天才 E.J.JORDAN のメタルコーン ユニットを引き継いだスウェーデン EAD社のドライバー
EAD Sweden AB Webshop - OEM
https://www.eadsweden.com/oem/
EAD 販売代理店 マロニエオーディオ
http://www.maronieaudio.com/
http://www.maronieaudio.com/item.html
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EAD
ScanSpeak社と共同開発した新ドライバー販売開始。(H29.6)
http://www.maronieaudio.com/item/spdrv/ead.html
High End Audio Transducers
E100HDMKU
5インチフルレンジ
1個 27,200円(税別)
https://shopcdn.textalk.se/shop/17596/art89/35947689-e5ebe7-E100HD_MKII_web_v1.2.pdf
EJ jordan 5インチフルレンジ Eikona2と音質比較された方の話では
100HDMK2の音質の方情報量が多く高域も伸びてフラットでバランスが良いとのことです。
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E60HDMKU(Round ,Rectangular)
3インチフルレンジ
1個 14,750円(税別)
https://shopcdn.textalk.se/shop/17596/art23/80801923-6e82d9-EAD_E60HD_MKII_v1.0.pdf
E60HDMK2と他社同サイズ(SB Acoustics, FOUNTEK,Peerless,Vifa ,Mark Audio,FOSTEX,Wavecor, Monacor、HiVi,Aurasound、ParkAudio )
よりやや高額ではありますが価格以上の音質を出してくれます。シングルユース、マルチユース(ラインアレーを含む)どちらも使える秀逸フルレンジです。
アンプは真空管、トランジスタ、AVアンプ、デジタルアンプ等に使えます。
推薦エンクロージャは
Hasehiro Audio
http://www.hasehiro.co.jp/
コーンの性格状(サンドイッチコーン)、すっきり、くっきりの超解像度、女性ボーカルの発音もよく聞き取れ、低音も比較的良く出るユニットです。
音楽はロック、J-POP,ブルース、ジャズ、クラシックなどジャンルを選びません。
http://www.maronieaudio.com/item/spdrv/ead.html
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“EAD(Esoteric Audio Devices) E100HD”用、ブックシェルフ型バックロードホーン(前面開口DD-BH)〜 2015年12月22日
https://community.phileweb.com/mypage/entry/3708/20151222/
■EAD E100HD(13cm Full-Range)
https://community.phileweb.com/images/entry/497/49763/1L.jpg?1450875257
■DDBH-E100【設計図】
https://community.phileweb.com/images/entry/497/49763/2L.jpg?1450875257
【推奨ユニット】
EAD E100HD
EAD E100
Jordan JX92S
EMS LB6
PARC Audio DCU-F131W
PARC Audio DCU-F131PP
PARC Audio DCU-C131W(コアキシャルスピーカー)
PARC Audio DCU-C131K(コアキシャルスピーカー)
CIARE HX135
■DDBH-E100【板取り図-01】
https://community.phileweb.com/images/entry/497/49763/3L.jpg?1450875257
■DDBH-E100【板取り図-02】
https://community.phileweb.com/images/entry/497/49763/4L.jpg?1450875257
https://community.phileweb.com/mypage/entry/3708/20151222/
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北欧からの旅人 EAD E100HD2
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1971402262
かつてE.J.TED.JORDANという、スピーカー造りの名匠がいたという。
私には縁もゆかりもない、というところだが、実は、知人がALR JORDAN の EntrySというスピーカーを使っていた。あのジョーダンかという感じだ。
自分が使うことになるとは思わなかったが、GWを前に数か月ほど、このジョーダン氏の傑作フルレンジ、JX92Sという5インチもしくは13センチ前後のスピーカーを源流に持つ、2種類のユニットを購入することになったのだ。
世界にはフルレンジにこだわる人がいて、日本では長岡氏が目立つが、アメリカのBOSE、イギリス・ヨーロッパではこのJORDAN氏もいたのだろう。
家庭用で、理想は10センチから15センチの間ぐらいじゃないかというのは共通している。
そして、このたび5インチフルレンジを物色していた私がJX92Sの末裔に出合ったのは偶然とはいえまい。
メタルコーンというのが異色。
通勤中のスマホでJORDAN氏の活動の記録を読む。
最近はなんでも情報が手に入る。
アダプターリングがなかなか作れないので、手元に大事に置いてあった2種類。
ついに鳴る日が来た。
まずは、スウェーデンEAD社のE100HD2。
EADのEはESOTERICのEだったりする。
JORDAN氏が老いて事業を縮小するにあたり、ユニットの製造ライセンスを譲った(?)のがEAD社。
歴史があるので、3回ぐらいは改良しているようだ。
ルックスをみると、北欧家具の雰囲気が漂う。
写真は照明が良くないが、実際はけっこういい感じ。これならフィンランドバーチにしたかった。
何年か前、ロンドンを旅したが、フィンランド航空を使ったことで、北欧とイギリスのつながりを知った。
BBC響は実に自然にシベリウスを演奏した。
航空機のデザインも素晴らしくて、このラインの文化は大好きだ。
また、製作はデンマークのScanSpeak。ウィルソンオーディオやPIEGAなど、ため息が出そうなハイエンドスピーカーのユニットを作っている。
E100HD MK2
能率 86.2デシベル
Q0 0.44
m0 5.3
1キロちょっと
メタルコーン
国籍:スウェーデン
製作:デンマーク ScanSpeak
原案:イギリス
価格:6万ぐらい
音はどうか。
キャビネットと全く合わないこともありうる。
とりつけてすぐの測定で、拍子抜けするほどワイドレンジでフラットな特性。
能率を低くして、管理が完璧なのだろう。
ドイツの雑誌による2017年のレポートでは、インピーダンスのコントロールが巧みで、高域の上限が伸びたという。確かに、スーパーツィーターが不要なほどの特性。
造りは、もっと高額のEikona2に酷似していて、むしろマグネットはより大きく、なぜか銅色になっている。
原案は古いユニットなので、フルトヴェングラーをかけてみると、AUDAXの味は出ない。
弦楽器が得難く素晴らしいという評が何人かからあったので、ヤンセンとロンドン響でブリテンのヴァイオリンコンチェルト。デッカの新しい録音。
これがドハマりで、ちょっと聴くつもりが聞き惚れてしまった。
ヤンセンの沈み込んで弾くスタイルが見えるよう。
ヴァイオリンコンチェルトは、歪んだ音を辞さずオーケストラに戦いを挑むような、どこかロックな感じがあるが、その気迫が良く出る。
ヴァイオリンの木の感じは出ないが、弦の金属の感じが出る。これが、弦が絶賛される理由だろう。
もたもたした感じの音ではなく、木の共鳴管のボワボワ感も一掃された。
ポップ系は軽快に鳴る。
メーカーは、ジャズやブルース、ボーカルが得意と書いている。
メタルコーンというと、フィルジョーンズという人もいて、AE1とかAE2が有名。
確かに、いまみるとすごく魅力的な感じ。
吉田苑というショップが推していて、ハイスピードでヤンチャな音という。
鈴木哲氏のかかわる機器(一時のLHHとか)と共通する感じだろう。
メタルを小口径で使うとそうなりそう。一方で、MG130HRは独特の甘い感じがあって、メタルのコーティングかもしれないが。
E100HDはどちらの方向性も感じるが、扱いがうまくて成熟した音だ。
求心的な表現が得意で、基本的に気に入った。
欠点は、何を聴いても単色というか、特定の色になるようだ。
ただこれは、コーンの銀色が印象的で、それを想起してしまうからかもしれない。
私は機器の色をかなり気にして、アンプのブルーのライトは黒テープで覆ってしまうほどなので、個人的な問題かもしれない。
コーンが黒塗装なら、どうか興味はある。
ラトルのモーツァルトを聴いていて、ずっとこの印象でオケを聴くかな?、と。処分になるなら調整をこだわることもない。
急遽本命のEikona2に変更を試みた・・・
コメント
mixiユーザー2019年05月05日 13:55
意識したわけでは無いのですが、現在フロントがオーディオフィジック、リアはEntrySとアルミコーンで揃っています。
元気だけど暴れが少なく、やんちゃな方向では無いですね。たまにFEが懐かしくなります。
mixiユーザー2019年05月05日 14:17
> mixiユーザー
オーディオフィジックかっこいいですね。さすがドイツ。0Qさんはウィルソンオーディオ使ってた人だから、スピーカーには最大限の思いがありますよね。
やんちゃかどうかは、結局、紙やメタルの問題でなく、製作者かもしれないですね(笑) 私は当分やんちゃはいいですが、求心的であるがゆえの過激さには惹かれます
mixiユーザー2019年05月05日 14:55
長らく使ったユニットでした。やや金属の音が乗りませんか?
マークオーディオのマークさんによると、マークさんがそのユニット開発にか関わったそうです。
東京オーディオベースでマークさんにJX92Sを使った自作スピーカーの写真を見せたら、「懐かしい!」といろいろ昔話に繋がりました。
その発展で今のマークオーディオの金属コーンの各ユニットがあるそうですよ。
mixiユーザー2019年05月05日 17:22
> mixiユーザー
そうですか、お使いでしたか。
マークオーディオは取付穴が合わなかったので泣く泣く候補から外しました。
共同制作されてたのは知ってましたが、ジョーダンかジョーンズか、どっちだったっけと検索すると、いまはわからなくなってました。
ユニットは、オークション出品のため写真を撮ったところですが、デザインが凄く綺麗です。AUDAXに戻すとすごく紙の音で、逆に言えば金属の音だったんでしょうね。でも、改良ゆえかいかにもという感じはないです。
紙の、中低域があいまいでもごもごして(味になる?)というところがクリアになるようです
mixiユーザー2019年05月05日 18:21
このユニットを15年以上前に積極的に輸入していたヒノオーディオの亡くなった親父さんによると、製造はすでに中華だったそうです。中華ユニットや台湾のオーディオトランスに早くから目をつけていたあたりも、さすがはヒノオーディオでした。
mixiユーザー2019年05月05日 19:51
> mixiユーザー
ヒノオーディオで検索するといろいろ出てきました。文化が終わっていく感じは残念です。
https://open.mixi.jp/user/5343821/diary/1971402262
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EAD E100HD Mk2(JORDAN JX92S最新改良型)2か月使用 13センチフルレンジペア
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即決価格 49,000円(税 0 円) 送料 無料
E.J.JORDANによる有名なユニット、JX92Sの改良型メタルコーンフルレンジです。
スウェーデンのEAD社がジョーダン氏からライセンスを受け販売しているようです。
JX92Sから4回改良され、今回はScanSpeak社と共同開発で徹底的にリファインされ、サイズも一回り大きくなっています。
音も、FOSTEXみたいな元気な感じより、ハイエンド系の品位がありました。
ファストン端子で抜き差ししただけなので、新品に近いです。 梱包も新品到着時と同じ状態です。 動作は全く問題ないですが、万が一初期不良があれば、しばらくは販売店で対応してくれると思います。送料無料です。
画像は、共鳴管の低音があまり出ないはずのキャビネットに取り付けて、とりあえず鳴らしてみたときの測定値です。ワイドでフラットで驚きました。 能率も低くなくて、他社のユニットとの比較でと、カタログ値より高い感じです。改良されてよくなっているそうです。 それでも真空管アンプよりは、トランジスタアンプでのびのび鳴らしてやる方が合っていそうです。 それから、同じJX92Sを源流に持つ、E・J・JORDAN DESIGNS社のEikona2を同時出品しています。これもScanSpeak社の製造で、フレームサイズは同じ型、マグネットサイズもほぼ同じです。つまり、二つ使って、気に入ったほうを残すということが可能です。 エッジがEikona2のほうが大きく、小口径です。
音色と小音量ではEikona2、コスパではE100HD2かもしれませんが、うちでは大音量なのと、E100HD2がキャビや部屋のルックス的に合っていたので、こちらを採用しました。
不思議とEikonaはブリティッシュ、E100HDは北欧っぽく感じます。
ぜひ二つご試聴ください。鳴らしてみないとわからないことが多いです。
取り付けサイズですが、ネジ穴取り付けは直径136.5ミリの円周上。 バッフル開口は、直径115ミリとありますが、こちらは125ミリでもいけていました。 あと、パッキンはもともと付属しませんが、うまくできていて、とりつけると微妙にパッキンの役割を果たす部分があります。
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E.J.JORDANの体制に変更 2007-09-23
E.J.JORDANのWEB SITE情報によると、ESOTERIC AUDIO DEVICESと提携する事になったようです。今後、E.J.JORDANのユニットは、EAD社が担当します。JORDAN氏も高齢ですので、負担の少ない形を選んだのでしょう。JORDAN氏はシニア・アドバイザーに就任するようです。
EAD社のリンクです。現在は、JX92Sのみ生産しています。(JX92Sが生産完了になったという情報を流している人がいますが、その情報は間違っています。)
http://www.esotericaudiodevices.com/
気になるのは、部品供給の関係で製造完了となっているJX125、JX150の再生産が検討されている事です。JX6rHDも生産が止っていたのですね。Yahooオークションで某Sellerがオークションに出している、Jordan 6T wide band Tweeterが見当たらない事もポイントです。体制の変化により、一時的に、在庫の混乱が生じているようですが、だまされないようにしてください。
J6T drive unitについては、E.J.Jordan社のWEBに下記の記述があります。
The J6T is a low cost, OEM driver, developed by Mark Audio. E J Jordan Designs will not be selling this unit nor can we offer technical support.
Mark AudioはE.J.Jordanの香港の代理店です。つまり、J6Tは一代理店により開発された、本家E.J.Jordanとは無関係の廉価版OEMユニットという事になります。当然ですが、JORDAN本社も技術サポートも行わないとの事。注意しましょう。私は、所詮は紛い物と思っているので、興味を持っていません。
https://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2007-09-23
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長谷弘工業(株)−気ままじょんのび日誌 2008年7-12月月号
JORDAN JX93Sのサウンド。
先日スピーカーユニットのページにUPしましたが、JORDANのJX93Sをあらためてご紹介します。
メタル・コーン・ユニットの第一人者、E.J.ジョーダンの飽くなき研究から生まれたこのアルミコーン13cmユニットは暫く日本の市場から消えていましたが、EAD社がその技術を伝承して生産を引き継ぎ、新生ジョーダンとして日本に再入荷することになりました。
第一印象はアルミコーンらしくスパッと切れの良い音質。メタル特有のピーク感もなく、透明度、解像度も素晴らしいです。音の立ち上がりが早く、音離れも良いのでパーカッションなどの演奏はスパッと小気味で大変気持ち良く聴けます。MM−161Tに入れて聴いてみましたが、低域は十分過ぎるほど出ています。ジャズを中心に聴かれる方には自信を持ってお勧めしたいユニットです。生産中止になったアルテックサウンドの歯切れの良い音が好きだった方にはきっと気に入っていただけけると思います。
事実、「アルテックユニットがどうしても欲しい」と試聴室に来られたお客様にこのユニットを裸のまま聴いてもらったら、たった3秒聴かれただけで「あっ!これいい。凄くいい!」と言われ1ペアご予約をお受けしました。
しかしこのユニット、大変美しい仕上がりで、眺めているだけでも楽しいユニットです。装着する前から良い音がしそうな予感を感じさせます。小箱のデザインにもこだわりがあり、こんなところからも製作者の思い入れ、入魂が感じられます。
13cmフルレンジで1本24,150円ですが、その音質と比べれば決して高い買い物ではないと思います。
MM−151T、161T。MM−151S、161S。MM−151、161が装着対象になります。
老舗の名機、JX93Sサウンドを是非お楽しみ下さい。
http://www.hasehiro.co.jp/old/jyonnobi/jyonnobi2008_07_12.html
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JX92S用 スピーカーエンクロージャー
E J Jordanの傑作フルレンジユニット JX92S を対象として設計を行い製作したスピーカーエンクロージャーです。
音はフルレンジとは思えない低域と見事に分解される楽器音の粒立ちの良さというところではないかと思われます。
このエンクロージャーの特長はバスレフポートをバッフル板と同じ板をくり貫いて積層で製作している点、 音響特性がいいとされるロシアンバーチ合板を使用している点、また前面バッフルを 取り外し可能とし、ある程度の内部変更が出来る様にしている点です。
※本製品は組み立て塗装済み完成品です、従ってユニットを取り付けていただくだ けで聴くことが出来ます。(ユニット取付け用の木ネジの下穴はありません)
※オプションとしてユニット取付け穴の鬼目ナット仕様にも対応可能です。 (ただし、この場合ユニットをお客様負担で送っていただくことが必須です。 オプション費用:1,000円/1台)
■商品名 :JX92S専用スピーカーエンクロージャー( 商品コード:
JX92SEN )
■設計対象ユニット:JX92,JX92S (E J Jordanのフルレンジユニット)
■外形寸法 :幅21cm高さ38cm奥行27cm (ポストの出張りは含まず)
■ユニット取付け穴寸法 :直径 113mm (ザグリ加工を追加)
■使用材料 :15mm厚ロシアンバーチ合板、オイルフィニッシュ塗料、サー
モウール (吸音材)、ポスト(ターミナル)、スピーカーケーブル、
銀入りハンダ、木ネジ
■設計製造 :吉野工房
■価格 : 40,000円/ペア (送料:120サイズ)
http://www.r15.7-dj.com/~yoshino.kobo/JX92SEN.html
吉野工房 HP
http://www.r15.7-dj.com/~yoshino.kobo/
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EAD ドライバー製造 『Scan Speak』
2015.09.22 Tuesday横浜ベイサイドネットは『Scan Speak』の正規代理店になりました! .
http://baysidenet.jugem.jp/?eid=221
今月、2015年9月18日「株式会社 横浜ベイサイドネット」は、『Scan Speak』の日本における正規代理店契約を交わしたことを、喜びをもって、ここに発表いたします。
上の画像は、『Scan Speak』の、同時に、世界の最高級のツィーター『D3004/664000』ベリリウム・ドーム ツィーターですが、今後は、当社で日本における販売価格を、全面的に、見直ししますので、もう少し「リーズナブル」な価格で販売することが出来るようになりますので、お楽しみに!
また、今後、国内における卸しにつきましては、『横浜ベイサイドネット』が直接卸すのではなく、日本のオーディオ業界に広い人脈を持っている方(卸会社)に、全面的にお任せすることにしました。
昨年の『Jantzen Audio』のようなことにならないよう、メーカーである『Scan Speak』と、その輸入元である『横浜ベイサイドネット』との間で、きちんと「ソロ ディストリビューター」契約を文書で交わし、輸入元である『横浜ベイサイドネット』と、国内の卸し販売をやっていただく方とは、正式な『国内販売代理店』契約を交わし、お互いが、お互いの立場を尊重していけるような信頼性の有る体制にしていきたいと思っています。
当社のような小さな会社が、『Scan Speak』のような、高価で「Hi-End」な製品を扱っていくことの難しさは、本当に、切実に感じてはいますが、『ロッキーインターナショナル』さんがやめた後、もしも、誰もなり手がないような状況が続くと、あの『Scan Speak』でさえも、現在の『Vifa』や『Peerless』のように、並行輸入業者の「えじき」となって、中国製のスピーカーと変わらない『二束三文』の安物スピーカーになり下がってしまう危険性を否定出来ないからです。
左の画像は、2004年当時、当ショップのメイン・スピーカーだった、『Vifa』のユニットを使用したBSNオリジナル・システム。
左のシステムに使用されている『XT25TG30-04』は、当時は、『ソナス・ファベール』に採用されていたこともあって、最高級ツィーターのひとつとして、人気が有りました。
その後の『Vifa』の凋落は、皆さんご存知の通りで、一時は、『Dayton Audio』の「低価格」ユニット以下の値段になったことも有りました。
それもこれも、『Vifa』と言うブランドの価値も、『XT25TG30-04』と言うユニットの価値も知らない並行輸入業者の値下げ競争の結果が招いた悲劇と言っても、言い過ぎではないと思っています。
2003年の『横浜ベイサイドネット』スタートの時から、『Vifa』や『Peerless』などの『ダニッシュ(デンマーク)サウンド』を中心に、ショップを運営して来た当ショップとしましては、何が何でも、『Scan Speak』を、同じような目に合わせてはいけないと思っています。
これは、本当に、日本における『DIYオーディオ』業界と、日本の『DIYオーディオ』ファンに突き付けられた問題でも有ると思っています。
世界的に知られている『Hi-ENDスピーカーユニット』のひとつである『Scan Speak』を、並行輸入商売によって、その価値と価格を貶めることは、ひいては、世界中の『Scan Speak』を採用している『Hi-ENDスピーカー』ブランドの価値を貶めることに、他なりません。
モラルハザードを起こしている、今の日本人に、こういったことが、どれほど理解されるかは不明ですが、一人でも多くの方に、『並行輸入はしない!させない!買わない!』を実行していただきたいと、切に、お願いいたします。
「株式会社 横浜ベイサイドネット」は、『Scan Speak』と「ソロ ディストリビューター」契約を交わすに当たって、どうしても、認めていただきたいことが有りました。
それは、世界中の『Scan Speak』のディストリビューターは、自国以外の顧客・業者に販売してはならない、と言う条項を付け加えることで、認めていただけ、安心しています。
従いまして、今後は、他の国のディストリビューターが日本の顧客に『Scan Speak』を販売することは出来なくなりますので、日本のオーディオショップの皆様は、安心して、『Scan Speak』の販売をお願いしたいと思います。
http://baysidenet.jugem.jp/?eid=221
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Scanspeak 10cm Wooferのテスト 2015年05月27日
https://www.highcraft.org/diary-detail/349
Scanspeak 10F/8414G10 10cmのウーハーです。
テストのために取り寄せました。Scanspeakと言えば、世界で最も有名な高級オーディオスピーカー・ユニットメーカーで、今日では、日本の一般ユーザーでもご存じの方が随分多くなりました。
今までは、欧米を中心とした富裕層向け高級機ばかりを生産していましたので、10p程の小さなフルレンジなど見向きもしていなかったようですが、 最近の小型・高性能の流れから、本気で開発をしたラインナップの一つです。このほかに5pのフルレンジも同時に発売されました。
小さいからと言って、その製品に妥協は無く、背面から見れとその精工さが伺えます。 10年ほど前には、この会社も中国で生産していましたが、あまりの人気ユニットを持っていたため、 裏ルートで出回ったり、技術を保護出来なかったりと、問題も多く、更には親会社の会社更生法申請で、経営方針の転換もあったようで、 現在では、小さなユニットでも全て本国のデンマーク生産になりました。
殆どの高級オーディオメーカーが、申し合わせたように採用したScanですが、アメリカでの生産地標記の厳格化が行われ、 超高級機に中国製は使いにくいとか、生産地が不透明で扱いにくいと言った問題から、 唯一生産地が確実なSEASに人気が移る等、その地位が揺らぐ時期もありました。 今では、かつてのVifaのラインナップも、デンマーク生産に変更し、ディスカバリーのシリーズでこのメーカーが生産しています。
音の方は、さすがと言わざるを得ません。10pペーパーコーンフルレンジは、高域にかったるさが有ったのですが、もちろん全く感じられず、 ネオジムマグネットの強力磁気で、極めて歯切れの良い、スピード感のある音質です。 ハッキリ聴こえるユニットですので、硬くも感じられるかもしれませんが、これが曇りなしの音とも言えるでしょう。
そもそも、その磁気力ですが、通常のフェライトや昔のアルニコでも、マグネットの大型化をすれば同じ磁気力にはなります。 ですが、問題は磁気密度にあり、単位面積当たりの磁気力では、他のマグネットとでは明らかな差があります。 その磁気力で、ボイスコイルを動かす訳ですが、瞬発力も確かに磁気力の賜ではありますが、もっと重要なのは止める力だと思います。 ダンパーやラバーエッジ、更には慣性の法則がある訳で、これを瞬時に止めるのは容易ではないのです。 この言わばブレーキが利いた音が、不要な余韻を残さない曇りのない音となると思っています。
コーン紙を限界まで軽く(薄く)し、フィックスドエッジの様にすれば、弱い磁気力でもブレーキの利いた音は出せそうですが、 それでは、サイズ以上の低音は出せず、軽すぎるコーン紙は、共振を招きピークに悩まされます。 磁気力に依存しすぎも問題かもしれませんが、総合的な答えを感じさせるユニットではないでしょうか。
今後の国内での販売方法にもよりますが、Yosegi-Mの次期型に、このユニットをオプション設定できればと考えています。
https://www.highcraft.org/diary-detail/349
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GoodmansとJordan-WattsとE.J.Jordanとその周辺:螺旋館Blog 2005-06-02
https://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2005-06-02
E.J.Jordan氏は有名なスピーカーデザイナーですが、日本ではあまりよく知られていないようです。個人的には、最後の伝説的スピーカービルダーではないかと思っているので、これを機会にまとめてみようと思います。
氏の経歴については、TNT-Audio のインタビューが詳しいので、英語が得意な方は是非原文にあたってください。
http://www.tnt-audio.com/intervis/jordan_e.html
経歴は
GEC → Goodmans → JORDAN WATTS → E.J.Jordan Design / ALR JORDAN
GEC, Goodmansは巨大メーカーですが、JORDAN WATTSとE.J.Jordanは家内制手工業のような小さな会社です。ALR Jordanは、ドイツのALR社との合弁会社です。小さい会社のほうが自由に作りたいものが作れたのでしょう。これは後述。
GEC在籍時代に、スピーカーの開発に携わります。多分、工業高校とか専門学校を出て、GECに就職したものと思われます。音楽好きな家族だったとのことなので、教育水準は高い家庭だったのでしょう。GECには当時としては非常に珍しい、先進的なメタルコーンスピーカーがありました。これをきっかけに、メタルコーン振動版スピーカーの音質に興味を持ったようです。(ちなみに、このGECのメタルコーンスピーカーはフルレンジとして使うには少々高域が不足しており、セレッションのHF1300型ツィータのGEC向けOEM版と組み合わせて同軸化されたバージョンがあります。)
その後、Goodmansに入社し、コーン型スピーカーの再生レンジの拡大についての研究に携わります。その成果がAxiette型8インチフルレンジスピーカー(AXIOMは10インチ以上に使われた名前)で、これは本当の意味で全帯域スピーカーと呼べる高性能のものであったようです。これは、GECのメタルコーンより、色付けの少ない音でしたが、Jordan氏には、メタルコーンの音にあった、活気/生命 のようなものがかけている点が、不満だったそうです。ですが、Jordan氏は、Goodmans在籍中には、メタルコーンのスピーカーの開発をすることは出来ませんでした。Goodmansはメタルコーンのスピーカーを発売していないので、会社の方針だったのでしょう。
他の大きな実績として、Goodmans社のキャビネットに採用された音響抵抗ARUユニットや、(QUADのピーターウォーカーとほぼ同時期に)ESL型スピーカーの開発等、多岐に及んでいます。ARUについては、発明者の中にJordan氏の名前を含むパテントが4件残っています。
なお、発売当時、AXIOM80は戦前のスピーカーユニットの復刻版のような位置づけのもので、当時のGoodmans社のカタログをみても、値段、サイズ、仕様すべてをとって、かなり特殊な位置づけのスピーカーです。戦時中は軍用通信のモニター用に使われていたという話もあるようです。声の帯域がよく通り、低域が出ない。というつくりとも一致します。従って、AXIOM80はJordan氏の設計ではなく、ARUを用いたAXIOM80のシステム化がJordan氏の実績です。(上記、TNT AudioのインタビューにもAXIOM80の話題は出てきません。また、数年前に秋葉原のヒノオーディオの招待で来日した時にも、日向野社長にそのように話したそうです。あまりにも誤解が広まっているので、訂正するのも面倒だとか。)
彼のGoodmansでの最後の仕事は、Goodmans MAXIMという小型スピーカーシステムの開発と言われています。4〜5インチのウーファーと同じく4インチ程度のコーン型ツィータの組み合わせの超小型密閉箱。ユニット、キャビネットを別々に購入してユーザーがスピーカーシステムを作るのが常識だった時代に、初めて登場したシステム化済のスピーカーといわれている。また、これが、小型高性能スピーカーの先鞭をつけたともいわれています。1964年発売ということなので、JORDAN WATTS社の設立1963年とほぼ一致しています。
ちなみに、このMAXIMのツィータは非常に飛びやすかったそうです。アンプが真空管からトランジスタに切り替わった時期の製品だったことも関係しているのでしょう。私も海外、国内のオークションや販売店で探したことがありますが、中古市場で売られているものの多くが、ツィータがオリジナルから交換されているか、ツィータ断線状態の但し書きがあり、手に入れることができませんでした。ユニットの仕様も複数存在するようです。
Blog MasterはDouble MAXIMというスピーカーシステムを所有しています。これは、高分子系のドーム型ツィータと5インチ程度の高分子系ウーファー 2発からなる小型密閉システムです。1972年の発売なので、Tedの設計ではないでしょう。
1963 Jordan-Watts Ltd設立。
Goodmans社の同僚であるWatts氏と独立し、Jordan-Watts社を設立します。Watts氏は、営業畑の方だったようです。後にJordan氏が独立した後も、Jordan-Watts社を続けますが、数年前に、Watts氏の逝去によって会社の歴史を閉じたそうです。また、当時の代理店の今井商事さんも、ながらくスピーカーのメンテナンスをされていましたが、補修部品が無くなったため、メンテナンスを終了しました(2010年12月追記)
Jordan氏は、JW社でかねてからの念願であった、金属振動板のスピーカーの開発に着手します。それが、MODULE UNIT(MODULARともいう)mk2です。以後、Jordan氏の開発したスピーカーユニットは、すべてメタルコーン系です。MODULE mk1は、紙コーン&丸型ケースのモデルだったようで、ごくわずかしか製造されなかったのでしょう。私も中古市場ですら流通しているのを見たことがありません。
同社のスピーカーユニットは、基本的にMODULAR一種類で、これを1個〜複数本エンクロージャーに組み込み、システム化したものを販売していました。(システム用にはツィータがついたものがありますが、GOODMANS等からのOEMだったようです)また、DIY市場向けにユニット単体を積極的に販売していたようで、カタログには複数の推奨箱の図面が掲載されています。(中には、完成品として市販されなかった寸法比のモデルもあります。)
JORDAN WATTS MODULER
これは、ちょっと珍しい振動板が金色のアルマイト処理されたモデル。(ほかに黒色や樹脂コーティングモデルがあります)
MODULEは個々のユニットに音響負荷を組み込むことにより、同一キャビネットに複数ユニットを使用するしても相互干渉が少ない点が特徴のひとつです。それが、MODULEの名前の所以でしょう。Jordan氏は、Goodmans在籍当時、AXIOM 80 4本を使用したバックローデッドホーンキャビネットの設計などをしており、Goodmans時代より、複数ユニットを使用したスピーカーシステムの研究もしていたようです。
1975年 E.J.Jordan設立
すでに、Jordan-Watts社から独立していたのか、別途会社を立ち上げていたのか?その点は良く判りません。Jordan Watts社のJH200という製品は、E.J.JordanのJX92に似たスピーカーユニットを採用しています。
TNT Audioのインタビュー記事に出てくるJordan 50mm moduleというのは、後のJX53やJR6HDの原型になるユニットです。ブリティッシュ・テレコムで電話機のテスト用途にも使用されていたそうです。同社は、1995年に日本でE.J.Jordanのユニットが扱われるようになった時点で、フルレンジとして、JX53, JX62, JX92, ウーファーのJX125, JX150を販売していました、現在はJX53の後継モデルのJR6HDとJX92S(防磁タイプ)の2種類のみがラインナップされています。
現在は、Jordan氏はユニットの権利をEsoteric Audio Design社に譲り、スピーカー設計の活動からは離れているようです。(2010年12月追記)
JORDAN JX92 TL Cabinet
JORDAN社のWEB SITEより、JX92, JX92S用のトランスミッション(transmission line)型エンクロージャーの図面です。この図面を元に、システム化したものを販売している販売店やメーカー(海外)もあるようです。
余談ですが、1984年にBandorという会社が出来ます。Jordan氏の元婦人であるドロシー女史の会社で、最初はBANDOR版の50mm MODULEを生産していました。現在は、Bandor-50, 100, 150, 300の4種類の口径のメタルコーンスピーカーを製造しているようです。日本でもラジオ技術社が、50mmの50ADW8(8オーム仕様)と100ADW8を販売していました。
ひとりの設計者が作ったスピーカーユニットを年代別に並べ、音を出してみると、なかなか面白いです。
私の手元には、前述のGEC同軸(これはJordan氏設計ではないが、影響を与えたものとして)、GoodmansのAXIETTE-8や、AXIOMシリーズの幾つか, JORDAN WATTS MODULAR, E.J.JORDAN JX53, 62, 92, 125があります。
時代の要求に合わせてなのか、新しい設計のものほど、高域方向にワイドレンジになっていくのがわかります。MODULARとJXを比べると、後者の方がベールが1〜2枚はがれたようなクリアな音がします。一方、中域の厚みや音の柔らかさはMODULARのほうが心地よい様に思います。どちらが優れているというのではなく、どちらが好きな音か、そのとき聴きたい音か?で、判断すると良いでしょう。
コメント 2
HT
metalコーンの話、大変興味深く、特にGECのメタルコーンの
詳しいSITEはあるのでしょうか?。
最近、このスピーカーを1本購入しました。
by HT (2008-08-26 20:47)
YAS
良い情報がわかったら、教えてください。
GECの事ですから、学術文献の2つや3つは発表していると思います。
by YAS (2008-08-27 20:37)
https://rasenkan.blog.so-net.ne.jp/2005-06-02
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1000.html