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2019年9月12日00時00分 〜
記事 [政治・選挙・NHK265] 史上最悪の極右内閣が誕生! 教育勅語を掛け軸にする文科相、バノン大好き法務相、日本会議のガチメンバーも入閣(リテラ)
史上最悪の極右内閣が誕生! 教育勅語を掛け軸にする文科相、バノン大好き法務相、日本会議のガチメンバーも入閣
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2019.09.11 史上最悪の極右内閣が誕生!日本会議のガチメンバーも入閣 リテラ

    
    本日発表された“史上最悪の極右内閣”(首相官邸HPより)


 本日発表された第4次安倍再改造内閣。すでに事前のマスコミによる入閣報道の時点で、その顔ぶれから“史上最悪の極右内閣”になることは確定していたが、あらためて新閣僚の過去の発言やトンデモ思想、差別性をチェックしてみると、本当にこの国は行くところまで行こうとしているとしか言いようがない。

 そもそも、今回の内閣改造の最大の特徴は、現政権の極右政策の旗振り役を務めてきたり、メディアへの圧力を担ってきた“側近”たちで要所をガチガチに固める布陣。つまり、安倍首相の極右思想を具現化したようなメンツだ。

 その筆頭が、一億総活躍担当相として初入閣した衛藤晟一参院議員だ。一億総活躍の他に領土問題、沖縄北方、海洋政策なども担当するが、これは安倍首相の極右イデオロギーをモロに反映させた采配だろう。

 そもそも衛藤氏は、学生時代には当時「大日本帝国憲法復元」を主張していた宗教団体・生長の家の活動家で、日本青年協議会の委員長を務めるなど、日本会議をその前身から支えてきた筋金入りの極右だ。政界入り後は、自身の初当選から1期遅くれて当選した安倍氏を弟分として可愛がり、まさに“右派の家庭教師”として極右イデオロギーのイロハを叩き込んだとされる。まさに長年、安倍氏と二人三脚で極右政策を推進してきた存在だ。

 たとえば、若手時代には安倍氏らとともに「歴史・検討委員会」に参加。この委員会は、のちに「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」(教科書議連)に発展し、自民党内で慰安婦問題の否定など歴史修正主義の中心的役割を担ってきた。「SPA!」(扶桑社)1995年7月12日号では、日本の戦争責任を〈侵略か否かの問題は、当時侵略という定義はなかったわけで、非常に判断が難しい〉などと語り、大日本帝国による韓国併合についても平然とこう吐き捨てている。

〈韓国併合にしても1910年だから、85年も前の話ですよ。85年前のことを謝罪せよと言われても、「確かにつらかったね」としか言いようがないと思います。特に韓国とは、’65年の日韓基本条約で区切りがついているわけだし、当事者でもなく、当時の歴史もよくわからない人が謝罪するというのはおかしな話じゃありませんか。〉

 現在も日本会議国会議員懇談会の幹事長をつとめ、選挙でも日本会議の支援を受けている衛藤氏は、いわば、日本会議と現政権の“直接的窓口”だ。

 一例をあげると、日本会議は「令和」の新元号を天皇の代替わりより前に公表することに「遺憾の意」を表明したが、このとき“日本会議側から安倍首相へのメッセンジャー”として官邸に働きかけたのが衛藤氏だ。また、2016年の明仁天皇(当時)によるいわゆる「生前退位のおことば」をめぐっては、安倍首相から事前検閲を指示された衛藤氏が、“万世一系の神話的イメージ”を維持するために天皇・皇后の考えた文章を削除したこともわかっている(伊藤智永『「平成の天皇」論』講談社)。

 衛藤氏の入閣は、安倍首相が日本会議に代表される戦前回帰的極右団体との協力関係にまた一段ギアを上げたことを意味している。「日本会議の生みの親」とも呼ばれる村上正邦・元参議院幹事長は、2016年の雑誌のインタビューでこう発言していた。

「もし安倍さんが日本会議の言い分を尊重しようとしているなら、衛藤晟一(首相補佐官)を大臣にしているはずですよ。だけど、入閣させてないということは、そういうことですよ。日本会議の象徴は、稲田(朋美・防衛相)じゃない。稲田だとみんな言うが、衛藤ですよ」(「週刊ポスト」2016年9月2日号/小学館)

 その“日本会議の象徴”である衛藤氏を、とうとう安倍首相は大臣に任命した。第二次安倍政権以降、不動の首相補佐官を任せていたが、これからはアドバイザーとしてだけでなく、領土や領海を担当する大臣として、表立って安倍政権の極右政策やタカ派外交を現実化させてほしい──そういう安倍首相の考えがダダ漏れになっていると言わざるを得ない。

■萩生田光一の女性差別思想…参院選では「一番の功績は出産」発言を擁護

 そして、この衛藤氏に比肩する“極右新大臣”が、文科相として初入閣する萩生田光一衆院議員だ。萩生田氏については昨日の記事(https://lite-ra.com/2019/09/post-4960.html)でも、加計問題を中心にその大臣としての資格のなさを指摘したが、あらためておさらいしておこう。

 そもそも萩生田氏は、安倍氏が第一次政権を放り投げ、自民党内で求心力を失った時期においても、ずっと“忠犬”として尽くしてきた側近中の側近だ。2014年の総選挙では、『NEWS23』(TBS)に安倍首相が生出演した際、アベノミクスに対して批判的な街頭インタビューを流し、安倍首相が「厳しい意見を意図的に選んでいる」と陰謀論まがいの主張をまくしたててブチ切れると、萩生田氏はすぐさま在京キー各局に恫喝文書を送りつけるなど、報道圧力の尖兵としても動いてきた。

 萩生田氏の思想は戦前回帰的なゴリゴリの極右だ。2014年10月にはBS番組で、河野談話について「もはや役割は終わった。骨抜きになっていけばいい」「(安倍首相による)戦後70年談話で、結果的に骨抜きになるんじゃないか」と発言するなど、歴史修正をむき出しにしてきたが、その危険性は教育行政のトップに就いたときにこそ最大限に発揮されるだろう。

 たとえば、性差別的な発想だ。萩生田氏は2007年に、日本会議の設立10周年大会にメッセージを送り、〈入会直後直面した、「行き過ぎたジェンダーフリー教育、過激な性教育」対策では日本会議の識者の先生方の後押しもいただき、党内でも問題を喚起し、ジェンダーの暴走をくい止め、正しい男女共同参画社会へと路線を変更する事ができました〉などと自慢げに報告している。この「行き過ぎたジェンダーフリー教育」云々というのは、日本会議が男女平等を否定し、“女は家の中にいろ”という前時代的価値観を喧伝するときに使うレトリックだ。

 実際、先日の参院選では、自民党の三ツ矢憲生衆院議員が吉川有美候補の応援演説で「一番大きな功績は子どもをつくったこと」と、性差別丸出しの発言をし問題になったが、このときも、街頭演説に同席していた萩生田氏は「母親になって一つ大きくなった候補を応援してほしいという趣旨だ」と擁護していた。これは「功績は子どもをつくったこと」発言の問題点をまったく理解していないだけでなく、逆に「母親になること=女の仕事」かのような萩生田氏の差別意識を露わにしたとみなす他ないだろう。

■議員会館に教育勅語の掛け軸、教科書に圧力…萩生田の戦前回帰的教育政策

 他にも、昨日の記事でも触れたが、萩生田氏は2013年、安倍首相の「(現行の教科書検定基準には)伝統、文化の尊重や愛国心、郷土愛について書き込んだ改正教育基本法の精神が生かされていない」と発言したことを受け、自民党の「教科書検定の在り方特別部会」の主査に就任した。同部会は「自虐史観に立つなど、多くの教科書に問題となる記述がある」と教科書批判を展開。教科書会社の社長や編集責任者を呼び出し、〈南京事件や慰安婦問題、竹島などの領土問題、原発稼働の是非などに関する教科書の記述〉について聞き取りをおこない、議員らが「経緯の説明が足りない」「偏っている」などと意見する(朝日新聞2013年6月4日付)など、露骨な“圧力”行動に出たこともある。

 さらに象徴的なのが、前川喜平・元文科事務次官がきのう投稿したツイートだ。

〈やっぱり萩生田文部科学大臣か。ひどいことになるだろう。彼の議員会館の事務職には、教育勅語の大きな掛軸が掛けてあった。〉(原文ママ)

 教育勅語の掛け軸をかけていたというこのエピソードからも、萩生田氏の目指す教育が、いかに戦前回帰的なものであるかは明らかだろう。

 いずれにしても、安倍首相はこれまでの萩生田氏の“忠犬”ぶりを買って、教育行政のトップに起用したのだ。萩生田氏が文科大臣としてやることは明らかだろう。お得意の“圧力”でどんどん現場から自由や平等・反差別の教育を「骨抜き」にし、歴史修正主義を加速させ、安倍政権による改憲を後押しするため、かならずやトンデモな教育行政を推し進めていくはずだ。

 さて、初入閣組ではこの衛藤氏と萩生田氏が攻撃的な極右政治家の“ツートップ”だが、だからといって、他の面々がまともなわけでは決してない。

 たとえば、経産相に起用された菅原一秀衆院議員は、自民党の元ネットメディア局長で、ネトウヨの巣窟である別働ステマ部隊「自民党ネットサポーターズクラブ」(J-NSC、通称ネトサポ)の親玉。元愛人に「女は25歳以下がいい。25歳以上は女じゃない」「子供を産んだら女じゃない」と女性差別丸出しの暴言を繰り出した過去を「週刊文春」(文藝春秋)にすっぱ抜かれたこともある。

■河井克行法務相はアメリカのネトウヨの親玉・バノンとアパホテルで

 また、法相の河井克行衆院議員は、差別主義者であるスティーブン・バノン前米大統領首席戦略官を自民党の講演会に招き、一緒にアパホテルを訪れ、ツーショット写真を嬉々としてブログにアップするような神経の持ち主。今年8月にもワシントンDCでバノン氏と性懲りもなく会談しており、河井氏のブログによると、話題のほとんどを韓国政府のGSOMIA破棄に費やして、ホワイトハウスへ働きかけてくれるよう“告げ口”したという(なお、日刊ゲンダイによれば、小学校時代のあだ名は「スネ夫」だったらしい)。

 法相としての資質も大いに疑問だ。河井氏はかつて、取り調べの録音・録画などの「可視化」について、〈私は「分かりやすい立証」を進めるという名の下に取り調べの可視化を図ることがどれほど捜査現場の手足を縛り、なし崩しの禍根をもたらすか、危惧しています〉〈日本が築いてきた治安の良さを覆す大問題〉として猛烈に反対していた(「正論」2009年5月号/産経新聞社)。裁判所や検察当局を所管する大臣として、この人権感覚の欠如は致命的だろう。

 他にも、農水相の江藤拓衆院議員は、2007年に櫻井よしこ氏らが米紙ワシントン・ポストに出した従軍慰安婦の強制性を否定する意見広告に、稲田朋美衆院議員らとともに賛同者として名前を連ねた。地方創生相の北村誠吾衆院議員も2012年、米ニュージャージー州地元紙に出稿された慰安婦の強制性を否定する意見広告に安倍晋三氏らとともに賛同者として登場している。国家公安委員長で行革担当相などを兼任する武田良太衆院議員もタカ派政治家だ。数年前には防衛副大臣として参加したフランスの武器見本市で、あろうことか楽しそうにライフルの銃口を人に向け、払いのけられた場面がテレビに映され顰蹙を買った。

 留任・再入閣組の閣僚も当然のように極右だらけだ。息をするように差別発言を繰り返す麻生太郎財務相は言うまでもなく、ナチス礼賛本を宣伝したことやネオナチ団体代表とのツーショット写真でも知られる「電波停止」発言の高市早苗衆院議員が総務相に返り咲いた。

 こうした新閣僚の面々を見てもわかるように、ようするに、安倍首相の極右思想や歴史修正主義、そして韓国バッシングの旗振り役となる者だけが、大臣として出世できる。そういうことだろう。事実、穏健保守派の政治家は閣僚や党の要職にもほとんど起用されないし、安倍首相に刃向かった石破派の議員たちは入閣ゼロに終わっている。つまり、この“史上最悪の極右内閣”が意味するのは「安倍シンパにあらずんば政治家にあらず」ということらしい。

 私たちができるのは、この極右むき出しの組閣をちゃんと批判することだ。でなければ、日本はどんどん“安倍サマのための極右国家”になっていってしまうだろう。

(編集部)
















http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/452.html

記事 [政治・選挙・NHK265] 環境相として最もふさわしくない男が小泉進次郎だ! 
環境相として最もふさわしくない男が小泉進次郎だ!
https://85280384.at.webry.info/201909/article_122.html
2019年09月11日 半歩前へ

 TBSの金平が「辺野古の海を埋め立てる側の与党候補を応援しに何度も沖縄入りした小泉進次郎氏。環境相?サンゴやジュゴンが泣いている」と投稿した。

 東日本大震災直後にフクイチ(東電福島第一原発)が水素爆発を起こし放射能を拡散、多くに住民がクモの子を散らすように被災地から逃げた。

 そんな地に小泉の小僧は、「先進的な高校を新設したい。そうすれば住民が安心して戻ってくる」と提案した。

 頭が狂っているのではないかと、みんながあきれた。正気の沙汰ではない。彼もおやじと同様に精神に疾患があるのではないか?そうでなければ、あんな発言は出ない。とても正常とは思えないからである。

 こういう感覚の「親の七光り議員」が果たして環境相にふさわしいのだろうか?世界の宝と言われる「沖縄の海」の環境を無視して埋め立てに賛成したのが小泉進次郎だ。環境問題には全くのド素人である。

 彼は環境相として最もふさわしくない男ではないか?





※コメント

渡辺和子 環境大臣ではなく、環境破壊‼️大臣


Shinozaki Jinko 国の体をなさない。海外の友だちに説明できない。悪夢政権。


田中 克典 若い国家主義者…が出てきたような。怖いことにならなきゃいいが。ぼやっとした不安。


山本隆史 なんの実績もない四世の世襲議員を人気タレントのように扱うマスコミ。苦労知らずの若造をますます付け上がらせるだけ。なんと情けない劣化の極み‼


藤原寿和 小泉にまともな環境政策が行えるはずがないでしょ!辺野古の海の埋立を即刻中止してよ‼️



http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/453.html

記事 [政治・選挙・NHK265] 小泉進次郎が安倍首相側に寝返った裏に女性スキャンダル? 今後は安倍家臣として改憲スポークスマンに(リテラ)
小泉進次郎が安倍首相側に寝返った裏に女性スキャンダル? 今後は安倍家臣として改憲スポークスマンに
https://lite-ra.com/2019/09/post-4966.html
2019.09.11 安倍首相側に寝返った小泉進次郎の裏 今後は改憲スポークスマンに リテラ

    
    小泉進次郎 Official Siteより


 どこが「サプライズ入閣」だというのか? 今回の内閣改造で、小泉進次郎が環境相に就任したことで、ワイドショーが「日曜夜から月曜にかけて急遽決めた」「まさにサプライズ人事」などと囃し立てている。しかし、実際は本サイトが8月8日、首相官邸で滝川クリステルとツーショット結婚会見を開いた翌日の記事で、指摘していたシナリオ通りに事が進んだだけではないか。あの時点で、進次郎が石破茂元幹事長からから安倍首相に寝返り、内閣改造で、改憲の“スポークスマン”として入閣することは見え見えだった。

 なぜなら、前代未聞の公私混同と批判されたあの結婚会見自体が、菅義偉官房長官が政権PRのために仕掛けたものだったからだ。それを証拠に、菅官房長官と進次郎はこの発表の3日後に発売された「文藝春秋」(文藝春秋)9月号に仲良く登場し、田崎史郎氏の司会で「令和の日本政治を語ろう 憲法改正、社会保障、日韓関係。ポスト安倍」と題して対談を行なっていた。そして、憲法改正を後押しし、分断させているのは安倍首相でないと擁護までしていたのだ。

 これは、安倍政権とは距離を取っていた進次郎のこれまでの言動からすると、ありえない動きだった。

 田崎氏は進次郎がもともと菅長官と親しいようなことを言っていたが、そうではない。永田町では、参院選の少し後から、「菅官房長官が進次郎の女性スキャンダルを掴んで揺さぶりをかけ、安倍側に寝返らせた」との見方がしきりに流れていた。

「結婚発表後、『週刊文春』が進次郎の女子アナ二股疑惑など、噂話レベルの女性スキャンダルを報じたが、あの辺のもっと決定的な話を菅官房長官が掴んでいたのではないか、といわれている。少なくとも、菅官房長官がネットワークを使って、進次郎の身辺を調べ上げていたのは事実。進次郎は2015年に元復興庁職員の女性とのホテル密会を『週刊文春』にすっぱ抜かれているんだが、この情報も、菅官房長官がリークしたといわれている」(政治評論家)

 もっとも、進次郎は入閣については最後まで抵抗していたという話もある。前出の政治評論家が続ける。

「当初は復興相を打診したが、被災地切り捨て政策を進めている安倍政権下で汚れ役をやらされるのはイメージが悪い、と断ったらしい。それで、安倍首相が環境相を打診して、それなら、となったらしい」

 自分のイメージを守る事が全てに優先される“好感度モンスター”の進次郎らしい判断だが、しかし、いくら取り繕っても、これから先は、安倍家臣ぶりがどんどんダダ漏れになっていくだろう。

 もともと、進次郎は改憲論者の上、父親譲りの弱肉強食社会・自己責任社会を志向する新自由主義者、つい最近も、仙台市内の講演で「支援をされる側でなくて未来の被災地を支援する側に回るような発想ができれば、日本人らしさを発揮できる復興や国づくりができるのではないかと思います」と、被災地に対して「貢献」を呼びかけるという、曽野綾子ばりの発言をしていた。

 また、選挙演説などでは、トランプとそっくりなフェイクによるマスコミ批判、野党批判を口にしたこともある。

 安倍首相は今日も「改憲を絶対に成し遂げる」と宣言したが、安倍首相のこの野望にも進次郎は率先して協力するだろう。進次郎が前面に出ることによって、安倍政権の極右思想や戦前回帰志向への警戒感を薄れさせ、“改憲=新時代”というイメージにロンダリングし、改憲の世論づくりに大貢献するだろう。

 本サイトは8月8日、「文藝春秋」に菅・進次郎対談が掲載されていることをいち早く報じた後、11日に、進次郎がすでに安倍家臣化し、そして、安倍首相の改憲のスポークスマンとかしていることを検証する記事を掲載した。その記事をここに再録するので、一人でも多くの読者に進次郎の危険性を知ってもらいたい。
(編集部)

■進次郎の“安倍家臣”化が酷い! 菅義偉との対談で改憲に全面賛成、分断批判でも安倍を擁護

 滝川クリステルとの結婚発表を官邸でおこなうという“公私混同”会見をおこない、メディア総動員の「おめでたムード」をつくり上げた小泉進次郎議員。その官邸で結婚報告を受けた安倍首相と菅義偉官房長官は“寝耳に水だった”とすっとぼけていたが、本サイトでもお伝えしたように、安倍官邸が進次カに接近し、進次カもそれに応じ、結婚発表を安倍政権のPRにすべく協力した結果だ。

 進次カの取り込みに動いたのは菅官房長官だと言われており、実際、10日発売の「文藝春秋」9月号では、“安倍官邸の広報官”である田崎史郎氏を司会に、進次カと菅官房長官が対談をおこなっている。そして、すでに一部メディアでも報じられているように、この対談では進次カの閣僚入りについて、菅官房長官が「私はいいと思います」と太鼓判を押している。

 結婚発表の直後に発売された雑誌で、官房長官が閣僚に推薦する──。あまりにタイミングが良すぎるが、ようするに安倍官邸は、人気の高い進次カの結婚発表でおめでたムードをつくり、そこに閣僚入りにお墨付きを与えることでさらに報道を過熱させ、新たな話題で内閣支持率を上げようという“メディア展開”を、田崎氏を巻き込むかたちでずいぶん前から練っていたというわけだ。

 しかも、この対談で進次カと菅官房長官は、社会保障制度の改革で一致。さらに官邸が官僚の人事権を掌握している 問題でも、進次カは「官僚主導から官邸主導へ、この方向性は間違いなく正しい」と肯定するなど、石破茂支持から安倍支持へ乗り換えたのがありあり。
 対談では、進次郎が参院選で「忖度」発言によって落選した塚田一郎・前国交副大臣の応援演説に入ったときの話として、「「私は忖度しません」と演説したんです」と語っているのだが、対談を読むと、忖度どころか“安倍官邸の家臣”感さえ漂っている。

 それを象徴するのが、この対談で繰り広げられている「憲法改正」についての問題だ。

 まず、菅官房長官が「憲法改正は自民党の党是です」と述べると、進次カも「改憲にはもちろん賛成です」と呼応。こう続けるのだ。

「九条二項の「陸海空その他の戦力は、これを保持しない」はどう考えてもおかしい。こんなの建前だし、国際社会でも通用しないですよ。この一点をもっても、憲法改正すべきです」

安倍首相は現在、憲法改正を進めるために、憲法9条1項2項を残して自衛隊を明記する案を押し出しているが、進次カは“2項改正”を主張しているのだ。

 進次カはそのあと、一応、「ただ、現実に憲法改正を進めるには大事な点が二つあります」と付け加え、「一つ目は、社会を分断しないというアプローチ。例えば、国民投票の時に改憲派と護憲派が街宣車に乗って互いが互いを攻撃するような光景を生んではいけない。憲法改正によって、分断を大きくするような事態は絶対に避けなければいけません」などと、抑制的なセリフを吐いていたが、これがお得意の好感度上げポーズでしかないことは明らかだ。

 なぜなら、その後、田崎氏が珍しく、安倍首相の「こんな人たちに負けるわけにはいかない」発言を取り上げ、「総理こそ、社会の分断を招いているとの声も一部にありますが」と踏み込んだ質問したのだが、進次カは「僕は別に安倍総理のことを言っているのではなく」と即座に否定。「日本に限らず、いま世界中で社会の分断が深刻化している。アメリカもEUもそうでしょう」とごまかしてしまったのだ。

■進次郎が「憲法改正が神格化され過ぎない環境」と、お試し改憲論を主張

 分断を避けるというなら、世論調査で国民のほとんどが喫緊の課題に「憲法改正」を挙げていないことを指摘し、石破茂などと同様、「国民の深い理解なくしてやってはならない」と主張すべきだが、そんな言及はまったくなし。しかも、「分断とどう向かい合うか。日本も無縁ではないことが参院選の結果でもハッキリしてきた。「分断しない政治」は今後の一つのテーマです」と述べるのだが、どうすれば分断を生まないか、その具体策については一言も発さない。

 神目線でいかにも公正そうなことや改革派っぽいことを語るものの、実際に耳を傾けると話の中身はすっからかん……。これは以前から指摘されてきたことだが、ここでも進次カは雰囲気だけの公正中立な改革派を気取って、結局、何も言っていないのだ。

 しかも、うんざりしたのはこのあと。“憲法改正を進めるにあたっての大事な点”の2つ目として、こんな話をはじめたことだった。

「二つ目は、総理も最近「(九条に自衛隊の設置根拠を明示する)自民党案にとらわれない」と仰っていますが、野党を含めて「どんな案だったら賛成できますか」と虚心坦懐に聞いてみること。最終的にはこの令和の時代に、憲法改正が神格化され過ぎない環境を作るべきです。同じ敗戦国のドイツは戦後六十回以上、憲法を改正しているのに、日本はゼロ。これはどう考えても不利益の方が大きいと思う」

「令和の時代に、憲法改正が神格化され過ぎない環境を作るべき」って、ようするに“一回、お試し改憲をやって、改憲に対する国民のハードルを下げていこう”ということではないか。
 しかも、これはいま安倍政権が考えていることと完全に一致する詭弁だ。本サイトでは以前にも紹介したが、安倍首相に近い自民党の木原稔議員は2018年1月におこなわれた櫻井よしこ氏が理事長を務めるシンクタンク「国家基本問題研究所」の月例研究会で、“私の理想は2012年の自民党改憲草案、二項を削除する改憲案”だと述べた上で、こう話している。

「もし、憲法改正は一回しかできないという法律なら、二項削除で戦うしかないと思っています。しかし、憲法改正は何回でもできる。一度、改正に成功したら、国民のハードルはグッと下がると思います。そして、一回目の改正を成功させたあとに、二回目の改正、三回目の改正と、積み重ねていけばいいと思っています。最終的には前文も当然、改正しなければいけない」

 つまり、進次カが言う「憲法改正が神格化され過ぎない環境」をつくることによって、安倍政権は、進次カが求める憲法9条2項改正も、さらには前文さえも変えてしまう算段なのである。

■進次郎の入閣、改憲のスポークスマン化で安倍の改憲は一気に進む

 進次郎が今回の菅義偉との対談でこの“お試し改憲”を口にしたのは偶然ではないだろう。今回の結婚発表からはじまる「進次カフィーバー」を安倍官邸がつくり出した裏には、一気に憲法改正に弾みをつけるという目論見があるからだ。

 このまま進次郎が入閣すれば、安倍政権の内閣支持率は急上昇するのは確実。そうしたなかで、もともと9条改憲に積極的な進次郎議員が安倍改憲のスポークスマンとして前面に出てくれば、国民世論も一気に改憲に傾く。安倍政権の極右思想や戦前回帰志向への警戒感が薄れ、進次郎によって“改憲=新時代”というイメージにロンダリングされてしまうだろう。
そして、実際に進次カは「令和の時代に、憲法改正が神格化され過ぎない環境を」などと言い出した。この進次カの主張の物騒さを、結婚のおめでたムードを煽るメディアが指摘することはないだろうし、国民もそれに流されてしまう可能性は非常に高い。

 対談では、田崎氏が「次の総裁選で、進次カさんはポスト安倍の有資格者だと思いますか?」と訊くと、菅官房長官は「ええ、私はそう思いますよ。早すぎるということはない。本人がやる気があれば別に構いません」と回答している。メディアがしきりに演出する「次期総理大臣」という期待感とあいまって、進次カの発言の影響度は今後、どんどん増してゆくだろう。

 憲法改正に向け、安倍官邸が味方につけた最強の広告塔──。これまでにない警戒が必要だ。

(編集部)








http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/454.html

記事 [政治・選挙・NHK265] 数字が腐り続ける 安倍ダラダラ政権もう限界 
数字が腐り続ける 安倍ダラダラ政権もう限界
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/51975171.html
2019年09月12日 自民党的政治のパンツを剥ぐ


@ 空中浮遊中の下げられない株価 2万2千円
A 妊娠12か月に膨らんだ政権胴元企業の内部留保 500兆
B 成長率0%で収まるか 滑り落ちる経済能力
C 勃起し続ける防衛費
D 減り続ける実質賃金
E 暗雲漂うとにかく発注ゼネコン5輪
F 何やってるんだシッチャカメッチャカ消費増税
G 経団連命令で 仮想敵国中国と仲良し演技
H 外人カジノにカモネギ用意する アホ
I 愛情なし 関心なしの千葉大停電

安倍政権は デンスケ賭博政権です
オーナーがボルトン系日米安保で
電通=読売が興行代理人です

今日よりCIA研修済の小泉進次郎を安倍政権に配属します
何も知らないから 黒塗りのワザでも教えなさい

TV・ネットニュースを支配し 視聴者に色空気を注入します
その色を通すと
真実が消え 虚構が映し出されるのです
その裏で@〜Iまで落ちました 

こうなったのですから これをやり抜くしかないのです
憲法改悪するのです 文句いうと逮捕 投獄しなければ
もうもちません




http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/455.html

記事 [政治・選挙・NHK265] 野党共闘の連勝を次の衆議院選挙にどうつなげるかが課題 永田町の裏を読む(日刊ゲンダイ)
 


野党共闘の連勝を次の衆議院選挙にどうつなげるかが課題 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/261672
2019/09/12 日刊ゲンダイ


岩手県知事選は、ダブルスコア以上の票差で達増拓也氏(左)が当選(右は落選した及川敦氏)/(C)共同通信社

 8日投開票の岩手県知事選で、立憲・国民・共産・社民が共同推薦する現職の達増拓也が40・3万票対15・6万票と、ダブルスコア以上の票差で自民・公明推薦の新人を撃破したことは、野党共闘にとって意義深い。共産党の小池書記局長が「共闘の力が前進していることを鮮明に示した」とコメントした通りである。

 達増は、2015年の前回選挙では無投票当選を果たしているほどで、知事としての実績があるし、もともとは同県に強い勢力を持つ小沢一郎系列の衆議院議員だったことからしても、地盤の堅固さは申し分ない。加えて、先の参院選で自民党支持だった商工・業界団体の多くが今回は達増支持に回ったこと、公明党が一応推薦を出してはいたものの全く熱心に取り組まなかったことなどで、これだけの票差となった。

 これで「オール野党」共闘は参院選後、8月の埼玉県知事選に続く2連勝で、埼玉県で参議院議員から知事候補に転じて勝利した大野元裕の後を埋める10月27日の参院埼玉補欠選挙につないでいくことになる。この「オール野党」候補としては、大野に席を譲った上田清司前知事の出馬が取り沙汰されていて、そうなるとこれもまた野党の勝利となる可能性が大きい。上田は元は旧民主党の衆議院議員で、知事に転じてから4期を務めてそこそこの実績を上げ、ある意味でゆとりを残して辞めているので、もし立てば圧勝だろう。

 同県自民党は早くも「不戦敗でも仕方がない」という諦めムードで、大野新知事の初仕事となった防災訓練視察や、登庁初日の各党挨拶回りで、知事が姿を現すとわざと退席するという子供じみたやりかたで嫌みを投げつけるという以外に方策が立たないありさまである。

 野党共闘としては、その先、次の衆院選に向かってどう共闘の中身を深められるかが課題だろう。衆院選は政権選択を問うもので、個別の選挙での共闘をいくら重ねても、それだけでは政権には届かない。

 イタリアでは保守もリベラルも多数の政党の連合によってしか政権が組めないので、政策協議や候補者調整だけでなく次期首相候補の擁立など連立政治の運営に習熟している。埼玉を本拠とする立憲の枝野幸男代表のリーダーシップ如何を見極めたい。



高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。










http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/456.html

記事 [政治・選挙・NHK265] 西川社長の報酬不正問題、立件は困難 東京地検特捜部(朝日新聞) :経済板リンク 
西川社長の報酬不正問題、立件は困難 東京地検特捜部(朝日新聞)

http://www.asyura2.com/19/hasan133/msg/181.html



http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/457.html

記事 [政治・選挙・NHK265] 新大臣小泉進次郎はいきなり正念場/政界地獄耳(日刊スポーツ) 
新大臣小泉進次郎はいきなり正念場/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201909120000091.html
2019年9月12日8時21分 日刊スポーツ


★「そりゃ地味すぎる内閣に華が必要でしょ」と自民党中堅議員がうそぶく。お友達と返り咲き横滑りで、なんとも新鮮味がない安倍内閣最後の組閣を予感させる布陣だが、20年の東京オリパラ開催時の閣僚になる可能性の高い彼らは首相・安倍晋三が、五輪誘致の際に世界に啖呵(たんか)を切った福島は「アンダーコントロール」を全力で証明しなくてはならない。「汚染水の管理については所管外のため『これから政府全体で慎重に議論すると思うので、単なる意見として聞いてほしい』」と交代直前に、薄めに薄めた“希釈した”表現で次の内閣に宿題を言い放った環境相・原田義昭の発言の重みと衝撃をどうとらえるかは内閣の大きなテーマとなる。

★それは10日の閣議後の記者会見で、東京電力福島第1原発から出る放射性物質を含んだ汚染水を「思い切って(海に)放出して希釈するしか方法がない」という発言だ。「海に放出する」となれば、ストロンチウムなどの放射性物質の基準値を超えた汚染水を海に垂れ流すことになり、「アンダーコントロール」発言を世界が蒸し返すだろう。ことに韓国や中国などは強い反応を示す可能性があり、新環境大臣となる小泉進次郎の発言が極めて重要となる。

★海に放出するという考えを政府としてどう受け止めるか。原田の宿題は問題を先送りしてきた歴代安倍内閣の決算的決断を必要とし、世界中がその動向を見極めようとするだろう。また小泉は復興政務官も経験していて福島に強い思い入れがある。その思いと政府の判断を入閣早々まとめ上げるという仕事はなかなかハードだ。まして来月からは国会で野党の追及も始まる。原田も指摘するようにこれは環境省の所管外だ。しかしあえて発言した意味は首相と環境相が先頭になり負うべきだろう。なぜなら今までの東電や経産省のやり方の結果だからだ。新大臣はいきなり正念場で力を発揮できるか。(K)※敬称略














http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/458.html

記事 [政治・選挙・NHK265] 痛烈!政権の存続それ自体が目的の内閣改造と日経新聞! 
痛烈!政権の存続それ自体が目的の内閣改造と日経新聞!
https://85280384.at.webry.info/201909/article_130.html
2019年09月12日 半歩前へ

 日経のコラム「春秋」が冴えている。

 国会の閣僚席で「朝から昼寝」をする麻生太郎が、「パチリと目を開かざるをえない」ような野党の鋭い質問を期待すると言った。

 同感である。この点については山本太郎が「与野党のなれ合いで国会に緊張感がない」と常に指摘している。

 立憲民主党や共産党は、安倍政権を増長させている責任を感じるべきだ。

 それにしても、今回の改造ほど無意味なものはない。時間の無駄だ。

 そうした中で、千葉は停電、断水、猛暑の中で冷蔵庫が使えず、食べるものに困っている。スマホも電池切れだ。

*********************************

日経のコラムである。

 どこか新鮮味に欠けるなぁ。そんな印象を持った方も多いのではないか。第4次安倍内閣で2度目の内閣改造が昨日(11日)あった。初入閣は13人と聞かされても、よく見れば、首相のお仲間や菅官房長官の側近、さらには派閥内の順送りだろうな、と思われる先生の姿もある。

 閣僚を経験した議員の配置換えもちらほらあるうえ、自民党の役員人事も、さほど代わりばえしない。何か大胆な政策を推し進めたり、長年の懸案にズバリ切り込んだりするよりも、「政権の存続それ自体が目的」とされているかのような布陣ともみえる。将棋で言うなら玉や王を守る防御法「囲い」のふうさえ漂うのである。

 首相は「一丸となって憲法改正に取り組む」と新体制に意欲満々だ。それもよいが、給付減と負担増の議論が避けて通れぬ社会保障改革、迷路に入った日韓関係、忍びよる景況の悪化など課題は山積みで、どれも重い。米中の貿易戦争だって落としどころが見えないまま、日本の経済にボディーブローのように効いている。

 どんな「囲い」にも弱点はあり、突破法も伝わる。ここは秋の臨時国会に向け統一会派の動きもある野党の奮起で、骨のある論争を巻き起こしてほしいところだ。そう、首相が金とも銀ともたのむ麻生副総理・財務相が、審議の場での沈思黙考をやめて、パチリと目を開かざるをえないような。日本の未来がかかっている。




http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/459.html

記事 [政治・選挙・NHK265] 際立つ“安倍政権という病理” 内閣改造は「断韓宣言」(日刊ゲンダイ)



際立つ“安倍政権という病理” 内閣改造は「断韓宣言」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/261663
2019/09/11 日刊ゲンダイ


非礼を評価…(安倍首相と、防衛相に就任する河野外相・左)/(C)共同通信社

「安定と挑戦の強力な布陣」――だという。

 第4次安倍再改造内閣の顔ぶれが固まった。11日午後に皇居での閣僚の認証式を経て、改造内閣が発足。安倍首相は今夕、記者会見して人事の狙いを説明する。

 それにしても、薄気味悪い布陣だ。2012年12月の第2次安倍内閣発足当時から続投する麻生副総理兼財務相と菅官房長官が留任し、それ以外は17閣僚すべてが交代。初入閣は13人で、総務相と厚労相には経験者が再任された。

 中でも注目すべきは、閣内の横滑りとなった外相と防衛相の人事だろう。

「駐日韓国大使に『無礼だ』と怒鳴りつけるなど、外務大臣として厳しい姿勢を取ってきた河野太郎氏を防衛相に起用したことは、この政権の体質を象徴しています。隣国に対する非礼が評価され、日韓関係をこじらせた張本人の河野氏が閣内に居座って、防衛相に横滑りする。もし防衛大臣が『無礼だ!』とやったら、軍事問題に発展しかねません。韓国にケンカを売って対立をつくり出し、ナショナリズムをあおって支持を集めるのが安倍首相の手法ですが、それに忠実に従う人々が閣僚の座を射止める。筆頭格が河野防衛相で、韓国を叩き潰してやると世界に向かって宣言するような狂気の内閣改造です」(政治評論家・森田実氏)

 安倍シンパや入閣待望組がこぞって韓国叩きで親分にアピールし、それに「愛いヤツ」とばかりに人事で応える病的な構造が背景にある。

 今回の改造では、首相補佐官や官房副長官として「右向け右」で安倍に仕えた側近も数多く入閣した。安倍カラー一色に染まった断韓内閣だ。8日のテレビ番組に出演した菅も、悪化する日韓関係は「すべて韓国に責任があると思っている」と踏み込んだ発言をしていた。

 驚くのは、党内ハト派で鳴らしてきた宏池会を率いる岸田政調会長までもが、韓国叩きに舵を切ったことだ。7日に宮崎市で行った講演で「国と国との約束、国際法、条約は守らなければならない。この基本だけは絶対に譲ってはならない」と韓国批判を展開した。


ハトは生き残れない?(岸田文雄自民党政調会長)/(C)日刊ゲンダイ

韓国に対する「挑戦」で政権が「安定」

 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)が言う。

「そうやって、安倍首相の価値観に合わせて、おもねることが自民党内の処世術になってしまっている。信念をねじ曲げても、外交関係をこじらせてでも、首相に気に入られることが重要なのでしょう。いい例が、当選4回で大臣に抜擢された小泉進次郎氏です。政権批判も辞さない姿勢で人気を集めていた姿はナリを潜め、結婚報告で首相に媚を売って軍門に下った。ゴマをスッて尻尾を振れば報われるということを示しました。独裁者の顔色をうかがい、進んで同調する異様な空気が自民党内に蔓延している。だから、猫も杓子も韓国叩きに走っている。安倍首相は外交失策をゴマカすためにも、今まで以上に嫌韓ムードをあおろうとするでしょう。河野氏を防衛相に就けるのも、韓国に挑戦状を叩きつけたようなものです。政権の安定のために側近を使って韓国への強硬姿勢を維持し、世論を挑発する。そういう意味での『安定と挑戦』なのでしょう」

 危ういのは、独裁者の機嫌をうかがう忖度の毒が、自民党だけでなくメディアにも回っていることだ。テレビは国内の問題そっちのけで韓国叩きに精を出し、それに乗っかる世論もまた嫌韓ムードに染まっていく。

 冷静な目で見れば、安倍政権では外交失策が続き、強気に出られるのは対韓国しかないというだけの話なのだ。政権の目くらましに国を挙げて協力している現状は、滑稽ですらある。

 安倍が「最優先課題」と言い続けるだけの拉致問題は、解決の糸口も見えない。北朝鮮は10日も、日韓対立をせせら笑うかのように「飛翔体」を2発ブッ放した。

 北方領土問題も安倍政権ですっかり後退してしまった。5日にロシアのウラジオストクで開かれた「東方経済フォーラム」で、安倍はプーチン大統領と27回目の首脳会談に臨み、「ウラジーミル、君と僕は、同じ未来を見ている。ゴールまで、2人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けよう」と安っぽい“ポエム演説”を披露したが、プーチンの失笑を買っただけで、てんで相手にされなかった。

 米国のトランプ大統領には余剰トウモロコシ250万トンを押し付けられ、言われるがままに国益を差し出した茂木経済再生相が、「タフネゴシエーター」などと持ち上げられて、論功行賞で念願の外相に就任する倒錯。おぞましい価値観に染まった改造内閣の暴走は、もう止まりそうにない。

「愛国主義は不埒なやつらの最後の隠れ家」

 こんな世相で、政権批判をしようものなら、韓国の回し者扱いされて、「反日だ!」と袋叩きにされてしまう。安倍政権=日本なのか? いつから、安倍サマが日本国そのものになったのだ。国を愛すればこそ、政府がおかしなことをしていれば批判する。そんな当然のことさえはばかられる世の中になったことに、病理を感じずにはいられない。

「愛国主義は不埒なやつらの最後の隠れ家」と言ったのは、18世紀英国の大文学者であるサミュエル・ジョンソンだが、他国を非難し、自国政府に従順であることが愛国ではないはずだ。

 今回の改造では、政権のデタラメに対し、折につけて物申してきた石破派からの入閣はゼロだった。安倍シンパから見れば、石破元幹事長も「反日」なのだろう。

 韓国との「断交論」や「放置論」が台頭していることについて、元外務審議官の田中均氏は「暴論でしかない」と、発売中の「世界」(10月号)でこう指摘している。
<隣国であり、民主主義という価値観を共有する韓国とのパートナーシップは重要です。韓国を切り捨てて、日本がアジア地域で安定を得られるということは考えられません>
<BBCやCNNなどの報道を見ていても、今回の問題で日韓とも国際的な信頼を大きく下げてしまっています。二国間の問題を当事者で解決できない。特に大国である日本が問題解決を主導しなければならないのに、その力をもてていない、といった見方がされています>

<安倍一強体制の中で、外務省が、どれだけ現在の外交政策に参画できているのかはわかりませんが、表面的には、きちんとした外交判断がなされている節が見られません。「韓国にどう対抗するか」といったナショナリスティックな姿勢ばかりが目につきます。そうした姿勢で外交を進めていくのはきわめて危険です>

 前出の森田実氏もこう言う。

「トランプファーストで米国に追従する安倍首相、そして安倍ファーストで韓国叩きをアピールする新閣僚たち。歯止めのないオール安倍化内閣で改憲に踏み出し、戦後の平和主義をかなぐり捨てようとしているようにしか見えません」

“断韓改造”の先には何があるのか。国際社会も愛想を尽かす軽佻浮薄な韓国叩きに、国ごと流されている場合ではない。










 



http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/460.html

記事 [政治・選挙・NHK265] 憲法を理解できない総理大臣の発言
2019年9月11日の内閣改造後の記者会見で、安倍総理は「令和の時代にふさわしい憲法改正原案の策定に向け、衆参両院で第一党の自民党が憲法審査会で強いリーダーシップを発揮すべきだ」「与野党の枠を超えて活発な議論をしてもらいたい」と述べた。

この発言は、行政府の長である内閣総理大臣としての発言であり、憲法についての理解を著しく欠く、全く不適切な発言である。
憲法改正の発議は国会の権能であり、行政府の長がその権能の発動を促すような発言をすることは、憲法の基本原則である三権分立を逸脱するものである。
国会の衆参両議長は安倍総理に厳重に抗議すべきである。

内閣には憲法改正について何の権能もないのであるから、安倍総理の発言は日本国憲法第99条の憲法尊重擁護義務に違反するものである。
安倍総理がこのような発言をしたいのであれば、自民党総裁として出席する党首討論や記者会見、あるいは自民党の会合で発言すればよい。
http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/461.html

記事 [政治・選挙・NHK265] 室井佑月「全員が当事者じゃ」〈週刊朝日〉
        
室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中

       
       イラスト/小田原ドラゴン


室井佑月「全員が当事者じゃ」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190911-00000011-sasahi-kr
AERA dot. 9/12(木) 7:00配信 週刊朝日  2019年9月20日号


 作家・室井佑月氏は、連日続いている嫌韓を煽るようなニュースやコメンテーターに苦言を呈する。

*  *  *
 先週も書いたけど、連日韓国を敵対視するワイドショーやニュースが流れている。今週もそのことについて書くってことは、状況が何ら変わってないわけだ。

 今週の話題は、ソウルで日本人女性観光客が韓国人男性から暴行されたことについて。そして、文在寅大統領の側近の不正疑惑について。

 日本人女性が暴行された事件ではとうとう、「路上で女性観光客を、訪れた国の男が襲うなんて世界で韓国しかありませんよ」「日本男子も韓国女性が入ってきたら暴行しなきゃいけない」といいだすコメンテーターまで現れた。

 そりゃあね、暴行事件はあってはならない。酷いと思う。

 でも、暴行事件が韓国しかないなんて嘘だ。

 暴行を犯すのは、犯す人間がワルだから。人種や国は関係ない。どこの国にも良い人間も悪い人間もいる。しかも、この国の男性に、韓国人女性への暴行をそそのかすって、そのコメンテーターの個人の責任では済まされないくらいの大問題だ。

 次に文大統領の側近のスキャンダルだが、それがこの国のあたしたちにどう関係があるのか?

 韓国の大統領側近の国内での不正は、韓国の人々がどうにかする問題である。この国の政治家の不正や不祥事をまんまと見逃しておいて、こういうのを「人の蝿を追うより自分の頭の蝿を追え」というのだ。

 しかし、こういう意見をいうと、この国の一部から「韓国擁護」といわれ、それは「反日」という罵り言葉へつながってゆく。

 あたしはべつに韓国を擁護していない。叩いたりもしていない。人種や個人をひとくくりにしていうのはおかしいと思ってるだけだ。

 ただし、この国の人間として、一部の人間の行き過ぎた行動を恥ずかしく思う。だから、そう言う。

 日本人の旅行者が韓国人男性に暴行されたとき、韓国の人たちの間で、「おなじ韓国人として恥ずかしい」という真っ当な声があがった。それとおなじだ。なぜ、嫌韓を煽る人々は、逆にして考えてみるという簡単なことができないのだろうか?

 視聴率だか安倍政権への忖度だか知らないが、連日嫌韓を煽るメディアにあたしはいいたい。これ以上は、もうやめてください。

 ほんとうに辛い。観ているだけで苦しい。

 この国にいる韓国の人、もしくはその流れをくむ人、パートナーや友人が韓国人という人が、今、どういう気持ちでいるか? いいや、韓国と関わりがあるとかないとかは関係ない。

 学校や職場で陰湿ないじめがつづき、自分は加害者でも被害者でもなければ、心に傷はつかないといえるのだろうか?

 親のDVに遭った子どもの、まったく被害を受けていなかった姉妹や兄弟は平気であるといえるのだろうか?

 おなじことじゃん。この国の人間は、みんなこの問題の当事者だ。































http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/462.html

記事 [政治・選挙・NHK265] 「れいわ」出演させない可能性あり、NHK『日曜討論』  高橋清隆記者
取材に応じる山本氏(2019.9.11参院議員会館で筆者撮影)

元記事https://www.data-max.co.jp/article/31456

 NHKが『日曜討論』に「れいわ新選組」「NHKから国民を守る党」を出演させない可能性もあり得るとの見解を示した。これに対し、「れいわ」の山本太郎代表は出演依頼がない場合、抗議も辞さない構えだ。

 『日曜討論』は7月の参院選後、各党の代表者による討論を1度も放送していない。筆者がその理由を尋ねたところ、「お答えできない。NHKの自主的な判断で決めている」と回答した。「来週はマラソン番組で放送はない」とのこと。

 先の参院選で政党要件を獲得した「れいわ」と「N国」は出演できるのかとの質問に対し、「今の時点ではお答えできない」「国政への参加状況を随時見ながら、編集権に基づいて検討中」と回答。

 「では、これら2党を出さない可能性もあるのか」とただすと、「報道機関の自主的な検討の結果として十分ある」と答え、排除もあり得るとの見解を示した。

 この見解に対し、「れいわ」の山本代表は、「相変わらずの寝ぼけっぷり。ぶっ壊すという人たちがいても、『やめといてやれよ』とはよう言わない」と突き放した。

 「政党要件を満たしているわけだから、NHKの独自ルールみたいなものに振り回されるってことではない」とけん制した。

 出演依頼がない場合、抗議などの「行動は必要」としながらも、「自分たちだけの権利を主張するわけにはいかない」と述べ、抗議する際にはN国も公平に出演できるよう求めていく考えを示した。

 『日曜討論』をめぐっては、2013年に「みどりの風」を出演させなかった。その際、NHKは「5人以上の国会議員がいて、直近の国政選挙で2%以上の得票の両方が必要」との独自の基準を示した。同党は得票率2%を満たしていなかった。同党の亀井静香衆院議員は当時、「要件が差別的だ」として、記者会見でNHKの記者を出入禁止にした。

 2015年には「生活の党と山本太郎となかまたち」「日本を元気にする会」の2党が出演できなかった。いずれも得票率2%未満を理由にしている。この際、「生活の党」の山本共同代表と玉城デニー幹事長がNHKに抗議に出向いた。一方で、結党前の「おおさか維新の会」幹部が出演している。

 公職選挙法では、所属国会議員が5人以上か、直近の国政選挙で得票率2%以上の政治団体を政党と認めている。参院選で「れいわ」は比例区の得票率が4.55%、「N国」の選挙区合計の得票率は3.02%で政党要件を満たした。
http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/463.html

記事 [政治・選挙・NHK265] 小泉某を持ち上げる太鼓持ちテレビ番組の面々は恥ずかしくないか。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2019/09/blog-post_85.html
9月 12, 2019 日々雑感(My impressions daily)

 遅い昼ご飯を街の食堂で食べていたら、テレビが親環境相の小泉某を褒めそやしていた。それは小泉某が先日の前任環境相が「放射能汚染水タンク」が満杯になるため、海に放出して希釈するしかない、と発言したことを受けてのもののようだった。

 福島県の漁協の某氏と一緒にマグロ丼を食べた。その際「これ以上福島県の人たちを傷つけてはいけないと思った」などと言い「環境相として最初に福島県を訪れる」と記者会見で述べた態度が「良かった」とスシローを始め、御用評論家たちが喜んで飛び上がらんほどにしている様に驚いた。

 なぜなら放射能汚染水は日々増加していて、福一原発構内は数年と経たずしてタンクで埋め尽くされる、という状態だという。しかし、待って欲しい。

 地下水が原子炉近辺へ流入しないように「凍土壁」を莫大な予算を投じて造ったのではなかったか。それでも地下水がダラダラと流れ込んでいるとしたら、凍土壁作戦は失敗だったのだろうし、それに代わる地下水流入防止策を講じる手立てを検討していないのだろうか。

 そしてタンクに溜めつつある放射能汚染水は核種を取り除くフィルター装置を研究開発して放射能汚染水を単なる汚染水に浄化して海洋へ投棄する、という最初の放射能汚染水対策の作戦は頓挫して放棄したのか。そうした報道に接した記憶がないが、いつの間にか放射能汚染水は日々溜まり続けているのが「常態化」し、それを昼××なるテレビ番組の出演者たちは一切問題との認識を持っていないのには驚いた。

 彼らはいつの間にそうした「共通認識」を獲得したのだろうか。放射能汚染水が増えるのを防ぐための「凍土壁」作戦の失敗後の「放射能汚染水増加対策」はどうなっているのか。そして放射能汚染水の核種を取り除くフィルター・プラントの建設はどうなったのか。それらは有耶無耶のまま「無かったこと」になっているのだろうか。

 そして新環境相の小泉某は能天気にも「漁協長とマグロ丼」を食った思い出を話すほど福一原発の放射能汚染水は「のんびり」とした状況にある、ということなのだろう。なぜ従来安倍自公政権が示し巨額な予算を投じた放射能拡散防止策という根本的な解決策を語ろうとしないのだろうか。

 食後に午後の仕事があるため、それ以後の続きをテレビで見ていないが、番組の時間内に小泉某がそうした安倍自公政権が放射能汚染水対策を放棄したのではなく、着々と核種除去フィルター・プラントを福一原発構内に製造建設している、という報道があったなら、平身低頭するしかないし、そうであることを願っている。

 だが、万が一にも小泉某が「話し上手だ」とか「民意を汲取る名人だ」とか愚にもつかないオチャラケ井戸端会議で「報道番組」が終わったなら、日本の国民世論も終わったと批判するしかない。いや、それこそが「パンとサーカス」を国民に与えている安倍自公政権の勝利かも知れない。国民は何も考えない、深刻なことは速やかに忘れる、そして安倍友が大きな顔をしてテレビ画面を独占するのを是とする日本の腐り切ったマスメディアだということだろう。



http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/464.html

記事 [政治・選挙・NHK265] 野党大攻勢向けの安倍人事<本澤二郎の「日本の風景」(3431)<外交も経済も転んで,いいとこなし極右内閣>
https://ameblo.jp/honji-789/entry-12524351014.html
2019-09-12 07:59:47 honji-789のブログ

<外交も経済も転んで,いいとこなし極右内閣>

 史上最低の安倍首相も、とうとう内外政の失政を隠ぺいできなくなって,

呼吸も困難になってきている中での、いいとこなしの9・11人事で終始した。安倍に右ナラエしての右翼外交責任者の河野太郎が防衛相に、農家農民を切り捨てる日米経済交渉担当者の茂木を外相に、民意とは真逆に、それぞれ横滑りさせ、改めて人材枯渇の自民党を裏付けた。

 しかも、意外や森友事件の渦中の疑惑人物・萩生田を文科相に起用、火中の栗を拾わせる魂胆だ。ここは野党も本腰を入れるだろうから、臨時国会の見せ場となるだろう。

 本来であれば、いいとこなしの政権としては、新体制で一発逆転、反転攻勢の場面だが、その片鱗さえ見せてくれなかった。「目下、安倍の体調悪化が再燃しているが、ためにボスの健康不安が人事にも表れている」との政界雀の鋭い指摘も。

<そろそろ公明党国交相の腐敗にメスを入れる時だの声も>

 いまだに誰も追及をしてこなかったが、公明党国交相ポストについて、一部で「そろそろメスを入れる時ではないか」との声も野党の一部から出ている。それというのも、自民党のつっかえ棒の公明党を叩かないと、自公体制の暴政は止まらないためだ。

 国交省といえば、旧建設省である。土建利権は、腐敗官庁の一番手で知られてきた。そのポストにしがみつく公明党の、甘過ぎる利権にメスを入れる時だというのも、確かに理由がある。

 「公明党は、先の参院選でも党勢の沈下が著しかった。頂点を叩いて埃を出せば、一挙に沈む速度が速まることになる。安倍の方は、腹心の下村を選対委員長に担いで、あと一回解散する構えだ。しかし、それこそ野党の思うつぼ。選挙すれば、与野党は逆転するだろう」と事情通は分析している。

<玉はゼロで目立つ石ころ内閣>

 人は玉石混交というが、安倍内閣に限っていうと、石のように硬い御仁が目立っている。鳩が一匹もいない。鷹ばかりだ。

 鋭い爪は怖いが、防御には弱く、脇が甘い。身体検査をしかとしたのかどうか、永田町では疑問符が付く。攻める野党にとって好材料が目立つ。

 小選挙区制と比例を掛け合わせた選挙制度のため、失礼ながら石ころのような小物ばかりで、なかなか名前と顔が一致しない入閣者が多い。もともといい加減な人物が、与党に紛れ込んでいる。その分、醜聞も少なくない。

<新人起用、それでも滞貨一掃に程遠い内閣>

 今回は、珍しく新人を多く起用した。党内の怒りに満ちた怨念解消を狙ったものだが、しかし、それでもはじかれた入閣候補はたくさん残っている。

 今回こそは「安倍の家庭教師の平沢は入閣する」というのが、大方の予想だった。結果は大外れ。平沢は、できの悪い安倍家の家庭教師をしたおかげで、大臣にさえもなれなかったという肩書を、確実につけることになった。元警察官僚である。じっとしていないだろう。

 水面下では、安倍と平沢の死闘が繰り広げられるという。それにしても、幹事長留任の二階ほど愚劣な政治屋も珍しい。安倍再選支持を口走るほか、言葉のない人物である。しかし、安倍もしたたかだ。監視役に稲田朋美を起用した。

 女性の鷹は、忠誠心が強いためだ。再任した高市もそうである。安倍の女性論を、妻の昭恵から聞くと面白い、と周辺はにぎやかだ。

<野党結集が民意、改憲阻止と消費税ゼロで景気浮揚>

 野党が結束して自公維と対決すると、有権者は必ず野党統一候補に軍配を上げる。最近では、埼玉県知事選でも証明した。

 いまの与党は強くない。内外政の失敗が判明したせいだ。加えて、10月から消費税10%の大増税で、消費は冷え込むどころか凍結、一足早い冬到来である。

 国民生活を重視する山本太郎らの「消費税ゼロ」が、間違いなく民意である。大減税だ。不足は財閥や富裕層への増税で対応する。これが道理というものだろう。

 この時、初めて庶民の財布は開く。消費拡大による景気回復が、経済の大原則である。この点で野党が一致したらいい。確実に野党に軍配が上がるだろう。戦争やの改憲論など50メートル台風で吹き飛ばすのである。

 枝野・玉木・志位ら野党三人衆の、民意を踏まえた結束で、政権は交代することになる。世界の趨勢でもあろう。

2019年9月12日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)



http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/465.html

記事 [政治・選挙・NHK265] 超保守仲間を集め、自己満足のためのラスト改憲内閣か。太郎が、千葉の災害の復旧優先求める(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/28569519/
2019年 09月 12日 

9月10日の未明から朝に関東地方に上陸した台風15号の被害が、今も続いている。

 特に台風が直撃した千葉県南部では、多数の地域が停電した上、2日立ってもなかなか復旧せず。今でも40万戸が停電したままの状態が続いている。

 また県内の2万戸が断水。道路の状態が悪くて、物品がスムーズに届かず、燃料や食品が不足している地域や、携帯電話の電波が届かなくなっている地域もあるという。

 昨日も、雷雨があったし。北東部には竜巻など突風の注意報が出ているし。気候が不安定な状況が続いている。

『東京電力は10日の時点で「停電は11日朝までに大半が解消され、残りの復旧を11日中にも」としていました。しかし、11日朝、千葉県市原市役所には水の配給に住民が長い列を作っていました。午前7時の時点でも千葉県全域では1万6000戸以上で断水が続いていたのです。』

『鋸南町役場総務企画課・平野幸男課長:「防災行政無線の柱が屋上にあるものが倒れて、もちろん情報収集もできませんし、情報の発信もできない」

 防災無線での住民への情報共有が難しかったということです。

 また、千葉県南房総市には誰もいない避難所がありました。水道、電気が来ていません。ですので照明でしたり、エアコンそしてテレビがすべて、つけることができないということです。この避難所の近くでは10日、90代の女性が熱中症の疑いで死亡しています。』(ANN19年9月11日)』

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 そんな中、9月11日に、安倍首相が2次政権での第4次内閣改造&党人事を行なったのだが。

 れいわ新選組の山本代表は、内閣改造に関するコメントをマスコミに求められ「千葉の復旧に政府として全力を注いでください」と訴えたという。(++)

『■れいわ新選組・山本太郎代表(発言録)

 マスコミから談話が出ていないのは「れいわ」だけだと言われましたので、コメントします。でがらしお友達内閣に関してのコメントは特にございません。そんなことより、千葉の復旧に政府として全力を注いでください。(マスコミに出した3行の談話で)(朝日新聞19年9月11日)』

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 まあ、安倍内閣は、自然災害には、チョット無頓着なところがあって。

 思えば、2014年8月に広島で豪雨災害が起きた時には、安倍首相は山梨の別荘で、朝から、官邸から報告を受け取っていたにもかかわらず、ゴルフ場に行って、1時間ほどプレーをしていたことが発覚しているし。<しかも、一緒に回っていたのが、やはりえひめ丸の事故の際もゴルフをやっていた森喜朗元首相と、今回は外務大臣になったお友達の茂木敏充氏。>
 
 18年の7月、西日本で豪雨災害があり、既に一部地域で避難指示が行なわれた時に、赤坂の議員宿舎(赤坂自民亭)での飲み会に、安倍首相も顔を出したほか、当時の内閣では上川法務大臣、小野寺防衛大臣 、吉野復興大臣 党側から岸田政調会長、竹下総務会長 、塩谷選対委員長などが参加していたなんてこともあったし。<この飲み会のことを今回、初入閣してルンルンの西村康稔官房副長官がツイッターで広報しちゃったりして。^^;>

 安倍首相は、昨日の会見の最初に、とりあえず千葉の災害について触れてはいたけど。こういうことこそ「スピード感をもって」対応して欲しいものだ。(**)

 で、とりあえず、内閣や党人事の顔ぶれを・・・。

『第4次安倍再改造内閣を発表 小泉環境・橋本五輪、13人が初

 安倍晋三首相(64)は11日、第4次安倍再改造内閣の顔触れを決め、菅義偉官房長官(70)が閣僚名簿を発表した。環境相に小泉進次郎元復興政務官(38)を抜てき。外相に茂木敏充経済再生担当相(63)、防衛相に河野太郎外相(56)が横滑りした。19閣僚のうち17人がポストを交代。初入閣は安倍内閣最多の13人で、女性は高市早苗総務相(58)と橋本聖子五輪相兼女性活躍担当相(54)の2人だった。

 留任は麻生太郎副総理兼財務相(78)と拉致問題担当相を兼ねる菅氏のみだ。高市氏と厚生労働相の加藤勝信自民党総務会長(63)は再登板。皇居での認証式を経て、11日夕に正式発足する。

 法相に河井克行・党総裁外交特別補佐(56)、文部科学相に萩生田光一党幹事長代行(56)、農相に江藤拓首相補佐官(59)、経済産業相に菅原一秀元財務副大臣(57)、国土交通相には赤羽一嘉公明党政調会長代理(61)が就任する。

 復興相は田中和徳元財務副大臣(70)、国家公安委員長兼防災担当相は武田良太元防衛副大臣(51)、沖縄北方・1億総活躍・少子化対策・消費者行政担当相は衛藤晟一首相補佐官(71)、科学技術担当相は竹本直一元財務副大臣(78)が就く。経済再生担当相の西村康稔官房副長官(56)は全世代型社会保障改革も担当。地方創生担当相には北村誠吾元防衛副大臣(72)を充てた。(共同通信19年9月11日)』

『安倍総理大臣:「きょう発足した新しい体制のもとで、我が党の長年の悲願である憲法改正を党一丸となって力強く進めていきたい」

 自民党は臨時総務会を開き、党の役員人事を正式に決定しました。二階幹事長と岸田政調会長が再任されたほか、総務会長に鈴木俊一オリンピック担当大臣、選挙対策委員長に下村博文憲法改正推進本部長が新しく就任しました。また、国対委員長に森山裕氏が再任して、幹事長代行には稲田朋美元防衛大臣が決まりました。(ANN19年9月11日)』

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 昨日、安倍氏が率いる超保守議連「創生日本」の役員や委員のリストをアップしたのだけど・・・。

 この「創生日本」は日本会議系の超保守派の議員の中でも、安倍氏と同様、特に戦前志向の保守思想や改憲意欲が強い議員が集まっている議連で、いわば「安倍派」と言ってもいい。(・・)

 今回は19閣僚のうち、菅、高市、麻生、加藤、萩生田、江藤、武田、衛藤、西村氏が、リストの中にはいっている。<日本会議のメンバーになっている人は、もっと多い。>また、党役員では、下村、稲田氏が要職に起用された。
 
 改憲を目指した最後の内閣改造になるかも知れないだけに、(結果はどうあれ、悔いを残さないように&自己満足できるように?)今まで一緒にやって来た超保守仲間を、できるだけ集めたような感じになっている。(++)

 中でも、安倍氏が若い頃から、アニキ分として慕っていた衛藤晟一氏を、ついに閣僚に起用したのが目を引いた。<細かい特命大臣を集めて、引き受けさせたって感じもあるけど。^^;>

 安倍氏は05年に郵政民営化に反対して離党した衛藤氏を、07年の首相時に強引に復党させて。12年に首相に復帰してからは、ずっと首相補佐官として近くについていてもらうことに。19年7月の参院選も定年の70歳を過ぎていたのに、特例で比例の公認を認められて、かなりギリギリで当選したばかりだった。<閣僚にしないのは、何か理由があるからかと思っていたのだけど。何もないのかな?(・・)>


 閣僚人事の中で、mewが特に問題が大きいと思ったのは、「電波停止」発言をした高市早苗氏を総務大臣に再起用したこと。

 また、超保守思想(愛国心教育や歪んだ歴史教育を重視)が強い上、加計学園疑惑のある(文科省に疑惑のメモを提示された)萩生田光一氏を、よりによって文科大臣に任命したのを見て、完全に国民をナメた人事だと思った。(-"-)
<この2人+αについては、また追々、突っついて行きたい。>

 そして、野党の反応を・・・。

『「期待感も高揚感もない」「突っ込みどころ満載」「人材の払底感極まる」野党、一斉に批判

「期待感も高揚感もない」「突っ込みどころ満載」「人材の払底感極まる」野党、一斉に批判
 11日の内閣改造・自民党役員人事を受け、野党各党は「でがらしお友達内閣」(れいわ新選組の山本太郎代表)などと一斉に批判した。秋の臨時国会に向け、閣僚の資質などを追及する構えだ。安倍晋三首相が加速を目指す憲法改正論議を巡っては各党で温度差も見られた。

 「国民不在のお友達・側近重用内閣。何を目指し、何をやりたいのか全く分からない。期待感も高揚感もない改造だった」。立憲民主党の福山哲郎幹事長は国会内で記者団にこう語り、改造内閣を切り捨てた。

 共産党の小池晃書記局長は党本部で「突っ込みどころ満載の内閣。それぞれの方がいろいろと報道された問題もある。手ぐすね引いて論戦に臨みたい」と強調。日本維新の会の馬場伸幸幹事長は記者会見で「諸問題に本当に精通しているのだろうかという人もいる。一抹の不安もある」と語った。

 入閣待機組が大量に処遇された点に野党の批判は集中した。社民党の吉川元(はじめ)幹事長は談話で「人材の払底感が極まっている。新鮮味もなく全く期待できない」と早期退陣を要求。NHKから国民を守る党の上杉隆幹事長も「この数年間で『身体検査』で落としたお友達を一斉に入閣させ登用したのは長期政権のおごりに他ならない」とこき下ろした。

 台風15号の影響で千葉県を中心に大規模な停電が続く中での内閣改造だったことにも「非常に遺憾」(福山氏)と冷ややかだ。れいわの山本氏は「(改造内閣に)コメントは特にない。そんなことより、千葉の復旧に政府として全力を注いでほしい」と注文した。

 憲法改正を巡っては、福山氏が「国民が憲法改正を望んでいないからできていない。内閣の意思で憲法を変えるものではない」と改めて慎重な姿勢を強調。これに対し、国民民主党の玉木雄一郎代表は記者会見で「落ち着いた環境で議論できる場を与党側としてもぜひ作っていただきたい。期待している」と前向きな姿勢を示した。【浜中慎哉、野間口陽】(毎日新聞19年9月11日)』

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 共産党の小池氏が思いっきり『日本会議改憲シフト内閣』と言っていたのだけど。

『共産党の小池晃書記局長は11日、第4次安倍晋三再改造内閣について「『ツッコミどころ満載の内閣』といえるのではないか。それぞれの方がやってこられたこと、いろいろと報道された問題もある。そういう意味では手ぐすねを引いて論戦に臨みたい」と述べた。党本部で記者団に答えた。

 小池氏は「『お友達総ざらい内閣』だ。どこをとっても安倍内閣、どこを切っても安倍内閣、『THE 安倍内閣』だ。一糸乱れぬ右向きのメンバー。『日本会議改憲シフト内閣』という印象を受けた」とも語った。(産経新聞19年9月11日)』

 単なるお友達内閣ではなくて、アブナイ超保守団体のお仲間の内閣だということを、メディアがもっと取り上げて、国民に説明して欲しいと思うmewなのだった。(@@)

p.s. 進次郎くんには、安倍内閣拒否を続けて欲しかったんだけどな〜。で、三原じゅん子が入閣して、国会で「恥を知って」欲しかったのに。^^;

 THANKS
 


http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/466.html

記事 [政治・選挙・NHK265] 安倍内閣はタマネギだらけ! マルチ広告塔、ハレンチ疑惑、パワハラ、カジノ脱法献金…チョ・グクに騒ぐマスコミはなぜ追及しない(リテラ)
安倍内閣はタマネギだらけ! マルチ広告塔、ハレンチ疑惑、パワハラ、カジノ脱法献金…チョ・グクに騒ぐマスコミはなぜ追及しない
https://lite-ra.com/2019/09/post-4967.html
2019.09.12 安倍改造内閣はタマネギだらけ! マルチ広告塔、セクハラ、パワハラ… リテラ

    
    首相官邸HPより


「新しい時代の国づくりを力強く進めていくための布陣を整えた」──昨日、第4次安倍第2次改造内閣が発足し、記者会見で安倍首相は新内閣について「自民党は『老荘青』、人材の宝庫です」などと語った。

「人材の宝庫」って……(苦笑)。この新内閣の実態は、どう見ても「お友だちの不良品一掃内閣」「極右不正政治家集結内閣」だろう。

とにかくひどい顔ぶれだが、これを見てまず思い出したのが、最近のワイドショーの報道だ。ワイドショーは、連日、文在寅大統領側近のチョ・グク氏のスキャンダルを取り上げ、法相就任を「日本ではありえない」「異常」などと攻撃してきた。実際、9日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)では、司会の宮根誠司がこんなことを言い放っていた。

「これ普通、日本だと“疑い”ですよ。家族でもなんでも、なにか“疑い”。怪しいことがあったら、まあ高岡さん(読売テレビ解説副委員長)、日本だったら総理大臣が任命しませんよね、法務大臣に」

「安倍総理だったら疑惑がある人を大臣なんかに任命しない」って、まったくよく言ったものだ。『ミヤネ屋』をはじめとするワイドショーは、チョ・グク氏が玉ねぎのように皮を剥いても剥いても疑惑が噴出することから名付けられた「タマネギ男」という呼称を嬉々として連発してきたが、はっきり言って、安倍首相によるこの新内閣のほうがずっと「疑惑のある人」だらけの「タマネギ内閣」だろう。

 まず、国民を舐めきっているとしか思えないのが、再入閣組だ。高市早苗氏は総務相に再任したが、高市氏は総務相だった2016年に“国は放送局に対して電波停止できる”と国会答弁し、大問題に。また、厚労相に返り咲いた加藤勝信氏も、昨年、働き方改革一括法案の国会審議でデータ捏造が発覚した上、インチキ答弁を繰り返したばかりだ。

 この高市総務相の暴言と加藤厚労相のデータ捏造とインチキ答弁は、その段階で大臣を辞任すべき問題だった。だが、安倍首相は側近である両大臣の問題をスルーして続投させ、内閣改造で首を挿げ替えただけ。その結果、こうして問題大臣が同じポストに再び収まったのだ。信じられない人事と言うほかない。

 しかも、この2人には重大な疑惑とスキャンダルもある。高市氏はやはり総務相だった2016年に計925万円の「闇ガネ」疑惑が浮上するなど、カネにまつわる疑惑が数々持ち上がってきた(詳しくは過去記事参照)。さらに、加藤氏は、マルチ商法としてたびたび社会問題化し、昨年経営破綻したジャパンライフの“広告塔”を務めてきた人物。ジャパンライフは史上最大の消費者被害を出した安愚楽牧場に次ぐ被害規模として現在、捜査が進められているが、そんななかで“広告塔”としての責任を問うことなく大臣に再任するなど、まったくもってありえない。

 だが、これはまだ序の口。安倍内閣過去最多の13名となった初入閣組も、かなりの「タマネギ」揃いだ。

 そのひとりが、経産大臣に抜擢された菅原一秀氏。一昨日、本サイトでは、2016年に「週刊文春」(文藝春秋)で元愛人からモラハラ被害を告発され、菅原氏が当時27歳だったこの元愛人に「女は25歳以下がいい。25歳以上は女じゃない」と言い放った挙げ句、「子供を産んだら女じゃない」とまで言っていたという問題について取り上げたが、菅原氏をめぐってはカネの疑惑も取り沙汰されてきた。

■西村康稔・経済再生相、赤坂自民亭、カジノ企業から脱法献金、ベトナムでハレンチ行為も

 たとえば、2009年には、菅原氏が代表を務める政治団体が発注した高級メロンを、菅原氏の選挙区の有権者90人に贈っていたという公選法違反疑惑を朝日新聞が報道。また、昨年12月にも、菅原氏の後援会が支援者などから会費を集めたバス旅行の収支を政治資金収支報告書に記載していなかったことが発覚。後援会は収支報告書を訂正したというが、小渕優子経産相(当時)は後援会主催の観劇会の収支を不記載にしていたことなどが判明し辞任に追い込まれている。しかも、菅原氏の後援会が収支を不記載にしていたのは2013〜15年、2017年と複数年にわたっており、悪質と言わざるを得ない。

 さらに、菅原氏に輪をかけてひどいのが、内閣官房副長官から経済再生担当相に抜擢された“安倍首相の腰巾着”である西村康稔氏だ。

 西村氏といえば、昨年の「平成最悪」となった豪雨時に例の「赤坂自民亭」に安倍首相と一緒に参加し宴会の模様を嬉々として投稿、〈笑笑 いいなあ自民党〉などと発信、その後は〈自衛隊員約21,000名が人命救助など活動中〉と拡散したが、これはデマで、2万1000人の自衛隊員は待機中にすぎなかったことが判明した件などが記憶に新しいが、忘れてはならないのが、2013年に「週刊文春」で報じられたベトナムで女性を買った疑惑だ。

 記事によると、西村氏は2012年7月に出張先のベトナムでカラオケ・クラブから7人のホステスを宿泊するホテルのスイートルームに呼び入れ、その後、残った3人と行為におよび、対価としてあわせて600ドル弱を支払ったと、3人のうち2人の女性が証言。このほかにもホテルでの目撃談をはじめ、複数の関係者がこの疑惑を裏付ける証言をおこなっている。

 しかも、この疑惑を追っていた記者に対し、西村氏の私設秘書を名乗り、過去に恐喝未遂容疑で逮捕されたことのある人物が「記事を書けば恥をかくのはお前たちだ」と何度も〈恫喝めいた電話〉をかけてきたとも報じられた。恫喝によって記事を潰そうとしたのが事実ならば、2重の意味で大臣としての資質などあるはずがない。

 また、昨年7月には、米大手カジノ企業「シーザーズ・エンターテインメント」の日本進出におけるアドバイザーである人物が、西村氏をはじめとするカジノ議連所属の国会議員にパーティ券購入というかたちで資金提供していたと報道され、西村氏自身も国会で事実だと答弁。つまり“脱法献金”を受けていたことを認めたのである。

■河井克行法相、元秘書やタクシー運転手へのパワハラ暴行・暴言との証言

 凄まじい「タマネギ」っぷりの西村氏だが、安倍首相の側近といえば、総裁外交特別補佐を務め、今回、法務大臣に登用された河井克行氏も、元秘書の男性が2016年に傷害事件とパワハラ疑惑を「週刊文春」に証言している。

 この男性は、1999年4〜7月に運転手を兼任するかたちで秘書を務めたが、「運転の仕方や言葉づかいが気にいらんと言っては、(河井氏が)『このやろう』と罵声を浴びせかけ、ハンドルを握る私の左腕めがけて後部座席から革靴のまま蹴ってきよるのです」と言い、そうした結果、全治14日間の大ケガを負ったと告発。「週刊文春」には、当時、病院で撮影されたという写真も掲載、そこには左腕にアザがしっかりと写っている。また、河井氏に “対立候補のポスター剥がし”もやらされたとこの元秘書は証言しているのである。

 しかも、河井氏の疑惑はこれだけにとどまらず、後追いした日刊ゲンダイの記事では、違う元秘書も「私も『国会議員の車の運転席の後ろが汚れてるのはなんでか知ってる? 蹴るためさ』と言われ、途端に恐ろしくなりました」とコメント。河井氏の地元・広島の「第一タクシー」の会長までもが「うちは河井事務所から配車の要請があっても、一切お断りしています。河井先生が乗務員の運転席を蹴るわ、人を人とも思わないような暴言を吐くからです。『もっと速く走れ!』と法定速度以上を出すよう要求され、危うくスピード違反に加担させられそうになった乗務員もいました。もうコリゴリですわ」と証言している。

 元秘書への暴力や「ポスター剥がし」を命じた件などが事実であれば、河井氏が法務大臣を務めることに恐ろしささえ感じずにはいられないが、それは首相補佐官から農水大臣に抜擢された江藤拓氏も同じだ。

 というのも、江藤氏は2016年、当時の森山裕農水相(現・自民党国会対策委員長)や西川公也・元農水相らとともに、TPP(環太平洋経済連携協定)交渉中だった2015年に一般社団法人「日本養鶏協会」(養鶏協)の会長から現金20万円を受け取っていたことが発覚。養鶏協は国内向けのTPP対策予算を狙い、協会幹部からは「鶏卵業界に予算をもらうなら、政治家ともっと密接になったほうがいい」という声が出ていたというが(「週刊朝日」2016年7月15日号/朝日新聞出版)、こんなふうに農水族議員という立場で違法の可能性が高い献金・寄付を受けていた人物に、果たして農水大臣が務まるのか。

 まだある。国家公安委員会委員長となった武田良太氏は、付き合いのあったプラント製造会社の会長に対し「インドネシアは、日本のODA(政府の途上国援助)枠がまだ9千何百億円か残っている。それを使って、プラントを売ることができますよ」などと語り、「(現地視察に)何人か議員を連れていくから、面倒を見なくちゃいけない。いくらか用意してくれないか」と持ちかけていたことを「週刊朝日」2009年8月14日号が報道。この会長の証言によれば、視察直前に現金300万円、さらに赤坂の寿司店でも現金100万円を渡したが、「視察もその後、どうなったのかウヤムヤのまま」。さらには〈武田氏の政治団体の政治資金収支報告書に、これらの記載は見当たらない〉というから、この会長の証言が事実であれば政治資金規正法違反にあたる行為だ。

 また、東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当相に抜擢された橋本聖子氏も、今年、白血病であることを公表した水泳の池江璃花子選手について、講演会で「池江選手が素晴らしい発信をしてくれたことによって、スポーツ界全体がそんなことで悩んでいるべきではない、ガバナンス、コンプライアンスで悩んでいる場合じゃない、もっと前向きにしっかりやりなさい、ということの発信を、池江選手を使って、私たちに叱咤激励をしてくれているとさえ思いました」(朝日新聞デジタル2月16日付)と発言。ようするに、池江選手を利用して「ガバナンスやコンプライアンスなんてどうでもいい」と言ってのけたのである。

■橋本聖子・五輪担当相、フィギュア高橋大輔選手に無理やりキスセクハラ

 さらに橋本氏は、ソチオリンピックの閉会式が終わった後に選手村でおこなわれた打ち上げパーティーでフィギュアスケートの高橋大輔選に抱きつき何度も強引にキスをしたと写真付きで「週刊文春」に報じられている。都合よく選手を政治利用し、権力を利用した悪質なパワハラ・セクハラまでおこなった人物を東京五輪・パラ担当相にしてしまうとは驚愕だ。

 マルチ商法の広告塔にセクハラ、パワハラ、脱法献金、闇ガネにタカリ疑惑……。そもそも、これら初入閣の大臣たちだけではなく、経産大臣から外務大臣に横滑りした茂木敏充氏は、昨年、公選法違反の“手帖配布”問題が持ち上がっており(詳しくは過去記事参照)、もはやこの安倍新内閣は “スキャンダル・疑惑のデパート”というべき状態なのだ。

 だが、驚くべきは、このほかにも“危ない”大臣がいるということだ。

 じつは、昨日、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)に出演した田崎史郎氏が、「『この人いれちゃうの?』という人が3人くらい入っている」と言い、初入閣である田中和徳復興相と竹本直一科学技術担当相、北村誠吾地方創生担当相の名前を挙げたのだ。

 田崎氏は「長く入れなかった人には、それなりの理由があるんです」と思わせぶりに語ったが、御用ジャーナリストの田崎氏でさえツッコまざるを得なかったということは、今後、この3人の疑惑・スキャンダルが出てくる可能性も多いに考えられるだろう。

 しかし、問題はメディアの姿勢だ。ちょっと調べれば上記にあげてきたような疑惑・スキャンダルはすぐにわかるし、だいたい高市氏や加藤氏の再任や、加計学園問題のキーマンである萩生田光一氏をよりにもよって文科大臣に引き上げるという常軌を逸した人事は誰の目にもあきらか。だというのに、昨日のワイドショーはそうした問題にツッコミもせず、小泉進次郎の初入閣でお祭り騒ぎ状態に。

 さらに、新閣僚の記者会見でも、これまでの疑惑やスキャンダルについて追及をおこなう質問はほとんど飛ぶことがなかった。安倍政権以前ならば、内閣改造後の新閣僚会見では記者が過去の疑惑やスキャンダルを洗い、それについて質問を浴びせることは普通におこなわれていた。だが、そんな当たり前さえ、この国のメディアからは失われているのだ。

 大臣の不正や疑惑が持ち上がっても追及もせず、「安倍総理は疑惑がある人を大臣なんかに任命しない」とまで言ってのける。こうした異常な状況があるからこそ、安倍首相は好き勝手に、問題議員たちを堂々と大臣に登用できるのだ。

 メディアがこの体たらくでは、この「タマネギ内閣」の疑惑やスキャンダルが報じられることもないのだろう。

(編集部)




















http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/467.html

記事 [政治・選挙・NHK265] おい!アベ政権忖度メディア!長周新聞を見習え💢 

※下段の配信記事をご覧ください












書ける理由と書けない理由
https://www.chosyu-journal.jp/column/12372
2019年7月19日 コラム狙撃兵 長周新聞

 「大手メディアがれいわ新選組の活躍を黙殺しているなかで、どうして山口県に拠点を置いている長周新聞は1面トップで自由に報道できるのか知りたい」との問い合わせがメールや電話等で相次いでいるので、丁寧にお答えしたいと思います。

 長周新聞はいかなる権威に対しても書けない記事は一行もない言論機関であると宣言し、今日までその立場を貫いてきました。社会全体にとってよくないこと、社会悪であると判断した物事については誰にも遠慮せずに批判を加え、称揚すべきはおおいに称揚し、書くべきことは書く。それが長周新聞の生命線であると考えています。不自由さに縛られ、口にてつをかまされた馬のように語るべき何らの機関もない、いいたいこともいえないがんじがらめにされた世の中にあって、人間が自由にのびのびと精神を解放し、戦争も貧困も搾取も抑圧もない豊かに暮らしていける社会を実現するために、言論機関として役割を果たさなければならない−−。そのために人と人をつなぎ、協力し、団結できるすべての力とのつながりを求め、発信し続けることが使命であると考えます。

 なぜ権力者や巨大な資本に遠慮しないで好きなことが書けるのか? それは、彼らから金銭的に何ら世話になっておらず、遠慮する必要がないというのが一番の理由です。創刊以来、困難な経営状態には変わりありませんが、一人一人の読者の皆様から頂く1カ月1500円の購読料、そして夏と冬に山口県中を走り回って読者や支持者の皆様にお願いして頂くカンパ、「もっとがんばれ!」といって全国から支持者の皆様が寄せて下さるカンパ、さらに中小零細企業や商店、病院をはじめとした方々に協力して頂く年賀・暑中見舞い等の広告料のみに依存し、巨大な組織や団体などのスポンサーに依存することなく運営しています。それは金銭的な困難さこそあれ、スポンサーの顔色を伺って書くべきことが書けない、あるいは銀行を通じて圧力が加えられるというような状態を排除し、紙面への介入を許さないためには避けられない選択です。自由に書くべきことを書く言論活動の最大の保証でもあります。嘘偽りなく読者・支持者の皆様に支えられ、守られ、存在しているのが長周新聞社の現実です。

 世の中、なにをするにもおカネは必要となり、カネが人を支配し、企業を支配し、かつては無冠の帝王などといわれたジャーナリズムといえども支配されます。背に腹は変えられない状態で安易に身を委ねてしまうと、次の瞬間から忖度をはじめ、いいたいことの一つもいえなくなり、書けなくなってしまいます。そうして武器であるペンを折って軍門に降ってしまい、いまや足腰が立たなくなるほどジャーナリズムが堕落してしまっています。喜んで権力者から寿司を奢ってもらうような者までがジャーナリストを名乗っている始末です。口に鉄をかまされた馬ならぬ、口に寿司をかまされたジャーナリストとでもいうのでしょうか。

 どうして報道できるのか? と聞かれて思うことは、巨大メディアはどうして報道できないのか? という裏返した問題です。それはスポンサーや電通に頭が上がらないからであり、擁護している対象が権力者や資本だからにほかなりません。私たちはそのように金銭的に支配しようとする力や誘惑を断り、逆を行くかわりに、この目で見たれいわ新選組の台頭や日本社会の変化についてあるがままを自由に報道したいと考えています。「誰にも何も伝えない」ジャーナリズムもどきに成り下がるのではなく、「みんなにすべてを伝えたい」を選択します。その違いは、私たちが守るべきは困難な状況に置かれた民衆であり、弱者であり、それが創刊以来脈々と引き継がれてきた信念だからです。 

武蔵坊五郎














http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/468.html

記事 [政治・選挙・NHK265] <志位和夫委員長、山本太郎代表が党首会談!>共産・れいわ、「野党連合政権」へ協力=消費税廃止、改憲阻止も 









共産・れいわ、「野党連合政権」へ協力=消費税廃止、改憲阻止も
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190912-00000090-jij-pol
時事通信 9/12(木) 17:51配信


会談に臨むれいわ新選組の山本太郎代表(左)と共産党の志位和夫委員長=12日午後、国会内

 共産党の志位和夫委員長は12日、れいわ新選組の山本太郎代表と国会内で会談し、共産が提唱している「野党連合政権」実現へ協力していくことで一致した。

 消費税廃止を目指し、来月に予定される増税の中止や、安倍政権による憲法改正の阻止に向け、連携することも確認した。

 会談後の記者会見で、志位氏は「れいわ新選組が消費税廃止という旗を掲げて誕生したことを心から歓迎している」と表明。山本氏は「野党が力を合わせ、未来が見える話し合いを始めないといけない」と応じた。

 共産は立憲民主、国民民主両党などにも政権協議を呼び掛けているが、連合の支援を受ける両党は慎重姿勢を崩していない。連合の神津里季生会長は12日の会見で「目指す国家像が違う共産党と一つの政権を担うのはあり得ない」と強調した。 














http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/469.html

記事 [政治・選挙・NHK265] 加計問題再燃、萩生田文科相がこの期に及んで「私の名前を使い調整図った人がいる」ってさ(まるこ姫の独り言)
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2019/09/post-ee6b26.html
2019.09.12


図々しいにもほどがある。

加計問題で突っ込まれて、加計理事長にあったことが無いと言った後に、この写真が出て来た。



加計学園獣医学無新設について、総理案件だとした文書が出てきたことについて、なぜこういった文書が出て来たのか分からないんだと。

そりゃあ、関わっていたからでしょうに。

萩生田文科相「私の名前使い調整図った人が」 加計問題
         9/12(木) 5:00配信  朝日新聞デジタル

>内閣改造で11日に文部科学相に就任した萩生田光一氏が会見で、加計(かけ)学園の獣医学部新設について問われ、「働きかけをしたことはない」と改めて否定した。自らの関与を示唆するものとして疑われている文書については「私の名前を使って省内の調整を図った人たちがいたのだろう、と当時の(文科)副大臣たちから報告を受けた」と、疑惑を追及されていた当時の国会では言及しなかった説明を新たにした。

勝手に官僚が人の名前を使う筈がないこと位、自身が一番知っているだろうに。

萩生田の名前を使って省内の調整を図った人たちがいたと。

官僚が勝手に政治家の名前を使っていたとしたら、それこそ大問題だ。

よくもこんな言い逃れができる物だ。

だったら犯人を捜してもらおうじゃないか。


「官邸は絶対やると言っている」「総理は『平成30年4月開学』とおしりを切っていた」と言う文書が出て来たら、普通の感覚の持ち主なら絶対に逃げられないと思うが、安倍やそのお友達たちはしらを切りとおす。

黒いものを白いものにする人達。

あったことを無かった事にすることにかけては天才的に悪知恵が働くと言うか、ルールを勝手に変更するのがこの人達。

「私の名前を使って省内の調整を図った人たちがいたのだろう、と当時の(文科)副大臣たちから報告を受けた」と言うのが自分が関与していなかった事の大義名分のようだが、わたしたち国民は、安倍首相の息のかかった副大臣の言い分を素直に受けいれられるわけがない。

みんなが息を合わせて無かった事にしようとしているのがミエミエなのに。

当時の国会答弁は本当に酷かった。

野党の質問を受けたどの疑惑の人も、知らなかったとか、記憶にないの一点張り。

どれだけ文書に関わった人の名前が載っていても、勝手に名前を使って省内の調整に使ったと言われたら、公文書の役目が無くなってしまう。

何のための公文書なのか。

全然関わっていない人の名を公文書に残したら虚偽記載に当たるのではないか。

そんな事お構いなしに、勝手に使われたという萩生田。

こんないい加減な言い逃れをする人間が文科相に任命されたという言うシャレにもならないことが安倍政権下では行われている。

しかも人相に表れているようにずる賢いと来ている。

そんな人間が,未来を担う子供の教育を主導するとは。


この人は、安倍に負けず劣らず冷徹な極右的思考の持ち主だから、そのうちには「教育勅語」が我が国の教育の看板になるだろう。



http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/470.html

記事 [政治・選挙・NHK265] れいわと共産、野党連合政権に向けて合意。大変結構だ。何か新たな政治の兆しが見えてくる。(かっちの言い分)
れいわと共産、野党連合政権に向けて合意。大変結構だ。何か新たな政治の兆しが見えてくる。
https://31634308.at.webry.info/201909/article_12.html

共産党は、他の野党との野党連合政権への呼びかけを行っている。その手始めとして、れいわの山本代表と会談した。このニュースは19時のNHKユースで取り上げられた。極めて珍しい。それほどれいわの動きに敏感になっている。れいわは明らかに、今の野党の閉塞感を破る何かやってくれそうな希望の空気を運んできた。特に、その政治の視点は世の中から取り残された弱者に焦点を当てている。ツイッターにも、明らかに全く政治に関心の無かったそうな若い女の子や人たちが「れいわ」入りのアカントで発信している。

参議院選挙期間中はれいわは一切マスコミには出て来なかった。ツイーター、Youtubeでしか活動を知ることが出来なかった。その中で、山本氏は自分の選挙活動もそこそこに、共産党候補の応援をしていた。大阪では辰巳コウタロー氏の応援では辰巳氏の実力をリスペクトして、心から辰巳氏の必要性を訴えていた。それを聞いていた辰巳氏が山本氏の言葉にうるうるしたように感じた。また、神奈川選挙ではあさか由香氏への応援も本当に心のこもった応援演説であった。ただ、単なる応援ではなく、心底当選してほしいという気持ちが感じられる。しかし、残念なら両氏は落選した。

もともと、れいわの公約は共産党とかなり共通した政策が含まれている。消費税減税の財源は大企業の法人税減税を戻して補う。将来的には消費税ゼロに向けていくことも合意した。この合意は大変重い。共産も相当の覚悟である。れいわも共産と組むことにより、強力な組織の援助をうることが出来る。共産は、今までの固いイメージをれいわの新鮮なイメージと組むことにより、各選挙区の票の積み増しが可能となるだろう。山本氏自身が、戦前、戦後の共産に対する暗いイメージを全くもっていない。なにせ、山本氏は細川政権の新生党との比較を聞かれ、しらっと正直言ってそのころは政治に関心なく知らないと答えたくらいだ。

これに対して、立憲はれいわを横目で見ているが、党として積極的に接近しようという動きが見られない。明らかに、共産党との連合政権は無理という気持ちであろう。国民民主、野田元首相グループとの統一会派となると、連合政権はハードルは高くなる。特に立憲、国民を支援する連合は元々共産党は犬猿の仲で難しい。思うに、今や野党が発展しないのは、連合の古い体制、考えのために足かせが掛けられていると思っている。特に連合の神津会長は労働貴族に成り下がっている。

国民民主の泉政調会長が、「政権メンバーに共産あり得る」と述べている。立憲より柔軟である。国民の中には山本氏の師匠の小沢氏、森ゆうこも居る。野党も、共産は嫌だなんて言っているようでは、政権などまだまだ遠い。まずは、共産、れいわ、社民で自民の議席を奪うことが先決だ。

「政権メンバーに共産あり得る」 国民の泉政調会長「新しい姿見えれば」衆院選にらみ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190909-00010006-kyt-soci
9/9(月) 21:34配信

 国民民主党の泉健太政調会長(衆院京都3区)は9日、東京都千代田区の日本記者クラブで会見し、次期衆院選を見据えた野党の政権構想について「共産党の新しい姿が見えてくれば、場合によっては(政権の)構成メンバーになることもあり得る」と語った。

http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/471.html

記事 [政治・選挙・NHK265] 具体性を欠く「安定と挑戦」だ。以前の「2年以内に2%インフレ」といった具体性はない。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2019/09/22.html
9月 12, 2019 日々雑感(My impressions daily)

<安倍晋三首相(自民党総裁)は11日、内閣改造を行い、皇居での認証式を経て、第4次安倍再改造内閣を発足させた。閣僚19人のうち、小泉進次郎環境相ら初入閣は13人で安倍政権で最多となった。重要閣僚や党要職には次世代を担う「ポスト安倍」を配し、「安定と挑戦の内閣」で憲法改正や社会保障改革など重要課題に総力で取り組む構えだ。

 首相は同日夕、官邸で記者会見に臨み、憲法改正について「必ず成し遂げる決意だ」と明言。7月の参院選の勝利を踏まえ、「国民の期待に応え、与野党の枠を超えて議論してもらいたい」と述べ、来月召集予定の臨時国会で改憲議論の具体化を図る考えを示した。

 首相は「全世代型社会保障」構想の具体化のため会議を新設し、来週にも初会合を開くことも表明した。社会保障改革を担当する西村康稔経済再生担当相は同日、新会議は経済財政諮問会議や厚生労働省の社会保障審議会などの代表者で構成し、年末までに中間報告、来夏までに最終報告を取りまとめる方針を示した。

 日韓関係をめぐって首相は、財産・請求権問題の完全かつ最終的な解決を定めた日韓請求権協定に違反しているいわゆる徴用工判決に関して韓国側に是正を求めていく考えを示し、「新しい体制でもみじんも変わらない」と述べた。ミサイル発射を強行する北朝鮮を念頭に「外交と安全保障の連携の必要性は拡大している」とも強調した。38歳の小泉氏の起用については「手垢(てあか)のついた従来の議論ではなく、若手ならではの斬新な発想を期待する」と語った。

 初入閣は、側近の萩生田光一文部科学相や西村氏、菅原一秀経済産業相、河井克行法相ら。女性閣僚は高市早苗総務相と橋本聖子五輪相の2人。政権の核である麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉(すが・よしひで)官房長官は留任させた。党四役は二階俊博幹事長と岸田文雄政調会長を再任し、総務会長に鈴木俊一前五輪相、選対委員長に下村博文元文科相を充てた>(以上「産経新聞」より引用)


 安倍内閣が四次改造を断行した、とテレビは賑やかだったようだ。「滞貨一掃内閣」がそれほど喜ばしいことなのだろうか。安倍氏は「安定と挑戦」の内閣で、憲法改正を目指すとしているようだ。

 日本国民の格差拡大と貧困化についてどうするのか、といった「掛け声」は皆無だ。安倍氏の言う「安定と挑戦」とは何だろうか。経済無策でGDPは「安定」的に衰退し、「挑戦」的な消費税10%の実施で国民生活はますます困窮しようとしている。

 なぜ具体的な「政策目標」の一つでも掲げないのだろうか。二次内閣発足時には「二年後二%インフレ」と掲げて異次元金融緩和に踏み切ったが、それはついぞ達成されなかった。そり後は看板の架け替えを繰り返して延命を図ってきた。

 内政は惨憺たるものだが、外交も内政に負けず劣らず滅茶苦茶だ。隷米姿勢は増々強まり、日本は米国製のポンコツ兵器のゴミ捨て場になろうとしている。F35は未だに基本的な機体操作のOSすらままならないようだし、部品調達体制も整っていない。それどころか馬力当たりの機体が過重なため、「上がれず、曲がれず、動けない」という最悪の機動性能だという。

 安倍自公内閣は小泉内閣に負けず日本破壊を行った。小泉内閣は米国の要請に従って郵政を解体した。安倍自公政権は主要穀物種子法を廃止し水道事業の民営化を行い、IR法により米国のカジノ業者を優遇しようとしている。憲法に関しては閣議決定により「解釈改憲」を行い立憲主義を蔑ろにして「戦争法」を制定した。「共謀罪」も戦後憲政史に大きな汚点となって残った。

 安倍自公政権は碌な成果を残していない。それどころかTPPや日米協議を通して日本の食糧安全保障を破壊しようとしている。食糧や水のない暮らしがいかに悲惨なものか、裕福な家の「お坊ちゃま」の安倍氏には解らないだろう。台風15号の被害に遭った千葉県の被災地を調査するために「内閣改造」を日延べする意思もなかったようだ。

 そして馬鹿な日本のマスメディアは慶事であるかのように「滞貨一掃内閣」報道を優先して、千葉県の被災地の様子を殆ど伝えていない。なぜ千葉県南部の被災地へ客船などをチャーターして仕向けようとしないのだろうか。

 台風15号の被害は主として強風によるものだった。津波などのような海路から近づけない性質の被災ではない。そしてボランティアセンターとして港などに客船を接岸して利用すべきではないか。そうした被害復旧策を講じるにも迅速な現地情報が必要だが、マスメディアに15号の被災地情報は余りに少ない。

 安倍氏の茶坊主たちが陸続と入閣したのがそんなの喜ばしいことなのか。彼らが何をして来たのか、多くの国民が知らないからとマスメディアが持ち上げて大燥ぎしているようだが、馬脚は間もなく現れるだろう。

 まじかに迫った消費増税で日本経済は再びマイナスに陥る。せいぜい、その対策でも練っておくべきだ。日本の衰退は間違いなく安倍政治の「結果」だ。



http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/472.html

記事 [政治・選挙・NHK265] 今の安倍政権・安倍自民は腐っている:その原因はやはり、有権者の半分が選挙の際、平気で棄権することにある(新ベンチャー革命)
今の安倍政権・安倍自民は腐っている:その原因はやはり、有権者の半分が選挙の際、平気で棄権することにある
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/2951838.html
2019年09月12日 新ベンチャー革命 2019年9月12日 No.2459


1.今の日本はドンドン、貧乏化しているが、それは安倍政権(第二次)が日本国民の国富をアメリカ様に貢ぎ続けているから

 今の日本は、急速に貧乏化しています。それを表す様々の統計数字がドンドン悪化しているのは間違いありません(注1)。

 なぜこうなるのかは明らかです、すなわち、今の日本では、安倍政権が米国戦争屋の傀儡政権に堕しており、彼らは日本国民のためではなく、アメリカ様のために、われら日本国民の血税を貢ぎ続けているからです。

 その証拠に、2013年以降、安倍政権になって、日本の対外資産残高は600兆円から1000兆円超と急増しています(注2)。われらの国民資産が知らぬ間に、対米移転されているのです。そして、米政府の赤字財政を補てんしています。

2.今の安倍政権は、日本国民を犠牲にして、宗主国・アメリカ様に貢ぎ続けているのみならず、日本の大企業には法人税を減税し続けている

 上記のように、今の安倍政権は、日本国民の血税を対米提供し続ける究極の隷米政権であるのみならず、国民には増税を強いて、大企業には手厚く減税しています。

 その結果、2013年以降、安倍政権下の日本企業は、大企業を中心に内部留保を、300兆円から450兆円に増やし続けています(注3)。

 今年10月から消費税が増税されるのは、企業向け減税を据え置くため、そのしわ寄せを国民に押し付けるためです。社会保障に回すのはほんの一部でしかありません。

3.今の安倍政権は内輪の人事変更に明け暮れて、千葉県民の台風被害には馬耳東風

 いずれにしても、安倍政権は、国民のための政治をまったくやっていないのです。

 その証拠に、昨日は、内閣改造人事の発表があり、マスコミもそればかり報道していますが、山本太郎氏の指摘通り(注4)、台風15号で甚大な被害を受けた千葉県民への救援対策はそっちのけで、内輪の人事変更に血道を上げています。

 このような安倍政権の傲慢な国民軽視の態度から、彼らはまったく国民本位の民主政治をやっていないことが明々白々です、党名は自由民主党なのに・・・。

4.こんな腐った安倍政権・安倍自民を支持できる国民はほんとうに存在するのか

 ここまで、舐められているのに、それでもなお、安倍政権・安倍自民を支持できる国民はほんとうに存在するのでしょうか、ほんとうに、信じられません!

 アベ友マスコミのいい加減な捏造世論調査に、安倍政権も安倍自民もアグラをかいているのでしょうか。

 彼らは、もうほんとうに腐っています。

 ところで、前回の参院選の投票率は50%であり、有権者の半分は棄権していますが、どうせ安倍自民が勝つから、投票に行っても、無駄足になるとでも思っているのでしょうか、平気で棄権する有権者は・・・。

 だから安倍自民は付け上がるのです。

 このことから、今の安倍政権・安倍自民が腐っているのは、有権者の半分が選挙で棄権することに起因すると言って過言ではありません。

 とにかく、選挙に行って、今の腐った安倍政権・安倍自民に「NO」を突き付けましょう。

注1:阿修羅“数字が腐り続ける 安倍ダラダラ政権もう限界”2019年9月12日
http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/455.html

注2:時事通信“【図解・経済】日本の対外資産・純資産・負債残高の推移”2019年5月24日
https://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_eco_general-external-assets

注3:時事通信“【図解・経済】内部留保の推移(2018年9月)”2018年9月3日
https://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_eco_company20180903j-05-w390

注4:阿修羅“「でがらしお友達内閣」にコメントなし、と山本太郎!”2019年9月11日
http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/447.html




http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/473.html

記事 [政治・選挙・NHK265] 目玉は進次郎というお寒い組閣 こんな内閣が持つのか<上>大ぶろしきの自画自賛内閣、国民は言葉を失うほど呆れている(日刊ゲンダイ)



目玉は進次郎というお寒い組閣 こんな内閣が持つのか<上>
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/261728
2019/09/12 日刊ゲンダイ


(C)共同通信社

鼻につく自己愛、大ぶろしきの自画自賛内閣にマトモな国民は言葉を失うほど呆れている

 令和の新時代の国づくりを力強く進めていく布陣――。安倍首相はこう言って胸を張ったが、一体どこが、である。ちゃんちゃらおかしい。小泉進次郎環境相が目玉というお寒い内閣じゃないか。

 11日発足した第4次安倍再改造内閣。記者会見した安倍は、自ら「安定と挑戦の内閣」と命名。過去最多の13人が新入閣という数の多さを自賛し、閣僚一人一人の経歴や実績を掲げ、「自民党は老壮青、人材の宝庫」「大胆な改革に挑戦する」と悦に入っていた。

 だが、新閣僚の面々を見渡してみれば、安倍の茶坊主がズラリ。萩生田光一文科相と西村康稔経済再生相は、安倍政権の官房副長官経験者。衛藤晟一1億総活躍相、江藤拓農相、河井克行法相は首相補佐官だった。さすがに自民党内でも「お友達ねぎらい内閣」と酷評されている。

 再登板の高市早苗総務相と加藤勝信厚労相も安倍のお気に入り。茂木敏充外相に至っては、ベタ降りした日米貿易協定でトランプ大統領を喜ばせた“論功行賞”なのだから唖然である。

「安倍首相の毎度の美辞麗句はもう聞き飽きました。日ロ首脳会談を27回も行っても北方領土問題が全く前進しないように、外交も経済も行き詰まっている。お題目はいいから、実績を出して欲しい。新閣僚の個人名をいちいち挙げながら経歴を紹介したのは、適材適所ではない言い訳のように聞こえました。ことさら『挑戦』を強調するのも空疎でしかなく、自信のなさの裏返しでしょう」(政治評論家・野上忠興氏)


河野は韓国“対策”で残留(C)共同通信社

キレる河野防衛相で一触即発の懸念と、それを狙う政権の狂気

 自信がないから、自らに近く従順なタカ派ばかりを並べる。当然、韓国叩きも継続で、対韓外交について安倍は「新体制の下でもみじんも変わりない」と言い放った。内閣支持率にまだまだプラスに働くと計算しているのだろう。そんな亡国改造で突出した嫌韓挑発人事が、駐日韓国大使に「極めて無礼だ」とテレビカメラの前で面罵した河野太郎外相の防衛相への横滑りだ。

 河野が閣内に残ったのは、徴用工訴訟を巡る韓国政府への上から目線が“評価”されたからで、「閣僚から外せば、韓国に間違ったメッセージを出すことになる」という解説まで出る異常さだった。裏を返せば、河野の防衛相就任は、韓国に対し「これからますます強硬に出る」と宣言しているようなもので、早速、韓国メディアは「日韓対立が深まる可能性がある」と報じている。

 すぐにキレる大臣が実力組織である自衛隊のトップとなることは、外相だった時よりヤバイ。前任者の岩屋毅は、昨年12月に起きたレーダー照射問題への対応で「日韓の防衛協力を未来志向で進めるよう真摯に努力したい」と話し、努めて抑制的だった。ところがそれがネトウヨに「弱腰」と映り、安倍も我慢ならず岩屋を切った。河野はその後任だから、嫌韓パフォーマンスや挑発をエスカレートさせかねず、一気に緊張が高まり、一触即発の事態に発展しかねない。

「河野防衛相は最悪の人事です。理性のない政治家ほど危険なものはなく、軍事を取り扱うポストでは悲劇をもたらす。それなのに、韓国に対して感情的な態度が、逆に評価されるとは。今度の改造はその一点だけで酷い内閣だと言えます」(政治評論家・森田実氏)

 まさに狂気の政権である。


被災者そっちのけ(長引く停電による熱中症対策のため開設された避難所で過ごす家族。赤ちゃんは生後5カ月)/(C)共同通信社

千葉の大停電を尻目に永田町は政治ゲームの国民不在

 台風15号の影響で9日にライフラインを断たれた千葉県では、11日夜時点で約39万4000戸が停電。東京電力は完全な復旧はあす以降になるとしている。エアコンが使えない環境で熱中症による死者も出ている。安倍は「自衛隊が昼夜を問わず復旧作業を進めている」と言ったが、人里離れた山奥ではなく首都圏でこの惨状はどう考えてもおかしい。政府の怠慢が招いた人災ではないのか。

 実際、ネット上には被災者から「生きることに困っています」「もう限界」といった悲痛な投稿があふれ、「内閣改造をして指揮系統を総入れ替えするなど狂気の沙汰」などと、被災者をほっぽらかして、改造という“政治ゲーム”に興じる政府を非難する声も上がっている。

 あまりの対応のズサンさに、立憲民主党の福山哲郎幹事長は「(去年の)西日本豪雨の時に宴会をしていた『赤坂自民亭』を思い出す」と批判。赤坂自民亭といえば、安倍政権は当時の反省からか、西日本豪雨の2カ月後に発生した最大震度7の北海道胆振東部地震の際は妙に初動が早かった。発生直後に官邸の危機管理センターに対策室を設置。安倍は「政府一丸で災害応急対応に当たる」と勇ましかった。

 ところが、今回は北海道の地震で取った迅速さはない。人事に夢中で、当時の反省をすっかり忘れているのだろう。

「組閣はサラッと済ませて災害対策を優先すべきでしょう。セレモニー化する必要性もなく、極論すればマスコミに人事の通知文書を送るだけで済む話です。苦しんでいる国民がいるのなら、心を寄せるのが政治家の本分。近い将来に大きな選挙がないから、緩みきっているのではないか」(高千穂大教授・五野井郁夫氏=国際政治学)

 こんな政権に命は預けられない。













 



http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/474.html

記事 [政治・選挙・NHK265] <いや〜、凄いことになってる!>内閣支持率、55%に上昇 進次郎氏「期待」74% 改憲反対47%、賛成上回る 共同通信世論調査 




内閣支持率、55%に上昇 改憲反対47%、賛成上回る
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190912-00000165-kyodonews-pol
共同通信 9/12(木) 20:01配信


第4次安倍再改造内閣

 共同通信社が第4次安倍再改造内閣発足を受けて11、12両日に実施した全国緊急電話世論調査によると、安倍内閣の支持率は55.4%で、8月の前回調査から5.1ポイント増えた。不支持率は25.7%だった。安倍晋三首相の下での憲法改正に反対は47.1%で、賛成38.8%を上回った。

 10月に消費税率10%へ引き上げられた後の経済が「不安」「ある程度不安」は計81.1%に上った。「あまり不安を感じない」「不安を感じない」は計17.2%だった。

 内閣改造と自民党役員人事を「評価する」との回答は50.9%、「評価しない」は31.4%だった。



内閣支持率55%に上昇 進次郎氏「期待」74% 共同通信世論調査
https://www.sankei.com/politics/news/190912/plt1909120027-n1.html
2019.9.12 17:52 産経新聞


小泉進次郎環境相=11日午後、首相官邸(鴨川一也撮影)

 共同通信社が第4次安倍再改造内閣発足を受けて11、12両日に実施した全国緊急電話世論調査によると、安倍内閣の支持率は55・4%で、8月の前回調査から5・1ポイント増えた。不支持率は25・7%だった。安倍晋三首相の下での憲法改正に反対は47・1%で、賛成38・8%を上回った。

 内閣改造と自民党役員人事を「評価する」との回答は50・9%で、「評価しない」の31・4%を上回った。環境相に起用された小泉進次郎氏に「期待する」は74・0%、「期待しない」は20・1%だった。

























http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/475.html

記事 [政治・選挙・NHK265] どこまで続く「こざかしい見栄っ張り」政治―安倍改造内閣を見て思う(ちきゅう座)
どこまで続く「こざかしい見栄っ張り」政治―安倍改造内閣を見て思う
http://chikyuza.net/archives/97000
2019年 9月 12日 <田畑光永(たばたみつなが):ジャーナリスト> ちきゅう座


 第4次安倍内閣第2次改造内閣と称する内閣が発足した。第4次というのは安倍晋三氏が衆議院の首班指名選挙で首班(つまり首相)に4回目の指名を受けて作った内閣であり、第2次改造というのは改造2度目という意味である。そうか「安倍晋三君を内閣総理大臣に指名するに決しました」という衆院議長の声をわれわれは4回も聞かされたわけなのだ。

 最初は2006年9月だった。小泉(純一郎)内閣(2001〜06)の後を受けて発足した第1次安倍内閣は翌7年7月の参院選で惨敗。安倍は9月、首相在任1年で退任した。これで終わっていればよかった。ご記憶にあると思うが「三角大福中」と言われた田中角栄、三木武夫、福田赳夫、大平正芳、(鈴木善幸)、中曽根康弘の時代もそうだったが、わが国はその後、より短命政権の時代となった。

 中曽根から安倍の前任の小泉まで、歴代総理の名前を書きだしてみると、竹下登、宇野宗佑、海部俊樹、宮沢喜一、細川護熙、羽田孜、村山富市、橋本竜太郎、小渕恵三、森喜朗、小泉純一郎である。その在任期間は、中曽根と小泉の5年5か月が例外的な長さであって、ほかに2年を越えたのは橋本の2年6か月と海部の2年2か月の2人だけ。あとは全員2年未満、短いほうの筆頭は宇野と羽田の2か月である。

 安倍もこの短命の列に収まったのなら文句はない。ところがどうした風の吹き回しか、民主党政権時代の3年をはさんで、その安倍が復活して、今や歴代在任日数で2800数十日、第2位に上り詰めている。このまま無事に月日が過ぎれば、あと2か月余で桂太郎を抜いて憲政史上最長政権の記録を塗り替えるというのだから、国民としてはなんともいえない焦慮に駆られるではないか。

 なぜこの内閣が長続きするのか。さまざまな説があろう。基本的には90年代から実施された小選挙区制がそれなりに定着して、自民党内の権力の一極集中化が進み、党内野党が存在しにくくなったこと。また時代の変化が速いために、多少なりとも「変革」を掲げなければならない野党がきちんとした立ち位置を確保できず、保守の唱える「安定」が有権者の逃げ込み場所となっていること。そして残念ながら民主党時代の3年間、与党内でぶざまな党内抗争が続き、政治に対するアパシーを助長してしまったことも否定できまい。

 それに国民も健忘症にすぎる。モリカケにはっきり見て取れた安倍政権の権力私物化が、ほんのわずかな時間しか経っていないのに、すでにはるか忘却の彼方へ遠ざかり、史上空前の財務省内の大量公文書偽造さえもはや存在しなかったごとくである。

 どうすればいいか、直截な方法はない。政権の所業を睨みつけているしかない。

********

 安倍という人は知らない。報道で見るだけである。私にはこざかしい見栄っ張りとしか見えない。かれの口癖、「戦後○十年、未解決のこの問題を私たちの(つまり私の手で)世代で解決したい」は、かれの名誉欲の発露に他ならない。教育基本法の改正しかり、北方4島の問題しかり、慰安婦問題をはじめ戦争責任に関することどもしかり、そしてもっとも重視する憲法9条の改訂しかり、である。

 どれも大事な問題である。だから手を出すなとは言わない。しかし、かれの手法は真正面から議論を戦わせようというのではい。「子供に自衛隊は憲法違反なの?と聞かれる自衛隊員の苦しみをほっておいていいのか」といったたぐいの形式論理で議論を避け、あとは議会で数を恃んで目的を達しようとする。率直に言って、こういう人物に大事なことは任せられない。

 11日の改造内閣の顔ぶれは、私には再来年9月に待っている自民党総裁としての任期切れにさらに連投をねらう布陣としか見えない。

 11日夕の記者会見で首相が真っ先に口にしたのは、新内閣には13人の初入閣者がいるということであった。首相と公明党枠1人を除くと18人だから新顔が多いとはいえる。政治家にとって閣僚に登用されることは大きな目標だから、いつその順番が回ってくるかは死活的な問題である。

 では、今回の改造でのその13人の内訳を見よう。まず目につくのは話題の38歳、小泉進次郎環境相とスケートの橋本聖子五輪担当相だが、この2人と公明党枠の赤羽一嘉国土交通相は普通の自民党内の大臣競争では別格だからひとまず除いて残りの10人を並べてみると、すぐに気づくことは首相官邸で直接、安倍に仕えた人物が5人もいることだ。河合克行(党総裁外交特別補佐→法務相)、萩生田光一(官房副長官→文科相)、江藤拓(首相補佐官→農林水産相)、衛藤晟一(首相補佐官→一億総活躍・少子化担当相)、西村康稔(官房副長官→経済財政・経済再生担当相)の各氏である。このほかにも経済産業相となった菅原一秀氏は菅官房長官に近い人間として知られている。

 となると、大臣競争の中から選ばれたいわゆる入閣待機組からは4人しか大臣になれなかったわけである。そこで官邸組6人(菅原氏を含む)と待機組4人の平均年齢を計算してみたところ、官邸組は57.1歳、待機組は65.2歳だった。この結果は安倍官邸に取り立てられることが、どれほど今の政界での出世に有利かを如実に示している。何事にせよ、党内から安倍に反対する声はますます出にくくなることは間違いない。

内閣改造では派閥の割り振りが注目される。今回もそれぞれに出入りはあるが、なんといっても、安倍のライバルと見られる石破茂支持勢力からは1人の入閣者もいないことが見逃せない。いや、この言い方は間違っている。石破は「1人も入閣者なし」どころではない痛手を被ったはずだ。

 それは先ほど触れた小泉進次郎環境大臣だ。小泉はこれまでの総裁選では石破支持を公言していた。権力のない石破にとっては、人気の小泉の支持は大きな励ましとなったろう。しかし、その小泉も入閣すれば、抜擢に安倍の恩を感じないわけにはいくまいし、何より大臣在職中に総裁選となったら、反安倍は口にしずらい。安倍は石破を徹底的に踏みつけたのだ。

 というわけで、今回の内閣改造を見ると、安倍はこれからいろんな人間の名前を出しながら、最後は「やっぱり安倍」という流れを作ろうとしているとしか見えない。桂太郎を抜くどころの話ではない。圧倒的な長期政権記録をあの男が作るとしたら・・・想像するだに気持ちが暗くなる。それを阻む道はどこにあるのだろうか。

初出:「リベラル21」より許可を得て転載http://lib21.blog96.fc2.com/

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔eye4643:190912〕



http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/476.html

記事 [政治・選挙・NHK265] 上田晋也の番組で東国原英夫と千原せいじが嫌韓発言を連発するも、元ネトウヨの古谷経衡に逐一反論され日韓問題への無知晒す(リテラ)
上田晋也の番組で東国原英夫と千原せいじが嫌韓発言を連発するも、元ネトウヨの古谷経衡に逐一反論され日韓問題への無知晒す
https://lite-ra.com/2019/09/post-4963.html
2019.09.12 上田晋也の番組で東国原英夫と千原せいじが日韓問題への無知晒す リテラ

         
         話題を呼んだ『上田晋也のニュースな国民会議』(TBS/HPより)


 本サイトでは繰り返し批判しているが、いま、日本のマスコミは安倍政権が煽る日韓対立に丸乗りして韓国へのバッシングに興じている。とくにひどいのがテレビだ。その惨状には、放送業界の内側からも強い疑念が出始めている。たとえば、『報道特集』(TBS)キャスターの金平茂紀氏は、毎日新聞7日付のコラムでこう綴っていた。

〈テレビ報道に長年携わってきた人間の一人として、何ともやり場のない恥辱を覚えている。「今はさあ、とにかく韓国をたたこう」。在京某テレビ局のワイドショーの制作デスクが定例会議の席で言い放ったそうだ。「数字(視聴率)取れるんだよね」。他国に対する偏見・差別や憎悪をあおって数字(視聴率)を上げる。公共の放送が決してやってはならない禁じ手だ。悪化している日韓関係に便乗する形で、日本のテレビは、程度の濃淡はあれ、公認の「嫌韓キャンペーン」を繰り広げているかのようだ。〉

 実際、いまテレビのワイドショーや情報番組では、連日、「タマネギ男」から何から韓国ネタを取り上げては、安倍応援団文化人や“空気”を読むお笑い芸人らコメンテーターが、韓国叩きの説教をぶつのがパターン化している。こうしたテレビの「嫌韓キャンペーン」は一見、日韓問題を客観的に議論するフリをしているが、実際には「いかに韓国が悪くて日本が正しいか」と印象付けるものだ。そして、この風潮がエスカレートした結果、『ゴゴスマ〜GOGO! Smile!〜』(CBCテレビ)で武田邦彦氏が「日本男子も韓国女性が入ってきたら暴行しなけりゃいかん」と言い放ったような、ヘイトクライムの扇動まで招いてしまっている。

 そんななか、9月8日に放送された『上田晋也のニュースな国民会議』(TBS)という番組が、一部で話題を呼んでいるのをご存知だろうか、くりぃむしちゅーの上田晋也がMCとなり、ゲストの芸能人・文化人や一般人ら100人をスタジオに揃えて生討論させる番組で、そのなかで日韓問題を取り上げた。

 討論をする出演者には、先日、やはり『ゴゴスマ』で金慶珠・東海大学教授に「お前は黙っとけ」「嫌いだよ、俺は!」などと韓国ヘイトと女性蔑視丸出しの罵倒を繰り出した東国原英夫や、安倍応援団的なコメントや嫌韓的コメントでネトウヨから人気を博す千原せいじなどが顔を揃え、議題は「韓国と仲良くしたほうがいい? 仲良くしなくてもいい?」というもの。「また、お決まりの韓国叩きか……」と辟易しつつ視聴していたのだが、しかし、この番組は少し違った。

 たとえば、番組ではディベートを始める前に、討論者の100人に「韓国と仲良くしたほうがいい?仲良くしなくてもいい?」の投票をしたのだが、その結果は87対13で「仲良くしたほうがいい」が大きく上回ったのだ。すかさず「仲良くしなくてもいい」の立場を示した千原せいじが、この結果に「テレビで映っててね。本気のことを言う根性があるかないかっていう」と揶揄して“韓国バッシング”に空気を持っていこうとしたのだが、本格的に議論を始める前に、MCの上田は出演者全員に対してこう注意したのだ。

「一部のテレビ番組や週刊誌で、韓国のみなさんの国民性を否定したり、差別をするような発言があったりしました。この番組はあくまでよりよい未来のために解決法はないかという議論の場なので、たとえば感情的になって罵ったり、差別的な発言があったら即刻退場していただくということもあるんで、東さん、くれぐれもお気をつけください」

「東さん」とはもちろん東国原のことだ。冗談っぽくはしていたが、これは上田が出演者の顔ぶれを見て、釘を刺したということだろう。

■千原せいじは「韓国は嘘つき」と主張も「嘘って何か」を聞かれ、まともに答えられず

 もっとも、そんな上田の注意にもかかわらず、討論のなかでは、せいじが“韓国叩きワイドショー”そのもののヘイトまがい発言を繰り出した。

せいじ「いまはちょっともう(韓国と仲良くするのは)無理やん。嘘ついたりするから。大人の話し合いでかたっぽが嘘つくとか、そんなことされたらもう進まへんから」

 しかし、この暴論に待ったをかけたのが、評論家の古谷経衡氏だった。やりとりを再現してみよう。

古谷「嘘ってなんですか?」

せいじ「たとえばあれ、たとえばお金10億もろたけど、みんなに配ってなかったとかさ」

古谷「それは韓国国内の処理であって嘘とは言いませんよね」

せいじ「いや俺はわからへんけど」

古谷「もうちょっと勉強されてください」

 「10億」というのは2015年末の「慰安婦合意」のことを言っているのだと思われるが、「配ってなかった」のではなく、合意に反対する元慰安婦が「受取りを拒否」したのだ。そもそも戦争犯罪をカネで封じ込めようという「慰安婦合意」や日韓請求権協定の欺瞞や問題点をよく知りもしないまま、雰囲気で“韓国は嘘つき”と言っているのを喝破されたせいじは、「あの人(古谷)の圧はすごいやん。なんなんアイツ!」と吐き捨てるのが精一杯だった。

 番組はその後も、次から次に「韓国が悪い」と主張する出演者の欺瞞を古谷氏が的確ツッコむかたちで進んでいく。

 たとえば、「韓国とは仲良くしなくていい」という立場の東国原は自分のプレゼンのなかで、討論者投票では「仲良くしたほうがいい」が圧倒したことが受け入れられないのか、こんなことを言い出した。

「今日思ったのは、これ7割が青(「韓国と仲良くしたほうがいい」)じゃないですか。これ、韓国で同じ調査をしたら逆になりますよ。なります。確実になります。つまり日本国民というのはこれだけ温厚なんですよ。非常に我慢強いですね。日本国内で不買運動してますか? 韓国製品の。してないですよね。韓国の文在寅の写真焼いたり踏んづけたりしてますか? 日本でね。してませんよね。僕ぐらいですよ、文句言ってんのは」

 何を言っているのだろう。日本のテレビをひねれば、東国原だけじゃなく、それこそほとんどが「文句」を装って韓国へのヘイトまがいの言説をぶちまけているのが現状ではないか。

■東国原「戦後日本は韓国に我慢してきた」に古谷は「韓国の人は植民地時代に我慢してきた」

 しかし、古谷氏はこの東国原のプレゼンに対しても、もっと根本的な問題を突く。そのくだりを書き起こしてみよう。

古谷「東さん、さっきプレゼンのときにですね、戦後日本は70年間韓国に我慢してきたとおっしゃいましたよね。具体的に何を我慢してきたんですか?」

東国原「慰安婦問題だとか、1965年の日韓基本条約ですね、経済協力もね、あれは僕我慢だと思いますよ。1950年代からずっと話し合いがありましたよね、朝鮮戦争終わってから。そこからずっとお互い歩み寄った。本当は、日本は経済協力等々はしたくなかったと思います。でも、戦後処理として我慢をして、そして韓国の意見を取り入れて、3億ドルの無償、2億ドルの有償、3億ドルの民間、計8億ドルという当時の韓国の国家予算の数倍といわれた、そういうのを拠出したんだと。それはね、我慢だと僕は思いますよ」

古谷「我慢だとおっしゃってるんですけど、僕からしたら、1910年から1945年までの間、日本が非合法的に朝鮮半島を植民地にしてきた、その謝罪と和解のお金であって、日本が戦後70年間我慢してきたんであれば、韓国の、朝鮮半島の人たちは1910年から45年まで我慢してきたんですよ。それはあまりにも日本の解釈に寄った発言だと思います」

 おおむね古谷氏の言う通りだろう。実際には、日韓請求権協定をめぐっては、日本側が意図的に「謝罪」や「賠償」の性質を入れないようにした。実際、5億ドル(無償3億ドル、有償2億ドル)の供与と3億ドルの民間融資は、あくまで経済協力という名目であり、賠償ではないというのが日本政府の立場だ。

 つまり、日本は朝鮮の植民地支配に対する「賠償」をせず、責任を曖昧にしたままだったにもかかわらず、安倍政権は協定のなかに「完全かつ最終的に解決された」という文言が入っているのをタテにして、徴用工問題で「国と国との約束を破った」などと一方的にがなりたてているのである。東国原の主張も、まさにこの安倍政権の強弁のトレースだ。ちなみに、この請求権協定でも個人の請求権は失われない。それは、歴代の日本政府の解釈でもそうである。

■千原せいじが「韓国の国民性」発言に降谷は「日本が上から目線」

 明らかに論破されているのだが、しかし、せいじら「韓国と仲良くしなくてもいい」派は、持論を撤回するどころか、手を替え品を替えて韓国を叩こうとする。たとえば、討論のなかで「韓国と仲良くしなくてもいい」立場の大学生が、「いろいろ教えてもわかってくれない。覚える気もなさそうだし」「勉強に喩えたときに、日本が先生で韓国が生徒」と発言したのに乗じて、せいじが「国民性だ」などと言い出した。

せいじ「そういうのってすんごい面白くって。本当に国民性やなと思うんやけど。あの、ハブ空港なんか行くと、乗り換えのときに一番手前がアジアで言えば中国やねんな。中国の飛行機、もう中国の人が近うないと嫌や言わはるから。その次に韓国。韓国の人は日本より後ろ嫌や言うて。結局日本がつくるときに一番金出してんのに、めっちゃ奥にあるみたいな。なんかそんな感じで、付き合う言うても、うまくいかへん感じがすごい臭うてるのよ。空港ひとつみても」

 ちょっと言っている意味がわからないが、ようするに、せいじは「韓国人はわがままで、日本人は我慢している」と言いたいのだろう。だが、こうした主張は、単に韓国を上から目線で罵り、「国民性」などと言ってレッテルを貼る、つまりはヘイト丸出しの言説でしかない。実際、番組のなかでも、せいじは古谷氏にこう指摘されていた。

古谷「あの、原則から言っちゃえば、世界の国々ってどんな小さな国でもどんな大きい国でも、平等なんですよ。国連決議のときに一票持ってるんです。で、日本と韓国にしてみれば、1965年の日韓条約で、お互い平等な主権国家であることを認めたので、どっちが教えてやるとか、甘やかしてやってるとか、いや、こっちが我慢してやってるとか、そういうこと関係ないんですよ。もう平等なもので見なきゃいけない。ところが、なんか一部の人を聞いてたら、まだ日本が上から目線のように私は聞こえる。それはよくないことだと思います」

 まったく古谷氏の言う通りだろう。結局、「韓国は嘘つきでわがまま」「日本は我慢してきた」というような言説は、植民地支配や戦中に日本が朝鮮半島の人々に対しておこなった非人道的な行為の数々をまったく考慮していないだけでなく、それこそ“アジアで最初に近代化をなしとげた大日本帝国”のマインドを引きずった差別的感情の発露でしかないのだ。

■金平茂紀がテレビスタッフに「あなたは1910年の韓国併合を知っているか」

 念のため言っておくが、古谷氏は別に「左翼」ではない。もともとネトウヨ雑誌の編集長をつとめるなど、元ネトウヨの評論家だ。逆に言えば、古谷氏が番組内で語ったのは、従来は右派のなかでも常識だったことばかり。ようするに、それだけいま、日本の韓国を巡る言論状況のレベルが下がって、“ヘイト丸出しでも韓国を叩けば許される”という底が抜けたことになっている。そういうことだろう。

 いずれにしても、『上田晋也のニュースな国民会議』での討論は、結果的に、マスコミが「嫌韓キャンペーン」一色に染まるなか、そうした韓国バッシングが、いかに適当に垂れ流されているかを浮き彫りにした。その点は高く評価したい。なにより、いまマスメディアに求められているのは、韓国批判一辺倒の安倍政権や言論界を冷静にチェックし、“嫌韓世論”の暴走を食い止めることに他ならないからだ。

 冒頭で紹介した金平茂紀氏は、「嫌韓キャンペーン」がはびこるテレビの内側に向けて、こう呼びかけていた。

〈なぜこんなことになってしまったのか。僕らテレビ人は頭を冷やして考えてみた方がいい。今回の日韓対立の直接の引き金は、去年10月の徴用工判決とされているが、徴用工問題とは一体どのような歴史的な事象なのか、ディレクターの君は知っているか。この徴用工問題では、中国との間では裁判で和解が成立し、和解金が支払われている事実を、放送作家のあなたは知っているか。歴史認識の隔たりが対立の根底にある。AD(アシスタントディレクター)のあなたは1910年の韓国併合を知っているか。実際、恐ろしいほどの知識の欠如、無知が、事実認識をゆがめているのではないか。〉

 もう一度言う。いま、日本のマスコミは、まるで戦中の大本営発表のように安倍政権の言い分を垂れ流し、数字のため、嬉々として韓国バッシングに乗っかって、人々の嫌韓感情を煽りに煽っている。だが、その先に行き着くのは、差別や暴力を肯定するヘイト思想の決壊にほかならない。マスコミ関係者は胸に手を当てて、自分たちが本当にやらなければならないことを考えてもらいたい。

(編集部)
















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