★阿修羅♪ > アーカイブ > 2020年9月 > 16日08時15分 〜
 
 
2020年9月16日08時15分 〜
記事 [政治・選挙・NHK275] 「官邸のアイヒマン」ら警察官僚2人はそろって留任!
「官邸のアイヒマン」ら警察官僚2人はそろって留任!
https://kot8asb9070.at.webry.info/202009/article_142.html
2020年09月15日 半歩前へ


 菅義偉は16日の国会での首班指名を受けて正式に内閣総理大臣に就任する。官房副長官の杉田和博と「官邸のアイヒマン」と呼ばれた外交・安全保障政策を統括する国家安全保障局長の北村滋を留任させる。2人とも警察官僚で菅義偉の信頼が厚い。

 官房副長官の杉田和博はすべての官僚のトップに立つことになる。官僚たちは杉田には絶対逆らえない。官僚のソンタクが一層、激しくなろう。

 長官時代からの側近である国土交通省出身の首相補佐官、和泉洋人も留任させる意向だ。大胆にも和泉洋人は、厚労省大臣官房審議官の大坪寛子と公費を使って不倫関係を重ねた。京都のホテルではわざわざ値段の張る「コネクティングルーム」に泊まった。

 入り口は別々だが部屋の中は一つにつながっている。「セックス目的のラブホテルと勘違いしているのではないか」と話題になったが、本人たちは平気だった。和泉は菅の側近として知られている。官邸の番人、菅義偉は会見で聞かれると「問題ない」の一言。

 外務、財務、経産、警察、厚労、防衛となぜ、こんなに多くの官僚を首相秘書官に起用するのか?これだけ省庁えり抜きの人材をかき集めたら、担当大臣は不要ではないか?

 首相官邸にすべての権限を集中させ、省庁の動きを逐一報告させて権力基盤を一層強化さうるのか。以前にも増して官邸に情報と権限が集中するのではないか?

***********************

 時事通信によると、首相秘書官には官房長官秘書官を務める外務省出身の高羽陽、財務省出身の大沢元一、経済産業省出身の門松貴、警察庁出身の遠藤剛各氏を横滑りさせる。厚生労働、防衛両省からも起用する。




http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/765.html

記事 [政治・選挙・NHK275] スッカラカンの菅氏が圧勝 “世紀の茶番”総裁選を総括<下>総裁選圧力とは裏腹に短命説がささやかれるこれだけの根拠(日刊ゲンダイ)

※2020年9月14日 日刊ゲンダイ1面 クリック拡大



※2020年9月14日 日刊ゲンダイ3面


スッカラカンの菅氏が圧勝 “世紀の茶番”総裁選を総括<下>
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278680
2020/09/14 日刊ゲンダイ

※文字起こし

首相が「自助」を掲げ、国民に「絆」を強いる恐ろしさ

「次期総理が国民の面倒を見ないと宣言したに等しい」――そんな批判もどこ吹く風。菅は総裁選で「国の基本は自助、共助、公助、そして絆」と訴え続けた。これだけ「自助」を強調するとは、筋金入りの「自己責任」論者に違いない。

「自助、共助、公助はあくまで『下から』の言葉であり、公の人間が上から押しつけるべきではない。菅氏は政治理念を聞かれ、この言葉をパネルに掲げましたが、税金の節約以外に国家観も理念もないのでしょう。『そして絆』も上から強要すれば、封建時代の村八分や戦時中の隣組と同じになる。異端者排除に結びつきかねない恐ろしい発想です」(コラムニストの小田嶋隆氏)

 菅が入れ揚げる政策には競争原理任せの新自由主義がにじむ。ふるさと納税はいびつな返礼品競争を招き、携帯電話料金値下げや地銀の統合再編で事業者間の競争にハッパをかける。欠落しているのは弱者目線だ。

 ふるさと納税には特産品のない自治体もあれば、一律控除による金持ち優遇の弊害も放置。総裁選では「雪深い秋田の農家の長男」として「地方を大切にする気持ちが私には流れている」とアピールしたが、菅は都市部の横浜市選出だ。当選当初は「国税の大部分は地方の道路や施設の投資に使われる。大都市は都市問題を抱え、財政も火の車」と、自身のブログで地方優先政治の打破を掲げていた。

 そもそも、このコロナ禍で消費増税に言及すること自体、菅の冷酷さを物語る。前出の小田嶋隆氏はこう言った。

「菅氏の自助強調には『自分も叩き上げで競争に勝ち抜いてきた』との自負が透けて見えます。中小企業のワンマン社長ならともかく、とても総理の器ではない。古くさい封建的な父権主義に、新自由主義の非情と残虐性が内在する最悪の政治家としか思えません」

総裁選圧力とは裏腹に短命説がささやかれるこれだけの根拠

 党内5派閥の談合圧勝もツカの間、早くも菅政権には「短命説」がささやかれている。

 これだけ多くの派閥の支持を得れば党役員人事と組閣で「恩義」に報いようにも、必ず誰かは漏れる。60人近くいるとされる「入閣待機組」の面倒を見ないと、党内に不満と怨嗟が渦巻く。今から派閥間の主導権争いが過熱しており、無派閥で頼れる側近もいない菅の政権運営は発足直後からゴタゴタしかねない。

 しかも、菅政権は“負の遺産”ごと継承した安倍亜流内閣だ。総裁選中は新型コロナ対策でも新味ゼロ。国民総スカンのアベノマスク路線から抜け出せず、みるみるとメッキが剥がれていくのは当然の流れだ。高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)は言う。

「『米国に支持されない日本の政権は短命に終わる』というジンクスにも、さいなまれそうです。菅政権では安倍政権以上に中国一辺倒の二階幹事長の支配力が増す。中国との対立が一触即発の域に達するトランプ米政権にとって二階氏は好ましからざる人物。場合によっては二階氏を切らざるを得ない状況に陥りかねません。また、11月の大統領選で民主党のバイデン候補が勝利すれば親トランプ路線の見直しも迫られそうです。菅氏は機を見るに敏なだけ。総裁選ではロクに国家観もなく、不勉強なことも露呈しました。生き馬の目を抜く外交の困難さに直面すれば、ブザマに瓦解しても不思議ではない」

 コロナ不況もこれからが本番だ。内政も外交も経済も四苦八苦。本格政権を目指すどころか、派閥に担がれた新自由主義者が早期にブン投げ。そんな醜悪な結末を迎える可能性は十分にある。





http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/766.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 最長政権3188日で幕引き 安倍内閣が総辞職(東京新聞)

辞表取りまとめの閣議に臨む安倍首相(右から2人目)と菅官房長官(左から2人目)ら=16日午前9時2分 共同通信
https://this.kiji.is/678762987229627489?c=39546741839462401


最長政権3188日で幕引き 安倍内閣が総辞職
https://www.tokyo-np.co.jp/article/55838
2020年9月16日 09時41分 (共同通信) 東京新聞

 安倍内閣は16日午前、臨時閣議で総辞職した。安倍晋三首相の在職日数は第1次内閣から通算で3188日、2次内閣以降の連続で2822日に上った。平成から令和にかけ、通算と連続の両方で歴代最長を更新した安倍内閣は幕を引く。

 安倍首相は第1次内閣の2007年9月、持病の潰瘍性大腸炎が悪化して辞任。12年12月の衆院選を野党自民党の総裁として勝利し、首相に返り咲いた。これを含め衆参両院選で6連勝し、長期政権を維持。この間、経済政策「アベノミクス」で株価上昇など一定の成果を上げた。外交ではトランプ米大統領らと個人的な親交を結んだ。










http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/767.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 立憲民主党の党の「綱領」に とんでもない 記載が‥  党内も騒然  まともな政党ではないことが 明らかになった
  
  
  
■ 立憲民主党の「綱領」の中身にとんでもない記載が‥ 党内も騒然  まともな政党ではないことが 明らかになった
  
  
立憲民主党がとんでもない事態になっています。
党の綱領に、「基本理念を具現化する強い決意を持って民主党を結党します」と自分たちの党名を間違って記載しているのです。(下記)

『立憲民主党が15日の結党大会で配布した綱領に、「基本理念を具現化する強い決意を持って民主党を結党します」と、党名が間違って記載されていた。』
『出だしからの不手際に、会場からは失笑も漏れた。』
  
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020091501094&g=pol
  
  
上記の通り、党の内部からも笑われる始末。
  
  
  
■ 自分たちの党の綱領さえまともに書けない 立憲民主党 解党して出直すべき
  
  
自分たちの党の綱領さえまともに記載できず、配布してしまう立憲民主党。
党内からも笑われる始末。
党の綱領もまともに書けないこんな政党に、国政を任せられるわけがありません。
 
立憲民主党は再び解党して、1から出直すべきでしょう。  
   

http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/768.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 菅政権が短命であることを心から望む。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2020/09/blog-post_16.html
9月 16, 2020 日々雑感(My impressions daily)

<「脱派閥人事」を掲げた菅義偉・自民党新総裁(71)を支える党執行部が、派閥均衡型に納まった。総裁選で菅氏を支持した5派閥で主要ポストを分け合った。ただ、派閥内では想定と異なる人選に不満もくすぶり、調整過程で混乱もみられた。派閥領袖(りょうしゅう)や公明党からは、早くも政権運営への注文が飛ぶ。

 国会での首相指名選挙を翌日に控えた菅氏は15日朝、公務をこなしながら人事の構想や調整で詰めの作業を進めた。官房長官として最後の定例閣議に臨み、自民党本部であった党役員会などに出席する合間に、関係者と電話連絡を繰り返した。「国民のために働く内閣を作っていきたい」。党4役を正式に決めた総務会では、そう力を込めた。

 その後、新4役はそろって党本部で就任会見に臨んだ。4人に森山裕国会対策委員長(75・石原派)を加えた新執行部のメンバーは、いずれも総裁選で菅氏を支持した派閥の重鎮だ。

 「一丸となって党を盛り上げていく。小競り合いは絶対に生じてはならない」。二階俊博幹事長(81)がそう語ると、横に並んだ山口泰明・選挙対策委員長(71・竹下派)らは深くうなずいた。記者団から「論功行賞では」と指摘されると、二階氏は「つゆほども思っていない。党に対する偏見だ」と色をなして反論した>(以上「朝日新聞」より引用)


 菅内閣が誕生したところで、私は何も期待していない。所詮は「構造改革」路線のグローバル化を推進する、と菅氏が宣言しているからだ。それではデフレ化と貧困化から日本を取り戻すことは出来ない。

 安倍自公政権下で日本は民主党政権下よりもデフレ化し貧困化した。それは数字が如実に物語っている。嘘だと思うのなら政府統計を一覧されれば良い。だから安倍自公政権の後継、という時点で何も期待できないのだ。

 期待できる政権とは「構造改革」と決別し、反・グローバル化に舵を切り替える政権が誕生することだ。いわばトランプ大統領の日本版総理大臣が誕生することだ。

 外国の物真似では嫌だ、というのなら、池田隼人元総理大臣は所得倍増を掲げたが、所得三倍増を唱える総理大臣が誕生すれば、初めて日本も世界基準と照らして当たり前の国家になると考えられる。

 普通の国家はバブル崩壊以後の30年間で平均してGDPは3倍ほどになっている。中国は特別で15倍にもなっているが。日本も3倍になっていたとしたら、勤労者平均所得は1,200万円を超えている。すべての面で3倍になっているとしたら、財政緊縮論者たちが懸念を口にする国債残は実質的に1/3の400兆円程度の規模でしかないことになる。

 いかにデフレ経済暗黒の国家衰亡をもたらし、国民を総貧困化する恐ろしい経済かがお解りだろう。その反対に、インフレ経済(極端なハイパーインフレを除く)が明るさに満ちたものか。経済成長すれば経済は必ず適正インフレを伴うものだ。

 安倍自公政権下の金融政策で異次元金融緩和を行い、マネーサプライは380兆円まで増加した。しかし一向にハイパーインフレにはならなかったし、7年有余のGDPはたった0.9%のプラス(コロナ禍の落ち込み以前の段階で)と経済成長もしなかった。いかに安倍自公政権の経済政策が失敗だったか分かるだろう。

 しかし菅氏は安倍自公政権を引き継ぐという。バカバカしいらもほどがある。アホノミクスは大失敗だったと解ってないのが自公政権の末期的症状だ。いや、自公政権だけでもないだろう、新野党も反・グローバル化掲げもしなければ経済成長政策を断行するとも言明しない。日本の政界はアホ集団に成り果ててしまったのだろうか。

 なぜ小沢一郎氏が掲げた「国民の生活が第一」の政治を愚直に推進しようとしないのだろうか。TPPに反対し、農家に戸別補償制度を導入しようとした政策は決して間違っていない。食糧安全保障こそが国家経営にとって最優先事項だ。

 鼎の軽重すら理解していないファッション政治家がお飾りとして大臣に雁首を揃えても、日本をデフレ経済の泥沼から取り戻すことは出来ない。病理を正しく理解しなければ病気を治す処方箋は書けないからだ。何も期待できない菅政権が短命で終わることこそが日本を取り戻すきっかけになる。短命政権であることを心から望む。



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/769.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 菅義偉政権は、2021年9月までの暫定政権であり、安倍晋三政権に見習って長期安定政権を狙うには、近々に衆院解散のうえ、大勝利しなくてはならない(板垣 英憲)
https://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/999478ac5a3f583e032be0e65823245b
2020年09月16日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆〔特別情報1〕
 自民党の菅義偉総裁は15日の臨時総務会で、党運営の要である二階俊博幹事長の続投を含む党4役人事を決定。そのうえで新政権の骨格を固めた。9月16日召集の臨時国会で第99代首相に指名され、同日中に新内閣を発足させる。これまでに内定している閣僚人事は、以下の通りである。

 官房長官に加藤勝信厚生労働相(64)=竹下派=を起用する。
(安倍晋三首相の父・晋太郎元外相の側近として仕えた加藤六月元農水相の娘婿、安倍家の家族会議にも出席、安倍晋太郎の妻、洋子夫人から「ポスト安倍」を担う首相になるよう期待されてきた経緯があり、旧大蔵官僚出身で政策全般に詳しく、実務能力にも評がある)

 麻生太郎(79)―副総理兼財務相=麻生派
(「ポスト安倍」を窺う獅子身中の虫として安倍晋太郎の妻、洋子夫人から警戒されてきた)

 茂木敏充(64)―外相=竹下派
 梶山弘志(64)―経済産業相=無派閥、再任
 井上信治(50)―万博担当相
 萩生田光一(57)―文部科学相=細田派
 橋本聖子(55)―五輪担当相=細田派、再任
 小泉進次郎―環境相(39)=無派閥、再任
 平沢勝栄(75)―復興相=二階派
 坂本哲志(69)―1億総活躍相=石原派
 武田良太(52)―総務相=二階派
 野上浩太郎(53)―農林水産相=細田派
 上川陽子(67)―法相=岸田派
 平井卓也(62)―デジタル担当相=岸田派
 小此木八郎(55)―国家公安委員長=無派閥
 田村憲久(55)―厚労相=石破派
 河野太郎(57)―行政改革・規制改革担当相=麻生派.
 岸信夫(61)―防衛相=細田派
 赤羽一嘉(62)―国土交通相=公明党
 2021年9月までの暫定政権であり、長期政権を狙うには、近々に衆院解散のうえ、大勝利しなくてはならない。

 以下は、二階派「志帥会」幹部や政界に通じたプロの情勢分析である。



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/770.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 菅も論功行賞、派閥均衡の人事&さらに再任、再起用、横滑りばっか+立民党と国民党も結党大会(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/29181157/
2020年 09月 16日

【テニス、BNLイタリア国際(1000)・・・錦織圭が復帰後の初勝利を上げた。(^^)v めっちゃ嬉しい!

 35位まで落ちた錦織圭は、1回戦で44位のラモス=ヴィノラス(スペイン)と対戦。6−4、7−6(3)で昨年の全米以来、1年ちょっとぶりに勝利した。

 ローマのコートは、高地開催の前大会よりハネず、固めで打ちやすそうな感じ。まだタイミングや力の入れ具合が合わないショットや不要なミスも多くて(相変わらず1stサーブも確率が悪く)、2セットめも、終盤で5本マッチポイントを決められず、タイブレークまで持ち込まれたのだけど。でも、錦織らしいダウンザラインやドロップショット、背面ボレーなどのスーパーショットも随所に出て来て。今後に大きな期待が持てそうだ。"^_^"<でも、たぶん、次はバブとやるのよね〜。^^;>

 50位の西岡良仁は、39位のケツマノビッチと対戦し、6−4,6−1で快勝した。ケツマノビッチは前大会ゼネラリOP(250)、錦織に逆転勝ち。そのまま勢いに乗って、ツアー初優勝を果たしたのだけど。その分、昨日は疲れてたかも。西岡はソツなくいいプレーをしてたです。2人ともガンバ! o(^-^)o <尚、女子では土居が前大会でツアー再開後、初勝利をあげたのだけど、伊国際は1回戦で激戦の末、惜敗。残念>】

* * * * *

 菅新総裁は、14日に役員人事を終えたのだが。昨日の記事にも書いたように、主要な役員が、支持してくれた5派閥から1人ずつ選んでいて、見事な派閥均衡&論功行賞人事だったため、唖然とさせられることに。(・o・)

 昨日の二階幹事長の会見で、さすがにメディアもその点をツッコんだところ、二階氏が「論功行賞なんてありません!」と語気を荒げて、否定する場面があった。

『「自民党に対する偏見」二階幹事長、党役員人事は論功行賞との指摘を否定

 さきほど自民党の新役員による共同記者会見に出席した二階幹事長が、党の新たな役員人事の評価について「菅氏を支持した5派閥からバランスよく役員が登用されているが、派閥均衡、論功行賞型の人事と受け止められるのでは」との指摘を受け「マスコミは得てしてそんなことを言いたがるわけだが、我々は論功行賞なんてことは露ほども思っていない。我々は菅さんを一生懸命支持した。支持はしたが、論功行賞でもって仕事をもらうとか、役割を新総理からいただくとか、そんなことは全く期待していない。事実、そんなことは全くない」と述べたうえで「それはマスコミの皆さんがずっと頭の中に刷り込んでいる自民党に対する偏見だ。論功行賞なんてありません」と話し、論功行賞にあたるのでは、との指摘を真っ向から否定した。(ANNニュース・ABEMATIMES20年9月15日)』

<「おまえが幹事長続投をしていること自体が、まさに論功行賞人事だろ〜」って、TVに向かってツッコんだ人が、全国に結構いたことだろう。(・・)> 

* * * * * 

 15日には(まだ首相になっていないのに)次々と新閣僚の内定者が明らかになっていたのだけど。こちらも、見事なほど派閥均衡&論功行賞、身内で手堅くまとめた人選になっていて、逆にこんなのでいいの?」と驚いてしまったほどだった。(@@)

<菅氏との関係ではやりやすいかも知れないけど。何か再任、横滑りが多いし。実務型っぽい人もいるものの、一般国民から見ると、ぱっとしないかも。もしかして、すぐに解散総選挙する気がないのかな〜?・・・それともすぐに選挙して内閣改造するから、このメンバーなのかな?(・・)>

 今日、発足する予定の菅内閣の閣僚については、今回はざざっと全体的に気づいたことを書きたいと思うのだが。

 mew的には、まずは官房長官が萩生田光一氏でなくて、よかった〜って感じ。あと安倍晋三氏の実弟の岸信夫氏を防衛大臣で初入閣させるというのは、チョットあからさまかな〜と思った。

 菅氏は派閥の推薦を受けない方針を示していたのだけど、党内全7派に勢力に応じたポスト数を分配していて、派閥均衡人事になっている。<詳しくはまた後日。>

 また、ともかく今の安倍内閣からそのまんま再任、または横滑り、再登板する閣僚がかなり多いのだ。(@@)

 結局、麻生副総理&財務大臣(79)がそのまま再任。さらに『茂木敏充外相(64)、萩生田光一文部科学相(57)、梶山弘志経済産業相(64)、小泉進次郎環境相(39)、橋本聖子五輪相(55)、赤羽一嘉国土交通相(62)、西村康稔経済再生担当相(57)をそれぞれ再任する。西村氏は新型コロナ対策を引き続き担う』という。(産経9.15)

 注目の官房長官は、加藤勝信氏(64)が厚労相からの横滑りで起用されることに。(これは横斜め上がりかしらね。^^;)

 河野太郎氏(57)が防衛大臣から行政改革担当相に。武田良太氏(52)が国家公安委員長から総務相に横滑りする。

 過去に安倍内閣の閣僚を務めた人が同じポストに再登板するケースも目立つ。(・・)

『法相に上川陽子氏(67)、厚労相には田村憲久氏(55)、国家公安委員長に小此木八郎氏(55)を起用する。菅氏が「デジタル庁」の創設を掲げていることを踏まえ、デジタル担当相に平井卓也元IT担当相(62)を充てる。』(同上)

 まあ、それなりに実務能力や知識がある人もいるので、その点では「適材適所」と言えるかも知れないし。今、担当している職務をそのまま続けて欲しいと考えて、再任する人もいるのではないかと思うけど。

 でも、何か「あ〜、また、この人?」って感じがしちゃうし。一般国民の目から見たら、地味な感じの人が多いかも。^^;

* * * * *

 そして、論功行賞として、やっぱ総裁選で菅義偉氏の推薦人になった2人が、待望の初入閣を果たすことになった。^^;

 復興相の平沢勝栄前広報本部長(75)、1億総活躍担当相に坂本哲志元総務副大臣(69)ね。

<選対委員長に山口泰明組織運動本部長(71)も推薦人になっていたよね。>

 あと新設する2025年大阪・関西万博を担当する万博担当相に井上信治元内閣府副大臣(50)、農林水産相に野上浩太郎元官房副長官(53)が初入閣となる予定だ。

<何か前日に決まっていた党の役員が、あまりに高齢の人ばかりだったし。先に内定した閣僚も高齢の人が多かったので、平均年齢を下げるために、あとから50代の人を選ぶことにしたのかな〜とか思っちゃった。(~_~;)>

 党の役員もそうだったけど。閣僚も女性が2人しかいないし。これぞと思うような目玉人事もないし。それで、もしかして、菅氏はしばらく解散総選挙はせずに、このメンバーで政権運営をしてみたいのかな〜って思ったりもしたのだけど。どうなんでしょうね〜。(・・)

 ちなみに、昨日15日には、立憲民主党の結党大会も行なわれたのだ!(**)

<何か知らないうちに、国会議員数が衆院107人、参院43人で計150人になっていた。やっぱキリのいい数字でスタートできる方が気持ちいいね。>

 こちらも党人事は、そのまんまor相変わらずの顔ぶれになったのだけど。旧立民、国民、その他系をバランスよく起用した感じ。とりあえず、役員に女性を増やそうと努めたところがあるかも。

<個人的には、ずっと応援している&立民党結成の当初から枝野代表をサポートして来た長妻昭氏が蓮舫氏とチェンジする形で、代表代行から副代表に降格になったのは、納得が行かないんだけど。(-"-)>

 さほど注目度はないものの、世論調査では20〜30%の人が期待してくれているようなので。ここから一人一人が意欲的に仕事やアピールをして、まずは政党支持率を10〜20%に上げて欲しい!(・・)

『立憲民主党や国民民主党などが合流してつくる新党「立憲民主党」は15日、東京都内で結党大会を開いた。その場であいさつした枝野幸男代表は、冒頭で自民党に政権を奪還されてからの8年、また民進党が分裂してからの3年について「多くの国民にとって、政治の選択肢が見えない状態だった。お詫び申し上げたい」と陳謝。「しかし、今回は衆参で150人。衆院では政権交代の発射台と言われる100人を超えるメンバーが集まった。困難と挫折で学んできた教訓を生かして、必ずや国民、有権者と未来の世代に対する責任を果たしていこう」と訴えた。

 枝野代表は、「いまこそ、国民のみなさんに選択肢を示すとき」と強調。「過度に競争をあおる行き過ぎた自助と自己責任を求める新自由主義か、支え合いの社会なのか。公文書が改ざんされ真相が闇に葬られる国なのか、公文書が正しく管理公表され正義が貫かれる国なのか。国民一人一人を見ない政治か、現場の声と共に行動する政治なのか」と自民党政権との対立軸を示し、「私たちは国民のみなさんとともに行動する」と語気を強めた。

 また、16日に開かれる臨時国会と解散総選挙にも触れた。「明日、菅新政権が発足する。ようやく臨時国会が開かれる。しかし、首班指名だけの臨時国会だ。感染症対策、経済対策、災害対策をしっかり議論しようではないか。身勝手な解散総選挙で論戦から逃げようとするなら、それこそ国民不在の政治の証明と言わざるを得ない」と述べた。(THE PAGE20年9月15日)』
 
 党人事は、筆頭代表代行:平野博文氏、代表代行:蓮舫氏、江田憲司氏、幹事長:福山哲郎氏、政務調査会長:泉健太氏、国会対策委員長:安住淳氏。

 さらに、副代表に玄葉光一郎氏、長妻昭氏、原口一博氏、辻元清美氏、森裕子氏。(THE PAGEより)

 あと国民民主党も結党大会を行なっていた。
 
『新生「国民民主党」が15日、都内で設立大会を開催し、立憲民主党との合流新党に加わらなかった22人の国会議員のうち、15人(衆院議員7、参院議員8)が参加した。

 玉木雄一郎衆院議員(51)が引き続き、代表に選出され、代表代行に前原誠司元外相(58)、幹事長に榛葉賀津也元外務副大臣(53)などが執行部に就任した。玉木代表は「小粒でも、ぴりっと辛い政策集団になる。古い野党の古い政治を変えていこう」と少数野党としての存在感をアピールした。(日刊スポーツ20年9月15日)』

 世間はあまり関心がないかも知れないけど。野党の動き、特に立民党の動きを、しっかりとウォッチ&応援して行きたいと思っているmewなのである。(@_@。

 THANKS



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/771.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 第二次電通腐敗五輪内閣発足<本澤二郎の「日本の風景」(3846)<派閥論功行賞の安菅内閣、注目の法相に上川陽子>
第二次電通腐敗五輪内閣発足<本澤二郎の「日本の風景」(3846)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/26280015.html
2020年09月16日 jlj0011のblog


<派閥論功行賞の安菅内閣、注目の法相に上川陽子>

 犯罪まみれの首相退陣も、蓋を開けてみると、首相の黒子が首班になるという前代未聞の政権が、2020年9月16日に発足する。企画演出は電通である。新聞テレビの宣伝報道に対抗して、あえて第一次が安倍内閣、菅は第二次の電通腐敗五輪内閣と呼べるだろう。

 戦前の満州人脈の狐に取りつかれたような人選なのか。電通被害者の言論人にとって、やはり信用のおけない派閥論功財閥傀儡そのものである。過去に田中曽根内閣と評された政府が存在したが、今回は安菅内閣と呼べるだろう。

 注目の安倍犯罪もみ消し役に選ばれたのは、オウム関係者の大量死刑執行者の上川陽子。予想された稲田朋美ではなかった。

<李香蘭の人生を狂わせた特務機関・大魔神の電通の操り内閣>

 余談だが、最近YOUTUBEで李香蘭の生涯の記録放送を見た。日本人でありながら、中国人女優・李香蘭名で銀幕スターとなった彼女の戦後は、華やかさをまき散らしながらも、精神は苦悩で満たされていた。敗戦後の人生に、女らしい幸せの日々は訪れなかった。第三者には想像もできない苦しみを与え続けたのだが、その元凶は、傀儡政権の宣伝と宣撫工作のアヘン王里見特務機関・電通の陰謀に巻き込まれたものだった。

 彼女が、人々に災いをもたらす大魔神・電通の正体を知っていたのかどうか、放送では確認できなかった。

 第一、恩師の宇都宮徳馬でさえも、読売の右翼新聞化に驚愕しながらも、背後の電通について、一度も言及したことはなかった。言論弾圧機関としての電通について、平和軍縮派の戦闘的リベラリストも気づかなかったのかもしれない。

 コロナがなければ、筆者の今頃は、前例のない政権交代劇をただ仰天して眺めているだけだったろう。それに加えて、東京五輪を計画・実施の主役が電通であることさえも、理解できなかったろう。

<事情通の稲田朋美予想を裏切ったオウム死刑執行者の元法相起用>

 宏池会で、さしたる話題にもならなかった上川陽子である。女性としての人権意識は、決して高くはない。それでいて、なぜ菅というよりも、安倍が指名したものか。

 大方のところ、安倍とは思想信条がぴったりで、とことん安倍にひれ伏すはずと見られてきた稲田起用説である。なにか両者に感情的なトラブルでもあったのかどうか。周辺では「昭恵に聞かないと、はっきりしない」ともささやかれているという。

http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/752.html

 ただ、上川に一ついえることは、一般の女性にはない度胸があることと、それを安倍のために実行するという、これまた女性らしくない忠誠心であろう。これを安倍は評価している。

 事情通は「稲田だといかにも醜聞がちらついて、的を外す心配がある。そのための上川再登板であろう」「稲田だと露骨すぎてやめたのだ」などと分析している。

 確かに、オウムのサリン製造場所は、笹川陽平の広大な別荘と安倍の別荘に近かったらしい。一部では、石原慎太郎がそうだったように、何かとオウムとの関係もささやかれていた。それを一掃するためのオウム大量処刑だった、と見られたものだ。

 オウムを処理した上川法相を歓迎するような、どんちゃん騒ぎの映像がある。安倍の喜びようはなかった。上川の意外な一面を安倍は忘れなかったのか。ただし、オウムは犯罪者である。上川の新任務は、正義を排して犯罪者を死守する任務なわけだから、攻守所を変えることになる。

 上川が果たして悪魔になれるのか?

<論功行賞人事で変わり映えなし・官邸の金庫は安倍家のお庭番>

 論功行賞派閥人事の最たるものは、幹事長と財務相のお年寄りである。二階が菅を、麻生が安倍を支えた80代のじいさんが、いつまで続くものか。麻生は早期解散論者だ。

 二階の声を昨日聞いたが、なかなかとぼけ上手が板についている感じがするが、足腰が安定しているとはいいがたい。党内閣とも老人体制というのも始めてだ。

 官房長官・菅の後任は、安倍家のお庭番である加藤勝信。彼は竹下派に所属しているが、実際は安倍直近の人物。官邸の金庫を悪用して、菅の後釜狙いとみていい。「加藤が霞が関をにらむことになる」という。

 加藤の義母と安倍の母親の深い仲は、両者の夫の晋太郎と六月の仲を継承したものだ。官房機密費を使って、竹下派を分捕る野心もちらつかせている。安菅一体の象徴人事だろう。「晋太郎家と六月家は運命共同体関係。それが二代続いている。六月の女房と金丸信の女房の関係で竹下派。福田赳夫は六月を嫌っていた」との事情もある。

<お笑い外交の責任者が台湾派の安倍実弟・岸信夫>

 菅人事即安倍人事と言われる代表的事例が、外相が安倍の実弟となったが、これも満州人脈の糸を引いている。

 岸は、兄の安倍と共に、祖父の岸信介の信念に徹して台湾派を任じている。台湾の独立派総統の蔡英文を日本に呼んで、兄弟二人そろって蔡英文支援に汗をかいてきた。

<唯一の菅人事=恩師・小此木彦三郎の倅を国家公安委員長起用>

 清和会OBなどは「この党と内閣の人事は、ほとんどが安倍人事。菅はいうなれば両手両足をもぎ取られたダルマさん。唯一、国家公安委員長の小此木八郎が菅人事」と決めつけている。

 小此木彦三郎の秘書から横浜市議、そして政界入りした菅にとっての恩人の倅を入閣させたのだが。一説によると、彦三郎の強い地元を菅が分捕ったことから、小此木家との信頼関係が壊れてしまっている。

 恩人の地盤を横取りしたようなことから、菅の隠したい情報が週刊誌に流れている。「これ以上は困るということで、倅を入閣させたが、同じ閣僚でも格下の国家公安委員長。警察庁を監督する立場だが、ハマにはやくざがいっぱい、とばく開帳も日常茶飯事。ちゃんと任務をこなせるかどうか心配」と地元の目は厳しい。

 総括すると、この内閣は「安倍犯罪から安倍を守る内閣。その頂点に法相の上川陽子。どう転んでいくのか」ということになりそうだ。臨時国会でしっかりと審議をするのか、それとも解散で逃げ延びようとするのか。政局の秋本番である。

2020年9月16日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/772.html

記事 [政治・選挙・NHK275] “コロナ死”通達、「虚偽報告求めてない」と加藤厚労相、官僚に籠絡? 高橋清隆の文書館
元記事http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2034648.html
http:/


 PCR陽性者が亡くなった場合、死因を問わず新型コロナによる死亡として公表するよう要請した6月18日の事務連絡について、加藤勝信厚生労働相は15日の閣議後会見で、「虚偽の報告を求めているのではない」と繰り返す一方、それによる悪影響については触れなかった。



筆者の質問に答える加藤氏(2020.9.15、厚労省会見場で筆者撮影)

 筆者は8月17日、厚労相宛てに公開質問状を提出していて、これまで8問中6問について回答があった。事実上の無回答な内容に業を煮やし、大臣会見に直接乗り込んだ。この日聞こうとしたのは、6月18日の事務連絡に関する部分。


 質問状の【問2】は「なぜこのような虚偽の報告を求めるのか」尋ねるものだが、大臣官房総務課広報室から返ってきた答えは「可能な範囲で速やかに死亡者数を把握する観点から」とスピードを強調していた。


 会見で筆者が「なぜこんなに急ぐのか」とただすと、「5カ月後のデータで死亡者数はいいという質問か」「虚偽を求めているのではなく、スピード感の中で必要な数字を求めている」とにわかに理解し難い言葉が返る。その上で、「陽性になっていた方の数字と、新型コロナウイルス(COVID-19)が死因になった数字は違う。そこをある意味徹底させていただいた」と答えた。


 加藤氏は居直りを決め込んだと一瞬、思った。しかし、その後「4、5カ月たった形で、人口動態統計の中で具体的な数字を出させていただいている」と重ねる。筆者はようやく真意を理解した。大臣は「4、5カ月後、両方の数字が公表されるから虚偽ではない」と言いたかったのだろう。


 死因別の死亡数は、市町村が「調査票」を作成し、保健所・都道府県が審査し、厚労省が人口動態統計として取りまとめる。これについて例の事務連絡は、「死因選択や精査に一定の時間がかかります」と弊害を挙げ、今回の数字の読み替えを求めている。


 しかし、この読み替え数字の発表による悪影響は甚大である。この水増しされた数字がメディアで報じられ、外出自粛や休業・休校要請、集会や行事の禁止など非人間的な措置の根拠になるから。それが国民生活を破壊する。そして、後で人口動態統計が出ても、訂正として報じられることはない。


 この事務連絡を受け、埼玉県や鹿児島市では、新型コロナによる死者数を訂正したことが明らかになっている。フジテレビは、「コロナ8月の死者、7月上回る 政府の対策このままでいい?」と実態に基づかない恐怖をあおり立てている。鹿児島の記事を書いた西日本新聞の記者と編集部は、このばかばかしさを皮肉るために報じたと察する。


 筆者が「なぜ急ぐのか」と聞いたのは、次の質問に行くための手続きだった。つまり、「これが国民を不幸にする悪影響を及ぼしているので、やめたらどうかと」とただすために。ところが、幹事者に「他の社の質問を」と打ち切られた。


 筆者はこの質問の前に、公開質問状【問1】に関する質問をした。例の事務連絡は、どこの誰からの指示を受けて出したか問うもの。すでに来た回答は「厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部において必要であると判断し、発出した」としている。会見で筆者は、諸外国で政府保健当局が同様の水増し要請しているのは偶然かとただした。


 加藤氏は「海外の動向というものは(参考として)あるが……日本国政府としての判断」と独自性を強調した。その説明の中で、「新規陽性者数・重傷者数・死亡者数に対しては、大変高い関心を国民からも寄せられていた。それに対して、実態を速やかに報告していく」と、2番目の質問で答えた方が適切と思われるせりふを発した。全く、問答がかみ合わない。


 理由は分かっている。前夜、広報室長補佐から電話があって、質問内容を教えてくれとせがまれた。昼間、会見出席について問い合わせたら、運悪く彼が出たから知られた。大臣か室長あたりに怒られたのだろう。泣きそうな声で懇願するから、かわいそうになって、何問目が出るかだけ教えた。質問内容も教えていれば、問答のすれ違いも起きなかっただろう。


 厚労省からの回答の不毛さは、読者諸賢がご覧になればすぐに分かると思う。大臣質問の最初、筆者が「質問状はご覧になったか」と確認したのは、この閉塞状況を打開したかったから。政治家である大臣の奔放な発言が出れば、役人が合わせなくてはならなくなる。


 しかし、補佐は決め打ちをしてきた。【問2】の「虚偽の報告を求めるのか」の語句に反応し、これを打ち消すため「4、5カ月後に両方の数字が出るから大丈夫ですよ」「虚偽の報告を求めるものではありません」とレクチャーしたのだろう。大臣は「虚偽」という言葉を6回も使った。


 もっとも、補佐の「ヤマかけ」は王道を行くものである。問題の中心であり、普通なら、ここを徹底的に攻めるはずだから。しかし、事務連絡が虚偽報告の要請であることは、書面で分かりきっていること。筆者はそうしなかった。


 この回答を作っている補佐ら官僚は当然、新型コロナの茶番を分かっているはず。無理な計上方法を考案し、医療現場の不満が日々届けられているはずだから。本当は加藤氏も分かっていて、知らないふりをしていると思っている。記者らはそこを考えないよう、自分の所属組織に歓迎される質問を発する。皆、生活のためだ。


 近代社会では、地位が高くなるほど、家族や自分を守るために国民をだます仕事を課せられる。国際カルトが少なくとも400年かけて造ったピラミッド形支配の仕組みである。会見場の人間が皆、ロボットに見えた。


■参考情報




■参考記事







http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/773.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 日本は自滅します お得意様中国をあざ笑ってます 
日本は自滅します お得意様中国をあざ笑ってます
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/51988467.html
2020年09月16日 自民党的政治のパンツを剥ぐ


もちろん日本は日中貿易が第一位です
GDPの柱です

なのに
毎日毎日中国あざ笑いどころか 

@中国はもうすぐ自滅します
A中国の統計はウソ八百です
Bウイグルでは衣食住学なんかいらないから 元の乞食生活に戻せ!と新聞TV叫びます
C香港は米国裏資金でクーデターを起こせ と日本中がはやします
D米国が中国をいじめてくれれば楽しいようです
こう国民は
TV 新聞 ネットでの 政治黒幕に洗脳され続けてます

TV朝日のワイドショーでは 
金正恩は重態だと 何度も何度も あのアナウンサーがパネル説明しますが
翌日金正恩の視察動画がでても
詐欺師と同じそんなこと私言ったかしら 顔です

***

これが日本低迷の根本原因です
日本を兄貴分と立てていましたが 今では外交辞令ですみますから
中国の下請けに降格されました
これから
その仕事さえ 米国に禁止されます

まったく自覚がありません
中国のケチをつける番組を作るのが相変わらずの
仕事ですから

与野党逆転しようがダメです
香港騒動で 中国を罵ったのです

自民党から共産党まで
米国が裏金を出し 裏作戦を指導してる
内政干渉クーデター計画を美化してしまうのです

こうして 中国に追い越され周回遅れでダラダラと
目標なく走ってるのか フリしてるのか
まるでやる気のない日本です

***

現実を見てください
日本は借金を引けばスッカラカンです
北朝鮮は借金棒引き無借金で地下資源はうなるようにあります

それなのに洗脳された日本国民は
北朝鮮可哀そう と思うのです
中国をも軽蔑したくてたまらない不健全国民なのです

大麻も酒もバカTVも同じです
欠陥人間となるのです あんなTVを正座してみてるなら




http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/774.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 小沢一郎「絶対次の総選挙の後は我々の政権だよ」の根拠(論座・朝日新聞)



小沢一郎「絶対次の総選挙の後は我々の政権だよ」の根拠
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020091300001.html
2020年09月15日 佐藤章 ジャーナリスト 元朝日新聞記者 五月書房新社編集委員会委員長 論座 朝日新聞



 筆者が論座で連載した「小沢一郎戦記」を加筆・再構成した『職業政治家 小沢一郎』が朝日新聞出版から出版されました。折しも新立憲民主党が誕生し、一方の自民党の方も菅総裁・首相体制が事実上固まりました。「解散・総選挙近し」の声も多く、政界は一気にポスト安倍の風向きを強めています。

 日本の政治はどこから来て、どこへ向かうのか? その決定的な道標のひとつとなるのが、この本の役割です。(ジャーナリスト 佐藤章)

 新しくスタートする立憲民主党の結党大会が9月15日に開かれる。新党結成に尽力した小沢一郎氏にとって3度目の「政権交代」の戦いが始まる。いや、この言い方は正確ではない。小沢氏の戦いは常に継続しているのだ。

「永年在職議員特別表彰」の先送り

 昨年10月、安倍内閣が消費税の税率を10%に引き上げたころ、いかにも小沢氏らしいニュースが流れた。

 在職50年を迎えた議員を対象とする「永年在職議員特別表彰」を衆議院事務局から打診されたが、回答を保留し表彰が先送りされたというニュースだ。

 小沢氏は1969年総選挙に初当選して以来連続17回当選を果たし負け知らず。明治以来、衆議院議員在職50年を達成したのは、「憲政の神様」と呼ばれる尾崎行雄をはじめ三木武夫や原健三郎、中曽根康弘、櫻内義雄、そして小沢氏の6人だけ。このうち櫻内氏は参院議員期間も通算しているから、正確には5人だけだ。

 特別表彰の対象議員が回答を保留するのは「異例」(2019年10月2日、共同通信配信)とあるから、まず初めてのことなのだろう。しかも、その理由について、小沢氏は「政権交代に向けて政治活動をしている真っ最中だ」(同)と答えている。

 これがなぜ「小沢一郎氏らしい」かと言うと、議員活動を続ける小沢氏の最大の眼目、目的は「議会政治の日本への定着」であり「政治改革」であり、その最重要手段としての「政権交代」にあるからだ。

 議員を続けること自体は目的でも何でもない。最大の眼目への道半ばにしての「特別表彰」は、小沢氏にとって何の意味もないことだろう。

最後の闘い

 私は昨年3月から今年3月まで、この「論座」に合計36回、「小沢一郎戦記」を連載した。連載を加筆、再構成した著書『職業政治家 小沢一郎』をこの10日、朝日新聞出版から刊行したばかりだ。

 もう「時効」だから少しばかり内幕話を書いても許されると思うが、連載の当初、毎回のメインタイトルなどをめぐって小沢氏の事務所と編集部の間で意見の食い違いがあった。

 編集部としては当然、ページビューを上げるために好奇心の湧く見出しを考える。ところが、そのような見出しは往々にして小沢氏の忌憚に触れた。

 小沢氏にしてみれば、最大の政治目標である「政権交代」を目指すために障害物は細心の注意を払って取り除く必要がある。野党が一つのかたまりになる上で心理的障害となる見出しには厳しく反対せざるをえなかった。

 その考えは徹底していて、小沢氏事務所と編集部の板挟みにあった私の「心理的障害」も一時期かなり高まった。

 「障害」を乗り越え、出版にこぎつけた『職業政治家 小沢一郎』の本の帯には作家の佐藤優氏や東大名誉教授の井上達夫氏、法政大教授の山口二郎氏から推挙の言葉をいただいた。

 その中でも山口氏の言葉は、この原稿を書く上でのヒントが詰まっている。

 私は昨年3月から今年3月まで、この「論座」に合計36回、「小沢一郎戦記」を連載した。連載を加筆、再構成した著書『職業政治家 小沢一郎』をこの10日、朝日新聞出版から刊行したばかりだ。

 もう「時効」だから少しばかり内幕話を書いても許されると思うが、連載の当初、毎回のメインタイトルなどをめぐって小沢氏の事務所と編集部の間で意見の食い違いがあった。

 編集部としては当然、ページビューを上げるために好奇心の湧く見出しを考える。ところが、そのような見出しは往々にして小沢氏の忌憚に触れた。

 小沢氏にしてみれば、最大の政治目標である「政権交代」を目指すために障害物は細心の注意を払って取り除く必要がある。野党が一つのかたまりになる上で心理的障害となる見出しには厳しく反対せざるをえなかった。

 その考えは徹底していて、小沢氏事務所と編集部の板挟みにあった私の「心理的障害」も一時期かなり高まった。

 「障害」を乗り越え、出版にこぎつけた『職業政治家 小沢一郎』の本の帯には作家の佐藤優氏や東大名誉教授の井上達夫氏、法政大教授の山口二郎氏から推挙の言葉をいただいた。

 その中でも山口氏の言葉は、この原稿を書く上でのヒントが詰まっている。


 ――この30年、多くの凡庸な政治家は敗北で淘汰された。小沢という政治家は(略)何度も敗北した。(略)敗北から立ち上がり、もう一度政権交代を目指すことは、小沢さんの最後の戦いである


 ここで山口氏の言う「多くの凡庸な政治家」はなぜ淘汰され、小沢氏は何度も敗北をなめながらもなぜ生き残って、議員在職50年の特別表彰を後回しにできるだけのエネルギーを保ち続けているのだろうか。

 その答えは、まさに「政権交代」を常に目指し、「議会政治の日本への定着」や「政治改革」を細大の眼目にしているからだ。この眼目の実現を自身の最高の政治的使命とし、徹底しているからこそ細心の注意を払ってネットメディアのタイトルに目を凝らし、必要とあれば厳しく指摘しなければならないのだ。

 このことは、言うは易いが行うことはなかなか難しいことなのではないか、と私は思う。


小沢一郎氏

山本太郎のこと

 私は、小沢氏のこの姿勢は、マックス・ヴェーバーが講演録『職業としての政治』(岩波文庫)で指摘した、目的や政策実現のためには「悪魔」とも手を結ぶ本物の「職業政治家」の姿勢に他ならないと考える。

 もちろん、一つのかたまりとしての野党の姿が見え始めた現在、野党の他の指導者たちが「悪魔」と言っているわけではない。ヴェーバーは、政策実現のための政争を生き抜くために極端な表現を用いているが、小沢氏にはそれぐらいの覚悟が備わっている、ということを言いたいのだ。

 「政権交代」や「政治改革」を貫く小沢氏は何度かの敗北にもかかわらず生き残り、「多くの凡庸な政治家」は淘汰されて政界を去っていった。なぜ彼らは「凡庸」であり淘汰されざるをえなかったのか。

 直近の二、三の例を見てみよう。まず、政界に「れいわ旋風」を巻き起こした山本太郎氏の場合は小沢氏と関係が近いだけにわかりやすい。


拡大新党名「自由党」を発表する小沢一郎、山本太郎両共同代表=2016年10月12日、東京・永田町

 今年7月に投開票のあった東京都知事選では現職の小池百合子氏が圧勝、野党側は山本、宇都宮健児両氏が並び立って野党票を分割し惨敗した。この経緯について、小沢氏は私のインタビューに対し率直に説明している(『職業政治家 小沢一郎』・特別付録)。

 「4月に私は山本太郎君に、出るなら野党統一候補として出るべきだと言ったんです。それで、内々野党各党にも私の方から根回しをしたんです。それでみんなOKだったんです。ところが、太郎君が「やっぱり、『れいわ公認』じゃなければいやです」と言い出したんです」

 この回想は、ありえたかもしれない歴史のもう一つの可能性として、実に多くのことを語っている。小沢氏直々の調整の結果、野党統一候補として立候補できる準備が整っていたにもかかわらず、そのチャンスを逃がしたばかりか、反対に野党統一の機運さえ一時的に遠ざけてしまった。

 「結果として、野党統一を邪魔したような形になってしまいました。やっぱり自分に対する過信がこの結果を招いたと思う。(略)太郎君も大魚を逸したと思います。野党統一として出ていれば、負けたとしてもいい勝負はしたと思う。そうすれば有権者の受けも全然ちがう」

 小沢氏の見立て通り、「れいわ旋風」に乗った山本氏が野党統一候補として小池氏とサシで勝負していれば、小池氏に肉迫した可能性がある。そうなれば、山本氏の政治的可能性が広がるだけでなく、野党統一の機運も相当盛り上がったはずだ。

 「太郎君は政治感覚をもっと磨かなければいけないと思いますね。しばらくは自ら「雑巾がけ」をした方がいいと思う。政治家としてまだまだ成長しないといけません」

 小沢氏は暖かい言葉を忘れないが、山本氏に欠けていたのは、現在地点での政治全体を見通す力だろう。「本当に困っている人を助けたい」という山本氏の熱意は理解できるが、そのことを実現させるためには都知事選で共倒れの選挙戦を戦うことではなく、野党統一の重要な一翼を担って政権獲得の戦いに挺身することこそ必要なことだった。

 安倍政権が続いた7年8か月はこれまでの日本政治史には類例がないような時間だったと考えられる。

 森友、加計問題や「桜を見る会」の問題、森友に端を発する公文書改竄問題、IR汚職や元法相夫妻による大規模買収事件と破格の1億5000万円供与問題など。さらには外交、経済政策における大失政とそれを糊塗するための虚飾に満ちた美辞麗句の羅列。

 未曽有のパンデミック状況を呈するコロナウイルス対策にはまったくと言っていいほど熱意を示さず、この冬に予測されるウイルス第3波にはほとんど備えができていない。

 7年8か月の間に、日本社会は、安倍自民党のためにあらゆる側面でズタズタにされたと言っていいだろう。この状況を変えるには、結集した野党の力によって選挙で自民党を下野させるしかない。その一翼を担うことこそ、山本氏にとって、現在地点での最大の政治的使命のはずだ。

玉木雄一郎と山尾志桜里

 立憲民主党と国民民主党の統一を呼びかけておきながら、自らは統一立憲民主党への参加を拒んだ玉木雄一郎氏の場合はどうだろうか。

 なぜ新党へ参加しなかったのか、その真相はいまだ十分にはわかっていないが、この場合も「政権交代」という現在地点での最大目標を見失った行動と言える。

 山尾志桜里氏の場合も同様のことが言える。「政策提案型の中道政党」の必要性を訴えているが、ヴェーバーの言う通り、政策実現のための「政権交代」のために「悪魔」とでも手を結ぶ覚悟で挺身しなければ現実的な意味がない。

 では、彼らは「多くの凡庸な政治家」の一人となり、淘汰されてしまうのだろうか。もちろん、彼らには生の可能性が開かれており、自らの真の政治的使命に気がついてほしいと願うばかりだ。

 自らの政治的使命を忘れない小沢氏は、1993年に細川護熙政権を成立させ、2009年に民主党政権を誕生させた。自民党・社会党の「55年体制」を破壊したどころか、2度自民党政権からの政権交代を成し遂げた。

 今回の新党成立に関しても、小さくない役割を担った。新党名をめぐって立憲民主党の枝野幸男代表と国民民主党の玉木代表の間で話し合いが暗礁に乗り上げた時、枝野氏を口説いて妥協に導いたのは小沢氏だった。


会談前、撮影に応じる枝野幸男氏(左から2人目)と小沢一郎氏(右から2人目)=2020年8月13日、国会

 その小沢氏は、新党結成が本決まりとなった8月13日には記者団に対して語気強くこう語っている。

 「我々が自民党・安倍政権に代わって国民のための政治を実行すると言う気概で、総選挙で政権交代を考えていくし、それが国民の期待だと思う。絶対次の総選挙の後は我々の政権だよ。間違いない」(8月15日FNNプライムオンライン配信)

 小沢氏はこれまでに、一般には見えないようなもう一つの現実、もう一つの可能性をしばしば語り、時にはその通りに実現してきた。

 たとえば細川護熙政権の成立前夜、劣勢と考えられた野党リーダーたちを叱咤激励して形勢を逆転させたのは小沢氏の眼力のなせる技だった。民主党政権誕生の前に自民党との大連立を考えたのも、実現はしなかったが、民主党の経験不足を懸念した小沢氏の深謀遠慮だった。

 近くは、さきほど紹介したように、山本太郎氏の野党統一候補としての都知事選立候補、その余勢を駆っての野党統一攻勢シナリオが描かれていた。

消費税減税に踏み込む枝野幸男

 その小沢氏が「絶対次の総選挙の後は我々の政権だよ。間違いない」とまで断言している。この点について、私は小沢氏に直接話を聞いたわけではないが、ロングインタビューを重ねてきたジャーナリストとして、小沢氏の考えの一端は予測がつくように思う。

 まず、次期首相となることが確実な菅義偉氏は基本的に安倍政権の路線を継承することを明言している。同政権の官房長官だから当然のことだが、ここが致命的な弱点になる可能性がある。

 先に安倍政権の失政の大略を指摘したが、はっきり言えば国民の大半は安倍政権の7年8か月に大きい失望を味わっている。コロナウイルス対策についても国民の評価は極めて低い。

 安倍首相が辞任表明した後に実施された世論調査で、消極的支持も含めて、安倍内閣の支持率が高まったという報道があったが、持病の悪化が辞任の理由という筋書きへの同情を集めただけで、ほとんど意味がない。

 これに加えて、菅官房長官の失言が目立つ。菅氏は9月10日夜、テレビ東京の番組で、「将来的なことを考えたら、行政改革は徹底して行った上で、国民にお願いをして消費税は引き上げざるを得ない」と発言した。

 菅氏は翌11日の記者会見で、「安倍首相がかつて、今後10年ぐらい上げる必要はないと発言している。私も同じ考えだ」と軌道修正したが、野党側は枝野・新立憲民主党代表も含めて「ゼロ・パーセント」も含む消費税減税に大きく傾いている。

 消費税減税をめぐっては枝野氏は当初消極的だったが、小沢氏は私のインタビューに対して「景気条項」を新たに入れることを主張していた。コロナウイルスの影響で今後、景気が極端に悪くなることが予想される現在、消費税については減税を考えざるをえない。

 枝野氏は、ここにきて政策的にかなり柔軟な考えを採るようになったようだ。小沢氏の影響かもしれないが、政権交代を目指すには非常に重要な姿勢だと思われる。

 一方の菅氏は、安倍政権7年8か月の足かせがある上に、経済政策など国の全体の施策を進める上で今一つ将来を見通す力に欠けるように見受けられる。

 景気が最悪の状態の時に消費増税を言い出すという経済常識の欠如には驚くが、コロナウイルスの第2波が高まりつつある中で、工夫のないGoToキャンペーンを繰り広げる牽引役を担ったという報道に接する時、遅かれ早かれ国民の失望を買うような失政を引き起こす恐れが強いのではないか、と思われてならない。

 「絶対次の総選挙の後は我々の政権だよ」という小沢氏の見通しは、我々の目にも徐々に明らかになってくるのではないだろうか。


関連記事
小沢一郎氏「次は我々の政権だ」新党結成に合意 衆参で140人超が参加見通し
http://www.asyura2.com/20/senkyo274/msg/906.html

<これはグッときた みんな 視て!>「選挙絶対勝つ!次は我々の政権」小沢氏が異例ハイテンションで怪気炎 
http://www.asyura2.com/20/senkyo274/msg/916.html



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/775.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 空っぽの菅総裁に雪崩の自民 この政権はおそらく短命<上>こんな演説、記者会見は「初めて」と言われるほど中身なし(日刊ゲンダイ)

※20202年9月15日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大





空っぽの菅総裁に雪崩の自民 この政権はおそらく短命<上>
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278738
020/09/15 日刊ゲンダイ


勝利の直後、先ずは安倍首相を称え、安倍首相そっくりのフレーズで挨拶をする菅義偉新総裁(C)JMPA

こんな演説、記者会見は「初めて」と言われるほど中身なし

「万来の拍手を安倍総理にお願いします」

 勝利が決まった直後の挨拶で、菅義偉新総裁(71)はまず最初に、安倍首相を称えた。そして、「一致団結して、日本の国を前に進めようではありませんか」と呼び掛けたフレーズも安倍そっくりだった。

 14日投票が行われた自民党総裁選は、安倍政権の「継承」を掲げた菅が、岸田政調会長(63)と石破元幹事長(63)を破って、予想された通り圧勝した。16日召集の臨時国会で第99代首相に指名される。

 5派閥の総乗りで、告示前から勝者が確定的になるなど、異例の展開だったが、中でも前代未聞は、一国のトップに就く菅が政治家として中身が空っぽなことを露呈したことだ。

 出馬表明会見では「戦後外交の総決算」「金正恩委員長と条件をつけずに会って活路を切り開きたい」など安倍の決まり文句をオウム返し。告示日の演説は下を向いて原稿棒読み。国家観を語れず、苦し紛れに出してきたのは「自助、共助、公助」。国民に自己責任を求め、国民を守るという政治の役割を放棄する驚愕だったのである。

 これまでは、官房長官の立場でスポークスマンに徹していたから、自身の考えを封印してきたのかと思いきや、言葉や理念の貧しさは総裁選期間中、ほぼ変わらず。安倍継承に終始し、冗舌になるのは「秋田の農家の長男」という地方出身の経歴と「ふるさと納税」などの実績アピールだけ。石破が「納得と共感」、岸田が「分断から協調へ」を掲げ、目指す国家像を披露したのとは対照的だった。

「菅氏が総裁に選ばれた後、『国民のために働く内閣をつくる』と言ったのには唖然としました。これまで国民のために働かない内閣を目指した首相などいませんよ。そんな当たり前のことしか言えないのでしょうか。『携帯電話料金の値下げ』や『デジタル庁』などの具体的な個別政策にしても、総務大臣が取り組むようなもの。総理大臣ならばもっと総合的なビジョンを語らなければ務まりません。とても総理の器ではないと思いました」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)

 ドイツのメルケル首相やニュージーランドのアーダーン首相など新型コロナ禍で評価を上げたのは、国民への丁寧な説明や安心させるメッセージといった自分の言葉を持ったリーダーだった。この国をどうするのか、どうやって国民を幸せにするのか、という重要なメッセージを出せない人物が首相になるなんて、悲劇としか言いようがない。


領袖が顔を揃える異様(細田派、竹下派、麻生派の3会長)/(C)日刊ゲンダイ

そんな菅総裁に雪崩を打った自民党の狂気と腐臭

 過去の総裁選と比較しても群を抜いて醜悪だったのが、二階幹事長が主導した「菅支持」への雪崩現象だ。

 安倍が辞意表明した当日から、国会議員票で勝負を決められるよう「党員投票ナシ」の流れをつくり、翌日には菅・二階の極秘会談で「菅擁立」を決定。電光石火の動きに慌てた麻生派と安倍の出身派閥の細田派が談合に乗っかり、竹下派と石原派も同調。5派閥で国会議員総勢260人を超える菅支援体制が出来上がるという茶番だった。

 総裁選は事実上、首相を決める選挙だ。それなのに、候補者の政策や国家像を一切聞かずに担ぎ上げる。国民を代表する国会議員としてあり得ない姿勢なのだが、二階や麻生を筆頭に、5派閥の狙いは従来の権力構造の中でポストを分け合い、権限を握りたいだけ。中身が空っぽだろうが、どうでもいいのだ。

 菅は、石破や岸田と同席したテレビ討論会で、「自衛隊が憲法で否定されている」「政府として憲法改正に挑戦」など事実誤認の失言を繰り返した。国の統治のしくみを理解していない首相ではまずいと、マトモな国会議員なら菅から離れてもおかしくないのに、5派閥は主導権争いにしか関心がない。

 二階派が先行するのを牽制するため、麻生派、細田派、竹下派の3派閥の領袖が顔を揃えて記者会見したのも異様な光景だった。それは総裁選が終わってもエスカレートするばかりで、役員人事や閣僚人事を巡って、派閥の暗闘が続いている。

 安倍政権のままの権力構造の維持に汲々とする狂気。国民のことなどまったく見えていない。

「既得権益を守るために派閥が菅氏を担いだのに、その菅氏が『既得権益の打破』を謳うのは悪い冗談です。長期にわたった安倍1強の弊害で、自民党全体が内向きになり、寄らば大樹で甘い汁を吸う体質へとむしばまれてしまいました」(五十嵐仁氏=前出)

 腐臭の漂う自民党にはもはや何も期待できない。






http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/776.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 『バイキング』坂上忍パワハラ報道は政権批判潰しだった! 安倍首相と親しい日枝相談役ら局上層部が坂上の安倍批判を問題視(リテラ)
『バイキング』坂上忍パワハラ報道は政権批判潰しだった! 安倍首相と親しい日枝相談役ら局上層部が坂上の安倍批判を問題視
https://lite-ra.com/2020/09/post-5637.html
2020.09.16 『バイキング』坂上忍パワハラ報道は政権批判潰しだった! リテラ

    
    『バイキング』番組HPより

 10月期番組改編で『バイキング』(フジテレビ)が1時間拡大し『バイキングMORE』となることが、予定通り9月7日に発表された。その4日前、9月3日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で「『なんでできねえ!』坂上忍“パワハラ”に『もう限界』フジ内部調査」と題した記事が掲載され、坂上忍にパワハラ疑惑が持ち上がっていたが、結局、まったく影響はなかったということらしい。

「視聴率が取れるタレントはパワハラやり放題ってことか」という怒りの声が聞こえてきそうだが、しかし、あの文春記事の内容では、坂上を降板させることなどできないだろう。というか、むしろなぜあの程度の話で、文春が大々的に記事にして、フジが内部調査までしたのか、その背景のほうが気にかかる。

 言っておくが、坂上忍を擁護したいわけではない。実際、本サイトではこれまで坂上の薬物犯罪へのリンチ的な糾弾や体罰肯定の姿勢、番組内で見せる説教オヤジぶりや居丈高な物言いを何度も批判してきた。

 だから、「週刊文春」の「坂上忍“パワハラ”に『もう限界』フジ内部調査」というタイトルや、リードの〈アナウンサーやスタッフへのイビリ〉〈長時間説教〉〈2カ月出入り禁止〉〈“消された”共演者〉、〈番組幹部が上層部に直訴し、社内調査も行われた〉といった記述を見たときは、「坂上はやはり裏でもひどいパワハラをしていたのか」「今回はさすがにただではすまないだろう」と決めつけたくらいである。

 しかし、いざ読んでみると、その内容は拍子抜けするものだった。まず、アナウンサーや共演者へのパワハラ。「文春」があげていた具体的なエピソードは、榎並大二郎アナが「鼾(いびき)」という漢字を読めなかったことをいじり倒した、小籔千豊が女子レスリングのパワハラ問題や財務省事務次官のセクハラ問題で発したコメントにキレて嫌味を言った、という2つで、これらはいずれもネットでもさんざん話題にされてきた本番中の話にすぎない。

 しかも、この2つに関してはむしろ坂上のほうに正当性があると言うべきだろう。

 まず、漢字が読めなかった榎並アナをいじったという話だが、漢字が読めないのはアナウンサーとして致命的で、注意されても仕方がない。だいたいフジは榎並アナに限らず、漢字が読めないアナウンサーが多く、過去には「訃報」や「ご厚誼」「供物」が読めなかったとしてネットで非難を浴びたケースもあった。坂上がいじらなくても、話題になったはずで、むしろ番組ですぐにネタ化したことで、榎並アナが救われた側面もある。

 小籔の件も、おかしいのは坂上ではなく、小籔のほうだ。「文春」は、小籔が一昨年9月にレギュラーを降板したのは、〈坂上の高圧的な態度に嫌気がさしたから〉だとし、小籔自身が『バイキング』では坂上の意向に沿わない意見を言うと、嫌な顔をされると暴露。「心、折れてきますよ」と発言したことを紹介していたが、ふだん後輩芸人に対して、あんな高圧的態度をとっている小籔がいったい何を被害者ヅラしているのかという話だろう。

■小籔千豊、サンド伊達への“恫喝”はセカンドハラスメントや差別肯定を諌めたもの

 しかも、「文春」は、小籔が真っ当な意見を言ったのに、坂上が一方的にキレたように書いていたが、そうではない。たとえば、女子レスリングのパワハラ問題で坂上が怒ったのは、小籔が、「たとえば、組織の中でとんでもないクレイジー野郎がおったと。横の姉ちゃんにちょっかい出し、むちゃくちゃしよる。『お前、もう練習来んな』。これを向こうから見たら、『パワハラだ』って言われる。以前のこととか振る舞いとかを鑑みて見ないと…」と、あたかも被害者である伊調馨選手に問題があったかのような発言をした直後だった。

 また、財務省のセクハラ問題で「罪もクソも財務省が認めてんだよ」「振る相手間違えたかな」と小籔の発言を封じ込めたのも、小籔が「被害女性が裁判起こしていない、次官が認めていない、なのに罪が重すぎる」などと次官と財務省を擁護したからだった。

 ようするに、小籔がハラスメントした側を擁護し、セカンドハラスメントになりかねないような発言をしたため、坂上がそれを強い調子で制したのだ。

「文春」には出てこないが、似たようなケースはほかにもある。2019年3月にやはり『バイキング』のレギュラーだったサンドイッチマンが番組を降板した際、メンバーの伊達みきおが坂上と違う意見を言って恫喝されたのが原因と報じられた。

 だが、これも、明らかに坂上に正当性があった。さいたま市議が障害をもつ市議に対して「ブルジョア障害者」と発言した問題で、伊達が「差別用語じゃない」などと障害者差別を擁護し、これに対し、坂上が「ん?」「VTR見ましたよね? 言い方も含めて」「とても不適切なワードだと僕は思いますけれども」などとかなり強い調子で主張し、伊達を黙らせたのだ。

 セクハラ被害女性に対する二次加害的な発言や、差別を肯定するような発言をその場で諌めるのは、MCの重要な責任であり、坂上の行動は当然だろう。

■坂上忍の“パワハラ”は番組内容に圧力をかけられたことへの怒りだった

 スタッフに対するパワハラ疑惑も同様だ。「文春」は今年5月、番組の幹部スタッフが制作局長に「このままでは社員がもちません」と坂上のパワハラを訴えたと書いている。

 しかし、その内容は「人前で面罵された」「楽屋に出入り禁止になった」「打ち合わせの報告書を突き返された」「台本の書き直しを命じた」というもの。「人前で面罵」「楽屋出入り禁止」は、パワハラに該当する可能性があるが、「打ち合わせの報告書突き返し」「台本の書き直し」がパワハラと呼べるのか。

 坂上は『バイキング』が報道を扱うようになってから、番組内容や構成についてもかなり積極的に関わるようになっている。『バイキング』は政権べったりのフジテレビの放送であるにもかかわらず、どのワイドショーよりも安倍政権の政権不祥事を取り上げているが、これも坂上の意向が大きいという。
また、スタッフに指図するだけでなく、坂上自身もかなり政治問題を勉強しており、何時間も前に局に入って予習していることを共演者に明かされたこともあった。

 打ち合わせ内容の報告書や台本の書き直しを命じたという話は、こうした姿勢の延長線上で出てきたものであり、放送内容への責任感の現れというべき話だろう。

 また、面罵や楽屋への出入り禁止についても、相手としてあがっているのは、ADや制作会社の社員でなく、全員がフジの社員、それもプロデューサーとかディレクターなどの責任者ばかりだ。パワハラの基準には「優越的な関係に基づいて行われること」とあるが、フジの幹部社員は発注者なのだから、パワハラかどうかは微妙だろう。

 しかも、決定的なのは坂上が怒鳴りつけたり、楽屋に出入り禁止にした理由だ。実は「文春」には、フジの社員のこんなコメントが載っていた。

「ガミさんが一番キレるポイントは、放送内容に制限がかかること。たとえば芸能スキャンダルを扱う際、局とプロダクションの関係でボツになると激昂し、プロデューサーを怒鳴りつける。あるディレクターは打ち合わせの場で露骨に無視され、二カ月近くガミさんの楽屋に入ることを許されなかった」

 なんのことはない、坂上は番組内容に圧力をかけられて、怒っていただけなのである。

 実際、「文春」の取材を受けた坂上自身もスタッフを楽屋を出入り禁止にした理由について、以下のようにコメント。番組内容に圧力がかかってつぶされたことが原因であると示唆していた。

「ひとりいらっしゃいますよ。理由を言ったら、その人が可哀相。ただ文春さんもそうだと思うけど、圧力との戦いがあるんですよ。たとえばあるネタに『いけますよ』と言われて動いているのに、翌朝になって台本が上がる頃に無理ですとなり、代替案もない。こうしたときに『申し訳ないけどもこの表情が出てはいけないので、しばらく距離を置きましょう』というやり方はありました」

■坂上忍パワハラ報道噴出の背景に、政権批判を嫌ったフジによる坂上おろしの動き

 共演者への“恫喝”は、小籔やサンド伊達のパワハラ被害者攻撃や障害者差別肯定をいさめようとした結果で、スタッフに対する面罵は、番組内容が圧力で変更になったことに抵抗したもの──。いったい、なぜこんなレベルで、坂上忍のパワハラはフジテレビ局内で問題になり、「文春」で大々的に記事にされたのか。

 パワハラの告発があれば、社内調査するのは当然だが、フジはパワハラには非常に甘いことで知られている。たとえば、フジでは、2018年に『プライムニュース イブニング』のキャスターを務めていた反町理・報道局解説委員長のセクハラ・パワハラ疑惑がやはり「週刊文春」に報じられたことがあった。反町のセクハラ・パワハラ疑惑の内容は、政治部の女性部下が休日にドライブやバーに誘われ、断ると、部で共有するメモがその女性にだけ届かなくなったり、部内の一斉メールで罵倒された、という非常に悪質なもの。しかし、反町はキャスターを降板することもなく、現在も『BSフジLIVE プライムニュース』キャスターを務め、今年6月からは執行役員までになっている。

 にもかかわらず、坂上の件では、仕事上の対立であるにも関わらず、社内調査まで行った。しかも、その内容は複数のマスコミにリークされ、6月中旬には「週刊女性」も「坂上忍のパワハラで『バイキング』が9月終了か」と報じていた。

 実は、この背景には、まさに前述した「報道内容への圧力」をめぐる対立があったという。圧力に抵抗し、ワイドショーが取り上げないような話題やニュースに踏み込もうとする坂上と、関係各所への忖度で番組内容を規制したい局上層部の対立だ。

 しかも、それは、芸能プロダクションがらみだけではなく、政権批判をめぐる問題が大きかったと言う。

 先にも述べたが、『バイキング』は坂上の方針で、他のワイドショーが取り上げないような政権不祥事もこまめにやってきた。とくにコロナ以降、安倍政権のコロナ対応や黒川検事長の定年延長問題、河井克行・案里夫妻の買収問題など、ほぼ毎日、安倍政権を厳しく批判してきた。河井夫妻の問題では、独自取材も行い、真相を追及。黒川検事長の賭けマージャン問題では、同じフジサンケイグループの産経新聞の対応を「個人的には」とエクスキューズつけながら、朝日新聞の対応と比べて、厳しく批判したこともある。

 そのため、政権に近いフジテレビの上層部や報道局から番組サイドにクレームが相次ぎ、5月なかばくらいから『バイキング』には、露骨な安倍応援団ぶりで知られる“フジのスシロー”こと平井文夫解説委員が投入されていた。

 しかし、一部の上層部や報道局はそれでもおさまらず、政権批判を完全に封じ込めるために、坂上おろしを画策していたのだという。

「今回のパワハラ騒動は、9月の番組再編を前に、政権批判をする坂上を下ろそうとしていた局の上層部が、坂上の『パワハラ』的言動を利用して現場を焚きつけ、告発させたというのが真相です。だから、マスコミにも積極的に情報が流れた」(フジテレビ関係者)

 実際、当の「文春」にもその裏事情が透けて見えるフジ関係者のこんなコメントが掲載されていた。

「今回、フジの将来を左右する重要な改編のため、話し合いが重ねられ、方針は二転三転。坂上さんを外して別のアナをMCに起用する案や、坂上さんにコメンテーターみたいなポジションに座ってもらうという案も浮上しました。局上層部が坂上さんを問題視したのはパワハラ問題だけではない。編成幹部は、過度な安倍政権批判についても煙たがっていた。安倍首相と親しい日枝久相談役も苦言を呈していたと聞きました」

■『バイキング』拡大とともに坂上忍の政権批判封じ込め体制を強化

 ようするに、フジが坂上のパワハラについて社内調査を行い、マスコミにリークしたのは、政権批判潰しのためだったのだ。しかし、坂上自身がパワハラ告発に徹底抗戦したため、この上層部や報道局による坂上おろしは頓挫してしまったのだという。

「そもそも、『バイキング』は坂上さんがメインMCを務めるようになってから視聴率が大幅にアップしており、切りづらい。しかも、坂上さんにことだから、下手に降板させると、メディアで反論されかねないという危惧もあった。それで、降板させることは断念したんです」

 ただし、フジ上層部はそのまま放置したわけではなかった。それが、『グッディ』と統合し、枠を拡大させて『バイキングMORE』にする今回の改編だった。

「これはギャラの高い安藤優子を切るという意図もありますが、もうひとつはスタッフをニュースのあつかいになれている『グッディ』と入れ替えて、坂上の影響力をそぐという狙いがあるようです。他にも、報道局からもスタッフを投入して、政権批判を抑え込む体制をつくろうとしている」

 そういう意味では、政権批判を潰したいフジと、それに抵抗する坂上の暗闘はこれからも続くということだろう。

 本サイトは、坂上の報道やニュースの姿勢に全面的に賛同するつもりはないが、ことこの問題にかぎってだけは、坂上にぜひ突っ張り続けてもらいたい。

(林グンマ)



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/777.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 永田町に飛び交う12.6総選挙 地味な菅内閣で野党騙し討ち(日刊ゲンダイ)









永田町に飛び交う12.6総選挙 地味な菅内閣で野党騙し討ち
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278791
2020/09/16 日刊ゲンダイ


なにしろ菅新政権、主要閣僚は軒並み再任…(菅義偉新総裁)/(C)日刊ゲンダイ

「これで早期の解散・総選挙はなくなった」――。菅新政権の顔ぶれを見て、政界では「年内選挙はない」の見方が一気に強まっている。なにしろ、主要閣僚は軒並み再任のうえ、目玉なし、サプライズなし、派閥順送り、というヒドイ組閣人事である。これでは、選挙を戦えそうにないからだ。

「もし早期解散を考えているなら、河野太郎を官房長官に就けたり、女性閣僚をズラリと並べたはずです。でも、選挙の顔になる新閣僚は一人もいない。選挙はやらない、と宣言したようなものです」(自民党関係者)

 しかし、野党議員は、「野党を油断させるためではないか」「騙し討ち解散もゼロじゃない」と、逆に警戒を強めている。さすがに「10.25選挙」の可能性は小さくなっているが、ここにきて浮上しているのが「12.6選挙」だという。12月6日は、菅新首相の72回目の誕生日だ。

 すでに永田町には、<10月19日に再度国会召集。コロナ対策、場合によっては3次補正を打ち出して11月9日に解散。12月6日投開票>という政治スケジュールが書かれたメールが出回っている。「11.1選挙」も流れたが、大阪都構想の是非を問う投票日と重なり、公明党が嫌がっているという。

 11.9解散―12.6選挙のミソは、コロナ対策を打ち出したうえで衆院選を戦えるということだ。菅新首相は「仕事をする」と売りにしている。法案を成立させ、補正予算を成立させれば、選挙中に「我々は仕事師内閣だ」とアピールできるメリットがあるという。「菅さんの性格を考えたら、ひとつでも仕事をしてから解散したいはず」との声もある。

 さらに、アメリカの大統領選も考えた日程だという。

「米大統領選は11月3日に行われます。もし、民主党のバイデン候補が勝利したら、日本への対応もガラリと変わってくるはずです。日本もバイデンシフトを組む必要が出てくるでしょう。12.6投票ならば、もう一度、組閣するので、大統領選の結果を確認したうえで、内閣の顔ぶれをリセットできます」(政界関係者)

 年内解散を見送ると、任期満了の来年秋まで、解散するチャンスはほとんどなくなる。自民党議員は「選挙は早い方が勝てる」と計算している。12.6選挙の可能性は捨てきれない。




http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/778.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 選挙までの「急場しのぎ内閣」発足(植草一秀の『知られざる真実』)
選挙までの「急場しのぎ内閣」発足
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2020/09/post-5e882a.html
2020年9月16日 植草一秀の『知られざる真実』


与党も与党だが野党も野党の感を否めない。

菅義偉内閣が発足する。

失策続きで安倍首相は続投意欲を失った。

6月から8月にかけて辞意表明と後継体制構築のシナリオが練り上げられたと見られる。

失態と不祥事続きの安倍内閣。

支持率は一部調査で3割を割り込んだ。

危険水域に移行した。

余命10ヵ月が宣告された。

追い込まれ辞任を美談に仕立て上げる三文芝居のシナリオが書かれて演じられた。

御用メディアが全面協力して辞任三文芝居が演じられ、信ぴょう性の低い内閣支持率上昇情報が流布されたのち、予定通りに菅義偉内閣に引き継がれた。

最大の焦点は解散総選挙時期だ。

早期解散説が一転して解散先送り説が流布されているが信用できない。

菅自民は早速、情勢調査を実施すると見られる。

9月16日の週の週末に情勢調査が行われるだろう。

この結果、解散にGOサインが出れば早期解散総選挙になるだろう。

解散の方向が示されれば野党の対応が進む。

これを回避するために解散先送り情報が流布されていると見られる。

菅内閣の陣容が明らかになったが首相を除く19名の閣僚のうち、10人が留任または横滑り。

同じポストでの再入閣が4人で初入閣は5人になった。

初入閣5人のうち、岸信夫氏は安倍首相の実弟である。

残る4人は派閥の待機組からの起用。

斬新さはまったくない。

安倍内閣を継承し、得点を挙げることより失点を防ぐ体制を構築しようとするもの。

菅義偉氏は総選挙までの「急場しのぎ内閣」を編成したように見える。

晩秋から来春にかけてコロナの感染第2波が生じる可能性がある。

野党の選挙態勢構築も進む。

内閣支持率は政権発足直後がもっとも高いのが通例。

自民党首選は党員投票を行っておらず、新政権に対する国民の信を問うとの大義名分を立てられる。

衆院総選挙が2021年にずれ込む場合、東京五輪の帰趨、日本経済の状況、内閣支持率などが影響する。

これらについて、自公にとって有利な状況が生まれる保証はない。

衆院任期は2021年10月で、最終的には「追い込まれ解散」になる。

安倍内閣は58兆円の超巨大補正予算を編成した。

この補正予算は衆院総選挙向けの「買収資金」の性格を強く帯びている。

財政運営は超積極に転じているが、財務省は緊縮への方向転換のタイミングを探っている。

補正予算の「バラマキ効果」が残存する間に総選挙を挙行するというのが菅内閣の基本判断になると考えられる。

9月16日に招集された臨時国会は3日間で会期を終える。

菅首相の所信表明演説は次の臨時国会に持ち越される。

臨時国会召集後に所信表明演説と各党の代表質問が行われる。

この直後に衆院解散が行われる可能性がある。

諸般の情勢を踏まえると年内に解散総選挙が挙行される可能性は依然として高いと考えられる。

野党は基本政策を明確にしたうえで候補者を一本化する必要がある。

合流新党は政策を明確にして発足することができた。

この効果を尊重して野党候補者一本化を進めるべきだ。

基本政策の異なる国民民主党と共闘することは避けるべきである。

しかしながら、立憲民主党の幹部人事では新味がまったく感じられなかった。

枝野幸男氏と福山哲郎氏が党運営において独裁体制を構築してきたことが批判されてきたが、これが是正される方向感がまったく示されていない。

最終的には主権者の大きなうねりがなければ総選挙で結果を出すことはできない。

「政治は主権者のためのもの」という基本を明確に認識しなければ、新党の躍進は実現しないだろう。

枝野氏の認識刷新が必要不可欠である。



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/779.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 空っぽの菅総裁に雪崩の自民 この政権はおそらく短命<中>結局、安倍疑惑潰し、そのための石破潰し、国会議員票まで操作のえげつなさ(日刊ゲンダイ)

※20202年9月15日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大






空っぽの菅総裁に雪崩の自民 この政権はおそらく短命<中>
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278739
2020/09/15 日刊ゲンダイ

※文字起こし

結局、安倍疑惑潰し、そのための石破潰し、国会議員票まで操作のえげつなさ

「モリカケ」「桜」など、今なおくすぶる安倍政権の重大疑惑について、「再調査すべき」と総裁選で主張してきた石破が、岸田にも敗れて3位に沈んだ。今度の総裁選に菅が出馬したのは、パンドラの箱を開けかねない石破を潰すことが目的。永田町では、「石破を最下位に蹴落とすために菅陣営が岸田陣営に票を回した」との見方がもっぱらだ。

 完膚なきまでの石破潰しを画策したのは、安倍の出身派閥の細田派か麻生派か――。岸田89票、石破68票という結果に、今ごろ万々歳に違いない。

 最後まで横一線だった「2位争い」だが、それでも党員人気の高い石破が優位だとみられていた。石破陣営の議員票は派閥の19人と無派閥などの支持票合わせて25票前後。これに地方票40〜50票と予想されていた。一方、岸田支持の議員票は、岸田派の47人と谷垣グループなどからを含め50票程度。地方票は「2ケタに届かない恐れもある」(永田町関係者)と悲観的な見方もあった。

 それがフタを開ければ、岸田陣営が議員票で予想を20票以上上回る79票を獲得。菅陣営の議員は310人近くいたのに、菅の議員票は288票にとどまった。これが何を意味するのか。

 14日の民放番組で、政治ジャーナリストの田崎史郎氏は、「(岸田氏は)二十数票上積みされてますね。89票獲得しましたが、24票、『施し票』があったということ」と発言。菅陣営から岸田に“施された”票の存在をにおわせた。議員票を「操作」してまで石破を潰したのだとしたら、あまりにもえげつない。

「安倍首相の『執念』です。気に入らない石破氏を最下位に落とし、二度と這い上がれないようにしたかったのでしょう。また、菅氏を勝たせすぎると暴走し、コントロールがきかなくなる恐れもある。だから、細田派の議員を動かし、岸田支援に回らせた可能性がある。公職選挙法が適用される選挙ではありませんから、これくらいのことをやっても何ら不思議ではありません」(政治評論家・本澤二郎氏)

 密室談合極まれり、である。

二階幹事長続投ならばあまりに露骨な新政権の正体

 事前の予想通り、自民党幹事長は、二階が続投することになった。真っ先に菅を担ぎ、早々と総裁選勝利の流れをつくった男が、まんまと幹事長ポストを手にした格好である。

 もともと、菅と二階は昵懇の仲だ。2人とも地方議員出身の叩きあげ。黒子に徹して権力を振るう政治手法も同じだ。

 この数年、菅官房長官―二階幹事長―森山国対委員長のトライアングルで“裏仕事”をこなしてきたのが実態である。森山も、地方議員出身の叩きあげ。菅政権でも、3人で日本の政治を牛耳るつもりなのは間違いない。

 立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)が言う。

「この8年間で“安倍1強”体制が築かれ、自民党内には自由にモノが言えない空気が広がりましたが、菅―二階コンビが権力を握ったことで、自民党内はもっと息苦しくなる恐れがあります。安倍首相も麻生財務相も、ボンボン3世のためか、なにを考えているのか、分かりやすかった。ある意味、底が浅かった。でも、菅総裁も、二階幹事長も、森山国対委員長も、腹に一物あるタイプで、なにを考えているのか国民にはサッパリ分からない。ほとんど昭和の政治家です。親分が黒と言ったら、白いモノでも黒。菅政権では、ボス支配が強まると思う。すでに今度の総裁選では、派閥領袖ばかり目立った。二階幹事長の続投は、新政権の正体を露骨に表しています」

 菅は「既得権益の打破」を掲げているが、どう考えても、この政権では「改革」などやれそうにない。自分たちの利権を拡大させるだけではないか。

 二階の続投が決まったことで、自民党本部から河井克行・案里夫妻に流れた1億5000万円の真相も闇に葬られる可能性が高い。

「公選法違反の罪で起訴された河井夫妻が、地元・広島県の政界関係者に配った2900万円の原資とみられているのが、自民党本部から入金された1億5000万円です。一人の候補者に1億5000万円ものカネを流すのは異常。隠された闇があってもおかしくない。幹事長だった二階さんが無関係なはずがない。河井夫妻は、菅新総裁とも近かった。二階さんの幹事長続投は、1億5000万円問題に蓋をするためだ、と疑われても仕方ありません」(金子勝氏=前出)

 安倍政権よりも闇が深い。




http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/780.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 菅内閣の法務大臣・上川氏(内定)は林検事総長を地方に飛ばした過去がある:安倍氏は大叔父・佐藤元総理の二の舞に陥っている(新ベンチャー革命)
菅内閣の法務大臣・上川氏(内定)は林検事総長を地方に飛ばした過去がある:安倍氏は大叔父・佐藤元総理の二の舞に陥っている
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/7438882.html
新ベンチャー革命2020年9月16日 No.2691


1.河井事件に取り組んでいる林検事総長にとって因縁の上川氏が、次期法務大臣に内定か

 河井事件を筆頭に、森友事件、加計事件、桜を見る会事件(桜ゲート事件)など、数々の疑惑を抱えた安倍氏が、8月末、遂に総理ポストを辞任しました。そして、その後釜に座るのが、安倍氏の側近・菅氏です。

さて、その菅・新政権の法務大臣に就任しそうなのが、あの上川氏のようです。

 この上川氏は、2018年、当時の稲田検事総長の後任と目されていた林氏を名古屋高検に飛ばした際の法務大臣だったようです。

 この当時、法務大臣・上川氏の検察幹部人事への介入は、異例というか、異常そのものです。

 こういうことが罷り通ったら、戦後日本における民主主義国家成立の基本である三権分立が不当に侵害されてしまいます。

 河井事件に取り組んでいる現・検事総長・林氏にとって、次期法務大臣にまたも上川氏が就任するのは、悪夢以外の何者でもないでしょう。

2.上川・新法務大臣は、林検事総長に不当な圧力をかけるつもりか

 上川・新法務大臣人事は、おそらく、安倍氏と菅氏がつるんで決めた人事でしょうが、その狙いは、安倍氏と菅氏の両者にとって不都合な河井事件を握り潰すことであるのは明らかです。

 一方、林検事総長の方は、安倍・菅コンビの悪巧みをすでに、すっかりお見通しでしょう。

 河井事件に関して、正義は、林氏率いる検察庁の方にあるのは明らかです。

 今の林氏にとって、現・検事総長ポストは上がりポストですから、もう、怖いものは何もありません。

 今の林氏は、与えられた職務を粛々とまっとうするだけです。前任の稲田氏同様、官邸から定年前の検事総長ポスト早期辞任を求められても拒否すればよいのです。

3.安倍氏の子飼い・黒川氏の検事総長人事に失敗した安倍・菅コンビに残された手は指揮権発動か

 安倍・菅コンビは、今年の2月、子飼いの黒川氏(63歳の定年直前だった)を次期検事総長(定年65歳)に据えるため、当時の稲田検事総長に、定年前の早期辞任を求めたのですが、稲田氏の方は堂々と、これを拒否した実績があります。

 一方、安倍官邸は、その稲田氏を強制辞任させることはできていません。ということは、近未来、菅総理率いる官邸が、林検事総長に対する定年前の辞任を求めても、林氏がこれを拒否すれば、菅官邸は、それ以上のことはできないはずです。

 したがって、上川法務大臣も、林氏を強制的に辞めさせることはできないはずです。

 さらに言えば、河井事件の捜査を強制的に中止させることもできないでしょう。

 にもかかわらず、かつて林氏を地方に飛ばした実績のある上川氏を再度、法務大臣に任命したということは、河井事件にて、もし、安倍氏が逮捕されるかもしれない事態に陥ったとき、上川氏に指揮権を発動させようとしているのではないでしょうか。

 もしそうなら、あの安倍氏は、河井事件にて、自分が捜査対象にされることを死ぬほど恐れているということです。

 ちなみに、安倍氏の大叔父・佐藤元総理(故人)は、昔、法務大臣による指揮権発動で、逮捕を免れています(注1)。

注1:指揮権(法務大臣)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%87%E6%8F%AE%E6%A8%A9_(%E6%B3%95%E5%8B%99%E5%A4%A7%E8%87%A3)



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/781.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 菅政権で「公費不倫出張」の和泉洋人首相補佐官が再任、“官邸官僚”のトップに! 虎の威を借る恫喝と行政の私物化が再び(リテラ)
菅政権で「公費不倫出張」の和泉洋人首相補佐官が再任、“官邸官僚”のトップに! 虎の威を借る恫喝と行政の私物化が再び

https://lite-ra.com/2020/09/post-5638.html
2020.09.16 菅政権で「公費不倫」の和泉洋人首相補佐官が“再任、官邸官僚のトップに リテラ

    
    和泉洋人首相補佐官(首相官邸より)

 本日、菅義偉・自民党新総裁が衆参両院の本会議で第99代首相に指名され、菅内閣が発表された。しかし、その顔ぶれは麻生太郎財務相や萩生田光一文科相をはじめ安倍内閣から続投が8名、3名が横滑りという代わり映えのなさ。発足前から「居抜き内閣」「第三次安倍政権」と呼ばれる始末だが、こうした組閣の一方で注目すべき人事がある。それは安倍政権を象徴する「官邸官僚」たちの人事だ。

 まず、安倍政権では「影の総理」と言われ、絶大な権力をふるってきた今井尚哉・首相補佐官兼秘書官は、菅政権では内閣参与に。他方、菅氏の最側近である和泉洋人首相補佐官はそのまま再任し、さらに元エリート警察官僚である杉田和博官房副長官と、内閣情報室(内調)のトップから国家安全保障局局長に登り詰めた北村滋氏も再任となった。

 安倍政権下で菅氏が“官僚の監視”を担わせた杉田官房副長官や、“野党やマスコミの監視、謀略情報の仕掛け人”として暗躍させてきた北村氏をそのまま再任させたことからも、官僚の人事を掌握して忖度を引き出す「官邸主導」がさらに進められてゆくことがはっきりとしたが、問題は今井氏と和泉氏の処遇だ。

 安倍首相は菅氏を後継に決めた際、今井氏を官邸に残すことを菅氏に迫ったとも言われているが、内閣参与は言うなれば“顧問”にすぎない。その一方、菅氏の最側近として陰に陽に動いてきた和泉氏が、首相となった菅氏を引きつづき補佐官として支える──。しかも、これまで和泉氏は〈国土強靱化及び復興等の社会資本整備、地方創生、健康・医療に関する成長戦略並びに科学技術イノベーション政策担当〉とされてきたが、本日公表された補佐官名簿ではこれらに加えて〈その他特命事項担当〉と追加されている。つまり、今井氏に代わって、今度は和泉氏が「官邸官僚のトップ」として権勢をほしいままにすることになる、ということだ。

 そもそも、和泉首相補佐官は国土交通省出身で、政府が名護市辺野古で進めている埋め立て工事で関係省庁を統括し、新国立競技場の管轄を文科省から取り上げ“やり直しコンペ”を仕切ったのも和泉首相補佐官だと言われる。もともとは民主党・野田政権時代に内閣官房参与として官邸入り、そのまま安倍首相が留任させるという異例の人事がおこなわれたが、その背景には和泉氏と付き合いが長かった菅官房長官の後押しがあったとされる。

 そして、和泉氏といえば、加計学園問題では菅氏の命を受けて前川喜平・元文科事務次官に「総理は自分の口からは言えないから、私が代わりに言う」と“恫喝”したり、前川氏の告発を潰すべく読売新聞に「出会い系バー通い」を報じさせた件で、記事が出る前日に前川氏に揺さぶりをかけるなど、安倍首相による「私物化」の実行部隊として動いてきた人物だ。

 しかも、強調しておかなければならないのは、和泉氏は自身の私利私欲のために首相補佐官という立場を利用して、行政を「私物化」してきた人物である、ということだ。その最たる例が、厚労省の大坪寛子・大臣官房審議官との“公費不倫問題”だろう。

 たとえば、今年2月に大きな話題となった「コネクティングルーム」問題では、ふたりが出張したインドやミャンマー、中国、フィリピンの滞在先ホテルでふたりの部屋が隣同士でコネクティングルームだったことが発覚。これらの出張は大坪氏が参加する必要性があったのかどうかも疑問視され、公費を使った「不倫出張」だったのではないかと批判された。

 首相補佐官が国民の税金を使って出張を“不倫旅行”に利用したのではないかという疑惑だけでも大きな問題だが、さらに重大なのは、2人の不倫関係が人事や国策にまで影響を及ぼしていたということだ。

■不倫相手の大坪寛子・厚労審議官といっしょに山中教授を恫喝、独立行政法人に圧力

 実際、最初に「不倫疑惑」が持ち上がった京都への不倫デートを楽しんだ出張では、和泉氏と大坪氏の2人が京都大学iPS細胞研究所に赴き、ノーベル賞受賞者の山中伸弥所長に対して、来年から山中所長の取り組むプロジェクトに「国費は出さない」と言い放ち、大坪氏が「iPS細胞への補助金なんて、私の一存でどうにでもなる」と恫喝していたことがわかっている。この予算カットは、文科省が反対していたものを和泉氏が後ろ盾となるかたちで大坪氏が強硬に主張したものだ。

 オープンな場で決めるべき予算の問題を密室で恫喝する。これだけでも2人とも辞職モノだが、問題はもっと根深い。こうした予算配分じたいが、行政内部でなんの手続きも踏んでいない大坪氏の独断専行であったことが内部の公式の会議で明らかに。さらに、本サイトがいち早く取り上げたように、和泉氏が室長、大坪氏が次長を兼任した内閣官房の「健康・医療戦略室」を舞台に、和泉氏の後ろ盾によって大坪氏が緊急的な感染症対策に使われるような予算約80億円を無理やり自分の担当するプロジェクトにつけていたことが、AMED(独立行政法人日本医療研究開発機構)理事長による告発で明らかになっている(詳しくは過去記事参照→https://lite-ra.com/2020/02/post-5254.html)。

 しかも、AMEDの方針にことごとく介入する大坪氏の高圧的なやり方に対してAMED側が反発すると、和泉氏が直々に乗り出し、2019年7月にはAMEDの幹部職員3人に対し、こんなセリフを吐いていたことも暴露されている。

「大坪次長もさ、激しくてみなさんとうまくいっていないかもしれないけど、彼は健康・医療戦略……彼女か、健康・医療戦略室次長に残すし、AMED担当室長は彼女になるから。そういうつもりでちゃんと付き合ってもらわないと困るよ」

「ちゃんとできていないようだったら、もともとの出身省庁からこのポストを置くのはまずいってことになる」

「財務省は全面的に、皆さん方の頭を飛び越えて、本省の各原課も飛び越えて、各々会計課と直接やるから。あなた方がどういうつもりか知らないけど、そんな生易しい話じゃないからさ」(「週刊文春」2月27日号/文藝春秋)

■不倫で退任確実と言われながら、菅政権で復活した和泉補佐官 すでにコロナ対策を一手に

 山中教授への恫喝、コネクティングルーム出張、さらには愛人が思い通りに動かせる組織にすべく人事や予算をちらつかせて圧力をかける──。まさに私利私欲によって行政を歪める「政治の私物化」にほかならないが、こうした問題が噴出していた今年2月、政府は大坪氏を「ダイヤモンド・プリンセス号」に派遣。大坪氏が感染対策で飲食が禁止になっている作業エリアにスイーツやコーヒーを持ち込んだり、マスクをしていない姿をしょっちゅう目撃され、注意を受けていると報じられ、さらなる批判を浴びることになった。

 批判が巻き起こるのは火を見るより明らかだったのに、こんな人物を「ダイヤモンド・プリンセス号」に派遣する──。当初はこの配置は、安倍首相とのあいだにすきま風が吹いていた菅氏を牽制するための“厄介払い”と見られ、「サンデー毎日」(毎日新聞出版)9月27日号に掲載されているジャーナリスト・森功氏のレポートによると、ふたりは不倫問題の再燃によってコロナ対応から外され、このころには和泉氏は〈夏の人事で補佐官から退く〉とも噂されていたという。

 しかし、この和泉氏のピンチも菅氏の“復権”によって様変わりする。今井氏ら経産官僚が主導した「アベノマスク」や「Go Toキャンペーン」、星野源に乗っかった「コラボ動画」などに国民の批判が集中し、代わりに菅氏が息を吹き返したからだ。そして、「サンデー毎日」によると、この菅氏の“復権”によって〈和泉・大坪コンビがコロナ対応の現場に復帰〉。大坪氏は8月の人事で厚労省子ども家庭局担当の審議官へ異動となったものの、〈今もなおコロナ対策に首を突っ込んでいる〉とし、和泉氏についても官邸関係者がこう証言している。

「和泉さんは現在、PCR検査の拡充とワクチン開発、それに特効薬の承認の推進を一手に引き受けています。クルーズ船で信用が失墜するどころか、むしろコロナ対策の要となっている」

“公費不倫”があれだけ問題になったというのに、何事もなかったように重要政策を取り仕切る立場に舞い戻っていた和泉首相補佐官……。無論、菅政権の誕生により、和泉氏の権限はさらに増大することになる。

 今回の「官邸官僚」人事で今井氏の影響力が削がれたとしても、それはたんに今井氏から和泉氏に首が挿げ替わったにすぎない。これからは、菅−和泉首相補佐官体制によって、より強く官僚を支配下に置いた「恐怖政治」がはじまるだけなのだ。

(編集部)



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/782.html

   

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > アーカイブ > 2020年9月

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。