明日20日(木)夜9時からNHK教育テレビ(Eテレ)で、なぜわざわざこのご時世に、そして、どうしてわざわざ「コロナ禍」で苦しんでいる沖縄で、と思わざるを得ない番組を放送するようだ。
おネエやホストに限らず風俗関係者をテレビ番組で使うべきではないとまでは言わないが、この「コロナ禍」の渦中に、持続的感染スポットになっていたホストクラブ業界の著名人“ホストの帝王・ローランド”(NHKの表現)をメインで使った番組を制作し、教育テレビ(Eテレ)で放送するNHK幹部の“脳内神経配線”の瓦解ぶりに唖然とする。
(ここでは、ホストの帝王・ローランドがホスト業界への「電子タバコ」浸透で広告塔的役割を果たしたことは触れない)
東京都医師会の尾崎会長がテレビ番組で語っていたが、歌舞伎町のホストクラブやキャバクラは、「新型コロナ」の持続的な感染スポットとして4月から注目されており、7月になってようやく本格的なPCR検査を行うようになったという。
これまでも説明してきたが、PCR検査は、当人の重症化抑制には貢献しても、他のひとに感染させないという感染拡大抑制にはほとんど貢献しない。
なぜなら、感染力のピークは発症前後の4日から5日(感染力保持期間は発症後7日から10日まで)で、平均的に発症から8日後と言われている陽性確認の時点ではすでに他のヒトに感染させてしまっているからである。
だから、「ホストの健康管理」に公費を投入するのなら、入院患者と医療スタッフそして高齢者施設スタッフに定期的な検査をするほうが、感染拡大を抑制するのみならず重症者の発生を抑制できるずっと意味ある施策だと主張してきた。
(大阪など重症者が多く出ている地域は病院や高齢者施設でクラスターが発生している)
西村担当大臣は、感染スポットになっているホストクラブの名前は公表しないと明言し、その理由として、公表するとPCR検査を受けて貰えないから(もう一つの理由は他の地域で従業するから)だと説明している。
しかし、上述したように、PCR検査で陽性を確認したときには既に“手遅れ”であり、感染抑制を考えるのなら、集団感染を出したところや持続的に感染者を出している店を公表し、少しでも店に行くお客が減るようにしたほうが合理的である。
他の地域の他の店で従業しても、感染スポット
[NHKサイトの当該番組紹介]
チャンネル
[Eテレ]
2020年8月20日(木) 午後9:00〜午後9:30(30分)
ジャンル
ドキュメンタリー/教養>カルチャー・伝統文化
番組内容
俳人・夏井いつきとホストの帝王・ローランドが沖縄へ。沖縄の人たちから俳句を募り人生を読み解く。首里城焼失、新型コロナの中で生き抜く姿が見えてくる!
詳細
辛口批評で人気の俳人・夏井いつきと、「俺か、俺以外か。」などの名言で話題のローランドが、去年の高知に続き沖縄で俳句2人旅。最初に訪ねたのは、全焼した世界遺産「首里城」。そこで復興へ向けた沖縄の人たちの思いや想像を超えた俳句に出会い、二人は絶句!さらに地元の人が集まる栄町市場で、コロナの中で生き抜く人々の姿に触れる。「青パパイヤ」「夜香木」などの沖縄季語にもご注目!
出演者ほか
【出演】夏井いつき,ROLAND
https://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=200&date=2020-08-20&ch=31&eid=11928&f=240