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2020年11月06日00時23分 〜
記事 [政治・選挙・NHK277] 秒読み段階のバイデン大統領選出(植草一秀の『知られざる真実』) :国際板リンク 
秒読み段階のバイデン大統領選出(植草一秀の『知られざる真実』)

http://www.asyura2.com/20/kokusai29/msg/510.html



http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/173.html

記事 [政治・選挙・NHK277] 任命除外の「記録」存在 加藤官房長官、公表を拒否―学術会議問題で・参院予算委(時事通信)
任命除外の「記録」存在 加藤官房長官、公表を拒否―学術会議問題で・参院予算委
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020110500176&g=pol
2020年11月05日12時28分 時事通信


参院予算委員会で答弁する菅義偉首相=5日午前、国会内

 参院予算委員会は5日午前、菅義偉首相と全閣僚が出席し、基本的質疑を行った。加藤勝信官房長官は、日本学術会議会員候補6人の任命除外をめぐる杉田和博官房副長官と内閣府のやりとりが記録として保存されていると明らかにした。ただ、「人事に関する記録だ。(国会)提出は差し控える」と述べ、公表を拒否した。

 立憲民主党の蓮舫代表代行への答弁。首相は、杉田氏から任命除外に関する報告を事前に受けたことに関し「事務の副長官は各省庁の人事、総合調整を担当している。本件に関わるのは当然だ」と指摘。「私が(学術会議への)懸念を伝えたことを踏まえ、(杉田副長官が)私に判断を求めた。任命権者は首相だ」と強調した。







http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/174.html

記事 [政治・選挙・NHK277] 米大統領選挙の教訓<本澤二郎の「日本の風景」(3896)<与野党逆転は格差是正=次期総選挙で実現必死!>
米大統領選挙の教訓<本澤二郎の「日本の風景」(3896)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/26879311.html
2020年11月06日 jlj0011のblog


<金持ち課税強化の民主党・バイデンが史上最高得票を記録>

 米大統領選挙は、民主党のバイデン候補に軍配が上がるだろう。彼は史上最高の7000万の大台に乗せる得票を手にした。コロナ禍も幸いしたであろうが、これまでは投票しなかった無党派層が動いた。むろんのことで、弱者貧困層が決起した。

 有権者が、外交政策で動くことは少ない。内政でも、所詮は自身の懐具合で動く。洋の東西を問わない。懐が温かいと、それが信念信条を超えて、ぬるま湯に浸かって満足する。ヒラメ記者やヒラメ判事、ヒラメ検事、ヒラメ警察ということになる。改革は進行しない。

 コロナ禍のアメリカ経済の衰退が、失業と貧者の大量生産を作り出した。他方で、金持ち優遇のトランプ政策に対して、バイデンは真っ向から金持ち課税強化という、公正な公約を掲げて、無党派層と貧者の決起を促して、見事に成功したものである。

<アジア系など少数派の金持ちはトランプ支持だったが>

 金持ちのアメリカ人は、白人に傾斜しているが、アジア系にも沢山いる。彼らはトランプ支持である。

 「アメリカ・ファースト」政策を強行したトランプを、それでも支援した日本メディアや一部のライターは、金持ち優遇に酔いしれていたのであろう。

 金持ちは、より金持ちにさせる、というトランプに肩入れした米財閥企業も、その労働者をトランプ支持につなげることは出来なかった。偉そうな人間でも、金で動く。庶民首相でデビューした菅義偉は、毎日朝昼晩の食事を高級レストランで食事をしているが、これは官房機密費の無駄遣いであって、国民は税金泥棒と決めつけて、眉をひそめている。

<財布の中身で判断する有権者は日本も同じ>

 人間は生きるために働く。そして手にした金で食事をして生きている。その繰り返しである。

 同じ人間でも権力者と民間人、国会議員と庶民、地方議員と市民の間には、金の面での落差・格差が存在する。昨日友人が教えてくれたことだが、文化功労者になると、毎年360万円の生涯年金がもらえるという。彼は「彼らは優雅な生活をしている。それでいて、なぜ年金を生涯支給するのか。おかしい」と怒っていた。初めて知る筆者も驚いた。

 恵まれた人々は、なんであれ自分の孫や子供を戦場に狩り出されない限り、体制に盾突くことはしない。財布の中身の具合で判断する国民が、すべてといっていいだろう。

 アメリカの大統領選挙の教訓は、日本の選挙でも同じなのだ。

<安倍や菅支持層は財閥1%+日銀で踊る株屋の面々>

 安倍・自公が戦争法制を強行しても、それでも政権は倒れなかった。常時4割前後の支持者が存在した。この中にはカルト的な宗教支持者も含まれていたが、他には、懐具合の良い人たちである。

 当然、平和を吹聴してきた公明党創価学会に大きな副作用が出た。沖縄の反乱は、関西の反乱、東京でも21万人が、信濃町執行部に抵抗した。当然、東北や北海道でも執行部離れが起きている。創価学会の原田・谷川体制も、公明党の山口と太田ショウコウの体制も揺らいでいる。木更津市の戦争遺児は、地獄から太田ショウコウを突き上げている。

 http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/168.html

 菅の地元・横浜でも、カジノ反対運動が拡大してきている。それでも、倒れない原因は、金持ち優遇策に満足している一部の企業や株屋の存在である。超格差が、政権を浮揚させているためだ。

 日銀の黒田のお陰で、実体経済など無関係に株高を操作している。株で潤っている一部の人たちにとって、安倍や菅は強力な味方なのだ。反対に円の大暴落に怯えている年金生活者は少なくない。あまりにも危険で、冒険的な日銀の株価操作に、国民の怒りのマグマが蓄積している。

<財閥内部留保金課税+高額所得者課税=消費税ゼロ=貧者覚醒>

 そこで、くっきりと見えてくるのは、財閥1%の内部留保金500兆円に国税のメスを入れるのである。彼らは、個人的にもパナマ文書などの秘密の口座を隠し持っている。パナマに関して、国税当局はデータを入手、いつでも動ける態勢にあるともいわれる。

 この中には、既に創価学会やNHKなども露見している。税金逃れにメスを入れると、莫大な宝の山が見つかるだろう。

 このほかたとえば、年収1000万円以上の高額所得者に5%から10%の課税を強化すれば、消費税ゼロでもお釣りがくるかもしれない。

 野党が消費税ゼロ政策・高額所得者課税強化を打ち出せば、有権者の4割から5割の無党派層が覚醒するだろう。投票率が上がり、自公の組織票を撃墜することが可能となる。貧者を覚醒、投票所に行かせることで、政権はあっさりと交代するだろう

<与野党逆転は格差是正=次期総選挙で実現必死!>

 国民の懐から打ち出した公約が、政権交代の核心である。一時、山本太郎の消費税退治に人気が集まったものである。

 格差を是正することで、先進国最悪の借金大国を軌道修正させる、健全財政実現に大きく前進させる。今の財務省や金融庁は解体させればいい。一大行財政政策もまた、喫緊の課題である。

 ハンコやFAXを止めることなどは、行革に値しない。行革とは議員・役人の半減や報酬の半減を意味する。そうすれば、必然的に金持ち優遇策は消えていくであろう。忍耐が次なる日本再生に不可欠となるが、その先に孫子の笑顔が見えてくるだろう。

 米大統領選挙の教訓を生かすことで、政権交代は間違いなく起きる!

2020年11月6日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)



http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/175.html

記事 [政治・選挙・NHK277] 菅首相魂胆透ける 学術会議任命拒否“黒幕クビ”のシナリオ(日刊ゲンダイ)

※2020年11月5日 朝日新聞1面



※2020年11月5日 朝日新聞3面





菅首相魂胆透ける 学術会議任命拒否“黒幕クビ”のシナリオ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/280898
2020/11/05 日刊ゲンダイ


タジタジ答弁(4日の衆院予算委での菅首相)/(C)日刊ゲンダイ

 日本学術会議が推薦した新会員候補6人の任命拒否を巡り、菅首相が“白旗”寸前だ。衆院予算委員会で一問一答の追及を受け、タジタジ答弁からは「逃げ道」を探る魂胆が透けて見える。

シレッと前例打破

 4日はこれまでの答弁を微妙に修正。菅首相は「官房長官時代から大学偏重や民間、若手が少ないなどに懸念を抱いてきた」との答弁を繰り返したものの、ゴニョゴニョと「今回の任命の判断と直結していませんけど」との“前置き”を付け加えた。女性や私大所属、若手の3人を排除するなど「多様性が大事」という自らの判断理由との矛盾を追及され、シレッと軌道修正。自身の答弁の「前例踏襲を打破」した格好だ。

「この調子では、41日間と会期の短い臨時国会は乗り切れても、少なくとも150日間の通常国会で学術会議問題を追及されたら、とてももたない」(自民党関係者)

 どうやら菅首相は、幕引きを模索しているようだ。立憲民主の川内博史衆院議員が2日、6人の欠員について、「210名の会員を組織させるのは総理の責任だ」とただすと、菅首相は「理論的には言われる通りだ」と随分と聞き分けがよかった。

 さらに菅首相は「仮に任命を行うには、日本学術会議法に沿って、改めて補充のための手続きが必要だ」と答弁。「改めてもう一度、学術会議が6名の推薦を上げてきたらどうするか」と問われると、「全体の内容を見て、判断することになる」と含みを持たせた。


辞任シナリオも自身で書いた?(杉田和博官房副長官)/(C)共同通信社

「杉田報告」で乗り切るつもりか

 一方、責任は“黒幕”に負わせるつもりだ。菅首相は4日、6人除外の報告に関し、「(内閣府が候補者99人分の決裁案を起案した)9月24日の前に聞いた。(報告したのは)杉田(和博)副長官だったと思う」と発言。杉田官房副長官の関与を初めて公式に認めた。

 杉田氏は内閣人事局長を兼任し、官僚人事を一手に握る警察官僚。安倍政権から菅政権までの約8年間、官邸を牛耳ってきた“陰の総理”だ。学術会議の6人排除でも「真犯人」と指摘され、野党は国会審議への出席を求めている。

「杉田さんは79歳と高齢。2012年の安倍前首相の就任会見で倒れたこともある。令和への代替わりのタイミングで辞める意向でしたが、官僚組織を押さえるため、安倍さんが慰留し、菅政権でも続投した。学術会議を巡る混乱の責任をすべて背負い、杉田さんは辞任する意向のようです。辞めてしまえば、野党が求める国会に出席しなくて済みますからね。このシナリオも杉田さん自身の提案とされています」(霞が関関係者)

 ちなみに菅首相が首相に就任した9月16日から24日までの首相動静を確認したが、杉田氏の名は出てこない。24日以前の杉田報告をでっち上げ、菅首相が責任を押し付けた可能性だってゼロではない。いずれにせよ、任命権者である菅首相の責任は免れない。


4日、衆院予算委で答弁する加藤勝信官房長官(C)日刊ゲンダイ

学術会議前会長は「存在も知らない」

 日本学術会議の6人任命拒否問題で、内閣府の学術会議事務局が2018年11月に作った「(首相に)推薦の通りに任命すべき義務があるとまでは言えない」などとする文書について、同会議の山極寿一前会長(京都大前総長)が「見せられたことはないし、存在も知らなかった」と明かした。5日の朝日新聞が報じた。

 加藤官房長官は2日の衆院予算委員会で「事務局長が文書の内容を(山極氏に)口頭で報告した」と答弁。これについて、山極氏は「説明を受けた覚えがない」「会長への報告なしに文書が作られるなど、あり得ない」と否定した。

 文書作成の約3カ月前の18年8月、会議側が推薦した欠員補充の候補者について首相官邸が難色を示したため、山極氏は杉田和博官房副長官に面会を申し出た。しかし、杉田氏から「来る必要はないし、理由も答えない」と拒否されたという。そんな時期に、たとえ口頭でも文書について説明があれば、記憶に残るし、会長としてしかるべき対応をしたはずだ。加藤長官の虚偽答弁の疑いが濃厚だ。



http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/176.html

記事 [政治・選挙・NHK277] 首相こそメモなし「自助」答弁を/政界地獄耳(日刊スポーツ)
首相こそメモなし「自助」答弁を/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202011060000113.html
2020年11月6日9時8分 日刊スポーツ


★5日の参院予算委員会で立憲民主党副代表・森ゆうこの問いに、首相・菅義偉は持論である「自助・共助・公助」の自助について、コロナ禍で言えば「まず手を洗うこと」だと説明した。それならばマスクも手洗いも「3密」を避けることも、多くの国民はすでに半年以上にわたって実践しているといえる。それならば、すでに国民は自助は完遂できており、今後は共助・公助を待てばいいということになる。秘書官のメモなくして答弁できない首相こそ、まずは自分で答えてみる自助をお勧めする。これでは首相は自助ができておらず、秘書官のメモと関係閣僚の時間稼ぎの答弁が共助になっている。

★また危機管理の専門をうたう首相に対して、第2の耐震偽装疑惑として注目されている中央自動車道の耐震補強工事における「手抜き工事疑惑」の問題が質問された。週刊文春がスクープし、周辺が事実関係を認めており、菅内閣の農水副大臣・宮内秀樹の関与が取りざたされている。それにもかかわらず、森の問いに首相はそのニュースを「知らない」と答弁し、国交省で調査中なので報告を待つとした。

★森もあきれていたが、これを危機管理というだろうか。首相は官房長官時代の危機管理対応を答弁で語っていたが、それは事件や事故、災害が発生してからの対応だ。危機管理は、予防し未然に防いでこそ危機管理ではないか。危機管理とは本来、事件が起きないで何事もなく過ごしている中で行われるものではないのか。警察、消防、防衛などの治安維持は彼らの働きで日夜、平和が保たれていることにある。事件発生や発災後に陣頭指揮を執ることは、危機管理ではなく危機対応であろう。首相の国会答弁を見れば、今何が議論されているかがよく分かる。(K)※敬称略




http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/177.html

記事 [政治・選挙・NHK277] 民主主義の危機 国民は選挙で“独裁者”を選んだのではない 日本外交と政治の正体(日刊ゲンダイ)



民主主義の危機 国民は選挙で“独裁者”を選んだのではない 日本外交と政治の正体
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/280905
2020/11/06 06:00 更新日:2020/11/06 16:49 日刊ゲンダイ


「法律」を逸脱した答弁(菅首相=中央)/(C)日刊ゲンダイ

 日本学術会議の会員任命拒否問題で、菅首相の答弁は明らかに「法律」を逸脱していた。菅政権は、これがいかに民主主義の崩壊につながる危険な行為だという認識があるのだろうか。

 日本は民主主義国家である。憲法で民主主義国家の骨格を確認したい。

 第41条は「国会は、国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関である」と規定し、第73条は内閣の職務として、「法律を誠実に執行し」とある。選挙後、国会で首相が選ばれ内閣が形成されるが、この内閣は国会の決める法律を誠実に施行する。これが民主主義国家の骨格である。内閣が法律を守らなければ当然、民主主義国家としての土台が壊れる。

 菅首相は参院の代表質問で、学術会議問題について「旧帝国大学に所属する会員が45%を占め、私立大学は24%にとどまっている」などと答弁し、学術会議の会員構成に偏りがあるとの認識を強調したが、任命を拒否された6人中3人は私大教授だから整合性が取れない。だが、より根本的なことは、学術会議の会員を国公立大、私立大の比率で決めるべきなのか、ということである。

 学術会議は、学術会議法第2条で「わが国の科学者の内外に対する代表機関」とされ、会員の選考基準については、第11条で、「科学の分野において優れた研究または業績がある会員をもって組織」と明確に規定されている。ここに大学間のバランスを取って選考するという規定は存在しない。

 防衛大に勤務していた頃、講師から准教授、准教授から教授への昇格や、教授ポストの新規募集に関与したことがあった。審査は論文や著書を通じて専門分野で学術的にどのように貢献してきたかを審査した。その際、どの大学に勤務しているかは考慮外である。こうした評価の仕方は、米国など先進国における学者の評価基準と同じだ。

 現行法が時代の変化に合致しない時が来るかもしれない。その時は、法律を変えればいい。改正しない限り、現行法を守る。それは民主主義国家の責務である。「首相になったのだから法律を度外視し行動していい」のではない。国民は選挙で独裁者を選んでいるのではない。



孫崎享 外交評論家
1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。




http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/178.html

記事 [政治・選挙・NHK277] “任命拒否”問題、首相の「事前調整なかった」に野党猛反発(TBS)

※2020年11月6日 朝日新聞1面



※2020年11月6日 朝日新聞4面 紙面クリック拡大



“任命拒否”問題、首相の「事前調整なかった」に野党猛反発
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4120326.html
6日 11時39分 TBS







【LIVE】JNNニュース ダイジェスト(11月6日)

※7:17〜 再生開始位置設定済み

 日本学術会議の任命問題をめぐり、菅総理が5日、“任命拒否は事前調整がなかったのが要因”と答弁したことについて国会が紛糾しています。国会記者会館から報告です。

 野党側は、菅総理の発言は会員任命に関する政府による事前調整を認めたもので違法などと猛反発し、審議は予定よりおよそ20分遅れて始まりました。菅総理が5日、「以前は学術会議側と内閣府側が事前調整を行っていたが、今回は調整が働かず任命に至らなかった者が生じた」と答弁したことに対し、野党側は「今までの答弁になかった新たな任命拒否の理由」「事前調整は違法」などと与党側に問いただし、委員会の開始が大幅に遅れました。

 「さまざまな意見交換が内閣府の事務局など学術会議の会長の間で行われていたというふうに承知をしておりますと申し上げているわけであります。同じことをおっしゃっておられるのじゃないかなと」(加藤勝信 官房長官)

 加藤官房長官はこのように説明し、法律違反ではないという考えを示しました。

 一方、野党側は午後の委員会で、共産党の小池書記局長などが質問に立つ予定で、菅総理に5日の発言の真意を直接ただす方針です。



総理「事前の調整不足」元会長「できるはずもない」(2020年11月5日)

2020/11/06  ANNnewsCH

国会での論戦の場は参議院の予算委員会に移りましたが、5日も学術会議の候補6人は任命されなかった問題をめぐって、野党は厳しく追及しました。

指摘されたのは、6人が除外されるまでの記録です。8月31日、学術会議は105人の推薦名簿を内閣府に提出し、9月24日に内閣府が99人の名簿を作成します。この間、菅総理は、杉田官房副長官らに“懸念”を伝えていたことを明らかにしています。

立憲民主党・蓮舫代表代行:「6人を削った経緯を知る方法が一つあります。8月31日に推薦名簿が出て9月24日の起案までの過程の公文書はあるか」

加藤勝信官房長官:「杉田副長官と内閣府でのやり取りを行った記録について、担当の内閣府において管理をしていると承知をしています

立憲民主党・蓮舫代表代行:「提出してください」

加藤勝信官房長官:「まさにこれは人事に関する記録でありますから、内容の提出は今回の件に限らず、こうした案件については差し控えさせて頂いているところ」

任命拒否の経緯について「法令に基づいて行った」とする菅総理ですが、身内の自民党からの質問に対して、今回の任命拒否は“事前の調整不足”と説明しました。

菅義偉総理大臣:「以前は学術会議から正式の推薦名簿が提出される前に、内閣府の事務局などと学術会議の会長との間で一定の調整が行われていた。



※朝日新聞、紙面一部文字お越し

首相「推薦前 調整働かず」
学術会議問題 野党「独立性壊す」


 日本学術会議の会員候補6人が任命拒否された問題で、菅義偉首相は5日の参院予算委員会で任命拒否の経緯をめぐり、「推薦前の調整が働かず、結果として任命に至らなかった者が生じた」と述べた。任命には政府が求める事前調整が必要との認識を示したとも受け取れる発言だ。野党は、学術会議の独立性を壊すとして国会で追及を強める構えだ。▼4面=杉田氏深い関与、14面=モニターの目

 自民党の二之湯智氏から任命過程の説明を求められ、首相は「以前は学術会議が正式の推薦名簿を提出する前に、様々な意見交換の中で、内閣府の事務局などと学術会議会長との間で一定の調整が行われていた」とも語った。日本学術会議法は、学術会議の推薦に基づいて、首相が会員を任命すると規定。会議の独立性を保つため、政府は過去の国会で、首相は推薦された候補を「形式的任命」すると答弁していた。

 しかし、安倍政権時代の前回2017年の会員交代をめぐっては、学術会議は官邸側に求められ、選考の最終段階で候補に残る6人を加えた111人の名簿を事前に示していた。

 野党側は、こうした事前調整を政治の人事介入とみていた。首相のこの日の発言は、事前調整を学術会議側に求めたことを認めたうえに、事前調整がなければ推薦通りには任命しないという考えを示したものだ。

 立憲民主党の森ゆうこ氏は朝日新聞の取材に「独立性をもってできた学術会議に政治が介入し、それを堂々とやろうとする宣言だ」と述べた。



http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/179.html

記事 [政治・選挙・NHK277] <次期米大統領に必ず付け込まれるだろう>答弁矛盾、無知も露呈 スッカラカンは自壊寸前(日刊ゲンダイ)

※2020年11月5日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大



※2020年11月5日 日刊ゲンダイ2面




※文字お越し

 果たして勝者はどちらになるのか。共和党のドナルド・トランプ大統領(74)と民主党のジョー・バイデン前副大統領(77)が激しく競り合った米大統領選は投票から一夜明けた4日も開票作業が続き、事前の世論調査の予想に反してトランプが再選する公算も高まってきた。

 米メディアによると、4年前の選挙で制した激戦州のアイオワ、オハイオで勝利を確実にしたほか、再選に不可欠な大票田の南部フロリダ州を制した。4日未明、ホワイトハウスで演説したトランプは「われわれは勝つ準備が整っている。率直に言って勝った」と事実上の勝利宣言をした。

 これに対し、東部ニューハンプシャー州や中西部ミネソタ州で勝利を確実にしたバイデン。4日未明に地元デラウェア州で支持者の前に姿を現し、「われわれは勝利への軌道に乗っている」と強調。「すべての票が集計されるまで、選挙は終わらない」などと呼び掛けた。

 中西部一帯のラストベルト(さび付いた工業地帯)3州では、ウィスコンシン、ミシガン両州でバイデンが勝利。アリゾナ州も制し、「選挙人」過半数の270人まで、あと6人に迫った。東部ペンシルベニア州は民主党支持者が多いとされる郵便投票分の集計が遅れている。これらの州での勝敗が選挙結果に直結する可能性が高いため、トランプ陣営は4日、ミシガン州で集計停止の訴訟を起こした。

勝者がトランプなら対日要求はエスカレート

 選挙戦の最終結果はまだ出ていないものの、トランプ、バイデンのどちらが勝っても、米国が今後、日本に対して安全保障分野や農業、自動車で要求を強める可能性は高い。

 とりわけ、同盟の価値を測るモノサシが「金の多寡」というトランプだった場合、同盟国に対して強硬姿勢に出るのは容易に想像できるだろう。日本に対しては、これまでもアルミニウムや鉄鋼の輸出に関税を課してきた上、戦闘機F35Aや輸送機オスプレイ、空中給油機……など4兆円を超える多くの米国製軍事兵器の爆買いを約束させてきたからだ。

 さらにトランプの大統領補佐官を務めたボルトンが上梓した回顧録によると、トランプは在日米軍駐留経費の日本側負担「思いやり予算」について、現在の4倍以上にあたる年間80億ドル(約8500億円)の負担を求めていたというから、「米軍を撤収させるゾ」などと脅しのカードをチラつかせつつ、日本側にさらなる負担を求める可能性は十分ある。

 トランプ政権では、日米FTA(自由貿易協定)を巡っても、当初は米国が離脱したTPP(環太平洋経済連携協定)と「同水準」になるはずだった牛肉輸入の低関税枠が事実上の青天井になり、農産品の関税撤廃率は日本の72%に対し、米国は1%という状況に追い込まれた。2期目のレガシー(政治的遺産)を求めるトランプが、安全保障上の脅威に対抗する米通商拡大法232条(国防条項)に基づく措置などと称して、日本車の輸出に高関税を課すことも考えられる。

 いずれにしても、とにかく自国の利益が全て――のトランプのことだ。何を仕掛けてくるか分からない。高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)がこう言う。

「仮にトランプ大統領が再選した場合、安全保障では韓国やドイツなどのように米軍撤退をにおわせて負担額の大幅な増額を求めるでしょう。農業分野だけでなく、情報通信、医療保険など幅広い分野で日本側に市場開放、譲歩を求めてくる。自動車も電気自動車以外は輸入禁止といった状況が起こり得る可能性もあります」

国家観がない菅政権が最悪のタイミングで誕生

 米国は日本の新政権の政治的安定を値踏みする。政権基盤が弱いほど米国に頼る必要があるため、自分たちの言いなりになると考えているからだ。

 その意味で言えば、米国は菅首相の国会質疑を見て舌なめずりし、カサにかかってくるのは間違いないだろう。菅の答弁があまりにもデタラメの連続だからだ。

 4日の衆院予算委でも、菅は日本学術会議の会員任命拒否問題を巡る野党側の追及にほとんど答えられなかった。質問されるたび、後ろの秘書官を振り返り、動揺した表情で受け取ったメモをぼそぼそと読むばかり。

 大マスコミは「質疑が噛み合わない」と報じているが、「噛み合わない」のではない。これまでの説明と矛盾する答弁を平然と繰り返し、聞かれたことに答えず、関係ないことをダラダラと話しているだけなのだ。揚げ句、総理答弁を求められているのに自席で知らん顔し、加藤官房長官の答弁後に出てきて「官房長官の言う通り」を繰り返す。「任命権者は私」と威張っていたのは何だったのか。

 極め付きは立憲民主党の辻元議員への答弁だ。辻元は任命拒否された会員候補のうち、菅が「唯一、名前を知っている」と答えた加藤陽子・東大教授について質問。加藤教授が歴代内閣で政府委や懇談会のメンバーを務めてきたことに加え、菅政権になった今も、国立公文書館に関する調査検討委の構成員になっていると指摘した上で、「この事実を知っていたのか」と問いただした。すると、菅は「私は承知していなかった」と答えたから唖然呆然だ。

「鉄壁」ではなくて質問に「答えない」だけ

 辻元が「任命権者として失格」と菅の無知蒙昧ぶりを指摘すると、菅は「それは私ではなく、皆さんが考えることだ」なんて色をなして反発。だが、総合的、俯瞰的に見て学術会議会員にふさわしくないと屁理屈を言いながら、その一方で、政府内の検討委はお願いしています、とは全く支離滅裂ではないか。

 菅は推薦名簿を決裁する前、6人の任命拒否に関する報告を受けた相手が「杉田副長官だと思う」とも言っていたが、それなら「拒否」を判断したのは杉田になり、完全な違法行為だろう。それなのに菅は「最終決裁者は私」と突っぱねていたからメチャクチャ。とにかく口を開けば開くほど、その脆さ、弱さ、薄っぺらさに思わず愕然としてしまう。

 安倍前政権で7年8カ月にわたって内閣官房長官を務め、記者会見で食い下がる女性記者の質問を「ご指摘には当たらない」などとバッサリ切り捨てる姿から、「鉄壁のガースー」「安定のガースー」とも呼ばれてきた菅。霞が関官庁の幹部人事を握り、政策に異論を唱える官僚を次々と異動させるなど「政権の守護神」として力を発揮してきた。

 だが、なるほど、政権の舞台裏を支える裏方としては危機管理能力にたけ、策士だったのかもしれないが、表舞台に立たせれば脆弱な化けの皮が剥がれるのもあっという間だ。要するに「鉄壁」でも何でもない。官房長官時代から、何を聞かれても「まともに答えてこなかった」だけ。中身はスッカラカンなのだ。

 このまま論理矛盾したワケの分からない答弁を続けていても立ち往生し、自己崩壊するのは時間の問題。政府は米大統領選結果を踏まえ、菅が訪米して首脳会談する時期を検討するというが、次期大統領にも必ず付け込まれるだろう。

 元参院議員の平野貞夫氏がこう言う。

「菅政権は対米従属の安倍政権を継承すると言っている。つまり、すでに米国の言うことを何でも聞きますよ、と言っているに等しく、トランプであろうが、バイデンであろうが、当然、米国はそのつもりで対日関係に臨む。本来は日本も政権が変わったのだから、新たな首相が自分なりの国家像を語り、米国に対しても正々堂々と自国の利益を主張すればいい。何だかんだと言っても米国は民主主義の国。こちらが理路整然と説明すれば受け入れる余地は必ずある。しかし、今の菅首相には肝心要の国家観、国家像がない。このタイミングとしては最悪の政権です」

 政権の座から引きずり降ろすのは今しかない。



http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/180.html

記事 [政治・選挙・NHK277] 菅首相は独裁者のくせにポンコツだった! あらゆる質問に「承知してませんでした」、「自助」の中身を問われ「手洗いとマスク」(リテラ)
菅首相は独裁者のくせにポンコツだった! あらゆる質問に「承知してませんでした」、「自助」の中身を問われ「手洗いとマスク」
https://lite-ra.com/2020/11/post-5692.html
2020.11.06 菅首相が国会で「承知してません」を連発 自助の中身についても驚愕答弁 リテラ

    
    国会で答弁する菅首相(参議院インターネット審議中継より)

 昨日5日におこなわれた参院予算委員会で、日本学術会議の任命拒否について新たな事実が判明した。菅義偉首相は4日の衆院予算委員会で、6人の学者を除外することについて「(内閣府が決裁案を起案した)9月24日の前に聞いた。杉田(和博)官房副長官だと思う」と答弁したが、昨日新たに、杉田官房副長官と内閣府が同月22・23日ごろに6人の除外についてやり取りした記録の文書が存在すると加藤勝信官房長官が明言したのだ。

 大前提として、任命拒否する裁量は総理大臣にはなく明確な違法行為なのだが、一体どういう理由で6人を排除したのか、それを国民に説明する責任が菅首相にはある。この記録文書を開示するのは当たり前の話だ。

 しかし、文書の存在を明らかにした加藤官房長官は「人事に関するもの」と言って拒否。そして菅首相は、こう答弁したのだ。

「いま官房長官が申し上げたとおりです」

 過去の政府答弁や法的解釈を無視して“任命拒否する裁量が総理にはある”と言って憚らないくせに、拒否にいたった経過を開示できない理由すら何ひとつ語らず、加藤官房長官に丸乗りする──。そもそも、菅首相は日本学術会議について「旧帝大など出身大学に偏りがある」「若手が十分いない」などともっともらしく理由めいたことを語り、そのすべてが辻褄が合わず除外の理由にならないこともあきらかになっているが、昨日の国会答弁で菅首相はそれらが「今回の個々人の任命の判断とは直結しない」と明言。これは、任命拒否した理由が言えないために「多様性」などと後付けの嘘をつき、道理の通らない御託を並べて問題をずらそうとしてきたことを自ら暴露したようなものだが、その上、「公文書を開示しない」という理由さえも、自分の言葉で説明しようとしなかったのだ。

 いや、「しようとしなかった」のではなく、「できなかった」と言うべきなのだろう。というのも、今週からはじまった予算委員会を見ていると、菅首相は視線を落として原稿をただ読むだけのマシン(しかも読み間違いが多発)と化すだけではなく、説明が求められる場面で自分の言葉で語ろうとせず、そればかりか恥も外聞もなく「知らない」の一言で押し通そうとさえしているからだ。

■菅首相の無知っぷりがひどい!「国立公文書館」の名前もまともに言えず

 それが顕著だったのが、4日の衆院予算委員会での、立憲民主党・辻元清美議員の質疑に対する答弁だ。辻元議員は、菅首相が除外した6人のなかで唯一知っていたという加藤陽子・東京大学教授が内閣府の「国立公文書館の機能・施設の在り方等に関する調査検討会議」の委員を務めていることを指摘。よりにもよって内閣府が設ける会議に委員として入っている学者を除外するとはありえないが、この事実を突きつけられた菅首相は、平然とこう答えたのだ。

「内閣でお願いしてるってことを私は承知してませんでした」

 一方で政府としてその知見を求めながら一方では排除するとはあきらかに矛盾しているというのに、「知らない」で済ませてしまう……。さらに、辻元議員はつづけて、国立公文書館は日本学術会議の勧告がもとになって設立されたことを指摘したのだが、これにも菅首相はこう答弁したのだ。

「そういうかたちのなかで、あの、公文書管理館ですか? 館ができたという経緯は承知してませんでした」

 またも「知らなかった」上に、国立公文書館を「公文書管理館」と言い間違える菅首相。ようするに、排除した学者についても、日本学術会議が果たしてきた役割も何も「知らない」まま、無責任にも攻撃をおこなっていることが顕になったわけだが、ひどいのはこのあと。辻元議員が「任命権者として失格じゃないですか」と問いかけると、菅首相はこんなことを言い出したのだ。

「それは私じゃなくて、みなさんが考えることだと思います」

 自身の資質を問われているのに、まさかの国民に丸投げ……。しかも、この日の国会では日本共産党の志位和夫委員長も、任命拒否された教授のもとで学ぶ学生が就職活動に不安を覚えたり、学問の世界で萎縮や自己規制が広がっているとNHKで報道されたことを紹介し、「任命拒否によって学問の自由が脅かされている」と追及。しかし、このときも菅首相の答弁はこんなものだった。

「私自身はそういう状況だってことは思っていません」

 実際に実害が出ているという証言があるのに、「そう思っていない」で終わり。こんな答弁が許されれば、どんな現実や事実も菅首相が「そう思っていない」と否認すればないことになってしまうではないか。

■竹中平蔵の仕事を問われ「竹中さんが具体的にどのような仕事をしてるかっちゅうのは…」

 菅首相のタチが悪いのは、独裁丸出しの政治をしながら、それを追及されると、反論もせずにこのようにしれっとすっとぼけてしまうことだ。

 しかも、この手法は明白な事実に対しても平気で使われる。昨日の参院予算委員会では、立憲の森裕子議員が「菅首相のブレーン」と言われる竹中平蔵氏の問題を追及したのだが、その際、10月30日放送の『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日)で発した「正規雇用と言われるものはほとんど首を切れないんですよ」「首を切れない社員なんて雇えないですよ普通」「それで非正規をだんだんだんだん増やしていかざるを得なかった」という“暴論”を紹介し、「こういう人がこれから経済と規制改革のアドバイザーですか。総理、これどなたか、よくこういう話されているからどなたかわかるでしょう」と質問した。しかし、菅首相の答弁はこうだ。

「えーと、どなたですか。教えてください」

 首相就任からわずか2日後に会食する仲だというのに、よくもまあこんな白々しいことを言えたものだが、森議員が「竹中平蔵さんです。竹中平蔵さんはいまどういう立場ですか? そして仕事は何と何と何をしてらっしゃるんですか?」と質問すると、菅首相はまたも素知らぬ顔でこんなことを口にした。

「あのー、竹中さんが具体的にどのような仕事をしてるかっちゅうのは、私は承知して……大学教授とかそうしたものをやって、評論家とか、経済評論とか、そういうことじゃないでしょうか」

 言うまでもなく、竹中氏はあのパソナグループの会長であり、これまでさんざん政府の諮問会議のメンバーや民間議員を務める一方でパソナに利益誘導を図ってきたことが批判されてきたにもかかわらず、菅政権が新設した有識者会議「成長戦略会議」のメンバーに選ばれたばかりだ。だが、菅首相はまたもすっとぼけて「パソナグループ会長」であることを隠したのである。

 壊れたテープレコーダーのように「既得権益ガ―」と同じ答弁を繰り返す、原稿を棒読みでただ読み上げる、そして「知らない」「どなたですか?」などと開き直り、しらばっくれる……。安倍政権での官房長官時代は、ネトウヨが「鉄壁のガースー」と呼び、まるで質疑応答に強いかのように持ち上げてきたが、一体これのどこが「鉄壁」なのか。

■「自助」の中身を問われて「3密回避、マスク着用、手洗い」

 いや、菅首相の場合、「壊れたテープレコーダー」以前の話なのかもしれない。というのも、原稿をただ読み上げることは安倍晋三・前首相もやっていたし、質問と噛み合わない答弁ではぐらかすことも多かった。だが、菅首相の場合、質問の意味が理解できていないのではないかと疑わざるを得ない場面が目立つのだ。

 たとえば、昨日の森裕子議員の質疑に対する答弁でのこと。森議員は、菅首相がこのコロナ禍で困窮する人びとへの支援策を打ち出すでもなく「自助・共助・公助」を打ち出したこと、自民党の伊吹文明・元衆院議長が「自助ができるのに私は自助が出来ませんという『自称弱者』が次々出てきて、自助をしている人の果実をかすめとっていくと社会は成り立たなくなる」と発言した件に言及し、「自民党はこんな考え方なんですか?」と追及した。

 すると、菅首相はまず「自分でできることは基本的には自分でやるというのは大事なこと」といつもの説明を繰り返した。この説明は到底承服できるものではないが、問題はこのあとの発言だ。

「たとえば、いまコロナで大変です。しかしコロナのなかでも3密を避けるとか、あるいはマスクをするとか、手洗いをするとか、自分のできることは、まずそこから、スタートすべきじゃないでしょうか」

 森議員は“このコロナ禍で支援策を打ち出さないで自助を迫るのか、自民党はそんな考え方なのか”と尋ねたのだ。普通、それに対する答弁は、中身の問題はさておき「こんな政策もやっている、あんな政策もやっている」と主張するものだろう。しかし、菅首相は何を思ったのか、「3密回避、マスク着用、手洗いからスタートしろ」などと言い出したのである。

 菅首相が言う「自助」の本質は、国からの支援がなくとも国民はなんとかしろと迫るものだが、それをごまかすために支援策アピールをするでもなく、斜め上の「手洗い励行」を口にする──。

 菅首相の答弁をめぐっては、無責任さや矛盾が浮き彫りになって、ツッコミが追いつかない状況だったが、ここまでくると、もはや「この人、大丈夫なのか?」というレベル。強権独裁だけでなくポンコツ政治家に国の舵取りをまかせているのかと思うと、恐怖は募るばかりだ。

(編集部)




http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/181.html

記事 [政治・選挙・NHK277] 学術会議の任命拒否は事前調整が出来なかったからと菅首相認めた。(かっちの言い分)
学術会議の任命拒否は事前調整が出来なかったからと菅首相認めた。
https://31634308.at.webry.info/202011/article_5.html?1604665015

今日の参議院での小池議員の質疑は、自民の議員の質疑の回答がきっかけとなった。菅首相は、自民議員に学術会議の委員任命は、事前に官邸側の考えを述べて、事前のすり合わせで選んでいると述べたのだ。今回は調整を経ずに選任して出してきたので認めなかったと述べた。これは自民の質問に気を許して本当のことをしゃべってしまったというのが事実であろう。

小池議員は、この事実を確認し、菅首相は度々立ち往生し、そんな意味で言った訳ではないと否定したが、議事録まで確認され認めざるをえなかった。小池氏がこのことが正に「政府の介入」でないかと断定した。要するに政府は正に政治介入を行ったことである。

「総合的、俯瞰的」→「多様性がない」とさまざまな理由を述べたが、全て論破され、行き着いた先が事前調整の政治介入がバレてしまった。言い訳を言う程、墓穴を掘る。ここまで来れば、昔なら辞職ものである。

この学術会議任命見送りに人文・社会科学系学会220余が共同声明を出した。「政府に対して任命しない理由の説明や、6人の任命を強く求めた」。220余とは凄い。よくぞ集まった。これは本当に重要な話である。ここを許せば、自ずと戦前の特高のように個人の思想、信条に政府が介入することになる。

いやー、そんなところまで行かないと言う人がいるかもしれないが、その認識は間違っている。人の心情、思想は人間が自由に生きて行くための基本的条件であるからだ。

学術会議任命見送り 人文・社会科学系学会220余が共同声明
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201106/k10012698071000.html
2020年11月6日 12時16分日本学術会議
日本学術会議の会員候補6人が任命されなかったことをめぐり、国内の220余りの人文・社会科学系の学会が、理由の説明や6人の任命を求める共同声明を発表しました。
この声明は、人文・社会科学系の学会の会長などを務める大学教授ら10人が記者会見を開いて発表しました。

今回、日本学術会議の会員に任命されなかった6人は、いずれも人文・社会科学系の研究者でした。

声明には、6日の時点で哲学や文学、歴史学などの研究分野から226の学会が参加や賛同をしていて、政府に対して任命しない理由の説明や、6人の任命を強く求めています。

会見で、日本哲学系諸学会連合の委員長で東北大学の野家啓一名誉教授は「人文社会系の学問は多様な意見を自由に闘わせる環境でのみ発展する。今回の事態は学問の生命線である『批判的議論』を封じ込め、そんたくする文化を学会にまで持ち込もうとするものであり、到底看過できない」と述べました。

また、日本近代文学会の運営委員長で青山学院大学の佐藤泉教授は「研究者だけでなく社会全体の問題で、思想、言論、表現の萎縮や自己規制を招くことになるのではないかと大変恐れている」と話しました。

声明をまとめた事務局によりますと、人文・社会科学系の学会が研究分野の枠を超えて今回の規模で意見を表明するのは初めてとみられるということです。

http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/182.html

記事 [政治・選挙・NHK277] みんな違って みんなよい。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2020/11/blog-post_85.html
11月 06, 2020 日々雑感(Daily miscellaneous feelings) 

<菅義偉首相が日本学術会議の新会員6人を任命しなかった問題は、学者らに広がる批判のうねりと、冷めた世論との落差が目につく。学術会議連携会員で日本教育学会長を務める広田照幸・日本大学教授は、この問題で人文・社会科学のおよそ100学会のとりまとめ役を担う。「学者たちの既得権益」などと論点をずらす政府に対して、社会全体の自由にかかわる問題だと訴える。

 ――10月半ばの朝日新聞世論調査では菅政権に任命拒否の理由を説明するよう求める声が大きい一方で、任命拒否は「妥当ではない」36%、「妥当だ」31%と伯仲していました。

 任命拒否の理由を説明せずに学術会議の組織改革の必要性などに言及する政府の対応は、まるで「居直り強盗」。論点をずらし、問題の本質が見えにくくなっています。「誰が、なぜ、どういう過程で6人を外したのか」という経緯がいまだに明らかにされず、誰もが納得できる説明が難しいような理由だったことを図らずも露呈しているように見えます。

 ――「学問の自由」は国民全員に不可欠の権利ではなく、一部の人の「特権」と受け止める人もいます。

 これは学者の特権の問題ではなく、社会全体の自由に関わる問題なのです。社会を構成する一人ひとりの自由のためにこそ「学問の自由」を実現する必要があり、そのために大学の自治や学者が自ら運営する学術会議のようなアカデミーが必要です。

 ときの政治に都合のいい説を唱える学者ばかりになってしまった社会では、流れる情報が政府に都合のいいものばかりになり、「言論・報道の自由」が空洞化します。「言論・報道の自由」の空洞化は、国民一人ひとりの「思想・信条の自由」を脅かします。

 戦前の日本や今の香港のように、学問や言論の自由はもろくて簡単に失われかねないものです。現在のものの見方だけが必ずしも正しいわけではないのに、次の時代の正しさを生み出す「知の源泉」となる多様なものの見方ができなくなる。学問を含む社会全体が気がつくと、大きな曲がり角を曲がってしまったとなる前に、学者が国民みんなに支えてもらわないといけない状況です。

 ――学術会議がどうなろうと「学問の自由」は守れるという声もあります。

 今回の政府の「解釈」は、あらゆる「任命」の話に拡大してしまいかねない。アカデミズムの世界で言えば、国立大学の学長や大学共同利用機関の機構長の人事などです。日本学術会議法が学術会議の推薦に基づいて首相が会員を任命すると定めているのと同じように、国立大学法人法は国立大学法人の申し出に基づいて文部科学大臣が学長を任命すると定めています。ことは学問の世界にとどまりません。例えば最高裁長官は内閣の指名に基づく天皇の任命ですし、最高裁判事は内閣の任命です。高裁長官や判事などは最高裁が提出する名簿により内閣が任命しています。今回の事件は、そうした諸制度を脅かすことになります。

 既に問題は飛び火しており、萩生田光一文部科学相は10月13日の閣議後会見で、国立大学学長の任命について「基本的には(大学側の)申し出を尊重したい」とし、文科相の判断で任命しないこともありうるとの認識を示しています。元の解釈に戻さないと、国立大学などの人事に対して政府が恣意(しい)的な任命ができることになり、学者や大学関係者の間に忖度(そんたく)が蔓延(まんえん)するでしょう。学術会議だけでなく、約87万人の研究者が日々取り組む学術研究の独立性が崩壊し、ときの政権の意向に左右されるようになってしまいます。

 ――人文・社会科学は国や社会の役に立つのかという意見もあります。

 学問の国や社会に対する役立ち方は、政治や行政とは違います。

 ときの政治は、比較的短い時間軸の射程で政策を考えて採用しますが、学問の世界の時間軸は短いものから長いものまで様々です。研究成果が社会に影響を与える時間軸も、政治や行政とは異なります。役に立たないように見える基礎研究が実践的・実用的な分野の基盤になり、行政や産業の役に立っています。人文・社会科学が考えた理論や概念も、いつの間にか国民の日常的な思考の材料になっています。

 例えば、教育学でいうと「発達」や「アイデンティティー」「学習者の権利」。他の分野でも「民主主義」や「市場の競争力」などたくさんあります。学者が目の前の現実や理想に意味と理論づけを与えたものが一般に普及し、社会の仕組みや人間の生き方を説明する日常用語になっていく。いわば学問が国民みんなのものになっていく過程があります。

 ――改めて、学術会議の役割とは何でしょうか。

 政治や行政への貢献は、学問が果たすべき役割のごく一部に過ぎません。日本学術会議法前文には「わが国の平和的復興、人類社会の福祉」や「世界の学界と提携して学術の進歩に寄与する」という使命が記されています。

 放っておくと狭い専門に閉じこもりがちな研究者のコミュニティーにとって、学術会議は大きな役割を果たしています。分野を超えて様々な問題を議論する唯一無二の場といっても過言ではない。各分野を牽引(けんいん)する学者が集まり、分野を超えた多角的な視点で学問上の問題や社会課題を話し合うことは、各分野の研究のあり方にも大きな影響を与えています。遺伝子工学や人工知能(AI)などの科学技術と社会の関係など、学術会議の貢献を必要とする課題も増えています。

 首相のブレーンを務める特定の学者や、個別の政策のためにつくられる内閣や各省庁の審議会や有識者会議と、様々な学問領域をほぼ網羅している日本学術会議とでは、目的や使命が違い、位置づけもまったく違います。学術会議は、政権に批判的な人を含めて議論をすることができるからこそ意味があるのです>(以上「朝日新聞」より引用)


 上記引用記事で広田氏は日本学術会議の「独立性」がなぜ必要かを的確に述べている。ガリレオの例を持ち出すまでもなく、司法を含めた時の権力者は必ずしも正しくない。時には間違っていることがある、という実例が歴史上には多数ある。

 菅氏はその前の安倍自公政権から引き続き政権の中枢にいるが、彼が関与して来た八年に亘る政権運営がいささかも間違っていないとでも思っているのだろうか。法曹関係者の多くが批判した「大金財務局の公用地払い下げ」やそれに関連した公文書改竄で多くの法律学者が批判したが、彼は「蛙の面にションベン」で官邸会見を乗り切った。

 「解釈改憲」でも憲法学者の9割以上が「憲法違反」と批判したが、ごく少数の御用学者を重用して反論した。菅氏にとって学者たちの存在は「目の上の瘤」なのだろう。日本学術会議も「政府機関」だから「政府に従う」べきであって、「政府に従わ」ないなら「年間10億円の予算」を「止める」ぞ、と自民党を動員して脅している。

 これほど愚かな政治家がいただろうか。自分を何様と勘違いしているのだろうか。単に選挙で当選を繰り返し、国民の負託を得て政治権力を手にしているに過ぎない。それも極めて短期間のことでしかない。多くの先人が営々として築き上げてきた日本の仕組みを壊し、誰かの餌食にしようと画策している「構造改革」政治家たちには、歴史や学術に精通している「学者」たちは目障りなのだろう。その動機は秦の始皇帝の「焚書坑儒」と酷似している。

 民主主義は金子みすゞの「みんな違ってみんなよい」という世界だ。自分と意見を異にする者を迫害したり、抹殺しようとしてはならない。現在の報奨制度は市町村長や知事の「フクシン」を必要とする。つまり添え書きがなければ「勲何等」という位階は頂戴出来ない仕組みだ。だから政権や各市町村長に対立した政敵の多くは叙勲されない。国民の多くは知らないだろうが、日本はそうした仕組みになっている。

 その仕組みを日本学術会議や、学問の自治が必要とされている大学にまで広げて、日本学術会議委員の任命や国立大学学長人事にまでヘナチョコ政治家が口を挟むようになった。そして「人事は個人に関することだから答弁は控える」と意味不明な発言を繰り返している。

 日本全国に蔓延する「閉塞感」は彼ら政治家に責任がある。それは「構造改革」というグローバル化により日本のモノ造りがスカスカになったことと深い関係があるし、菅氏などの思慮分別のない政治家が跋扈することにより、彼らの気紛れを忖度する官僚や学者や評論家たちがすべて「御用」化したことに大きな原因がある。

 貧困化が閉塞感をもたらすのではない。単一化が閉塞感をもたらすのだ。すべての人が単一化されては「かなわない」と思うのが閉塞感を抱く最大の原因だ。「規制緩和」により労働者は非正規化されコマギレ労働力化され、勤労者は人ではなく「工数」として単一化されている。人を人と見ない労働行政が閉塞感をもたらしている。菅氏とその仲間たちに「みんな違ってみんなよい」という金子みすゞの世界は理解できないだろう。



http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/183.html

記事 [政治・選挙・NHK277] 新事実が発覚〜学術会員任命の経過を記す文書が存在&菅が事前調整不足を指摘+アーモンドアイ(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/29249644/
2020年 11月 06日 

【遅ればせながら、1日に行なわれた秋の天皇賞の話を。1.4倍とブッチの1番人気だったアーモンドアイ(5牝)withルメールが優勝!史上最高のGI8勝も達成し、ルメールが涙していたです。(*^^)v祝

 レースはDプレミアムが先頭に立ち、少しだけゆったりイーヴンペースぽく流れて、直線の後半からヨーイドンの競馬に。今回はスタートもよく3〜4番手につけていたアーモンドアイが、まず先頭に出て、手前換えでギアチェンジし、上がり33.1で引き離しにかかったのだけど。後方にいたフィーエルマンとクロノジェネシスが32.7、32.8の末脚で追い込んで来て半馬身差まで迫ったのだけど。アイちゃんがゴール手前で、またぴょこっと手前を換えて最後の一踏ん張りして、抜かせなかった。(@@)<やっぱ2千はちょっと長いのかな。>

 昨年2着のDプレミアムも4着に逃げ粘ったし。上位は皆、持ち味を出す接戦で、いいレースだったと思う。<馬券的には、Dに残って欲しかったな〜。三連単でF騎乗のFの2着がなく、アウト。>

 ヨコから見るとドングリお目々でかわいい顔をしたアイちゃんも、正面から見るとかなりオトナっぽい表情になっている。繁殖馬になるには6歳ぐらいまでに引退した方がいいので、あと1〜2戦走るかどうか。年末の香港のレースに登録しているらしいけど、日本で走るの見たいな〜。<でも、有馬は向かないし。JCは中3週で、距離も長いし。う〜ん。(-_-;)>

 ともかくケガをせず、最後まで頑張って欲しい! o(^-^)o】

* * * * *

 5日は、参院で菅首相&全閣僚が出席して、予算委員会が開かれた。(・・)

 今日はちょこちょことTV中継を覗いていたのだけど。アサイチから立民党の蓮舫氏が、ガンガンと菅首相を攻め立てて、その後に白眞勲氏、小西洋之氏がネチネチ。で、立民勢の締めくくりに、森ゆう子氏がガツンガツンって感じかな?^^;

 昨日、新たにわかった重要なことを2つ書きたい。<ますます杉田官房副長官を国会に招致する必要性が高くなって来た。(++)>

 まず、加藤官房長官が、蓮舫氏の質問に対して「任命経緯について、杉田(和博官房)副長官と内閣府のやりとりの記録を内閣府で管理している」と、任命経緯について記した文書の存在を認めた。(・o・)

 ただ、人事に関する文書なので、公表できないという。(-"-)

『加藤勝信官房長官は5日の参院予算委員会で、日本学術会議から推薦された新会員候補6人を任命しなかった問題に関し、6人の除外を決定した経緯を記録した文書を内閣府が保管していることを明らかにした。野党は文書の提出を求めたが、加藤氏は「人事に関する記録」を理由に拒否した。

 立憲民主党の蓮舫代表代行が「6人を削った過程に関する公文書はあるか」と質問。加藤氏は「任命経緯について、杉田(和博官房)副長官と内閣府のやりとりの記録を内閣府で管理している」と述べ、存在を認めた。

 首相は9月16日の就任後、杉田氏らに任命に関する「懸念」を伝えたと説明。その後、杉田氏から6人を除外し、99人を任命すると相談があったのは「22日か23日ぐらい」と述べた。内閣府が24日に起案、28日に首相が最終決裁したという。

 蓮舫氏は一連の公文書の公開を求めたが、加藤氏は「今後の公正かつ円滑な人事に支障を及ぼす恐れがある」として拒否。首相と杉田氏が事前に相談していたうえに、内閣府との協議文書の存在も明らかになり、蓮舫氏は「キーマンは杉田氏」として、改めて参考人招致を求めた。
(毎日新聞20年11月5日)』

<何か本当は、色々と文書やメモが残っていそう。暗に推薦者の条件も伝えていたりして。下手すると、モリカケ桜みたいに文書の捏造やシュレッダーによる破棄がされるおそれがあるので、メディアや国民がアツをかけて、早めに公表させないとだわ。(@@)>

 もうひとつ。菅首相は自民党議員の質問に対して、今回、学術会議と内閣府で行っていた人事の事前調整がなかったことが任命拒否につながったと明かした。(・o・) 

『国会で菅首相は、日本学術会議の問題をめぐり、任命拒否をした要因として、これまで学術会議と内閣府で行っていた人事の事前調整がなかったことをあげました。

自民党・二之湯議員「人事のプロセスの詳細は言えないでしょうが、この際ですね、言える範囲内で説明していただいたほうが国民にわかりやすいのではないかと思います」

菅首相「以前は、学術会議が正式の推薦名簿が提出される前に、内閣府の事務局などと学術会議の会長との間に一定の調整が行われていたと承知してます。一方、今回の任命に当たっては、そうした推薦前の調整が働かず、結果として学術会議から推薦された者の中に任命に至らなかったものが生じたということです」(NNN20年11月5日)』

 たぶん、官邸側はこの説明をしたいがために、自民党側に上のような質問してもらったものだと察する。

 で、菅首相は、何かあたかも学術会議が内閣府と事前調整をしなかったことが悪いかのように言ってるのだけど。

 そもそも学術会議には、内閣府と事前調整を行なう義務なんてないわけで。^^;却って、官邸が自分から学術会議に干渉しているのを告白しているようなものじゃないだろうか?(`´)

『立憲民主党の森ゆうこ氏は朝日新聞の取材に「独立性をもってできた学術会議に政治が介入し、それを堂々とやろうとする宣言だ」と述べた。(朝日11.5)
 
<もし以前に両者のオモテに出ていない「密約」とか「秘密の事前協議の慣例化」とかがあったとしたなら、話は別だけど。そんな密約をさせたとしたら、それはそれで問題だよね。(-"-)>

* * * * *

 3日の『菅、支離滅裂の答弁。でも、質疑をするうちに、安倍ー菅陣営の考えややり方が見えて来た』という記事に、この任命拒否に至った経緯の推論を書いたのだけど。
<安倍官邸が、自分たちの政策に批判的な会員が多い学術会議を抑制するため、杉田官房副長官が主導する形で、14年から会員選定の人事にクチを出してコントロールしようとしたという推論ね。>

 この菅首相の証言は、この推論を裏打ちしてくれるような感じがあった。(・・)

 04年の法改正で、新会員は学術会議による推薦で決める方式がスタート。この時に政府が作った内部資料には、「学術会議から推薦された会員の候補者につき、内閣総理大臣が任命を拒否することは想定されていない」と明記されている。

 ところが、今、オモテに出ている範囲で言えば・・・。<学術会議は210人の会員を、3年毎に半数ずつ交代するのだが。>14年の夏、新会員の105人を決める際、当時の当時の大西隆会長が、首相官邸から求められ、杉田官房副長官に選考過程の説明を行なったり、最終段階で候補から外れた人も含め117人の推薦人の名簿を示していたとのこと。(*1)

 17年の新会員選定の時も、大西会長を説明を求め、111人の名簿を提出させたことがわかっている。

 また、16年、18年の会員の補充の際に、学術会議側の出した推薦人に官邸が難色を示し、任命せずに終わっている。

 いずれにせよ、安倍官邸は学術会議の会員任命の際、学術会議が下に出るような感じで、事前調整を行なう(事前に選考過程を説明&推薦人を105人以上示して、官邸に選んでいただく体を作る)ことを慣例化したかったorしたつもりでいたのではないかと思うのだけど。

 大西氏は官邸と良好な関係を築こうと思ったのかも知れないが。官邸に、学術会議は自分たちの言うことをきく組織だと勘違いさせてしまった部分があるかも知れない。(~_~;)

 しかも、安倍官邸の内閣府は(学術会議が軍事研究を禁じる声明を出した翌年の)18年に、内閣法制局と結託して「首相が推薦通りに任命する義務はあるとは言えない」という勝手な解釈を導いて、首相が任命権を有しているかのように思わせて(勘違いさせて)しまったのだ。

 安倍首相(当時)の盟友の甘利明氏が、先月こんなことを言っていたという。

『甘利明自民党税制調査会長が22日に日本記者クラブで会見を行い、その中で日本学術会議の6名拒否問題について、「日本学術会議の推薦制と総理の任命権について論争が続いてきたが、2年前に日本学術会議自身が総理に選択権があることを認め、今回の6名拒否はその結果だ」と発言した。日本学術会議が批判するのはおかしいという口ぶりだ。

 それを聞くと、甘利氏は菅総理のやったことは日本学術会議が認めた通りのことだと考えている。しかし日本学術会議の梶田会長は16日に6名拒否を撤回するよう要望書を菅総理に手渡した。まるで日本学術会議が2つあるような話である。一体この国はどうなっているのかと思わざるを得ない。

 甘利氏が指摘しているのは、2018年に内閣府の日本学術会議事務局が作成した内部文書のことだと思う。内部文書は「内閣総理大臣は行政各部を指揮監督する」という憲法の規定を引っ張り出し、それを根拠に「内閣総理大臣は任命権者であるから日本学術会議に対し監督権を行使できる」とし、「総理は学術会議の推薦通りに任命する義務があるとまでは言えない」と結論付けている。(フーテン老人世直し録542・田中良昭・20年10月23日)』

* * * * *

 でも、大西氏の後任として17年9月〜20年8月まで会長を務めた山極寿一氏は、大西氏から推薦の仕方について、何も引継ぎを受けていなかったと話していた。
 
 昨日の「報道ステーション」でも、「『官邸に来い』と言われたことは一度もなく、官邸に出向くと言っても断られ続けていました」「このような状態で『事前調整』ができるはずもなく、私はした覚えがありません」と説明している。

 官邸側は、8月に推薦人名簿を出す前に、学術会議側からお伺いを立てに来るべきだと思っていたのかも知れないが。<そういうサインを出したりもしていたかも?>山極会長は、何の相談もしないまま、ぴったり105人の推薦人名簿を官邸に提出したため、杉田官房副長官や安倍ー菅首相の怒りを覚えて、何人かの任命を拒否することを考えたというストーリーが成り立ちやすくなった。

<何故、あの6人か。大西氏がかつて6人多く推薦人を提出したことがあるので、6人を拒否。以前から、疎ましく思っていた東大社研や共産系団体から推薦を受けた人から削除することにした・・・なんて邪推もしている。>

 国会で学術会議のことを質問してもムダだと言われていたけど。やはり一問一答になると、首相や官房長官からどんどんボロが出たり、新しい事実が明らかになって来るので、ムダではなかったと思うし。政府与党が、わざわざ予算委員会を米大統領選にぶつけて来たのにはムカつくが。何とか国民の理解、心あるメディアの支援を得て、もう一押しして欲しいと応援しているmewなのだった。(@_@。

 THANKS



http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/184.html

記事 [政治・選挙・NHK277] ようやく開かれた国会論戦は片隅に、米国大統領選の方が重要なメディア(まるこ姫の独り言)
ようやく開かれた国会論戦は片隅に、米国大統領選の方が重要なメディア
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2020/11/post-73e401.html
2020.11.06 まるこ姫の独り言


ようやく開かれた国会で、予算委員会と言えばすべての委員会の中の重要な位置にあり、菅政権のありようがすぐにでも分かるのに、ほとんど報じないこの国のメディア。

日本のメディアはなにをしているかと言えば、こぞって米国の大統領選を面白おかしく報じている。

そりゃあ、あれだけ常識の無い自分中心の人間を穿れば穿るほどいろんな粗が出てきて面白いだろうけど、本当にそれが重要なのか。

私はワイドショーはモーニングショーをチラ見するだけで、ほとんど見ないが、Yahoo!ニュースでは大統領選でのトランプの一挙手一投足を大々的に取り扱っているように見えるが、どれだけやきもきしても米国の話だ。

私たち日本人が投票権が与えられているわけでもないのに、多くの人はそこまで興味があるのだろうか。

どちらが大統領になっても、日本はいつまでも米国追従に変わりはない。

テレビだけが盛り上がっている感じに見えて仕方がない。

しかもトランプの異常性については大いに語るが、一方のバイデンについてはほとんど知らないも同然だ。

韓国の玉ねぎ男の話題の時も、日本の政治そっちのけに井戸端会議風ののぞき見趣味で盛り上がっていたが、今回のも米国の大統領選も番組作りの一環にしか思えない。

面白ければどんなネタでもいいのだろうか。

国会が開かれていなければまだしもようやく開かれた国会で、6月から国会は休止状態できたから問題山積みだ。

コロナ禍での政府の政策が本当に国民のためになったのか、それすら検証できずにきた。

政府は1兆円もの予備費を閣議決定した後は、どこにどの程度の予備費が使われてきたのさえ分からない。

予算は固い問題で興味がわきにくいのは分かるが、それでも国民生活に直結している問題だし知らずに済む問題ではない。

予算委員会を話題にしなくてどうするのか。

学術問題に関しても、菅総理は防戦一方でほとんど、あわわ・・・状態で、総理の人となりが透けて見えてくる。

環境や風土が全然違うトランプの人となりを知ったところで、何の成果が上がると言うのか。

日本の政治の問題の方がよほど重要に思うがそこは無視で、他国の大統領の人となりの方が重要と考えているのかみんな、お祭り騒ぎだ。

校内大運動会のようにどちらが勝つか固唾をのむ必要がどこにあるのか。

どうも菅政権も、安倍政権以上にメディアチェックを怠らず注文ばかりつけているようだが、それが怖さに、無難で、外野的には面白そうな米国大統領選の逐一を報じるのだろうか。

なんだか日本は、米国の植民地意識が未だに消えていないのかもしれないと思うほど、大統領選挙になったらそれ一色報道だ。

しかも今回はトランプの無頼が凄まじくて相当長い期間決着がつかない恐れがある。

日本の政治そっちのけで面白おかしく長期間報道し続けるのだろうか。

何度も書くが、どちらが大統領になっても日本は米国の言いなりだ。



http://www.asyura2.com/20/senkyo277/msg/185.html

記事 [政治・選挙・NHK277] 小池晃書記局長が喝破!「菅政権がやっていることは、戦前の政府がやった学問の侵害と、いったい、どこが違うのか!」

※画像https://twitter.com/news24ntv/status/1324694395254263811






学術会議任命見送り 人文・社会科学系学会220余が共同声明
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201106/k10012698071000.html
2020年11月6日 12時16分 NHK



日本学術会議の会員候補6人が任命されなかったことをめぐり、国内の220余りの人文・社会科学系の学会が、理由の説明や6人の任命を求める共同声明を発表しました。

この声明は、人文・社会科学系の学会の会長などを務める大学教授ら10人が記者会見を開いて発表しました。

今回、日本学術会議の会員に任命されなかった6人は、いずれも人文・社会科学系の研究者でした。

声明には、6日の時点で哲学や文学、歴史学などの研究分野から226の学会が参加や賛同をしていて、政府に対して任命しない理由の説明や、6人の任命を強く求めています。

会見で、日本哲学系諸学会連合の委員長で東北大学の野家啓一名誉教授は「人文社会系の学問は多様な意見を自由に闘わせる環境でのみ発展する。今回の事態は学問の生命線である『批判的議論』を封じ込め、そんたくする文化を学会にまで持ち込もうとするものであり、到底看過できない」と述べました。

また、日本近代文学会の運営委員長で青山学院大学の佐藤泉教授は「研究者だけでなく社会全体の問題で、思想、言論、表現の萎縮や自己規制を招くことになるのではないかと大変恐れている」と話しました。

声明をまとめた事務局によりますと、人文・社会科学系の学会が研究分野の枠を超えて今回の規模で意見を表明するのは初めてとみられるということです。



小池書記局長の質問 2020.11.6

日本学術会議への人事介入、コロナ禍での対策、選択的夫婦別姓について 参議院予算委員会










学術会議めぐる攻防 野党の追及に…”答えない”首相の狙いは(2020年11月6日放送「news every.」より)

2020/11/06  【公式】日テレNEWS

日本学術会議の問題が最大のテーマとなった予算委員会の論戦はきょう、最終日をむかえました。

徹底追及した野党ですが論戦で目立ったのは菅総理の詳細を答えない姿勢でした。その狙いとは。





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