SUWAXTUCIです。これは最近気づいて来た私の考察で、この阿修羅掲示板で初公開します。
現在の日本の政治勢力に対して未だ、旧来の右翼や左翼などという区分を当てはめ、それぞれが拒絶するような意識を持つ事を煽る方がいます。(ここ阿修羅掲示板でも同様)
しかしそのような古い区分意識からはもう抜け出さなければならない時代に来ていると思います。
その古い区分の定義では単純に言えば、右翼とは保守主義・自由主義(資本主義)者で、左翼とは革新主義・共産主義者という事なんだろうと思います。
これを愛国者と売国者という観点で見た場合、右翼の中には愛国的右翼と売国的偽右翼の両方が存在し、それは左翼でも同様であるわけです。
私がここで言う愛国者とは、主に右翼で言う所の天皇尊重や国を誇りに思うような心などの他に、左翼のそれには過去の反省を伴った上での国に対する誇りや庶民が中心であっても全国民が幸福に生活出来る国を滅ぼさない政治経済の在り方を追求しようとする心などがあるように感じます。このような真の「経世済民」を追求する心は右翼の愛国者も同様に持っていると思います。
このような愛国者という観点に立てば、右翼も左翼も関係ありませんし、それを意識することは障害になる事でしかないのです。
今までの日本の政党はこのような旧来の右翼と左翼という意識で政党が作られて来ましたので、右翼的な政党で現在の与党である自民党の中に愛国者と売国者両方がおり、以前の与党であった左翼中道的な民主党の中にも同じく両方がいてその中の売国的な勢力が民主党政権の瓦解を早めさせたのではないかと私は考えます。
私がここで言う売国者とは、国富を宗主国アメリカなどに売り渡し流出させ、国民を貧しくして不幸にして亡国の道に向かわせようとする政策を行おうとする者です。これには旧来の既得権益を守ろうとする勢力、真に国民のためではなく省益などしか考えない官僚や政治家も含めても良いと思います。
現在、真に必要で本当に実現できるのは、この愛国的な観点に結集した政界再編と政権交代その一点のみなのだと思います。
その観点で行えば、政界再編の枠は野党に止まらず、与党である公明党や自民党からでさえも真の愛国者であってそのような政策を支持するならば離党して結集出来ると思います。同様に野党内の売国者勢力を排除(特に国民民主党や立憲民主党など)か、愛国者勢力のみが離党して愛国の観点に結集した新しい大きな新党によって次期衆院選以降で政権交代を真に実現することが出来ると思いますし、そうさせるべきだと思います。
このような観点での政界再編においては、真の愛国思考議員か売国思考議員かを見極める事は当然に必要で重要です。
ちなみにこの観点で見れば今の日本共産党は明らかに愛国的左翼(最近、天皇尊重などもしています)で、排除する理由は全くありません。
今の山本太郎氏のれいわ新選組の国民の支持が急拡大していますが、その支持者は左翼寄りや中道的な方だけではなく、右翼寄りの方もいるようですが、共通しているのは全て愛国的な方のようです。それはれいわ新選組の掲げる政策が全て愛国的な観点での政策を貫いていて、売国的政策を排除してそれが強く支持されているからだと思います。その現実がこの愛国者という観点での政界再編と政権交代実現の可能性を強く示唆し、証明しています。
またその観点からは、現在の安倍政権は明らかに売国的な政策を行っている政権で退陣させるべきなのは明白であるわけです。
また右翼と左翼を経済思想的な観点で言い換えるなら、資本主義と共産主義という事になるわけですが、それも私が以前の投稿で何回か紹介してその早期実現を強く勧めている「プラウト主義経済」(進歩的活用理論)などが、資本主義と共産主義を止揚(双方の利点を取り入れている)し、その観点での右翼と左翼の違いもいずれ無くなってゆくでしょう。そこには売国的な政策は一切ありません。プラウトは日本の高度経済成長期に採用されていた経済政策を評価していますが、この時期の与党自民党の政策は国民の事を考えた「経世済民」の愛国的観点による政策の精神にあふれていました。それが現在は、売国的な政策を行う自民党に変質し堕落しています。
政権交代後の愛国的な新しい与党(その党連合)には、その経済政策理念面においてはこの新しいプラウト主義経済などをぜひ掲げて頂きたいと思っています。
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/432.html