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2020年9月17日05時00分 〜
記事 [政治・選挙・NHK275] <「菅総理」東京五輪招致に関与、買収疑惑浮上>菅氏「アフリカ人を買収しなくてはならない。4億〜5億円の工作資金が必要」

※週刊新潮 2020年9月17日号 各紙面、クリック拡大




※↑買収疑惑記事「見えざる金脈」







※関連記事
森喜朗元首相の“五輪利権”財団めぐり… 今度は5億円「五輪買収」疑惑が浮上
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/02121700/?all=1
デイリー新潮 週刊新潮 2020年2月20日号掲載


五輪後も「ドン」として君臨

 東京五輪組織員会の森喜朗会長(82)が立ち上げる『日本スポーツレガシー・コミッション』なる一般財団法人。週刊新潮は2月6日発売号で、数百億円とも目される東京五輪の剰余金の受け皿に、この財団が使われるのでは……との証言を紹介した。さらに同財団をめぐっては“東京五輪買収”という疑惑も浮上するのだ。

 ***

 森会長の新財団設立にあたり、その母体となるのは「一般財団法人嘉納治五郎記念国際スポーツ研究・交流センター」(以下、嘉納財団)という組織である。嘉納財団は森会長の財団設立に際し300万円を拠出する「設立主」。嘉納財団と五輪との関係ではこんなエピソードがある。すでに東京五輪の開催が決定していた13年秋のことだ。

 その日、東京・新橋の高級料亭では、政治家や広告代理店の人間が集う会合が開かれていた。場の中心にいるのは、「セガサミーホールディングス」の里見治会長(78)。里見会長は政界のタニマチとして知られる人物で、出席者の一人によると、“東京オリンピックは俺のおかげで獲れたんだ”との自慢話をはじめたという。その内容は概ね次のようなものだった。

《菅義偉官房長官から話があって、『アフリカ人を買収しなくてはいけない。4億〜5億円の工作資金が必要だ。何とか用意してくれないか。これだけのお金が用意できるのは会長しかいない』と頼まれた》

《菅長官は『嘉納治五郎財団というのがある。そこに振り込んでくれれば会長にご迷惑はかからない。この財団はブラックボックスになっているから足はつきません。国税も絶対に大丈夫です』と。それで俺は動くことにした》

 菅長官の依頼を受け、里見会長は知り合いの社長の協力も取り付け、計4億〜5億円を用意し、嘉納財団に振り込んだという。このスキームを作ったのは広告代理店だとも語っていたといい、

「広告代理店は『あのアフリカ人親子をターゲットにすればアフリカ票が取れる』とも言っていたそうです」(出席者の一人)

 里見会長が明かした“五輪のためにアフリカ人を買収”“アフリカ人親子をターゲットに”という話と、奇妙な一致を見せる事件がある。それは、当時、五輪開催地の投票権を有していたラミン・ディアク国際陸連会長の息子と関係の深い企業に、日本の招致委が計2億3000万円を振り込んだという一件だ。本件をめぐっては、賄賂の疑いでフランスの検察当局が捜査を開始し、日本オリンピック委員会の竹田恒和会長は辞任に追い込まれることとなった。

 週刊新潮の取材に対し、里見会長はセガサミーの広報を通じ、件の会合での発言は「定かではない」と回答し、否定せず。一方、嘉納財団に寄付を行ったことは認めた。また、その金の使い道などについて嘉納財団に取材を申し込んだが、期日までに回答は得られなかった。なお、嘉納財団の代表理事は、森会長その人だ。

 2月13日発売の週刊新潮で、「五輪とカネ」の疑惑に迫る。



「週刊新潮」2020年2月20日号


前回記事
<週刊新潮、特集「菅総理」その金脈と人脈>「菅官房長官」知られざる過去 “駆け出し”時代を関係者が証言、過去には金銭スキャンダルも 
http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/646.html




http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/783.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 厚労相への公開質問状、残りの回答来る 完全人ごと 高橋清隆の文書館
元記事http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2034683.html
http:/


 筆者が8月17日に厚生労働大臣宛てに出していた8問の公開質問状について16日、残りの2問に対する回答が来た。PDFで全答を送ってきたので、そのまま下に掲げる。

回答(問1〜8)
回答(問1〜8)2
回答(問1〜8)3

 新たな回答は【問6】、【問7】だが、ご覧の通り、回答から逃げている。【問6】は何も調べていない。【問7】は内閣提出法案故、法案を書いているはずだが、口外しないつもりらしい。強制ワクチンを含む、強権的内容が盛り込まれている危険性がある。警戒が必要だ。


 この無意味な数行の回答が出るまで、約1カ月かかった。上司との会話が聞こえてきそうだ。「一括改正法に何も触れないのは、さすがにまずいんじゃないですか」「いいよ、そんなもん。法案の中身なんか、教える必要ないよ」「そうですか・・・」。


 この投げやりな文面から、われわれが閉じ込められている支配システムの強固さと滑稽さを感じ取ってほしい。


■参考情報



■関連記事





http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/784.html

記事 [政治・選挙・NHK275] あの悪魔の官邸官僚4人衆、菅政権でもすべて再任・続投(まるこ姫の独り言)
あの悪魔の官邸官僚4人衆、菅政権でもすべて再任・続投
(まるこ姫の独り言)

あれだけ安倍政権下で、悪い意味で名を馳せた官邸官僚たちが、菅政権でも再選、横滑り、続投となった。
「安倍政治を継承」と言った菅だが、名前だけ菅政権で、実質は「安倍政権」中身は何も変わらない。

杉田官房副長官を再任 安倍首相側近の今井補佐官は内閣官房参与に       9/15(火) 22:15配信 毎日新聞

>自民党の菅義偉新総裁は、官僚トップの杉田和博官房副長官、菅氏側近の和泉洋人首相補佐官、外交安保政策を取り仕切る国家安全保障局(NSS)の北村滋局長を再任する意向だ。安倍首相側近の今井尚哉首相補佐官兼秘書官は内閣官房参与に起用する方針だ。

誰もが思う事は、菅政権は安倍の傀儡だな。。
安倍、見た目は太ったそうじゃないか。
やっぱり難病再発辞任は表向きで、表で何もうまくいかなくなって政権放り投げたと言う事か。。
難病再発の同情論で安倍が辞任して支持率アップ、苦労人・たたき上げ美談で菅政権誕生をさせて安倍が院政を敷くと、そう言う事か。。。

イメージ戦略は電通がすべて仕切っているのだろう。
長年、政府と付き合いがあり、日本人の感性も傾向も知り尽くしている電通が付いていたら、国民は簡単に騙される。
電通が総選挙も仕切ることだろうし、自民党は鬼に金棒で、どんなに自民党が不祥事あったり、使い物にならない大臣がいても、大負けはしないのではなかろうか。

「自民党しか政権を担えない」「野党はだらしない」「悪夢の民主党政権」と言う後ろ向きな考え方が多くの国民に染みついている。
この刷り込みを覆すのは、至難の業だと思う。

その一方で、裏方である今井、杉田、泉、北村の官邸官僚達が安倍政権を動かしてきたと言うのは周知の事実だ。
それが菅政権になってもメンバー変わらずでは、この国は菅が言うように、「行政改革」など夢のまた夢だ。

一応、国民受けの耳障りの良い言葉を言っただけ。
電通の指南役が手取り足取り、菅に振り付けしているのではないか。

公費で不倫旅行をするような官僚でも何のおとがめもなし、そして安倍に忖度していた官邸官僚たちは、恐怖政治の菅にはもっと忖度をする。
ご機嫌取りが横行するだろう。

安倍と官邸官僚と電通の作戦にまんまと乗ってしまって何も考えず流されるだけの国民。
5年後、10年後、日本はどうなっているのだろう。


http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/785.html
記事 [政治・選挙・NHK275] カルロスゴーンと同じケースの 安倍退場でも西川登場 
カルロスゴーンと同じケースの 安倍退場でも西川登場
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/51988492.html
2020年09月17日 自民党的政治のパンツを剥ぐ


似ている
カルロスゴーンパージでも 裏の事務処理やだった西川が跡目の席に座った
その後 ニッサンは 回転軸が抜け迷走自滅してしまう
ゴーンパージの理由は「ゴーンが生意気」になったからだった

安倍政権もそうなる
経団連内の「親中寄生虫」が安倍政権を誘導し始めたからだ

いいかえれば

トヨタ・ユニクロ・ソフトバンク&経団連傘下企業が
赤く染まってきた
ナベツネとの暗闘だ

ナベツネ=電通たちは 菅が腹話術人形で
安倍はプロンプターの読み手 という役割分担だったが
安倍が「浮気」=自分で「習と握手する決断をした=して」から

「安倍内閣でありながら安倍村八分迷走」が始まり
日本流屁理屈左遷安倍退場(事実上パージ)だ

ナベツネ作詞 電通作曲 「菅さん音頭」が
パチンコ屋の「軍艦マーチ」のように
耳にタコする毎日で 
日本国民は「お手!」 ヒョイとその手にのったんだ




http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/786.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 菅政権の行政改革始動!
菅政権が目玉とした行政改革

>縦割り行政・前例主義の弊害をなくす、
>国民から見て役に立つ規制改革

このための陣容が振るっている。

菅自身が、河野が潰し、私が作る」と言っているように、その実践力は期待できる。

性格的にも激しい河野は、防衛大臣の時も遠慮なく意見を言う。
その河野が切り込み隊長として、省庁の問題点を指摘し、変革・仕上げは管も乗り出すと言う事。

要するに、行政改革大臣としての河野のやることを孤立させず、内閣が一丸となっていることを示すと言うもの。
また、関連する官房長官、総務大臣・デジタル大臣にも加藤勝信・武田良太・平井卓也などの実践力のある人材を配置し河野の支援体制を取っている。

重戦車が行くような配置で臨む行政改革は見ものであろう。

また、菅の抜け目のなさは、さっそく「縦割り110番」制などを提唱したことである。

「縦割り110番」とは国民が縦割り行政について情報提供できると言うもので、実際にはあまり機能しなくても、結果を見なけれは誰にも実態は分らない地味な行政改革をやっていることを国民に周知させる効果がある。
内閣ばかりか国民も味方につける巧みな発想である。


この様に周到な手法で臨む管は、過去の首相が出来なかったことである。
大いに期待したいが、国民も巻き込む菅の手法は、ナチスの様にファシズムを生む可能性もある。

勿論、菅にはナチスの様な方向性はなく、ある程度の独裁力がなくては、長年の霞が関官僚の横暴は崩せない。
天下り、非能率などの行政改革を望むなら菅以外に出来るものはいないでしょう。

※ モリカケ問題で霞が関への追及が甘いと苦言を言う人が多いが、同じような手法で霞が関を追求しても彼らの思う壺。
言い逃れ、しっぽ切などで逃れる。
省庁再編も、看板の付け替えで終ったでしょう。
社会保険庁は民営化してしまう。
これが霞が関官僚の実態であり、民営化しても利権は放していない。

このような者を退治するのは、小手先では出来ないのである。

民主党政権が行った行政改革(事業仕分け)などは、全くママゴト。
如何にも全力を挙げているように公開し実施したものの、結果は1兆円の予算の削減。100兆円の予算の1%である。
家計においても、高々1%の節約に、どのような意味があるかお判りでしょう。
但し、問題は金額の多寡だけではないのである。

事業仕分けの結果、明るみに出た1兆円分以外の事業に(官僚に)問題なしの御墨付きを与えてしまったことである。
口先だけで、間抜けな民主党の実態である。
蓮舫などが得意げに成果を誇る姿など反吐が出る。
http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/787.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 安倍夫妻「疑惑のレガシー」 アッキーが広告塔に…投資トラブル60億円〈週刊朝日〉

※週刊朝日 2020年9月25日号 紙面クリック拡大




安倍夫妻「疑惑のレガシー」 アッキーが広告塔に…投資トラブル60億円
https://dot.asahi.com/wa/2020091500048.html?page=1
2020.9.16 07:00 松田史朗,亀井洋志 週刊朝日 2020年9月25日号


安倍首相 (c)朝日新聞社


「ポリスマガジン」の表紙に登場した安倍首相(ホームページから)


ファッション誌「Brilliant」に掲載された昭恵氏の写真と記事


「お後がよろしくないようで」。8年近く続いた“安倍劇場”の支配人ならこうユーモアを利かせて舞台の幕を閉じるだろう。体調不良が原因の首相退陣は気の毒ではあるが、安倍晋三、昭恵夫妻は様々な禍根を残した。実はそんな夫妻の「負のレガシー」がまだあったのだ。

*  *  *
 公文書改ざんなどの問題を招いた森友問題。昭恵氏は学園の名誉校長を務め、籠池夫妻との写真が使われた。「桜を見る会」では、招待された元会社社長が秋元司衆院議員の買収事件にからんで逮捕された。この人物は、昭恵氏が運営にかかわる複合施設の運営資金の一部を出資。昭恵氏とのツーショット写真は、マルチ商法の道具に利用されたあげく、同社は消費者庁から業務停止処分を食らった。これでさすがに打ち止めかと思ったら……。

「ポリスマガジン」という警察専門雑誌がある。この雑誌、安倍家とゆかりが深い。安倍首相の父、晋太郎氏の秘書で元山口県警OBだった人物が、1987年に「日本警察新聞」として創刊し、2001年に改名したのがポリスマガジンという。全国の警察本部、警察官の日々の防犯・防災活動などを紹介し、「警察官とその家族が主な読者」(関係者)という月刊誌だ。

 現在は、安倍夫妻のキューピッド役を務めたという地元山口県のメディア幹部だったA氏が編集・発行している。防災訓練を視察する安倍首相の大きな顔写真が巻頭を飾ったこともある。

「このポリスマガジンや、昭恵氏のインタビューが載ったファッション誌などが詐欺まがいの行為に利用されました」

 こう告発するのは投資詐欺トラブルに巻き込まれたという村山春子さん(仮名)。舞台になったのは東京都内にある「Shunka」というイベント開催企業だ。

 Shunkaは「Hana倶楽部」という中高年女性中心の親睦団体に、女性会員を募って芸能人を招いたイベントなどを開催する一方、その裏で「約1〜3割の高配当」をうたって女性会員から、水やゲーム機、土地などを対象に多額の投資金を集めていた。その会員を信用させるのにポリスマガジンが使われた。

 16年春にあった会合で、会員の女性らに同年5月号のポリスマガジンが渡された。同年に広島県で開催された「G7サミット外相会合」などの要人警護訓練といった多数の警察活動を描く記事が出ており、その記事の合間に、Shunkaと関連する女性向けの化粧品や宝石、イベントや会員募集の案内などの広告が出ていた。おおよそ想定される読者のイメージとは不釣り合いともいえる。

 雑誌を配ったShunkaの幹部は女性らにこう語ったという。

「こういう雑誌に広告を出すには警察の信用がいる。我々には警察がバックに付いている」

 雑誌を受け取った女性らは別の女性会員にコピーを回すなどし、投資も増えたという。

 Shunkaは昭恵氏も利用した。同社は関連会社が発行する外国人モデルを表紙に使ったファッション季刊誌「Brilliant」を会員に無料で配っていた。

 この雑誌の14年夏号に「今、世界で輝き続けるブリリアントレディ〜再び、ファーストレディになって想うこと」とのタイトルで昭恵氏が登場。インタビューで、各地のイベントなどに積極的に参加する意義について、

「普通なら総理夫人としてやめたほうがいいと思うかもしれない。でも批判されてもニュースとして取り上げられて興味を持ってくれたらいい」

 と持論を展開。

「私はいろいろなところに行って自由に会話できるので主人より生の声がたくさん聞ける」「私は総理大臣の一番近くにいる存在。皆さんの声を直接届けられる、国民の代表だと思っています」と読者に寄り添う姿勢を示した。この記事に多くの女性会員が共感したという。

 だが、女性らの安倍夫妻への信頼は裏目に出る。雑誌が配られてまもなくの16年5月末、「(投資の)存続が厳しくなった」という文書が会員に郵送され、水やゲーム機、土地などに投じた会員の金は戻らなくなった。

■警察の摘発から逃れるため?

 数億円に上る巨額の資産やなけなしの老後の蓄えは一瞬で消え、女性たちが警察に相談するなど騒動に発展したという。

 お金の受け皿となったShunkaの関連会社は18年2月、破産手続きに入った。管財人によると、債権額は少なくとも66億円に上る一方、残った現金はわずか18万円。多くの女性たちが途方にくれることになった。

 問題は今も尾を引いている。長野県や静岡県ではShunkaと関わりがあるとみられる人物が、会員に対し、「投資すれば預けたお金が戻る。3カ月で3倍になる」と働きかけて再度、投資させる問題が起きている。

「詐欺グループ」はどのようにして、安倍家ゆかりの雑誌とつながりをもったのか。

 安倍家と親しい発行人のA氏によると、いまから約4年前、当時ポリスマガジンは、お金のかかる紙の媒体からデジタル媒体へ実質的に移行していたが、制作費用などをまかなうため、紙媒体の出版の権利の売り先を探していたという。

 そこに知人の紹介で、ある人物がやってきた。それがShunkaの実質的なスポンサーとみられる男性だった。この男性は「デジタルも紙も権利を買い取りたい」と要望した。だが、A氏は「デジタルの権利は売れない」と断り、紙の雑誌の権利だけを売ったという。ところが、月々200万円の制作費をもらう約束なのに支払いは滞り、A氏はこの男性の関連する企業を相手に訴訟を起こした。

 A氏がこう振り返る。

「ポリスマガジンの名前を利用して詐欺師が暗躍するというのはあるかもしれないと思った。やばいなあと思ったが、編集には経費もかかるので売った」

 一方、昭恵氏にも「Brilliant」のインタビューを受けたいきさつを聞こうと、電話やメールで連絡をしてみたが、返信などはなかった。

 ある警視庁OBはこう指摘する。

「詐欺と疑われかねないカネ集めを警察に摘発されないようにするため、ポリスマガジンの販売などの権利を買い取ろうとしたり、昭恵氏のインタビューを載せたりしたのではないか」

 Shunkaを取り巻く人脈はいかがわしい。「会長」と呼ばれた人物はかつて関西で連鎖販売取引を操る二つの会社に役員として関わり、いずれも行政処分を受けていた。

 Shunkaのスポンサーとみられる男性に話を聞こうと、男性の事務所にファクスと電話で取材を依頼したが、電話に出た女性は、「こういった取材にはすべてお断りするよう上のほうから言われておりますので」と答え、本人は「出張中」とのこと。

 一方、安倍事務所にはファクスで、金銭トラブルの件や、ポリスマガジンとの交流について尋ねたところ、金銭トラブルについては「全く存じあげません」、ポリスマガジンについては「個人、事務所ともにポリスマガジンとは交流はございません」との回答があった。

 被害が拡大する前に、本当のポリスには頑張っていただきたい。

(朝日新聞・松田史朗、本誌・亀井洋志)




http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/788.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 河井前法相が弁護団を“電撃解任”早期解散見越し出馬準備か(日刊ゲンダイ)







河井前法相が弁護団を“電撃解任”早期解散見越し出馬準備か
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278793
2020/09/16 日刊ゲンダイ


戦う気マンマン(河井克行元法相)/(C)日刊ゲンダイ

 昨夏の参院選を巡り、地元・広島の首長や県議に票の取りまとめを依頼、現金を渡した公選法違反(買収、事前運動)の罪に問われている元法相で衆院議員の河井克行被告(57)。妻で参院議員の案里被告と迅速な判決を目指す「百日裁判」にかけられているが、克行被告は15日の公判後、弁護人の6人全員を「電撃解任」した。一体、何があったのか。

 先月25日に始まった河井夫妻の公判は、週3〜4回のペースで集中審理されてきた。カネを受け取った地元議員らの証人尋問が16日から始まる予定だったが、弁護士解任によって、裁判は後任の弁護士が決まるまで当面開けなくなる見通しだ。

 気になるのは、克行被告の「狙い」である。解任された弁護士によると、「公判が進む中で、(克行は)過密な日程では十分な防御ができないと訴えるようになった」という。加えて、逮捕から3カ月近く勾留が長引いていることも解任の要因になったようだ。

 元東京地検特捜部検事で弁護士の郷原信郎氏がこう指摘する。

「公判予定を一度リセットすることで、少しでも裁判を有利に進めたいのでしょう。弁護士との間で弁護方針の違いもあったのかもしれません。ただ、公判中の解任はレアケースです。今後100人近い証人の尋問が控えていることを考えると、後任の弁護士選びは難航するでしょう」

戦略的に公判スケジュールを変更

 ところが、司法関係者の間では「出馬準備か」とウワサされているというから驚きだ。元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士がこう言う。

「衆院解散が近いと言われているので、出馬の可能性はゼロではないでしょう。証人尋問が週3〜4回も行われたら、被告人は出廷しなければならず、選挙活動に専念できません。選挙活動に注力するために、弁護士を解任することで戦略的に公判スケジュールを変えたのではないか。裁判所が保釈を認めるかがポイントですが、選挙期間中に勾留を続けたら、『被選挙権の侵害』と言われかねません。河井氏が出馬した場合、保釈請求をどうするのか。裁判所は難しい判断を迫られるでしょう」

 永田町では「10月解散」「11月解散」説が出回っている。仰天のカムバックとなるか。



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/789.html

記事 [政治・選挙・NHK275] デジタル担当相・平井卓也は古巣の電通を使って自民党のネット操作を始めた張本人! 自ら福島瑞穂に「黙れ、ばばあ!」の書き込み(リテラ)
デジタル担当相・平井卓也は古巣の電通を使って自民党のネット操作を始めた張本人! 自ら福島瑞穂に「黙れ、ばばあ!」の書き込み
https://lite-ra.com/2020/09/post-5639.html
2020.09.17 デジタル担当相・平井卓也は電通と組んでネット情報操作を始めた張本人 リテラ

    
    平井卓也公式サイトより

 16日、ついに菅内閣が発足した。菅義偉首相は新内閣について昨日の会見で「国民のために働く内閣」と当たり前すぎることをアピールしていたが、さっそくツッコミが殺到しているのが、デジタル改革担当相に抜擢された平井卓也氏だ。

 というのも、平井氏といえば、検察庁改正案の審議がおこなわれていた5月13日の衆院内閣委員会に出席していた最中に、タブレットで「ワニ動画」を閲覧していたことで批判を浴びたばかりの人物。

 しかも、本サイトでも取り上げてきたように、平井氏は自民党ネットメディア局長を務めていた2013年、「ニコニコ動画」で党首討論が生放送された際、国会議員であることを隠してスマートフォンで「あべぴょん、がんばれ」などといったコメントを投稿。さらに、社民党の福島瑞穂党首が発言したときには「黙れ、ばばあ!」などと書き込んでいたことが発覚したのだ(この事実は当時、東京新聞が報道し、本人も事実を認めている)。

「ばばあ」というのは、個人への誹謗中傷どころか、女性に対する明白な差別発言である。こんな人物を、菅首相はよりにもよって「最優先課題」と位置づけている「デジタル庁」創設に向けたデジタル改革相に選んだのである。

 デジタル担当相といえば、先進的な取り組みで知られる台湾のIT担当大臣オードリー・タン氏を思い浮かべる人も多いだろうが、タン氏の聡明さや思慮深さとは程遠く、誹謗中傷を匿名で書き込み、国民が注目していた重要法案の審議中にワニの動画を閲覧していたというだけの「最悪のデジタル担当相」が誕生してしまったのだ。

 だが、問題は「デジタル庁の創設」そのものにもある。この「デジタル庁」が、新たな利権の温床になる可能性が極めて高いからだ。

 そもそも、菅首相は今月4日に出演した『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京)でデジタル省の設置に言及し6日におこなわれた読売新聞のインタビューで「デジタル庁の創設」をぶち上げたのだが、これは竹中平蔵氏が訴えていたものだ。実際、3日におこなわれたロイターのインタビューでは、竹中氏が“新型コロナ感染防止と経済回復のためにはデジタル化の推進が解決策”とし「デジタル庁みないなものを期限付きで作ればいい」(原文ママ)と語っている。また、昨年には、菅氏がゲストとして参加した経営者向け講演会において、司会だった竹中氏は「行政のデジタル化の推進」に言及していたという。

 これはたんなる政策の一致ではない。ふたりは小泉純一郎政権時に竹中氏が総務相、菅氏が総務副大臣を務めた関係にあるが、じつは、いまでも毎週のように会っているともいわれているほどの仲。つまり、竹中氏が入れ知恵をし、菅氏はそれを目玉に掲げたのだ。

 当然、竹中氏はデジタル化を行政に推進させることで、そこに自身がグループの取締役会長を務めているパソナを食い込ませようという魂胆もあるだろう。竹中氏といえば、安倍政権下で、国家戦略特区諮問会議の民間議員でありながら、国家戦略特区で選ばれた事業にパソナや社外取締役を務めるオリックスの子会社を食い込ませていた。さらに、「持続化給付金」事業で電通のトンネル法人となっていた「サービスデザイン推進協議会」の設立には電通とともにパソナも関与し、申請サポート会場の設置運営などといった多くの業務がパソナなどに外注されていた。「デジタル庁の創設」は、竹中氏にとって新たな“金のなる木”となるのは間違いない。

 いや、これはパソナだけではなく、「持続化給付金」問題で官庁との癒着があきらかになった電通も同じだ。

■自民党と電通の癒着の裏にいた電通出身の平井卓也!デジタル庁も電通の利権に

 というのも、今回、菅首相がデジタル庁の創設に向けてデジタル改革相に抜擢した平井氏は、上智大学卒業後に電通に入社した「電通OB」であり、自民党内で平井氏の功績とされている「ネット戦略」も、平井氏が電通と組んで繰り広げたものだったからだ。

 電通が長きにわたり自民党の選挙広報をほぼ独占状態で引き受けてきたことは有名だが、第二次安倍政権発足以降、その関係はただのクライアントと広告代理店のレベルではなくなり、いまではネットのSEO 対策(検索エンジン最適化)、政権批判の監視やメディア、野党への匿名攻撃などまで請け負うなど、“安倍政権の情報操作部隊”というべき存在になっている。

 そのはじまりは2013年の参院選挙で自民党がネット対策の特別チーム「Truth Team」(T2)を立ち上げたこと。そして、この「T2」のトップこそ、当時、自民党広報本部長だった小池百合子氏と、広報本部長代理兼ネットメディア局長だった平井氏だったのだ。

 実際、平井氏自身も2019年12月24日付の読売新聞のインタビューで、この「T2」と電通のかかわりについて、こう答えている。

「あれが一つの集大成だった。それぞれの分野で得意な企業を集めて電通に取りまとめをお願いし、候補者に配ったタブレット端末を通じて、1日に何回も「こういうフレーズを使うべきだ」「こういう言い方はやめるべきだ」という分析結果を配信した」

 本サイトの取材では、この平井氏の功績である「T2」はいまも毎年、自民党から電通に発注されつづけていることがわかっている。選挙や対立する政治課題が持ち上がったときは特別な指示を出してSNS監視や対策を電通にやらせているといい、たとえば先の沖縄県知事戦でも玉城デニー知事をめぐってさまざまなデマ情報がネット上で拡散したが、「これらのなかにも電通が仕掛けたものがいくつもある」(自民党関係者)という。

 選挙で勝つためにはデマさえも平気で流すという自民党のネット対策の根本をつくり上げ、SNSで「黙れ、ばばあ!」と匿名投稿するような人物が「ITに強い」などと持て囃され、デジタル改革相に抜擢されるとは、これだけでもこの国のデジタル化政策は一体どんなものになるのか暗澹たる気持ちにさせられるが、電通に近い平井氏がその大臣となったことで、「デジタル庁」創設が電通との癒着の温床になる懸念は高まったと言えるだろう。

 甘い汁に群がるパソナと電通、利益誘導をはかる政権──。本日発売の「週刊文春」(文藝春秋)では、菅首相が「Go Toイート」事業を受注する「ぐるなび」の創業者で現会長の滝久雄氏が会長を務める広告代理店から多額の寄付を受けてきたことなどが報じられているが、安倍政権が終わっても、菅政権では同じような“お友だち企業への利益誘導”という同じ光景が繰り広げられることになるのは間違いなさそうだ。

(編集部)




http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/790.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 加藤官房長官と岸防衛相…安倍ファミリー枠で“情実人事”(日刊ゲンダイ)







加藤官房長官と岸防衛相…安倍ファミリー枠で“情実人事”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278792
2020/09/16 13:20 更新日:2020/09/17 00:26 


加藤勝信厚労相が「内閣の顔」で大丈夫か(C)日刊ゲンダイ

 16日発足する菅義偉新政権は、やっぱり再任閣僚だらけの「安倍居抜き内閣」だった。最も注目された官房長官は、加藤勝信厚労相(64)の横滑りとなったが、この人事にも安倍前首相の影が見える。それも「安倍ファミリー」の意向に応えた“特別枠”のようなものだというからア然だ。

 加藤氏が官房長官に抜擢されたことについては、第2次安倍政権で菅新総裁と正副官房長官としてコンビを組み、旧大蔵官僚出身で政策全般に詳しいためなどと解説されている。実際、「副長官時代は、省庁間の調整や菅長官の特命案件を担当していた」(官邸関係者)という。

 だが、もっと別な理由があると言うのは安倍周辺の関係者。

「これはゴッドマザー案件。安倍さんが母親からの強力なプッシュを受け、菅さんに頼んだんだろう」


露骨すぎる(安倍首相の実弟の岸信夫衆院議員と智香子夫人、夫妻)/(C)日刊ゲンダイ

ゴッドマザーの強力プッシュ案件

 加藤氏は、安倍前首相の父・晋太郎元外相の側近だった加藤六月元農相の娘婿。安倍前首相の母・洋子さんと加藤氏の義母・睦子さんは「まるで姉妹」といわれるほど親しく、2人はこれまでも、加藤氏の確実な出世を安倍に指示してきたという。その結果、加藤氏は安倍政権で、1億総活躍相、厚労相、党総務会長、2度目の厚労相と重用されてきた。しかし、ゴッドマザーらは、まだ不十分だと思っていて、「(加藤を)外相か官房長官か、もっと目立つ大臣に、と希望していたそうです」(前出の安倍周辺関係者)。

 安倍ファミリーのゴリ押しを「安倍継承」の菅新総裁がしっかり受け止めた、ということだ。

 もう1人、安倍ファミリー特別枠で初入閣が決まったのが、岸信夫衆院議員(61)。安倍前首相の実弟だ。いきなり重要閣僚の防衛大臣に起用された。

「これもゴッドマザー案件。安倍さんは、辞任がなければ、今月、総裁任期最後の内閣改造を行う予定でした。最後の組閣人事で弟を大臣にすると、母と約束していたらしいのです」(前出の安倍周辺関係者)

 いやはや、そこまでやるか、である。菅新総裁はどこまでも安倍サマの下僕なのか、それとも安倍前首相に恩を売ることで政権の下支えを確約してもらったのか。閣僚人事の私物化もいいところだ。

 政治評論家の野上忠興氏が言う。

「新型コロナ対応で世論からまったく評価されていない加藤厚労相が、こともあろうに内閣の顔である官房長官になるとは。“情実人事”とみられても仕方ありません。菅氏は口では『改革断行』などとカッコいいことを言いますが、全くそうなっていません」

 派閥均衡に情実人事。安倍亜流政権の正体見たりだ。



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記事 [政治・選挙・NHK275] 安倍防護服内閣<本澤二郎の「日本の風景」(3847)<傷だらけの老いた狼の遠吠えで法治・正義・憲法を威圧!>
安倍防護服内閣<本澤二郎の「日本の風景」(3847)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/26292020.html
2020年09月17日 jlj0011のblog


<傷だらけの老いた狼の遠吠えで法治・正義・憲法を威圧!>

 ものはいいようで、黒を白にすることが出来る。上場株式のように「お祝儀相場」が新聞テレビなのか。昨日は菅内閣の組閣の日となった。官邸にテント村が出来たのかどうか。昔の組閣は、新聞各社にとって入閣者の呼び込みに、待ち構える新聞記者が官邸入り口に殺到、内閣記者会の会見では入閣者会見で「あなたは靖国神社を参拝するのか」と問い詰めたものだ。

 健全な時代の戦後日本マスコミと比較して、今日の堕落衰退は、いかんともしがたい。安倍防護服内閣に対して攻勢を見せる言論は消えてしまっている。

 民を慈しむ政治家は姿を消してしまった。野心にあふれる、政治屋を持ち上げる記事が目立つ。それを映像でも見せて、主権者を侮って恥じない。

 真正面から菅内閣を評すれば、それは犯罪首相を守るための布陣である。自民党と閣僚は、相も変わらない、深手を負った老いた狼を配して、法治・正義・憲法を威圧するかのように、遠吠えをしていると見受けられる。こんなところが正解ではないだろうか。

<東京上空を舞う林検察は鷲なのかトンビなのか>

 官邸の首相犯罪を、耳にタコができるほど承知している林検察は、モリカケ・TBS強姦魔・桜・河井1・5億円事件という、呆れるばかりの官邸犯罪の始末をどうつけるのか、主権者・納税者に説明ができるか、ここを問われている。

 河井夫妻を逮捕、法廷に持ち込んだ1・5億円事件は、まだ入り口でしかないと、日本国民の誰もが考えている。河井逮捕は、せいぜいトンビのやっつけ仕事であろう。むろん、広島県警・同地検・中国新聞の、久々の汗かきの見事な成果であったが。国民はしかし、それだけで納得していない。

 「なぜ安倍事務所や自民党本部の家宅捜索をしないのか」に人々は怒り狂っている。75日たっても忘れていない。

 「現役首相を日本検察は逮捕できない」との声が聞こえてきたが、2020年9月17日からは、安倍はヒラの国会議員だ。もう理由にならない。

 林検察は、鷲の本領を見せつける時なのだ。真摯な市民運動家たちは、固唾をのみ込みながら、その時を待っているのである。彼らは「林検察は黒川弘務ではない。間違いなく林検察は鷲だ」と信じ込んでいる。そんな知り合いが、最近、筆者の周囲に存在するようになった。

 やくざ入れ墨に強姦されても110番通報できない、自立できないでいる女性の一角からも、林検察の鷲の鋭い口ばしと爪による悪党退治に期待が高まっている。民を慈しむ林検察なのかどうか、まさに日本検察の正念場なのである。

<電通傘下の新聞テレビ宣伝の賞味期限はいつまで?>

 日本国憲法下の「言論の自由」を信じて、新聞記者の世界に飛び込んだ若者は多い。しかし、編集局長以上のポストに就かないと、大魔神の電通の本当の正体を知ることは出来ない。

 電通による言論弾圧事件は、日常茶飯事といっていい。このことを政治家でも知らない。20年もの間、継続した現役の政治記者は、どこの会社にもいないはずだが、それでも知り合った無数の政治家も、誰一人口にしなかった。

 戦前の満州人脈も勉強しなかった日本人は多い。国策会社・特務機関のことさえ、名前だけで内容を知らなかった。実のところ、このことについての知識がないと、現在の電通を理解することが出来ない。

 日本国民や隣国にも害をもたらす電通を知らないと、日本の政治経済社会から芸能スポーツ、そして今も継続している東京五輪の腐敗も分からない。

 安倍の7年8か月の長期政権の謎も解けない、理解できない。

 いま同じく電通の策略の上に開花した菅内閣の「よいしょ報道」で、政権は一見浮上したかに見えるが、確実に賞味期限がある。化けの皮が剥がれる時が来る。日本国民の資質、マスコミ関係者の覚醒が、それを解決するだろう。ぬるま湯につかっていると、いつまでも眠りこけてしまうのだが。

<清廉な野党議員の徹底追及でほころびが表面化>

 清廉な国民と清廉な国会議員が、結束して体当たりすれば、必ずや人間道が開ける。森喜朗と橋本と電通、財務省をしっかりと監視することによって、彼らの五輪腐敗のボロを発見することが出来るだろう。

 幸い、東京五輪については、フランス検察が執念深く捜査を続行してくれている。血のフランス革命が土壌になっている正義・自由は、日本のそれをはるかに上回っている。

 コロナも監視している。清廉な野党議員の徹底追及によって、必ずや安倍防護服もほころびを見せるだろう。解散は、野党攻勢で追い詰めてこそ、勝利するものである。

 安倍防護服内閣は、攻め手は政権交代の好機なのである。

<岸信夫防衛相起用が証明した満州人脈・三菱軍拡への執着>

 昨日早朝に書いたブログで、安倍の実弟が外相になるのかと早とちり、昼時に慌ててその部分をカットするという失敗をしてしまった。安倍家の三男坊は、後継者のいない岸信介家に養子となって、選挙区の地盤も手にしていた。そして晴れて軍拡の本陣である最高責任者・防衛相を実兄にもらった格好である。安倍は、妻との関係はよくないが、仲良し兄弟なのか。

 満州国傀儡政権でアヘンにも手を出した岸信介、長州の軍閥・山形有朋の面倒を見た、日本軍需産業の雄・三菱の岩崎弥太郎とのつながりは、安倍家にも及んでいる。まだ知ったばかりだが、劣等生の安倍が学んだ成蹊大学は、一部で「三菱大学」と呼ばれているらしい。安倍家の長男は三菱関連の会社で働いていた。三菱に支えられ、操られる岸・安倍家なのか。

 安倍の改憲軍拡論は、三菱と関係していたのだろう。軍拡で一番おいしい料理を食べるのは、決まって三菱だ。岸の防衛相就任には、このところ造船・飛行機で落下していることと関係が大ありだろう。

 安倍防護服内閣の誕生は、引き続き日本と隣国、アジアに怪しげな影響を与えていくことになる。正義・法治・憲法の鋭い槍で、1日も早いほころびを見つけ出すことではないだろうか。

 本日朝、週刊新潮に法務検察の問題記事が出た、と連絡が入った。林真琴が鷲になれるか?

2020年9月17日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)



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記事 [政治・選挙・NHK275] <「何もしてない」のに!>菅内閣支持率64% 第2次安倍内閣発足時上回る 毎日新聞世論調査



菅内閣支持率64% 第2次安倍内閣発足時上回る 毎日新聞世論調査
https://mainichi.jp/articles/20200917/k00/00m/010/175000c
毎日新聞 2020年9月17日 16時21分


就任後、初の記者会見をする菅義偉首相=首相官邸で2020年9月16日午後9時9分、竹内幹撮影

 毎日新聞と社会調査研究センターは17日、JNNと共同で、菅義偉内閣の発足を受けて緊急の世論調査を実施した。内閣支持率は64%で、調査方法が異なるため単純に比較できないが、第2次安倍内閣発足時(2012年12月)の52%を大幅に上回った。不支持率は27%だった。

 支持すると答えた理由では、「政策に期待が持てそうだから」が35%で最多だった。縦割り行政、既得権益、前例主義の打破などを打ち出しており、改革姿勢を強調している点に期待があるようだ。「安倍政権の路線を引き継いでくれそうだから」が30%で続いた。首相は「安倍政権の継承」を掲げており、一定の評価を得ている。「首相の人柄に好感が持てるから」が27%だった。地方出身で非世襲の「たたき上げ」などと評されていることが好印象を与えているようだ。「自民、公明の連立内閣だから」は5%だった。

 支持しない理由では「安倍政権から代わり映えしないから」が61%だった。「政策に期待が持てそうにないから」20%、「自民、公明の連立内閣だから」が10%、「首相の人柄が好きになれないから」8%の順だった。

 安倍政権からの変化を望む政策などを尋ねた質問では、「経済政策」が24%で最も多かった。首相は安倍内閣の経済政策「アベノミクス」の継続を主張しているが、変化を求める声が少なくないようだ。「新型コロナウイルス対策」との回答は21%だった。安倍内閣では、医療検査体制への不安や布マスクの配布などで批判を受け、支持率低下を招いた。首相は新型コロナ対策を最優先課題に掲げ、「感染拡大防止と経済活動との両立」を引き続き目指しており、今後の対応が焦点となる。

 このほか「社会保障政策」は17%、「外交・安全保障政策」は9%だった。「首相の政治姿勢」は19%だった。安倍内閣では、「森友・加計学園」「桜を見る会」の問題で世論の批判が強まった。首相は桜を見る会について、来年以降の開催中止を表明したが、森友・加計学園問題を含め再調査は否定している。

 菅内閣の閣僚や自民党役員人事の評価も聞いた。安倍内閣からは8人を再任、4人を再入閣させるなど経験重視の布陣とした。首相自身の後任として起用された加藤勝信官房長官については「期待する」は39%、「期待しない」は29%だった。河野太郎行政改革担当相は防衛相からの「横滑り」で、首相は改革への突破力に期待を寄せている。河野氏に「期待する」と回答した人は76%にのぼり、「期待しない」の13%を大きく上回った。

 安倍内閣では菅氏とともに「骨格」だった麻生太郎副総理兼財務相の再任に関しては「評価する」が34%で、「評価しない」の54%を下回った。党人事で、総裁選で菅氏支持をいち早く表明した二階俊博幹事長を再任したことについても「評価する」21%が、「評価しない」56%を大きく下回った。

 一方、首相と総裁選を争った石破茂元幹事長を閣僚や党幹部に起用しなかったことについては「妥当だ」が40%、「問題だ」が38%だった。

 調査は、社会調査研究センターと毎日新聞、JNNが9月17日、18歳以上を対象に携帯電話のショートメール機能を使う方法を主体として調査した。コンピューターで無作為に数字を組み合わせた携帯電話と固定電話の番号に自動音声応答(オートコール)で電話するRDS法で対象者を抽出。携帯電話の場合は、調査を承諾した人にショートメールで回答画面へのリンク情報を送付。固定電話の場合は、自動音声の質問にプッシュ番号で回答してもらった。目標サンプル数を携帯700件・固定300件に設定し、携帯711件・固定314件の有効回答を得た。【伊藤奈々恵】



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/793.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 空っぽの菅総裁に雪崩の自民 この政権はおそらく短命<下>安倍首相を美化し、「臭い物に蓋」に加担の大マスコミ(日刊ゲンダイ)

※20202年9月15日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※20202年9月15日 日刊ゲンダイ2面


※20202年9月15日 日刊ゲンダイ3面


空っぽの菅総裁に雪崩の自民 この政権はおそらく短命<下>
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278740
2020/09/15 日刊ゲンダイ

※文字起こし

安倍首相を美化し、「臭い物に蓋」に加担の大マスコミ

 新総裁を選出した自民党の両院議員総会。一度ならず、二度も任期途中で政権をブン投げた安倍を、英雄のように持ち上げる演出に違和感を覚えた国民も多いのではないか。

 新総裁選出後にマイクの前に立った安倍は「この人なら間違いない。令和時代に最もふさわしい自民党新総裁ではないでしょうか」と菅にエールを送る一方、「8年近く、本当にありがとうございました」「私もみなさんとともに、一議員として全力で支えていく」とニヤつきながらスピーチ。菅から安倍への「感謝の花束贈呈」なるセレモニーまで執り行われた。まるで勇退する大宰相のような取り計らいだ。しかも、7年8カ月のアベ政治振り返り映像まで流された。

 歴史的な無責任男がこうも大きな顔をしていられるのは、同じ穴のムジナが集う自民党の腐敗体質は言うまでもなく、大マスコミにも責任がある。唐突な辞意表明で、ポスト安倍政局になだれ込んで以降、大手メディアは総裁選レースの展開ばかりを報道。国家を私物化し、数々の疑惑にまみれた安倍がなぜ唐突に辞めるのか。史上最長のアベ政治を総括せず、「臭いものに蓋」に加担したからだ。

 法大名誉教授の須藤春夫氏(メディア論)はこう言う。

「コロナ対応は失策続きで、アベノミクスはズタズタ。内閣支持率の下落傾向に歯止めがかからず、安倍首相は追い詰められて投げ出したようなものです。にもかかわらず、テレビを中心とするマスコミは一連の退陣劇を批判的な視点で報じようとせず、アベ路線を継承したい自民党の策略に乗ってしまった。安倍政権のアメとムチに飼いならされ、権力監視の本分を忘れた垂れ流し報道が染みつき、コントロールされている自覚すらないのではないでしょうか。そうしたメディア圧力の中核を担ってきたのが、官房長官として政権を支えてきた菅氏です。大手メディアはどうかしています」

 新総裁として臨んだ初会見で菅は、さすがにメディアに愛想を振りまいていたが、化けの皮は間もなく剥がれる。

こんな政権を誰が支持するのか、早晩、国民も気づくだろう

「地味だけど存在感がある」「安定した政治が期待できそう」「スイーツ好きで好感がもてる」

 大手メディアが、およそ8年ぶりの新首相の誕生を好意的に報じていることもあって、街角ではこんな声が聞かれたが、ご祝儀相場はそう長くは続かないだろう。

 5派閥総乗りで総裁選を勝ち抜き、政権発足前から「アベ居抜き内閣のシャッポ」と揶揄される菅は早期の解散・総選挙に打って出て、「勝ち星1」を引っ提げて本格政権に生まれ変わる――。永田町にはこんな見方があるが、はたして解散などできるのかどうか。解散どころか、国会がはじまった途端、野党の追及に立ち往生するのは目に見えている。

「菅氏の致命的な欠点は、対話ができないことです。国会答弁は安倍首相より苦手かもしれません。官房長官会見では都合の悪い質問を<全く問題ない><批判は当たらない>とはねつけ、<いずれにしても>ではぐらかす一方通行で済まされた。でも、国会はそうはいきません。総裁選を見る限り、野党の質問に対して当意即妙に答弁できるとは、とても思えない。一国のトップとして説明能力に疑問符がつきます」(本澤二郎氏=前出)

 実際、これほどスピーチが苦手な首相は、過去いなかったのではないか。総裁選の時も、ひとりだけ、ひたすらメモを読んでいた。

 なにより決定的なのは、スガ新首相には、国家観も、歴史観も、政治哲学もまったくないことだ。政治家として「これだけはやりたい」というモノがひとつもない。たとえ、口下手でも中身があれば国民に伝わるものだが、総裁選を通じて分かったことは、政治家としてスッカスカだということだ。さすがに多くの国民も「この男はダメだ」とすぐに気づくに違いない。

 しかも、いくら作り笑いを浮かべても、冷血冷酷さは隠せない。国民の支持があっという間に離れてもおかしくない。衆院の任期満了まで残り1年。支持率が低迷し、この新政権は解散を打つこともできず、短命で終わる可能性が高い。





http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/794.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 菅“公安・警察”政権が誕生、霞ヶ関に緊張走る…筋金入りの警察官僚たちが政府中枢占める(Business Journal)
菅“公安・警察”政権が誕生、霞ヶ関に緊張走る…筋金入りの警察官僚たちが政府中枢占める
https://biz-journal.jp/2020/09/post_180025.html
2020.09.16 20:45 文=編集部 Business Journal


首相に選出され総理官邸に出邸した菅義偉首相(AFP/アフロ)


 警察官僚たちが我が世の春を迎えている。16日に発足した菅義偉政権。その顔ぶれに、霞ヶ関の官僚たちには奇妙な緊張感が漂っている。旧通商産業省(現経済産業省)出身で安倍晋三前首相の「側近中の側近」として中央省庁を支配していた今井尚哉首相補佐官が内閣官房参与に退き、安堵した次の瞬間、「情報取集の鬼」と名高い公安畑の警察官僚らが政府中枢を固めたからだ。

■「菅首相は口が重く規律を重んじる人間が好き」

 まず官僚たちのトップである官房副長官には杉田和博氏が再任された。杉田氏は警察庁警備局長、内閣情報官、内閣危機管理監を歴任した“インテリジェンス”のスペシャリストだ。2012年末の第2次安倍政権発足から現職に就き、17年からは中央省庁の幹部人事を一元管理する内閣人事局長も兼任して、中央官庁官僚の造反とマスコミの動向に目を光らせてきた。総務省関係者は次のように話す。

「杉田副長官の地獄耳は半端ではありません。どこに情報源を持っているのかわかりませんが、すべての中央省庁の動向ににらみを利かせています。今井首相補佐官がいなくなって、実質的に中央省庁の人事権は警察庁関係者で握られたと見ていいと思います」

 また、事実上の日本最大の防諜機関である国家安全保障局(NSS)の局長には北村滋氏が再任された。杉田氏と同じ警察庁出身で、他国のスパイ工作などに対抗する警察庁外事情報部長などを経て、民主党政権の11年12月に内閣情報官に就任。第2次安倍政権発足後も情報官を務め、昨年9月にNSS局長に就任した。外務省関係者は今回の人事を次のように見る。

「北村さんは米中央情報局(CIA)とも非常に近い人物です。とにかく軽々に名前を出さないほうがいいと言われています。菅首相はまじめで口が堅く、規律を重んじる人物をとにかく好むと聞きます。杉田さんと北村さんは理想の官僚といえるでしょう」

■武田総務相、平沢復興相と杉田副長官の警察官僚コネクション

 新閣僚である武田良太総務相(自民党衆議院議員、小選挙区福岡11区、志帥会=二階派)と平沢勝栄復興相(同、東京17区、同)の二人もまた、現役の警察官僚たちと近い人物として知られる。

 武田氏の前任は国家公安委員会委員長として全国の公安委員会の実質的な責任者だった。平沢氏はたたき上げの警察官僚として知られる。1968年に警察庁に入庁後は、警察庁警備局外事課、福岡県警察本部警備部外事課長、警察庁皇宮警察本部護衛部護衛二課長、同警備局公安第三課兼外事課長補佐を経て在英日本大使館一等書記官。刑事局保安部保安課長、警視庁防犯部長、警察庁長官官房審議官、防衛庁長官官房防衛審議官などを歴任した。

 経産省関係者は次のように話す。

「平沢さんも武田さんも、警察庁の公安部門、公安調査庁の関係者と強固なパイプを構築しています。おおむね入閣は二階俊博自民党幹事長の差配によるものだと思いますが、杉田官房副長官との連携はかなり怖いものがあります。公安部門の官僚はとにかく個人情報の収集と管理に長けています。何かあれば徹底的に干される可能性があります。

 これまで中央省庁の主導権争いは財務、外務の2大勢力に今井尚哉補佐官の人脈を中心とした経産省が挑む構図でした。一方で、警察庁はこれまで確固たる存在感を示しながらも、国政にダイレクトに介入してくることはありませんでした。しかし、一連の人事は少しきな臭いです」

 満を持して始まった菅政権は「官邸によるトップダウン」を踏襲する方針を示している。今後、政府中枢と中央省庁のパワーバランスはどうなっていくのだろうか。

(文=編集部)



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記事 [政治・選挙・NHK275] 駆け引き、もみ消し、恫喝の裏技でのし上がった卑小な宰相 永田町の裏を読む(日刊ゲンダイ)







駆け引き、もみ消し、恫喝の裏技でのし上がった卑小な宰相 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278799
2020/09/17 日刊ゲンダイ


ペーパーをチラチラ見ながら政策発表(公開討論会での菅義偉新総裁)/(C)共同通信社

 自民党総裁選の一連の論戦や会見を見ていて感じたのは、菅義偉という人の器の小ささである。12日に日本記者クラブ主催で行われた公開討論会では、外交経験の少なさを指摘されると「安倍晋三首相の日米電話首脳会談に30回以上同席している」ことを“外交実績”として挙げ、それに対して質問者が「横で聞いているのとトップとして交渉するのは違うだろう」という趣旨のことを指摘すると、カーッとなって「国として判断することには、全て関わってきている」と声を荒らげた。

 こういう場合は、「だって、あなた、安倍さんがしゃべっている最中に受話器を奪うわけにいかないでしょう」とか何とか、冗談まじりで軽く受け流せばいいものを、そういう心のゆとりを持たない卑小さをさらけ出してしまった。

 ペーパーをチラチラ見ながら語る政策も、具体的といえばそうなのだが、問題の核心から外れた脇の方のちょっとした思いつきといった程度のものが多い。典型的には、9日に党本部で行われた討論会で菅が口にした「少子化対策として不妊治療を保険適用にしたい」という提言がそれ。知り合いのドクターに聞くと「確かに不妊治療はお金がかかるので、保険適用になれば助かる人がいるに違いないが、少子化対策としてはほとんど効果がない。だって、不妊治療を必要としないのに生活が不安で子供をもうけたがらない若いカップルが、その何千倍も何万倍、いやもっとかな、圧倒的に多いのだから、そこを何とかしないと」と笑うのである。

 そう言われて振り返ってみると、菅が提案して実現したといわれる政策は、第1次安倍政権の総務相だった時の「ふるさと納税」制度をはじめ、ビザ発給緩和によるインバウンド誘致、入管法改正で外国人労働者受け入れ拡大、携帯電話料金値下げ、今回の「Go To トラベル」など、やはりマイナーなものが目立つ。

 マイナーという意味は、まず大きな構想とか国が進むべき方向とかがあり、ここを入り口にしてこうやって世の中を変えていくんだというイメージがまったく湧かないということである。自民党の若手議員にそれを言うと「あの人に構想とか政策を求めても無理ですよ。人事の駆け引き、事件のもみ消し、恫喝や裏取引や陰謀など裏技が得意でここまで上がってきたんですから」と、政策面のリーダーシップには何の期待も抱いていない様子だった。



高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。





http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/796.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 内閣の顔は新人も選ばれたが、加計、森友、桜などの関係した人物は、基本は全て残された。理由は言わずもがなである。(かっちの言い分)
内閣の顔は新人も選ばれたが、加計、森友、桜などの関係した人物は、基本は全て残された。理由は言わずもがなである。
https://31634308.at.webry.info/202009/article_12.html?1600346264

菅政権が誕生し、内閣の陣容も決まった。
共同通信の世論調査では、ご祝儀相場と内閣支持率が66.4%となったということである。滑り出しとしてはこんなもんであろう。

世論調査の中で森友、加計学園や桜を見る会を巡る問題を「再調査すべきだ」との回答は62・2%だった。菅氏がいくら終わった話としても国民は黙っていない。赤木氏の裁判も進行中である。これも進行中である。

ただ、菅氏は森友、加計、桜の裏の悪事に加担した、関わった人物を全て、菅官邸の中に抑えている。任を解いて、外で自由に語られては困るのだ。
まず、森友の安倍の共犯者である麻生氏は財務省の大臣として引く続き任に当たらせた。ほとぼりが冷めるまで解散はしない、新しい大臣に替わらすと何を話されるかわからない。また内閣官官僚トップの官房副長官に杉田和博氏、外交・安全保障政策の司令塔である国家安全保障局(NSS)の局長に北村滋氏を再任させた。菅氏の側近である和泉洋人首相補佐官も再任する。和泉はコネクテイングルームを予約させ部下の大坪と不倫していた男である。和泉は安倍元首相の加計学園絡みの裏情報を全て持っている。安倍元首相の側近中の側近である今井元秘書官も内閣官房参与として処遇する。桜事件、河井夫婦選挙違反の裏情報が全て把握している。

桜の刑事告発もされている。河井案里の裁判は行われていて金を貰った県議の証言が出された。河井氏は弁護士を全て解任するほど窮地に陥っている。ここから、菅、安倍、二階ラインの裏話も暴かれるかもしれない。是非そう願いたい。安倍は辞任して、全て闇の中になったと思っているか知らないが、そう問屋は下ろさない。

http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/797.html

記事 [政治・選挙・NHK275] PRESIDENTが小沢氏を妖怪と評すのも期待値だ。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2020/09/president.html
9月 17, 2020 日々雑感(My impressions daily)

<正念場は「10月にもある」と噂される衆院解散総選挙

立憲民主党と国民民主党などによる合流新党が新たに誕生した。

9月10日、合流新党の代表選が東京都内のホテルで行われ、立憲民主党代表の枝野幸男氏(56)が国民民主党政調会長の泉健太氏(46)を破り、初代代表に選ばれた。合流新党の名前も枝野氏の推す「立憲民主党」で決まった。写真=時事通信フォト

新党「立憲民主党」の結党大会でポーズを取る枝野幸男代表(中央)ら=2020年9月15日、東京都港区

衆院106人、参院43人の計149人による野党第1党勢力である。衆院の106人という数は民主党が政権交代を果たした2009年8月衆院選の公示前勢力115議席に迫る勢いだ。立憲民主党の菅直人氏や国民民主党の小沢一郎氏、それに無所属で元首相の野田佳彦氏、元副総理の岡田克也氏ら旧民主党の実力派議員も加わった。

正念場は「10月にもある」と噂される衆院解散総選挙である。新しい立憲民主党が自民・公明勢力を打ち破り、政権交代を実現することはできるのだろうか。

合流新党の立憲民主党の現状は心もとない

これまで何度か書いてきたが、沙鴎一歩は2大政党制を求めている。たとえばアメリカの民主党と共和党、イギリスの労働党と保守党である。国の政策は左右のどちらにも振れ過ぎてはならない。偏れば偏るほど一部の国民にしか利益が配分されなくなるからだ。

政治には何よりもバランスが重要である。力のある2つ政党が交互に政権を担当することでそのバランスが保てる。欧米の政党状況を見ればよく分かるだろう。

日本が2大政党制の国になれるかどうかは、合流新党の立憲民主党の実力にかかっている。しかし、その現状は心もとない。

東日本大震災の対応で失敗を重ねた旧民主党

自民党は9月14日、都内のホテルで党大会に代わる両院議員総会を開いて総裁選を行い、菅義偉氏(71)を新総裁に選出した。菅氏は16日召集の臨時国会で第99代首相に指名され、新内閣を発足させた。

ちなみに総裁選での獲得票数は菅氏が377票で、政調会長の岸田文雄氏(63)が89票、元幹事長の石破茂氏(63)が68票だった。今回の自民党の総裁選は全国の党員による投票が省かれ、国会議員中心で行われた。

その結果、菅氏が新総裁になることも、石破氏を最下位になることも、党内派閥の事情や安倍晋三首相の思惑で固まっていた。要は自民党内の硬直化した体質が作用した格好だった。

これに対し、合流新党の立憲民主党はまだ新鮮だ。その新鮮さをうまく生かせばいいのだが、代表の枝野氏が出てくると、どうしても2011年3月11日の東日本大震災の対応で失敗を重ねた旧民主党を思い出してしまう。

鳩山氏の「韓国への謝罪」はまったく効果がなかった

当時、枝野氏は官房長官だった。毎日、真新しいグレーの作業着で現れては、官邸詰めの記者たちの前で会見を行った。その姿はテレビを通して国民の目に焼き付いた。

旧民主党のひどさの象徴といえば、福島第1原発事故直後に菅直人首相(当時)が混乱する現場の原発をヘリで視察してベント(排気)作業を妨げたことだろう。その後、第1原発では水素爆発が起きてしまった。

菅政権の前の鳩山由紀夫首相(当時)もひどかった。たとえば、2015年8月、韓国ソウル市内の西大門刑務所跡地を訪問し、日本の朝鮮半島統治に対する謝罪としてひざまずきながら頭を下げた行為は、一国の首相としてあるまじきものだった。「宇宙人」と呼ばれる意味がよく分かる。

こんなことで韓国が折れるわけはない。それが証拠に鳩山氏の「謝罪」はまったく効果がなく、韓国の日本に対する謝罪要求はエスカレートするばかりだ。

「合流新党に菅直人氏や小沢一郎氏ら旧民主党の実力派議員も加わった」と前述したが、小沢氏の存在も妖怪のように不気味だ。こうしたベテランを受け入れたことで、合流新党の立憲民主党の印象は決してよくない。

立憲民主党にとっての最重要課題は、旧民主党の悪いイメージを払拭することである。これを消し去ることができなければ、政権交代など夢のまた夢である。

「もう後がないという覚悟で臨まねばなるまい」と朝日社説

「『1強多弱』といわれた野党の分裂状態に終止符を打ち、政権選択の選挙に挑む足場を築いたことは間違いない。自公政権との対立軸を明確に示し、国民から選ばれる政党になれるか、もう後がないという覚悟で臨まねばなるまい」

こう合流新党にエールを送るのは、9月11日付の朝日新聞の社説だ。続けて朝日社説は書く。

「期せずして、7年8カ月に及んだ安倍政権の終わりと重なった。『弱い野党』の存在が、国会の行政監視機能の低下を招き、長期政権のおごりや緩みを許した側面は否定できない。次の首相が誰になるにせよ、政治に緊張感を取り戻すうえで、野党第1党の役割は大きい」

安倍政権をとことん批判してきた朝日社説だけに、「野党第1党の役割は大きい」と前向きに捉える気持ちは分かる。問題は合流新党の立憲民主党が朝日社説に応えるだけの能力があるかどうかである。

枝野氏は私たち国民の気持ちを理解できていない

朝日社説はさらに書く。

「新党といっても、党名も代表もかわらない。旧民進党勢力が近づく解散総選挙を意識して、『元のさや』に収まっただけとの冷めた見方もある」

「これに対し、枝野氏は選挙期間中、党の綱領を見比べて欲しいと反論した。合流新党の綱領には『過度な自己責任論に陥らず、公正な配分により格差を解消』するとある。民主・民進両党の時代にあった新自由主義的な傾向からは明確に決別したというわけだ」

新党の中身が「変わらない」という批判に応えるには、党綱領の刷新よりも衆院解散総選挙で勝利を収めることだ。「新自由主義からの決別」と言っても選挙民には理解し難い。枝野氏は私たち国民の気持ちを理解できていないようだ。

朝日社説は「国民の高い支持で政権交代を実現しながら、3年3カ月で幕を閉じた民主党政権の混迷は、まだ記憶に新しい。枝野氏は官房長官や経産相などとして、その政権の中枢にいた」と指摘し、「挫折の教訓を生かし、国民から政権を託すに足ると認めてもらえるか、その責任は極めて重い」と訴える。

一見、枝野氏を批判しているようで実は違う。彼の責任の重さを浮き彫りにして声援を送っているのである。朝日社説らしい書きぶりだが、社説はもう少しストレートに書いたほうがいい。

衆院選対策という「選挙互助会」のイメージが付きまとう

「新党代表選の告示 選挙互助会で終わるのか」との見出しを掲げ、野党を皮肉るのは、9月8日付の産経新聞の社説だ。

新党の立憲民主党が生まれる前から産経社説は「安倍晋三首相の後継首相に対峙する野党第一党の代表選びだが、自民党総裁選の陰に隠れがちで、注目を集めているとは言いがたい」と酷評している。

さらに「合流新党には衆院選対策という『選挙互助会』のイメージが付きまとう。与党に代わり政権を担う勢力に成長するという期待が、有権者の中で広がっていない」とも指摘する。

選挙互助会という要素は、党利党略で総裁を決めた自民党にも間違いなくある。しかし新党が同じ要素をもつようでは、自民党との違いが打ち出せない。「選挙互助会ではない」というイメージを、なぜ打ち出せないのか。それは政策的な理念が希薄で、非現実的だからだろう。

鳩山氏の「最低でも県外」を党内でどう議論しているのか

産経社説はこう書いている。

「たとえば両氏(編註:代表選に臨んだ枝野幸男氏と泉健太氏)は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設工事を止めるよう訴えている」。

「だが、移設は普天間飛行場周辺で暮らす市民を事故発生の危険から守り、中国や北朝鮮の脅威から沖縄を含む日本を守るための日米合意である」

「立民と国民は民主党をルーツに持つ。民主党の鳩山由紀夫首相(当時)は『最低でも県外』と唱え、普天間移設を混乱させて米国の信頼を失うなど同盟関係に大きなヒビを入れてしまった。合流新党はそれを反省せず、民主党政権の二の舞いを演じたいのか」

「枝野氏は民主党政権の失敗を念頭に『困難と挫折によって学んだ教訓を生かし、先頭に立つ決意だ』と述べたが、普天間問題の教訓をくまぬようでは安定した外交安全保障政策を展開できまい」

沙鴎一歩はこの部分の産経社説に賛成する。鳩山氏が普天間の移設問題を混乱させ、国益を損なったことは間違いない。沖縄県民だけの問題ではなく、日本全体の安全保障の問題として考える必要がある。新しい立憲民主党に所属する議員は、安全保障の在り方そのものを議論し、見識をあらためたことを示せなければ、国民の信頼を取り戻せない。果たしてそのことを、どれだけ理解しているのだろうか>(以上「PRESIDENT」より引用)


財界・グローバリストの代表誌であるPREWSIDENTが立民党を取り上げた。さぞかし扱き下ろしているのだろう、と期待して読んだが、果たしてその通りだった。

新・立民党の現状は心許ない、という章で出来上がったばかりの立民党は「心許ない」と根拠もなく蔑んでいる。心許ないのは「居抜き内閣」の菅内閣の方ではないか。彼は「徹底して改革」と称して、いよいよ国際金融家デービット・アトキンソン氏の御指南で地銀統廃合と中小企業基本法の改定による「中小企業潰し」を行なおうとしている。

「東日本大震災の対応で失敗を重ねた旧民主党」の章で、過去の民主党を繰り返し叩いているが、今回の武漢肺炎対策で初動から今日に到るまでの安倍自公政権の対応は「失敗の連続」ではなかったといえるのか。4-6月期の-28%台の大幅なGDPの落ち込みに直面して、PRESIGENT編集部は思考停止に陥っているのではないか。

少なくとも、リーマンショック後の民主党政権時のGDPの伸びは1%以上と、安倍自公政権の七年に亘る(武漢肺炎による落ち込み以前で)期間の平均値で0.9%とという酷い有様ではなかった。それは二度の消費増税という全く国民経済を無視した増税によるところが大きい。

そして次章の「鳩山氏の謝罪は全く効果がなかった」は安倍氏の「最終合意」は全く効果がなかった、という文言でお返ししよう。鳩山氏も「村山談話、河野会見」の過去に学ばなかったが、安倍氏は同様かそれ以下の「最終合意」と文言まで付けてしまった。

国家観の過去に対して「遺憾の意」の表明はあっても、謝罪など決してしてはならない、というのは国際的な常識だ。現に国際法で禁じられているジェノサイドを仕出かした東京大空襲や二度にわたる非人道的な原爆投下に対して、ノーベル平和賞を受賞したオバマ大統領ですら、被爆地広島を訪れて「謝罪」の文言は一言一句たりともなかった。

鳩山氏の「謝罪」が世紀の茶番だったことは認めるが、その上で「最終合意」を交わした安倍氏は愚者そのものではないか。

枝野氏は国民の気持ちを理解しているのか、という章に対しても異論がある。「「新自由主義からの決別」と言っても選挙民には理解し難い。枝野氏は私たち国民の気持ちを理解できていないようだ」という文脈からは国民に分かり難い文言を用いているから国民の気持ちを理解できない、と見ている、というから驚く。

「新自由主義からの決別」とは財界に都合の良い「グローバル化からの決別」という意味だ。つまり自公政権が推進してきた「構造改革との決別」だ。派遣業法を破壊してタコ部屋を合法化し、労働者を「工数」化して労働者が背負っている家庭や子育てを企業が雇用者として受け止めるのを放棄しても良い、というお墨付きを渡したのが派遣業法の破壊だ。それにより少子化が加速され、国民は貧困化した。

新・立民党は選挙互助会だ、という批判は自民党にも丸々当て嵌まるのではないか。自民党こそ右から左まで幅広い議員の集まりだ。まだ菅内閣の新閣僚たちはバカの一つ覚えのように「改革を推進する」と異口同音に唱えている。規制改革の行き着く先は日本が丸ごとハゲ鷹たちの餌食になるだけだ、という認識すら持たないバカたちが日本を破壊し細分化し無力化していく。

鳩山氏が唱えた「最低でも県外」は今も正しい。沖縄に過度な負担を強いることは出来ないし、普天間基地の「移転先」が決まらないから町中に居座り続けても良い、ということにはならない。一刻も早く普天間基地を国有地・馬毛島へ移すべきだ。

民主党の面々が日本の安全保障に関してどれほど理解しているのか、とのご指摘は自公国会議員の面々にもお返ししよう。自民党の面々は総裁選出で多数派工作に勤しんでいたが、その間も中共政府の要人は世界中を駆け巡って対米対決の多数派工作を展開していた。

中共政府の近隣諸国との軋轢は抜き差しならないものになっているし、南シナ海や台湾近海で米中ともに実弾発射の軍事演習を繰り返している。まさに一触即発の状態にあることがお解りなのだろうか。

お遊びのような安倍居抜き内閣に明日の日本を託すことは出来ない。今こそ保守でもなく革新でもない、「国民の生活が第一」の政治で臨まなければならない。PRESIDENT誌は小沢氏を「妖怪のような」と評しているが、まさに妖怪でなければ勤まらない。

PRESIDENT誌にとっては、財界にとっては反・グローバル化の政策がてんこ盛りだった2009民主党マニフェストを作成した小沢・民主党政権が出現するのは何としてでも阻止したかっただろう。だから「政治とカネ」プロパガンダによる小沢叩きに日本の全マスメディアが参加し、執拗に小沢氏を叩いた。しかし、それでも小沢氏は政治家生命を保ち続けて野党の中核となって甦った。自公政権に替わり得る政権は小沢政権だ。まだまだ枝野氏のような小僧っ子の出番ではない。

小沢氏に最後の一働きをして頂いて、自公政権が破壊した日本の各種制度を復活させてもらわなければならない。そして力強い経済の復活を果たすべく、消費税廃止や財政出動を大胆に行い、生産性向上を希求する政策を展開して日本を国民の手に取り戻さなければならない。

小沢氏に提言する。「所得三倍増」を掲げることだ。経済成長を世界平均に引き上げれば、失われ三十年で日本の勤労者所得は三倍になっていたはずだ。だから普通に経済成長を目指す政策を展開すれば国民の平均所得は三倍になる。少子化や格差拡大や貧困化は経済成長によってすべて解決する。もちろん、財政再建も経済成長なくして決して解決できない。



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/798.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 菅義偉内閣は、菅義偉首相の地縁、血縁ではないけれど、「様々な縁者」で組織した内閣であり、衆院解散・総選挙は、「勝てるかもしれないとはいえ、コロナ禍があるから出来ない」(板垣 英憲)
https://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/fd78d14cf4dba9bfada04a63cca5ad56
2020年09月17日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆〔特別情報1〕
 自民党の菅義偉総裁(71)は9月、日午後、衆参両院本会議での首班指名選挙で第99代首相に選出され、皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て自民、公明両党連立による菅内閣が発足した。秋田県から初めて、法政大学第一部政治学科からも初めての首相である。午後9時から30分間、首相官邸で首相として初となる記者会見を行い、このなかで、河野太郎行革担当相に、国民が縦割り行政について情報提供できる「縦割り110番」の指示をしたと述べた。首相は「縦割り、既得権益、前例主義、こうした問題のあることについては、すべて河野大臣のところで対応する。私は規制改革をこの政権のど真ん中に置いている。これは大臣と首相でしっかりやっていきたい」と決意を述べて、改革への意欲を示した。また、安倍晋三首相が、厳しい国民批判を浴びた「桜を見る会」については「来年以降中止したい」と述べた。現在いろいろと取りざたされている衆院解散・総選挙について「勝てるかもしれないけれども、コロナ禍があるから出来ない。コロナの対策をしっかりやってからしか出来ないだろう」と慎重姿勢を示した。

 なお、この内閣の閣僚20人のうち、(1)岸信夫防衛相は、安倍晋三前首相の弟、(2)平沢勝栄復興相は、安倍晋三前首相が少年時代だったころの家庭教師(成績が悪いと定規で頭を叩く)、(3)加藤勝信官房長官は、安倍家の家族会議のメンバーとして信頼されていて、将来の首相として期待されている。

 次に、衆院神奈川選挙区、自民党神奈川県連の同士―(1)菅義偉首相(神奈川2区)、(2)河野太郎行革担当相(神奈川15区)、(3)小泉進次郎環境相(神奈川11区)、(4)小此木八郎国家公安委員長(神奈川県地縁)

 ちなみに、小此木八郎国家公安委員長の父・小此木彦三郎元建設相は、菅義偉首相が秘書として仕えた初めての政治家だった。小此木彦三郎元建設相亡き後、梶山静六元自治相の秘書として仕え、その子息が、梶山弘志経済産業相である。

 要するに、政治力の源泉となる地縁、血縁ではないけれど、「縁者」で組織した内閣である。二階派「志帥会」の幹部は、菅義偉内閣の特徴を以下のように解説している。



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/799.html

記事 [政治・選挙・NHK275] バイバイ、安倍首相!史上最悪の政権+首班指名、野党全員で枝野に投票+河野太郎は危うい目玉(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/29182476/
2020年 09月 17日 

 まず、9月16日、安倍晋三氏が首相官邸を去った.(・・)

 安倍内閣は16日午前、臨時閣議で総辞職をした。安倍首相の在職日数は第1次内閣から通算で3188日、2次内閣以降の連続で2822日に上り、歴代最長を記録した。

 その後、官邸エントランスで記者団の取材に応じ、『「政権奪還以来、経済再生、そして国益を守るための外交に一日、一日、全力を尽くした。様々な課題に国民とともにチャレンジすることができたことは、私の誇りとするところだ。心から感謝したい」と語った。

 体調については「薬の効果もあり順調に回復をしてきている。一議員として菅政権を支えていきたい」と語った。(朝日新聞20年9月16日)』

 また、官邸のツイッターにあいさつの動画を投稿。「残念ながら残された課題もある。同時に国論を二分するような困難な課題に挑戦し、達成できたこと、実現できたことがある」「全てはどんなに苦しい時も、変わることなく至らない私を応援して下さったみなさまのおかげ」と語り、次の内閣への協力を呼びかけた。(朝日等より)

* * * * *

 mewはこのブログで、安倍第一次政権の時も、そして第二次政権が始まってからもず〜っと大天敵の安倍首相と対峙して来たのであるが・・・。

 そうか〜。のべ3188日にもなるのか〜。いや〜、マジ、長かった〜〜〜。(~_~;)

 とりあえず、おつかれさま、と言っておこう。m(__)m

 正直なところ、首相として復活して欲しくなかったし。こんなに長く続けて欲しくもなかったのだけど。

 でも、一度、自ら、首相を辞めたにもかかわらず、5年後に(臆面もなく)また総理総裁の座に復帰しようとしたその執念は、スゴイものがあると思う。<自分の反省点、問題点をノートに書いて、自問自答していたというのも、ある意味ではエライ。>

 そして、復帰後、本当なら何回か内閣が吹っ飛んでもおかしくないような問題が次々と起きたにもかかわらず、(さらに臆面もなく)7年8ヶ月にわたって、首相の座に居座り続けた執念も、敵ながらあっぱれだと思う。(++)

 mewとにとって、集団的自衛権の行使容認の解釈改憲を行なわれたのは、痛恨の極みであって。今でも敗北感でいっぱいなのだけど・・・。(ノ_-。)

 安倍首相は、一次政権の時からずっと、祖父の岸信介元首相から継承した使命だと思って取り組んで来た憲法改正を、全く実現できずに終わらせられたことは、本当によかったと思うし。国民として誇りに思っていいと考える。(^ー^) 

 ただ、安倍官邸が、官僚やメディアをコントロールし、自民党さえも支配し、国民の声はきかず、非民主主義的な独裁支配を行なっていたことには、大きな問題がある。(-"-)

<あと、またいずれ書くけど、モリカケ桜などなどの問題もリセットさせないぞ。国民も絶対に忘れないでね。(@@)>
 
 まさに史上最長・最悪の安倍政権だったのだが。今回で、あの人のことを「安倍首相」と呼ぶのも最後になるわけで。mewは、大きな声で叫びたい。
 バイバイ、安倍首相!(・・)/〜〜〜 odaijini ne

 さて、昨日は、菅義偉氏が、衆参両院で首班指名を受けた後、天皇から任命を受け、第99代内閣総理大臣になった。(・・)<というわけで、ここから菅首相と呼ぶことになる。>

『衆院の首相指名選挙は、投票総数462で、自民党の菅義偉氏314、立憲民主党の枝野幸男氏134、日本維新の会の片山虎之助氏11、無所属の中山成彬氏2、小泉氏1。参院は投票総数240で、菅氏142、枝野氏78、片山氏16、国民民主党の伊藤孝恵氏1、白票3だった。(スポニチ20年9月16日)』

<小泉進次郎氏に投票したのは、N国党の丸山穂高氏。若い議員の活躍に期待したとのこと。伊藤孝恵氏に投票したのは、無所属の寺田静氏だった。伊藤氏が、育児や障害児に関する課題に取り組んでいることに共感。「日本でも、40代の女性議員が総理に」という思いもあったようだ。>

* * * * *

 ちょっと驚いたのは、枝野幸男氏に、立民党だけでなく、国民党、社民党、共産党、れいわ、無所属など、維新(片山代表に投票)を除くほぼ全ての野党議員が投票をしたことだ。(・o・)

 共産党が22年ぶりに他党の議員に投票してくれたのも、異例なことだと思うし。参院では立民と会派を組まないと言っていた国民党の議員も、疎遠に見えたれいわの議員も、枝野氏の名を書いてくれたことには感慨深いものがあった。

 自公政権、そして国民全体に、国会や選挙で、野党が共闘して行こうとする姿勢を示すことができたようにも思う。"^_^" <メディアも、この辺り、ちゃんと伝えてね。>

『共産党が立憲・枝野氏を首相指名 他党投票は22年ぶり

 16日に衆参で行われた首相指名選挙では、共産党が立憲民主党の枝野幸男代表に投じた。決選投票以外で他党の議員に投票したのは、1998年に旧民主党の菅直人代表(当時)に投じて以来という。

 枝野氏は首相指名選挙に先立って共産の志位和夫委員長と会談し、「若輩の私に投票していただけると大変光栄です」と投票を要請。志位氏が同日午前の党議員団総会で「野党連合政権をともに作っていく」と枝野氏への投票を決めた。

 立憲は共産との政権運営には慎重だが、選挙協力は進めていく考えだ。

 立憲に合流しなかった国民民主党やれいわ新選組も枝野氏に投票。次の総選挙での野党共闘に向けた足がかりとなる可能性もある。(朝日新聞20年9月16日)』

* * * * * 

『首相指名選挙では共産も枝野氏に投票した。他党代表への投票は22年ぶりで、次期衆院選に向けた連携への意気込みをうかがわせた。両党幹部は、投票に先立ち国会前で開かれた労組や平和団体の集会にもそろって参加。旧国民の立民・泉健太政調会長は「安倍政権はどれだけ憲法改正に無駄な時間を費やしたか」と批判し、連帯を訴えた。

 一方、分かりにくい対応となったのが国民だ。理念の不一致で立民との合流を拒んだはずが、衆参15議員全員が枝野氏に投票し、衆院では統一会派も維持した。玉木雄一郎代表は記者団に「衆院選に向け、野党の一員として自公政権に向き合っていくことが重要だ」と語り、選挙対応を優先した事情を明かした。(産経新聞20年9月16日)』

 それぞれの政党に主義主張はあると思うが。何よりも国民のために、自公政権と対峙する際には、できるだけ協力して欲しいと願っているmewなのである。(@_@。

 ところで、菅首相は、外相、防衛相も経験し、今回は官房長官の候補にもなっていた河野太郎氏を、何と行政改革・規制改革担当大臣(沖縄・北方担当大臣も兼任)に起用した。(・o・)

 河野氏は、防衛大臣を続投するとの見方もあったのだが。英語が堪能なことから、米国防省の高官などと通訳なしに直接、話をするため、慎重さに欠け(調子に乗って?)、余計なことを言い過ぎるきらいがある様子。あくまで伝聞情報だが、防衛省の役人は、ヒヤヒヤする場面もあったようだ。(~_~;)

 また、河野氏は中国に対して厳しい発言をしていたことや、ツイッターで時に面白い発信を行なっていることから、いわゆるネトウヨ系も含め、若い人たちから人気が高い。<ネットの「次の首相は?」のアンケートでは、6割以上の票をとって、ダントツ1位になっていた。>

 もしかしたら、菅首相&周辺は、その辺りを警戒した可能性もあるかな〜と思ったりもする。^^;

 菅首相はもともと同じ神奈川県の選挙区で同期当選の河野太郎氏とは、親しい間柄であるとのこと。党内で一緒に行政改革などの政策づくりに取り組んでいたこともあり、今回は河野氏にその役割を期待したという。

『■「目玉だから、しっかりやれ!」

 一方、行政改革・規制改革担当相に起用する河野太郎防衛相は、役所の縦割り打破などを掲げる菅氏の切り札だ。菅氏は15日夜、周囲に「河野には、俺がやりたいことをやってもらおうと思う」と語った。

 菅氏は官房長官として、訪日外国人客(インバウンド)の拡大や利水ダムの事前放流など複数の省庁にまたがる課題に積極的に取り組んだ。その役割を河野氏に託したといえる。

 河野氏は6月、防衛相として地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備を断念した際、関係者に十分な根回しをせず反発を受けた。それでも菅氏は、軋轢を生んでも政策を実現する行動力を買った。

 「目玉だから、しっかりやれ!」

 菅氏は15日、河野氏をこう激励したという。周囲には「俺はつくるほうだから、壊すのは河野にやってもらう」と打ち明けた。

 菅氏は15日の党臨時総務会で、新内閣について「役所の縦割り、既得権益、あしき前例主義を打破して規制改革を進め、国民のために働く内閣をつくっていきたい」と語った。盾と矛を兼ね備えた新内閣の評価はこれから問われる。(朝日新聞20年9月16日)』

 何と河野氏は、国会の閣僚席では、ナンバー2の席に座ることも決まったという。

『16日の菅内閣発足を受け、衆参両院本会議場の閣僚席(ひな壇)の席次が決まった。
 議員席から見て中央にある演壇左側に菅義偉首相が座り、ナンバー2とされる演壇右側には河野太郎行政改革担当相が座ることになった。

 首相の左隣には麻生太郎副総理兼財務相、次いで茂木敏充外相、加藤勝信官房長官が順に並ぶ。

 首相官邸の閣僚応接室の席次は、首相から見て左側に麻生氏、右隣に茂木氏が座る。(時事通信20年9月16日)』

 ただ、河野氏は、チョット調子に&図に乗りやすい感じがあるので、菅内閣の目玉にもなり得るけど、同時に、足を引っ張るおそれもあるのではないかと懸念(期待?)する部分があるmewなのだった。(@_@。

 THANKS 
 


http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/800.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 加藤氏、官房長官は望外なチャンス/政界地獄耳(日刊スポーツ)
加藤氏、官房長官は望外なチャンス/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202009160000129.html
2020年9月16日8時44分 日刊スポーツ


★官房長官からスライドして首相に就任するのは不思議な感じがする。黒子から表舞台に出るのは、黒子時代の仕事を成果として言うべきでないものまで、関与したという理屈になっているが、官房長官に手柄などない。すべては首相のために働くのが仕事だからだ。似た仕事に外相がある。外相独自の外交などない。外相は官邸の外交部門なのだ。外務省の官僚はそうではないが外相は首相の外交がスムーズに行われるための露払いこそが仕事だ。

★12日の日本記者クラブ主催の総裁選討論会で自民党新総裁・菅義偉は外交経験が乏しいのではないかとの指摘に「事前に相談を受け、国として判断することには全て関わっている」と強く反発した。官房長官は戦前の内閣書記官長が前身で官職だ。今の役割で言えば官房副長官だが、テレビ時代になり参謀役と共にスポークスマンの役割が大きい。それはすべてに関わったとはいえず、同席したとしても意見を述べたとしても、決済や判断は首相の仕事だ。

★野党・立憲民主党の人事は幹事長に参院議員の福山哲郎を据えた。常在戦場で1年以内に任期が来る衆院の緊張感はすさまじい。1つの発言、1つの失言でも解散総選挙につながりかねない政治的駆け引きを6年間選挙の洗礼を受けない参院議員に理解できるのかと党内衆院議員は感じるはずだ。党代表・枝野幸男に側近は彼しかいないのだろうか。一方、菅は新官房長官に厚労相・加藤勝信を起用する。官房副長官としては最高の官僚出身の政治家だが、菅は加藤に菅長官を求めたのか。加藤にとっては望外なチャンスかもしれないが、閣僚としては2度の厚労相はいずれも失敗といえ、「そつないが度胸とアイデアにかける」人材の登用は成功するか否か賭けだろう。与野党で図らずも側近人事が決まったが、今後の政局を左右する人事といえる。(K)※敬称略




http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/801.html

記事 [政治・選挙・NHK275] <組閣名簿に新味なし、目玉なし>ロクなもんじゃない 暗愚の首相と黒幕居残り内閣の今後(日刊ゲンダイ)

※2020年9月16日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※2020年9月16日 日刊ゲンダイ2面


https://twitter.com/Trapelus/status/1306122515673096194






※文字起こし

「論功行賞だとは、つゆほども思っていない。偏見だ」――15日午後、自民党新4役の共同会見で、不機嫌そうにこう言い放ったのは二階幹事長だ。これほど国民の意識とかけ離れた発言も珍しい。

 16日誕生する菅新首相は、党4役に国対委員長を加えた枢要5ポストを、総裁選で支持を受けた細田、麻生、竹下、二階、石原の5派にキレイに割り振った。

 その上、野上浩太郎・前官房副長官(細田派)、平沢勝栄・広報本部長(二階派)、坂本哲志・元総務副大臣(石原派)ら派閥推薦の入閣待望組を初入閣させ、きっちり各派の恩義に報いる。

 これだけ絵に描いたような論功行賞の派閥均衡人事を見せつけておいて、偏見もクソもないものだ。

 つくづく、二階の鉄面皮にギョッとする。

 新政権の組閣名簿も新味なし。女性議員の積極登用や若手議員の抜擢など目玉もなし。実に8年近くも同じポストに居座る麻生副総理兼財務相を筆頭に再任、再登板のオンパレード。代わり映えがしない面々には何ひとつ期待が持てない。

 初入閣組もサプライズ感ゼロ。逆に驚いたのは万博担当相(井上信治・元環境副大臣)の新設だ。

 万博担当相は補完勢力の維新対策だろうが、そもそも必要なポストなのか。

 いくら安倍政権の継承を訴えているとはいえ、安倍前首相の実弟である岸信夫・元外務副大臣を初入閣させたのには呆れた。安倍の意向に忖度し、党内事情だけに気を配る。典型的な内向き人事は政権発足直後から国民の失望を招くだけだ。

はやくもおごり高ぶる偽りの庶民派宰相

 総裁選中に菅は、人事について「派閥からの要望は受け付けない。聞かない。事前に打ち合わせなどはしない」と豪語していた。その舌の根も乾かぬうちに、見事なまでに派閥の論理に従った人事。党内に66人いる無派閥議員にほぼ声をかけず、持論の「脱派閥」はしょせん、口先だけ。

 いきなり自分の発言がわが身に返るブーメラン現象は、ロクなもんじゃない口先首相の本質をよく表している。

 せっかく、大マスコミが「党内初の『無派閥・非世襲』総裁」と持ち上げ、「庶民の暮らしが分かる人」といった地方の声まで紹介。“ご祝儀”記事で「たたき上げ宰相」への期待を膨らませているのに、早々に人事で裏切るとはマヌケな話だ。法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言う。

「『安倍継承』の公言通り、安倍亜流内閣を地で行く人事です。菅首相は自身が総理になることについて、ずっと『全く考えたことはない』と答えていました。総裁選を見る限り、この発言はホンネでしょう。総理として成し遂げたい理念や国家ビジョンなど何ひとつ語れません。だから総理になっても派閥の力学に頼るしかない。この組閣を見れば早くも菅首相の限界は分かる。それを承知で平気で担ぐ、自民党は恐ろしい。安倍前首相が病気を理由に辞意を表明した途端、内閣支持率が『ご苦労さま』とばかりに跳ね上がったことにタカをくくり、こんな人事でも国民は納得すると思い上がっているのだと思う。とことん、国民を愚弄しています」

 菅は秋田県出身者として初の総理となる。東北地方出身者でも鈴木善幸氏以来、戦後2人目だ。鈴木氏は「暗愚の宰相」と言われたが、そんな不名誉なアダ名まで、みちのくの大先輩から菅は引き継ぐのか。東北生まれの人々に恥をかかせないで欲しい。

隠し切れない「たたき上げ」のうぬぼれ

 菅は「(政策に)反対するのであれば異動してもらう」と官僚を盛んに恫喝。官邸が中央省庁の幹部人事を掌握し、官僚の“忖度文化”の元凶とされる内閣人事局についても、「見直すべき点はない」と明言した。霞が関を牽制し、しきりに「改革」を標榜している。15日も自民党本部で開いた臨時総務会で、こう息巻いていた。

「役所の縦割り、既得権益、あしき前例主義を打破する。規制改革を進めて国民のために働く内閣を作っていきたい」

「あしき前例主義」そのものの人事を実行しておきながら、よくぞ言えたものだ。特に菅政権誕生の黒幕として幹事長にとどまらせた二階は“運輸族のドン”として利権にまみれ、数々の疑惑が指摘されてきた「既得権益」の権化だ。

 同じく黒幕として居残った麻生だって、この8年近くに発した暴言を数え上げればキリがない。「もう、顔を見るのもウンザリ」と思っている人だって多い中、総裁選出後の会見で「極めて政権運営で重要な人」とヨイショした菅は、とても「国民のために働く内閣」をつくるとは思えない。どう考えたって「自民党のためだけに働く内閣」の間違いだろう。とことん口先だけで、中身スカスカの新首相である。

「内閣のスポークスマン役の官房長官に加藤氏を就ける人事にも、驚きました。彼はコロナ禍の厚労相として、その発言によって国民を散々混乱させてきた人物ですよ。相談・受診の目安だった『37・5度以上の発熱が4日以上続く』について、『基準として受け取られたのは国民の誤解』と国会で言い放ったのは忘れません。大臣としての資質が疑われるような政治家を平気で国民に情報を発信する重職に横滑りさせるのは、やはり国民をナメている証拠です」(五十嵐仁氏=前出)

破滅に導く「自分さえ良ければ」主義

 菅が掲げる「改革」だって怪しいものだ。金看板に位置付けた「デジタル化推進」の中心となる「マイナンバーカードの普及」や、秋田育ちの苦労人として期待の高まる「地方創生」など、どれもこれも動き出しているものばかり。つまり「菅カラー」は皆無だ。

 むしろ、マイナンバーカードの普及に伴う「キャッシュレス決済の推進」に加え、「携帯電話料金の引き下げ」などは、クレジットカード会社や携帯の新規参入会社に新たな利益をもたらす側面もある。

「菅首相の言う『改革』とは、新たな利権にあずかろうとする人々に向けた『改革』であり、『自分さえ良ければいい』という競争至上の新自由主義を強めるための『改革』としか思えません」

 そう語るのは政治評論家の森田実氏だ。こう続けた。

「菅首相自身、“自分さえ総理になれればいい”の国民無視の発想で、かつての自民党と違って形骸化した派閥政治の利益追求に支えられています。この『自分さえ良ければ』の発想からの転換が今の政治に求められているのに、自民党は反省の色なし。歪んだ『改革』だけを唱える政治姿勢を根本から見直すべきです」

「自助」を強調する菅には「自分はたたき上げで努力して、総理の座まで上り詰めた」との自負心がつきまとう。そのうぬぼれは「社会的弱者は『公助』に甘えている」という切り捨ての発想に昇華しやすいだけに、危ういのだ。前出の森田実氏はこう言った。

「コロナ禍に加え、立て続けに災害を招来させる異常気象や米中対立の混乱など、今、世界は人類規模の大きな危機に直面しています。オイルショック以来の『自分さえ良ければ』の競争至上主義の蔓延が、分断と不信の渦を生み、世界はガタガタです。日本にしても90年代以降、自助努力に任せた人減らしの『小さな政府』を目指した結果、保健所の数が4割以上も減ってしまった。競争至上主義が招いた社会の弱体化が、コロナ禍で可視化されても、菅政権はお構いなし。なおいっそう『自助』と『競争』を加速させようとしています。この発想のままでは、これから本番を迎えるコロナ不況の経済危機は乗り切れません」

 暗愚の首相と黒幕居残り内閣は、この国をむざむざと自滅の道へ導きかねないのだ。



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