1961(21曲)
80 Wonderland by Night 星空のブルース/Bert Kaempfert/61.01.09-23(3)
81 Will You Love Me Tomorrow/the Shirelles/61.01.30-02.06(2)
82 Calcutta 夢のカルカッタ/Lawrence Welk/61.02.13-20(2)
83 Pony Time/Chubby Checker/61.02.27-03.13(3) F
84 Surrender サレンダー〜帰れソレントへ/Elvis Presley/61.03.20-27(2)
85 Blue Moon/the Marcels/61.04.03-17(3)
86 Runaway 悲しき街角/Del Shannon/61.04.24-05.15(4) D
87 Mother-in-Law ままははいじわるママさん/Ernie K-Doe/61.05.22(1)
88 Travelin' Man/Ricky Nelson/61.05.29, 06.12(2)
89 Running Scared/Roy Orbison/61.06.05(1)
90 Moody River 涙のムーディ・リバー/Pat Boone/61.06.19(1)
91 Quarter to Three 真夜中のロック・パーティー/Gary U.S. Bonds/61.06.26-07.03(2)
92 Tossin' and Turnin'/Bobby Lewis/61.07.10-08.21(7) @
93 Wooden Heart/Joe Dowell/61.08.28(1) I
94 Michael 漕げよマイケル/the Highwaymen/61.09.04-11(2) B
95 Take Good Care of My Baby サヨナラ・ベイビー/Bobby Vee/61.09.18-10.02(3)
96 Hit the Road Jack 旅立てジャック/Ray Charles/61.10.09-16(2)
97 Runaround Sue 浮気なスー(旧:悲しい恋の物語)/Dion/61.10.23-30(2)
98 Big Bad John/Jimmy Dean/61.11.06-12.04(5)
99 Please Mr. Postman/the Marvelettes/61.12.11(1)
100 The Lion Sleeps Tonight ライオンは寝ている/the Tokens/61.12.18-25, 62.01.06(3)
A I Fall to Pieces/Patsy Cline 最高12位
C Crying/Roy Orbison 最高2位
E My True Story/Jive Five 最高3位
G Wheels 峠の幌馬車/String-A-Longs 最高3位
H Raindrops 悲しくないさ/Dee Clark 最高2位
この年はまず、1位になった曲の曲数に注目してください。
21曲もあります。 前年までは20を超えたことがなかったわけですが60年代から週間チャート1位の曲が増えていきます(その後80年代には減ってしまうのですが)。 良い曲が多くなって競争が激しくなったのか、ドングリの背比べ状態なのか? 小生は前者だと解釈しています。
その中身も、インストルメンタルあり、ロックンロール、Highwaymenのようなフォークグループ、男声ボーカル、ドゥーワップと多彩です。
注目はまず、ロイ・オービソン。
Only the Lonely (1960)は惜しくも2位でしたが、Running Scaredで1位を獲得しました。この曲も「ボレロ」なのでとても大好きな曲です^^ その後、Crying (1961)2位、Dream Baby (1962)4位、Oh, Pretty Woman (1964)1位などのヒットを飛ばし、大スターになりました。
しかし小生がロイ・オービソンを知ったのは、ビルボード1位曲の蒐集を始めてからのこと(1980年くらい)で、日本ではほとんど注目されて来なかったように思います。
一度聴いて、彼の「ビロード・ボイス」のトリコになり、彼の曲はかなり聴きまくりましたけど、やはり一番良いのはRunning Scaredかな。
ボビー・ルイスのトッシン&ターニン、この曲が1961年の年間チャート1位で、週間1位を7週も獲得しているわけですが……ウィキ日本語版には記載がありません。 やはり”ロックンロール”は過渡期の音楽だった、ということでしょうか。
これが彼の唯一のヒット曲で、おなじ年にもう1曲エントリーしているのですが、最高9位止まりらしい。
前年の「夏の日の恋」に続いて、インストルメンタルの名曲が誕生したことも、この時代の重要な出来事でしょう。
「星空のブルース」と「峠の幌馬車」はラジオ番組のテーマ曲として使われていたので、懐かしく思われるかたもいらっしゃるのでは。 それぞれ何という番組だったか?忘れてしまい、ググっても出てきません;;
夢のカルカッタ、元はドイツ・ポップスで歌詞があります。 同時期に、The Four Prepsが英語の歌詞でシングルを出したのですが、最高96位止まりでした。 ローレンス・ウェルクがスキャットにしたのは大正解……『小生の持論:洋楽は何を唄っているか分からないところが良い』の見本です(笑)
シレルズは、高校の同級生グループで、ウィキ英語版には「最初に成功した”ガールズ・グループ”で、彼女たちの成功を見て、数多くの女性グループ−シフォンズ、シュプリームス、ロネッツ、マーサ&ヴァンデラス、クリスタルズ−が誕生した」と書かれています。 1962年の「ソルジャーボーイ」も1位になっていますが、”ガールズ・グループ”の乱立で、その後はパッとしませんでした。
のちに数々のビッグ・スターを有することになるモータウン・レコードですが、マーヴェレッツのプリーズ・ミスター・ポストマンがモータウン初の全米1位獲得曲です。
マーヴェレッツも”ガールズ・グループ”の一つであり、シュープリームスとよく似ているせいか、その後はヒット曲に恵まれませんでした。 この曲はビートルズやカーペンターズもカバーしており、名曲の一つだと思います。
ということで、この年を象徴する曲は、マーヴェレッツのプリーズ・ミスター・ポストマン!
不思議にマーヴェレッツのTVライブは2つくらいしかYouTubeにありません。 もう一つのは音がめちゃ悪いので却下して、これにしましたが、音源はアテレコかも知れません。 それと、どんな番組だったかという記載がなく、なぜかシュープリームスが視聴している、という設定が意味深です。
http://www.asyura2.com/19/music19/msg/138.html