衆院予算委で質問する立憲民主党の辻元清美氏=2020年2月3日午後4時15分、岩下毅撮影 朝日新聞
衆院予算委で、立憲民主党の辻元清美氏の質問中、自席から発言する安倍晋三首相(中央)=2020年2月3日午後4時38分、岩下毅撮影 朝日新聞
衆院予算委
— 但馬問屋 (@wanpakuten) February 3, 2020
辻元議員
「他の会合では収支報告書に載せているのに、なぜ前夜祭だけは載せないのか?政治資金規正法上、形態は同じ。なぜ前夜祭だけが(ホテルと個人が)直接なのか?」
→棚橋委員長、高市総務相を指名。
前代未聞!!安倍事務所のことを総務相に答えさせるのか?
もうめちゃくちゃ💢 pic.twitter.com/UGLHwQJQbM
衆院予算委
— 但馬問屋 (@wanpakuten) February 3, 2020
(安倍事務所に関する質問を総務相が返答)
辻元議員
「今みたいな委員長の仕切りだと、ちゃんとした答弁を得ることが出来ない」
安倍首相
「辻元委員が脱法行為と言われた。『脱法』というのは極めて重大な発言だ。脱法と言われたから、総務大臣が一般論を述べた」
脱法そのものだろ! pic.twitter.com/CUHjwKVVQI
衆院予算委
— 但馬問屋 (@wanpakuten) February 3, 2020
辻元議員
「なぜ桜を見る会だけは毎年、政治資金規正法を逃れるようなやり方をしてきたのか?」
安倍首相
「他の会合でもありますよ」
辻元議員
「そんな話は聞いたことがない。そうすれば脱法ができるという方法を示しているのではないか?そういうことだよ」
辻元姐さん、さすが👍 pic.twitter.com/LmQsm3aOhw
衆院予算委
— 但馬問屋 (@wanpakuten) February 3, 2020
辻元議員
「みんながこれをやり出したら、日本の政治はどうなる?どんな会合でも何百人のパーティも同じ。『私は悪くない』と言うなら、同じ方式で、全国の議員がやっていいと太鼓判を押してください」
安倍首相「あまりにも興奮をされたので、私は驚いた」
ネトウヨのウケ狙いかよ😩 pic.twitter.com/j3lonErB6S
衆院予算委
— 但馬問屋 (@wanpakuten) February 3, 2020
辻元議員
「総理の答弁『何回も使って信用のできる方と、一見の場合とは商売において違うのだろう』(だから5000円の安さ)」
(しかし、ホテルとは個人が直接の契約主だと言う)
「一見の人が一人一人申し込んで、5000円になりますか?」
ウソを重ねて、辻褄が合わなくなってきたね。 pic.twitter.com/WY3LreripX
衆院予算委
— 但馬問屋 (@wanpakuten) February 3, 2020
辻元議員
「だから私は政治資金規正法の抜け穴を見つけている脱法行為だと思われるぞ、と」
安倍首相
「政治資金規制法上の趣旨に則って報告している」
辻元議員
「800人も…聞いたことない。怖くてできないでしょう、そんなこと」
この異常さをルール通りと言い張るんだもんねぇ😖 pic.twitter.com/ghF3rMtx78
衆院予算委
— 但馬問屋 (@wanpakuten) February 3, 2020
辻元議員
「疑いがかけられている立場だったら、後援者に電話をかけまくって、事務所を挙げて領収書を掻き集める。総理の答弁、情けなかった。『ネットに出ている』と。なぜそれをやらないのか?」
安倍首相
「全く違法性がないので、やる必要はない」
オレを信じろ、と⁈…いやムリ😩 pic.twitter.com/FzGrgK1jT7
衆院予算委
— 但馬問屋 (@wanpakuten) February 3, 2020
辻元議員
「みんなにもやっていいと言ってる。巧妙に考えられた脱法の方法としか思えない。総理は違法ではないと仰るが、政治資金規正法の透明性上、記載しなさいとなってる。これから改めますぐらい言えないのか?」
安倍首相
「政治資金規正法上、一切問題はない」
みんな真似するぞ💢 pic.twitter.com/tqbzwYeP6s
安倍首相
— 但馬問屋 (@wanpakuten) February 3, 2020
「終わった」
長々と同じ答弁を繰り返し繰り返ししていたのは、「丁寧な説明」なんなじゃなくて、『時間を潰していた』というのが、よくわかるね😡 pic.twitter.com/vjf48ElArx
衆院予算委
— 但馬問屋 (@wanpakuten) February 3, 2020
(辻元議員の最後部分)
「ニコニコ笑ってる。不謹慎ですよ!💢」
麻生かな?
言論の府も、底の底まで堕ちてしまったね。 pic.twitter.com/mTf5vZZdGS
衆院予算委。辻元清美に「その方法での、安倍事務所方式の政治資金規正法の脱法行為は正しい、とここで全国の議員へ宣言してみろ」と言われ、それを正しいと言ってしまう総理。議場から驚きの声。
— 🏕インドア派キャンパー 📣ⒻⒸⓀⓁⒹⓅ🔥 (@I_hate_camp) February 3, 2020
📢政治資金規正法が総理によって無力化されてしまいました。 pic.twitter.com/10opM6TgSd
【ノーカット】「桜」めぐり 立憲・辻元氏VS安倍総理
2020/02/03 テレ東NEWS
国会では衆議院予算委員会が開かれ、立憲民主党の辻元議員は総理主催の「桜を見る会」をめぐり安倍総理大臣を追及しました。
ノーカットでお伝えします。
「安倍方式なら不記載も合法か」皮肉る辻元氏に首相は?
https://digital.asahi.com/articles/ASN236TRPN23UTFK012.html
2020年2月3日 20時58分 朝日新聞
衆院予算委で質問する立憲民主党の辻元清美氏=2020年2月3日午後4時15分、岩下毅撮影
衆院予算委で、議事進行に関して棚橋泰文委員長(右)に抗議する立憲民主党の辻元清美氏(左端)。中央は安倍晋三首相=2020年2月3日午後4時30分、岩下毅撮影
衆院予算委で、立憲民主党の辻元清美氏の質問中、自席から発言する安倍晋三首相(中央)=2020年2月3日午後4時38分、岩下毅撮影
衆院予算委で、立憲民主党の辻元清美氏の質問時間が終わったことをアピールする安倍晋三首相(前列右端)=2020年2月3日午後5時1分、岩下毅撮影
衆院予算委で、立憲民主党の辻元清美氏の質問に答弁する安倍晋三首相=2020年2月3日午後4時33分、岩下毅撮影
「桜を見る会」前日に行われてきた安倍晋三首相の後援会主催の夕食会を政治資金収支報告書に載せないのは脱法行為では――。来年度予算案の審議が始まった3日の衆院予算委員会で、立憲民主党の辻元清美氏は、こんな疑問を首相に浴びせ続けた。首相は合法性を強調したが要求された「証拠」の提出は拒んだ。
辻元氏は皮肉を交えて首相に迫った。「日本中の議員が何千人であっても『安倍方式』で大きな会場を借りて、ホテルで領収書さえ出してもらえば報告書に不記載でも違法ではないと。太鼓判を押してください」
首相の事務所の職員が参加者から会費を集め、ホテル側に渡し、ホテル名義の領収書を出した、と首相は答弁を続ける。ホテルと契約を結んだのは800人の参加者個人で後援会に収支は生じず、不記載で構わないとも主張している。
辻元氏はこうしたやり方を「安倍方式」と命名。政治家がパーティーを開いても不記載で済ませることができるのでは、と疑問を呈したのだ。
これに対し、首相は「同じ形式であれば問題ない」と明言。「後援会の人が集まって、食堂やレストランで割り勘で会費を払って頂いたものは、後援会の報告書には載せない」と説明した。辻元氏の言う「太鼓判」を押した形になった。
収支報告は、政治活動の透明性を確保することを目的に政治資金規正法に定められている。辻元氏は「法の抜け穴を見つけた脱法行為だ」と指摘。「私が参加者だったら『安倍さんのおかげで高級ホテルで5千円で飲食できた。応援して良かった』と思う。買収ではないか。(疑われないよう)記載するのが法の趣旨だ」とただしたが、首相は「法の趣旨にのっとって、報告している」と繰り返した。
領収書を参加者から集め、予算委に提出するよう求められたが、首相は「違法性がないので後援者から集める必要はない」と拒んだ。ホテルから明細書を取り寄せることも要求されたが「ホテルの営業の秘密」を理由に応じなかった。(三輪さち子)
首相と辻元氏、やりとり詳報
首相と辻元氏の主なやり取りは以下の通り。
辻元氏 今回の新型コロナウイルスの問題では、(政府内で)いつ、誰が、何を決めて、どのような対応したのか。記録を全て保存をしてほしい。
首相 公文書は法令に従ってしっかり適切に残していく。
辻元氏 首相の言葉や振る舞いが信じられなくなったら、危機は乗り越えられない。いま、桜を見る会をめぐり、首相は「お友達」を優遇してきたのではないかと疑念をかけられている。私は首相の言葉が信じられる国にしたい。桜を見る会の前夜祭(首相の後援会主催の夕食会)は2013年からニューオータニ、全日空ホテルでやってきたが、全て(会費は)5千円、参加者一人ひとりと契約し、ホテルの領収書をわたす、いわゆる「安倍方式」でやったのか。
首相 事務所に確認したところ、いずれの年の夕食会もホテル側との合意のもと、1人5千円という価格設定で行われた。会場入り口の受付で私の事務所の職員が会費を収集し、ホテル名義の領収書をその場で手交し、受け付け終了後に集金した全ての現金をその場でホテル側に渡す、という形で参加者からホテル側への支払いがなされた。領収書にホテルの担当者が金額などを手書きし、宛名は空欄だったということだ。
辻元氏 首相の理屈が通用するなら、日本中の全ての自治体(地方)議員、国会議員が行う後援会の親睦会などは、例え何千人であっても「安倍方式」で政治資金収支報告書に不記載でも違法ではないということか。「日本中の自治体議員も国会議員もやってもOK」と太鼓判を押してほしい。
首相 安倍晋三後援会としての収入支出は一切ないから、収支報告書への記載は必要ない。総務相から答弁させてもらう。
高市早苗総務相 政治団体の収入・支出でない場合は記載の義務はない。
辻元氏 (収支報告書に記載することで)国民の監視と批判にさらされる。5千円を徴収しても足りない分を安倍事務所とか安倍さん個人がこっそり補塡(ほてん)していたら、違反になる。そんなことをしていないと分かるように、いくら入り、いくら出たか、そして経費がいくらかかったのかを書きなさい、というのが(政治資金規正法の)趣旨だ。趣旨は透明性だ。
首相 収支報告書についてお詳しいのかもしれないが、今の解釈は間違えだ。後援会に入金があり、損益なりが出た場合は当然、必要となる。例えば私は地元で新春の会をやっており、会費をとる。これは後援会に会費を入れ、後援会として領収書を出しているので、収支報告書に載せている。収支はイコールだが、載せている。今回、収支は発生していない。ニューオータニならニューオータニの領収書を、いわば契約主体である参加した方々に渡している。まったく問題ない。
辻元氏 他の会合では収支報告書に載せてると言った。なぜ前夜祭だけ(参加者がホテル側への支払いを)直接にしたのか。それは脱法行為と言う。これは首相しか答えられない。これは高市総務相ではない。なぜ前夜祭だけは長きにわたって記載しない方法をとってきたのか。
高市氏 政治団体の収入であれば収支報告書に記載してもらう必要があるが、他者の収入である会費を単にその場で取りつぐ行為のみをもって収支報告書に記載する必要があるとはいえない。
辻元氏 なぜ総務相(が答弁する)。自民党、しっかりしてください。(棚橋泰文・衆院予算)委員長、反省してください。
棚橋委員長 ちょっと聞こえない。
辻元氏 首相しか答えられないことを聞いている。もう、桜を見る会になったら異常な(予算委の)運営だ。
首相 辻元氏が「脱法」と言ったので、総務相がまず脱法かどうか一般論として答弁させた。例えば後援会の人たちが集まり、食堂なりレストランで割り勘で会費を払ったものは当然、収支報告書には載せない。桜を見る会の関連も、参加者が旅費を1人8万円を払っている方もいる。それは個々に旅行代理店に払っている。例えばホテルに行って何人かで食事し、そこで払って領収書を要求すれば、そのお客が主体となる。これと同じだ。ホテル側が領収書を出し、参加者がそこでお金を払い、ここで完結をしている場合、収支報告書には載せない。多くの国会議員の方々も、そういう会合はあるだろう。
辻元氏 800人のホテルを借り切った会合で、そんな話、聞いたことはない。いま、首相は脱法できる方法を示しているのではないか。首相がまず範を示す(べきだ)。
首相 私の事務所の職員はホテル側と参加費のやりとりを仲介したが、ホテル側との契約の当事者はあくまでも個々の参加者だ。領収書の写しなどの提出をホテル側に求めることは困難だ。同じ形式であれば(他の政治家が収支報告書に記載しなくても)問題ないと私は考えている。
辻元氏 5千円は安いのではないか。
首相 私の事務所はさまざまな機会にホテルを利用する。私自身もそうだ。政治家として25年(を超す)間に培われた責任があると思う。さまざまな契約において、しっかり支払いはする、短期間に支払う、ということもある。基本的には(夕食会に参加した)800人の多くが宿泊している。そういうことに鑑み、その金額になっている。価格はホテル側が設定したものだ。
辻元氏 参加者が安倍さんのおかげで高級ホテルで5千円で飲食もできたとなれば買収。ホテルがだいぶディスカウントしてくれたとなったら、(ホテルから値引き分の)寄付を受けているのではないか、という疑いを持たれる。収支報告書を訂正し、追加記載したらいかがか。
首相 収支報告書に載せないのは当然だと考えている。
辻元氏 (桜を見る会に関連する)通知のファクスや郵送の事務経費はどこが負担しているのか。
首相 通常の後援会員の方々との連絡の一環だと考えている。当然、事務所費として計上していると思う。
辻元氏 なぜ(過去の夕食会の)領収書をかき集めて、「ほら見ろ」とやらないのか。首相は「インターネットに表示している方がいる」と答弁したが、首相としていかがなものか。
首相 領収書は間違いなくニューオータニ側から出している。全く違法性がなく、あえて後援者から集める必要はないと考えている。契約の主体は参加者であり、参加者とホテル側との関係において領収書を出している。私から後援会の方に頼むことではないと思う。
辻元氏激怒、ポチ呼ばわり棚橋委員長の進行また波紋
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202002030000770.html
2020年2月3日19時19分 日刊スポーツ
辻元清美氏(17年9月撮影)
政府与党寄りの「采配」ぶりとして野党から批判を受けている棚橋泰文・衆院予算委員長(自民党)が、3日の同委員会でも質問者の要求と異なる閣僚に答弁させ、委員会が荒れるひと幕があった。
立憲民主党の辻元清美氏が、「桜を見る会」の前夜祭をめぐる収支が政治資金収支報告書に記載されていないなど、不自然な流れがあるとして安倍晋三首相を追及。「いつものパーティーと同じように記載すれば何の問題もない。前夜祭だけなぜ記載しなかったのか」と述べ、首相の行為を「脱法行為」と指摘。首相の政治資金に関する質問として、首相に答弁を求めた。
しかし棚橋氏は、首相ではなく選挙全般を管轄する高市早苗総務相をまず指名。「総理でしょ。総理しか答えられないよ」と叫ぶ辻元氏をよそに、高市氏が総務相として見解を主張。野党側の理事が委員長席に集まり、棚橋氏に抗議した。
棚橋氏は首相にも答弁させようとしたが、辻元氏は「こんなのめちゃくちゃだ。今みたいな仕切りだと、いくら質問してもちゃんとした答えを得られない」と反発し「私も真剣にやってんだ!」と、怒り心頭でと抗議したが、棚橋氏は今度は「(声が)聞こえない」などと、反応。この間、辻元氏の質問時間は止まることなく進行。辻元氏は「桜を見る会の話になると、異常な運営になる」と、桜問題での棚橋氏の議事進行に強い疑問を示した。
この後、答弁に立った首相は「辻元さんが『脱法行為』と言ったのは重大な発言。解釈するのは総務大臣なので、一般論で答弁させてもらった」と、釈明した。
棚橋氏をめぐっては、立民の枝野幸男代表が「首相にしっぽを振っているポチ」と批判するなど、波紋が広がっている。この日は棚橋氏が「閣僚席からの不規則発言はおやめください」と、閣僚のやじをいさめる場面もみられた。
本日2月3日、安倍総理に予算委員会で質問しました ……7年間すべて5000円、安倍晋三後援会の「桜を見る会・前夜祭」。そして資金報告書未記載の疑いが!
https://www.kiyomi.gr.jp/blog/15523/
2020.2.3 辻元清美 活動ブログ
本日、私は3年ぶりに通常国会・予算委員会での本予算の質疑に立った。
冒頭私は、総理に約束をお願いした。「いま新型コロナウィルスの感染拡大で人々が不安になっている、こんなときに重要なのが情報公開と政治の信頼だ。政府がウソをついたり情報隠しをしているという疑念があればパニックになる。今回の新型コロナウィルスの対応では、検証のためにも文書をすべて保存してほしい」しかし安倍総理は、法令にのっとって対応する、と逃げの答弁。
この日は厚労大臣の負担を減らすために、新型コロナウィルスについては会派を代表して岡本充功議員が質問、私はこの日、憲法について質疑するつもりだった。しかし、冒頭行った「桜を見る会」の質疑で場内が騒然となってしまった。
<過去7回の「前夜祭」はすべて5000円、ひとりひとりと契約>
安倍総理は、2013年以降、7回にわたって「前夜祭」を行っている。全日空ホテルで3回、ホテルニューオータニで4回。私は「これらをすべて会費5000円、参加者ひとりひとりと契約し、ホテルの領収書を渡す、いわゆる『安倍方式』でやっているのか」と質問。総理は「そういう方式だった」と認めた。
そうであるなら、総理と同じやりかたをすれば収支報告書に不記載であっても違法ではない、ということか? 「総理、やってもいいんだと太鼓判を押してください」と私が問うたところ、安倍総理は「安倍晋三後援会としての収支はないことから記載は必要ない」」と繰り返すばかり。
政治資金規正法の法の趣旨は、この高市早苗総務大臣も答弁したように、「公開することで国民に是非を問う」すなわち、国民の不断の監視と批判のもとにさらされる、そしてお金の出し入れを透明化して、政治活動の公明と公正を確保するというものだ。
5000円を参加者から徴収しても足りない分を事務所などがこっそり補てんしているのではないか、などという疑いがもたれないように収支報告書に書きなさいといっているのだ。
<安倍総理「この方式で問題ない」と答弁→ではみんなやっていいのか!?>
そして、私が「なぜ前夜祭ではこれだけ長きに渡って、政治資金規正法を逃れるような方式をとってきたのか。脱法行為ではないか」と総理にしか答えられない質問をしているのに、棚橋泰文予算委員長がわざと高市総務大臣を指名するなど、明らかにおかしな議事運営。しかも、閣僚席からヤジがとんで議場は騒然。
安倍総理は「主体は参加者、われわれは仲介、問題ない」と答弁したが、まさに総理は「こうすれば脱法できる」という方法を示したに等しい、と私は指摘。なんども閣僚席からヤジがとぶ。この日までずっとどんなにもめても審議を続行して野党の質問時間を削ってきた棚橋委員長が、はじめて「時計をとめて」閣僚を注意した。
私は「みんながこのやり方をすればどうなるか。ニューオータニで5000円でやって、あとで補てんしていてもわからない。このやり方で本当にいいのか」と繰り返し指摘。すると総理は「同じやり方なら問題ない」と開き直って答弁! 政治資金の動きがわからなくなるではないか!
<安倍総理、信用できる相手とは「私の事務所と私自身」→安倍総理だから5000円になったと認める>
5000円が安いのではという指摘については、かつて今井雅人議員の質問に「お客さん、相手によって違いますから。何回も使って信用のできる相手と一見の方とでは、商売においては当然違うのは、役所仕事ではないわけでございますから。そういうことなんだろう、このように思うわけでございます」と答弁している。ここでいう「何回も使って信用のできる相手とは誰?」という質問に安倍総理は、「私の事務所と私自身」と答弁。要は、安倍事務所や安倍後援会だから5000円になったと認めた。一見の人がひとりひとり申込んでも5000円にはならない。安倍晋三後援会が主催して安倍事務所が手配したから5000円になったというなら、これは買収ではないか? と思われる。ホテルから寄付を受けたのではないか? と疑われる。だから収支報告書への記載が必要なのだ、と私は指摘した。
<やっぱりあった「前夜祭」の経費→資金報告書不記載の疑い>
ここで総理は「通知などは後援会事務所で行っている」と答弁。「FAXや郵送などの事務経費はどこで行っているのか?」と聞くと、「事務経費は、通常の後援会の会員の方々との連絡の一環」と総理。しかし、総理がはじめてニューオータニで「前夜祭」を行った問題の2015年の安倍晋三後援会の収支報告書に、それらしい事務経費の計上は見当たらない(この年は「新春の集い」も行っていない)。「調べてください」というと、総理は「当然、事務所費として計上している」と総理。これには驚いた。
添付の「2015年安倍晋三後援会収支報告書」を見ると、「事務所費」には「政治資金監査料」と「家賃」しかないのだ。「郵送料」も「印刷費」もない。総理は「経費は発生している」といったのだから、やっぱり不記載ではないか? なお東京都選管の「政治団体の手引き」には、「会費を徴収しないで実施する事業」も経費の支出があれば収支報告書に記載するよう、「記載例」に書き込まれている。私たち国会議員は、会費無料の「国政報告会」などはしょっちゅうやっているが、当然告知や運営には経費がかかる。そうした支出は記載するのが当たり前だ。
この問題は、引き続き調べていこうと思う。