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2019年7月13日00時00分 〜
記事 [政治・選挙・NHK263] 大西つねき氏(れいわ新選組)の演説を文字で読む 現代社会が抱える金融システムの不条理(長周新聞)
長周新聞 2019年7月12日

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岡山駅前でのれいわ新選組の街頭演説(10日)

 参議院選に10人が立候補した山本太郎率いる「れいわ新選組」が全国でくり広げている街頭演説や講演会が話題を集めている。そのなかの1人、元外資系銀行ディーラーであった大西恒樹氏(全国比例)が10日、広島市内で講演会を開き、現代の日本社会が抱える金融・経済システムの不条理に焦点を当て、資本主義社会のもとで広がる貧困化、格差拡大、増税などの財政問題について問題提起をおこなった。現在の経済の仕組みを根本から問い直す内容が各地で反響を呼んでいる。大西氏の講演を概括して紹介する(掲載する図やグラフは同氏による提供)。

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 日本は世界一のお金持ち国にもかかわらず、7人に1人の子どもが貧困状態にある。私は3年前から地元神奈川県のある高校の図書館カフェでボランティアをしている。そこからは高校生たちの何気ない会話の中からいろんな問題が垣間見えてくる。学校や家庭の悩みに加えて、最近はバイトの悩みなども多く、日本中の企業が驚くほどブラック化していて、5月の10連休に高校生たちは10連勤している状態もあった。さらにはJK(女子高生)ビジネスといういかがわしいビジネスも横行している。そこから聞こえる何気ないSOSを拾って、しかるべき支援に繋げていくというボランティアだ。この子どもたちの一人一人の顔が、私が政治をやる非常に強いインセンティブ(刺激)になっている。

 そこからは、子どもの貧困はさらに悪化していることがわかる。教育困難校といわれる学校に行くと、3人に1人が生活保護だったりする。この世界一のお金持ち国の現実がすでにそうなっている。では、貧困状態にある子どもたちの何がいけなかったのか? それは生まれてきた境遇によるもので子どものせいではない。

 子どもだけの問題ではなく、大人も簡単に貧困状態に陥る状態にある。病気、ケガ、失業、離婚、災害…などでちょっとバランスを崩した瞬間に一気に貧困状態に突き落とされてしまう。そのようなことが簡単に起こる経済、社会の仕組みになっている。

 例えば、2011年3月の東日本大震災。私が政治団体を立ち上げたきっかけは、この大震災だ。当時、私は宮城県石巻市にボランティアとして通っていた。そのとき私はある民主党議員のところで復興支援室でボランティアをしており、民主党政権下だったので民主党の物資倉庫で物資のやりとりを担当していた。

 あるとき石巻のボランティア団体から電話がかかってきた。「石巻エリアで1500人くらいの人が食うのに困っているから、カップラーメンを2万食送ってくれ」という。だがすでに5月末で、みんな避難所にいっていて、そこには食料も物資もあるはずだ。「なぜ?」という違和感があった。すぐに2万食を送ったものの、何が起きているのか自分の目で確かめようと思い、翌日、車に布団を積んで石巻まで走って行った。

 石巻インターを降りると、すぐ左側に巨大なイオンが営業している。店内に入ってみると、土曜日の午後でもあり、人でごった返し商品も溢れている。まったく被災地感はなく、どこにでもある土曜日の混雑したイオンだった。「何かおかしいな?」と不可解さを抱きながら、そのまま沿岸部に向かった。女川トンネルを抜けた瞬間に景色が一変した。ぐちゃぐちゃになった車が積み重なり、ガソリンスタンドの支柱には車が刺さったまま宙に浮いている。そこで案内されたのは、食うに困っている人たちの代表のお宅だった。避難所ではない。被災後、その人たちも一度は避難所に行ったが、そこには限界状態にある人たちがたくさん集まっていて、プライバシーもない過酷な環境だ。

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大震災と津波に襲われた後の石巻市雄勝町(2011年4月、本紙取材にて撮影)

 だから、自宅の1階まで水に浸かり、家の半分がぶち抜かれて泥だらけになり、家電製品が使えなくなっていても、自宅の2階に戻って住んでいた方がマシだということで、石巻では約1万世帯くらいの人たちが在宅被災者という形で自宅に避難して暮らしていた。

 実はいまだに同じ状況が続いている。数は少し減っているが、つい2カ月前にNHKが石巻の渡波(わたのは)という地域の在宅被災者のドキュメンタリーを放映していたが、そこはいまだに壊れた自宅に住んでいる。なぜかといえば、家を直すにも1000万〜2000万円かかる。支援金、義援金を合わせても全壊世帯で600万円。住宅ローンも抱えている。当時は被災で働けなくなり貯金を切り崩して暮らしていた。それが「食うに困っている人たち」の真実であり、だからこそ「1食でもタダでもらえるならもらいたい」ということでカップラーメン2万食という救済の声があがっていたのだ。

 その話を聞いたとき、これは震災の問題でもなく、津波の問題でもなく、巨大な金融問題だ、経済問題だと思った。結局、今の金融経済では困っている人たちのところにはお金がいかない仕組みになっている。

 おそらく他の理由でも同じようなことが起こる。病気、ケガ、失業、離婚…そういう理由で全国津々浦々で経済的に困る人が必ず出る。経済の仕組みがそうなっている。これから大きな問題になるのは高齢者の貧困だ。年金が足りず、2000万円の貯金がなければ大変だといわれているが、そんな額が簡単に貯められるものではない。当然、高齢になると病気もケガもしやすい。そのときに十分な貯金がなく、年金もわずかで、働くこともできなければ、もう誰も助けてくれない。そうやって一気に貧困に突き落とされ、誰にも知られることなく孤独死したり、将来を悲観して自殺するようなことが簡単に起きる。全国津々浦々で日常茶飯事のように起きることが容易に想像できる。

 高齢者だけではない。若者たちもちょっとバランスを崩したり、引きこもったり、いろんな理由で一気に貧困に突き落とされる人がたくさん出る。これも経済の仕組みに起因している。

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豪雨災害に見舞われた広島県呉市天応地区(2018年7月12日)

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3年たちながら仮設住宅暮らしを強いられている熊本地震の被災者たち(2019年4月、益城町)

■お金に支配される本末転倒な社会

 私はもともとJPモルガンという銀行にいて、今の金融システムのど真ん中で働いてきたので、その仕組みがいかに残酷で、いかに格差拡大的であるかを身をもって体験している。震災の光景を見ながら、根本的な原因は金融システム、経済の仕組み、資本主義というような私たちの考え方、生き方にあり、これを根こそぎ変えなければ解決できないと感じた。これを根こそぎ変えるために政治団体を設立した。なぜかといえば、そんなことをいっている政治家も政党もどこにもいないからだ。今の金融経済がおかしい、今の金融システムがおかしい、資本主義はそろそろ限界だ、などといっているような政党はいまだに皆無だ。誰かがそれを大きな声でいい出して、新しい勢力をつくらなければダメだと考えた。

 むしろ、今の仕組みがおかしいということは、国会の中の人たちよりも、その外にいて毎日一生懸命働いても働いてもちっとも楽にならないという人たちの方がはるかに実感している。だから、そういう人たちに、今何が起きていて、何が本当の原因で、何が問題なのかをひたすら伝え続けて納得してもらい、その人たちの気持ちを集めれば必ず後で大きな数となり、本当に政権をとって国をひっくり返す。その先に今の仕組みを根本的に変えることができるだろうと思い、政治団体を設立した。

 2011年の被災地で、私の堪忍袋の緒を切った出来事がもう一つある。5月末か6月ごろ、石巻エリアで巨大な建物が建設され始めた。なぜ被災地にこんな巨大な建物をいきなり建てるのだろう? と思ったが、これはきっと病院や、当時泊まる場所がなくて寝袋を持ってきていたボランティアが寝泊まりできるような復興の手助けになる施設ができるのではないかとワクワクして見ていた。何カ月か後、初めてそれが何かがわかったときに衝撃を受けた。二つとも巨大なパチンコ店だった。自分の中で何かがブチッと切れた。

 確かに今の金融経済では、お金は物凄いスピードでもうかるところへ移動する。困っている人のところにはお金はいかない。もうからないからだ。ある人はいうかも知れない。「当たり前だよ。それが金融資本主義だから」「そういう仕組みだから」と−−。だが、それを「そういう仕組みだから」という理由で鵜呑みにし続けていいのだろうか。困っている人を助けるためにどうすべきかを考えなければいけない。お金も経済の仕組みもそのためにあるべきだ。その本質が忘れ去られ、いつの間にかカネ、カネ、カネの社会、経済になってしまっていることから変えなければ、人間の生き方や人生までおかしくなってしまう。私は、生きて働いて、死ぬときに「何をしたのか?」という自問に答えられないような人生を送ってしまうことに気付いたとき、絶対にこれを変えてやると思った。お金に支配された社会、経済を根こそぎ変えなければ、個人の心の自由も、自分の人生における時間をどのように使うのかという基本的な人権も奪われ続ける。

 週に5日も6日も会社の上司や株主など金持ちのいうことを聞かなければいけない生活を強いられ、場合によっては残業をやらされ、わずかに残った自分の時間だけ自由に過ごせるという人生を30年、50年続けて、最後には何のために生きていたのかわからない状態になるほど歪んでしまっている。自分でコントロールできるはずの時間を一人一人に返さなければいけない。奪われてしまっている時間の解放は、金融経済を変えることによって可能になる。これは未来の子どもたちにとっても非常に不公平な仕組みだ。ひたすら作って、消費して、壊すというサイクルを続ければ地球の環境も悪化し、あらゆる種を絶滅に追い込んでいくことになる。これを根こそぎ変えるには、国家経営の間違いも含めてまったく新しい社会を描かなければいけない。それは世界を変えることでもあり、そのために日本だからこそできることがある。

■世界一の金持ち国で340兆円のタダ働き

 冒頭にいった「日本は世界一のお金持ち国」であるという事実はあまり知られていない。だがこれは紛れもない事実だ。主要国の対外純資産【表参照】を調べると、日本はプラスの341兆円で1位。ドイツが2位、中国が3位。そして、アメリカ合衆国がなんとマイナスの1076兆円。日本はこの数十年間不動の1位だ。かたやアメリカは不動の最下位。世界中から借金をしている世界一の借金大国だ。トランプのディール外交というのは、この莫大な借金を解消するために米国製品をひたすら売る。とくに日本に対してポンコツのオスプレイとかGMO(遺伝子組み換え生物)食品、F35、詐欺まがいの金融商品とか、バカ高い医薬品とか、とにかく何でもいいから日本に買わせて世界一の日本の資産を奪っていこうとするものだ。中国に対するプレッシャーも、3位にいる中国人に25%の関税をかけ、「アメリカに売ってばかりでなくて買え」と圧力をかけているのが米中貿易摩擦だ。トランプの政策はとても単純だ。世界一の借金を負っているから少しでも米国製品を売ってそれを解消しようとしている。

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 では、日本はなぜこれほど大きな資産を持っているのか。それはみなさんがこの30年間黒字を稼ぎ続けてきた結果だ。日本は戦後復興を貿易立国、輸出主導型でずっとやってきた。海外に製品をたくさん輸出し、輸入を少なく抑えることで黒字を稼いだ。その結果たまった黒字341兆円は、実際には3兆ドルの外貨で円ではない。国際決済はドルでやってきた。原油もドルで買うし、輸出の代金もドルで受けとる。だから黒字もドルで貯まる。アメリカの1076兆円の赤字も円ではなく、約10兆ドルのドルを借りている。そのドルは黒字国が貸している。

 では、なぜ世界一の黒字を稼いでいるのにみなさんにその実感がないのか。それはこの稼いだ3兆ドルがみなさんのために使われないからだ。この黒字は使わなければただの紙切れだから当然投資する。ドルならドルを使うアメリカに投資する。この3兆ドルはその国で使われる。労働者の賃金を払い、つくった製品も国内に提供し、米国内で循環する。日本には入ってこない。黒字が増え続けたとしても海外投資になるため日本のみなさんは受けとれない。だからまったく実感がない。家庭に例えるなら、親が「わが家は世界一金持ち」といいながら稼いだお金を全部貯金して使わなければ、子どもは「嘘だね。何も買ってくれないじゃないか」というだろう。それと同じ状態で、何一つ受けとれていない。

 それどころか、この30年間みなさんはとんでもない働き方をさせられてきた。1971年から2016年までの為替レート【グラフ参照】を見るとそれがよくわかる。1971年には1ドル=360円だった。これが今は110円くらいになっている。円の価値が3倍になり、ドルが3分の1に下がっている。その契機が1985年のプラザ合意だ。

https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/07/e8e0555fa9d2037c2d0b11466a182266-768x576.jpg  プラザ合意と為替レート?

 プラザ合意とは、ニューヨークのプラザホテルでG5(主要5カ国)が集まって、各国の協調介入でドルを下げることを決めた合意だ。なぜかといえば、当時のレーガン米政権は「強いアメリカ」であるための「強いドル政策」をしていた。強い自国通貨のドルで労働者に高い給料を払えば、その国の労働者がつくった製品は高くなる。そのかわりに、逆に海外からは物を安く買える。自国の通貨が高いため、輸入ばかり増えて、輸出はしにくくなり、その結果大赤字を抱えた。一方、戦後復興を輸出主導型でやってきた日本と西ドイツはともに戦敗国であり、戦後賠償もあったので輸出で稼いで貿易黒字が続いていた。アメリカは「いい加減に黒字を稼ぐのをやめろ」といって、西ドイツのマルクと日本の円の為替レートを上げることによって、これらの国の黒字を減らしてアメリカの赤字を減らそうとした。

https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/07/dly1805080005-f1.jpg プラザホテル

 その結果、プラザ合意前夜に1ドル=230円だった為替レートが、2年以内で一気に1ドル=120円にまで真っ逆さまに落ちた。ほぼ半額のドル安、2倍の円高だ。簡単にいえば、1ドル=200円が100円になった。日本の輸出企業にはたいへんな事態で、今まで200円のコストで作っていたものが1ドルで売れていたのに、2ドルで売らなければならない。海外からすればまったく同じ製品が値段が2倍になるため、日本製品は高すぎて買えないということになる。逆に、海外からの輸入では2ドル(200円)していたものが1ドル(100円)で買えるようになる。輸出がしにくく輸入がしやすいので赤字になる可能性がある。つまりアメリカに「日本の貿易収支を赤字にしろ」と要求されたのがプラザ合意だった。

 日本は何をしたか。確かにバブルの3年間はそれをやって金融緩和でお金を回し、みんながそれを使って遊んだので輸入が増えて輸出が減った。それで黒字が少し減った。だが、バブルが崩壊して景気が悪化すると、何とか景気を回復させようとした。

 日本の経済構造は輸出企業が中心だ。彼らはコストカットを始めた。1ドル=200円のときに200円でつくっていたものをそのままのコストでつくったのでは円高で値段が倍になって売れない。それなら、今まで200円でつくっていたものを100円のコストでつくれば、これまで通り1ドルで売れるという話だ。要するにコストをカットすればなんとか売れる、売るためにコストをカットする、ということを景気回復のためにひたすらやってきた。

 だが、コストとは、そのまま誰かの売上であり給料だ。それを30年もずっと削り続けて3兆ドルも稼いだわけだ。半分のコストでつくるといっても人間が2倍の速度で働けるわけもなく、要するにコストカットの名の下に、みなさんが受けとるべき給料や代金がちゃんと支払われなかったということだ。これが支払われていたら製品の値段は上がるので、輸出が伸びず、3兆ドルも資産は増えなかったかもしれない。つまり、みなさんが自分の身を削り、無理矢理安くつくって、3兆ドルの黒字を稼いだということだ。胸に手を当てて考えてみてほしい。日本で横行しているサービス残業とは何か。働いているのに給料がもらえないということだ。海外の労働者にしてみれば狂気の沙汰だ。

 この3兆ドルはみなさんが受けとらなかった分であり、みなさんのタダ働き分だ。現在は1ドル=110円だから330兆円、1ドル=200円だったことを考えると600兆円だ。これだけの給料を受けとらないまま、それだけのタダ働きをして世界一の3兆ドルの黒字を稼いでしまった。しかも、その3兆ドルはほぼ海外に貸しっぱなしでみなさんは受けとれていない。

 今アベノミクスの賃金偽装疑惑みたいなもので、「実は賃金が〇・何%低かった」というような細かい話をしているが、いかにみなさんが受けとるべき給料が受けとれていなかったかは、もっと大きなデータを俯瞰して見ると一目瞭然だ。

■お金の量は5倍に増えたのに給料は削減

 ここに1980年から2018年までの4つのデータ【グラフ参照】がある。すべて日銀からとってきたデータだ。4本の線のうち、マネーストックM2というのは、日本中の現金・預貯金(ゆうちょ銀行や農協に預けたお金を除く)をすべて足した額だ。つまり、日本には今お金がいくらあるのかという数値だ。

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 1980年にはマネーストックは200兆円だった。それが2018年には1000兆円を超えている。このあいだに5倍に増えた。私が就職した1986年のマネーストックは340兆円だった。このとき私が会社から受けとった初任給は20万円だった。そして、私の息子が就職した2017年のマネーストックは990兆円。息子の初任給はまったく同じ20万円だった。31年たってお金が3倍に増えているにもかかわらず、大学生の初任給は変わっていない。私は外資系金融機関だったので他よりちょっと高かったかもしれないが、それほど極端な金額ではない。600兆円のお金が増えながら、この30年間ほとんど給料は上がっていないという話だ。ではその600兆円はどこにいったのか? みなさん薄々気づいているだろう。日本の大企業の内部留保は600兆円とか、500兆円といわれる。

 この内部留保は、会社が従業員に給料を払うのをやめて、安い法人税を払うと溜まる仕組みになっている。もちろん内部留保は全部現金ではないが、その資産はお金があったから買えたものだ。

 対外資産の3兆ドルはみなさんに支払われなかったものだと考えると、この30年で日本の企業というのは給料を払うのをやめたということだ。昔の日本の企業は「三方よし」などといわれ、従業員、お客様、株主みんなのためにあったはずだが、小泉・竹中改革あたりから政財界は「会社は株主のもの」という明確な答えを出した。利益を上げるのがよい経営者で、利益を上げないものはクビになる。ひたすら株主のために利益を上げ続けるし、そのために従業員の給料はひたすら削り続ける。みなさんは削るべきコストだ。人間をコストとするのが今の企業経営になっている。そういう仕組みの中で、法人税を下げたり、株式売買益に対する課税が極端に低かったりする。すべて一部の株主のためだとしか思えないような国家経営をずっとやっている。

 この30年間、間違いだらけの国家経営をしてきた。現在の自民党政権がやり続けてきたことだ。だが問題は、この間違いをどの野党も指摘できていないことだ。わかっていないもの同士のプロレスごっこが続いている。私がれいわ新選組から立候補したのは、真実を知らせて彼らの無能を理解してもらい、外に新しい勢力をつくって中に殴り込みをかけるしかないということをわかってもらうためだ。

■GDP上がればよいか 国民の幸せは置き去り

 彼らには、国家経営という概念すらない。強いていえば、「GDPを上げる」「株価を上げる」という浅はかな答えが返ってくるだろう。みなさんが幸せになった結果、GDPや株価が上がるというなら別に悪くないが、これが目的になってしまうと完全に本質を見失う。

 残念ながらこの国の首相は就任した途端に「GDP600兆円」みたいなことをいっていた。そのための「一億総活躍」だ。みんなが活躍して稼げばGDPが上がる、それがみなさんの幸せと信じて疑わないという浅はかな思考の持ち主がこの国の首相だ。

 経済成長の目安にされているGDP(国民総生産)とは、1年間にどれだけのお金が動いたかというだけの指標だ。今までお金の交換でなかったものをお金の交換にすれば上がる。例えば、子育てを保育サービスにするとGDPが上がる。母親が保育料を稼ぐために外に働きに出るとGDPが上がる。それで時間がなくなったから、自分でつくっていたご飯を外で買ってくるようになればGDPが上がる。介護も同じだ。そうしたい人はそれでもいいが、子育てや介護のために自分の手を掛けるとGDPは上がらない。

 G D P と は 、 消 費 + 政 府 支 出 + 投 資 + 純 輸 出 だ。純輸出とは、輸出から輸入を引いた差であり、黒字になればプラスで、赤字になればマイナスだ。日本の戦後復興はこの純輸出をプラスにするところからはじまった。焼け野原で資源もないから、まず資源を輸入しなければ生産ができない。輸入するにはドルが必要になる。だからドルを借りて資源を輸入し、それを加工して輸出して黒字を稼ぐとそこからドルを返せた。黒字をたくさん稼ぐと輸入がさらに増やせた。戦後はなにもないから、原材料を輸入してたくさんつくっても飛ぶように売れた。純輸出が増えれば消費が増え、たくさんつくるための投資も増え、政府支出も増える。全部がプラスだからGDPはずっとプラスだ。これで戦後復興を30年、40年ずっとやってきた。その結果、何も考えなくなり、GDPがプラスならいいと思い込み、そこで政治家も官僚も思考停止してしまった。

 戦後復興はそれでよかったが、1985年のプラザ合意でアメリカから円高にされても基本的に変わらない。そして、純輸出を上げるためにみなさんの給料を削った。それで売って稼いだ3兆ドルの黒字は海外に貸しっぱなしで、みなさんの幸せは置いてけぼりになっている。

 売上や給料を削ったために、みなさんが好きなように消費し、自由に時間を使うことができない。それで消費が伸び悩んだとしても、輸出を維持し、作るための投資をし、政府が赤字を垂れ流しながら支出を続ければ、差し引きでGDPはプラスだ。これで「経済成長してます」「政治はうまく機能しています」と政治家も官僚も大手マスコミもずっと言い続け、野党もこれを指摘できない。経団連は輸出企業の塊みたいなものだが、これらが巨額の献金を自民党にすれば輸出企業に有利な政策をする。それによって労働者の幸せなどはとうの昔に置いてけぼりだ。これがこの30年間の日本の国家経営だ。

 いまだに東京五輪をやって外国人にお金を落としてもらえば経済が活性化し、GDPがあがるなどという。五輪で観光客が来たところで落とされるのは外貨であり、輸出と変わらない。いくら黒字を稼いでも海外に貸しっぱなしになって受け取れない。TPP(環太平洋経済連携協定)でも「これで日本の輸出が伸びる」という。そんなことをやってもみなさん幸せになれないことは30年間で証明されているにもかかわらず、いまだにそんなことを言っている。それに対して新しい提言をすべき野党が同じかそれ以下のレベルだからずっとこれが続いている。

 黒字を稼いでも使わなければ意味がない。どうやって使うかは簡単だ。政府があお金を作って配る。1人100万円でいい。あくまでこれは、れいわ新選組の公約ではなく私個人の持論だ。4人家族なら400万円もらえれば現役世代は使うだろう。働く時間を減らして、その分遊ぶ余裕ができれば、消費が増える。消費が増えるから資源の輸入が増える。生産が減るので輸入が増える。もしかしたら赤字になるかもしれないが、むしろ赤字にしなければいけない。赤字にすることが黒字を使う唯一の方法だからだ。政府が国家経営を誤ったために支払われなかった30兆ドルを「黒字還付金」として国民に配る。1人100万円を1億3000万人に配っても130兆円。タダ働き分の3分の1に過ぎない。それでも赤字がたいしたことなければ1人あたり8万円のベーシックインカムを2年くらい配ることだってできる。これは実は日本だからできることだ。日本がタダ働きで品質のいいものをつくると世界が迷惑する。黒字が出るということはどこかが赤字なのだ。この構図が続くことは持続可能な社会とはいえない。

■借金でお金をつくってきた現代の経済システム

 もう一つは、財政金融の考え方を根本的に間違え続けてきた。政府の借金が大変だから税金でそれを返し続けなければならないとか、プライマリーバランス(基礎的財政収支)の達成、つまり税収の範囲内で支出を抑えなければならないという発想だ。財務省をはじめ大手メディアもずっと言っている。これは全部大ウソ、大間違いだ。なにもわかっていない人の世迷い言でしかない。

 実は政府の借金とは、政府の無駄遣いのせいでも、税収が足りないせいでもない。もっと根本的な原因はいまのお金の発行の仕組みにある。いまのお金の発行の仕組みを続ければ、世界中のほぼすべての国は赤字(借金)まみれになるという帰結になる。そのお金の発行の仕組みを続けている限りは政府の借金問題は絶対に解決しない。

 では、「お金の発行の仕組み」とはなにか。日銀券だから日銀が発行していると思っているだろうが、それではつじつまが合わない。お金がどれだけあるのかは、さきほど見たとおり1980年に200兆円だったものが現在1000兆円を超えている。800兆円以上のお金が増えている。みなさんがお金だと思っている日銀券は、日本中の紙幣をかき集めても100兆円にもならない。誰がどう見ても計算が合わない。お金の量は1000兆円を超えているのにお札は100兆円しかないのだから。

 では、どうやって800兆円も増えたのだろうか。現金・預貯金の総額であるマネーストックM2というのは、日本中の個人や企業が自分のお金だと認識しているものを足したものだ。みなさんも自分のお金は財布の中だけでなく、預金通帳の中にあるものも含めて自分のものだと思っているだろう。1000兆円あるうち100兆円しか紙幣がないということは、ほとんどが預金でしかないということだ。実際には存在しておらず、あると勘違いしているだけだ。では、どうやってその勘違いが生まれるのか。それがいまのお金の発行の仕組みの正体だ。

 現代のお金の増やし方=信用創造の仕組みを説明する。

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 例えば、Aさんが100万円をA銀行に預けに行ったとする。するとA銀行は金庫に入れ、運用もする。銀行には預金準備制度というのがあり、預かった預金のごく一部を日銀に預けなければいけない仕組みになっている。仮に預金準備率が1%とすると、100万円の預金を預かったA銀行は100万円の1%(1万円)を日銀に預けて、残りの99万円を貸すことができる。私がA銀行にお金を借りに行くと、銀行は必ず口座を持たせる。なぜかといえば私が99万円を借りると私の預金通帳に99万円と書き込むだけだからだ。これで私は自分が99万円を持っていると思う。Aさんも口座に100万円持っていると思っている。その時点でお金は199万円に増えている。ただ私は借金だからあまり自分のお金とは思えない。

 だが私がB銀行の誰かに99万円を送金してしまえば、それを受けとった誰かはその99万円を純粋に売上か給料かわからないが自分の預金として認識する。これがもともと私の借金であるかなど知らないし、気にもしない。晴れてめでたく、Aさんの100万円の預金は99万円の預金とあわせて、もともと100万円だったお金が199万円に増えることになる。新たに99万円を預かったB銀行は、そのうち1%の9900円を日銀に預け、98万100円をまた誰かに貸すことができる。また同じことが起きる。これをC銀行の誰かに送金すれば、その誰かは98万100円を純粋に自分の預金と認識し、これを預かったC銀行はまた1%(9801円)を日銀に預けて、残りの97万299円を誰かに貸すことができる。もうこの時点で、私の99万円を受けとった人は99万円を持っているし、これを借りて送金した相手は99万100円を持っていることになる。もともとお金を預けたAさんはお金を1円も動かしていない。預金通帳に100万円と書かれたまま。だがお金は300万円に増えている。

 これをぐるぐるとやっているうちに、貸せる金額は1%ずつ減っていくが、100万円の元預金÷預金準備率1%=1億円までお金を作り出すことができる。これが信用創造という現代のお金の発行の仕組みだ。こうやってお金が増えている。その結果、みなさんそれぞれが1000兆円持っていると勘違いしているという状態だ。実際にはもっていないのだから勘違いにすぎない。実際に存在しているのではなく、銀行が誰かに借金を貸すことによって作り出した数字が電子的に回ってきて、それをみんながお金と認識し、自分のものだと思っている。みんなが一斉に銀行にお札を取りに行っても金庫にお金があるわけではない。

■拡大し続ける巨大なイス取りゲーム

 「借金でお金を作る」――この仕組みが意味することは、借金を返すとお金が消えるということだ。最初に私が99万円借りたときには、99万円のお金を作り出し、それを使うこともできる。だが私が返せないかもしれない…と弱気になってすぐ返したとする。返した途端に相殺してお金も消える。仮になんとか借り切ってなにかに使ったとすると、私の手元に残るのは99万円の借金だけだ。もし1年ローンだとすると、1年以内に99万円を世の中から集めてこなければ私はたいへんなことになる。だから1年後に99万円を集めて借金を返すと、同時に世の中から99万円のお金を消して自分の借金を相殺して消すことになる。これはすぐに返しても1年後でも同じだ。

 これが意味するものは、現代のお金はほとんどが借金で生まれているということだ。だからみんなが借金を返してしまえばお金が消える。つまりみんなが借金を返してはいけない仕組みなのだ。ただ、だからといって銀行からお金を借りて「お金を返したらお金が消える仕組みだから返さない」といっても銀行は納得しない。必ず返せという。だからみんな毎月返済する。その分お金は消えている。でもお金が減らないのは、その分誰かが借りているからだ。誰かが返せば、誰かが借りて新しいお金を生むという自転車操業だ。返した分、誰かが借り続けなければいけない。

 しかも問題は、元本分だけ返すのではなく利息が付く。私も99万円返せばいいのではなく5%の利息なら104万円返さないといけない。借金によって元本分しかお金は生まれていないのにそれ以上のお金を集めようとする。それで何が起きるかといえば、お金が足りなくなる。発行されていないのだから−−。

 例えばこの部屋に100人いたとして、1人100万円ずつ銀行からお金を借りて経済を回すとする。それぞれの銀行口座に100万円と記入されてスタートだ。みなさんがマッサージでも占いでもそれぞれサービスを交換し、お金を払ったり、貰ったりして経済を回す。1年後に100万円ずつ借金を返さないといけない。返してしまえばお金は消える。ここに5%の利息が付けば、みんなが1年後までに105万円ずつ集めようとするとお金が足りない。100万円×100人=1億円のお金しか回っていないのに、利息を含めて1人が105万円買えそうとすると500万円足りず、必ず誰かが破たんする。いまの金融システムは巨大なイス取りゲームなのだ。

 みんなが破たんせずに105万円を返済するには、あと500万円が余分に必要だ。そのためには誰かが借金をする必要がある。ここにもう5人いて100万円×5人=500万円の新たな借金が生まれ、それがみなさんのところにいけばめでたく利息も返済できる。だがそのときはお金が消えている状態で、この5人の手元には500万円の借金しか残らない。この人たちが返すためにさらに5人が必要になる。そして、もともとの1億円のお金があった状態に戻すためにはもう一部屋必要になる。100万円お金を借りる100人だ。つまり、どんどん部屋が大きくなって増えていかなければ回らない。

 人口が増え続け、借りる人も増え続け、その人たちが必要とする価値(いろんなサービスや製品)が増え続け、作れば売れ続けるような高度成長期のような状態が続けばいいが、そう長くは続かない。経済成長は必ず止まる。借金でお金を増やし続けなければいけない経済も必ず立ちゆかなくなる。

■「政府の借金=お金の発行」 という仕組み

 では、実際どうなったのかを先ほどのグラフで見てみたい。日本の現金・預貯金の総額である@マネーストックが200兆から1000兆円へと5倍に増えている。右肩あがりに堅調に伸びているのは、お金と借金が増え続けなければいけない金融システムだからだ。お金を作るために作った借金に利息が付いてどんどん返す金額が増え、それを返すためにどんどんお金が必要だったといことだ。当初は、青い線のB民間銀行貸出が並行に走っており、借金がお金を作っていたことがわかる。

https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/07/1325209f4f8c00ba8606a9a27404c976-1-768x694.jpg マネーストックとGDP、借金の推移B

 ところがあるときを境にこの2つの線が乖離していく。CGDPが増えなくなり、すっかり横ばいになる。そうすると銀行は誰に貸し続けるのか。1億3000万人しかいないのに同じ人たちに対して永遠にお金と借金を増やす続けることなどできない。A民間銀行貸出が下がっていくのは、それが実際にできなかったというデータだ。

 バブルが崩壊してから銀行は不良債権を処理し、貸しはがしや貸し渋りで実は100兆円近く貸し出しを減らしている。貸せる相手が見つからないから、その後も伸ばせていない。貸さないが、いままで借りた人には返せといわれて返し続けるから、だんだんお金は減っていく。新たな借金がなければお金は減る。

 だが、@マネーストックはまっすぐ増えている。では、誰が借金をしているのか。答えは赤い線A国債残高だ。民間銀行がマネーストックを支えきれなくなってから急激に日本の国債残高が上がり、いまや並行して上がっている。つまり、政府が借金をしてお金を発行し続けたということだ。民間の借金にかわって政府の借金でお金を作ってきたということだ。これはすべて日銀のデータだ。その気になれば誰でも引っ張ってこれる。みごとに政府の借金がお金を作っていることが証明されている。

 いまや1000兆円のみなさんのお金に対して政府の借金は900兆円だ。この900兆円を返すために900兆円の税金を集めれば、みなさんの預貯金はほとんどなくなる。政府が借金でお金を作っているのだから、政府が返済すればマネーストックも道連れにして下まで下がっていく。だから政府の借金がたいへんだから税金を上げなければいけないとか、消費税を上げなければいけないというのは全部大ウソだ。まったくあり得ない世迷い言でしかない。プライマリーバランスも同じだ。でもそれを政府もマスコミも言い続けている。

■政府の借金を税金では消せない

 政府の借金でお金を発行するというのは、どういうメカニズムなのか。日本の政府の一般会計における税収は年間約50兆円だ。例えば、政府が50兆円の税収を集めれば、みなさんの預貯金が同額減る。それに対して50兆円の予算を組んだとすると、政府の予算というのは公務員給与とか政府支出で民間に行く。集める相手と渡す相手が同じ人とは限らず、ひどく不公平なこともあるだろうが、経済全体としては50兆円の税金を集めて50兆円使うことによって、みなさんに50兆円戻すことになる。基本的には「行ってこい」の差し引きゼロだ。

 もし70兆円の予算を組んだとすると、みなさんから50兆円集めたうえで、政府は借用書(国債)を書いてそれを銀行に買わせる。銀行がそれを買って二〇兆円を政府に払う。この20兆円はみなさんの預金から出ていることになる。だが、政府の借金を銀行が買うからといって、みなさんの銀行の預金残高は1円も減らない。減れば誰もが怒るだろう。

 そうならないのは、銀行は20兆円分のお金をつくって政府に貸しているからだ。先ほどの例えでAさんが100万円の預金をし、僕が99万円を借りるときにAさんの預金が減らないのも、銀行が99万円をつくって貸しているからだ。政府が銀行に借金をするときも同じ事が起こる。そうすると、政府は集めた税収50兆円に加えて20兆円分の新しいお金を手に入れて、70兆円を政府予算で使う。

 そうすると最初の50兆円の税金を払ったみなさんは、70兆円戻ってくるので差し引きで20兆円分増えている。受けとっている実感はなくても誰かが受けとって、そのお金がぐるぐるまわって全体としてみなさんの預金を20兆円増やしている。この20兆円と政府の借金20兆円が同じなのは偶然でもなんでもなく、両方が並行して上がっていく。だからグラフもその通りになっている。これが政府の借金でお金を増やすメカニズムだ。

 では逆に政府の借金を税金で返すというのはどういう意味か。例えば、政府の借金を返すために税収を70兆円に上げたとする。みなさんのお金が70兆円減ってしまうが、その後に50兆円の予算しか組まなければ、差し引き20兆円みなさんのお金が消えてしまう。どこに行くかといえば、それは政府の黒字だ。その黒字で借金を返すので、政府の借金とみなさんのお金を20兆円分相殺して消す。借金を返せば、その分のお金が世の中から消えるのは当然のことだ。これをずっとやれば政府の借金は減るが、そのかわりみなさんのお金もほぼ消えてしまう。論理的にありえない話だ。当たり前のことなのだが、ずっとわからないままやり続けて、ようやく去年ぐらいからMMT(現代貨幣理論)が話題になりはじめた。

 現代貨幣理論とは、政府が借金をしてお金を発行し続ければいいという話だ。まさに日本が数十年間やっていることだ。必ずこうなる当然の帰結だ。政府の借金でお金を発行し続けたのだから−−。そうでなければ回らない金融システムだ。民間の信用創造、民間の借金によるお金の発行は必ず頭打ちになる。地球は一個しかないのだから、経済成長は必ず止まる。お金と借金を増やし続けるようなことが続くはずがない。この金融システムを維持するために誰かが借金をし続け、お金を発行し続けなければ立ちゆかない。最後まで借り続け、1円も返さなくても借り続けられる政府が借金をし続けてお金を発行し続けなければ、今の金融システムを維持する方法はない。

 だからMMTとは、この仕組みをただ単に認めたということに過ぎない。仕組みの結果を認めただけで解決策ではない。そのままそれをやればいいという話ではない。私のことをMMT論者だと誤解している人もいるが、それは間違いだ。

 なにが根本的な問題なのか。それは、借金でお金を発行する仕組みそのものだ。このまま借金を続けることは大きな問題があり、政府の国債のもとに年間9兆円もの利息を発生させている。利息とはお金を持っている人がお金を増やす仕組みだ。持っていない人にお金を貸してもっとお金を貰う。年間9兆円だ。日本政府の国債のもとに30年間で300兆円以上の利息が発生している。つまりそれだけお金を持っていない人からお金持ちに所得が移転されているという話だ。なぜお金という公共のもの(それがなければ経済が回せないもの)をつくるのに利息が発生し、その利息が富める者を富ませ、貧しい者から奪い続けるのか。こんなものは社会にとって意味がない。

■政府通貨という発想

 唯一の解決策は、誰の借金でもないお金を政府が責任をもって発行することだ。早くこれに気づかなければ所得の移転が進み、いまの金融経済そのものが巨大な格差拡大マシーンになっていくし、すでになっているということだ。

 私が考える政府通貨とは、1兆円紙幣でいい。この1兆円×130枚を日銀に預けるとする。それを日銀は金庫に入れて、政府の預金口座に130兆円と数字を書き込む。あとはそれを普通にみなさんに送金すればいい。1人100万円ずつ。みなさんの預金口座50万円だったものが150万円になる。それを使うときにはいままで通りに送金したり、1万円札で引き出せばいい。政府貨幣が現行の貨幣と混同されることはない。政府貨幣1兆円は日銀の金庫の中に入ったまま二度と出てこない。それならスペースを取らない1兆円札でいい。

 政府の借金を消すときも、政府が1兆円紙幣を900枚作ればいい。それを日銀に預けて金庫に入れると、政府預金口座に900兆円と書き込まれるだけだ。あとは、それをお金を貸してくれる人に返せばいいが、政府の借金はほぼ銀行がまかなっている。銀行が国債を山ほど持っていた。「持っていた」と過去形にしたのはアベノミクスの異次元金融緩和で、日銀が銀行から山ほど国債を買ってしまっている。半分以上の500兆円ほど買ってしまっている。それでなにが起きたかといえば、なにも起きていない。インフレにもなっていないし、金融的になにも起きていない。それなら全部買ってしまえばいい。

 それで何が起きるかといえば、日銀の金庫の中に900兆円の国債が入っている。これは政府に貸している分だ。日銀の政府預金口座に900兆円があり、政府から借りた900兆円の国債と政府から預かった900兆円が同じ日銀の中に両方あるという状態になる。相殺して消してしまえばいい。これは消したところでみなさんなにも感じない。おそらく蝶が羽ばたいたくらいの感覚しかない。

 だが、このバタフライイフェクトは必ず大きな変化を起こす。なぜかといえば年間900兆円発生していた利息が消滅する。この30年で300兆円もの所得を移転してきた巨大な格差拡大マシーンが止まる。誰が一番困るかと言えば、それでもうけ続けてきた銀行だ。銀行はこの仕組みによって、いままで900兆円、半分買われて400兆、500兆円という利息を得てきた。それが買い取られていきなり現金に変わる。だから収支を圧迫しており、いまや青息吐息だ。日銀が銀行から国債を買って、銀行に「民間にお金を貸しなさい」とプレッシャーを掛けている。それは銀行がお金を貸してはじめてお金が生まれるからだ。これが金融緩和の本質だ。でもそれができていない。つまり日銀も大したことはやれていないということだ。銀行から全部の国債を買われてしまうといくつかの銀行は潰れる。いろんな手当てをしたうえでやっているが、原理はそういうことだ。このように考えると国家経営も根本的に変わっていく。

■忘れ去られている税制の本質

 税金とはなにか。ほとんどの人が、使うために必要だから集めると思っている。実際には、日本政府はこの50年間ほとんど赤字でやっている。前回の東京五輪の翌年に建設国債を発行してから、何年かの例外を除いてずっと税収よりも多い予算を組んで、足りない分を政府の借金で賄ってやってきた。足りない分お金をつくってきたし、それができていた。それができるなら別に集めなくてもいい。全部借金でお金を作って使うこともできる。本当は使うために集めているのではない。

 無税国家にすることも可能だ。政府通貨でお金をつくって全部の政府支出を賄えばいい。税金をゼロにするとみなさんが余計にお金を手にして余裕が生まれ、働く時間を減らし、そのお金と時間を使って休んだり、より文化的な生活が送れる。すると消費が増え、輸入が増える。赤字になるかもしれないが、もしそれで大した赤字にならなかったら、そのまま無税国家ができる。日本は世界一の黒字国だから赤字にしていい国なのだ。

 ただ、だからといって税金をゼロにすればいいとは思わない。税金にはもっと大事な、思想の反映とか国家の形をつくるという側面がある。つまり税金は使うために集めるのではなく、国の形をつくるためにある。それはわれわれの考え方に従って決めるものだ。

 例えば、所得税が累進課税になっているが、これはお金持ちから余計にとって貧しい人に回していく。これは「所得の再配分」という思想の反映だ。ある程度所得を平準化させて格差を縮めるということだ。みなさんがそのような社会を望むからそう決まっている。

 相続税を0%にするか、100%にするかも明確に思想が違う。0%ならば相続税の家庭は子や孫もお金持ちという富の格差が世代を超えて続く。相続税を100%にすれば富の格差は一代でなくなる。みなさんがどちらの社会に住みたいかによって、その思想を税制に反映させればよいものだ。それによって税制も税金も変わっていくし、それこそが政治の本質だ。

 このような税制の本質を忘れ去って、お金が足りないから課税する、政府の借金が大変だから消費税を上げる…という、お金を集めるためのつぎはぎ税制になっている。

■価値を生み出さないマネーゲームを優遇

 さらに、政治家が点数稼ぎをするためのおかしな税制になっている。

 私が非常におかしいと思うのは分離課税だ。それは金融課税。株式の売買や配当に対して所得税とは別に税金が課税される。それが一律20%だ。つまり、株式でいくらもうけようと、配当でいくら稼ごうと一律20%しか課税されない。一時は10%まで減税されていた。それに対して所得税の最高税率は45%だ。地方税も合わせると50%以上とられる。

 株式の売買や配当はなにも生み出さない。右から左にお金を動かして、結局なにも作っていない。そういう所得に課税される分離課税がたったの一律20%だ。逆に、所得税というのは基本的に自分たちで働いて価値を作り出している人たちが払う税金であり、それに最高55%が課税される。価値を作って働くよりも、他人のふんどしで相撲をとって右から左にお金と所有権を流す方が低税率で得だから、そうしなさいというのが今の政府だ。

 だが、みんなが株式の売買だけを始めたら国は滅ぶ。株式売買といってもその株式会社で実際に価値を作り出して働く人がいなければ株価など上がらない。みんなが株式の売買をやれば国が滅ぶのに「それでいいですよ」というメッセージをこの国の税制は発しているということだ。完全に狂っている。

 その結果どのようなことが起きているか。所得によってどれくらいの税負担があるかを国税庁の資料【グラフ参照】でみると、一番高い28・7%の税金を払っているのは1億円プレイヤーだ。この人たちがだいたい所得税を払っているサラリーの上限だ。そこから先は税負担が下がり、右端の100億円以上稼いでいる人たちは、金融課税が10%だった平成25年度では11%しか払っていなかった。翌年に税率が20%になっても所得に対して17%しか払っていないということだ。

https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/07/6425fe1f503edf1ebb6513962f0b4667.jpg 申告納税者の所得税負担率

 つまり、100億円以上稼ぐ人たちは所得税など払っていないということだ。所得税は税率が高くて損だからそういう稼ぎ方はしないのだ。いまの税制の結果だ。税率が低いのは株主優遇なのだ。例えば外国人株主がすごく多いとか、売買を盛んにさせて株価が上がれば「政治家がうまくやった」とか、GDPが上がれば「経済政策が成功した」という。思い込みの点数稼ぎをやっていると、みなさんの本来の働き方や生き方、幸福は全部置き去りになる。そろそろ「おかしいだろ」と誰かがいう必要があるし、それをみんなが理解し、こんなものは変えようという機運をつくる必要がある。

 山本太郎代表は、分離課税と所得税を一体化させて総合課税にして累進課税をかければいいと主張している。もちろんそういう考え方もある。だが私個人の意見はもっと過激で、分離課税をそのままにして思いっきり課税すればいいと思う。1年未満の株式売買で得た利益に対しては99%課税する。要するにやめろという話だ。1年未満で株式を売ってもうける人がこの社会に必要なのか? それは誰のためになっているのか? そんな人はいらないし、そんな行為がいらない。

 1〜3年の株式保有でもうけても85〜90%。3〜5年なら80%。5年以上もってようやく70%と、どんなに保有しても所得税の最高税率より低くならないようにすればいい。そうすると外国人投資家が裸足で逃げ出す。株価は落ちるかもしれないが、そんなものは知ったことではない。株価が下がってもみなさんの生活には基本的になにも関係ない。一部それを保有している人たちの簿価が下がるだけだ。これがれいわ新選組の政策になるかはわからない。だが、これもみなさん次第で正しいと思う人が多ければ政策になるかもしれない。

■価値を生み出すために作るのがお金

 国家予算の考え方も根本的に変わる。予算とは、集めたお金の使い道だとたいていの人は思っている。だがこれも違う。そもそも集めなければお金がないということが幻想だ。なぜならいままでも集めらないのにお金を作ってきた。政府通貨でもお金は作れる。

 お金を集めなければいけないという発想も古い時代の思い込みだ。かつて日本の場合、戦争に負けて焼け野原になり、生産能力がなかった。それに対してみんなモノが欲しかった。 需 要 > 供 給 、つまり圧倒的な需要に対して供給量が少ない時代だ。供給する生産能力がなかった。だから一時的に税金を集めた。そして、みんなが貯金をした。するとみなさんのお金が減り、購買力が落ちる。需要を抑えて、国家が集めたお金で大規模に投資する。道路や橋、港湾や空港などインフラを充実させる。すると生産性が飛躍的に上がる。それではじめて需要を満たすことができる。これを戦後復興期はずっとやってきた。

 昔はサプライサイドエコノミーといわれていた。サプライサイド、つまり供給する側の経済だ。いかにして生産能力を高めるかという話で、生産能力を高めれば高めるほど売れまくっていた時代だ。だが、いまや国家が成熟してインフラも整って、逆に生産能力が有り余る状況になっている。そして、お金を集め続けることにより、とくにプラザ合意以降、みなさんの購買力をコストカットの名の下に落としてしまうことによって生産能力に対して需要が思い切り冷え込んでいる。 需 要 < 供 給 、つまり戦後復興期とは逆のことが起きているのに高い税金を集め、みんなが2000万円を目指して貯金などはじめると大変なことになる。これではお金が動かず、人が動かなくなる。

 富とはなにか。それはみなさんが作り出す価値だ。だからみなさんが活動しなくなれば富は生まれない。お金を貯めるというのはこれからは自殺行為だ。でもそういう発想の転換が政治家にはできていない。仕組みをわかっていないからゼロから考える能力がないのだ。

 何をするべきなのか。お金を作って配り、使うことだ。価値を作るためにお金を作るのだ。例えば、これから介護産業にものすごい人数が必要になる。この産業を大きくする必要がある。そこにはたくさんの仕事がある。若者たちに行ってほしくても、お金がなく十分な給料がもらえないからみんな行かない。そこにお金を作って投入すれば、そこで働く人が増えて、実際にそこで人が動き始め、そこではじめて価値が生まれる。価値が生まれるなら、その分のお金を先につくって注ぎ込めばいい。それをせずに生まれるべき価値が生まれないということは富がないということだ。根本的に発想を転換する必要がある。

■国家の財産とは人の時間と労力

 すぐに結果がお金で返ってくるような短期的な投資は民間企業に任せておけばいい。政府がやるべきは中長期的な価値の創造だ。例えば、子どもの教育や環境の保護。こういったものはすぐに利益が返ってくるものではない。子どもの教育にいくら人を使い、お金を投入しても、それが実際にお金として返ってくるのは20年後か、30年後か、50年後かわからない。そんな長期的な投資は民間企業はできない。だが教育の充実は必ず国を豊かにする。そこに絶対に価値が生まれるという信念のもとに政府がお金を作って投入しなければ、その価値は生まれない。

 環境保全でもお金など戻ってこない。その価値は計算できない。だがそれは絶対に価値があるものだと信義をもってお金を投じなければいけない。そのためならお金などいくらでも作って突っ込めばいい。そういう発想をもって政府は動かなければいけない。お金で考えるから本質を失う。民間企業だけでなく、政府の予算立案者も政治家もカネ、カネ、カネばっかり考える。

 国家経営にとって大事なのはGDPでも株価でもなく、最も大事なのは人の時間と労力と貴重な資源だ。国家が持っているものはこれだけだ。この国にあるのは一人一人の時間と労力、自然資源だけだ。外貨もあるが基本的にこれだけだ。その貴重な時間と労力をいかに大事に無駄なく使って、本当に意味あることに役立てるかというのが国家経営だ。カネの話ではない。

 例えば、1億円で穴を掘って埋める。まったく意味のない無駄な事業だ。無駄なのは1億円だからではない。10億円でも1000万円でも関係ない。お金というのはぐるぐると経済を回るだけでなくなりはしない。本質は、このお金が回る間に何をするかだ。1億円の穴掘り事業が無駄なのは、そのために使われた人の時間と労力は二度と返ってこないからだ。それに使われた資源も同じだ。われわれの時間と労力と、国の資源をどれだけ何のために使うかが大事なのだ。これこそが国家経営の本質だ。お金はそのためのツールに過ぎない。

 それが人の時間と労力の使い方を決めるのであれば、カネがあるとかないとかは全然関係ない。カネがあろうとなかろうと、絶対にやらなければいけない仕事ならばやればいい。そういう発想が必要だ。なにをやらないかも大事で、人の労力と時間を無駄にしないために障害は取り除かなければいけない。

 例えば、この国では高速道路は有料だ。あんなものは無料が当たり前だ。お金で考えるから有料という発想になる。高速道路などは造った時点でコストは確定している。そのために使った人の時間と労力と地球の資源は二度と返ってこない。それを取り戻せると思うのはカネで考えるからだ。課金すればカネが返ってくる。だが有料にすれば高いからみんな使わず、下道を走るといい始める。本来はそれを使ってみなさんの時間と労力をセーブしてもらうために造っているのに、課金して使わせないことによって、そこから先の人の時間と労力は無駄になる。こんなバカな話はない。

 あらゆるインフラがそうだ。電気、ガス、水道、通信、郵便、銀行のATMも、公共交通機関もだ。なぜ民営化しているのか? なぜ企業がもうけなければいけない? みなさんの生活に必要なものを提供している企業がもうける必要はない。公営化し、国営化し、最低限の金額でいいし、赤字でも構わない。

 例えばJRも国鉄に戻して、一定金額までタダにすればいい。学生とか若者の交通費など全部無料にすればいい。それで有り余る時間を使って、好きな場所に行き、好きな人に会い、好きなモノを見て、持っている時間を有効に使えと。それが富を生む。みなさんの時間と労力を使う以外に実際に富を生む方法などない。課金することによって、富を生み出す機会をどんどん潰している。

 消費税がなぜいけないのか。あれが金持ち優遇だとか、8%か5%かというような話ではない。消費税を課税することで、余計にお金を払わされることでみなさんが活動しにくくなる。全国民の活動が低下する。人生の長さは変わらないから、その分人の貴重な時間が無為に過ごされる。これ以上の国家の損失があるだろうか。その分みなさんが価値を生むチャンスを潰しているのだ。思想的にあり得ない。どこかの国はもっと高いなど関係ない。その国が愚かなだけで、消費税などゼロが当たり前だ。そういう無駄な障害を確実に取り去っていく必要がある。

■なんのために働くのかという新しい価値観

 もう一つ大事なのは、明確な方向性だ。国家経営の仕事として、国を成り立たせるために必要な仕事をみんなに分担してもらう必要がある。食糧の自給、エネルギーの自給、この国に無い物を買ってくるだけの十分な外貨を稼ぐことだ。この3つがなければ基本的に国として自立できない。残念ながら食料の自給とエネルギーの自給ははるか遠く及ばない。これはなんとかしなければならない。それでも外貨は世界一稼いでいる。もうやりすぎたので、お金を配って返すことによって生活を楽にし、みなさんから取り過ぎた時間を返すべきだ。

 それをやったとしても、みなさんは「遊ぶより人のために役立ちたい」といって休まずに働き続けるかもしれない。それなら今まで通りの働き方ではなく、何のために働くのかという新しく明確な方向性を出そうと−−。われわれはこの30年以上、その大きな方向性を失っている。戦後復興という大きな目標を成し遂げた後、何のために生き、働いているのかわからなくなったまま、ひたすら目先の利益とか売上のために働き続ける状態がずっと続いてきた。若者たちはそんな大人たちを見てもっとわからない。そんな社会になんで入っていかなければいけないのか、なんのためにそれをしているのか、どこの企業に入っても「売れ、売れ」といわれるが、それがそんなに重要なのか若者たちはわからない。おそらく彼らもそれほど生きる意義を見いだせないから、10〜30代の若者の死因のトップが自殺になったりしている。

 われわれ大人が何のために生き、働くのかというのを国家として大きな方向性を示す。これだけの経済大国で、世界一の黒字を稼ぐ生産性を持つに至ったわれわれとしては、もはやそれを自分たちのためだけに役立てるのではなく、もっと世界中の困っている人たち、餓死寸前に置かれている10億人の人たち、壊れゆく地球環境を保全する技術、そのための生き方や社会のインフラなど、世界の問題を解決するようなモデル社会をつくるために使わなければいけない。われわれの社会が大きな使命を帯びたときに、人の生き方や働き方が変わり、何が不必要で何が必要かがみなさんの中で選別されていくだろう。カジノやパチンコ産業などがいかに無用なものであるかがはっきりしてくる。

■お金集めのために社会や地球を破壊

 世界のあらゆる問題を解決するには、いまの世界がいかにおかしいかをちゃんと認識する必要がある。残念ながらいまの世界経済はすでに狂気だ。本質から経済システムがかけ離れている。経済とは、価値の生産と価値の交換だ。みなさんに必要な価値があるからそれを作り、それを互いに交換する、それだけだ。必要ないものは作らなくていいし、売らなくていい。なのに私たちは必要ないものを膨大に作り、捨てさせ、壊し続けている。いつの間にかお金を貰うために経済を動かしている。

 結局、お金をもらうゲームだ。先ほどいったように、1人100万円の借金に利息をつけて経済を回す巨大なイス取りゲームだ。お金をもらわないと破たんするゲームだから、何を提供するかなど関係ない。それが人を幸せにするものかなど関係なく、だましてお金を取った方が楽だ。1年後にお金を集めなければ破たんするのだから。

 あらゆる理屈を付けて、短時間でいかにお金を稼ぐかというゲームが始まり、何を作っているかなど二の次になる。一番簡単な方法は「安かろう悪かろう」の商品を作り、買ってもらい、すぐ捨ててもらい、また買ってもらうことをいかに短い時間でくり返すかだ。現実に身の回りに溢れている。当然、世界はゴミの山になる。お金がすべての社会。狂気の沙汰でしかない。

 いかに短時間で手を掛けずに商品化してお金をもらうか――いまの経済や経営学は、学問でもなく、世の中の本質を見失っている。経済の専門家がことあるごとに「コストがどうだ」というが、いまの経営学がいうコストとは人間が動く労力の分しか入っていない。魚を獲るときに無駄な種も含めてばっさり大量に捕獲しているのは、その方が安いからだ。あくまで人間が獲るコストしか入っておらず、多様な魚がそこに存在するまでにかかった長い時間は一切入っていない。原油や石炭などの鉱物のコストも、掘り出す人間が動くコストしか入っておらず、それらの鉱物がその状態になるまでにかかった何十万年という長い時間は入っていない。原発もそうだ。元に戻しようのないものをコストとして考えること自体が無理がある。計算しようのないものをコストに入れていないのだから、論理として完全に破たんしている。そろそろ正気に戻る必要がある。

 世界中の企業がそんなことばかりやって、こんな経済を回していたら地球が破たんするに決まっている。

■資本主義にかわる新しい社会を展望

 資本主義という制度も疑わなければいけない。資本主義とは、資本家のいうことをきかなければいけないという考え方だ。誰もが自由意思をもって生きているのに、週5日も6日もお金のために拘束されて動かされ続け、残りのわずかな時間だけ自分のために使える。その人がお金をもっているからというだけで、誰かのいうことを聞いて生きなければいけない理由がどこにあるのだろうか?

 資本主義というのは、資本家が労働者を安く使って、同じ労働者(消費者)に高く売りつけるという仕組みだ。企業が利益を上げるためにそれ以外の方法はない。世界中の企業がそれをやっている。だから、世界で最も裕福な28人が世界の下位半分の36億人と同じだけの資産を持つに至っている。そして10億人の人たちが年中餓死寸前の状態に置かれている。資本主義だから仕方がないのか? 文明を持つ人間の生き方として根本的に間違っていないか? そろそろ真剣に考えるときに来ている。

https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/07/c18832e96f9ef3854237b6ac13db700f.jpg 資本主義の仕組み

 資本家が利益を上げて資本が増えるというが、資本って本当に増えるのか。お金で考えるから増えると勘違いする。数字が増えるから。でも資本とは何かといえば、人の労働力や土地といった基本的に実態物だ。お金などいくら貯めても実態としては札束という紙切れでしかなく、預金であれば数字でしかない。そこからは何も作り出せない。

 本来の資本である人の労働力、使える土地などは永遠に増え続けるのか? 一つしかない地球が2個、3個になるのか? 普通に考えれば全部思い込みでしかないことがわかる。

 お金とは虚の数字でしかない。いま実際に起きていることは、この数字を一部の人たちがどんどん集め、その数字を使って市場で土地を買ったり、株を買ったり、さらに知的所有権、種子、水道などみなさんの生活に必要なものの権利を買っていく。膨大に膨れてしまった何の意味もない数字で、実際にみなさんが生きるために必要な地球を買い取っている。それによってみなさんを永続的に隷属化することができる。そういうことがもうすでに起きているということを、そろそろみなさんもお気づきだろう。狂気なのだ。

 お金には何の意味もないことに気づかなければいけない。お金とは、交換できる実態(価値)があって初めて意味を持つ。でも実態物は、金利でお金が増えるように時間とともに増えるものではない。普通のものは時間とともに壊れたり、腐ったりして減っていくのが自然だ。だがお金が金利で増えていけば、変わらない実態物(価値)の量に対してお金が膨大に増えてバランスがとれなくなる。バランスを取るために無理矢理作って売ることをやっていれば当然地球は破壊される。追いつくはずがないのだから。

https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/07/beb6a47821c9a7c3dd84f1ead3699a79.jpg お金の量と実態価値の量

 同時に、気づかなければいけないのは、 お 金 の 量 = 借 金 の 量 ということだ。このことをほとんどの人が知らないことが問題なのだ。みなさんがあると思っているお金は、すべて借金の裏返しなのだ。借金をすべて返してしまえばお金はない。あるのは実態物だけであって、お金というのは借金と利益を合わせたゼロサムゲームだ。借金と利益を平等に分け合えばお金は消えてしまうので、お金を奪い合い、借金を押しつけ合あわせる。私たちもそうしなければ、ちょっとバランスを崩して弱い方に回ってしまうと借金まみれになり、貧困に突き落とされる。みんなが豊かになるのではなく、必ず多くの人が貧困に突き落とされる社会の仕組みなのだ。

 必然的に熾烈な競争社会になり、生産性のない人たちがいじめられるようになる。生産性がないというのはとても狭い価値観の中での言葉だ。その人たちが社会保障などでお金を手にすると、その分の借金が誰かに回る。「俺たちが一生懸命働いているのに、生産性のない連中が社会保障でお金を手に入れるのはけしからん」という感情もこの経済システムが生み出すものだ。社会はどんどんギスギスしていく。こんな醜い仕組みをこのまま子どもたちに渡していいわけがない。

 いますべきことは、この金融資本主義の仕組みを根こそぎ変えることだ。これ以上に重要な政治課題はないと思う。すべての政治家が命をかけてとりくむべき課題だ。地球規模の大転換が迫られている。

 日本の政治というのは、それを促進するための政治であるべきだと思う。だからまったく新しい次元の新しい政党をつくって、新しい政治を実行するべきだ。いまの既存の政党や政治家はこのレベルにはいない。なぜみなさんが世界一の黒字を稼ぎながら、こんなに苦しいのかということすらわかっていない。だから、これから世界がどこにシフトしていくのかについても考えすら及ばない。新しい次元でものごとを考える勢力を作って、国会の中に殴り込みを掛けなければいけない時に来ている。

 2011年に政治団体を設立し、お金の仕組みのおかしさを言い続けてきた私がれいわ新選組から立候補したのは、この地球規模の大転換のチャンスがいまここに来ていると思ったからだ。まったく無名の人間や勢力が国政の壁を突破することはたいへん難しい。だが、世界的な新しいムーブメントがそこに生まれようとしている。

 ただ、例え国政を突破しても、世界を変えるためには、社会を構成する一人一人の頭の中を変革することからしか変わらない。紙切れを「お金」と思い込むのは、人間が作り出した概念に過ぎないし、所有権というのも人間の意識だ。人間の生命活動は本来生きて死ぬだけなのに、地球上のものを所有していると思い込むことによってサバイブ(生き残る)できると思い込む。資本主義とは、一種の所有主義であり、所有者支配主義だ。株主つまりお金を持っている人のいうことを聞かなければいけない。なぜ? という問いに哲学的に答えられるだろうか。ただそういう仕組みだというだけの話だ。その正しさを誰か説明できるだろうか。

 資本主義制度によって効率的にモノを生産でき、みんなが生き残れた時代もあったかもしれないが、現在はそれが逆にみんなを苦しめている。これからは金持ちのいうことを聞いて生きる社会ではなく、もっとみんなが自由に創造的に生き、お互いの人権が尊重される社会がもうそこまで来ている。そのような大きな思想の転換が求められる時代が来ており、政治もその新しい転換をベースにして新しい運動を作らなければ、大きな数は生まれないと思っている。

 できるか、できないかではない。自分がやらなければならいと信じることをやるか、やらないかだ。いずれ死ぬのなら、人間生きている間に何をするかだ。仮にそれができなくても、誰かがそれをやり、他にもやる人が出てきて、ちょっとずつ進んでいるうちに最後には大転換が到来する。すべてはプロセスであり、自分が生きている間に何ができるかをみんながくり返していけば、大きな変化が起きる。この社会がおかしい理由をみんなが気づき始めれば、それはもう止まらない。そこからみんなが新しい希望を抱くようになれば世界は変わる。昨今の世界情勢、日本国内の変化をみれば、それはもう遠い未来の話ではなくなっている。

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おおにし・つねき
元JPモルガン銀行資金部為替ディーラー
東京都出身。上智大学外国語学部英語学科卒業。シアトル大学政治科学専攻。JPモルガン銀行資金部為替ディーラー。株式会社インフォマニア代表取締役。政治団体フェア党代表

大西つねきホームページ
https://www.tsune0024.jp/

大西つねき講演会スケジュール
https://calendar.google.com/calendar/embed?src=ovnpt16rv0d30dq7uqg1rlhqrc%40group.calendar.google.com&src=tsuneki.ohnishi%40gmail.com&ctz=Asia%2FTokyo

https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/12166
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/172.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 安倍首相が年金問題への反論でもちだした数字は嘘だらけ!「年金を0.1%増やした」→実際は0.9%の目減り(リテラ)
安倍首相が年金問題への反論でもちだした数字は嘘だらけ!「年金を0.1%増やした」→実際は0.9%の目減り
https://lite-ra.com/2019/07/post-4832.html
2019.07.12 安倍首相が参院選でついた9のインチキ総まくり(前編)! 安倍首相が年金問題への反論でもちだした数字は嘘だらけ! リテラ

    
    参院選でも大嘘!(自民党HPより)


 ついに中盤を迎えた参院選挙戦。しかし、安倍首相は政見放送や街頭演説でもトランプ大統領との深い関係性について猛アピールする一方、大きな争点であるはずの年金問題については「年金を充実する唯一の道は、年金の原資をたしかなものとすること、すなわち経済を強くすること」と言い、安倍政権下でいかに経済が順調になっているのかを強調してばかりいる。

 だが、この選挙戦で安倍首相が得意気になって持ち出すデータや数字は、デタラメや誇張、虚偽のオンパレード。とてもじゃないが「実績」と呼べるシロモノではないのに、一面的に取り上げることで“年金は大丈夫”と事実ではない安心を撒き散らかしているのだ。

 そこで、安倍首相は一体どんな数字やデータを持ち出し、そしてそれがいかにデタラメなのか、安倍首相が喧伝する「9のウソ・デタラメ」を紹介していきたい。

 まずは、安倍首相が「政策によって年金を増やしていくことはできる」と豪語するときの根拠として必ずといっていいほど挙げる、賃上げや雇用の増加の数字のカラクリについて取り上げよう。


その1
「この6年間、私たちの経済政策によって雇用は380万人増えました。増えたということはまさに、年金の支え手が増えたんです」(街頭演説など)
→増えた380万人中266万人は65歳以上の高齢者!


 安倍首相の言うとおり、2012〜2018年のあいだに就業者は384万人増えたが、そのうち約7割にあたる266万人は、なんと65歳以上の高齢者。15〜24歳の就業者も90万人増えているが、その内訳は高校生・大学生等が74万人も増えている。また、15〜64歳の女性就業者も増えているが、非正規が多く、賃金も低い。つまり、安倍首相が言う「増えた年金の支え手」というのは、年金では生活できない高齢者や、家計が苦しく働きに出る女性、生活苦の学生たちのアルバイトという低賃金で働く人ばかり。これは「私たちの経済政策によって増えた」と自慢できるような話ではまったくなく、むしろ年金だけでは暮らせない高齢者が増加しているという“老後生活苦社会”の実情を示す数字だ。


その2
「史上初めて正規の有効求人倍率が1倍を超えました」
「今年の4月、高校・大学を卒業した若いみなさんの就職率も過去最高になっているという状況はつくった」(TBS『news23』党首討論など)
→団塊世代の引退と若者人口の減少の結果。有効求人倍率の上昇は民主党政権時から


 まず、高卒・大卒の就職内定率が高くなっているのは、たんに団塊世代が引退する一方で若者人口が減少しているからであって、アベノミクスの成果などではない。実際、新規大卒・高卒者内定率は民主党政権時から上昇トレンドになっており、有効求人倍率も2010年から右肩上がりをつづけている。

 そもそも有効求人倍率とは、ハローワークで仕事を求める人ひとりに対して求人が何件あるかという割合だが、直近の2019年5月の職業別有効求人倍率(パート除く)を見ると、もっとも高倍率になっているのは「保安の職業」(7.06%)で、「建設・採掘の職業」(5.21%)、介護や接客・給仕を含む「サービスの職業」(2.88%)とつづいており、厳しい労働条件の上、待遇がいいとは言えず離職率も高い職種が目立つ一方、「事務的職業」は0.43倍(うち「一般事務」は0.32%)にとどまっている。つまり、労働環境の改善が進まず、なり手が少なく離職者が多い業種に求人が増えているのが実態だ。


その3
「この春も6年連続で、今世紀最高水準の賃上げが実現しました」(政見放送など)
→生活実感に近い実質値で見ると賃上げ率は「今世紀で最低水準」


 ここで安倍首相が根拠にしているのは連合の調査なのだが、これは全労働者のごく一部の結果にすぎず、そもそも勤労者全員の話のように語るのは詐欺に近いのだが、じつはこの「今世紀最高水準」の結果にもカラクリがある。

 というのも、連合集計は名目賃金であり、この結果から物価の変動の影響を差し引いた、生活実感に近い実質賃金の賃上げ率だと、民主党政権時代の平均賃上げ率は2.59%であるのに対し、第二次安倍政権での平均賃上げ率はわずか1.1%。安倍首相が持ち出す連合の結果で見れば、第二次安倍政権下の実質賃金の賃上げ率は、「今世紀で最低水準」となるのだ。

 現に、統計不正の発覚で今年1月から数字を上ぶれさせていた不正調査の数値補正やベンチマーク更新がおこなわれなくなった途端、名目・実質ともに前年同月比で一転マイナスに。9日に厚労省が発表した5月の「毎月勤労統計」でも、基本給や残業代などを合わせた1人あたりの現金給与総額(名目賃金)は前年同月比から0.2%減の27万5597円。実質賃金でも1.0%減で、これにより名目・実質ともに5カ月連続のマイナスとなった。これは国民生活が悪化しているということの証明だ。

 このように、実際には「雇用」も「賃上げ」も安倍首相の話はデタラメだらけなのだが、安倍首相はこれらを「成果」として誇り、それによって「年金額を増やすことができた」と豪語している。

 もちろん、これもとんだ詭弁だ。


その4
「この4月、みなさんの年金額を増やすことができたんです」(街頭演説)
「我々は、経済を成長することによってですね、0.1%でありますが、これはもう久々にですね、(年金で)プラスの成長を可能とした」(日本記者クラブ党首討論会など)
→「増やした」どころか、実質的には0.9%も削られていた!


 “年金2000万円問題”が浮上してからというもの、安倍首相が何度も繰り返す「今年度の年金額は0.1%増額改定した」というアピール。あまりのドヤ顔で語るため、「0.1%って金額に置き換えると結構なものなのかな」と誤解する人もいるかもしれないが、増額したのは、年金を満額で受け取っている人の場合でたったの月67円である。

 しかも重要なのは、安倍首相がその正当性を説きつづけている「マクロ経済スライド」によって、年金は「増えた」どころか実質的には「減って」いるのだ。

 そもそも、年金は物価や賃金の上昇に合わせて上昇率分増えるが、マクロ経済スライドの実施は物価の上昇による年金支給額の上昇を抑制するもの。そして、年金の0.1%の増額改定に対し、今年1月に総務省が発表した消費者物価指数によると、物価上昇率は1%。つまり、安倍首相が誇る「年金額を増やした」という話は、実質的には0.9%のマイナスであって、年金が月10万円だったら月900円が減らされたというのが実態なのだ。

 さらにもうひとつ付け加えておくと、自民党の三原じゅん子議員は参院本会議で野党に「恥を知りなさい」と罵倒した際、「民主党政権のあの3年間、年金の支給額は、増えるどころか、何と引き下げられていたのです。安倍内閣はまったく違います」と述べたが、これも大嘘。民主党政権最後の2012年度、標準的な厚生年金受給世帯の受給額は23万940円だったが、安倍政権は7年間でその受給額を9436円も減らしているのだ。これは民主党政権時の1年平均約551円減に対し、安倍政権は1年平均1348円減と民主党政権の倍になる(毎日新聞7月2日付)。

 さんざん“雇用も賃上げ率も伸ばし、年金も増やした”と主張しておきながら、実際にはこの結果。一体、どちらが「悪夢」の政権と言えるだろうか。

 安倍首相が参院選でついた嘘はまだまだある。後編でも徹底的に明らかにしていこう。

(編集部)

















http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/174.html
記事 [政治・選挙・NHK263] これぞ与党の思うツボ 岐路の選挙なのにジャニーズ一色 国民の白痴化加速(日刊ゲンダイ)


これぞ与党の思うツボ 岐路の選挙なのにジャニーズ一色
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/258191
2019/07/12 日刊ゲンダイ 文字起こし


NHKを流す街頭ビジョンにクギづけ(C)日刊ゲンダイ

 安倍政権への信任を問う参院選(21日投開票)が折り返しを迎えようとしている。金融庁報告書に端を発した「老後資金2000万円不足」問題、浮き彫りになった貧弱な年金制度、10%への消費増税など、国民生活に直結する争点が問われる岐路の選挙だ。ところが、である。ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の逝去が9日に発表されて以降、メディアは訃報一色。とりわけテレビは朝から晩までジャニーズネタのオンパレードで、選挙報道は隅に追いやられているアホらしさ。国民の総白痴化が加速である。

 ジャニー氏は男性アイドルを山ほど売り出し、日本のエンターテインメント業界を牽引してきた立役者だ。影響を受けた国民は少なくない。その死を悼むのは自然な感情だとしても、テレビが涙にむせぶ所属タレントの別れの挨拶映像を使い回し、書面コメントを垂れ流すのは、いくらなんでもやり過ぎではないか。まして、ジャニー氏は最後まで裏方に徹し、素顔や肉声をさらすことを好まなかったという。

有権者に判断材料を与えず、安倍ニンマリ

 法大名誉教授の須藤春夫氏(メディア論)は言う。

「ジャニー氏は日本の芸能界に大きく貢献した第一人者とはいえ、ひとりの私人でしょう。選挙戦の真っただ中に、大手メディアが連日にわたって多くの時間を割く必要が果たしてあるのか。この参院選は安倍政権に対する中間審判の役割を持っています。世論調査では内閣支持率は堅調に推移していますが、年金や消費税などを中心に個別政策には不満の声が高まっている。それに、安倍政権の数を頼みにした強引な国会運営や、批判には一切耳を傾けずに邪魔者を排除する安倍首相のトップとしての振る舞いも問われている。にもかかわらず、大手メディアは有権者の判断材料となる情報をマトモに扱おうとしない。こうした状況で一番得をするのは誰か。ほかならぬ安倍首相でしょう」

 そして、過剰な弔い報道の次は薬物スキャンダルだ。

 大麻取締法違反で起訴された元KAT―TUNメンバーの田口淳之介被告と、内縁関係にある元女優の小嶺麗奈被告の11日の初公判をめぐり、傍聴券を求める長蛇の列から法廷でのやりとりまでが繰り返し詳報された。


山口達也(C)日刊ゲンダイ

ジャニーズに救われ、人気取りに利用

 安倍首相がピンチに立たされると、不思議なことにジャニーズが話題をかっさらっていく。強制わいせつ容疑で書類送検されたTOKIOのメンバーが大号泣で謝罪会見を開いた昨年4月末。モリカケ問題に続き、財務次官によるセクハラ辞任騒動などを追及する野党が麻生財務相の辞任や柳瀬唯夫元首相秘書官の証人喚問、決算文書改ざんをめぐる調査結果の公表、南スーダンPKOをめぐる日報問題の真相究明を求めて審議拒否に打って出た最中だった。アベノミクス偽装の統計不正が発覚したタイミングでは、嵐が解散を発表した。衆参両院の厚労委員会で開かれた閉会中審査で疑惑が深まる中、世間の関心を集めた通常国会召集日の前日だった。

 安倍は人気取りにもジャニーズを利用している。新元号「令和」の発表、天皇の代替わり、最長10日間の大型連休で祝賀ムードを高め、GW明けにツイッターでTOKIOとの会食ショットをアップ。あまりにも露骨だ。

 いまジャニーズと報道を二分していると言っていいのが、韓国に対する半導体材料の輸出規制問題だ。元徴用工訴訟をめぐる報復措置だと反発する文在寅政権に対し、安倍政権は安全保障上の懸念を理由に挙げてきた。ところが、安倍が「韓国は国と国との約束を守らない」「韓国が言っていることは信頼できないから措置を打った」と発言して火に油を注ぎ、対立がさらに激化。外務省や経産省のOBをはじめとする“論客”が次から次へとテレビに出演し、韓国のデタラメぶりをあげつらい、安倍政権の正当性を触れ回っている。

 こうした流れを見ると、おそらく芸能と反韓国報道が自民党にとって最大の選挙運動なのだろう。

 モリカケ問題で追い詰められた安倍が解散に打って出た2017年10月の衆院選では、核・ミサイル開発に猛進する北朝鮮を「国難」と呼び、Jアラートを鳴らしまくって脅威をあおり、国民の不安心理を極限まで高めた。その結果、アベ自民は大勝。盟友の麻生が「北朝鮮のおかげで勝てた」と口を滑らせるほど上出来の結果だった。米朝対話路線で北は使いづらいから南を利用する。そんな姑息な計算がアリアリである。

「イランへの圧力を強める米国が推し進める同盟国との有志連合への対応も、選挙戦でキッチリ議論されるべきです。日米同盟を〈血の同盟〉と呼ぶ安倍首相が執着する9条改憲と密接に関わる問題だからです。日米安保条約を不公平だと主張するトランプ大統領とテタテ(通訳のみを交えた1対1形式の会談)を繰り返す安倍首相は、どんな話し合いを持ってきたのか。〈外交上のやりとりについて詳細は控える〉というのが安倍官邸の常套句ですから、せめてメディアは過去の有志連合の動向を検証すべきです。この件に限らず、事実を淡々と伝えるだけでも有権者には重要な判断材料になる」(須藤春夫氏=前出)

 トランプの頼みでイランに飛んだ安倍が最高指導者のハメネイ師と会談する直前、日本企業が関わるタンカーが攻撃された。“外交のアベ”による仲介が成功したのなら、なぜ米国は圧力を強めるのか。

 仲立ちのはずの日本が有志連合への参加を求められるのは、どういうロジックなのか。

大学無償化で学生は奨学金地獄へ

 全国を遊説する安倍は「政治の安定か、混迷の時代への逆戻りか」なんてエラソーにブッているが、口にするのは品のない野党批判ばかり。訴える相手はおとなしく演説を聞く動員された支持者。“アベ辞めろコール”を繰り出す「こんな人たち」の集結から逃げ回り、日程を公表しないステルス遊説を続けている。長期政権だとふんぞり返りながら、横綱相撲とは程遠い情けなさだ。

 安倍官邸のもくろみに全面加担のテレビ局は消費増税強行の是非をてんで報じず、安倍はアベノミクスの成果に触れなくなり、今後に展望があるわけがない。イカサマ外交の破滅的結末は言うまでもない。

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言う。

「今回の参院選は盛り上がりに欠けています。投開票日が迫っているのを知らない有権者がかなりいるんじゃないか。これには野党の戦略にも原因がある。年金や消費増税問題など国民的関心事の根幹的なテーマがあるのに、枝葉ばかりを訴えている印象です。メディアは党首クラスの発言を中心にニュースを構成していく。つまり、有権者の不安に応えるような演説をしないと取り上げられにくい。政権批判の受け皿うんぬん以前に、有権者に訴えが届いていないのが現状です」

 奨学金返済に苦しむ元学生が少なくないというのに、世間知らずゆえに若者が自民支持に回るわけである。景気がどんどん悪化しているというのに、若者は奨学金を返せるのか。元文科官僚の寺脇研氏(京都造形芸術大客員教授)は言う。

「若者は自民党に“助けられている”と思い込まされています。安倍政権は高卒・大卒の就職率改善や高校無償化を成果だと喧伝し、大学無償化や幼児教育無償化を実現するとアピールしていますが、雇用統計の改善は少子高齢化による労働人口減少が要因です。高校無償化を手がけたのは民主党政権で、自民党は所得制限をかけて運用を厳しくしている。大学無償化の対象はごく一部で、年収380万円世帯で線引きされます。逆に、これまで授業料等減免制度を利用できた学生ははじき出されることになる。幼児教育無償化にしても、支援が必要な家庭はすでにフォローされていて、恩恵を受けるのは高所得世帯です。こうした事実を野党は論理的、分かりやすく訴えなければ、若者の支持は得にくいのではないか」

 弥縫策によって、奨学金返済地獄に突き落とされる若者が増えかねない。働けど困窮するワーキングプアの量産にもつながりかねない。

 国民をとことんコケにする亡国首相に鉄槌を下さなければ、われわれの生活は沈みゆくのみである。










 




http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/175.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 自民大臣経験者が山本太郎に激励のTEL 「頑張ってくれ」(田中龍作ジャーナル) 
自民大臣経験者が山本太郎に激励のTEL 「頑張ってくれ」
http://tanakaryusaku.jp/2019/07/00020486
2019年7月12日 23:59 田中龍作ジャーナル


「山本太郎現象」をメディアも無視できなくなった。12日には初の囲み取材が行われた。当然、官邸へも取材メモがあがる。=12日夜、品川 撮影:田中龍作=

 自民党の大臣経験者にして現役の国会議員が12日、れいわ新選組の選挙事務所に電話を掛けてきて、山本太郎を激励した。「頑張ってくれ」と。山本本人がこの日の街宣で明らかにした。

 感想を聞くと、山本は「グッと来た」と言って声を詰まらせた。そして続けた―

 「自民党の中にも良心があることは分かっていたが、電話を掛けてくるということは凄く勇気のいること」。

 財界や労働組合に頼らなくても市民がコントロールできる政治の受け皿作りを、山本は目指す。
  
 「プラットフォーム(受け皿)さえ作って、組織や企業の票じゃなくても勝てるってことが分かったとしたら、自民党からも移って来ると思いますよ」

 「自民党からも野党からもそういう気持ちがある人は移って来ると思う。これが機能したら面白くなるんじゃないかと思います」。


れいわの街宣では三色旗があがる。右にも左にも宗教者にも共感を呼ぶ。=12日夜、品川 撮影:田中龍作=

 「政治を動かすのは一般の方々ってことです。本当に政治家の方々がこれで勝てるんだと分かった時には、本当に心ある人が集まってくる可能性はあると思う」。

 山本は「ゴリゴリの保守である」と自己分析する。「アジアに対する安全保障を声高に叫ぶよりも国民の生活と尊厳を守るのが真の保守」という思想だ。自民党の中に共感者がいても不思議ではない。

 「税金はない所から取るな。ある所から取れ」。持論のベースは明確な階級闘争である。共産党が引っ込めたものを、山本は表に引きずり出した。

 政治の受け皿ができれば、右も左も糾合できる。日本が経験したことのない「下からの革命」は、その時、現実のものとなる。

 すべては選挙結果しだいだ。

  〜終わり〜

   ◇
山本太郎という希望を失ってはなりません―

風前の灯となりつつある私たちの自由と尊厳を守るために戦う・・・山本太郎の革命を、田中龍作は最後まで見届けます。














































http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/176.html

記事 [政治・選挙・NHK263] <れいわ祭り、山本太郎が宣言!>「1年以内に衆議院選挙。3年後に参議院選挙。このスパンで政権取りに行く!」






2019.07.12 #れいわ祭 !!@東京・JR品川駅港南口

※2:49:46〜 山本太郎代表、政権取り宣言 再生開始位置設定済み

※2:49:46〜 文字起こし

山本太郎代表
一部の人たちだけが勝ち続ける。そんな社会に誰がした。政治がした。じゃあ、その政治
を選んだのは誰?

この国に生きる人々。

受け皿がないじゃないか?じゃあ、受け皿にさせてくださいっていう宣言なんです!

この国に生きる人々。あまりにも今、もう地盤沈下しすぎている。子どもの約7人に1人
が貧困。高齢者の約5人に1人が貧困。一人暮らし女性3人に1人が貧困。

国民生活基礎調査、最新版。生活が苦しいと答えた人々。全世帯の57.7%、シングル
マザーは8割以上。もう完全に壊れてますよ!この国。

この厳しい状況をあなたのせいにされていませんか?あなたの生活が苦しいことを、あな
た自身の努力が足りないという話されていませんか?

これだけ多くの方々が地盤沈下している世の中は,個人の責任なんかじゃない。国の間
違った経済政策や、本当は必要だった施策が打ってこれなかったことの結果じゃないか!

私はそう思うんです 。

この国に足りないことは何か?

一人ひとりを慮る愛情と、この国に生きる一人ひとりを慮る愛情と、この国に本当に必要
な適切な投資。これが圧倒的に足りなかった。

この国の政治に愛と、みんなに対する投資。つまりは金を取り戻す。そういう選挙にした
いんですよ!力貸してもらえませんか!

じゃあ、私たちが今回は10人。この選挙で10人全員勝ったとしても当然、政権は取れ
ません。1回の選挙でどうにかなる話じゃない。でも、この10人が国会の中で、しっか
りと仕事をやっていける。本当の人々のための政治家が揃った政党だということが認めら
れれば、次の選挙は大躍進するはずですよ。

1年以内に衆議院選挙。その先の3年後には、もう1回参議院選挙がある。このスパンで
政権取りに行くってことをやらせてもらえませんか!

その鍵を握るのは私たちじゃない。あなたたちです!

力を貸してほしい!

じゃあ私たちが政権を取ったら何をするのか。冒頭にも言いました。

消費税は廃止!これしかないだろう!

※文字起こし終わり。



れいわ新選組・山本太郎代表「政権取りに行く」
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201907120001226.html
2019年7月12日23時59分 日刊スポーツ

山本太郎代表(44)が率いる「れいわ新選組」が12日、東京・品川駅前で街頭演説「れいわ祭」を開いた。

同代表は席上で、今回の選挙での躍進を前提に「本当に人々のためにできる政治家がいると認められたら、次の選挙は大躍進するはず。1年以内に衆院選、その先の3年後にもう1回、参院選がある。このスパンで政権取りに行くということをやらせていただけませんか!」と、近い将来に政権奪取を目指す考えを公の場で初めて明らかにした。

山本代表は「旗揚げ時、自分の中で最短は、そういうコースだろうというのはあった。都内でも数少ない1番大きな場所で、集まった方々に自分たちが目指すところは宣言しておかなきゃと思った」と語った。



参院選後半戦台風の目 れいわ新選組の乱、山本氏マイクパフォに喝采
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2019/07/13/kiji/20190712s00042000414000c.html
2019年7月13日 05:30 スポニチ


品川駅前で「れいわ新選組」の演説会に集まった多くの観衆

 選挙戦後半に突入した12日、山本太郎代表(44)率いる政治団体「れいわ新選組」の候補10人が東京・JR品川駅前に集結し演説会を行った。元俳優らしい山本氏のマイクパフォーマンスだけでなく、車いすが必要な重度障がい者ら、候補者の多彩さもあって注目度はぐんぐん上昇。参院選の“台風の目”となりつつある。

 和太鼓のライブパフォーマンスで始まった型破りな演説会。幕末の志士・新選組を意識し、袖がギザギザ模様の“だんだら羽織”を着た10人の先陣を切り、代表の山本氏がマイクを握った。

 品川駅港南口に集まった聴衆は約3000人。山本氏が「20年以上続くデフレで、あなたの生活が、あなたの人生が削られてきた。取り戻すには消費税の廃止しかない」と声を上げると、「そうだー」と賛同の声が上がった。「1年以内に衆院選、3年後に参院選。そのスパンで政権を取りにいかせてください」との訴えに、拍手の音が響いた。

 れいわは、4月にできたばかりで国会議員は山本氏ただ1人の政治団体。候補者は山本氏を含め10人。その多くが、あらゆる社会問題の“渦中の人”と話題だ。木村英子氏(54)は首から下がほぼ動かない重度障がい者、三井義文氏(62)は元コンビニ店長で“ブラック職場”の改善を訴えてきた。

 このうち9人が比例区に出馬。山本氏自身も、2013年に約67万票を得て当選した東京選挙区から比例に回った。しかも優先的に当選となる新制度「特定枠」に木村氏ら重度障がい者の2人を入れ、自身は“比例3位”。全体で3人を当選させなければ、落選となるいちかばちかの戦い。ゲストで登場した脳科学者・茂木健一郎氏に「失敗じゃないの?」と問われると「自分の1議席を守るために政治をやりたくない」と答え、党勢拡大を第一目標とした。

 演説では聴衆一人一人に問い掛けるような語り口で「いかがですか?皆さん」などのフレーズを多用。他党の関係者からは「山本氏は元俳優だからか、マイクパフォーマンスで聴衆を引き込むのがうまい」と警戒の声も上がっている。

 一方で公約が非現実的との指摘もあり、永田町関係者は「演説の盛り上がりが票に結びつくかは分からない」とも見ている。野党共闘や党首討論で埋没気味の立憲民主党や国民民主党などの票を削り、政権批判票の受け皿となることができるか。後半戦の大きな注目点になりそうだ。













http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/177.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 政治家の下流志向と「オレ様根性」が日本の政治を愚劣なものにした安倍政権のお粗末な実態

安倍内閣の劣悪な閣僚の一覧表を見て、実におぞましいという強烈な印象を感じたのは、こんな形で整理された図形で示されると、問題の本質が一目瞭然として理解されてしまうということのせいだと思う。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/795.html
ここに並んでいる出来損ないの閣僚たちは、普通のまともな日本人なら絶対に犯さない、恥ずかしい行為や品性を晒けだして、公人としての大臣を引き受けている。しかも、してはならない犯罪行為や背信行為が露呈しても、それが社会に悪影響を与えたと気づく能力もなく、政治家を辞めよあともしないで、税金を給料として受け取り続けている破廉恥漢たちである。
誠実さと正直な姿勢は日本人としての誇りであり、公人である政治家として公務につくことは、共同体の存立の根幹に関わる至高の公共的な行為であることを忘れ、誠実に職務を遂行する努力を放棄している。しかも、担当分野について熱心に学ぶことを忘れて、果たすべき職責から逃亡しようとしているだけであり、その点では下流に向けて階層降下をし続けているに過ぎない、オレ様化した利権屋集団に過ぎないのである。
こうした問題を論じた本に内田樹教授が書いた「下流志向」があり、そこでは「オレ様化」した子供が勉強を嫌悪して、無責任人間になっている状況が指摘してあるが、世襲議員が増えて政治家の幼児化が進んでいる中で、それは安倍政権においても小学生と同じ状況が露呈している。
https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%8B%E6%B5%81%E5%BF%97%E5%90%91%E3%80%88%E5%AD%A6%E3%81%B0%E3%81%AA%E3%81%84%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%9F%E3%81%A1-%E5%83%8D%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%84%E8%8B%A5%E8%80%85%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%80%89-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%86%85%E7%94%B0-%E6%A8%B9/dp/4062763990/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E4%B8%8B%E6%B5%81%E5%BF%97%E5%90%91&qid=1562986377&s=books&sr=1-1
日本の政治家は韓国の政治家と並んで、世界で最も劣悪な利権漁りの集団に成り果て、学びや責任を放棄して魔女の呪いに陶酔し、政治を食い物にして国民を不幸に陥れていることにも気が付かないのである。こんな時代が一刻も早く消え去るようにと願ってやまないのが、国民の切なる思いではなかろうか。
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/178.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 水面下では既に「選挙後」駆け引き/政界地獄耳(日刊スポーツ)
水面下では既に「選挙後」駆け引き/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201907130000119.html
2019年7月13日8時14分 日刊スポーツ


★政界は参院選挙、投開票まであと半分、折り返し地点に来た。地域によっては大接戦を戦っている選挙区もあり、各陣営、力が入るが永田町では選挙後が動きだしている。というのも参院議長・伊達忠一、自民党参院幹事長・吉田博美が政界を引退。選挙後、早速人事の確定が必要になったからだ。参院関係者が言う。「23日には人事を固めることになる。臨時国会は7月30か31日から3日まで。3日は土曜だから2日までになる。週明けてすぐ8月6日には広島で原爆の平和記念式典があり、三権の長が出席する。日程が窮屈だ」。

★慣例や序列から言えば参院議長には山東昭子の名前が挙がる。当選7回。科技庁長官などを歴任。07年ねじれ国会の影響で、自民党は第2党になり参院副議長に就任している。また参院幹事長には経産相・世耕弘成の名前が挙がる。当選4回。07年の安倍内閣発足では首相補佐官、12年の第2次安倍内閣で官房副長官。そして経産相は16年の第3次安倍第2次改造内閣から。世耕が幹事長になれば、党幹事長・二階俊博と並び、いずれも和歌山出身議員の幹事長ダブル就任となる。

★「そんな教科書通りにいくと思っているのか」とは参院ベテラン議員の1人。「1度副議長をやっている山東、大物扱いの世耕ですんなりいくかどうか。ことに世耕は長年、安倍内閣に官邸や閣僚としてコミットしていて参院の実情や、院に味方がいるのか」と厳しい。既にほかにもうわさレベルでは幾人も挙がっている。参院は衆院が考えているほど簡単ではない。「当然、青木さん(元官房長官・青木幹雄)の意向も無視できないだろう。その人脈は衰えたといえ、野党にまで広がっている」(ベテラン議員)。既に水面下では選挙戦さながらの駆け引きが始まっている。(K)※敬称略



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/179.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 自民「冊子」に酷似 野党新人“中傷ビラ”激戦区乱舞の異様(日刊ゲンダイ)


自民「冊子」に酷似 野党新人“中傷ビラ”激戦区乱舞の異様
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/258193
2019/07/13 日刊ゲンダイ


いったい誰が…(C)日刊ゲンダイ

 今回の参院選は、特に1人区で中傷ビラが乱舞している。ターゲットは野党統一の新人候補。たとえば福島選挙区では、野党統一の新人候補の水野さちこを誹謗するビラがバラまかれた。

「『政策なし!実績なし!』『実績のない人に一日も早い福島県の復興はまかせられません!』と記されていました。ご丁寧にも候補本人のイラスト入りで『天才バカボン』のようにホッペに渦巻き。髪は乱れ、ベロを出すなど、いかにもマヌケ顔。悪意に満ちています」(水野陣営関係者)

 大分選挙区でも連合推薦の新人候補、安達澄の経験不足をコキおろすビラが県内全域に投げ込まれた。こちらも候補をおちょくるイラスト入り。ボロボロのヨロイ姿の安達が描かれていた。

 いずれも差出人は不明だが、福島と大分は共に自民党本部が「激戦区」に指定。大量のビラの印刷費だってバカにならない。

 少なくとも自民候補を勝たせたい何者かが莫大なカネを費やして配布したに違いない。

 その手口は自民党本部が選挙直前、所属議員に配布した「フェイク情報が蝕むニッポン トンデモ野党とメディアの非常識」なる冊子とソックリ。野党への誹謗・中傷と安倍首相礼賛に終始した冊子には、だらしなくヨダレを垂らす立憲民主の枝野代表など野党幹部をバカにしたイラストが添えられていた。

「とにかく手段を選ばぬ現政権を象徴しているかのようです。首相自身、街頭演説で『民主党の枝野さん』と呼ぶ言い間違いをわざと繰り返し、立憲民主が反発すると『怒るのなら名前をコロコロ変えないでもらいたい』と逆ギレ。率先して、野党の誹謗・中傷に精を出すありさまです。『安倍1強』とも言われるほど盤石ならば“横綱相撲”が当然なのに、それができない狭量さにはアキれます。何が何でも悲願の改憲発議に必要な与党3分の2議席を維持したくて死にもの狂いなのでしょう」(政治評論家・本澤二郎氏)

 あまりにも異様な選挙戦だ。





































http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/180.html

記事 [政治・選挙・NHK263] <うぉーキター!!>れいわ祭の日に、寄付3億円超え!!!<予想を上回る!寄付が加速!>























http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/181.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 事実の隠蔽・改ざん、嘘・ごまかしのない政治にしよう。安倍政権と自民党の実態その1(事実の隠蔽・改ざん編)
1) 年金制度に関する「財政検証」を参院選の前に公表しないのは、自分に都合が悪いことは隠すという安倍政権の隠蔽体質の根深さを示すものである。公表すると参院選で自民党が不利になるからである。すなわち、自民党の年金政策では国民の不安を解消できないからである。事実を隠し国民の選択権を奪うのは安倍政権および自民党の常とう手段である。
こんな安倍自民党に投票すべきではない。選挙後の発表を見て後悔しても遅い。

2)「老後資金2000万円必要」とする金融庁審議会WGの報告書を無かったことにした。

3)厚生労働省の「毎月勤労統計」で、500人以上規模の全事業所を調査すべきところ、2004年以降、東京都の対象事業所の3分の1程度の抽出調査しかしていなかったことを隠していた。その結果、統計数値を基に計算される雇用保険の支給金額などの上限金額や下限金額が実態よりも低く設定され、過少支給の対象者は1973万人、過少金額は537億円に上っている。「毎月勤労統計」調査でデータを密かに補正していたことも隠蔽していた。

4)イージスアショアの配備先を秋田県と山口県を選定したことについて、その選定理由を明確に説明していない。ミサイルによる攻撃目標は首都東京が第一であり、原発を狙うなら福井県若狭湾岸の可能性が高いが、秋田県と山口県にあるイージスアショアで防御できるのか、シュミレーションの事実を隠している。

5)辺野古新基地の埋め立て用土砂について、埋め立て現場では海が赤く濁り、沖縄県に申請した土砂分布と異なる可能性があり、沖縄県が埋め立て現場の土砂のサンプルの提供を求めているが沖縄防衛局は全く応じていない。都合の悪いことは隠ぺいする典型である。

6)愛媛県が国会に提出した学校法人「加計学園」の獣医学部新設に関する文書には、県職員らが面会した柳瀬唯夫総理秘書官の発言内容や、加計学園の加計孝太郎理事長が安倍晋三首相と2015年2月25日に面会して学部の新設計画を説明し、首相が「そういう新しい獣医大学の考えはいいね」と語ったことなどが記されていたが、加計学園事務長、加計理事長に嘘を言わせ、加計理事長が安倍総理と2015年2月25日に面会した事実を隠蔽した。

6)その他、防衛省の陸上自衛隊イラク日報(「戦闘」の文言あり)の隠蔽、南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報の隠蔽、学校法人「森友学園」での財務省や近畿財務局と森友学園の詳細な交渉資料の隠蔽、「森友学園」を巡る財務省の決裁文書の改ざん、「裁量労働制」を巡る都合の悪い数値データ隠蔽・改ざん、外国人技能実習生の実態に関する調査の部分隠蔽など、多数あり。
また、言葉の言い換えによる実態隠しは、宮古島自衛隊基地の「弾薬庫」を「保管庫」「火薬庫」などと言い、イラク日報の「戦闘」を「武力衝突」と言い、「武器輸出」を「防衛装備移転」と言い、オスプレイの「墜落」を「不時着」と言うなど枚挙にいとまがない。

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/182.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 日本を亡国政権から、国民の手に取り戻す選挙だ。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2019/07/blog-post_53.html
7月 13, 2019 日々雑感(My impressions daily)

<新聞やジャーナリズムがよく使う言葉に「民主主義の危機」というフレーズがあります。具体的には、政権が強権発動をして独裁的になる場合、あるいは選挙の投票率が低迷して選挙結果の権威が揺らぐ場合などに「発動」される言い方です。

ですが、言葉そのものが陳腐化していて、危機だ危機だと言っても危機感の共有にならない現実もあります。一方で、そうした「言葉にまとわりついた手垢」を洗い落として考えてみると、今回の参院選においては、どこか「民主主義の危機」を危惧させるモヤモヤした感覚が否定できません。

この感覚ですが、表層にあるのはまず政党選びの難しさだと思います。

「長期化した政権には飽きたし、経済や人口問題など将来への不安からすると、参院だけでも与党にお灸を据えたい。けれども、野党の方はバラバラだし、統治能力が感じられないので投票する気になれない」

という感覚は、おそらく多くの有権者に共有されているのではないかと思うのです。結果として、投票率が低迷するようなら、確かにメディアの常套句である「民主主義の危機」という表現が出てきそうです。

ですが、危機だと叫ぶだけでは、問題の解決にはなりません。また、限られた選択肢の中で、何も選択できないことが続けば、それこそ本当に民主主義は停滞してしまいます。
何を対立軸にすればいいのか?

そこで議論を先へ進めるには、危機の中身を整理してみることが必要ではないでしょうか? 今回は3点、問題提起をしてみたいと思います。

1点目は対立軸の問題です。リベラル対保守であるとか、大きな政府論対小さな政府論というのは、どうも日本の政治風土には馴染まないのかもしれません。少なくとも二大勢力を選択肢とする際に有効な軸にはならないようです。そうであるなら、もっと具体的な対立軸を考えることが必要でしょう。

「都市への集中を許すのか、強制力を使ってでも地方経済を浮揚するのか」

「現役世代へのリターンを増やすのか、年金受給世代の数の力に乗るのか」

「多国籍企業の活動を許すのか、それとも日本のGDPを優先して高付加価値部分の空洞化には歯止めをかけるのか」

といった対立軸は、財政規律とか格差への再分配などと並んで大切な政治的課題になり得るのではないでしょうか。

2つ目は裏返し効果の問題です。安倍政権は、保守層に支持されているからこそ、令和の元号を1カ月前倒しで発表できたし、結果は潰されましたが朴槿恵(パク・クネ)政権との日韓合意もできたわけです。また真珠湾での献花も批判を浴びませんでした。ですが、こうした政策は左派的な性格の政権であったら、保守派が頑強に抵抗して立ち往生した可能性があります。

つまり右派に支持された政権の方が中道左派的な政策を安定的に行えるという「裏返し効果」が生まれたのです。政治は生き物なので、そうなる理屈は分かるのですが、民意の反映ということでは明らかにねじれています。これも現代ならではの、民主主義の機能不全の一種だと思うのです。

3つ目は統治能力の問題です。間接民主制の日本の場合は、総理の一歩手前までは、党内政治だけで登りつめることができますが、総理になった途端に国民との直接のコミュニケーションの場に「引きずり出され」てしまいます。また、最終的な決断を孤独に下さねばならないことも多くあります。そこで無能と思われれば、政権は瓦解します。

それでは政界として、あるいは国として、統治能力のある人材をどうやって育てていくのか、これは大きな問題だと思います。この問題に関しては、野党の人材難だけでなく、与党にも突きつけられています。「ポスト安倍」に関して、そろそろ真剣に考える時期ではないかと思われるからです>(以上「NEWS week」より引用)


 上記引用記事にもある通り、野党は一致した「統一公約」を国民に提起できないでいる。それではバラバラな野党が単に選挙互助会的に統一候補を立てただけだと国民に思われても仕方ない。それでは「米国ポチ」一枚岩の安倍自公政権には勝てない。

 なぜ明確な「統一公約」を示せないのか。それは野党間で政治理念の擦り合わせが出来てないからだ。政治理念とは何か。今日の世界的な政治理念は改めて指摘するまでもなく「グローバル化」対「反・グローバル化」だ。

 安倍自公政権は米国の1%の要請の通りに日本をグローバル化して、米国の1%に叩き売ろうとしている。既に「主要穀物の種子」は売り渡した、水道事業も売り渡した。日本の労働市場も売り渡したし、今はトランプ氏の求めに応じて自衛隊まで米軍の弾除けに売り渡そうとしている。そのための手続きとして、この選挙後にホルムズ海峡派兵が具体化するだろう。

 そうした「グローバル化」、つまり世界単一化システムに日本を乗せて日本固有の文化や制度御慣習を悉く破壊しているのが安倍自公政権だ。これほどの革命的な革新政権が「保守派」だというから驚きだ。

 むしろ日本の伝統や文化や慣習を守ろうとしているのが「野党」だ。つまり野党の方が「保守的」なのだ。実際に安倍総理大臣に施政方針演説で「改革」という言葉が三十数回も飛び出たことからも明らかだろう。

 「グローバル化」対「反・グローバル化」という政治理念の対立軸が明確になれば個々の政策も自ずと対立軸が明確化するだろう。NEWS weekが心配することはない。

 しかし問題なのは野党政治家に「グローバル化」対「反・グローバル化」という対立軸が見えているのか否かだ。そうした構想力と時代を看破する洞察力のある政治家が野党にいるのか、ということだ。

 だから私は小沢一郎氏を推薦している。彼は2009民主党マニフェストを「グローバル化」対「反・グローバル化」の対立軸を明確に意識した上で「反・グローバル化」の立場から策定した。彼の時代を見据えた2009民主党マニフェストは今も輝きを失っていない。
 ではなぜ素晴らしいマニフェストを掲げた民主党政権が瓦解したのか。それは鳩山氏の後を継いだ菅氏と野田氏が民主党政権を第二自民党政権に変節させたからだ。彼らは愚かにもTPP参加を表明し、財政規律のためと称して消費税10%を公約してしまった。彼らの2009マニフェスト裏切り行為が民主党政権を終焉させた。

 その残党どもが性懲りもなく国会議員バッジを付けて大きな顔をしている。だから野党は駄目なのだ。なぜ小沢一郎氏の許に参集して懺悔し「反・グローバル化」の旗印「国民の生活が第一」を掲げないのか。

 そうすれば「統一公約」は自然と出来上がる。野党は必ず似非・保守政権の安倍自公政権に勝てる。なぜなら安倍自公政権は亡国政権でしかないと、統一公約を通して愚かな安倍信者たちにも解るはずだからだ。



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/183.html

記事 [政治・選挙・NHK263] トランプ大統領が、中東で有志連合に「自衛隊派遣」を打診してきているのを「断れない」安倍晋三首相は、ハンセン病熊本地裁判決の控訴見送りを決断、「変わり身の早さ」示す(板垣 英憲)
https://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/8e11493c361cadc9692e680320e4f1b9
2019年07月13日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆〔特別情報1〕
 参議院選挙中盤戦の最中、安倍晋三首相は、米トランプ大統領が、中東ホルムズ海峡などの安全確保のため、有志連合を検討しており、すでに安倍晋三首相に内々で「自衛隊派遣」を打診してきているのを受けて、対応を検討している。安倍晋三首相が、トランプ大統領就任前から「抱き付き外交」を展開してきた関係から、「有志連合参加」を拒否できず、最悪の場合、友好国イランとの戦争に巻き込まれる危険を覚悟せざるを得なくなるのは、確実である。しかし、参議院選挙中に国民有権者に賛否を問うことになれば、自民党・公明党連立政権が、危うくなる結果が出てくる可能性が大となるのは必至だ。このため、何とか、投開票の7月21日まで無事に過ごす必要がある。このとき、飛び込んできたのが、ハンセン病元患者の家族への賠償を国に命じた熊本地裁判決(6月28日)であった。従来の姿勢であるならば、国として控訴したいところ、選挙結果が悪くなるのを恐れて、12日、急遽見送りを決断、安倍晋三首相の談話と政府声明を持ち回り閣議で決定した。何ともずる賢い安倍晋三首相の「変わり身の早さ」である。



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/184.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 2019年危機目前<本澤二郎の「日本の風景」(3373)<空母「出雲」+F35B=シンゾウの列島行脚>
https://ameblo.jp/honji-789/entry-12493333317.html
2019-07-13 08:14:41 honji-789のブログ

<空母「出雲」+F35B=シンゾウの列島行脚>

 国民の怒りのヤジを恐れて、有権者の目を逃れるようなシンゾウの全国行脚は、一国の指導者として情けない。しかし、乗っているのは巨艦・空母「出雲」である。艦載機はロッキードマーティン社のステルス戦闘機F35だ。賢明な日本人は、この標題から「2019年危機目前」であることが理解できるだろう。嘘ではない。右翼政権が具体的に推進している軍事戦略である。空母「出雲」とF35B?いったい何のために?東アジアの危機を予感させる材料である。

<166億円の祭祀+100億円のG20=空前の事前運動>

 筆者はずっと2019年危機を叫んできた。シンゾウとナツオの野心・野望を見て取ったからである。そのための十分すぎる布石から、そのことを確信した。

 皇位継承という憲法違反の祭祀に166億円の巨費を投入した。

 目前のG20に100億円近い巨費を投入して「世界の心臓」を印象付けた。これら二つの血税投入は、7・21選挙での3分の2確保作戦である。野党を壊滅させる、空前ともいえる事前の選挙運動費だ。

 バラバラ野党がこの巨大な渦巻きに呑み込まれているのに、の野党ゆでガエルは認識できなかった。以上の不安が杞憂であれば、どんなにかうれしいだろう。それは東アジアの平和と安定のためになるからである。

<ナツオの叫び=政治の安定=改憲3分の2確保作戦>

 ナツオとシンゾウの叫びに注目したい。

 それは「政治の安定」である。その心は、平和憲法を解体するためには、3分の2議席が、どうしても必要になる。3分の2議席を確保したい。成功すれば、創価学会公明党とアベ自民党が協力して、軍国主義日本改造を実現できる、と多くの識者は理解している。

 だが、困ったことに、多数国民は「善人の沈黙」でしかない。

 案の定、各紙世論調査の数字は自公圧勝と出ている。

<ヨシマサ=池田先生と真逆=未来永劫救われない>

 これに対抗する人物は、ひとり「れいわ新選組」のヨシマサである。おそらく空母「出雲」とF35Bの、その先に本格的な戦争国家・軍国主義の日本が見えているからだろう。

 彼は戦争遺児の木更津市のK・T子さん同様に、平和憲法を破壊するために、信濃町指導者は、師の教えを裏切っている、と確信しているためであろう。沖縄の勇士としての池田親衛隊の第一人者だ。

 ヨシマサは「ナツオがこれまでも、これからも推進しようとしていることは、池田先生の教えとは真逆である。許せない」と都内で叫び続けている。彼の雄たけびに対して、ナツオは「ニセモノだ」と反撃している。

 ヨシマサは「創価学会公明党が平和憲法の破壊者になったら、それこそ未来永劫救われない」と繰り返し絶叫している。これは正論だ、大義ある雄たけびであろう。池田と周恩来の友情を知る創価大学とそのOBも、同じ思いで選挙戦を戦っていると思われる。

 「原田と谷川に更迭された正木前理事長のグループも、背後で支援している」と事情通は語っている。ヨシマサがナツオに勝利すれば、未来永劫の信濃町の汚名は、消えてなくなる。いうなれば、この参院選最大の天王山は、首都東京選挙区での、臥した池田を軸にした善悪の戦いといえるかもしれない。

 ヨシマサの思いが都民に伝染すると、日本は救われるかもしれないが、上部の指示に従うだけの学会員は、今も少なくない。戦後最大の名勝負ではある。

<トランプ=自衛隊派兵してタンカー防衛しろ>

 すでにワシントンの産軍体制から速度の速い直球が飛んできている。日本船籍のタンカー攻撃をよいことに、トランプは「ホルムズ海峡のタンカー防衛にアメリカが面倒みるのは筋違いだ。それぞれが負担しろ」と叫ぶと、ダンフォースは、米軍の最高指揮官として「有志連合の結成」をぶち上げた。

 選挙中なので、自衛隊派兵はマイナスになるため、官房長官は口を濁しているが、3分の2議席を確保すれば、日常的に空母「出雲」が、日本海・南沙諸島・インド洋・ホルムズ海峡を、艦載機F35Bと共に出動することになろう

<日本船籍のタンカー攻撃はアメリカの謀略?>

 翻って見ると、日本船籍タンカー攻撃は、シンゾウのイラン訪問に合わせて行われた奇怪な事件だった。

 即座にアメリカは「犯人はイラン」と決めつけ、これにイランは強く反発した。

 冷静に見てみると、どうやら空母「出雲」出動を想定した、日米の産軍体制の計略と読めるではないか。

 3分の2確保を狙うナツオとシンゾウ、対するヨシマサの一戦、ここに2019年危機が集約されているだろう。

2019年7月13日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)


れいわ新選組 「れいわ祭」 品川駅港南口
https://www.youtube.com/watch?v=HT6IYQs8uDM



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/185.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 国民は米と連合でイラン派兵してもいいの?有志連合、交渉進む。早くも英とイランが小競り合い(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/28459012/
2019年 07月 13日 

【12日、ボクシングWBA世界ミドル級タイトルマッチで、前王者の村田諒太(33)が王者ロブ・ブラント(米国)に2回2分34秒TKO勝ちして、世界王座奪還に成功した。(*^^)v祝
 昨年10月、ラスベガスでの世界戦で、王者・村田は挑戦者ブラント大差判定負けをして王座陥落。もしこの試合に勝てばラスベガスで日本人としてはまさに夢の何十億レベルのマッチングを行う可能性もあったのだが。村田はこの敗戦で、引退に追い込まれることもあり得た。(~_~;)
 しかし、本人が「このままで終わりたくない」と決意、覚悟し、リベンジマッチにも見事に成功。この階級には、アルバレスという超強い王者がいるのだが、彼とやることになれば、世界中の注目を浴びることになるだろう。ガンバ! o(^-^)o

 歌手と結婚して一時引退状態になってた井岡一翔(27)も、先月、WBO世界スーパーフライ級王座をとって、4階級制覇を達成。(再婚して、お子さんもできるらしい。)
 また、井上尚弥(26)も、昨年に三階級制覇して、World Boxing Super Seriesに参戦することに。1回戦では、1回1分10秒KO勝ちを収めて初防衛。準決勝も2回1分19秒でTKO勝ちを収め、決勝戦への進出が決定。WBSとIBFの世界バンタム級王者もキープしている。そして、もし次の決勝に勝ったら、(体重が軽い金銭レベルも低くなってしまうけど)こちらも何億かレベルの愛とマネーや賞金をゲットするチャンスがありそうだ。(^^)
、 また、日本にボクシング人気を呼ぶためにも、知名度のある、そこそこイケメンのこの3人にはガンバって欲しい! o(^-^)o】

* * * * * *

 先日、ホルムズ海峡の有志連合の記事を書いたのだが。思ったよりは、反応(アクセスとかプチとか)がなくて、「やっぱかな〜」って感じ。<『米が海自に有志連合の参加を要請か?海外派兵に意欲的な安倍はいかに+トランプは無能と英大使』>

 実際には、大変なことなので、とりあえず新聞やTVのニュースでは取り

 実際には、大変なことなので、とりあえず新聞やTVのニュースでは取り上げて、ちょこちょこと解説をしているのだけど。

 何か国民の方があまり現実味とか感じてなくて、この件への関心は薄い様子。<もう戦争とか派兵とか、安保軍事的なことにはかなり鈍感になちゃっているんだね〜。(~_~;)>

 今度の参院選では、この件も大きな争点にしなければならないはずなのに。有志連合の件をほとんど考えようとしていない国民を見ていて、ますます「日本がアブナイ」と焦ってしまうmewなのである。_(。。)_

* * * * *

 どうやら、もう米国から打診が来た可能性は極めて強いようで。菅官房長官も、かなし騙し騙しで答えていた感じ。

『水面下の意見交換否定せず=有志連合結成で−菅官房長官

 菅義偉官房長官は12日の記者会見で、米国が検討する中東ホルムズ海峡などの安全確保のための有志連合結成に向け、日本に参加の打診があったかに関し、「イラン情勢について日米間でさまざまなやりとりをしているが、内容は控えたい」と述べた。
 水面下での意見交換は否定しなかった。(時事通信19年7月12日)』

<ちなみに、首相官邸には有事や災害に備えて、首相か官房長官がいなくちゃいけないのに。(自民党は民主党政権の時にそう批判していたおで、選挙中、官房長官が地元に帰れず、落選したことが。(ノ_-。))最近、菅長官は、国政選挙の時に、官邸は若い副長官に任せたままで、安倍首相に負けないぐらいに全国を飛び回っていて。(7日・山県、9日・大分、10日・宮城とかずっとそういう感じで)ちょっと問題じゃないかと思う。(-"-) 

 話がそれでしまったが、日本の平和を何とか守りたい、「自衛隊はひとりも殺されたくないし、ひとりも殺させたくない」mewとしては、この件にかなりナーバスになっている。

 今回の件は、下手すると、日本の海外での戦争参戦につながる活動になる可能性がかなりあるからだ。(**)

 先月には、米国がイラン領土すれすれ(はいってた?)に無人機を飛ばしたところ、イラン軍に撃墜されて一速即発ムードになったのだが。
 その後、イランがウランの濃縮度アップを宣言したため、米国が制裁強化を行うことを示唆。

 しかも、既に、こんな小競り合いが始まっているのだ。(~_~;)

 米国と歩調を合わせている英国が、先週、欧州連合(EU)の制裁に違反してシリアに原油を輸送していた疑いがあるとして英領ジブラルタル沖で、イランの石油タンカーを拿捕。

 おそらくは、これへの報復装置として、今度はホルムズ海峡を航行していた英国のタンカーを、イランの革命防衛隊のボート5隻が接近し、航路を変更してイラン領海で停船するよう命令。タンカーを護衛していた英海軍のフリゲート艦が砲門を向けて警告を発したところ、ボートは引き下がったものの、拿捕しようとしていた可能性が大きいという。^^;

<この英タンカーみたいなことがあると、ますます、日本のタンカーは自衛隊が守れって言って来るかも知れない。(>_<)>

* * * * *

『有志連合、日本参加に「4つの法的枠組み」 実現には課題

 米国がイラン沖のホルムズ海峡などを通過する民間船舶を護衛するため、同盟諸国との有志連合結成を目指していることに関し、日本政府は対応を慎重に検討する方針だ。派遣要請があった場合に備え、自衛隊に何ができるかの整理は水面下で開始しているが、実現には課題が伴う。

 自衛隊制服組トップの山崎幸二統合幕僚長は11日の記者会見で、有志連合への対応について「日米間でさまざまなやりとりをしているのは事実だが、詳細は控える」と述べた。

 仮に自衛隊が有志連合に参加する場合、主に4つの法的枠組みがある。

 〈自衛隊法〉に基づく海上警備行動は、海上での人命や財産を保護する必要が認められる場合、首相が承認し防衛相が発令できる。対象は原則、日本関連船舶で日本が仕向け地であれば乗組員に日本人がいなくても警備できる。武器使用は正当防衛や緊急避難など必要最小限に限られる。平成11年の能登半島沖不審船事件など過去に3度発令された。

 相手が海賊と認定されれば、〈海賊対処法〉に基づく護衛も可能だ。民間船舶に危害を加えている海賊に対し射撃などで対応できる。海上自衛隊は21年からソマリア沖アデン湾で海賊対処活動を行っており、現在は護衛艦1隻とP3C哨戒機2機を派遣している。

 27年成立の〈安全保障関連法〉に基づく枠組みもある。日本への武力攻撃に至るおそれがある「重要影響事態」と判断すれば、自衛隊は補給や輸送活動を通じ米軍や多国籍軍を後方支援できるが、その判断には高度な政治決断が必要となる。

 同法で新設された「存立危機事態」に該当すれば集団的自衛権を行使できるが、さらにハードルは高い。「日本の存立が脅かされ、国民の生命、自由などが根底から覆される明白な危険がある」などの厳しい要件があるからだ。

 期限を区切った〈特別措置法〉として新法を制定する方法もあるが、国会で審議、成立させるには相当の時間がかかり、早期の対応を目指す米側の要望に応えるのは困難となりそうだ。(石鍋圭・産経新聞19年7月11日)』

『突如“有志連合"浮上 自衛隊は出るのか 記者解説

 ホルムズ海峡の海上警備における有志連合の申し出ですが、参加を当然求められると思うんですが日本はどうするんでしょうか。4つの可能性があると思います。

 まず1つ目が安全保障関連法に基づく派遣です。これは要件がありまして、我が国の存立が脅かされて国民の生命などが根底から覆される明白な危険があること。これが認定される必要があるんです。ただ、政府内もまだここまでの状況にはいっていないという考え方が支配的でして、今後、よりホルムズ海峡が緊迫化した場合にはこれが適用される可能性があります。いわゆる安保保制です。

 2つ目が海上警備行動に基づく派遣です。これも国民の生命や財産を守るために海上保安庁が対応できない場合に防衛大臣が海上自衛隊を派遣する。これを命令することなんですがただ、これは非常に可能性は高いと思うんですが自国の船員や船舶しか守れないわけです。有志連合に参加するわけですから、そうした場合に目の前で他国の船舶が攻撃されているのに日本は何もしなくていいのかこういった批判が出てくる可能性が出てくると思います。

 3つ目が、海賊対処法に基づく船舶の護衛です。これは現在も海上自衛隊がソマリア沖で活動を行っているんですが、この範囲をホルムズ海峡まで広げてやる可能性もあるんですがただ、主体が海賊ですから今回は海賊とはいえませんからこれの適用は無理があるかなと思います。

 それと、今までの3つは今ある枠組みで派遣するということですが、最後はそれで対応できない場合には新しい法律特措法を作って派遣しようじゃないかと。こういった考え方もあるんですね。これをやる場合には参院選が終わったあとに臨時国会を開いて法律を通すという作業になってくると思いますが、ただ、与党内からも一番最初の安保法制があるのにそれでできないことを新しい法律を作ってやるということはかなり無理があるんじゃないかという考え方もあってここはまだ、不透明な部分があると思いますね。

 この有志連合に関して、まず、大前提として安倍総理はイランを訪問してホルムズ海峡の緊張緩和に努力するといっていますから何もしないという選択肢はないわけですね。

 野上官房副長官の記者会見の様子がありましたけれども、外交上のやり取りについて細いと発言しているんですが、まだアメリカとの協議が始まったばかりの可能性もありますし、なかなか交渉の過程は言えないということもあると思いますし、それから、日本とイランの関係は良好ですからそこは慎重に判断する必要が出てくると思います。ただ、政府・与党内からもこれを参議院選挙の意趣にするべきではないという声も上がっていますので、そこら辺で副長官の物言いになっているんじゃないかなと思います。(テレ朝ニュース19年7月11日)』

* * * * * *

『有志連合で立憲幹事長「政府は国民に要請内容説明を」

 立憲民主党の福山哲郎幹事長は11日、イラン沖のホルムズ海峡などで同盟諸国軍と海上護衛活動を行うとするトランプ米政権の有志連合構想について「政府は米国から具体的に要請があったのかどうかを認めた上で、要請内容を国民に詳細に説明すべきだ」と述べた。国会内で記者団の質問に答えた。有志連合に日本が参加することについては「今の法制下では不可能だ」との見解を示した。(産経新聞19年7月11日)』

 安倍官邸は、参院選中ゆえ、自分たちの不利になりそうなこの問題にはできるだけ触れたくはないはずで。できるなら投票日の21日まで、うまく「今は何も言えない」でごまかすことを計画しているかも知れないのだけど・・・。
 
 ここで、安倍首相が有志連合に自衛隊を参加させるのかどうか、その判断は今後の日本の国政に大きく影響する問題であるだけに、野党やメディアは、投票日までに、しつこく安倍首相&仲間たち、自民党幹部にききまくるべきではないかと思うmewなのである。(**)

<そうしないと、この争点を何も説明しないまま、安保外交でも皆さんの信任を得たので、派遣しますとか言い出しかねないからね。(-"-)>


THANKS




http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/186.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 投票率引き上げで50兆円増税を阻止しよう(植草一秀の『知られざる真実』)
投票率引き上げで50兆円増税を阻止しよう
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2019/07/post-7ac459.html
2019年7月13日 植草一秀の『知られざる真実』


参院選投票日まで残り1週間になった。

安倍内閣はメディアコントロールを強めている。

安倍内閣の基本戦略は

1.投票率の引き下げを誘導すること

2.メディアに政権を宣伝させること

3.メディアに与党優勢の情報を流布させること

の三つを柱としている。

さらに、参院選で改憲勢力3分の2を確保できなかった場合に備えて「隠れ自公勢力」の支援を強める対応も示している。

https://bit.ly/2LPGPbR

この選挙で安倍自公が勝利すれば消費税増税が承認されたとの説明がまかり通ることになる。

国民生活に与える影響において消費税増税のインパクトは余りにも大きい。

増税規模は今後の10年単位で考える必要がある。

海外の増減税の規模も10年単位で表示されることがほとんどだ。

日本では財政の単年度主義が採られていることから、増税規模を年度単位で論じるが、このことが主権者の判断を誤らせる原因になっている。

安倍自公が強行する消費税増税は平年度ベースで5.2兆円規模だ。

消費税増税、据え置き税率、たばこ課税等の影響を合わせて平年度ベースで5.2兆円の増税になる。

10年で考えると52兆円の増税だ。

安倍内閣は増税対策を計上したと主張するが、その規模は2.3兆円である。

この措置は1回限りなのだ。

したがって10年単位で表示すると50兆円増税ということになる。

その一方で、大企業に対しては巨大な減税が実行されてきた。

消費税が導入された1989年度から2016年度までの27年間の税収推移を比較してみると、消費税増税の意味が一目瞭然になる。

国税収入規模は1989年度が54.9兆円、2016年度が55.5兆円でほぼ同額である。

変化したのは税収構成だ。

所得税 21.4兆円 → 17.6兆円
法人税 19.0兆円 → 10.3兆円
消費税  3.3兆円 → 17.2兆円

すなわち、税収全体の規模が変わらず、

法人税=9兆円減少、
所得税=4兆円減少、
消費税=14兆円増加

という現実が生じたのだ。

これらはすべて1年単位の規模で、10年単位で考えるにはこれを10倍する必要がある。

企業は売上から従業員に賃金を支払う。

企業が生み出す利益は三つのかたちで処分される。


配当、役員報酬、内部留保だ。

従業員の賃金を削れるだけ削り、一方で役員には法外な高額報酬を提供している。

残余の利益を積み上げたものが内部留保だが、その金額は446兆円にも達している。

内部に446兆円も資金を貯め込むことができるなら、従業員に対する賃金を引き上げるべきなのだ。

政府は法人に対する課税を適正化して、所得の少ない国民から税金をむしり取る消費税を減税、廃止するべきだ。

選挙に行って、消費税増税反対の意思を表明しよう。

自公が優勢というのは情勢調査ではなく、投票率が低い場合のあらかじめ決まっている結果なのだ。

情勢調査などしなくても結論はまったく変わらない。

メディアは投票率が低くなるように情報工作をして、投票率が低くなることを前提に自公が多数議席を維持するとの情報を意図的に流布してるに過ぎない。

「今だけ金だけ自分だけ」の「三だけ教」信者が全有権者の約25%存在する。

この25%の「三だけ教信者」は必ず選挙に行って自公に投票するから、投票率が下がると自動的に自公の獲得議席数が増えるのだ。

このことは、逆に言うと、安倍政治NOの主権者が投票所に大挙して足を運ぶと選挙結果が激変することを意味している。

日本の全主権者は悪徳の消費税50兆円増税に立ち向かい、必ず選挙に参加し、安倍政治NOの意思を表明しよう。

この行動一つで日本の私物化政治に強烈なブレーキをかけることができるのだ。

安倍自公が投票率引き上げに取り組むのは若年層だけだ。

選挙権付与の年齢を18歳に引き下げた。

安倍内閣は教育現場を締め付けて、学校において与党支持者を養成している。

したがって、若年層だけは投票率引き上げのターゲットにされている。

それ以外の年齢層では、徹底的に投票率引き下げが目指されている。

第二の方策はメディアに政権応援をやらせることだ。

具体的にさまざまな工作が展開されている。

ハンセン氏病の訴訟で「控訴しない」決定が示されたが、第一の目的は選挙対策である。

メディアがこの件を大きく報道することが安倍自公への応援になる。

控訴に関する判断時期が選挙後であれば、まったく違う判断が示されたはずだ。

裁判所は選挙日程を計算した上で判決公判の日程を決めている。

司法の政治利用である。

さらに安倍首相の原告との対話も計画されている。

選挙応援報道になるからだ。

はやぶさ2のりゅうぐうへの着陸も選挙日程に合わせて実施されている。

安倍内閣はメディアに政府による施策成功を大報道させている。

韓国に対する幼稚な敵対政策についてもメディアに政府批判はさせず、政府施策の援護射撃しかやらせない。

第三の与党優勢報道も意図的なものだ。

与党が多数議席を獲得できる条件は投票率が抑制されることだ。

投票率が抑制されれば自公の勝率は上がる。

与党勝利予測を流布すると、反自公の主権者の投票意欲が減退する。

実際に投票率が下がると与党の勝率が上がる。

このメカニズムを活用して与党優勢情報が流布されているのだ。

安倍自公が最大の警戒を払っているのが「れいわ新選組」だ。

台風の目になる可能性が高い。

その影響を封じるために、意図的に極めて低い「れいわ新選組」支持率を流布していると見られる。

支持率が高いとの事実を報じることがブームに火を付ける主因になるからだ。

そのために人為的に「れいわ新選組」支持率を徹底的に低く報じているのだと見られる。

「情報操作」、「印象操作」で選挙結果が誘導される。

このメカニズムを主権者が知らねばならない。

主権者の多数が選挙に参加すると結果は激変する。

メディア予想は投票率が著しく低くなる場合の選挙結果であって、これは調査などしなくても、はじめからはっきりしていることなのだ。

25%の「今だけ、金だけ、自分だけ教信者」は雨でも嵐でも、必ず選挙に行くのだから、投票率が下がれば下がるほど自公は有利になる。

選挙のペテンメカニズムを知って、主権者は全員選挙に行こう。



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/187.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 賛成ですか、反対ですか 丸山穂高に“血税1億円以上”が注がれる/文春オンライン
賛成ですか、反対ですか 丸山穂高に“血税1億円以上”が注がれる/文春オンライン
source : 週刊文春 2019年7月18日号
genre : ニュース, 政治
https://bunshun.jp/articles/-/12763

戦争で北方領土を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」などのトンデモ発言で日本維新の会を除名された丸山穂高衆院議員(35)が、ツイッターで和田アキ子、坂上忍といった有名人に次々と噛み付いている。これに〈こんな輩に血税から年間約3200万円超が支払われる〉と反応したのは維新の同僚議員でもあった東国原英夫。ただしこれは歳費(年約2000万円)と文書通信交通滞在費(年1200万円)の単純計算に過ぎない。

「国会議員は新幹線のグリーン車に乗り放題の『JRパス』か、選挙区との月4往復の航空券を選ぶことが出来ますが、丸山氏の場合、関西空港が便利なので後者の可能性が高い。正規料金が支払われるので年間240万円ほどです。また50歳代の政策秘書が残っており、彼の年収は1100万円程度で、毎月3万円の通勤手当もつきます。つまり合計で年4500万円超、再来年10月の任期満了まで務めるとすると1億円以上の血税が払われる。さらに、今後“一人会派”を立ち上げれば、立法事務費が毎月65万円支給されます」(衆院議員秘書)

 丸山氏の住む赤坂議員宿舎は3LDKで家賃は約12万円と、周辺相場の約3分の1。さらに、維新を除名された余禄もある。維新議員が自主的に行っていた被災地支援のための毎月18万円(年216万円)の寄付も、文通費の使途の公開も不要となったのだ。

 国会議員の特権を謳歌する丸山氏だが、自らの選挙区はあっさりと手放した。

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/188.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 安倍首相が年金問題で信じがたい詐術!「基礎年金は6万3000円を確保できる」→実質賃金40%アップ想定の数字だった(リテラ)
安倍首相が年金問題で信じがたい詐術!「基礎年金は6万3000円を確保できる」→実質賃金40%アップ想定の数字だった
https://lite-ra.com/2019/07/post-4833.html
2019.07.13 安倍首相が参院選でついた9のインチキ総まくり(後編)! 安倍「基礎年金6万3000円を確保」の信じがたい詐術 リテラ

    
    自民党の動画広告(自由民主党ホームページより)


 参議院選挙で安倍首相がついている「インチキ」を紹介しているこのシリーズ。前編ではおもに「政策によって年金を増やしていくことはできる」と豪語するときの根拠として挙げる、賃上げや雇用の増加の数字のカラクリについて指摘したが、後編では、もっと直接的な年金制度のデータをめぐる発言を検証してみた。

 すると、もっと信じがたい安倍首相の嘘と詐術、そして安倍政権が隠している年金制度の恐ろしい実態が明らかになった。ぜひ、最後まで読んでほしい。


その5
「(年金の)運用だって、民主党政権時代の10倍、44兆円増やすことができたんです。これは相当の、私はいわば年金の財政を厚くすることができたんだろうと思います」(日本記者クラブ党首討論会)

→民主党政権時の運用益をかさ増し+運用に失敗すれば「給付で調整」と明言!


 これまた何度も安倍首相が繰り返している主張だが、この「民主党政権の10倍」という数字の内訳は、じつにセコいもの。

 というのも、安倍政権下である2013年1月〜2018年12月までの年金積立金の運用益は約39兆円であり、安倍首相の主張から5兆円少ない。この5兆円は何かといえば、2012年10〜12月の運用益である約5兆円も加算しているのだ。

 安倍政権が発足したのは、2012年12月26日。たった6日間しか政権をとっておらず、実質的には民主党政権時の運用益であるものなのに、それを安倍首相はかさ増しして「10倍」と言っているのである。

「悪夢」と連呼しているくせになんともみみっちい話だが、しかし、もっとも重要なのは、年金積立金の運用では一方で大損失も出しているということ。事実、2018年10〜12月期の資産運用成績は14兆8039億円もの損失を出している。

 そもそも、以前は国民の年金を減らしてしまう危険性を考え、年金積立金の運用では株式などリスクのある投資を直接的にはほとんどしていなかった。しかし、第二次安倍政権では株式への投資を全体の半分にまで増やした。ここには、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)に大量に株を買わせれば株価が上がり、景気が回復したという印象を与えることができるという安倍政権の計算があったと言われる。ようするに、国民の大事な年金を世論操作と政権維持に利用してきたのだ。

 しかも、安倍首相は年金の運用について「想定の利益が出ないということになってくればそれは当然支払いに影響してくる」「給付にたえるという状況にない場合は当然給付において調整するしか道がないということ」と述べている(2016年2月15日衆院予算委員会)。つまり、この大博打のツケを払うのは、国民なのである。


その6
「私たちはしっかりと財源を確保して、厳しい人たちに光をあてていく。例えば、年金の低い方々に対しては、消費税を活用してこの10月から、1年間最大6万円給付をしていきます。あるいはまた年金の低い方々、非常に介護保険料高いねという声を聞きます。そこで消費税を活用して、この介護保険料の負担を3分の2に軽減をしていく」(街頭演説など)

→一方で介護サービスや高齢者の医療負担引き上げを検討!


「厳しい人たちに光をあてていく」と言いながら、その対策費を生活が厳しい人ほど負担が重くなる消費増税で賄うって……まず言っていることがめちゃくちゃだ。

 しかも、いかにも弱者対策に力を入れていくように語っているが、騙されてはいけない。政府はすでに高齢者の医療や介護などで“切り捨て政策”を実行しようとしているからだ。

 財務相の諮問機関である財政制度等審議会が6月19日に麻生太郎財務相に提出した「令和時代の財政の在り方に関する建議」では、要介護1・2の場合、2021〜2023年度中の〈生活援助サービスを対象とした支給限度額の設定又は利用者負担の引上げ〉を具体的に検討すべきとし、後期高齢者医療制度の窓口負担についても〈できる限り速やかに75 歳以上の後期高齢者の自己負担について原則2割負担とすべき〉〈既に後期高齢者となっている者についても、数年かけて段階的に2割負担に引き上げるべき〉としているのだ。

 この意見書をめぐっては、原案にあった〈将来世代の基礎年金給付水準が、平成16年改正時の想定よりも低くなることが見込まれている〉〈自助努力を促していく観点も重要〉といった年金問題にかかわる文言が削られていたことがわかっているが、都合の悪いことは隠し、その一方で着々と介護や医療で自己責任を迫る政策は進められているのだ。

 そして、この選挙戦で安倍首相が「隠している」最たるものといえば、「財政検証」だろう。これについても、安倍首相は以下のように必死になって「隠しているのではない!」と強弁している。


その7
「我々、別にこれ、数字が悪いから隠しているんではない。たとえば、出生率ですね、(前回の財政検証では)1.35という予想だった。足元で1.4に、良くなってますね」
「(年金積立金の)運用益で、これは1.7で想定していたんですが、いま運用は4.5で回っています。ですから、悪いから隠してるっていうことではなくて」(テレビ朝日『報道ステーション』党首討論など)

→「36年後に積立金枯渇」の指摘も……悪い数字は無視する安倍首相


 2015年にぶち上げた「アベノミクス新3本の矢」では「出生率1.8」を掲げていたのに、「1.4になった、良くなってますね」と言い募るとは呆れるが、ここで安倍首相が挙げているものは“都合の良い数字”だけ。

 実際、党首討論では国民民主党の玉木雄一郎代表がすかさずつっこんだ。

「それ、いい数字だけ言ってるんです。例えば名目の物価上昇率は、前回5年前(の財政検証では)、最悪でも1.3だったんです。それは達成できていません。それと生産性の上昇(全要素生産性上昇率)は最悪でも0.5だったんですけど、この前、最新の2018年の実績値が出てきたら、実績値は0.3ですよ。5年前に想定した一番悪いケースよりも生産性が下がっています」
 
 ちなみに、2017年の全要素生産性上昇率を前回の財政検証にあてはめると、「36年後に積立金が枯渇する」結果になるという。
 
 だが、こうした都合の悪い数字を国民に伏せ、「年金は大丈夫なのか」という国民の不安に対し、「マクロ経済スライドありき」でしかものを語らない安倍首相。たとえば、その正当性を強調するために喧伝しているのは、こんな話だ。


その8
「マクロ経済スライドの調整がすべて終わった後、物価上昇分を差し引いたとしても、6万3000円の給付は確保できる」
「物価上昇分を除いた実質で見てもですね、基礎年金においては、マクロ調整が終わった段階でも6万3000円は、これ、確保できます」(『報ステ』など)

→「6万3000円」は実質賃金が40%上がった場合という現実離れした設定だった!


 マクロ経済スライドによる調整が終わる2043年のあとも、6万3000円は給付できる──。こう断言されると安心するかもしれないが、この発言にもとんでもないカラクリがあるらしい。共産党の志位和夫委員長は、安倍首相にこのように反論したからだ。

「ちょっといまの数字、間違っている。いま安倍さんの言った数字は、実質賃金が40%上がっているという架空の計算なんですよ。で、いまの賃金と物価の水準で計算したら3割下がるんです」

「この数字(6万3000円)は、賃金が1.4倍になる(という計算)。実質賃金がですよ」
 つまり、安倍首相が言っている数字は、2043年までのあいだに実質賃金が物価を上回り、なんと約4割も引き上がるという現実離れした設定のもとで弾き出されている、というのである。志位委員長は安倍政権下で実質賃金は約14万円も下落していると指摘したが、実際に現在も実質賃金は前年同月比で5カ月連続のマイナスという状態にある。それが約40%も上がる前提で安心を振りまくなど、完全に詐欺ではないか。

 しかも、安倍政権は7月2日、マクロ経済スライドを適用しなかった場合の2043年度の基礎年金給付額は「マクロ経済スライドの適用があった場合と比べて約7兆円増加すると見込んでいる」という答弁書を閣議決定した。「増加」などと言っているが、勘違いしないでほしい。これはつまり、マクロ経済スライドの適用によって7兆円、約3割も給付額を減らすと言っているのである。しぶん赤旗(7月6日付)によると、これを個別の給付額に当てはめると、現在の基礎年金(国民年金)満額月6万5000円が月4万5000円になる計算というのだ。


その9
「経済を強くした結果、税収も増えました。国の税収過去最高、あのバブル期を超えました」(街頭演説など)

→実態は大企業や富裕層を優遇する一方、消費増税で庶民の生活を圧迫した結果!


 財務省が7月2日に発表した2018年度の一般会計決算見込み額では、たしかに税収は過去最高の60兆3564億円となった。しかし、じつはこのうち約4000億円はソフトバンクグループの資金取引によるもので、〈ルール上は同社に還付される見通しで、19年度は同額の減収になる〉(日本経済新聞7月2日付)。しかも、これがなければ過去最高にならなかった可能性があるという。

 だが、問題の本質はそういうことではない。捨て置けないのは、安倍政権下では所得税や法人税の国税収入に占める割合とくらべ、消費税の割合は大幅に伸びていることだ。
 実際、税収の2013年度から2018年度の項目別伸び率は、所得税が28.1%増、法人税が17.4%増である一方、消費税は2014年の増税もあって63.3%増と圧倒的に伸びている(しんぶん赤旗7月7日付)。そして、2番目に税収が高かった1990年度と2018年度を比較すると、法人税と所得税は1990年度に比べてともに約6兆円、合わせて約12兆円も減少している一方、消費税は約13兆円も増えている。つまり、消費税を増税することによって、法人税と所得税の減少分が補われているような数字になるのだ。

 安倍政権は所得が低い人ほど負担が大きくなる消費税を増税する他方で、法人税や所得税で大企業や富裕層を優遇してきた。日本記者クラブの党首討論会で安倍首相は「当然、今年度もそれ(2018年度)を超えてゆく税収になっていきます」と得意気に語っているが、それは「庶民の生活をさらに圧迫するぞ」と宣言しているに等しいものだ。

 どうだろう。「強い経済で年金は増やせる」と言い、その根拠に持ち出す数字やデータは一面的に見た恣意的な解釈のものばかり。むしろ、それらのデータが示しているのは、賃金が上がっていない実情や、低賃金で生活が苦しい労働者の増加という問題点ばかりだ。

 しかし、安倍首相はこうした問題に取り合わず、「悪夢の民主党政権」というフレーズに象徴されるように、話のすり替えで国民の目を別に向けさせることしか考えていない。そして、「野党は財源の裏打ちのある具体的な議論をしていない」という嘘を平然と街頭演説でがなり立てているのだ。

 一方、野党側は今回の参院選で、安倍首相による大企業・富裕層への優遇税制の見直しを争点として掲げている。この点はあらためてお伝えするが、安倍首相がいかにデタラメばかりを吐いているのか、ひとりでも多くの有権者に知っていただけたらと願うばかりだ。

(編集部)



















http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/189.html

記事 [政治・選挙・NHK263] カルト本性むき出し オウムと変わらない安倍自民の正体 それでもバカとは戦え(日刊ゲンダイ)
 


カルト本性むき出し オウムと変わらない安倍自民の正体 それでもバカとは戦え
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/258203
2019/07/13 日刊ゲンダイ


冊子にはイケメンの安倍首相のイラストが

 オウム真理教による一連の事件は日本社会に大きな衝撃を与えたが、そこから教訓を学んだようには思えない。むしろ、人間の心の闇を利用する勢力が野放しになっているのが現在ではないか。ここに至って安倍政権はカルトの本性をむき出しにしてきた。

 信者の間では「外交の安倍」ということになっているが、外交はすべて失敗。先日もワシントン・ポスト紙が「北方領土『安倍首相の夢、ついえる』」という特集を組んでいたが、日本はロシアに「大きな譲歩」をしたが一島も戻ってこずに、ロシア側の主権がほぼ確定した。

 安倍がホラ吹きの無能であることは国際社会では知れ渡っているので、G20でもほとんど相手にされない。成果は、サミット後の夕食会で、大阪城天守閣にエレベーターが設置されたことを「大きなミス」と言い、ひんしゅくを買ったことくらい。

 そうこうしているうちに、トランプは板門店に行き、出迎えた金正恩と握手。韓国の文在寅も同行し、金正恩と握手した。さらにトランプは北朝鮮に入国。金正恩をアメリカに招く考えを示した。

 わが国には「次はアタクチ自身が直接向き合って」と何回も繰り返していた男がいたが、完全に蚊帳の外。外務省にもアメリカ側からの事前連絡はなかったという。

 オウム真理教の目的は、麻原彰晃を中心とする祭政一致の専制政治体制を樹立することだった。教団内の不満分子は粛清され、生き残った幹部は暴走を始めた。

 自民党本部は「フェイク情報が蝕むニッポン」なる冊子を作製して、所属国会議員に配布。安倍を「稀有な政治家」と礼賛し、他党議員を罵倒。安倍だけがイケメンに描かれている。麻原が美化されたオウム真理教のアニメと何も変わらない。発言も手法もカルトそのもの。

 党首討論では、消費税の引き上げとデフレ脱却を同時に主張。意味不明。芸能人に近づき一緒に写真を撮って拡散し、同伴文化人には尊師の礼賛記事を書かせる。

 安倍に対する問責決議案が出されると、自民党の三原じゅん子は血相を変えて「安倍首相に感謝こそすれ、問責決議案を提出するなど全くの常識外れ」「愚か者の所業」「恥を知りなさい!」と公の場所で絶対的帰依を誓ったのだった。昔からの自民党支持者は自民党以外へ投票すべきだ。それが自民党を正常化させる最短の道である。



適菜収 作家
1975年生まれ。早大で西洋文学を学び、ニーチェを専攻。ニーチェの「アンチクリスト」を現代語訳した「キリスト教は邪教です!」、「ゲーテの警告 日本を滅ぼす『B層』の正体」など著書多数。近著に「もう、きみには頼まない 安倍晋三への退場勧告」。
























http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/190.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 「議員の男性偏重」自体も争点に 女性候補最多、戦略は/朝日デジ
「議員の男性偏重」自体も争点に 女性候補最多、戦略は/朝日デジ
根本晃、加治隼人、室矢英樹、中崎太郎 奥村輝、小泉浩樹 2019年7月13日17時51分
https://www.asahi.com/articles/ASM7D4PX3M7DUTFK00P.html?iref=comtop_latestnews_03

男女の候補者を「均等」にするよう政党に求める法律ができて、初の国政選挙となる参院選。女性候補の割合は過去最高の3割近くまで増えたが、選挙の結果、国会の男女の偏りに変化は起きるのか。各地で女性たちの訴えを追った。

 国会は衆院議員の9割、参院議員の8割が男性だ。今回の参院選で女性候補者の割合は28%(104人)になり、前回の25%、前々回の24%より増えた。だが、男女均等にはほど遠い。選挙戦では、こうした男女の偏りそのものを争点化し、広く共感を生もうとする戦略を描く候補者が目立つ。

 「人口は半々なのに、この国の行く末を決める(参院議員の)8割が男性。今の政治が私たちに寄り添えていない原因だ」

 近畿地方の1人区で、無所属新顔の女性は政治を暮らしの延長線上でとらえようと訴える。「毎日、育児、買い物をしてご飯をつくる。消費者として物価を目の当たりにする女性の声が政治に届いていない」

 村役場の職員として働き、娘2人を育てた。離婚や乳がんでの闘病も経験した。労働組合でパワハラやセクハラの被害相談に耳を傾け、社会の要職に就くよう女性たちを励ましてきた。こうした経験が立候補につながった。

 「働く女性の半数が1人目の出産で仕事をやめている状況がまだある。私が経験した30年前から変わっていない」。子育て支援や女性国会議員の増加、選択的夫婦別姓制度の実現などを呼びかけている。

 国政選挙の候補者は政党の看板を背負い、国政課題や時の政権に対するスタンスが問われる。地域代表を選ぶ地方選挙との大きな違いだ。

 昨年5月に候補者男女均等法が全会一致で成立。とりわけ野党が積極的に女性擁立を進める中、働き方や子育てなど身近な政策や自身の経験を入り口にして幅広い層に訴えかけようという動きが広がっている。

 政党が候補者を立ててしのぎを削る複数区。西日本のある選挙区では、政党が男女ペアで擁立するなどした結果、女性が候補者の3割強になった。

 立憲民主党新顔の女性は「男性ばかりの国会に、一人でも多くの女性がいないといけない」と強調する。選挙事務所は白色を基調に、観葉植物も添えた「カフェ風」。政党幹部らの必勝祈願ポスターは別室に移し、子どもが遊ぶスペースを備え、子連れの人も入りやすいつくりにした。

 自民党現職の女性は「女性活躍推進には人一倍の思いを持っている」と、豊富な行政経験を実績として訴える。「政治の安定」を強調し、自民の女性国会議員たちも全面支援する。

 一方、日本維新の会新顔の女性は「政治経験ゼロ。2人の子どもを育てていて、それだけしか訴えるポイントは本当にない」と吐露する。それでも維新幹部はこう話す。「母親として、働く女性として政治活動と関係ないところで様々な経験をしてきた一般の人。だから候補者に選んだ」(根本晃、加治隼人、室矢英樹、中崎太郎)

http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/191.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 安倍首相ステルス遊説の締めは…囁かれる“聖地 秋葉原”説(日刊ゲンダイ)


安倍首相ステルス遊説の締めは…囁かれる“聖地 秋葉原”説
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/258082
2019/07/11 日刊ゲンダイ


再び大混乱に?(C)日刊ゲンダイ

「演説妨害を避けるため」として、安倍首相の遊説日程を明かさない自民党。曲がりなりにも歴代最長政権を狙う総理大臣が、国政選挙でコソコソと逃げ回るように遊説するなんて恥ずかしい限りだが、それでも「最後の締めは、あそこだ」と政治部記者の間でささやかれている場所がある。東京・秋葉原だ。

 安倍首相は政権を奪還した2012年の衆院選、13年の参院選、14年の衆院選、16年の参院選、17年の都議選と衆院選に加え、3選を果たした党総裁選など、主要な選挙戦の最後は、必ず秋葉原で締めくくりの演説を行っている。都議選では「ヤメロ」コールの大合唱が起こり、安倍首相が聴衆に向かって感情ムキ出しで「こんな人たち」呼ばわりして問題になったが、安倍首相にとって秋葉原はオタク以上に居心地の良い聖地らしい。

 大マスコミの世論調査通り、与党優勢のまま選挙終盤を迎えれば、安倍首相は意気揚々と秋葉原に向かうだろう。その時、果たしてどんな光景が繰り広げられるのか……。














http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/192.html

記事 [政治・選挙・NHK263] ありがとう山本太郎!短い演説でもあなたの熱い思いが伝わって感動した!(まるこ姫の独り言)
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2019/07/post-ed7d1c.html
2019.07.13 


この短い演説の中でも、山本太郎の熱い思いがひしひしと伝わる。

それでも報じない大手メディア。



興味のある方はもっと長い動画がたくさん出ているから、それを見たら山本太郎がいかにすごいかがよくわかる。



これはある意味革命だ。

今日の記事は、懲りもせず女性蔑視の応援演説をした自民党の三ツ矢憲生衆院議員の話題にしようと思ったが止めた。

今は、こんな自民党議員のいつものような程度の低い資質を取り上げるより、れいわ新撰組、山本太郎の演説を聞いていた方が気分が前向きになるし選挙に参加していると思える。

山本太郎は一部メディアの心無い報道によって、キワモノ的な扱いになっているが、これほど王道を歩むような政治家はそうそういない。

正義感の塊で、しかもものすごい勉強をしている。

これほど頭の切れる人は見たことが無い。


専門家より事の本質を分かっているようで、相当勉強をしてきたのが分かる。

これだけ熱い演説ができる人が久しぶりに出て来てくれた。

しかも庶民に寄り添う人がだ。

ありがとう山本太郎!感謝してもしきれない。


少しも自身の政策を詳細に語らず、威勢の良い言葉で声高に有権者を煽ってみたり、ありもしない手柄自慢をしたり、相変わらずたった3年の民主党政権を貶めたり、そういう事でしか自分の優位を伝えられない政治家には心底失望している。

東大を出ても優性・選民思想が強く、庶民を馬鹿だと思っている政治家とか。。。。

もっとも東大を出たがために、そういった傲慢な思考になるのかもしれないが。

山本太郎は政治家が偉いとは全然思っていない。

他の、特に自民党政治家は、自分が偉い人間と勘違いしているからこそ、大問題発言をしたり庶民を小馬鹿にした発言ができるのだろう。

山本太郎は、そういった政治家とは一味も二味も違ってこの人に賭けてみようと思える人だ。

国の体をなしていないのに、いかにも日本ほど素晴らしい国はないと言う人達。

どういう頭の構造をしているのだろう。

座して死を待つような今の政治にはうんざりだ。

だから山本太郎がキワモノでも詐欺師でも構わない、乗ってみたい。

そういう事で及ばずながら、私も山本太郎を応援したい。




http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/193.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 「死にたい世の中から生きたい世の中に」〜「れいわ新選組」の勢いが止まらない(レイバーネット日本)
「死にたい世の中から生きたい世の中に」〜「れいわ新選組」の勢いが止まらない
http://www.labornetjp.org/news/2019/0712reiwa
2019-07-13 18:37:33 レイバーネット日本



→動画(5分) ・全記録(3時間)

 「れいわ新選組」の勢いが止まらない。7月12日夕方から「れいわ祭り」と銘打った候補者10人全員登場のイベントが、東京・品川駅港南口ロータリーで開催された。若い人の参加が多い。ロータリーは、周辺の階段や橋の上まで鈴なりの人で数千人が集まった。7日の安倍首相の中野街宣をはるかに上回っていた。


7.12れいわ祭り「山本太郎」の演説(サワリ)



れいわ新選組 「れいわ祭」 品川駅港南口







 候補者と応援弁士が次々に話したが、どれも面白く奥が深い。やすとみ歩候補は、「人間はサル。サルや動物の幸せはお金ではない。一番価値あることは子どもを守ること。では動物の一員である人間は子どもを守ることができているのか」と問いかける。大西つねき候補は「お金に価値はない。価値をうむのは人間の労働と時間。それなのに労働と時間が軽視され奪われている」。根源的ところから今の社会のあり方を問う発言が続き、聴衆は引き込まれていった。



 たくさんのテレビカメラの砲列があった。茂木健一郎さんが「これだけカメラが来てるのになんでテレビは報じないんだ?」と山本太郎さんに質問。太郎さんは「開票日の選挙速報で流れるんですよ」と答える。嫌みたっぷり。いま「れいわ」はSNSの反応では全政党でトップになった。街宣の動員も圧倒的に多い。重度障害者2名を「特定枠」で国会に送り込む方法や東京選挙区の公明党・山口なつおvs創価学会員・野原ヨシマサなど話題も豊富で、官邸に忖度しているメディアも無視しきれない状況にもなっている。


*大人気の渡辺てる子候補(右)と大木晴子さん

 「れいわ祭り」をツイキャス中継でみていたFBの友人はこうコメントしていた。「最初から最後まで3時間ずっと見ちゃった。現場の熱気がガンガン伝わってきた。マックス4,600人の視聴者、延べ47,000人の視聴者。こりゃ一大ムーブメントだ。今朝のテレ朝・モーニングバードでもこの政治団体の名前が(私が知る限り地上波では初めて)出てた。山は動き出したかも」。



 最後に登壇した山本太郎候補のスピーチは熱かった。「戦争でもないのに1年で2万人以上自殺する国とは何なんだ! あまりにもこの国は壊れすぎている。死にたい世の中から生きたい世の中に変えていこう。お金の使い方が間違っている。消費税を廃止し、あるところから税金をとって、奨学金はすべてチャラにできる。一人ひとりが本気になれば変えることができる」「今回の選挙だけで終わらない。すぐに衆院選があり、3年後に参院選がある」。政権をとりに行く気まんまんの山本候補の演説に聴衆は大いに沸いた。(M)



*なお出演者は以下の通りだった。
司会 木内みどり氏(俳優)
●比例候補スピーチ 山本太郎氏(れいわ新選組代表・現職)/渡辺照子氏(元派遣労働者、シングルマザー、女性労働問題研究会運営委員、レイバーネット日本運営委員)/三井義文氏(元銀行員、元セブンイレブン店舗オーナー)/辻村千尋氏(環境保護NGO職員)
●ゲストトーク SUGIZO氏(ミュージシャン)×雨宮処凛氏(作家、活動家)/島田雅彦氏(作家、法政大学教授)
●比例候補スピーチ 蓮池透氏(元東京電力社員、元拉致被害者家族連絡会事務局長)/大西恒樹氏(元J.P.モルガン銀行資金部為替ディーラー)/安冨歩氏(東京大学東洋文化研究所教授)
●ゲストトーク 茂木健一郎氏(脳科学者)×山本太郎氏
●比例候補スピーチ 木村英子氏(全国公的介護保障要求者組合書記長、全都在宅障害者の保障を考える会代表、自立ステーションつばさ事務局長)/舩後靖彦氏(難病ALS当事者、全身麻痺ギタリスト、株式会社アース副社長)
●東京選挙区候補スピーチ 野原善正氏(沖縄創価学会壮年部)/代表スピーチ 山本太郎氏







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記事 [政治・選挙・NHK263] [書評] 『改訂版 全共闘以後』 外山恒一 著 (朝日新聞社 WEBRONZA)
三省堂書店×論座 神保町の匠

[書評]
『改訂版 全共闘以後』 外山恒一 著

小木田順子 編集者・幻冬舎
WEBRONZA 2019年01月28日


■600ページ超もまったく苦にならず

 そもそも私は著者を知らなかった。同業の友人がとても力を入れて編集し、解説が『日本会議の研究』の菅野完さん。それで本書を手に取ったのだが、略歴を見ると、アヤシイことこの上ない。

 1970年生まれ。逮捕歴あり。獄中でファシズムに転向。2007年の都知事選に出馬し、「政府転覆」を呼びかけた政見放送が話題になる。それによって「キワモノ」イメージが定着してしまい、そのイメージからの脱却に苦しむ……とあるけれど、やっぱりキワモノじゃないでしょうか、失礼ながら。

 しかし、しかしだ。

 日本の学生運動は、1968年の全共闘運動をピークとし、72年の連合赤軍事件を境に急速に退潮、以後は「シラケでバブルでオタクでサブカル」な時代が続き、若者は一貫して政治的に無関心だったと語られる。しかしそれはまったくの偽史であり、若者たちの運動は70年代以降も現在に至るまでずっと存在し、ときにそれは高揚してもいる、と著者。

 その「なかったこと」にされてきた、若者たちによる68年以後の社会運動の50年を通史として描いたのが本書だ。

 まず序章の「“68年”という前史」で、「この人、大丈夫かな」という著者への疑念は払拭された。客観的でクリアな説明。切れのいい文章。新左翼、ブント、全共闘、革マル派と中核派、ノンセクト……これまで何度説明を聞いても記憶に定着しなかった「用語」が、全体の見取り図に収まったかたちで理解でき、これだけでも本書を読んだかいがあったと思う。

 本書のメインストリームは、日本の“89年革命”を担った「ドブネズミ」たちの活動史だ。ベルリンの壁が崩壊した1989年、日本でも夏の参院選で土井たか子氏率いる社会党が躍進し、社会民主主義的ムードが高まっていた。「ドブネズミ」とは、この前後の社会運動、それも「闘争」と呼べるようなラジカルな運動を担った若者たちのこと。

 反原発運動の「札幌ほっけの会」、反天皇制の「秋の嵐」「馬の骨」、著者も中心となった「全国高校生会議」、埼玉大学の演劇サークルから始まった旅するテント芝居「劇団どくんご」等々。いずれも私が本書で初めて知った団体だ。日本がバブルに浮かれていた時代に、こんなことをやっていた若者たちがいたとは!

 著者は関係者への膨大なインタビュー取材に基づき、当時のデモや集会の模様、警察との攻防を、まるでその場に居合わせたかのように生き生きと描き出す。これを「青春グラフィティ」などと称したら不謹慎なのだろうが、この群像劇が、本書からたちのぼる熱量の源になっている。

 本書を読んでいると、「こんなことが起きていたとは!」という驚きと、「そうそう、こんなことがあった」という感慨とが、代わる代わる押し寄せる。

 運動系で言えば、80年代の反核運動、90年代の「だめ連」、ゼロ年代の「素人の乱」。浅田彰氏(ニューアカ!)や柄谷行人氏など思想・哲学系。「朝まで生テレビ」開始や『戦争論』刊行など論壇系。さらには尾崎豊やザ・ブルーハーツ(「ドブネズミ」の語は、「リンダリンダ」の歌詞からきている)など音楽シーンやマンガ・演劇まで。

 「こんなことあったね」という点の理解が、「これとこれがこう繋がっていたんだ」という線になる。それらがさらに、68年以降の思想・文化・政治全体の「見取り図」に位置づけられていく、その目配りの広さと構成の巧みさにも舌を巻く。

 最近では、3・11後の反原発の運動や2015年SEALDsの運動が盛り上がった。それに対し、「日本でまたこんな光景を見られるとは」と感涙にむせんだ全共闘世代がいたが、それももちろん、唐突な「点」として登場したのではない。68年以降も紡がれてきた、運動の軌跡の一端としてある。

 実は、そのあたりの新しい運動については言及が少なく、何十周遅れかで少しだけ運動なるものに目覚めた私としては残念なのだが、著者によれば「触れる価値もない」そうなので仕方ない(苦笑)。

 5月の改元を控えて、テレビ、新聞、雑誌その他、いたるところで「平成」が回顧されている。私にとって、著者が描く50年の通史は、それらのどの平成史よりもリアルで、そのときどき、自分は何に関心を持ち、何をし、どう生きていたのかと自問を迫られた。

 45字×19行と目が潰れそうな字詰めの624ページもまったく苦にならない。ほとんど「自分史」を読むような気持ちで読了したのだった。


https://image.chess443.net/S2010/upload/2019011700004_2.jpg
『改訂版 全共闘以後』(外山恒一 著 イースト・プレス) 定価:本体2600円+税

いま初めて描かれる 若者たちの 社 会 運 動 5 0 年 "通 史"

(『日本会議の研究』著者) 菅野 完氏、解説!

(『革命的な、あまりに革命的な』著者) すが(糸+圭)秀実氏、推薦!
「外山恒一の思想と行動の集大成ともいえる本書は、3・11を経て、ヘイトとポリコレで奇妙な行き詰まりの様相を呈している今日の運動状況において、〈人民の敵〉による、人民のための、革命の書である」


*ここで紹介した本は、三省堂書店神保町本店4階で展示・販売しています。
*「神保町の匠」のバックナンバーはこちらで。

*三省堂書店×WEBRONZA 「神保町の匠」とは?
 年間2万点近く出る新刊のうち何を読めばいいのか。日々、本の街・神保町に
 出没し、会えば侃侃諤諤、飲めば喧々囂々。実際に本をつくり、書き、読んで
 きた「匠」たちが、本文のみならず、装幀、まえがき、あとがきから、図版の
 入れ方、小見出しのつけ方までをチェック。面白い本、タメになる本、感動さ
 せる本、考えさせる本を毎週2冊紹介します。目利きがイチオシで推薦し、料
 理する、鮮度抜群の読書案内。

https://webronza.asahi.com/culture/articles/2019011700004.html
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/195.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 「ハンセン病家族訴訟」控訴断念を決めた安倍首相の本心(日刊ゲンダイ)


「ハンセン病家族訴訟」控訴断念を決めた安倍首相の本心
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/258304
2019/07/13 日刊ゲンダイ


早い救済が待たれる(C)共同通信社

<政府として改めて深く反省し、心からおわび申し上げます>

 元ハンセン病患者の家族への賠償を国に命じた熊本地裁判決の控訴見送りについて、政府が12日発表した安倍首相の談話と政府声明。大マスコミは「安倍首相が英断を下した」みたいな扱いで報じているが、よくよく中身を確認するととんでもない。英断どころか、未練タラタラなのだ。

<患者・元患者の皆さまのみならず家族の方々に対しても、社会において極めて厳しい偏見、差別が存在したことは厳然たる事実>――。安倍談話は一見すると、政府が過去の事実を真摯に受け止めたように思えるが、見逃せないのは<今回の判決では、いくつかの重大な法律上の問題点があります>というくだりだ。問題点とは何か。同時に閣議決定された「政府声明」に詳細が示されている。

 声明では<本判決には、次のような国家賠償法、民法の解釈の根幹に関わる法律上の問題点があることを当事者である政府の立場として明らかにする>として、<本判決の各大臣に偏見差別を除去する措置を講じる義務があるとした時期は、これと齟齬しているため、受け入れることができません><個々人との関係で国家賠償法の法的義務を負うものではありません><司法が法令の違憲審査権を超えて国会議員の活動を過度に制約することとなり、国家賠償法の解釈として認めることができません>など、ことごとく原判決を否定している。

 ここまで読むと、<国が控訴>と誤報した朝日新聞記者じゃなくても、続くのは<原判決は到底承服できず、よって即時控訴する>という文章になるだろうと思ってしまう。

■政府の体面を保つための言い訳

 そもそも、安倍首相自身が認めたように「筆舌に尽くしがたい経験をされたご家族の皆さまのご苦労をこれ以上長引かせるわけにはいかない」のであれば控訴見送りは「当然」であり、「異例」でも何でもない。むしろ、遅かったぐらいで、「異例」と繰り返すほど、本心は「違う」と明かしているようなものだ。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏がこう言う。

「異例の判断でも何でもありません。控訴見送りの判断=判決を受け入れることです。それなのに『法律上の問題点』を指摘しているのは、政府の体面を保つための言い訳に過ぎません。政府が『異例』だと強調すればするほど、選挙を狙った政治的な判断だったと言っているに等しいと思います」

 とにかく口から出まかせばかりの政権である。選挙が終わったら「オレ、そんなこと言ったっけ?」と平気でとぼけるかもしれない。おわびと反省が本心か選挙目当てだったのかが分かるのはこれからだ。
















http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/196.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 安倍氏の選挙スピーチはウソだらけ? チェリーピッキングという反倫理行為を連発:いまだに、こんな人物を総裁に据えている自民党はもう腐っているに等しい(新ベンチャー革命)
安倍氏の選挙スピーチはウソだらけ? チェリーピッキングという反倫理行為を連発:いまだに、こんな人物を総裁に据えている自民党はもう腐っているに等しい
https://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/37869637.html
2019/7/13(土) 午後 0:56 新ベンチャー革命 2019年7月13日 No.2399


1.今回の参院選の選挙運動の最中、安倍氏は年金問題でウソをつきまくっているそうだ

 ネットには、安倍氏が年金問題で国民にウソをつきまくっている事実が指摘されています(注1-1、注1−2)。

 日本国総理大臣である安倍氏は、よくも平気で国民にウソをつけるなと思います。

 マジメな国民は、総理大臣が国民にウソをつくはずがないと思うでしょうから、そういう国民は、安倍氏のウソを信じるのでしょう。

2.安倍氏の連発するウソの特徴は典型的なチェリーピッキング行為

 世の中にはさまざまな専門分野に研究者がいます。彼らの業績はすべて、研究論文で実証されます。

 そのような研究論文で絶対にやってはいけないのは、研究者にとって、都合の良いデータだけつまみ食いして、研究成果を強調する行為です。

 この行為は、チェリーピッキングと呼ばれます(注2)。

 大学教員の場合、研究論文を作成する際、もしチェリーピッキングをやってばれたら、最悪、懲戒免職になります。

 それほど、チェリーピッキングはやってはいけない行為なのです。

 ところが、あの安倍氏に限って、彼の選挙運動スピーチは、このチェリーピッキングのオンパレードだということです。

 安倍氏が一度でも、研究論文を書いたことがあれば、平気でチェリーピッキングを連発することはありません。なぜなら研究倫理に反するからです。

 このことからも、安倍氏は総理大臣に不適格な人物であることがわかります。

3.安倍氏の虚言癖は小学生のころから

 上記、安倍氏のウソには年季が入っています。彼は子供のころから、平気で親にウソをつく性癖があったようです(注3)。

 どこかの大学において、このような人物が大学教授をやっていたら、研究倫理違反で、とっくの昔に、懲戒免職になっていたはずです。

 日本最大の政党・自民党はなぜ、安倍氏のウソを黙認するのでしょうか。

 要するに、今の自民党には、まったく、自浄能力がないということになります。

 もしそうなら、自民党はもう、組織として腐敗し切っているということです。

 それでも、こんな安倍自民党に投票する国民はいるのでしょうか、ほんとうに、信じられません!

注1−1:阿修羅“安倍首相が年金問題への反論でもちだした数字は嘘だらけ!「年金を0.1%増やした」→実際は0.9%の目減り(リテラ)”2019年7月12日
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/174.html

注1−2:阿修羅“安倍首相が年金問題で信じがたい詐術!「基礎年金は6万3000円を確保できる」→実質賃金40%アップ想定の数字だった(リテラ)”2019年7月13日
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/189.html

注2:チェリーピッキング
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0

注3:リテラ“安保法案答弁でも嘘とヤジ…安倍晋三は小学生時代から嘘つきだったという新証言が…”2015年5月29日
https://lite-ra.com/2015/05/post-1145.html




http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/197.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 自民党は堅調のようだ。しかし「れいわ」のような政党が出来れば世の中も変わる。(かっちの言い分)

自民党は堅調のようだ。しかし「れいわ」のような政党が出来れば世の中も変わる。
https://31634308.at.webry.info/201907/article_12.html?1563019886


参議院選挙の中盤の投票動向調査結果が共同通信から出てきた。自民の比例は最初の調査よりも2%程度上昇しているという。世論調査は恣意的操作を加えているとよく言われるが、結構当たると思っている。この分だと自公で改憲可能な勢力にならないかもしれないが、残念だがそれほど議席を減らさないかもしれない。公明党の山口代表が、ハンセン病の訴訟敗訴で安倍首相が控訴しないことを素晴らしいことだと持ち上げた。これは完全に選挙の受けを狙い、この時期をねらったものだ。安倍政権は意外と優しい政治をするのではないかと国民を思わせた。

野党については立憲だけを抜き出して減少していると言われても、他がどうなっているかわからず、それこそ恣意的な見せ方である。他の野党の得票予想を出すとまずい数字が出ているのかもしれない。あるとすれば、れいわ新選組の票予測だろう。ツィッターを見ると、半分以上がれいわの選挙動画がアップされている。他の立憲、国民、共産よりもはるかにアップ記事が多い。相当数のボランティアが投稿していると思われる。山本氏はれいわだけでなく、共産候補の応援演説を行っている。山本氏は政策に一番ぶれていないのは共産と思っていると思われる。お互い、ぶれないことでは変わらない。

山本氏は特定枠の二人が当選しないと自分の当選の順番が回ってこない。つまり、自分が入るとしたら300万票は堅いと踏んでいる。全国の障がい者、難病患者の票を相当数吸収すると思われる。それだけで2、300万票以上は堅いと思われる。奨学金の負債をチャラにするという公約も出している。奨学金返済に困っている人も100万人以上はいるだろう。なんやかんやの票を集めれば、自分の分を合わせて、4、5名も不可能な数字ではないように思えてきた。5名当選すれば政党を名乗れる。

山本氏は街宣の中で、国会をワクワクするような面白くすると述べている。ガチンコの喧嘩をするとも述べている。話していることはかなり過激である。しかし、小沢一郎と一緒にやっていたとも述べている。野党の他党を排除する孤立主義ではない。本当に彼の政党が出来れば国会が変わるような気がする。

自民が比例31%へ上昇、参院選 選挙区で野党系微増、電話調査で
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019071301001680.html
2019年7月13日 18時38分

 共同通信社は12、13両日、参院選の有権者動向を探る全国電話世論調査(第2回トレンド調査)を実施した。比例代表の投票先は、自民党が前回調査(6月26、27日)と比べ2・2ポイント増の31・0%で最多。2位の立憲民主党は1・8ポイント減の7・2%だった。選挙区での投票先を「与党系候補」とした回答は0・9ポイント増の32・2%。「野党系」は1・5ポイント増の21・8%となった。
 安倍内閣支持率は前回比1・1ポイント減の46・5%だった。不支持率は3・8ポイント減の40・3%。安倍政権下での憲法改正に「反対」とした回答は、1・3ポイント増の51・4%だった。
(共同)


http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/198.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 韓国の常識は世界の非常識だ。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2019/07/blog-post_13.html
7月 13, 2019 日々雑感(My impressions daily)

<日本が半導体材料の韓国向け輸出管理を強化したことを受け、日韓両政府による事務レベル会合が12日、経済産業省内で開かれた。会合は日本が4日に輸出管理を見直してから初めて。日本は今回の措置が韓国側に「輸出管理上の不適切な事案があった」ため、「安全保障を目的に日本国内の運用を見直した」と説明。これに対し韓国側は自国の輸出管理は適正であると訴えたもようだが、日本側は「韓国の輸出管理には脆弱(ぜいじゃく)性がある」と指摘し、主張はかみ合わなかった。

 日本は「不適切な事案」については「第三国への横流しを意味するものではない」と説明した。韓国産業通商資源省は会合後、「北朝鮮をはじめとした第三国への戦略物資の輸出を意味するものではない」と説明されたと明らかにした。

 日本は経産省の岩松潤貿易管理課長ら、韓国は産業通商資源省のチョン・チャンス貿易安保課長らが出席。日本は冒頭で国内の運用を見直す措置のため「協議対象ではない」とし、会合は事実関係の説明の場であることを確認。会合が行われた会議室にも「輸出管理に関する事務的説明会」との紙が貼られた。

 会合は午後2時ごろ始まり、当初想定された1時間を大幅に超えて5時間半にも及んだ。

 日本は軍用品に転用可能な「フッ化水素」など3品目について、韓国に与えてきた輸出管理の優遇措置を見直し個別の出荷ごとに申請する通常の輸出体制に戻したことや、8月にも輸出管理上の優遇国「ホワイト国」から韓国を外す方針を直接説明。出席した経産省関係者によると、「韓国側の理解が進んでおらず丁寧に説明した」ため、会合の時間が長引いたという。

 また、今回の措置が「禁輸ではなく、世界貿易機関(WTO)協定に違反しないことや対抗措置でもない」ことも説明。政府関係者によると、会合を通じて韓国側から措置の撤回要請や抗議などはなかったという。また、説明を尽くしたとして、現時点で韓国側と次回の会合を持つ予定はないとしている>(以上「産経新聞」より引用)


 日本側の説明はいささか「朝ご飯」論理のようではなかったか。なぜならこの時点で唐突に「ホワイト国」待遇から韓国を外したのか、明確な論拠が説明されていない。

 なぜ先のニュースにあった通り156品目もの「戦略物資」が日本から韓国へ輸出され、韓国から第三国へ転売されていたことを説明しなかったのだろうか。もっとも、日本政府はことさら対韓関係を悪化させたくないとの配慮から「徴用工問題」とリンクさせたくなかったのだろう。あくまでも徴用工問題は韓国内の問題であり、「ホワイト国」から外したのは日本国内の貿易手続きの見直しを行ったに過ぎない、との建前を押し通したのだろう。

 しかしそのような「建前論」が韓国政府に通じるだろうか。彼らの国は感情で国際的な条約すら無視するほど大きく政治や司法が揺れ動く。日本とは全く異なる常識が支配している。

 韓国民も日本の「苺の苗」を研究用と称して持ち帰り、それを韓国の農家に分け与えて栽培し、韓国苺として輸出して恥じない「常識」が支配している。日本国民なら他国の「苗」を騙して奪い取ってまで日本産と称して栽培する者を批判する。だから韓国民のやり方を「卑怯だ」と思うが、韓国民では「苺の苗」を研究用であれ何であれ、提供した日本が愚かだ、ということになる。騙した者が勝利者だ、ということにされるのが韓国民の常識だ。

 韓国を「友好国」として優先的(「ホワイト国」待遇)に韓国に輸出された「戦略物資」を韓国企業が「自分の所有物」だからいかに処分しようが「自由だ」という論理なのだろうが、「ホワイト国」待遇だから日本が輸出した「戦略物資」だという観念はまるでない。それなら日本は「ホワイト国」待遇を剥奪するしかない。

 韓国政府は平気で嘘を吐く。嘘を吐いてでも正当性や韓国の利益を「言い負かした」なら国民から手柄だと称賛される。反対に正直に韓国の非を詫びたなら「弱腰だ」「恥辱だ」と批判の嵐に会い、大統領ですら失脚し逮捕収監される。こんな出鱈目な国家が韓国だ。

 韓国が韓国民に教えている嘘塗れの「歴史ファンタジー」をいつになったら撤回・是正して史実と史料に基づく歴史を自国民に教えるのだろうか。まずは真実と嘘との峻別と、嘘を排除し、科学としての歴史を教える教育改革から韓国は始めるべきだ。
 引用記事の経産省内で行われた「事務レベル会合」の会談内容が、日本側と韓国側とで早くも食い違っている。だから韓国政府との「会談」も「約束」もすべて「無駄」だ。書き物にした「最終合意」すら反故にするお国柄だ。ここは韓国と絶縁を決めた政府を支持するしかない。



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/199.html

記事 [政治・選挙・NHK263] (国際板リンク)「国民国家」について考える。 (補遺) 「れいわ新撰組」はネット放送局を作って下さい。
(国際板リンク)「国民国家」について考える。 (補遺) 「れいわ新撰組」はネット放送局を作って下さい。

★国際版リンク

巨大ITメディアがトランプ落選を画策している。国民国家の国境と言論の自由,思想信条の自由を守れ!
http://www.asyura2.com/19/kokusai26/msg/814.html
投稿者 晴れ間 日時 2019 年 7 月 13 日 18:39:17


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リンクを貼るついでに書きます。


★「れいわ新撰組」はネット放送局を作って下さい

れいわ新撰組は、動画配信を中心とした「ネット放送局」をぜひとも作って下さい。
例えば、田中龍作氏は、積極的に参加できるのではないでしょうか。

お手本は、フランスの TVLibertés と Sud Radio です。
TVLibertés は「極右政党」と呼ばれる「国民連合」(旧国民戦線) のネット放送局。広告収入も補助金もなしに、独立メデイアとしては最もしっかりとした放送を続けています。ニュース・報道番組のほかに、スタジオに色々な人々を招いて、言論の場を提供しています。特に話題の新刊書を出した著者へのインタビュー番組が注目です。討論番組になることもあります。

Sud Radio はネットラジオ放送局ですが、放送時にスタジオ内の様子を実況中継しています。こちらも「出演者が自由に語るインタビュー」番組が中心です。
両放送局とも、放送と同時に、YouTube で動画配信しています。
特定の党派や団体に偏した番組編成ではなく、広く他党や党外の人々が番組に出演して、発言しています。フリーのジャーナリストや、学者・作家等も出演しています。

フランスにはこのほかにロシア系メディアである RT france や Sputnik france 等のネット放送局があり、マクロン政権とEU(金融支配層) による言論統制・抑圧からの脱出口が少しはあります。とはいえ、ロシア系ではなく営利企業メディアでもない「一般国民系」の放送局はやはり貴重です。
(TVLibertés など、どこからも運営資金を得ていないので、番組冒頭でいつも寄付を呼び掛けていますが。因みに、フランスのTV局は全て国営ですが、税金を使いながら、国民のための放送をしていません。ジャン・ジョレス創刊の由緒ある左翼新聞l'Humanité も、国からの助成金で細々と生きていますが、言論空間ではもはや存在しないも同然になっています。)

日本でも、特定党派や特定の立場の人々に限らず、多数の政党や団体関係者、テーマ毎に活動したりする人々が発言できるネット放送局があればいいのに、と思います。
政党で言えば、自民党や維新の人から共産党まで、また政治活動とは無関係の人まで広く、発言者を募ることです。今のような閉塞状況下で、メインストリーム・メディアによる情報支配(操作) に息苦しさを感じている人々全てに、「百花繚乱の言論空間」を提供することです。
年金と社会福祉制度、少子高齢化と人口問題、雇用と経済、税金、教育、国のあり方、移民、、、。国民的な議論のテーマは多数あります。

自由な言論なくして、民主主義なし。
せっかく旧来メディアが死にかけているのだから、新しいネットメディアが登場できる願ってもないチャンスがあるのではないでしょうか。

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(参考) TVLibertés の番組から。

https://www.youtube.com/watch?v=7AGiH68pfvU
Le débat tabou : le Grand remplacement, intox ou réalite ? - Bistro Libertés

このときのスタジオ討論のテーマは、「(人口の) 大交替」。
フランスでは、移民系(マグレブ系+黒人系) の人口が増殖する一方で、欧州原住民系(白人系) の住民の割合が低下の一途を辿りつつあります。
この先どうなってしまうのか。その問題について、アフリカ史の研究者(本の著者) を迎えて、活発に議論しています。(結論は明言していません。というより、フランスでは言えません。)
動画の右下にある歯車マークを操作すれば、英語の機械翻訳が出ます。(日本語訳も出せるはずですが、質は未確認。)
議論の活発さと雰囲気がわかるでしょう?


こちらは、スタジオにゲストを迎えての、インタビュー番組。
この日の出演者は、上記 Sud Radio を運営している人。マクロン政権下で、いかに言論抑圧が行われているかが語られます。
「黄ベスト運動」もマクロン政権により完全にねじ曲げられて(既存メディアによって) 報道されました。
こちらも、右下の歯車操作で、英語翻訳か日本語翻訳が出せます。(英語がおすすめ。日本語は保証しません。)

https://www.youtube.com/watch?v=TDkUd5CDQpc
Didier Maisto : la censure monte, la démocratie recule - Le Samedi politique


Sud Radio のチャンネル頁
https://www.youtube.com/channel/UCESTwDXpoMgiYBHipMdKTkQ

TVLibertés のチャンネル頁
https://www.youtube.com/channel/UCyamXi0qEQJghCjJbj__aWQ

TVLibertes と Sud Radio には特別の繋がりはありません。共にメインストリーム・メデイアには迎合していない、満足していないという点だけが共通項です。支配メディアに登場しない人々に発言の機会を与えています。

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今は「世界史的な曲がり角」です。
アメリカ合衆国では、黒人やラティーノのかなりの部分(3割程度) が(民主党ではなく) トランプを支持するようになりました。
米国の民主党員の中にも、トランプ支持に転向する人が出はじめています。

フランスでは、「ムスリム系住民」の中に、「極右政党 国民連合/旧国民戦線」支持に転向する人が現れ始めました。
イスラム教徒の家に生まれたけれど、内心は棄教している、(シャリア支配の国ではなく)近代民主主義国「フランス共和国」の国民として生きたい、という人々です。(+グローバリズムには反対の立場。左翼政党は原則グローバリストです。)

来年の米国大統領選挙では、トランプの再選は (突発的な事故でもない限り) ほぼ確実だと見られています。
先般、民主党の予備選挙のための公開討論会が行われましたが、なんと民主党の候補者全員が「不法移民にも医療保険を施すことに賛成だ」と発言したことが主な理由です。
それにより支払われる医療費は、正規の米国市民権を持つ人々の税金で賄われます。不法移民の医療費や生活費(食費・住居費) をあなたは支払いますか? という問題なのです。
トランプとその支持者は明確に「ノー」と言っています。民主党の候補者は全員「不法移民も, 税金で面倒をみます」と主張しています。
問題の所在は明らかですね。
最初の討論会で、トランプ勝利が事実上確定したと言われる所以です。

日本にも「国民の生活が第一」という言葉がありますが、「国民国家」の意味と役割について考えるべき時が来ているのです。



http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/200.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 日米密約とはTPP以上の譲歩 自民は参院選で農業県1勝9敗も(日刊ゲンダイ)


日米密約とはTPP以上の譲歩 自民は参院選で農業県1勝9敗も
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/258307
2019/07/13 日刊ゲンダイ


何が「ウィンウィン」なのか?(C)ロイター

 日米貿易交渉の農産物をめぐる“日米密約”は、トランプ大統領の計らいで、発表が参院選後に先送りされている。どう考えても、安倍首相がTPPレベルを超える大幅譲歩を約束したと想像できる。参院選では農業票の行方も注目されるが、農業県(道)で、ウッカリ自民を勝たせたら、日本の農業は地獄に直行だ。

 ◇  ◇  ◇

 日米貿易交渉のうち、農産品は4〜5月に〈TPP並み〉で早期妥結するとみられていた。ところが、5月に令和初の国賓として来日したトランプ大統領は、安倍首相とゴルフを楽しんだ後、こうツイート(26日付)した。

〈日本との貿易交渉でとても大きな進展があった。とくに農業と牛肉でね。日本の7月の選挙が終われば大きな数字が出てくる。大いに待ってるよ!〉

 貿易問題に詳しい「アジア太平洋資料センター」の内田聖子共同代表が言う。

「春先から米国の農業団体は、高い水準での妥結要求を強めていました。そんな中、トランプ大統領としては参院選後の発表にすることで、その分、日本からさらなる譲歩を引き出せると考え、交渉したはずです。関税率や規制緩和などで、日本はTPPレベルを超える合意をさせられた可能性が高い。安倍首相も選挙が終わっているので、そこで農家から大きな反発が出ても、痛くもかゆくもないですからね」

 トランプ大統領がツイートした翌日、安倍首相は「トランプ大統領と日米ウィンウィンとなる形の早期成果達成に向け議論を加速させることで一致した」と言ったが、“日米ウィンウィン”とは、こういうことだったのだ。

 TPP以上の日米合意は、農家にとって影響は計り知れない。

「当然、TPPの他の加盟国やEUは、米国と同じ条件にするよう日本に要求してきます。全世界からの輸入農産物が拡大し、農家は大打撃です。農家は、とんでもない日米合意がされていることを前提に一票を投じる必要があります」(内田聖子氏)

 3年前の参院選で野党は、北海道で勝ち越し、東北6県で5勝を挙げ、安倍農政に「ノー」を突きつけた。

 今回、自民に現職が多く、選挙戦序盤は野党の苦戦が目立った。しかし、ここへきて、野党が盛り返しつつある。別表が10の農業県(道)の最新情勢だ。終盤の戦い方次第で、野党の9勝1敗も視野に入る。野党圧勝で日本の農業を救えるか。









http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/201.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 「参院選情勢調査」に焦る自民党! イージス・アショアの秋田では県知事や職員が勤務中に自民候補の選挙応援(リテラ)
「参院選情勢調査」に焦る自民党! イージス・アショアの秋田では県知事や職員が勤務中に自民候補の選挙応援
https://lite-ra.com/2019/07/post-4834.html
2019.07.13 参院選情勢調査に焦る自民党!秋田では県知事や職員が選挙応援 リテラ

    
    自民党本部が通達した文書「本日の情勢報道に関して」


 7月4日に公示された参院選。その直後の先週末、マスコミ各社は「序盤情勢調査」を行ったが、その報道に自民党が過剰反応を見せている。

 中でもやり玉に挙がっているのが共同通信だ。共同通信は7月4日〜5日、全国の有権者3万人以上を対象に電話世論調査を実施。その結果、自民、公明の両与党が改選124議席の過半数63を超え、改選前の77議席前後に迫る勢いという記事は全国各地の地方紙に掲載されたのをはじめ、全国紙である日経新聞にも掲載された。

 これに自民党幹部は「共同通信は野党の御用マスコミか。これではうちの党の選挙陣営が弛緩して野党に隙を与える」と激怒したのだという。

 ところが、同じトーンの分析をしたのは共同だけではなかった。朝日新聞も「自公、改選過半数の勢い」と一面トップに掲載。毎日新聞も「与党、改選過半数は確保」、産経新聞も「与党の改選過半数確実」と打った。読売の「参院選自民が優位」というタイトルが控え目に映るほどだった。

 一連の報道に自民党本部は焦り、これまでにないくらい強引なテコ入れ、締め付けを行い始めたらしい。当の自民党本部関係者がこう語る。

「朝日新聞や毎日新聞のようなアンチ自民の新聞だけならまだしも、共同通信や産経新聞までがうちの優勢を強く打った。これでは選挙陣営が緩みっぱなしで、野党に挽回のチャンスを与えてしまう。それで、全候補者にマスコミの情勢調査を否定する内部通達を出し、徹底した選挙活動を命じたのです」
 
 本サイトもその自民党本部が各陣営に通達した文書を入手した。ちょうど選挙情勢報道があった7月6日当日の日付、自民党の二階俊博幹事長と甘利明選挙対策委員長の名前が記されたこの文書のタイトルはズバリ「本日の情勢報道に関して」。そして、本文はこう始まる。

〈本日、報道各社が序盤の選挙情勢について「自公、改選過半数の勢い」などとあたかもわが党が優勢であるかのような報道がされています。しかし、選挙戦はまだ始まって3日目を迎えたばかりです。(中略)一瞬の気の緩みが取り返しのつかない事態を招きかねません。〉

 さらに、文書は、今回の参院選は投票率の大幅な低下が見込まれると懸念を示し、〈このままでは、労働組合など組織票を持つ野党に有利に働く一方、安心した与党支持者が投票に行かないことで、比較的優勢に戦いを進めていた陣営ですら、相手に逆転を許しかねない極めて危険な状況となります〉と野党逆転も杞憂ではないと訴える。

 そのうえで、〈戦いの主軸を「期日前投票」の徹底〉に置いて、〈わが党支持者を一人残らず投票に促し、一票一票を確実に積み重ねる運動を進めてください〉と厳命するのだ。

 組織票をもっているのは与党のほうなのに、何を言っているのかと思うが、とにかく危機感を煽るためには、なんでもありらしい。

■秋田県知事と職員が県庁内でイージス・アショア配備進める自民党の候補に「エイエイオー」

 しかも、自民党本部がやったのはこの通達だけではない。激戦区には、手段を選ばない選挙活動を命じたようだ。

 例えば、イージス・アショア配備問題の影響を受けて自民党と野党候補が接戦を演じている参院秋田選挙区では、法律に抵触する可能性のある運動までが展開された。佐竹敬久県知事はじめ県庁職員らが勤務中、県庁内で自民党候補を応援する活動を行ったのだ。

 これは、地元紙「秋田魁新報」が「秋田県庁で勤務中職員が必勝コール 知事『悪いという法律ない』」と題して報じた。

 同紙によると、秋田市の県庁前で7月10日お昼の12時半すぎ、参院選候補者の選挙カーが県庁前の道路に横付けされた。そして、陣営が県庁に向かって演説を始めると、正面玄関前に、佐竹敬久知事を先頭に県幹部や一般職員、関連団体関係者らが集合。お昼休み終了の13時を過ぎ、勤務時間内であるにもかかわらず県庁敷地内で参院選の候補者陣営と一緒に、必勝を誓う掛け声を上げ、右腕を何度も突き上げていわゆる「エイ、エイ、オー」のポーズを取ったという。秋田魁新報には佐竹知事を中心に県職員とされる集団が並んで拳を突き上げる写真も掲載されている。

 これは、全体の奉仕者たる公務員の政治的目的をもった政治的行為やそれをそそのかす行為を制限する地方公務員法違反に当たる可能性がある。

 実際、同紙も「全体の奉仕者である公務員の政治的中立性が疑われるとして批判の声がある」と追及しているが、佐竹知事は県庁敷地内で候補者陣営と共に掛け声を上げたことについて「悪いという法律はない。あとは、見る人がどう取るかだ」と開き直ったという。秋田の地元政界関係者が語る。

「記事では選挙戦が始まったことを理由に候補者名を隠していますが、県庁幹部たちが支援したのはもちろん自民党候補の中泉松司氏です。先頭に立って気勢を上げた佐竹知事は、いま配備問題で沸騰しているイージス・アショアを誘致した当本人で、自民党支持層が基盤。県民から配備問題で激しい追及を受けると、不利とみた知事は配備見送りをにおわす態度を見せ始めましたが、『参院選向けのポーズ』であるのはミエミエ。選挙活動で早速、その化けの皮がはがれたというところです。しかし、勤務中に県庁の敷地内で県庁職員を駆り出して自民党候補を支援する行動は、公務員法違反の可能性が高く、普通ならやりませんよ。こんな露骨なことをやったのはやはり、自民党の上のほうから何かお達しや相当強い締め付けがあったとしか思えません」

 安倍自民党の必死さが伝わってくるが、自民党本部は7月11日にも「ネット活用であと1票の積み上げを 党所属議員がネットで連携! リツイート・シェアで、候補者を当選させる」と銘打つタイトルの通達を出している。

 本サイトはこの文書についても内容をつかんだが、「地元の候補者の投稿を必ずリツイートする」と指示し、候補者のツイッター一覧を掲載。続いて「自民党本部の投稿をリツイートする」と指示し、「アベノミクスの成果をイラスト化した『インフォグラフィック』」や「参院選の投票方法」「CM動画」「役員遊説日程」「総裁遊説動画」のリツイートなど、随分と細かい指示項目を列挙していた。

「実は、今回の自民党本部の通達はこれに限らず乱発気味で、党本部が相当焦っているのが分かる。実際、選挙戦の後半に入って安倍首相の人気が陰っているのを自民の各陣営では肌身に感じ始めたようだ」

 マスコミ各社はこの週末、2度目となる「終盤情勢調査」を行う。情勢の変化を注視したい。










































http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/202.html

記事 [政治・選挙・NHK263] また始まった文春の野党へのネガキャン! 
また始まった文春の野党へのネガキャン!
https://85280384.at.webry.info/201907/article_101.html
2019年07月13日 半歩前へ


そろそろ、出るころだと思っていたら案の定、出た。例によって権力の使い走りを務める週刊誌、文春が野党攻撃を始めた。今回の標的は山本太郎と「れいわ新選組」。

与野党を批判するかのように装いながら、「安倍ちゃん、安倍ちゃん」と本性を現した。「れいわ新選組」について文春はこう攻撃を仕掛けた。

「2億円を集めたとされる政党への寄付も、薄く広く候補者を立ててしまったばっかりにほとんどのれいわ新選組候補者は泡沫候補以上の善戦をするのは困難じゃないかと思います。金だけなら幸福実現党のほうがよほど潤沢なわけでしてこのままいくと山本太郎さんも落選してしまいかねません」。

ナニこの文章? これを書いた、外注のライターの名前を書くのも汚らわしい。ロクな取材もせずに、お粗末なおつむで考えつく言葉を必死で並べたゲスな駄文。

泡沫候補とよく言ってくれた、バカもん。21日には指でも詰めるか?

「金だけなら幸福実現党」? オイ、気は確かか? 「れいわ新選組」をオカルト集団といっしょにしてもらっては迷惑だ。おふざけはいい加減してもらいたい。

とどめは「山本太郎が落選」ときた。21日に正解を見せてやるから正座して待つがいい。

しかし、ネガティブキャンペーンにしてはお粗末過ぎる。もうちっとマシなライターがいなかったのか?

文春はこれを掲載して「いくらもらった」のか? この週刊誌は、選挙の季節になると判で押したように野党たたきをはじめる。

それほど野党攻撃は、「オイシイ仕事」なのか?

文春のネガキャンで思い出すのは2016年の東京都知事選だ。優勢を伝えられていた野党候補のジャーナリストの鳥越俊太郎。投開票日を目前に、でっち上げのスキャンダル記事で落選に追い込まれた。

あとで訂正しようが、しまいが、それこそ後の祭り。関係ない。一度、週刊誌に載れば勝負あり。

記事の中身より派手な見出し。血がしたたり落ちるような真っ赤な字で大きく書かれると、見る側に強烈な印象を与える。

あの時は首都圏の電車という電車に「中吊り広告」として一斉に張り出された。

スキャンダルを書かせる側の本当の狙いは、超派手な「中吊り広告」。

これを張り出し有権者を印象操作して自分の側に取り込むのだ。ポスター以上の効果がある。

選挙ポスターは見なくても、満員電車の中で週刊誌の「中吊り広告」は目に入る。

ところで、億単位の「中吊り広告」の広告費はだれが払ったのか? あの時、文春にいくらカネが渡ったかは知る人ぞ知る謎だ。




















http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/203.html

記事 [政治・選挙・NHK263] 確実に山本太郎の「票が増える」ウソのようなホントの話! 


確実に山本太郎の「票が増える」ウソのようなホントの話!
https://85280384.at.webry.info/201907/article_103.html
2019年07月13日 半歩前へ

 電話を掛けたら、確実に山本太郎と「れいわ新選組」の票が増える。奇跡のような話だが本当だ。私が昨日、実際に体験した。

 それほど、庶民の間には、今の政治への不満が蔓延している。怒りが極限に達している。それが太郎への期待に変わった。

首都圏のみなさんへSOS!!

 山本太郎の「れいわ新選組」四谷事務所がボランティアを求めている。

 お勤めや主婦の皆さんは1時間、2時間、あるいは半日と、空いた時間にじゅむ所を訪れお手伝いしている。

 私もきのう、事務所で電話かけをやった。共稼ぎが多いせいか留守が多い。ところが電話がつながったところは、すこぶる反応がるいい。「ガチャン」と切られたこと1回もなかった。

 私は福岡の一部を担当した。「山本太郎事務所のボランティアです。参院選挙のお願いで電話を差し上げました」と言うと、電話の向こうが応えた。

 「私、山本太郎を応援しています。自分で友人たちに頼んでいます」と言って、「大至急、選挙はがきを10枚送ってほしい」と言われた。

 こちらからはがきを送り、知り合いの住所と名前を書いてもらい、返信用の封筒で送り返してもらうのだ。

 その際、大事なことは、必ず、ひとこと添えてもらうことである。「オレも太郎を応援しているからよろしく頼む」などと書いてもらう。これで、受け手も安心する。10枚のはがきに事務所で証紙を張って投函する。

 ところが肝心な電話のかけ手が不足している。ボランティアの数が圧倒的に足りない。電話はそろっているが、かける人がいない。

 はがき郵送のための電話はこの数日が勝負だ。後では、はがきの証紙を張って出すので時間的に間に合わない。

 「はがきを10枚、20枚、大至急送ってくれ」という。

 ボランティアがいたら、「れいわ新選組」の票がうなぎのぼりに増えるのが目に見えている。

 電話をしたらドンドン、票が増えるのは確実だ。それほど各地に山本太郎と「れいわ新選組」が浸透してきた。

 全員当選、1000万票獲得も夢ではない。

 首都圏のみなさん、

力を貸してもらいたい!

応援にいってください。

すぐ四谷事務所に行ってほしい。

みんなで、安倍晋三をたたきのめそう!































http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/204.html

   

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