英仏首脳 EU離脱協定案に妥協の余地あるか探ることで一致/nhk
2019年8月23日 4時25分英 EU離脱
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190823/k10012045211000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_001
イギリスのジョンソン首相は、フランスを訪問してマクロン大統領と会談し、EU=ヨーロッパ連合からの離脱をめぐって協議しました。マクロン大統領は、すでに合意している離脱協定案について、修正に応じない立場を改めて強調しながらも、妥協の余地があるかどうか探っていく考えを示しました。
就任以来、初めて外国を訪問しているイギリスのジョンソン首相は22日、ドイツに続いてフランスを訪問し、マクロン大統領と会談しました。
会談前の会見でジョンソン首相は「EUとの間で合意を得たいと考えている。ただ、合意するかどうかにかかわらず、10月31日に離脱するというのが国民の意思だ」と述べたうえで、離脱の条件を定めた協定案で懸案となっている北アイルランドの国境管理をめぐる条項について解決策を見いだすことに自信を見せました。
これに対し、マクロン大統領は「新たな協定案を模索することはない。EUが行った交渉の枠内で調整できるものがあるかどうか見つけなければならない」と述べて、協定案の修正に応じない立場を改めて強調しながらも、何らかの対応が可能か、検討する用意があるという考えを示しました。
フランス大統領府によりますと、会談で双方は、来月末までにEUとイギリスの間で妥協の余地があるかどうか探ることで一致したということです。
ジョンソン首相は、ドイツのメルケル首相との会談でも、30日以内にイギリスが具体的な提案を示すことで一致しましたが、限られた時間の中で打開策を打ち出せるのか不透明な状況です。
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