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2020年1月25日00時05分 〜
記事 [政治・選挙・NHK269] 開き直り? ゴーン「人質司法」批判を認めた法務省の本音(日刊ゲンダイ) 
開き直り? ゴーン「人質司法」批判を認めた法務省の本音
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/268053
2020/01/24 日刊ゲンダイ


先進国の刑事司法の考え方は「取り調べは言い分を聞くための場」/(C)日刊ゲンダイ

 これでは「人質司法」を認めたようなものだ。保釈中にレバノンに逃亡した日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告が長期勾留を批判し、海外メディアからも日本の司法制度を疑問視する声が出ていることを受け、21日、法務省が反論する解説をホームページに掲載した。

<我が国の刑事司法について、国内外からの様々なご指摘やご疑問にお答えします>と題したページはQ&A形式で、設問数は14。たとえば、<日本の刑事司法は「人質司法」ではないですか>との問いに対しては、<日本の刑事司法制度は、身柄拘束によって自白を強要するものとはなっておらず、「人質司法」との批判は当たりません>などと説明しているほか、<長期の身柄拘束が行われているのではないか>との問いには、<日本における身柄拘束の期間は必要かつ合理的なもの>などと回答している。

 見逃せないのは、<日本では、なぜ被疑者の取調べに弁護人の立会いが認められないのですか>との問いに対する答えだ。

<被疑者の取調べに弁護人が立ち会うことを認めるかについては、刑事法の専門家や法律実務家、有識者などで構成される法制審議会において、約3年間にわたってこれらの問題が議論されました。そこでの議論では、弁護人が立ち会うことを認めた場合、被疑者から十分な供述が得られなくなることで、事案の真相が解明されなくなるなど、取調べの機能を大幅に減退させるおそれが大きく、そのような事態は被害者や事案の真相解明を望む国民の理解を得られないなどの意見が示されたため、弁護人の立会いを導入しないこととされた経緯があります>

 弁護人が立ち会うと、なぜ、被疑者から十分な供述が得られないのか。なぜ、真相が解明されなくなるのか。この回答では、立ち合いを認めない理由がさっぱり分からない。それでは、弁護人の立ち合いを認めている米国や英国、フランスでは真相が解明されていないのかといえば、そんなことは決してないだろう。

「日本の検察は供述証拠を重視し、それを真相解明のモデルにしてきた。弁護人の立ち合いを認めた場合、そのモデルが崩れると考えているのでしょう。立ち合いを認めたら、確実に立証レベルが下がると考えているわけです」(元検事で弁護士の落合洋司氏)

 つまり、法務・検察は従来型の捜査手法をいまさら切り替えられないと“白状”しているわけだ。しかし、それでは「検察ストーリーに沿った自白の強要」と「風を吹かす(リーク)」という問題点はいつまで経っても改善されないことになる。

 元最高検アドバイザーで、新宿さきがけ法律事務所の山下幸夫弁護士(東京弁護士会)はこう言う。

「法務省は『有罪証拠の自白をとるために取り調べをしていますよ』と認めているわけですが、今の先進国の刑事司法の考え方は、取り調べは言い分を聞くための場であり、有罪の証拠を得るための手続きではありません。(法務省の見解は)世界的には通用しないと思います」








http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/210.html

記事 [政治・選挙・NHK269] <全県の自民党がつぶしにかかる!>首相の地元を歩く 「これはすごい戦いになる」ライバル林元農相は党を割って出るのか/後編(毎日新聞)




前編記事
<どろっどろ、凄いわ!>首相の地元を歩く 「安倍か林か選べ」 下関で苛烈な自民の政争 「桜」前夜祭の参加者倍増を招いた市長選/前編(毎日新聞)
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/190.html


首相の地元を歩く
「これはすごい戦いになる」ライバル林元農相は党を割って出るのか/後編
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20200123/k00/00m/010/315000c
毎日新聞 2020年1月24日 07時30分(最終更新 1月24日 14時22分)


新春の集いであいさつする林芳正氏(左)と来賓の前田晋太郎・下関市長(右端)=山口県下関市の「海峡メッセ下関」で2020年1月13日午前11時41分、佐藤緑平撮影

 安倍晋三首相主催の「桜を見る会」と、その前日に開かれた安倍首相後援会主催の「前夜祭」には安倍首相の後援者らが多数参加していた。山口県下関市にある首相の地元事務所は、この二つをセットにしたツアーを組んで参加者を募っており、前夜祭の参加者は2017年の下関市長選を境に急増したとみられることが、これまでの取材で分かっている。その背景に地元での自民党内の激しい政争がある。首相の地元を取材した2回シリーズの後編では、政争の構図をひもとく。【大場伸也/統合デジタル取材センター、佐藤緑平/下関支局】 

「異論があっても関係ない」

 前編でも触れたように、安倍首相は衆院山口4区(下関市、長門市)の選出である。一方、林芳正・元農相(参院議員)は県全域が選挙区の山口選挙区の選出だが、やはり下関市を地盤としてきた。2人は衆参ですみ分けてきたため、下関市の自民党支持者には両方の後援会に入っている人も多く、一定の共存関係が保たれてきた。

 ところが17年の下関市長選で事態は一変する。林派の現職市長だった中尾友昭氏を首相の元秘書の前田晋太郎氏が小差で破ったこの選挙は「安倍・林の代理戦争」と呼ばれるほど激しい選挙戦となった。

 「安倍派には『勝ったもんが好きにするんは当たり前や』という強権的な考え方がある。異論があっても関係ないんです」と、林氏の支援者の一人はため息をつく。

 前田市長は19年11月18日の記者会見で記者に桜を見る会に対する見解を問われ、こう答えた。「応援した代議士がトップを取り、招待状が届いて、今まで応援してきてよかったなって、いいじゃないですか」


記者会見で「桜を見る会」について問われ「応援した代議士がトップを取り、招待状が届いて、今まで応援してきてよかったなって、いいじゃないですか」などと語った下関市の前田晋太郎市長=山口県下関市で2019年11月18日午後0時26分、近藤綾加撮影

安倍派市長の「トップダウン」

 下関市立大では前田市長の「トップダウン」が教授たちとの摩擦を招いている。市長が19年5月30日に市長応接室で、市立大の山村重彰理事長らに特定の研究者の名前を挙げ「ぜひ会ってほしい。下関の何か役に立ってくれる方になりそうだ」などと推薦。経営陣は教員らに諮ることなく、約1カ月で特別支援教育の専攻科新設を決め、市長が推薦した研究者を含む担当教員採用を内定したのだ。


専攻科設置や教員人事を巡って揺れている下関市立大学=山口県下関市大学町で2019年9月9日午後2時12分、佐藤緑平撮影

 通常、教員採用には教授会による審査などが必要だが、こうした手続きを経ずに決めるのは同大では異例。専攻科新設と採用人事に対し「あまりにも拙速であり、定款・諸規定違反」などと白紙撤回を求める文書に、教授会の9割以上を占める教員51人が署名し、7月に経営陣に提出した。にもかかわらず計画は進行中だ。

「恐怖政治や」

 私たちが取材した市内の複数の業者や自民党関係者たちからはこんな言葉も聞こえてきた。

 「市長選直後は市長を応援した人が公共工事を取る傾向があった」「不満があっても、勝ち馬に乗らなかったら(経済の)パイの小さい下関ではメシを食っていけない」「恐怖政治や」――。

 思想家の内田樹氏は1月7日のニュースサイトに掲載された毎日新聞のインタビューで「安倍政権は、味方になれば『いい思い』ができ、敵に回れば『冷や飯』を食わされる。反対者は決して統治機構に加えないという『反民主主義』を実践して政権を安定させた」と指摘しているが、同じ構図が下関市にも持ち込まれているように見える。

大票田・下関市を巡る長い攻防の歴史


衆院議長主催のゴルバチョフ・ソ連大統領歓迎昼食会に姿を見せた安倍晋太郎氏=東京・永田町の衆院議長公邸で1991年4月18日(代表撮影)

 安倍派と林派の対立の歴史は長い。

 下関市は中選挙区時代の旧山口1区の一部だった。定数4だった旧山口1区では、安倍首相の父晋太郎氏と林元農相の父義郎氏がともに出馬してきた。ところが、1996年に小選挙区制が導入され、下関市は隣の長門市とともに山口4区に組み入れられた。4区からは晋太郎氏の後を継いだ安倍首相が出馬することになり、高齢だった義郎氏は比例代表に回った。義郎氏の後を継いだ芳正氏が衆院ではなく参院から出馬したのは、そういう流れがあったからだ。


林義郎氏=自民党本部で1989年8月5日撮影

 しかし、晋太郎氏の地盤は長門市であり、下関市はもともと林氏の地盤であった。だから、林派には「安倍さんは総理までやったのだから、下関を林家に返してほしい」(林氏の支援者の一人)との不満がくすぶる。そして「うちの先生には、衆院にくら替えをして総理大臣を目指してほしい」(同)というのが林派の悲願なのだ。

林派が模索する「衆院山口3区からのくら替え出馬」

 とはいえ、大票田で地域経済の中心地でもある下関市を首相が手放すと思っている人は、林派にもほとんどいない。林氏の支援者の多くは隣接する3区(萩市、宇部市など)からの出馬に期待する。しかし、3区には実力者の河村建夫・元官房長官がいる。首相と河村氏との関係は良好で、林氏が3区からの出馬を強行すれば、自民党公認が得られない可能性も高い。

 1票の格差是正に伴う区割り変更で、山口県は小選挙区の数が4から3に減ることが確実とみられている。林派のある市議は「くら替えするなら今がラストチャンス」と言う。林氏は極めて難しい判断を迫られているのである。

林芳正氏の「新春の集い」に行ってみた

 その林氏の「新春の集い」が1月13日、下関市の国際会議場「海峡メッセ下関」で開かれた。曇り空の下、海から吹きつける風が肌寒い日だったが、会場は蒸し暑いほどの大混雑だった。


林芳正氏が開いた「新春の集い」のチケット=大場伸也撮影

 参加費は3000円。林氏の政治団体の一つ「林よしまさ後援会」の政治資金収支報告書によると、18年1月14日に開かれた「新春の集い」では540万円の収入があった。

 入り口には一般用、来賓用、報道用などの受付があり、計23人のスタッフが配置されていた。ほとんどの人がチケットを購入済みらしく、白い紙をスタッフに渡して会場に入っていく。それでも人の流れが滞ることがあった。

 桜を見る会の「前夜祭」では約800人から現金を受け取って領収書を手渡した――というのが安倍首相の説明だが、参加者の証言によれば受付のスタッフは10人未満だったという。そうだとすれば、受付は参加者で大渋滞したのではないだろうか。

スポットライトを浴びて林氏登場


林芳正氏の「新春の集い」で提供された料理や飲み物=山口県下関市の「海峡メッセ下関」で2020年1月13日午前10時33分、大場伸也撮影

 パーティーは着席形式で1テーブルに6人が座った。2テーブルごとに巻きずしや揚げ物などのオードブル5皿、日本酒3〜4本、缶ビール約10本、ペットボトルの茶1〜2本が提供された。並べられた椅子は約1300。それがすべて埋まっていた。

 午前11時ちょうどに突然、場内が暗転。「林芳正、入場です」と男性のアナウンスが響き、勇壮なテーマ曲に乗って現れた林氏にスポットライトが当たった。えんじ色のネクタイにダークグレー色のスーツ姿の林氏は、和服姿の夫人とともに何度も頭を下げながら会場を約3分間かけて横断し、ステージに上がった。


「新春の集い」で支援者らと握手する林芳正氏(中央)=山口県下関市の「海峡メッセ下関」で2020年1月13日午前11時52分、大場伸也撮影

 林氏は参院の憲法審査会長に選ばれたこと、マイナンバーカードを使ったポイント還元に取り組んだことなど政策の話を一通りした後、こう締めくくった。

 「今年はねずみ年でございます。(今年の干支の)庚子(かのえね)の『庚』(かのえ)は、(人が)両手できねを持つ姿が漢字になったそうです。最初のひとつきで餅はできない。同じようなつき方を根気よく繰り返すことでお餅ができる。ねずみ年なので新しいことにチャレンジして成功させる。しかし庚ですから、今までしっかりと仕込みをし、継続的に努力をしてきたことで今年新しいスタートを切る。そういう年にしていかなければならない」

 衆院にくら替えするのかしないのか。肝心のことが分からない。

「全県の自民党が林先生をつぶしにかかる」

 続いて、乾杯の音頭を取ったのが腹心の塩満久雄県議だった。

 「早い時期に誇りある長州政治の次の歴史の継承者になっていただきたい。それがために、できる限り早い時期に衆議院議員になっていただきたい。林先生の本年の活躍を期待いたしまして、乾杯!」


塩満久雄県議の音頭で乾杯する支援者ら=山口県下関市の「海峡メッセ下関」で2020年1月13日午前11時49分、佐藤緑平撮影

 一同はようやく納得した表情で杯を上げたように見えた。「集い」が終わった後、参加者の会社社長の男性は愉快そうにこう語った。

 「入場の音楽、気合入っていたね。3区から出れば、市長選どころではない安倍と林の代理戦争になり、県内全域の自民党が林先生をつぶしにかかる。これはすごい戦いになる。でも、応援しますよ」

 別の自民党関係者も「先生が党を割ってまで出るか分からんが、そうなったら、我々も腹をくくって自民党を出て応援しないといかん」と話した。

「5人集まれば晋三が来る」

 下関市長選に端を発した安倍派と林派との抗争はさらに激化しそうな様相だ。そして、この争いが安倍後援会の「桜を見る会ツアー」の参加者増加に影響を及ぼしたのは間違いなさそうだ。安倍氏のある古参支援者はこんな話を明かした。

 「晋三さんは一度総理を辞めた時、古くからの後援者が一斉に離れたので、後援会を立て直さないかんという気負いがあったんでしょう。そのころは、週末に小規模の会合を1日に何件も入れていたもんだから、下関の人の間では『5人集まれば晋三が来る』と言われちょりました。昭恵さんの友達とか、党員じゃないような人たちまでかき集めて後援会を一から作り直したんです。だから国会議員の後援会という重みが分からんような人たちもおる。そういう人たちにやる気を出させるために、桜を見る会を使っちょったんじゃと思います」



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/211.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 立憲と国民は児童会か 合流破談で完全に国民に見放される それでもバカとは戦え(日刊ゲンダイ)
 


立憲と国民は児童会か 合流破談で完全に国民に見放される それでもバカとは戦え
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/268079
2020/01/25 日刊ゲンダイ


会談後に取材に応じる国民民主党の玉木雄一郎代表(左)と立憲民主党の枝野幸男代表(C)日刊ゲンダイ

 立憲民主党と国民民主党の合流騒動。すでに統一会派を組み、幹事長レベルで協議を重ねてきたが、1月10日に行われた党首会談は決裂。国民の玉木雄一郎は「新しい政党名は民主党はどうか」「原発ゼロ法案は一度撤回して再協議してはどうか」「新党の綱領に改革中道との文言を入れてもらえないか」などと提案したが、立憲の枝野は応じず、最後まで党名にこだわったという。

 アホか。党名などどうでもいい。多くの国民は「立憲民主党」などという党名になんの思い入れもない。一体どこを見て政治をやっているのか。

 私のツイッターにはボットに登録した次のような文章が定期的に流れる。

〈「安倍さんを降ろして、その先はどうするんだあ!」という安倍信者みたいなのがいた。チンパンジーがトラックを運転していたら、とりあえず止めるのが先でしょう。バカなんですかね?〉

 すると必ず湧いてくるのがネトウヨや安倍信者の〈そのチンパンジーを降ろせない野党はサル以下〉というテンプレート。思考停止だしワンパターンだが、ある意味では正しい。劣悪な政権の暴走が続いているのは野党にも責任がある。

 やはり現状認識がおかしいのではないか。枝野は口を開けば「国会論戦に集中」と言うが、今、自民党と野党の間で発生しているのは「政策」の相違ではない。「国家の私物化」という犯罪を許していいのかどうかである。よって野党は、「政策」でまとまる必要はない。野合でいい。とにかく現政権に対抗するための、わかりやすい投票先を整備することだ。

 一方の玉木も「どちらかの考え方に寄せていってはみんなが納得できる形にならない」などと言っていたが、小学校の児童会かよ。

 大局を見るべきだ。

 政権と反社会勢力やカルトとのつながり、IR疑獄、公文書改ざんや虚偽答弁の横行……。いかがわしい勢力が国を乗っ取っている以上、今、野党がやるべきなのはあらゆる手段を使って悪党を引きずり降ろすことだ。

 国が危機にさらされたとき、政治家は体を張らなければならない。それには危険が伴う。しかしその大義を忘れ、自分の次の選挙のことしか考えられないのなら、安倍犯罪政権の補完勢力として、今度こそ国民から完全に見放されるだろう。



適菜収 作家
1975年生まれ。作家。ニーチェの「アンチクリスト」を現代語訳した「キリスト教は邪教です!」、「ゲーテの警告 日本を滅ぼす『B層』の正体」など著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。








http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/212.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 北朝鮮コロナ観光客拒否 日本拒否してもしなくても↓ 
北朝鮮コロナ観光客拒否 日本拒否してもしなくても▼
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/51980190.html
2020年01月24日 自民党的政治のパンツを剥ぐ ※タイトル中「▼」は禁止文字列なので「↓」に変換。


トランプは自国貧乏人を敵と思ってないらしい
貧乏人所得減税方針を打ち出した

安倍政権は貧乏人を敵と思って苛め抜く

消費税増税 
コロナ観光客騒ぎ***日本人観光客が怖くて国内観光を逆キャンセルする

顔が似てる
同じ大風呂 茶碗 
中国観光客を理由ありの嫌がりだ

***

日本GDPが0フラフラから▼墜落要因となるだろう
もう言い訳は効かない
世界で▼は 訳アリ国以外日本だけなのだから

安倍政権は崩壊自滅する

もちろん
北朝鮮のように 観光客入国禁止にすれば
日本観光業は一発壊滅する
数百万人規模だから

安倍政権よ 貧乏人を苛め抜いたから
GDP▼なのに これ以上すれば
怖すぎる



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/213.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 首相の答弁は通用するのか 桜・カジノ…専門家の反応は 夕食会の集金、「違法」と専門家(朝日新聞)

※2020年1月23日 朝日新聞 画像クリック拡大


首相の答弁は通用するのか 桜・カジノ…専門家の反応は
https://digital.asahi.com/articles/ASN1R6WJGN1RUTFK01N.html
2020年1月23日 22時30分 朝日新聞


参院本会議に臨む安倍晋三首相=2020年1月23日午前11時41分、岩下毅撮影

 個人情報、営業の秘密、捜査中……。桜を見る会を中心とした野党の追及に、自らを守る「盾」のように同じ文言を繰り返す安倍晋三首相の答弁ぶりは、23日の衆参代表質問でも変わらなかった。その説明は通用するのか。専門家や業界関係者に聞いた。

 オーナー商法で行政指導を受けたジャパンライフの元会長が2015年の「桜を見る会」に、首相の推薦枠で招待されたのではないかという疑惑。立憲民主党の福山哲郎氏は23日の参院代表質問で、元会長に届いたとされる招待状に記された「60」の番号は宮沢喜一内閣時代、首相枠を示す番号だったと指摘。そのうえで「(元会長は)なぜ招待されたのか。誰が推薦者か」と聞いたが、首相は「個々の招待者や推薦元は個人に関する情報であるため、回答を控える」と応じるのみだった。


参院本会議で、代表質問に立つ立憲民主党の福山哲郎幹事長=2020年1月23日午前10時2分、岩下毅撮影

 個人情報保護法に詳しい三宅弘弁護士は「元会長が招待されたと明らかにしている以上、個人情報として保護する対象には当たらない」と指摘。その上で「保護に値しない以上、国政調査権に基づく国会議員の資料要求に応じるべきだろう」と語った。

 会の前夜に首相の後援会が主催した夕食会にも、疑惑が残る。

夕食会の集金、「違法」と専門家

 22日の衆院代表質問では立憲の枝野幸男代表が「収支報告書に前夜祭(夕食会)の記載が一切ない。政治資金規正法違反は明白だ」と迫ったが、首相は「ホテル側立ち会いの下、事務所職員が集金し、ホテル側に渡した。主催者である安倍晋三後援会としての収支は、一切無い」と記載は不要との立場だ。

 政治資金に詳しい上脇博之・神戸学院大教授は「事務所職員が金を受け取った行為は収入にあたり、ホテル側に渡すことは支出行為でしかない」として、不記載は同法違反に当たるとみる。後援会が夕食会の案内状を参加者に送った経費が記載されていないとも指摘。「郵便代がかかっているはずだが、首相の政党支部や後援会の報告書に、当該の支出が見当たらない」

  
  「疑惑国会」の論点

 夕食会の会費も厳しい目が向けられている。「1人当たり5千円」とされているが、会場のホテルニューオータニのホームページによると、立食は「1人1万1千円から」。野党は、実際にかかった費用との差額を首相側が補塡(ほてん)している可能性を疑い、ホテル側に明細書を出させるよう要求。首相は23日の参院本会議で「第三者への公開を希望しないというホテル側の意向を尊重すべきもの」と拒んだ。

 ホテルニューオータニの広報担当者は取材に「個別の案件なのでお答えできない」と回答した。

 政治家の会合によく使われる帝国ホテルの広報担当者は「一般的に申込者から求められた場合、明細書の再発行は可能だ」としたうえで、「内容は契約上の秘密に当たるため、公表しないようお願いすることになる」と述べた。ただ、立憲の福山氏は質問で「国会の秘密会」での開示にも触れている。ホテル側の事情を理由にした拒否が通じるかは、今後も議論が続きそうだ。

「『捜査中』は逃げ口上」

 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件でも、首相は同じ答弁を繰り返す。23日の衆院代表質問では共産党の志位和夫委員長が「首相自身が成長戦略に据えたカジノで事件が起こり、自身が任命した副大臣が逮捕された」と責任を問うたが、首相は「誠に遺憾。任命した者として重く受け止めるが、捜査中の刑事事件に関わる事柄で詳細なコメントは差し控える」と応じた。


衆院本会議で代表質問に立つ共産党の志位和夫委員長=2020年1月23日午後3時18分、岩下毅撮影

 新藤宗幸・千葉大名誉教授(行政学)は「捜査機関は、政権と離れた独立した立場。『捜査中』は逃げ口上にすぎない」と批判。「『便宜を図ったのでは』という疑義について、内閣の見解を具体的に示すべきだ。真摯(しんし)さに欠ける」と苦言を呈した。森友・加計学園問題でも説明に背を向ける姿勢をとり続けてきたとも指摘。「『遺憾だ』で済ます姿勢は、政治家としての説明責任だけでなく、倫理観も欠けている」と断じた。(三輪さち子、永田大、菊地直己)



参議院 2020年01月23日 本会議 #02 福山哲郎(立憲・国民.新緑風会・社民)






志位委員長の代表質問 2020.1.23









http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/214.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 山本太郎氏が都知事選擁立を「一切聞いてない」、長妻発言に敬意と警戒 高橋清隆の文書館
質問に答える山本氏(2020.1.24 筆者撮影)


元記事http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2025519.html
http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2025519.html


 立憲民主党の長妻昭選対委員長が7月5日投開票の東京都知事選にれいわ新選組の山本太郎代表を野党統一候補として擁立する可能性に言及したことについて、山本氏は24日、「そういう話は一切聞いてない」と否定。「過分なお言葉」と敬意を表する一方、「国政の場での連携をスムーズにする狙いか」と警戒感を示した。


 この日、鳥取市内で開かれた「おしゃべり会」で、筆者は「長妻氏から都知事選に関する話があったか」「身に覚えがなければ、発言の意図は何と推測するか」と質問した。


 それに対し、山本氏は「長妻さんはもちろん、立憲民主党関係者からそういう話は一切聞いてない」と否定した。推測される意図については、「消費税5%はいったん下ろそうかみたいな話になったりとか? 分からないが」と首をかしげた。


 「あそこまでキャリアがあって大臣経験者でもある長妻さんが、電波に乗せて言うということは、何となく思ったからという話ではない。でも、残念ながら、私には過分な言葉だと思う」と長妻氏に敬意を表した。


 その上で、「けれども、そういうお言葉をいただいたとしても、消費税5%をクリアしなければ一緒にはやれません」と笑顔で冗談交じりに宣言。「懐柔策として考えていたのだとすれば、国政の場で連携をスムーズにする狙いがあったりするのか」と警戒感を示した。


 「れいわが5%とうるさく言わないようにするためか」と筆者が重ねると、「赤の他人の発言なので、こういうことだと断言するのは難しい。ぜひ、長妻さんに聞いていただきたい」とかわした。
 
 都知事選擁立に関する長妻発言は23日夜、BS日テレ番組に出演した際に行われたもので、共同通信が配信している。記事には、「選択肢としては排除しない」との山本氏の発言も添えられている。これは昨年8月5日の会見時のものと思われる。


 長妻氏は消費税を最終的に10%までに引き上げることを取り決めた2012年の「三党合意」に旧民主党の実務者として携わった。立憲所属の塩村あやか参院議員は昨年6月、「消費税減税や廃止は立憲民主党としてはあり得ません」との長妻氏の考えをツイートしている。


 他方、先の共同通信の記事によれば、長妻氏はBS番組で国民民主党との合流に関し、「何とか総選挙の時には大きな形で、政権を担えるような政党にしていきたい」と意欲を見せている。


 野党共闘を「三党合意」の延長上で成就させるには、山本氏の国政からの排除が欠かせないのだろう。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上には「山本太郎を国政から追放する気か」「長妻は観測気球を上げた」などの書き込みが繁殖した。


 長妻氏は1月21日付毎日新聞電子版「政治プレミア」のインタビューで「れいわ新選組は政策の打ち出し方が明確で、我々も学ぶところがある。山本太郎代表とは一度、膝詰めでじっくり話し合いたい」と持ち上げる一方で、「財源があるならば消費税を廃止するために使うのか、社会保障を充実させるために使うのかは考えなければならない」とくぎを刺している。


【画像】
塩村氏のツイートhttp://img.asyura2.com/x0/d10/2233.jpg
https://twitter.com/shiomura/status/1137155605733339136?s=21
https://twitter.com/shiomura/status/1137155605733339136?s=21




http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/215.html

記事 [政治・選挙・NHK269] ポンコツ兵器爆買いの責任は自公与党に一票を投じた有権者にある。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2020/01/blog-post_89.html
1月 25, 2020 日々雑感(My impressions daily)

<皆さんご存知のように、ボーイング737MAXは、2017年の就航から1年半後の2018年10月29日に、ライオンエア610便が離陸後約10分で墜落し、乗客乗員189名全員が死亡しました。そして、その半年後の2019年3月10日、今度はエチオピア航空302便が離陸後約6分で墜落し、乗客乗員157名全員が死亡しました。

どちらの事故も状況が酷似していた上、エンジントラブルなどのメカニカルな原因ではなく、どうやらセンサーなどのシステムに原因があるのではないかとの疑惑が濃厚になりました。そして、ボーイング737MAXは世界各地で運航停止となり、ボーイング社は2020年1月から生産中止を発表しました。ここまでは、少しでも航空機に興味がある人なら、知っている話だと思います。

  安全なボーイング737-800なら、あたしも乗ったことがあります。3年前の2017年、九州にいる時に東京に急用ができ、新幹線は値段も高いし時間も掛かるため、ソラシドエアで大分から羽田に飛びました。料金は新幹線の3分の1で、時間は5分の1なので、仕方ない選択でした。ちなみに、ソラシドエアは料金が安いからLCCだと思っている人が多いですが、そうではありません。ソラシドエアは企業努力で料金を安く抑えているだけで、JALやANAと同様のFSC(フルサービスキャリア)です。あたしは、どんなに安くてもLCCは絶対に利用しません。

ま、あたしのことは置いといて、今回のメインテーマですが、1月9日にボーイング社がどんな発表をしたのかと言うと、それは、2015年から2018年3月までの「ボーイング社の社員同士の737MAXに関する社内メール」の内容なのです。先ほど書いたように、737MAXは2017年から就航され、2018年10月29日に最初の墜落事故を起こしていますから、これらの社内メールは「就航前の開発段階から、最初の事故の7カ月前まで」にやり取りされたものということになります。そのメールの内容とは…。

2015年8月 「FAA(米連邦航空局)が介入しようとすれば我々の進捗が妨げられるので、それ(隠蔽)は起こってしまう」

2017年 「この旅客機(737MAX)は、道化師が設計したもので、それを監督しているのが猿たち(FAA)だ」

2018年 「私は昨年に行なった隠蔽について、まだ神から許しをもらっていない」

2018年3月 「737MAXのシミュレーター訓練を受けたパイロットの旅客機に自分の家族を乗せたいか?私は絶対に嫌だね」

  これだけ読んでも意味が分からないと思いますので、複数の米紙の記事を読んだ内容をザックリ説明すると、このボーイング737MAXは、開発段階から複数の社員が安全性に疑問を持っていたようです。新規のソフトウェアを導入したフライトシミュレーションが不具合を連発したため、このままでは安全に飛行できない。普通ならシステムを再構築して追加のフライトシミュレーションを導入すべきなのに、そうすると費用も時間もかかってしまう上に、FAAによる認可時期が先送りされてしまい、各国の航空会社との契約に問題が生じてしまう。そのため、ボーイング社は、追加のフライトシミュレーションを導入せずに、安全性に問題があるまま事実を隠蔽して認可を取得し、737MAXを売りさばいた…という話なのです。

この問題は、昨年2019年10月の時点で、すでに報告されていました。737MAXの開発段階の2016年に、同機のチーフテクニカルパイロットだったマーク・フォークナー氏が同僚に送ったメールには、次のように書かれていたことが発覚したのです。

  737MAXのフライトシミュレーターは失速防止システムが作動しまくっている。あまりにも酷い状況だが、私はFAAに嘘をついてしまった。

フォークナー氏によると、737MAXのために新規に設計された失速防止システム「MCAS」が、センサーの誤情報に基づいて作動してしまい、飛行中に機体が急降下して、パイロットによる操縦ができなくなるという問題が連発していたそうです。しかし、ボーイング社は、この問題を隠蔽し、納期ありきで安全性に問題があるまま欠陥機を売りさばいたのです。

この隠蔽された誤作動って、二度の墜落事故の状況と酷似していると思いませんか?2018年と2019年に起こった墜落事故は、どちらも離陸直後に機体が不自然に急降下して発生しているのです。もしもボーイング社が、問題点を隠蔽せず、きちんと追加のフライトシミュレーションを導入し、安全性を確認していたら、こんな事故など起こらなかったのではないでしょうか?

百歩ゆずって、徹底的に安全確認を重ねた上で運用した新型機で事故が起こり、後から欠陥が発覚したのなら仕方ありません。しかし、今回のケースは、何年も前の開発段階から欠陥が指摘されており、内情を知るボーイング社の社員が事故の7カ月も前に「自分の家族を乗せたいか?私は絶対に嫌だね」と同僚にメールしていたのです。そして、今回、こうした社内メールが公表されたことによって、昨年10月に公表されたマーク・フォークナー氏のメールの内容も裏付けられたのです。

  今回のボーイング社の「金儲けありき」の隠蔽問題で、あたしは、昨年4月の自衛隊のF-35の墜落事故を思い出しました。2019年4月17日に配信した『きっこのメルマガ』第19号の「安倍晋三が大人買いした欠陥戦闘機 F-35」に詳しく書きましたが、安倍晋三首相がトランプに命令されて定価の2倍以上の言い値で100機以上も買わされたロッキード・マーチン社の新型戦闘機F-35も同様で、開発段階でフライトシミュレーションを行なった複数のパイロットが「F-35には二重の致命的な欠陥がある」と断定した上で「F-35は、曲がれず、上昇できず、思ったように動かすことができない」と指摘していたのです。

しかし、これまでの開発に莫大な予算を投じているロッキード・マーチン社としては、ボーイング社と同様に、これ以上は予算も時間も使えないため、欠陥が分かっているまま売りさばいたのです。ちなみに、昨年4月に青森県沖に墜落して航空自衛隊のベテランパイロットが犠牲になったF-35は、日本に配備されるまでに950回以上もコンピューター上の不具合が発生していたことが後から分かりました。それなのに、安倍政権は「事故はパイロットの人的問題で、機体には何も問題はなかった」と言って、大量購入、大量配備の見直しをしませんでした。

  F-35と同様に、アメリカのベル・ヘリコプター社とボーイング・ロータークラフト・システムズ社が共同開発したオスプレイも、開発段階から構造上の欠陥が指摘されており、実際に墜落事故が多発したため、アメリカでは住宅の上空は飛行禁止になりました。しかし、開発に莫大な予算を費やしたため、少しでも売りさばかないと元が取れないので、日本が定価の2倍以上の言い値で買わされました。そして、今、あたしたち日本人が住んでいる住宅や、子どもたちが通っている学校の上空を飛んでいるのです。

でも、日本国内で欠陥機オスプレイが飛行できない場所が1カ所だけあります。それは、日本に駐留している米軍関係者が住んでいる「米軍住宅」の上空です。沖縄の在日米軍のオスプレイは、日本人の住宅の上も小学校や病院の上も爆音をあげて普通に飛行していますが、「米軍住宅」の上だけは避けて飛行しているのです。どうして、こんなにもおかしなことが起こっているのか?それは「アメリカでは住宅の上空は飛行禁止」だからです。

  日本の上空を飛行するオスプレイやF-35のような軍用機から、あたしたちが利用する民間機のボーイング737MAXまで、どれも「欠陥」が分かった上で売り付けられていただなんて、アメリカの守銭奴企業はマジでいい加減にしてほしいです。開発した企業の社員が「自分の家族は絶対に乗せない」と断言している欠陥旅客機に、お金を払って乗っていた人たち、そして、墜落して亡くなってしまった多くの犠牲者やそのご遺族たち、本当に気の毒です >(以上「MAG2 NEWS」より引用)


 あなたの親友は欠陥自動車をあなたに売りつけるだろうか。しかも二倍以上の高値で。
もしあなたの知人が欠陥自動車を二倍以上の値段で売り付けたなら、あなたはカンカンになって怒るだろう。

 しかし安倍晋三氏は「親友」のトランプ氏から欠陥戦闘機や欠陥輸送機を二倍以上の値段で売り付けられても、平気の平左だ。そして自衛隊のベテランパイロットがF35で墜落事故を起こしても、いち早く墜落原因はパイロットの操縦ミスだとしてしまった。

 上記記事を精読して頂きたい。かねてより私はF35やオスプレイを「ボンコツ」兵器だと酷評してきた。どうせ戦争で消耗するのだから多少の欠陥などどうでも良い、という考えなのか知らないが、それなら現場の自衛隊員は堪ったものではない。

 現実に日本の優秀な自衛隊パイロットがF35訓練中に墜落して死んでいる。彼は緊急脱出装置を使えないほどの瞬時の緊急事態に陥ったと考えるしかない。つまり彼の技量ではなく、彼の技量ではコントロールできない機体そのものの欠陥によるエマージェンシーに見舞われたと考えるべきだ。断っておくが彼が墜落した場所は海上であって、緊急脱出を躊躇すべきことは何もなかった。

 米国ではオスプレイは住宅地上空を飛んではならない、ことになっているという。日本でそれを適用したら、殆どの基地が住宅地に囲まれているため基地から飛び立つことができない。だから米軍住宅上空だけが飛行禁止空域になっている、というが、当然日本の住宅地上空も飛行禁止にすべきだ。

 それならオスプレイは飛び立てないではないか、という声が聞こえるが、飛び立つ必要はない。万が一にも中共軍が尖閣諸島に上陸したとしても、オスプレイがノロノロと飛行して行ってはロケット・ランチャーの餌食になるだけだ。

 馬鹿な男を総理大臣にして、亡国政権を国民の多くが支持すれば、かくも愚かなポンコツ兵器を米国様から購入させられる、という歴史的なモニュメントとして、各地の基地に展示してモニュメントとすべきだ。それこそが戦後日本の象徴ではないだろうか。

 しかし欠陥航空機を販売して恥じない米国にはゾッとする。F35が「曲がれず、上昇できず、思ったように動かせない」欠陥機だと、米軍パイロットの多くが証言している。それを100機以上も、二倍以上の値で爆買いするとは。

 愚かな政治家に国民は投票してはならない。そうした結果、どれほどのコストをポンコツ兵器に支払うことになり、自衛隊員を死の縁へ追いやっているかを知るべきだ。そうした責任は日本国民にある。少なくとも自民党と公明党、そして与党の補完政党の維新の党に投票した有権者は自らの責任を重く受け止めるべきだ。



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/216.html

記事 [政治・選挙・NHK269] れいわ新選組の山本太郎代表は、小沢一郎衆院議員直伝の「選挙戦術十か条」の中核「川上より川下へ」第2弾キャラバン隊をスタート、次期総選挙に単独で100人規模で擁立する(板垣 英憲)
https://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/b456bbb93d1eb9b0382c9eaf35bd19bd
2020年01月25日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆〔特別情報1〕
 れいわ新選組の山本太郎代表は1月23日から、恩師である小沢一郎衆院議員直伝の「選挙戦術十か条」の中核「川上より川下へ」戦術第2弾(島根県松江市を皮切りに中国・四国から地方を回るキャラバン隊をスタートさせた。山本太郎代表は文藝春秋2020年2月新春特別号(1月22日発売)で「政策論文『消費税ゼロ』で日本は甦る」を発表。キャラバン開始直前の1月20日に記者会見し、「次期衆院選の「2019年夏の参院選比例区での得票数を衆院選全国289選挙区に割り振り、上位100選挙区を1月末にも公表、2月には第1次公認候補について、2月中旬ごろ、10〜20人程度を発表する」との方針」を示し、「単独で100人規模を擁立する。野党間の候補者調整に関しては、「消費税5%(への減税)という旗が立てば、野党共闘に参加する」と強調。次期衆院選挙に向けて、山本太郎代表は着々と準備を加速させている。



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/217.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 支持率増で、二階「桜は散った」と。安倍も国民をナメた発言+河井夫妻に異例の1.5億円の選挙資金(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/28815941/
2020-01-25 04:52

 22日に行われ衆院の代表質問で、自民党の二階幹事長が「桜はもう散った」と言いやが・・・言っているのを見て、国民をナメくさってとイラッと来たのであるが。

『二階氏「桜はもう散った」 立民の代表質問に苦言

 自民党の二階俊博幹事長は22日、衆院本会議の代表質問で立憲民主党の枝野幸男代表が「桜を見る会」をめぐる問題を追及したことに関し「桜はもう散った。早くこの問題から次の建設的な議論に移していかないといけない」と苦言を呈した。「マスコミが取り上げてくれるから嬉しがってやっている。こんな程度でしょう」とも述べた。国会内で記者団に語った。(産経新聞20年1月22日)』<二階さんの好きなのは、利権のかかった箱物・インフラ建設の議論でしょ?>

 昨日24日、参院の代表質問の中での、安倍首相の言いぐさにもムカ〜ッっと来るものがあった。(-"-)
 
『首相、桜見る会などで「政策論争以外に時間、申し訳ない」 補正30日成立へ

 安倍晋三首相は24日の参院本会議で、「桜を見る会」や公職選挙法違反疑惑による閣僚の辞任、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業に絡む汚職事件などに関し「大切な審議時間が政策論争以外に多く割かれてしまっている状況は国民、納税者に大変申し訳ない」と謝罪した。(産経新聞20年1月24日)』

 ね、腹が立つでしょ〜?(@@)

 今、自民党、特に安倍シンパの人たちが、TVやネットで「野党が桜を見る会やIR汚職の問題をしつこく引きずっているので、大切な予算や政策、改憲の議論ができない」という感じの批判の声をバラまいて、安倍首相を擁護しようとしているのだが。首相はそのサポートに応じて、このような発言を行っているのだ。_(。。)_

 安倍官邸や問題のある議員が、桜を見る会やIR汚職などの諸問題に関して、きちんと説明を行ったり、重要な書類を公表したりすれば、問題が解決するのに。「これは言えない」「あれは出せない」「責任はとらない」って繰り返していれば、話が終わると思ったら、大間違いだからね。(`´)

* * * * *

 とはいえ、安倍自民党が、このような態度をとるのも無理はないのかも知れない。(-_-;)

 昨年12月には多くの世論調査で、内閣支持率が低下し、不支持率が支持率を上回ったところさえあったのだけど。安倍自民党あメディアの中には、「年を越して、新年を迎えれば、国民は(安保やモリカケ同様?)色々な問題は忘れてだろう」という見方をする人たちがいたのだ。

 それを見て、mewなどは1月も連続で低下させたいと思っていたのだが。残念ながらというか、案の定とう言うべきなのか、今年1月の世論調査は、ほとんどのところが微増か横バイ。共同通信や読売新聞では、支持率が4〜6%もアップしていて、mewはちょっとショックを受けてしまったところがあった_(。。)_<日本人って、本当に忘れちゃうのね。(^_^;)>

 12月から6.6%も内閣支持率が上がった共同通信の調査の具体的設問を見ると、「桜を見る会」の疑惑に関して、首相は「十分説明していると思わない」とする回答は86・4%。IR整備を「見直すべきだ」が70・6%。
 海上自衛隊の中東派遣については「反対」が58・4%で「賛成」の34・4%を上回ったていたのに・・・。

 久々に、ジェイソン風に「Why Japanese people・・・?」と叫びたい気持ちになっている。(ノ_-。)

 でも、「桜を見る会」の問題も、IR汚職を含む「政治とカネ」の問題も、まだまだ続くのである。(**)<おまけに水脈氏の野次の問題も浮上してるし。>

 特に23日に注目されたのは、、昨年の参院選の選挙資金として、公選法違反で捜査されている河井克之・案里議員が、自民党本部から1億5千万円も受け取っていたという事実が明るみになったことだった。(゚Д゚)

 このニュースには、自民党議員の多くもビツクリしていたようだ。(@@)
 通常、自民党の参院選の候補者は、公認料500万円、選挙資金1000万円を党本部から支給されるとのこと。<これだけでも、他の党よりスゴイけどね。^^;>

 候補者や選挙区の状況によっては、いくらか上積みするところもあるようだが。河井案里氏のような新人候補者に、いきなり10倍もの資金を出すのは異例(or前例がないかも)だという。(^_^;)

 しかも、当ブログでも何回か書いているように、もともと広島の選挙区(定数2)には、岸田派の溝手顕正氏という参院5期の現職議員がいて、地元県連も2人の候補を立てるのは反対だったのだが。安倍首相、菅長官が案里氏の出馬を強引に決定し、結果的には案里氏が当選、溝手氏が落選することになったという経緯(いきさつ)が。

 安倍首相は、溝手氏が前政権や総裁選の時に、安倍氏の批判をしたことを根に持っており、溝手潰しを考えて、安倍仲間(元首相補佐官)菅側近の河井氏の妻(元県議)の擁立したという見解が通説になりつつある。^^;<で、選挙資金もバンバン送ったのかも。>

 ちなみに溝手陣営は、既定通り、1500万円しかもらってなかったそうだ。(-_-)

* * * * * 
 
 重ねて驚いたのは、河井案里氏が23日、記者に1億5千万円のことを問われた際に、あっさりと「いただきました」と事実を認めた上で、「違法性はない」と開き直ったことだ。(・o・)

『自民党の河井案里参議院議員は、23日発売された「週刊文春」で、初当選した去年7月の参議院選挙の前に、みずからと夫の河井克行前法務大臣の政党支部に、党本部から合わせて1億5000万円が振り込まれていたなどと報じられました。

 これについて、河井案里氏は23日、記者団に対し「いただきました」と認め、「私が活動を始めたのは4月半ば以降で、選挙までのわずか2か月半の間に党勢を拡大しなければいけないということで、短い期間に資金が集中したものと考えている」と述べました。

 一方で「政治資金収支報告書にしっかりと記載し、報告することにしているので、違法性はないと考えている」と述べました。

 また、23日の参議院本会議の代表質問で、みずからが取り上げられたことについて「政治家として本当に申し訳なく思っている」と述べました。(NHK20年1月23日)』
 
『河井案里参議院議員の夫の河井克行前法務大臣は、記者団に対し、「妻が説明したと聞いているので、それに尽きると思う。いろいろな質問をいただき、お答えすることができないのが心苦しいかぎりだが、捜査には全面的に協力しており、コメントは控えたい」と述べました。(同上)』

<夫は相変わらず逃げ腰だ。>

 これが1.5億円の選挙資金について報じた文春砲の記事のオンライン版である。

『買収の原資か 河井前法相夫妻「選挙資金」1億5千万円の「入出金記録」を入手した

 2020年01月22日 16時00分 文春オンライン

 公選法違反(運動員買収)の疑いで広島地検の捜査を受けている河井克行前法相(56)と妻の案里参院議員(46)の政党支部に、参院選の前に合計1億5000万円が、自民党本部から振り込まれていたことが「週刊文春」の取材でわかった。現在、捜査対象となっている運動員買収の資金は、これらの政党支部から支出されており、「違法買収」の原資となった可能性がある。自民党幹部によれば、一候補に1億円を超える選挙資金が提供されるケースは異例中の異例だという。

 河井陣営の金満ぶりは、当時から広島県内で話題になっていた。

「案里事務所はタウンメールというビラのポスティングを公示前から複数回やっていたが、1回あたり1500万〜2000万円ほどかかるのに、なぜあんなに何回もできたのか。菅義偉官房長官が演説に来たときは駅から数百メートルにわたって看板が立てられるなど、とにかく物量が桁ちがいでした」(自民党広島県議)

 それを可能にしたのが党本部からの資金提供だったのだ。

「目下、広島地検は違法買収を可能にした克行・案里両事務所のカネの流れについて徹底的に調べています。押収資料の中には、党本部から大量のカネが次々と入金されていた記録もあります」(捜査関係者)

 捜査当局はすでに通帳や経理担当者のメモなどを多数押収しているが、その中でも決定的な書類がある。事務所内で共有されていたとみられる“入出金記録”だ。小誌が捜査関係者に接触を繰り返し、ついに入手したその写しには、驚くべき数字が並んでいた。

〈【第七】4月15日 15,000,000  5月20日 30,000,000  6月10日 30,000,000
 【第三】6月10日 45,000,000  6月27日 30,000,000〉

 第七とは自民党広島県参議員第七選挙区支部のことで、代表者は案里氏。一方の第三は、克行氏が代表を務める自民党広島県第三選挙区支部。つまり夫妻の政党支部に、参院選前のわずか3カ月間で計1億5000万円が振り込まれているのだ。

「党本部のお金は幹事長マターだが、河井陣営に1億5000万円も投下したのは安倍首相の強い意向があってこそ。克行氏は安倍首相に近く、長く首相補佐官を務めていました。広島選挙区で安倍首相と距離のあった自民党候補・溝手顕正氏に比べて、明らかに案里候補に肩入れしていました」(自民党関係者)

「週刊文春」の取材によれば、溝手氏に党本部から提供された選挙資金は、案里氏の10分の1だったという。

 河井夫妻それぞれの事務所に聞くと、「法令に従い適正に処理し、その収支を報告書に記載し報告する予定です」とそろって文書で回答した。

 1月23日(木)発売の「週刊文春」では、河井克行氏が案里氏の選対の実質的トップだったことを示す証拠LINEや、これまでまったく報じられていない新たな運動員買収疑惑、4名の秘書軍団を広島入りさせるなど安倍首相がいかにして案里氏を当選させたのか、などについて、5ページにわたって詳報している。(「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年1月30日号)』
 
* * * * *

 まずは、自民党がいかに多額の金銭に頼った選挙を行っているのか、多くの国民に知って欲しいし。もしこの選挙資金が、ウグイス嬢への倍額報酬、選挙支援者への80万円支払いなどに使われていたとしたら大問題なわけで。

 この河井夫妻の諸問題も、もっと追及して行かなければと思うmewなのだった。(@_@。

 THANKS  



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/218.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 枝野氏「合流で決まりと」 野党結集、拒んだ男の心中は<フロントライン・朝日新聞>
枝野氏「合流で決まりと」 野党結集、拒んだ男の心中は
https://digital.asahi.com/articles/ASN1S62WVN1QUTFK03D.html
2020年1月24日 19時30分 フロントライン 朝日新聞


破談 フロントライン

 通常国会が始まった1月20日昼、国会内。立憲民主党の枝野幸男代表は、コンビニで買ったラーメンをすすりながら周りにつぶやいた。「決められないまま、ずるずるやるのは最悪だ」。国会召集前の合流実現を訴えてきた枝野氏は、協議に延長戦はないとの考えを明確にした。

 翌21日午後、立憲の福山哲郎、国民民主党の平野博文の両幹事長が国会内で会談した。党内論議がまとまらない国民の平野氏は継続協議を求めたが、福山氏はこれを拒否。会談後、福山氏は記者団に「とても残念だ」と言葉を詰まらせた。

 枝野氏が国民などに政党合流を呼びかけたのは、臨時国会最終盤の昨年12月6日。国民の玉木雄一郎代表や社民党の又市征治党首らと会談し、「より強力に安倍政権と対峙(たいじ)し、まっとうな政治を取り戻す。ともに戦っていただきたい」と求めた。

 党勢に陰りが見えた昨夏の参院選を経て、立憲は秋からの臨時国会で国民などと統一会派を結成。安倍晋三首相主催の「桜を見る会」の疑惑追及などで行政監視の成果をみせた。その実績を合流につなげ、次の衆院選で政権選択の構図に持ち込む。野党結集の呼びかけには、そんな狙いがあった。


枝野氏は「みんな合流で決まりだと思っていた。一人を除いて」と後に振り返りました。両党合流「破談」の裏舞台は。


 立憲、国民の協議は幹事長間で進み、12月27日には年明けの党首会談で最終協議に入ることで合意した。「立憲民主党」の党名を残し存続政党とする。その方向性が内々で確認され、枝野氏のもとには両党の合流推進派から安堵(あんど)の声が寄せられた。

 「幹事長合意で、関係者はみんな合流で決まりだと思っていた。一人を除いて」。その時の状況を枝野氏は後にそう振り返った。

「新党をつくる」唐突に明かした玉木氏

    ◇

 例外は、枝野氏の呼びかけに当初「方向性は同じ」と応じた玉木氏だった。


出雲大社に参拝し、女性と握手する立憲民主党の枝野幸男代表=2020年1月5日午前11時16分、島根県出雲市、井上昇撮影

 玉木氏は伊勢神宮を参拝した後の1月4日の記者会見で「新党をつくる。党首会談は1回では終わらない」との考えを唐突に明かした。これに対し枝野氏は、出雲大社を5日に参拝した後、記者団に「新党を作るつもりは100%ない。党首会談も2回以上やるつもりはない」と述べ、正面から反論した。

 合流協議は、にわかに党首間対立の様相を帯び始めた。


国民民主党の支持率は1%程度で推移する。知名度アップに向け、党のキャラクター「こくみんうさぎ」をお披露目する玉木雄一郎代表=2019年5月30日午後、国会内

 元々国民内には、昨夏の参院選で立憲と候補者が競合した参院を中心に合流に根強い反対論があった。玉木氏のもとには、党の地方組織や労働組合からも「立憲の地方議員との対立が根深い」「組合員の理解が得られない」といった懸念も寄せられた。「このまま合流を進めれば、党が割れかねない」。玉木氏は徐々に危機感を強めていった。

 7日夜、東京都内の高級ホテルにある和食店で開かれた年明け最初の党首会談は、幹事長が陪席して重苦しい雰囲気で始まった。

 「腹を割って話しましょう」。平野氏が音頭をとり、松阪牛を食べながらの会談は約3時間半に及んだ。だが、踏み込んだ議論には至らず、玉木氏は会談後、「マイナス1合目だ」と述べた。

 枝野、玉木両氏はそれから連日、公式、非公式に対話を重ねた。8日夜は衆院赤坂議員宿舎の応接室で、缶チューハイを1本ずつ空けて約1時間半、秘密裏に意見を交わした。9日夜には都内のホテルで中華料理を食べながら会談に臨んだ。枝野氏はその場で、幹事長間合意に自ら修正を入れた合意案の協議を求めた。国民側が提示した「参院会長選挙の実施」「代表選規定を策定」などに加え、綱領に「保守、リベラルという既存の枠を超え、多くの国民を包摂する」との内容を盛り込む譲歩案だった。

 だが、玉木氏は「『改革中道』を綱領に入れられないか」とさらなる譲歩を求めた。枝野氏は強い拒否感を示した。「社民党まで含めた合流を呼びかけている中で、『改革中道』を盛り込めば誰かを排除することになりかねない」とみたからだ。

 玉木氏は、立憲の党名や原発政策が合流のネックになっているとも主張。枝野氏は「立憲の党名を変えたら、野党全体が沈んでしまう」と述べた。会談は3時間以上続いたが、大きな進展はなかった。


会談に臨む立憲民主党の枝野幸男代表(右から2人目)と国民民主党の玉木雄一郎代表(左から2人目)=2020年1月10日午前10時59分、国会内、岩下毅撮影

「自民党は破談を喜んでいる」

 最後の党首会談は10日午後、国会内で開かれた。3時間弱の会談後、枝野氏は玉木氏と並んで会見し、「党内議論に付すことで一致した」と短く説明。「合意したのか」との記者団の質問を振り切って、その場を後にした。国会開会前の合流は、極めて困難な状況に陥っていた。

    ◇


衆院本会議の開会前、言葉を交わす立憲民主党の枝野幸男代表(右)と国民民主党の玉木雄一郎代表=2020年1月22日午後0時58分、岩下毅撮影

 これ以降、両党首は協議の幕引きに入った。13日夜、玉木氏は国民議員との夕食の席で「枝野さんは結局、1ミリも譲歩しなかった」と強調。15日の党総務会では「対等な合流を求めてきたが、ゼロ回答だった」と報告した。合流を強く求めてきた国民の小沢一郎衆院議員は「もう一度、枝野氏との会談をセットしたい」と玉木氏に面会を求めたが、玉木氏は小沢氏と会おうとしなかった。

 20日夜、国民の両院議員総会では一部の議員が早期合流を求める決議案を採決するよう迫り、反対多数で退けられた。玉木氏は採決を求めた議員に「作戦下手だね」とささやき、記者団に「現時点で合流を決定することが党の意思として否定された」と宣言した。その深夜、玉木氏はラーメンを食べて帰宅。周りに「党を分断しないことが何より大事。僕は一切ぶれなかった」と胸を張った。

    ◇

 「玉木さんが合流反対派を説得する様子は見られなかった。選挙が遠のいたとみたからではないか」。国民の合流推進派は、この間の経緯をそう振り返った。


国民民主党の設立大会で気勢を上げる国会議員や地方議員ら=2018年5月7日午後2時1分、東京都千代田区、飯塚晋一撮影

 政権の不祥事が続いたことで、当面の衆院解散の可能性は低くなったとの観測が与野党内で広がる。立憲が描いたシナリオで合流すれば、ポストや選挙の候補者調整も立憲ペースで進む。そう懸念する国民議員には「様子見が得策」との声も上がっていた。

 玉木氏自身も最近「政党合流は国民に残された唯一のカード。切るときは、大きなうねりを作らねばならない」と、もとより合流に慎重だったと漏らした。

 一方、立憲幹部は「綱領も含め、そもそも国民と大きな違いはない」と語る。旧民主党を源流とする両党ならばきっと分かり合える。そんな一方的な期待が、歩み寄りの幅を狭めた感も否めない。

 野党統一会派に参加する無所属のベテラン議員は「政策や立ち位置などがもろもろ異なるのに、簡単に合流はできない」と話す。

 2017年の旧民進党の分裂で両党に所属する議員はたもとを分かち、その後、2度の国政選挙を戦った。その立場や主張の違いを十分に認めたうえで、1強政治の弊害をただすためにどんな道を歩むべきか。野党に求められるのは、共通の目的に向けた真摯(しんし)な対話と行動ではないのか――。ベテラン議員は「自民党は破談を喜んでいる。『有権者は、またもめ事を起こした野党にうんざりしているぞ』と」と嘆いた。

 22日の衆院本会議で代表質問に立った枝野氏と玉木氏。質問後、合流の失敗について記者団に問われた枝野氏は「私はともに戦う呼びかけをして、ともに戦っている」と淡々と述べた。玉木氏は「国会でともに戦って信頼醸成ができれば、一つになろうという機運が生まれてくる」と語った。

 不協和音をさらけ出した破談から、野党はどこに向かうのか。まずは通常国会での出直しが問われる。(及川綾子、小林豪、寺本大蔵)











http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/219.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 河井案里議員の「安倍マネー1億5千万円」はやっぱり違法! 安倍首相に嫌われた対立候補にはわずか10分の1の金額で「ひどすぎる」と激怒(リテラ)
河井案里議員の「安倍マネー1億5千万円」はやっぱり違法! 安倍首相に嫌われた対立候補にはわずか10分の1の金額で「ひどすぎる」と激怒
https://lite-ra.com/2020/01/post-5222.html
2020.01.24 河井案里議員の「安倍マネー1億5千万円」はやっぱり違法 リテラ

    
    河井案里公式HPより


 公選法違反容疑で強制捜査が入った自民党・河井案里議員と夫である河井克行・前法相に持ち上がった、「安倍マネー1億5000万円」問題。昨年の参院選で広島選挙区から新人候補として自民党から出馬した案里議員の選挙に、なんと自民党本部が1億5000万円も投入していたという疑惑だ。

 昨日おこなわれた参院代表質問では、立憲民主党・福山哲郎議員がこの問題を取り上げ、「考えられない金額。自民党総裁として事実かどうか答えてください」と迫り、「安倍総理の秘書が少なくとも4人、広島の選挙に手伝いに入っていたという報道もあるが、これも事実か」と問いただしたのだが、安倍首相はこの質問をスルーして答弁しなかった。

 なぜ質問に答えられないのか、答えは明白だ。そもそも、これほどの巨額を動かせるのは、自民党でも安倍首相か菅義偉官房長官、二階俊博幹事長しかいない。そして、本サイトで繰り返し言及しているように、この問題の選挙は安倍首相のことを下野時代に「過去の人」呼ばわりした自民党の重鎮・溝手顕正氏を蹴落とすために、2人区の広島選挙区に安倍官邸が主導して案里氏を擁立。福山議員が言及したように、安倍首相は自ら案里氏の応援に駆けつけるだけではなく、地元・山口の安倍事務所の筆頭秘書をはじめ少なくとも4人の秘書を案里氏の選対に送り込んでいたといわれている。

 つまり、選挙を私怨を晴らすために使い、その資金として1億5000万円という異常な巨額を投じていたのだ。実際、溝手陣営が党本部から受けた選挙資金は1500万円だといい、じつに10倍もの差となっている。溝手氏の支援者もテレビ朝日の取材に対して「ひどすぎる」「『新人だから倍』くらいなら許容範囲かもしれないけど『10倍』はおかしい」と憤りをあらわにしていた。

 あまりにも露骨な安倍首相の肩入れぶり──。一方、安倍首相による復讐劇の“刺客”となって当選した案里議員は、昨日、「いただきましたが、違法ではありません」と大見得を切った。

 だが、案里議員がそう抗弁する他方で、この金の流れをめぐっては、公選法247条違反(選挙費用の法定額違反)にあたるのではないかという声もあがっている。

 選挙では各陣営が使う選挙費用については公選法で上限が定められ、上限額は選挙の種類によって異なる固定額と選挙人名簿に登録された有権者数などによって算出される。これは選挙の公平性を担保するためのものだ。法定額を超えて支出すると、出納責任者が3年以下の禁錮又は50万円以下の罰金になり、連座制の適用によって候補者も当選無効となる。

 そして、昨日23日おこなわれた野党合同ヒアリングに出席した総務省の自治行政局選挙部の担当者は、参院広島選挙区の場合、選挙費用の法定上限は「4700万円くらい」と述べた。つまり、自民党本部が投入した1億5000万円の約3分の1だ。

 案里議員は「違法性はない」と言うが、1億5000万円を選挙資金として投入されながら、支出をその3分の1におさめたとは考えにくい。実際、この問題をスクープした23日発売の「週刊文春」(文藝春秋)では、〈異常な「金満選挙」は選挙中から注目を集めていた〉と報じ、1回1500〜2000万円ほどかかるビラのポスティングを公示前から何回もおこなっていたことを自民党の広島県議が証言し、「菅義偉官房長官が演説に来たときは駅から数百メートルにわたって看板が立てられるなど、とにかく物量がケタちがい」とも述べていた。

■河井選対に送り込まれた安倍首相の秘書4人も違法選挙を黙認か

 案里氏の選挙ではすでに車上運動員、いわゆるウグイス嬢に対して法定上限額である日当1万5000円を超える3万円を支払っていたと報道され、このほかにも〈陣営の一員として選挙運動をした男性会社員に対し、約86万円を支払った〉という疑惑も浮上(共同通信2019年12月29日付)。また、案里氏の選対を取り仕切っていたといわれている夫の克行氏が関与するかたちで、複数の選挙運動員に違法な報酬を支払っていたという疑惑を「週刊文春」も伝えている。1億5000万円という巨額資金は、ほかにも違法行為に注ぎ込まれていなかったのか、さらなる追及も必要だろう。

 このような違法性が濃厚な「金満選挙」が、「安倍マネー」である1億5000万円が原資になっていたとしたら、これが大問題であることは言うまでもない。そして、安倍首相の責任は極めて重大だ。前述したように、安倍首相は秘書を最低でも4人も送り込んでおり、違法な選挙実態を知りながら見て見ぬふりをしていた可能性すらある。

 繰り返すが、この問題選挙は安倍首相の私利私欲のための復讐選挙だったのだ。そこで金に物を言わせて運動員を買収し、不当な選挙をおこなわれていたという疑惑にくわえ、その金の出処が安倍自民党だったのである。これはある意味、昨年の参院選や一昨年の総裁選のために「桜を見る会」を使い、税金で地元関係者や地方議員を接待してきたやり方と通底するものだ。金さえあればどうにでもなる──これが安倍首相のやり口ということなのだろう。

(編集部)










http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/220.html

記事 [政治・選挙・NHK269] <極めて特異な政治手法!>「桜を見る会」考 味方なら「いい思い」敵なら「冷や飯」 安倍政治の本質を可視化 内田樹氏(毎日新聞)



「桜を見る会」考
味方なら「いい思い」敵なら「冷や飯」 安倍政治の本質を可視化 内田樹氏
https://mainichi.jp/articles/20200106/k00/00m/040/292000c
毎日新聞 2020年1月7日 07時00分(最終更新 1月14日 10時54分)


思想家の内田樹さん=神戸市東灘区の「凱風館」で2019年12月27日、吉井理記撮影

 2020年を迎えた。「めでたさも中くらいなり」どころか、今年も例の「桜を見る会」の暗雲が永田町を覆いそうである。疑惑は大小、数あれど、せっかくの新春、巨視的に考えたい。思想家の内田樹さん(69)に「戦後日本」「近代市民社会」という文脈でこの問題を読み解いてもらった。【吉井理記/統合デジタル取材センター】

「自民党政治の中でも極めて特異な政治手法」

 ――新年らしい晴れがましいテーマのインタビューをしたかったのですが、残念ながらおめでたくない桜を見る会について、です。

 ◆え。20年はどうなる、とかのインタビューじゃなかったかな。

 ――違います。この「桜」問題、どう見ていますか。

 ◆安倍晋三首相の、戦後日本の自民党政治の中でも極めて特異な政治手法が、この桜を見る会で可視化されたと思います。

 ――というと?

 ◆自民党が長期にわたって与党でいられたのは、イデオロギー政党であるよりは、広範な国民の欲求を受け入れる国民政党を目指してきたからです。できるだけ多くの国民の支持を得たいという希望を捨てたことはない。そのためには、野党とも妥協する。国論を二分するような政策的対立はできるだけ避けようとしてきた。

自民党政治の根底は「国民同士の敵対避ける」信念


所得倍増を訴える演説をする池田勇人氏=大阪市北区の市中央公会堂で1963年9月21日撮影

 ――昨年死去した改憲論者の中曽根康弘元首相も、在任中は改憲論を封印していたことを思い出します。

 ◆自民党の調整型政治の根底にあったのは「国民同士が敵対するような事態は何としても避けなければならない」という信念だったと思います。国民は統合されていなければならない。国論が二分されるような状況が長く続くと、国力は衰微する。戦後日本で国論の分裂が極限に達したのは1960年の日米安全保障条約改定の時です。当時は安倍首相の祖父・岸信介氏が首相。戦後史的にも例外的な事態でした。ですから、その後に登場した池田勇人首相は政治的対立を避け、国民全体が政治的立場にかかわらず共有できる目標として「所得倍増」を掲げたのです。経済成長の受益者には右も左もありませんから。

 ――池田氏によって高度成長のレールを敷き、国民の各界各層からそれなりの支持が集まる国民政党のイメージが形成されました。

 ◆池田政権は60年安保後のとげとげしい空気を鎮めるために「寛容と忍耐」というスローガンを掲げました。異論に対しても寛容であれ、と。岸内閣の下で激しく対立した国民間の和解を説いたのです。そして、池田内閣のこの姿勢は国民に広範に支持された。このような融和的な態度が、自民党が戦後長期にわたって与党であり続けた理由だと思います。それ以後も、自民党政権は国民の一部を「敵」とみなして排除するような態度は自制してきました。ところが、ここに安倍晋三政権が登場した。


日米安全保障条約の調印を終え羽田空港に帰着、メッセージを発表する岸信介首相(中央、当時)=羽田空港で1960年1月24日撮影

安倍政権は「意図的に国民を分断することで政権の浮揚力を得ている」

 ――安倍政権はそれまでと違う、と。

 ◆まったく違います。郵政民営化を強行した小泉純一郎政権は対話的な政治家とは言えませんでしたが、圧倒的な支持率がバックにあった。だから、国の根幹にかかわる変更を断行したにもかかわらず、それが国論を二分するというかたちにはならなかったのです。安倍政権が小泉氏らと決定的に違うのは、国論を二分し、意図的に国民を分断することで政権の浮揚力を得ているという点です。今の小選挙区比例代表並立制という選挙制度なら、有権者の30%のコアな支持層を固めていれば、残り70%の有権者が反対する政策を断行しても、政権は維持できることが分かったからです。

 ――なるべく国民の多くの、というそれまでの自民党のテーゼとは全く違いますね。

 ◆そういうことです。これまでの自民党政権はウイングを広げて、支持者を増やすことが政権安定の基本だと考えていた。でも、安倍政権は違います。この政権は支持者を減らすことをいとわないからです。70%の有権者が反対している政策でも、コアな支持層が賛成するなら強行する。味方を厚遇し、喜ばせ、政敵の要求には「ゼロ回答」で応じる。そういうことを繰り返すうちに、有権者たちは「自分たちが何をしても政治は変わらない」という無力感に侵されるようになった。その結果、有権者の50%が投票所に行く意欲を失った。低投票率になれば、コアな支持層を持つ自民党が圧勝するということが過去7年で繰り返されてきた。


「桜を見る会」で招待者にあいさつして回る安倍晋三首相。公費で開かれた会には大勢の支援者が招かれた=東京都新宿区の新宿御苑で2017年4月15日、竹内紀臣撮影

「縁故政治は国民を敵と味方に二分する」

 ――なるほど。だんだん見えてきました。桜を見る会では、公費で開かれる行事に、自分の支持者・後援者を招いていたことが判明した。コア支持層を厚遇したということですが、森友・加計学園問題でも、縁故政治のような行政の私物化が疑われています。

 ◆そうです。安倍政権は意図的に縁故政治を行っているわけですけれど、それが倫理の問題ではないことに注意すべきです。

 ――単純に「長期政権のおごり」とか「緩み」とだけ分析するのは間違いだ、と?

 ◆単なる「おごり」や「緩み」ではありません。縁故政治は日本国民を敵と味方に二分するために意図的に仕組まれていると思います。味方になれば「いい思い」ができ、敵に回れば「冷や飯を食わされている」。そういう分かりやすい仕組みを安倍官邸は作り上げた。それが続けば、「どうせなら、いい思いをする側につきたい」という人も出てくるし、冷や飯を食わされている側は次第に無力感に侵される。

 ――形式的には選挙を経ていても、政権中枢やその周辺、エリート党員だけが特権を享受できるどこかの独裁国家のようです。

 ◆僕の知る限り、過去の自民党にはここまで露骨に味方の縁故政治を行い、敵を排除した政治家はいません。スペインの哲学者、オルテガ・イ・ガセットが書いているようにデモクラシーというのは「敵と共生する、反対者とともに統治する」ことが本義ですが、安倍政権は反対者は決して統治機構に加えないという「反民主主義」を実践して、結果的にそれが政権を安定させた。


思想家の内田樹さん=神戸市東灘区の「凱風館」で2019年12月27日、吉井理記撮影

「50%が棄権してくれるなら、半永久的に権力を握り続けられる」

 ――世論調査では支持政党に自民党を挙げる人はだいだい30%、昨年の参院選では、比例で自民党に投票したのは有権者の17%ほどでした。

 ◆それでも今の選挙制度で、有権者の50%が棄権してくれるなら、半永久的に権力を握り続けられるんです。だから、30%のコアな支持層だけを気遣う政治をしていればいい。第1次政権(06〜07年)で失敗したのは、あちこちに「いい顔」をしようとしたせいです。その失敗から学んだのが、敵と味方を切り分けて、味方はちやほやする、敵はたたくという反民主的な手法です。

 ――日本だけの出来事とも思えません。

 ◆世界的に見て、デモクラシーは危機にひんしています。日本だけではありません。トランプ氏の米国も、プーチン氏のロシアも、習近平氏の中国も、エルドアン氏のトルコも……。どこでも国民を敵味方に分断することを恐れない政治家が成功を収めている。健全な民主主義が機能している国を見つけるほうが難しいくらいです。

「国家も株式会社と同じようにすればいいと考える人が増えてきた」

 ――背景にあるのは?

 ◆経済のグローバル化が進み、国民国家が解体過程に入っていることです。多様な政治的立場をそれぞれが参酌し、全員が同程度に不満足であるあたりを「落としどころ」にするというのがデモクラシーの骨法ですが、そんな手間のかかることはもう誰もやりたがらない。変化の激しい時代ですから、合意形成に時間をかけたくないのです。それよりは誰か1人に権限を丸投げして、その人に決めてもらえばいい。そういうふうに考える人が増えてきた。国家も株式会社と同じように経営すればいい、と。最高経営責任者(CEO)が経営方針を決め、従業員はそれに従う。トップに逆らうものは排除され、イエスマンが重用され、経営の適否はマーケットが判断する。そういう「株式会社みたいな仕組み」が最も効率的で、合理的だと信じる人たちが市民のマジョリティーを占めるようになった。そんな社会にはデモクラシーが生き延びるチャンスはありません。


安倍政権の退陣を求めて国会前に集まった人たち=東京都千代田区で2018年4月14日午後5時23分、丸山博撮影

 ――私たちも桜を見る会の問題を指摘すると、「いつまで『桜』をやっているんだ」とか「ほかにもっと大事なものがある」といった批判、時には「サヨク」とか「反日」という罵倒めいた言葉を投げられる時があります。

 ◆そうだと思います。今の日本人の多くは、生まれてから一度も民主主義的に運営されている組織に身を置いたことがないからです。家庭も学校も部活もバイト先も、彼らが知っているのは非民主的なトップダウン型の組織だけです。だから、CEOなどトップが従業員に何ひとつ諮らずにすべてを決定する仕組みに対して、さしたる違和感がない。だから、安倍首相のやり方を見ても「うちの社長と別にやっていることは変わらない」という感想しか持たないのでしょう。社長に黙って従うのが当然だと考えるように、権力者を批判することは「越権行為」だと思っている。一介の市民が首相や大臣相手に文句を言うのは「分際をわきまえない許されざる不敬な行為」だと思っているのでしょう。

「首相は自分の支持者と勝利を祝う『祝賀イベント』と思っていた」

 ――首相はCEOのような立ち位置にいるから、一市民が文句を言うのはおかしい、黙って自分の「分」に収まってろ、ですか。従順というか……。

 ◆思っている以上にそういう人が増えてきたように思います。だから今回の桜を見る会のように、権力者が公金を使った行事に自分の支持者を招待し、供応することがどうして悪いのか、分からない。権力者は努力してその立場にいるのだから、好きにすればいいと思っている人が少なからず存在する。そういう人たちが自分のことを「リアリスト」だと思っている社会ですから、国力がここまで衰微するのも当たり前だと思います。


インタビューに応じる内田樹さん=神戸市東灘区の「凱風館」で2019年12月27日、吉井理記撮影

 ――確かに「総理主催の行事なんだから誰を招くかは総理の自由だ」という声もありました。

 ◆昨年の桜を見る会のあいさつで、安倍氏は「皆さんとともに政権を奪還して7回目の『桜を見る会』」と言いました。本来なら自分とは政治的立場が違う人たちも多数招かれているはずなのに、その可能性を勘定に入れていない。首相はこの集まりを自分の支持者たちと選挙の勝利を祝う「祝賀イベント」だと思っていたのではないでしょうか。公人は反対者を含む集団全体を代表しなければならないという政治の基本が分かっていない。

「『反対者との気まずい共生』がデモクラシーの本質」

 ――「みなさん」と「『みなさん』ではない人たち」の二者択一しかない。

 ◆安倍首相は株式会社の経営者のやり方を国政に適用したという点で画期的だったと思います。経営者の目標は当期利益を上げ、株価を維持することです。時価総額を高めることが株式会社の存在目的だからです。安倍政権は株価維持に全力を尽くしてきましたが、それは株価が下がらない限り、職を失うことはないということを知っているからです。

 ――しかし?

 ◆ここに落とし穴があるんです。会社が潰れても、株券が紙くずになるだけです。従業員は他の職場を探せばいい。その会社がやっていた仕事も、他の会社が代替するでしょう。でも国は、そうはいかない。潰れたらおしまいです。代わりの国をどこかから持ってくることはできませんし、国民にはこの国土以外に行くところがない。株式会社の目標は利益を上げることですが、国民国家の目標は存続することです。日本列島に住む1億2600万人が、とにかく食えるようにすること、国土と国富を守り、次代に受け渡すこと。国の存在理由は尽きるところそれだけです。あらゆる政策は「それは日本国民が食えて、尊厳を持って生活することの存続に役立つかどうか」を基準に適否を判断すべきであって、それ以外のことはどうでもいいんです。


東京都議選で自民党候補者への支持を訴える安倍晋三首相。「こんな人たちに負けるわけにはいかない」という発言も飛び出した=東京都千代田区のJR秋葉原駅前で2017年7月1日午後5時3分、藤井達也撮影

  ――株式会社の仕組みを国に持ち込むのはあり得ない、と。でも会社のCEOと従業員の分断のように、安倍政権や支持する人たちと、政権に懐疑的であったり、批判したりする人たちの間には、すでに埋めがたい分断があるように思えます。永田町の住人には想像もつかないくらいに……。

 ◆そう。そこをどう橋渡しするか。僕も安倍政権について、いろいろ批判する。すると「要するにあなたは安倍さんが嫌いなだけでしょ」といった反応が返ってくる。「敵だから批判する」というふうにしか考えない。逆もまたしかり。選挙で野党候補の応援演説をすることがあるんですが、ぼそぼそと「反対者とともに統治する」というようなことを言っても聴衆は盛り上がらない。でも「安倍政権を打倒しよう」というようなシンプルなことを言うと、一気に盛り上がる。話を単純な敵味方の対立に落とし込むとウケる。でも、「敵を倒せ」はデモクラシーじゃない。

 ――デモクラシーは、反対者をも包摂していかなければならない。

 ◆そうです。和解なくして、デモクラシーは成り立たない。「反対者との気まずい共生」がデモクラシーの本質なんです。立憲デモクラシーは、王制や貴族制などより政体として出来がいいと僕は思っていますから、何とかしてこれを守りたい。でも、分は悪いんです。刃物を振り回している人をハグするようなものです。「敵対も分断も辞さず」と言っている人たちに「そういうことをすると国力が衰微しますから、何とか仲良くやりましょうよ」とお誘いするのですから、まことに迫力がない。でも、デモクラシーが生き延びるためには、「デモクラシーなんか要らない」という人たちとも手を携えてゆくしかない。これこそ「寛容と忍耐」かもしれませんね。

うちだ・たつる
 神戸女学院大名誉教授。1950年東京生まれ。東京大文学部卒、東京都立大大学院修了。武道家(合気道)の顔もあり、神戸市の自宅に道場兼学館「凱風館」を開いている。近著に「生きづらさについて考える」(毎日新聞出版)、「そのうちなんとかなるだろう」(マガジンハウス)など。




http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/221.html

記事 [政治・選挙・NHK269] <首相答弁 問題は中身よりも幼児性>野党を揶揄、責任押し付け、オレ様気取り 支持率が下がればガクッといく(日刊ゲンダイ)






また野党を揶揄の首相答弁 任期の長さとは反比例の幼児性
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/268071
2020/01/24 日刊ゲンダイ


悪辣がエスカレート(C)日刊ゲンダイ

 通常国会がようやく始まり、衆参両院で23日まで2日間にわたって代表質問が行われた。積み上がる疑惑から逃げ回り、51日ぶりに国会答弁に立った安倍首相の発言の空疎なことと言ったらなかった。老眼鏡をかけて手元のペーパーに始終目を落とし、官僚作文を棒読み。安倍が疑惑のド真ん中にいる首相主催の「桜を見る会」をめぐる公金私物化問題、成長戦略の柱に掲げるIR(カジノを含む統合型リゾート施設)を舞台にしたカジノ汚職、2閣僚辞任に関する説明責任。野党の厳しい追及にマトモに答えようとしなかった。

 桜疑惑の招待者名簿の再調査については「調査で廃棄を確認。改めて調査を指示することは考えていない」とし、ホテルニューオータニで破格の会費5000円で催された前夜祭の明細書開示は「ホテルは公開を前提としての資料提供に応じかねるとのこと」。招待者名簿が公文書管理法で義務付けられた管理簿にも、政府ガイドラインで定められた廃棄簿にも未記載だった問題を受け、内閣府の歴代人事課長6人を厳重注意処分にして幕を引こうとしている。それでいて、いまだに民主党政権を当てこすりだ。2011〜17年分の管理簿未記載は「両年(11年と12年)の措置を前例として漫然と引き継いだ」と釈明し、民主党政権の対応が未記載の発端だったというのだ。官僚のせい、ホテルのせい、野党のせい。透けて見えるのは異常なほどの自己愛、敵への攻撃性、自己中心の論理。そこからは軽さ、品のなさ、薄っぺらさが滲み出ている。

ムキになり「指摘はまーったくあたりません!」

 IR担当の内閣府副大臣だった衆院議員の秋元司容疑者の逮捕については、「捜査に影響する可能性があり、詳細なコメントを控える」。昨年7月の参院選をめぐる公選法違反疑惑で広島地検の捜査対象となっている河井克行前法相と妻の案里参院議員の件は、「捜査に関する事柄については答えを控える」といった具合だ。

 耳タコ答弁を崩したのは、23日の衆院本会議での共産党の志位委員長による質問だった。自衛隊の中東派遣をめぐり、「安倍政権の対応は米国の『お先棒担ぎ』そのものだ」と批判。すると、安倍は「米国のお先棒を担いでいるとの指摘はまーったくあたりません!」とムキになって反論した。齢65、一国を背負って立つトップの子供じみた言動にはア然とするほかない。野党を揶揄し、責任を押し付け、この期に及んでもオレ様気取り。もはや首相答弁の問題は、中身よりもその幼児性にあるのではないか。


「ポスト安倍」から強制排除(C)日刊ゲンダイ

言動は「子供の言い合い論理」と専門家

 臨床心理士の矢幡洋氏が言う。

「安倍首相の言動は子供の言い合い論理に近いものを感じます。悪さを注意された子供が〈オマエだってやってるじゃないか!〉と筋違いの反論をすることがある。指摘された事実に焦点を当てず、論点をズラしてごまかそうとするのです。こうした傾向は自己愛性パーソナリティー障害の特徴と合致します」

 医学事典によると、自己愛性パーソナリティー障害には、誇大性、称賛への欲求、共感欠如の持続的パターンが認められるという。具体的な診断基準はこうだ。▼自分の重要性および才能についての誇大な、根拠のない感覚▼途方もない業績、影響力、権力、知能、美しさ、または無欠の恋という空想にとらわれている▼自分が特別かつ独特であり、最も優れた人々とのみ付き合うべきであると信じている▼無条件に称賛されたいという欲求▼特権意識▼目標を達成するために他者を利用する▼共感の欠如▼他者への嫉妬および他者が自分を嫉妬していると信じている▼傲慢、横柄――。

 驚くほど、安倍の人格と一致する。

「自己評価が非常に高く、自分をおとしめるような事実を受け入れようとしないのが特徴です。不都合な事実を突きつけられると、自分以外の外部のせいにして責任転嫁することが多い。自分のプライドを守ることが主目的で、言い合いに負けたくない心理が先に立つ。ですから、事実に基づく議論は成立しません。自己愛型の人は政治家として危うい。折れるべきところで折れないので、周りにイエスマンしか残らなくなります」(矢幡洋氏=前出)

 ちなみに、人口の0・5%が自己愛性パーソナリティー障害を有していると推定されていて、女性よりも男性に多いという。

支持率が下がればガクッといく

 安倍の任期は7年を超え、昨年11月20日に通算在職日数で戦前の桂太郎を抜き、憲政史上最長となった。自民党総裁任期は21年9月まで。東京五輪後の8月24日まで政権を維持すれば、連続在職記録でも大叔父の佐藤栄作を抜いて単独1位に躍り出る。その任期の長さを考えれば愕然とする人品骨柄だ。

 安倍に関する著書もある政治評論家の野上忠興氏はこう言う。

「養育係の久保ウメさんは幼少期の安倍首相について、〈自己主張、自我が人一倍強い〉〈わがまま勝手で、こうと言ったらテコでも動かず、すねやすい〉と言っていました。夏休み最終日に〈宿題は終えたの?〉と聞くと、〈うん、やった〉と答えるのに、実際は全く手つかず。ウメさんが徹夜をして左手で仕上げたそうです。祖父は岸信介元首相。両親は外相を務めた安倍晋太郎氏と、岸の長女の洋子さん。政治家の家庭に生まれたため、多感な時期に両親が不在なことが多く、その寂しさからオレはオレなりにやっているんだと開き直るようになったようです。攻めに強く守りに弱い政治スタイルは、謝ることが嫌だから。自分がかわいすぎて、指弾されることに我慢ならない。再登板以降、言行不一致のその場しのぎがあまりにも目立ちます」

 こういう首相だからこそ、周囲をオトモダチで固め、批判を決して許さず、ライバルを徹底的に潰し、ここまでやってきたのだろう。

 大学入試改革をめぐる「身の丈」発言で大炎上した萩生田文科相も、経産相時代に安倍の意を受けて韓国叩きに鼻息が荒かった世耕参院幹事長もオトモダチ。その結果、日韓関係は戦後最悪に陥り、19年の貿易統計(速報)で対韓輸出額は12・9%減の5兆441億円に縮小。全体の貿易収支は1兆6438億円の赤字で、2年連続の赤字となった。公選法違反疑惑の河井克行もアベ応援団のひとりだ。12年の自民党総裁選で克行が鳩山邦夫氏(故人)を説得し、鳩山主宰の「きさらぎ会」を安倍支持でまとめた。案里が初出馬した選挙戦では、党本部が案里陣営に1億5000万円を支給する超VIP待遇。その2カ月後に克行は初入閣した。

 一方、官邸主導で擁立した案里の滑り込み当選のあおりを受け、落選の憂き目に遭ったのが溝手顕正前参院議員だ。第1次安倍内閣で防災担当相を務めながら、野党時代に安倍を「過去の人」と評し、首相再登板を公然と批判。恨み骨髄の安倍は溝手の参院議長就任の芽を摘み取り、国会からも追い出した。ここにきてポスト安倍に再浮上するライバルの石破茂元幹事長に対する冷遇もあからさまだ。年末に収録されたBS番組で「ポスト安倍」の候補として岸田文雄政調会長、茂木外相、菅官房長官、加藤厚労相に言及。「ぜひ競い合いながら、自民党にはたくさんの人物がいると国民に思っていただけたら」とか言っていたが、世論の支持が最もアツい石破は論外だといわば公言したわけである。

「世論調査では桜疑惑の政府説明に7割が納得せず、IR整備に6割が反対しているのに、内閣支持率がガタ落ちすることはない。〈他に適当な人がいない〉という消極的選択と野党の体たらくの結果ですが、果たして本当にそうなのか。安倍首相は〈政治は結果だ〉と言いますが、これまでどんな結果を出したのでしょうか。内閣の最重要課題に掲げる北朝鮮による拉致問題は解決の見通しが立たず、北方領土返還はむしろ遠のいている。戦後最長の景気拡大を喧伝していますが、経済指標は景気後退を示唆しています。安倍首相が唯一のよりどころとする支持率が下がればガクッといく」(野上忠興氏=前出)

 消極的支持を積極的不支持に変える潮目にきている。

【写真特集】第201回通常国会が開会 雲隠れの自民3人衆が公の場へ







 



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/222.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 宏池会リーダーは林芳正か<本澤二郎の「日本の風景」(3575)<保守本流の伝統を継承する反清和会の旗手>
宏池会リーダーは林芳正か<本澤二郎の「日本の風景」(3575)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/23222674.html
2020年01月25日 jlj0011のblog


<保守本流の伝統を継承する反清和会の旗手>

 中国・北京の春節元日は静かだ。故郷組や海外旅行組で車の量が減少しているうえ、人込みでの買い物もできない。新型肺炎の対応の遅れで、市民の怒りも大きい。どうやら武漢市政府の隠ぺいが原因らしい。

 かくして大晦日の24日も家から一歩も出歩かなかった。ただ元日の25日に東京の正夢をみた。野党の対応も関係しているのだが、自民党保守本流・宏池会の指導者が、悪しき安倍政治をとことん知悉している、今は参院議員の林芳正である。

 芳正が正確な名前だとすると、大平正芳3代会長と名前がそっくりではないか。大平や宮澤喜一の後継者は、林義郎の実子・芳正がいい。自民党を極右一本にまとめ上げた安倍・日本会議の対抗馬は、反破憲のリベラリストの林になる。春節元日の正夢である。

<いずれ安倍の選挙区・下関から出馬がする!>

 山本太郎が次期総選挙で、安倍の地元から出馬すれば、安倍をひっくり返すだろう。京都市長選挙結果が楽しみであるが、そうならなければ、林が下関を抑え込む。

 昨日、毎日新聞の下関ルポをネットで読んだせいかもしれない。

 安倍・日本会議の時代は、まもなく幕を下ろす。日本でも司法改革が具体化すれば、安倍犯罪を法務検察が捜査することになるだろう。

 東芝財閥の粉飾や東京電力の首脳部にも、捜査のメスを入れるだろう。

 ポスト安倍を、そんな国民のための政府を誕生させたい。韓国だけではない。どこの国の国民もそうしているのだから。甘い夢と批判されるだろうが、歴史はじっとしていない。

<安倍・日本会議の「桜」を散らせる本命>

 安倍と麻生にとことん操られた現在の宏池会会長の岸田文雄は、その地位を林に譲るといい。男ならそうする。林が岸田の無念を晴らすだろう。

 林とは、一度しか会っていないが、父親よりもシンが強いと感じていた。派内の関係者もそうではないか。

 加藤紘一が、清和会の攻勢に敗れてしまい、宏池会の伝統は、岸田の時代で消えてしまった。

 林の役目は、安倍・日本会議の戦前派・ゾンビ政治に、トドメを刺すことである。宏池会が林擁立に動けば、右翼化した国民を正常に戻せるだろう。安倍の、枯れ切った「桜」を散らせるだろう。

 石破茂に出来ないことである。林なら可能である。ことと次第によっては、健全野党との連携も可能である。消費税5%の経済重視路線にすれば、山本とも共闘を組むこともできるだろう。

<伝統のリベラルの旗を高く掲げよ!>

 筆者は70年代のころ、よく黒金泰美の部屋に行った。黒金は、宏池会初代会長の池田勇人内閣の女房役・官房長官を歴任した、東京帝大の金時計組である。

 前尾繁三郎を支援しながら、宮澤の内閣を夢見ていた。宮澤について「彼は英語をポンポン使い過ぎて、仲間から嫌われていて困りますよ」と嘆いたものだ。

 宏池会・保守本流の意味を質すと、彼は「それは民意を重視する政治。国民の声を政治に生かすことに尽きます」と丁寧に答えてくれた。

 政界を引退した後、酒の組合のような組織に、用がないのに出勤、部屋を覗くと、分厚い全集を読んでいた。品格のない安倍とは、天地の開きがあった。

 一度、世田谷の自宅に昼間押しかけると、庭の草取りに専念していた。

<国民の声を政治に反映する保守本流>

 A級戦犯の岸の政治を、保守傍流と決めつけて、右翼や入れ墨やくざを寄せ付けなかった宏池会である。児玉誉士夫や笹川良一といった右翼やくざとの関係を、一切許さなかった。

 宏池会には、犯罪歴のある右翼・入れ墨やくざはいなかった。筆者の政治記者20年の取材結果である。読売のナベツネのような足跡を、宏池会担当記者からは、想定もできない。

 保守本流の宏池会の中興の祖を、林に期待したい。春節元日の正夢である。

https://mainichi.jp/senkyo/articles/20200122/k00/00m/010/274000c

2020年1月25日旧暦元日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

関連記事
<どろっどろ、凄いわ!>首相の地元を歩く 「安倍か林か選べ」 下関で苛烈な自民の政争 「桜」前夜祭の参加者倍増を招いた市長選/前編(毎日新聞)
http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/190.html




http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/223.html

記事 [政治・選挙・NHK269] また「民主党も」発言…いつまであの人を有難がって使う? 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」(日刊ゲンダイ)
   


また「民主党も」発言…いつまであの人を有難がって使う? 室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/268038
2020/01/24 日刊ゲンダイ


だから民主党政権時の2011、12年は催されていないんですけど(「桜を見る会」での安倍首相夫妻)/(C)日刊ゲンダイ

「人事課長レベルでやってたんですよ。これは2011年からはじまっているんですね」(田崎史郎・政治記者)

 これは1月20日のモーニングショーでの田崎氏の言葉。なにについてかっていうと、「桜を見る会」の招待者名簿を、行政文書ファイル管理簿や廃棄簿に記載していなかったことについて。政府が当時、内閣府大臣官房人事課長だった5人らを厳重注意処分にすると発表したからな。テレビでいっていたが、厳重注意処分って、夏のボーナスが30%カットなのだという。

 ケッ。あの方からボーナス30%+αで袖の下で金渡され、それで終わりか? そう思っちゃう。世間のみんなが忘れた頃に、功労賞扱いでちゃっかり出世も約束されていたりして。ここまでの流れで、そう思ってる人は多いだろう。内閣府官房人事課長らがなんのために不正を働いたかというと、あの方を庇う以外理由はないもん。

 しかし、前出の田崎氏は違う。

「人事課長がいいかげんなことをやったんだと思う。(中略)5人ずっと。役人が優秀だと思ってるのが間違い。」

 あの方を庇うための必死のパッチで官僚デスり。内閣府の課長は財務省とは違って優秀じゃない、といっていた。

「(招待者名簿がないこと)これは2011年からはじまってるんです。つまり民主党政権から」

 出ました「民主党も」。あの〜、2011年と2012年は「桜を見る会」は開かれてないんですけど。それに当時の民主党にも悪いことがあったなら、それも罰すればいい。田崎氏がいうように、だからあの方は悪くない、ということにはならん。

 それにしても、テレビはいつまでこの人を有難がって使うのか? この人、「桜の会」の招待者でも問題になったジャパンライフの広告をやってたり。芸能人の不倫や闇営業より、詐欺師に加担のが問題じゃね?



室井佑月 作家
1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。


















http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/224.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 安倍「大変申し訳ない」膿の元凶のいつもの口先だけの謝罪は聞き飽きた(まるこ姫の独り言)
安倍「大変申し訳ない」膿の元凶のいつもの口先だけの謝罪は聞き飽きた
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2020/01/post-60bf0d.html
2020.01.25 まるこ姫の独り言


安倍首相は外見は65才だが精神や知能・知識は未だ子供のままだ。

通常国会が開かれたが、参議院の代表質問でまた自身の不祥事を他者のせいにした答弁をしている。

懲りない奴だ。

首相「大変申し訳ない」 “桜”“IR汚職”等で
       1/24(金) 21:53配信  Fuji News Network

>安倍首相は、24日の参議院での代表質問で、IR(統合型リゾート)事業に絡む汚職事件や、「桜を見る会」の問題など、政権の一連の不祥事について、「大変申し訳なく思っている」と陳謝した。

>「国会審議において、ご指摘のようなテーマに議論が集中し、大切な審議時間が政策論争以外に多く割かれてしまっている状況については、国民の皆さま、納税者の皆さまに大変申し訳なく思っている」


申し訳ないと心から思うなら、安倍首相側の資料を出せばすぐに解決する。

それをああでもない、こうでもないと問題を長引かせてきたのはすべてが安倍政権のせいだ。

自分達の税金私物化を隠すために、どれだけの時間が無駄になったと思っているのか。

汚職事件があったらそれに対する審議は当然の事だ。

なぜIR事業に絡む汚職が発生したのか、国会で追及するのは当たり前のことだ。

安倍政権の推進して来た屋台骨・土台が崩れているのに、新しい政策も何もないだろうに。

これも、IR疑惑への審議も政策論争と言えば政策論争の一つだとも言えるし。

そして政策論争だけがすべてではないし、はっきり言えば、安倍とは政策論争などできない。

自分の言葉で語る事と言えば、ヤジと的外れにキレるときだけで、後は官僚の書いた原稿を読み上げるだけ。

原稿読みがすべてだから、質問者の質問とは違った的外れな答弁になる。
何故すれ違いになるのかと言えば、自分の言葉ではなく原稿読みだからとしか言いようがない。

しかし7年もやって来てなぜ自分の言葉で語れないのだろう。

どんなアホでも7年もの実績があれば、国づくりに対してのグランドデザインを描けると思うが。

「桜を見る会」は安倍政権の体質の集大成だ。

この「桜を見る会」に安倍政権の体質が凝縮していると言っても過言ではないだろう。

これを論じなくて何を論じるのだ。

安倍首相の政権維持の為に、我々の血税が使われてきた。

税金を私物化されてきたのだ。


しかも「大切な審議時間が政策論争以外に多く割かれてしまっている状況」と言うが、だったらなぜ、昨年国会を延長しなかったのか。

延長して審議時間を挽回する手立てはいくらでもあった。

それから逃げてきたのが政権与党だ。


安倍首相は、「桜を見る会」の審議時間云々を言うが、実は国会での審議時間は微々たるものだった。

国会の審議時間全体で「桜を見る会」が占めるのは、わずか2.8%です。
                    2019/12/20 選挙ドットコム

テレビのワイドショーやニュースで取り上げるから、いかにも審議時間が多いと勘違いする人がいるのかもしれないが、実はたったの2・8%

安倍首相はそれを悪利用して、いかにも「桜を見る会」に議論が集中して他の政策論争ができなかったとの印象操作をしている。

この人の場合、「手柄は自分、悪いのは他者」が、生きるよすがのような人間だから、国会においてはすべて民主党政権のせい、野党のせいに責任転嫁。

安倍首相の手口は見飽きた・聞き飽きた。うんざりだ。

7年も同じ手口で行けば、どんなアホな人でもそろそろ気付いて来ると思うが。




http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/225.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 嘘と言い訳、味方と敵の区別、自己弁護と他者攻撃性をもつ首相は下ろすしかない。(かっちの言い分)
嘘と言い訳、味方と敵の区別、自己弁護と他者攻撃性をもつ首相は下ろすしかない。
https://31634308.at.webry.info/202001/article_21.html?1579955710


今頃気づいたかと言う人がたくさんいると思うが、最近安倍首相のますます性格の悪さに驚かされる。今や神も恐れぬ無法地帯である。国会の本会議での質問で、「桜」の皇居に集めた安倍後援会の人たちのツアーは「私の事務所によれば、希望する方に旅行会社の紹介等を行っていたが、ツアー自体の主催企画はあくまで旅行会社だった」と述べたのだ。このツアーはまるで旅行会社が勝手にやったと言いたいたようである。これが世の中で立派に通る言い訳と思っていることだ。

こんな親分のお気に入りの議員が河井氏と妻の安里である。この安里の選挙資金に1億5千万円の政治資金が渡されたという。この資金が政治資金の税金から支払われていれば大問題である。こんな大金は首相か幹事長の判断しかないようだ。本人もそのお金を認めた。選挙対抗馬は同じ自民の岸田派の溝手顕正と一騎打ちを演じた。溝手氏に従来通り1500万円しか出さなかったという。こういう差別をあからさまに行う。自分に近いものには手厚く。自分に歯向かうものは徹底して冷遇する。

伊藤詩織を強姦した安倍友山口の逮捕執行を直前で止めたのもあり得ない行為である。加計、森友もその典型。最たるものは、街頭演説で「あんな人たちに負けるわけにはいかない」と言ったことだ。日本の国には「あんた」人たちが半分以上いる。日本全体の代表者が国民の半分に向かって「あんな」人たちと敵意丸出し差別、区別する思想は政治家として失格である。


「官邸近ければ優遇か」案里氏に1.5億円、自民内反発
https://www.asahi.com/articles/ASN1S6SQGN1SUTFK00X.html
2020年1月25日
 自民党の河井案里参院議員(広島選挙区)の陣営が昨年7月の参院選で、党本部から1億5千万円の資金を受け取った問題で、党内に疑問や反発の声が広がっている。安倍晋三首相や菅義偉官房長官の全面支援を受けただけに、過度な優遇があったとの恨み節も漏れ、批判の矛先が首相官邸に向かい始めている。
 案里氏は23日、自身と夫で前法相の克行氏(衆院広島3区)がそれぞれ代表を務める党支部が党本部から計1億5千万円の資金を受領したと同日発売の週刊文春が報じたことを記者団に問われ、「私の政治資金収支報告書でしっかり記載する。不正はない」と述べ、受領を認めた。
 複数の参院議員によると、昨年の参院選で党本部が候補者に提供した資金は、同じ広島選挙区で公認された岸田派重鎮の溝手顕正・元防災担当相らを含め1500万円ほど。相場の10倍の資金を案里氏が受け取っていた計算になる。しかも現職だった溝手氏と確執があった安倍首相が、菅官房長官らとともに案里氏を擁立して全面支援。結果は溝手氏が次点で敗れ、案里氏が当選した。
 おさまらないのは岸田派だ。「ポスト安倍」をうかがう岸田文雄政調会長は地元広島で溝手氏が落選し、1人区でも同派所属の現職が落選したことで、政治的にダメージを受けた。岸田派中堅の衆院議員は「溝手さんの10倍。党のカネの使い方としていいのか」と憤る。別の衆院議員は「不公平だ。接戦で負けた他の1人区でなぜ使わなかったのか」と指摘した。

http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/226.html

記事 [政治・選挙・NHK269] WHOの緊急事態でない、という判断を訝る。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2020/01/who_25.html
1月 25, 2020 日々雑感(My impressions daily)

<新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中国当局は流行の中心地・湖北(Hubei)省の武漢(Wuhan)市内に、感染者の治療に特化した病院を新設している。建設期間はわずか10日間で、来月3日には病院施設が稼働する見通しだ。中国国営メディアが24日、報じた。

 新型ウイルスによる肺炎では、これまでに中国国内で少なくとも26人が死亡し、感染者は830人を超えた。流行を食い止めるため、武漢をはじめとする複数の都市で交通遮断措置が取られ、合わせて4100万人が移動制限の影響を受けている。

 中国中央テレビ(CCTV)は、武漢市内の建設現場でショベルカーやトラック数十台が稼働しいている映像を紹介した。新華社(Xinhua)通信によると、2万5000平方メートルの敷地にベッド数1000床の病院を建設中だという。

 建設作業は、新型肺炎の流行が拡大し、対応指定された病院のベッド数の不足が伝えられる中で開始された。

 中国は2003年に重症急性呼吸器症候群(SARS)の感染者が急増した際にも、北京郊外にわずか1週間で新病院を建設して対応した例がある。新華社によると、武漢の新病院の施設も、北京の「小湯山医院(Xiaotangshan Hospital)」をモデルにして建設しているという>(以上「AFP」より引用)


 武漢で新型コロナウイルスの感染拡大を受け、市内に、感染者の治療に特化した病院を新設している、という。建設期間はわずか10日間で、来月3日には病院施設が稼働する見通しだというから驚きだ。

 なんでも早ければ良いというものではない。新型コロナウイルスの感染患者を収容するには「隔離病棟」が必要だが、僅か10日で1000床の病院を建てる、とは余りに乱暴だ。給排水や気密病棟や空気循環装置や各種医療設備などが間に合うのだろうか。第一、コンクリートが固まる時間だって必要ではないか。

 なぜ普段から人口に見合った十分な医療施設が充足されてないのだろうか。世界第二位の経済大国にして、この現状は未開の後進国のあり様そのものではないだろうか。

 世界保健機構WHOは中国での新型コロナウイルスの感染拡大に関して、緊急事態ではない、との判断を下したが、余りに無能というべきではないだろうか。本当に拡大してから緊急事態宣言を下しても遅いことを彼らは知らないのだろうか。それは中共政府の公衆衛生に対する認識と大差ない。

 パンデミックが起きてから緊急事態を宣言しても遅い。パンデミックが起きる予兆が少しでもあれば緊急事態を宣言して、中国からの渡航者を封じ込め、中国への渡航を禁止する措置を取るべきだ。今はまさにその事態にある。

 中共政府はパンデミックを武漢市とその周辺で止めるべく、市民に強引な移動制限措置を実施している。当然の措置だ。そうしなければ中国全土にアッという間に新型コロナウイルスの感染が蔓延するだろう。

 問題はこれからだ。WHOが緊急事態を宣言しなかったため、武漢市とその周辺から脱出した富裕層を中心とする中国人が大量に中国本土から世界各地へ逃れてくるだろう。その中には高熱を解熱剤で誤魔化した新型コロナウイルスの感染患者が紛れ込んでいる場合もあるだろう。

 現実にフランスで見つかった新型コロナウイルスの感染患者がそうだった。日本にやって来た新型コロナウイルスの感染患者も解熱剤で高熱を抑えていたため空港の熱感知器をすり抜けていた。WHOがいかに無能か、お解りだろうか。おそらく彼らは経済活動が低下するのを恐れた中共政府のポチではないか。そう疑われても仕方ない。あるいは感染症に対する無知蒙昧の輩たちなのだろう。

 新型コロナウイルスの感染に対する特効薬は今のところないようだ。だから封じ込めこそが最大の対策なのだ。日本政府は中国からの渡航者制限ではなく、禁止措置を取るべきだ。春節の観光客と称して、武漢市とその近郊から逃れて来る「難民」が紛れ込んでないとね限らない。

 日本政府は観光業者を守る以前に、日本国民の健康を守るべきだ。中共政府が僅か10日で1000床の病院を建設するというニュースだけを報じて、中共政府のお粗末な医療体制を報じない日本のマスメディアもまたWHO並みの無知蒙昧さだ。特効薬のない新型コロナウイルスの感染の恐ろしさが余り理解できてないようだ。なぜ感染症医療の専門家がマスメディアに登場しないのだろうか。



http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/227.html

記事 [政治・選挙・NHK269] ポスト安倍の首相候補(河野氏・林氏・茂木氏・石破氏など)が決まり次第:東京地検特捜部(米国CIAの日本支部)による安倍逮捕が実行されるかもしれない(新ベンチャー革命)
ポスト安倍の首相候補(河野氏・林氏・茂木氏・石破氏など)が決まり次第:東京地検特捜部(米国CIAの日本支部)による安倍逮捕が実行されるかもしれない
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/5616850.html
新ベンチャー革命2020年1月25日 No.2578


1.権力を私物化して、違法行為を繰り返す安倍氏に、いよいよ、東京地検特捜部の捜査が及ぶ可能性が大

 本ブログでは、権力私物化の権化・安倍氏が首相を辞任するのは時間の問題と観ています。さらに言えば、安倍氏の場合、辞任だけでは済まされず、場合によっては逮捕もあり得ます。

 今、安倍氏のお気に入りだった河井夫妻は、広島地検の捜査対象となっていますが、その広島地検は単独で動いているのではないでしょう。

 おそらく、東京地検特捜部の先手として、広島地検が動いていると思われます。その東京地検特捜部の最終ターゲットは、ズバリ、安倍氏その人ではないでしょうか。

2.安倍氏は、昨年暮れに市民団体からすでに刑事告発されている

 上記、安倍氏は、すでに、市民団体から、昨年暮れに東京地検に刑事告発されています(注1)。

 公的行事「桜を見る会」に関して、安倍氏が選挙違反行為をやっていることは明らかです。

 今の日本は一応、民主主義国ですから、政治選挙に関しては、民主主義ルールが厳しく設定されています。

 一方、安倍氏は、自由民主党に所属していますが、本人は民主主義の何たるかをまったく、理解できていない人間ですから、自分が違法行為をやっているという自覚はないのでしょう。

 その結果、彼は堂々と違法行為を繰り返してきました。

 東京地検特捜部がその気になれば、安倍氏を有罪にすることはいとも簡単です。

3.東京地検特捜部は、日本を闇支配する米国戦争屋CIAジャパンハンドラーの事実上の日本支部:CIAが指示すれば、安倍逮捕を実行する

 今の日本は、米国戦争屋CIAジャパンハンドラーに闇支配されていると本ブログでは観ていますが、東京地検特捜部は、CIAの事実上の日本支部とみなしています。

 そして、70年代には、ときの首相・田中角栄は、東京地検特捜部に逮捕されています。

 したがって、今の安倍氏も、CIAが東京地検特捜部に指示すれば、逮捕されます。

 米戦争屋CIAジャパンハンドラーが、東京地検特捜部に安倍逮捕を指示する条件として考えられるのは、彼らがポスト安倍を誰にするかを決めてからとみなせます。

 本ブログの見方では、ポスト安倍の次期首相候補は、米留学経験者である河野氏、林氏、そして、茂木氏と観ています。

 もう一人、自民党員人気が高い石破氏も候補者かもしれません。

 米国ジャパンハンドラーはすでに、上記、候補者にコンタクトしていると推測されます。

 そして、近々、彼らが次期首相を誰にするか決めたら、ただちに、東京地検特捜部は安倍逮捕に踏み切るのではないでしょうか。

 一刻も早く、そうなって欲しいと願います。日本が民主主義国ならば、法令違反した人間は首相であっても平等に罰せられるべきです。

注1:アエラ“「桜を見る会」公選法、政治資金規正法違反で告発された安倍首相 今ささやかれている新たな疑惑”2019年12月4日
https://dot.asahi.com/wa/2019120100002.html





http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/228.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 『山本太郎がほえる〜野良犬の闘いが始まった』を山本氏に贈呈 高橋清隆の文書館
https://www.amazon.co.jp/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E5%A4%AA%E9%83%8E%E3%81%8C%E3%81%BB%E3%81%88%E3%82%8B%E3%80%9C%E9%87%8E%E8%89%AF%E7%8A%AC%E3%81%AE%E9%97%98%E3%81%84%E3%81%8C%E5%A7%8B%E3%81%BE%E3%81%A3%E3%81%9F-%E9%AB%98%E6%A9%8B%E6%B8%85%E9%9A%86/dp/4802097867?SubscriptionId=AKIAIM37F4M6SCT5W23Q&tag=lvdrfree-22&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=4802097867
http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2025540.html


元記事http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2025540.html
http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2025540.html


 私、高橋清隆はれいわ新選組代表の山本太郎・前参院議員の活躍を追った『山本太郎がほえる〜野良犬の闘いが始まった』を自費出版した(1月20日発売)が、1月24日、同書を山本氏に直接贈呈した。



 同書は記憶に残る山本氏の発言30本を集め、私の独断と偏見による解説を付したもの。酔っ払いや右翼とのはらはらする対話場面を描く一方、国債発行のメカニズムを解説して「財政赤字」のうそを看破したり、ジャーナリズムの歴史をひもとき、れいわが選挙期間中、報じられなかったわけを分析している。


 『Net IB News』や『I・B Tokyo』の取材を通じて得た山本氏に関する情報が基になっている。文章は平易で、中学生でも理解できる。販売はアマゾンのみで、定価は同社が決めるが、1760円(税込み)を上限としている。


 山本氏は「#れいわが始まる2020」と銘打つ全国遊説中。24日夜、鳥取市内での「おしゃべり会」終了後、署名を入れた本を手渡すと、山本氏は「全国津々浦々、一番シツコク取材した筆者の本がこちらになります」と自ら提供した推薦文を読み上げた。


 「ここまでしつこく付いて来て、その内容を書いている人いませんよ」と持ち上げた後、「反ジャーナリストって、初めて聞いた名前ですけども」といじってくれた。


 同書の一部を以下に紹介する。


(第2章より)
◆一君万民


 「私、陛下にお手紙をお渡しした失礼な人間として、皆さんのご記憶にも刻まれている部分があると思うんですけども、すごくびっくりしたのは、あの件があった後、陛下ご自身で栃木県に足を運ばれて、田中正造さんの直訴状をじかに見たということが小さく報道されたんですね。これは本当に、胸にぐっとくるものがありました」
(令和元年7月18日栃木・JR宇都宮駅西口前)


 演説の最後、応援に駆け付けた山田正彦元農水相から、地元ゆかりの田中正造が明治天皇に手渡した直訴状のコピーを贈呈されたのを受けての発言。うやうやしく差し出されたコピーは、山田氏が後援会の人からもらったという。


 「あの件」とは皆さまご存じ、2013年10月31日に東京・赤坂御苑で開かれた秋の園遊会で、山本氏が平成天皇に手紙を渡したことを指す。山本氏は同日夕開いた記者会見で、手紙の中身について「原発事故での子供たちの被ばくや事故収束作業員の劣悪な労働環境の現状を知ってほしかった」と説明している。


 (中略)


 保守層が山本氏にアレルギーを示すのは、ひとえに先の手紙「事件」があるからにほかならない。マスコミ報道だけ見ていたら、無理もないことに映る。「事件」の翌月、「近日中に刺殺団を派遣します」と書かれた脅迫状と刃物が入った封筒が「日本民族独立解放戦線」と名乗る団体から届いたし、「近日中に射殺します」と書いた脅迫文と銃弾を入れた封筒が東京都内の郵便局で見つかり、元会社社長の男が逮捕されている。


 しかし、山本氏は「天皇(当時)陛下は命の恩人です」と側近に話している。上皇陛下自身のお気持ちについては、宮内庁の風岡典之長官が2013年11月14日の記者会見で、山本氏宛に届いた封筒から刃物が見つかった脅迫事件について新聞記事を読んだ天皇陛下が心配されていることを明かしている(同年11月14日付読売新聞)。


 実際、天皇皇后両陛下は翌年、田中正造の直訴状を見学するなど、自身の行動で山本氏に悪感情がないことを示しておられた。左記は、2014年5月21日の産経新聞電子版の記事である。


両陛下、栃木で田中正造の直訴状ご覧に
 天皇、皇后両陛下は21日、1泊2日の「私的ご旅行」で栃木県に入り、足尾銅山の鉱毒対策で作られた渡良瀬遊水地などを訪問された。(中略)佐野市郷土博物館では鉱毒問題に取り組んだ田中正造が明治天皇へ手渡そうとした直訴状をご覧になった


 漫画家の小林よしのり氏は2013年11月9日のブログで「山本太郎が気の毒になってきた」と題し、「山本太郎の一件を『政治利用』などと言っている連中は、『天皇論』を読んだことがあるのか?」と批判者に反論。「山本太郎が天皇陛下を『民の父母』としての感覚で、素朴に福島の情報をお知らせしようと手紙を渡してしまったのは間違いない。山本は反天皇でもなければ、不敬な賊でもない」と山本氏を擁護し、次のように問題提起した。


 「もしあの手紙を渡した議員が『原発推進派』で、手紙の内容が『放射能は危険ではない』という意見だったら、自民党やマスコミや自称保守派やネトウヨらは、今回のように『政治利用』と総攻撃したのか?」


 山本氏の唱える経済政策は、積極的な財政出動で国民経済全体の有効需要を創り出すとともに、母子家庭や被介護者、非正規雇用者、学生など、社会的弱者の生活底上げに重点が置かれている。これは公害で放置されたり、ダム建設による北海道への強制移住、すなわち棄民政策に対し、村人たちと一緒になって闘った田中正造の姿と重なる。


 「れいわ」の経済政策は綿貫民輔氏や亀井静香氏が立ち上げた旧国民新党のそれと非常に似ている。同党が発表しながら全ての新聞・テレビが無視した政策の目玉は、「200兆円の景気対策」だった。中小企業金融円滑化法(モラトリアム法)や郵貯資金の地方債・過疎債への運用拡大など、弱者目線の色彩が濃かった。亀井氏は「一君万民」が信条である。1人の君主の下、全ての臣民の間に一切の差別や身分差を認めないとする考え方である。


 山本氏が、政府から棄民されようとしている被ばく住民を守りたい一心から陛下に訴えようとしたのは、天皇の権威の大きさを認め、特別な尊崇の念を抱いているからにほかならない。ジャーナリストの田中龍作氏が山本氏を「平成の田中正造」と形容したことに対し、インターネットを中心に批判が集中したが、この批判は当たらないと考える。皆さんはいかがだろうか。

http://www.asyura2.com/20/senkyo269/msg/229.html

記事 [政治・選挙・NHK269] 常に後手に回る政策対応が日本崩壊の主因(植草一秀の『知られざる真実』)
常に後手に回る政策対応が日本崩壊の主因
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-d25af3.html
2020年1月25日 植草一秀の『知られざる真実』


コロナウィルスによる新型肺炎の感染が急拡大している。

2002年から2003年にかけて感染が拡大したSARS(新型肺炎の重症急性呼吸器症候群)は、最初の患者が確認されてから収束するまでに8ヵ月の時間を要した。

今回の感染拡大はSARSの10倍以上との見解も示されており、感染の収束に要する時間が長期化する可能性がある。

中国の旧正月にあたる春節の休暇が1月24日から1月30日である。

この期間に膨大な数の中国人が海外に旅行する。

2019年には前年比12.5%増の631万人が海外に出かけている。

中国では新型肺炎の感染の発生地と見られ、感染拡大が確認されている武漢市を封鎖し、域外への人の移動を禁止した。

しかし、すでに感染は武漢外に広がっており、感染拡大を遮断するのは難しい状況と見られる。

中国の大手オンライン旅行会社Trip.comの統計によると、中国周辺国への海外旅行では、日本が人気トップになっているとのことだ。

https://bit.ly/2NZ2ApN

人気ランキングでは日本に次いでタイ、シンガポール、マレーシア、ベトナム、インドネシア、フィリピン、カンボジア、スリランカ、インドという順で人気があり、ここ2,3年変動がないとのこと。

中国各地から多数の中国人が日本を訪れることが予想される。

日本での水際対策は極めて緩い。

新型肺炎では発熱などの症状が観察されずに重症化する事例も伝えられている。

日本で感染が拡大するリスクは低くない。

新型肺炎の感染が東京五輪の時期においても残存する可能性もある。

SARSの事例で感染収束までに8ヵ月の時間を要したことを踏まえると、7月から9月にかけて、感染リスクが残存する可能性を否定できない。

もとより、日本で五輪を開催する必然性はない。

フクシマ復興の言葉が使われるが、原発事故の被災者に対する支援を打ち切って五輪に巨額の公費を投入することにフクシマ原発事故の被災者が賛同するわけがない。

フクシマ原発事故が発生した日に発令された原子力緊急事態宣言はいまなお撤回されていない。

一般公衆の年間被ばく量上限1ミリシーベルトの法定事項を排除して、20ミリシーベルトの年間被ばく量を容認する「緊急事態」の運用が継続されている。

累積被ばく線量が100ミリシーベルトに達すれば、確率的にがん死亡リスクが0.5%上昇するとの科学的知見も確認されている。

人口100万人で5000人ががんで死亡するリスクを生み出す放射線被ばくを容認する国の施策は国による大量虐殺(ジェノサイド)と表現するほかない。

フクシマ原発事故被災者を大量虐殺する放射線被ばくを強要しながら「復興五輪」の言葉を用いるのはいささか不適切である。

小出裕章氏は
『フクシマ事故と東京オリンピック【7ヵ国語対応】』
“The disaster in Fukushima and the 2020 Tokyo Olympics”
(小出裕章著、径書房)
https://amzn.to/2OAIdzO

を刊行されて、東京五輪の中止決定を呼びかけている。

安倍内閣は利権まみれの東京汚リンピックを推進しているが、新型肺炎の感染拡大によって東京汚リンピックが開催中止に追い込まれる可能性も否定し切れない。

春節で多数の中国人が日本を訪問することが分かっていながら、有効な対応策が実行されていないのではないか。

昨年末には重大刑事事件の被告人が海外逃亡するという事態も発生した。

行政機構のトップである総理大臣が陣頭指揮して、逃亡した被告の身柄を日本に送還するための対応策を示す局面だったが、安倍首相はコメントすら発せず、ゴルフ三昧の休暇を過ごした。

危機意識の乏しいトップの対応が、多くの問題を引き起こす。

日本国内で感染が拡大するリスクを否定できない。

内外の経済活動にも重大な影響が広がるだろう。

過去30年間を振り返ると、主要国のなかで日本経済の停滞が突出している。

30年前のバブルのピークから日本経済は長期停滞を続けている。

第2次安倍内閣が発足して7年が経過したが、この7年間も経済の超停滞は変わっていない。

経済成長率で見れば、民主党政権時代よりも日本経済の停滞は深刻化している。

その原因は政策当局の対応がすべて後手に回ってきたことにある。

機先を制することが被害や混乱を縮小するために必要不可欠だが、すべての対応が後手に回るために被害や混乱が拡大する。

2020年の混乱拡大が強く警戒される。


関連記事
新型肺炎1300人超が感染、仏・豪へ拡大 中国では治療の医師が死亡(ニューズウィーク)
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記事 [政治・選挙・NHK269] <京都市長選挙>自公・立憲相乗りの現職候補に黄信号 山本太郎を都知事候補に祭りあげるご都合主義(田中龍作ジャーナル)
【京都市長選挙】自公・立憲相乗りの現職候補に黄信号 山本太郎を都知事候補に祭りあげるご都合主義
https://tanakaryusaku.jp/2020/01/00022260
2020年1月25日 19:59 田中龍作ジャーナル


「市民生活の底上げを本気で考えている」。山本太郎代表は福山和人候補を評価する。=25日、四条烏丸 撮影:田中龍作=

 山本太郎を都知事選候補に祭り上げようというプランは、昨年の秋頃から野党界隈にあった。今になってプランが急浮上した事情とは・・・

 立憲民主党の長妻昭・選対委員長が23日、BS日テレで7月5日投票の都知事選挙に「野党統一候補として山本太郎れいわ代表を擁立する可能性がある」と発言し、波紋が広がっている。

 山本は25日、京都市長選挙に立っている福山和人候補(共産、れいわ推薦)の応援に入った。

 演説が終わると山本は記者団の質問攻めに遭った。「都知事選挙には出るんですか?」と。山本は「京都市長選挙で手一杯」とかわした。

 昨年秋ごろからあった「山本太郎擁立プラン」が、この時期に来て突如浮上したのは、京都市長選挙で立憲が自公と共に推す現職候補に黄色信号が灯り始めているからだ。

 2018年の京都府知事選挙で立憲は自公と共に、官僚出身の候補を担ぎ上げた。

 地元紙の出口調査によると、立憲支持者の6割が共産党系の候補に流れた。理由は相乗り批判だった。


自民重鎮の伊吹文明・元衆院議長(右)と立憲の福山哲郎幹事長(左)。開発中心の現職を共に推す。=19日、堀川蛸薬師 撮影:田中龍作=

 府知事選挙の共産系候補とは、今回、京都市長選挙に立っている福山和人候補だ。今回は れいわ が加わった。

 れいわのボランティアが福山和人陣営に入り、電話かけ、ポスター貼り、街宣などを手伝ってきた。

 れいわは古き良き自民党のような緻密な選挙をする。手堅いので上滑りせずに票が出る。

 今回の市長選挙は2008年の選挙とよく似ているといわれる。この選挙で、共産党系の候補は、951票差で門川に敗れた。

 だが、今回はれいわ票が乗る。昨夏の参院選で れいわ が京都市で獲得した票は2万9,656票。単純計算(現実はそうはいかないが)すれば、福山和人候補は2万8,705票差で勝つことになる。

 現職の門川候補は多選に加えて、世界遺産である仁和寺の前の大型ホテル建設などで批判を浴びる。しかも相乗りはまったく解消されていない。


志位委員長と山本代表。選挙結果しだいでは「れいわ、共産」が野党共闘の核となる可能性が濃厚になってくる。=25日、四条烏丸 撮影:田中龍作=

 マスコミ各社は票読み取材を重ねており、この時期になると、ある程度煮詰まった数字が出てくる。情報は政治部を通じて与野党幹部に流れる。
 
 告示前にあった門川候補の楽勝は消え、追い上げいかんでは福山候補に勝利の目も出てきたようだ。

 昨年夏の参院選で立憲民主は、前回の衆院選挙と比べると比例票を約300万票減らした。明らかに れいわ に食われたのである。山本太郎街宣の際、田中は聴衆に片っ端から聞いた。

 かつては民主党、民進党、立憲に投票していたという有権者が、「今度はれいわに入れる」と答えた。

 れいわに野党共闘の主導権は取られたくない。山本太郎を国政から外したいという思惑が、山本を都知事選挙の候補に祭りあげたのである。立憲のご都合主義には呆れる他ない。
 
 ただし、山本は師匠の小沢一郎をも凌ぐ策士だ。一手も二手も先を読んで大戦(いくさ)を仕掛ける。祭り上げたつもりが、自らの壊滅を招くこともありうる…立憲は覚悟を決めて山本を利用した方がいいだろう。

   〜終わり〜



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