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2020年8月31日00時25分 〜
記事 [政治・選挙・NHK275] <結局、投げ出し…>「投げ出し批判、死んだ方がまし」安倍首相、麻生氏の説得応じず(西日本新聞)



「投げ出し批判、死んだ方がまし」安倍首相、麻生氏の説得応じず
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/639810/
2020/8/29 6:00 (2020/8/29 15:03 更新) 西日本新聞


安倍晋三首相=2019年7月撮影、福岡市

 またも任期途中の退陣を表明した安倍晋三首相。連続在職日数が史上最長となった24日に辞任の意向を固めたが、周囲は記者会見の直前まで必死に引き留めた。「休んでまた復帰すればいい」「短期間の入院なら誰も批判はしない」。首相は葛藤したが、新型コロナウイルスを巡る新たな対策を取りまとめたことで、「第1次政権時のような『投げ出し』批判を避けられる」と判断し、最長政権の幕引きを決めた。(東京支社取材班)

 28日午後5時、官邸で開かれた記者会見。首相は秋以降の新型コロナ対策を説明した後、「私自身の健康問題を話したい」と切り出した。持病の潰瘍性大腸炎が再発したとして、「投薬の効果はあるが予断は許さない」「国民の負託に自信を持って応えられる状態にない」と語り、「職を辞することにする」と目を伏せた。

 その約6時間半前。閣議を終えた首相は、自らの「後見役」である麻生太郎副総理兼財務相と官邸執務室で向き合っていた。「体力も食欲もない。病気のために国政が停滞するのは耐えられない」と首相。麻生氏は「通院しながら職務を続ければいい」と説得した。

 これまでも職務を続けるように説得してきた麻生氏。15日には首相の私邸を訪れ、「少し休養したってなんてことはない。休んでいる間は私が職務を代理するから、辞めないでほしい」と訴えた。28日は翻意がかなわず、首相との面会を35分で終えると、追いすがる記者を振り切るように官邸を後にした。「辞任は自分一人で判断した」。首相は会見でそう語った。

 首相の説明によると、病の再発の兆候が医師から指摘されたのは6月の検診。7月中旬からは「体力をかなり消耗する状況になった」という。複数の政府関係者は「息が上がり、声がかすれる様子が目立った」と口をそろえて証言する。「体調が相当悪そうだ」との風評が官邸や省庁に広がった。周囲は口々に休養を勧めたが、首相は応じなかった。「病気を押して職務をこなした父親の故晋太郎元外相の姿が頭にあるのだろう」。官邸幹部は推し量っていた。

 今月上旬の診察で再発が確認された。関係者によると、6日、広島市での原爆死没者慰霊式・平和祈念式に参列した際は、特につらそうだったという。

 「唐突に辞める事態だけは避けたい。また『投げ出し』と言われるぐらいなら、死んだ方がましだ」。首相は常日頃、周囲に語っていた。「病気のことは言いたくない」。健康不安説が大きく報道され、「健康状態を説明すべきだ」との批判が出始めた19日、首相は側近に漏らしている。

 官邸官僚らはこのころから、辞任もあり得ると覚悟した。コロナ対策の新パッケージの取りまとめを急ぐよう関係省庁に指示。投げ出し批判が起きないようなシナリオ作りに腐心した。一方で慰留にも努めた。27日には、内閣改造の構想を会見で発表することによって求心力を再び上昇させる案も提示したが、首相は断ったという。

 「1強政権」のあっけない幕引き。自民党は各派閥が幹部会合を開くなど、早くも「次」を見据えた動きが始まった。官邸関係者は非情に語った。「2度も突然辞任する事態。今後、政界に影響力は働かせられないだろう」

(東京支社取材班)




http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/435.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 日本一の薄情男、菅義偉は苦難のコロナ時代の総理大臣には最悪だ。しかも桜を見る会・Gotoキャンペーン・河井夫妻の買収事件の「共同正犯」なのにどの面下げて総裁選に名乗り出てきたんだ!?(Everyone says I love you !)




日本一の薄情男、菅義偉は苦難のコロナ時代の総理大臣には最悪だ。しかも桜を見る会・Gotoキャンペーン・河井夫妻の買収事件の「共同正犯」なのにどの面下げて総裁選に名乗り出てきたんだ!?
https://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/352dba9b37a924f7aeb69c949fe89cc2
2020年08月30日 Everyone says I love you !



次の解散総選挙で必ず打倒自民党政権!

 自民党内最大の実力者、二階俊博幹事長の大本命、菅官房長官がとうとう自民党総裁選に名乗りを上げました。

 この人、第二次安倍政権の発足当時からずっと官房長官で、安保法案が違憲だと大多数の憲法学者が言ってると言われたら数じゃないと思いますよといい、アベノマスクが金の無駄と指摘されると市民にマスクが手に入りやすくなるとか、わけの分かんない言い訳を7年半も続けてきた人ですよ?




スライド→https://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/352dba9b37a924f7aeb69c949fe89cc2



 この人が総理総裁になったら、安倍政権が続くのと変わらないじゃないですか?

 市民は、もうこの人の顔にもしゃべり方にも飽き飽きなんですよ。いい加減にしてくれ。こっちが大腸炎になるわ!



 しかも、桜を見る会では反社の方々を呼びまくり。

 全国に新型コロナウィルスをまき散らしたGotoキャンペーンを押しまくり。

 自民党の政党交付金から仲良しの河井夫妻に1億5000万円の買収金を渡しまくり。

 いま、日本で一番問題になっていることの事実上の主犯の一人じゃないですか?!

 安倍さんより取り繕うのがうまいだけで、やはり無能。漢字が読めるのがマシなだけの人ですよ。








 なにより、東京新聞の望月記者を筆頭に、記者会見でまともな質問をする記者を排除しまくりです。

 これほど報道の自由など人権感覚のない酷薄な人もいないじゃないですか。






 みんな、コロナでしんどい思いをしているのに、こんなに庶民に寄り添ってくれない感ありありの人が内閣総理大臣にでもなったら、毎日毎日、いままでよりもっといやな気持になるんですよ。

 自民党総裁選の最有力候補がよりによってこの菅さんだなんて、もう自民党に政権担当能力がないことの証拠ですよ。

 誰が総裁になっても、次の選挙で絶対に自民党を引きずり降ろさないといけない何よりの証拠です。







この時から平成おじさん小渕官房長官→総理大臣の再来を狙ってたにきまってるやん。


安倍・菅官邸の押しがあったからこそのし上がれた大阪イソジンの会は、安倍首相の後継が菅さんになったらまだ延命できると大歓迎でしょうけど、冷静になれば、菅さんで意気上がる人なんて他にいませんよ。

まだお坊ちゃんの可愛げがあった?安倍首相に比べて、こんな年柄年中フン詰まりみたいな総理大臣、森首相とおんなじくらい、みんな鬱になりますぜ。




菅義偉官房長官が出馬意向固める
020.8.30 11:22 産経新聞


会見に臨む菅義偉官房長官=28日午前、首相官邸(春名中撮影)

辞任を表明した安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を選ぶ総裁選をめぐり、菅義偉官房長官に立候補を期待する声が高まっている。自民党幹部は30日、「菅氏が立候補する意向を固めたようだ」との見方を示した。

 菅氏は平成24年の第2次安倍政権発足以来、官房長官として首相を支えてきた。新型コロナウイルスへの対応など政策の継続性を重視し、菅氏の立候補を求める声が高まっていた。

 菅氏の総裁選への立候補は初めて。新型コロナウイルス感染症対策など安倍政権の主要政策の継続を中心に、支持を訴えるとみられる。

 菅氏は昭和23年、秋田県生まれ。小此木彦三郎元通産相の秘書を務めた後、横浜市議を経て、平成8年の衆院選で神奈川2区から出馬して初当選し、当選8回。第一次安倍政権では総務相などを務めた。

 昨年4月に新元号の令和を発表したことから、「令和おじさん」の愛称で若い世代にも知名度を広げた。



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/436.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 面白い 安倍政権破産管財内閣出現なら 森加計再責任だ 
面白い 安倍政権破産管財内閣出現なら 森加計再責任だ
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/51988022.html
2020年08月31日 自民党的政治のパンツを剥ぐ


安倍内閣の顔が溶け 黒幕談合事務=官房機密費取り扱い責任者が
何を勘違いしたか させられたか フットライトの前に背広の色を変え出現

**

これから 黒を白だとのマジックショーをも継続することになる

民主党政権交代の時は 官房機密費は「消えた」
官房長官以外の内閣なら「官房機密費」を消す必要があるなら
党内犯罪もみ消しとなる

これまで全てが官房機密費という「マジシャンの背広」の中でだ

@森友の100万
A河合夫妻の裏金と 自民党費と官房機密費との連結も 
明るみにでたから党費切り替えの疑惑だ
B桜を見る会 政府費用すり替えの裏談合も
C首相の連日の飲み食い記事にでない飲み食いは
D安倍事務所の異常な威張り行動の源泉は
E東京オリンピックの裏金くすぐり費用は

これから 

安倍首相が溶けたら官房長官の顔が ヌラリと出現しそうだ



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/437.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 最新の世論調査で 安倍政権の支持率が 56.9% と かなりの高支持  次の衆院選の投票先も 自民党が48.0%でトップ 立憲はわずか11.6%
              最新の世論調査で 安倍政権の支持率が 56.9% と爆増    
  
    
  
■ 最新の世論調査で 安倍政権の支持率が 56.9% とかなりの高支持
        
        
最新の共同通信の世論調査で、安倍政権の支持率が56.9% とかなりの高支持となっています。(下記)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/52136
   
   
前回調査から、実に20.9%も増加。
国民はツンデレだったようですw
   
在職中は期待感から厳しい注文をつけるが、いざや辞めるとなると、辞めないで!よくやってくれている!と高評価に。
この高支持率こそ、安倍政権の真の支持率だったわけです。
    
退陣表明の時期についても「適切だった」が58.6%。「遅過ぎた」は25.3%、「早過ぎた」12.7%。
安倍総理が罹患しているのは潰瘍性大腸炎という国が難病指定している重篤な病気です。
上記数字は、この病と安倍総理が戦っている状況を考慮した結果となっており、多くの国民が安倍総理の判断を尊重していることがわかります。
  
阿修羅のツンデレ諸君も、難病をおして国政に全力であたってきた安倍総理に感謝すべきでしょう。
  
   
  
■ 次の衆院選の投票先も自民党が48.0%でトップ 立憲はわずか11.6% 合流新党は完全にかすんだ
   
    
次期衆院選比例代表での投票先は、自民党が48.0%と半数近くに達した。野党第一党の立憲民主党は11.6%。
  
安倍総理の退任表明で話題は次の総理は誰か? に移りました。
立憲民主党が主導する合流新党の話題は吹っ飛び、完全にかすんでしまった。
  
その結果が上記次期選挙での投票先が自民がダントツ、立憲民主は自民のわずか1/3以下という結果に現れています。

総理候補では菅官房長官が大本命。
菅官房長官が総理となれば、次の衆院選は安倍さんは存命であるにもかかわらず「弔い合戦」の雰囲気となる。
自民党が圧勝となるでしょう。 
   

http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/438.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 小沢さん、出番ですよ。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2020/08/blog-post_48.html
8月 31, 2020 日々雑感(My impressions daily)

第一次内閣の退陣との「違い」

 全く予想しなかったわけではない。しかし意表を突かれた思いがした。同時に計算高さも感じられた。安倍晋三首相は8月28日の記者会見で、体調を理由に辞意を表明した件だ。

 退陣表明の一報が流れたのは、この日の午後2時過ぎだった。だが午前の閣議の後、安倍首相は麻生太郎副総理兼財務大臣とサシで30分ほど話し合い、辞意を伝えた。その後、公明党の山口那津男代表など関係要人にも、電話をかけている。

 健康問題を理由とするところが2007年8月27日の第一次内閣の退陣と重なるが、両者は大きな違いがある。今回は「放り投げ」ではなく、安倍首相は後継が決まるまで続投する。すなわち「逃げ」ではないということだ。

 自民党は9月1日の総務会で、総裁選の日時と開催方法について決定する。報道によると、党大会に代わる両院議員総会が開かれ、現職の国会議員票(394票)に加えて各都道府県連が3票ずつ持つ地方票(141票)で決せられる。党員投票は郵送など事務手続きに1ヵ月ほどかかるため、今回は省略されるようだ。

 もっともこうした略式の投票方法について、自民党の小林史明青年局長が主張するような「国会議員と地方議員が同じ票数を持つべきで、党員にはオンライン投票などで投票できる仕組みをつくり、通常の総裁選で選任すべき」との異論もある。

石破氏をはじきだすために

 そもそも党員投票を行わない両院議員総会による略式の総裁選の筋書きは、随分前から安倍首相の頭の中にあったと言われている。すなわち岸田文雄政調会長に禅譲したい安倍首相が、ポスト安倍の最有力候補である石破茂地方創生担当大臣をはじきだすために考え出されたものというのだ。

 石破氏は2012年9月に行われた自民党総裁選の第1回目の投票で圧倒的多数の地方票を獲得して1位となり、2018年9月の総裁選でも地方票では安倍首相に迫っている。安倍首相はそのような石破氏を事の他嫌い、他の派閥のパーティーには出席して挨拶するものの、石破派のパーティーには顔を出すことはなかったほどだ。

 興味深いのは、石破氏には有利だが岸田氏に不利と思われる党員投票を含む通常の総裁選を主張する小林氏が岸田派の所属であるという点だ。小林氏はまた小泉進次郎環境大臣にも近いとされるが、小泉氏は2018年の総裁選で投票先を直前まで明かさないというやり方でマスコミをじらした経緯がある。

 というのもこの時、小泉氏は石破氏に投票する意思を投票会場に入る直前に公表し、これで国会議員票を石破氏に集めて自分の影響力を誇示しようとしたが、タイミングが悪くてあえなく失敗。今回はすでに河野太郎防衛相が出馬する場合、支持することを表明している。

 そのほか、若手議員によるパーフォーマンスが行われるのかもしれないが、この度の総裁交代の筋書きはもっと深謀遠慮なものなのだ。

新総理に求められる「選挙管理内閣」の役割

 というのは新たに誕生する総理総裁に求められるのは、自民党の再出発のために速やかに解散総選挙に打って出ること。すなわち「選挙管理内閣」の役割だ。

 これは満身創痍の辞意表明ともいうべき安倍首相の会見を見た時、「これしかない」と感じたことだ。次期衆議院選がすぐさま行われるなら、事実上の“弔い合戦”となるはずからだ。

 実際に安倍首相が辞意を表明した直後から、世界各国の首脳から惜しむ声が次々と届いている。31日にはアメリカのトランプ大統領との日米電話会談もセットされた。これから次の総裁が誕生するまでの半月ほどの期間が、安倍政権の花道(クライマックス)となるだろう。

 そのレガシーでもって衆議院選を行えば、ある世論調査で「50議席を減らす」とまで言われた自民党が議席を大きく減らすことはないだろう。内閣支持率こそ下落傾向だったものの、もともと自民党の政党支持率はさほど落ちていなかった。しかも護憲派の岸田内閣なら憲法改正賛成派で議席の3分の2以上を占める必要はなく、自公で3分の2以上を維持できればそれでいい。

 実際に解散総選挙に向けた「野党潰し」の仕掛けが感じられる。新総裁を選出する自民党の両院議員総会は「9月中旬に開催」と報じられているが、すでに立憲民主党が9月16日に新党結成の党大会を開く予定だが、もし同時期に総裁選がぶつけられたら、多くの国民の関心はもっぱら新総裁誕生に集まってしまうだろう。

 立憲民主党にすれば、国民民主党からの合流を急かすために新党への入党期限を9月3日とし、その後に速やかに新代表と新党名を決定し、華々しく新たな出発を飾るはずだった。「国民民主党潰し」のために計算しつくした日程のはずだったのに、肝心なところを自民党に奪われかねない。それではとんでもない計算違いになってしまう。

解散総選挙、10月25日投開票説

 そうした筋書きが実現するには、安倍首相の影響が強く反映される新総理総裁が誕生する必要がある。そして速やかに解散総選挙が行われなければならないのだ。

 ここでふたたび浮上するのが10月25日投開票説だ。総裁選の後に速やかに臨時国会を開会し、すぐさま解散。新党結成や分裂騒動で十分に選挙準備ができていない野党にとっては、非常に厳しい日程になる。

 しかしそれだけで筋書きは終わらない。次の総裁の任期は安倍首相の総裁3期目の満了期、すなわち来年の9月までという点が肝要だ。

 来年9月には新総裁の下で党員投票も含めた正規の自民党総裁選が行われることになるが、この時こそ自民党はこれまでの通りに安倍路線を歩むのか、それとも脱安倍路線を歩むのかが問われることになる。

 さらに国内外では米中対立問題や極東のパワーバランスの変化、新型コロナ感染症対策や伸び悩む経済問題など、難題が山積するはずだ。そうした問題に対してどうしても解決困難になった場合には、より強いリーダーシップが求められる。1年間十分に養生した安倍首相が再々登板することも、決して不可能ではないはずだ。

 そのための余力を残しておくという意味において、安倍首相はこの時点で辞意表明することを選んだのではないのだろうか。政治家というのはそうやすやすと、自分のプライオリティを他者に渡すものではない。

 28日の会見では記者からの議員辞職するのかという質問に対し、安倍首相は「有権者が選ぶこと」と否定した。しかし祖父・寛の時代からの地盤であり、現行制度になっても圧倒的な得票数で安倍首相が当選し続けてきた山口県4区が、容易に安倍首相を見放すはずがない。そもそも永田町は伏魔殿。どんなことも起こりうる
>(以上「現代ビジネス」より引用)


 安倍退陣劇の裏側の人間模様を「現代ビジネス」が読み物として提供している。深謀遠慮で事がなされたようだが、それらはすべて安倍氏による政治の私物化の延長でしかない。

 安倍氏には政治を国家国民のために執るという観点は皆無のようだ。すべては個人的な好悪の念に根付くようだ。ことに、石破氏に対する拒絶反応は凄まじい。学校のイジメにも等しい。

 しかも今回も個人的な健康問題を退陣理由に挙げているが、前回のような「放り投げ」ではないという。確実に10月25日投開票とする解散総選挙を前提とする退陣だという。それなら安倍氏は解散総選挙を呑む総理が後継総理にならないと困る。残り任期の一年間を居座られては困るからだ。

 それならいっそうのこと、安倍氏が解散を打てば良かった。そうすればスッキリする。退陣表明と同時に解散を打てば、自民党は事実上の総裁選を総選挙に被せることにより関心を呼んで総選挙でも圧勝するだろう。そうした総選挙戦略よりも、個人的な石破憎しの念の方が勝ったというべきか。

 しかし、そのようなチマチマとした政界劇を演じている時期だろうか。コロナはもとより、米中戦争の真っ只中ではないか。この非常時に、日本は政権与党の総裁選に突入する、という痴態を演じている。

 安倍氏の政治家としての適性を最後まで疑わせる。彼は普通の一般人としても好悪の念の激しい危険人物ではないか。既に退くと決めたなら、誰が総理の椅子に座ろうとニュートラルな気持ちで後継争いと距離を置いて臨むべきではないか。

 引用記事にある通り、野党連合は一日も急ぐべきだ。結党大会を前倒しして早々と済まし、新党の政治マニフェストを国民に提示すべきだ。そこには消費税廃止と反・グローバル化を鮮明に打ち出すべきだ。

 すべては「国民の生活が第一」の政治を行うために新党は結束すべきだ。バカげた政治ゴッコはやめて、真の政党政治を日本に取り戻すために、野党すべての国会議員は小異を捨てて大同につくべきだ。そして、この乱世を取り仕切れる政治家は小沢一郎氏しかいない。




http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/439.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 安倍晋三首相は実母・洋子夫人の懇願に従って退陣を決意した。後に、二階俊博幹事長が「ポスト安倍」の準備をはじめ、新首相人事を着手、9月15日までに自民党衆参両院議員による選挙で新総裁を決める。(板垣 英憲)
https://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/8150975c79f9767c2e34121e6fe3a387
2020年08月31日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆〔特別情報1〕
 自民党二階派「志帥会」会長の二階俊博幹事長に近い幹部は以下のように話している。
安倍晋三首相は、辞意を表明した28日の朝30分間、麻生太郎副総理兼財務相と会って、その後、二階俊博幹事長のところに行き1時間、辞任の話をした。その場には、自民党の幹部を集めており、その後、内閣の閣僚を集めて話をした。午後2時27分に辞意を表明したことが報道された。

 安倍晋三首相は、8月24日の慶応大学病院の検査結果から辞任することを心の内で悩んでおり、その後、恐らく実母の洋子夫人に相談した。洋子夫人も2019年5月に転倒により救急搬送され緊急入院し、精密検査を受けたところ、深刻な疾患がみつかったとされている。ただし高齢ということもあって、手術などの積極的治療は受けず、経過観察または緩和治療で今日まで過ごしてきている。それまで、安倍首相の朝食は主に洋子さんが手作りで用意してきていたが、体調を崩してからは、古くからの洋子夫人の家政婦さんが食事を用意し、このコロナ禍にあっては、安倍家では洋子夫人も交えての夕食が続いていたという。そうしたなかで、誰にも明かさなかった辞意について、洋子夫人には打ち明けていた。洋子夫人からは「もうここまでやったのだから、もういい。辞めなさい」と言われた。

 そこで辞意を決めつつ、国会では誰にも相談することなく、28日の午前中に麻生太郎副総理兼財務相と二階俊博幹事長にそれぞれ辞意を決意したことを話したということだ。



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/440.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 安倍、岸田と会ってた。菅と岸田、どちらを支持するのか+二階派は菅支持を決定。石破、慎重に(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/29160014/
2020年 08月 31日

28日に安倍首相が辞任する意向を発表した後の自民党内の動きに、mewはチョット驚いたところがあった。(@@)

 何分にも7年8ヶ月も務めていた総理総裁が突然、病気のため無念の辞任をするのである。

 自民党の議員たちは、安倍首相の辞任会見を見て、28日の晩くらいは、少しはしんみりムードになるのではないかと。

 また、総裁選に関しても、安倍首相は後継の総裁について明言しなかったものの、首相の意向なども考慮(or忖度)して、少し様子見モードにはいるのではないかと思ったのだが・・・。全く違った。(~_~;)

 党内の各派閥や議員たちは、下手すると安倍首相の辞任会見をまともに見ずに、動き出していた。

 夜には、各派閥が料亭やホテルなどで会合を開き、情報収集すると共に、今後の方針について協議を開始。

 しかも、安倍首相の辞任を「待ってました〜」と言うかのように、次々と議員たちが総裁選出馬の意思を公表し始めたのである。(・o・)

 もともと有力候補に挙げられていた石破茂氏、岸田文雄氏はむしろ控えめな感じだったが。野田聖子氏や河野太郎氏も、出馬への意欲を示していたし。何と安倍首相の側近で出身派閥の下村博文氏、稲田朋美氏が、臆面もなく「推薦人が20人集まれば、出たい」と明言していたのには、唖然とする部分もあった。^^;

 また党内やメディアでは、菅義偉氏、茂木敏充氏、西村康稔氏などの名も候補に挙がっていた。

<メディアの一部は小泉進次郎氏の名も挙げていたけど、党内では非現実的な話だったかも。本人も出馬はしないと発言。もし出馬するなら、河野氏を支持すると言っていた。>

 次期総裁は、安倍総裁の残りの任期1年を引き継ぐもので、来年の9月には改めて総裁選を行なうことになる。それゆえ、ここで名乗りを上げてアピールをしておくことが、来年の総裁選出馬への第一歩になると考え方をした議員もいたかも知れないのだけど。一気に7〜8人も候補者の名が挙がるとは思いもしなかった。(~_~;) 

* * * * *

 実は、安倍首相の体調悪化が伝えられるようになってから、もし首相が急に辞任をする場合は、菅官房長官が残り1年の政権を引き継ぐのではないかという見方が強かった。(・・)

 菅氏は、官房長官として安倍首相とずっとコンビを組んでやって来たので、引継ぎもスムーズに行くだろうし。コロナ禍にあって、感染対策、経済対策が大変な時期であるだけに、これまでの政府の方針をそのまま踏襲して進めてくれる人が首相をやった方が、国政の安定が保てるからだ。(+)

 菅氏はやや地味なタイプだし、ナンバー2の参謀役というイメージが強かったのだが。昨年の新元号発表で「令和おじさん」として知名度がアップしたことから、それなりの支持率も確保できるし、いざとなれば、選挙も十分に戦い得る。

 官僚のコントロールもお手のものだし。二階幹事長と懇意なので、党内との連携もOK。公明党や維新ともパイプがある。

 また、安倍首相も麻生副総理も、何より「絶対に石破氏は首相にさせたくない」という思いが強いので、この2人が菅氏を推して、細田派など大派閥に協力を求めれば、スンナリ話は決まったことだろう。

<むしろ密室談合と言われないように、オープンな総裁選を演出するか、そちちの方が課題になっていたほどだ。^^;>

 ただ、mewは、気になっていることがある。(・・)

 安倍首相は、28日の会見を終えた後、帰宅する前に、午後6時20分から同27分まで岸田氏と会っていたのである。(・o・)

 まあ、2人は若い時から懇意の仲なので、岸田氏にも自分のクチから辞任を伝えたいという思いもあったのかも知れないが。

 果たして、この時、首相の座の禅譲について何を話したのか、め〜っちゃ気になるところ。

「今は非常事態なので、とりあえず、今回は菅くんに総裁を任せて、あと1年待ってくれ」と言ったのか。それとも「もし岸田くんが総裁選に出馬するなら、僕はできるだけ支援する」と言ったのか。

 それによって、今後の展開がかなり違って来ることだろう。(~_~;)

* * * * *

 先週、先週『安倍、久々の会見&麻生の暴言+禅譲を目指す岸田に痛々しさ+なおみ棄権、スポーツと人種差別』という記事に書いたのだが。

 安倍氏と岸田氏は93年に衆院に同期当選し、若手の頃から仲よく活動していたとのこと。安倍氏は岸田氏を信頼しており、二次政権ではスタートから4年半、安倍外交の要である外務大臣を任せていたし。その後も党三役の政調会長に起用しており、自分のあとの首相にしたいと考えていたのだ。<岸田氏が15、18年の総裁選出馬を控えてくれたことにも恩義を感じている。>

 麻生副総理も、もともと岸田派と同じ宏池会の流れを汲む派閥の長なので(源は麻生祖父の吉田茂元首相だからね)、安倍氏の考えを尊重する気でいたのだが。

 ただ、最近は、こんな記事も出ていたりして、支持を得られるかビミョ〜な状況にあった。

『「平時の岸田だ。乱世の岸田じゃない」。麻生氏は最近、同僚議員にこう語った。麻生氏はこれまで首相が目指す岸田氏への禅譲路線に異を唱えていなかったが、立場に変化が表れた。(時事7.19)』

* * * * *

 しかも、菅氏は、あとから周囲に要請されて出馬を決意する形をとるのではないかと見られていたのだが。

 何と早くも30日には、二階幹事長に会って、出馬の意思を伝えたとのこと。(゚Д゚)

 思いがけず、次々と総裁選出馬の意欲を見せる人があらわれたので、出遅れるのはマズイと思ったのかどうかわからないが・・・。

 ここで菅氏が出て来ると、また全体の流れが変わりそうな感じがある。

 安倍首相や麻生副総理が、水面下で、菅氏の出馬を望んだのかどうかも気になるところだ。(・・)

 菅氏がここで早めに出馬表明をして来たことから、石破陣営はチョット慎重になっているという。

『「ポスト安倍」をめぐる動きの中、菅官房長官が総裁選に出馬する意向を固めた。菅氏は正午前、都内の宿舎を後にしたが、表立った動きについてはわかっておらず、出馬については、沈黙を保ったままだ。ただ、二階派幹部の河村元官房長官は「派閥として菅氏支持の方向」といち早く明言した。

 また、自民党の石破元幹事長は総裁選への対応について、選出方法を決めるのが先との考えを示し、自身の出馬については、明言を避けた。総裁選のやり方を巡っては、党員投票を簡素化する両院議員総会では、石破氏に不利になるとてみられていて、周辺からは「今回は出馬を見送るべきだ」などの声も聞こえてきている。このため、地方で行われた講演では両院議員総会で決める党の方針ついて、「党員も行動できなくて本当に総裁選のあるべき姿なのか」と批判した。(ANN20年8月30日)』

* * * * *

 しかし、岸田氏の方は出馬する気満々の様子で、昨日も積極的に動いていた。(**)

 岸田氏は昨日、麻生派幹部の鈴木総務会長の自宅を訪れた後、麻生副総理と会って総裁選の支援を要請。

 さらに、安倍首相がもともと所属している(一時的に抜けている)最大派閥の細田派の細田会長に会い、「憲法改正」への意欲を示したという。<この間も書いたけど、岸田氏はもともと改憲慎重派のくせに、首相なりたさにこういうアピールをするのは、「何だかな〜」と思う。>

『「ポスト安倍」を目指す自民党の岸田文雄政調会長は30日、麻生太郎副総理兼財務相と東京・永田町で会談した。総裁選出馬に向けた支援を要請したとみられる。岸田氏はこれに先立ち、麻生氏率いる麻生派(志公会)に所属する鈴木俊一総務会長の都内の自宅も訪れ、意見交換した。

 岸田氏は、自身を支える岸田派(宏池会)に加え、麻生派や安倍晋三首相の出身派閥である細田派(清和政策研究会)の3派共闘で総裁選に臨む戦略を描いており、首相の盟友でもある麻生氏が下す判断が鍵を握ることになりそうだ。(産経新聞20年8月30日)』

『岸田政調会長は都内で最大派閥・細田派の細田会長と面会し、「自分が総理になった際には憲法改正に取り組む」などとして支援を要請したほか、麻生副総理と面会しました。

 岸田政調会長:「ごあいさつをしました。ご指導をお願いしました」(ANN20年8月30日)』

 昨日の夜には、フジTVのニュース番組に出演。ここでも出馬の意欲を示し、厳しい質問にも強気で答えていたようだ。(・o・)

<ってことは、やっぱ、安倍首相に後押しするって言われたのかしらん?^^;>

* * * * *

 現段階では、総裁選は8日告示、13〜15日頃に投票を行なう方向で調整されているとのこと。

 おそらく今週、特に9月にはいったら、各議員&周辺の動き、議員間の駆け引きがさらに激しくなって、実際に総裁選に出馬するのは2〜4名にしぼられることだろう。(・・)

 派閥の勢力などについては、また後日に書きたいと思うが。まずは、果たして安倍首相が菅氏と岸田氏のどちらを支持する気でいるのか、注目したいと思うmewなのだった。(@_@。

 THANKS



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/441.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 石垣のりこ議員を非難する安倍応援団の倒錯! 膳場貴子や星浩にまで炎上攻撃で、安倍首相の政権投げ出し批判がタブーに(リテラ)
石垣のりこ議員を非難する安倍応援団の倒錯! 膳場貴子や星浩にまで炎上攻撃で、安倍首相の政権投げ出し批判がタブーに
https://lite-ra.com/2020/08/post-5609.html
2020.08.31 石垣のりこを非難する安倍応援団の倒錯! 膳場貴子や星浩にも炎上攻撃 リテラ

    
    辞任を発表した安倍首相だが…(首相官邸HPより)

 いったいこの国の言論はどうなっているのか。二度目の無責任な政権投げ出しで、流石にメディアも国民も安倍首相の無責任体質を糾弾するだろうと思っていたら、逆に安倍首相を批判した人たちが集中砲火を浴びている。

 とくに、「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物」とツイートした立憲民主党・石垣のりこ参院議員には、非難が殺到。石垣議員が謝罪をしたあとも批判はなりやまず、議員辞職を求める声まで広がっている。ネットだけではなく、きのうの『ワイドナショー』(フジテレビ)や『サンデー・ジャポン』(TBS)でもこの発言を取り上げ、出演者から石垣議員を批判する声が相次いだ。

 この程度のツイートがなぜ、こんなふうに非難されなければならないのか、意味がわからない。

 石垣議員を批判する連中はもっともらしく「難病差別」「難病の人を貶める行為」などといった声を上げているが、難病差別でもなんでもない。安倍首相は一般国民でなく、その政策判断によって国民の生命や生活を左右する一国の総理大臣なのだ。そんな権力者が自ら辞任の理由に「病気」をもちだしたのだから、その経緯や真偽を追及するのは当然ではないか。

 しかも、安倍首相は1次政権でも今回の2次政権でも、支持率が急落して政治的に追い詰められたとたん、まったく同じように「潰瘍性大腸炎」をもちだして政権を放り出しているのだ。これをたまたまと片付けるほうがおかしいだろう。

 実際、29日の記事で書いたように、安倍首相の辞任会見は矛盾だらけだった。会見では、6月に潰瘍性大腸炎再発の兆候がわかり、7月中旬に体調に異変を感じたと説明していたが、首相動静を見ると、体調異変の以降も連日、ステーキやフランス料理などの会食ざんまいの日々を送っていた。また、健康不安を理由に辞任を宣言しながら、会見では入院や静養はせず、「(後任が決まるまでの間)私の体調のほうは絶対に大丈夫だと思っております」と執務を続けることを宣言。さらに、今後について聞かれると、「次なる政権に対してもですね、影響力……」と言いかけて、慌てて「一議員として協力していく」と言いなおす始末だった。

 これらをみれば、安倍首相の本当の辞任理由が「病気の悪化」などではないのは明らかではないか。コロナ危機や支持率低下、見通しの立たない政治状況に嫌気がさして政権を投げ出したのである。

 そういう意味では、石垣議員は「癖」などという皮肉に逃げずに、安倍首相の責任と辞任の真相をもっと堂々と主張するべきだったとは言えるかもしれない。しかし、だとしても石垣議員のツイートが非難される筋合いはまったくないし、謝罪する必要もなかった。

■町山智浩が〈安倍さんに辞職を求めず、石垣のり子議員に辞職を求める人たちの不思議〉

 本来、今回の辞任でもっとも批判されなければならないのは、政権を途中で投げ出した安倍首相の無責任ぶりなのだ。もっといえば、無責任に政権を投げ出しながら、その辞任会見で「新体制を1議員として、支えて参りたい」「次なる政権に対してもですね、影響力……」などと平気でうそぶく総理大臣に対してこそ、議員辞職を突きつけるべきだろう

 ところが、ネットもマスコミも、安倍首相の問題は一切批判せずに、野党の新人議員を叩くことに夢中になっている。おかしいのは、明らかに石垣議員を非難している側、議員辞職を要求している側なのだ。

 映画評論家の町山智浩氏はツイッターで石垣攻撃がいかに倒錯しているかをこう皮肉っていた。

〈森友文書改ざん問題でひとり死んでるのに安倍さんに辞職を求めず、石垣のり子議員に辞職を求める人たちの不思議〉

〈失言した石垣のり子議員に辞任を求める人はその前に「90才になって老後が心配とか、わけのわかんないこと言っている人がこないだテレビに出てた。『オイ、いつまで生きてるつもりだよ』と思いながら見てました」などと発言した麻生太郎議員を辞任させてください〉

〈失言で石垣のり子議員に辞任を求める人はその前に「(終末期医療について)さっさと死ねるようにしてもらうとか、考えないといけない」「(延命治療について)その金が政府のお金でやってもらっているなんて思うと、ますます寝覚めが悪い」と述べた麻生太郎議員を辞任させてください〉

 まさにそのとおりだろう。ネットでは「難病を差別している」「病気の人を馬鹿にしている」などと石垣議員を攻撃する意見が殺到しているが、ほんとうに病気の人や障害者を排除し、人命を軽視してきたのは、安倍政権の側ではないか。

 いや、それはいま、石垣議員を攻撃しているネトウヨや安倍応援団も同じだ。彼らの多くは「難病差別」や「病気の人を馬鹿にしている」などとわめきながら、アベ政権の医療費削減や福祉削減を推し進める政権を支持してきた。なかには、自ら障害者や弱者差別を口にしてきたものもいる。ようするに彼らは「難病」を利用して、安倍首相の政権投げ出し批判を抑え込みたいだけなのだ。

 実際、連中は石垣議員だけではなく、誤読のしようのないごく穏当なコメントをしただけのジャーナリストたちにも次々襲いかかっている。

■ごく穏当なコメントをしただけの膳場貴子、星浩にも「クズ」「人間じゃない」

 たとえば、29日の『報道特集』(TBS)でキャスターの膳場貴子が「今回、安倍首相が病気を理由に辞意表明したことで、これまでの安倍内閣が行なってきた様々な問題への責任追及がなされない、真実が葬り去られてしまうのではないかという懸念が、国民の中に少なからずあると思う。政権に対する不信感に政権与党は向き合っていく必要がある」と真っ当な指摘をしたが、この膳場の発言にまで安倍応援団やネトウヨがからんできているのだ。

〈原稿を読まされているにしろ病気を揶揄すると必ず己に返ってきますよ〉

〈立憲民主党から立候補してアナウンサーあがりの政治家になりゃええんじゃない?かの有名な石垣のりこさんみたく。〉

〈その原稿、 #膳場貴子 読んでて恥ずかしくないのか?〉

〈早よ、放送免許取り消せよ! 酷い番組だね!いったいどんな人達が集まっているのだろう? 膳場貴子さんは残念な人だ!〉

〈このクズは許さんわ! #膳場貴子〉

 また、安倍首相が辞任を発表した28日夜の『news23』(TBS)で、キャスターの星浩氏が「第一次政権の時に投げ出したとか無責任だと言われたのですが」「任期途中の辞任ですからこのコロナ危機の中でやはりまた、政権を投げ出したという印象はぬぐいきれないんだと思います」と解説したが、これに対してもこんなツイートが殺到している。

〈お前、大病を患っても辞めないんだな?」

〈倒れて入院するまで黙って働き続ければ文句無いのか?後任が決まるまで続投できる余裕のある今辞任の意向を示すのがベストだろ?〉

〈星浩が首相の辞任を「投げ出した」と言ったそうな。 理由が病気だろうと、その病気が難病だろうと、途中でやめたから「投げ出した」なんだな? それは、すべての病気を抱えている人達へのヘイトだ! これこそ差別主義者の思考だし、絶対に許されてはならない。〉

〈星浩、人間じゃないですね。〉

 これらの攻撃ツイートの中身は呆れてものも言えないような低レベルなものが多いが、しかし、問題はこうした「難病」を利用した恫喝、批判封じ込めによって、ネットの一般ユーザーやメディアまでが凍りつき、マスコミでは安倍首相の辞任の経緯を検証することや安倍政権の批判的総括がタブーになりつつあることだ。

 まさに膳場貴子が指摘していた「安倍首相が病気を理由に辞意表明したことで、これまでの安倍内閣が行なってきた様々な問題への責任追及がなされない、真実が葬り去られてしまう」という事態が進行しているのである。

 安倍首相がいなくなっても、“権力者は何をやっても批判されず、弱者だけが叩かれる”というこの国の暗黒的な言論状況は何も変わらないということらしい。

(編集部)



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/442.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 日経の最新世論調査で 安倍政権の実績を評価する声が なんと73%   評価しないは わずか24%   絶大な人気の安倍政権
             世論調査で 安倍政権の実績を評価する声がなんと73%
  
  
  
■ 最新世論調査で 安倍政権の実績を評価する声がなんと73%  評価しないはわずか24%
  
  
日経の最新世論調査で 安倍政権の実績を評価する声がなんと73%。(下記)
評価しないはわずか24%でした。

https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/cabinet-approval-rating/
  
  
安倍政権については厳しい評価もありますが、多くの国民は安倍政権の実績を高く評価しているわけです。
  
  
  
■ 安倍政権は多くの具体的成果を出している それらが高く評価された 数年後安倍総理が再登板の可能性大
  
  
安倍政権はいくつもの大きな具体的成果を出しています。(下記)

『安倍政権の 成果が 凄い!  外交・安全保障編  TPP11、日欧EPA、日米同盟強化、NSC発足、平和安全法制、テロ対策の共謀罪などなど』
http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/401.html
   
『最新データでみる 安倍政権の成果が凄い  税収増、国債発行額大幅減、企業の利益増、正社員数増、世帯所得増、自殺率減、ホームレス減』
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/219.html
  
  
これらが高く評価されたわけです。
最新の共同通信の世論調査で、安倍政権の支持率が56.9%と、極めて高い支持となっています。(下記)

『最新の世論調査で 安倍政権の支持率が 56.9% と かなりの高支持  次の衆院選の投票先も 自民党が48.0%でトップ 立憲はわずか11.6%』
http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/438.html
  
  

・多くの国民は安倍政権の実績を高く評価している。
・安倍政権の最新支持率が56.9%と極めて高い。
・病気での退任である。
  
以上からすれば、難病克服後安倍総理が再登板する可能性は高い。
安倍総理は現在65歳であり、次の総理がこの1年と1期を務めれば4年。
4年後安倍総理は69歳であり、難病が克服できて入れば再登板の可能性は十分あります。
安倍総理は、3回の衆院選、3回の参院選で連続して大勝利を納めています。
 
国会議員にとって重要なのはトップが選挙に強いことです。
以上からすれば、安倍再登板は十分ありえるわけです。
  

http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/443.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 公明党をつぶせば明日がある!<本澤二郎の「日本の風景」(3831)<忘恩・裏切りの徒を震え上がらせる野原節の炸裂!>
公明党をつぶせば明日がある!<本澤二郎の「日本の風景」(3831)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/26079882.html
2020年08月31日 jlj0011のblog


<忘恩・裏切りの徒を震え上がらせる野原節の炸裂!>

http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/367.html

 このURLのコメント7に、山本太郎顔負けの野原善正の見事な演説が貼り付いている。気づくのに少しばかり時間がかかったが、これをクリックすると、誰しもが大喝采をするであろう、沖縄の勇士・野原節が飛び出す。日本の政治改革の根幹を教えてくれている。

http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/367.html#c7

 この8年近い史上最低最悪の自公政治によって、財閥1%は肥え太って喜んでいるが、そのツケを弱者の民衆が負担を強いられてきた。若者たちは、正規の社員になれない、いつでも首を斬られる非正規労働者で、収入は激減してしまっている。結婚も出産もままならない。夢も希望も喪失させられている。

 大事な福祉・年金基金が危険な株式に投入、その株買いの主犯は中央銀行の日銀である。本末転倒の狂った経済政策によって、不信と不安が渦まく日本列島だ。

 あまつさえ「戦争三法」を強行、米国の戦争に自動的に巻き込まれるという「戦争国家」に変身させられてしまったのだが、その元凶が平和と福祉をないがしろにして、日本会議の極右・安倍内閣に服従・支援をしてきた公明党創価学会の赫々たる実績である。

 「おかしい。池田先生の教えに反している。今の公明党創価学会執行部は、忘恩の徒・裏切りの徒ではないか。まずは公明党をぶっ潰すことが、日本に夢と希望をもたらしてくれる」

 野原節は、500万世帯ともいわれる公明党創価学会に対して、実に分かりやすく訴えている。聴衆の反応は、山本を優に超えている!

 一人でも多くの人が、この野原節を見て、聞いて欲しい。

<「平和を忘れ、国民をいじめる公明党は、直ちに潰せ」と創立者厳命>

 国民の多くは、公明党の前身である公明政治連盟を知らない。野原は知っていた。その際の創立者・池田大作の厳命も記憶していた。

 すなわちそれは、平和を忘れ、国民をいじめる政党になれば存在価値はない。「潰しなさい」と言明していたという。

 このことを太田ショウコウも山口那津男ら公明党幹部は、みな知っている。創価学会会長の原田も知っている。彼らは承知の上で、戦争党になることを選択したのだ。確信犯である。

 野原節の真骨頂は、正にここにある。彼は繰り返し叫んでいる。聴衆の拍手は止まない。迫力満点である。公明党創価学会は誰も反論できない。沈黙して嵐が通り過ぎるのを待っている、という無様な有様である。

 野原節の公明党攻撃は、馬力が弱くなった共産党でも出来ないだろう。

 池田は後継者作りに失敗したが、不正と腐敗まみれになる公明党の将来をある程度予測して、政党を立ち上げたのだ。「権力は腐敗する」を熟知したうえで、カンヌキをかけて誕生させたのだ。ここは凡人のレベルを超えている。

<謎のコメント7「LADY IN SATIN」はお見通し>

 この野原節をコメント欄に貼り付けてくれた人物なのか、グループなのか、「LADY IN SATIN」という謎の面々であるが、おそらく目覚めた創価学会婦人部の人たちであろう。

 野原節の核心的な演説を撮影して、それを大衆に見せてくれたのだから、まずは感謝したい。これが列島に流布すれば、公明党創価学会の執行部は、すべて責任を取って辞めることになろう。

 忘恩・裏切りの徒らが、長期間、生き延びることはない。仏教の因果の法則は、科学論とも一致しているのだという。

<阿修羅「創価学会婦人部編漫画大注目」のコメント欄注視>

 ネット社会は、様々な出会いや材料を提供してくれる。先日の「創価学会婦人部編漫画大注目」にしても、ネットで発見したものだ。護憲リベラルの不安を見事に漫画で解説、国民に油断大敵を教えてくれている。

 池田門下生を自認する野原は「これこそが池田の理念」と信じて疑わない。今の沖縄を象徴している。木更津の戦争遺児に次いで、沖縄の野原ら池田門下生が決起した。いまや燎原の火のように、列島から世界へと広がっている。

<激震!公明党創価学会瓦解と日本の政治改革>

 思うに体調を崩した池田の今を知らないが、弟子たちの裏切りに怒り狂っているだろう。野原のいう「創価改革」は、池田の意思を体した野原が、池田親衛隊長となって、目下、蛮勇を振るって信濃町の不正と腐敗に立ち向かっているのかもしれない。公明党瓦解が、日本の政治改革を先導する!

2020年8月31日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/444.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 枝野代表が決断。消費税減税も視野。れいわも新党との共闘可能になった。(かっちの言い分)
枝野代表が決断。消費税減税も視野。れいわも新党との共闘可能になった。
https://31634308.at.webry.info/202008/article_26.html?1598849934

今度の新党の代表と目される枝野代表が、次期衆院選挙で消費税減税も下げること、一時期ゼロも検討すると述べた。1千万円以下の所得者も1,2年は所得税をゼロにするとまで述べた。衆議院選挙で野党側は何を錦の御旗で対抗するかと思っていた。れいわの山本代表は消費税は少なくとも5%にしないと勝ち目はないと言っていた。国民、共産党も5%に同調することを述べていた。しかし、立憲の枝野代表だけは消費税減税には消極的という情報しか流れてこなかった。これでは負けると思っていた。しかし、枝野代表はどこから変わったのだろう。きっと安倍首相が退陣することになり、安倍政治にほとほとうんざりしてきた国民に光を当てることを本気で考えた結果と思われる。これで、れいわとも組める。自民とかなり差別化出来る。

解散は早ければ、新党と野党の体制が整わない10月にやることも言われている。官邸レベルには、来年のオリンピックは無いという情報を得ているのかもしれない。だから安倍首相は辞めてもいいと思ったかもしれない。余程のことが無い限り菅首相となる。菅は安倍政治の延長を行う。だから安倍の支持を受けたのだ。安倍政治に決別しなければならない。そのためには新党が民主党の同じ轍を踏まないようにやらなければならない。決して同じ轍を踏むな。多少の違いは包みこむ度量と見識が必要である。
権力は決して黙って降ってこない。掴み行かないと取れない。


次期衆院選で家計支援策 枝野氏、消費減税など検討
https://www.sankei.com/politics/news/200830/plt2008300032-n1.html
立憲民主党の枝野幸男代表は30日放送のBS朝日番組で、国民民主党などとの合流新党として、新型コロナウイルスの影響を受けた家計への支援策を次期衆院選に提示する意向を示した。消費税減税など3案を検討中だとし「選挙の時にコロナの影響で経済状況がどうなっているかを見て、全体の可処分所得を広げるのに一番合理的な案を示したい」と語った。
 消費税については「税率を下げることや、一時的にゼロにするのは一つの考え方だ」と言及。他に、年収1千万円以下の人の所得税を1〜2年間ゼロにする案と、国民1人当たり毎月現金1万円を給付する案を示した。番組は29日に収録された。


http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/445.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 何もかも行き詰まった安倍首相 辞意と病気の全真相<下>悪政の膿を出し切るには安倍一派の一掃が必要(日刊ゲンダイ)

※2020年8月29日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大


※2020年8月29日 日刊ゲンダイ2面


※2020年8月29日 日刊ゲンダイ3面 紙面クリック拡大


何もかも行き詰まった安倍首相 辞意と病気の全真相<下>
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/277996
2020/08/29 日刊ゲンダイ

※文字起こし

安倍の病気を最大限悪用する「新内閣で冒頭解散」現実味

 9月に新首相が誕生することが決まり、早くも政界では「解散・総選挙はいつか」が取り沙汰されている。衆院議員の任期は来年10月までだ。どんなに遅くても1年後には衆院選が実施される。

 常識的には、このコロナ禍が収まるまで解散は打ちづらい。選挙となったら1カ月の政治空白が生じるうえ、選挙運動は“密”となるからだ。ところが、早期解散説が浮上している。日程は「10・25」投開票だ。

「10・25選挙は、以前から囁かれていました。年内に解散するとしたらこの日しかないとみられていた。実際、この日を逃すと、限りなく任期満了選挙に近づきます。来年までズレ込むと、予算が成立するまで解散は事実上、不可能だし、予算成立直後も、7月に公明党が重視する東京都議選があるので難しい。公明党は都議選とのダブルを嫌がりますからね。早期の解散を狙うなら、10・25投開票はワンチャンスなのです」(政界関係者)

 早期解散の方が、自民党にとっても断然有利だという。自民党内からは、「早い解散なら病気で辞任した安倍さんへの同情票も集まる」という声さえ飛んでいる。

 政治評論家の有馬晴海氏はこう言う。

「新政権が誕生した後、新しい総理がすぐに解散に打って出る可能性は十分あると思います。特に国民の人気が高い石破首相ならば、自民党内で早期解散への期待が高まるでしょう。まず、政権発足直後ならご祝儀もあり、支持率は高い。9月解散なら、野党の選挙態勢も整っていない。それに長くやれば必ずボロが出てきます。時間をかけても、内政も外交も難問山積だから、成果を上げることも難しい。勝敗だけを考えたら、新政権は早期解散に動くはずです」

 勢力結集にもたついている野党は、新党結成を急いだ方がいい。

ロクでもない首相の辞任で最悪事態は免れた

 もし、無能な安倍政権がいつまでも続いていたら、コロナ禍は拡大し、経済も落ち込み、日本はトンデモナイことになっていたはずだ。

 新型コロナの第1波が収まった後、安倍が「日本モデル」と胸を張ったのも束の間、7月に入り感染が再拡大。新規感染者数は第1波を超える勢いだ。高齢者感染が増えるにつれ、重症者数や死者数もジワジワ増えている。人口10万人当たりの死者数も、アジア圏で比較すれば日本はフィリピンに次ぐワースト2位。PCR検査数も増えない。

 涼しくなる秋以降はウイルスが活発になり、もっと強烈な波が襲うと心配されている。手を打とうとしない安倍政権が続いていたら恐ろしいことになっていたはずだ。

 アベノミクスは失敗し、足元の日本経済もボロボロ。20年4〜6月期の実質GDPは、年率換算27・8%減の戦後最大のマイナス成長だった。消費増税が直撃した昨年の10〜12月、今年1〜3月に続き、3四半期連続のマイナス成長である。経済無策の安倍政権では、この先も絶望的だった。経済評論家の斎藤満氏が言う。

「秋以降、経済状況は厳しくなります。GDPも20年10〜12月期以降に2番底、3番底が来てもおかしくありません。問題は第1波の時と違い、国も自治体も企業も、もうお金がないことです。これまでは資金繰りの脆弱な中小企業の倒産が中心でしたが、内部留保を吐き出した大企業の資金繰りも厳しくなるでしょう」

 このままいけば地獄へまっしぐらだった国民生活。安倍の辞任で政策が修正される可能性が出てきたのが唯一の救いだ。

権力亡者たちが流す「コロナだから政策継続」というオタメゴカシ

 ポスト安倍レースの号砲に自民党は浮足立っている。辞意表明会見に先立つ臨時役員会で、総裁選の時期、形式について一任された二階幹事長は、国会議員と各都道府県連3票による投票で実施する方針を固めた。来月1日の総務会で決定し、同15日に総裁選を実施する見通しだ。二階は「首相の実績を汚さず、やがて上回る人を選びたい」と言い、ブン投げ当事者の安倍は「ウィズコロナ、ポストコロナ時代に向けてビジョンを示しているわけで、そうしたものを共有していただきたい」と発言。「コロナ禍に政治空白は許されない」を免罪符に、新政権は「アベ居抜き内閣」となりそうな雲行きである。

「長らく主要閣僚を動かさなかったので人材が育っていません。だから、ポスト安倍に名前が挙がっているのは、安倍政権のヒモ付きばかり。安倍政権と一線を画した本格政権の誕生は期待薄です」(角谷浩一氏=前出)

 ポスト安倍の亜流は「悪夢の安倍政権」の継続に他ならない。安倍は権力を悪用し、徹底して国家を私物化してきた。身内に甘い汁を吸わせたモリカケ桜疑惑のド真ん中にいるのは安倍本人だ。森友疑惑を巡って「私や妻が関係していたら総理大臣も国会議員も辞める」とタンカを切り、財務省は公文書の改ざんに手を染め、不正を強いられた職員は自殺に追い込まれた。アベノミクスの演出で厚労省は統計不正に走った。民主主義の根幹である公文書をメチャクチャに扱い、犯罪行為をもみ消すために検察人事にまで手を突っ込む犯罪者集団なのである。

 権力の暴走を厳しく監視する役割を負うはずのメディアもアメとムチで飼いならされ、政権の言い分を垂れ流し。数々のペテンやインチキに目をつぶってきた。安倍がこの国に残したのは負のレガシーしかないのを決して忘れてはいけない。

悪政の膿を出し切るには安倍一派の一掃が必要

 安倍の健康不安が強まったきっかけは、慶大病院を最初に受診した17日の前日、テレビ出演した“盟友”の甘利明自民党税制調査会長が安倍の体調について「ちょっと休んでもらいたい」と発言したことだ。「そこまで悪いのか」という驚きが永田町に広がったのだった。

 麻生財務相も「147日間、休まず働いたら普通、体調はおかしくなるんじゃないの」と安倍を擁護していたが、今から考えれば「安倍退陣」を先読みして、その後の流れを自分たちでつくろうという魂胆ではなかったか。

 健康問題すらも政局にする。それが安倍政権の正体。7年8カ月続いた歴代最長政権が史上最悪政権というのは国民にとって不幸でしかない。

 政権初期から、安倍に麻生、甘利、菅を加えた「3A+S」が“骨格”と言われてきた。途中から、二階を加えて政権の“屋台骨”とされてきたが、安倍を筆頭に彼らは「自分たちの権力を脅かす危険な芽は、早めに摘んでおく」という利害の一致で、後継人材をマトモに育ててこなかった。

 安倍が辞めても、この連中が新政権を牛耳るなら、何も変わらない。悪政の膿を出し切るには安倍一派の一掃が必要である。

 政治評論家の森田実氏が言う。

「論語の『巧言令色、鮮し仁』。うまい言葉を操って飾り立てる者は仁(本当の愛)が少ない、という意味ですが、安倍政権はまさにこれでした。長きにわたって日本に害毒を流してきたのです。次の政権は少なくとも、ごまかしのない、正直な政権でなければなりません。国民を騙してきた“共犯者”に出番を与えてはいけません」

 今こそ、ドラスチックな人心刷新がなければ、自民党は国民から見放されるだけだ。




http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/446.html

記事 [政治・選挙・NHK275] <キングメーカー君臨構想は破綻寸前>総裁選“菅圧勝”ムード…安倍首相「3つの誤算」でさらに窮地(日刊ゲンダイ)









総裁選“菅圧勝”ムード…安倍首相「3つの誤算」でさらに窮地
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278034
2020/08/31 日刊ゲンダイ


”飛べない男”汚名返上はムリ(安倍首相と岸田政調会長)/(C)日刊ゲンダイ

 ポスト安倍レースの号砲が鳴り、自民党内では暗闘が繰り広げられている。長らく本命視されてきた岸田政調会長はまったく浮揚せず、二階幹事長に急接近する菅官房長官が急浮上。この状況を苦々しく思っているのが、安倍首相だという。菅政権の誕生は、安倍首相にとって大誤算だという。

  ◇  ◇  ◇

 安倍首相にとって、最初の誤算は、禅譲しようと考えていた岸田政調会長がいつまでたってもパッとしないことだ。操りやすい岸田氏を首相に就け、院政を敷く計画だったが、難しくなってしまった。

 “飛べない男”と揶揄されてきた岸田氏も、さすがに今回は「次を担うべく、しっかり努力していく気持ちは変わっていない」と出馬意欲マンマンだ。しかし「次期首相は誰がふさわしいか」の世論調査での支持は1ケタ台に低迷。国民的人気の高い石破元幹事長に圧倒されている。

「モリカケや桜疑惑など数々の不祥事を抱え、訴追の懸念が消えない安倍さんは、従順な岸田氏を後継とすることで身の安全を確保し、キングメーカーとして影響力を保持する算段だった。ところが、岸田氏は知名度も人気もサッパリ。さらに間も悪く、総理の辞任会見当日は地方行脚中で党臨時役員会を欠席。政権獲得に向けてまとめた初の政策集の出版は新総裁が決まった後になりそうです」(自民党関係者)

 岸田氏の初著書「岸田ビジョン 分断から協調へ」は9月17日に出版予定。新総裁を選出する両院議員総会は15日開催で調整中で、敗北後となればドッチラケである。


2人の間にはすきま風が(安倍首相と菅官房長官)/(C)日刊ゲンダイ

キングメーカー君臨構想は破綻寸前

 ここにきて現実味を帯びてきている「菅政権」も、安倍首相にとっては誤算だという。この8年間、首相―官房長官のコンビでやってきたが、2人の間にすきま風が吹いていたのは公然の秘密だ。天敵である石破氏の総理就任を阻止するため、次善の策として、菅政権を容認しているようだが、内心は複雑だという。

「官邸官僚に取り込まれた安倍さんは、次第に菅長官を遠ざけ、とりわけコロナ禍をめぐる対応では完全に外していた。屈辱的な扱いをされた菅長官は内心、恨み骨髄のはずです。安倍さんが頼みにする盟友の麻生副総裁も叩き上げの菅長官を見下し、反目し合っている。安倍さんにとって不気味なのは、“モリカケ桜”といったスキャンダルの真相を菅長官が熟知していることです。いつ暴露されるか、安倍さんは心が休まらないでしょう。総裁選が大接戦となれば、菅新首相も大きな顔をできないでしょうが、現状では圧勝ムード。大きな権力を握る可能性があります」(永田町関係者)

 長期政権を終えた後、安倍首相はキングメーカーとして自民党に君臨することを考えていたが、キングメーカーとしての地位も、「菅政権」の誕生によって、二階―菅コンビに奪われる可能性がある。

 権力をほしいままにし、国家を私物化してきた安倍首相も官邸を出てしまえば“ただの人”。次期政権に“100倍返し”の恥辱を味わわされ、司直の手に落ちることになるのか。

 持病の潰瘍性大腸炎はストレスが大敵なのに、大丈夫なのか。



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/447.html

記事 [政治・選挙・NHK275] <拡散、お願いします>1025総選挙で安倍自公高笑いの大芝居(植草一秀の『知られざる真実』)



1025総選挙で安倍自公高笑いの大芝居
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2020/08/post-343419.html
2020年8月31日 植草一秀の『知られざる真実』


7月20日付ブログ記事
「10月25日衆院総選挙が根強くささやかれるワケ」
https://bit.ly/32IhYNZ

に、10月25日衆院総選挙の可能性を記述した。

6月19日に安倍首相は、麻生太郎氏、甘利明氏、菅義偉氏の3名と虎ノ門のホテルで会食した。

安倍首相が夜の会合を再開した日だ。

3年前の2017年7月2日にも、この4人=3A+1Sが会食している。

この4名が第2次安倍内閣の創業メンバー。

2017年には、この会合から2ヵ月後の9月に衆院が解散され、10月22日に総選挙が行われた。

安倍内閣の凋落を打開するための方策が練られたと見られる。

その安倍首相が8月28日に辞意を表明した。

党員投票のある自民党総裁選を実施することは十分に可能だが、自民党は両院議員総会での新総裁選出を選択する。

新総裁を石破茂氏ではなく菅義偉氏にするためだ。

3A+1Sの4人のなかで麻生太郎氏と菅義偉氏の折り合いは良くない。

後継総裁を菅義偉氏にするためには麻生太郎氏の了解が必要である。

麻生氏は菅氏が首相就任後、直ちに衆院解散、総選挙に突入することを条件に菅氏の新総裁就任を受け入れたと見られる。

菅氏選出は二階俊博幹事長の意向でもある。

実質上、密室で次の自民党代表が選出される。

自公にとって最重要課題は政権の維持である。

安倍内閣の支持率が凋落するなかで、1年以内に衆院解散・総選挙のハードルを超えなければならない。

コロナで東京五輪開催が危うくなっている。

秋が深まればコロナの第2波が発生する可能性もある。

安倍内閣は第1次、第2次補正予算規模を合計58兆円に膨張させた。

この巨大財政資金は衆院総選挙の買収資金である。

この予算を編成した時点で、早期の衆院解散総選挙が念頭に置かれたと見られる。

総選挙日程は10月から12月までが考えられるが、安倍首相が病気を理由に退陣し、後継内閣が発足した瞬間を利用して解散総選挙に踏み切るのが、集票にはもっとも効果的であると判断されていると思われる。

解散の大義名分は「新政権の信を問う」である。

安倍内閣が長期化した二大背景は、メディアの不当支配と刑事司法の不当支配。

三番目の理由は「ゆるい国民」だ。

メディアは一斉に安倍退陣を礼賛する報道を展開した。

安倍退陣で賛辞を贈る人ばかりではない。

安倍内閣の業績は惨憺たるものだ。

ところが、メディアは安倍内閣の負の側面に光を当てずに、安倍内閣礼賛に終始している。

安倍退陣、衆院解散総選挙は「安倍政治を許さない」陣営にとって最大のチャンスである。

しかし、安倍政治を許さない陣営が毅然とした対応を示さないなら、このチャンスを生かすことができなくなる。

自民党総裁選を9月14日に設定するのは、立憲・国民合流を帳消しにするため。

安倍内閣の支持率が低迷し、政策を基軸にした野党結集が実現することは自公サイドにとっての脅威である。

だからこそ、立憲・国民合流を誹謗中傷する論評がメディアから流布されている。

それだけ脅威が大きいということ。

脅威が大きいからこそ、自公の側は大きな仕掛けで対応する。

それが政権交代、10月25日衆院総選挙シナリオだ。

立憲・国民合流新党が鮮明な旗を掲げなければ、自公の狡猾な罠にかすめ取られるだろう。

立憲、国民合流では

「立憲主義の深化」、「原発ゼロ」が核心になる。

この二つの基本を綱領に明記できなければ新党に未来はない。

自公もどきの新党を主権者は積極支持しない。

自公は10月25日の総選挙で大勝して高笑いすることになる。



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/448.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 菅・二階“石破潰し”壮絶…推薦人集まらず総裁選出馬断念か <各社世論調査 次期首相 石破元幹事長ダントツ>(日刊ゲンダイ)











菅・二階“石破潰し”壮絶…推薦人集まらず総裁選出馬断念か
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278033
2020/08/31 日刊ゲンダイ


菅・二階陣営の凄まじい切り崩し…(自民党の石破茂元幹事長)/(C)日刊ゲンダイ

「菅後継」の流れが強まっている“ポスト安倍”の自民党総裁選。ファイティングポーズを取ってきた石破茂元幹事長(63)が、突然、弱気になっている。不出馬も取り沙汰されはじめた。

 過去3回、総裁選に出馬している石破氏。安倍首相が退陣表明した28日にも「20人の推薦があれば、やらねばならない。そう遅くない時期に判断したい」と出馬への意欲を語っていた。

 ところが、30日出馬について、「党員が選んだという正統性がなければ、強力な政治を進める上でハンディになる」と、党員投票が実施されるかどうかを見定めてから判断する、と答えたのだ。党員投票が行われるフルスペックの総裁選が実施されず、両院議員総会で決まる場合は、出馬しないと宣言したも同然だ。

 しかも、不出馬の可能性について問われると「いま、言及はしない」と言葉を濁す始末だった。

 一体なにがあったのか。

「総裁選に出馬するためには、20人の推薦人が必要です。なのに、石破派は19人しかいない。そのうえ、メンバー19人のうち4〜5人が、菅・二階陣営に切り崩されてしまったといいます。空手形の可能性もありますが、大臣ポストを約束された議員もいるようです。しかも、切り崩しは続いている。20人の推薦人を集められない可能性もある。石破さんの周辺は、両院議員総会だけで選ぶ総裁選なら出馬を見送ると、もっともらしい説明を用意しているようですが、出馬したくても足元を崩され、出馬できないのが実態でしょう」(自民党関係者)

 30日の石破派の会合も、出席者は10人前後だったという。派内では「あいつは裏切ったらしい」と疑心暗鬼が広がっている。

 ある石破派議員は、官邸サイドに「総裁選があっても、両院議員総会での選挙だったら石破は出ない。その代わりに石破派に大臣ポストを配分して欲しい」と持ちかけた、という情報も流れている。

「菅・二階陣営は、石破氏の出馬だけは潰したいようです。たとえ、菅さんが新総裁に選ばれても、支持率34%と国民人気1位の石破が党内選挙で敗れ、支持率14%(2位)と人気の劣る菅さんが勝利したら、菅政権は人気が出ない。ベストなのは、菅さんより支持率が低い岸田文雄(7%)との一騎打ちにし、菅さんが圧勝するシナリオです。これなら、国民の歓迎ムードを演出できますからね」(政界関係者)

 老獪な菅・二階陣営のシナリオ通りに進んでいる。


ダントツで世論は石破茂元幹事長(C)日刊ゲンダイ

ポスト安倍のトップはダントツで石破元幹事長

 ポスト安倍のトップはダントツで石破元幹事長――安倍首相の突然の退陣表明を受けて行われた複数の世論調査で、こんな結果が出た。

 共同通信社の世論調査(29、30日実施)で「次期首相に誰がふさわしいか」と聞いたところ、石破元幹事長が34.3%でトップとなり、菅官房長官14.3%、河野防衛相13.6%を大きく引き離した。2018年の総裁選で、安倍に党員らによる地方票で善戦した石破氏への期待の高さが表れた格好だ。4位以下は小泉環境相10.1%、岸田政調会長7.5%の順。

 日本経済新聞社とテレビ東京の世論調査(29、30日実施)でも「次の首相にふさわしい人」のトップは石破で28%。以下は河野15%、小泉14%、菅11%、岸田6%と続いた。自民支持層に絞って分析すると、石破28%、河野18%、菅16%、小泉13%、岸田9%だった。

 自民党総裁選が国会議員票や各都道府県連票だけで行われ、国民や一般党員の抜きんでた支持が集まる石破氏がはずれ、人気のない菅氏と岸田氏の争いとなれば、国民はドッチラケ。

 どちらが勝っても“談合総理”のそしりは免れない。



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/449.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 8年間「やってる詐欺」を続け、最後は計画倒産で政治生命温存、、、「議員はやめない」(稗史(はいし)倭人伝)
8年間「やってる詐欺」を続け、最後は計画倒産で政治生命温存、、、「議員はやめない」
http://yamame30.blog103.fc2.com/blog-entry-564.html
2020/08/31(月) 13:16:04 【稗史(はいし)倭人伝】


ドナルドと叫ぶたびに巨額の請求書が届き、ウラジミールと呼ぶたびに北方領土が遠のいていく。
拉致は一歩も進まず、コロナ対策はグチャグチャ。
もり・かけ・さくらに検察人事。河井夫婦も重石になって支持率もジリジリ下がる。
ついに政権放り投げ。

「辞意会見」より
拉致問題をこの手で解決できなかったことは痛恨の極みであります。ロシアとの平和条約、また、憲法改正、志半ばで職を去ることは断腸の思いであります。しかし、いずれも自民党として国民の皆様にお約束をした政策であり、新たな強力な体制の下、更なる政策推進力を得て、実現に向けて進んでいくものと確信しております。もとより、次の総理が任命されるまでの間、最後までしっかりとその責任を果たしてまいります。そして、治療によって何とか体調を万全とし、新体制を一議員として支えてまいりたいと考えております。

「断腸の思い」だの「痛恨の極み」などど決まり文句を並べるが、言うだけである。

ところで、安倍晋三は最後にさりげなく重大な宣言をしている。
「治療によって何とか体調を万全とし、新体制を一議員として支えてまいりたいと考えております。」
総理は辞めるが議員は続ける、というのだ。

この男はその下準備をしていた。
二度目の政権投げ出しということになると、さすがの安倍晋三も政治生命は断たれる。
それを避けるために大慌てで下拵えを始めた。

まず、八月四日発売の写真週刊誌「FLASH」に、「7月6日、総理吐血」の情報を流させた。
吐血からほぼ一か月後である。
これに対して、政権中枢からは強い否定のコメントは聞こえてこなかった。
そんな中、安倍のジム通いのニュースがあった。
以前から安倍のジム通いには持病の治療を受けるためであるという噂があった。

首相動静(8月10日)
 午前10時現在、東京・富ケ谷の私邸。朝の来客なし。
 午前中は来客なく、私邸で過ごす。
 午後1時59分、私邸発。
 午後2時11分、東京・六本木のホテル「グランドハイアット東京」着。
 同ホテル内の「Nagomiスパアンドフィットネス」で運動。
 午後5時38分、同ホテル発。
 午後5時57分、私邸着。
 午後10時現在、私邸。来客なし。

多分ここで安倍は覚悟を決めたのだろう。
いよいよ仕上げの段階に入っていった。
八月十七日、八月二十四日の、安倍の二度の病院通いが大々的に報じられた。
その間、甘利の「(首相は)休むことが罪だというような意識まで持っている。強制的に数日でいいので休ませなきゃだめだ」という漫画のような安倍賛辞や、麻生副総理の「あなたも147日間休まず働いてみたことありますか?」発言が流され続けた。
巷には「安倍さん気の毒」などという同情の声が溢れているとテレビが報道する。

どうやらこれで安倍の政治生命は維持できた。

安倍でなければ誰でもいい、と思っていたがいざその時が来るとそうもいかない。
後継に上がっている名前が余りにもお粗末だ。

野党合流がかすかな希望だが、狭量・枝野では盛り上がるにかける。
いっそ若手に道を譲るという度量を見せればいいのだが。
若手によるネクスト・キャビネットなどもいいのじゃないか。



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/450.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 安倍総理はコロナに敗れた世界初のリーダーと記録されるかもしれない  田中良紹(ジャーナリスト)
安倍総理はコロナに敗れた世界初のリーダーと記録されるかもしれない
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakayoshitsugu/20200829-00195615/
8/29(土) 18:54 田中良紹 | ジャーナリスト


 安倍総理が病気を理由に突然辞任を表明した。政治家なら病院に通う姿を取材させることなど絶対にないが、事前にメディアに情報を流し、堂々と取材させていたことから、辞任しなければならなくなった時、病気を理由にするためだろうとは思っていた。しかしこれほど早く辞任するとは思わなかった。

 なぜなら安倍総理はコロナ禍で東京五輪の開催が危ぶまれた今年3月、東京五輪組織委会長の森喜朗氏が「2年延期」を提案したのを断り、自分の任期中の「1年延期」で小池百合子東京都知事と手を組み、IOC(国際五輪委員会)のバッハ会長と合意した。

 その時に安倍総理は「人類が新型コロナウイルス感染症に打ち勝った証として完全な形で東京大会を開催するためにバッハ会長と緊密に連携していくことで一致した。日本は開催国の責任をしっかりと果たしていきたい」と述べた。

 安倍総理が「1年延期」を主導したのだから、まずは「コロナに打ち勝つ」ことに全力を上げるだろうと思っていたが、どういう訳かコロナ対策を陣頭指揮する姿が見えない。加藤厚労大臣と西村担当大臣に任せきりで、たまに本人が前面に出ると失態を演じる。

 例えば、専門家の意見を無視して学校の全国一斉休校を要請し教育現場や家庭を混乱に陥れた。アベノマスク配布やコラボ動画の配信では国民の失笑を買った。いったんは閣議決定した支給金の方針も与党からひっくり返される醜態を演じた。

 危機が起これば普通は政治リーダーの支持率は上がるものだが、安倍総理は米国のトランプ大統領やブラジルのボルソナロ大統領と並んで支持率を下げる珍しい存在となった。

 それでも東京五輪の「1年延期」を主導したのは安倍総理だから、その責務として来年夏の開催が無理だと判断されるまでは総理の職を辞することはないと思っていた。それが突然の辞任で裏切られたのである。

 辞任会見で東京五輪についての言及はなく、記者から質問されてはじめて「既に作成されたロードマップに沿って開催国の責任を果たしていかなければならない。次のリーダーも当然その考え方のもとに目指していくんだろうと思います」とまるで他人事の答弁だった。

 政治家は病に倒れても意識がはっきりしてさえいれば、その責務を果たそうと頑張るものだ。辞任会見を見る限り安倍総理が職務を果たせないほど深刻な状態にあるとは見えず、本人の説明も、新しい薬で持病に改善の効果は認められたが、コロナ禍が深刻になった時に正しい判断ができずに迷惑をかけることのないよう辞任するというものだった。

 その文脈からは「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証として東京五輪を開催する」という決意が消えている。病気というより「コロナに打ち勝つ」気力がなくなったようだ。新しい薬が免疫力を下げコロナにかかりやすくなることを恐れたとする見方もあり、そう考えると安倍総理の辞任はコロナに敗れたと言うしかない。

 私は第二次安倍政権のロードマップは東京五輪と共にあったと考える。経済産業省が支える形の安倍政権には、経済産業省の政策が色濃く反映された。福島原発事故がありながら原発再稼働に力を入れ、海外に日本の原発技術を輸出しようとしたのはその一つである。

 また「貿易立国」を主導した旧通産省の路線が日米摩擦を激化させた反省から、それに代わる「観光立国」路線を敷いたのも経済産業省だったと思う。そのための最大の材料が「五輪」と「万博」の日本招致だった。

 「五輪」と「万博」で海外からの旅行者を呼び込み、そのインバウンド効果で経済を成長させる。軍事的に米国に従属を強める安倍政権にとって、米国との貿易摩擦は避けたい。一方で経済成長著しい中国の富裕層をインバウンドの目玉にすれば、米中の狭間で生きる日本の国家戦略になる。

 東京都の主催であるにもかかわらず、安倍総理が自ら五輪招致の先頭に立ち、スーパーマリオの真似までしたのはそのためだ。そして招致に成功すると安倍総理は開催の時まで総理でい続けるロードマップを作製した。

 祖父の岸信介が東京五輪招致に成功しながら日米安保条約を巡って退陣を余儀なくされ、開催の時まで総理を続けられなかったことから、安倍総理は「招致も開催も自分」にこだわった。それが実現すれば総理として戦前の桂太郎の憲政史上最長在任記録を抜き、また戦後の佐藤栄作の連続在任記録をも抜くことができる。

 そのロードマップに沿って、安倍政権の経済や外交政策は立案され、勝てる時に解散総選挙を実施して必ず勝つ方式が考え出された。安倍総理の政治は「やってる感を見せる政治」とよく言われるが、私はアベノミクスが騒がれた時から、国民という馬の鼻先に「ニンジン」をぶら下げる政治だと書いてきた。

 国民にはおいしそうに見えるが決して口には入らない。でももう少しで口に入ると思わせて国民の支持を取り付ける。ロシアとの北方領土返還交渉も鼻先にぶら下げられた「ニンジン」だった。前進しているように見せるが決して成就しない。拉致問題も同様である。狙いは問題を解決することではなく、解決しないようにして時間を稼ぐところにある。

 政治の世界には昔からあるやり方だ。例えば「ここに道路を作る」と公約して選挙で当選した政治家が道路を作ってしまえば、有権者はその政治家の役目は終わったと考え、次の選挙で応援しなくなる。それをさせないために、少しだけ道路を作り、自分を当選させないと道路は完成しないと訴える。その連続が選挙に勝つ方法だと言われてきた。

 安倍総理が東京五輪まで総理を続けるためには、次から次に「ニンジン」を国民の鼻先にぶら下げる必要があった。世間は「経済の安倍」とか「外交の安倍」と言うが、それらはいずれも「ニンジン」だったと私は思う。一見魅力的だが実現しない。実現しないから政権は継続する。ただし目標である東京五輪だけは実現しなければならなかった。

 コロナ禍がなければ東京五輪は今年の8月9日が閉会式だった。その2週間後の23日に安倍総理は佐藤栄作の連続在任記録に並ぶはずだった。東京五輪の時に現職総理でいればその日は歴史的記録達成の日としてメディアで盛大に報道されていたはずだ。そして安倍総理は岸田政調会長に総理の座を譲り岸田氏を裏から操る。

 ハト派色の岸田氏に憲法改正の旗を振らせ、野党を巻き込んでの憲法改正に道をつける。国民もハト派の憲法改正なら警戒しないので、初の国民投票が実現する。そこで安倍氏は再登板に乗り出し、郷里の先輩桂太郎と同じ3度目の総理就任を果たす。そして祖父の悲願だった9条改正を果たすのである。

 その構想は今年の1月までは生きていたと思う。通常国会冒頭の施政方針演説はだから東京五輪一色だった。東京五輪の後は岸田氏に「禅譲」する気でいたから、その先の方針は演説に盛り込まなかった。ところが直後にコロナが安倍構想に襲い掛かる。コロナは「観光立国」を直撃し東京五輪開催を阻んだ。安倍総理の計画は根底から覆された。

 それでも安倍総理は東京五輪中止ではなく1年延期で踏みとどまった。そして「コロナに打ち勝った証として」と来年の五輪開催を決断した。かすかな望みだが米国大統領選挙を勝利するためワクチン開発に力を入れるトランプ大統領に頼み、ワクチンの力で開催にこぎつけることを考えた。

 6月下旬に予定されていたG7サミットで直接交渉するつもりでいたが、日本以外の各国はサミット開催に否定的で、トランプも11月の大統領選挙後に日程を繰り下げ、安倍総理の望みはかなわなくなる。逆にトランプが選挙勝利を確実にするため、日本に在日米軍駐留経費の大幅増額を要求してくる可能性が出てきた。さもなければ在日米軍撤退を言ってくる可能性もある。それはこれまでの日米同盟を変質させ、安倍総理の外交力が問われる一大問題となる。

 安倍―トランプの親密関係の中で導入されたイージスアショアの導入断念を日本側が言い出したことや、自民党内で敵基地攻撃論が出てきた背景に、日米同盟の変質があるのではないかと私は考えているが、それらはいずれも安倍総理にとって難しい選択を迫る。

 また6月には河合克之・案里夫妻が公職選挙法違反の買収容疑で逮捕され、この8月25日から12月18日までの裁判で、100人を超える地元議員らが証言を行う。この事件の背景には、安倍政権が黒川東京高検検事長を検事総長に就任させようと人事介入した問題があり、検察と安倍政権の熾烈な戦いが予想される。

 場合によっては安倍総理の秘書が案里氏の選挙応援を行った問題や安倍総理と買収問題との関りが裁判で明らかになる可能性もある。安倍総理にとっては厳しい情勢が待ち受けていた。そうした場合、「クビを差し出す」ことで追及を免れるということがある。権力者が権力を手放せば追及する側も「武士の情け」でそれ以上のことはやらない。

 安倍総理が予想より早く辞意を表明した背景に何があるかについては、これ以外にも様々な事情があるかもしれない。しかし総理が病気を理由に退陣を表明した以上、そうした問題が発掘される可能性は低い。表向きはあくまでも病気の再発が原因とされて終わる。

 だが自らが主導した東京五輪の1年延期が実現する前に退陣することは、「コロナに打ち勝った証として」と発言した以上、コロナに敗れての退陣と受け取られることはあり得る。後世の歴史にはそう記録される可能性があると私は思う。



田中良紹 ジャーナリスト

1969年TBS入社。ドキュメンタリー・ディレクターや放送記者としてロッキード事件、田中角栄、日米摩擦などを取材。89年 米国の政治専門テレビC−SPANの配給権を取得。日本に米議会情報を紹介しながら国会の映像公開を提案。98年CS放送で「国会TV」を開局。07年退職し現在はブログ執筆と政治塾を主宰■オンライン「田中塾」の第一回日時:9月27日(日)午後3時から4時半まで。ご自宅のパソコンかスマホでご覧いただけます。日本と世界の動きを講義し,質問を受け付けます。会員制ですのでhttps://bit.ly/2WUhRggまでお申し込みください。今入会なら会費2回分無料。録画でも視聴できます。



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/451.html

記事 [政治・選挙・NHK275] <白井聡さんの記事、すごいです!>《1》安倍政権の7年余りとは、日本史上の汚点である 私たちの再出発は、公正と正義の理念の復活なくしてあり得ない(論座・朝日新聞)


https://twitter.com/knife900/status/1300079482909241355




【1】安倍政権の7年余りとは、日本史上の汚点である 私たちの再出発は、公正と正義の理念の復活なくしてあり得ない
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020082800004.html
2020年08月30日 白井聡 京都精華大学人文学部専任講師 論座 朝日新聞

 安倍政権の7年余りとは、何であったか。それは日本史上の汚点である。この長期政権が執り行なってきた経済政策・社会政策・外交政策等についての総括的分析は、それぞれの専門家にひとまず譲りたい。本稿で私は、第二次安倍政権が2012年12月に発足し現在に至るまで続いたその間にずっと感じ続けてきた、自分の足許が崩れ落ちるような感覚、深い喪失感とその理由について書きたいと思う。こんな政権が成立してしまったこと、そしてよりによってそれが日本の憲政史上最長の政権になってしまったこと、この事実が喚起する恥辱と悲しみの感覚である。


地下街のマルチビジョンで、安倍首相の記者会見に見入る人たち=2020年8月28日、札幌市中央区

 この政権が継続することができたのは、選挙で勝ち続けたためである。直近の世論調査が示す支持率は30%を越えており、この数字は極端に低いものではない。これを大幅に下回る支持率をマークした政権は片手では数え切れないほどあった。要するに、多くの日本人が安倍政権を支持してきたのである。

 この事実は、私にとって耐え難い苦痛であった。なぜなら、この支持者たちは私と同じ日本人、同胞なのだ。こうした感覚は、ほかの政権の執政時にはついぞ感じたことのなかったものだ。時々の政権に対して不満を感じ、「私は不支持だ」と感じていた時も、その支持者たちに対して嫌悪感を持つことはなかった。この7年間に味わった感覚は全く異なっている。

 数知れない隣人たちが安倍政権を支持しているという事実、私からすれば、単に政治的に支持できないのではなく、己の知性と倫理の基準からして絶対に許容できないものを多くの隣人が支持しているという事実は、低温火傷のようにジリジリと高まる不快感を与え続けた。隣人(少なくともその30%)に対して敬意を持って暮らすことができないということがいかに不幸であるか、このことをこの7年余りで私は嫌というほど思い知らされた。

「公正」「正義」の破壊

 安倍政権がなぜ許容できないのか、許容してはならない権力なのか。あれこれの政策が問題なのではない。政策が時に奏功しないことは致し方のないことである。

 無論、あちこちで指摘されてきたように、どの領域においても安倍政権は長期安定政権にもかかわらずロクな成果を出せず、ほとんどの政策が失敗に終わった。だが、真の問題は、失政を続けているにもかかわらず、それが成功しているかのような外観を無理矢理つくり出したこと、すなわち嘘の上に嘘を重ねることがこの政権の本業となり、その結果、「公正」や「正義」といった社会の健全性を保つために不可欠な理念をズタズタにしたことにほかならない。したがって、この政権の存在そのものが人間性に対する侮辱であった。

 その象徴と目すべき事件が、伊藤詩織氏に対する山口敬之のレイプとそのもみ消しである。失政を重ね、それを糊塗しなければならないからこそ、山口のごとき提灯持ちの三下が安倍晋三にとっては大変貴重な人材となった。この事件は、犯行そのもの、逮捕の撤回、明るみに出た際の安倍支持者による被害者への誹謗中傷、もみ消し当事者の中村格警視庁刑事部長(=当時)のその後の出世(現在、警察庁次長、すなわち次期警察庁長官の最有力候補である)という経緯のすべてが腐りきっている。このような事件を起こした政権を合法的に継続させているという一事だけでも、現在の日本国民の悲惨な道徳的水準を十分に物語っている。

 こうして腐敗は底なしになった。森友学園事件、加計学園事件、桜を見る会の問題などはその典型であるが、安倍政権は己の腐りきった本質をさらけ出した。不正をはたらき、それを隠すために嘘をつき、その嘘を誤魔化すためにさらなる嘘をつくという悪循環。それはついに、一人の真面目な公務員(財務省近畿財務局の赤木俊夫氏)を死に追い込んだ。高い倫理観を持つ者が罰せられ、阿諛追従して嘘に加担する者が立身出世を果たす。もはやこの国は法治国家ではない。


ケント・ギルバード氏、百田尚樹氏などに囲まれて「桜を見る会」で記念撮影する安倍晋三首相、昭恵夫人=2019年4月13日、東京都新宿区

 そして、公正と正義に目もくれない安倍政権がその代わりとする原理は「私物化」である。私物化されたのはあれこれの国有財産や公金のみではない。若い女性の身体や真面目な官吏の命までもが私物化された。だから結局、目論まれたのは国土や国民全体の私物化なのだ。

 例えば、新元号の発表と改元の時の政権の振る舞いを思い出してみれば、それは明白だ。先の天皇(現上皇)の譲位の意思に対しては執拗な抵抗を試みたくせに、新元号の発表となれば、安倍は前面にしゃしゃり出て、「令和」に込めた自分の「思い」を滔々と語った。国民主権の原則に立つ現行憲法下における元号は、「天皇と国民の時間」を意味するはずである。したがって、その発表に際しては、国民の一時的な代表にすぎない為政者の振る舞いは抑制的であるべきだという発想は、そこには一切見て取れなかった。むしろ反対に、安倍晋三こそが「令和」の産みの親であるというアピールが盛んにされたのである。それは国家の象徴的次元における「私物化」にほかならなかった。

 より実体的な領域を挙げるならば、大学入試改革の問題を見てみればよい。十分に機能してきた制度(センター試験)をわざわざ潰して民間業者を導入する主たる動機は、安倍の忠実な従僕たちの利権漁りである。安倍自身の知性に対する憎悪がそれを後押しした。もちろん、次世代の学力などは完全にどうでもよい。ある世代が丸ごと私物化されようとしたのであり、それは言い換えれば、この国の未来を犠牲にして利権に引き換えようとしたということにほかならない。

 かくして、モラルは崩壊し、政治の場、国家機構そのものが、政官財学で跋扈する背広を着た強盗どもによる公金のぶん取り合戦の空間と化してきた。新型コロナ対応のための補助金支給業務において、この腐敗は鮮やかに現れた。私物化の原則は権力の頂点から発し、恥を知る者を除く万人を私物化競争へと誘い出して行ったのである。

日本を取り戻す

 一体何から私たちは始めなければならないか。相も変わらず、テレビのワイドショーは、「スシロー」こと田崎史郎といった面々を毎日起用して、次期総理は誰だ、小泉進次郎がどうのこうの、といった愚にもつかない政局談義を垂れ流している。おそらくテレビ局は、自分たち自身と視聴者がどこまでの愚物になり果てることができるのか、人間の限界に挑戦しているのであろう。

 日本の再生のためには、こうしたジャンクな光景が一掃されなければならない。そしてそれに代わって、安倍政権下で失われたもの、すなわち公正と正義をめぐる議論が提起され、それが実行に移されなければならない。

 安倍晋三の健康問題をめぐってはその扱い方をめぐってさまざまなことが言われているが、体調不良とこれまでの政権運営における責任の問題は、完全に無関係である。健康問題のために、この7年間余りに犯してきた罪に対する追及がうやむやになることは、絶対に避けられなければならない。仮に、健康問題が深刻化してその最も極端な事態、すなわち当人の死亡という事態が起こったとしても、すでに行なった悪行が消えるわけでは全くないのだ。


参院選で広島選挙区に自民党から立候補した河井案里氏(左)と街頭演説する安倍晋三首相=2019年7月14日、広島市

 私たちの再出発は、公正と正義の理念の復活なくしてあり得ず、その復活のためには、総理自身の違法・脱法行為の究明が絶対的に必須である。少なくとも、山口敬之レイプ事件、森友学園事件、加計学園事件、桜を観る会、河井夫妻の事件の計5件の事件については、徹底的な究明がなされなければならない。そして当然、究明に引き続いて、安倍のみならず関与した他の者の訴追と処罰もなされなければならない。

 この過程を検察に任せきりにするのではなく、国会内に真相解明の特別委員会のような機関が設置されることが望ましいと私は思う。赤木俊夫氏の妻、雅子氏は、総理辞意表明を受けて、「次に総理大臣になる方は、夫がなぜ自死に追い込まれたのかについて、有識者によって構成される第三者委員会を立ち上げ、公正中立な調査を実施していただきたいと思います」とコメントしているが、私は心から同意する。この異常な7年余りの間に法治国家の原則が崩れ落ちたことに対する深い危機感を持つ議員は、与党内にもいるはずである。

 それにしても、安倍政権におけるこうしたスキャンダルを列挙すると、それぞれの件の矮小性にあらためて驚かされる。かつて戦後日本政治を揺るがしたスキャンダル、すなわちロッキード事件やリクルート事件は、それぞれ時代を画するものであった。ロッキード事件については、国際的な謀略の存在がささやかれ続けているし、戦後保守政界の裏舞台で重大な役割を果たした児玉誉士夫など、超大物が関係していた。あるいは、リクルート事件は、製造業から情報産業へという資本主義経済における中心産業の転換を背景として発生したものであり、その意味で時代を象徴するものだった。

 これに対して、安倍晋三がらみの事件の実質は、山口敬之レイプ事件=性犯罪とそのもみ消し、森友学園事件=昭恵夫人の暴走・国有地の叩き売り、加計学園事件=単なる身びいき・公金の横流し、桜を見る会=有権者の買収、河井夫妻の事件=私憤と子分への肩入れの行き過ぎ、であるにすぎない。どの事件にも、その背後で進行する社会構造の大変化などを感じさせるものは何もなく、ただひたすら凡庸でケチ臭い。それは、安倍晋三という人間のパーソナリティの身の丈にまさに合致しているとも言えるのだが。

 しかし、このことは、これらの事件の社会的有害性の小ささを意味するものではない。まさにこうしたスケールの小さい悪事の積み重ね、その隠蔽、嘘に次ぐ嘘といった事柄が、公正と正義を破壊し、官僚組織はもちろんのこと、社会全体を蝕んできたのである。その総仕上げが、黒川弘務を検事総長に就任させようという策動であったが、これが国民の意思の爆発的な噴出(ツイッター・デモ)によって阻止されたことの意義は巨大であると言えよう。公正と正義が完全に葬り去られ凡庸な悪による独裁が完成する事態が、民衆の力によって差し止められたのである。

 安倍の辞任は、病気を原因とすると称してはいるが、支持率の低下と民衆からの批判によるストレスがそこには介在しており、その意味で民衆の力によって追い込まれたという側面を確実に持つ。そして、いま始まったお馴染みの面々(麻生だの菅だの)による跡目争いは、そうした力の作用に対する否定にほかならない。「一般大衆の意図など無意味だ。実際に事柄を差配するのはわれわれだけだ」と。安倍を補佐する共犯者であった彼らが、失われた公正と正義を回復する意図など持っているはずがない。彼らは、安倍が手放した腐った力を拾い上げ、それを振り回そうとしているにすぎない。

 繰り返して強調するが、後継者が誰になろうが(仮に政権交代が起こったとしても)、安倍時代の不正の追及が正面から行なわれない限り、本質は何も変わらない。第二・第三の安倍がまたぞろ現れて、日本社会の腐敗を一層促進するだけのことになる。

 だが、安倍晋三によって私物化された日本を取り戻すという民衆のプロジェクトは、いま確かにひとつの成果をあげたのである。私たちは、選挙はもちろんのこと、デモ、SNS等、あらゆる手段を通じて声を発し、公正と正義の実現に向けてさらなる努力を重ねる必要がある。安倍政権とは、腐食してしまった戦後日本の産物であり、その腐食を促進加速させる動力ともなった。腐食から破滅に向かうのか、それとも急カーブを描いて上昇気流を摑むことができるのか。私たちはいまその瀬戸際に立っているのである。(文中敬称略)


辞任表明した記者会見が終わり、降壇する安倍晋三首相=2020年8月28日、首相官邸

※白井聡さんの「安倍政権を総括する」その2は9月1日に公開の予定です





http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/452.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 松本人志と東野幸司が語った“安倍首相の功績”に絶句!「サミットの記念写真で真ん中に写った」ただの在任期間順なのに(リテラ)
松本人志と東野幸司が語った“安倍首相の功績”に絶句!「サミットの記念写真で真ん中に写った」ただの在任期間順なのに
https://lite-ra.com/2020/08/post-5610.html
2020.08.31 松本人志と東野幸司が語った“安倍の功績”は「サミットの写真で真ん中に写った」 リテラ

    
    首相官邸HPより

 今回の安倍首相辞任について、“隠れ安倍応援団”の松本人志と『ワイドナショー』(フジテレビ)はいったいどんな放送をするのか。そう思って30日の放送に注目をしていたら、その中身はあ然とするようなスカスカぶりだった。

 たしかに発言の端々から安倍応援団ぶりはダダ漏れていた。まず、MCの東野幸治に「安倍首相の功績、たくさんありますが」と振られた松本人志が最初に口にしたのは、こんなセリフだった。

「そうですね、まずは、7年8カ月お疲れさまでした。ということだと思いますね」

 橋下徹が辞任会見で記者たちが安倍首相に「お疲れさま」と言わなかったことに説教をしていたのを意識したのか、ふだんテレビで見せたことのない殊勝な対応を見せた松本。続けて「あと、ちょっと後付けみたいになってしまうんですけど」と、こんな話を始めたのだ。

「アベノマスクを安倍さんが何週間か前にやめたでしょ? なんか、あのぐらいから僕はちょっと、心が折れてんのかなあという気がしましたね」

「戦意喪失しちゃってんのかなあみたいな気がしなくはなかったんですけどね」

「心が折れてんのかなあ」「戦意喪失しちゃってんのかなあ」と、お友だち目線の感想を述べたのだ。

 さらに東野が「拉致問題、北方領土問題、憲法改正問題、約束したんですけど、なかなかできなかった」と解説を挟むと、松本はこう答えた。

「もちろん国内ではなんかいろいろあった人ですけど、外交においてはなかなか安倍さんに代わる人がそんなにたくさんいないなあというのが、少し不安ではありますよね」

 たしかに安倍応援団や御用メディアは「外交の安倍」をやたら連呼するが、実際は安倍政権下の7年8カ月でまともな外交実績はほとんどない。

 北朝鮮拉致問題はまったく進展させることができず、歴史修正主義と差別政策で日韓関係は最悪になり、レイシストであるアメリカ・トランプ大統領と親密な関係をアピールするという人権感覚のなさを世界に晒した上、武器を大量に買わされるだけのスネ夫っぷり。ロシアにも媚びまくるだけで、領土問題も「北方領土」という言葉すら使えない状態にまで後退させ、あげく中国に対してもウイグルや香港弾圧でほとんど批判できない弱腰の対応を続けている。

 それなのに、安倍首相の演出にまんまと乗せられて「外交では安倍さんに代わる人がいない」などとしたり顔でコメントするとは、松本は恥ずかしくないのか、と思っていたら、番組ではさらに情けない展開になった。東野がこんな“実績”を語り出したのだ。

「これは、だから、指原さん、国際会議とかで、僕らがちっちゃい頃とか、20代、30代の頃って、日本の首相ってG7とかの、記念写真の端っこのほうにしか行けなかったんですよ。安倍さんになってから、7年8カ月になってくると」

「アメリカのトランプ大統領も、ビジネスマンから大統領になったからよくわからないから、安倍さんがいろいろ相談に乗ってあげたり、するなかで、立ち位置がどんどん真ん中に」

■「安倍首相がサミットので真ん中に」と興奮する東野、松本に石原良純が「あれは在職日数も」

 そう、安倍首相の外交実績を語るのとかと思いきや、東野は安倍首相が記念写真に真ん中に!と興奮気味に話し、松本も「そうですよ」「うん」などと一際大きな声でしきりに同調したのだ。

 しかし、恥ずかしかったのはそのあとだ。東野に「ねえ、良純さん」と振られた石原良純が「あれは、在職日数とかもあるから」とまともに返すと、なんとなくこの話はしぼんでいき、その後は、東野が「森友問題、加計問題、防衛省日報問題、桜を見る会問題、いろいろあったんですけれども。で、ポスト安倍なんですけど」と、さっさとポスト安倍の話に移ってしまった。

 良純が指摘したように、サミットなどの集合写真での各国首脳陣の立ち位置は、議長国の首脳が真ん中で、両サイドに在任期間の長い順に内側から並ぶ。大統領と首相では大統領のほうが先など、きわめてシンプルなルールに沿っただけのもの。別に、各国首脳のコミュニケーション能力とかリーダーシップ、ましてや国際的地位によって競い合われるような類のものではない。2016年の伊勢志摩サミットや2019年の大阪サミットで安倍首相が真ん中なのは単に開催国だったからにすぎないし、在職期間中に国内でサミットがあった福田康夫や森喜朗だって真ん中にいた。

 1983年にアメリカ・ウィリアムズバーグで開かれたサミットで、中曽根康弘首相が真ん中のレーガン大統領の隣に無理やり割って入っただけのことが、日本国内では「日本の国際的地位が上がった」などともてはやされたという間抜けなケースがあったが、写真の立ち位置で国際的地位や国際社会における存在感をはかるなど、スクールカーストじゃあるまいし、あまりに頭が悪すぎるだろう。

 ところが、この日、東野や松本が語った、安倍首相の実績とやらは、このG7やサミットの記念写真で真ん中に行けたこと、それだけだった。

■自分たちと安倍首相の蜜月や会食問題を完全にネグった『ワイドナショー』

 別に『ワイドナショー』や松本に、安倍政権の7年8カ月を批判しろ、などということを要求するつもりはないが、これはいくら何でも中身がなさすぎだろう。しかも、もうひとつの問題は、松本と『ワイドナショー』が自分たちと安倍首相の蜜月な関係を完全に隠していたことだ。

 2016年5月には、選挙期間中に『ワイドナショー』に安倍首相を出演させ(2016年5月1日放送、熊本地震で放送予定がずれて結果的に選挙期間中の放送にはならなかった)、接待と見紛うばかりの安倍政権PRに協力。12月には安倍首相の会食をし、“寿司トモ”(実際は焼肉だったが)の仲間入りまで果たした。

 実際、松本は、露骨な安倍応援団ぶりを全開にしてきた。安倍政権の政策は支持し反対意見を攻撃、安倍政権の不祥事についても荒唐無稽な論理を持ち出して徹底的に擁護していた。たとえば、甘利明・元経済再生相が口利き問題で大臣を辞任したときは「TPPどうなんねん」「このタイミングで(大臣辞任を)やることによって、国益とか、何兆円規模の日本にとっての損害の可能性があるわけですよ」とかばい、加計問題は「わき見運転したみたいなもん」と、話を完全に矮小化するという具合だった。

 ただ、安倍首相との会食が発覚して批判を浴びたあたりから、こうした露骨な安倍政権擁護はしなくなり、最近では政権不祥事は極力取り上げないという姿勢に転換していたが、それでも今年5月に黒川弘務・東京高検検事長の賭けマージャンが発覚した際も「検事長は新聞記者にはめられた」などとネトウヨばりの陰謀論を展開し政権擁護していた。

 安倍政権をここまで長くのさばらせてきた責任の一端を担う存在のひとつであるにもかかわらず、「アベノマスクをやめた」と「サミット写真の立ち位置」しか口にしないというのは、御都合主義、ゴマカシにもほどがある。

松本人志に限った話ではないが、安倍応援団メディアが安倍政権の功罪を総括するなら、自分たちの政権擁護をこそネグらずに、きちんと総括するべきだろう。

(編集部)



http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/453.html

記事 [政治・選挙・NHK275] 番頭タイプで華がない「批判は当たらない・全く問題ない」菅に総理の目が。。(まるこ姫の独り言)
番頭タイプで華がない「批判は当たらない・全く問題ない」菅に総理の目が。。
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2020/08/post-317a1b.html
2020.08.31 まるこ姫の独り言


結局、なんだかんだ言っても安倍は政権を放り投げた。

持病の再発を理由にしているが、その前の会食三昧(脂っこい食事ばっかり)を見ているとどう考えても、にっちもさっちもいかず政権を放り投げたと思われたくない安倍側の書いたストーリーだ。

しかも自民党も党としてどうなのか。

持病があると分かっていて、前回、持病悪化で政権を放り投げた人を、二階と安倍で党の規約を勝手に変えて3選OKにしてしまった。

持病の当事者と党を支える幹事長が結託して規約を変える。

あり得ないことを総裁と幹事長がやってのけ、結局、最後は持病を理由に政権放り投げ。

国民はえらい迷惑だ。

とにもかくにも安倍が突如政権を投げ出し、やれやれと思っていたら総裁選に立候補するであろうと思う面々の絶望的なことは。

安倍的政治の踏襲者である、当初、出馬など考えの範疇にないと言っていた鉄面皮の菅や、麻生が降りて河野が浮上したり、優柔不断の岸田も積極的に声を上げているが、あくまでもこの人達は安倍的政治の踏襲者だから、誰になってもそうそう変わらない。

自民党内では珍しく少しは常識を持った石破がやっぱり党内では嫌われているそうで、どうも冷酷・冷徹な、それでいて地味で目立たず、何を聞いても「批判は当たらない。全く問題ない」しか言わない菅が二階に担ぎ上げられ、総裁になりそうな勢いだ。

一難去ってまた一難。

なにを考えているか分からない薄い笑いの鉄面皮で、特定の記者には情け容赦のない記者会見を開いてきた人が総理になったら。

考えただけでもゲンナリする。

党員投票をせずに、都道府県代表投票になれば、そりゃあ二階の意をくむ流れになるだろう。

総理と幹事長が党の規約を勝手に変えるくらいだから、総裁選投票も菅が有利になるように両議員総会で選出と言う事はあり得る話だ。

全てがご都合主義で生きている党だから。

始まる前から決まったも同然の総裁選挙。


結局、党の手続きに則って総裁になったと言うアピールにしかすぎず、茶番でしかない。

しかし安倍が辞任を発表した途端、今度は総裁選に向けて、国会開催どころかコロナ禍もどこかへ行ってしまった。

それにしても、冷徹・冷酷な菅が総裁になったら、能天気な安倍より陰湿な政治をやるのではないか。

沖縄に対しても、ますます酷いことになると思う。

締め付け分断しつつ政権の意向を押し付ける。

安倍には情が無いと言われてきたが、菅はもっと情がない。




http://www.asyura2.com/20/senkyo275/msg/454.html

   

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