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今朝の朝日新聞、二面は「れいわ」特集でした。選挙が終わってだいぶ取り上げられるようになってきましたね。 pic.twitter.com/4JxWWv1mym
— ミラーマン (@lwud3msaAfeSzya) 2019年7月26日
昨日の朝日新聞がほぼ1面を使ってれいわ新選組を特集。
— 高瀬大介 (@takasedaisuke) 2019年7月28日
正直今頃かよって思うけど、政党としてちゃんと議席を獲得したからから出来た特集だということだろう。今後もどんどんれいわ新選組を取り上げるメディアが増えてほしい。 pic.twitter.com/MCYMaPBegY
悩みかかえ…れいわ支持 「彼だけ、勇気づけてくれた」 生活苦、貯金5万円から1万円寄付
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14115389.html
2019年7月27日05時00分 朝日新聞
参院選投開票日前夜、山本太郎代表(手前)ら「れいわ新選組」候補者が「最後の訴え」をした新宿駅西口は、大勢の人たちで埋まった=20日、東京・新宿、江口和貴撮影
参院選比例区で228万票を獲得し、2議席を得た山本太郎氏率いる「れいわ新選組」。設立間もない政党の支持者はどのような人々なのか。SNSで連絡を取ったり、会ったりしてみると貧困や病気、障害などさまざまな悩みをかかえる人たちが目立った。
名古屋市に住む50代の男性会社員がれいわを支持したきっかけは、4月末にインターネットでみた山本氏の街頭演説だった。
《あなたの生活が苦しいのは、あなたのせいにされていませんか。あなたが役に立たないからとか、あなたが勉強してこなかったからだとか。冗談じゃない》
山本氏の言葉を聞くうち、涙があふれてきた。通帳の残高は5万円ほどしかなかったが、その中から1万円をれいわに寄付した。
「生活は苦しいけど、彼に託すしかないと思った。だってぼくを勇気づけてくれたのは、彼だけだから」
20年近く、主に派遣社員として非正規の仕事を転々とした。1日でクビになったこともある。仕事がなくなると寮からも追い出された。今春、勤めていた電子部品工場で念願の正社員になったが、毎日2、3時間の残業が続く。不慣れな事務仕事も加わって神経をすり減らし、体調を崩している。
生活が苦しいのは自己責任と感じていたが、山本氏はそれを強く否定した。
《自信を奪われているじゃないですか、みんな》《自己責任? 違う。国がやるべき投資をやってこなかったから》
男性は寄付を重ね、れいわに一票を投じた。今後も支持を続けるという。
「信用できる政治家、だれか」 難病患者への目線共感、比例で一票
山本氏は「消費税廃止」や「最低賃金1500円」など貧困層に目を向けた政策を掲げた。全国各地で行った街頭演説で「生きててくれよ!」と聴衆に呼びかけた様子がインターネットの動画サイトで配信されると話題を呼び、生活苦の人々を中心に急速に支持が広がっていった。
記者は5月以降、ツイッターで「『れいわ』に寄付した」という人に連絡をとった。返答してくれた40人近くは、格差解消や貧困対策を切実に求めている人が多かった。
東海地方の30代女性は小学生の娘と暮らすシングルマザー。飲食業で正社員として働くが、月収は手取りで15万円未満。やむを得ずクレジットカードで借金することもしばしばだ。
「働いても、働いても、苦しい。死にたいと思ったことは何度もある」
女性が山本氏に注目したきっかけも、インターネットの演説動画だった。
《死にたくなるような世の中、やめたいんですよ》
よくぞ言ってくれたと、女性は思った。「自分たちのぶつけようのない怒り、つらさを発信してくれている。政治家にこんな人がいるとは思わなかった」
静岡県に住む自営業の40代男性の場合、長年交際している女性の息子が難病を患い、寝たきりの生活を送っている。3年前に神奈川県内の障害者施設「津久井やまゆり園」で殺傷事件が起きて以来、男性は少年をストレッチャーに乗せて散歩する時、「俺たちだって、いつ刺されるか分からない」と考える。
れいわは筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の舩後(ふなご)靖彦氏と重度障害がある木村英子氏の2人を、優先的に当選できる「特定枠」の候補者として擁立。記者会見で山本氏は「生産性ではなく、存在しているだけで人間は価値があるという社会を実現するために政治がある」と語った。男性はこの言葉に感銘を受けたといい、数千円を寄付し、比例区の投票用紙に「山本太郎」と書いた。「正直言って、ぼくは政策は全然詳しくない。ただ、人間として信用できる政治家はだれかってことです」
「反緊縮」借金増える心配も
低所得者がすべて山本氏を支持しているわけでもない。東北地方に住む月収10万円台の40代女性は「コロコロと党を変えて重みが感じられず、信用するのは難しい」という。政策を実現させる財源については、デフレ期には積極的に国債を発行して、工面したお金を減税や社会保障の財源にするという「反緊縮」の考え方を鮮明に打ち出しており、国の借金が野放図に増える心配もつきまとう。
政党要件満たさぬ新党、ネットでは熱
SNSを駆使して選挙活動を展開し、2議席を獲得した「れいわ」をマスメディアはどう伝えたか。公職選挙法などの政党要件を満たしていない新興政党が国政選挙で議席を得るのはまれ。選挙期間中の取り上げ方は政党要件を満たす7党とは差があった。
朝日新聞が選挙中のツイート数を集計すると、れいわに関する投稿は210万件で、自民の362万件に次いで多かった。フォロワーが多い「インフルエンサー」である著名人も相次いで支持を表明し、拡散に拍車がかかった。
選挙期間中にネットでは熱が高まる一方で、特に公示後はマスメディアの報道量は7党より少なかった。日本記者クラブが公示前日に開いた党首討論は、国会議員が5人以上か国政選挙での得票率が2%以上といった公職選挙法の政党要件を満たした7党が対象で、れいわの山本代表は招かれなかった。
エム・データのまとめでは、参院選の公示日から投開票前日まで、地上波のNHKと在京キー局5局が関連の報道をしたのは計36時間8分。従来の政党を中心とした報道が多く、れいわや山本氏の扱いは計1時間48分だった。
新聞では、れいわの扱い方は分かれた。
全国紙は、読売、毎日、日経、産経の各紙がれいわを「諸派」として区別し、自民など7党の政策を比較する記事では取り上げなかった。各社に取材したところ、毎日と日経は公選法の政党要件を基準とし、読売も公選法の政党要件に類似した政党助成法の政党要件で区別する。産経は「編集に関すること」として基準を明らかにしていない。
朝日新聞は今回、山本代表が参院議員として活動していることなどから、「主要政党」として位置づけ、党首インタビューなどを掲載した。
東京新聞は選挙中に扱い方を変え、最終盤には7政党にれいわを加えた。編集局は「公示前は政党要件を満たしていなかったが、知名度のある山本参院議員が立ち上げ、SNSでも共感の輪が広がりを見せていたから、7党に準じる扱いで報じた」。投開票前日の20日朝刊には特集記事「『れいわ現象』本物か?」を掲載。「選挙戦を通じて運動がさらに盛り上がり、世論調査の支持率でも社民党を抜いたため」と説明する。
京都大の曽我部真裕教授(憲法学)は「紙幅や放送時間には限りがあり、全ての政党や候補者を同列に扱うのは難しい。メディアが『政党要件を満たした7党のみを扱う』といった線引きを設けることに一定の理解はできる」と話す。一方で、「注目を集める新党を報じることに法的な問題はなく、線引きが既存政党に有利に働く恐れもある」と指摘する。
専修大の山田健太教授(言論法)も「新しい政党や動きに対しても、状況に応じた報道が必要」としつつ、危険性も指摘する。「盛り上がっている状況を現象としてだけ報じると、実態以上に大きく見せてしまう恐れもある」
れいわは今回の参院選で比例区の得票率が2%を超え、政党要件を満たした。(須藤龍也、赤田康和、佐藤恵子)
無党派層の10%が投票 出口調査
朝日新聞の出口調査では、回答した無党派層の10%がれいわに投票し、公明、国民、共産を上回った。一方、れいわの支援者による寄付金は今月で4億円を超えた。6月上旬の時点では1千円や5千円など少額の寄付が6〜7割を占めたという。
厚生労働省の調査によると、日本の貧困率は15・7%(2015年)。国民の7人に1人が貧困状態で暮らしている計算だ。ひとり親世帯に限れば、この数字は50%を超える。全世帯の15%、母子世帯に限れば38%が「貯蓄ゼロ」の状態だ。(牧内昇平)
不満のマグマ、たまっている証拠
後藤道夫・都留文科大学名誉教授(現代社会論)の話 だれにでも生きる権利があるという当たり前のことを、山本氏はシンプルな言葉で熱意をもって伝えた。消費税廃止などの主要政策も分かりやすく、現役世代、特に政治に無関心だった人に浸透しやすい内容だった。れいわが支持を集めたのは、貧困や生きづらさに苦しむ人々に不満のマグマがたまっている証拠だ。低賃金で不安定な非正規労働が広がっている。若い人たちは結婚や出産をあきらめざるを得ない状況だ。雇用・福祉政策の充実を急ぐ必要がある。
れいわ新選組に投票した人の声
◆東京都新宿区 フリーライターの女性(50)
山本氏が訴える「暮らしの底上げ、消費税廃止」に期待。窮屈な世の中で大変な思いをしている人はたくさんいる
◆東京都 IT会社員の男性(26)
ネットではイデオロギーや国籍などの「立ち位置」で攻撃されがち。山本氏は反対意見やヤジも真摯(しんし)に聞いていて、好感を持った
◆東京都渋谷区 料理研究家の男性(49)
モリカケ問題など政権は説明責任を果たしていない。強いものはより強く、弱いものは救われない世の中。平等に生きられる社会に
◆東京都江東区 会社員の女性(23)
沖縄の人、拉致被害者の家族などが候補者にいて、多種多様で今っぽいと思った。消費税廃止の訴えを支持。少しでも貯蓄したい
◆東京都杉並区 主婦(60)
娘は知的障害がある。難病の舩後さんと重度障害の木村さんが国会に行くことが大切。国会に当事者がいるのが当たり前になって
悩みかかえ…れいわ支持「彼だけ、勇気づけてくれた」
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) 2019年7月29日
名古屋市の50代男性会社員は #山本太郎 氏の演説聞くうちに涙あふれた。通帳は5万円しかなかったが、1万円を寄付した。「生活苦しいけど彼に託すしかないと思った。ぼくを勇気づけてくれたのは彼だけだから」 #朝日新聞 https://t.co/mhba3HOKEQ
現政権の下での大企業・富裕層贔屓で損ばかりの庶民にとっては山本太郎氏及びれいわ新選組は希望の星。特に消費税撤廃はすぐには無理ですが、「消費税は上がって当然」と思い込まされた国民の意識を変えた功績は大きい。本気で怒り、涙も流すのはこれからの政界に必要。自分も勇気づけられました。
— 凡人エリック (@No_Zey_2020) 2019年7月29日
今なけなしのお金を寄付したいと思わせる政治家いないでしょ、それが答え!山本太郎にその寄せ集められた小さな羽根が、翼となってはばたかせる🕊…それが彼の原動力!見てみたいなぁれいわの国≠サこには人種、性別、国籍、年齢、身体の不自由さ全てが平等で各々が何かの役割を担って助け合う世界!
— マス対コア (@MASS_VS_CORE) 2019年7月29日
私も同様に、この国を救えるのは山本太郎しかいないと思う!それは6年間ネット上で彼の言動を見続けてきたからこその答えです‼
— kaku語り (@KakuYoshida) 2019年7月29日
山本太郎のことばに
— すまいるはぴ (@v_yokosun) 2019年7月29日
救いを求める人達が沢山います
救いをもとめなきゃいけない
今の日本の現状は
格差の底辺にいる人しか!わからないし
今の政権とメディアのつながりも
ほんとうの現実は報道しない
でも
この世界は
底辺を支えている人達で成り立っていることに
自信をもって生きましょう
朝日新聞(27日付)
— 但馬問屋 (@wanpakuten) 2019年7月27日
非正規の仕事を転々として、神経を擦り減らし、体調も崩した50代の男性。なんと貯金5万円のうちから、1万円をれいわ新選組に寄付。
こうした人たちの精神的支柱にもなっている山本太郎さん。
一方で、金持ち道楽のゴルフ三昧の政治家に、何か心を動かされることがあるだろうか❓ pic.twitter.com/odfh8SXiZB
7月27日付朝日新聞、朝刊P2に3分の2ほどの大きな #れいわ新選組 #山本太郎 さんの記事。貯金5万の人が1万円寄付した話も掲載。メディアは選挙終わったから #れいわ を載せるのか。でも次の衆院選では著名政党として参戦する。 pic.twitter.com/1QjP0NgAra
— いづな薫 (@kaoru_izuna) 2019年7月27日