IR疑惑・「桜を見る会」の疑惑は、拡大する
一方で、安倍首相が集中砲火を浴びる !
「桜を見る会」疑惑の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/01/16より抜粋・転載)
────────────────────────────────────
1)河合前法相・夫妻は、利益誘導、
買収行為が、行われた疑いが持たれている !
自民党衆議院議員で、前法相の河合克行氏と、妻で昨年の参院選で当選した、河合案里氏の事務所に家宅捜索が入った。公職選挙法違反容疑での強制捜査である。
昨年7月の参院選で、河合案里氏の選挙を取り仕切ったのは、河合克行氏であると見られている。
その選挙において、法律で禁止されている、利益誘導、買収行為が、行われた疑いが持たれている。
問題が発覚して、河合克行氏は、昨年10月末に、法相を辞任した。
以後、河合克行・案里の夫婦揃って、雲隠れしていた。
2)河合夫妻は、会見で、捜査中で、何も
言えないで、疑惑に対して一切答えていない !
国会招集を前に、強制捜査が行われ、河合氏が姿を表したが、捜査中で、何も言えないの一点張りで、疑惑に対して一切答えていない。
安倍内閣の内閣府副大臣を務めていた、秋元司衆院議員は、収賄の疑いで逮捕、勾留され、さらに再逮捕された。
安倍内閣が推進する、IR=カジノが、「利権の温床」になっていることが、改めて鮮明になった。
3)IR疑惑・「桜を見る会」の疑惑は、拡大する
一方で、安倍首相が集中砲火を浴びるであろう !
「桜を見る会」の疑惑は、拡大する一方で、通常国会が召集されれば、安倍首相が集中砲火を浴びることは、明白である。
緊迫の度合いを高める中東に、自衛隊を派遣するのは、安倍政権は、米国に追従して、有志連合に加担する意味合いを、濃厚に含んでいる。
平和国家日本を破壊する、安倍暴政を放置すれば、日本そのものが崩壊してしまう。
対米隷属・安倍政権下、日本は、いま亡国の危機に直面している、と言って過言でない。
4)通常国会の会期中に、安倍内閣が、
総辞職に追い込まれる可能性がある !
早ければ、通常国会の会期中に、安倍内閣が、総辞職に追い込まれることも考えられる。
予算の成立さえ、危ぶまれる状況が、生まれつつある。
こうした状況を踏まえて、安倍首相が、通常国会冒頭に、衆院を解散して、総選挙に突き進む可能性が、再浮上している。通常国会冒頭の衆院を解散は、野党陣営が、まとまりを欠いている状況を睨み、一気に中央突破を図るものである。
5)衆院解散時期は、秋の五輪終結後に、先送りされる可能性がある !
通常国会冒頭での解散、総選挙がなければ、衆院解散時期は、秋の五輪終結後に先送りされる。
この時期の総選挙と比較して安倍自民に有利なタイミングはどちらか。
安倍首相は、ただひたすら自己の利益のために、政治を動かしているから、単純な発想で、早期の解散、総選挙に突き進む可能性を、否定し切れない。
通常国会では冒頭に、2019年度補正予算案が上程される。
これを可決成立させた、タイミングで、安倍首相は、衆院解散を宣言する可能性がある。
―この続きは次回投稿しますー
(参考資料)
○「名簿はありますよ」「桜を見る会」疑惑を
追及する田村智子議員が断言する理由は ?
(dot.asahi.com:2019.12.9 17:00より抜粋・転載)
AERA ・野村昌二:
ジャパンライフの元会長に2015年に送られた、「桜を見る会」の招待状。受付票にある「60」という数字が、安倍首相の推薦であることを示しているのではと指摘されている
(撮影/写真部・高野楓菜)
ジャパンライフの元会長に2015年に送られた、「桜を見る会」の招待状。受付票にある「60」という数字が、安倍首相の推薦であることを示しているのではと指摘されている
(撮影/写真部・高野楓菜)
国会で「桜を見る会」を巡る疑惑追及の中心となっている田村智子参院議員。疑惑にどう気付いたのか。逃げ切りを図る政権を、どう攻めるのか。AERA 2019年12月16日号では、田村議員に話を聞いた。
【写真】ジャパンライフの元会長に2015年に送られた「桜を見る会」の招待状
* * *
「桜を見る会」の問題で、安倍首相を追及する急先鋒に立つ共産党の田村智子参議院議員(54)。11月8日の参院予算委員会で質問し、議論の火ぶたを切った。田村氏自身、「ここまで大きな問題になるとは想定外」と語るが、原動力になったのは政権への怒りだという。
「元々は、予算を無視するやり方が怒りの出発点なんです。同じ内閣府の予算で、性暴力被害の相談を一元的に受け付ける『ワンストップ支援センター』の運営費が、2018年度は予算不足という理由で計8千万円削減されました。なのに、桜を見る会だけは総理の行事だからと、来年度予算は約5729万円と今年度予算約1767万円の3倍。納得できないですよね」
国民の不信感を一気に高めたのが、野党からの資料請求があった1時間後に、内閣府が出席者の名簿を廃棄したことだ。名簿は、本当に「もうない」のか。
「ありますよ。各省庁の推薦者名簿が保存されているのに、内閣官房の『総理・長官等の推薦者』『与党による推薦者』の名簿だけが廃棄されたというんですが、例えば元国会議員は毎年ではなく年をずらして招待しており、その管理のためにも名簿は必要です。
破棄したのが事実なら、安倍政権のもとで、内閣府と内閣官房は、公文書のまともな取り扱いさえできない行政府になり果てた、ということになります。やましいところがないなら、総理の責任で電子データを復元させ、全ての名簿を明らかにすべきです」
11月25日の参院行政監視委員会では、高齢者相手のマルチ商法で行政指導を受けた「ジャパンライフ」の元会長に招待状が送られていたことも指摘した。焦点となったのが、受付票に記されていた「60」という番号。総理の推薦枠である可能性が高いことがわかったのだ。
「『60』の意味に気づいた時は鳥肌が立ちました。元々、この招待状はわが党の大門実紀史(みきし)議員に消費者庁の職員から内部告発の文書として送られてきたものです。名簿と招待状の番号が符合すると気づいたのは11月22日金曜日の夜。
20番台は公務員、50番台は功績功労者という具合に最初の2ケタは属性を示している、と。
翌土曜日に、予算委員会の理事懇談会に各省庁からの推薦名簿がドサッと提出されていると知って、秘書に確認のお願いをしたところ、その日のうちに秘書から『60が総理だと証明できそうです』というメールが、選挙の応援で高知にいた私に来ました。
日曜日に参議院議員会館のこの部屋で資料をつくり、翌25日の質問に備えました」
ただ安倍首相は質問に対し、元会長を招待したかどうかを明らかにしなかった。田村氏は、
「安倍総理は、元会長個人に関する情報のため『回答を差し控える』と答弁を拒否しましたが、元会長は、その招待状をチラシに載せて顧客を勧誘し、それで多くの被害者が出ています。個人情報でも何でもありません」と憤る。
「60」が総理推薦枠だと、別の問題も浮かび上がるという。
「私が確認したところ、60番台は4900番まであります。招待状をもらった人が、ネットにも上げています。だから、菅官房長官の『総理からの推薦は約1千人』という国会答弁もウソになるんです。また菅長官は昭恵夫人からの推薦があったことも認めており、そこからおかしな人たちが招待されたのではないか、ということにもつながっていきます」
田村氏の言う「おかしな人」は元会長だけではない。桜を見る会には「反社会的勢力」とみられる人物が出席し、菅官房長官と写真におさまっていたことも分かった。
菅官房長官は「結果的に入っていたんだろう」と認めた。吉本興業では、芸人が反社会的勢力と関係したことで長期の謹慎処分となっている。
「菅さんは『反社会的勢力の定義は一義的に定まっていない』などと言ってますけど、何を言ってるんだと思いますよね。『犯罪白書』にしっかり定義は書かれています。
そんな人たちにどうして総理主催の公的行事招待状が行くのか。名簿が廃棄されたから事実確認さえできない、では許されないですよ」(編集部・野村昌二)
※【「桜を見る会」問題の急先鋒・田村智子議員「首相はもう逃げきれない」】へつづく
※AERA 2019年12月16日号より抜粋
○「桜を見る会」総理枠で反社会勢力出席に
「プロならば投了する場面」と枝野代表
(cdp-japan.jp:立憲民主党:2019年11月29日より抜粋・転載)
枝野幸男代表は、11月29日、定例の記者会見を開き、(1)中曽根康弘元首相死去(2)「桜を見る会」総理枠で反社会勢力が出席(3)「つながるフェスティバル2019」の開催――等について発言しました。
臨時国会が「桜を見る国会」の様相を呈しているのではないかとの質問には、「そのように受け止められるとすれば、に政府と自民党に責任がある」と切り捨て、「内閣府が(共産党の)田村議員に渡した紙について自分たちの文書であると認めるのに1日かかっていること、ちょっとコンピューターを工夫すれば出てくるような名簿をいまだに隠していることなど、隠すから問いたださざるを得なくなる。
隠す、ごまかす政府側に責任がある」と指摘した。
「そもそもそういう局面はもう終わっており、一流の棋士であれば投了しないとおかしい、ここで投了しないのなら二流、三流と言うことだ」と断じました。
政府が自ら出した文書を政府のものだと認めるのに1日もかかったことには、「危機管理上、首相官邸周辺が危機管理能力を失っているように思う」と指摘。
「認めざるを得ないようなことを認めたくないと駄々をこねて国会を混乱させるという、この24時間くらいのこともそうだが、昨日は北朝鮮のミサイルも飛んで大変な状態だった。
総理が出てきてぶら下がり(会見)をしておきながらその後ふぐを食べに行っている。危機管理に関して大変ちぐはぐな状況であり、こんなときに有事があったら大変だ。一日も早くお辞めいただきたい」と述べました。
また、人権週間・障がい者週間に関連し、昨年に続き立憲民主党つながる本部主催で「つながるフェスティバル2019」を12月3日に開催すると案内しました。