コロナ対策批判され「辞めたるわ」大阪・守口市長が暴言
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2020/03/27 日刊ゲンダイ
2011年の初当選時(C)共同通信社
コロナウイルス感染症の対応でたとえ疲れていたとしても、首長が言っちゃいけない言葉だろう。
大阪府守口市の西端勝樹市長が、同市のコロナ対策について意見した40代の男性市民A氏と口論になり「辞めたるわ」と辞職を示唆する暴言を吐いていたことが、日刊ゲンダイの調べで分かった。
今月14日、守口市の福祉施設で感染者が見つかり、同日午後10時半ごろから市長が市庁舎で記者会見を行った。
大阪では3月4日以降、ライブハウスでの集団感染が確認されていたが、守口市では14日の会見直前になって「ライブハウスへ行ったことがあるか」という調査が各施設で行われたという。
集団感染が分かってからかなり時間が経っていた。「対応が遅く、危機意識が足りない」と思ったA氏は、記者会見後、市長に意見。そこで口論になった。
市長「なんでおまえに言われないかん」
A氏「そんな気持ちなら辞めてまえ」
市長「辞めたるわ」
A氏「ホンマに辞めるねんな」
市長「すぐ辞めたるわ」
関係者がこう言う。
「小学校のPTA会長を務めるA氏は、“正義感の人”として守口市役所でも有名。実際にA氏の意見で政策が改善されたこともある」
西端市長は市議を経て2011年に初当選。大阪維新の会のメンバー(顧問)で現在3期目だ。市民に対し「辞める」とたんかを切るとは、一体どんな人物なのか。
「高圧的なパワハラ体質がエスカレートし、耐えられなくなった職員の早期退職が増えている」(前出の関係者)というので調べてみると、昨年度13人だった早期退職は今年度は26人に倍増。通常の定年退職28人に並ぶ人数になっていた。
「辞めたるわ」発言について問い合わせると、市長は文書で次のように回答した。
「お互いに非正常な感情、環境の下で、そうした趣旨の発言があったかもしれませんが、その趣旨は『私はいつでも何かあれば責任をとる覚悟で、市政を担わせて頂いています。その意味で市民から支持・信頼をなくせば、いつでもやめる覚悟でやっています』という趣旨で申し上げたものです」
その言葉、肝に銘じてほしいものだ。
大阪府守口市の西端勝樹市長が、同市のコロナ対策について意見した40代の男性市民A氏と口論になり「辞めたるわ」と辞職を示唆する暴言を吐いていたことが、日刊ゲンダイの調べで分かりました。 https://t.co/MDJRKlLzyG #日刊ゲンダイDIGITAL #日刊ゲンダイ
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— KK (@Trapelus) March 27, 2020