>円の価値を下げてはいけない理由はなんですか?
>大西つねきさんは「『プラザ合意』のために円高が加速して、輸出企業はコストカットに迫られ、労働者は賃金以上の労働をしなくては元を取れなくなった。
大西つねきさんはそんな事は言っていないですね。 大西つねきさんは『プラザ合意』で日本は輸出では稼げなくなったので内需経済に移行しないといけなかったと言っています。
内需経済なら円高の方が輸入品が安くなって有利なんですね。円高になっても輸出主導経済を続けたから、中国や韓国からの輸出品と対抗する為に日本人の賃金を下げざるを得なくなった、それが日本のデフレの原因だと主張されています。
>円の価値を下げてはいけない理由はなんですか?
そんな理由は無いですね。日本のマネーサプライは日本の総資産と対応していますから、貨幣価値を上げても下げても紙幣の枚数が変わるだけでどうでもいい事です。
貨幣価値が1/10になれば円建ての輸入価格、日本のGDP、政府支出額、日経平均、不動産価格が10倍になるだけです。
問題は貨幣価値が1/10になっても労働者の名目賃金はあまり上らないので、日本人の実質賃金が1/10になる事ですね。日本人が最近は日本で作った農作物や日本製の傘、服や日用品を買えなくなったのは実質賃金が下がったからです。それがデフレの原因なのですね。
日本がいくら金融緩和や公共事業をやっても労働者の実質賃金が上がらないので内需も壊滅したままで、絶対にインフレにはなりません。
http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/650.html