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2020年1月15日00時50分 〜
記事 [政治・選挙・NHK268] <スガ、卑劣な責任転嫁!>「桜」招待者名簿廃棄は「前政権踏襲」 菅官房長官、従来の説明を事実上転換 





























「桜」招待者名簿廃棄は「前政権踏襲」 菅官房長官、従来の説明を事実上転換
https://mainichi.jp/articles/20200114/k00/00m/010/088000c
毎日新聞 2020年1月14日 12時21分(最終更新 1月14日 12時49分)


閣議後の記者会見で安倍晋三首相主催の「桜を見る会」を巡る問題に関する質問に答える菅義偉官房長官=首相官邸で2020年1月14日午前10時45分、川田雅浩撮影

 菅義偉官房長官は14日午前の記者会見で、2017年度まで5年間の「桜を見る会」の招待者名簿が行政文書ファイル管理簿に未記載だった問題について、「11年と12年は開催直前に桜を見る会が中止になり、管理簿に掲載すべきだった招待者名簿を掲載せずに廃棄した。その取り扱いが前例として13年以降も漫然と後任に引き継がれた」と説明した。「事務的な記載漏れ」としていた従来の説明を事実上転換した。

 桜を見る会は首相主催で原則として毎年開かれてきたが、民主党政権時代の11年は東日本大震災、12年は北朝鮮のミサイル対応のために中止になった。菅氏は「11、12年も内閣府は各省から推薦名簿を集めて招待の準備をしていた。当時のルールでは(作成した)招待者名簿は管理簿に記載すべきだったが、中止になり、名簿も管理簿に掲載せずに廃棄していた」と説明。第2次安倍政権下で開催された13〜17年の招待者名簿も「公文書管理違反の扱いが漫然と引き継がれていた」と、前政権での扱いを前例踏襲したものだったと語った。

 菅氏は管理簿に未記載だった期間の招待者名簿について「できるだけ精査して対応している」と述べ、名簿が残っていないか調査する意向を示した。

 また、菅氏は、内閣府が昨年の国会に提出した各省庁の推薦者名簿の一部で、原本に記載されていた推薦部局の名称が削除されていたことを明らかにした。菅氏は「極めて不適切な対応であり、今後、このような行為を厳に慎むよう内閣府に対して徹底した。内閣府で関係者に厳正に対処する」と述べた。【秋山信一】













http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/830.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 鳩山氏遺族は7億円申告漏れ 世襲議員に"無税相続"の抜け穴(日刊ゲンダイ) 



鳩山氏遺族は7億円申告漏れ 世襲議員に"無税相続"の抜け穴
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/267528
2020/01/15 日刊ゲンダイ


遺産は100億円超の鳩山邦夫元総務相(C)日刊ゲンダイ

 東京国税局が故・鳩山邦夫元総務相の遺族に相続財産約7億円の申告漏れを指摘した。問題は漏れた相続財産の中身だ。政治団体への貸付金を相続財産に含めないなどのミスがあったという。資金管理団体など政治団体を用いた資産継承こそ、国税のタブーだった。

 邦夫氏が代表を務めた資金管理団体「新声会」の収支報告書によると、2016年6月の死去時に邦夫氏からの貸付金は6件、計約4億5000万円あった。うち1件8000万円は母・安子さんの死去に伴う相続分。もう1件の約2400万円は当初、妻エミリーさんが16年7月に貸し付けたと記載したが、昨年4月に修正。邦夫氏が亡くなる4日前に貸し付けたと改められた。

 16年8月に新声会は貸付金を清算せず、人件費に約55%の資金を費やすなど残金をほぼ使い切り、いったん解散。当時は秘書だった次男の二郎衆院議員が同名の資金管理団体を届け出ると、貸付金の記載はごっそり消えた。

 故人が会社や個人などに貸し付けた資金は原則、相続対象となるが、遺族は新声会への貸付金を申告しなかった。

安倍家も小渕家も…

 政治団体の代表の政治家が死亡、もしくは引退後の残金処理に規定はない。後継者が新たな代表になって政治資金を継承したり、別団体に移すことも可能な上、引き継いだ資金は相続税や贈与税の課税対象外となる。

 この“抜け穴”こそ「課税逃れの世襲特権」と呼ばれるゆえんで、国税当局も手も足も出せなかった経緯がある。実際、00年の小渕恵三元首相の急逝後、資金管理団体に残った約1億6000万円は、娘の優子元経産相の資金管理団体が複数の政治団体を通じて“相続”。小泉進次郎環境相も父・純一郎元首相の引退後、複数の政治団体を通じて政治資金をほぼ丸ごと継承した。安倍首相も父・晋太郎元外相の死後、政治団体を引き継ぐと同時に6億円超もの政治資金をそっくり継承。「相続税逃れ」と報じられた。

「当局が政治団体を用いた資産継承に踏み込んだのは画期的。相続税の大幅改正で大した資産のない庶民まで課税強化される中、世襲議員の課税逃れの放置は許されない。今回を機に国税には追及を強めて欲しい」(政治資金に詳しい神戸学院大教授の上脇博之氏)

 持っている人から取るべきだ。










http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/831.html

記事 [政治・選挙・NHK268] “桜”証拠隠滅疑惑 安倍首相は自ら無罪を立証したらどうだ(日刊ゲンダイ)



“桜”証拠隠滅疑惑 安倍首相は自ら無罪を立証したらどうだ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/267519
2020/01/14 日刊ゲンダイ


ご機嫌なワケは…(サウジアラビア・ムハンマド皇太子(左)の歓迎を受け握手する安倍首相)/(代表撮影・共同)

 また、いつもの目くらましだ。中東を歴訪中の安倍首相が、例によってパフォーマンス外交に精を出している。

 米国とイランの衝突で中東情勢が不安定になり、一度は取りやめを発表したものの、戦争危機が遠のいたと見るや一転、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、オマーン歴訪の旅に出発。最初の訪問国サウジでは、ムハンマド皇太子らと会談し、自衛隊の中東派遣について「完全な理解と支持を得た」と成果をアピールしていた。

 イランと敵対し、米国主導の有志連合にも参加するサウジが自衛隊派遣を支持するのは当たり前で、むしろ日本とイランの友好関係には微妙な影を落としかねない。そういうリスクをどこまで考えているのか、安倍らしい場当たり外交ではあるが、ご機嫌なのは、大好きな外遊を満喫しているせいだけではないだろう。

 この週末に行われた世論調査で、下落していた支持率がなぜか上向き始めたのだ。共同通信の調査では、安倍内閣の支持率は49・3%で、昨年12月の前回調査から6・6ポイントも増えた。

「桜を見る会」の疑惑から逃げ回るだけで、年末年始はゴルフ三昧。なーんも仕事らしいことをしていないのに支持率回復だから、そりゃあ安倍も笑いたくなる。産経新聞とFNNの合同調査でも、支持率は前回調査から1・4ポイント増の44・6%だった。

「時間が経てば国民は忘れる」

「支持率上昇も不可解ですが、共同通信の調査で驚いたのは、海上自衛隊の中東派遣について『反対』が58・4%と過半に上ったものの、『賛成』という回答が34・4%もあったことです。湾岸戦争の時には自衛隊の派遣に反対する声が自民党内からも上がり、国会も世論も紛糾したことを考えると、世論の反応には隔世の感がある。

 安倍政権は国会審議も経ない閣議決定で自衛隊派遣を決め、すでに政府の命令によって、11日に第1陣のP3C哨戒機が中東に出発しています。安倍首相は、自衛隊を率いて中東の紛争地域に乗り込み、米国と連携する国から自衛隊派遣の支持を取り付けている。米軍の一員として中東で行動すると宣言して回っているようなもので、疑惑まみれの首相の一存で、戦後日本の平和主義が踏みにじられているのです」(政治評論家・本澤二郎氏)

 無意味な中東旅行も、テレビニュースは外交成果のごとく報じる。日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告の逃亡劇や、10年ぶりに現職国会議員の逮捕者が出たIR疑惑も、国民の関心を「桜疑惑」からそらす効果があったのかもしれない。

 どんな悪事が発覚しても、それで支持率が下がろうとも、「時間が経てば国民は忘れる」とやり過ごしてきたのがこの政権だ。今回も、支持率の回復傾向を見て安堵し、年がかわれば「桜疑惑」もオシマイ、また逃げ切ったと舌を出しているのだろうが、そうは問屋が卸さない。

 年が明けてからも、桜疑獄では次々と新たな問題が発覚している。


無知をさらした森法相(C)共同通信社

名簿破棄は法令違反と認めても、なお居直る悪辣

 10日の会見で、菅官房長官は「桜を見る会」の招待者名簿の取り扱いが公文書管理法に違反していたと認めた。

 公文書管理法は、保存期間が1年以上の公文書について、名称や保存期間、保存期間が過ぎた後の取り扱いなどを「管理簿」に記載するよう定めている。記載された行政文書を廃棄する際には、内閣総理大臣の同意を得る必要もある。廃棄した場合、「廃棄簿」に記載することが政府のガイドラインで定められている。

 そのどれもが行われないまま、2013年から17年の招待者名簿が廃棄されたというのだ。こうなると、「ルールに基づき適切に保存・廃棄した」という政府の説明が、根底から覆ることになる。

「由々しき事態です。首相にとって不都合なことが書かれていたら、法令も無視し、国民共有の財産である公文書を勝手に廃棄するなんて、戦前の軍部と変わらない。証拠隠滅という言葉しか思い浮かびません。それでも居直って、誰も辞任しないのだから信じられない。モリカケ問題もそうですが、一連の不祥事の根底には、安倍官邸による権力の私物化がある。やりたい放題で憲法さえ無視する“総理の犯罪”を隠蔽するために、役人が子供だましの嘘をつくことが常態化しているのが現状です。

 役人が口裏合わせやゴマカシに加担するのは、内閣人事局で官僚人事を一元化し、官邸の提灯持ちを引き上げて、逆らう者は干すという強権でコントロールしてきた弊害に他ならない。官僚機構を巻き込んだ犯罪隠蔽工作をいつまで続けさせるのでしょう。いまの日本は北朝鮮を笑えない。民主主義国家でも法治国家でもない独裁国家になりつつある。安倍内閣に支持率を与えている有権者は、本当にそれでいいのでしょうか」(本澤二郎氏=前出)

 先進国を気取っていても、実態は封建社会のような日本のお寒い現状はカルロス・ゴーンの逃亡について、森雅子法相が「潔白というのなら司法の場で無罪を証明すべきだ」と発言したことでも国際社会に知れ渡ってしまった。

内閣は立法府に説明する義務がある

 刑事司法は、被告人は「推定無罪」という原則に成り立つ。有罪の立証責任は検察側にあり、被告人が無罪の証明をする必要はない。ゴーンのフランスの代理人弁護士から「間違えたのは、容易に理解できる。あなたの(国の)司法制度はこうした原則を無視しているためだ」と皮肉られる始末だ。

「森法相は弁護士資格を持っていて、ド素人が法務大臣に就いたわけでもなく、言い間違いでは済まされない問題発言です。森氏の発言は、敵を攻撃する時は威勢がいいが、身内に甘く、自分に火の粉が降りかかると相手のせいにする安倍政権の体質をよく表していると思う。ボスに倣うとそうなるのでしょうか。

 安倍首相は、疑惑を追及されると『それが事実か証明しろ』と野党に立証責任を転嫁することがありますが、それもおかしくて、内閣は本来、立法府に呼ばれれば、行政権の行使について説明する義務がある。それは憲法66条に定められています。桜を見る会の招待者名簿が法令に反して廃棄されていた件も、無理に無理を重ねて法令違反を認めざるを得なくなったのか、最初から意図的に名簿を保存しないようなオペレーションにしていたのか。

 いずれにしても、首相夫妻が関わると公文書が改ざんされたり廃棄されるというのは、あまりに不自然です。当然、野党は説明を求めるでしょうが、キレやすい首相が果たして長丁場の通常国会を乗り切れるのか。自民党議員の間からも『前門の桜、後門のIR』と国会運営を危惧する声が上がっています」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

 通常国会は来週20日に召集される予定だ。会期は150日間。説明する時間はたっぷりあるわけで、安倍は国会で自ら潔白を立証する必要がある。

 これは、有権者に対する「説明責任」という倫理的責任とは別次元の話だ。行政府のトップとして、予算執行に関する疑惑を払拭する言葉を持たないのなら、退陣するほかない。引退して、海外旅行と美食、ゴルフ三昧の日々を送ったらどうだ。その方が、この国のためでもある。













 



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/832.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 安倍政権による自衛艦の中東派遣の真のウラ目的は自衛隊の米軍傭兵化の第一ステップか:自衛艦はステルス攻撃の餌食にされる危険がある(新ベンチャー革命)
安倍政権による自衛艦の中東派遣の真のウラ目的は自衛隊の米軍傭兵化の第一ステップか:自衛艦はステルス攻撃の餌食にされる危険がある
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/5535781.html
新ベンチャー革命2020年1月15日 No.2571


1.安倍政権によって、中東に派遣される自衛艦は、日本の船舶をほんとうに護衛できるのか

 安倍政権は、緊張の高まる中東に自衛艦を派遣することを決めましたが、そのオモテムキの目的は、中東から輸入される原油を運ぶ日本のタンカーの護衛のためと説明しています。

 ここで、国民として気になるのは、自衛隊の護衛艦は、日本のタンカーをまともに護衛できるのかという疑問です。

 昨年も、日本のタンカーが小規模の襲撃を受けていますが、その犯人は特定されていません(注1)。

 船舶を襲撃する手段は様々あって、何者かに狙われたら、護衛艦で完全に守れるとは到底、思えません。

2.中東産原油を運ぶ日本のタンカーにとって、自衛艦が護衛しても、しなくても、危険度は五十歩百歩

 筆者個人の見方では、日本のタンカーに自衛隊の護衛艦が並走しても、何者かに狙われたら、両方とも簡単に攻撃されてしまうでしょう。

 今は、軍用無人機やドローンや魚雷やミサイルなどで、いくらでも、船舶は攻撃されてしまいます。

 自衛隊の護衛艦が、中東の危険水域に入ったら、護衛艦とて、先進兵器に攻撃される可能性は大です。

3.中東の危険水域では、日本のタンカーよりも、自衛隊護衛艦の方が、ステルス攻撃される可能性が大

 今回の自衛艦の中東派遣では、肝心のホルムズ海峡を護衛任務の対象にしていないということですが、もしそうなら、日本のタンカーにとって、自衛艦が来てくれても、安全航行はまったく望めないのです。要するに、自衛艦は、日本のタンカーにとってまったくの役立たたず、なのです。

 そして、日本のタンカー護衛目的にて、中東の危険海域に派遣される自衛艦は、まさに飛んで火に入る夏の虫であり、悪意のある勢力にとって、絶好のステルス攻撃目標になります。

 現代の軍事的攻撃法は、ほとんど、ステルス攻撃ですから、自衛艦が攻撃されても、その犯人は特定できない可能性が大です。

 もっと言えば、米軍特殊部隊が、イランの軍事勢力を装って、日本の自衛艦を攻撃し、イランがやったと大騒ぎすることも可能です。

 昨年6月に起きた日本のタンカーへの攻撃事件(注1)は、米軍がやったのか、イランの軍事勢力がやったのか、それとも、正体不明のテロ組織がやったのか、結局、わからずじまいです。

4.今回の自衛艦の中東派遣の真のウラ目的は、自衛隊を米軍傭兵化するための第一ステップと疑われる

 上記の現実から見て、今回の自衛艦の中東派遣の真の目的は、日本を米国vsイランの戦争に引き摺り込むためであることが明らかです。

 いったん、自衛隊を米戦争屋の仕掛ける中東戦争に引き摺り込んだら、その後、自衛隊は間違いなく、米軍傭兵化にされて、戦闘の最前線に立たされます。

 同じような状況は、2003年のイラク戦争の際も起きましたが、当時の自民党には、野中氏や古賀氏のような反戦派政治家が、まだ自民党内で実権を握っていて、自衛隊の米軍傭兵化をかろうじて、回避しました。

 それに怒った米戦争屋は、その後、自民党内の反戦派を一掃したのです。

 そして、今の安倍氏は、嬉々として、自衛隊の米軍傭兵化に協力しているのです。

 いまだに、安倍自民を支持する国民は、上記のような安倍自民の対米売国性の実態を知るべきです。

注1:2019年6月ホルムズ海峡タンカー攻撃事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/2019%E5%B9%B46%E6%9C%88%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%A0%E3%82%BA%E6%B5%B7%E5%B3%A1%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC%E6%94%BB%E6%92%83%E4%BA%8B%E4%BB%B6




http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/833.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 豊洲市場に“沈没”の前兆 開場わずか500日足らずで異常事態(日刊ゲンダイ)



豊洲市場に“沈没”の前兆 開場わずか500日足らずで異常事態
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/267524
2020/01/14 日刊ゲンダイ


@「C-03」の柱の左側の壁は奥に引っ込んでいる(市場関係者提供)

 令和初の新春初競りでクロマグロが約2億円で競り落とされ、久々に話題となった豊洲市場。開場から1年3カ月が過ぎ、衝撃の異常事態が日刊ゲンダイの調べで判明した。建物内の一部が部分的に沈下している可能性がある。

「建物がギシギシと歪み始めているのか」――。ある市場関係者は、12日にSNSで投稿された建物内の写真を見て、不安げな表情を浮かべた。「C―03」と記された太い柱の左側の壁が奥に引っ込み、逆に右側の壁は手前にハミ出ている。柱を中心に両側の壁がまるで、「回転扉」のようにズレているようだ。

 一体何が起きているのか。市場関係者たちに取材すると、問題の箇所は卸売場棟1階の南西部「活魚の荷捌きスペース」だと分かった。

 独自入手した複数の写真を見ると、やはり「C―03」の柱の左側の壁は奥に引っ込んでいる(写真@)。正面の壁の下部は大きく前後にズレ、表面に張られたパネル2枚にも大きな切れ目が生じている(同A)。

 左奥の壁の下部には幅30センチほどの裂け目があり、青いスポンジ状の建築部材や黒い構造物がムキ出し(同B)。発泡スチロールのカスや古びた木材片が落下し、壁がズレてから随分と時間が経っていることがうかがえる。壁に車両などが激突した形跡は見られない。


A正面壁の下部は前後にズレ、パネルにも亀裂、B左奥壁の下部は幅30cmの裂け目、青いスポンジ状の建築部材や黒い構造物がムキ出しに(市場関係者提供)

建物の一部が「沈下」している恐れ

「今回のような壁の亀裂は初めて見ました。これまでもあちこちの壁や床面でヒビ割れが生じ、原因は地盤沈下だと判明済み。今回も地盤沈下が原因か、と噂になっています」(市場関係者)

 2018年8月に「週刊現代」は、卸売場棟が立つ7街区敷地内の駐車場棟の基礎工事で、一部の杭が地中深くの固い地盤に届いていない疑惑を指摘。都は否定したが、直下の地層は起伏が激しく、正確に把握するのは困難とされる。そのため、市場関係者の間で「やっぱり杭が届いていないのでは」との不安も広がっている。豊洲市場問題に詳しい建築エコノミストの森山高至氏はこう言う。

「市場関係者の話だと、今回の現場から対角線上の建物北東端に位置する冷蔵庫棟付近の床面にも大きなヒビ割れがあったそうです。考えられるのは、建物南西部の地中の杭が固い地盤に届かず、当該箇所のみ沈下している危険性です。だから対角線上の北東部にも負荷がかかり、ヒビ割れが起きたのではないか。一部のみ沈下し建物が歪むと、壁内部の配管や配線がダメージを受ける恐れがある。今回の現象が沈下の『途中』なのか否かを見極める必要があるでしょう」

 都は亀裂の原因について、「詳細は確認中だが、地盤沈下による構造上の問題ではなく、衝突による損傷だとみている」(中央卸売市場広報課)とコメントした。

 さらなる沈下で、建物が“沈没”なんて事態になれば、大事故は免れまい。小池都知事は知事選前に新たな問題に直面することになりそうだ。
















http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/834.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 山口敬之逮捕を握り潰した中村格が警察庁ナンバー2に!『報ステ』に圧力、安倍秘書の息子の喧嘩にまで介入した“官邸の忠犬”(リテラ)
山口敬之逮捕を握り潰した中村格が警察庁ナンバー2に!『報ステ』に圧力、安倍秘書の息子の喧嘩にまで介入した“官邸の忠犬”
https://lite-ra.com/2020/01/post-5206.html
2020.01.15 山口敬之逮捕を握り潰した“官邸の忠犬”中村格が警察庁ナンバー2に! リテラ

 
      警察庁ナンバー2に中村格が!(警察庁HP)


 ついに、あの“官邸の忠犬” “政権の爪牙”が警察庁ナンバー2の座に就く。昨日14日、警察庁長官に松本光弘次長、警視総監に斉藤実副総監が昇格する人事が閣議で承認されたが、同時に警察庁次長に中村格官房長が就くことがわかったからだ。

 次長というと長官のたんなる補佐役のように受け取られがちだが、実際にはその権力は絶大で、指揮監督は全国におよび、事実上、警視総監以上の権限をもつ。しかも、予算をはじめ人事や政策立案まで握るポジションであり、さらに出世コースとしては次期長官が約束されたも同然だ。

 そのポストに官邸の忠犬たる中村氏が就く──。この人事に、憤りを覚える人はきっと多いはずだ。

 というのも、中村氏といえば、昨年12月に東京地裁で勝訴した伊藤詩織さん事件で山口敬之氏の逮捕を潰した最重要キーマンだからだ。

 あらためて振り返ると、元TBS記者で「安倍首相にもっとも近いジャーナリスト」と呼ばれていた山口敬之氏から性暴力を振るわれたという伊藤さんの相談を受け捜査を担当していた高輪署の捜査員が、2015年6月8日、逮捕状を持って成田空港で山口氏の帰国を待ち構えていた。ところが、この逮捕直前に上層部からストップがかかった。この逮捕取りやめを指示したのが、当時、警視庁刑事部長だった中村氏だった。実際、山口氏の逮捕を取りやめるよう指示したことについて、本人が「週刊新潮」(新潮社)の直撃に対し、「(逮捕は必要ないと)私が決裁した」と認めているのである。

 伊藤さんの著書『Black Box』(文藝春秋)には、伊藤さんが直接、中村氏への取材を二度試みたくだりが出てくるのだが、それによれば、中村氏は一切の説明をせずに逃げたのだという。

〈出勤途中の中村氏に対し、「お話をさせて下さい」と声をかけようとしたところ、彼はすごい勢いで逃げた。人生で警察を追いかけることがあるとは思わなかった。
私はただ、答えが欲しいのだ。中村氏にはぜひ、「私のした判断は間違いではなかった。なぜなら……」ときちんと説明して頂きたい。なぜ元警視庁刑事部長の立場で、当時の自分の判断について説明ができず、質問から逃げるばかりなのだろうか?〉(『Black Box』より)

 結果的に事件は2015年8月に書類送検され、山口氏は翌年7月22日付けで嫌疑不十分で不起訴処分に。逮捕寸前まで行った事件が、このように中村氏の逮捕取りやめ指示によって“ブラックボックス”のなかに押し込められてしまったのである。

 そして、この中村氏による逮捕取りやめ指示の背景にあるとみられてきたのが、中村氏と菅義偉官房長官の関係だ。中村氏は第二次安倍政権発足時に菅官房長官の秘書官をつとめており、“菅の懐刀”と言われてきた。

 その深い関係を象徴するのが、『報道ステーション』(テレビ朝日)の古賀茂明降板事件だ。2015年、IS人質事件に関してレギュラーコメンテーターだった古賀氏は安倍首相が「『イスラム国』と戦う周辺国に2億ドル出します」と宣戦布告とも取られかねない発言をおこなったことを批判。さらに「まぁ私だったら“I am not ABE”(私は安倍じゃない)というプラカードを掲げて、『日本人は違いますよ』ということを、しっかり言っていく必要があるんじゃないかと思いましたね」と発言した。

 この発言に官邸は大激怒。本サイトでも当時伝えているが、「菅官房長官の秘書官」が番組編集長に電話をかけまくり、編集長が出ないと今度はショートメールで「古賀は万死に値する」という、恫喝をかけた。その「菅官房長官の秘書官」が中村格氏だったのである。

■『報ステ』に圧力メール、安倍首相秘書の息子のために「ゲーセンのケンカ」に捜査一課を投入

 古賀氏は著書『日本中枢の狂謀』(講談社)のなかで、この『報ステ』に恫喝メールを送った「菅官房長官の秘書官」が中村氏であることを明かし、こう綴っている。

〈一月二三日の最初の「I am not ABE」発言の直後、なんと番組放送中に、まず中村格官房長官秘書官(当時)から、報道局ニュースセンター編集長の中村直樹氏に電話があったという。たまたま中村編集長が電話を取り損ねると、今度はショートメールが入った。テレ朝関係者に聞いた話では、その内容は「古賀は万死に値する」といったような、強烈な内容だったそうだ。〉
〈報道によると、この日、菅官房長官は、秘書官と一緒に官邸で番組を見ていたそうだ。その真偽はさておき、仮に直接聞いていなくても、私の発言を知れば、菅官房長官が激怒することは容易に推測できる。
 秘書官としては、アリバイ作りのためにも、すぐに抗議しておかなければならない。それが秘書官の務めだ。そこで、とにかく放送中にアクションを起こしたことを菅官房長官に示すため、ショートメールを送ったのではないか、といわれている。〉

 つまり、菅官房長官によるメディア圧力の実行部隊として中村氏は動いてきた人物でもあるのだ。その後、中村氏は警視庁刑事部長として伊藤さんの事件の逮捕状を握り潰したわけだが、この一件にとどまらず、中村氏は安倍政権の“秘密警察”と化してきた。

 たとえば、中村氏がやはり刑事部長だった2015年、中村氏の指示により、安倍首相の秘書の息子が被害者となったゲームセンターでの喧嘩になんと凶悪犯罪を扱う捜査一課が投入され、強引に容疑者逮捕に及んだと昨年11月に「週刊新潮」が報道。記事によると、事情聴取で被害者の父親が「安倍総理の秘書をしていた」と話し、その報告書が本部に上げられたため中村部長が大騒ぎ。〈被害者は安倍(晋三)総理の秘書の息子さんなんだ。すぐに逮捕して欲しい〉と捜査一課長に精鋭を招集させた。そして、当時は東京・三鷹の小学校教諭の男性が児童に対する強制わいせつなどの疑いで逮捕されメディアでも大きく報じられたのだが、その捜査が大詰めを迎えていたときに釣宏志・捜査一課長が捜査員を呼び出し、こう命じたのだという。

〈三鷹をちょっと止めて別の件をやって欲しいんだ。世田谷署管内のゲームセンターで子供が殴られた。すぐやってくれ。(加害者を)3日で逮捕しろ。これは中村刑事部長のご下命だ〉

■“官邸の忠犬”中村格が実権を握り、警察はますます“安倍首相の私兵”に!

 また、中村氏をめぐっては、昨年2月に刑事告訴され議員辞職した自民党の田畑毅・前衆院議員(のちに書類送検、不起訴)の問題でも、捜査の指揮を執った愛知県警本部長を警察庁に呼んで慎重捜査を厳命したと噂され、「田畑氏が刑事告訴された2月上旬以降、警察庁の中村格官房長が頻繁に官邸を訪ねている」とも報じられた。

 安倍首相にベッタリの記者の逮捕取りやめを指示しただけではなく、政権に打撃を与える議員の事件への介入まで……。まさに“安倍官邸の忠犬”と呼ぶにふさわしい中村氏だが、問題なのは、今後、警察庁次長として権力を増大させた中村氏による“政権の秘密警察化”がさらにエスカレートすることは目に見えているということだ。

 前述したように、中村氏は菅官房長官の秘書官時代に『報ステ』に圧力をかけた張本人だったわけだが、警察庁ナンバー2という立場から社会部にも睨みをきかせることができる。つまり、官邸が政治部に圧力をかけているのと同様、中村氏の権限で社会部の報道にまで介入することもできると言っていい。

 さらに、一般市民への圧力も強まるはずだ。すでに昨年7月の参院選時には北海道札幌市で安倍首相の街頭演説中に「安倍やめろ!」とヤジを飛ばした市民が警察に取り押さえられ強制排除されるといった問題が起こり、この1月9日には、12日の“安倍やめろデモ”の運転手として東京都公安委員会に届出をしていた男性が「車庫飛ばし」という微罪で逮捕され、実名報道されるという事件が起きている。

 中村次長の下で、こうした戦前の言論弾圧さながらの警察による違法捜査が頻発するだろう。

 忠臣が論功行賞を得て、ますます安倍首相による「警察権力の私物化」が進んでゆく──。それは安倍首相を批判する行為自体が取り締まり対象となりうるという、恐怖の世界のはじまりなのである。

(編集部)













http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/835.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 「名簿はなかったことに…」官僚たちが目論んだ完全犯罪 すべてはアベのために(田中龍作ジャーナル)
「名簿はなかったことに…」官僚たちが目論んだ完全犯罪 すべてはアベのために
https://tanakaryusaku.jp/2020/01/00021790
2020年1月14日 20:58 田中龍作ジャーナル


山井和則議員。オリジナルの文書を出すよう内閣府に求めているが、約束の時刻を過ぎても持って来ない。「本物を止めているのは誰か?」と語気を強めた。=14日、衆院16控室 撮影:田中龍作=

 官僚たちは安倍首相のウソを繕うために完全犯罪を目論んだ。

 黒塗りであれば隠したことが明らかになる。だが、白塗りにしてコピーをかければ、問題の箇所は最初からなかったことになる・・・

 “事件”のいきさつはこうだ―

 昨年11月22日、参院予算委員会の理事懇談会に、政府が桜を見る会の推薦者名簿を提出した。各省庁が保管していた4千人分だ。

 この名簿の一部に巧妙な文書改ざんがあった。部局名を修正テープで白塗りにしたうえでコピーをかけていたのだ。それが理事懇に提出された。

 白塗りにしたのは「内閣官房内閣総務官室総理大臣官邸事務所」とその略称である「閣総」。閣総は安倍首相からの推薦を取りまとめる。疑惑の核心を握る組織だ。

 理事懇に名簿を提出する2日前(11月20日)に、衆院内閣委員会で内閣官房の審議官が「内閣総務官室(閣総)の推薦者名簿は廃棄済み」と答弁していた。

 もし「内閣官房内閣総務官室総理大臣官邸事務所」と「閣総」を消さずに出したら、廃棄していないことがモロバレとなる。

 このため内閣府は白塗りの細工を施したのである。ウソにウソを重ねるというやつだ。


政府が参院予算委員会の理事懇に提出していた改竄文書。左はしの空白には「閣総」と書かれていた。

 理事懇への書類は与野党が合意したうえで提出される。改竄した書類を出すのは、公文書偽造の罪にあたるばかりではない。国会に対する冒涜なのである。

 役人の一存でこんな大それた犯罪ができるわけがない。

 きょう14日にあった野党ヒアリングで、山井和則議員(立憲)が「決裁したのは(内閣官房)人事課長か、官房長か、菅官房長官か?」と政府側を質した。

 内閣府大臣官房の酒田元洋・総務課長は「最終的には人事課長です」と答えた。

 政治家を守るために、官僚は泥をかぶる決心を固めているようだ。

 東京新聞の追及がなければ、与野党の国会議員はガセをつかまされたままだった。

 公文書改竄すなわち歴史を改竄するという犯罪は闇に埋もれたまま。完全犯罪が成立していたのである。

  〜終わり〜



内閣府、推薦部局隠し国会に提出 桜見る会名簿で、菅氏「不適切」
https://this.kiji.is/589653260705580129?c=39546741839462401
2020/1/14 13:15 (JST) 共同通信


記者会見する菅官房長官=14日午前、首相官邸

 菅義偉官房長官は14日の記者会見で、昨年11月に内閣府が「桜を見る会」の推薦者名簿を国会に提出した際、一部に推薦した部局名を隠す加工をしていたと明らかにした。「極めて不適切な対応だ。このような行為を厳に慎むよう内閣府に徹底した」と述べた。桜を見る会の招待者名簿を巡っては、公文書管理法に違反した管理簿への不記載などが既に明らかになっている。公文書のずさんな扱いが改めて浮上し、野党からの批判が強まりそうだ。

 政府は昨年11月に各府省庁が作成した推薦者名簿を参院予算委員会の理事懇談会に提出。その中で内閣府は「内閣官房内閣総務官室」の部局名の記載を消していた。






















http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/836.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 安倍首相を告発「桜を見る会」疑惑 捜査開始で官邸窮地か(日刊ゲンダイ) 



安倍首相を告発「桜を見る会」疑惑 捜査開始で官邸窮地か
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/267590
2020/01/15 日刊ゲンダイ


司直のメスが入るか(上脇教授=右から2人目)/(C)日刊ゲンダイ

 安倍政権への“包囲網”が狭まっている。神戸学院大教授の上脇博之氏(憲法学)らが14日、「桜を見る会」をめぐり国に財産上の損害を与えたとして、背任容疑で安倍首相に対する告発状を東京地検に提出したのだ。いよいよ捜査が動きだし、政府が「廃棄した」と言い張っている招待者名簿が表に出てくるかもしれない。

 上脇教授らはきのう都内で会見し、桜疑惑について「見過ごすわけにはいかない」と強調。安倍首相が2015〜19年の桜を見る会に地元後援会や与党議員、妻・昭恵夫人らの利益を図る目的で招待者枠1万人を超える人数を招待し、約1700万円の予算を2000万〜3700万円超過して国に財産上の損害を与えたと訴えた。

 告発代理人の阪口徳雄弁護士も会見で「政府は招待者名簿はないと言っているが、参加した人数は明らかにしている」「実は、名簿は存在するのではないか」などと指摘。「告発を受け、捜査することになると、検察は政府の担当者にヒアリングすることになる。名簿をオープンにすることができる可能性があると考えています」とも説明した。

 政府は桜を見る会の招待者名簿について「廃棄した」の一点張りだが、捜査が始まれば名簿があるかないかハッキリする。

 菅官房長官はきのう午前の会見で名簿が残されている可能性を問われ「できるだけ精査して対応している」と発言。「調査しない」との態度を一転させたのかと思いきや、午後の会見で「再調査しない」と言い出した。動揺しているのがアリアリだった。

菅官房長官は会見で支離滅裂

 菅氏の支離滅裂ぶりはそれだけじゃない。午前の会見で、内閣府が13〜17年度分の招待者名簿について公文書管理法で定められた「行政文書ファイル管理簿」に記載していなかった違法行為を追及されると、「(民主党政権時代の)11年と12年は開催直前に桜を見る会が中止になり、管理簿に掲載すべきだった招待者名簿を掲載せずに廃棄した。その取り扱いが前例として13年以降も漫然と後任に引き継がれた」などと言い訳。

 当時の民主党政権も管理簿に記載していない、民主党のやり方を踏襲した、と自分たちの違法行為の責任をなすり付けた。しかし、11年も12年も「桜を見る会」は開催されていない。税金で有権者に供応した安倍政権とは事情がまったく違う。「悪夢」だった民主党政権の前例を踏襲している矛盾にもダンマリだった。

 検察の捜査が官邸を追い込むか。










http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/837.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 福島Q&A Q32.福島市と普天間はどちらが危険ですか?(めげ猫「タマ」の日記) :原発板リンク
福島Q&A Q32.福島市と普天間はどちらが危険ですか?(めげ猫「タマ」の日記)

http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/424.html



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/838.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 野党大攻勢<本澤二郎の「日本の風景」(3555)<四方八方から鋭い槍を突き刺せ!>
野党大攻勢<本澤二郎の「日本の風景」(3555)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/23053487.html
2020年01月15日 jlj0011のblog


<安倍・自公・日本会議の内閣を槍衾に!>

 1月20日の通常国会冒頭から永田町は、珍しく熱気に包まれるだろう。待ちに待った野党大攻勢の号砲が鳴る。偏狭なナショナリズム政権を打倒する好機到来でもある。その先に政権の交代が訪れるだろう。

 野党が手抜きをしない限り、ほぼ100%の確率で、自公維政権を断崖絶壁に追い詰めることが出来るだろう。

 鋭い槍は何本もある。攻撃材料が沢山あるのだ。こんなことも珍しい。次々と、間髪を入れずに大攻勢をかけるのである。二つの民主党と共産党と山本太郎のグループが、結束して体当たりをするのである。作戦本部を指揮する小沢一郎の最後の勝負ともなろう。これぞ民意である。安倍・自公・日本会議を槍衾にしたらいい。安倍暴政を破壊、健全な自由と民主主義を日本に取り戻す時でもあろう。

<四方八方から鋭い槍を突き刺せ!>

 鋭い槍は、種類がいろいろとある。長い槍もあれば、短いもの、中くらいのものと、より取り見取りである。

 逃亡大好きな首相だから、両足に突き刺す槍も用意すべきだろう。うそつきも得意だから、これは舌を抜く槍である。そして最後の最後は、心臓を一突きにするのである。

 すでに秋の臨時国会の野党攻勢で、満身創痍の有様であるが、だからといって気を緩めてはならない。相手は、ゾンビ・西洋お化けであることを忘れてはならない。しっかりと腰を据えて、野党が一丸となって、死に物狂いで体当たりすれば、確実に戦前ゾンビを打倒することが出来る。

<「超軍拡予算を人質に」が天の声>

 戦場のような中東に派兵した自衛隊予算は、国民の福祉や医療を脅かす超軍拡予算である。「戦争予算」といってもいい。空母「出雲」の出動も予定の範囲と見られる。この7年有余の総計軍拡予算は、天文学的に上っている。

 嘘や隠ぺいで逃亡しようとする場合は、遠慮することはない。予算を人質にすればいい。これは天の声である。相手は破憲の首相である。構うことはない、堂々と予算を人質にして、ストロング・ナショナリストを追い詰めるのである。野党の覚悟のほども試される場面である。

<解散へと追い詰めろ>

 解散は「仕掛けたほうが勝つ」という安倍であるが、これは永田町の心理・真実である。間違いない。

 野党は、この7年間、この手を食らって敗北を繰り返してきた。宗教政党の塊がついているとはいえ、野党が分裂、バラバラだったことにもよる。そのことで、若者や主婦など多くの有権者が、投票行為を止めてしまい、結果的に自公圧勝を許してきた。

 この敗北主義は、次回選挙から放棄するのである。野党は候補者を一本化することで、確実に勝てるだろう。

 小学生でもわかる理屈である。自公に3分の2議席を与えたことから、戦争三法が強行されてしまった。あろうことか、カジノ法と10%消費税までもが強行された。しかも、閣議決定で、こともあろうに紛争地のど真ん中に、自衛のはずの武器弾薬を送り込んだ。到底許されざることではない。

 日本大不況真っ最中である。アベノミクスに踊らされた7年の間に、日本は貧困の時代に突入した。弱者の貧困化は、毎日、急速に進行している。当面、5%消費税の大減税を公約、実行に移せば、消費経済は一息つくだろう。

<候補者一本化=受け皿用意>

 野党が候補者を一本化する、それだけで自公維を駆逐することが出来る。相手は25%勢力であるが、最近はせいぜい20%程度の無知蒙昧の徒の勢力でしかない。

 自民党も公明党も維新も、安倍政治のツケである政治スキャンダルが露見している。それでいて、TBS強姦魔をチャラにした悪党が、警察庁の長官になるのだという。

 新政権は、真っ先に警察と法務検察を大刷新、元首相の犯罪をあぶりだすのである。悪党が支配する霞が関を、健全な官僚機構に変革するのである。

 ゾンビの仲間を、元居た墓石に押し込み、二度と21世紀の日本に現れることがないように、重い蓋をするのである。法の公正な裁きをすればいいだけのことである。

 候補者を一本化するということは、自公維に代わる受け皿を国民に示すことになる。まずは一本化で、日本は変わる。変えなければならない。民意である。

2020年1月15日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)




http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/839.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 菅の卑劣な言い訳、桜を見る会の招待者名簿破棄は「前政権踏襲」だと(まるこ姫の独り言)
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2020/01/post-86737d.html
2020.01.15


菅もトコトン根性が腐っているな。

桜を見る会の招待者名簿破棄は、民主党政権に罪をかぶせて「前政権踏襲」だと。

「桜」招待者名簿廃棄は「前政権踏襲」 菅官房長官、従来の説明を事実上転換
             1/14(火) 12:21配信

>菅義偉官房長官は14日午前の記者会見で、2017年度まで5年間の「桜を見る会」の招待者名簿が行政文書ファイル管理簿に未記載だった問題について、「11年と12年は開催直前に桜を見る会が中止になり、管理簿に掲載すべきだった招待者名簿を掲載せずに廃棄した。その取り扱いが前例として13年以降も漫然と後任に引き継がれた」と説明した。「事務的な記載漏れ」としていた従来の説明を事実上転換した。

出た!困った時の民主党政権誹謗中傷。

今までは、「事務的な記載漏れ」と逃げる気満々だったのに、それが通用しなくなると、民主党政権の時から引き継がれたと他者への責任転嫁。

見苦しいすぎる。そして見っともない。

そういえば菅は、安倍政権時の文科相事務次官であった前川氏への攻撃もすさまじかった。
前川氏は、文科省幹部の天下り問題の責任を取り辞任したが、その経緯を巡って、菅は会見の中で「前川氏は地位に恋々としがみついていた」と別に言わなくても良いような発言をして前川氏の印象を悪くしてきた。

当時、どれだけ嫌味な人間なのかと感じてきたが、今度も、又民主党政権に責任をかぶせる積りだ。

「桜を見る会」の名簿破棄も民主党政権に責任をかぶせているが、11年・12年と会が中止になった時点で招待客を呼ばなかったのだから、予算も使われていないし実害も生じていない。

安倍政権の場合は、年々招待客が多くなって予算も増えていくのに、名簿破棄は無いだろうに。。。

どうして民主党政権と比べるのか。

「悪夢の民主党政権」とその手法を散々けなしておいて、貶して来た民主党政権の真似をするのも変な話だ。

民主党政権の政権運営が、貶すに値するほどの酷い状態だったら、真似をする意味が分からない。

開催されていない会の名簿を民主党政権が破棄したのが本当だとしても、毎年開かれている会の名簿破棄は通らないと思うが。

こんなの子供の屁理屈レベルだ。

しかもなんで今更民主党政権が〜と言い出すのか。

初めから主張しておけばよかったのに。

まるでネトウヨの、民主党政権が〜と同じレベルだ。


菅曰く、漫然と後任に引き継ぐ安倍政権も、全く管理能力のない政権だ。

本当に悪夢の民主党政権だと思っているのなら、民主党政権の悪いところを改めてよりよい日本にするのが政権の使命だろうに。

所が、第二次安倍政権になってから悪辣さに磨きがかかって何でもやりたい放題。

「悪夢の民主党政権」どころの騒ぎではない。

この国の根幹や社会常識まで壊しに壊して来たのが安倍政権で、その中の三大極悪人が、安倍と麻生と菅。

その中の1人が何を言っても何の説得力もない。



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/840.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 各国軍がイラクから撤退 韓国は軍の派遣を拒否(長周新聞)
各国軍がイラクから撤退 韓国は軍の派遣を拒否
https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/15343
2020年1月14日 長周新聞

 

 米軍によるイラン革命防衛隊ソレイマニ司令官の殺害に端を発するイランと米国の緊張激化を受けて、米国主導の連合軍や「対IS(イスラム国)」などテロリスト掃討を名目にした有志連合として中東に駐留してきた各国軍があいついで縮小や撤退を始めている。イランへの軍事挑発とともに制裁を強めるトランプ米政府の強硬策に巻き込まれることを忌避する動きが目立っており、中東への軍事介入に反対する国際世論の高まりを示している。

 イラクでの有志連合には、米国5000人をはじめ、イタリア845人、フランス500人、英国400人、オーストラリア380人、カナダ370人、スペイン350人、デンマーク190人、オランダ150人、ドイツ120人など、23カ国の約9000人が駐留しているとされる(『ミリタリー・バランス』2019年度版)。

 3日のソレイマニ司令官の殺害による緊張激化を受けて、ドイツ政府は7日、イラクの首都バグダッドとタージでイラク軍の訓練を目的に駐留していた兵士約35人を隣国ヨルダンとクウェートに退避させる方針を発表し、イラクからのドイツ軍の撤退は「間もなく開始される」(独国防省)とのべた。マース独外相は6日、ドイツ軍のイラク駐留の根拠は「イラク政府と議会からの招請を受けている」ことにあり、「もはやそうでないならば、われわれが同地にいる法的根拠がなくなる」と発言していた。イラク議会は5日に駐留米軍を含む外国軍隊の全面撤退を求める法案を決議している。

 イタリア軍も7日、バグダッドの米大使館周辺に駐留していた約50人の部隊を退避させ、イギリス軍もバグダッドから約50人の部隊をイラク国外に撤収した。

 北大西洋条約機構(NATO)は5日、イラク軍への訓練任務を中止することを発表し、7日には「人員の安全を守ることを優先する」として500人の教官のうち一部をイラク国外に撤収すると発表した。これを受けてルーマニア、クロアチア、スロバキアも訓練任務にあたっていた部隊をイラク国外の基地に退避させた。

 また、NATO傘下でのイラク治安部隊訓練などを担ってきたカナダ軍のバンス統合参謀長は7日、兵士の家族宛に書いた書簡を軍のツイッターで公表し、イラク駐留軍約500人のうち一部をクウェートに撤収させる考えを明かした。「部隊の安全が最優先」と撤退の理由をのべている。つづいてデンマークも9日、同国のイラク駐留部隊をクウェートに移動させる方針を発表した。

 メルケル独首相、マクロン仏大統領、ジョンソン英首相の3人は6日、共同声明を発表し、「すべての当事者が最大限の抑制を行使する」ことを求め、「事態悪化を防ぐ緊急の必要性」「イラクにおける現在の暴力のサイクルは終わらなければならない」と説いた。そして「イラクの主権と安全を守ること」をくり返し強調し、「別の危機がイラクを安定させるための長年の努力を危うくするリスクがある」と注意を喚起した。

 イラク政府は6日、外国軍隊の国内撤退を決議した議会の決定を履行するための法的手続きに入ったことを発表した。同国のアブドルマハディ首相は10日、ポンペオ米国務長官に対して軍撤収に向けて代表者を指名するように求めるとともに、駐イラクEU大使にも多国籍軍の撤収によってイラクの主権国家としての権利や安全が保障されることを呼びかけた。イラク国内では、イラク政府の正式な招聘によって同国を訪問中だったイランのソレイマニ司令官を米軍が殺害したことについて「国家主権の侵害」との非難が強まっており、同じく米軍が駐留するトルコ、シリア、レバノンなどの国民世論とも呼応しながらイラク政府の決定を後押ししている。

 トランプ米政府がホルムズ海峡などを航行する船舶の「安全確保」を名目に各国に軍の派遣を呼びかけた「番人(センチネル)作戦」への参加国は、米国が対象とした30カ国のうち米国、英国、オーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、アラブ首長国連邦(UAE)、アルバニアの7カ国にとどまっている。

 日本政府が自衛隊の中東地域への「独自派遣」を強行する一方で、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は9日、「米国の立場とわれわれの立場が必ずしも一致するとは限らない」「韓国国民の安全を最優先に考えている」と表明し、軍派遣の可能性を否定。「中東地域の情勢分析も(米国とは)一致しておらず、われわれはイランと長いあいだ経済関係を結んでおり、人道支援と教育もおこなってきた」とのべ、「米国が派兵を要請するだろうが、イラクに韓国国民が1600人、イランには290人、なかでもテヘランには240人がいる。政府の決定が彼らの安全に影響を及ぼす」「国民の安全を最優先に考慮しなければならない」と強調した。

 駐韓米国大使から「同盟国の協力」として軍の派遣要請を受けた後の11日には、「同盟国だからといって、すべての問題で米国と歩調を合わせるべきということにはならない。ホルムズ海峡への軍隊派遣に関する方針は変わらない」(康京和長官)と改めて軍の派遣を否定した。

 イラン政府は「ペルシャ湾地域の保安警備の主要な責務は近隣諸国にある。地域外の国がペルシャ湾地域の情勢不安を煽ることを許さない」とくり返し表明している。ハタミ国防軍需相は、日本の河野防衛大臣との電話会談のなかでも「地域の情勢不安や緊張の主な元凶は米軍の駐留」であり、「国連安保理決議によれば、アメリカの行動(司令官殺害)は国家テロの実例とみなされる」「イランは常にペルシャ湾とオマーン海の安全確保において役割を果たしてきたし、緊張緩和と安定に寄与しようとする人は、アメリカに対して安定と平穏のため地域から撤退するよう求めなければならない」とのべている。



http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/841.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 立憲民主党と国民民主党 国会開会前の合流できず(ANN)
立憲民主党と国民民主党 国会開会前の合流できず
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20200115-00000065-ann-pol
1/15(水) 19:14配信 ANN



 通常国会の開会までに合流できないことが決定的になりました。

 野党の合流協議を巡っては立憲民主党と国民民主党の間で、通常国会前の合意を目指していました。しかし、国民民主党の玉木代表は15日、党所属議員に協議を継続していく考えを示し、合流の判断は先送りしました。これで国会開会前に合流ができないことが決定的となりました。国民民主党内からは「早期に結論を出すべきだ」という意見も根強く、20日の通常国会の召集日に改めて党内で議論することになりました。







http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/842.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 「野党共闘」モヤモヤ共産党扱い/政界地獄耳(日刊スポーツ)
「野党共闘」モヤモヤ共産党扱い/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202001150000119.html
2020年1月15日9時34分 日刊スポーツ


★「野党は共闘すべき」は野党支持層のなんとなくの共通目標となっている。また現実的にそれは実行され、一部では実現している。そこには選挙協力、それも候補者を立てない方法や野党統一候補を野党各党で応援する手法がある。それでももう1つモヤモヤしている部分が共産党の扱いだ。旧民社党やそれを支えてきた連合右派・旧同盟系は政策的隔たりがそのまま政治目標になっているような状態で、極めて敵対的な指導が続いている。それが野党共闘、立憲民主党と国民民主党の合併や、その後の共産党が言う民主連合政府構想への踏み込みをちゅうちょさせ、立憲や国民両党が持つ保守系支持層がモヤモヤする理由でもある。

★14日から3年ぶりに共産党大会が静岡県で開催されている。大会では04年以来16年ぶりに党綱領が改正される。間もなく結党100年になろうとする歴史ある政党が21世紀をどうとらえるべきか、現代社会や国民の価値観の変化を見ながらの歴史的な綱領改定である。「発達した資本主義での社会変革は社会主義・共産主義への大道」と位置付ける“代々木文学”はなかなか分かりにくいものの「搾取の自由の制限」など受け入れるべきものも多い。

★また共産党が“敵視”しているとみられる天皇制についていまさらながら「現憲法は『天皇』に制限条項が明記されている」と評価した。政党はかねがね国民の思想や考えをリードして綱領で理想を語るものであった。現代ではその現状にもうひとつ加味すべきものがある。国民の成熟度だ。法律がなくとも党が掲げなくとも党も国民に学び、国民の成熟度が政治を先に進ませる場合がある。「互いに学ぶ」「多様性の中の統一」は結党100年に向けた共産党の挑戦だが、それは「普通の政党」に見えかねないもろ刃の剣だ。票だけ欲しいと思っている野党は本格的に共産党研究に着手すべきだ。共産党は国民のだれもが受け入れられる理念と言葉が必要だ。来賓の1人、中村喜四郎は党員の圧倒的な拍手で迎えられたが「本気の野党候補を都知事選で立てるべき」と訴えた。共産党にとっては覚悟の党大会だ。(K)※敬称略




http://www.asyura2.com/19/senkyo268/msg/843.html

記事 [政治・選挙・NHK268] 警視庁公安部が「しばき隊」と誤認・微罪逮捕した男性が明かす取り調べの中身!「どの政党がついているのかと尋問され…」(リテラ)
警視庁公安部が「しばき隊」と誤認・微罪逮捕した男性が明かす取り調べの中身!「どの政党がついているのかと尋問され…」
https://lite-ra.com/2020/01/post-5207.html
2020.01.15 車庫飛ばしで公安に誤認逮捕された男性が語った取り調べの酷い中身 リテラ

    
    昨年7月20日、秋葉原で応援演説をする安倍首相


「朝の7時くらいでした。マンションの玄関からノックする音が聞こえて。早朝だし、あれ? なんだろうと思ったんですが、寝ぼけてボーッとしながらドアを開けたら、黒服や作業服っぽい男たちが立っていた。見たことのある顔が何人かいて。ヘイトデモのカウンターの場所で見覚えのある、警察の人でした」

 男性は、公安に突然逮捕された日のことをそう振り返る。この男性を、Mさんとしよう。今月9日、警視庁公安部は、Mさんをいわゆる「車庫飛ばし」という“微罪”で逮捕。そして一部マスコミが、公安発表をそのまま垂れ流すかたちで逮捕を実名報道した。

〈右派系市民団体のデモへの抗議を繰り返す「レイシストをしばき隊」、現在の「対レイシスト行動集団」のメンバーの男が、所有するワゴン車の登録地を偽って申請したとして警視庁に逮捕されました〉(TBS)

〈公安部によると、●●容疑者は、差別や憎悪をあおる「ヘイトスピーチ」などに抗議する団体の中心人物。車は活動資材の運搬に使用していた〉(産経ニュース/注:記事は実名だがリテラ編集部で匿名にした)

 警察は勾留の延長を求めたが、裁判所は証拠隠滅や逃亡の可能性がないとして却下。Mさんは11日に保釈された。本サイトで報じたように、公安がMさんを“微罪逮捕”した狙いは、差別主義者に対するカウンター行動と、12日に新宿で行われた大規模な反安倍政権デモ「Occupy Shinjuku 0112」への“弾圧”とみられている(https://lite-ra.com/2020/01/post-5205.html
)。

 本サイトがMさんに取材を申し込むと、Mさんはカウンター行動やデモへの関わり方から、今回の逮捕、保釈にいたるまでの状況を克明に語ってくれた。Mさんの証言から明らかになったのは、「レイシストをしばき隊」やその後継団体「対レイシスト行動集団(C.R.A.C)」を狙い撃ちにし、団体や個人のプライバシー情報をかき集めるという公安の卑劣な手口だった。

「玄関で僕の名前を訊かれて、いきなり『車のことで令状があります』と。紙をパッと見せられ、何の令状かわかりませんでしたが、車庫飛ばしで捜査すると言われました。うすうす公安だと感づいていたので、『それって国土交通省とかじゃないんですか? そういうこと担当するんですか?』と聞いたんです。そしたら『これは電磁的公正証書原本不実記録・同供用の容疑で、ウチでも扱える』と、そこからもう有無を言わせない感じで。そうか、僕は逮捕されるのだな、と」(Mさん)

 マンションに10人ほどの公安警察が入ってきた。携帯電話、もう使っていないスマートフォン、ノートパソコン、鍵束、免許証や保険証の類、キャッシュカードやクレジットカードなど、さらには仕事関係でもらった名刺の束まで押収された。公安は銀行の預金通帳も要求したという。「『決まったことに従ってください』という感じで。人の繋がりやお金の流れを探ってるんだと僕にもわかりました」とMさんは語る。

 1時間半後、Mさんは警察のバンに乗せられ、車内で手錠をかけられた。管轄の署に着くと、した着まで脱がされて身体検査を受け、指紋採取や写真撮影が行われた。

「羞恥心というよりも、警察署に連れて行かれて、そこでいろいろ事態を飲み込んでいった感じですかね、従うしかないんだなと。3、4時間ほど刑事から取り調べを受けました。それが終わると、すぐに『これから本庁に移動します』と告げられて。ここで寝泊りするものだと思っていたので、ちょっと驚きました。それで、また車に乗せられて、エンジンがかかったとき、横に座っていた刑事が『報道きてますね』と言った。警察署の表のゲートのところは板で壁みたいになっていて、普通の人の背丈だと車内が見えないようになってるんですけど、その板の上から強いライトが光ってるのがわかった。それがTBSだったんでしょう。内心、警察がマスコミを呼んだんじゃないのかとは思いました。一応、顔は伏せておきましたが、車が壁の横から出るときに撮られたのだといまでは思います」(Mさん)

■公安は、カウンターを政治的な組織と思い込み、組織の構造や金の流れを尋問してきた

 TBSはこの映像を〈「対レイシスト行動集団」メンバー、“車庫飛ばし”で逮捕〉と題して放送した。移送される瞬間の映像を撮影できたのは、警察側からリークがあったからだとみて間違いない。「警視庁がしばき隊・C.R.A.Cの中心メンバーを逮捕した」と大々的にアピールしたかったわけだ。

 ところが、実はこれ、その意味においては完全に“誤認逮捕”だった。Mさんによると、ヘイトへのカウンター行動には2013年から参加していたものの、「レイシストをしばき隊」や「C.R.A.C」のメンバーにはならなかった。SNSでの呼びかけ見て、個人としてカウンターへ行き、沿道からプラカードを掲げたり反差別の声をあげていた一人にすぎず、公安が得意げに喧伝している「しばき隊の中心人物」でもなんでもなかったのだ。

「しばき隊やC.R.A.Cを結成した野間(易通)さんとは昔からの個人的な友人ではあったんですが、しばき隊に入ろうとは思わなかった。一度、メンバーには誘われたけどお断りしたんですね。何か手伝えることがあれば野間さんが個人的に言ってください、と。カウンターには一人で行って一人で帰る感じ。僕はANTIFA(アンチファシズム運動)や東京給水クルー(安保法制反対デモでのプロテスターへの給水支援活動)を軸足にしてきたので、『メンバー』と言われるならそっちだと思います。だから報道で『しばき隊の中心メンバー逮捕』みたいになっているのを知ったときは、ちょっと苦笑いというか。ああ、公安はそう見せたいんだなと」(Mさん)

 いかに公安が無能集団かがよくわかるというものだが、この“誤認逮捕”が「レイシストをしばき隊」や「C.R.A.C」をターゲットにしたものであることは、Mさんが警視庁で受けた取り調べ内容からもはっきりする。警察は「車庫飛ばし」の容疑とは無関係のことを根掘り葉掘り聞いてきたのだ。

「警察側に元からある程度の台本があって、文書を読みあげながら僕に『そうですよね』と同意をとろうとするんですが、その冒頭に『私は右派系団体に抗議する運動に参加しており、車両はその運動のために所有使用〜』みたいなことが書いてありました。いや、それは違うだろうと否定しましたけど、ようは、最初から決めつけられていたんです。さらに調書の読み上げと確認が終わると、警察は『カウンターとは組織なのか』と尋問してきました。『誰が主催しているのか』『何人くらいいるのか』『事務所はあるのか』『カウンターの上部構造にはどの政党がついているのか』と立て続けに聞いてくる。SNSを見て個人で参加したと言っても、まったく理解できないような顔をするんです」(Mさん)

 このとき、自身の逮捕が公安マターの弾圧であることを確信したという。警察の取り調べからはツイッターのアカウントが細かく監視されていることもうかがえた。

「いずれにしても、車庫飛ばしの容疑とはまったく関係のない尋問ですよね。よくわかりました。公安は、カウンターを政治的な『組織』だと思い込んでいて、彼らの本命は、そのありもしない『組織』の構造や人脈、金の流れを探ることだったのだと」(Mさん)

■逮捕は「1・12安倍政権批判デモ」でサウンドカーの運転手として届け出ていたからか

 こうした公安のやり口は、完全に違法な別件逮捕のそれだ。しかし、なぜ「レイシストをしばき隊」や「C.R.A.C」のメンバーではないMさんを、その「中心人物」とみなして“微罪逮捕”するという、悪質かつ杜撰なことを公安はしたのか。

 Mさんは「車庫飛ばし」の疑いをかけられたワゴン車を仕事や日常生活で使っていた。安保法制デモでの給水支援等でもこのワゴン車を使用していたという。昨年7月20日には、東京・JR秋葉原駅前で演説する安倍首相に対し、多くの市民から「安倍やめろ!」と声があがった。この日もMさんはワゴン車で抗議用の資材を運搬している。周囲には多くの公安が待ち構え、抗議する市民を撮影するなど監視体制を敷いていた。Mさんも「自分が警察から観察されているのは気づいていました」と証言するように、こうしたデモや抗議運動のなかで公安がワゴン車をマークし、「車庫飛ばし」という「別件」での“微罪逮捕”で狙い撃ちしたのではないか。

 そしてもうひとつ。前述のとおり、今月12日には新宿で“安倍政権批判”の大規模市民デモが行われたが、実は、Mさんはこのデモに参加する予定だった。事実、今月6日にはサウンドカーのドライバーとして東京都公安委員会に申請している。警視庁公安部も当然、Mさんがドライバーという役割でデモに参加することを知る立場にあったはずだ。Mさんの逮捕がデモの3日前だったというタイミングを踏まえれば、公安が安倍政権批判デモに“運転手不在”というダメージを与えるとともに、参加者を動揺・萎縮させる狙いもあったと考えるのが自然だろう。

「車の車種とかナンバーとかの情報は役所に登録されていても、その車がデモの現場にいたというような情報は公安でないと知り得ません。やっぱり、人の思想信条は心の内側の話ですけど、車みたいなモノは外から把握しやすいからこそ、僕のワゴンもマークされ、弾圧に利用されたのだと思っています。実相としては、SNSをベースにした個人的な参加だったり、単なる昔からの友だちだったりという繋がりでも、公安は無理やり『組織』みたいなものに仕立て上げる。僕に警察署で尋問したように、公安はモノがあるということはお金があり、政党なんかが背景にいると考える。そこから『組織』みたいなものを勝手に組み立てて、国の機関の管理下に置き、自由に政権批判やデモをさせないようにしたいのでしょう。それは強く感じました」(Mさん)

 本サイトにそう語るMさん。押収されたパソコンはいまだ手元に戻ってこないという。違法な別件逮捕としか言いようのない取り調べが行われたことからしても、今回の警視庁公安部による“微罪逮捕”がいかに無茶苦茶なものであったかが明らかになっただろう。

 Mさんに起きたことは、決して他人事ではない。何度でも言うが、公安をはじめとする警察組織はいま、どんどん“安倍首相の私兵”のような性格を強めている。政権への抗議デモに参加したり、SNSで政権批判の声をあげただけで、当局から取り締まりの候補にされてしまうのだ。

 しかし、だからといって萎縮してしまえば、それこそ安倍政権の思う壺だ。ひとりひとりが声を大にして、おかしいものはおかしいと言う。そして、当局の虚偽宣伝に乗っかってフェイクを垂れ流したマスコミを強く批判し、目を覚めさせる必要がある。でなければ、同じような警察権の悪用が何度でも繰り返されてしまうからだ。これ以上、安倍首相に権力を私物化させてはならない。

(インタビュー・編集部)
















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