偽善者シリーズ(笑)のおあとは「偽悪のススメ」です。
偽悪とは……ウィキにはありません。
説明する必要はないと思いますが、「(本質は悪ではない者が)悪ぶること」ですね。
たいていは思春期〜青年期にこの行動が現れます。
中二病の一形態として表れることが多いようです。 小生の感覚では男子のほとんどがこれに感染しますが、女子(文学作品やドラマの世界は別として)では少ない気がします。
ある時代には、”たばこ”と酒がその象徴でした。 未成年がたばこを吸うのは違法行為ですから、吸えもしないたばこを吸ってみせるのは立派な偽悪行為だったわけです。 これは喫煙そのものが社会的犯罪と見なされるようになって、輝きを失ってしまったようです。 今はムカシの中二病患者が、映画の喫煙に郷愁を感じるくらいでしょうか。 ちなみに飲酒のほうは”酔っ払う”という現象を伴いますので、体育館の裏でコッソリというのは稀だったようです。
面白いことに、この病気は成人に達するころに一度治るのが一般的です。 それが「二十歳(はたち)の禁煙(禁酒)」と呼ばれています。
じつは偽善も、中二病の典型的症状の一つです。 塞神雹夜氏は中二病を3種に分類しており(ウィキ)、「DQN系」・「サブカル系」・「邪気眼系」があるとのことです。 「DQN系」が偽悪系のことですが、偽善系はなぜか分類にありません……塞神雹夜氏は偽悪と偽善は裏表と考えているのかも知れませんが、原著に当たっていませんので、真意は不明です。
ここでは「サブカル系」と「邪気眼系」については論じませんでしたが、それも面白いですね。
さて、オトナの場合ですが。
偽善は気軽に?行えますが、偽悪のほうはかなり難しいかも? やっぱ”社会的制裁”が恐いですから^^;
小生個人の場合なら、せいぜい、犯罪ドラマで犯人を応援するくらいのもんでしょうか。 犯人が主役のドラマで感情移入した、ことはたぶんなくて、ジョージ秋山の『銭ゲバ』とか、永井豪の『デビルマン』など嫌いな漫画でした。 でも、『刑事コロンボ』のコロンボはもっと嫌いで、犯人に同情してしまいます。
ま、単なるネタです、お気軽に^^
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/836.html