何をしでかすかわからないと思わせる道具としてウイルスが使われる可能性
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2020.05.13 櫻井ジャーナル
COVID-19(新型コロナウイルス)の感染拡大を口実にして社会は収容所化、経済活動は麻痺、安全性の確認が不十分な医薬品が市場に出され、危険性が警告されているワクチンが使われようとしている。そうしたことで利益を得るのは強大な私的権力にほかならない。
アメリカで伝染病対策を指揮しているのはNIAID(国立アレルギー感染症研究所)のアンソニー・ファウチ所長だが、この人物の実験が強い病毒性を持つコロナウイルスの誕生に結びつくと懸念する人がいた。そのひとりがバラク・オバマで、ファウチの実験を大統領は2014年に中止させたのだが、彼は実験の拠点を武漢へ移動させて研究を続けたという。ドナルド・トランプは武漢の研究所へ流れる資金を止めたが、新型コロナウイルスの感染が拡大していくのはその直後だ。
ファウチの部下にロバート・ギャロという研究者がいる。エイズの原因になるウイルスの発見をめぐり、フランスのリュック・モンタニエと争ったことでもギャロは知られている。
モンタニエのチームが1983年に患者の血液からレトロウイルスを発見、LAVと名付けたのだが、その約1年後、ギャロもエイズの原因を特定したと発表、それをHTLV-IIIと名付けたのだ。ギャロのウイルスはモンタニエから送られたLAVのサンプルから分離したものだったとされている。
今回、世界的な問題になっているCOVID-19の病毒性はそれほど強くない。感染者の約8割は症状が軽いか、症状がない。そのため本人が感染していることを知らずに歩き回り、周囲にウイルスをまき散らすことにもなっている。
しかし、ファウチが行ってきたことを考えると、彼は強い病毒性を持つコロナウイルスを手にしている可能性があるだろう。そのウイルスが何らかの理由で漏れ出たなら、「黒死病」のようなことになるかもしれない。
ところで、アメリカやイスラエルには自分たちのプランを実現するため、狂人や狂犬のように振る舞うべきだとする考え方がある。
ドワイト・アイゼンハワーが大統領に就任した当時、朝鮮半島では戦争が続いていた。その泥沼化した戦争を速やかに止めるため、アイゼンハワーは中国に対して休戦に応じなければ核兵器を使うと伝えたとされている。そして同年7月に休戦は実現した。これが狂人理論の始まりだと考えられている。(Daniel Ellsberg, “The Doomsday Machine,” Bloomsbury, 2017)
それを副大統領として見ていたリチャード・ニクソンはベトナム戦争の和平交渉で同じ手法を採用した。パキスタンの政治学者、エクバル・アーマドによると、北ベトナムの代表団と和平交渉している間にヘンリー・キッシンジャーは12回にわたって核攻撃すると相手を脅したという。さらに1963年3月からカンボジアに対する秘密爆撃を開始、70年5月まで続けられた。(前掲書)
イスラエルは狂犬のように振る舞わなければならないと同国のモシェ・ダヤン将軍は語ったが、これも意味するところは同じだ。何をしでかすかわからない連中だと思わせることができれば、自分たちは世界を自由にできるという考えだ。病原体を撒くことを厭わないと思わせたい勢力が存在しているのではないだろうか。