「震災後に生まれた子ども『発達に遅れも』 研究グループ」 (NHK 2020/2/1)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200201/k10012268291000.html
東日本大震災で被災した岩手・宮城・福島で、震災後に生まれた子どものことばや記憶力の発達に遅れが見られることが3県の研究グループが行った調査で分かりました。こうした子どもの親も震災を経験していて、専門家は家庭への支援の必要性を強調しています。
調査は平成28年、震災を経験した親から震災後1年以内に生まれた当時5歳の子ども、およそ220人を対象に、精神科医や臨床心理士などによる研究チームが行い、このほど結果がまとまりました。
研究チームで、「表現力」や「記憶力」、「語彙力」について調べた結果、ことばで指定された内容の絵を選ぶ「語彙力」の検査では、得点が平均の10より低い8.9で、同じ年齢の子どもの平均より、発達がおよそ8か月遅れていました。
また、手の動きを覚えて、同じ動きをさせる「記憶力」の検査でも、平均の10より低い8.6で、3つの力すべてについて、発達に遅れが見られることが分かりました。
さらに、こうした子どもの保護者について健康状態を調べると、3割余りがうつや不安状態にあると判断されたということです。
研究を中心となって進める「みやぎ心のケアセンター」の福地成 副センター長は、「震災で保護者の生活の基盤が崩れ、子どもとのコミュニケーションが十分でないことが発達の遅れにつながっている可能性がある。こうした課題を抱える家庭を手厚く支援する必要がある」と話しています。
研究グループは、子どもたちが中学を卒業するまで12年間、調査を続けることにしています。
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ついに、子どもの知能の遅れがはっきりと出てきたようです。
本来ならすぐに撤退しなければならないような高汚染環境下で育てば、
当然こういう結果になるでしょう。
大変深刻なことです。
日本の将来に長く暗い影を投げかけることでしょう。
(関連情報)
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http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/662.html
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http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/470.html