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2020年6月22日02時15分 〜
記事 [政治・選挙・NHK273] <れいわ旋風始動!>《文字起こし全文》山本太郎 東京都知事候補 街頭演説(ゲストスピーカー:須藤元気) 2020年6月20日 秋葉原駅電気街口 大ソーシャルディスタンス祭






【文字起こし全文】山本太郎 東京都知事候補 街頭演説(ゲストスピーカー:須藤元気) 2020年6月20日 秋葉原駅電気街口 大ソーシャルディスタンス祭
https://taro-yamamoto.tokyo/transcription/2020062019/
2020 6.21 山本太郎 東京知事候補特設サイト



【東京都知事候補 山本太郎アキバ街宣 ゲストスピーカー 須藤元気 #れいわ大ソーシャルディスタンス祭】‬ ‪JR秋葉原駅電気街口‬ 2020年6月20日 19時〜








大きな音を立てて申し訳ございません。秋葉原駅前、ご通行中の皆さん。マイクを握っている私はれいわ新選組の代表を務めております山本太郎と申します。山本太郎、今回の都知事選挙に立候補致しました。あなたの力が必要なんです。貸していただきたい。

おや、おや、山本さん。あなた、去年、小沢さんのとこから離れて1人で旗揚げをしましたよね。そのときには総理大臣を目指すので、1人で旗揚げをする、とそう言いました。そして夏の選挙で2議席を獲得し、重度障がい者とALS難病患者の国会議員を生み出し、自分は落選しましたよね。で、衆議院で、次の準備をしていたのに、どうしていきなりあなた、東京都知事に立候補なんですか? かなり通の方はそういうツッコミをされると思います。どうして私が衆議院議員の選挙ではなく、今、この東京都知事選挙に立候補することになったのか? そのことから、まず皆さんにお話をし、その後、私が都知事になったら一体どんな東京にしたいのかということについても、お話をさせていただきたいと思います。人を待っている。いろんな理由でですね、この駅前を行き来してる方いらっしゃると思いますけれども、少しの間だけでも耳を傾けていただければ幸いです。



コロナウイルス、この感染拡大。それをなんとか抑えるためにとにかく家にいろ、という話になりました。いわゆる「ステイホーム」ってやつです。その状況のなか、山本太郎、一応、自分なりにガードをしてマスクなどをしながら街がどうなってるかってことを歩きました。いろんな商店街を回って、このコロナによってどれくらい売上が落ちていっているかとか、他にも色んなところからお話を伺おうと思いまして歩きました。そこで一番自分自身が驚いたことは何なのか? 

山本太郎、2013年から6年間、国会議員、参議院(議員)をやらせてもらいました。その中でも、生活困窮、生活に苦しんでっていう問題に対しても、いろいろと取り組んで参りました。これまで、コロナの前にあった状況とは大きく変わった、と。コロナ後に、いろんな街を歩いて気づいた。それは何か? ホームレス状態、ホームレス状態になりたての方々が、今までよりも 拡がっていると感じました。それは、年齢層は高齢者だけじゃない。若年層もそうです。20代も30代も40代も50代も。いろんな幅広い年齢層の中で、家を失い、路上に出るしかない、そしてそこに立ち尽くす。そのような環境が、私の目の中に入ってきました。

どうやって見分けるんですか? 見分けづらいですよね。だってホームレス状態になりたてであるならば、身なりは一定、保てているはずです。でもどう考えても不自然なくらいに大きな荷物を抱えている人たちがいるんですよ。それはそうです。自分の財産全部持って移動しているわけですから。あまりにも大き過ぎる荷物。そして地下街などで座り込む。そういう状態でずっといる人たちに声を掛けました。いろんな方々に。

20代、所持金ゼロ。そういう方もいらっしゃった。30代、所持金数百円。そういう方もいらっしゃる。それは70代でも80代でもいらっしゃった。そういう方々に声を掛けるときに、「すいません、私、支援をやってる者なんですけれど」っていう声の掛け方をしました。実際に私の周りにはそのような方々に対して支援をし続けている人たちが、たくさんいらっしゃいます。家を失った方々に対して、一時期、ビジネスホテルに行っていただく。その先、生活保護に繋ぎ、アパートに入っていただく。とにかく、人生をもう一度、軌道に乗せるためにそのようなSOSに、常に応え続けるような活動をされている方々がいらっしゃるんです。私もそういう方々と一緒に活動をしながら、自分1人のときにも、時間が空いたら、例えば東京駅付近に用事があったら東京駅に行き、そのような状況になっている人がいたら近づき、声を掛ける。そういうことをこのコロナ禍でやってました。驚いたことに、そういう方々、声を掛けると「ありがたい」そういう話をするんですが、そういう状況に陥った自分自身がすべて悪いんだって話をするんです。貯金なくなったのも自分のせい、仕事を失ったのも自分のせい、住まいを追われたのも自分のせい。すべて自分のせいだって話をする。でもそれ本当ですか? 皆さんどう思われます? 当然、コロナウイルス、これ不可抗力ですよ。



すべての人々にとって危機的状況、特に生活がコロナの前から苦しいっていう状況の人たちにとってはコロナが来た途端に、もうどうしようもない状況になっちゃった。だってバイトはシフトを減らされたりとか、それだけじゃなくてもう首を切られてしまう、そういう状況に陥る。73歳の方。東京駅で出会ったその方は警備の仕事をしてた。そして警備の寮に住んでた。でもコロナで仕事の首切られた。その後、寮を追い出されて、所持金が尽きるまではサウナに行ったり、ネカフェに行ったり。でもネットカフェ自体も居れない状態になって来て、とにかくいろんなところに身を移しながら、所持金がゼロになったまま、駅にたどり着いた。そんな状態。

「すいません。支援をやってる者なんですけれども、大変失礼なお話なんですけど、個人的なことで申し訳ございません。あの、今日はどちらにお泊りになりますか?」そういう話から始めるんです。そしたら、ここで泊まるんだと。「本当に立ち入ったことを聞いて申し訳ございません。あの、何日目ですか?」もう2日目になると。「所持金、お聞きしていいですか?」ゼロだ。72歳、73歳の年齢で、家もなく所持金ゼロ。でも大丈夫だってその方は言う。「えっ、どうしてですか?」2週間後に年金が入る。そこまでを何とかしのげれば大丈夫なんだって言う。

でも、家もない、所持金もない、2週間外にいたまま生き続けられますか?ってことなんですよ。無理ですよ、そんなの。じゃ生き延びるために何するかっていったら物を盗みますか? 誰かから奪いますか? それができなかったらどうなりますか? 餓死しますか? そういった状況の人たちが、このコロナの中でたくさんいらっしゃった。

というよりもコロナは決定打となったが、その前から経済的に困窮状態に追い込まれていた方々がいっぱいいたじゃないですか。なんとか今月乗り越えられるかどうかってことを、毎月、毎月、自分はこんな生活してて、一体、何のために生きてるんだろうって。生きてていいのか、自分なんてって。社会に一歩出れば、自分は生きてていい存在っていう扱いじゃない。常に試されてるような、常に見下されてるような、そんな空気の蔓延する中で生き続けてきた。でもこのコロナでもう決定的ですよ。これまでずっと頑張ってきた。でもここからさらに頑張れって言うのか?って。無理ですよ。頑張るべきはあなたじゃない。頑張るべきは政治なんだってことだと思いません? 

(拍手)

本当に悔しい。だってこの国って、民主国家として政治が機能してるはずでしょ? 本当は。でも実際は機能しているか、していないかわからない状況。この中で10万円の支援、給付届いた方はどれくらいいらっしゃいますか? 10万円国から届いたよ。皆さんご覧にいただいてると思いますけれども。どちらかというと2割、2割程度と見ていいですかね。ありがとうございます、手挙げていただいて。皆さんに配る金は遅いのに、自分の周辺のお仲間には金を配るのが早いんですよ。

(拍手)

そうでしょう? 電通とか、パソナにはさっさと金流すくせに、皆さんにはなかなか金を出さない。金を出すことも決めようとしない。お前らに金出すとしたら、これどこに利益分配できるかな? みたいな話から決まっていくってことですよ。こんなふざけた政治ないでしょう。これ変えなきゃいけない、当然のことです。当然のことです。

でね、このコロナの間にいろんな方と言葉を交わしながら、なんとかホテルに入ってもらう。もちろん私1人のときには、その支援者の方と電話して、上限いくらでしたっけ?っていう確認を取ります。ホテル代ね。上限これくらいで、ちょっと待ってくださいね。お待たせしておりますってことを言いながら、ネットでホテル安いとこ探して、ここだったらいけるかな?みたいなことで一緒に行って、チェックインして、みたいなことをやるんですよ。で、その後は、そこにこういう人を連れて来ましたって話を支援団体のほうにして、あとはバトンタッチして、その先を渡すというようなことですね。もちろんそれ以外にも、生活保護の申請。生活保護の申請って、行ったら貰えるもんじゃないんですよ。決めてくれる話じゃないんですよ。まず最初に追い返されるような空気があるんです。あなた若いね、まだ働けるでしょ、とか。あなた若いね、働けるでしょ?って、どんどん皆んなが収入減って、仕事を切られていってる中でどうやって仕事を探すんですか。

それで所持金、数百円だったらどうやって生きていけばいいんですか? そんな状況なんですよ。そんな中で、その生活保護の、事実上のね、水際作戦。受けさせないぞって言われるような状況を確認した、そういう連絡が来たんです。つまりは何か? 一般的には生活保護、2週間くらいで、これ支給が決定されることが一般的とも言われている。でも、千代田区役所。千代田区役所においては、その所持金200円、そう、ここ秋葉原ですよ。秋葉原ラバーですよ。もう本当にいつも秋葉に来てるんだっていうような人が千代田区役所に言いに行ったら、これが水際的な作戦で追い返されるのと等しい目に遭ったってことですね。

何か? 2週間程度で本当は受けられるかどうかが決まるっていう話なのに、1カ月くらいかかるかなみたいな話なんです。普通の人だったらそこで諦めますよ。「あっそうですか? 無理ですね」って。でもその人所持金200円。そういう状態。一般的に普通に言えば、お金ちょっと出してもらえるんですよ。要は支給が決定されるまでの間、命を繋ぐために1日2千円程度とか、そういうような、要はその人200円程度しかなければその日の晩からご飯困りますよね。そういうのを繋ぐために、仮でお金を払ってもらえるってことですよね。それもしなかった。やられたことは何かっつったら、缶詰を渡された。おかゆの缶詰、サンマの缶詰、きんぴらの缶詰、全部で13缶から14缶くらい。あと500mlの水、5本。1日3食、食べたいですよね。2週間待ってる間でも、それじゃ足りないですよ。言われたことが何か? 「なくなったら、なくなりそうになったら電話くれ」その方、電話したけど、電話、コールバックしてもらえなかったんですよ。とにかく追い返そうとしていることだけ。それだけなんですよ。

人の生き死にかかっている現場でもそれなんですよ。あまりにもあり得ない。SOSがあって行きました。数日後ね、行ったんです。さすがに国会でもなんかややこしい奴やったから、山本太郎。行った途端に、その部署がざわつき始めて、で、結局は受けられることになったんですよ。受けられることになったんです。当然なんですが、さっさとそれやれよって。いや、これはね、あの、「どうです、私いいことをしたでしょう」っていう話じゃないんですよ。そういうことじゃなくて、これ、だって、すぐにそういう人に対して保護をしていくってことをやっていかないと、今、緊急事態だったでしょう? これまで。今も続いてますよ。でも、それをすぐにやれない。最後の、最後の蜘蛛の糸、細い蜘蛛の糸さえも、行政側から簡単にハサミ入れるなんてあり得ないでしょう? そんなことやってたら、人、死にますよって。そういうような対応がたくさんあった。とにかくそういうようなコロナ禍での緊急事態、そういうのを経験してきたってことですね。



他にも、商店街を回る。「どうですか?」ていう風に声掛けたら。どうですかっていうよりも、「すいません。山本太郎と申しますが、今、どういう状況になってるかっていうことをお話いただけますか? 国に、官邸とか各省庁に対して申し入れ致しますので」っつったら、ものすごい怒られたんですよ。「営業中だぞ」って言う。営業中だぞってことで怒られたんですけど、お客ゼロなんですよ。で、すごい、今、大変な思いしてんだなと思って。「本当に申し訳ございません」と。「でも、あなたからの直接の声、これをいただいて、これを政府側だったり、いろんなところに持っていって、もっとお金を出せってことを言わなきゃ ダメなんです。ぜひ聞かせていただきたい」っていう話をしたら、ポツポツ話し始めてくれた。

国から持続化給付金ってお金が下りますね。これ、期間の間で50%売り上げが落ちたということが確認されれば、だいたい100万円出すとか、法人によっては200万円出すとか、そういう話。それに対しては申し込みされましたか?って話をしたら、50%落ち込んだらもう終わってますよって話をされました。20%でも危ないのに、っていう話。それはもうそのお店だけじゃなくて、違うところでも同じことを聞く。50%ってなんなんだよって。無理に決まってんじゃないかよって。そういう話なんですね。実態と全くかけ離れているような国の施策。あまりにもあり得ない。このままじゃ本当にまずいだろうということなんです。このコロナ禍において、いろんな人の声を聞いた結果、自分に何ができるだろうと思って細々やってきた。でも、もう、その細々じゃ間に合わないんですよ。だって第2波、第3波も来るって言われてるんでしょ? 今もう大丈夫になった風になってるけど、根拠ないでしょ?

第2波、第3波は来るってマスコミでも言われてて、第2波、第3波が来たときに必ず起こることは何かというと、これ、「補償なき自粛」ですよ。また。「ステイホーム」って言われるだけですよ。あまりにもあり得ないですよ。ここに対してじゃあ、何をしなきゃならないかって話をしたいと思います。

こういった不況であったりとか、緊急事態というときには当然、経済、落ち込みます。人々の収入も落ちます。仕事をなくしたりする人もいます。そういった落ち込むときには、その前に国がそこにお金を入れなきゃダメなんですよ。投資しなきゃダメなんですよ、これ国の仕事ですよ。それを経済政策と呼ぶでしょ?ってことなんです。どうしてそれしないの? モタモタモタモタして。

だって今年ね、年の初めに、年の初めにというよりも国会始まってから、今年度の予算審議されてましたけど、その中にコロナ入ってないんですよ、コロナ対策。初めてコロナ対策が始まった、コロナ対策に対しての予算が付けられるってことになったのが、今年度の予算の審議が終わった後ですよ。だから3月終わった後、4月からですよ。そこからやっとコロナに対して何を対策するかっていうことのお金を決めていこうって話になってるわけですね。全然、間に合ってないってことですよ。

そこに対して私たちは、今年度の予算は、1回途中で止めろと。これは与野党が合意すれば止められるんですよ。止めて何をするか? それ、今年度の予算、間に合わなかったら困ることもあります。公務員に対する給料とか、そういうものは暫定予算っていう形を組んで、通すことができるんです。だから、まずは今年度の予算、止めろと。止めた上ですぐに補正予算。要はコロナに対しての皆んなの損失をなんとか最小限に抑えられるくらいのお金の使いどころを決めろということを言ったんですけど、与野党ともにそこには無視なんですよ。どうしてか? だってもうお前もう始まってるもん、止めるのなんだろう?みたいな感覚で。そんなこと言ってませんよ。でも違うんです、優先順位が。緊急事態が近づいている、緊急事態なんだっていう認識があるかないかの問題なんです。それくらいの話でずっと推移してきているわけですから、どんどんどんどん皆さんの首が締まっていくのは当たり前。

給料が減る、仕事がなくなる、会社が倒産しかける、潰れてしまう。これによって何が生まれるかっていったら当然、失業者ですよ、多くの失業者。会社、これを経営するにあたって、会社の体力がもたないとなったときには、従業員を解雇するということを考えるでしょ、当然。これは、会社経営の考え方です。でも、それを政治に持ち込んだらダメなんですよ。それを政治に持ち込んだ途端、じゃあ、その失業者はどうするんですか?っていうところに手当てをするのが、国の仕事や、東京都の仕事になるわけでしょ? そこに手当てする気もないのに、今の事態がどんどん悪化していくのを、なんとなく見てるだけみたいな期間が続くわけですよね。これじゃ多くの人が傷つくじゃないかってことです。

その路上で数々会ってきた人たち、多くの人たちが日雇いや非正規ですよ。この問題は、コロナがあってからの問題じゃない。コロナがある前からの問題だった。不安定な働き方、全労働者の4割。この人たち、ひとたび何か病気になったり、怪我をしたりすれば、たった1週間、それがたった1週間であったとしても、家賃滞納してしまいますよ。もしそうなったらどうなるかっていったら、家出て行かされますよ。住まいを失うって、無茶苦茶な話です。そこからまた、やり直すって大変じゃないですか? だから、そうさせないように、そこに手当てをしていくのが国の仕事であり、国がやらないんだったら、それぞれの自治体。例えば東京都が、そこに対して手を差し伸べるってことをガンガンやってくれなきゃダメなんですよ。今は平時じゃない、緊急時なんだっていう危機意識が足りな過ぎるっていうのが今の政治だと思うんです。

大きな音で失礼を致します。れいわ新選組公認、山本太郎。このたび東京都知事選挙に立候補を致しました。そして、本来ならば、何をすべきだったか、そして私だったらどうするかっていう話をしていきたいと思います。本来だったらどうするべきだったか。いまさら言ってもっていう気もしますか? でもこれすごく重要です。

本来ならば、ここまで全国的にひどい状況に陥る、要は本当だったら皆んなが消費してそのお金が回っていくっていう循環が一気に断ち切られたわけですよね。だとするならば、ここに対して、しっかり国がステイホームできるように、そしてステイホームできずに働く人には危険手当を付けたりとか、家を失いそうだって人に対してもお金を付けたりとか、皆んなの生活を絶対に最低限は守るっていうことをしなきゃいけなかった。そのために一番いいやり方は何か?っていうと、このコロナウイルスを災害に指定するということが一番重要だった。(宣伝カー)アンパンマン来るんかいな? ありがとうございます。頑張るぞ、アンパンマンみたいに。ありがとうございます。ありがとうございます。

なぜ災害指定しろと言うのかってことなんですけれども、もしコロナが災害指定されていれば、これが全国で起こっている災害のときに行われるような施策を、このコロナにおいても色々と手立てが打てるという話なんです。例えば何か? コロナウイルスが災害に認定されれば、先ほど私が言っていたような、家を失いそうだ、他にも、家を失ってしまった、こういう人たちに対して、災害救助法に則るような形で家賃を払うってことを国にやらせることができたんですね。みなし仮設住宅扱いってことです。家を失ったら大変ですよ。人間生きるうえでの基礎、これを失ったらそこからまた元の生活に戻すには膨大な時間と、そしてコストがかかる。そうならないために、そうならないために、国がそういう手立てを打つ。災害とすれば、そのようなことができた。

他にも、コロナウイルスを災害と国が認定すれば何ができるか。企業の体力がもたない。よって、従業員を解雇する。そう決めた会社であったとしても大丈夫。なぜならば、これ激甚災害法に則っていけばいい。雇用保険の特例。どうなるか? 従業員を解雇しなくてもそのまま居たまんまにして、みなし失業、失業したとするっていう体でそれで給付が受けられる。そういう手当が受けられるっていう話。国がもしもそのような手立てを打っていたら、コロナウイルスを災害と認定していたならば、ロイヤルリムジンが600人の、自分たちの従業員の首を切る必要はなかったんですよ。これが出来たんですよ。

でもどうしてそういうことをやってこなかったの? いろんな企業を守ることができて、そして働く人々を守ることができて、そして住まいを守れるっていう、どうして災害指定にしなかったの? そういう建て付けになってないからじゃないか? そう思われる方もいらっしゃるかもしれない。いいえ、そんなことない。

災害対策基本法、この国の災害法制の基本となるものですよ、災害対策基本法。伊勢湾台風の後に作られたもの。この中にその第二条というところを見れば災害とはなんぞやと、この災害の定義が書かれている。そこに書かれてあるものは何か? 地震、津波、がけ崩れ、土石流、豪雨、豪雪。色んなものが書かれている。でも災害ってここに書かれてあるものだけですか?ってことなんです。違います。だからもしも何かしらが起こった場合には、それを認めるってことを内閣で決めれば、それも災害に含めようねって話になっている。



話、早過ぎてわかりませんか? 説明下手でごめんなさい。要は、その災害対策基本法の二条に書かれているものだけじゃなくて、後からそれも災害に含められるよっていう余地が残されてるってことです。どこまで拡げていいのかって? 電車の脱線事故もだし、飛行機の墜落事故もだし、船の沈没事故も災害と認められるくらいの幅があるってこと。で、そこまでいかないにしても、もうすでにコロナは災害として指定していいだろうって文言が書かれている。何か? 「その他の異常な自然現象」っていう文言がある。まさにコロナ、異常な自然現象じゃないですか? さっさとこれ災害指定すべきでしょう? どう思います、皆さん。

でも嫌がってんですよね。お金がかかるから嫌だって。一部地域で起こった災害とかだったら、まだできるわな、それは。でもこれ全国的に拡がってる話だから、これやったら金かかるからやめとこうっていう考え方なんですよ。いくら国がこのようにポンコツであって、この国に生きる人々に対する愛もなく、金を出す気もないという状況であったとしても、東京都知事はそれに対して国に激しく求めることができるはずですよ。なぜ災害指定にしないんだって。

全国の知事と繋がっていきながら、全国民と繋がっていきながら、永田町を揺らす。それを変えさせていくっていう力、持ってますよ。首都東京のトップなんですから。しかもです、テレビに出続けてたんですよ、災害の時。災害の時ってか、コロナの時にね。出てきて何言うかいうたら、「ディスタンス」。わかっとるわって皆んな言いましたよね、たぶん。テレビ見ながら。「知ってたよ、それ」って。「密です」わかってますって。それはそれで重要かもしれない。でも、それと同じく重要なこと、一人一人の命を、住まいを、生活を守らせるための動きを国に求めていく。

例えばですよ、皆さんと、「国が災害指定すればこういうことになります」っていうインフォメーションを、あれだけ毎日のようにどのチャンネルをひねっても、小池さん小池さん小池さん小池さんっていう状況の中で、どの番組でも言ってたら、皆んな怒ってるはずですよ、この国の人たち。

(拍手)

でも、そうはならなかった。いろいろネットで調べたんですね、手分けして。小池さんがこのコロナになってから、コロナを災害としろということを国に迫ったかっていうニュースをずっと探し続けた。結果、出てこなかった。この都民の暮らしよりも、自分の未来のことしか見てないってことですよ。自分の未来、つまりは「次の選挙に勝って」みたいな。そういう話しか考えてないような人に、次の東京任せるわけいかないでしょってことなんですよ。



(拍手)

「じゃあ、次の東京を任せるわけにはいかないと言う山本君、君は都民に何をしてくれるんだね?」そういうご質問にお答えしたいと思います。今一番必要なものは何か? 先ほど言いました。国に対してこのコロナを災害指定させるという圧力を、首都東京のトップである都知事と、そして全国のそれぞれの地域のトップと、そしてこの国に生きるすべての人たちの力を結集して、国を突き上げる。

第2波、第3波に備えなきゃいけないってことです。第1波といいますか、2月から6月までの間の、このやっと乗り越えられた、そういう人たちいるかもしれない。でも第2波来た時に耐えられますか? また「補償なき自粛」です。今度こそ、ゲームオーバーになってしまう人もいるかもしれない。そうはさせられないんですよ。当たり前じゃないですか。だからこそ、皆んなで力を合わせて国にコロナの災害認定をさせるということが1つ。

そしてもう1つ。国からこの災害時、緊急時には、大胆な政府支出。大胆な財源を地方に渡せということも突き上げていかなければならない。この2つは絶対にやらなきゃいけないことですけど、それのみの皆さんとのお約束であるならば、これは絵に描いた餅でしかないです。なので、それと同時進行でやらなきゃいけないことがある。それは何か? 



都独自、東京都独自で、お金を資金を調達しなければならない。なので、私は総額15兆円。総額15兆円の資金を調達し、あなたが被ったコロナの損害、そして第2波、第3波に受けるであろうコロナの損害を最小限にするべく準備をしたい。あなたの生活の底上げを総額15兆円でやっていく。それをやらせていただきたいと思います。

(拍手)

財源15兆円に係る財源については、後ほどお話するとして、じゃその15兆円で何をやるか? そういう話をしたいと思います。もうすでに山本の選挙演説などをYouTubeなどでご覧になってる方、「また同じ話してる」っていう風に思わないでください。同じ話を聞いて、自分がそれを人にしゃべれるようになって、拡げていただきたい。そう思います。総額15兆円で、東京都民のコロナによる損失を徹底的に底上げ、そして、第3波に対してしっかりとした備えをし、皆さんに苦しい思いをさせないという15兆円のメニューを、今からお話します。その前にたすきをかけます。(聴衆:山本屋)山本屋て。お待ちください。ありがとうございます。はい。

れいわ新選組公認で東京都知事に立候補しております、山本太郎と申します。都知事にならせてください。やらせてください。

今の政治に足りないものは、今の都政に足りないものは、あなたを慮る愛とそしてあなたに対する徹底的な投資ですよ。この2つがないのが今の政治、今の都政。だから、ここから先は傷ついた皆さんへの底上げと、この先の危険、この先の緊急事態を、なんとか回避できるような状況をやっていきたい。そのためには総額15兆円のプランを用意しています。財源については一番最後です。

じゃ、まず最初に何をやりますか? はい、最初にやるのは、全員に10万円給付。1400万人、都民がおりますけれども、一人一人に10万円が行き渡るようなことをしたい。なぜか? 冒頭でお話を聞きました。10万円もらった人どれくらいいますか?っつったら、全体の2割くらいの方が手を挙げてくださった。でもその手に入れた方々、その10万円をどうされますか? そしてこれから手にする方々、その10万円をどう使いますか? 私がいろんな方とお話をすると、結構多いのがこういうパターンです。税金の支払いに充てる。社会保険料の支払いに充てる。ちょっと待ってください。お金が入ってきてももう行き先決まってて、行政側からお金をもらってもまた行政側にお金を返すという、自分の前を通過するということだけだってことですよ。これじゃ話にならないんです。なぜか? 

このコロナで傷ついた消費。要は世の中にお金が回らないという状況を、東京都民1400万人に10万円を渡し、あなたのお住まいのご近所でお金を回してくれ、経済を回してくれということをやりたい。我慢してたもの、食べたかったもの、欲しかった本、いろんなものを手に入れてあなたの底上げをしてください、という。あなたの損失に対してはすごく微々たる額かもしれない。けれども、これは必要なことだと思ってます。

他にやらなきゃいけないこともあります。例えば何か? 学ぶっていうことを諦めていただきたくない。つまりは1年間授業料を免除したいんです。1年間授業料免除。小学校、中学校、高校、大学、大学院、専門学校など、そういった方々に対して1年間、これ、授業料無料にしたい。このコロナ渦において、学生団体がネットで調べたところによると、2割。2割の学生の方々がもう学業を諦めるっていう検討に入ってる。どうしてか? 学費を親から出してもらってたけど、親がヤバくなった。これ、続けられません。

他にも、自分はバイトしながら奨学金で行ってたけれども、生活自体が危なくなった。そういう話ですよね。このコロナウイルスは、その学生たちの個人的な責任ではない。そう考えたとするならば、学ぶっていう権利を保障する必要がある。今、言った小学校から専門学校まで、すべての人たちに対して授業料を1年間無償化するとするならば、これは、だいたい約7400億円でできる。15兆円のプランだったらできますよね。やらせてください。やりますから。



他にもやらなきゃいけないことがある。例えば何か? 中小零細、個人事業主、フリーランスなど、そういった方々に対しての底上げをする必要がある。何か? 前年度、前年度の収入、事業収入。それと今を比べて、その損失分、マイナス部分を補填していく。それをやらせていただきたいんです。やってもいいです? 本当は国がやれば、これやらなくていいんですよ。でも、国やらないからやらなきゃしょうがない。当然ですよ。1400万人の人口を預かり、日本のGDPの2割を預かる東京ですから、東京が沈めば全国も沈む。東京を沈ませないという大きな仕事を都のトップが担ってる。でもそのトップは仕事をしなかった。だから、私にやらせてください。やるつもりです。「つもり」どころかやるんです。

他にも病院、病院。コロナの時期に病院行くとか、ちょっとリスクかなと思いながら、そのコロナの専門的に扱ってるような病院だけではなく町医者まで厳しい状況に置かれてしまった。

だけど、このまま、その屋台骨が崩れるようなことになったら、皆さんの医療へのアクセスっていうのが難しくなったら困りますよ。だから、やらなきゃいけないことは何かというと、この医療に対して厳しい状況に置かれている方々に対して、前年度の医療に対する報酬、その支払額っていうものを補償する。これもやらせていただきたいんです。お願いします。やらせてください。



他にもあります。第2波、第3波が来たとき、どうするんですか? 先ほどから繰り返してます。第2波、第3波が来たときには間違いなくまた「補償なき自粛」が繰り返される。「補償なき自粛」が繰り返された場合には、今回、なんとか乗り切った方でも次は乗り切れるかどうかわからない。それをなんとかブレーキかけなきゃいけない。まずはもう一度、10万円ずつ給付させてください。やれますから。15兆円ですから、総額。

で、この東京都内には41.9万もの事業者が存在している。41.9万。そこに対して、問答無用。さっさと100万円を渡していくっていうことをやりたい。だって、どこも自転車操業なんですよ。そこに対して、すぐにキャッシュがいるっていう状況のときに、簡単な登録だけ、申請だけ。審査は後です。ズルいことをやった人は後で奪い返しますからね。すぐに今でも必要な、回すための資金として100万円をとにかく受け取っていただく。これだけでも4200億。これ一度じゃなくて、場合によってはもう一度やる必要があるかもしれません。やらせていただきたい。いいですか? 

他にもやらなきゃいけないことがある。これは2月から6月までの損失に加えた話で、第2波、第3波のときにもやらなきゃいけないこと。何か? 中小零細に対して、これは貸付。「えー、借金するの嫌だな」って方もいらっしゃるかもしれないですけど、私が国だったら通貨発行権、お金を作り出せますから、それは「じゃあ、もう返せるときでいいよ」くらいの太っ腹にしますよ。緊急事態だから。でも、これは地方政府なので、お金を作り出せない。要は、紙幣を発行できませんから、そう考えたらこういった部分は貸付になってしまいますが、最大限猶予できるようなシステムにしたいと思います。例えば、無利子・無担保、繰り延べあり、こういう形で中小零細、個人事業主、フリーランスを守る。そういうことをしていきます。やらせてください。



そして最も、これは緊急事態時において重要なこと。何か? エッセンシャルワーカーを守ること。医療従事者、コンビニの店員、スーパーの店員、保育・介護、タクシー運転手、こういう方々を守らなければならない。なぜか? イギリスの調査、その結果を見るならば、緊急事態で皆んなステイホームしているときに、ステイホームしてられない。そりゃそうです。医療従事者休めない、ものを売ってる人たち、食べ物を売らなきゃなんない。そういう状態の人たちが、より死のリスクが高まるという計算が出ている。何か? イギリスの国家統計局。そこの調べによると、10万人当たり男性のコロナ感染死亡率を見ていくと、平均で9.9人。「この平均を上回る死亡率を出すような職業は何か?」ということを見たときに何がわかったか? 小売り、スーパー店員、コンビニも含めますよね。小売り、平均死亡率の2倍。介護、平均死亡率の3.2倍。そして、3.7倍を叩き出したのがタクシー運転手。皆んなが家に居るっていう状況のときにも、社会は最小限でも動かさなきゃ、家に居る人も生きられない、そういったときのために、やはり危険手当を出す必要がある。

これいくらでできるか? だいたい緊急事態というのが1カ月続くと想定して、金額を出したいと思います。1人当たり、給料とは別に危険手当のみとして1日当たり2万4000円出したい。この根拠は自衛隊が海外に出てそのときに出る手当と、そして駆けつけ警護。要は、修羅場になっているところに、出向かなきゃいけないときに出される手当。この2つ。この2つを合わせれば2万4000円になる。これを1カ月続けたとなったら、医療従事者とか保育・介護とかすべての人たちを含んだとしても2910億円でできる、そういう話なんです。15兆円のお金、資金を用意する。もちろん、これ一気にじゃなくてもいいんですよ。だから総額って言ってるんです。分けてもいいんです。

そういうやり方で、次に備える。次に備える、やりつつ、皆さんの傷ついた部分を、なんとか底上げしていくってことを大胆にやらなきゃ。今は平時じゃない、緊急時なんですよ。皆んなの命がかかっている。皆んなに健康で長生きして、そしてこの東京を、日本を発展させていくためにも、あなたの人生を充実させるためにも、政治が全力を出さなきゃいけない場面なんですよ。それをやらせていただきたい。ケチケチしてたら多くが死ぬぞってことですよ。不況で人は死にますからね。そうさせないために政治があるんだってことです。国がやらないんだったら都がやる。国がマヌケでも、それぞれの地域のトップがしっかりと仕事をしてくれれば、あなたの命は救われる。だったら、東京都のトップとして仕事をさせてください。空気読みません。空気は読めるけど、空気は読まない。そんなことはやらせられないと言われたって、私はやるんですよ。じゃなきゃ、立候補なんてするわけないでしょってことなんです。



(拍手)

ありがとうございます。時間が迫ってきているので簡単に。じゃあ、その資金をどうやって調達するんですか?ということですけれども、これについては、国に金を出せと求めるのは当然。コロナの指定をしろというのは当然。でも、それを求めてたとしても、いつ入ってくるかわからない。いつ指定されるかわからない。だったらオリジナルで東京都で金を用意するということをまずやらなきゃいけない。じゃあ、どうやるか? 地方債の発行です。地方債の発行。どれくらいまで発行できるのか? 東京は、財政の健全な団体です。日本一。全然違う。1年間の収入、東京の。それに占める年間のローン支払い額は1.5%なんですよ。飛び抜けてるんですね。全国平均10.9%。そして、緊急事態っていうところに、対象になった地域を比べても、北海道20.9%、大阪でも16.8%。そんな状態ですよ。東京は確実に大きなお金を用意できる。

最高、どれくらいまでいけますかね? 総務省と何度も話し合いをした。「20兆円以上は問題がございません」と。そして、東京の法人税収入を考えるならば、そこに対して、なんだろうな、総務省の許可が必要とかっていうことにもならないと。十分やっていけるでしょう、というお墨付きをもらっている。だとするならば15兆円、これをまず資金として担保する。15兆円、分割でもいい。担保する。そして、皆さんの必要な底上げをしていく。もちろんそこに対しては、後々ですけれども、緊急時に地方が必要とする金は地方債で賄ったときには日本銀行がそれを買い取る。買い受けるっていうことも可能にしていくことが必要です。

だから、国政も変えていかなきゃダメなんですよ。政権交代しなきゃダメなんですよ。揺らしていきましょうよ、東京から。全国と繋がって、政治を変えるために、東京都というね、そのトップに立って、都民の生活を守り、そして国政もひっくり返していきますよ。全国繋がって揺らしていきましょうよ。力貸してください。力貸してください。あなたのためにやりたい。私のためにやりたい。私のためっていうのは、私が困ったときに助けてくれる社会を作るためです。



すいません、話が長くなってしまいましたけれども。ちょっとですね、時間が押しているので。山本太郎に1ミリでも何か力を貸してやれることはないかと、そんな親切なことを考えてくれた天使のようなあなたのために、少し紹介させてください。

山本太郎、あなたから1票いただけるとするならば、非常にありがたいです。光栄です。でも、その1票では都知事にはなれません。じゃあどうすればいいかというとあなたの1票を横に拡げるということをやっていただきたいんです。1票を2票、2票を3票。そうすることによって、あの高い山、百合子山を越えることができる。百合子さんを越えることができる、そういう話でございます。そのためのツールをご紹介致します。

今、私が手に取っている茶色い封筒、公選はがきというものが入っている封筒です。これは公職選挙法で許されたやり方。東京、今回の選挙に挑戦する者たちは、9万5000枚、この中に入っている公選はがきというものを使うことが許されているんです。何か? 表側には山本太郎の笑顔と、そして私がやりたい政策が書かれています。裏をめくると何が書かれているか? 宛名、宛先、空欄になってます。そこに何を書くのか? あなたのお友達、あなたのお知り合い、そういう方の連絡先を書いていただきたい。電話番号もあると尚良し。

そして一言、あなたのメッセージを添えていただき、書いたものを封筒の中に入れてください。このままポスト投函するとアウトになってしまいます。必ず封筒の中に入れていただき、封筒のまま投函。そうすると私たちのところにこれが届く。で、これを私たちから発送する。そういうルールになってるんですね。電話番号も忘れずに。で、これが集まれば集まるほど、拡がれば拡がるほど票は増える傾向があります。かなり、一番重要な今回の選挙においての戦略です。ぜひ、この公選はがき、今、ボランティアの方がですね、配ってくださってます。ぜひお力を貸していただきたい。あなたの一票を横に拡げることによって、東京、これ変えることに近づきます。ぜひお願いしたいんです。

そしてもう1つ。LINEやってます。LINEを交換していただきたいんです。LINEを交換して、いま何を考えているか、その他にも、これからどういう動きをしていくのかということを皆さんにお伝えしていきたいんです。今、LINE交換できるとしたら、どこのテントがありますか? テント。ありがとうございます。どちらでしょう。あちら側、ありがとうございます。あちら側ですね。階段近くですか? あ、そちらでしたか。ちょうどこのステージの並びのところでLINEなんかも交換できるようになっております。



そしてですね、公選はがきもお出ししております。そしてボランティアを募集しております。私たち、今、非常に大変な状況、まあギリギリになってしまったっていうことが一番なんですけれども。総務省とやれるか、やれないかっていうことを、ずっとやりとりしてましたので、どうしても遅れてしまった。それによってボランティア、これ増やしていかないと対応できない状態です。なのであなたの大切な時間、10分でも15分でも私たちにお力貸してもらえませんか? 今日、私がここに立てているのは、ボランティアの皆さんが設営をしてくださり、そして今、チラシや公選はがきを皆さんにお配りしてくださる方がいらっしゃるからです。

そして、直接このような現場でも、ボランティア。ボランティア登録。まあ、やるかどうかわかんないけどっていう方も、ボランティア登録していただければ、次はどこでやるからっていうお知らせが行きますので、ぜひ登録のほう。そして直接、ボランティアセンターっていう所にも行けるようになっております。JRの市ヶ谷駅、徒歩数分。TKP、TKPのカンファレンスセンターって所がございます。そこで電話かけであったりとか、色んなタイプのボランティアがあります。あなたにもマッチする、そんな仕事が見つかるかと思います。あなたの重要なお時間のうちの少しのお時間をお借りできませんか? ぜひボランティアとしてご参加ください。

そしてですね、非常に言いづらいお話です。ここでなんか最近、宝くじに当たったみたいな人いませんか? 「あーしょうがねえなぁ、カンパしてやっか」みたいな人いませんか? 「最近な、宝くじ当たったんだ」みたいな方。シーンとしてますね、これね。水を打ったようにみたいなね。すいませんね、本当。何かね、朝一の湖に来たみたいな雰囲気になりましたよ、今。大丈夫ですか。ありがとうございます。

このコロナ禍で、皆んなが困ってる中で、カンパをお願いするのは非常に心苦しいんですけれども、もしも自分の気持ちだったらできるよという方がいらっしゃったら、ぜひお願いを致します。一般的に永田町では、この都知事選に挑む場合には、1陣営3億円くらいのお金がかかるといわれています。私たちはそれくらいの財力がございませんので。なので、皆さんからいただいた範囲でこの選挙戦を戦っていくということになります。もしくは大金持ちを知っている。しかも気前がいい。そんな話を聞いた方はぜひご一報ください。山本太郎、参上致します。

はい。というわけでですね、今、言いました、はがき、カンパ、ボランティアなどなど、受付はですね、私の右側、皆さんから見たら左側になるかもしれません。そちらのほうに机を出させていただいております。ぜひ、チラシを受け取っても結構ですし、公選はがきを受け取っていただいても結構ですし、お帰りの際にお立ち寄りいただければと、そのように思います。



はい。そしてですね、写真ですね。いつもですね、私、選挙のときの街宣も、それ以外でやる街宣もいつも終わった後に皆さんとツーショット写真とか自由に撮っていただくんですね。でも、このコロナ禍で、ツーショット写真とか、直接いろんなお話を伺うというのはちょっとリスキーな部分があります。お互いに。そう考えましたら、もう勝手に撮っていただくしかないという話になりますので、ほぼ肖像権ないのでご自由にお撮りください。はい。自由でございます。いいですか? こっちのほう向けとかって言われればこうやって向いたりとかしますから、はい。ご自由にお撮りください。大丈夫ですよ。はい。問題ございません、何も。はい。

「愛してるよ」のお言葉ありがとうございます。愛が足りないんですよ。今の政治には。本当に。特定の人たちに対する愛情はたっぷりなんです。自分自身に組織票をくれたりとか、企業献金をくれた相手には真っ先にご恩返しするその愛情、その熱意。

そして彼らが働き方をぶっ壊したりとかするための法整備をとっとと変えるとか、アメリカ様に対してなんかいろんな武器を買うとか、そっち側の愛情はたっぷりなんですけれども、この国に生きている人々に対する愛はあまりにも薄過ぎる。こんなことじゃ国壊れますよ。この国に生きる人々を大切にしない国なんて滅びる。当たり前です。子ども達の7人に1人、貧困なんでしょう。一人暮らしの女性、3人に1人貧困なんですって。これはあまりにも愛がなさ過ぎる政治だからでしょ。変えましょうよ、愛のある政治に。それを変えるのは誰か? あなたです。あなたが託してほしい。そして私がその先頭に立つ、東京都で。そして国を揺らしていきたい。力貸してください。東京都の都知事にさせてください。ありがとうございました。

山本太郎です。山本太郎と申します。簡単な名前でごめんなさい。ありがとうございます。半信半疑で今もご覧になってる方、れいわ新選組のホームページ見ていただきたいです。ここで私がお話したことは、ほんの一部です。それ以外の政策もホームページを見ていただければ、いろんな政策、そして例えば財源のこととかに関しても、詳しく見れるようになっております。ぜひ、チェックをしていただきたい。そしてシェアをしていただきたい。ありがとうございます。

今日のこの秋葉原の街宣に、ゲストとして来てくださる方がいらっしゃいます。この方です。須藤元気さん。



須藤元気:
元気ですか? 元気があればなんでもできる。今日は、私、須藤元気、山本太郎さんの応援にやって参りました。今日初めて山本太郎さんの演説を聞いてましたけども、いや、パワフルで素晴らしいですね。感動しました。



僕が山本太郎さんを応援する理由は、演説がうまいからだけではもちろんありません。僕らはロストジェネレーション。ロスジェネというキーワードで繋がっています。皆さん、ロスジェネ、ご存じだと思いますが、1970年頃から1980年頃に生まれ、バブル崩壊後、青春時代を過ごし大人になった世代です。僕や山本さん、40代で働き盛りの世代です。そんなロスジェネは、失われた30年という失敗した経済政策の、ある意味、被害者です。僕は格闘家でした。正直、被害者とかは言いたくはないんですけれども、でも明らかに政治の失敗じゃないですか。



悔しいんですよ。本当に悔しいです。30年間デフレが続き、かつてはアメリカに次ぐ経済大国といわれていました。でもどうでしょう。じわじわと生活水準が下がっていき、今は、非正規雇用40%ですよ。ロスジェネ、40代になっても、アルバイトで生活しなきゃいけない人が、当たり前にいる社会になってしまったんです。僕の仲間でも、アルバイトや日雇いいますよ。結婚なんかできません。金、持ってないですから。子どもなんかできませんよ。少子化、当たり前ですよ。そんな余裕ないですから。これは僕は人災だと思ってます。



新自由主義と緊縮財政主義という、誤った政策をとり続けたおかげで、日本はこんなに貧しくなってしまったんです。そんな中、消費増税、そしてコロナですよ。税金が上がって、収入が下がって、まさにダブルパンチですよ。どうしたらいいんですか? なのに政府は弱者を助けようともせず、なんですか? あのマスク2枚って…。正直がっかりしましたよ。

ようやく10万円一律給付やりましたけど、手続きに問題があって未だに届いてない人、たくさんいるじゃないですか? こんなんでいいんですか? 

こんな話をすると、都知事選と国政関係ないだろって思ってる人いるかもしれません。でも違うんです。山本太郎さんは、国がやらないから東京都でやろうって言ってるんですよ。山本さんの都の積極財政15兆円。ロスジェネの雇用保障プログラム。本当に素晴らしい政策だと僕思います。東京都の予算規模、影響力は計り知れないものがあります。そうなんです。山本太郎さんが東京都での積極財政、成功させれば、霞が関も後に続かざるを得ないんです。東京都が変わったら国が変わるんです。だから今、山本さんを支援する必要があるんです。山本太郎さんが都知事になってもらう必要があるんです。山本太郎さんのように、「反緊縮」という新しい経済政策に通じた人間が都知事になるべきなんです。



小池さん、強いかもしれません。でもこうやって集まって、皆んな立ち上がれば絶対勝てますよ。勝てますよ。先日、小池さんのことを書いた「女帝」読みました。下町の居酒屋のせがれですが、小池さんには退陣してもらいたい。世代交代したい。僕らの世代にやらせてください。東京変えて、国変えましょうよ。特に僕は言いたいんです。ロスジェネの皆んなに言いたい。立ち上がりましょう。もう、お利口さんでいるのやめましょう。十分、僕ら我慢してきましたよ。悔しいんですよ。もう立ち上がりましょうよ。悔しいです。今、立ち上がらないでいつ立ち上がるんですか? 僕らは社会のいま、中核なんです。僕らの世代が立ち上がって夢や希望があれば、絶対に東京都も国も良くなります。すべての世代の問題を解決できます。言いたいこと、言ってきましょうよ。黙ってないで、立ち上がりましょうよ。山本太郎さんを都知事にさせましょうよ。



(拍手・歓声)

絶対出来ます。絶対勝てます。都を変えて、国を変えましょうよ。これが最大のチャンスです。勝ちましょうよ。いけますよ。都を変えれますよ。もう黙ってるのはやめましょう。立ち上がりましょう。僕は絶対に山本太郎さんを都知事にします。真剣に応援してます。東京都を変えれば、国が変わります。皆んな豊かになりましょうよ。皆んな豊かになって、そして、世界を変えるように、日本がリーダーシップできる国作りをやっていきましょうよ。明るい未来、作っていきましょう。私、須藤元気、山本太郎さんを応援してます。ありがとうございました。



(拍手・歓声)

(須藤元気・山本太郎手を取って握手・撮影ポーズ)

山本太郎:
あ、ちょっと待って、お手のほう。(須藤元気氏の手をアルコール消毒)ありがとうございます。

色んなしがらみあるのにね、そのしがらみをすべて切ってでも応援してくれるって。すごい気合いじゃないですか? 誰のため? 山本太郎のためじゃない。ロスジェネやこのコロナで苦しんでいる人たちの底上げ、底上げをするチャンスだから、ということです。本当に人々を想う心ある政治家、須藤元気さん、ありがとうございました。



(拍手)

東京を変えていこう、国を変えていこう。そのような力強いメッセージいただきました。そのためには何が必要か? 私が今、手に持っている茶色い封筒でございます。先ほど手に取ってくださらなかった方、ぜひ手に取っていただきたい。あなたの一票を横に拡げるツールです。ここから始めなきゃその先はございません。ぜひ力を貸していただきたい。

山本太郎、都知事になったときには今、須藤さんの話の中に出てきた、ロストジェネレーション。国の失策の連続によって、そして人生を歪められてしまった、そういう世代です。チャンスを失った、そういう世代です。そのような被害者たちに対して、そのような世代に対して、今も不安定で働いている、先が見えないという世代に対して、東京都として仕事を作ります。それだけじゃない、コロナ、コロナによって失業した人たちにも働いてもらいます。



まずは、東京都として3000人。3000人の雇用を創り出します。都の職員として働いていただきたいと思います。「そんなに人数要るのかよ?」と思われる方、首都圏直下も来るかもしれないんですよ。そんな中で対応できる人員は増やしていかなきゃダメなんです。これが危機管理でしょ? どうしてコロナの対策できなかったか? 保健所をどんどん減らしていったっていうことも関係してますよね。すべては繋がっている。力を貸してください。15兆円の総額のプランで、あなたの生活を底上げする。日本、揺らしていきましょう、ここ東京から。あなたと私たちで。力貸してください。山本太郎でした。

(拍手)



※最善を尽くしておりますが、なるべく早く皆さまにお届けすることを優先するため、若干の誤字脱字はご了承ください。



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記事 [政治・選挙・NHK273] <「今、解散しないと状況はどんどん悪くなる」 >自民党内じわり早期解散論 首相求心力低下、ハードルは高く(毎日新聞)

※2020年6月21日 毎日新聞 紙面クリック拡大





安倍首相、夜の会食を3カ月ぶり解禁 党関係者「政局のスイッチが入ってきた」
https://mainichi.jp/articles/20200620/k00/00m/010/163000c
毎日新聞 2020年6月20日 20時11分(最終更新 6月21日 18時16分)



 通常国会が閉会し、安倍晋三首相は新型コロナウイルスの感染拡大で自粛していた夜の会合を再開した。内閣支持率は低迷しているが、首相の「政局のスイッチ」が入り、早期の衆院解散に打って出るとの観測も出始めた。首相に何が起こっているのか?

「追い込まれ解散」で政権失った麻生氏は「早期解散論者」

 安倍晋三首相が19日、約3カ月ぶりに「解禁」した夜の会食の相手は、麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官、甘利明元経済再生担当相だった。3氏は2012年末の第2次内閣発足から16年に甘利氏が閣僚を辞任するまで、安定政権の基礎を築いたメンバーだ。

 約2時間半の会食の間、首相は終始リラックスした様子で会話も弾んだという。自民党関係者は「政局のスイッチが入ってきた。12年の『安倍組』は一枚岩だと見せたいのだろう」と語った。

 自民党内では6月10日以降、早期の衆院解散論が出始めた。この日、首相は首相官邸で麻生氏と2人で約1時間の長時間にわたり会談。麻生氏は首相時代に早期解散を見送り、09年の「追い込まれ解散」で政権を失った苦い経験があり、「早期解散論者」(首相官邸幹部)とされる。自民党内では「麻生氏が早期解散を進言した」と見られている。

 早期解散論の根拠は、衆院議員の任期満了が約1年4カ月後の21年10月に迫る中、解散時期の選択肢が限られることだ。現在は比較的落ち着いている新型コロナウイルスの感染状況も「第2波、第3波が来たら解散できない」(自民党幹部)恐れがある。年を越せば、通常国会で春まで予算審議が続き、夏には東京オリンピック・パラリンピックが控える。首相と近い閣僚は「あと1年たったら追い込まれ解散だ」と危機感を募らせる。

「安倍首相では選挙は戦えない」広がる不安

 しかし、自民党総裁の任期満了が21年9月に迫り、求心力の低下が進む首相が解散に踏み切るのは容易ではない。新型コロナ対策の遅れ、黒川弘務・前東京高検検事長の定年延長を巡る問題、河井克行・案里両容疑者の公職選挙法違反事件など政権への打撃が続き、内閣支持率は低下。政権浮揚策も乏しいのが実情で、「安倍首相では選挙は戦えない」との声も漏れる。

 首相は18日の記者会見で、総裁4選の可能性を改めて否定した上で「国民の信を問うべき時が来れば、ちゅうちょなく解散を断行する考えに変わりはない」と述べた。だが、首相官邸幹部は「首相は今のところ、解散せずに任期満了まで首相を続けるのが望ましいと考えている」と明かす。

自民党幹部「今、解散しないと状況はどんどん悪くなる」

 首相は今後、内閣支持率や新型コロナの感染状況などを見極めながら、解散するかどうか検討するとみられる。現状では、解散に消極的との見方もある首相だが、自民党幹部は「今、解散しないと状況はどんどん悪くなる。自民党の議席の減り幅が少ない時に解散した方がいい」と強調する。

 政権の「低空飛行」が続けば、麻生氏らの「早期解散論」に外堀を埋められる可能性もある。【遠藤修平、畠山嵩】



焦点 自民党内じわり早期解散論 首相求心力低下、ハードルは高く
https://mainichi.jp/articles/20200621/ddm/002/010/040000c
毎日新聞 2020年6月21日 東京朝刊

 通常国会が閉会し、政府・自民党内では内閣改造と党役員人事、さらには衆院解散をにらんだ動きが活発化しつつある。安倍晋三首相は新型コロナウイルスの感染拡大で自粛していた夜の会合を再開。首相の自民党総裁任期満了が来年秋に迫る中、早期の衆院解散の観測も流れる。だが、内閣支持率が低迷し、新型コロナの第2波も懸念され、政権は視界不良だ。



 安倍晋三首相が19日、約3カ月ぶりに「解禁」した夜の会食の相手は、麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官、甘利明元経済再生担当相だった。3氏は2012年末の第2次内閣発足から16年に甘利氏が閣僚を辞任するまで、安定政権の基礎を築いたメンバーだ。

 約2時間半の会食の間、首相は終始リラックスした様子で会話も弾んだという。自民党関係者は「政局のスイッチが入ってきた。12年の『安倍組』は一枚岩だと見せたいのだろう」と語った。

 自民党内では6月10日以降、早期の衆院解散論が出始めた。この日、首相は首相官邸で麻生氏と2人で約1時間の長時間にわたり会談。麻生氏は首相時代に早期解散を見送り、09年の「追い込まれ解散」で政権を失った苦い経験があり、「早期解散論者」(首相官邸幹部)とされる。自民党内では「麻生氏が早期解散を進言した」と見られている。

 早期解散論の根拠は、衆院議員の任期満了が約1年4カ月後の21年10月に迫る中、解散時期の選択肢が限られることだ。現在は比較的落ち着いている新型コロナウイルスの感染状況も「第2波、第3波が来たら解散できない」(自民党幹部)恐れがある。年を越せば、通常国会で春まで予算審議が続き、夏は東京オリンピック・パラリンピックが控える。首相と近い閣僚は「あと1年たったら追い込まれ解散だ」と危機感を募らせる。

 しかし、自民党総裁の任期満了が21年9月に迫り、求心力の低下が進む首相が解散に踏み切るのは容易ではない。新型コロナ対策の遅れ、黒川弘務・前東京高検検事長の定年延長を巡る問題、河井克行・案里両容疑者の公職選挙法違反事件など政権への打撃が続き、内閣支持率は低下。政権浮揚策も乏しいのが実情で、「安倍首相では選挙は戦えない」との声も漏れる。

 首相は18日の記者会見で、総裁4選の可能性を改めて否定した上で「国民の信を問うべき時が来れば、ちゅうちょなく解散を断行する考えに変わりはない」と述べた。だが、首相官邸幹部は「首相は今のところ、解散せずに任期満了まで首相を続けるのが望ましいと考えている」と明かす。

 首相は今後、内閣支持率や新型コロナの感染状況などを見極めながら、解散するかどうか検討するとみられる。現状では、解散に消極的との見方もある首相だが、自民党幹部は「今、解散しないと状況はどんどん悪くなる。自民党の議席の減り幅が少ない時に解散した方がいい」と強調する。政権の「低空飛行」が続けば、麻生氏らの「早期解散論」に外堀を埋められる可能性もある。【遠藤修平、畠山嵩】

幹事長人事で緊張も

 解散時期とともに安倍政権の今後を占うのが9月に任期満了を迎える自民党役員人事だ。焦点は幹事長ポスト。来年に総裁任期満了を控える首相にとって、今回が最後の人事となる可能性があり、本来なら「ポスト安倍」候補を配置する機会となる。だが、「政権の骨格」を動かせば不安定化しかねないリスクを抱える。

 「現政権が任期いっぱいお務めになることを幹事長として補佐していきたい」。二階俊博幹事長は通常国会が閉会した17日、記者団にこう語り、幹事長続投への意欲を隠さなかった。

 首相は昨年の人事で、自身の後継の「意中の人」とされる岸田文雄政調会長の幹事長起用を模索したが、二階氏の反発で断念した経緯がある。勢いが落ちつつある首相が岸田氏を幹事長に起用するのは、昨年以上に難しい状況だ。

 首相が最も懸念するのは、政権批判を繰り返す「首相の天敵」(首相側近)の石破茂元幹事長がポスト安倍レースで優位に立つ展開だ。二階氏は9月に予定される石破派パーティーでの講演の依頼を快諾。記者会見で石破氏を「期待の星」と持ち上げるなど、首相へのけん制とも受け取れる動きを見せている。岸田派議員は「幹事長ポストは渡さないとの意思表示だ」と警戒感を示す。

 二階氏の攻勢に対し、岸田派内からは「二階さんと争ってまで幹事長をやる意味がどこまであるか」と消極論も出てきている。岸田派は自民党最大派閥の細田派出身の首相や第2派閥の麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相から支援を得る自信を深めており、岸田氏周辺は「二階氏との溝を深めても意味がない」と語る。

 首相は閣僚人事でも2012年の第2次安倍内閣発足当初から、一貫して麻生氏と菅義偉官房長官を起用し続け、骨格を重視してきた。麻生氏を巡っては森友学園に関する決裁文書改ざん問題が起きても交代させなかった。菅氏も新型コロナ対応などを巡って距離が指摘されたが、首相は今月11日の参院予算委員会で「菅官房長官とは一心同体」と否定した。自民党役員人事とともに実施されるとみられる内閣改造でも、両氏は留任するとの見方が出ている。

 内閣改造などの人事は首相が政権浮揚を図る切り札となるものだが、求心力が低下する中では人事の「自由度」が低いのが実情だ。首相は18日の記者会見で、意中の後継候補を問う記者団の質問に対し、「後継者というのは育てるものではなく、育ってくるものだ」と指摘。「誰かを育てるというよりも活用させていただく」と述べ、人事でも守勢に回らざるを得ない立場をにじませた。【杉直樹、野間口陽、飼手勇介】




http://www.asyura2.com/20/senkyo273/msg/574.html

記事 [政治・選挙・NHK273] <サンデー毎日>安倍首相は辞任せよ! 任期前退陣勧告5つの理由 追及急先鋒緊急告発 倉重篤郎のニュース最前線

※サンデー毎日 2020年6月28日号








倉重篤郎のニュース最前線
安倍首相は辞任せよ! 任期前退陣勧告5つの理由 追及急先鋒緊急告発
https://mainichi.jp/sunday/articles/20200616/org/00m/010/002000d
2020年6月18日 05時00分(最終更新 6月18日 09時59分) サンデー毎日


衆院本会議で国民民主党の大西健介氏の質問に答える安倍晋三首相。「Go Toキャンペーン」の「ゴートゥー」を「ゴートー(強盗)」と言い間違い苦笑い=国会内で2020年6月8日午後1時29分、竹内幹撮影

追及急先鋒 田村智子(共産)笠井亮(共産)荒井聡(立憲)…緊急告発

 安倍政治を続けることは、もはや「負」を重ねることでしかない。「ニュース最前線」倉重篤郎が、野党精鋭とともに政権に任期前退陣勧告。持続化給付金事業委託問題、拉致問題への不作為、権力の私物化、歪められた経済……など五つの罪状を上げて厳しく弾劾する。

財政民主主義違反、外交破綻、政治破壊、経済弱体化、コロナ対応
あえて水に落ちた犬を打つべし


「打落水狗(だらくすいく)」という中国の言葉がある。文字通り、水に落ちた犬を打つ。転じて、既に打ち負かされたがなお降参しない敵に更に追い打ちをかける。かつて魯迅がこの言葉を用い、革命勢力を叱咤(しった)したことがあった。日本的情の世界にはなじまないが、政治リアリズムの世界ではロープ際に追い詰めた相手をKOするための必須の行為ともいえる。

 コロナ後手と不祥事続きで支持率が低迷する(落水の)安倍晋三政権にどう向き合うか。一貫して安倍政治を批判してきた身からすると、今さら擁護する気もない。この際は、さらに打つべしであろう。以下五つの理由で追い打ちをかけ、政権に早期退陣を求める。それだけでは無責任だ。その出口も模索したい。

「打」とする第一の理由は、この政権のあまりに露骨な財政民主主義違反である。憲法83条は国家が行う財政活動は国会で審議、議決されることを求めている。国民納税者の代表である議会が税の使途(予算費目)について、無駄、不正がないよう一つ一つ厳しくチェックした上で認証(議決)を与えるのが、近代市民革命が獲得した財政民主主義の基本原則だ。

 この議会の権利、義務、存在意義が政権により軽視、侵犯されている。筆頭が第2次補正予算に計上された10兆円の予備費だ。コロナ下の緊急事態とはいえこれほど巨額の予算費の使い道を政権に白紙委任するのは、明らかに83条に抵触する。国権の最高機関(41条)としての国会の役割を無視することにもなる。

「半分の5兆円については、財政演説で使途の内訳を示す」ことになったが、これでは半端である。「内訳として示したとしても予備費であることには変わらない。国会で修正し明確に予算として盛り込み、残り5兆円は削除して第3次補正として速やかに編成すべきだ」(田村智子共産党政策委員長)が正論だ。

 電通、パソナなど3社が設立した「サービスデザイン推進協議会」が、国からの持続化給付金事業を請け負い、事務費769億円のうち749億円で電通に再委託していた丸投げ予算も財政民主主義を見くびっている。笠井亮(あきら)衆院議員(共産)によると、「協議会は設立が2016年5月。実績ゼロなのに経産省の仕事に1社だけ手を挙げ落札、それも電通に外注していた。入札審査調書は一部黒塗りで、外部有識者で審査したというが、メンバーは明らかにしない。法律で義務付けられた決算公告も一度も行っていなかった」。協議会前代表が「私は飾りです」と語っていた点からしても税中抜きのためのトンネル団体としか思えない。

 コロナ収束後の消費喚起策としてブチ上げた「GoToキャンペーン」(事業費1・7兆円)における破格の事務委託費3095億円も然りだ。「総事業費が大きくなるほど、事務経費率は下がるのに2割は解せない。この種の事業の半分は人件費であり、年俸1000万の職員が1万5000人必要になるという非常識な積算だ」と荒井聡衆院議員(立憲)。コロナをいいことに財政当局も政治家も金銭感覚がずれている。財政規律からもどんぶり勘定を見逃すべきではない。

 つまり、第2次補正予算は財政民主主義違反という違憲的前例を作らないために6月17日までの会期を延長、熟議の上、修正すべきだった。コロナ第2波対策のためにも国会は開いたままにするのが筋でもある。にもかかわらず、不祥事追及回避のため国会を閉じるという。筋より権力への居座りを選ぶ政治はノーだ。

拉致被害者の生死確定をしなかった

「打」とする理由第二は、この政権の外交破綻である。北朝鮮拉致家族のシンボル的存在だった横田滋さんが亡くなった。愛する娘を拉致という理不尽な手段で奪われ、40余年再会できぬまま一生を終わられたその無念には心から哀悼の意を表したい。同時に、拉致問題解決を政権の「最大の政治課題」と位置付けながらこの8年間問題解決を一歩も進めることのできなかった安倍氏に対して、その結果責任を強く問いたい。

 この問題の本質は、政府認定の拉致被害者12件17人全員の両国政府による最終的な生死の確定にある、というのが私の意見である。横田めぐみさん然りである。北朝鮮側はこの17人について、02年の小泉純一郎・金正日(キム・ジョンイル)会談で8人死亡、5人生存(02年帰国)、4人は入国せず、と回答して以来その姿勢を変えていない。安倍政権のストックホルム合意(14年5月)に基づいた再調査結果も同じ内容だった。一方で、安倍氏は、拉致被害者は皆生きている、一人残らず帰せ、と主張してきた。その北に対する強い姿勢が、国民の共感を呼び安倍氏の政治家としての追い風になってきたわけだが、首相としての安倍氏には、この二つの主張、事実認定の落差を埋める責任が生じたはずである。

 真実は一つしかない。その真実が両国間で共有されるまで拉致問題は終わらない。家族はいつまでも待たされることになる。もちろん簡単なことではない。相手が北朝鮮である。生死の確定は家族を傷つけることになるし、政権もまた責任を問われる。だが、ストックホルム合意の場、トランプ米大統領に仲介を依頼した局面など、安倍政権トータル9年間で何回かあったはずの機会に安倍氏は生死確定まで踏み込む、最終解決にまで持ち込む覚悟に至らなかった。今後もそういう選択肢は取らないだろう、というのが私の解釈だ。

 プーチン露大統領との北方領土問題も袋小路だ。日本政府の主権問題に対する基本スタンスが4島一括返還から歯舞(はぼまい)、色丹(しこたん)の2島先行返還(残り国後(くなしり)、択捉(えとろふ)は継続協議)と姿を変え、安倍政権になってからは2島返還のみで平和条約を締結というところまで要求水準を下げてきた。問題はそこまで譲歩したにもかかわらず交渉をまとめることのできなかった首脳外交の限界と失態にある。これだけの人的物的外交資源を費消して何が得られ、何を失ったかということを真摯(しんし)に検証すべき時期にきている。

 安倍対米外交をどう見るか、も重要である。その特徴は自民党政権の従来的同盟基軸路線を二重に強化するものであった。一つは、米国が求めてきた集団的自衛権行使の一部容認に踏み切り、一定の条件の下での米軍のための戦闘行為を解禁、と同時に自衛隊を米軍の兵たん補給(後方支援)部隊として世界中で活動できるようにすることであった(15年9月成立の新安保法制)。いま一つは、トランプ大統領に個人的に食い込んで、世界最大パワーの後押しを背に日本外交を嵩(かさ)上げすることであった。

 前者の仕組みはまだ未発動だが、専守防衛、自衛隊の海外派兵はせず、という戦後保守政治が守ってきた縛りを制度的に解き放った。米国の対外戦争に兵たん面でお付き合いできる体制を作ってしまったことは、保守政界でもなお批判的な人が多い。私もその一人である。後者においても、得失のバランスシートは圧倒的にマイナスだ。拉致問題では役に立たなかったし、領土問題では、日米安保体制による日本国内への米国の基地敷設権が交渉の重要局面での壁になった。そればかりか、トランプとの蜜月の延長線上には、日本の財政事情を無視した高価な米兵器の爆買い、沖縄の民意に反した新基地建設計画のノルマ的断行があった。

政治への信用崩壊、官僚の劣化…

 第三に、指摘すべきは政権による政治破壊である。

 最も罪深いのは政治に対する信用崩壊である。森友・加計問題では、行政権のトップにいる首相がその行政権の行使において、自分(ないしは妻)のお友達に対し、周辺の忖度(そんたく)を含め結果的に特別扱いをした。しかも、森友では首相の足跡を消すために決裁文書の改竄(かいざん)までさせ、担当職員をその罪の意識から自殺にまで追い込んだ。その罪、万死に値す、である。「桜を見る会」では、自らの後援会組織を特別扱いし、公費により公的な場を使わせるなど公私混同の罪があった。

 財務省の文書改竄、防衛省の日報隠し、厚労省の統計疑惑など、霞が関官僚群の劣化と見られる一連の現象もこの政権による政治破壊行為の一つとカウントされる。内閣人事局を使った600人の幹部官僚に対する威迫人事がどれだけ官僚たちに必要以上のプレッシャーを与え、本来彼らが果たすべき情報収集、政策立案機能を歪(ゆが)ませたか。政権を忖度した財務省の改竄行為が、どれだけ霞が関全体の権威、士気、信用喪失につながったか。霞が関に優秀な人材が集まらなくなったことを含めれば、その国家損は計り知れない。

 第四に、日本経済の弱体化である。アベノミクス、つまり異次元金融緩和策とは、マネーストックを異次元に増やし人々の期待感を煽(あお)ってインフレ化を図る一方、日銀が国債をいくらでも引き受ける財政ファイナンスで放漫財政を許容する、という一種禁じ手であった。本来は2年メドの緊急避難的政策であった。

 それを唯々諾々と7年も続けてきた結果何が起きているか。株高、円安による企業収益増という一過性の「成果」の足元で何が進んでいるか。日銀の総資産がGDPを超え、最後の貸し手である中央銀行の財務リスクを著しく高めている。中央銀行が主要上場企業の有力株主になる、という官製相場を作り、市場機能を歪めている。日本が誇る製造業が致命的に伸び悩み、日本資本主義全体の産業競争力の低下を招いてきた。官製株高が企業経営者をして、自社の実力に幻想を与え、設備投資、生産性向上の努力を怠らせてきた。

 そこにコロナによる需要、供給の蒸発が重なった。まさに弱り目に祟(たた)り目である。構造的な弱体化にウイルスによる偶発的経済縮小トレンドが追い打ちをかけたもので、今後日本経済がどうなるか、予断を許さない。ただ、根っこの構造問題を解決するためには異次元緩和の出口まで睨(にら)んだアベノミクスに代わる中長期的包括経済政策が必要であることは間違いない。

自民党に自浄能力があるかが試される

 言いたいのは、安倍政治をこのまま続けるべき大義も有用性もすでにない。むしろ財政民主主義違反、外交破綻、政治破壊、経済弱体化という負の政策を続けていくことにほかならない。

 コロナと対峙(たいじ)中に政権交代はありえない、という議論もあるが、この政権がコロナでこの間、取ってきた対応をどう評価すべきなのか。厚労省、感染研が自らの予算、権限防護のためにPCR検査数を抑制してきたのは見てきた通りだが、政権も感染者数を少なく見せ、東京五輪を予定通り開催するために、この路線に加担してきた疑いがある。コロナ対応でこれといった手腕があったわけでもない。コロナ後どうするか、というオリジナルな構想もない。専門家会議の議事内容を紹介するのみである。

 であるなら、この際は来年9月の安倍氏の自民総裁任期満了を待たずに次の政権に移行するのが国民的賢策といえるのではないか。

 もちろん、政権交代は簡単ではない。国政選挙で大敗、メガトン級のスキャンダル、体調不全といった致命的な原因、動機が必要だ。現時点では、安倍氏が衆院の解散総選挙を断行する環境にはない。モリカケ桜、検察官定年延長と不祥事には事欠かないし、総辞職にふさわしいものもあるように思えるが、安倍氏にその気がなく、野党、メディアもそこまで追い込めなかった。体調については、相当お疲れだろうと思われるが、第1次政権と同じ政権投げ出しは考えにくい。

 ただ、政治は一寸先が闇だ。「政界には上り坂、下り坂もあるが、『まさか』の坂がある」(小泉純一郎元首相)との名言もある。

 秋ごろに政局が動く可能性がある、という一つの見立てがある。自民党役員、閣僚人事の交代期に差し掛かる。時の支持率、党内環境にもよるが、自民党的には切りのいい時期である。

 この時期には、来年7月に延期された東京五輪が本当に実現できるか、IOCとの腹合わせをしなければならない。簡素化版を検討中のようだが、これは「完全な形での実現」にこだわる安倍氏の美意識には合わないし、追加費用の支出は国民的な合意を得るのが困難だ。中止という決断は安倍進退とセットになる可能性がある。11月の米国大統領選との絡みもある。盟友・トランプ再選が目に見えて困難になった時の安倍氏の心理は複雑であろう。

 安倍氏の第2次政権発足後からの連続在任日数は8月24日、2799日に達し、大叔父である佐藤栄作氏を抜いて歴代最長になる。通算在任日数ではすでに戦前の桂太郎の2886日を超えている。つまり、秋には憲政史上最長不倒記録を達成した首相というレガシーは確保済みである。

 多分これを破る者は今後出てこない、と安倍氏の首に鈴を付ける役回りも必要だ。小泉元首相、二階俊博幹事長、菅義偉官房長官、大島理森衆院議長らの顔が浮かぶ。小泉氏はある意味、安倍政権を作った製造責任者である。その事実は重い。二階、菅氏は政権を中軸で支えてきただけに離反は痛い。大島氏は安倍政権の国会軽視に反省と改善を促す異例の所感(18年7月)を公表したことがある。

 自民党に自浄能力があるかどうかが試されている。

くらしげ・あつろう
 1953年、東京都生まれ。78年東京大教育学部卒、毎日新聞入社、水戸、青森支局、整理、政治、経済部。2004年政治部長、11年論説委員長、13年専門編集委員






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記事 [政治・選挙・NHK273] 嘘つき放題じゃないか 政治家の反論が真実になる世の中 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」(日刊ゲンダイ)
 


嘘つき放題じゃないか 政治家の反論が真実になる世の中 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274805
2020/06/19 日刊ゲンダイ


小池百合子都知事(C)日刊ゲンダイ

「当方から出席をお断りした事実はございません。立候補表明の前日に、日本記者クラブより開催見送りの連絡が参りました。事実と異なる記事です。再度、開催が設定されるのであれば、喜んで参加いたします。」(小池百合子・都知事)

 これは6月14日の小池百合子さんのTwitterの言葉だ。

 6月13日の産経新聞、〈【主張】小池氏が出馬表明 疑惑に答え都の未来語れ〉という記事に対しての。

 記事にはこう書かれていた。

〈小池氏は、日本記者クラブが開催を予定していた候補者討論会への出席を断った。引き続き都政を担うと宣言した以上、堂々と討論会で抱負を語るべきである。〉

 公開討論会を嫌がる政治家っていないこともない。有名なあの方とか、極力出ないように画策するじゃん。

 いっつも思う。報道はどうしてこういったことを大きく報じないのかと。だってそれは、有権者にとって大きな判断材料になることだ。自分の会社だけ、政治家の個別のインタビューを取りたいとか考えているとしたら、間違っている。そんなの、選挙前の公約と一緒だ。選挙前の宣伝とおなじ分量で、検証しろ。今や嘘つき放題じゃないか。

 有権者は政治の専門家じゃないから、対立候補同士でやり合うところを見て、それでわかることもたくさんあるしな。

 今回の件は、小池都知事と産経新聞、どっちが真実を述べてるの? まさかこのままっていうんじゃないよね? 権力者が痛いとこを突かれて、「そんなことない」と反論したらそれが真実になってしまう世の中も、大手新聞がデマを流しそのままの世の中も、怖いんですけど。

 とりあえず、産経新聞は小池氏のことを書いてここまでいわれたんだから、間違いを書いたなら訂正とお詫び、そうでないなら報道機関として権力者のこのやり口について批判をすべきである。



室井佑月 作家
1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。










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記事 [政治・選挙・NHK273] 田崎史郎が『モーニングショー』から消えた! 玉川徹にツッコまれるのを嫌がり降板説 政権代理人が跋扈するテレビの体質は変わらない(リテラ)
田崎史郎が『モーニングショー』から消えた! 玉川徹にツッコまれるのを嫌がり降板説 政権代理人が跋扈するテレビの体質は変わらない
https://lite-ra.com/2020/06/post-5488.html
2020.06.22 田崎史郎が『モーニングショー』から消えた! 原因は玉川徹? リテラ

    
    かつて頻繁に『羽鳥慎一モーニングショー』出演していた田崎氏だったが


 安倍政権の御用ジャーナリストの代表格、田崎スシローこと田崎史郎氏。田崎氏にある異変が起きているのにお気づきだろうか。

 と言っても、反安倍に転じたとかそういう話ではない。河井克行・前法相と河井案里参院議員が買収容疑で逮捕された問題でも、「常識外れかも知れないですけれども、政治の世界ではあり得ることなんですね」「陣中見舞い、当選祝いのかたちなら許される」と正当化したり、河井夫妻と安倍首相は親しくないと吹聴したり、相変わらず安倍擁護活動を展開している。

 ところが、そんな田崎スシローが最近、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)にめっきり出演しなくなっているのだ。

 田崎氏といえば『ひるおび!』(TBS)への出演が有名だが、安倍政権に不祥事が発覚したり、批判の多い法案の審議中など、政権のターニングポイントになると決まって『モーニングショー』にも出てきて、官邸の意向を代弁、ありえない論理で政権を擁護し、玉川徹氏らと舌戦を展開してきた。ところが、ここしばらくその田崎氏の姿がみられなくなってしまったのだ。

 いったいどうしたのだろうか。田崎氏といえば、昨年にも「桜を見る会」問題の最中、ジャパンライフとの癒着を理由に、一時期テレビ出演を辞退していたことがあった。しかし今回は、上述のとおり、河井前法相夫妻逮捕や持続化給付金をめぐる電通との癒着問題などをめぐり、『ひるおび!』や『とくダネ!』(フジテレビ)などに出ては政権を擁護している。出演していないのは、『モーニングショー』だけである。

 本サイトであらためて確認してみたら、緊急事態宣言発出された前後の4月第2週は毎日のように出演していたのだが、4月9日を最後に、もう2カ月以上も『モーニングショー』に出演していないのだ。

 まず、考えられるのは、視聴者の抗議で番組側が田崎氏を降ろした可能性だ。『モーニングショー』は玉川徹氏や青木理氏ら政権批判を厭わないコメンテーターも出演していることからもわかるように、リベラルからの支持が強い番組。そのためか、田崎氏に批判的な視聴者の声が多かった。

 とくに今回のコロナ禍で『モーニングショー』は安倍政権のコロナ対応批判をリードし、安倍政権の杜撰なコロナ対応に疑問や不満を抱く人々の支持を集めていた。

 そのため、田崎氏の露骨な政権擁護に対して抗議や批判がいつも以上に巻き起こっていた。たとえば、4月6日放送回では、コロナでの死亡者数が正確なのかという議論のなかで、田崎氏が「肺炎で亡くなった人のことをあとでCT検査をして、コロナかどうかいちいち判断している」という誰が考えてもありえないデマ解説をし、橋下徹氏にまで批判されていた。

 また、9日放送回では、西村康稔コロナ担当相が休業要請の2週間先延ばしを自治体に求めた問題でも、大嘘が発覚している。

 田崎氏は西村担当相に直接、電話で聞いたとして、「西村さんは専門家の意見として伝えただけ」と擁護。その「専門家」として、厚生労働省のクラスター対策班メンバーの西浦博・北海道大学教授の名前を出したのだが、当の西浦教授がそうした発言をしていないと否定し、〈休業は補償つきで今すぐやらないといけません〉とツイートしたのだ。

 こうした言動に対する抗議、批判の声を受け、きちんと政権批判をするために、『モーニングショー』は田崎氏を出演NGにしたのだろうか。そう思っていたら、どうやら事情はまったく逆だったようだ。

「実は、田崎さんのほうから『モーニングショー』出演を断っているそうです。テレ朝にどう説明しているかはわかりませんが、田崎さん本人というより、奥さんから出ないでほしいと言われたらしい。田崎さんは、最近「週刊文春」(文藝春秋)のインタビューでも、大学時代の半同棲生活や時事通信で干されていたときに奥さんに支えられた話などをしていましたが、愛妻家。あの世代にはめずらしく、夫婦で仕事の話などもけっこうするようです。ほかの番組と違って、『モーニングショー』では玉川徹などに激しく反論されてボコボコにされることも多いから、見ていられないってことなんじゃないのかな」(テレビ局関係者)

■田崎氏が自ら『モーニングショー』を出演NGに!? 「週刊文春」で語った妻の存在

 たしかに、『ひるおび』などでは同じく安倍応援団の八代英輝弁護士やMCの恵俊彰などが田崎氏に追随し安倍政権に批判的なコメンテーターのほうが孤立しがちだが、『モーニングショー』では玉川徹氏らコメンテーター陣らからコテンパンに反論されるという場面が、定番化していた感もある。

 実際、4月9日に出演した際も、玉川氏から緊急事態宣言が遅すぎると追及され、苦し紛れに「玉川さんほど短絡的に、バッといけるものじゃないんです!」と半ギレし、さらに玉川氏に反論されるという場面があった。

 こうした田崎氏の姿を妻が見るに見かねてアドバイスしたということだろうか。実際、「週刊文春」のインタビュー「家の履歴書」で妻のことを語っている田崎氏を見ていると、さもありなんという感じがしなくもない。

 もちろん、一方では、田崎氏自身が判断したという可能性も十分ある。前述したように、田崎氏は4月6日のCT検査におけるデマ発言や9日の西浦教授への責任転嫁デマで大きな批判を浴びており、「『モーニングショー』では玉川に突っ込まれて無理筋な擁護になり、そのうち大けがにつながりかねない」と判断したのかもしれない。

 また、「官邸から『モーニングショー』に出るな」と指示を受けたのではないかという情報も流れている。

「とくに、西村コロナ担当大臣の休業要請先延ばしを『西村さんは専門家の意見として伝えただけ』と擁護して西浦教授から否定された件では、西村大臣がデマの情報源として批判されましたからね。官邸が、あの番組で擁護しても逆に政権にマイナスになるだけだから出ないほうがいい、とアドバイスしたのかもしれない」(全国紙政治部記者)

 いずれにしても、『モーニングショー』が田崎氏の出演を断っているのではなく、まったく逆で田崎氏サイドが出演を断っていたというだけのことらしい。

「どれだけ抗議があろうと、テレビ局のほうから田崎さんを切れるわけがない。どの局もそうですが、田崎さんを出すのは政権に対する保険なんですよ。MCや他のコメンテーターが政権批判を口にしても、官邸から怒られないように、代理人である田崎さんをわざと出している。テレビ局のほうから切ったら、それこそ官邸に睨まれてしまいます」(民放政治部記者)

 ようするに、政権に批判的なコメンテーターについては、ネトウヨやネトサポからの電凸に屈して、すぐ降板させてしまうテレビ局だが、政権代理人のコメンテーターはいくら批判があろうと、官邸の顔色をうかがうために、絶対に降ろさせないということらしい。

 実際、『モーニングショー』は玉川氏の間違いについてはすぐに謝罪・訂正をしたが、田崎氏のCTスキャンデマや西浦教授の発言捏造については、いまも一切謝罪も訂正もしていない。

 そして、検察庁法改正や持続化給付金の問題を扱った際、田崎氏の代わりに元テレビ朝日政治部の細川隆三氏を出演させ、田崎氏ほどではないにしろ政権側の言い分を解説させていた。つまり、政権代理人がいるという構造はまったく変わっていないのだ。

■安倍政権へのエクスキューズに安倍応援団・御用記者を重用するテレビ局

 なんとも情けない話だが、もちろんこれは『モーニングショー』に限ったことではなく、他のワイドショーも同様だ。田崎氏を出していなくても、政権の代弁をする御用ジャーナリストや御用評論家を出している番組がほとんどだ。

 露骨な御用ジャーナリストがあまり出演しなかったのは唯一、『バイキング』(フジテレビ)だが、ここ最近、“フジのスシロー”こと平井文夫・フジテレビ上席解説委員が連日のように出演するようになり、田崎スシロー以上にアクロバティックな政権擁護を繰り広げている。実はこれも、何らかの圧力があったためだといわれている。

「『バイキング』はコロナ以降、コロナの補償問題や黒川人事問題、河井前法相夫妻の買収問題などで、かなり厳しく政権批判をするようになっていたからね。上層部か政治部からいろいろ言われたんじゃないか。本当は政治テーマ自体扱わせたくないんだろうが、あの番組はMCである坂上忍の意向が強く、政権批判を扱うなと言うのは難しい。それで苦肉の策として、平井さんを投入したんだろう」(フジテレビ関係者)

 なぜ政治問題を扱う際に、いちいち政権側の代弁者を出演させ、都合のいい言い分をまるで真実かのように垂れ流させなくてはいけないのか。権力を監視・チェックするのがメディアの役割なのに、「中立」の意味をはき違えているとしか言いようがない。

 しかもこうした御用ジャーナリストの出演や他局も取り上げているなど何らかのエクスキューズ・保険がないと、本来伝えるべき安倍政権の不祥事や問題のある政策について取り上げることすらしないケースも多い。実際、河井前法相の買収問題も逮捕翌日には取り上げるワイドショーがかなり減ってしまっていた。

 田崎氏に代表される御用ジャーナリストをはびこらせている責任は、安倍政権の言論弾圧体質だけでなく、こうしたテレビ局の姿勢にもある。

(編集部)













http://www.asyura2.com/20/senkyo273/msg/577.html

記事 [政治・選挙・NHK273] 死に体・窮鼠猫<本澤二郎の「日本の風景」(3722)<稲田検察・世論に対抗、腐った解散権を抜く、と言い出した心臓>
死に体・窮鼠猫<本澤二郎の「日本の風景」(3722)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/25251940.html
2020年06月22日 jlj0011のblog


<河井選挙巨額買収事件=安倍1・5億円事件=退陣か解散か>

広島の河井選挙巨額買収事件の原資は、元自民党本部職員によると「自民党本部の政党助成金179億円から、総裁である安倍が1・5億円を、特別に河井夫妻の選挙区支部に送金したものである。安倍、菅と二階も岸田・宏池会追い落としを図った1・5億円。したがって、河井事件は、安倍事件そのものである。そこにメスを入れた稲田検察の河井逮捕を、世論は強く支持している。死に体内閣の残された手段は、退陣か解散しかない」ことに尽きるのである。

<稲田検察・世論に対抗、腐った解散権を抜く、と言い出した心臓>

 窮鼠猫を噛む、のたとえ通り、会期延長を回避、いったんは逃亡と見せかけて、捲土重来作戦を見せつけたようだ。やや手の込んだ策略か。

 「腐りきった解散権を行使する構えを、身内の右翼弁護士との対談や、いつもの右翼新聞を動員して、しぼんでいた改憲を再び膨らませて、検察と世論に対抗しようという作戦が見え見え」と事情通はずばり指摘している。

 クロカワ防護服で身を守る策略によって、森雅子の法務省を動員したものの、

世論の大反撃(#検察庁法改正案に抗議します)を受けて挫折。残された手段は、それでも世論に対抗して解散権を行使するしかなくなってしまったのだ。悪党に、反省する余裕も考えもない。

 「何としても現職首相として監獄入りは避けたい」というのであろうが、前途は必ずしも明るくないと極論する向きも。

<自民党本部・安倍事務所+Hニューオータニ家宅捜索>

 政界雀の中には「首の皮一枚で心臓を動かしている」などと酷評する御仁もいるようだが、安倍・日本会議のしぶとさには以前から定評がある。

 他方、コロナ禍による極め付きの不況が、人々の不安を増大させていて、稲田検察も手抜きはできない。常習とばくの黒川を、懲戒免職にできなかった汚名を着せられている稲田の、次なる一手は1・5億円事件に絡んでの自民党本部や安倍事務所の家宅捜索だ。

 「二階は広報紙に使った、という自民党本部の人間であれば、誰でも二階が嘘をついていることを知っている。安倍は公認会計士云々という、これまた出まかせ弁護も大嘘だ。党本部、安倍事務所の家宅捜索が不可欠だ。もし、しないとなると、稲田検察も黒川と50歩100歩だ」と検察をけん制する厳しい指摘をする専門家も少なくない。

 稲田検察のもう一つの正念場は、桜事件の核心ともなるホテルニューオータニの家宅捜索だ。ホテルの帳簿類を押収すれば、安倍は完璧に袋のネズミになる。「これに検察が手を付ければ、安倍の腐った100%解散権は行使できなくなる」のである。

<二階外しの安倍・麻生・菅・甘利の鳩首密議=中央突破>

 安倍は、心臓をえぐるような国会審議から逃げ出すと、真っ先に河井事件捜査に対抗するための鳩首密議を開いた。

 6月19日の夜、2時間半かけて虎ノ門のホテル内のレストランで開催した。

 作戦会議の主役は、黒川に救済されたという安倍の側近中の側近の甘利だ。確か、彼の親父は河野洋平の新自由クラブに所属していた。農協出身の目立たない政治家だった。ところが、倅は安倍に精神のすべてを投げ打って、犯罪事件から脱出したが、今は立場が逆だ。

 彼は麻生のほか官房長官の菅を呼んで、安倍との和解を約束させたようだ。河井事件は、安倍事件であるとともに、菅事件でもあるのだから。「同舟相救う」でしか、現在は二人とも生き延びることはできないのだ。

 会期末に、野党の内閣不信任案の提出を受けて即解散という予想は、肝心の野党側がひるんで、不信任案を提出しなかった。次なる解散時期は、秋の臨時国会冒頭ということになろう。

 甘利は、すぐさま政府寄りの時事通信との単独インタビューで、解散権行使を大々的に宣言した。むろん、安倍も。悪党は、数の力で国民投票法改正案を強行する方針までぶち上げた。そして任期中に改憲強行をにおわせることで、死に体内閣の衣を脱ぎ捨てる精いっぱいの努力を見せつけた。狙いは、世論と稲田検察をけん制である。

 「蛇の道は蛇」に国民は、警戒する必要がありそうだ。

<一律10万円=全国民を公金買収+野党分断=圧勝か自滅か>

 さしずめ腐った蛇の解散権は、野党の足元を見ている。内閣不信任案さえ提出できなかった、無力野党の存在である。野党バラバラで、永久に政権と無縁の、ゆでガエルとの認識であろう。

 事情通は「民主党内には、官邸の息のかかったスパイが紛れ込んでいる。労働貴族の配下もいる。警察公安の腕で踊るいかがわしい政治屋もいる」と決めつけている。

 野党は強くないのだ。加えて一律10万円支給で総額13兆円がばらまかれている。7月か8月には、すべての国民一人残らずに配ることが出来る。これほど恵まれた解散環境は珍しい。

 自公維圧勝の皮算用も成り立つ?甘利の目論見と見たい。

<「稲田検察の総決起で巨悪を退治」が世論の総意>

 繰り返し、稲田検察の「巨悪を眠らせない」という秋霜烈日の思いに賭けようと思う。

 市民には捜査権限はない。「木更津レイプ殺人事件」を目の前にして、歯ぎしりするしかないジャーナリストも、同じ思いである。

 市民に告訴告発の権限はあるが、警察検察が受理しなければ、彼らがやくざや悪党と提携していれば、市民の正義が貫徹されることはない。いまこのジレンマに泣いている人間からすると、やはり稲田検察に賭けるしかない。世論の総意でもあろう。

 稲田検察のさらなる奮起に期待したい。

2020年6月22日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)


関連記事
<「今、解散しないと状況はどんどん悪くなる」 >自民党内じわり早期解散論 首相求心力低下、ハードルは高く(毎日新聞)
http://www.asyura2.com/20/senkyo273/msg/574.html





http://www.asyura2.com/20/senkyo273/msg/578.html

記事 [政治・選挙・NHK273] <山本太郎 聴衆3000人が圧倒する>小池知事 ネット引きこもり作戦の限界(日刊ゲンダイ)








山本太郎の街宣で露呈 小池知事“ネット引きこもり”の限界
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274938
2020/06/22 日刊ゲンダイ ※タイトルは紙面による


注目度は高い(街頭演説をする山本太郎候補)/(C)日刊ゲンダイ

 東京都知事選(7月5日投開票)の告示後初めての週末。れいわ新選組の山本太郎代表はその“集客力”を見せつけた。3密を避けるため、基本的にはゲリラ演説に徹しているが、事前告知した街頭演説には聴衆が殺到。一方、小池都知事は「『オンライン選挙』のモデルケース」と称し、街頭に出ることもなく、ひたすら動画で“実績”を自画自賛している。

  ◇  ◇  ◇

「今は平時じゃない、緊急時なんだっていう危機意識が足りな過ぎるのが今の政治だと思う」

 山本氏が20日、JR秋葉原駅前で開催した「大ソーシャルディスタンス祭」。“太郎節”は相変わらず健在だった。集まった聴衆からは、「いいぞ!」「そうだ!」の声が飛んだ。

 山本氏は街宣を告知しない“ゲリラ戦”を展開しているが、この日の街頭演説は、19日に移動規制が解除されたことに伴い、試験的に事前告知した。陣営発表によると、集まった聴衆は2000人超。立憲民主党に離党届を出した須藤元気参院議員も応援に駆けつけ、聴衆からは歓声が上がった。

 21日は、午前11時にJR立川駅北口から街宣をスタート。事前に告知したからか、老若男女ザッと400〜500人の聴衆が殺到。子どもを連れた夫婦や若いカップルの姿も目立った。

 土日を合わせれば、集まった聴衆は3000〜4000人に上った。

「コロナ禍もあって、ここ数カ月、山本代表は“過去の人”扱いでした。実際、話題にもならなかった。でも、街頭に立ち、演説を始めると、あっという間に聴衆を引き付けている。訴えていることは相変わらず、都民全員に10万円支給とか、授業料の1年間免除など生活に根差したこと。やはり生活不安が強い都民には響くのでしょう」(都政関係者)


質問に答えない小池百合子都知事(ユーチューブから)

「耳を傾けるつもりはない」という姿勢の表れ

 一方、小池都知事は街頭に全く出てこないで引きこもっている。

「前回の知事選では毎日のようにテレビなどで討論会をしていたのに、今回は、公務を理由に引き受けていないようです」(前出の都政関係者)

 出馬会見で「『オンライン選挙』のモデルケースをつくることにチャレンジしていきたい」とドヤ顔で語っていた小池都知事。しかし、「#小池ゆりこに物申す」とのハッシュタグまで作って〈サンドバッグになる覚悟で、ご批判の声にも答えてまいります〉とSNS上で質問を募ったのに、待機児童数の減少や都内の一部エリアの無電柱化などの“実績”を一方的に猛アピールするだけだった。

 しかも、言うにコト欠いて、コロナ後、満員電車が緩和されたことも自分の手柄であるかのように語っているから度し難い。

 さすがに都民も関心が薄いのか、小池都知事の動画チャンネルの登録者数はたったの495人。「#小池ゆりこに物申す」で集めた疑問に答える動画は21日深夜時点で3本公開されているが、視聴回数は合わせても1万回にも届いていないのだ。政治ジャーナリストの角谷浩一氏がこう言う。

「言いたいことを一方的にネット上で言うことが新しい選挙の形だと思うなら、それはそれで結構です。小池さんの戦術ですからね。しかし、そうした戦術は要するに、都民の声に『耳を傾けるつもりはない』『私はやりたいようにやる』『批判には答えない』という姿勢の表れでしょう」  

 このまま小池都知事は都民の前に直接姿を見せず、勝ち逃げするつもりだ。都民はそれでいいのか。


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http://www.asyura2.com/20/senkyo273/msg/579.html

記事 [政治・選挙・NHK273] 「答えられない」フジテレビ/政界地獄耳(日刊スポーツ)
「答えられない」フジテレビ/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202006220000097.html
2020年6月22日8時54分 日刊スポーツ


★フジテレビと産経新聞社は19日、FNN(フジテレビ系28局)と同新聞社が合同で行ってきた世論調査で不正が見つかったと発表した。電話調査ながら実際には電話をかけていない架空の回答があったといい、19年5月から今年5月までの世論調査での不正は各回で100件以上、14回分で計約2500件に上るという。不正は総調査件数の約17%を占める。両社はこの世論調査結果に基づく放送と記事を全て取り消したという。

★ところがフジテレビはこの問題がなぜ発覚したのか、架空の回答を除いた場合の世論調査結果については「答えられない」としている。同社は「委託先からの不正なデータをチェックできず、誤った情報を放送してしまった責任を痛感しています。今後調査・検証を行い、しかるべき処置を行います」、産経新聞社は「報道機関の重要な役割である世論調査の報道で、読者の皆様に誤った情報をお届けしたことを深くおわび申し上げます」とし、両社は当面世論調査を休止するとした。

★奥歯にものが挟まったような説明だが、どうやら下請けの内部告発があったのではないかと言われている。結局、世論調査を自らの社で行わず、下請け、孫請けに委託して、新聞記者のチェックもないまま紙面や番組に数字だけを躍らせたことになる。世論調査はメディアの客観報道の基礎となるデータで報道機関の信頼の証しだ。内閣支持率だけでなくさまざまな出来事について国民の声を反映させる。各メディアは自分のところで行った世論調査を記事の基礎的かつ根拠として示しながら記事を書く場合もあるし、社の論調に照らして支持が多ければわが意を得たりと大きく扱う。両社はメディアの持つ信頼性を損なうだけでなく、調査自体の在り方まで揺るがした。また記事を取り消すだけでいいのだろうか。フジテレビは「しかるべき処置を行う」というが、信頼回復のためには正直な情報公開が必要ではないのか。総務省は黙ってみているのだろうか。(K)※敬称略



http://www.asyura2.com/20/senkyo273/msg/580.html

記事 [政治・選挙・NHK273] 河井前法相に“買収常習犯”説 96年の初当選時にも疑惑が(日刊ゲンダイ)





河井前法相に“買収常習犯”説 96年の初当選時にも疑惑が
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274936
2020/06/22 日刊ゲンダイ


河井前法相本人は「不正なことはしていない」と容疑を否認(C)日刊ゲンダイ

 妻の河井案里容疑者(46)を昨年の参院選で当選させるために、94人に2570万円もの現金を配り、買収容疑で逮捕された前法相の河井克行容疑者(57)。参院選の初日にもカネを配っていたというから露骨だ。

 それにしても94人に2570万円とは、過去に例のない規模である。しかも、克行容疑者自ら配り歩いていた。発覚する可能性が高く、普通は怖くてやれない。なんと、克行容疑者は自分の選挙でも買収していた疑いがあるという。産経新聞(20日付)が<河井前法相 初当選時も買収か>と報じている。初当選した1996年の衆院選の時も、地元議員らに現金を配っていた疑惑があるという。過去の「成功体験」から、妻の参院選の時も買収に手を染めた可能性がある。

大胆で手慣れたカネの配り方

 実際、カネの渡し方は、初めてとは思えないほど大胆で手慣れている。

 現金を手渡すと短時間で立ち去るケースがほとんどだった。相手に断る間を与えないためか、さっさとクルマに乗り込むこともあったという。ある地方議員は、トイレにいた時、背後から突然、スーツの右ポケットに白い封筒を差し込まれたそうだ。克行容疑者は初対面の県議にも30万円を渡している。

 カネを受け取った地方議員は「国会議員に恥をかかせるわけにはいかない」と漏らしている。相手が突き返せないのを計算してカネを渡していた可能性が高い。

 政治評論家の有馬晴海氏はこう言う。

「河井前法相は、県議と市議に片っ端からカネを配っています。恐らく、票の取りまとめを期待しただけでなく、地方議員がライバル陣営を支援しないよう“足止め”の効果を狙ったのでしょう。参院選は、定数2の選挙区に、現職だった溝手顕正さんと案里容疑者の2人の自民党候補が出馬した。自民党の市議と県議が溝手さんの応援に回らないようにするだけでも、案里陣営には十分だったはずです。結果的に溝手さんは3位で落選し、案里容疑者が2位で当選しています。その意味では、河井前法相は効果的にカネを配ったということになります」

 克行容疑者・案里容疑者夫妻が、大がかりにカネをバラまいたのは、人が寄り付かず、カネの力に頼るしかなかったという事情もあったようだ。

「克行容疑者の秘書に対するパワハラは有名でした。これまでに秘書50人が辞めたとか、いや辞めたのは100人以上だなどといわれている。経験豊富なスタッフはほとんどおらず、選挙のノウハウも蓄積されなかったようです」(地元関係者)

 こんな人物を法の番人に任命した安倍首相の見識が問われる。


「安倍首相に責任」が75・9%も(C)共同通信社

河井前法相 資金提供認める

 その克行容疑者が、東京地検特捜部の調べに、地元議員らへの現金提供を認める供述をしていることが分かった。22日の読売新聞が報じた。

 克行容疑者はその一方で、妻の案里容疑者への票の取りまとめなどを依頼する趣旨ではなかったと買収容疑を否認。また、案里容疑者と共謀して投票や票の取りまとめを依頼し、報酬として170万円を提供したとされる容疑についても「自分は知らなかった」と否認しているという。

 だが、22日の毎日新聞によれば、克行容疑者が管理していたパソコンに残されていた現金提供先のリストには、克行容疑者が案里容疑者に現金提供を指示し、案里容疑者が提供した後に克行容疑者に報告していたことを示す記載があったという。共謀についても言い逃れはできない。

河井逮捕は安倍首相に責任75%

 そして世間は、河井事件イコール安倍事件と思っている。

 共同通信が20、21日に実施した世論調査。内閣支持率は前回5月末から2・7ポイント減の36・7%だった。不支持率は同4・2ポイント増の49・7%。調査手法が異なるものの、支持率は2017年7月に記録した第2次安倍政権で最低の35・8%に次ぐ低い数字だ。

 公選法違反(買収)容疑で逮捕された前法相の河井克行容疑者と参院議員の案里容疑者については「議員辞職すべき」が90・4%。自民党総裁の安倍首相に「大いに責任がある」が34・8%、「ある程度責任がある」が41・1%で計75・9%に達した。

 次の首相にふさわしい人は石破茂元自民党幹事長が23・6%でトップ。安倍首相は14・2%で10ポイント近くの差がついた。5月上旬の安倍首相15・5%、石破12・7%から逆転した。

【写真】窮地の河井夫妻…大混乱のなか最後(?)の登院を撮った










http://www.asyura2.com/20/senkyo273/msg/581.html

記事 [政治・選挙・NHK273] 「7割が9条改正すべきでない、内閣支持でも57%が反対」もういい加減に諦めろ(まるこ姫の独り言)
「7割が9条改正すべきでない、内閣支持でも57%が反対」もういい加減に諦めろ
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2020/06/post-802939.html
2020.06.22 まるこ姫の独り言


安倍政権になってから7年半。

これだけ長期政権になっても、支持者向けに威勢の良い発言を言ってきただけで、何一つこれはと言う成果が果たせていないのに、為政者(自分)を縛る憲法を率先して変ようとしている。

頭おかしい。

しかも国民の側から、今すぐにも改憲をと願っているわけではないことは調査を見ても明らかじゃないか。

不思議なことに内閣支持率だけは、どれだけ安倍政権に不都合なことがあっても、どこの調査も高い数字が並ぶ。

コロナ禍で、国民生活がが疲弊しているのに持続型給付金の給付が異常に遅いし、政官業の癒着により中抜きもが発覚し税金が食いつぶされていく図が浮き彫りになり、コロナが収まった訳でもないのに喫緊の課題でもない「GOTOキャンペーン」だけは強引に推し進めてきた。

そして今回、河井夫婦が政治資金規正法違反で逮捕されて、ようやく支持率が少しだけ落ちたが、それでもこの政権に30%台を維持する力があるとは思えないのに、大メディアでは未だ30%台。

この内閣支持率だけは、相当数字を盛っているのではないかと疑いたくなるほど一般庶民との気持ちの乖離が大きい。

私の周りではほとんどが「誰かに代わってほしい」と言う声ばかりだ。

安倍首相が、コロナ禍でもコロナ対策より改憲の方に興味があるようだが、多くの国民は改憲は喫緊の課題ではないと思っているようだ。

自民党支持者でさえ、憲法9条改正はしない方が良いと言う声が圧倒的だ。

7割「9条改正すべきでない」 内閣支持でも57%が反対 時事世論調査
                    6/22(月) 7:03配信 時事通信

>時事通信が5月に実施した「憲法に関する世論調査」で、憲法9条に関しては「改正しない方がよい」との回答が69%に上った。

>安倍晋三首相は9条に自衛隊の存在を明確に位置付けるべきだとして、改憲への意欲を示している。

>一方、憲法改正そのものについては「改正する方がよい」が46.0%だったのに対し、「改正しない方がよい」は52.4%。


安倍内閣を支持する人でも改正に反対する意見が賛成を上回った。

未だ、安倍政権に好意的な大メディアの調査でさえ、9条改正に反対の声が多数を占める。

安倍首相に配慮して数字を盛るなら、憲法改正にしても「改正する方がよい」が46.0%で、「改正しない方がよい」は52.4%の数字を反対にした方が説得力があるのに、未だに「改正しない方が良い」の数字の方が大きい。

と言う事は、どんなに配慮してもこの数字が逆転することはないと言う事だ。

喫緊の課題でもないのに、コロナ対策はほっぽり出して、国民投票法や改憲にしか目が行かない安倍首相は、どれだけ自己中心型の総理なのか。

普通、いくら自分の主義主張があったとしても、これだけ100年に一度の危機が訪れたらそれが完全に終息するまで自分の考えは脇に置いておくと思うが、この人の場合、国民生活より自分の宿願の方が最優先のようだ。




http://www.asyura2.com/20/senkyo273/msg/582.html

記事 [政治・選挙・NHK273] 安倍首相の周囲にいる大臣以上の権力持つ7人の「君側の奸」(NEWSポストセブン)

※週刊ポスト 2020年7月3日号 各紙面、クリック拡大




安倍首相の周囲にいる大臣以上の権力持つ7人の「君側の奸」
https://www.news-postseven.com/archives/20200622_1571628.html?DETAIL
2020.06.22 16:00 NEWSポストセブン  週刊ポスト2020年7月3日号



 三国志で知られる後漢末期、皇帝に取り入った十常侍(じゅうじょうじ)と呼ばれる宦官たちが権勢をほしいままにし、王朝の滅亡を早めた。安倍晋三・首相の周囲にも、総理の威を借りて大臣以上の力を持ち、行政をねじまげてきた7人の“君側の奸(くんそくのかん)”がいる。

 その筆頭が「総理の振付師」と呼ばれる今井尚哉・総理首席秘書官だ。「今井ちゃんはすごく頭がいいんだよ」。安倍首相は今井氏をそう絶賛する。

 父は勤務医で、宇都宮高校から1浪して東大法学部に入学し、通産省(現・経済産業省)に入省(1982年)。第一次安倍内閣で総理秘書官を務めたことで首相の信頼を得た。父方の伯父は城山三郎の『官僚たちの夏』のモデルの1人である今井善衛・元通産事務次官、もう1人の叔父は今井敬・元経団連会長という官界のサラブレッドで、省内では“将来の事務次官候補”と見られていた。

 しかし、安倍氏は首相に返り咲くと資源エネルギー庁次長に出世していた今井氏を政務の総理首席秘書官としてスカウトする。今井氏は経産省を辞職して官邸入りし、2019年からは総理補佐官(総括担当)を兼務して名実ともに国政全般で総理を補佐する立場になった。

 コロナ対策でも今井氏が官邸から実質的な指揮をとっているとされる。安倍首相が文科省の反対を押し切って全国一斉休校を要請したのは今井氏の進言とされ、新型コロナ治療薬の開発でも古巣の経産省に「アビガン・チーム」を発足させ、安倍首相に「5月中に承認したい」と言わせた。ただし、現在も承認のめどは立っていない。

『官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪』の著書があるノンフィクション作家・森功氏が語る。


佐伯耕三・総理秘書官はアベノマスクの発案者と言われる(写真/共同通信社)

「今井氏は国民に選挙で選ばれた政治家ではなく、あくまで総理の助言者だが、いまやその官邸官僚が安倍政権そのものを傀儡化するといういびつな権力構造になっている。今井氏の頭にあるのは国民生活や国益より、自分を重用してくれた安倍総理の支持率をあげること。そのために経産官僚を用いて政策を総合的に動かし、経産省の後輩の西村康稔をコロナ担当相に抜擢するなど閣僚人事にも影響力を行使するまで権力を肥大化させた」

 官邸官僚はこの今井氏を中心に人脈がつながる。

◆上役を叱りつける

「全国民に布マスクを配れば不安はパッと消えますよ」。安倍首相にそう進言した“アベノマスクの発案者”とされるのが佐伯耕三・総理秘書官だ。

 灘中、灘高から東大法学部を卒業。経産省の先輩である今井氏に引き立てられて官邸の“チーム今井”に入り、史上最年少の42歳で総理秘書官(事務)に抜擢された。いまや今井氏を通さずに安倍首相に直接意見を具申できる立場とされる。

「桜を見る会」では、首相のそばに寄り添い、地元支援者や芸能関係者を甲斐甲斐しくアテンドする映像が流れた。

「学生時代の友人に取材すると、佐伯氏は『頭は抜群にいいが、朗らかで偉ぶらない』という人物評だった。それが官邸で権力を持つと人が変わった。アベノマスク配布をめぐるトラブルでは経産省の7期上の上役である荒井勝喜・政策立案総括審議官を『安倍内閣を潰す気なのか』と叱りつけている」(森氏)

 国会でも、加計学園問題で総理を追及した野党議員に対し、佐伯氏が控え席から「違う」と野次を飛ばして大問題になった。“虎の威”官僚の典型だろう。


長谷川榮一氏は「総理の護衛役」(時事通信フォト)

 官邸の経産省人脈で今井氏、佐伯氏の大先輩にあたるのが長谷川榮一・内閣広報官兼総理補佐官である。

 長谷川氏が安倍首相と親交を深めたのは2人が“不遇”な時代だった。第一次安倍内閣で内閣広報官を務めた長谷川氏は10年に退官したが、民主党政権下で満足な天下り先が用意されなかった。

 その頃、持病の悪化で退陣を余儀なくされた安倍氏も“失意の底”にあった。長谷川氏はそんな安倍氏を誘って後輩の今井氏とともに高尾山に登山するなど親交を絶やさなかったが、そのことが思わぬ出世につながった。安倍氏が首相に返り咲くと、再び内閣広報官に起用されたのだ。

「内閣広報官に復帰すると、『拾われた身だから恩返ししたい』と言っていたそうです」(同前)

 その言葉通り、「総理の護衛役」を任じ、長谷川氏が室長を務める内閣広報室は毎日のテレビ番組の内容を監視し、政権を批判するコメンテーターなどの発言をチェックしている(本誌・週刊ポスト6月5日号既報)。

 また、長谷川氏自身、安倍首相の記者会見の進行役を務め、厳しい質問が続くと会見を切り上げることでも知られる。

「総理は自分の口から言えないから」


和泉洋人・総理補佐官はプライベートが話題に(時事通信フォト)


大坪寛子・審議官は「公私混同」が報じられた(共同通信社)

 官邸官僚の権力を笠にきた乱脈ぶりをさらけ出したのがこのカップル、和泉洋人・総理補佐官と大坪寛子・審議官だろう。

 公務での海外出張中、2人は内扉でつながったコネクティングルームに宿泊するなど公私混同の“不倫旅行”などが報じられ、京都出張ではかき氷を「あ〜ん」と食べさせながら、ノーベル賞学者の山中伸弥・京都大学教授の研究所を訪問してiPS細胞研究予算の打ち切りを宣言し、大坪氏は「私の一存でなんとでもなる」と恫喝した。

 一方の和泉氏は加計学園の獣医学部新設をめぐって、文科省の前川喜平・事務次官(当時)に「総理は自分の口から言えないから、私が代わって言う」と早く認可を出すように迫ったとされる(前川証言)。

 まさに政権の汚れ仕事を担う“隠密”のような存在であり、パートナーの大坪氏はさしずめ“くの一”といったところだ。

 その和泉氏は今井氏らとは人脈が違う。東大工学部から建設省(現・国土交通省)に入省した技術キャリア。第二次安倍政権発足と同時に「国土強靭化」担当の総理補佐官に抜擢される。

 安倍政権が官邸に「健康・医療戦略室」を新設すると、和泉氏は室長を兼務し、厚労省から参事官として出向していた大坪氏を内閣審議官室次長に引き上げた。

「和泉氏は各官庁に幅広い人脈があって、神出鬼没で加計学園から辺野古の米軍基地移設、東南アジアへのインフラ売り込みやコロナのクルーズ船対応まで多くの分野に口を出す。一連のスキャンダルの責任を取らせて解任説もあったが、政権の恥部を知るだけに官邸も首を切ることができなかったようです」(森氏)


杉田和博・官房副長官は「総理の守護神」(共同通信社)


北村滋・国家安全保障局長の異名は「官邸のアイヒマン」(時事通信フォト)

 警察人脈も官邸で重用されてきた。霞が関官僚の頂点に立つ杉田和博・官房副長官と北村滋・国家安全保障局長だ。

「総理の守護神」と呼ばれる杉田氏は警察庁警備局長から内閣情報調査室長、初代の内閣情報官、内閣危機管理監を歴任した危機管理のプロで、退官後、「2008年に失意の時代の安倍氏とスキー旅行で親交を深め、第二次安倍政権の内閣官房副長官に抜擢された」(森氏)という人物だ。後に加計学園問題で官邸の介入を告発する前述の前川・文部科学事務次官を“出会い系バー通い”で注意した人物でもある。

 北村氏と安倍氏との出会いは1989年。「北村氏が警察署長だった時に、順天堂病院に入院した安倍首相の父・晋太郎氏をなにかと気にかけた。その時、まだ秘書だった晋三氏と知り合った」(同前)

 その後、警察庁総括審議官、内閣情報官を歴任し、特定秘密保護法の成立から北朝鮮外交まで安倍首相の“特命”で動いてきた。

 杉田氏と北村氏の2人はインテリジェンス(諜報)のプロで、各省庁の情報を握って政権の危機管理を担ってきた。安倍政権がこれまでスキャンダルを乗り越えてきたのは彼らが目を光らせてきたからでもある。

 北村氏は「官邸のアイヒマン」の異名がある。

 ある者は官邸から官庁の頭越しに指示を出し、ある者は上役を怒鳴り上げ、またある者は情報に目を光らせ、“隠密”となって敵を恫喝する。

 安倍首相に“忠誠”を誓う7人の官邸官僚が国民に牙を剥いたとき、この政権は坂道を転がり始めたのだ。



http://www.asyura2.com/20/senkyo273/msg/583.html

記事 [政治・選挙・NHK273] 小沢一郎氏 自民党議員に「目を覚ませ」…安倍首相に「愚かで幼稚な人物」(デイリースポーツ)
小沢一郎氏 自民党議員に「目を覚ませ」…安倍首相に「愚かで幼稚な人物」
https://www.daily.co.jp/gossip/2020/06/22/0013446179.shtml
2020.06.22 デイリースポーツ


小沢一郎氏

 国民民主党の小沢一郎衆議院議員が21日、ツイッターに投稿。安倍晋三首相について「愚かで幼稚な人物」と評し、自民党議員に「いい加減目を覚ました方が良い」と呼びかけた。

 小沢氏は「権力を縛るという憲法の本質を全く理解せず、憲法尊重擁護義務どころか、単に憲法を自分がやりたい放題できるよう勝手に作り変えたいという、愚かで幼稚な人物の最悪のわがままに付き合っている暇はない。自民党議員もいい加減目を覚ました方が良い。このままでは国が滅びる」と案じた。

 22日の投稿では「政府行事の桜を見る会に、無理やり千人近くの後援会員を紛れ込ませ、税金で焼き鳥や酒を振る舞う。しかも正式な招待者が来る前に会場入りさせてしまう」と安倍首相主催の「桜を見る会」について投稿。「総理は、現行憲法をみっともなくて、いじましいと言うが、本当にみっともなくて、いじましいのは一体何なのか誰なのか。冷静に考えられた方がよい」と記した。



「自民総裁任期中に憲法改正の是非 国民投票を」安倍首相
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200621/k10012478561000.html
2020年6月21日 0時20分 NHK


動画→https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200621/k10012478561000.html

安倍総理大臣は20日夜、インターネット番組に出演し、来年9月までの自民党総裁としての任期中に、憲法改正の是非を問う国民投票を実施したいと意欲を示しました。

番組で安倍総理大臣は橋下 元大阪市長と対談し、憲法改正の是非を問う国民投票について、「自民党総裁としての任期は1年3か月あるので、なんとか任期中に国民投票まで行きたい」と述べました。

また、国会の憲法審査会での対応をめぐって、「民主主義は、全員のコンセンサスが取れればいいが、それは無理だ。そのときには、多数決で決めていくということだと思う」と述べました。

さらに、衆議院の解散・総選挙について、「政治家はみな、ある種の戦いの中で生きているところがあり、解散は常に意識している」と述べました。

一方、安倍総理大臣は、菅官房長官との関係をめぐって、19日、食事をともにしたことに触れたうえで、「2人の間にすきま風が吹いているのではないかと言う人がいるが、そんなことはない。そういうことを言われると、ある種の空気が漂う危険性がある。実際に会って、いろいろな話をすることは大切だ」と述べました。



















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