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2020年9月21日06時31分 〜
記事 [政治・選挙・NHK275] 無実の勾留164日「検察権力は抑制的に使って」 元厚労次官・村木厚子さんの訴え 証拠改ざん事件10年(東京新聞)
 
https://www.tokyo-np.co.jp/article/56779
 
 大阪地検特捜部の検事による郵便不正事件の証拠改ざん発覚から、21日で10年。事件で冤罪に巻き込まれた元厚生労働次官の村木厚子さん(64)が本紙の取材に応じ、「事件のことはいつか忘れられる。でも検察は、権力は抑制的に使われなければいけないという自覚を持ち続けてほしい」と願った。

 村木さんは郵便不正事件に絡み逮捕されたが、公判では共犯とされた部下らが「村木さんが関与したとする私の供述調書は、検事のでっち上げ」などと証言し、無罪に。直後の2010年9月21日、検察のストーリーに沿うよう証拠を改ざんしていた前田恒彦検事(当時)が逮捕された。
 村木さんは「容疑者が話した内容をまとめたものが供述調書だと思っていた。実際は脅しや情報操作などありとあらゆる手で、検察のストーリーに沿うようにまとめられたものだった」と振り返る。(小沢慧一)


◆強大な権力、使う際は恐れをもってほしい

 10年前に発覚した大阪地検特捜部検事による証拠改ざん事件は、郵便料金割引制度の適用を認める厚生労働省文書の偽造事件が舞台だった。冤罪に巻き込まれた村木さん(64)は「検察は人の人生を左右させる強大な権力を持っている。権力を使う際は恐れをもってほしい」と語った。
 事件後に復職した厚労省を退職し、現在は津田塾大(東京)で客員教授を務める村木さん。「授業の準備で忙しいのよね」と笑顔で同大の会議室に現れ、164日間に及んだ大阪拘置所での日々を静かに振り返った。

◆供述調書、検事が勝手に作文

 「私の仕事はあなたの供述を変えさせることです」
 当初から一貫して無実を訴えていた村木さんに、担当検事は2009年6月14日の逮捕直後、そう言い放ったという。既に自身の疑惑が報じられており、出頭要請の際は「やっと検察に話を聞いてもらえる」と期待もしたが、「耳を傾けてくれる気はないんだ」と絶望した。

 それでも「全く身に覚えがない」と容疑を否定し続けたが、検事はメモすら取らずに「なぜあなただけ記憶が違うのか」「否認していると刑が重くなる」と自白を迫った。

 驚いたのは、起訴後に目を通した部下らの供述調書。「村木に指示されてやった」「村木に『よろしくお願いね』と頼まれた」などと、ありもしないことが書かれていた。

 「なぜみんなうそをつくの」―。接見の際にそうこぼすと、弁護人は「誰もうそなんかついていない。検事が勝手に作文し、そこから作文を認めるかどうかの交渉が始まるんだ」と言った。

 さらに裁判資料を読み進めると、検察のストーリーが破綻していることをうかがわせる文書が見つかった。フロッピーディスク(FD)データの捜査報告書だ。部下が偽造証明書を作成した日時が書かれていたが、村木さんが作成を指示したとされる起訴内容の時期よりも前だった。

 大阪地裁の初公判で弁護人がこの矛盾を突きつけ、証人尋問では部下らが次々と「調書は検事の作文」「村木さんとのやりとりは全部でっち上げです」と告白。10年9月10日、村木さんは無罪となった。


◆本当の問題はうその調書を組織的に作成したこと

最高検が同月21日、FDを改ざんした証拠隠滅容疑で前田恒彦検事(当時)を逮捕。村木さんは「改ざんは個人がやったこと。本当の問題は、検察が見立て通りの事件をつくるために、事実と異なる調書を組織的に作成したことです」と語気を強める。
 事件後、捜査手法の問題点がクローズアップされ、無理な取り調べをしていないかチェックする仕組みとして、一部事件での取り調べの録音・録画が法制化された。「適正な取り調べの第一歩になったとは思う。でも、まだまだ。すべての刑事事件にまで広げないと。弁護人の立ち会いも認めるべきです」と訴える。

「メディアも当局から流された情報だけに乗るのではなく、節度ある取材や公正な報道を心掛けてほしいですね」と苦言を呈しつつ、検察にこう注文した。

 「人には必ず弱い面がある。弱いところを突かれれば、うその自白をしてしまうことはあると思う。検察は事件の教訓を忘れず、冤罪を生み出さない努力をしてほしい」


大阪地検特捜部検事の証拠改ざん事件
 元厚生労働次官の村木厚子さんが郵便不正事件で無罪になった直後の2010年9月21日、大阪地検特捜部の検事(当時)が証拠品のフロッピーディスクを改ざんしたとして逮捕された。元検事は証拠隠滅罪で懲役1年6月の実刑が確定。元特捜部長と同副部長は、改ざんが故意と知りながら過失として処理したとして犯人隠避罪に問われ、執行猶予付きの有罪判決を受けた。最高検は同年12月の検証報告書で「村木氏を起訴すべきではなかった」と指摘した。

【関連記事】「倍返しにしてやる」検事は怒鳴って顔を近づけた 道長ばの検察改革
http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/856.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 菅総理のお膝元で「自助、共助、公助」のウソを暴く(田中龍作ジャーナル)



菅総理のお膝元で「自助、共助、公助」のウソを暴く
https://tanakaryusaku.jp/2020/09/00023673
2020年9月20日 21:50 田中龍作ジャーナル


地下通路には段ボールハウスが所狭しと並んでいた。縄張りはないのだそうだ。菅政権よりも共助があった。=20日、横浜市内 撮影:田中龍作=

 菅首相の地元横浜市は、日本有数のドヤ街寿町を抱える。

 ドヤからこぼれた人は野宿者となるのだが、この春まで横浜市役所があった関内周辺に段ボールハウスが並んでいると聞き、現地に足を運んだ。

 JR関内駅前の地下通路では約20人の野宿者(ホームレス)が寝起きする。3〜4年前から住み着いている人もいれば、4〜5日前に流れついた人もいる。

 高さ2m余り、幅4m弱、長さ10mほどの通路にびっしりと段ボールハウスが並ぶ。ハウス状にはせずに、段ボールを敷くだけの野宿者もいる。

 56歳のAさんは昨年4月まで水道工事の技師だったが、身体を壊して仕事をやめた。高血圧だ。

 その後、寿町のドヤで暮らしていたが、生活保護が打ち切られたため、路上に弾き出された。つい4〜5日前、地下通路に流れついた。

 手配師に頼めば日払いの仕事があるが、高血圧のためはねられる。仕事をしたくても健康上の理由でできないのだ。

 頼れるのは生活保護なのだが、役所は「働けるだろ?」と言って、生活保護の支給を渋る。

 Aさんは寿町の炊き出しと友人が置いていってくれる100円、500円で食いつなぐ。

 「菅総理に要望はないか?」と尋ねると「物価を安くしてほしい。消費税も下げてほしい」と答えた。


「タバコまで値上げするんだからよ」。Bさんは政府に憤った。=20日、横浜市内 撮影:田中龍作=

 「1番、センター、梶谷」。横浜スタジアムの場内アナウンスが耳に飛び込んでくる横浜公園。

 Bさん(72歳)は5〜6年前からここで暮らしている。工事現場でクレーンを運転していたが、60歳過ぎたら仕事が来なくなった。高い所に昇るクレーン操作は、高齢者には危険だからだ。

 安倍首相は在任時「人生100年時代」とぶちあげた。社会保障費を1円でも削りたいためだ。

 Bさんは「『70歳になっても働け』って言ったって、どんな仕事があるんだよ?」と吐き捨てた。

 「田中角栄の時が一番良かった。仕事は多い方がいい。皆ができる仕事が増えれば景気は良くなるよ」。景気がいい時代も悪い時代も経験しているBさんの話は説得力があった。

 菅首相は目指す社会像を「自助→共助→公助」とした。

 だが、いくら働く意欲と能力があっても、身体を壊せば、働けなくなる。高齢になれば雇ってくれる所は限られてくる。

 「自助」は空念仏でしかないのだ。

 「共助」「公助」を唱えるなら、かゆい所に手の届くような労働政策を実行し、幾重ものセーフティーネットを張ることではないだろうか。


Bさんは横浜スタジアムという名所の前で “家財道具”を拡げていた。=20日、横浜市内 撮影:田中龍作=

   〜終わり〜




http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/857.html

記事 [政治・選挙・NHK275] <拡散、お願いします>人の移動爆発が感染拡大促進する可能性(植草一秀の『知られざる真実』)



人の移動爆発が感染拡大促進する可能性
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2020/09/post-fbcffd.html
2020年9月20日 植草一秀の『知られざる真実』


安倍コロナ三ミス(改定版)は

1.検査抑制

2.対応の遅れ

3.第2類指定への固執

だった。

安倍内閣が新型コロナ感染症を第2類相当感染症に指定したのは1月28日。

この時点ではコロナの実態がまだよく分かっていなかった。

しかし、安倍内閣は5段階ある感染症分類のなかで極めて危険性の高い感染症であるとの指定を行った。

この第2類相当指定がその後の混乱の主因になった。

しかし、この指定とその後の安倍内閣の対応は完全に矛盾する。

安倍内閣が緊急事態宣言を発出したのは4月7日。

それまでは五輪開催優先の対応を示した。

3月1日には東京マラソンまで実施している。

中国政府が武漢市を封鎖したのは1月23日。

台湾政府は昨年末に武漢市の異変を把握してWHOに警告メッセージを送った。

1月23日には武漢市からの入境禁止の措置を取った。

安倍首相は1月24日に在中国日本大使館HPで中国国民に対して2月の春節休暇を利用しての訪日を呼びかけた。

コロナ危機感ゼロの対応が示され、日本のコロナ対応は丸2ヵ月遅れたのだ。

コロナの実態を把握するには徹底的な検査実施が必要不可欠だ。

安倍内閣は1月28日に第2類相当指定を行っている。

極めて危険性の高い感染症であるとの指定を行った。

この認識に立つなら、検査を徹底的に拡充し、「検査と隔離」措置を取ることが必要だった。

ところが、安倍内閣は徹底的に検査を抑制する行政運営を実行した。

その陣頭指揮を執ったのが加藤勝信・現官房長官だ。

そのために、コロナ感染症の実態を掴めないという致命的な過ちが生じた。

日本のコロナ致死率は9月19日段階で1.9%。

決して低い水準でない。

2009年の新型インフルエンザ致死率が0.5%程度と推定されている。

新型インフルエンザの4倍の致死率は重大だ。

しかし、この致死率は過大推計だ。

検査が十分に行われてこなかったために陽性者数が過少推計になっている。

東アジアで検査をもっとも実施しているのがシンガポール。

人口100人当たり43人に検査を実施している。

日本の検査数は人口100人当たり1人にとどまっている。

シンガポールのコロナ致死率は0.05%。

これが東アジアのコロナ致死率の実態と考えられる。

欧州でもっとも検査を実施しているのは英国。

100人当たり31人に検査を実施している。

この英国のコロナ致死率は10.7%。

圧倒的に高い。

したがって、欧米や南米でコロナ対応が厳格になるのは順当だ。

「コロナはただの風邪」は全世界では成り立たない。

欧米や南米,東アジア以外のアジアの現況はコロナに対する厳戒態勢を正当化するものだ。

しかし、東アジアでコロナ被害は軽微にとどまっている。

日本における第2類相当の指定は過大だ。

日本政府がPCR検査を徹底的に抑制したことでコロナの実態を掴むことが完全に遅れた。

そのために第2類相当指定への固執が続き、経済悪化を加速させた。

これらの反動もあり、菅新内閣がGOTOキャンペーンの対象を東京にも拡大する方針を示している。

その結果として人の移動が急激な拡大を示す兆候が現れている。

    アップル社人の移動指数と東京都新規陽性者数推移


※画像クリック拡大

人の移動指数の変化が4週間後の新規陽性者数に反映される。

10月下旬にかけて新規陽性者数が再び増加する懸念が高まっている。


関連記事
コロナ第3波すでに到来か 都内の週平均感染者は右肩上がり(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/850.html




http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/858.html

記事 [政治・選挙・NHK275] <読売世論調査、理解できない!>菅内閣支持74% 歴代3位 「安倍継承」評価63% 政党支持率は自民47%、立憲4% 

※2020年9月21日 読売新聞1面トップ 紙面クリック拡大



※2020年9月21日 読売新聞3面 紙面クリック拡大



※2020年9月21日 読売新聞4面 紙面クリック拡大


本社全国世論調査結果

※2020年9月21日 読売新聞8面 紙面クリック拡大









菅内閣支持74% 歴代3位…本社世論調査 「安倍継承」評価63%
https://www.yomiuri.co.jp/election/yoron-chosa/20200921-OYT1T50061/
2020/09/21 05:00 読売新聞 読者会員限定



菅内閣支持74%、発足時歴代3位…読売世論調査
https://www.yomiuri.co.jp/election/yoron-chosa/20200920-OYT1T50171/
9/20(日) 22:06配信 読売新聞

 読売新聞社が菅内閣の発足を受けて19〜20日に実施した全国世論調査で、菅内閣の支持率は74%だった。内閣発足直後の調査(1978年発足の大平内閣以降)としては、小泉内閣(87%)、鳩山内閣(75%)に次いで歴代3位の高さとなった。不支持率は14%。安倍前首相が進めてきた政策や路線を引き継ぐ菅首相の方針は「評価する」が63%に上った。

 政党支持率は、自民党が47%(前回9月4〜6日調査41%)に上昇。立憲民主党は4%で、合流新党結成前の旧立憲民主党の前回値と変わらなかった。無党派層は37%(同40%)。



菅内閣の支持率、歴代3位の74%…読売世論調査「他によい人がいない」30%
https://www.yomiuri.co.jp/election/yoron-chosa/20200921-OYT1T50061/
2020/09/21 08:31 読売新聞



 読売新聞社は19〜20日、菅内閣の発足を受けた全国世論調査を実施した。菅内閣の支持率は74%で、内閣発足直後の調査(1978年発足の大平内閣以降)としては、小泉内閣(87%)、鳩山内閣(75%)に次いで歴代3位の高さとなった。不支持率は14%。安倍前首相が進めてきた政策や路線を引き継ぐ菅首相の方針は「評価する」63%、「評価しない」25%だった。

自民支持も上昇

 内閣を支持する理由は、「他によい人がいない」30%、「政策に期待できる」25%、「首相が信頼できる」19%などの順。一部選択肢が異なるが、安倍内閣末期の支持理由は「政策に期待できる」と「首相が信頼できる」がいずれも10%未満で、菅内閣では積極的な支持理由が増えた。ただ、発足時の高支持率の例をみると、必ずしも長期政権には結びついていない。

 閣僚15人が安倍内閣からの再任や経験者の起用で、初入閣は5人だった人事を「評価する」は62%。河野行政・規制改革相の起用を「評価する」は77%。麻生副総理兼財務相の再任は「評価しない」53%が「評価する」39%を上回った。

 菅内閣に優先して取り組んでほしい政策や課題は「新型コロナウイルス対策」34%が最も多く、「景気や雇用」23%などが続いた。

 衆議院の解散・総選挙については「任期満了まで行う必要はない」が59%(前回9月4〜6日調査55%)に上がり、「来年前半」は21%(同20%)、「今年中」は13%(同16%)となった。

 菅首相にどのくらい首相を続けてほしいかを聞くと、「来年9月の自民党の総裁任期まで」が32%。来年9月以降も続投を望む人は、「できるだけ長く」28%、「3年くらい」16%、「2年くらい」16%を合わせ、計6割だった。

 政党支持率は、自民党が47%(前回41%)に上昇し、第2次以降の安倍内閣の支持率が最高の74%を記録した2013年4月の48%に次ぐ高さとなった。立憲民主党は今回4%で、合流新党結成前の旧立憲民主党の前回値と変わらず、合流効果が見られなかった。無党派層は37%(同40%)。

 次の衆院比例選の投票先は自民党が55%と半数を超え、立憲民主党8%、公明党と日本維新の会が各6%、共産党3%などだった。



2020年9月 菅内閣発足電話全国世論調査 質問と回答
https://www.yomiuri.co.jp/election/yoron-chosa/20200920-OYT1T50175/
2020/09/21 05:00 読売新聞

  本社全国世論調査結果(数字は%)

 =質問文一部要約=

 選択肢を読みあげた質問は末尾に※印

  ( )内の数字は前回9月4〜6日の結果

◆あなたは、菅内閣を、支持しますか。

・支持する  74    ・その他  5

・支持しない 14    ・答えない 7

▼支持する理由(支持しない理由)を、1つ選んで下さい。(左の数字は「支持する理由」、右は「支持しない理由」)※

・政策に期待できる(できない) 25 20

・首相に指導力がある(ない)   8  5

・首相が信頼できる(できない) 19 18

・閣僚の顔ぶれがよい(よくない) 7 14

・自民党中心の政権だから     8 28

・他によい人がいない(いる)  30  9

・その他             1  2

・答えない            2  4

◆今、どの政党を支持していますか。

・自民党         47(41)

・立憲民主党        4(4)

・公明党          3(3)

・共産党          2(1)

・日本維新の会       2(2)

・国民民主党        1(1)

・社民党          0(1)

・NHKから国民を守る党  −(−)

・れいわ新選組       0(0)

・その他          0(0)

・支持する政党はない   37(40)

・答えない         3(6)

◆菅首相は、安倍前首相が進めてきた政策や路線を、基本的に引き継ぐ方針です。この方針を、評価しますか、評価しませんか。

・評価する  63

・評価しない 25

・答えない  12

◆新内閣の閣僚は、20人のうち、15人が安倍内閣からの再任や経験者の起用で、初入閣は5人となりました。閣僚人事を、全体として、評価しますか、評価しませんか。

・評価する  62

・評価しない 27

・答えない  10

◆副総理兼財務大臣に、麻生太郎さんが再任されたことを、評価しますか、評価しませんか。

・評価する  39

・評価しない 53

・答えない   8

◆行政改革担当大臣に、河野太郎さんが起用されたことを、評価しますか、評価しませんか。

・評価する  77

・評価しない 12

・答えない  11

◆菅首相は、新内閣や自民党役員の人事を、党内の派閥にとらわれず適材適所で決めた

と思いますか、それとも、派閥に配慮して決めたと思いますか。

・適材適所で決めた         24

・派閥に配慮して決めた       61

・答えない             15

◆菅内閣に、優先して取り組んでほしい政策や課題を、次の6つの中から、1つだけ選んで下さい。※

・景気や雇用       23

・財政再建        10

・外交や安全保障      9

・行政改革         9

・新型コロナウイルス対策 34

・社会保障        12

・その他          0

・とくにない        0

・答えない         1

◆菅首相には、どのくらい首相を続けてほしいと思いますか。次の4つの中から、1つだけ選んで下さい。※

・来年9月の自民党の総裁任期まで  32

・2年くらい            16

・3年くらい            16

・できるだけ長く          28

・その他               0

・答えない              7

◆今の衆議院議員は、来年10月に任期満了となります。衆議院の解散・総選挙は、今年中に行うのがよいと思いますか、来年前半に行うのがよいと思いますか、それとも、任期満了まで行う必要はないと思いますか。

・今年中              13

・来年前半             21

・任期満了まで行う必要はない    59

・答えない              7

◆次の衆議院選挙の比例代表選挙では、どの政党に投票しようと思いますか。次の中から、1つだけ選んで下さい。※

・自民党         55

・立憲民主党        8 

・公明党          6 

・共産党          3 

・日本維新の会       6 

・国民民主党        1 

・社民党          0 

・NHKから国民を守る党  0

・れいわ新選組       1

・その他の政党       0

・決めていない      13

・答えない         7

 ……………………………………………

【調査方法】9月19〜20日に、コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号にかけるRDD◎方式で18歳以上の有権者を対象に実施。固定では有権者在住が判明した921世帯の中から552人、携帯では応答のあった1138人の中から523人、計1075人の回答を得た。回答率は固定60%、携帯46%。小数点以下四捨五入。グラフや表の数値は、合計が100%にならないことがある。0は0.5%未満。−は回答なし。政党支持の立憲民主党と国民民主党の( )内の数字は、合流新党「立憲民主党」結成前の旧立憲民主党、旧国民民主党の前回調査結果。


関連記事
<人柄ってwww 大炎上!>菅内閣支持率74%、発足時歴代3位 「人柄」を評価 本社世論調査(日経新聞)
http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/803.html




http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/859.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 立憲民主党が 大変な事態に! 新党結成直後なのに 早くも崩壊か? 結党直後に崩壊の例は聞いたことがない
   
   
   
■ 立憲民主党が 大変な事態に 新党結成直後なのに早くも崩壊か?
  
  
立憲民主党がとんでもない状態になっています。 
  
新党結成直後というのは、ご祝儀相場で支持率がかなり上がるものです。
ところが立憲民主党は、新党結成直後にもかかわらず、最新の世論調査で支持率が4%と危機的状況になっているのです。(下記)
    
    
『政党支持率は、自民党が47%(前回9月4〜6日調査41%)に上昇。
立憲民主党は4%で、合流新党結成前の旧立憲民主党の前回値と変わらなかった。』
  
https://www.yomiuri.co.jp/election/yoron-chosa/20200920-OYT1T50171/
  
  
つまり、新党を結成しても支持率は以前と同じ。
新党結成の成果はゼロで、支持率は最低レベル。
新党は早くも崩壊の危機を迎えているわけです。
  
   
  
■ 新党とは名ばかりで、政党名同じ、代表同じ、党幹事長も同じ、メンツもほぼ同じ
  
  
考えてみれば当たり前かもしれません。
  
新党とは言っても名ばかりで、政党名同じ、代表同じ、党幹事長も同じ、メンツもほぼ同じ。
これでは、新党というよりゾンビ政党です。
  
現在の立憲民主党は単なるゾンビ政党。
こんなものに真っ当な国民が騙されるはずもありません。
  
結局は以前の信者がそのまま残っただけ。
まるでオウムの後継団体みたいですねw
  
小沢一郎は根拠もなく、「すぐの選挙でも自民党に勝てる」とのたまい、笑われています。
上記の世論調査を見ればわかる通り、勝てるどころか支持率は以前と同じで、地の底を這うような状況。
一桁以上も支持率が上の自民党に勝てるはずもありません。
  
小沢一郎は齢78歳であり、脳の老化がかなり進んでいるのかもしれません。
立憲民主党があまりにも酷い状況なので、妄想の世界に逃げるしかないのかもしれない。
    
政党支持率は自民党が47%(前回41%)、立憲民主党は4%(結党前と同じ)。
 
総選挙を行なえば、自公で安定過半数確保となるでしょう。
   
     
http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/860.html
記事 [政治・選挙・NHK275] 菅氏は米中戦争を理解しているのか。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2020/09/blog-post_21.html
9月 21, 2020 日々雑感(My impressions daily)

<菅義偉首相は20日夜、首相公邸で米国のトランプ大統領と首相就任後初めて電話で協議した。首相は日米同盟について「地域の平和と安定のための基盤だ」と伝えた。トランプ氏は「同盟を一層発展させよう」と語り強化する方針を確認した。

新型コロナウイルス対策で治療薬やワクチンの開発・普及に向けた協力を申し合わせた。首相は北朝鮮による日本人拉致問題に関し「早期解決に向け果断に取り組む」と表明し支援を要請した。

両首脳は「自由で開かれたインド太平洋」構想で認識を共有し、中国を巡っても意見交換した。トランプ氏は「24時間いつでも何かあったら電話してほしい」と伝達した。

米ホワイトハウスの発表によると、日米同盟の強化を申し合わせ、世界経済の振興に向けた協力も話し合った。

首相は20日にオーストラリアのモリソン首相とも電話協議し、首脳外交を本格始動させた。

首相は同日夜の日米電話協議後、記者団に「非常に手応えを感じている。これを機会に各国首脳と電話協議して連携を深めたい」と述べた>(以上「日経新聞」より引用)


 菅氏が米国トランプ大統領などと電話会談したという。その際、トランプ氏が「日米同盟の強化を申し合わせ、世界経済の振興に向けた協力も話し合った」とホワイトハウスから発表があったというが、当然といえば当然だ。

 米国は自由主義諸国に対する世界的な脅威になった中共政府の中国に対して、比喩でない「戦争」をしているからだ。それは米国の覇権をかけた熾烈な最終戦争だ。

 「戦争」にも様々な形態がある。「情報戦」や「経済戦」、さらには大量移民を仕掛けて国を丸ごと乗っ取る「移民戦争」と様々だ。ミャンマーの第二の都市・古都マンダレーは20世紀終わりから大量の中国民が流入し、現在では都市人口の過半数を占めるに到り、マンダレーは乗っ取られてしまったとミャンマー人は嘆いている。

 かつてクリミア半島もタタール人の暮らす地だったが、帝政ロシア当時からロシア人が移り住むようにより、ことにスターリン時代にタタール人を追放してロシア人を大量に「入植」させた。そしてロシア人が人口の六割に達した段階で、ご存知のように住民投票という「民主的な手続き」でロシア併合を果たしてしまった。

 米国内には346万人(2017年統計)の中国人が住んでいる。ただ、他の移民と異なるのは米国社会に溶け込もうとしないで、中国語を話すコミュニティーを各地に形成していることだ。もちろん、彼らはいつでも中共政府の国家総動員法によって動く可能性がある。

 そして留学ビザや労働ビザなどで一時的に入国している中国人は30万人を超えているという。米国はかつて1882年に中国人移民制限法を制定して急増した中国移民を制限し、後に急増した日本人移民を禁止した。1943年に中国人の移民を制限する法律は廃止されたが、ここに来て急増する中国人移民を制限する動きが出ているのも頷ける。

 国会で質疑されていない現状では、菅氏がいかなる認識の上でトランプ氏と電話会談したのか定かではないが、世界は熾烈な米中戦争の真っ只中にある。もちろん、日本も米国の同盟国として軍事機密や企業機密を共有している関係から、対中デカップリングに共同して当たらなければならない。

 まさしく「共同」であって「協力」ではない。産業界や評論家諸氏は「協力」程度の認識しか持っていない人が殆どのようだが、そんな手緩い段階は既に終わっている。HUAWEIに対する米国のデカップリングがいかに本気か、徹底ぶりを見れば明らかではないか。

 米国政府情報機関から親中派と名指しされた政治家を自民党の幹事長に就けた菅氏がトランプ氏から恫喝されないわけがない。必ず批判され、真意を問われるだろう。その時に「日本の内政に干渉するな」と菅氏はトランプ氏に反論できるだろうか。

 奔流渦巻く世界の潮流と無縁な国内政治の「総裁選ゴッコ」と「内閣組閣ゴッコ」にウツツを抜かしていた菅氏にツケは必ず廻って来る。菅氏は米中戦争の本質を認識しているのか心配だ。それは菅氏に対する心配ではなく、日本の首相に暗愚な人物を担いで得々としている日本の与党政治家連中と、体制翼賛評論を垂れ流す日本のマスメディアに対する心配だ。

 日本は明らかに5EYESに参加する。つまり6EYESの一員として軍事・経済などのすべての面で中共政府の中国と対峙する。それは「経熱政冷」などといった誤魔化しで乗り切れるものではない。自由主義陣営に一員として中共政府に囚われている中国民を解き放つのか、それとも儲け第一主義で中共政府に阿り続けるのか、といった二者択一を迫られている、という現状を菅氏は認識しているのか、という政治家の本質にかかわる課題を突き付けられているのだ。

 そうした認識もなく、受話器を取って「ハロー」と呼びかけたとしたら、能天気もここに極まる。オーストラリアのモリソン首相は中共政府の挑発に敢然と戦っている。モリソン首相は自国の対中主要輸出品である牛肉や小麦の輸出を停止されても、武漢肺炎の発生源の調査や香港の国安法やチベットやウィグルの人権調査を主張している。

 菅氏にそうした覚悟があるのか。そうした覚悟の上に立って、オーストラリアのモリソン首相へのダイヤルを回すのか、それとも能天気に「ハロー」とやって、世界中に日本の政治家の資質という、日本の最高機密を自ら暴露するのか。



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/861.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 「1954年9月21日生まれ」の安倍晋三前首相は、予定通りキューバのグアンタナモ米軍基地に連れて行かれて、厳しい尋問の末、拷問を加えて、自白させられるのか(板垣 英憲)
https://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/9562060010255493b2aaab76e704b167
2020年09月21日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆〔特別情報1〕
 安倍晋三前首相は9月19日午前、靖国神社(東京・九段北)を参拝し、「今月16日に内閣総理大臣を退任したこと」を英霊に報告した」と国民にアピールした。首相在任中は、中国や韓国世論に配慮して、平成25年12月26日に1回だけ靖国を参拝している。

 2001年10月7日から始まったアフガニスタン紛争(2001年 〜現在)と「300兆円戦争」と言われたイラク戦争とは、アメリカ合衆国が主体となり2003年3月20日から始まったイラク戦争(英国軍、オーストラリア軍が参戦)に日本も加担、この戦争がフェイクニュースに基づくものだったことから、トランプ大統領は、米CIAを使って、ブッシュ元大統領やその側近らの責任を徹底的に追及、併せて、戦争に協力した当時の小泉純一郎元首相と安倍晋三元官房長官らの責任を追及するため、捜査を続けていた。小泉純一郎元首相については、すでにキューバのグアンタナモ米軍基地に連れて行き、厳しい尋問の末、最低2週間もの拷問を加えて、自白させた後、クローン人間を作ってオリシジナルの肉体は死刑に処して近海に捨てて、サメに食わせたという。次は、「1954年〈昭和29年〉9月21日生まれ」の安倍晋三前首相の番で、9月21日、やはりキューバのグアンタナモ米軍基地に連れて行き、最低2週間もの厳しい尋問の末、拷問を加えて、自白させるとの日程が伝えられていた。大叔父である佐藤栄作元首相が持つ、戦後歴代首相の連続在職日数の最長記録2798日を1日超えて2799日に塗り替える8月24日をクリアして退陣すると観測されていた。ところが、8月17日午前10時28分、東京・信濃町の慶応大学病院で検診を受けるとの理由で、車列を連ねて入っていったけれども、検査ではなく、米軍横田基地で取り調べを受けるための煙幕だったという。慶応大学病院から車を乗り換えて、横田基地に移動して取り調べを受けに行った。このため、7時間半もかかった。その後再び、乗用車で慶慶応大学病院に戻り、車を乗り換え富ヶ谷の自宅に戻った。帰宅時間は午後6時16分だった。そして厳しい残暑と新型コロナウイルス第2波に国民が苦しむ中、8月28日夕、安倍前首相は突然、退陣表明した。



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/862.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 安倍「菅ちゃん、外交大丈夫かな」〜菅が外交デビュー+安倍が靖国参拝+安保法制から5年(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/29187579/
2020年 09月 21日 

 菅首相が20日、はじめての外交を行なった。(**)

 20日夜、オーストラリアのモリソン首相、アメリカのトランプ米大統領と相次いで電話で会談をしたのだ。

 菅義偉氏は、ほとんど外交経験がない。安倍前首相は、「地球を俯瞰する外交」をスローガンに、世界80カ国を飛び回っていた上、米トランプ大統領と懇意の関係を築き(貢ぎまくって)、日米同盟をさらに強固なものにした。

 しかし、菅氏は首相の外遊中は、官房長官として日本でお留守番をしているわけで。『昨年5月に米国を訪問し、ペンス副大統領やポンペオ国務長官らと会談した以外、外交の表舞台に立ったことはほとんどない。米紙ワシントン・ポストは「外交手腕は未知数」と評価さえできなかった』という。(西日本新聞20年9月19日)

 菅首相は、総裁選の際に、外交について問われ、「安倍首相がトランプ大統領と電話会談を行なった時には、全て同席をしている」と答えていたのだが。同席しているだけでは、外交を行なったとは言えまい。(-_-;)

 ましてや、今、日本と中韓の関係、そして米中関係が難しい状況にあるだけに、『安倍氏は最近、周囲にこう漏らしたという。「菅ちゃん、外交大丈夫かな」(同上)』

* * * * *

 官邸側も外交に不安に抱かれていることを認識してか、早く米国などとの電話会談を行なうことを要望。何と日曜日に実施することになった。

『菅義偉首相は20日夜、トランプ米大統領と約25分間電話で協議した。首相は「日米同盟は地域の平和と安定の基盤だ」と述べ、トランプ氏は「ともに同盟を一層発展させていこう」と応じた。新型コロナウイルス感染症の治療薬やワクチン開発を協力して進めることで一致。北朝鮮の拉致問題解決へ向け緊密に連携することも確認した。(毎日新聞20年9月20日)』

 菅首相は、会談後、記者団の取材に応じて、このように語った。

『オーストラリアのモリソン首相、さらにアメリカのトランプ大統領との電話会談を終えた菅総理は記者団に「手応えを感じている」と述べた。

 菅総理によると、トランプ大統領からは「日米同盟を一層発展させていこう」との要請があったといい、「日米同盟はまさに地域の平和と安定のための基盤である、と申し上げ、お互いに連携していくことで一致した。また、北朝鮮問題、新型コロナウイルス対策についても両国で緊密に連携していこうということで一致した」という。

 また、トランプ大統領は「24時間、いつでもなにかあったら電話してほしいと。“Tel、Tel”」とも述べたという。(ABEMA NEWS20年9月19日)』
 
 う〜ん。たぶん、「電話して欲しい」を“Tel、Tel”とは言わないと思うけど。<電話なら「Call me」ではないかと。「自分に言って欲しい」という意で「Tell me 」と言う可能性はあるかな?^^;>

 習近平主席を国賓として年内に招待するのか否かという問題も含めて、mewも「菅ちゃん、外交、大丈夫かな〜?」と危惧している。(・・)

 その安倍前首相は19日、首相を辞めた途端に早速、靖国神社に参拝を行ない、ちょこっと中韓との関係に波風を立てた。

 何と、自ら靖国参拝したとの記述と写真をわざわざツイッターに投稿し、国内外に知らしめてたりして。(~_~;) 
 しかも、首相時代は終戦の日などに「自民党総裁 安倍晋三」の肩書で玉串料などを納めていたのだが。今回は、「前内閣総理大臣 安倍晋三」と記帳したという。^^;

 尚、実弟で今回、防衛大臣として初入閣した岸信夫氏は、8月13日に靖国参拝を行なっている。

『16日に内閣総辞職した安倍晋三前首相が19日、東京・九段の靖国神社を参拝した。自身の公式ツイッターやフェイスブックなどで明らかにした。公式ツイッターには「今月16日に内閣総理大臣を退任したことをご英霊にご報告いたしました」と投稿した。

 安倍前首相の参拝は、首相在任中の2013年12月26日以来、約7年ぶり。安倍前首相のツイッターなどへの投稿は、19日午前10時ごろで、この日の朝に参拝したとみられる。写真にはモーニング姿で境内を歩く様子が写っている。安倍前首相は8月15日の終戦の日には「自民党総裁 安倍晋三」の肩書で玉串料を、春と秋の例大祭には真榊(まさかき)を私費で奉納している。

 戦後75年を迎えた今年8月には、自民党の右派グループ「保守団結の会」(代表世話人・高鳥修一衆院議員)などから、当時の安倍首相自身による参拝を求める声が上がっていた。

 13年の靖国神社参拝の際には、A級戦犯合祀(ごうし)への批判などから中国や韓国が反発。米国も「失望している」との声明を出した。以後、首相在任中の参拝を避けたのは、中国や韓国などの近隣諸国や、日本と近隣諸国の関係悪化を懸念する米国に配慮したものとみられている。(楢崎貴司、小野太郎)(朝日新聞20年9月19日)』

<そうそう。先日コロナ感染が判明した高鳥修一氏は、安倍氏の超保守仲間。衆議院第一議員会館にある高鳥氏の事務所は、安倍晋三前首相や、岸信夫防衛大臣、中山泰秀防衛副大臣の事務所が入る部屋と同じ12階にあるため(超保守が固まってるの?)、早速、消毒作業が行なわれたという。^^;>

* * * * *

 昨日も中韓が靖国参拝に遺憾の意を示していたのだが。13年は現職の首相であるにもかかわらず、参拝したこともあり、中韓から大きな反発があっただけでなく、米オバマ政権が「日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに失望している」との声明を発表。日米関係まで悪化するような状況を招くことになったのだ。(-"-)

 ちなみに、その時に強い不満をあらわしていたのが、安倍首相の超側近で、現文科大臣、当時の官房副長官だった萩生田光一氏だ。

「共和党政権の時はこんな揚げ足を取ったことはなかった。民主党のオバマ政権だから言っている」

 自民党は、米民主党とのパイプが薄い。もし次の大統領選でバイデン氏が勝って、民主党政権に戻ったら、菅政権の外交はさらに難しくなるかも知れない。^^;

 安倍前首相が、靖国参拝した9.19は、mewにとって、9.11に劣らぬ最悪の日だ。

 2015年9月19日、mewがン十年の間、強く反対し続けている集団的自衛権の行使を含む安保法制が強行成立したからだ。(-_-;)

<これは実質的に9条改憲されたに等しいことなのよね。(-"-)>

『保法5年、米軍防護着々 進む一体化、中国にらみ

 集団的自衛権行使を一部容認する安全保障関連法が成立して19日で5年。

 この間、日本周辺で自衛隊が米軍艦艇・航空機を防護する活動件数は増加し、日米の軍事面での一体化は進んだ。中国が東・南シナ海への進出を図る中、菅政権も安倍政権に引き続き、米国と双務的な関係を平時から構築することで対抗する考えだ。

 「日米同盟はかつてないほど強固となり、抑止力、対処力も向上している。国際社会の平和と安定に対する積極的な貢献もできるようになった」。加藤勝信官房長官は18日の記者会見で、安保法成立の意義を改めて強調した。

 防衛省によると、安保関連法に基づいて行われる米軍防護は2017年に2回、18年は16回、19年は14回と着実に増加。昨年からは、災害やテロを想定した在外邦人保護事案での駆け付け警護をはじめとする多国間の共同訓練も実施している。

 いずれも日本の存立を脅かす明白な危険のある「存立危機事態」などではなく平時の活動だが、関係者は「日米の共同対処能力は高まっている」と話す。防衛省幹部は中国を念頭に「助け合う同盟は絆を強くする。平素から日米間で協力できるようになれば抑止力が上がり、『力による現状変更』を思いとどまらせやすくなる」と語る。

 一方、米中の覇権争いが激化する中、自衛隊と米軍の軍事的な一体化が進めば、米中の紛争に日本が巻き込まれかねないとの懸念を指摘する声もある。

 共産党の田村智子政策委員長は18日の会見で「米軍が攻撃を受けた時に自衛隊が一緒に武力行使を可能にするために安保法制が作られた」と指摘。菅政権との初の論戦となる見通しの次期臨時国会を念頭に「安保法制そのものの違憲性も議論したい」と語った。(時事通信20年9月19日)』

* * * * *

 このブログを始めた頃、mewが「日米軍一体化の計画が進んでいる」と書くと、「何をおおげさなことを言っているのか」みたいに批判されたことが何度かあるのだけど。ほとんど国民が何も抵抗せずに放置している間に、すっかり日米軍の一体化することに。

 もし北朝鮮や中国と米国との間に軍事衝突が起きた場合、自衛隊は米軍の手足として後方支援を行なうことになるわけで。日本の領土の方が、米国より先に攻撃される可能性も大きいのである。(ノ_-。)

 しかも、安倍ー菅政権は、さらに憲法9条の専守防衛の趣旨に反する「敵基地攻撃」能力の保有も実現しようとしているわけで。日本がどんどんアブナくなるよ〜と、大きな声で訴えたいmewなのである。(・o・)

 THANKS



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記事 [政治・選挙・NHK275] 菅首相が表明した「桜を見る会」中止は悪事の自認に等しい<政権交代で刑事事件にすべきだ>ここがおかしい 小林節が斬る!(日刊ゲンダイ)



菅首相が表明した「桜を見る会」中止は悪事の自認に等しい ここがおかしい 小林節が斬る!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278946
2020/09/20 日刊ゲンダイ

 16日の記者会見で、菅首相は、首相主催の「桜を見る会」は2021年以降は「中止」すると表明した。

 周知の通り、19年春の同会を安倍首相(当時)が私物化したことが問題になり、その際の招待者名簿は、野党議員による資料請求の直後に廃棄されてしまった。

 菅首相は、当時、安倍内閣の官房長官として、「桜を見る会」の私物化を知る立場にあった。それは、公選法違反の買収、刑法違反の背任、横領、財政法違反の予算の目的外使用であるからこそ、その証拠である記録は表に出せるものではないのであろう。しかし、日本国の行政において記録は必ず存在する。

 そのような行事を「やめた」ということは次のような意味があるだろう。@まず、21年に先例通りに「桜を見る会」を開催した場合、当然にマスコミ等により監視・記録され、必ず、説明に窮する事実が出てくるはずである。だからといって、それを避けた内容では会を開催するうまみがないAまた、会を続行した場合、当然のことながら次回に向けて記録を残さなければならないはずで、そこで、記録を残さなかった19年との矛盾を突かれて返答に窮することになるBさらに、19年の首相の「犯罪」の公訴時効は3年であるから、22年5月までは刑事事件として立件できる。だから、全ての証拠を知り得る立場にいた新首相としては、時効が完成するまで「桜を見る会」が政治問題化して国民の中から19年の会に関する資料請求が湧いて出てくることは避けたいはずである。

 つまり、今回の中止決定は、政権として19年の悪事を「自認」したようなものである。同時に、菅政権が続く限り、権力により証拠が隠されている以上、19年の「桜を見る会」を刑事事件として立件することは不可能である。しかし、世論調査で明白なように国民の過半数は政府の説明に納得していない。

 そして、制度上、1年以内に総選挙は必ず行われる。その際に政権交代が起きれば、政府の記録は当然に公開されることになる。そうすれば、「桜を見る会」だけでなく、モリ・カケ、給付金中抜き法人等の闇の全てを明らかにできることになる。



小林節 慶応大名誉教授
1949年生まれ。都立新宿高を経て慶大法学部卒。法学博士、弁護士。米ハーバード大法科大学院のロ客員研究員などを経て慶大教授。現在は名誉教授。「朝まで生テレビ!」などに出演。憲法、英米法の論客として知られる。14年の安保関連法制の国会審議の際、衆院憲法調査査会で「集団的自衛権の行使は違憲」と発言し、その後の国民的な反対運動の象徴的存在となる。「白熱講義! 日本国憲法改正」など著書多数。新著は竹田恒泰氏との共著「憲法の真髄」(ベスト新著)









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記事 [政治・選挙・NHK275] 野党まとまりバージョンアップは成功/政界地獄耳(日刊スポーツ)
野党まとまりバージョンアップは成功/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202009190000155.html
2020年9月19日9時25分 日刊スポーツ


★前首相・安倍晋三の退陣、自民党総裁選、菅内閣成立とあわただしく過ぎたが、一方、合流した立憲民主党の規模が拡大され、リニューアルした。国民には代表・枝野幸男、幹事長・福山哲郎と新鮮味がないが、いったいどう変わったのだろうか。政界にも国民の中にも民主党に戻っただけという指摘がある。顔ぶれが変わらないのだから変わるはずがないという理屈だ。だが都知事・小池百合子、元民進党代表・前原誠司、連合会長・神津里季生がもくろんだ希望の党とリベラル排除が立憲民主党を生み、野党を強くさせ、国民民主党の勢力を上回っていった。

★あれで野党は終わったと誰もが思っただろう。ところが、いびつながらも立憲民主党を軸に新しい野党を作り上げてきた。ほんの5年前まで、野党は「共産党を除く」野党各党というくくりだったが、その共産党も今では野党共闘の中核を占める。先の首相指名選挙では共産党、国民民主党、れいわ新選組、社民党が枝野の名前を書いた。野党はここまでまとまってきた。無論、党が違うのだから同床異夢といえるかも知れない。しかし、違いを認め合い多様性の中でまとまるという過去の野党にない共闘ができ上がりつつある。

★当初、枝野は人事で国民民主党の幹事長として合流を取りまとめた平野博文を指名したが平野が辞退し、福山が幹事長になった。極めて賢明な判断だったと思う。一方、岡田克也や野田佳彦らは先輩風を吹かせていろいろと人事に注文を付けた。いつも通りの野党政治のやり方だ。枝野はそれもはねつけた。無論、枝野・福山体制に若手からも異論が出ていることを承知の上で、今はまとまることを選び、それに応えようとする機運は今までにない環境といえる。1つは労組の団結が崩れ、党の発言力が増したこともあるだろう。それで次の選挙でどうなるとまで、捕らぬたぬきの皮算用はしないが、バージョンアップは成功したようだ。(K)※敬称略




http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/865.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 大阪市廃止都構想の維新は国益不要政党!
http://osakanet.web.fc2.com/bokuho/tosei.html
そして、維新の足立議員は、分断占領されやすくなると国益損なわないかに、地方自治進めるから国益不要と、
赤軍にピースボート作ってもらいたい国境壊したい辻元議員と同じ国益不要発言。
上記サイトと、維新が国益不要政党である事実は
11/1までに都市計画の重要事項として大阪市民に伝えるべし!
図星なのか5ch アク禁!前回、分断占領指摘で橋下氏は政界引退したが、今度は維新は国益不要政党暴露して、所属議員は頑張ってる人もいるのだから、解党し、亡父ヤクザコネで闇金売春宿弁護テレビ売出しで知事になれた橋下氏の政界引退をより永劫に確定させたい。
http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/866.html
記事 [政治・選挙・NHK275] 黒子が主役<本澤二郎の「日本の風景」(3851)<世界では想定できない・ありえない安倍後継の黒子登板>
黒子が主役<本澤二郎の「日本の風景」(3851)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/26340030.html
2020年09月21日 jlj0011のblog


<世界では想定できない・ありえない安倍後継の黒子登板>

 その日から6日経った。清和会OBの「日本人をやめる」と宣言した意味がじわじわと五体に浸透してきている。無気力な日本人の一人であることに、いら立ちを感じて、素朴な分析を披露することにした。黒子が檜舞台で舞(まい)を舞って、それを観客は税金を払って観劇している!

 安倍劇場の舞台装置の大仕掛けと巧みな演出に、1億2000万人の日本国民は見事に騙されてしまっている。腐りきった世の中の掃除を担当している法務検察は、むろん、黒子が主役を演じるという、信じがたい腐臭に満ちた舞台のカラクリを認識しているはずだ。

 奴隷化したような無知の羊の群れも承知している。何とかしたい、と考えている検事は多いはずだが、目の前のジャパンライフという、善意のお年寄りを騙して詐欺行為を働いてきた天才的詐欺師の山口隆祥、そこから巨額献金を受けてきた清和会などの悪党どもが防護服を着て、警察庁などに圧力をかけてきたことを、しかと認識している。

 防護服の中には、安倍晋三の父・晋太郎と腐れ縁の加藤六月の娘婿、官房長官の勝信いた、と事情通は指摘している。目下、内閣記者会の甘すぎる追及に、国民はいら立ちを覚えている。望月記者の出番だ。

 冷静に考えてみると、実に恐ろしいことが起きていることに気づく。あってはならない黒子が首相になり、その黒子首相を死守する黒子が、現在は巨大詐欺事件の渦中にいるということなのか。しかも、彼はそこから竹下派を乗っ取り、菅の後継者を狙うという。第二の菅なのか。

 安倍政治7年8か月の負の遺産を凝縮している。林検察は、早くも正念場を迎えている。その責任は、国民・主権者・納税者に対して負っていて重い。

<それでも新聞テレビは宣伝報道に躍起=電通指令に屈服か>

 議員宿舎から官邸に散歩がてらの通勤は、立派な公邸の、不必要な大掛かりな内装工事が終わるまで続くのであろうが、これはこれで新聞テレビの宣伝にもってこいなのだ。

 彼が毎日、近くの高級ホテルで、各方面の「御用」と名のつく学者・文化人・言論人・評論家・宗教関係者など、そして電通の工作人らと、幅広く人脈を構築してきた様子を初めて知ったばかりである。この中には、ハマのやくざも含まれていたのかもしれない?警視庁のSPしか知らないかもしれない。彼がまじめに警視総監に報告していたのかどうか?

 そんな黒子首相を、笛や太鼓で賑わしている新聞テレビも哀れだが、その宣伝記事を読まされる方も大変である。これらのほとんどが、大魔神・電通の工作員が全体像を描いているのだろう。急いで、菅の弱点である外交を突出させているのも興味深い。トランプとの電話は滑稽である。

<安倍犯罪もみ消し・不正隠し・強姦魔救済の司令塔からの大転身?>

 TBS強姦魔・山口敬之の逮捕状を握りつぶした、当時の警視庁刑事局長の中村格は、その前に菅官房長官秘書官をしていた。山口は安倍の御用記者で有名だったことから、強姦事件をもみ消すために安倍に泣きついたはずである。現場の実行部隊の責任者が、菅の取り巻きの警察官僚だった、というのが、大方の認識である。

 清和会OBは「山口は薬物を使って、伊藤詩織さんを酩酊させて、ホテルに連れ込んで強姦した。彼女のパンツまで奪おうとした悪辣な手口から、相当の年季が入っている証拠だ」と語っている。

 この悪辣非道な事件は、英米でも報道されて、国際的に知られている。彼女の支援者は、声をかければいっぱい集まるだろう。

 「菅応援団の広告会社の滝という人物に、菅が山口を紹介、顧問料41万円を出させている」という、これまた世人が仰天するような話題も飛び出している。

 モリカケのもみ消し実行部隊の司令塔も、菅という見方が定着している。

 安倍の泥被り専門が、黒子から首相の座を手にしたものであろうから、主権者の日本国民もなめられたものである。憲法・民主主義が泣いている。

<悪人が権力を握ると?ハマで仕込んだやくざ殺法か>

 「脅したり、すごんだり、ドーカツしたりというやくざの手口を体得した黒子」と指摘する向きもあるが、横浜育ちの知り合いは「当然でしょう」と賛成してくれている。そこから教養とか読書、研究といった為政者としての徳目は皆無だ、との分析にもつながる。

 品性を好むとされる官僚が、最も苦手とする人物なのだ。その菅を操り人形として使う安倍・日本会議の院政でもあろうことも想定される。

2020年9月21日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/867.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 菅首相の父は豪放磊落な地元の名士 まったく違うタイプ 菅義偉 隠された経歴と裏の顔(日刊ゲンダイ)



菅首相の父は豪放磊落な地元の名士 まったく違うタイプ 菅義偉 隠された経歴と裏の顔
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278947
2020/09/20 日刊ゲンダイ


2世議員ではない叩き上げの苦労をアピールしてきた(C)日刊ゲンダイ

 雪深い農村から徒手空拳で上京し、図らずも政治の道に入って、ここまで来た――。

 菅義偉はことあるごとに世襲の2世議員ではない、叩き上げの苦労をアピールしてきた。

 本人は意識していないかもしれないが、朴訥とした語り口やぶっきらぼうな態度が、政界での存在感を増した要因のように感じる。東北の田舎者が世に揉まれてリアリストになったというイメージが、菅の強みになってきた。

 元秘書に聞くと、当人は国会議員になってから用もないのに東北本線の上野駅へ向かい、もの思いに耽ったらしい。家族への思いを残し続けてきたのはたしかだろう。

「お父さんが東京にお見えになるときは、私が運転手として案内していました。お父さんは官房長官とは違い、早口でよく話される方です。かなり秋田なまりが強いので、私には何をおっしゃっているのか、さっぱりわかりませんでしたけど」

 横浜市議会議員の遊佐大輔はそう振り返った。遊佐は2011年4月に市議選に当選するまでおよそ10年にわたり、菅の秘書を務めてきた。

 現在は当人になり代わって横浜市政に大きな影響力を行使している。今も頻繁に菅と連絡を取り合っている。

「私が菅官房長官の秘書になったのは、家庭事情で大学を辞めて就職した民間のゴミ処理会社が、たまたま昔から官房長官を応援していたところだったからです。で、地元向けに定期的に開催している国政報告会とか、選挙のお手伝いをさせてもらったりしていました」

 遊佐はまるで実の息子か弟のように菅を慕っている。5年前の取材時にはこう語っていた。

「知れば知るほど、官房長官の人柄に惚れ込んでしまい、05年9月の郵政民営化の選挙のあと、『菅事務所に行きたい』と社長に話したら送り出してくださった。私は年が官房長官の息子さんと同じぐらいなので可愛がってもらっています。先日も、プロ野球のチケットが余っているから取りに来い、と早朝6時に電話がかかってきたり。菅義偉に人生を拾ってもらったので、すべてを注ぐというところです」

 菅のことを真似ているのか、遊佐はあまり冗舌に語らないが、菅夫妻からそれぞれ一文字ずつもらい受け、自分自身の息子の名前に付けているほど、菅のことを信奉している。菅の秘書時代、秋田から上京してくるたび、運転手役として接してきた豪放磊落な実父、菅和三郎のことが、ことのほか強く印象に残っているという。

「お父さんとお母さんは年に1回は東京にいらっしゃるので、運転手として案内していました。東京にいた菅さんのお姉ちゃんに会い、そのあとあちこちに車でお連れしていました。お父さんは官房長官とは随分タイプが違うように感じました」

 菅の実父和三郎は地元の名士だった。その庇護の下、菅義偉はのびのびと育った。=敬称略

(つづく)



森功 ノンフィクション作家
1961年、福岡県生まれ。出版社勤務などを経て、2003年からノンフィクション作家として活動を開始。「ヤメ検 司法エリートが私欲に転ぶとき」「同和と銀行」「腐った翼 JAL消滅への60年」「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」など著書多数。最新刊は最新刊は「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)。




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記事 [政治・選挙・NHK275] 意見も回答も拒絶する菅流「門前払い答弁」に懸念の声 望月氏も「記者を馬鹿にしている」と批判〈AERA〉
意見も回答も拒絶する菅流「門前払い答弁」に懸念の声 望月氏も「記者を馬鹿にしている」と批判
https://dot.asahi.com/aera/2020091800079.html
2020.9.20 08:00 渡辺豪 AERA 2020年9月28日号


記者会見で記者を指名する菅義偉氏(C)朝日新聞社


「令和おじさん」や「パンケーキ好き」の演出もあり6割を超える高い支持率でスタートした菅内閣。しかし菅氏の実像は、国民の目に映るものとは違うようだ。菅氏の答弁スタイルに懸念の声を上げる人たちがいる。AERA 2020年9月28日号の記事を紹介する。

*  *  *
「あなたに答える必要はありません」

 2019年2月26日の会見で菅義偉官房長官(当時)はこう言い放った。

 相手は東京新聞の望月衣塑子記者。望月さんが「会見は政府のためでも、メディアのためでもなく、国民の知る権利に応えるためにあるものだと思いますが、この会見を一体何のための場だと思っているのか」と質問したことへの回答だ。

 望月さんはこう振り返る。

「菅さんの回答は記者を馬鹿にしたものだし、私のように政府を追及して質問を重ねる記者はこういう仕打ちに遭うんだということを示す、見せしめのような意図も感じました」

 望月さんが最も印象に残っているのは18年12月26日の会見とその後の顛末だという。

 辺野古の埋め立て工事に投入される土砂に関する望月さんの質問に、菅氏が「答えた」のは以下の3フレーズだった。

「法令に基づきしっかり行っております」「そんなことはありません」「いま答えた通りです」

■弱みを見せたら終わり

 2日後、思わぬ方向に事態が進む。首相官邸の報道室長が、官邸を取材する記者が所属する「内閣記者会」宛てに望月さんの質問を「事実誤認がある」などと問題視し、「問題意識の共有」を求める文書を示したのだ。

「私を会見場から排除したいという菅さんの強権ぶりが、ものすごく反映されていたと思います」(望月さん)

 望月さんに限らず、政権にとって都合の悪い質問は取り合おうとしない菅氏。その理由について望月さんはこう指摘する。

「弱みを見せたら終わりだという考えが、菅さんの中には相当強くあると感じています。モリカケや桜を見る会の疑惑も『問題はない』と言い続けるしかない。責任を認めてしまった瞬間、弱みに付け込まれるという警戒心が強いからあんな答弁になるのでは」

 一方、法政大学の上西充子教授は菅氏の情報発信の特徴をこう指摘する。

「言いたいことは言う、それでいて相手の指摘は受け止めない」

 9月2日の出馬表明の会見でもその片鱗は見えたという。

「アベノミクスの反省点は」との質問に、答えたのは成果のみ。「基地問題で向き合った沖縄への態度には(地方)分権に対する情熱がどこまであったのか」との質問に対しても、辺野古新基地に一切言及しなかった。

「菅さんは答えたくないことに対してはノーアンサー。説明をしようという姿勢すら見られない。『ご飯論法』とも違います」(上西さん)

「朝ごはんを食べましたか?」という質問に、「(パンは食べたけど)ご飯は食べていない」と意図的に論点をずらしてごまかす安倍政権の答弁の特徴を、「ご飯論法」として発信した一人が上西さんだ。

「ご飯論法は一見誠実に答えているようで、実は相手をだましながら都合の悪いことには言及しない巧妙さが味噌。でも菅さんの場合、『ああまた、望月がぁ』みたいな不快感が顔に出るし、実際ちらっと事務方に目をやって、『簡潔にお願いしまーす』とか言わせて質問を妨害させる。露骨ですよね」

■質問遮断し共感求める

「菅流」の答弁を上西さんは、「門前払い答弁」と指摘する。

「ばしっとドアを閉じてしまう感じ。そうやって相手の質問をシャットアウトしながら、こんなに頑張っているんだという自分の思いは一生懸命話し、共感してもらおうとする」

 そうした菅氏の会見対応を、内閣をガードする危機管理の面から「鉄壁」と評する声もあったが、上西さんはそれに違和感を示す。

「頼もしいという意味で、私たち有権者が『鉄壁』と言うのはおかしいと思います。政治の説明責任を果たす最高責任者となる菅さんがこういう姿勢を続けるのであれば深刻です」

 菅政権では国民と双方向のコミュニケーションが成立しないのか。

「問題意識を持つ人たちがいても、その意見が世論に広がらない限りは、自分を支持してくれる人たちさえ押さえていれば政権は揺るがない、という安倍政権下の『開き直りのおごり』が継続されるのを懸念しています」(上西さん)

(編集部・渡辺豪)




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記事 [政治・選挙・NHK275] <毒が回っている大マスコミ>「人柄がよさそう」で支持率7割の仰天(日刊ゲンダイ)

※2020年9月19日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※2020年9月19日 日刊ゲンダイ2面






※紙面タイトル
毒が回っている大マスコミ 「人柄がよさそう」で支持率7割の仰天

※文字起こし

 自民党総裁選で圧勝した菅首相の就任後、初の世論調査で支持率が急上昇している。

 支持率が低めに出る傾向がある毎日新聞の調査(9月17日)でも、最新の内閣支持率は64%と前回調査(同8日)から14ポイント上昇。同16、17日に行われた共同通信の調査では、前回調査(8月22、23日)から30・4ポイントアップの66・4%だった。

 中でも、日経新聞による調査(9月16、17日)では支持率が74%を記録。これは1987年以降、政権発足直後に実施した日経の調査結果で、2001年の小泉内閣(80%)、09年の鳩山内閣(75%)に次ぐ高い支持率だ。

「日本に限らず、新政権が発足した当初は“ご祝儀相場”で支持率がアップするのが常で、近代民主主義政治ではおおむね最初の100日間程度は何もしなくても高い支持率を維持する“ハネムーン期間”と呼ばれています。ただ、今回の新政権が異例なのは、前政権の『継承』を自ら前面に押し出していること。閣僚人事を見ても再任や横滑り、再入閣だらけで清新さはまったくない。もっと言えば、数々の不正や疑惑、コロナ対策の失態で春から支持率を下げ続けていた安倍政権を中枢で支え、疑惑にフタをしてきた張本人がトップに代わっただけで、前政権のダメなところを凝縮したような内閣とも言える。それなのに支持率がアップしたのは、菅首相の巧みなイメージ戦略のたまものです」(高千穂大教授の五野井郁夫氏=国際政治学)

 実際、日本経済新聞の調査で「菅内閣を支持する」と答えた人は、その理由として「(総理の)人柄が信頼できる」(46%)、「安定感がある」(39%)などを挙げている。

メディアコントロールは天才的

「雪深い秋田の農家の長男坊として生まれ、地元で高校まで卒業いたしました。卒業後、すぐに農家を継ぐことに抵抗を感じ、就職のために東京に出てきました。町工場で働き始めましたが、すぐに厳しい現実に直面をし、紆余曲折を経て2年遅れで法政大学に進みました。いったんは民間企業に就職しましたが……」

 総裁選で幾度となく繰り返された菅の生い立ち、立身出世伝。

 安倍前首相や麻生副総理のような世襲のボンボンとは違う、叩き上げの苦労人というイメージが、人柄への信頼につながっているのは間違いない。

 菅がこれまで7年8カ月間、官房長官としてメディアに露出してきたこと、さらには安倍政権からの居抜き内閣で見慣れた顔が並んでいることは、安定感という言葉に置き換えられているのだろう。

 菅を追い続けているジャーナリストの横田一氏が言う。

「これまで汚れ仕事を担ってきた実像を巧みに隠し、苦労人で朴訥な庶民派という国民受けするストーリーをつくり上げた。きわめて広告代理店的なイメージ戦略ですが、その虚像を大マスコミが喧伝し、国民はまんまと信じたわけです。菅首相という人は、東京都の小池知事をも凌駕するメディアコントロールの天才なのだと思う。そもそも、人柄のいい純朴なおじさんが、世襲議員でもないのに首相の座を手にすることができるでしょうか。テレビカメラの前で笑顔を見せても、決して目は笑っていないのが菅首相です。これまで、正論で堂々と反対意見を述べる政治家や官僚、テレビのコメンテーターを、とことん排除し、政敵を潰してきた暗黒首相の人柄をどうして信頼できるのか。新自由主義を標榜し、弱者に冷たい冷酷な素顔は、パンケーキのイメージにすっかりかき消されてしまいました」

実像を伝えず好感度アップに貢献してきたメディアの罪

 菅が掲げる政策や、これまで安倍政権で発揮してきた強権ぶりの検証をするわけでもなく、苦労話や「令和おじさん」「パンケーキ好き」のほっこりエピソードで盛り上げれば、人のいい国民はコロッと騙される。さすが、「おしん」が大ヒットした国である。

 香港の民主活動家・周庭(アグネス・チョウ)氏もツイッターで「新内閣の報道について」と、こんな疑問を投げかけていた。
<日本のテレビを見てよく思うんだけど、「好物はトンカツ」「バスケ大好き」「元東大ボクシング部」などの情報は、本当に必要ですか?過去の言論やスタンスの方が重要じゃないですか。

(香港メディアはあまりこういう風に政府官僚を紹介しないから、少し気になりました)>

 ホントその通りで、メディアが政治家の趣味嗜好をことさらアピールすることは、世論をミスリードしがちだ。パンケーキなど甘いものが好きだからいい人とは限らない。

 ユダヤ人虐殺を指導し、史上最悪の悪人とされているヒトラーだって、ケーキやチョコレートの甘味が大好物だった。アルコールもほとんど口にしなかったという。だからといって、菅とヒトラーが同じタイプだと短絡的に結びつける気は毛頭なく、むしろ、そういう断片的なイメージだけで政治家を判断することが危ういのである。

狐につままれたようなイメチェン

「総裁選での壮絶な石破潰しを見れば、その陰湿な正体が分かろうというものですが、ワイドショーを中心とするテレビメディアが菅氏の好感度アップに協力し、それが奏功した。官房長官としての会見や国会質疑のひどさ、悪辣さを知っている人間からすれば狐につままれたような気分になるイメージチェンジです。希代の策士であり、陰謀、ドーカツでのし上がってきた強面が、『パンケーキおじさん』として親しまれ、仕事師内閣ともてはやされている。さっそくデジタル庁創設や携帯料金値下げに取り掛かったと評価されていますが、携帯料金が一国の首相の看板政策でいいのですか? それも政策論ではなく、従わなければ電波使用料を上げるという脅しで実現させようとしている。民間企業に圧力をかけることは、政府の仕事ではありません。そんなに携帯料金を下げたいのなら、首相ではなく、携帯会社の社長にでもなった方がいいのではないでしょうか。もろ手を挙げたお祝いムードで、菅首相の実像や政策の問題点をまるで報じない大マスコミは、完全に毒が回っています」(五野井郁夫氏=前出)

 昨年は、NHK専務理事を退任した板野裕爾氏が専務理事に復帰するという異例の人事が話題になった。板野氏は菅とのパイプが太く、政権の意向を番組に反映させてきたと言われる人物だ。

 そういうNHKは言わずもがな、大マスコミには菅シンパがけっこう多い。彼らは同時に、逆らう者には容赦しない菅の恐ろしさも骨身にしみて分かっているはずだ。

 もはやドーカツすら不要で、菅に共鳴し、あるいは恐れをなしたメディアはこれから忖度、ヨイショ報道を続けるのだろう。国民のメディアリテラシーが今ほど問われる局面はないかもしれない。


関連記事
<人柄ってwww 大炎上!>菅内閣支持率74%、発足時歴代3位 「人柄」を評価 本社世論調査(日経新聞)
http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/803.html





http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/870.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 「 新婚生活60万円補助へ」これが少子化対策に貢献していると思う政府はどうかしている(まるこ姫の独り言)
「 新婚生活60万円補助へ」これが少子化対策に貢献していると思う政府はどうかしている
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2020/09/post-908015.html
2020.09.21 まるこ姫の独り言


この記事の見出しは、全員の新婚さんが60万円補助を受けると勘違いしそうだ。

「条件の緩和」と言うところがミソだな。

内閣府、新婚生活60万円補助へ 少子化対策で倍増、条件も緩和
                9/20(日) 21:00配信 共同通信

>内閣府は20日、少子化対策の一環として、新婚世帯の家賃や敷金・礼金、引っ越し代など新生活にかかる費用について、来年度から60万円を上限に補助する方針を固めた。現行額から倍増し、対象年齢や年収条件を緩和する。経済的理由で結婚を諦めることがないよう後押しする狙い。

はあ?これだけ条件が一杯付いていて、最低でも「結婚新生活支援事業」を実施する市区町に住んでいないと補助が受けられないなんて、まるで詐欺みたいなものだ。

「結婚新生活支援事業」を実施する市区町に住んでいることが僥倖みたいな話じゃないか。

しかも、毎年60万円の支援なら話も分かるが、これ一回こっきりだから。

これで結婚をあきらめないように後押しだなんて良く言えるわね。

60万円を貰えるまでのハードルがどれだけ高いんだろう。


しかもこれから結婚するカップルの話で、これからは対象年齢や年収条件を緩和するって、今まではほとんど絵に描いた餅だったと言う事か。

高いハードルを何度もかいくぐって行かないと60万円までたどり着けないなんて。

よほど国民に手当てをするのが嫌いな政府の様で。。。。

これで少子化対策ができていると思っているのか。

さすが「自助・共助・公助」の政府の事だけある。


しかもこの政策、藤田孝典氏によると、「全国で260自治体しか事業を実施しておらず、主要都市部ではほとんどが補助対象から外れています。」だと。

条件が緩和された後でも、ほとんどの人が補助対象にならないなんて、どれだけ不公平な政策なのか。

主要都市部ではほとんどが対象から外されていると言う事だとしたら、生きにくい主要都市ではますます経済的理由で結婚をあきらめることになりかねないことを考えると、政府の思っている後押しにはならない。

政府の考える少子化対策って、こんなに場当たり的なのか。

政府が少子化がなぜこれほどまでに進行しているか抜本的な原因を考えず一時しのぎの給付金で、誰が結婚して子作りする気になるのか。

世界から見たら格段に差がついた我が国の賃金体系や、将来がまったく見通せない現実に目をつぶってきた自民党政権の無政策に尽きると思う。

もう、抜本的に考え直さないと少子化は加速するばかりだ。

もう小手先の対策で対応では、どうにもならないところまで来ているのではないか。



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/871.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 小沢氏「1年以内に政権奪取」 菅政権、「あんなひどい安倍政権をそのまま引き継ぐなんてとんでもない」




小沢氏「1年以内に政権奪取」 立憲
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020092100248&g=pol
2020年09月21日12時04分 時事通信


講演する立憲民主党の小沢一郎衆院議員=21日午前、東京都新宿区

 立憲民主党の小沢一郎衆院議員は21日、東京都内で開いた自身の政治塾で講演し、「1年以内に必ず政権を取る」と述べ、次期衆院選での政権交代に意欲を示した。小沢氏は「11月には社民党も(立憲と)一緒になる予定だ」との見通しを示し、「野党がほぼ一つになる。これが効果的に機能すれば絶対に政権を取れる」と強調した。

 現在の菅政権については「あんなひどい安倍政権をそのまま引き継ぐなんてとんでもない。菅義偉首相の新しい体制も非常にもろい部分を多く含んでいる」と批判した。



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/872.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 東京五輪招致をめぐるICC委員買収問題に新証拠! 菅首相も賄賂に関与か セガサミー会長に「4億〜5億円の工作資金が必要」と(リテラ)
東京五輪招致をめぐるICC委員買収問題に新証拠! 菅首相も賄賂に関与か セガサミー会長に「4億〜5億円の工作資金が必要」と
https://lite-ra.com/2020/09/post-5643.html
2020.09.21 東京五輪招致をめぐるICC買収に新証拠! 菅首相も賄賂に関与か リテラ

    
      東京2020オリンピック競技大会公式ウェブサイトより

「大会は新型コロナウイルスに関係なく行われ、来年の7月23日に開幕する」

 9月7日、国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ副会長がこう断言したことをAFPが伝えた。世界的に見れば、新型コロナはまだ拡大の一途をたどっているのに、関係なく開催するとは無茶苦茶だが、これは日本国内のスポンサー対策だという。スポンサーの大半は今年、契約が切れるため、東京五輪組織委員会は現在、契約更新交渉を始めているが、開催の見通しが立たないことから更新に二の足を踏むスポンサーが続出しているらしい。そこで、東京大会の準備状況をチェックするIOC調整委員会委員長でもあるコーツ副会長が、「コロナ感染か収束しなくても絶対にやる」とお墨付きを与えたらしい。

 これだけでも、選手や観客の安全・健康より金儲けを優先する連中の本音がよくわかるが、東京五輪をめぐっては、もうひとつそのゲスな本質を物語る新事実が判明した。

 例の招致買収をめぐる問題だ。周知のように、東京五輪をめぐっては、招致委員会がIOCの委員だったラミン・ディアク氏の息子であるパパマッサタ・ディアク氏が関係するシンガポールの会社「ブラック・タイディングズ社」(BT社)の口座に招致決定前後の2013年7月と10月の2回に分けて合計約2億3000万円を振り込んでいたことがわかっている。

 ところが、今回新たに、BT社の口座からパパマッサタ氏名義の口座や同氏の会社の口座に2013年8月〜14年1月までに約3700万円が送金されていたことが、国際調査報道ジャーナリスト連合などの取材によって判明したというのだ。

 前世界陸連会長でもある父・ラミン・ディアク氏はロシアの組織的ドーピング隠蔽に絡んで賄賂を受け取ったとし、フランス当局が起訴。9月16日に実刑判決が言い渡されたばかりだが、父・ラミン氏は五輪開催地の決定においてアフリカ票の取りまとめに影響力を持つ有力委員だった。そんなラミン氏の息子・パパマッサタ氏が深くかかわると見られるBT社の口座に対し、東京への招致が決定した2013年9月7日のIOC総会の前後におこなわれていた東京五輪招致委員会からの約2億3000万円もの送金。そして今回判明した、東京五輪招致委員会からの送金の直後におこなわれていたBT社からパパマッサタ氏への送金──。しかも、国際調査報道ジャーナリスト連合やフランス当局の捜査資料からは、パパマッサタ氏が〈BT社を自身の財布同様に使っていた様子が明らか〉(毎日新聞21日付)だという。

 一方、フランス当局は東京五輪招致委員会の理事長で日本オリンピック委員会(JOC)前会長の竹田恒和氏を贈賄容疑で捜査に乗り出しているが、JOCはBT社とパパマッサタ氏の関係について「(竹田氏は)全く認識がなかった」としてきた。だが今回、東京招致決定を前後してBT社からパパマッサタ氏に送金がおこなわれていたことが判明したことからも、東京招致を目的とした贈収賄疑惑はさらに一段と深まった。

■セガサミー会長の会合での発言を新潮が報道 「菅氏からアフリカ人を買収するために4億〜5億円が必要と頼まれた」

 金で買収した汚れた五輪──。新型コロナの問題以前に、そもそも招致委員会の理事長だった人物が開催前から汚職関与の捜査が進められているという異常事態となっている時点で、東京五輪が“黒いオリンピック”となることは決定づけられたようなもの。これで開催となっても、歴史的に大きな汚点を残す大会となるだろう。

 しかし、このような事実が明らかになっても、菅義偉首相は安倍晋三前首相と同様、東京大会開催に固執しつづけるのは間違いない。

 いや、それどころか菅首相は、このディアク親子への賄賂にかかわっていたのではないかと疑いを持たれている当事者でもあるのだ。

 この問題を伝えたのは、「週刊新潮」(新潮社)2月20日号。記事によると、五輪の東京開催が決まった2013年秋ごろ、セガサミーホールディングスの里見治会長が東京・新橋の高級料亭で開いた会合で、テレビ局や広告代理店の幹部を前に「東京オリンピックは俺のおかげで獲れたんだ」と豪語し、こんな話をはじめたというのだ。

「菅義偉官房長官から話があって、『アフリカ人を買収しなくてはいけない。4億〜5億円の工作資金が必要だ。何とか用意してくれないか。これだけのお金が用意できるのは会長しかいない』と頼まれた」

 このとき、里見会長は「そんな大きな額の裏金を作って渡せるようなご時世じゃないよ」と返したが、菅官房長官は「嘉納治五郎財団というのがある。そこに振り込んでくれれば会長にご迷惑はかからない。この財団はブラックボックスになっているから足はつきません。国税も絶対に大丈夫です」と発言。これを受けて里見会長は「俺が3億〜4億、知り合いの社長が1億円用意して財団に入れた」とし、「菅長官は、『これでアフリカ票を持ってこられます』と喜んでいたよ」と言うのだ。

 なんとも衝撃的な証言だが、しかもこれは“酒席でのホラ話”ではなかった。というのも、「週刊新潮」の取材に対し、セガサミー広報部は「当社よりスポーツの発展、振興を目的に一般財団法人嘉納治五郎記念国際スポーツ研究・交流センターへの寄付実績がございます」と嘉納治五郎財団への寄付の事実を認め、さらに「週刊新潮」3月5日号では嘉納治五郎財団の決算報告書を独自入手し、2012年から13年にかけて2億円も寄付金収入が増えていることを確認。関係者は「その2億円は里見会長が寄付したものでしょう」と語っている。

■セガサミー里見会長は前安倍首相だけでなくカジノをめぐり菅首相とも深い関係

 そもそも里見会長といえば、本サイトでも言及してきたように安倍首相との蜜月関係がよく知られているが、カジノをめぐって菅首相とも深い関係にあるのではないかと囁かれてきた人物だ。実際、2014年には菅官房長官と里見会長、横浜市の林文子市長と3人で密会していたと報じられ、今年1月にセガサミーは横浜のIR運営事業者として名乗りをあげている。

 つまり、里見会長はカジノに参入すべく、菅氏に貸しをつくるため、五輪東京招致のための「アフリカ人買収」資金を提供したのではないか。そして、この「アフリカ人」というのが、ディアク親子のことなのではないか──という疑いが出てきているのだ。

 もしこれが事実なのであれば、菅首相は官房長官という国の中枢の要職に就きながら、五輪の招致を金で買うというとんでもない悪事に手を染めていたことになる。しかも、このまま東京五輪が1年以内の延期で開催されれば、その菅首相のもとでおこなわれることになるのである。

 当然、今回さらに深まった贈賄疑惑には徹底した追及が必要であることは言うまでもないが、問題はメディアの報道だ。今回のBT社からパパマッサタ氏への送金という新事実について、国際調査報道ジャーナリスト連合に参加する朝日新聞と共同通信は詳しく伝えているが、一方、テレビはこの問題をスルー。しかも、贈賄にはふれないばかりか、コロナ下での開催の可否についてすらまともに論じられない始末だ。

 東京招致を買収したと疑惑が持たれる総理大臣に、新事実が判明しても伝えないメディア──。こうして臭い物には蓋をし、検証もなく、この国は何事もなかったかのように再びお祭りムードになだれ込むことを望んでいるのだとしたら、それこそ世界の恥晒し者だろう。

(編集部)


関連記事
<「菅総理」東京五輪招致に関与、買収疑惑浮上>菅氏「アフリカ人を買収しなくてはならない。4億〜5億円の工作資金が必要」
http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/783.html




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