、本ブログではすでに取り上げています(注2)。
戦後日本を闇支配し続ける米戦争屋CIAジャパンハンドラーにとって、彼らの傀儡総理として、米国留学に失敗した安倍氏より、林氏(ハーバード大学院卒)の方が格段に好都合なのです、言うまでもありませんが・・・。
3.戦後日本を闇支配し続ける米国戦争屋CIAジャパンハンドラーの好む日本の傀儡政治家の条件は、ズバリ、米国留学経験者
戦後日本を闇支配し続ける米国戦争屋CIAジャパンハンドラーにとって、日本における自分たちの傀儡政治家は、米国留学組がベターであることは、十分、頷けます(注3)。
その証拠に、米国留学組の茂木・河野両氏は近年、常に閣僚入りしています。この人事は、安倍氏や菅氏の采配ではなく、米戦争屋の意向によるものと思われます。
一方、同じく米国留学組の林氏は、安倍氏にとって、閣僚に入れたくない人物でしょうが、それでも、たまには閣僚入りさせられているのは、米戦争屋ジャパンハンドラーからの指示があるためとみなせます。
4.戦後日本を闇支配し続ける米国戦争屋ジャパンハンドラーにとって、安倍氏より、林氏の方がはるかにベター
上記、米戦争屋ジャパンハンドラーは、すでに、林氏と秘かにコンタクトしていて、彼の意向を確認していると推測されます。
そして、林氏は、次期総選挙にて、いよいよ、衆院に鞍替えするとウワサされています。
その林氏にとって、ベストチョイスは、彼の本来の選挙区である山口4区からの出馬ですが、この一人区には、あの安倍氏が陣取っています。
そこで、米戦争屋ジャパンハンドラーは、安倍氏より、各段に評価の高い林氏を選ぶことを決めたのではないでしょうか(注4)。
もし、本ブログの予想どおり、上記のようなシナリオが米戦争屋ジャパンハンドラーの間で動いているとすれば、当然、安倍氏を議員辞職に追い込んで、安倍氏の後釜に林氏を据えるシナリオがすでに動いていることになります。
注1:本ブログNo.2719『前総理・安倍氏主催の「桜を見る会」前夜祭の疑惑を捜査している東京地検特捜部は、天皇即位の晩餐会や露プーチンへの温泉接待時の疑惑も捜査すべき』2020年11月24日
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/8318101.html
注2:本ブログNo.2534『「桜を見る会」に招待された安倍後援会員の旅費を自民党支部が負担した疑惑が浮上!:安倍氏の後釜は、ハーバード大学院卒・林参院議員か』2019年11月28日
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/4548531.html
注3:本ブログNo.2535『日本を闇支配する米国CIAジャパンハンドラーは、米国留学エリートの政治家を好む:野党は安倍氏の南カリフォルニア大留学(学歴詐称疑惑)を追及すべき』2019年11月29日
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/4581974.html
注4:本ブログNo.2701『来年は安倍・菅・二階トリオが失脚させられ、林・茂木・河野氏など米国留学組エリートにチェンジされるのか』2020年10月9日
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/7718597.html
関連記事
<どろっどろ、凄いわ!>首相の地元を歩く 「安倍か林か選べ」 下関で苛烈な自民の政争 「桜」前夜祭の参加者倍増を招いた市長選/前編(毎日新聞)
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/190.html
コロナ感染拡大はGOTOのせい。中国の感染対策に学べ。
https://31634308.at.webry.info/202011/article_18.html?1606312681
中川医師会長は、医療崩壊の危機感を発表した。北海道、大阪はほぼ医療崩壊をしている。特に大阪は吉村知事が、病院においてトリアージをすると正直に言っていたことから、それほどひっ迫していると思われる。
菅首相は今日の国会でGOTOにより4000万人の旅行者が動いたが、GOTOによる感染者数は80人と述べた。だからGOTOと感染拡大の関係はないと言い切った。この発言に対して、野党は80人の根拠に対して一切聞いていない。4000万人の移動がありながら、80人だという確定はどうやって調べたのか?コロナ感染の発症は1〜2週間後と言われている。その間、どこでどう接触したかわからないはずである。
今回GOTOを政府が行ったことにより、GOTOサービスを利用しなくとも国民全体が一斉に動いたことが、この拡大を広げたことは間違いないと思っている。そうでなければ、吉村知事が大阪、鈴木知事が札幌のGOTOを規制する必要ないからだ。東京も店の時短を発表した。時短がどれだけ効果があるかわからない。
敢えてGOTOをやらないで、通常の活動にしておけばここまで拡大しなかったはずである。GOTO前にただでも外出を抑制されていた中で、急に目の前にタダ金を見せられてしまうと大挙して出かけてしまう。実際、我が県ではGOTO前は数人レベルの感染であったが、GOTO後20人程度になってしまった。やはり明らかにGOTOが影響している。
私見であるがGOTO自体を全くダメとは思っていない。コロナに対策を無しに、人を動かすから駄目だと思っている。経済活動とコロナ感染抑制をうまく両立させているのは、民主主義は?である中国である。武漢市でのコロナ感染で本当に懲りたせいか、武漢市の全住民をプール方式によるPCR検査を行った。また青島市でも10人前後感染者が出たことで全市の住民100万人レベルで検査した。またつい最近空港職員に5名程の感染者が出たことで1.5万人の空港関係者全員を検査した。その対策で中国は経済活動の制限を受けていない。
なぜ、日本でこのぐらいのことをやらないのか?コロナは法定感染病なので保健所が全て絡まなければならない。政府は住民全体をやると金が掛かると考えている。GOTOに出かける人はPCR検査をする条件を付けて行えば、リスクは限りなくゼロに近づく。そのためにはPCR検査を安く簡単に出来る体制を作ればいいのである。我が家の子供たちももう正月以来帰省していない。気軽にPCR検査が出来ればこんなことも無くなる。結局、国民が安心して経済活動や地方へ動くことが出来るのだ。国民統治の仕方は中国には学びたくないが、ことコロナ対策に対しては大いに学ぶべきである。
http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/512.html
https://okita2212.blogspot.com/2020/11/blog-post_28.html
11月 25, 2020 日々雑感(Daily miscellaneous feelings)
<安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」の前夜祭の費用総額の一部を補塡(ほてん)していたことを安倍氏周辺が認めたことについて、地元・山口県下関市の関係者からは「信じられない」と驚きが漏れる一方、「補塡は一切ないとしていた国会答弁は何だったのか」「安倍氏が知らなかったはずがない」と疑問の声も上がった。
周辺によると、安倍氏の秘書は前夜祭の費用総額は会費だけでは足りず、一部を安倍氏側で補塡していた事実を把握していたが、安倍氏には伝えず、問い合わせに対しても会費以外の支出はないと回答したという。安倍氏は首相在任中に国会などで前夜祭について「安倍晋三後援会の収入、支出は一切ない」などと事実と異なる答弁をしていた。
こうした説明について、安倍事務所から誘われて前夜祭に参加した元市議は「料理はどこの立食でも出るような内容であり、5000円の会費で妥当と思っていた」としたうえで、「安倍さんはあれだけ国会で否定しているので、『知らなかった』で逃げるしかないでしょう」と話した。また、別の元市議は「秘書がやったといっても、安倍さんの責任は避けられない。『秘書がやった』では国民は信用しない」とした。
後援会の元関係者の男性も「安倍さんは緻密な人で、秘書から報告を聞いていなかったとは思えない」と語り、前夜祭に参加した男性は「会費が5000円でも高いと思った内容だったが、安倍さんが補塡の事実を知らずに国会で答弁していたなんていうことはあり得ないだろう」と話した。
一方、元後援会幹部の男性は「会費を決めて、それでパーティーの総額をまとめてもらうことは、政治の世界では日常的に行われている。もし費用が増えたならば会費を増やせばよかった。なぜこのような事態になったのか理解できない」と語った。支援者の女性も「パーティーは会費に見合ったものだった。補塡は信じられない」と話した。
「『桜を見る会』問題の真実を求める下関・長門市民の会」の豊嶋耕治共同代表は「国会答弁は何だったのかと怒りがこみ上げてくる。安倍さんが知らなかったことはないと思う。全部事務所がやったというだけでは済まされない」と憤った。安倍氏を支援してきた下関市の自民党員の50代男性は「安倍さん自身は聞いていなかったとしても、本人がきっちりと正確に説明してほしい」と求めた。
安倍氏と同じ下関市を地盤とし、自民党県連幹事長を務める友田有県議は「報道されているだけで、本当かどうか分からない。コメントできない」とした>(以上「毎日新聞」より引用)
以前から何度もこのブログで私は「安倍氏は嘘つきだ」と断定的に何度も書いた。政治家が選挙地盤の地方でホテルを利用してパーティーを開けば最低でも会費は一人2万円というのが相場だ。それでもホテル側に最低でも一人1万円の費用を支払い、政治家の手許に残る政治資金は一人当たり1万円未満だといわれていた。
安倍氏は800人余の後援会員を呼んで、一人5,000円で名の知れた東京のホテルで「桜を見る会」の前夜祭を開催したという。東京の有名ホテルの立食パーティーが一人5,000円で開けるとは、あり得ない金額だ。だから私は名誉棄損で訴えられるのを覚悟で「安倍氏は嘘つきだ」と書いた。
果たして安倍氏の国会答弁は嘘だった。800人を集めたパーティーで安倍後援会が負担した金額が800万円だった、という。つまり東京の有名ホテルで立食パーティーを開いた費用は一人当たり15,000円だったということになる。
引用記事には「元後援会幹部の男性は「会費を決めて、それでパーティーの総額をまとめてもらうことは、政治の世界では日常的に行われている。もし費用が増えたならば会費を増やせばよかった。なぜこのような事態になったのか理解できない」と語った。支援者の女性も「パーティーは会費に見合ったものだった。補塡は信じられない」と話した」とあるが、東京のホテルの立食パーティーの会費を舐め過ぎではないか。有名ホテルを利用しての立食パーティーが5,000円で「会費に見合ったものだった」とは天下の安倍晋三をバカにしてはいないか。
同じく記事に「安倍氏を支援してきた下関市の自民党員の50代男性は「安倍さん自身は聞いていなかったとしても、本人がきっちりと正確に説明してほしい」と求めた」とあるが、そうはいかない。本人が知らないで済めば「あれは秘書がやったこと」「これも秘書がやったこと」で政治家が言い逃れするなら社会秩序は崩壊する。
安倍晋三氏の後援会がやったことでも、「寄付行為」などの責任は安倍氏本人が問われることになる。責任ある立場とはそういうものだ。
国民に奉仕する立場にある政治家や官僚が平気で嘘を吐いては国会審議が形骸化する。何を追及しても「絵空事」に終わってしまう。それで国会開会費として一日当たり3億円が費やされてしまっては、奉仕されるべき立場の国民は怒り心頭だ。
安倍氏は潔くバッジを外して罪に服すべきだ。元総理大臣が被告人になるのは冤罪の田中角栄氏以来だ。田中角栄氏は日米合作の「コーチャン嘱託尋問調書」を唯一の証拠を根拠に被告人とされ、死後に最高裁で証拠破棄により無罪が確定した。当時の日本の法律にない司法取引で、しかも米国の司法当局による「尋問調書」を唯一の証拠として田中角栄氏の政治権力を奪った。これが犯罪でなくして何だろうか。
そして安倍晋三氏は少しでも常識のある者なら誰でも「法に触れるのではないか」と首を傾げる行為の数々が見逃されてきた。日本の警察と検察は偏向している、と批判されても仕方ないだろう。いや「腐り切っている」と批判されて然るべきではないか。
公文書の改竄や隠蔽も刑事罰に問われないとは仰天モノではないか。公務員の堂々とした国会答弁の嘘も、栄転の糧とは悍ましい国家に日本は成り果てたものだ。そこを正すべき警察や検察が沈黙しては、日本国家の「正義」とは何かを国民は自らに問わなければならない。これこそ主客転倒ではないか。
https://mewrun7.exblog.jp/29274850/
2020年 11月 25日
コロナ感染拡大や政府の泥縄的な対応も気になっているのだけど。<政府の「Go To」の対応がコロコロ変わると、アチコチに経済的な損害や迷惑が生じるよね。(`´)>
今回も安倍前首相の桜を見る会の前夜祭に関する話を・・・。
24日、安倍前首相の関係者が、NHKの取材に対し、桜を見る会の前夜祭の開催費用の一部を安倍氏の事務所が負担していたことを明らかにしたとのこと。(**)
また前夜祭で安倍氏側が毎年、補填していた費用について、ホテル側は安倍氏の後援会であつ「晋和会」名義で、領収書を発行していたことも明らかになったという。^^;
領収書に記された安倍前総理大臣側の負担額は毎年100万円を超え、多い年は250万円余りに上っていたという。<朝日は5年間で計916万円だったとのこと。事務所は領収書は廃棄したとの報道もある。>
この費用を補填した行為は、有権者に対する利益供与となり、公職選挙法違反(買収)に当たる可能性が大きい。さらに、安倍事務所は、この費用の支出を収支報告書に記載していないことから、政治資金規正法違反に当たる可能性も大きい。
安倍事務所は、費用補填の支出分を(公選法違反の可能性があるため?)13年に報告書に記載しなかったため、その後も同様の行為を続けざるを得なかった様子。
しかし、関係者は、安倍前首相には超過費用を払ったことは話していないと。事実と異なる内容を安倍氏に答弁してもらったと、首相を擁護していたという。(~_~;)
* * * * *
一方、安倍前首相本人は24日、記者たちの囲み取材に応じて、「捜査中なので答えられない」「説明責任を果たしていないわけでない。国会で答弁している」などと語った。(・o・)(*1)
野党側は、安倍前首相が国会で国民に向けて説明すべきだとして、予算委員会への参考人招致を要求。また、安倍前首相が国会で虚偽答弁を行なったとして、政治倫理審査会にかけるべきだとの声も出ているのだが。
自民党の森山国対委員長は、捜査中であることに加えて、答弁が「虚偽かどうかは検証してみないとわからない。秘書からの報告が間違っていたら、間違った報告をする結果になってしまい、それまで虚偽と言えるのかは、わからない」と述べ、参考人招致には応じない姿勢を示した。(-_-;)
* * * * *
な〜るほどね。(・・)
まあ、想定内ではあったけど。安倍前首相&自民党は「今は、捜査中だから話せない」「今回のことは秘書が勝手にやったことで、前首相は知らなかった」「前首相は国会で秘書にきいたことを話しただけなので、意図的に虚偽の答弁をしたわけではない」と・・・。
それで、全ての責任は秘書に押し付け、自分は(あたかも被害者であるかのように)「秘書のせいで、止むなく、事実と異なる答弁をさせられた」「国会での説明責任は果たした」として、全ての責任をまぬがれる気でいるのね。(-"-)
<「説明責任を果たした」というのは、(安倍氏が多用していた言葉である)「ファクト」(事実、真実)を説明してこそ言えることだと思うけどね〜。仮に秘書が安倍氏に「フェイク」の答弁をさせていたとしても、秘書を管理すべき国会議員
&首相)として、道義的な責任はあるんじゃないかな〜。(@@)>
まずは、NHKの(スクープ?)記事を・・・。
『「桜を見る会」懇親会 安倍前首相の周辺関係者 一部負担認める
「桜を見る会」の前日夜に開催された懇親会をめぐる問題について、安倍前総理大臣の周辺の関係者は、取材に対し、懇親会の費用の一部を安倍氏の事務所が負担していたことを明らかにしました。
「桜を見る会」の前日夜に開催された懇親会をめぐっては、全国の弁護士らから会の費用の一部を安倍前総理大臣の事務所が負担し、政治資金収支報告書に収支を記載しなかった政治資金規正法違反などの疑いがあるとして、告発状が提出されています。
これについて、安倍前総理大臣の周辺の関係者が24日夕方、取材に応じました。
この中で、この関係者は懇親会の費用について、参加者から1人当たりの会費として、集めた5000円以上の支出があったことを認め、5000円を超える部分は安倍氏の事務所が負担していたことを明らかにしました。
そして、安倍氏本人は去年の年末に事務所の秘書に対し、会費以上の支出がないか尋ねましたが、担当者は「5000円以上の支出はない」と、事実と異なる説明をしたということです。
その理由について、担当者は「懇親会が始まった平成25年に、政治資金収支報告書に会の収支を記載していなかったため、事実と異なる内容を安倍氏に答弁してもらうしかないと判断した」と説明しているということです。
安倍事務所の関係者は、東京地検特捜部にも同様の説明をしたということで、安倍氏は23日、こうした内容の報告を受けたということです。(NHK20年11月24日)』
『「桜を見る会」の前日夜に開かれ支援者らが参加した、安倍前総理大臣の後援会主催の懇親会をめぐっては、去年までの5年間にかかった懇親会の費用の総額が2000万円を超え、このうち少なくとも800万円以上を安倍前総理大臣側が負担したことを示す領収書や、明細書を会場のホテル側が作成していたことが明らかになっています。
複数の関係者への取材で、ホテル側の領収書の宛名がいずれの年も、安倍前総理大臣自身が代表を務める資金管理団体「晋和会」になっていたことが新たに分かりました。
領収書に記された安倍前総理大臣側の負担額は毎年100万円を超え、多い年は250万円余りに上っていたということです。
懇親会をめぐっては、全国の弁護士らから政治資金収支報告書に収支を記載しなかった、政治資金規正法違反などの疑いでの告発状が提出されていて、東京地検特捜部は詳しい経緯について調べを進めているものとみられます。(NHK20年11月24日)』
* * * * *
『自民党の森山国会対策委員長は、記者団に対し、野党側が安倍前総理大臣の国会での説明を求めていることについて「まだ聞いていないが、告発を受けて捜査が進んでいると承知している。わが国は三権分立の国であり、司法がやっていることに立法府が対応することは慎むべきだ」と述べました。
そのうえで、野党側が、過去の安倍氏の国会答弁が虚偽に当たる可能性があると指摘していることについて、森山氏は、「虚偽かどうかは検証してみないとわからない。秘書からの報告が間違っていたら、間違った報告をする結果になってしまい、それまで虚偽と言えるのかは、わからない」と述べました。(同上)』
何か朝日新聞が妙に詳しい(リーク?)記事を載せていた。
『安倍氏側、「桜を見る会」夕食会に5年で916万円負担
安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に主催した夕食会をめぐり、安倍氏側が2019年までの5年間に、費用の不足分として総額約916万円を負担していたことが、関係者への取材で分かった。支払いを受けたホテル側が発行した領収書の宛名が、安倍氏が代表を務める資金管理団体「晋和会」だったことも判明。東京地検特捜部は、安倍氏側が不足分を補?(ほてん)していたことを示す証拠とみて、政治資金規正法違反(不記載)にあたるかどうかを調べている。
夕食会は、安倍氏の公設第1秘書が代表を務める「安倍晋三後援会」が主催。地元支援者らを招いて、13〜19年に年1回、都内のホテルで1人5千円の会費制で開いた。
関係者によると、同法違反(不記載)罪の時効(5年)にかからない15〜19年のそれぞれの費用総額は約407万〜約634万円で、増加傾向だった。一方、各年の参加者は450〜750人規模で、集まった会費の合計は約229万〜約384万円だった。
各年の不足分は約145万〜約251万円で、安倍氏側が負担していたとみられる。ホテル側はそれぞれの年に、不足分の支払いを受けた金額の領収書を安倍氏の資金管理団体宛てに発行していたという。
資金管理団体は、政治家が一つだけ指定できる。公表されている晋和会の15〜18年の政治資金収支報告書には、夕食会の支出に関する記載はない。
特捜部は、ホテルの領収書や夕食会の明細書などを元に、公設第1秘書や後援会関係者から複数回にわたり任意で事情聴取した。安倍氏側が負担した経緯やその原資のほか、晋和会などの政治団体の収支報告書に収支を記載すべきだったかを調べている。
安倍氏は国会などで、夕食会の費用について「ホテル側が設定した額を参加者が支払った」と安倍氏側の負担を否定。「事務所や後援会の収入、支出は一切ない」と述べ、収支報告書の記載も不要とした。明細書についてはホテルから発行がなかったと説明した。
問題をめぐっては、弁護士らが5月、安倍氏や公設第1秘書らを地検に告発した。規正法違反のほか、公職選挙法が禁じる選挙区内の寄付に当たると訴えている。
■夕食会の費用総額と、会費・補填(ほてん)額の内訳(※千円単位は四捨五入、※関係者取材に基づく)
費用総額 会費 安倍氏側の補填額
2015年 427万円 270万円 157万円
16年 407万円 229万円 177万円
17年 427万円 241万円 186万円
18年 448万円 304万円 145万円
19年 634万円 384万円 251万円
合計 2343万円 1428万円 916万円 (朝日新聞20年11月24日)』
安倍前首相や自民党は、いかにこの問題の責任をとらずに幕引きができるか、次の総選挙で自民党に影響を与えないようにできるかを考えて、何とかうまく逃げおおせないものかと必死になるのではないかと思うのだけど。
野党や心あるメディアは、彼らが容易に逃げられないように、しっかりと追及して、国民にファクトを伝えて欲しいと願っているmewなのである。(@_@。
THANKS
吉村洋文知事「命の選別」発言は“アンチのデマ”ではない! テレビで“治療を高齢者から若者に”と発言 背景に維新の優生思想
https://lite-ra.com/2020/11/post-5709.html
2020.11.25 吉村洋文知事「命の選別」発言は事実! “治療を高齢者から若者に” リテラ
大阪府HPより
大阪府の新型コロナ感染拡大が大変な事態となっている。22日には新規感染者が過去最多となる490人となったばかりだが、昨日24日も8日連続の200人超えとなる210人で、またも東京都の人数を上回った。しかも深刻なのは重症患者の多さで、吉村洋文・大阪府知事は重症病床の確保数である206床に対する使用率が50%となったと発表した。
だが、現実はもっと切迫したものだ。重症患者用に確保された病床は患者が少ない時期には一般患者用としており、24日時点で大阪府が重症患者用として確保できている病床数は130床。ようするに、実際には使用率はすでに79%となっているのだ。
大阪府が独自に設けている「大阪モデル」では、「非常事態」を示す「赤信号」となる基準は「重症病床使用率70%以上」。つまり、現実にはもう「非常事態」。しかも、12月上旬には重症者数が病床数を上回るというシミュレーション結果も出ているのである。
大阪府が重症患者用のベッドを150床まで増やすべく医療機関に依頼をおこなったのは今月9日のことだったが、それから2週間以上経ってもその150床には到達せず、130床にとどまっている。にもかかわらず、確保数の206床で使用率を割り出しているのは詐欺的と言うべきではないか。
だが、この問題を昨日の会見で記者から問われた吉村知事は、こんな詭弁を弄したのだ。
「数字変わりますんでね。昨日は118(床)、きょうは130(床)で。1日で変わっていきますから、我々としては正確な数字を府民のみなさんにお伝えをしたい。日々数字が変わりますから、日々それで分母が変わった数字がどんどん出てくるとなかなかわかりにくいと思いますんで。そういった意味では『206(床)というのがマックスの数字なんです』というのはこれまでお伝えしているとおり、これからも伝えていきたい」
実際には赤信号でも「数字は日々変わる」などと言って「マックス」の数字を分母にして現実をごまかす──。このような深刻な事態を招いたのは、言うまでもなく新型コロナ対応に集中すべきときに吉村知事や松井一郎・大阪市長が「都構想」住民投票を優先させ、その運動に邁進してきた結果であることは明白。「大阪ワクチン」「ポピドンヨード」「雨合羽」などと「やってる感」だけを演出し、肝心の医療提供体制の整備を疎かにしてきた、吉村知事と松井市長の責任は極めて重大だ。
しかし、ここまで府民を危険に晒しておきながら、吉村知事にはまるで反省はなく、むしろ「トリアージ」、そして高齢者より若者の治療を優先する「命の選別」発言まで口にしはじめた。
■吉村知事が『ウェークアップ!ぷらす』で「ベッドが足りなくなったら」と聞かれ「高齢者から若者にバトンタッチ」
まず、吉村知事は19日に、重症者の病床確保について「大阪全体での救急病床のトリアージをしていく」と宣言。「トリアージ」というのは、大きな災害や事故現場などで多数の患者が出た際、制約があるなかで重症度や緊急度、救命可能性などに基づいて治療の優先順位を決めて選別をおこなうという意味だが、吉村知事のこのときの発言は、交通事故や脳梗塞などの患者を受け入れる病院と新型コロナ患者を受け入れている病院を明確に分けるという内容だった。
一般の救急患者とコロナ患者の受け入れ病院を分けることを、「救急病床のトリアージ」などと呼び、わざわざ「トリアージ」という言葉を使うことじたい意味不明で、意図が透けて見えるようだが、問題はこのあとだ。その本音はすぐあらわになる。
21日に生出演した『ウェークアップ!ぷらす』(読売テレビ)では、司会の辛坊治郎が「場合によって(重症患者の)ベッドのキャパシティを超えてきた場合にどうするかみたいなことは考えていらっしゃいます?」と訊くと、吉村知事はこのように答えた。
「これは三次救急の先生方と話をしなきゃいけません。かなりシリアスな話になってくると思います。つまりほかの病気の方、心筋梗塞であったり交通事故であったり、そういったみなさんの命もやっぱり守らなきゃいけません。ICUっていうのは限りがありますから、そういった意味ではどこをどう命を救っていくのかという、そういった選別のような、これは本質的な議論をしなきゃいけない状況に……」
さらに、辛坊が「政治家としては絶対に言えないことを聞きますけど、本当に極限状態になったときは年齢その他で何かを区切るみたいなことはありえると考えています?」と尋ねると、吉村知事はこんな話をはじめたのだ。
「僕はご家族の同意というのは必要と思いますが、そういった判断、これは押さえなきゃいけないんですけども、これは諸外国ではそういった議論を実はされているんですが、一定の本当にもう超高齢であったりご家族の同意が得られるような場合については、人工呼吸とかそういうのじゃなくて、これはもう若い人にそれをバトンタッチするというような判断というのが必要になってくることがあるかもしれない」
高齢者よりも若者を優先させる判断が必要になる──。つまり、吉村知事は19日に言っていた「病床の振り分け」という話ではなく、文字通り「命の選別」をおこなう可能性を語ったのだ。
■吉村知事は「うがい薬」問題のときと同じく「そんなこと言ってない」「アンチのデマ攻撃」と言い訳
無論、これらの発言にはネット上で批判が高まったが、昨日の会見でこの問題を問われると、吉村知事は“そんなことは言っていない!”などと否定したのである。
「『命の選別をする』ということではありません。むしろ命を守るために適切な病床の医療資源を配分していこうということです。ここは一部、誤解の生じないようにしていただきたい」
「一部で何か『命の選別だ』みたいなこと言ってるアンチの人たちがいますけど、それは事実とは違います。僕が言ってるのは病床の話です。病床の最適化、医療の最適化、やはりこれをやっていかなくてはならない状況にあると」
「一部のネット上で『命の選別を吉村がしている』というのはまったく違うということは、ここではっきりと申し上げておきたい」
吉村知事は、19日に宣言した「病床のトリアージ」、つまり交通事故や脳梗塞患者など一般の病気の患者の受け入れ病院と新型コロナ患者の受け入れ病院を分けるという問題にすり替えて否定したが、『ウェークアップ!ぷらす』で言った発言はまったくそれとは違う。「超高齢者は若い人にバトンタッチする」とはっきりと口にしており、これはまぎれもない「命の選別」発言だ。
吉村知事は「ポビドンヨードうがい薬がコロナに効く」と喧伝して批判を浴びたあとも「予防効果があるとは、ひと言も言っていない」などと言い張り、「ぼくが感じたことをしゃべり、『それは間違いだ』と言われたら、ぼく自身、言いたいことが言えなくなる」などと述べ、反町隆史の歌の歌詞のようなことを言い出して“ポイズン吉村”などと揶揄されたが、またも自身の発言を“言っていない”などと無責任にも否定したのだ。
さらに呆れるのが、「『命の選別だ』みたいなこと言ってるアンチの人たちが」と、まるで“アンチがデマを流している”かのように話をすり替えたことだ。「うがい薬」騒動でも吉村知事は「維新が嫌いなのはわかるんですけど」などと批判を矮小化させていたが、都合の悪いことをすべて「アンチのデマ」とするやり口をみていると、この政治家の本質がトランプ大統領とまったく同じであることがよくわかる。
しかし、いくら言い訳を重ねても、吉村知事が「命の選別」を口にした事実は変わらない。そしてそれが現実になるのではと不安を覚えずにいられないのは、そもそも維新の底流には「生きる権利より医療費削減」「生産性の低い高齢者は早く死んだほうがいい」という優生思想が流れているからだ。
■医療削減をしておいて「医療資源に限界」の発言 背景にある維新の優生思想
たとえば、今年起こったALS患者の嘱託殺人事件をめぐって、やはりALS患者であるれいわ新選組・舩後靖彦参院議員が「生きる権利を守る、生きやすい社会に」と発言したことに対し維新の最高幹部である馬場伸幸幹事長は「議論の旗振り役になるべき方が議論を封じている」などと攻撃。さらに、表向きは馬場幹事長を諌めていた当時維新の代表だった松井一郎・大阪市長も、同時に「生きやすいかどうかは個人の感性の問題」などと問題を矮小化、なおもALS殺人をきっかけに尊厳死を議論すべきと主張していた。
まさに背筋が凍る主張だが、吉村知事の「超高齢者は若い人にバトンタッチする」という発言にも「生産性の低い高齢者は早く死んだほうがいい」という維新的な思想が見え隠れするのだ。
実際、吉村知事は昨日の会見でほかにも信じられないようなことを口にしていた。吉村知事が「命の選別」問題を“アンチによる攻撃”に話をすり替えたあと、記者が話を戻し、「たとえば150床を目指すなかで、重症者のほうが上回ってしまったときに、じゃあ誰が実際に重症のベッドに入れて、誰が入れなくなるのかという懸念も出てくると思うんですけど、ベッド数を上回ってしまったときの対応にかんしては、いまどのようなお考えがあるのでしょうか」と質問。すると、吉村知事はこう答えたからだ。
「これはまず府民のみなさんにはお伝えをしなきゃいけないというのは、医療資源っていうのは無限ではありません。医療資源っていうのは限りがある、無限に広がるわけではありませんので、ここは府民のみなさんにも当然、どのエリアでもそうですけど、そこはご理解をいただきたいと」
救えるはずの命が救えなくなるという最悪の事態を回避するためには医療提供体制の整備が必要だということは、今年の2月からずっと繰り返し叫ばれてきた話だ。そして、今月末に完成するという臨時施設「大阪コロナ重症センター」をもってしても対応しきれないような状況にまで大阪はきてしまった。繰り返すが、いま地域を医療崩壊寸前まで追い込んでしまったのは政治の責任だ。その責任を棚に上げて、重症患者の病床が足りなくなるという現実が目の前にまできているなかで、医療体制を増強する努力を放棄し、「医療資源っていうのは限りがある」「無限に広がるわけではない」などと言い放つ──。重症患者には高齢者が多いが、ようするにこれは高齢の府民に対して「理解」という糖衣に包んだ表現で「覚悟しろ」と迫ったようなものだ。
この無責任かつ「命の選別」をも厭わない男が陣頭指揮をとりつづけ、大阪は一体どうなってしまうのか。そこにはただただ不安しかない。
(編集部)