グルック オペラ 『オルフェオとエウリディーチェ』
Gluck - Opera Orfeo ed Euridice, Wq.30 | René Jacobs Freiburger Barockorchester
Opera Orfeo ed Euridice, Wq.30
Personaggi:
Orfeo: Bernarda Fink, mezzo-soprano
Euridice: Verónica Cangemi, soprano
Amore: Maria Cristina Kiehr, soprano
Rias Kammerchor
Sopranos: Gurdun Brath, Magdalena de Faria, Kristin Foss, Judith Hoff, Sabine Nürmberger-Gembaczka, Stephanie Petitlaurent, Judith Schmidt, Marianne Schumann, Hannelore Starke, Ines Villanueva
Altos: Ulrike Andersen, Ulrike Bartsch, Monika Degenhardt, Andrea Effmert, Bärbel Kaiser, Claudia Türpe, Waltraud Heinrich, Marie-Luise Wilke
Tenors: Volker Arndt, Reinhold Beiten, Horst-Heiner Blöß, Wolfgang Ebling, Wilhelm Füchsl, Friedemann Körner, Christian Mücke, Kai Roterberg
Basses: Erich Brockhaus, Janusz Gregorowicz, Werner Matusch, Paul Mayr, Johannes Niebisch, Rudolf Preckwinkel, Ingolf Seidel, Klaus Thiem
Performers:
Violins I: Perta Müllejans, Martina Graulich, Daniela Helm, Julita Forck, Franka Palowski, Martina Warecka-Tjuvajev
Violins II: Drian Dean, Beatrix Hülsemann, Rachel Harris, Thomas Mittelberger, Kathrin Tröger
Violas: Christian Goosses, Ulrike Kaufmann, Annette Schmidt, Lothar Haass
Violoncellos: Guido Larisch, Melanie Beck, Patrick Sepec
Double-basses: Love Persson, Dane Roberts
Flutes: Susanne Kaiser, Marion Hofmockel
Oboes: Annkathrin Brüggemann, Kristin Linde
Chalumeau: Daniele Latini
Bassoons: Javier Zafra, Yukiko Murakami
French Horns: Teunis van der Zwart, Erwin Wieringa
Trumpets: Freidemann Immer, Francois Petit-Laurent
Trombones: Katherine Couper, Peter Stelzl, Werner Engelhard
Timpani: Charlie Fischer
Harp: Mara Galassi
Harpsichord: Nicolau de Figueiredo
René Jacobs, conductor
Freiburger Barockorchester
[on period instruments]
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Wilhelm Furtwängler Live @ Milan 1951: Gluck: Orfeo ed Euridice (Barbieri, Güeden & Gabory)
Fedora Barbieri (Orfeo)
Hilde Güeden (Euridice)
Magda Gabory (Amore)
Wilhelm Furtwängler, director
Orchestra and Chorus of the Teatro alla Scala, Milan 1951
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Gluck - Orfeo ed Euridice (Raymond Leppard)
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「精霊の踊り Reigen Der Seligen Geister」
Dance of the Blessed Spirits
From Pina Bausch's production of Orpheus and Eurydice at the Palais Garnier, 2008
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Gluck - Reigen seliger Geister - Dance of the Blessed Spirits - Karajan
Reigen seliger Geister (Dance of the Blessed Spirits) aus der Oper "Orpheus und Eurydice"
Karlheinz Zoeller, Flöte
Berliner Philharmoniker
Herbert von Karajan
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Moyse plays Gluck on Disque Gramophone
Marcek Moyse plays Gluck's Melody from 'Orfeo ed Euridice' on Disque Gramophone
Marcel Moyse - Gluck : Ballet des Champs Ellysees 精霊の踊り (電気再生)
"Dance of the blessed Spirits" (from the Orfeo ed Euridice)
Orchestre Symphonique de Paris, Henri Tomasi (cond.)
transferred from Jpn Columbia 78s / S-1002(CPTX-56)
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Gluck-Kempff - Plainte d'Orphée & Dance of the Blessed Spirits for Piano [Score-Video]
Henryk Szeryng - Gluck Melodie
Henryk Szeryng (violin)
Vsevolod Petrushansky (piano)
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Ginette Neveu plays Gluck - Mélodie (from Orfeo ed Euridice)
Recorded in 1938 when she was just 19!!
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Jascha Heifetz plays Melodie by Gluck
Jascha Heifetz plays Melodie (from Orfeo ed Euridice) by Christoph Willibald von Gluck (Transcribed by Heifetz).
Accompanist: Emanuel Bay
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『オルフェオとエウリディーチェ』(Orfeo ed Euridice )は、クリストフ・ヴィリバルト・グルックが作曲した3幕からなるオペラ。
グルックのオペラの中で最も有名な作品である。
グルックは1741年に、メタスタージオの台本によるオペラ『アルタセルセ』(現在は紛失?)によって、オペラ作曲家としてデビューを果たす。イタリア国内で8作ものオペラを発表したのち、ロンドンに招かれ、同地でヘンデルと親交を結んだ。1750年に結婚したのち、1754年にオペラ『中国人』を発表して大成功を収め、これにより宮廷音楽監督の称号を得た。
『オルフェオとエウリディーチェ』は1762年に作曲された。台本作者のラニエーリ・カルツァビージと共にオペラ・セリアの改革に乗り出し、オペラ改革理論を実践で示した最初の作品である。同年、神聖ローマ皇帝フランツ1世の霊名日に当たる10月5日にウィーンのブルク劇場で初演された。音楽劇の改革理論に基づいて作曲されたもので、初演当時から大成功を収め、グルックのオペラの代表作となった。このオペラによって、ベルリオーズやワーグナーらに多大な影響を与えた。
1774年パリ版
『オルフェオとエウリディーチェ』には2つの版が存在し、ウィーン版(Wq.30、ウィーン原典版とも)とパリ版(Wq.41)と呼ばれている。
上記の1762年にウィーン宮廷劇場で初演されたのがウィーン版であるが、パリ版は1774年8月にパリのオペラ座での上演に際して改作したものである。
パリ版にはバレエ曲やアモーレの最初のアリア、フルート独奏の「天国の野原」(いわゆる「精霊の踊り」)の場面が追加されている。
またフランス語台本は詩人のピエール・ルイ・モリーヌがイタリア語台本から翻訳している。パリではカストラートが好まれなかったことから、オルフェオ役はオート・コントルに変えられ、歌や器楽曲が増やされて、作品全体の規模が大きくなり、オペラ座の大編成のオーケストラを十分に生かすように手が加えられた。
精霊の踊り
「精霊の踊り Reigen Der Seligen Geister」(または「精霊たちの踊り」)は、オペラの第2幕第2場で天国の野原で精霊たちが踊る場面で演奏される有名な楽曲で広く知られている。
のちにヴァイオリニストのフリッツ・クライスラーがヴァイオリン用に編曲し、「メロディ」というタイトルで作曲したが、これも知られている。
ピアノ用の編曲はジョヴァンニ・ズガンバーティとヴィルヘルム・ケンプによる二つが一般的に演奏会で使用される。
中間部に哀調を帯びた旋律をもつ3部構造の清楚で優雅な趣をもっており、旋律はオペラから独立してフルートの曲として現在も演奏されている。短調部分のみを演奏した歴史的録音としてマルセル・モイーズのものが知られており、晩年に日本での公開レッスン(1973年)でも採り上げられている。
原作と台本
ギリシア神話のオウィディウスの「転身物語」(または転身譜)第10巻第1章と第11巻、及びウェルギリウスの「農耕歌」第4篇に基づく。
台本はラニエーリ・カルツァビージ
登場人物
エウリディーチェ(ソプラノ)、オルフェオ(ウィーン版はカストラート、パリ版はオート・コントルで初演時はテノール。現代では、カウンターテノール、バリトン、メゾ・ソプラノが多い。)、愛の神(ソプラノ)
あらすじ
第1幕
月桂樹と糸杉の木立がエウリディーチェの墓を取り巻いている。オルフェオは友人と共に妻エウリディーチェの死を悼んでいる。オルフェオは泣き崩れ、「エウリディーチェ」と悲痛な声をあげる。絶望のあまり妻を連れ戻しに黄泉の国に下がると神々たちに言う。そこに愛の神が現れ、オルフェオの嘆きに心を動かされたゼウス神たち神々は憐れみ、彼が黄泉の国に行って妻を連れてくることを許すという。ただし愛の神は、彼の歌によって地獄の番人たちをなだめること、そして何があっても決してエウリディーチェを振り返って見ないことが条件である。もしオルフェオが自分の事態を説明しようとしたり、振り返ったりすると彼女は永久に失うという。オルフェオはこの難しい試練に挑み、黄泉の国へと向かう。
第2幕
第1場、洞窟の入口
嘆きの川の先におどろおどろしい洞窟の入り口に、復讐の女神や死霊たちが踊っている。復讐の女神たちはオルフェオを恐ろしがらせようとして、地獄の入り口で彼を押しとどめる。オルフェオは勇気をもって竪琴を取り、甘い歌声で彼女たちを静め、オルフェオに道をあける。そして復讐の女神や死霊たちは静かに消えて行く。
第2場、エリゼの園(エリシウムの楽園)
エリゼの園でエウリディーチェは妖精と共に、エリゼの園の静けさと平和を讃えて歌っている。その時オルフェオはエウリディーチェを発見し、オルフェオはエウリディーチェの姿を見えないようにして手を取り、地上へと向かう
第3幕
第1場、薄暗い洞窟の迷宮の中
オルフェオがエウリディーチェの手を引いて上がって来る。エウリディーチェは初めのうちは喜んでいたが、オルフェオがすぐに自分の方に見ようとしないことに不審を抱き、ためらう。エウリディーチェは夫の愛が冷めたのではないかと怪しんで、それ以上夫について行こうしなかった。絶望したオルフェオは耐え切れず、エウリディーチェの方を振り向いてしまう。そのとたん、エウリディーチェは倒れて息絶える。オルフェオは嘆き、そして短剣を取り上げて自ら自殺を決意する。その時、愛の神が現れ、彼を押し留める。愛の神は「お前の愛の誠は十分示された」と告げ、エウリディーチェは再び息を吹き返す。2人は喜んで抱き合う。
第2場、地上の愛の神の宮殿
オルフェオが羊飼いやニンフたちと共に愛の神に感謝し、羊飼いやニンフは踊りを捧げる。エウリディーチェも愛の神に感謝し、全員が愛を讃える。
オペラの中の有名な楽曲
精霊の踊り(メロディ)
オルフェオのアリア「エウリディーチェを失って」
復讐の女神たちの踊り(Air de furie)(バレエ音楽『ドン・ファン』の終曲に同じものが使われている)
https://ja.wikipedia.org/wiki/オルフェオとエウリディーチェ