※FRIDAY 2020年10月9日号 紙面クリック拡大
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平沢勝栄復興相が出席していた被害者続出の「仮想通貨パーティ」 https://t.co/vadgcv9dHW
— パグさん♪ (非常事態宣言継続中🌴) (@fvjmac) September 25, 2020
平沢勝栄が出席していた被害者続出の「仮想通貨パーティー」IR汚職事件の秋元司衆議院議員他多数の著名人も参加‼️平沢勝栄が挨拶し宣伝になったのは間違いないそれにより安心してしまった人がいるのは事実← #国会開け 説明を ジャパンライフ事件のアベと同類 pic.twitter.com/cCFMnTLsXH
— Ran🎻Music (自由党が解散した事には意味がある #強固な結集) (@etude6635) September 26, 2020
平沢勝栄復興相が出席していた被害者続出の「仮想通貨パーティ」
菅内閣で初入閣を果たした新大臣に「ヤバい過去」が発覚!
IR汚職事件の秋元司衆議院議員ほか多数の著名人も参加
https://friday.kodansha.ne.jp/sn/u/event/112509
2020.09.25 FRIDAYデジタル 有料記事
あすのFRIDAY。仮想通貨の怪紳士の誕生会。ギャラ飲みパーティー出席者の豪華な顔触れ。自民党の平沢勝栄、秋元司両衆院議員も。御車代はいくらだったのか。オイオイ。 pic.twitter.com/WmhZzrobPZ
— ジャーナリスト 田中稔 (@minorucchu) August 8, 2019
怪しい実業家と「ギャラ飲み」 自民党議員、松井稼頭央らが集結
面識もないのに高額なギャラにつられて怪しいパーティーに集った面々
https://friday.kodansha.co.jp/article/60984
2019年08月23日 FRIDAYデジタル 『FRIDAY』2019年8月23・30日号より
4月8日、代官山で開かれたパーティの様子。ビンゴ大会なども行われ、豪華景品がプレゼントされたという
芸能人の「ギャラリスト」
たとえ主催者の素性を知らなくても、呼ばれればどんなパーティでもホイホイと参加してしまうのは、吉本芸人に限った話ではなかったようだ。
今回、『FRIDAY』が入手した十数枚の写真に写っているのは、誰もが知っている顔、顔、顔……。
熱唱するのは『T–BOLAN』のボーカル・森友嵐士(あらし)。スピーチをするのは自民党・平沢勝栄衆議院議員と秋元司衆議院議員。プロ野球のレジェンド・松井稼頭央と元バレーボール日本代表の川合俊一は、一緒に記念写真をパシャリ。司会として場を盛り上げているのは、アナウンサーの生島ヒロシである。
別の写真に目を移してみても、元『東方神起』のジェジュンやアントニオ猪木、元至学館大レスリング部監督の栄和人(さかえかずひと)氏、神取忍ら有名プロレスラーなど、錚々(そうそう)たる顔ぶれだ。
これらの写真が撮られたのは、今年4月8日。東京・代官山(渋谷区)の高級レストランを貸し切って開かれた、若手実業家・X氏の誕生会でのことである。
「会場には200人ほどの来場者が詰めかけ、著名人も20人近く来ていました。『T–BOLAN』の森友さんは、Xさんと一緒に代表曲である『離したくはない』を熱唱。その他の有名人は、スピーチをしたり、Xさんを囲んで記念撮影をしたり、テーブルで酒を飲みながら食事をしたりと、それぞれ楽しんでいる様子でした」(参加者の一人)
出席した有名人たちはいずれも、主催者であるX氏を「これからの日本を担う人物」などと持ち上げたが、実はまったく面識がないという。彼らのほとんどは、パーティに参加し、「お車代」として謝礼をもらって帰っただけ。つまりこのパーティは、いわゆる「ギャラ飲み」だったのである。パーティの内情をよく知るX氏の知人が言う。
「Xの仲間に芸能界に顔が利く人間がいて、その人を通じて有名人は集められました。有名人にはそれぞれギャラの額が決まっていて、一番高い人は30万円。以下、20万円、10万円、5万円と続く。私は『お車代リスト』をこの目で見たので、間違いありません。ギャラはX氏の部下が封筒に入れ、帰り際に資生堂パーラーのお菓子と一緒に渡していました」
なぜ、X氏は高額なギャラを支払ってまで、著名人を自分の誕生パーティに呼んだのか。その理由は、X氏が行っている”ビジネス”に関係がある。
「X氏は『バイオプラスチックなどさまざまな事業で近く上場する』と謳い、5億円近いカネを集めている。『将来値上がりする』と持ちかけられて未公開株を買った人もいるし、『代理店にならないか』と言われてカネを払って契約した人もいる。さらにX氏は、『JOBコイン』という仮想通貨のオーナーも自称しており、そちらの宣伝も盛んに行っている。X氏に大金を支払い、コインを購入した人は大勢います。パーティに有名人を呼んだのは、人脈をアピールして、さらにカネを集めるためでしょう」(前出・知人)
しかし実は、X氏の会社は事務員も経理もおらず、所在地はレンタルオフィス。そもそも企業の実体があるかすら怪しく、上場の予定もまったく立っていない。「JOBコイン」も、その値は暴落を続けているという。昨年5月、X氏の会社に1100万円を投資した男性が語る。
「実体がないことがわかっていれば、出資はしませんでした。『1株20万円の価値があるが、いまなら1万円で譲れる。来年の夏には上場する』と言って出資させたんだから、明らかに詐欺ですよ。Xにはカネを返せとずっと連絡をしていますが、逃げてばかりで会おうともしない。私の他にも、”被害者”は大勢います。ラチが明かないので、近く刑事告訴する予定です」
こんな人物のパーティに参加し、なおかつギャラをもらっていたとすれば、軽率の誹(そし)りはまぬがれない。
本誌は参加が確認できた有名人15人に取材。回答が得られたのは11人だったが、何と全員がX氏とは「面識がない」と答えた。「ギャラをもらった」と回答したのは次の4人だ。
「紙袋をもらった記憶はありませんが、歌のギャランティとして30万円をいただきました」(『T−BOLAN』森友)
「誕生日パーティの途中に5万円をいただきました」(神取忍所属事務所)
「生島ヒロシに関しては司会として、報酬を事務所が受け取りました」(生島ヒロシ所属事務所)
「松井に確認したところ、記念品とともに紙袋に入っており、受け取ってしまったとのことです。なお、金額については 差し控えさせていただきます」(松井稼頭央が二軍監督を務める西武ライオンズ広報部)
驚きだったのは、スピーチまでした平沢議員と秋元議員である。平沢議員は「300%もらっていない」と断言。秋元議員も「著名人扱いではなく、お車代はありませんでした」と答えた。
有名人との”つながり”により、X氏を信用してしまった出資者は少なくない。パーティに出席した有名人たちは、まずはそのことを認識すべきだろう。
X氏の隣で挨拶をする平沢勝栄議員。本誌の取材には「知人に誘われて参加したが10分ほどですぐ帰った」と回答
X氏は「秋元司議員と親しい」と喧伝していたが、議員は「(X氏の事業は)全く存じ上げておりません」と回答
川合俊一、松井稼頭央、生島ヒロシ。川合の所属事務所は「手土産をいただいた記憶はございます。内容は覚えておりません」。生島の事務所は「(詐欺が事実なら)報酬の返還を含め誠意をもって対応致します」と回答
爆笑する神取忍。「(知人から)声が掛かったので行きました。(X氏には)初めてお会いしました
本誌の直撃に答えるX氏。上場については「将来の可能性の話をしただけ。納得して契約してもらった。何の法律違反でもない」。企業の実体がないのではと指摘すると「創業時ですから」。パーティについては「普通に来てもらった。人脈が広かっただけ」と語った
撮影:田中俊勝