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2019年7月24日00時07分 〜
記事 [政治・選挙・NHK263] N国議席獲得で古谷経衡氏が指摘「常識が溶けていく恐怖」(日刊ゲンダイ)
    


N国議席獲得で古谷経衡氏が指摘「常識が溶けていく恐怖」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/258877
2019/07/23 日刊ゲンダイ


政見放送がブッ飛んでいた(立花孝志代表)/(C)共同通信社

 参院選で、「NHKから国民を守る党(N国)」が比例で1議席獲得。「NHKをぶっ壊す!」でお馴染みの立花孝志代表が初当選したことに衝撃が走っている。

 N国は受信料を払わなければNHKを視聴できないスクランブル放送の実現をひたすら訴え、比例区で98万票を獲得。得票率2%を超え、政党要件を満たした。

 この結果はまず、NHKへの不満がいかに多いかの証左だ。投票2日前の19日には、NHK「あさイチ」に久米宏氏がゲスト出演。「人事と予算で国家に首根っこを握られている放送局があってはならない」と批判する場面がまたたく間にSNS上に拡散したが、図らずもN国への“援護射撃”となった。

 ただ、“泡沫”扱いで黙殺されていたN国が議席を勝ち得た理由はそれだけではない。「日本人の知性の底が抜けてしまったのではないか」と指摘するのは文筆家の古谷経衡氏だ。こう続ける。

「『NHKをぶっ壊す!』との訴えは、実はネトウヨ界隈で10年前にもてはやされ、とっくに終わった主張です。N国票のうち熱心な支持者と昔を懐かしむネトウヨを合わせても4割程度でしょう。残り6割は『オモシロければいいじゃん』で投票するリテラシーの低い有権者です」

 立花代表は政見放送で、3年前に写真週刊誌がスッパ抜いたNHKアナ同士の不倫報道を蒸し返し、「路上カーセックス」を連呼。この政見放送がユーチューブに転載されると、300万回以上再生され話題となった。

「過激動画がネット上に氾濫する今の時代、これまでなら『爆笑泡沫候補』とあしらわれてきた人にも『オモシロければいい』と考え、一票を投じる人が増えてしまった。日本全体で常識が溶けていくような恐怖を覚えます」(古谷経衡氏)

 知性を失った“令和のエエじゃないか”に支持された議員が、今後は国政にはびこるかもしれない。


NHKをぶっ壊す!【政見放送】 NHKから国民を守る党【立花 孝志他3名】全国比例区











































http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/558.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 参議院選挙総括、山本太郎、黒川敦彦、そしてキケロの選挙(兵頭に訊こう)
参議院選挙総括、山本太郎、黒川敦彦、そしてキケロの選挙
2019年7月23日 兵頭に訊こう



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参議院選挙総括、山本太郎、黒川敦彦、そしてキケロの選挙



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http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/559.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 想像を超える民意の「ノー」に安倍政権は青ざめている<中>先送りの年金財政検証、でてくれば支持率さらに急降下(日刊ゲンダイ)
 


想像を超える民意の「ノー」に安倍政権は青ざめている<中>
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/258875
2019/07/23 日刊ゲンダイ 文字起こし


この6年間で日本経済はガタガタになった(安倍首相と黒田日銀総裁)/(C)日刊ゲンダイ

先送りの年金財政検証がでてくれば支持率はさらに急降下

 参院選を終えた安倍政権に最初に立ちはだかる鬼門は、何といっても年金問題だ。

 金融庁報告書に端を発した「老後資金2000万円不足」で世論が大揺れする中、公的年金の財政見通しを示す財政検証の発表を先送り。議論の封じ込めを画策したが、8月にも表に出る。そうなれば老後不安が再燃し、支持率低下は避けられない。

「5年前の財政検証では名目成長率を2〜3%と見積もっていましたが、足元は1%前後で推移しています。将来的な給付水準は、最悪の想定を下回る可能性がある。〈強い経済をつくれば年金の基盤は確かなものにできる〉という安倍首相の主張は確かに正論ですが、説得力を持ちません。アベノミクスの成果とされたものは統計偽装によるもので、この6年間で日本経済はガタガタになった。経済運営の失敗が年金財政に跳ね返る事態を覚悟する必要があります」(経済評論家・斎藤満氏)

 5年前の財政検証では、現役世代の平均手取り収入に対し、夫婦で受け取ることができる年金額の割合を示す「所得代替率」は62.7%だったが、その後はどんどん低下。経済環境の想定に応じた8段階のシミュレーションでは、最も楽観的な「ケースA」でも2030年には所得代替率が57.2%に下がり、44年には50.9%まで下落するとの試算だった。最悪パターンの「ケースH」に至っては、30年に53.8%となり、36年に50%に落ち込むという。

 安倍は物価や賃金上昇に応じて支給額を抑制するマクロ経済スライドをタテに「所得代替率50%は確保される」と強弁しているが、裏を返せば年金制度を維持するために、給付額の実質目減りを国民に強いるということだ。その上、マクロ経済スライドを物価や賃金低迷時にも発動できる仕組みへと変更することも検討されているという。

 経済失策のツケを国民に押し付けるデタラメは断固拒否が当然だ。


「密約」がいよいよ動き出す(先の日米会談のトランプ米大統領)(C)JMPA/稲葉訓也

どうする? トランプに待ってもらった貿易交渉密約の落とし前

「(成果の)多くは7月の選挙後まで待つことになるだろう」

 5月に令和初の国賓として来日したトランプ米大統領は滞在中にこうツイート。安倍との密約をにおわせていた日米貿易交渉が早速動きだした。24日からワシントンで実務者協議を開催し、8〜9月にも開かれる日米首脳会談に向けて農産物や自動車の市場開放について協議を加速させるという。

 トランプは米中貿易戦争のあおりを受けた農家をなだめるため、農産物の関税引き下げをあからさまに要求している。安倍政権は表向きはTPP水準で防衛線を張っているが、どうなるか知れたものではない。前出の斎藤満氏が言う。

「気になるのが10月に予定される消費増税の影響です。トランプ大統領は消費税そのものに反対していて、安倍首相に繰り返し消費税廃止を求めてきた。輸出企業は消費税の還付金制度の恩恵を受けており、トヨタをはじめとする大企業13社だけでも約1兆円の輸出戻し税を得ています。トランプ大統領はこれを事実上の補助金とみなしていて、中国の産業補助金を攻撃しているのと同じ構図なのです。安倍首相がトランプ大統領の要求を突っぱねたことで、日本への風当たりが強まるのは避けられず、かなりの見返りを求められるのではないか。農産物の譲歩のほか、年間5兆円の対米黒字を稼ぐ自動車産業に対する数量規制もターゲットにされている。さらなる金融緩和や、イラン問題をめぐる米国主導の有志連合への自衛隊派遣要求も視野に入る。これらすべてを丸のみさせられる懸念があります」

 延命しか頭にない安倍がトランプにつくった借りの代償は、一体どれほどに膨らむのか。


逆効果だった(新潟の塚田一郎候補の応援に駆けつけた麻生副総理=左)/(C)日刊ゲンダイ

安倍、麻生が忖度副大臣応援でボロ負けが民意の象徴

 自民の戦略が完全に裏目に出たのが、新潟選挙区だ。山口県下関と北九州を結ぶ「安倍・麻生道路」を巡り「忖度しました」と発言した塚田は、あえなく落選。自民は「激戦区」に指定し、安倍と麻生財務相が直接テコ入れを図ったものの、逆に県民の怒りの火に油を注ぐ結果を招いた。

 地元で「そんた君」と揶揄されるようになった塚田を応援するため、麻生は公示日の4日に、安倍も翌5日に新潟入り。「忖度議員は落選させない」と意気込む自民の全面支援によって、菅官房長官や“客寄せパンダ”の小泉進次郎も現地入りしたが、効果はゼロ。投票5日前の16日、安倍が2回目の応援演説に駆けつけたものの、塚田は野党統一候補に4万票差をつけられてボロ負けした。

 良識ある民意が示された結果だが、そもそも、忖度された側の政権トップ2人が臆面もなく「そんた君」を応援する姿勢そのものが、有権者の感覚とかけ離れているのだ。

「自民が大物議員を次々と投入したことで、かえって、そこまでして忖度議員を守りたいのかという不信感が県民の間に広がりました。野党側は『忖度政治を続けるのか否か』を争点に戦っていたので、自民は墓穴を掘った。接戦と言われていたのに、新潟市を中心とする無党派層にそっぽを向かれてボロ負けしたのもそのためです。負けるべくして負けた選挙でしたね」(現地を取材したジャーナリストの横田一氏)

 忖度が世の中に広く知られたのは、モリカケ問題がキッカケ。「そんた君」にノーを突き付けた民意は、安倍“忖度”政治との決別の象徴である。







 



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/560.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 1週間のおかずを減らして捻出した千円・・・山本太郎が心から感謝! 


1週間のおかずを減らして捻出した千円・・・山本太郎が心から感謝!
https://85280384.at.webry.info/201907/article_256.html
2019年07月23日 半歩前へ

 これを読んでいて、あなたは声をからして電話を掛けたことを思い出すだろう。カンパをした自分を思い出すことだろう。いっしょに戦ったあなたは私たちの同志だ。ホンモノの仲間だ。

 今回の参院選挙で本気で「れいわ新選組」を支援した人に山本太郎がお礼の言葉を寄せた。その一部を紹介する。

***********************************

「市民の力で国政政党を作る」、が実現しました。すべては、あなたのお力のおかげです。

一週間のおかずを一品減らして捻出した千円。

1日の自分へのご褒美だったコンビニスイーツを数日諦めた500円。

帰りの電車賃を財布に残して、街宣会場で絞り出した200円。

底の擦り切れそうな靴を買い換える為においていたお金。

老後の資金を切り崩して工面してくださったお金。

みんなの思いが積み上がり、4月10日から7月20日までに、4億205万円に。

1日の空き時間が少しでもできれば、

ポスターを貼るためにコツコツ歩いてくれた。

雨の中でもチラシをポスティングしてくれた。

周りにどう思われようと、広げるために人に会ってくれた。

電話やSNSでも広げてくれた。

みんなの思いが積み上がり、228万764票に。

あなたが、ない時間を削って、なけなしのお金で、全力で私たちを支えて下さった。

この国や将来に希望など持てないなか、徹底的に戦う、政権を取る、社会を変えると旗を振る私たちに、

一縷の望みをかけてくださった思いを決して無駄にはいたしません。

消費税増税の悪影響が数字に現れる前に、衆議院選挙が行われると考えます。

年内、または年明けではないかと、予測されます。

今年4月に立ち上げたグループが、3か月後の選挙で国政政党になるまで勢いがついたのですから、

次の衆議院選挙で大きく議席を伸ばし、あなたと一緒に作ったれいわ新選組が、

国会において主導権を握る存在になるよう、これからもお力をお貸しください。


暑さが落ち着くころ、全国ツアーに出ます。

その際には、街宣だけでなく、みなさんとのミーティングなども別で行い、対話を深めていこうと考えています。

政治に興味のない周りの人々もどうか巻き込んでください。みんなで、国の未来を作っていきましょう。

みんなで政権取りにいこう。

改めてインフォメーションいたします。奮ってご参加いただきますようお願い申し上げます。

                             山本太郎

詳しくはここをクリック
https://ameblo.jp/yamamototaro1124/entry-12497140764.html



















http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/561.html

記事 [政治・選挙・NHK263] N国党の立花代表「自民党がNHKのスクランブル化に賛成するのであれば改憲に賛成する」
N国党の立花代表「自民党がNHKのスクランブル化に賛成するのであれば改憲に賛成する」
 (N国党の公約 「NHKのスクランブル放送化」より)
https://gansokaiketu-jp.com/kaiw-forum2/seiji-keizai-gaikou/Nkokutono-kouyaku-NHK-no-scramble-housouka/wforum.cgi?mode=read&no=1&reno=no&oya=1&page=0#1

参照先 : https://abematimes.com/posts/7011954
N国党の立花代表「自民党がNHKのスクランブル化に賛成するのであれば改憲に賛成する」、丸山穂高議員との面会も予定

 参院選で1議席を獲得、政党要件も満たした「NHKから国民を守る党」の立花孝志代表が23日夜、AbemaTV『AbemaPrime』に出演、公約であるNHKのスクランブル化に自民党が賛成するなら、憲法改正に賛成するとの意向を示した。

【画像】議席獲得の一報を目にした立花代表

 立花代表は「今回の参院選で改憲勢力が国会発議要件である3分の2を切ることも読んでいた。これからの3年間は発議できないが、その次の3年間を見据えて、裏では交渉していこうと思っている。とりあえず今のところは反対で、安倍さんの“最後の懐刀“で置いておきます。もし自民党がスクランブル化に賛成するのであれば、憲法改正に賛成します。そうすれば僕は政治家を辞められるわけですから」と発言。

 さらに「今後、無所属の議員さんをお金の力を使っていっぱい引っ張ってきます。そのための政党助成金ですから。明後日、丸山穂高さんとお会いする予定。彼は無所属なので、次の選挙では勝てない。僕とひっついて、うちの党から重複立候補すればいい。丸山さんがうちの党に来てくれることによって、政党助成金が2430万円上乗せされる。それをそのままどうぞ、と。明後日、それを飲むか飲まないか。僕の頭の中には、その候補が全部で9人います。実際、“立花さんのところに行ったら2430万円くれるんですか!“と言ってきた人もいた。お金に釣られて来たと思われても、NHKの被害者のために使うんですとなればいい」とも話した。


http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/562.html

記事 [政治・選挙・NHK263] れいわ新選組への、私、野原善正への御支持御声援、誠に有難う御座いました。私へ21万票の御支持を頂きましたことに深く感謝申し上げます! 











「れいわ新選組」に多大なご支援をいただいたあなたへ。
https://ameblo.jp/yamamototaro1124/entry-12497140764.html
2019-07-23 20:20:43 山本太郎オフィシャルブログ 山本太郎の小中高生に読んでもらいたいコト ※抜粋

今回の参議院選挙の比例代表の結果、
122万6413票をれいわ新選組に、
99万2267票を山本太郎に、
合計で228万764票をいただきました。
総務省発表

私たちのグループで唯一の選挙区。
東京選挙区で立候補をしてくださった、
野原よしまささん。
基地問題や消費税増税による沖縄の人々の窮状、
創価の改革を訴えて、21万4438票をいただきました。
都選管発表

東京選挙区の議席獲得は至りませんでしたが、
堂々と素晴らしい戦いを展開して下さいました。
準備が間に合わず短い期間で、ここまで票が積み上がったのは、
損得ではなく、どこまでも真っすぐな、
野原さんのお人柄を評価いただけたのだと考えます。




























http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/563.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 想像を超える民意の「ノー」に安倍政権は青ざめている<下>裏目に出た大メディアの必死の山本太郎隠しとテレビの終焉(日刊ゲンダイ)
 


想像を超える民意の「ノー」に安倍政権は青ざめている<下>
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/258876
2019/07/23 日刊ゲンダイ 文字起こし


メディアに無視されても2議席(「れいわ新撰組」の山本太郎代表)/(C)日刊ゲンダイ

裏目に出た大メディアの必死の山本太郎隠しとテレビの終焉

 今回の参院選で世間を驚かせたのは、山本太郎代表率いる「れいわ新選組」が2議席、「NHKから国民を守る党」が1議席獲得し、ともに政党要件を満たしたことだ。

 もっとも、れいわは公示前に寄付金2億円超を集め、政界関係者のド肝を抜かせたほどで、街頭演説は1000人規模の大群衆。その動画がSNSで拡散され、支持が広がっていったから、議席獲得は当然ではあるが、この結果に苦虫を噛んでいるのは山本太郎隠しが裏目に出た大メディアだろう。

 特にテレビは、れいわの存在を黙殺し、そのくせ山本の街宣が盛り上がっていると知ると、映像だけは撮りだめ。投票箱のフタが閉まった21日午後8時から、各局は一斉に撮りだめた映像をこれでもかと流しまくった。SNSをやらない有権者にしたら、「あの山本太郎が、そんなに大勢の支持を集めていたのか」と、初めて知った人も少なくなかっただろう。

 TBSの選挙特番で、「れいわが台風の目」だと紹介された後、事務所からの生中継で出演した山本は、「台風の目と称していただきましたが、地上波ではほとんど流れない。TBSはじめましてという感じですね」と強烈に皮肉った。

 メディアには投票のための材料を有権者に提示する役割があるはず。しかし、「政党要件を満たしていない」という“口実”でれいわを無視し、社会現象になるほどの選挙運動をなきものにした。公平性の名の下、各候補の街頭演説を同じ分数で流し、各政党の政策をただ横並びでタレ流すだけ。投票終了後は特番でお祭り騒ぎでは、報道機関としての使命を果たしていない。

「公示後になるとめっきり減るのが選挙報道です。政治的中立性に縛られて、突っ込んだ企画になかなか踏み込めず、結局、各党のいいところを並べて紹介する総花的なものになりがち。ただ、それでは有権者に有益な情報を伝えられません。公示後も選挙報道をもっと増やし、対立点をもっと伝え、公平性と言うのなら、各党の問題点や課題などを均等に並べるのもまた平等です。『政党要件』にしても、有権者の選挙への関心を高めるためには、もっと柔軟な扱いがあってもいいと思います」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

 今回の“れいわ現象”をきっかけに選挙報道に変革が起きなければ、テレビはもう終わっている。


安倍首相にとっては「隣人」じゃない(日本の輸出規制強化について発言する韓国の文在寅大統領)/(韓国大統領府提供・共同)

今後も韓国叩きを続けるのか、トランプにすがるのか。足元を見られる安倍外交

 安倍政権の韓国叩きは根が深い。徴用工問題だけでなく、慰安婦問題、レーダー照射問題、天皇発言問題(韓国の国会議長が天皇に謝罪を求めた問題)の4事項を受けて、安倍親衛隊が「なんとか韓国をギャフンと言わせたい」とさまざまな選択肢を練ってきたもののひとつが輸出規制強化だった。まさにネトウヨの発想だ。それでも一部の支持者が喜ぶから、味をしめた安倍政権は新たなカードを用意して、さらに韓国を追い詰める策を検討しているというから狂っている。

「韓国に対する輸出規制強化を日本側は『安全保障に関わる問題』だと言っていますが、最初に規制を発表した際、菅官房長官も世耕経産相も『信頼関係が崩れた』と理由を口にしている。安保条項を適用するのは無理で、WTO協定違反になってしまいます。どうしてそんな“雑”なやり方をしたのでしょうか。安倍外交は個人的な関係を頼みに成り立っています。トランプ大統領、プーチン大統領、そして次は習近平国家主席。来年、国賓待遇で迎えようという習主席には『永遠の隣人』とまで言いだしていますが、だったら韓国は『隣人』ではないのですか?」(国際ジャーナリスト・春名幹男氏)

 韓国の文在寅大統領は悪化する日韓関係についてトランプに仲裁を相談。これを受けてトランプは、「両首脳とも私のお気に入り」としながらも、「日韓の問題に関わるのはフルタイムの仕事をするようなものだ」と漏らして“請求書”をチラつかせている。高額兵器を爆買いさせられたように、また足元を見られるのは間違いない。

「ホルムズ海峡の『有志連合』の件でボルトン補佐官はなぜ最初に日本を訪れたのか。安倍首相なら必ず参加してくれるだろうと思われてしまっているからでしょう。ペルシャ湾岸諸国は必ずしも反イランで固まっているわけではありません。外交のアベでアピールしてきましたが、北方領土問題にしろ、拉致問題にしろ、上っ面外交の限界が来ていると思います」(春名幹男氏=前出)


慎重姿勢(公明党の山口代表)/(C)日刊ゲンダイ

改憲断念で問われる安倍インチキ内閣の存在意義

「少なくとも議論は行うべきだというのが国民の審判だ。野党には民意を正面から受け止めていただきたい」

 22日の会見で安倍は、悲願の憲法改正について、そう強弁したが、「寝言は寝てから言え」だ。改憲勢力が参院で3分の2議席を割り込んだ選挙結果は「改憲ノー」の民意の表れである。

 それでも安倍は「与野党の枠を超えて3分の2の賛同が得られる改正案を練り上げていきたい」と改憲に意欲を示したが、改憲勢力にカウントされる連立相手の公明党は9条への自衛隊明記には慎重だ。

 改憲を巡る安倍自民との距離感が、今回の参院選で党勢の弱体化に歯止めをかけた要因となっただけに、ますます慎重姿勢を強めるのは間違いない。改憲論議をすべきだとの国民の審判が下ったとする安倍発言について早速、公明の山口代表は「議論すべきだと受け取るのは少し強引だ」とクギを刺してみせた。立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)が言う。

「参院で改憲勢力3分の2(164議席)割れといっても、不足はたった4議席。公明党の裏切りの歴史や改憲に前向きな旧民主系議員の存在を考えれば、予断を許さない状況です。外交も経済も行き詰まり、改憲まで断念すれば、安倍政権は存在意義を問われる。それだけに国民民主党あたりに手を突っ込むのでしょう。そうしてガムシャラに3分2を確保できても、国民が安倍政権下での改憲を望まないのは、今回の選挙結果でも明らかです。改憲を発議したところで国民投票で否決される可能性は高い。その結果が見えたからこそ、安倍首相も来年の新憲法施行という従来の目標について、『今もその思いに変わりはない。ただ、スケジュールありきではない』とトーンダウンさせたのではないでしょうか」

 事実上の改憲断念に追い込まれたインチキ内閣に、もはや存在意義はない。

 二階幹事長の、安倍の「総裁4選」発言なんて、へそが茶をわかすというものだ。










 



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/564.html

記事 [政治・選挙・NHK263] “IS渡航計画”で5人不起訴 警視庁の捜査批判/nhk
“IS渡航計画”で5人不起訴 警視庁の捜査批判/nhk
2019年7月23日 18時48分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190723/k10012005301000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_015

過激派組織IS=イスラミックステートに加わるためシリアに渡航しようとしたとして書類送検されたフリージャーナリストや元学生など5人が不起訴になり、23日記者会見をして警視庁の捜査などを批判しました。

不起訴になったのは、フリージャーナリストの常岡浩介さんと、北海道大学の30代の元学生など5人です。

5人は5年前の平成26年に、当時シリアで勢力を拡大させていたISに戦闘員として加わるためにシリアへの渡航計画を立てたとして、今月、警視庁から書類送検されました。

容疑は、外国に対して私的に戦闘行為をする目的で準備することを禁じた刑法の私戦予備の疑いでしたが、東京地検は22日付けで不起訴にし、不起訴の理由を明らかにしていません。

常岡さんは23日記者会見し、「無責任としか言いようのない書類送検と、こちらには全く説明のない不起訴は、無責任極まりない。怒りを禁じえません」と述べ批判しました。

常岡さんは、この事件で自宅が捜索を受けたことなどから損害賠償を求める裁判を起こしていて、今後は裁判で理由の開示を求めるということです。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/565.html

記事 [政治・選挙・NHK263] れいわ+社民は 即「友党協定」を結びましょう 
れいわ+社民は 即「友党協定」を結びましょう
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/51973180.html
2019年07月24日 自民党的政治のパンツを剥ぐ


社民党は 被害者の党から抜け出せずにもがき苦しんでいます

被害者を包むキャッチャーミットが古くなったのです
知らない間に 
社民党序列が出来上がってしまい抜け出せなくなったからです

任せたら指図してはいけないのに
誰かが動き過ぎていることが大きな原因でした

このことは空気なので見えません
見えたときは社民党が墜落したときです

新しい空気が出来ました
その名も れいわ新鮮(あえて)組です

***

れいわ新選組に提案します

@れいわ新鮮組に改名してください
A社民党と友党協定(選挙協力)を結びましょう
Bすぐに参議院統一会派です
C次期衆議院選挙では共同推薦候補方式でいいじゃないですか
D無所属の方を統一会派にお誘いし参議院5名体制に

最高の組み合わせとなります

@沖縄で野原さん当選確実
A社民党元気女性候補そっくり応援
B地方議員・地方組織がれいわ新鮮と協力すれば相互爆発を起こせます

山本太郎さんの無私の気持ち と 社民党の良き伝統が
共鳴するからできるのです

共に手を携え 陰険だんご連合とは
別の花を咲かせましょう




http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/566.html

記事 [政治・選挙・NHK263] ALS患者の舩後氏当選で 議事堂が迫られる改修と慣習の刷新(日刊ゲンダイ)
 


ALS患者の舩後氏当選で 議事堂が迫られる改修と慣習の刷新
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/258878
2019/07/24 日刊ゲンダイ


比例区の特別枠で当選した「れいわ新撰組」の舩後靖彦氏/(C)日刊ゲンダイ

「受け入れ態勢は大丈夫?」と心配している人もいるだろう。参院選で当選した「れいわ新選組」の舩後靖彦氏(61)のことだ。難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)で全身が麻痺している重度障害者である。

 国会の本会議場や委員会室は議員しか入れないといわれる。また、議事堂は古い建物なのでエレベーターが狭いとされる。舩後氏の議員活動に支障は出ないのか。参議院に問い合わせると、「介助者が議場に入ることを制限する規則はありません」との答えだった。

「今後は議院運営委員会の理事会が協議し、承認されれば介助者が議場に同伴することになります。投票の押しボタンを第三者が押した事例は知りませんが、障害のある議員が記名投票を他者に委託するのは珍しくありません。事務局の職員が代わりに投票します。議事堂の内部にはそれなりの数のエレベーターがあり、横幅173センチ×奥行き168センチと余裕がある。議員会館は190センチ×155センチです。議事堂内はスロープや階段昇降機も多数設置されています」(広報課の担当者)

 本会議場の議員席は事務的に割り振りするのが通例だが、舩後氏には出入りしやすい席が割り当てられるのではないかという。人工呼吸器のために電源が必要な事態も考えられるものの、議場にはコンセントはない。万一のために工事が必要になりそうだ

 介助者が議事堂に出入りするためには秘書などが持つ「国会記章」が必要になる。舩後氏の場合はプロの介護士などに記章が割り当てられる可能性もある。

「議員会館と議事堂、参議院分館の3カ所は地下通路でつながっており、高低差のある場所は緩やかなスロープになっています」(前出の担当者)

 ただし不安な面もある。元衆院議員で政治学者の横山北斗氏はこう指摘する。

「議事堂は1936年完成の古い建物だから、廊下はあまり広くない。混雑することもあるので、車いすの舩後さんは大丈夫でしょうか。床のカーペットはハイヒールの女性が歩くのに苦労するほどフカフカだから、車いすのタイヤがめり込むかもしれません。本会議の終了後、地下通路に降りるエレベーターは大物議員が優先。若手議員は遠慮して階段を使います。新人議員の舩後さんが長らく待たされるのではないかと心配です」

 内部構造と議員の慣習をどう改めるのか。興味津々だ。


























http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/567.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 18〜30代だけなら改憲勢力3分の2超え 参院選 投票分析(上)  : 日経の分析 青年層に自民党支持者が多い 今後は自民有利
             18〜30代だけなら改憲勢力3分の2超え  青年層に自民党支持者が多い  
     
     
     
     
[私のコメント]
  
  
  
■ 18〜30代だけなら改憲勢力3分の2超え  青年層に自民党支持者が多い  今後は自民党有利
  
  
日経が分析したところ、今回の参院選で18〜30代だけなら改憲勢力3分の2超えとの結果が出ています。(下記)
  
   
@ 18〜30歳代の有権者だけで改選124議席を選んだら勢力図がどうなるか日経が試算。
結果は、与党議席数は76となり、実際の結果より5増えた。
維新を含む改憲勢力は86議席で、国会発議に必要な3分の2を確保する85議席を超えた。
  
A 18〜30歳代の自民党支持者は多い
   
B 野党候補が接戦を制した選挙区では若年層(自民他)と高齢層(野党多)の得票傾向のずれが目立つ。
  
  
  
■ 野党支持が多い高齢者はどんどん死亡するので 今後は自民党がさらに強くなる
  
朝日新聞の調査などでも青年層は高齢者より自民党支持者が多いことが明らかになっています。(下記)
  
『世論調査 若い世代ほど安倍内閣支持 :10・20代男性の 安倍政権支持率は71.8%、30代男性は69.9%と圧倒的高さ』
http://www.asyura2.com/18/senkyo238/msg/735.html
  
  
今回の参院選での日経の調査は、上記朝日の調査とも整合が取れているわけで、青年層に自民党支持者が多いのはやはり事実と考えられます。
  
野党支持が多い高齢者はどんどん死亡するので 今後は自民党がさらに強くなることになります。
    
   
     
[記事本文]
     
      
参院選は与党が改選過半数を確保し、野党は立憲民主党や日本維新の会が議席を伸ばした。各党や当選者はどんな層から支持を得て勝利し、落選者は何が足りなかったのか。投票日当日の出口調査を分析すると、違った断面が見えてくる。
  
安倍晋三首相は22日の記者会見で、参院選に関し「10代、20代、30代、まさに令和の時代を担う若い世代から自民党は強い支持をいただいた」と振り返った。データをみると、実際に若い世代の‥。  
 
※ 記事の完全公開はここまで。
以降は会員のみ。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47687190T20C19A7PP8000/   
   
   
   
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/568.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 憲法議論よりも、経済政策議論を。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2019/07/blog-post_84.html
7月 23, 2019 日々雑感(My impressions daily)

<参院選で自民、公明両党が改選議席の過半数を上回った。安倍晋三首相は自民党総裁として国政選挙で6連勝した。日本維新の会をあわせた「改憲勢力」では憲法改正の国会発議に必要な3分の2を割ったが、首相は改憲論議を深めるべきだとの民意は示されたと意を強くしている。

首相は21日の開票前、都内の私邸に麻生太郎副総理・財務相を招いた。2021年9月までの党総裁任期中の改憲実現を促した麻生氏に「これでやらなきゃおかしいですよね」と応じた。

選挙後は参院が3分の2に4議席届かない状態からのスタートとなる。この3年間、衆参で3分の2があっても、改憲論議は動かなかった。

首相は「ちょうどよいくらいの数ですね」と周囲に語る。これまでは改憲勢力だけで押し切られると野党側の警戒が強かった。野党に協力を求めざるをえない状況は、潜在的に改憲に前向きな議員の協力を引き出す呼び水にもなり、かえってやりやすくなったとみる。

国民民主党の玉木雄一郎代表は議論に参加する考えを示した。同党には自民入りを探る参院議員もいる。野党が動けば、慎重な公明も協力しやすくなる。

秋の臨時国会は最初のヤマ場だ。自民は9条への自衛隊明記などの改憲案を憲法審査会に示し、議論を促す構えだ>(以上「日経新聞」より引用)


 何を以て安倍氏が「日本維新の会をあわせた「改憲勢力」では憲法改正の国会発議に必要な3分の2を割ったが、首相は改憲論議を深めるべきだとの民意は示されたと意を強くしている」のだろうか。改選議席で自民党が過半数を上回ったかも知れないが、改選議席数を守れなかったのは事実だ。

 つまり安倍自公政権は「議席数を減らした」という選挙結果から国民の目を逸らそうと必死で、それにマスメディアも同調しているだけだ。そして憲法改正議論を進める、と安倍氏は言うが、それなら勝手に政権が「解釈改憲」や憲法違反立法が出来ないような「仕組み」を是非とも憲法に書き加えるべきだ。

 そもそも憲法とは権力者の暴走を国民が止めるための最高法典だ。そこにいかなる理念を盛り込むか、という議論よりも、いかにして権力の暴走を止めるか、という「安全装置」を盛り込む方が優先されるべきではないか。

 戦後70有余年も日本国民の一人として戦死しなかった事実は重い。日本がいかなる戦争にも参加しなかったという事実も、また何よりも重い。たとえ金だけ出して兵士を一人も派遣しなかった「腰抜け」と批判されようと、日本の若者が異国の地で戦死するよりは遥かにマシだ。

 しかし他国が武力で日本に侵攻したなら、敢然と戦う用意だけはしっかりとしておくべきだ。その「他国」がもしかすると米国になる場合もあるかも知れない、ということも秘かに想定しておくべきだろう。

 米国は日本の技術力と日本国民の勤勉さを恐れている。だから日本から半導体技術を奪い、日本の義務教育に遊びの要素を多分に入れて「勤勉」さを希釈しようとしている。そうした米国の陰謀は日本が再び経済成長路線を歩みだして、経済力を恢復したなら、必ずや再び米国は「日米半導体戦争」や「プラザ合意」などと同等以上の「制裁」を日本に課して来るだろう。しかし、それを恐れて衰亡の一途を辿ることは日本国民の幸せのために許されない。

 現在の憲法論議で日本の未来が見据えられるのか、という疑問がある。なぜなら現在の憲法議論は米国の属国としての日本を前提としているからだ。日米同盟を基軸とした防衛や世界戦略しか描けないからだ。

 それでは、日本はいつまで経っても半・独立国家のままだ。真の世界平和に貢献する誇りある日本を目指す憲法を書き著すには米国の桎梏から解放されなければならない。戦争屋・米国のポチでいる限り、日本の思考体系は「米国頼みの戦争」を前提としたものでしかないからだ。

 だから現在は憲法議論よりも、まずは経済成長路線に日本経済を乗せる努力に全力を傾けるべきだ。形而上学的な憲法議論よりも、「国民の生活が第一」の具体的な政治議論こそが必要だ。



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/569.html

記事 [政治・選挙・NHK263] N国党、元維新の丸山に入党交渉。交付金や改憲エサに活動か+投票率の低下、新党の政党交付金(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/28479918/
2019年 07月 24日

 今回は、参院選の投票率(10代が特に低い!)、れいわなど新党も含む政党交付金の額、そして、ちょっとアブナそうなNHKから国民を守る党の話を。

 まず、最終的な全体の投票率は48.80%だったとのこと。戦後史上2番めに低い投票率だったとのこと。

 特に16年から新たに選挙権を得た18,19歳の投票率は31%台とトンデモ低かったという。(-_-;)

『総務省は22日午前、第25回参院選の投票率(選挙区選)が48・80%で確定し、前回2016年参院選の54・70%を5・90ポイント下回ったと発表した。衆院選を含め、全国規模の国政選として過去最低だった1995年の参院選(44・52%)以来24年ぶりに50%を割り、同年に次ぐ低投票率となった。

 男性の投票率は49・42%で16年参院選より5・71ポイント低く、女性の投票率も48・22%で6・08ポイント低かった。(読売新聞19年7月22日)』

『総務省は23日、参院選での18、19歳の投票率(選挙区=速報値)が31.33%だったと発表した。全体の投票率48.80%を17.47ポイント下回った。選挙権年齢が初めて18歳以上に引き下げられた前回の2016年参院選と比べても、14.12ポイントの大幅減となった。

 年齢別の内訳は、18歳が34.68%(男性33.38%、女性36.07%)、19歳が28.05%(男性26.79%、女性29.43%)。19歳はわずか2割台にとどまった。男女別ではいずれも女性の方が高い。<時事通信19年7月23日)』

 mewはもともと18歳から選挙権を与えることには反対だったのだけど。安倍自民党は、若い人ほど安倍自民や憲法改正に賛成してくれると期待して決めちゃったからな〜。(-_-;)

 ただ、有権者全体の投票率も低下しているわけで。チョット考えないといけないかもですね〜。(・・)
 
* * * * *

 次に、22日の記事に「追記」の形で書いたのだが。社民党が比例2%以上(ギリの2.1%ね)をとって、政党要件を維持。(^^)

 また、今回の選挙で、れいわ新選組とNHKから国民を守る党(N国党)が政党要件を満たし、参議院で新たな政党として活動できるようになった。(++)

<尚、比例選では、れいわの山本太郎氏が全候補者で最多となる99万2267票の個人名票を得たものの落選。01年現行制度になってからの、落選者の最高得票記録を更新した。

 過去最高は、0年参院選で浮島智子氏(公明党)が得た44万5068票。また、今回の当選者で個人得票が最も少なかったのは公明党の塩田博昭氏の1万5178票で、当選者の最低得票記録を更新したという。(読売新聞19年7月22日より)>

* * * * *

 で、これらの党には、政党交付金も支払われることになるわけだが。その試算額は議員2人のれいわが6700万円、1人のN国党が5900万円になるとか。<議員が衆参でえ4人の社民党は3億7500万円。>

 何で議員の数はれいわが2人、N国が1人なのに、交付金の額に差がないんだろうって不思議に思ったのだけど。

 政党交付金は、議員数だけでなく、比例や選挙区での得票率も関係があるとのこと。<しかも、何か細かいルールがあった。*1・・・知らなかった〜。(~_~;)>

 れいわは比例選の得票率が4・55%だったのだが。N国は選挙区選での全国得票率が3・02%あったそうで(結構、候補者がいたもんね)、それがプラス要素になったらしい。^^;

『21日投開票された参院選の結果を踏まえ、各党が今年受け取る政党交付金を産経新聞が試算したところ、トップの自民党は176億6700万円になることが23日、分かった。1月1日時点の所属国会議員数などを基準に総務省が4月に決定した178億9400万円から1・3%(2億2700万円)の減。改選前から8議席増やした立憲民主党は12・6%(4億500万円)増の36億3600万円となる。

 得票率2%以上の政党要件を満たした「れいわ新選組」と「NHKから国民を守る党」には、それぞれ6700万円と5900万円が配分される。

 ほかは国民民主党が5・8%(3億1100万円)減の50億9400万円▽公明党は0・5%(1300万円)増の30億1900万円▽日本維新の会は15・3%(2億800万円)増の15億6500万円▽社民党は2・3%(800万円)減の3億7500万円。制度に反対している共産党は除いた。(産経新聞19年7月23日)』

* * * * *

NHKから国民を守る党は、東京の区議選にかなり候補者&当選者を出していたので、その存在は知っていたが。正直なところ、まさか国政選挙で当選者を出すとは思わず。最後の最後に、比例で1人当選者を出したと知った時には、ちょっとビツクリだった。(・o・)

 N国党は、元NHK職員の立花孝志氏が、NHK内での不正行為を内部告発したものの無視されたことから退社して、13年に政治団体を結成。

 立花氏自身は、15年に船橋市議選に当選したのだが。16年の東京都知事選に出馬して落選している。(~_~;)

 同党は、NHKの運営や放送内容に問題点があるとして、受信料の強制徴収に反対。NHKの運営受信料は任意に行なう制度にして、受信料を払わない者には、スクランブルをかければいいと主張。特に「NHKをぶっ壊す!」という威勢のいいスローガンが受けているようだ。(@@)

 今年の春の地方選に47人が立候補し、何と26人が当選。この結果に気をよくしてか、今回の参院選では比例に4名、選挙区に37名の候補者を擁立。選挙区では惨敗だったものの、比例で団体代表の立花氏1名が当選。政党要件も満たした。(・・)

 今回の参院選では、政治思想的なことはできるだけオモテに出さないようにしていて。あくまでも、NHKに不満のある人の支持を集めようという姿勢で選挙活動を行なっていたのだが。

 立花代表は、もともとかなり保守的な思想の持ち主であるとの話が。また、候補者の中にも、NHKの放送内容が「反日的」であると問題視していた人もいたようなのである。
 また、パンフで取り上げていた、問題のある内容の「NHKスペシャル」も、超保守が怒っている「日本の台湾植民地化」に関する特集だった。^^;>

<ただ、『4月下旬から5月上旬にかけて「『NHKは朝鮮人や帰化人に支配されており、そのため偏向報道が行われている』(杉並区議・佐々木千夏の発言)など党の政策にそぐわない偏った思想を主張するようになったた(具体的には、グロービートジャパン(らあめん花月嵐など)・日本平和神軍などの中杉弘の人脈)」「参院選への選挙資金として課せられた130万円を支払う意思がない」として5名の地方議員を除名処分とした』という。wikipediaより。・・・思想の問題ではなく、むしろ金銭に関するトラブルだったとの見方あり。>

 mewは、参院選中に、N国には要注意という記事を書きかけていたのだけど。根拠を集める時間がなくて、アップにまで至らず。<当選しないとタカをくくってたし。^^;>

 今さらながら、リテラの「ウヨミシュラン」の最後に、こんな記述が載っていたのを見つけた。(・・)

『N国は、一見すると、安倍忖度のNHKを批判するような政党名だが、実際は代表である元NHK職員・立花孝志氏が森友問題にかんする“同和利権”デマを吹聴するなどネトウヨとの親和性が非常に高い。統一地方選でN国から当選した地方議員のなかには、在特会らと行動をともにし民族差別を煽動した中曽ちづ子・川西市議など、極右レイシストが複数いる。

 しかも、N国は「泡沫」と言われながら、合計で41名の候補を擁立。比例区の議席や、政党要件のひとつである「得票率2%以上」を獲得する可能性がある。仮にこの二つを達成すると、N国に血税から政党交付金が交付されることになる。(リテラ19年7月20日)』

* * * * *

 N国の立花代表は当選後、早速、動き出しているようで。あの北方領土の「戦争発言」+αなどのトンデモ言動で維新を除名になった丸山穂高議員をはじめ、無所属の議員と入党の交渉をすると発言。<それも政党交付金をエサにして?^^;>

 また、安倍自民党がNHKのスクランブル化を実現してくれたら、憲法改正の発議に賛成すると言っている。(~_~;)

『N国党の立花代表「自民党がNHKのスクランブル化に賛成するのであれば改憲に賛成する」、丸山穂高議員との面会も予定

 参院選で1議席を獲得、政党要件も満たした「NHKから国民を守る党」の立花孝志代表が23日夜、AbemaTV『AbemaPrime』に出演、公約であるNHKのスクランブル化に自民党が賛成するなら、憲法改正に賛成するとの意向を示した。

 立花代表は「今回の参院選で改憲勢力が国会発議要件である3分の2を切ることも読んでいた。これからの3年間は発議できないが、その次の3年間を見据えて、裏では交渉していこうと思っている。とりあえず今のところは反対で、安倍さんの“最後の懐刀“で置いておきます。もし自民党がスクランブル化に賛成するのであれば、憲法改正に賛成します。そうすれば僕は政治家を辞められるわけですから」と発言。

 さらに「今後、無所属の議員さんをお金の力を使っていっぱい引っ張ってきます。そのための政党助成金ですから。明後日、丸山穂高さんとお会いする予定。彼は無所属なので、次の選挙では勝てない。僕とひっついて、うちの党から重複立候補すればいい。丸山さんがうちの党に来てくれることによって、政党助成金が2430万円上乗せされる。それをそのままどうぞ、と。明後日、それを飲むか飲まないか。僕の頭の中には、その候補が全部で9人います。実際、“立花さんのところに行ったら2430万円くれるんですか!“と言ってきた人もいた。お金に釣られて来たと思われても、NHKの被害者のために使うんですとなればいい」とも話した。(AbemaTIMES19年7月23日)』

* * * * *

 何かN国党って見ると、「どこの国の党なんじゃ?!」とツッコミたくなるとこが・・・。<あ、NIPPON国党なのかな?(~_~;)>

 まあ、N国党が改憲などに関して、国民に大きな影響を与える政党になるとは思っていないのだが。<思いたくもない?(-"-)>

 この政党が、単にNHKの受信料の問題を訴えているところではないということを、早く多くの一般国民に知らしめた方がいいと思うmewなのだった。(@@)

  THANKS



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/570.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 野原善戦と信濃町激震<本澤二郎の「日本の風景」(3384)公明党は757万から653万と大激減 
https://ameblo.jp/honji-789/entry-12497287484.html
2019-07-24 09:45:43 honji-789のブログ

<善正21万、ナツオ81万、公明653万>

 消費税10%の大増税と危機的な年金制度という、政府与党にとって致命的な悪材料下での参院選を圧勝したアベの自公連立政党は、いよいよ研ぎすました鋭い牙を、平和国民に向かって襲い掛かるだろう。表向き、例によってブレーキを踏むようなポーズのナツオだが、それを信じ込むほど有権者は愚かではない。

 ともあれ、沖縄から忽然と東京に飛び出してきた三色旗の野原善正が、21万という大量の得票を得たことに、自民党本部職員・国会議員秘書・大臣秘書官、そして自ら出馬の経験のある御仁が、野原の戦果に驚愕した。野原大善戦である。

 議席は増やしたものの、公明党は757万から653万と大激減、1771万の自民も大きく落ち込んだ。自民の得票率はわずか17%程度。それでいて議席は38%。自公圧勝の中身は複雑だ。選挙制度の恩恵を受けた自公の議席確保である。

 事前に東京ドームに10万人集会を実施したナツオにしても81万、これは首都圏どころか全国の公明党創価学会の実力である。公称700万世帯の化けの皮が、改めてはがされてしまった。

<新聞テレビに無視された中での野原選挙の大ハンデ>

 ナツオの方は、公明党代表として新聞テレビで宣伝することができたが、野原は全く違った。筆者は山本太郎信者が、You Tubeをネット送信してくれたので、実に分かりにくい名前の「れいわ新選組」の様子を知ることができた。

 こうしたことをほとんどの創価学会員は知らない。第一、反ナツオのヨシマサのことさえ知らない会員ばかりだった。

 新聞テレビが無視した。一部に大金を集めた山本を報道しても、そこにいる池田親衛隊の野原のことを伝えようとしなかった。新聞テレビは、官邸と信濃町の金力に配慮した。

 しかも、野原が口にした「人間革命」とか「師弟不二」ということも、多くの聴衆は知らない。「今の公明党創価学会は、池田先生の教えとは真逆のことをしている」という野原の叫びさえも、山本集会に参加した人たちは理解できない。

 「せいぜい古参のインテリ学会員は理解できるが、人間革命を読んでいない一般の会員は池田の教えを知らない。そんな中での野原の選挙戦を考えると、それでいて21万の得票は大善戦だ。本当に驚いた」とはオリーブの木を支援していた選挙通の声である。

 野原大健闘であろう。平和を愛する国民は、野原の勇気に敬意を表すべきであろう。公明党創価学会の「戦争傾斜」に震え上がっていた大衆にとって、実に感動的な野原選挙だったのだ。

<池田親衛隊浮上は幻ではなかった!>

 特定秘密保護法は、戦争屋が興味を示す第一歩である。国家主義者が狙う危険な悪法である。以前はスパイ防止法として浮上したが、これは白川勝彦ら自民党リベラル派によって阻止された。

 まさかこんな悪法が成立するだろうか?大いに疑問を抱いた国民は多かった。2013年のことである。これが容易に成立してしまった。原因は公明党の国交相・太田ショウコウが、率先して支援したからである。

 この場面で、木更津市の栄養士のK・T子さんが声を上げた。池田大作の教えとは真逆の、悪法に手を染めた太田を「裏切り者」と断罪したのだ。おそらく沖縄の野原も同じ思いであったろうが、この時点で公明党に反撃を開始したのは、池田を心酔するK・T子さんが一人立ったことになる。

 彼女の勇気を知って、以来、うさんくさいと感じてきた太田の動向を注目するようになったジャーナリストである。中国の友人らにも警鐘するようにした。彼女は、戦後50年の1995年の南京・盧溝橋の日中友好平和の旅計画に一緒に参加してくれた同士でもあった。松村謙三と周恩来と池田大作の友情を、信じて疑わない平和主義の戦争遺児でもあった。中国蘭の収集家だった松村のことを、清和会OBが教えてくれた。彼らは心の美しい人間だったのだ。

 翻って、木更津港にたたずむ母親が帰ろうとすると、二歳の遺児は「おかあちゃん、お父ちゃんが帰ってくるから、もうしばらく待っていようよ」と戦争未亡人の袖を引いて、岸壁の母を泣かせたK・T子さんのことを、最近学会関係のの本で知ったばかりである。

 無念にも彼女は、デーサービス「かけはし」のオーナーであるやくざ浜名の歯牙にかみ砕かれて、4か月後の2014年4月28日、木更津市の君津中央病院で亡くなった。腐りきった池田のいない創価学会事件である。創価学会やくざ経営の介護施設に政治が関与していないのか?日本共産党もようやく関心を示し始めた?

 池田親衛隊は、この悲劇を注視、取り上げるはずである。はっきりしたことは、野原の今回の勇気ある行動によって、池田親衛隊は幻ではなかったことになる。多くの創価大学OBやまじめな池田信者が、親衛隊を形成して、太田ショウコウやナツオの監視を強めるだろう。

 公明党創価学会の凋落は、アベの地位を弱体化させる。参院議長人事から、内閣・党人事では、自民党の内紛が表面化するだろう。

 日韓の激突、日朝関係の攻防戦とワシントンからの農産物攻撃がまもなく表面化する。日本農業切り捨てが自民党内に争いを巻き込むだろう。

 10月からは、途方もない10%消費税が強行される。日本経済は確実に沈むだろう。総選挙では、池田親衛隊がさらなる大掛かりな隊伍を組んで、ナツオに襲い掛かる。

 総選挙では、池田親衛隊から野原以外の勇気ある新選組が抜刀して太田とナツオに刃を向けることになる。戦国時代さながらの内憂外患の日本とアジアで、経済と年金危機は、むろん財政を窒息、破綻させてゆくだろう。

2019年7月24日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/571.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 内々の話をテレビで…お笑いぐさの吉本/政界地獄耳(日刊スポーツ)
内々の話をテレビで…お笑いぐさの吉本/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201907240000145.html
2019年7月24日9時43分 日刊スポーツ


★すべてのワイドショー、ニュース番組では参院選の翌日ながら、トップニュースは吉本興業社長の謎の記者会見だった。ニュースバリューはその出来事の大きさや重み、影響力などで勘案されるが参院選の結果や今後の政治情勢についてのニュースより先に扱われる話題とは思えない。まして5時間を超える全くかみ合わない会見だ。ところが政界では会見どころか改憲の機運が高まっている。

★吉本興業は大手芸能事務所だが、草創期のプロ野球やプロレスなどの興行にも大きな影響力を持っていた。一時は上場もしていたが、今でもれっきとした経団連会員企業だ。最近は政府や官邸への関与も強く、首相・安倍晋三が吉本新喜劇に出演したり、吉本芸人が官邸に表敬するなど蜜月ぶりをアピールし合う。そこには“一流企業”として官民ファンド「クールジャパン機構」から、最大100億円の出資を受け、教育産業に進出する吉本のもう1つ別の企業の顔がある。

★ただ、人気者が多数在籍し6000人ものタレントが所属する大企業の振る舞いに関心が集まったのではない。その企業が典型的な“ブラック体質”だからではないのか。企業は体裁を保ち教育産業へ進出するタイミングながら、反社会勢力との関係発覚を避けようとした。つまり吉本は、優良企業とタレントを扱うブラック体質と2つの顔を使い分けようとしたものの、そのブラックぶりが顔をのぞかせたということになる。

★強権の会社に立場が弱く不安定な多くのタレントが働く。まさに派遣社員に重ね合わせて会見を聞いていた人も多いはずだ。不思議なのはうそをわびたいと申し出るタレントはテレビの生中継で謝罪したいと申し出たという。それに応える会社社長もその対応を批判するのもすべてテレビを通して行われることだ。内実は会社内のガバナンスとコンプライアンス。透明化の話だ。テレビを使って国民を証人にしないと担保できないとは。一番は吉本という企業がお笑いぐさだったということか。(K)※敬称略














http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/572.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 改憲遠のき…東京五輪レガシー執着で直面する経済危機(日刊ゲンダイ)
 


改憲遠のき…東京五輪レガシー執着で直面する経済危機
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/258881
2019/07/24 日刊ゲンダイ


やりたい放題の「独裁政治」を打破する大きな一歩/(C)日刊ゲンダイ

 ようやく安倍政権の終わりが始まる。参院選で自公与党と日本維新の会を合わせた改憲勢力が3分の2を割ったからだ。

 安倍政権が衆参両院で絶対多数を握っていたことで予算委員会が3カ月も開かれなかった。モリカケ疑惑で明らかになった国家の私物化、公文書や統計の改ざんもやりたい放題だった。3分の2割れは「独裁政治」を打破する大きな一歩だ。同時に、安倍首相の悲願である憲法改正に向けた発議は事実上不可能になった。

 安倍に残された目標は来年開催の東京五輪を盛り上げるほかなくなる。今後、公的年金の財政見通しを示す「財政検証」が発表されれば、年金給付削減は現実味を帯びる。金融庁報告書に端を発した老後資金2000万円不足問題は収まりがつかないし、年金受給開始年齢の引き上げもくすぶるだろう。

 アベノミクスの失敗は露見し、いよいよ経済政策は空っぽになる。何より、米中貿易戦争のあおりで、今年の輸出額は7カ月連続で減少し、名目賃金は5月まで5カ月連続でダウンしている。景気が後退局面に入っていることは明らかだ。頼みの輸出がダメになり、賃金は下がり、消費が落ち込む――。そのタイミングで、消費増税の悪影響を免れることができるだろうか。とりわけ重要なのが欧州の動向だ。英国のEU離脱期限が10月末、欧州最大のドイツ銀行は経営危機にあり、イタリアの財政危機も眠っている。消費増税はバッドタイミングとしか言いようがない。

 経済が落ち込めば、世論のみならず、国会も騒がしくなる。参院で3分の2を失った安倍は、解散カードをチラつかせてニラミを利かせることはできないだろう。ポスト安倍をうかがう自民党の岸田文雄政調会長や石破茂元幹事長も黙っていないだろうし、野党は政権構想を打ち出す可能性もある。

 安倍が五輪までしがみつけば、11月20日に在職日数は桂太郎の2886日を抜き、史上最長政権に躍り出る。しかし、延命すれば経済がますますひどい状態に突入するリスクがある。政権を投げ出せば責任を後継に押し付けて逃げられるが、さりとてレガシーにこだわれば、最悪局面に立ち会うことになる。To be or not to beだ。



金子勝 慶応義塾大学経済学部教授
1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学大学院 博士課程単位取得修了。 法政大学経済学部教授を経て。2000年10月より現職。TBS「サンデーモーニング」、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。『資本主義の克服 「共有論」で社会を変える』集英社新書(2015年3月)など著書多数。新聞、雑誌にも多数寄稿している。

















http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/573.html

記事 [政治・選挙・NHK263] ドイツの新聞が木村英子と山本太郎を大きく報じた! 



ドイツの新聞が木村英子と山本太郎を大きく報じた!
https://85280384.at.webry.info/201907/article_261.html
2019年07月24日 半歩前へ

 ドイツ在住の「毛ば部とる子」さんが「22日、南ドイツ新聞が木村英子さんの当選と代表・山本太郎について、かなり詳しく報道している」といって記事を日本語訳してくれた。

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日本で初めて障がい者国会議員が選出される

 脳性麻痺をもつ木村英子さんの当選が明らかになり、参議院は、彼女が車いすで支障なく登庁出来るよう10日間での受け入れ準備を迫られることになった。

 彼女の電動車いすは、「ベッド」に近い。両足と左手がほぼ完全に麻痺してるからだ。イギリスのスティーヴン・ホーキング博士と同じ病気ALSの患者である。難病ALS当事者の舩後靖彦さんも一緒に当選し、日本で初めて二人の重度障がい者の国会議員が誕生した。

木村さんは生後8か月で歩行器ごと玄関に落ちたケガがもとで、脊髄を損傷したときから麻痺を患っている。

彼女は少女時代のほとんどを横浜にある特別施設で過ごしたが、まだその頃は松葉杖を使って歩行ができた。

高校時代を終えると、東京の多摩で重度障がい者の自立生活を支援するプロジェクトを立ち上げた。

のちに大学の教育学を修め、共著で自身を題材にした本『生きている!殺すな』の出版もした。

彼女は選挙を通して、障がい者の人権、なかでも介護・介助を受ける権利を訴えている。木村さん自身が、若い頃は3時間が3日間というわずかな時間しか付き添い介護が得られなった。

家族が彼女を閉じ込め、自身は障がいを恥ずかしいと思ったあの頃から、日本の障がい者を取り巻く環境はあまり変わってはいない。

木村さんの若い頃、勇気を出して外に出ると、人々は遠巻きに見たり、ビックリしたり、という反応をする。

人々の方も、これまで障がい者と接したことがないので、どうしたいいかわからない。交通機関にエレベーターはないし、役所さえ玄関を超えるのが困難だった。

2020年のパラリンピックを誘致したことで、東京はだいぶ改善されたというものの、人々の偏見はまだ拭い去れない。

従業員数の2・2%を障がい者雇用することを、大企業の目標とした法が整備されているが、省庁自身がそのパーセンテージを水増し申告していたということも、明らかになった。

選挙活動中、木村さんは他の候補者のように、駅前の街頭演説に現れた。そして、彼女の当選が確定となった月曜日の明け方、障がい者と支持者への「重い重い一票」と、その責任を重さを語った。

この選挙戦略の背景には、福島原発事故を機にテレビ関連の仕事をすべて投げ打って反原発を訴えた著名な俳優、山本太郎がいる。

6年前、彼は参院選に立ち、さまざまな功績を上げて来た。

今年4月には自身の政党「れいわ新選組」を立ち上げた。山本は木村さんら9人を彼の政党の比例候補名簿に載せた。

山本自身は、障がい者である両よりも多数得票したが、彼らを優先させることで、自身の当選は放棄した。

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「毛ば部とる子」さんは、「日本のメディアに、木村さんとふなごさんに関して、ここまで掘り下げた記事を書いているところはあるだろうか? 彼らの当選は、今後もいろんな意味で、日本社会に多くの問題提起を起こすことになるだろう」と感想を語った。

南ドイツ新聞はここをクリック
https://www.sueddeutsche.de/politik/japan-parlament-wahl-1.4534586







































http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/574.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 「吉本興業と芸人の取引」は下請法違反〜テレビ局、政府はコンプラ違反企業と取引を継続するのか(郷原信郎が斬る)
「吉本興業と芸人の取引」は下請法違反〜テレビ局、政府はコンプラ違反企業と取引を継続するのか
2019年7月23日 郷原信郎が斬る


振り込め詐欺グループの宴会に参加して金を受け取ったとして謹慎処分を受けた、宮迫博之氏と田村亮氏の2人の記者会見を受けて、吉本興業ホールディングス(以下、「吉本」)の岡本昭彦社長が、7月22日に記者会見を行ったが、言っていることが意味不明で、宮迫氏らへの発言について不合理極まりない言い訳に終始し、一度行った契約解除を撤回する理由も不明なままであり、社長・会長の責任については50%の報酬減額で済ますというのも、全く納得のいくものではない。

岡本社長は、この問題を、宮迫氏らとの「コミュニケーション不足」や、彼らの心情への「配慮不足」の問題のように扱い、「芸人ファースト」「ファミリー」などという言葉ばかりを使い、精神論的な問題にとどめ、吉本という会社と芸人・タレントの関係に関する根本的な問題に対する言及は全くなかった。

口頭での「契約」の是非

最大の問題は、吉本興業は、芸人・タレントと契約書を交わしておらず、大崎洋会長は、「芸人、アーティスト、タレントとの契約は専属実演家契約。それを吉本の場合は口頭でやっている。民法上も、口頭で成立します。」と言い切っており、今後も契約書を交わさないことを明言していることである(【吉本興業の「理屈」は、まっとうな世の中には通用しない】)。

しかし、芸人等の出演契約というのは、小売店での現物売買、「料金表」に基づく業務発注などとは異なり、「契約書」を作成し、契約内容、対価を明確にしておくべき必要がある契約の典型だ。

しかも、企業にとって、そのような契約を口頭で行って、契約書も交わさないというやり方には、法律上問題がある。

それは、独占禁止法が禁止する「優越的地位の濫用」について、親事業者の下請事業者に対する行為を規制する下請代金支払遅延防止法(以下、「下請法」)との関係である。

下請法との関係

吉本の芸人・タレントは、個人事業主である。下請法により、一定規模の親事業者が個人事業主に役務提供委託する際には、下請法3条に定める書面(いわゆる3条書面)を発行する義務がある。吉本のような芸能事務所が主催するイベントへの出演を個人事業者のタレントに委託する場合には、「自ら用いる役務の委託」に該当するため下請法3条書面を交付する義務が発生しない。

しかし、吉本が、テレビ局等から仕事を請け負い、そこに所属芸人を出演させる場合には、吉本が個人事業者の芸人に役務提供委託をしたことになる可能性があり、この場合、下請け法3条の書面を発行する義務がある。下請法上、親事業者は発注に際して、発注の内容・代金の額・支払期日などを記載した書面を下請事業者に直ちに交付する義務があり(同法第3条)、この義務に反した場合には、親事業者の代表者等に50万円以下の罰金を科する罰則の適用がある(同法第10条)。

吉本では、芸人・タレントをテレビ等に出演させる際に、契約書を全く作成しないということなのであるから、下請法3条の発注書面交付義務違反となる可能性がある。

下請法が、このような下請事業者への書面交付を義務づけているのは、発注書面がないと、親事業者から、後で「そんな発注はしていない」、「代金はそんなに出す約束をしていない」、「支払いは3か月後だ」などと言われても下請事業者は反論しにくくなってしまうからである。そこで、下請事業者に不当な不利益が発生することを防止するために書面の交付が義務付けられている。

吉本の芸人は、契約書を交わすこともなく、契約条件も、対価も明示されないまま「口頭での契約」で出演の仕事を行っているのであり、著しく不利な立場に置かれていると言える。

この点に関して、公正取引委員会が、2018年2月に公表した「人材と競争政策に関する検討会報告書」では、以下のように書かれている。


発注者が役務提供者に対して業務の発注を全て口頭で行うこと,又は発注時に具体的な取引条件を明らかにしないことは,発注内容や取引条件等が明確でないままに役務提供者が業務を遂行することになり,前記第6の6等の行為を誘発する原因とも考えられる(この行為は,下請法 が適用される場合には下請法違反となる。)

※「第6の6の行為」⇒「代金の支払遅延,代金の減額要請及び成果物の受領拒否 ・ 著しく低い対価での取引要請・成果物に係る権利等の一方的取扱い・発注者との取引とは別の取引により役務提供者が得ている収益の譲渡の義務付け」


つまり、当該取引に下請法の適用がある場合には、発注者が業務の発注を全て口頭で行い、発注書面を交付しない行為が違法であることは明白である。

「下請法3条違反」に対する刑事罰適用の可能性

もっとも、下請法3条違反で罰則が実際に適用された例は、これまではなく、すべて当局の「指導」により是正が図られている。しかし、それは、ほとんどが、発注書面自体は作成交付されているものの、その記載内容に不備があるという軽微な違反だからである。書面を全く交付していないというのは、下請法の適用対象の大企業では、ほとんど例がない。しかも、吉本興業は、露骨な下請法違反を行っておきながら、経営トップである大崎会長が、悪びれることもなく、「今後も契約書は交わさない」と公言しているのである。このような違反に対しては、当局の「指導」では、実効性がないと判断され、刑事罰の適用が検討されることになるだろう。

違反の事実は、会長・社長の発言などからも明白だが、吉本所属の芸人・タレントから、公取委に申告、情報提供が行われれば、公取委が調査に乗り出すことは不可避となるだろう。この場合、「親事業者が,下請事業者が親事業者の下請法違反行為を公正取引委員会又は中小企業庁に知らせたことを理由として,その下請事業者に対して取引数量を減じたり,取引を停止したり,その他不利益な取扱いをしてはならない」(4条1項7号)という規定があるので、吉本側が、それを理由に、契約解除等の措置をとると、それ自体が下請法違反となる。

「吉本下請法違反」がテレビ局に与える影響

このように、吉本の下請法3条違反は、弁解の余地がないように思え、しかも、その事実関係は、外部的にも明白である。社会的責任を負う企業としては、「反社会的勢力」と関わりを持つことが許されないのと同様に、このようなコンプライアンス違反を行っていることを認識した上で取引を継続することは許されない。

吉本が、配下のすべての芸人・タレントと契約条件を明示した契約書を交わすなど、違法行為、コンプライアンス違反を是正する措置をとらない限り、吉本と契約をしているテレビ局、そして、吉本が4月21日に発表した教育事業への進出に総額100億円もの補助金の出資を予定している政府も、吉本との取引は停止せざるを得ないということになる。

もちろん、安倍首相も、吉本の番組に出演したりして、浮かれている場合ではないことは言うまでもない。
















































http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/575.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 次の衆議院総選挙では政権交代を 選挙に行かぬ者には罰則を
 今回の参議院選挙では自民党が、57議席、公明党が14議席、与党に与する維新の会が10 議席、立憲民主党が17議席 国民民主党が6議席 共産党が7議席 社民党が1議席 れいわが2議席となった。自民党は9議席減らしたとはいえ、57議席もあり政権は安泰だ。
 野党は共闘が一定の成果を得たが、小党乱立の感は否めない。特に立憲・国民・社民は一つの形になる必要があるだろう。れいわが躍進したが、山本太郎代表の主張は、実は共産党が主張していることと変わりがない。しかし、なぜ国民の多くの支持を得たかというと、公約を実現する本気度が他党と違い、国民の期待を背負ったからだ。既存の政党が、どれも支持組織にあぐらをかいている点は反省しなければならない点だ。政権交代には再度野党共闘とそのありかたを見直す必要があろう。
 今回の選挙投票率は50パーセントを切った。毎回選挙に行く人たちというのは決まっている。自民党の組織票が全権者の2〜3割ぐらい、公明党を支持する創価学会員、立憲民主党や社民党を支持する組合員と共産党員が1〜2割ぐらい、その他日本の国政を憂えてその時に自分たちの意見を代表してくれる候補所に投票する無党派が1割ぐらいだ。最後の人たちは愛国者で、打算抜きに貴重な時間を割いて選挙に行っている。しかし、この1割ほどの人で政権交代など劇的な変化は起こらない。マスコミが毎回選挙予測を的確にするのもこのためだ。
 民主党が政権交代を行った時はおよそ70%の投票率であり、自民党が分裂して政権交代が行われた時もやはりおよそ70%の投票率があった。海外では政権交代が頻繁に行われているが、これは高い投票率に支えられている。
 例えば、今回の選挙投票率が仮に70%だったらどうであっただろうか。野党共闘は大成功し、立憲・国民・社民・共産で今より10議席以上は確保できたであろう。れいわ新選組も5〜6議席は固かったのではなかろうか。自民党は大敗して政権は崩壊して、早期に衆議院総選挙が行われたであろう。
 選挙は国民の権利であり義務である。例えば、私たちは最低限の生活が保障される権利が与えられている代わりに納税の義務があり、怠ると罰せられる。私たちの日常生活には常に権利と義務の関係がつきまとっているのに、なぜ選挙だけは義務の不履行が許されるのか。
 選挙に行かない自由?そんなものがあるだろうか。そもそも学校の生徒会選挙などでも生徒に強制的に投票させ、投票率はほぼ100%であり、50%などということはありえない。そんな自由を認めるなら学校教育自体を見直さなければならないだろう。それに、その自由を得たいのならば、選挙という公共の福祉のために自分の時間を犠牲にしている人たちに金銭的に償うべきだ。
 国民の望まぬことでも義務の履行が迫られることがある。例えば、徴兵制となった時に、徴兵を拒否すれば必ず罰せられるだろう。大企業と富裕者が減税され、一般民衆が増税となれば(具体的に消費税)、いかに不平等なものであっても強制的に税を支払わなければならない。権利と義務は裏腹である。それゆえ、権利を放棄して義務を果たさない者たちに、罰金刑を科すようにそろそろ議論しなければならない。
 平成に入り、自分は選挙に行かなくても何も問題はない、と考える人が急増し、これが惰性となっている。選挙権を18歳以上に引き下げたが、義務の履行の大切さをおきざりにしたままだ。最大の劇薬は全国民を強制的に投票に行かせることだ。私は政治に怠け切った国民に対してついに怒りを抑えきれなくなった。最大の敵は、政治に対していいかげんに考えて義務を果たさない国民だ。
 自民党は国民投票の成立は投票者の過半数としているのだから、これも国民の投票の権利を無視している。これをするならば、選挙や国民投票に行かない国民には罰金刑を科すという義務の履行がなければならない。自民党は自身の都合の良いことだけ国民の権利を主張してはいけない。
 野党は選挙に行かない人に罰金を科すことでの世論の反発を恐れてはいけない。なぜなら、反対するのは常日頃選挙に行かない人で、この人たちは決して選挙に行かないからだ。一方、選挙に行く人たちはみなこの意見に賛成だからだ。選挙に行かない人たちは、自身が選挙に行かないことでどうなるのかを、身をもってすぐに知ることになり、罰せられて以降は必ず選挙に行くようになる。
 投票率は毎回90%になり、常に政権はドラマスティックな動きになり、それこそ小選挙区制度のメリットがいかんなく発揮される。
 もう、そろそろ、このようなことを議論すべき時がきたのではないか。新しい時代には、古い時代の惰性を葬らなければならない。
 


http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/576.html

記事 [政治・選挙・NHK263] れいわ旋風を「伝えることができなかった」とひとりボケツッコミするテレビ朝日の“何をいまさら”!!&吉本お家騒動の裏には、エンタメ業界とペテン政権がつるんだメディア支配の闇がある!!(くろねこの短語)
れいわ旋風を「伝えることができなかった」とひとりボケツッコミするテレビ朝日の“何をいまさら”!!&吉本お家騒動の裏には、エンタメ業界とペテン政権がつるんだメディア支配の闇がある!!
http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2019/07/post-94331e.html
2019年7月24日 くろねこの短語


 れいわ新選組への熱気を隠し続けた新聞・TVが、選挙が終わったとたんに手の平返し。テレビ朝日なんか、れいわの新選組への熱狂を「私たちは満足に伝えることができなかった」と懺悔するフリしたミニ特集をニュースの中で流しとりました。

低投票率も・・・“れいわ旋風”など異例の候補たち奮闘(19/07/22)


 よく言うよ。「伝えることができなかった」じゃなくて「伝えようとしなかった」だけだろう。れいわ新選組の街頭演説には、選挙戦が進めば進むほど凄まじい数の聴衆が結集し、その様子はネットでさんざん流されていた。一般大衆労働者諸君の寄付金が3億円に達したことも、多くの著名人が集会に参加していたことも、すべて新聞・TVは知っていたはずだ。それなのになぜ「伝えなかった」のか。そこをねぐって、いまさらのように「私たちは満足に伝えることができなかった」なんて一人ボケツッコミみたいなこと言われても、ああ、そうですか、ってなもんです。

 「伝えることができなかった」理由なんて簡単。新聞・TVの幹部が初老の小学生・ペテン総理としっかり繋がっているから。それが証拠に、昨日の夜も、読売、朝日、毎日、NHK、日本テレビの幹部連中がペテン総理と会食している。ちなみに、田崎スシローもご相伴しているのが笑っちまう。

首相動静(7月23日)

 ペテン総理とメディアの繋がりあればこその選挙報道自粛だったわけで、吉本のお家騒動ほどに選挙にスポットを当てていれば、投票率はもっと上がっただろうし、選挙結果もまた違った景色になっていたかもしれない。

「れいわ新選組」に多大なご支援をいただいたあなたへ。

 でもって、吉本のお家騒動なんだが、吉本と芸人の雇用関係なんてことにテーマが矮小化されているけど、実はここにもペテン総理と手を組んだエンタメ業界の歪んだ図式があるんだよね。以前にもエントリーで書いたんだけれど普天間基地跡地利用の懇親会に吉本の会長がメンバーとして名前を連ねている。さらに、教育プロジェクトにも進出して、100億円という巨額な補助金が国から流れている。

「吉本興業と芸人の取引」は下請法違反〜テレビ局、政府はコンプラ違反企業と取引を継続するのか

プチ鹿島 吉本興業・岡本社長会見と普天間基地跡地利用を語る



 選挙前にペテン総理が吉本の芸人とつるんでいたのは、吉本がそれだけ国の政策に関与しているからなんだね。だからこそ、反社勢力と吉本の関係ってのは大問題で、いち芸人の不始末で済むことではない。

 ところが、いつのまにか吉本と芸人の雇用関係に話がすり替わって、吉本と反社勢力との関係はウヤムヤになりつつある。「在京5社、在阪5社のテレビ局は吉本の株主だから大丈夫やから」という発言も、ほとんどのテレビ局は隅っこに押しやっている。ここを突っ込むと、AKBもジャニーズも含めて、エンタメ業界の闇がさらけ出される可能性があるからなんだよね。妄想だけど。

 吉本のお家騒動が、単に芸人の闇営業問題なんてタカくくっていると、ペテン総理とエンタメ業界の癒着に染まったテレビに洗脳されますよ。










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「吉本興業と芸人の取引」は下請法違反〜テレビ局、政府はコンプラ違反企業と取引を継続するのか(郷原信郎が斬る)
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/575.html






http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/577.html

記事 [政治・選挙・NHK263] れいわ新選組の盛り上がりは弱者にやさしい新しい政治への期待の表れ。(かっちの言い分)
れいわ新選組の盛り上がりは弱者にやさしい新しい政治への期待の表れ。
https://31634308.at.webry.info/201907/article_21.html


参議院選挙で、10代の投票率31%で、全世代より17ポイントも低いという。

参院選、10代 投票率31% 全世代より17ポイント低く
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201907/CK2019072402000138.html
2019年7月24日 朝刊
 総務省は二十三日、参院選(選挙区)の十八歳と十九歳の投票率(速報値)は31・33%だったと発表した。全年代平均の投票率48・80%(確定値)より17・47ポイント低い。大型国政選挙で選挙権年齢が初めて十八歳に引き下げられた前回二〇一六年参院選に比べ、速報値で14・12ポイント、全数調査による確定値からは15・45ポイント下がった。政治参加を促す主権者教育の在り方が課題になりそうだ。 (大野暢子)


私が大学に入学した時代は、自分たちも選挙権を得て、大人の仲間に入ったという高揚感と責任感で、世の中の政治の矛盾に何かしなければならないという思いがあった。そのような思いは、大学紛争などに発展していった訳である。しかし、それが行き過ぎて、浅間山荘事件などのリンチ事件が引き起こされた。余りの悲惨さに学生運動は悪、怖いものとして、学生の政治への運動は影を潜めた。

最も多感で、まだ会社のしがらみもなく政治に敏感であるべき学生が全く音なしになってしまった。学生と言えば、政府(体制)批判が当たり前であったものが、今や20代、10代が安倍首相が大好きな世相になってきた。体制派の中に居ることが安心ということか。いじめ社会の中で目立たなく体制側に居た方が安心ということに似ている。

香港では、政府に対して批判を主導しているのは学生や若い人たちである。韓国も政府批判は学生が多い。日本はまるで飼いなされた犬のようにおとなしい。これは、政府がやることは正しいということを認めることだ。もしくは、何か投票しても、自分の1票で世の中は変わらないと思っているのかもしれない。ただ、これからの時代、非正規社員が40%を越え、さらに外国から低賃金で働く労働者が入って来て、非正規社員はもっと増えることは容易に想像出来る。明日は我が身であるはずである。昨今の無差別殺人の所業は、非正規労働者で社会からはみ出して人生に絶望して、社会への恨みを解消するために人を巻き込んで清算しようとした結果と思っている。

こんな世相の中で、このブログで多く取り上げ紹介しているのは、山本太郎が立ち上げた「れいわ新選組」である。既存の野党政党が話している政策を、さらに進めて弱者に視点を置いた政策を主張している。一見、粗削りで破天荒な政策に見えるが山本氏はそれぞれの根拠をしっかり述べている。れいわの政策は、共産党の主張とかなり被る。消費税を上げるぐらいなら、法人税として大企業から、所得税として富める国民から取れという。大企業は空前の利益を上げているというが、末端の中小企業、非正規労働者には全く実感はない。

以下の朝日新聞にれいわが何故、あれほど熱狂的な盛り上がった理由が書かれている。
「さんざん踏みつけられ、もう死にたいと思いながらも、最後のチャンスはないかと思ったときに参院選があった。だから託してくれたんでしょ?」
当選順位に重度障碍者を自分の順位よりも前に置き、自分は3位に置くことは、パフォーマンスだと批判する人が居るかもしれないが、自分が山本氏の立場なら絶対に出来ないと断言出来る。ツイートを見ると、れいわを支援する人に政治に全く関心の無かった若い女の子が随分記事をツイートしている。そんなツイートを見ると嬉しくなる。新しい時代の政治は、全く興味が無かった人たちが、自分の体験と照らして何か思うことがあり、政治を良くする方向に参加することが本当に大事と思っている。その人数が多くなれば、政治は変えられる。若い人大歓迎なのだ。


うねる「れいわ」、ぶれない代表 永田町の論理変えるか
https://www.asahi.com/articles/ASM7Q5D0ZM7QUTFK011.html?iref=comtop_8_03
2019年7月24日
取材考記 政治部・河合達郎
 このうねりは何だろう。20日夜の東京・新宿。4月に立ち上がったばかり、法的に「政党」とさえ認められていない政治団体「れいわ新選組」による参院選最後の訴えを取材し、その熱量に驚いた。
 「さんざん踏みつけられ、もう死にたいと思いながらも、最後のチャンスはないかと思ったときに参院選があった。だから託してくれたんでしょ?」
 山本太郎代表が言葉を投げかけるたび、詰めかけた聴衆は熱烈な拍手で応える。ステージに仕立てた大型トラックの荷台の前は身動きが取れないほどごった返し、約50メートル先のデッキですら何層もの人垣ができた。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/578.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 読売新聞よ、嘘か、誤報か。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2019/07/blog-post_90.html
7月 24, 2019 日々雑感(My impressions daily)

<トランプ米大統領は19日、日本による韓国に対する輸出管理厳格化を巡り、韓国の文大統領から事態打開への協力を依頼されたことを明かし、仲介に意欲を示した。ホワイトハウスで記者団に語った。

トランプ氏は「文大統領が私に関与できないかどうかを尋ねてきた。(日韓で)主に貿易に関し、今多くの摩擦が起きており、日本は韓国がほしい物を持っているということだった。文大統領は好きだし、安倍首相はとても特別な男だ。もし私を必要とするのなら、関与する」と意欲を示した。

 ただ、トランプ氏は文氏に対し、「私はどれだけ多くのことに関与しなければならないのか。北朝鮮問題にも関わり、あなたを助けている」と不満を伝えたとも指摘した。その上で、「願わくは日韓で解決してほしい。しかし、間違いなく緊張は高まっている」と話した。

 これに関連し、韓国大統領府は20日、文氏が先月30日にソウルでトランプ氏と会談した際、「最近の日韓の対立に関心を寄せてほしい」と述べていたことを明らかにした。大統領府は、対立解消のため、「外交的努力の一環として言及した」と説明した>(以上「読売新聞」より引用)


 上記引用記事は7月20日の読売新聞のものだ。このブログで「嘘は大概にしろ」で韓国マスメディアを批判したが、日本のマスメディアまでもトランプ氏が「韓国の文大統領から事態打開への協力を依頼されたことを明かし、仲介に意欲を示した」と大嘘を書いていた。

 彼らのワシントン特派員は英語に堪能な記者ではないのか。それとも派遣した記者がトランプ氏が話した言葉のニュアンスの真実を打電しないで、記者の意図した記事を本社へ送ったのだろうか。

 いすぜれにせよ、7/20付けのワシントンから送られた読売新聞の記事は「誤り」だ。トランプ氏は文大統領にウンザリして「俺は嫌だネ」と両手を広げて見せた。介入する意思はトランプ氏に全くない、というのが真実だ。

 それをトランプ氏が「韓国の文大統領から事態打開への協力を依頼されたことを明かし、仲介に意欲を示した」と書くとは捏造そのものではないだろうか。

 もう一度トランプ会見の原文を引用しておく。

In fact, the President of Korea asked me if I could get involved. I said, “How many things do I have to get involved in?” I’m involved with North Korea ― on helping. You know, I’m involved in so many different things. 

仲介を頼んできた韓国の大統領に対し「いったいどれだけ私が仲介せねばならぬというのか? 北朝鮮でも仲介し、助けているというのに。そうだろ、私は実に様々のことに巻き込まれているのだ」

・So maybe if they would both want me to, I’ll be. It’s like I’m ― it’s like a full-time job getting involved between Japan and South Korea. 

日本は仲介を望んでいないので「双方が望むのなら」とは「仲介する気がない」との意思表示です。さらに「そんな時間はない」

 高校程度の英文読解力があれば日本国民の誰にだって解る文章だ。難解な用語や特別な言い回しもない。それを読売新聞のワシントン特派員は「トランプ氏は介入の意欲を示した」と打電して来るとは驚く。

 国民はマスメディアを頭から信用してはならない。彼らは意図して記事を「捏造」する。そしてプロパガンダを流して国民を洗脳する。今回の参議院選挙でも、消費増税に賛成のバカな国民が過半数いた。いや馬鹿なのではなく、マスメディアによって「日本は借金大国」だから国民は増税に応じて「借金を返済せよ」というプロパガンダを信じているのだろう。

 国債発行残は日銀の累計残高を示しているだけで、日本政府として連結決算すれば日銀は政府の子会社だから日銀の国債保有と政府国債発行残高は相殺されて、すでに日本は国債を400兆円以上と、かなり償還していることになっている。

 しかも国債費(国債につける金利)の大半は日銀に入り、それは日銀余剰金として政府に還流する。そうした仕組みまで丁寧に解説している評論家は殆どいない。なぜ正確な論評を行う経済評論家がマスメディアに登場しないで、財務省が発信した「借金大国日本」というプロパガンダばかりマスメディアは国民に垂れ流すのだろうか。

 マスメディアは往々にして嘘を吐く。それを国民は見抜かなければならない。政府もまた嘘を吐く。安倍氏は毎日のように嘘を吐く。国民はその嘘に騙され、結果として日本を衰亡させている。

 読売新聞はなぜ日韓関係で「トランプ氏が仲介する」と嘘を吐いたのだろうか。嘘を吐かなければならない動機があるとすれば、それは何だろうか。それとも読売新聞の記者の英語読解力が高校生以下ということなのだろうか。



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/579.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 自公とも3回続けて得票減 安倍首相「年末解散」はあるのか(日刊ゲンダイ)
 


自公とも3回続けて得票減 安倍首相「年末解散」はあるのか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/258950
2019/07/24 日刊ゲンダイ


選挙区は2割の得票で5割の議席(C)日刊ゲンダイ

 年末解散か――。参院選が終わったばかりの永田町で年末解散説が広がっている。

 この秋は、195カ国の代表を招いて開かれる「即位の礼」や、「大嘗祭」など皇位継承に伴う皇室行事が予定され、安倍首相の露出が増える。「祝賀ムード」が続くうちに解散に打って出るのではないか、と臆測が飛んでいるのだ。

「安倍首相が年末選挙を考えていてもおかしくありません。10月から消費税が引き上げられ、景気は実感として冷え込んでいても、それを示す経済指標は年末にはまだ出ていないし、年内なられいわ新選組を含めた野党共闘も準備が整っていません。逆に来年になると東京五輪が控えているので動きづらい。年末解散の可能性は十分あります」(官邸担当記者)

 しかし、安倍首相は解散に踏み切れるのかどうか。二の足を踏むのではないか、という観測が流れている。参院選で自公は改選過半数の63を上回る71議席を獲得し、「与党勝利」とされているが、自、公とも得票数を大幅に減らしているからだ。

 3年前の参院選で自民が比例で獲得したのは2011万票だったが、今回は1771万票と240万票も減らしている。堅固な集票組織を持つ公明も100万票減の653万票だった。17年衆院選も含めれば、自、公とも、3回連続で得票を減らしている。組織が弱体化しているのは明らかだ。

 一方、野党は踏ん張っている。今回の立憲民主の791万票と、国民民主の348万票の合計は、1139万票で、前回、民進党が取った1175万票とさほど変わらない。共産は150万票減らしたが、他方、れいわ新選組が228万票を獲得。議席を得た野党トータルの得票数では、2552万票から2510万票とほぼ横ばいなのだ。今回、投票率が前回比5・90ポイント減の48・80%だったのに、野党は得票数をキープしているのである。

 選挙区でも自民が大きな支持を得たわけではない。今回、自民は74議席中、38議席を獲得したが、全有権者に占める得票割合(絶対得票率)はわずか18・9%に過ぎない。2割の得票で5割超もの議席を得ているのだ。

「野党が敗北したのは、選挙協力が中途半端だったことも要因です。32ある1人区こそ一本化して10勝しましたが、複数区はバラバラに戦ったために取りこぼしもあった。野党が共闘していれば、北海道、東京、大阪、兵庫で自民でなく野党が最下位当選できたはずです」(政治評論家・山口朝雄氏)

 自公の得票数がジリ貧の中、安倍首相は年末解散に踏み切れるのか。











http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/580.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 自民、1人区「10敗」の波紋 首相・菅氏 足蹴なく応援 軒並み苦杯(朝日新聞)

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自民「1人区」10敗 安倍・菅氏がテコ入れしたのに
https://digital.asahi.com/articles/ASM7Q540GM7QUTFK00K.html
2019年7月23日07時00分 朝日新聞 ※投稿タイトルは紙面による


安倍晋三首相(左端)の記者会見に出席する、自民党の(右から)甘利明選対委員長、岸田文雄政調会長、加藤勝信総務会長、二階俊博幹事長=2019年7月22日午後2時25分、東京・永田町の党本部、岩下毅撮影


首相と官房長官が公示後応援に入った1人区の勝敗

 参院選で与野党が総力を挙げた全国に32ある改選数1の「1人区」で、安倍晋三首相と菅義偉官房長官がテコ入れを図った選挙区では自民党候補が軒並み苦杯をなめた。岸田文雄政調会長率いる岸田派現職も計4人が落選。「ポスト安倍」候補としての先行きに暗雲が忍び寄る結果となった。

 首相は22日午後、自民党本部で開いた記者会見で胸を張った。

 「衆院も合わせれば(自民党総裁に返り咲いた2012年以来)6回連続、国政選挙で国民の皆さまから強い支持を頂くことができました」

 確かに与党は改選議席の過半数を確保したが、首相周辺からは「素直に喜べる感じではない」との声が漏れる。自民党内で「5敗程度」との予測もあった1人区で、前回参院選の11敗と同程度の10敗を喫したためだ。小選挙区制の衆院選でも野党が候補者を一本化すれば、激戦は必至。自民党内からも苦戦した東北を念頭に、「構造的な問題がないのか検証したほうがいい」との指摘が出ている。

 とくに首相と菅氏は今回、「選挙の顔」として、そろって官邸を「不在」にしてまで1人区を重点的に歩いた。首相は演説で「『自民党を倒す』ということだけで統一している。でも倒れた後に何をするか決まっていない」などと野党統一候補を批判し続けた。

 選挙戦残り1週間を切った15日夜には、自民党本部で党幹部と協議。「首相が行って勝てる可能性があるところに行く」(首相周辺)として、翌16日以降は、接戦とみなした新潟、山形、宮城、三重、滋賀、青森、岩手、秋田の8選挙区に再び入った。「現在まだ残念ながら2位」「野党統一候補に絶対に負けるわけにはいかない」などと声をからした。

 菅氏も新潟、山形、宮城、岩手、秋田の5選挙区に複数回入った。出身県で、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」配備計画が争点となった秋田選挙区には、最終日の20日、時間帯をかえて、首相と菅氏がそろって入った。だが、結果は2万票以上の差で自民現職が敗北した。

 両氏のどちらかが入った13の1人区の結果は、4勝9敗。うち、首相が2度も足を踏み入れた8選挙区は2勝6敗だった。菅氏は22日の記者会見で、1人区での敗北について問われると、「僅差(きんさ)の選挙区があったが、個々の選挙区の結果についてコメントは控えたい」と述べるにとどめた。

岸田派現職、4人落選 他派閥「首相の目もなくなるのでは」

 22日午前の自民党本部。岸田文雄政調会長のもとに、参院秋田選挙区選出で、今回は非改選の石井浩郎氏が歩み寄った。頭を下げる石井氏に、岸田氏は「申し訳ありませんでした。引き続き頑張りましょう」と応じた。

 秋田選挙区で敗れたのは、岸田派に所属する現職中泉松司氏。同様に、1人区の山形と滋賀の各選挙区でも岸田派の現職議員が敗れた。接戦が伝えられていたこの3選挙区には、岸田氏自らが号令をかけ、派閥議員や秘書を連日投入して支持を訴えたが、及ばなかった。

 自民党の派閥は、資金や人員などで所属議員をバックアップし、その消長は党内での存在感を左右する。特に、「ポスト安倍」候補に名前の挙がる岸田氏にとっては、自らの足場を固める重要な参院選だっただけに、他派閥の議員からは「これで岸田さんは厳しい。首相の目もなくなるのではないか」「『選挙の顔』として期待できないという評価になる」との声が相次ぐ。

 岸田氏の立場を苦しくしているのは、地元の広島選挙区(改選数2)で、岸田派最高顧問の溝手顕正氏の6選がかなわなかったことが大きい。同選挙区には、溝手氏に加え、官邸主導で新顔の河井案里氏が立候補。岸田氏が溝手氏を、首相や菅氏は河井氏を応援する構図となった。

 首相が広島入りすると、岸田氏も河井氏の街頭演説に初めて参加。首相は演説で岸田氏を「ポスト安倍」に持ち上げる一方、注文をつけるかのように「広島の力を発信するためには、2人を当選させなければならない」と訴えた。

 選挙戦終盤には、岸田氏側近の小野寺五典・前防衛相が「溝手さんに万が一のことがあれば、『岸田総理大丈夫か』と見られる」と発破をかけたが、野党系候補、河井氏の順で2議席が確定した。

 岸田氏は21日夜に出演したテレビ東京の番組で、「改選数2で2人の自民党候補を通す難しい戦いだなというのをずっと感じてきた。今もそれを痛感している」と語るのみだった。(豊岡亮)

     ◇

参院選で落選した自民現職

平野達男  岩手 二階派

愛知治郎  宮城 無派閥

中泉松司  秋田 岸田派

大沼瑞穂  山形 岸田派

塚田一郎  新潟 麻生派

二之湯武史 滋賀 岸田派

溝手顕正  広島 岸田派

礒崎陽輔  大分 細田派

木村義雄  比例 石原派

丸山和也  比例 無派閥

※敬称略

























http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/581.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 躍進したれいわ・N国、前回から失速の安楽死制度会 「諸派」の明暗分けた理由は……/msnニュース〜うねる「れいわ」、ぶれない代表 永田町の論理変えるか/朝日デジ
・躍進したれいわ・N国、前回から失速の安楽死制度会 「諸派」の明暗分けた理由は……/msnニュース
withnews
2019/07/24 07:01
http://www.msn.com/ja-jp/news/senkyo/%e8%ba%8d%e9%80%b2%e3%81%97%e3%81%9f%e3%82%8c%e3%81%84%e3%82%8f%e3%83%bbn%e5%9b%bd%e3%80%81%e5%89%8d%e5%9b%9e%e3%81%8b%e3%82%89%e5%a4%b1%e9%80%9f%e3%81%ae%e5%ae%89%e6%a5%bd%e6%ad%bb%e5%88%b6%e5%ba%a6%e4%bc%9a-%e3%80%8c%e8%ab%b8%e6%b4%be%e3%80%8d%e3%81%ae%e6%98%8e%e6%9a%97%e5%88%86%e3%81%91%e3%81%9f%e7%90%86%e7%94%b1%e3%81%af%e2%80%a6%e2%80%a6/ar-AAELRQX?ocid=iehp

「自公 改選過半数」「改憲勢力2/3は届かず」といった見出しで勝敗のわかりにくかった今回の参院選。目立ったのが、「政党」と法的には認められていない政治団体「れいわ新選組」や、国会議員がいない「諸派」といったチャレンジャーの議席獲得でした。その得票から戦いぶりを振り返ります。(朝日新聞編集委員・藤田直央)

山本太郎氏、個人で99万票
「諸派」が主要政党に挑んだ、全国が一つの選挙区にあたる参院選比例区(改選数50)。政党名でも、政党に属する個人名でも投票でき、「1議席100万票」が目安と言われます。

4月にできたばかりのれいわ新選組(れいわ)は比例区に9人、東京選挙区に1人を擁立。比例区で得票率4.55%の228万票を集め、2人を当選させました。山本太郎代表の個人名での得票がうち99万票。今回の比例区候補ではダントツで、過去の参院選でも異例の多さです。

「既成政党にガチンコで戦いを挑む」とプロレスのMCのように他候補を紹介したり、「投票に行かない40%の人々が力を合わせれば、国は、社会は、変えられます」と政見放送でスーツ姿でカメラを見すえて訴えたり。俳優もこなすアピール力が全開でした。

しかし山本代表は落選。それは、今回の参院選から始まった制度で、比例区で各党が当選を優先させる候補を指定できる「特定枠」を使い、自分とは別の2人をまず当選させたからです。

その2人は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)という難病で全身麻痺になった舩後靖彦さんと、赤ちゃんの頃の事故で重度障害のある木村英子さん。様々な社会問題の「当事者」が連携して訴え、「当事者」を国会に送り込むというれいわの訴えを体現しました。

また、れいわは直近の国政選挙で得票率2%以上という「政党要件」をクリアし、次の衆院選では様々な面で他の主要政党なみに扱われることになります。国民1人年250円にあたる政党交付金が議席数などに応じて配分されたり、比例区への立候補や選挙区での政見放送などでハードルが下がったり……。

れいわを朝日新聞は今回の参院選ですでに主要政党として報じましたが、党名を示さない「諸派」としたメディアもあり、こうした扱いからも抜けだせるでしょう。落選してもれいわを率いる山本代表を引き続き報道で見かけることになりそうです。

れいわは今回の参院選比例区で政党名でも122万票をとり、知名度を上げました。投開票日の翌日未明の記者会見で、山本代表は「衆院選で大きく議席を取りにいく準備をする必要がある。もう始まってます、衆院選は」と語りました。

「結党6年」N国も初議席
NHKから国民を守る党(N国)は参院選比例区で1人、立花孝志代表が当選し、「結党6年」で国会に初めて議席を得ました。得票率1.97%で98万票を獲得し、うち政党名で8割超の84万票を得ました。党名の浸透という目標は果たせたと言えそうです。

政党要件を満たさない団体が参院選で比例区に出る場合は、比例区と都道府県別の選挙区で合わせて候補が10人以上必要です。立候補には供託金が必要なこともあり、今回ほかの「諸派」の候補は10~12人だったのに対し、N国は比例区に4人、選挙区に37人も擁立しました。

この候補者らが政見放送を中心に風変わりな訴え方をしました。「NHKをぶっ壊す」とひたすら繰り返したり、ずっと無言で通したり。私が見たいくつかの政見放送では政策の深みは伝わってきませんでしたが、ユーチューブなどSNSで「やばい!」と騒がれ拡散したことがN国の知名度を上げたようです。

その結果、れいわ同様に得票率2%という政党要件も満たしました。上記の通り比例区では及ばなかったのですが、選挙区では各地で37人のN国候補が積み上げた得票の合計が全国で3%になったのです。

N国の台頭には布石がありました。地方選挙です。立花代表は2015年に千葉県船橋市議に初当選。住民の出入りが激しく投票率が低い大都市圏のベッドタウンなどの自治体を中心に候補を立てる作戦で徐々に地方議員を増やしました。

今年4月の統一地方選で所属の地方議員は39人に拡大。ワンイシュー(単一争点)に絞り、今回の参院選での全国展開につなげました。

立花代表は1議席確定を受けた記者会見で勝利宣言をしつつ、「来た人を全部公認した。ここまでは目立たないといけなかった」と説明。「次の目的は衆院選。N国がらっと変わったなという候補をしっかり選び、(地域ごとの比例区)11ブロックに11人出したい」と述べ、無所属の丸山穂高衆院議員と連携したいという考えも示しました。

一過性で終わらないために
N国と同じワンイシュー型の「諸派」ながら、安楽死制度を考える会(安楽死)は今回の参院選で振るいませんでした。比例区に佐野秀光代表1人、選挙区に9人を擁立して全員落選。比例区では得票率0.54%の23万票にとどまりました。

実は佐野代表は、3年前の前回参院選比例区で議席ゼロながら64万票を集めた「支持政党なし」の代表。今回は「原点に戻った」とし、「今までの政治家がタブー視していた安楽死制度を国会で議論させてほしい」と訴えました。政見放送はふつうで、票は伸びませんでした。

私の住む千葉選挙区の例がわかりやすいかもしれません。

改選数3で6人が立候補した中には、安楽死とN国の候補もいました。安楽死の候補は元船橋市議で、ポスターは候補でなく党名を強調したものでしたが掲示板に貼られ、政見放送は淡々としていました。N国の候補はユーチューバーで、掲示板にポスターはなく、朝日新聞から全候補への政策アンケートに一人だけ期限までに回答せず、政見放送では「N国に絶対に投票しないでください」と語りました。

ともに主要政党の候補らに大きく離され落選でした。それでもN国の候補は約9万票で、最下位の安楽死の候補の倍以上でした。

報道機関が主要政党のようには取り上げず、おカネの面でも不利な「諸派」にとって、参院選比例区で議席をうかがうほどの票を得るにはどうすればいいか。今回のれいわ、N国、安楽死、前回の「支持政党なし」を見ると、党首の突破力なり、政見放送での演出なり、おや?という党名なりで、SNSを通じて無党派層に刺さるインパクトが必要と言えそうです。

ただ、主要政党もSNSでのアピールに今後力を入れるでしょう。そもそも「風」で得た議席は、次の選挙で試練にさらされるのです。

れいわ、N国とも、もう次の衆院選を気にしています。ただ、今回の参院選で議席を得た両党がこれから問われるのは、国会の外で「風」を起こすことよりも、国会での活動を通じ国政政党として成長していく姿を有権者に示せるかどうかでしょう。


・うねる「れいわ」、ぶれない代表 永田町の論理変えるか/朝日デジ
政治部・河合達郎 2019年7月24日14時35分
https://www.asahi.com/articles/ASM7Q5D0ZM7QUTFK011.html?iref=comtop_8_05

取材考記 政治部・河合達郎

 このうねりは何だろう。20日夜の東京・新宿。4月に立ち上がったばかり、法的に「政党」とさえ認められていない政治団体「れいわ新選組」による参院選最後の訴えを取材し、その熱量に驚いた。

 「さんざん踏みつけられ、もう死にたいと思いながらも、最後のチャンスはないかと思ったときに参院選があった。だから託してくれたんでしょ?」

 山本太郎代表が言葉を投げかけるたび、詰めかけた聴衆は熱烈な拍手で応える。ステージに仕立てた大型トラックの荷台の前は身動きが取れないほどごった返し、約50メートル先のデッキですら何層もの人垣ができた。

 山本氏の街頭演説を初めて取材したのは昨年9月。東京選挙区を地盤とするはずなのに、なぜか、埼玉県朝霞市の駅前にいた。

 いまとなっては、それが新党立…
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/582.html

記事 [政治・選挙・NHK263] れいわ躍進に野党3党ラブコール 立憲も方向転換で結集加速(日刊ゲンダイ)
 


 


れいわ躍進に野党3党ラブコール 立憲も方向転換で結集加速
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/258951
2019/07/24 日刊ゲンダイ


山本太郎代表(央)の「れいわ新選組」躍進で立憲・枝野代表(右)も方針百八十度転換(左は国民民主の玉木代表と日本共産党の志位委員長=下)/(C)日刊ゲンダイ

 選挙協力が中途半端に終わったために、結局、32ある参院1人区は、野党陣営の“10勝22敗”に終わった。安倍自民党は、野党共闘が進まないように、“改憲論議”を利用して立憲民主と国民民主を“分断”するつもりだ。


 しかし、山本太郎代表が率いる「れいわ新選組」が参院選で躍進したことで、野党結集が一気に進む可能性が高まっている。自民党も「野党の大同団結が進みかねない」と警戒している。

 自民党議員を警戒させているのは、野党3党が一斉に「れいわ新選組」にラブコールを送っていることだ。立憲民主の枝野代表は「連携できればありがたい」と共闘を呼びかけ、国民民主の玉木代表(写真円内)も「率直に意見交換したい」と語り、共産の志位委員長も「協力していきたい」と発言している。

■「衆院選に100人規模の擁立目指す」

 野党3党が揃いも揃って、共闘を呼び掛けているのは、この先「れいわ新選組」が、野党再編の台風の目になると考えているからだ。たんに2議席を獲得しただけでなく、有権者を引きつける圧倒的なパワーがあると思い知らされた。実際、結党わずか3カ月で寄付金を4億円も集められる政治家は、山本太郎代表ぐらいだろう。

 山本代表本人も「野党と手を組まなければ政権交代までいけない。力を合わせるところは合わせていく必要がある」と、野党結集を推し進めるつもりだ。

「次の衆院選で100人規模の擁立を目指す」とも宣言している。

 野党結集が加速するとみられているのは、「れいわ新選組」が躍進したことで、これまで野党合流を拒否していた枝野立憲が、方針を百八十度変える可能性があるからだ。

「これまで野党共闘が進まなかった原因は、すべて枝野立憲にあります。どんなに他の野党が合流を呼びかけても拒否してきた。理由は、枝野代表が“お山の大将”でいたいからでしょう。野党が結集すると、先輩議員や自分より能力の高い議員と一緒にやることになり、威張れなくなる。だから拒否していた、としか考えられない。国民民主党が消滅するのを待っていたのでしょう。でも、れいわ新選組が誕生したことで、このままでは立憲民主を抜きに野党再編が進みかねなくなってきた。もし、立憲民主党を仲間外れにして野党再編が進んだら、ただでさえ、れいわ新選組に人気を奪われて影が薄くなっているのに、ますます存在感が小さくなってしまう。その事態を避けるために、立憲民主が野党結集に舵を切ってもおかしくない。そうなれば、大同団結は一気に進むはずです」(野党関係者)

 れいわ新選組との共闘は、野党各党もハードルが低いという。

「山本太郎代表の特徴は、ほかの野党議員と違って、野党仲間に対する怨念がないことです。野党再編が進まないのは、“あいつは嫌いだ”“あいつとは一緒にやりたくない”と、議員同士がくだらない私怨にこだわっているからです。でも、山本代表にはそうした私怨がない。この参院選も、立憲の候補も、共産の候補も、国民系の候補も、分け隔てなく、選挙応援に入っている。それと、山本代表のもうひとつの特徴は、イデオロギーで政策を語るのではなく、庶民生活から政策を語っていることです。だから、アレルギーも少ないはずです」(政治評論家・本澤二郎氏)

 野党結集を潰すために、これから安倍自民党とNHKを筆頭とする大手メディアの“山本潰し”がはじまりそうだ。










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れいわ旋風 野党ラブコール 「捨て身」山本氏落選でも「前進」(朝日新聞)
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/551.html




http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/583.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 「1time 50000Yen」自民党・石崎徹衆院議員に“外国人女性買春疑惑”
「1time 50000Yen」自民党・石崎徹衆院議員に“外国人女性買春疑惑”
「週刊文春」編集部
2019/07/24 16:00
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%80%8c1time-50000yen%e3%80%8d%e8%87%aa%e6%b0%91%e5%85%9a%e3%83%bb%e7%9f%b3%e5%b4%8e%e5%be%b9%e8%a1%86%e9%99%a2%e8%ad%b0%e5%93%a1%e3%81%ab%e2%80%9c%e5%a4%96%e5%9b%bd%e4%ba%ba%e5%a5%b3%e6%80%a7%e8%b2%b7%e6%98%a5%e7%96%91%e6%83%91%e2%80%9d/ar-AAEMPJP?ocid=iehp#page=2

秘書への暴行、傷害の疑いで新潟県警が捜査中の自民党・石崎徹衆院議員(35)が外国人女性に具体的な金額を提示し、「買春」を持ちかけていたことが「週刊文春」の取材で分かった。


自民党も石崎氏の処分を検討中 ©共同通信社© 文春オンライン 自民党も石崎氏の処分を検討中 ©共同通信社
「週刊文春」が入手した、石崎氏と外国人女性のLINEのやり取りによれば、今年4月30日、石崎氏が〈1time 50000Yen〉と持ちかけ、女性は〈You mean dinner and later go to hotel and sex?〉と尋ねている。

 そして、石崎氏が都内にあるホテルのバーを待ち合わせ場所に指定。〈after dinner, go to room.〉と再度打診し、〈100000 yen OK〉と値段を5万円上乗せして関係を迫っている。

「週刊文春」はこの女性に話を聞いた。女性は東欧出身の27歳。日本のインターナショナルスクールで美術教師として働く傍ら、ビジネスマンなどに英語を教えてきた。石崎氏はそんな彼女に再三、金額を提示し、性的関係を求めてきたという。女性は「週刊文春」の取材にこう語った。

「私はあくまでレッスン中のつもりなのに、石崎氏は手を握ったり足を触ってきた。私は凄く恥ずかしく、腹立たしい思いをしました。彼は国会での話や日本の女性の地位向上が必要だといった仕事に関する話もしていました。なのに娼婦のように扱われ、許せない気持ちでした」

 こうした事実について、石崎氏に確認を求めたが、回答はなかった。暴行に続いて、「買春疑惑」が浮上したことで、石崎氏の国会議員としての資質を問う声が高まりそうだ。

 7月25日(木)発売の「週刊文春」では、この女性のさらに詳しい証言や、新潟県警に被害届を出した秘書が初めてメディアの直撃取材に思いを吐露した様子も詳報している。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年8月1日号)

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/584.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 露見した吉本興業三大疑惑で進退問題焦点に(植草一秀の『知られざる真実』)
露見した吉本興業三大疑惑で進退問題焦点に
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2019/07/post-8c0d13.html
2019年7月24日 植草一秀の『知られざる真実』


日本財政最大の問題は、利権財政支出が巨大であることだ。

一般会計、特別会計を合わせた国の財政支出が投融資を除いて約230兆円ある。

そのうち、90兆円は国債費、90兆円は社会保障支出だ。

社会保障支出の財源の3分の1が国費で残りの大半は保険料収入である。

年金、公的医療保険、介護保険の保険料収入だ。

国債費、社会保障関係支出を除いた約50兆円が国の政策支出だ。

そのうち、約20兆円は地方交付税交付金として地方自治体に配分される。

この50兆円の政府支出に無限の利権支出が含まれている。

財政改革とは、無駄な利権支出を切ることである。

このことを、拙著『25%の人が政治を私物化する国』(詩想社新書)
https://amzn.to/2WUhbEK

に記述した。

吉本興業の企業としてのあり方が問題になっている。

発端は、吉本興業所属タレントが反社会勢力のイベントに参加してギャラを受領したことである。

問題が発覚した時点で、当該タレントがギャラの受領を否定し、その後に肯定したことで問題が大きくなった。

しかし、当該タレントは7月20日に記者会見して、当初、虚偽を述べたことを謝罪するとともに、問題発覚後、早期に事実を明らかにして謝罪する会見を開催することを吉本興業に強く求めたが、吉本興業によって抑止された事実を明らかにした。

当初、虚偽の説明をしたことは正しくないが、その後に事実関係を明らかにし、謝罪したことで、この件に関する疑惑は相当程度解消した。

残される問題は、当該タレントと反社会的勢力との関わりが実際になかったのかどうかの検証である。

仮に、タレントが述べたことが事実で、当該タレントと反社会勢力との関わりがなかったのであれば、この問題に対する対応は変わらざるを得ない。

他方で、この問題との関連で新たな重大問題が表面化した。

それは、吉本興業という企業の問題である。

重大な問題が三つある。

第一は、吉本興業の経営最高幹部によるパワハラ行為が存在したとの疑惑である。

第二は、吉本興業の雇用契約のあり方に関する問題である。

第三は、本問題の発端となった反社会勢力との関わりに関して、吉本興業自体が反社会勢力との関わりを有していた疑いが浮上したことだ。

本ブログ、メルマガで、この問題を取り上げるのは、吉本興業が単なる一民間企業ではなく、在京、在阪キー局を持つ大手メディア企業の関連会社であり、また、国が巨額の財政資金を投じている事実があるからだ。

吉本興業が上場廃止する際、在京、在阪キー局を持つ大手メディア企業、ヤフー、ソフトバンクグループなどが吉本興業の株主=所有者になった。

したがって、吉本興業は大手メディア企業の関連会社になっている。

これらの大手メディア企業はすべて上場企業であり、上場企業として、関連会社のガバナンス体制、ならびにコンプライアンス体制について、責任を負っている。

その吉本興業が上記の三つの重大問題を抱えているとすれば、その問題をあいまいに処理することは許されない。

また、大規模な国民資金が投入されることに関して、その是非が徹底的に論議される必要がある。

当該タレントの記者会見において、問題となったイベントへの参加を応諾した際、ギャラが高額であることに関して、

「亮くんに話を聞いて認識したんですけど。50万、100万だと。そこで亮くんが「大丈夫かと。そんな大金払えるとこは」と入江くんに聞いたみたいで。その時に入江くんが、「僕がやる吉本の会社を通したイベントに付いてくれているスポンサーなんで、そこは安心です」と。そこで亮くんは、「じゃあ大丈夫か」と」

と述べた。

発言に示されたイベントは2014年5月31日に開催されたもので、主催者は問題のフロント企業「CARISERA」ではなかったが、「CARISERA」はこのイベントのスポンサーになっていた。

したがって、上記の記者会見での説明は事実と大きく相違していない。

吉本興業はこのイベントにタレントを派遣しているが、コンプライアンス上のチェックというのは、タレントを派遣するイベントに反社勢力の資金が入っているかどうかを調べることが基本となる。

タレントの側においてはイベントの性格を十分に調査することが難しいと推察され、上記のような説明を受けてイベント参加を決定したのであれば、その決定の落ち度は相当程度減殺されることになる。

第二の下請け契約の問題については、弁護士の郷原信郎氏が詳細な問題指摘をされているので、郷原氏の論考を参照賜りたい。

https://bit.ly/2GprGu7

ヤフーニュースサイトを見ると、吉本興業の大崎会長、岡本社長ならびに両者と極めて近い関係にある松本人志氏を擁護する記事が極めて目立つ。

ヤフーは吉本興業出資企業であり、利害関係企業である。

このことを明かさずに、ニュースサイトを編成していることに強い疑義が生じる。

上記「CARISERA」については、フジサンケイグループの企業がネット上で社長インタビューを掲載していた。

https://bit.ly/32R1fr8

当該タレントは記者会見で、

「飲んでいるときに、雑誌の名前は言えないですけど「某ビジネス雑誌にも登場している」と聞いていたので、大丈夫かなとなったんだと思います。」

と述べている。

当初に嘘をついたことは問題だが、イベントに参加した経緯自体の非を問うことは難しいのではないか。

局面は完全に転換した。

社長、会長の進退問題を軸に吉本興業の経営体制をどう刷新するのか、また、国民資金の吉本興業への投入是非が論じられなければならない。


関連記事
「吉本興業と芸人の取引」は下請法違反〜テレビ局、政府はコンプラ違反企業と取引を継続するのか(郷原信郎が斬る)
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/575.html




http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/585.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 安倍・菅が選挙区入って応援したのに1人区10敗、これで信任を得たと威張れるオツム(笑)(まるこ姫の独り言)
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2019/07/post-997b52.html
2019.07.24


ここまで自分たちに都合のよい解釈をする総理・副総理は見たことない。

安倍首相は安倍首相で、今度の選挙で「憲法改正へ向けて議論を行うよう国民の審判を得た」と言うし、麻生副総理は副総理で、「消費税増税は信任を得た」と言うし。

自民党の票は9議席も10議席も減らしてようやく相棒の公明党がいる事で過半数を上回っただけの政党が良く言うわ。

3大極悪人の安倍・菅が選挙区入って応援したのに、なんと1人区は10敗だ。

それでも国民から信任を得た?はあだ。

自民「1人区」10敗 安倍・菅氏がテコ入れしたのに
          2019年7月23日07時00分  朝日新聞

>参院選で与野党が総力を挙げた全国に32ある改選数1の「1人区」で、安倍晋三首相と菅義偉官房長官がテコ入れを図った選挙区では自民党候補が軒並み苦杯をなめた。

>とくに首相と菅氏は今回、「選挙の顔」として、そろって官邸を「不在」にしてまで1人区を重点的に歩いた。首相は演説で「『自民党を倒す』ということだけで統一している。でも倒れた後に何をするか決まっていない」などと野党統一候補を批判し続けた。


安倍政権以前だったら、必ず官邸には総理・官房長官が揃って不在になることはなかったという。

何か重大事な局面になった時、政府の責任者がいる事は危機管理の面から言っても必要だとの認識だったのだろう。

が、安倍政権では平気で2人が揃って官邸を不在にすることは往々にしてある事から見て、今回も不在にしても平気だったという事だ。

そして今回の選挙は、それだけ必死だったのではないか。

それにしても
「民主党の枝野さん」は酷かったよな。。。

聞く人が聞いたら立憲民主党を貶めるためにわざと使った「https://tagnoheya.com/tag/font_color.html#民主党の枝野さん」発言だと、すぐわかる。

セコイと言うか、知性が無いというか。。。。

本当に頭の良い人だったら、わざわざ野党の党首を貶めて野党を支持した国民の反感を買うような発言はしないだろうし、もし間違えて「民主党の枝野さん」と言ったのだったら、次は絶対に間違わないように気を付けるだろう。

何回も「民主党の枝野さん」を連呼していた事から、これは持ちネタの一つだったのだろう。

なんとも寒いネタだ。

自民党の支持者なり動員だったら、せっかくのネタだし総理に恥をかかせてはいけないと何度も笑うかもしれないが、普通、わざと野党を貶めるための持ちネタを披露して貰っても、白けると思う。

東北地方が安倍信者ばかりならまだしも、イージスアショア配備計画が争点になった秋田などは、野党を貶めるネタで争点を隠しても有権者は食いつかない。

「当たらない」「問題ない」ですべての質問をシャットアウトしてしまう語彙の少ない菅官房長官と、「悪夢の民主党政権」「民主党の枝野さん」しか持ちネタの無い二人では、何べん選挙区に入っても有権者を納得させられないのではないか。

特に東北地方では。

一度、多くの人に山本太郎の演説を聞かせたいくらいだ。


安倍や菅とどれだけ違うか、どれだけ山本太郎の演説が人々の胸を打つか。。。。

投票率が50%を切りこれだけ低くても10敗。

投票率が上がったらトンデモナイ敗戦数になっただろう。

今までの悪行を見たら個人的にはよく10敗で済んだと思う。


自民党だけでは過半数も取れず、公明党のお陰でやっと過半数を超えたのに、信任を得た?

もうビックリする。。。

これだけ自分に都合のよい解釈をする、世襲3代目の総理・副総理の思考は頭はおかしいレベルだわ。。。



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/586.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 低投票率の裏に安倍政権、吉本、テレビの癒着と茶番(日刊ゲンダイ)
 


低投票率の裏に安倍政権、吉本、テレビの癒着と茶番
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/258956
2019/07/24 日刊ゲンダイ 文字起こし


実態は敗北!(安倍首相)/(C)日刊ゲンダイ

「終わったぁ〜」。5時間半に及ぶ質疑応答の後、取材記者からこんなため息交じりの声が漏れていた。22日行われた、闇営業問題を巡る所属芸人のゴタゴタを受けて報道陣の前に姿を現した吉本興業の岡本昭彦社長の会見。

 23日のテレビは朝から晩まで会見の様子を繰り返し報じ、さながら“祭り”状態だった。〈岡本社長、パワハラ発言を否定〉〈要領を得ず、かみ合わない質疑応答〉……。どの局も岡本社長の発言を細かく取り上げ、それについてコメンテーターがしたり顔で、あ〜だ、こ〜だと、感想を漏らす。

 フジテレビに至っては裏番組である日本テレビ「スッキリ」のMCを務める吉本所属「極楽とんぼ」の加藤浩次の発言を手書きしたフリップを掲げ、「加藤さんは、(今)こう言っている」などと“生中継”していたから、いくら何でもやり過ぎだろう。

 今回の問題は極論すれば、単なる一企業の人事、報酬、雇用形態の契約を巡る労働争議、内紛劇といっていい。双方ともに言い分があるのであれば、裁判の場で堂々と決着をつければいいし、他の労働争議と同様にテレビも淡々と伝えればいいだけだ。「国民の資産」である公共電波を使って朝から晩まで時間を割くほど、国民生活にとって深刻かつ不可欠なニュースなのかといえば、そんなことは全くない。

今のテレビ報道は中国、北朝鮮よりもひどい状況

 おかげで、少なくとも吉本内紛劇よりもよっぽど国民生活にとって重要である参院選挙の報道はすっかりかき消されてしまった。吉本芸人が投開票日前日に「辞める」と涙の会見を開き、投開票日翌日に社長が「処分を撤回する」と言って、これまた涙の会見を開き、それぞれの模様をテレビが生中継し、大々的に報道する。おそらく、「選挙報道に隠れて扱いはチョボチョボだろう」とタカをくくっていた吉本の芸人、社長自身がテレビの扱いに一番驚いているのではないか。

 吉本内紛劇が直撃したのが参院選だろう。総務省によると、参院選の投票率(選挙区)は48.80%で、1995年参院選の44.52%に次ぐ低さ。投票率が5割を切るのは戦後2回目で、テレビは「今年は統一地方選と参院選が重なる12年に1度の亥年選挙のため、選挙疲れが低投票率につながった可能性がある」などと解説していたが、そうじゃない。選挙期間中に各政党や候補の主張をマトモに取り上げも分析もせず、投開票日に撮りためておいた録画を洪水のように流すテレビが「盛り上がりに欠けた」と他人事のように言えるのか。選挙前に毎日30分でも1時間でも、投開票日のような報道をしていれば投票率は変わっていたに違いない。有権者の関心の低さばかりを強調し、自分たちの報道姿勢には何ら問題ナシと考えているのであれば全くフザケた話だ。元共同通信記者でジャーナリストの浅野健一氏はこう言う。

「自民党の萩生田幹事長代行は過去に民放各社に対して、選挙時期における報道内容に注文をつける文書を出し、高市衆院議院運営委員長も、総務大臣の時に『政治的公平性を欠く放送には電波停止を命じる可能性がある』と踏み込みましたが、テレビはこの『誤った公平中立』に縛られて選挙報道を自粛したのでしょう。その一方で、自民党のCMは大量に流していたから支離滅裂。もはやテレビは政権の一部機関と化している。中国や北朝鮮よりも酷い状況です」


ウソから始まった(闇営業に関する一連の騒動で謝罪会見をする宮迫博之=左、と田村亮)(C)日刊ゲンダイ

テレビは吉本芸人が抱えるカネと雇用問題を承知で大株主になった

「(岡本社長から)在京5社、在阪5社のテレビ局は吉本の株主だから大丈夫」――。吉本芸人が会見でこう明かしていたが、そもそもテレビは吉本の大株主であり、「客観的な第三者」とは言い切れない。ギャラ問題にしても、吉本芸人の取り分はスズメの涙もない、ピンハネされているのではないか、といった話はテレビで散々、報じられてきたし、芸人自身も一種のネタにしてきた。

 つまり、吉本芸人のカネや雇用形態を巡る問題は今に始まったことじゃない。むしろテレビはそれを承知の上で吉本の大株主となり、今や“視聴率が見込めるブランド”となった「吉本芸人」という「商品」を深夜番組などに積極的に起用して安くコキ使ってきたのだ。いわば吉本とテレビは一心同体。岡本社長の「株主だから大丈夫」という発言も、うがった見方をすれば「謝罪会見なんて開かなくてもテレビは仲間だから」と暗に示唆したとも受け取れる。

 そんな吉本とズブズブの関係にあるテレビが連日、パワハラ社長叩きに明け暮れているのだから笑止千万。そんなヒマがあったら、自民党の大量の選挙CMのカネは一体、どこから出たのか、あっと言う間に4億円ものカネを集めた「れいわ新選組」の山本太郎代表の演説は、どこが聴衆を引き付けたのか――を調査、解説した方が、公共電波の使い方としてずっと正しいだろう。元NHK政治部記者で評論家の川崎泰資氏がこう言う。

「NHKをはじめ民放は異常な吉本叩きを繰り返しているが、力とカネを持った政権に唯々諾々と従っているのは他ならぬテレビです。本来であれば参院選も選挙前から投開票日のようなキメ細かな報道をするべきだった。そうすれば結果は随分と変わったと思います。今のような状況だと選挙報道自体が見向きもされなくなるでしょう」

吉本の過剰報道は自民単独過半数割れの目隠し

「ファミリーなのに……」「疑似家族や仲間……」。会見で吉本芸人や岡本社長が度々、口にした言葉だが、社員を家族やきょうだい、仲間などという企業ほどロクなところはない。発言のウラには、総じて家族なんだからガタガタ言うな、というパワハラの意思が込められているケースが少なくないからだ。

 元検事の郷原信郎弁護士は23日付のブログで〈吉本では、芸人・タレントをテレビ等に出演させる際に、契約書を全く作成しないということなのであるから、下請法3条の発注書面交付義務違反となる可能性がある。(中略)このような違反に対しては刑事罰の適用が検討されることになるだろう〉と断じていた。

 要するに今の吉本の姿勢はヤクザ組織と変わらないワケで、問題なのは、そんな怪しい会社を側面支援しているのが安倍政権だということだ。安倍首相は4月、大阪市にある吉本のお笑い劇場「なんばグランド花月」の舞台に現役首相として初登壇したほか、吉本芸人と官邸で面会して写真撮影するなど「蜜月ぶり」をアピール。第2次安倍政権発足後の13年に設立され、政府が約586億円出資する官民ファンド「クールジャパン機構」は、吉本が参画した新会社が手掛ける「教育事業」へ最大100億円も出資するというからクラクラしてくる。

 消費増税や年金資金のバクチ投資など、国民生活を徹底的に破壊する安倍政権と、その国民愚弄政権の「パンとサーカス」政策に加担するテレビと吉本――。参院選の低投票率はこの「三位一体の構造的闇」によってもたらされたのも同然で、これでも民主主義国家と言えるのか。立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)がこう言う。

「今度の参院選で自民党にとって衝撃だったのは議席が単独過半数割れしたということ。つまり、消費増税を含め、選挙で訴えた政策に『NO』を突き付けられた証左であり、公明党にはこれまで以上に配慮せざるを得なくなった。テレビはそこをきちんと報じるべきなのに、ほとんど取り上げていない。吉本問題を淡々と報じず、過剰に大騒ぎしているのも、安倍自民党に対する批判をそらすために忖度報道していると受け取られても仕方ないでしょう」

 いよいよこの国が壊れる景色が近づいてきた。













 



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/587.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 山本太郎「れいわ新選組」から当選した2人をネトウヨが差別攻撃!「重度障害者に国会議員が務まるのか」「介助に税金使うな」(リテラ)
山本太郎「れいわ新選組」から当選した2人をネトウヨが差別攻撃!「重度障害者に国会議員が務まるのか」「介助に税金使うな」
https://lite-ra.com/2019/07/post-4862.html
2019.07.24 山本太郎・れいわ新選組の当選した2人をネトウヨが卑劣な差別攻撃 リテラ

    
    れいわ新撰組HP


 山本太郎率いる「れいわ新選組」が参院選の比例区で2議席を獲得した。議員となる舩後靖彦氏は難病を抱え、木村英子氏は重度の障害をもつ。舩後氏はALS(筋萎縮性側索硬化症)患者で舌や喉も含め全身の筋肉を動かすことができない。木村氏は0歳時の事故と脳性麻痺により両足や左手がほとんど動かない。来週の臨時国会が初登院となる。

 舩後氏も木村氏も大型の車椅子に乗っている。舩後さんは人工呼吸器を装着し、定期的に痰の吸引などが必要だ。コミュニケーションにも補助を借りて文字盤を使う。国会のバリアフリー化や、質問時の補助などの整備、態勢づくりは急務だ。2人を特定枠として議員に押し上げ自らは落選したれいわの山本太郎代表は、政見放送でこう語った。

「700人以上いる国会議員には人工呼吸器をつけた人も、重度の障害がある人もいません。そのような、いわゆる健常者が国会で障害者施策を決めて法律がつくられる。しかし、当事者のニーズを最もわかっているのは当事者。だから、その声を反映させる必要がある」

 だが、Twitter上ではこんなグロテスクな声が出ている。

〈山本太郎が担ぎ上げたあの重度障害者が本当に国会議員としてあの仕事が出来ると思いますか? 政治とかは、そんなに甘いものですか?誰が見たって国会議員の仕事を遂行できるわけが無い!〉
〈そしてたった二人のために国会をらバリアフリー化、そのために我々の税金はいくら使われるんでしょうかね。〉
〈問題は常人とリアルタイムで会話することのできない人を議員にして何をさせるつもりなのか、話題作りのためだけに障害者を利用する山本太郎の腹黒さに皆嫌気がさしてるんだよ。〉
〈彼らに無理させて万が一の事態になったら「国会のせい」にして逃げるんでしょうね〉

 こういう声は圧倒的にネトウヨに多い。たとえば、ヘイト漫画家・はすみとしこ氏は〈これを機に。。いいんじゃない?でも介助人のコストは、自分のポケットから頼むよ。障害は個性なんでしょ?〉とツイート。“ネトウヨインフルエンサー”である千葉麗子氏は〈国会議員になった以上、国会議員としての義務が生じる。当然議会のスムーズな進行と有益な議論に寄与するよう務めなければいけない。その際に例え体調が悪かろうが、障害を抱えていようが全ては自己責任〉などと投稿している。

 また、“ネトウヨジャーナリスト”の石井孝明氏は、山本太郎氏が「一番しっかりとサポートしなければならないのは国会」「健常者のリズムだけで進められることはこれからなくなる」とテレビで発言したのに対し、〈ほら始まった。自分では何もしないのに「健常者のリズムだけで進められることはこれからなくなる」と配慮を押し付ける。これって山本のリズムを押し通すということと同義だろう〉などとあげつらった。

 いったい、この人たちは何を言っているのだろうか。

「誰が見たって国会議員の仕事を遂行できるわけが無い」のならば、当然、そうした環境を「仕事を遂行できる」ように変えていかねばならない。そのために税金を使うのは当たり前だ。国会議員のために議事堂を建てるのと、総理大臣のために官邸を作るのと何が違うのか。現状で他の議員と同じように議会への出席や質問が難しいのであれば、最大限にサポートする「義務」は国にある。

 ましてや「自己責任」とは何だろう。たしかに政治家には「責任」が伴う。だが、病気や事故で身体が不自由になったとき、人は自らを何の「責任」に問わねばならぬというのか。そもそも、「議会のスムーズな進行と有益な議論に寄与できない」という前提からして決めつけであり、政治から障害者を排除する論理以外の何ものでもない。

■舩後氏も木村氏も障害を持つからこそ、強いメッセージを発信できる政治家になる

「国会が健常者のリズムでなくなる」ことを「配慮の押し付け」などというのも同様だ。選挙で選ばれた議員を、障害を持つことを理由に国会から排除することは、当人たちに沈黙を強いる差別であるだけでなく、国民主権を真っ向から否定することである。「議論は健常者のリズムで行うべきで、国会議員は健常者に限り、国会は健常者のためのものである」ならば、それは民主主義国家の言論の府ではない。

 むしろ、舩後氏も木村氏も「障害や難病を抱えるから国会議員として働けない」のではなく、「障害や難病を持つからこそ強いメッセージを発進できる政治家」になりうるだろう。事実、ふたりは選挙期間中、「障害者・難病患者という立場」から政策や改革を訴えてきた。

 たとえば、木村氏は街頭演説で、障害者と健常者の子どもが地域の同じ学校に通い学ぶ「インクルーシブ教育」の推進をそのひとつにあげた。物心ついたときから18歳まで、施設と養護学校で育った木村氏は、自身の体験を「社会と断絶させられ、何も教えられてこなかった18年間の空白」と呼ぶ。電車の切符の買い方も、歩道と車道の区別もつかなかったという。「分けられて生きていくことがどんなに恐ろしいことかを、私は地域へ出てきて差別される度に思い知りました」という。

 舩後氏は障害者自立支援法の改善を訴えた。「僕が当選したら、いま利用している障害福祉サービスは受けられなくなってしまいます。なぜなら、自立支援法と言いながら職場にヘルパーがついていくことは禁じられているからです。障害者は働くなということでしょうか? この部分は、絶対に変えなくてはなりません」。街頭演説では代読者がそう読み上げた。看護・介護サービス会社の取締役副社長を務める舩後氏は、自身の経験から介護職の待遇改善も強く主張している。「障害者だから気づけることがある」というのが、舩後氏のスローガンだ。

 政治的ビジョンは明確だ。「障害者が当たり前に地域で生きていける社会」を実現すること。そのために国会議員としてできる第一歩が、国会のバリアフリー化など「障害者の声を届ける」ための登院なのである。

「障害者差別解消法が施行されて3年が経ちましたが、私たち障害者が地域で安心して生きていけるようになるには程遠い道のりがあります。みなさん、なぜだと思いますか? それは、法律を作った国会自体が、バリアだからです。そうは思いませんか? そうですよね。本来なら、国が率先して差別をなくす取り組みをしなければなりません」(木村氏、20日街頭演説)

■ネトウヨの主張は戦前の「高額納税者のみ選挙権」という選民政治と同じ

 選挙とは何か、国会とは何か、民主主義とは何か。舩後氏と木村氏の当選は、その根源的意味も問いかけている。

国会は、人々の声を政治に届ける場であり、選挙はその代表者を選ぶ行為だ。難病と重度の障害を持つ当事者ふたりの国会議員誕生は、国の議会が直接的に汲み上げる声の多様性を広げることになる。

 しかし、「障害者に国会議員が務まるわけがない」「補助に税金を使うな」「自己責任だ」なる“障害者排除論”が大手を振ってはびこる様を目の当たりにすると、いかにこの国に民主主義が定着していないかということを痛感する。

 日本で初めて国政選挙が行われたのは明治時代の1890年だが、当時、有権者は高額納税者の男性(満25歳以上)に限られており、国民全体のわずか1%に過ぎなかった。納税額の縛りがなくなった男子普通選挙の実現は大正時代の1925年で、そこまでに35年がかかった。それでも、女性にはずっと参政権がなく、普通選挙で女性が選挙権と被選挙権を持つことができるようになったのは、それからさらに20年、終戦後の1945年だった。

そして、いま再び、高額納税者だけが選挙権を持てた130年前となんら変わりのない「選民思想」が大手を振ってまかり通り始めている。

こうしたグロテスクな動きに抗うためにも、舩後氏と木村氏には、国会議員として、あらゆる差別と戦うリーダーになることを期待したい。そして、わたしたちもただの傍観者であってはならない。“排除の論理”をかき消すぐらい、支援の声を大きくしていくべきだ。

(編集部)






















http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/588.html

記事 [政治・選挙・NHK263] <拡散希望>山本太郎「最大会派、自民党・公明党の皆さま。舩後靖彦(難病ALS患者)と木村英子(重度障がい者)に、参議院厚生労働委員会の椅子を1つ譲って頂けないでしょうか」







































http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/589.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 第490回:重度障害者二人が国会に!! れいわ新選組の快進撃。の巻(雨宮処凛)(マガジン9)
第490回:重度障害者二人が国会に!! れいわ新選組の快進撃。の巻(雨宮処凛)
https://maga9.jp/190724-2/
2019年7月24日 雨宮処凛がゆく! マガジン9



 2019日7月21日。おそらく世界初の「ALSの国会議員」が誕生した。

 れいわ新選組・特定枠1位のふなごやすひこさんだ。

 特定枠2位の重度障害者・木村英子さんも当選となった。

 比例3位だった山本太郎氏は、90万票以上を取りながら落選。ぶっちぎりで過去最多の票を獲得した落選者という伝説を作った。

 そうして2議席を獲得したれいわ新選組は、政党要件を獲得した。

 開票後の記者会見で、ふなごさんは「本当に今日というこの瞬間が来たことに胸がいっぱいです」とスピーチで述べた。

 「さて、私はこの選挙期間中、山本代表の合理的配慮の実践の数々に触れました。新橋では、私の乗る大型車椅子に人がぶつかるからこの位置にいてほしいと自ら警備スタッフの方に声をかけたり、新宿では介護スタッフに椅子を出したりしていました。
 この優しさにつながる合理的配慮を実践する男、山本太郎こそ、これから我が国を、日本を優しい国にする人です」

 「今回の選挙戦で、皆さんの行動が少し変わってきたように感じました。
 障害者優先エレベーターに乗り込もうとしても、いつもいっぱいで乗るまでに相当な時間を要することがあります。エレベーターの扉が開き、車椅子で待っていると『優先でしたね、降ります』という言葉が聞こえました。
 国民の皆さんの意識が少し変わってきたように思えました。小さいことかもしれませんが、このようなことが大事だと思います。
 国会に入れてもらうために、皆さんはきっといろいろなことを考えてくださると思います。大変な面倒なことかもしれません。でもよろしくお願いします。
 ところで、今回なぜ私が立候補しようと思ったのかを申しますと、自分と同じ苦しみを障害者の仲間に味わわせたくないと考えたからです」

 「僕は、変えたい。こんな矛盾を変えたい。どこか弱々しく見える僕ですが、根性だけは人一倍、命がけなのですから。これからが勝負です。どうぞどうぞよろしくお願いします」

 また、やはりこの日、会見した木村さんは以下のように語った。

 「みなさんからたくさん応援を頂いて、そしてまた厳しい現状にある障害者の人の一票一票が私の心にすごく突き刺さっています。頑張らなきゃという思いです。頑張らせてください」

 振り返ってみれば、記憶がないような17日間だった。

 そしてもちろん、すべては選挙前から始まっていた。

 例えばこの日、ふなごさん当確が出た直後、開票を見守る現場で太郎氏は支援者の方々に一人の女性を紹介した。それは川口有美子さん。自らALSの母親の介護をしてきた人で、日本ALS協会元理事だ。太郎さんは、「ふなごさんと自分を繋げてくれた人」として川口さんを紹介。この日、「こんな嬉しいことあるの?」と何度も口にしていた川口さんは、ふなごさん当確に「ギネスブックに載るかもしれない!」と喜びを爆発させた。

 そんな川口さんと太郎氏と3人で作戦会議をしたのは6月なかば。そこでふなごさんの話になり、繋いで頂き、初めて会いに行ったのが6月24日。人工呼吸器をつけてベッドに横たわるふなごさんに「国会で一緒にやりませんか」と熱く語りかける太郎氏の姿を見て、「空気読まない」もここまでくれば芸術だな、とすら思っていた。だって、全身麻痺で人工呼吸器を装着した人が立候補して国会議員を目指すなんて、命そのものを赤の他人である山本太郎に預けるのと同じことである。

 一度松戸の市議選に出ていることは知っていたものの、まぁ、無理だろう。そんなふうに思っていたその2日後だ。太郎氏のもとに介助者を介して「OK」という返事が来たのは。

 全身に鳥肌が立った。あの瞬間から、私の中でも完全にスイッチが入った。本当に、命がけで選挙に出る人がいる。これは全身全霊でサポートしなければ、と。

 選挙戦が始まってみれば、連日、最前列には続々と車椅子が増えていった。また、ALSや、車椅子の重度障害者たちがふなごさん、木村さんの応援にために駆けつけてくれた。

 7月13日、渋谷の街宣には、ふなごさんと同じALSの岡部宏生さんが応援に来て介助者の代読という形でスピーチしてくれた。19日、新橋SL広場で開催された「れいわ祭2」には、ALS歴34年の橋本みさおさんと子どもの頃の脳梗塞で障害を持った天畠大輔さんが来てくれた。口のわずかな動きを介助者が「あ、か、さ、た、な」と読んでいくやり方で時間をかけてスピーチがなされ、どこに行っても笑いをとる橋本さんは「橋本はピンクが好きなので、れいわ新選組の色にピンクを使わないでほしかった」と言って観客を沸かせた。

 病歴の長い橋本さんは、ふなごさんより麻痺が進んでいて表情筋がほぼ動かない。介助者が口の動きを読み取っている姿を見ても、側からはまったくその動きはわからないほどに。そして「一切発話できない」という天畠さんも介助者とのやりとりでスピーチ。そんな重い障害を持つ天畠さんは、立命館大学の大学院博士課程を修了している。障害があったって、なんだってできるということを体現しているのだ。

 選挙最終日には、筋ジストロフィーの小田政利さん、進行性難病の海老原宏美さん、筋ジストロフィーの梶山紘平さんが応援に来てくれた。3人とも人工呼吸器ユーザーでありながら、3人ともが一人暮らしをしている。ステージの上からそう告げると、みんなが一斉に驚いた顔をした。ちなみにALSで気管切開をして人工呼吸器をつけるふなごさんは喋れず、口からは食べられないけれど、筋ジスの二人は人工呼吸器をつけても話せて口から食べられるという。一口に人工呼吸器ユーザーと言ってもいろいろあるのだと、私自身が日々学んだ。

 小田さんがスピーチの冒頭、「みなさーん、ちょっと聞いてください。いきなりですが、僕、生きててもいいですか?」と問いかけると、みんな「生きてていいぞー!」と叫んだ。梶山さんは、「僕には能力がありません。学歴も職歴もありません。では何をやってきたか。不平等な社会で、34年間、死に物狂いで生きてきました」と語ると、大きな拍手が辺りを包んだ。

 ハートネットTVなどでおなじみの海老原さんは、個人的に前からファンだったので会えて嬉しかった。呼吸器を小脇に抱えて世界を旅し、日本酒が大好きという彼女の毒舌はいつも番組でも冴えていて「清く正しい障害者」像をいつもぶち壊してくれるのだが、そんな彼女はこの日、真剣な顔で自分たち障害者が運動を重ねて地域生活を勝ち取ってきたことを話した。

 「私たちは、ただ口を開けて、手をこまねいて自分たちの地域生活の権利というものが与えられることを待っていたわけではありません。自分たちの姿を社会にさらし、人目にさらし、時には社会から大きな批判を受けながら、浴びながら、自分たちの地域生活の権利や、命の権利というものを勝ち取ってきたんです。
 なぜ私たちがそれだけ頑張れたのか。命を縮めながら、障害の重度化を起こしながら、なぜこんなに頑張ってきているのか。それは、重度障害者、社会のなんの役にも立たない、生産性がないと言われているような私たち重度障害者が安心して生きていける社会というのは、すべての人にとって安心し生きていける社会だということを、私たちが一番よく知っているからです」

 そして開票日、ふなごさん、木村さんという重度障害者議員が誕生した。

 早速参議院がふなごさんに聞き取りをしたいということで、私も同席するつもりだ。

 これから、この国のバリアフリーは国会主導でバリバリと音を立てて進んでいく。

 これが「革命」じゃなくて、何が革命なんだろう。

 れいわ新選組のすべての候補者たち、最高の戦いを見せてくれてありがとうございました。

 「障害者観が変わった」という声と同じくらい、「選挙観が変わった」という声をたくさん聞いた。「こんなにワクワクした選挙、初めて」という声も。そらすべて、れいわ新選組の多様で多彩で空気を読まない候補者たちのなせる技だろう。

 そんなれいわ新選組に、たった3ヶ月で4億円の寄付が集まったことにも胸が震える。山本太郎は、これをみんなの「悲鳴だ」と語っていた。なんとかしてこの政治を変えてくれ、という悲鳴。私もまったく同感である。

 そして、それぞれの野党候補者も素晴らしい戦いを見せてくれた。

 参院選、お疲れさまでした!

 ここからまた、次の戦いが始まる。



当確直後のふなごさんと。後ろには大西つねきさん、そして山本太郎氏



雨宮処凛
http://ameblo.jp/amamiyakarin/

あまみや・かりん:1975年北海道生まれ。作家・活動家。2000年に自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版)でデビュー。若者の「生きづらさ」などについての著作を発表する一方、イラクや北朝鮮への渡航を重ねる。現在は新自由主義のもと、不安定さを強いられる人々「プレカリアート」問題に取り組み、取材、執筆、運動中。『反撃カルチャープレカリアートの豊かな世界』(角川文芸出版)、『雨宮処凛の「生存革命」日記』(集英社)、『プレカリアートの憂鬱』(講談社)、『自己責任社会の歩き方 生きるに値する世界のために』(七つ森書館)など、著書多数。2007年に『生きさせろ! 難民化する若者たち』(太田出版)でJCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞。「反貧困ネットワーク」副代表、「週刊金曜日」編集委員、、フリーター全般労働組合組合員、「こわれ者の祭典」名誉会長、09年末より厚生労働省ナショナルミニマム研究会委員。




http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/590.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 「言葉の海へ」 第82回:選挙雑感(鈴木耕)
By 鈴木耕 2019年7月24日

 今回の選挙、いったい何だったんだろうなあ。どうも、すっきりしない感じが残っただけのような…。だけど、いろいろな現象は起きていた。気づいたことを、順不同で挙げてみよう。

■「れいわ新選組」旋風

 ともかく、山本太郎旋風は凄かった。各地での太郎さんの演説には、驚くほど多数の人々が押しかけた。時には1万人を超えるほどの人々が、山本さんの演説を聞きに詰めかけたのだ。ぼくも新宿に出かけたけれど、その熱気は、他党の党首などを完全に圧倒していた。自民党の選挙用ペットの小泉進次郎議員だって遠く及ばない凄さだった。

 だがマスメディア、とくにテレビはほとんどこの現象を無視した。先週もこのコラムに書いたけれど、これは明らかに「ジャーナリズムの敗北」だ。街でいま起きていることや、ネット上で吹き荒れている台風の目に、なぜ注目しないのか、いや、できないのか。

 森達也さんが、山本さんの応援でこんなことを言っていた。

 「ここに、たくさんのメディアの方が取材に来ている。でもこれを、いったいいつ報道するんですか。なんで今日、このすごい熱気を報道しないんですか。選挙が終わってから、こんなことが起きていましたよと流して、いったい何になるんですか!」

 まさにその通りだと思った。選挙直後の「特番」で、エクスキューズでこの熱気の映像を流して何になるか。これを報道することで、何かが変わることを恐れていたのだろうか?

 この国のジャーナリズム、死にかけていないか。

■翌朝のワイドショー

 ぼくは選挙特番を遅くまで見ていたので、22日は朝8時頃に起きた。早起きのカミさんが、テレビのワイドショーを見ていて、呆れ顔で言った。

 「今朝のテレビ、ずーっと吉本ばっかり。選挙のセの字も言わないのよ」

 ぼくはチャンネルをあちこち回してみたが、出てくるのはふたりの芸人さんの涙ばかり。それはそれで大きな話題だとは思うけれど、これが1時間以上も続いたのだ。カミさんじゃなくったって、呆れるよ。

 ようやく選挙の話題になったけれど、例の田崎史郎氏が出てきて、なにやらワケの分かんないことを十数分しゃべって、はい、おしまい。

 投票率がどーのこーのと言う前に、これがテレビの現状なのだということを認識する必要がある。

■最低の投票率

 なんでもテレビのせいにするつもりはないけれど、投票率が48.8%と最低ラインの50%を割ってしまった。ここまで政治に関心が薄れれば、もう何も言うことはない。国が国民(有権者)とともに、国は滅びていくだけだろう。ハンナ・アーレントの言い方を借りれば「凡庸な悪」か。

 むろん、ほくそ笑むのは権力者たち。やりたい放題の政治ができる。何を批判されたって「国民の信をいただいている」で済ましちゃう。

 思った通り、安倍首相は「国政選挙で国民の強い支持をいただいた」と会見で強調。しかし、この結果のどこを見れば「強い支持」などと言う言葉が出てくるのだろう?

■自民党は勝ったか

 確かに、自民公明の与党は勝った。だけど、数字はとても「勝った」と言えるようなもんじゃない。

 今回の自民党の比例区での得票数は、約1、771万票(約35.4%)だ。実は前回2016年の参院選では、約2、011万票だったのだから、240万票あまりも得票を減らしているのだ。得票率だって35%に過ぎないし、絶対得票率(全有権者に占める得票率)では、ほぼ17%でしかない。

 獲得議席数も自民党は67→57と、大きく減らしている。はたして勝ったと言えるのか。

■改憲発議は阻止できた?

 「改憲の発議」には、衆参両院のそれぞれ3分の2の議員の賛成が必要だ。確かに今回、改憲党派の3分の2の議席獲得はならなかったが、ことはそう簡単じゃないようだ。

 読売新聞はさっそく、安倍首相が、改憲派が存在すると言われる国民民主党に向けて、一緒に「憲法議論をしようではないか」と呼びかけと報じたし、これに呼応するような声も、国民民主党内から漏れ始めている。

 この選挙で、いっそう存在感が小さくなった国民民主党の一部が、ズリズリと自民党へすり寄っていかないとも限らない。

 改憲には慎重姿勢の公明党だけれど、これまでのあの党の動き方を見れば、とても信用できるもんじゃない。肝心な場面で、いつ寝返るか?

■争点があれば野党は勝てる

 32ある1人区のすべてで野党共闘が成立したとはいえ、選挙戦序盤では、圧倒的に自民優勢との報道が多かった。知人ジャーナリストたちからの情報でも「32区のうち5〜6区で野党が勝てるかどうか」というものだった。しかし、結果は10区で野党統一候補が競り勝った。前回は11区で野党が勝ったけれど、それに匹敵する健闘だった。

 総じて東北地方は野党共闘が強い。これは、自民党の農業政策に対する農業者たちの反発が強いためだと言われるが、むろんそれだけではない。「争点」があって、それにきちんと野党側の意見がまとまっていれば、力を発揮するということだ。

 例えば、秋田ではイージス・アショア問題。野党の寺田静候補はこの配備に厳しく反対したが、自民党の中泉候補はぐずぐずと口を濁して明確な判断を示さなかった。

 宮城は混沌。何しろ野党・石垣のりこ候補が「消費税撤廃」と、山本太郎さんと同じ主張で突き進んだ。立憲の枝野幸男代表も、積極的にこの主張を取り消そうとはしなかったようだ。自民の愛知治郎候補はアタフタ。大接戦だったが、野党候補が未明に当選を決めた。

 新潟では原発への態度も争点となった。野党の打越さく良候補は最初から脱原発との主張をしていたが、自民・塚田一郎候補は失言問題で追いつめられ、原発に言及する暇さえなかった。

 むろん、沖縄では辺野古工事に関する姿勢。オール沖縄の高良鉄美候補は、これを争点にしたが、自民・安里繁信候補は最後まであやふやな態度で逃げた。

 滋賀の元知事の嘉田由紀子候補は、環境問題の専門家。とくに琵琶湖を抱える選挙区だけに、この訴えが効いたようだ。

 つまり、きちんとした争点を設定し、それに明確な意見を表明して選挙戦に臨めば、いかに自民優勢でもそうとうな闘いができるということ。

■山本太郎さんがテレビ「党首討論」に参戦

 国会が召集されれば、れいわ新選組が大きな話題の的になるだろう。重い障害を持つ方が国会に登場する。それは、ほんとうの意味で「当事者」の国会への登場である。各党がどう対応するのか、鼎の軽重が問われる、というのはこういうことだろう。

 れいわ新選組は今回、比例で約228万票を獲得、政党要件である得票率2%を大幅にクリアした(得票率4.55%)。「政党」として認められ「政党助成金」の支給対象になったということだ。

 したがって、党の代表である山本太郎さんは、晴れてテレビの党首討論などに参加できることとなる(実は、政党要件クリアが党首討論や各党討論番組の参加への絶対条件ではないのだが、なぜか各マスメディアがそう決めているらしい)。マスメディアはこれまでの慣例から、山本氏を呼ばざるを得ないだろう。議員ではなくても党代表なのだから。

 歯に衣着せない山本さんが、党首討論などで、あの街頭演説で見せたすさまじい迫力を披露すれば、つまらない番組の代名詞だった党首討論だって、視聴率アップは間違いない。

 面白いことになる。

■社民党が生き残った

 政党要件ということでいえば、社民党もギリギリ踏ん張った。政党要件2%をかろうじて獲得したのだ。ぼくはほんとうにホッとしたのだ。

 この党は、毀誉褒貶はあるけれど、やはり戦後のこの国を支えた政党であったことは間違いない。「やるっきゃない」「山が動いた」で国民的人気を得て「おたかさんブーム」を巻き起こし、平和国家のひとつの象徴になった土井たか子委員長を、懐かしく思いだす。

 ぼくは雑誌編集者時代、何度も土井さんにインタビューし、親しくしていただいた。ズバリとものを言うけれど、その平和への想いは揺らぐことがなかった。選挙でも何度も勝利し、参議院では「首相指名」を受けたこともあった。もしあの時、土井さんが首相になっていたら、この国はどうなっていただろうと、いまでもときどき思うほどだ。

 弱小政党にはなったけれど、まだまだ頑張ってほしい。社民党の政策はとてもまともだと、ぼくは思っているのだから。

■NHKのブラック・ジョーク

 政党要件をちょっと心配な党もクリアしたようだ。それは「NHKから国民を守る党」だ。その党名の通り、「NHKをぶっ壊す」が売り物なのだが、あとは何を言っているのかさっぱり分からない。そうとう極右的主張も目につく心配な党なのだ。

 ではなぜ、この党が議席を得たのか。「争点があれば勝てる」とぼくは書いたが、この党名こそが「争点」になったのではないか。

 NHKという巨大マスメディアに対して、多くの有権者が嫌悪感を抱いていて、この党の他の主張などよく知らなくても「おお、NHKをぶっ壊してくれるのか。それなら投票しよう」という人が多かったのではないか。NHKが、それほど有権者の信頼を失っているということでもある。

 NHKは、これから党首討論番組等に、N国党の立花孝志代表を呼ばざるを得なくなる。その際に、NHKの司会者は毎回「NHKから国民を守る党」と紹介するわけだ。これはかなりのブラック・ジョークだろう。

 その場面を想像するだけで、黒い笑いが浮かぶ。

■やはり選挙制度の問題に行き着く

 大きな問題として残ったのは、やはり「選挙制度」だろう。

 なにしろ山本太郎さんが、99万票という今回の選挙では最大の得票をしていながら落選してしまった。どう考えても納得いかない。

 この「選挙制度問題」については、先週のこのコラムできちんと書いたから、ここでは繰り返さない。だが、この山本さんの例ひとつとってみても、早急に選挙制度改革は必要だろう。

■残念だったこと

 ぼくが今回の選挙でもっとも残念だと感じたのは、立憲民主党から比例で立候補したおしどりマコさんの落選である。彼女がおしどりケンさんと一緒に、東京電力などの記者会見などにほとんど毎回出席して、多くの疑問点を追及、それをSNSで拡散してくれた功績は半端じゃない。

 マコさんが国会で、経産省や文科省、環境省などを鋭く問い詰めてくれる場面を期待していただけに、ほんとうに残念であった。次回は必ずリベンジしてくれることを願っています。

■ポスターが当落を分けた

 さいごに、こぼれ話をひとつ。

 東京選挙区では、最後の議席を争っていた立憲民主党の山岸一生さんが、結局、競り負けて落選。維新に敗れたのだから、まことに残念。

 しかし、彼は落ちるべくして落ちたと言える。

 山岸さんのポスターを見て「あ、こりゃダメだ」とぼくは思ったのだった。賢そうなお顔の下に経歴として「筑波大付属駒場高、東京大学卒、元朝日新聞記者」と麗々しく書かれていたのだ。いまどき「どうだ、ボクはこんなに秀才なんだぞ!」とばかりに学歴をひけらかす。そりゃ賢いかもしれないが、人としてどうなのよ。

 ぼくだけではなく、FBでも同じような感想がずいぶん書き込まれていたから、多くの人に不快感を持たれたのは間違いない。

 さすがに最後は陣営も不評に気づいたのか、経歴を削除したポスターに貼り替えられていたところもあったけれど、時すでに遅し。

 誰が作ったポスターかは知らないが、やはり「れいわ」とはセンスが違っていた。負けるべくして負けた人もいたのである。

 あまり盛り上がらなかった今回の選挙だったけれど、個別に見ていけば、それなりに興味をそそられたことがあったのです…。

https://maga9.jp/190724-3/
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/591.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 「政治家とは人々が政治を行うのを手助けする職業である」(ちきゅう座)
2019年 7月 24日
<村上良太(むらかみりょうた):ジャーナリスト>

 今回の選挙で山本太郎氏を左派のポピュリストと言う人もいるようですが、筆者はそういう風に見ていません。欧州で筆者が最近、耳にした言葉を1つ挙げさせてください。それは現代の哲学者が政治について語った言葉です。

 「政治家とは人々が政治を行うのを手助けする職業である」

 これがその言葉です。最初、本当に驚きました。こんな発想を日本で持ったことがなかったからです。日本の政治に対する常識と180%異なる視点ではないでしょうか。というのは当地では政治家とは人々を導いていくカリスマ的リーダーが良き政治家と思われてきたフシがあります。「強いリーダーが欲しいですね」という言葉が象徴的です。

 でも欧州では新しい政治家の概念が生まれているようです。政治の主役は町の人々なのです。その哲学者はこうも語りました。「多様な人々が参加することで政治の世界で想像力が豊かになる」フランスのパリで1968年に起きた五月革命では「想像力が権力を奪う」という言葉が壁に書かれていました。想像力を政治の世界にもっと導入していこうという願いがそこにはあります。

 また、ある人はこんな言葉を言っていました。「政治は町の人々が毎日行っていることです」。この言葉はある画廊主の女性から聞きました。家庭の中でも職場でも政治と言うものは日常だというのです。男女の関係ですら政治が関わっています。国会は決して、特別な何かなどではなくて日常の小さな政治の延長線上にあるものだというのです。ですから、「政治には関心を持つな」というのは生きるのをやめろ、ということとほとんど同義なのです。選挙に行って投票する、という行為は政治の1コマでしかありません。投票することは大切なことですが、投票したらそれで政治の役割を果たしたわけではないというのです。

 今回、れいわ新選組の山本太郎代表が難病患者や重い障碍者を候補に立てたのを見て障碍者を利用している、と批判する声もあります。しかし、欧州の哲学者の考えに沿って解釈すれば、山本氏は彼らが政治を行うのを手伝っているのです。そして、当選した二人の障碍者たちもまた、他の障碍者や、他の人々が政治を行うのを手助けする仕事をする、ということになります。障碍者だからといって障碍の問題しか扱えない、と決めつけるのは傲慢だと思います。障碍者であっても経済の問題でも、外交問題でも扱うことは可能だと思います。どんな問題の当事者でも、自分の問題だけでなく、他の様々な分野の人々の利益も代弁することは可能です。想像力がそれを可能にするのです。

 立憲民主党の辻元清美氏に以前、インタビューした時、辻元氏はNPOなど市民運動の力をどんどん国会に取り込んで政治を活性化していきたいというようなことを言っていました。これも「政治家とは人々が政治を行うのを手助けする職業である」という言葉だと思えます。高学歴で一流企業などの肩書きを持つスーパーエリートを選んで、どんな問題でも解決してもらおう、という考え方とは対照的です。もし人々が政治を行うのを手助けするのが「ポピュリズム」だとしたら、ルソーの社会契約論などそもそも成り立ちえません。ルソーは法律と言うものは国民みんなで決めることが大切だと言っていました。政治の主権者は国民なのです。確かに、複雑な現代では、経済や技術の面で専門知識も必要になるでしょう。しかし、それは知恵や技術や経験の豊かな人と一緒に政治をやればいいのです。

 近年の傾向として選挙戦で争点を隠し、さらに国会が始まってもTPPの時などのようにできるだけ国会議員に情報にアクセスできないようにして、秘密裏に政治を進めていこうという傾向が顕著になっています。日本でもアメリカでもフランスでもそうです。そのような時代に、国会の中に町の人々の声を入れていく、様々な知恵や経験を導入していく、ということはとても大切なことだと思います。現政権における国会の常識が世界の非常識になっていることが多々あるからです。今回の選挙で新しい風が吹いていると言うのはこのことだと思っています。

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://chikyuza.net/
〔opinion8839:190724〕

http://chikyuza.net/archives/95568
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/592.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 国民の政治離れ≠ェ顕著になり、政党政治の劣化が進んでいる − 改憲勢力「3分の2割れ」をめぐる攻防 −(ちきゅう座)
2019年 7月 24日
<広原盛明(ひろはら もりあき):都市計画・まちづくり研究者>

 2019年参院選の結果を見て思うことは、国民の政治離れ≠ェ顕著になり、政党政治の劣化が着実に進んでいることだ。何しろ全国の投票率が48.8%と50%を切り、戦後2番目の低投票率に落ち込んだのである。前回2016年参院選の投票率54.7%を約6ポイントも下回ったので、有権者の過半数が投票に行かなかったことになる。これまでは、大都市部で投票率が低くても地方では高いという傾向があったが、今回は北陸、中国、四国、九州、沖縄の各地方でも軒並み戦後最低に落ち込んだ(朝日新聞7月22日)。国民の政治離れはもはや全国共通の社会現象となりつつある。

 国民の政治離れの原因が、安倍首相の「ウソをつく政治」にあることは明白だろう。安倍首相は、自らが関わったモリカケ問題についても「知らぬ存ぜぬ」と強弁し続けているし、財務省の公文書捏造についても一切責任を取ろうとしない。その上、真相究明を求める野党の国会開催、予算委員会開催にも応じない。都合の悪いことには全て蓋をして、憲法審査会の議論だけは進めようとする。こんな安倍首相の究極のご都合主義に多くの国民は心底から嫌気がさしているのである。

 私の周辺でも「アベチャン嫌い」が非常に多い。彼・彼女ら(彼女の比率が高い)は安倍首相がテレビに出て来ると即座にテレビを切る。安倍首相自身でなくても例のNHKの政治部女性記者がしたり顔で出て来ると同様の反応を示すのだ。関西風に言うと「けったくそ悪い!」のである。最近ではNHKの報道番組全体が嫌いになったという連中もわんさといる。それでも私は諦めないで投票に行くが、彼・彼女らの少なくない部分が最近は投票に行かなくなった。今回参院選の投票率50%割れは、こんな政治拒否層が劇的に増えている兆候ではないのだろうか。

 安倍首相はもとより菅官房長官も国民から「安定した支持をいただいた」としきりに宣伝している。NHK報道も同様の分析だ。だが、投票率の低下につれて自民党の比例得票数が大幅に減っていることには一切目をつぶっている。今回参院選の政党別得票確定数はまだ出ていないが、朝日新聞の推計(7月22日)によると、自民党の比例区得票数は前回参院選に比べて2011万票から1800万票までに300万票余りも減っている(議席数19は同じ)。また、改選時の議席数67を57に10議席と大きく減らして、参院での単独過半数を失った。公明党の比例得票数も前回757万票から600万票へと150万票余りの減少だ(議席数7は同じ)。自公与党あわせて450万票余りの大量票を失ったことになる。2割近くの投票を失いながら、「安定した支持をいただいた」などとうそぶいているのは気が知れない。

 一方、1人区で野党共闘候補が10選挙区で勝利したことは、改憲勢力3分の2を阻止する上で大きな役割を果たしたと言える。改憲勢力は、公示前勢力161議席(238議席の3分の2以上)から157議席(245議席の3分の2未満)に後退し、3分の2の164議席に届かなかった。このことの意義はいくら強調してもし過ぎることはないが、それでも安倍首相は選挙直後の記者会見で他党派の改憲分子を取り込んで3分の2確保を目指すと言明した。野党共闘に加わった国民民主がその標的になっており、同党はこれから野党共闘に止まるのか、改憲勢力に加わるのか、党是のあり方を根本から問われることになる。

 この点に関して私が注目した1人区は、福島選挙区だった。福島はいうまでもなく東電原発災害の現場であり、東日本大震災の復興においても最も遅れている地域である。安倍首相が「原発汚水は完全にコントロールされている」と大ウソをつき、2020年東京オリンピックの誘致に成功したが、現場では今も原発廃炉の道筋はいっこうに見えず、避難者の帰還もほとんど進んでいない。その上、安倍政権は原発を基幹エネルギーと位置づけ、全国各地の原発再開に次々と踏み切っている。このように二重三重に地元を踏みつけておきながら、こともあろうに安倍首相は今回参院選の第一声を福島で上げたのだ。

 福島選挙区の結果は、野党共闘候補が軒並み勝利した東北各県に比べても異様だった。現職の自民女性候補が野党共闘女性候補に10万票の大差(自民44万5547票、野党共闘34万4001票)をつけて勝利したのである。聞けば、連合の主力である電力労連が実質的に自民現職の選対となって活動し、電力関連企業や下請け企業の従業員は総力を挙げて自民現職支援に回ったという。国民民主は野党共闘の一員でありながら、この事態を黙認するしかなかった。野党共闘は綺麗ごとばかりではない。野党共闘各派は福島選挙区の総点検を行い、今後の方針について再検討しなければならない。

 関西では、大阪と京都の複数区で激烈な選挙戦が展開された。大阪は定員4人、京都は定員2人であり、そのいずれにも共産現職がいた。現職は2期目が強いと言われるが、大阪と京都では明暗を分けた。大阪では、維新、公明、自民の現職と維新の新人が当選、共産の現職が落選した。原因は維新旋風だ。それほど大阪の維新旋風は強烈だった。維新の強さは、もはや「改革政党」のイメージだけでは説明できない。端的に言うなら、維新は大阪では「政権与党」なのであり、それが維新旋風の土台になっているということなのである。大阪府知事と大阪市長のツートップを抑えて10年近くともなれば、維新に加担しなければやっていけない事業者が沢山いる。自民党政権の下での巨大な利権構造が大阪では維新政権の下で形成されているのであって、単なるポピュリズム政治の影響によるものだけではないことに注目しなければならない。

 今回参院選では維新は現職と新人の2人を擁立し、しかもワンツートップで当選した。維新新人が72万9千票、現職が65万9千票、計138万8千票(得票率40%)の大量票を奪い、その煽りを喰って共産現職(37万9千票)と立憲新人(35万5千票)が弾き飛ばされた。公明現職(59万票)は3位、自民現職(55万9千票)は最下位の4位だから、最下位の自民現職と次点の共産現職の間には18万票もの大差があり、共産現職の完敗というほかない。

 なぜ、これほどまでに大差がついたのか。今回の参院選における共産現職の苦戦は維新旋風の所為ばかりではなく、もともと基礎体力が弱いという構造的弱点があることを指摘しなければならない。参院選直前の共同通信世論調査によれば、政党別支持率は自民21%、公明9%、共産7%、立民5%に対して、維新27%と段違いに高い。共産と立民合わせても維新、自民には遠く及ばず、公明とチョボチョボの水準にしかならないのだから、野党共闘を組んで無党派層26%を狙わない限り、相手にならないことは初めから分かっていたのである。

 加えて、今回の共産現職の落選は、直前の衆院補選における共産の「惨敗」が大きく響いていると私は考えている。周知のように、この前の衆院補選(大阪12区)では共産現職が「無所属」になって出馬するという大胆な行動に踏み切ったが、結果は得票率9%で最下位、供託金を没収されるという前代未聞の惨敗に終わった(トップは維新新人で得票率39%)。この作戦の誤りが運動員や支持者に与えた衝撃は殊の外大きく、多くの運動員がその時の衝撃から未だ立ち直れないでいると聞いた。しかも、その時の総括が「市民と野党共闘の展望を切り開いた」というこれも前代未聞の内容だったので、多くの支持者からブーイングが起り、大規模な「共産離れ」が起ったというのである。

 今回参院選の共産現職の苦戦は、党幹部の再三再四の応援にもかかわらず運動員や支持者が最後まで動かなかったことにあるのではないか。幹部が自らの失敗を棚に上げて叱咤激励するだけでは、組織は動かないのである。例によって「大阪はよくやった。再度の復帰を帰す」といった程度の総括では、大阪の組織は立ち直れないだろう。それでも総括はまた、「市民と野党共闘の展望を大きく切り開いた」ということになるのだろうか。

 自共現職が当選した京都選挙区についてはどうか。京都は「非自民、非共産」を掲げる旧民主系勢力の牙城だが、共産も結構強い。共同通信の世論調査では、京都の政党別支持率は自民35%、共産12%、立民9%、国民4%、維新6%、公明3%で大阪とはまるきり様子が違う。旧民主系は国民と立民に分裂したとはいえ、その接着剤となる連合が依然として強力な投票動員力を持っているので両者を合わせれば13%となり、共産と対抗することもできる。そんなことで、今回参院選では国民と立民は候補者擁立をめぐって主導権争いを繰り返した挙句、漸く国民が降りて候補を一本化した。しかし、それが選挙直前だったため、落下傘候補の女性候補はいま一息及ばなかったのである。
 一方、公明と維新は単独候補を立てるだけの基礎体力がないので、これらは全て自民候補に流れ込んだと言ってよいだろう。投票率が46.4%と全国平均よりも低かったにもかかわらず、自民現職は42万1千票(得票率44%)と前回よりも4万票近く積み上げ、共産現職24万4千票、立民新人23万2千票を大きく引き離した。京都ではなぜ維新が伸びないのか。維新は度々独自候補を擁立すると言明しながら、遂にできなかった。その根底には大阪と京都の政治風土の違いもあるが、京都府知事と京都市長が自民にしっかりと掌握されていることもある。その意味で、首長選挙が今後の野党共闘の行方を占う一大要因になっていくのかもしれない。(つづく)

初出:「リベラル21」より許可を得て転載http://lib21.blog96.fc2.com/

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔opinion8836:190724〕

http://chikyuza.net/archives/95548
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/593.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 選挙結果の感想各様(ちきゅう座)
2019年 7月 24日
<熊王信之:ちきゅう座会員>

今回の選挙結果、皆様はどのような思いでマスメディアの報道をご覧になられたのでしょうか。 憲法改正に歯止めをかけた、或いは、自公政権が揺るがず、消費増税に待ったをかけられず貧富の格差が広がる一方だ、とか夫々の思いを抱かれておられることでしょう。

私自身は、日本の報道で腑に落ちずネットで色々と探した挙句、以下の外国報道機関のものに興味を抱きましたのでご紹介をいたします。 ロイターのものは、夫々の分野の方々に感想を聞かれた結果ですし、ニューズウィークのものは、事実を的確に報道されたのみですが、日本の報道とは違うように思えます。 

改憲勢力3分の2割り込む、自公71議席:識者はこうみる 東京 22日 ロイター
https://jp.reuters.com/article/election-jpn-idJPKCN1UH02G
参院選、改憲勢力3分の2割り込む 自公71議席に留まり立憲・維新が伸長 Newsweek 2019年7月22日(月)08時41分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/07/3271_1.php

何が違うのか。 それは、投票率が下がっているのに、自民が負けたことです。 野党へ浮動票が行くには、投票率が上がらなければならない処、投票率が下がったにも関わらずに自民が減ったのです。 

私自身が投票所へ行きました感想では、相変わらずにシルバー民主主義の実相が見られました。 二十代、三十代の若い層が投票所では見られず、介護者に連れられて来た老人が相当数居られたのでした。 我が家のご近所にお住まいの若いご夫婦等は、早朝から車で外出されていましたし、来る人、来る人、殆どが老齢の方々でした。

車椅子で来られた方々が入り口で担当者の方と何やら問答を繰り返されていまして、時間が経過するばかりで怒りを露わにされる方も居られました。 市役所の担当者が慣れない業務で手間取るからでした。 何に時間をかけて確認しているのか、と不思議でした。 業務の研修をすれば済むのですから、手際よく実務を出来るように研修をせよ、と言いたくなりました。

さて憲法改正に歯止めをかけた、との選挙結果とは本当でしょうか。 憲法の成文を改正する策動に一定の歯止めをかけた、と言うことは出来るでしょう。 しかし、憲法改正そのものに歯止めをかけた、とは言えない、と言うのが私自身の感想です。

言うなれば、憲法の条文そのものを改正するのは困難になったのは事実ですが、実態的な憲法を改正することには何の歯止めも掛けられないのが事実です。

例えば、実態的には、憲法第九条は、既に侵害されているのです。 即ち、自衛隊と言う名の軍隊が存在しているから成文の第九条は憲法違反の存在を抱えていることになるのです。 

と言えば、自衛隊は軍隊ではない等と言われる方々がおられます。 名称に依って実態が相違することになるのであれば、物事は簡単ですが、駆逐艦や巡洋艦を「護衛艦」と言い改めても実態は変わりません。 戦車を「特車」と言い改めても同様です。 兵士を「自衛官」と言われても世界標準では「兵士」です。

明確に軍備を禁じた憲法の条文に違背するのが自衛隊であるのは明々白々なのです。

税財政の実態も此処数十年で様変わりしました。 憲法が予定していたのであろう税制が変貌し、富裕層と大企業への所得課税と法人課税が軽減され、富裕層と大企業の軽減された分を補うための消費税が導入され、日本版タックスヘイブンとも呼ばれる実態が現出しました。

最近では、保守を自認される藤井 聡氏(表現者クライテリオン編集長・京都大学教授)が、消費増税を「『「大本営発表』を鵜呑みにしていては、増税で日本は破壊されます。」とまで極言されています。

【藤井聡】「大本営発表」を鵜呑みにしていては、増税で日本は破壊されます。
『表現者criterion』メールマガジン 2019.07.09
https://the-criterion.jp/mail-magazine/m20190709/

日本国憲法の原理に基づく税法体系を唱道された故北野弘久先生は、租税体系の在り様について以下のように述べられています。

「憲法理論的には、直接税は国民主権、人権尊重・応能負担、申告納税(国民負担の税法的表現)、地方自治、平和主義等の日本国憲法の諸原理の趣旨に適合している。 間接税は、これらの日本国憲法の諸原理にむしろ背反している。 それゆえに、直接税を中心に租税体系を構築するのが妥当である。」(北野弘久「税法学原論」)。

加えて、「憲法理論からいえば、いかなる型の大型間接税(一般消費税)をも正当化することはできない。」(同著)とも指摘されています。

このような実態的憲法の在り様を見るにつけ、憲法改正が出来ない選挙結果等と喜ぶのには程遠い、と思わざるを得ないのです。

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://chikyuza.net/

〔opinion8838:190724〕

http://chikyuza.net/archives/95561
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/594.html

記事 [政治・選挙・NHK263] うねる「れいわ」、ぶれない代表 永田町の論理変えるか(朝日新聞)
朝日新聞デジタル 2019年7月24日14時35分
取材考記 政治部・河合達郎

 このうねりは何だろう。20日夜の東京・新宿。4月に立ち上がったばかり、法的に「政党」とさえ認められていない政治団体「れいわ新選組」による参院選最後の訴えを取材し、その熱量に驚いた。

 「さんざん踏みつけられ、もう死にたいと思いながらも、最後のチャンスはないかと思ったときに参院選があった。だから託してくれたんでしょ?」

 山本太郎代表が言葉を投げかけるたび、詰めかけた聴衆は熱烈な拍手で応える。ステージに仕立てた大型トラックの荷台の前は身動きが取れないほどごった返し、約50メートル先のデッキですら何層もの人垣ができた。

 山本氏の街頭演説を初めて取材したのは昨年9月。東京選挙区を地盤とするはずなのに、なぜか、埼玉県朝霞市の駅前にいた。

 いまとなっては、それが新党立…

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https://www.asahi.com/articles/ASM7Q5D0ZM7QUTFK011.html?iref=comtop_8_02
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/595.html

   

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