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2019年7月06日00時01分 〜
記事 [政治・選挙・NHK262] テレ朝人事の波紋(上) 経済部長の「報道外し」(朝日新聞社 論座)
臺宏士 フリーランス・ライター
論座 2019年07月05日

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テレビ朝日(東京・六本木)の正面玄関受付のあるホールに飾られた「報道ステーション」の垂れ幕。古舘伊知郎氏の後任メインキャスターは、テレ朝社員の富川悠太氏が引き継いだ。

■4年前も「更迭」人事?

 テレビ朝日の看板番組「報道ステーション」でプロデューサーを務めるなど同局のジャーナリズムを支えてきた松原文枝・経済部長(52)が7月1日付で「若返り」を理由に報道局を離れ、総合ビジネス局のイベント事業戦略担当部長に異動した。

 原発再稼働、安全保障、憲法改正など安倍晋三首相が強くこだわる政策に正面から問いかける報ステ時代の特集は大きな注目を集めた。これが原因で「更迭された」とも言われている。

 7月からは、放送番組を国内外に販売したり、映画・コンサート、展覧会など放送事業以外での収益を図る仕事に就く(参院選や夏の終戦企画もあり着任は8月後半らしい)。

 今回の松原氏の異動をめぐっては、同担当部長というポストが、松原氏を迎えるに当たって新設されたもので、昇格もないままの報道局以外への転出であることから、局内でも異例の人事だと受け止められている。

 早河洋会長の下、安倍政権との距離を縮めるテレビ朝日にあって、「テレ朝ジャーナリズム」の退潮を危惧する声が出ている。

■株主総会でも質問

 「今回の人事で落ち込んでいるんじゃないか。会社を辞めるなんてことも考えるなよ。こういう人事異動もある」――。

 松原氏の周辺を取材すると、テレビ朝日で7月の人事異動の内示(発表)が6月21日にあった後、ある役員は松原氏にそう言って励ましたらしいという情報が入った。

 関係者によると、テレビ朝日の社内人事は、人事担当を含む3人の役員を中心に進められ、担当部長以上のポストについては、実権を握る早河会長の了解を得る仕組みになっている、という。

 松原氏の異動を「テレ朝 政権追及 経済部長を左遷 ”忖度”人事か?」といち早く報じた「日刊ゲンダイ」(6月24日)の取材に対して、テレビ朝日広報部は「通常の人事異動の一環です」と回答し、6月27日のテレビ朝日ホールディングスの株主総会でも松原氏の異動について出た質問に対して、会社側は同様の答弁で押し切ろうとしたという。

 木で鼻をくくったような説明を額面通りに受け止める社員は、まずいない。ある関係者が明かす。

 「役員がわざわざ本人に『辞めるな』と言うなんてことは、かえって今回の人事が左遷だということを示したようなものではないでしょうか。通常の人事異動でそんなことを役員がしたなどと聞いたことがありません」

 左遷なのかどうかはともかく、社員の目から見ても不自然さが目立つ人事であったことは間違いないようだ。

■「安倍政権に厳しい番組づくり」が理由?

 松原氏がいまの経済部長に着任したのは2015年4月だった。在任期間は2019年4月で5年目に入り、時期的には異動になっても確かにおかしくはない。問題はその異動先だ。

 過去の経済部長の異動先を見てみると、前々任の経済部長は、クロスメディアセンター長、前任者は、政治部長への異動後に、同じ7月1日付の人事でアナウンス部長として昇格するなどいずれも放送の現場にとどまっているのとは対照的なのだ。

 仮に報道局以外に行く場合でも秘書や企画などといった経営にかかわる部署が多いという。経済部長として築いた企業とのパイプをビジネスに生かしてもらうという理由が成り立たないわけではない。ただ、こういうケースでは表向き昇格人事を装うことが多いが、それもない。

 松原氏の異動について別の民放キー局の関係者は「今回の人事異動は、松原さんが報道ステーションのチーフ・プロデューサーだったときに起きた出来事までさかのぼると思います。松原さんの安倍政権に厳しい番組づくりに経営陣はもともと報道から出したかったのです」と指摘する。

 報ステ時代にいったい、松原氏の周辺では何が起きたのか。当時のテレビ朝日内で起きていたことを関係者に尋ねてみた。すると、安倍政権との関係を深めるトップの姿が浮かび上がってきた。

■テレ朝・早川会長と幻冬舎・見城社長と安倍首相

 松原氏は、1991年にテレビ朝日に入社した1年後の1992年に報道局の政治部に異動となった。その後、経済部をへて2000年に、「報道ステーション」(2004年4月〜)の前身にあたる「ニュースステーション」(1985年10月〜2004年3月)のディレクターになる。2012年には、チーフ・プロデューサー兼プロデューサーという立ち場で約100人のスタッフを率いることになった。

 折しも時代は、民主党政権がこの年の12月に崩壊。自民党が政権与党に復帰し、第二次安倍政権が成立するなど政治状況はがらりと変わった。

 第一次安倍政権は2007年7月の参院選で敗北し、約1年で退陣を余儀なくされた。「アベノミクス」の言葉が象徴するように、第2次安倍政権では憲法、歴史認識、安全保障といった安倍首相好みの政策は当面、脇に置かれて、経済政策重視の姿勢を打ち出した。また、かつては激しかったメディア批判も手控え、良好な関係にも気を使うなど発足当初、安全運転の政権運営との評価も受けた。

 しかし、その一方で、新聞、テレビなどメディアトップと安倍首相との度重なる会食は、読者、視聴者のメディア不信を招いた。

 このころ早河会長も2013年3月22日と2014年7月4日の2回、会食をともにしている(読売新聞「安倍首相の1日」から)。報道畑の出身ではない早河会長に安倍首相を紹介したのは、見城徹・幻冬舎社長と言われている。幻冬舎は『約束の日 安倍晋三試論』(小川榮太郎)、『総理』(山口敬之)――などのいわば、安倍政権のPR本の版元である。

 首相との会食には当然ながら、見城氏もテレ朝の放送番組審議会委員長を務める関係から同席していた。菅義偉官房長官も報道各社幹部との会食を頻繁に行っていることはよく知られているが、その実態は不明だ。

 早河会長が、安倍首相や菅官房長官との携帯電話やメールでのやりとりを周囲にうれしそうに話すというのは、局内で語られる蜜月ぶりを示すエピソードだ。

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幻冬舎の見城徹社長
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テレビ朝日の早河洋会長

■見城氏、安倍首相を大絶賛

 早河会長、見城氏の2人と、安倍首相との関係が露骨に番組づくりに結びついたと言われているのは、2017年10月の衆院選(10月10日公示、22日投開票)を2日後に控えた10月8日、インターネットテレビ局「AbemaTV」に安倍首相が単独出演したことだろう。

 見城氏は本来、番組審議会の委員長としてテレビ朝日の番組のお目付役であるはずなのだが、テレ朝が出資し、早河会長が会長を務める「AbemaTV」に自分の名前を冠したトーク番組「徹の部屋」(原則毎月1回、2016年7月〜19年6月・全44回)を持っていて、そこに安倍首相を招いたのである。

「すごく、あれですよ、ハンサムですよ」
「内面がにじみ出ているお顔です」
「本当にね、信義に厚い方、それから私利私欲がない」
「いい人過ぎるんですよ。独裁の感じは全くしないです」

 見城氏は、安倍首相を前にこう大絶賛したのである。余りにあからさますぎて「ほめ殺し」に見えるほどの持ち上げぶりは番組の最後まで続いた。

 国政選挙の直前に特定の政党のトップを単独出演させることは、放送法4条が定める政治的公平の観点から各局とも控えている。放送法対象外とは言え、テレビ朝日が40%出資する「AbemaTV」で、露骨に政府寄りの番組を配信するのは問題だ、という声はテレ朝社内からも多く出た。

 テレ朝との関係は一例だが、安倍政権はこうしてメディアの経営者との関係を深めていく。

■「報ステ」チーフ・プロデューサー退任の経緯

 安倍政権は「安全運転」を1年ほど続けた後、2013年の終わりごろから「暴走運転」に変わっていった。

 安全保障政策関連では、国家安全保障会議設置法(11月成立)、「特定秘密保護法」(12月成立)に続いて、2014年に入ると、「武器輸出三原則」を改めた「防衛装備移転三原則」を4月に閣議決定し、武器輸出に道を開いた。7月には憲法9条の解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を行うなどそれまで封印してきた政策を、反対する国民の世論を押し切って次々に実現させた。

 エネルギー政策でも大きな方針転換が図られる。4月に閣議決定した「エネルギー基本計画」で原発を「ベースロード電源」と明記し、原発再稼働の方針を打ち出した。民主党政権が東京電力・福島第一原発事故(2011年3月)を受けて決定した「2030年代に原発稼働ゼロ」という理念は葬られてしまった。

 この年の沖縄では辺野古新基地建設の是非が争点となった名護市長選(1月)、名護市議選(9月)、沖縄県知事選(11月)、衆院選(12月)と四つの選挙で沖縄県民は反対の意思を安倍政権に突き付けた。

 一方、メディアにとっては大きな痛手を負う年となった。朝日新聞が8月、過去の慰安婦報道の一部を誤報と認めて取り消し、当時の木村伊量社長が退任することになった。この出来事は松原氏にも小さくない影響を与えることになる。

 衆院選で自民党が勝利した2014年12月。松原氏は、チーフ・プロデューサーから経済部長への異動を上司から告げられるのである。

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「これは単なる安倍批判じゃないんです。日本人がどういう生き方をしようかということを考えるうえでの一つの材料にして頂きたい、一つの考え方として申し上げた」。古賀茂明氏は「I am not ABE」に込めた意味について番組内でそう語っていた=2015年3月27日(テレビ朝日「報道ステーション」から)

■古賀茂明氏の告発

 松原氏の異動が一般に広く知られることになったのは、報道ステーションでゲスト・コメンテーターの古賀茂明氏が番組中に「(松原氏は)更迭された」と明かしたことがきっかけだったろう。古賀氏が発言したのは、2015年3月27日。最後に出演したときだった。

 「今日が最後ということで、テレビ朝日の早川会長とか古館プロダクション(古館プロジェクト)の佐藤会長のご意向ということで私は今日が最後なんですけど、これまで非常に多くの方から激励を受けまして、一方で菅官房長官はじめ官邸のみなさんにはものすごいバッシングを受けてきました」

 古賀氏は降板になった理由をテレビ朝日が官邸による圧力に屈したためだと告発したのだ。事前に打ち合わせのなかった突然の発言だった。古賀氏の降板については当時、メディアが番組中での告発を受けて大きく報じたので覚えている人は多いだろう。

 2015年1月、後藤健二氏ら日本人2人を拘束したイスラム国は、反イスラム国の勢力に2億ドルの支援を安倍首相が表明したのに対し、同額を身代金として要求した。このニュースに関連して、古賀氏は1月23日、襲撃を受けたパリの新聞社「シャルリー・エブド」への共感を示す「私はシャルリー」というメッセージになぞらえ、「『I am not ABE』というプラカードを掲げて、日本は攻めてこない国に対して攻撃することを考えていない国と、しっかり言っていく必要がある」とコメントした。

 関係者によると、この発言をリアルタイムで見ていた菅官房長官の2人の秘書官が抗議の電話やメールを報道局の関係者に送り、このうち警察庁出身の中村格秘書官からの「古賀は万死に値する」(『週刊現代』2015年4月18日号)とのメールを受け取った報道局ニュースセンター編集長が、古賀氏の発言を問題視して局内は大騒ぎになったという。

 もともと古賀氏は官邸から出演させないよう名指しされていた識者の一人だった。松原氏は「番組として共有し、了解したコメントで問題ない」と反論したと聞くが、この発言で古賀氏の降板の流れが決まったらしい。

 菅長官は「オレだったら放送法に違反してるって、言ってやるところだけどな」と2月24日のオフレコの場で番記者たちに語ったという。どの条文に反していると言いたいのかは不明だが、テレビ朝日幹部にも伝わることを意識した菅長官のいわば“脅し”である。

 古賀氏はこの告発に続いて、松原氏の異動にも触れ「更迭された」と表現したのだった。

 次のようなやりとりをMCの古舘伊知郎氏との間でしている。

   古館氏 マスコミの至らなさ、ふがいなさももちろん認めるところはあ
    りますが、この番組でいえば、数日前に川内原発に関する地震動に対
    する不安の指摘、あるいは3.11には核のゴミがまったく行き場がない
    問題、あと沖縄の辺野古の問題ですね。北部でのアメリカ海兵隊の思
    惑があると、批判すべきところはやらせていただいているんです
   古賀氏 素晴らしいですね。それ、私も昨日ツイートしたんですよ。こ
    んな立派なビデオを作ってますよと。(テレビ朝日の)サイトに行って
    特集のところをクリックしてくださいと。すごく反響もありました。
    で、あれを作っていたプロデューサーが今度更迭されるというのも事
    実です。
   古館氏 更迭ではないと思いますよ。私は人事のことはわかりませんが。
   古賀氏 いや人事のことを……。
   古館氏 人事異動、更迭、やめましょう古賀さん。これ、見てる方よく
    わからなくなってくるんで。
   古賀氏 やめましょう。僕はそんなこと言いたくないので。

 古館氏が、古賀氏に「(政府を)批判すべきところはやらせていただいている」と例示した報ステの特集とは、▽原発の使用済み燃料から出る高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)について世界が抱えている問題を検証した(3月11日)▽沖縄北部の高江や辺野古では海兵隊の訓練など基地機能の強化が着々と図られている現状を報告した(3月17日)▽九州電力・川内原発の再稼働問題で原子力規制委員会が合格とした新規制基準の審査では地震動の評価が不十分ではないかと指摘した(3月24日)−−の三つだ。

■ギャラクシー賞の大賞に選ばれた特集

 松原氏の下の報ステでは、安保、沖縄、原発、改憲といった世論を二分するような大きな政策課題を積極的に取り上げてきたことが高く評価された。1年後には「Nステ越え」(18年6カ月)を周囲に公言していた古館氏も目標を達成することなく番組を去ることになるが、直前に放送された、「特集 独ワイマール憲法の“教訓”」(2016年3月18日放送)は、なかでも反響が大きかった特集の一つだ。

 ドイツのワイマール憲法に定めのあった、国家緊急権の悪用がヒトラーを生んだ経緯を、自民党の憲法改正草案にある緊急事態条項と重ねながら検証した内容で、松原氏が経済部への異動後もディレクターとして企画立案、構成などすべてを手がけた。

 この特集は、「ギャラクシー賞」(放送批評懇談会主催)のテレビ部門で大賞に選ばれている。平日帯のニュース番組の大賞受賞は初めてという。松原氏は授賞式で「時代が変容しているなか、このような番組や特集が大賞を受賞したことが嬉しい」と語っていた。

 こうした数々の優れた番組を視聴者に届けてきた松原氏が2015年4月に経済部への異動となった理由は今回の「若返り」ではなく、「番組リニューアル」とされたようだ。

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第2次安倍政権発足後初めての衆院選(2014年12月)を前に、自民党が民放各局に送った「選挙時期における報道の公平中立ならびに構成の確保についてのお願い」の文書(11月20日付)=左=と、テレビ朝日「報道ステーション」の担当プロデューサーに宛てた文書(11月26日付)=右。

■自民党から「担当プロデューサー」宛ての文書

 しかし、古賀氏が「更迭」と表現したように報道ステーションをめぐっては、その伏線ともいえる出来事が、2014年にはいくつも起きているのだ。次にそれらをみていきたい。

 2014年12月の衆院選(2日公示、14日投開票)の争点の一つは、約2年間続いた「アベノミクス」の評価であった。11月21日に衆院が解散されると、報道各社は特集を組んだ。

 報道ステーションでは「衆院選企画」として連日、テーマを絞った特集を放送した。その第1回(11月24日放送)で取り上げたのが、アベノミクスの検証だった。

 これに自民党がかみついた。

 自民党は福井照報道局長名で「貴社の11月24日付『報道ステーション』放送に次のとおり要請いたします」とのタイトルの文書を作成し、自民党を取材する平河クラブの所属記者を通じて「担当プロデューサー」宛ての文書を出した。放送から2日後の26日付。担当プロデューサーとはもちろん松原氏のことである。

 自民党は「アベノミクスの効果が、大企業や富裕層のみに及び、それ以外の国民には及んでいないかのごとく、特定の富裕層のライフスタイルを強調して紹介する内容の報道がなされた」と非難し、「公正中立な番組作成に取り組んでいただきますよう、特段の配慮をお願い申し上げます」と番組内容に注文を付けたのだった。

 特集で取り上げられたように、豪華客船「飛鳥U」のスウィートの売れ行きが好調だったり、「富裕層」と「超富裕層」がアベノミクス以前より25%も増えたりするなど、富裕層に恩恵が及んでいるのは間違いない。その一方で、物価上昇によって実質賃金が目減りとなってしまった低所得者層には恩恵が届いていないという現実がまず、あるのである。

 自民党の報道局長が放送法4条の「報道は事実をまげないですること」という規定を知らないわけではあるまい。そもそも、放送法3条は「放送番組は、法律に定める権限に基づく場合でなければ、何人からも干渉され、又は規律されることがない」と定める。

 お構いなしの番組介入である。

 自民党が11月25日に公表した政権公約のキャッチフレーズは「景気回復、この道しかない」。少しでもアベノミクスについて批判のニュアンスを含んだニュースには目を光らせていたようで、自民党は萩生田光一筆頭副幹事長、福井報道局長の連名で「選挙時期における報道の公平中立ならびに構成の確保についてのお願い」と題した文書を20日にも在京民放キー局の編成局長、報道局長宛てに出したばかりだった。

■TBS「NEWS23」への首相生出演

 この文書を自民党が出した直接のきっかけは、11月18日に安倍首相がTBSの報道番組「NEWS23」に生出演した際に流れた「街の声」に否定的な声が多かったことだった。

 東京・有楽町とJR大阪駅前で聞いた6人(男4人、女2人)のうち5人が否定的な感想で、安倍首相は「これ、おかしいじゃないですか」とその場でTBSの編集を批判し、その後延々と反論したことがあった。街の声が6人合わせて54秒だったのに対して、安倍首相は2分22秒もアベノミクスの成果について2倍を超える時間を使ってたっぷりとしゃべり続けたのだった。

 文書が各局に具体的な対応を求めた4項目の一つに、「街角インタビュー、資料映像等で一方的な意見に偏る、あるいは特定の政治的な立場が強調されることのないよう、公平中立、公正を期していただきたいこと」というのがあった。

 テレビ朝日の内部でもこの文書に反応した人は少なくなかったとある関係者は明かした。安倍首相が衆院を解散した11月21日のニュースで、解散の是非を聞いた街の声からは、否定的な声が当初予定よりも削られたらしい。

 こうして2014年の衆院選では民放各局の多くの番組で街頭インタビューそのものが消えたという。

 一方、安倍首相が衆院の解散権を行使する前とは言え、解散の流れが明らかな政治状況のなかで、TBSは「生出演 安倍首相に問う 総選挙の狙い」と銘打っていた。

 安倍首相や自民党は、番組の批判をする際には、必ずと言っていいほど、政治的公平を定めた放送法4条を持ち出す。特定の政党のトップが選挙直前に約35分間にもわたって出演したのである。萩生田氏らは自分たちに都合が良い場合は、目をつぶるというのでは、ご都合主義の説得力のない要請文だと受け取られかねないと思わなかったのだろうか。

■制作現場の責任者個人を標的

 民放各局に同じ文面で配られた11月20日付の文書と違って、テレビ朝日への26日付の文書は、制作現場にいる責任者個人を標的にした点で悪質だった。これは自民党が放送現場への圧力と萎縮を狙ったと考えるのが自然だ。

 しかもテレ朝では、2件の文書はデスククラスの現場まで下りてきたという。

 これでは自民党の思惑にまんまと乗せられてしまう懸念もあり、ある関係者は「現場からは反論する文書を出すべきだという声も出たと聞きました。慌てた幹部は『これまでと同じように事実関係をしっかり固めて批判するべきところは批判していく、ということでいい』ということにして現場を収めたようです」と明かした。

 これらの自民党の文書については2015年1月の放送番組審議会でも取り上げられた。委員の一人から「情報番組は全体的に少し弱腰だったという印象があった。自民党がテレビ局に公平性を要請する文書を送ったが、萎縮や過剰な反応があってはならない」という意見が出された。

 これに対して局側からは「選挙報道の中では、公示後と同じレベルの公正さを早い段階からきちんと担保していこう、という約束事を報道局全体でしている。今回の選挙に限らず、自民党の文書にも関係なく、常に同じである」との見解が示された。

 しかし、報道ステーションを率いる松原氏が自民党に狙い撃ちされたのは明らかで、自民党が勝利した総選挙が終わり、ほどなくした12月下旬、松原氏は異動の打診を受けるのである。

 古賀氏が指摘するような「更迭」でなく、会社の言うように本当に「番組リニューアル」だったのだろうか。テレビ朝日の見識を信じたいとは思うのだが。

(本稿で取り上げた報道ステーションの特集は、テレビ朝日のサイトではいずれも執筆時点では閲覧できない)=「テレ朝人事の波紋(下)」に続く

https://webronza.asahi.com/national/articles/2019070300004.html
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/745.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 狂乱消費増税 有権者は安倍政権と奈落の底に沈むつもりか(日刊ゲンダイ)


狂乱消費増税 有権者は安倍政権と奈落の底に沈むつもりか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/257671
2019/07/05 日刊ゲンダイ 文字起こし


ペテン(C)日刊ゲンダイ

 第25回参院選が4日公示され、21日の投開票に向けて17日間の選挙戦が始まった。

 新人候補を除き、今回改選される現職は、2013年に当選し、任期期間を第2次安倍政権とともに歩んできた議員たちだ。とりわけ、筋金入りの「安倍チルドレン」と呼ぶべき自民の現職は、本人の資質はもちろん、6年に及ぶ「アベ暴政」を追認、礼賛してきた政治姿勢が厳しく問われる場となる。

「年金の基盤を確かにし、安心なものにするため、経済を強くする。12年前、自民党は参院選で惨敗した。国会はねじれ、あの民主党政権が誕生した。決められない政治の中で経済は低迷した。悔やんでも悔やみ切れない。あの時代に逆戻りするわけにはいかない。与党でしっかり力を合わせて政治の安定を確保していきたい」

 11月に歴代最長となる長期政権を視野に入れる安倍首相は17年の衆院選に続き、福島市内で第一声。選挙の争点について「政治の安定」などと声を張り上げていたが、勘違いも甚だしい。「決める政治がサイコー」と悦に入り、これまでのように野党も国民も無視して好き放題されたらタマッタもんじゃない。今選挙で有権者に突き付けられた最大の争点は決まっている。安倍政権が10月に予定している消費税10%の引き上げを許すのか、許さないかだ。

増税自体も問題だが増税する政権にも問題

 日本世論調査会が実施した全国調査によると、10月の消費増税に反対する人は6割に上る。米中貿易戦争の影響などで世界経済の減速懸念が強まる中、景気の現状を悪化傾向とみる人は57%に達し、政府が景気対策として打ち出している「キャッシュレス決済へのポイント還元」などにも61%が反対だ。要するに国民の多くは消費増税に反対し、目くらましの対策も求めていない。それなのに世論を無視して増税を強行しようとしているのが安倍政権なのだ。

 そんな狂乱政権の姿勢を海外の主要紙も酷評している。米紙ウォールストリート・ジャーナルは4月に日本の消費増税について取り上げた際、〈安倍晋三首相は増税で景気を悪化させようと決心しているように見える〉〈増税は自傷行為になろう〉とバッサリ。増税撤回の必要性に踏み込んだ同紙のマイク・バード氏は6月のコラムでも〈日本は不要かつ経済に打撃を与える消費増税を回避するチャンスを台無しにしている〉とケチョンケチョンだ。

 米ブルームバーグのオピニオン・コラムニストで、アジア経済を担当しているダニエル・モス氏も、〈消費税率引き上げのような(国民)負担はもってのほか〉と日本政府の対応を強く批判。さらに〈世界の減速度合いを安倍首相が深く考慮していたかどうか私には疑わしく、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長にも分からなかったのに、政治家一族に生まれた安倍首相に見えていたとは思えない〉と皮肉っていたが、海外の主要メディアの論調に共通しているのは、増税を断行すれば日本経済は一巻の終わりになりかねず、世界経済にも悪影響を与えるという強い危機感だ。経済ジャーナリストの荻原博子氏がこう言う。

「増税した分が全額、社会保障費に充てられるわけでもなく、防衛装備品に際限なく使われるかもしれない。消費増税自体も問題ですが、(信用を失った)今の政権が増税するからこそ、消費が冷え込むのは避けられないと思います」


野党は踏ん張りどころ(C)日刊ゲンダイ

国民生活のために消費増税するのではなく増税自体が目的化している

「幼児教育や高等教育の無償化に安定税収である消費税が必要だ」。安倍は消費増税にこだわる理由についてこう強調している。「幼児」「無償化」「安定税収」などと耳当たりのいい言葉を聞くと、つい「なるほど」と思う有権者もいるだろうが、だまされてはダメだ。大体、本気で幼児教育の無償化などを考えて安定財源を確保する気があるなら、別に消費税にこだわる必要はない。法人増税でも金融所得の分離課税の見直しでも構わないはずだ。ところが、安倍は切り込もうとさえしない。

 先月10日の参院決算委で、共産党の小池晃書記局長が大企業に対する法人増税や、富裕層の所得税の最高税率引き上げなどを提案した際も、安倍はニタニタしながら「それは全くバカげた、政策なんだろうと、こう言わざるを得ない。日本の経済自体が相当のダメージを受けると思います」と取り付く島もなかった。

 だが、誰がどう考えても、450兆円近くの内部留保をため込む大企業や、株でボロ儲けしている富裕層を優遇するよりも、GDPの6割を占める個人消費を消費増税が直撃する方が経済に与えるダメージは大きいだろう。

 埼玉大名誉教授の鎌倉孝夫氏(経済学)は「アベノミクスとは株価をつり上げ、大企業と富裕層の利潤を上げること。そこに増税する気は毛頭ないでしょう」と言い、こう続ける。

「安倍政権にとって大資本や一握りの富裕層だけが富を蓄えればよく、庶民は徹底的に収奪する対象。株価さえ維持できれば消費増税の影響など興味がないのでしょう。庶民生活は奈落の底に沈みかねません」

増税しても社会保障などクソ食らえのアベ政治

 庶民生活はハナから眼中になく、選挙で何かをヤルと言っていれば国民をだませるとなめきっている。これぞ、ヤルヤル詐欺のペテン政権だ。過去を振り返っても「希望出生率1・8」「介護離職ゼロ」「待機児童ゼロ」など、いずれも大々的にアピールしていたが、何一つ実現しちゃいない。増税分を幼児教育や高等教育の無償化に充てるといった今回の弱者支援策だって、おそらく選挙に勝てばオシマイ。「そんなこと言ったっけ?」とトボケる姿が容易に想像つく。

 そもそも国民生活基礎調査(18年)の意識調査で、「苦しい」と答えた割合が全体で57・7%に達する中、仁徳天皇の逸話〈高き屋に登りて見れば煙立つ民のかまどはにぎはひにけり〉じゃないが、マトモな政治家、政権であれば、苦しい生活をさらに追い込む消費増税を課すようなマネはしないだろう。ところがアベ政治は違う。庶民生活や社会保障などクソ食らえ。目指しているのは、男女ともに「臣民」となって死ぬまで働いて国家に忠誠を誓い、税金を納め、病気やけがをしたら自己責任で何とかしろ――という暗黒社会。そのために消費増税を利用するのだ。埼玉学園大の相澤幸悦教授(金融論)がこう言う。 

「国民生活を向上させるために消費増税というよりも、増税延期でアベノミクスも財政再建も失敗、などと批判が出るのが嫌なのでしょう。もはや消費増税自体が目的化していると言えます。ただ、増税の影響は間違いなくジワジワと広がる。消費税以外の税負担も重くなる中、最悪の場合、生活保護を受ける国民がどっと増える時代が来るかもしれません」

 破滅を避ける唯一の方法は参院選で自公に鉄槌を下すことだ。それが国民生活にとって最良かつ、最大の景気対策だ。







 



http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/746.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 日本国憲法を大切に思う有権者は、けっして維新に投票してはならない。(澤藤統一郎の憲法日記)
 
いよいよ参院選に突入である。日本国憲法の命運にかかわる選挙戦。本日(7月5日)の各紙は、「安倍政権を問う」「改憲3分の2が焦点」「争点は、年金・増税」とほぼ共通している。

驕る平家は久しからず。長すぎるアベ政権の綻びは明らかで、有権者はウンザリのはずなのだが、アベは、「政治の安定」を売り物としての延命策。なんという開き直りよう。なんというふてぶてしさ。なんという図々しさ。

ところで、多くの政党・政派が有権者の支持獲得を競っているが、各政党は一本の物差しの所定の目盛りに位置している。大雑把にいえば、最も右に自民党が、最も左に共産党が位置して、その中間にそれぞれの政党が、あるいは自民寄りに、あるいは共産寄りに、ふさわしい位置を占めている。

本日の朝日が、これを図示している。「朝日と東大谷口研究室」の共同調査による、「候補者 読み説く」という記事。いくつもの指標で、13もの政党の立ち位置を図示しているが、最も目を惹くのは、憲法改正に関する各党の積極度。

常識的には、改憲積極派の最右翼が自民党で、その対極の積極護憲派の位置に共産党がある。その両極の間の自民寄りに公明党、共産党寄りに立憲・国民などがある。この常識は、大きな間違いがない。

ところが、朝日の改憲度物差しの図示には、驚くべきことがある。右翼自民よりも、さらに右に位置する政党がある。なんとそれが維新なのだ。維新こそが自民党を凌ぐ積極改憲派なのである。

念のため、《改憲派⇔護憲派》の位置関係を順に並べてみると、次のとおり。
維新・自民・公明・国民・立憲・れ新・共社 の順となる。

そして、自民と公明の間は、かなり大きく開いている。ここに、紛れもない右翼の「N国」や、何ものかよく分からない「安楽死の会」などの諸派が入る。

なるほど、維新と共産。これは改憲・護憲軸の両極端、水と油なのだ。そういえば、最近維新が共産に絡む事件が目につく。取りようによっては、維新の自民党への媚びであり、すり寄りの手段のようでもあるが、本来この両党は本質的に相性が悪いのだ。

通常国会閉幕直前の本年6月25日、野党4党1会派が、共同で衆院本会議に内閣不信任案を提出した。これに、維新は反対に回り、足立康史が反対討論をした。足立が登壇すると、与党席から拍手が起こったという。

足立の演説は驚くべきものだった。アベ内閣が国民の信任に値するものであるか否かの、メインテーマには直接触れずにこう述べ、その行動の基準が、反共にあることを明言したのだ。

   「念のため申し上げますが、私たち日本維新の会は内閣不信任決議案
   に反対と申し上げたのは、別に自民党や公明党と行動を共にしたいか
   らではなく、共産党と同じ行動を取るのが、死んでもいやだからであ
   ります!」

通常国会閉会後の6月30日、ドワンゴとヤフー共催によるネット党首討論で、維新の松井代表と、共産党の志位委員長との間に、こんなやり取りがあった。
https://www.youtube.com/watch?v=Wdm4c7NCqlc

   司会:松井さん、お願いします

   松井:今、消費増税のお話がありました。これはもう、他の政党の皆
   さん、そうなんですが、2011年復興増税の折には増税の負担を国
   民の皆さんにお願いする限り国会議員が、すべての国会議員で身を切
   る改革をやろうと。ということで、いっとき2割カットがスタートし
   たのに、今は元に戻ってしまっております。
    まず国民の皆さんに負担をお願いするのなら、自分たちが自分たち
   の身分を見直すべきだと思いますが、志位さん、どうでしょうか。

   志位:あの、私たちは消費税を国民に押し付ける代わりに自分たちの
   身を切るというのは、これは理屈が違うと思います。身を切れば増税
   を押し付けていいんでしょうか? そんなことにはならない。ただ、
   私たちはたとえば、政党助成金、317億円。これ、各党が取っている
   わけですが、松井さんのところもたくさん貰っていると思います。

   松井:いや…、活動経費に…(聞き取れず)

   志位:これ全部返上したらいかがですか? 私たちは廃止を求めて
   おりますし、私たちは受け取っておりません。まず身を切ると言うん
   だったら、まずそこから取り組んだらいかがですか?

   松井:いや、それは…


7月3日、日本記者クラブ主催「党首討論会」でもこんな場面があった。
https://www.youtube.com/watch?v=DQgu5yni7rI

   松井:前の総選挙のときの党首討論で、国会議員が領収書なしでもら
   えている文書通信交通滞在費は見直すべきだ、せめて領収書公開しよ
   うと提案したとの話があり、「その折、志位さんはやるといったが、あ
   れからもう2年が経過している。今のところ、知らぬ存ぜぬで、これ
   はまったく実行されていない。志位さんの公約というのはそういう軽
   いもんなんでしょうか」

   志位:共産党ウオッチャーで有名な松井さんがご存じないというのは
   驚きましたが、私たちはホームページで、文通費の使途をすでに公開
   しております。公表した通り、文通費の趣旨を踏まえて活用し、人件
   費と選挙には使っておりません。会計処理はすべて、領収書と伝票に
   基づいて行い、領収書と伝票を保管しており、ルールができればいつ
   でも提出する用意はあります。

    …領収書、私、維新の会についてちょっと調べてみたんですが、こ
   こに持ってきた杉本和巳議員の使途報告書は、100万円の文通費の
   全額を杉本議員自身が支部長を務める政党支部に入れており、領収書
   はこの2枚付いておりますが、領収書を発行したのも杉本議員、領収
   書を受け取ったのも杉本議員、何に使われたのかはまったくのブラッ
   クボックスです。この使途が何かが大事なのであって、使途を公表し
   て初めて公表したといえるのではないでしょうか。

    この問題についてもう一言申し上げますと、先ほど「身を切る改革」
   ということ議論になりましたが、そんなに身を切るのがお好きなら、
   政党助成金を返上したらいかがと、私は思います。

こういうのを、みごとな「切り返し」「返り討ち」というのだろう。あるいは、「効果的逆襲」「ブーメラン効果」「ツケが回る」「形なし」「ぐうの音も出ない」「身から出た錆」…。維新には党首の発言にファクトチェックの助言をする態勢がないのだろうか。いずれにせよ、憲法を大切に思う有権者は、けっして維新に投票してはならない。
(2019年7月5日)

http://article9.jp/wordpress/?p=12920
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/747.html

記事 [政治・選挙・NHK262] ナショナリズム 日本とは何か/沖縄と「祖国」@  「日本人民と結合せよ」 沖縄から叫んだ不屈の人 (朝日新聞社 論座)
ナショナリズム 日本とは何か
【11】沖縄と「祖国」@
「日本人民と結合せよ」 沖縄から叫んだ不屈の人

藤田直央 朝日新聞編集委員(日本政治、外交、安全保障)
論座 2019年06月27日 より無料公開部分を転載。

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沖縄の祖国復帰運動で演説する瀬長亀次郎の展示=那覇市若狭2丁目の瀬長の資料館「不屈館」。藤田直央撮影
 
 6月23日、曇天からの小雨。沖縄は戦後74年目の慰霊の日を迎えた。日米間で最大の地上戦となった沖縄戦で1945年のこの日、米軍の猛攻のなか旧日本軍の現地司令官が自決した。

 死者は日本側約18万8千人、米側約1万2千人。沖縄本島の南へ南へと逃れる民間人も巻き込み、最後の激戦地となったのが糸満市、摩文仁の丘だ。いまそこに広がる県平和祈念公園では、今年もそれら全ての戦没者を悼む式典があり、黒いかりゆしなどを着た人たちが手を合わせ、花を手向けた。

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沖縄全戦没者追悼式を終え、手を合わせる人たち=6月23日午後1時、沖縄県糸満市。朝日新聞社

 欧米列強が迫る中で極東の島々が築いた近代国家・日本は、明治という時代を画し、「国体」としての天皇による統治に服する「臣民」をつくろうとした。大正から昭和へ入り、大国とのせめぎ合いで運命共同体としての「国民」意識が高まる中で、日本はアジアと太平洋へ支配を広げた。1941年の真珠湾攻撃でついに米国との戦争に入る。

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太平洋戦争時の日本の最大勢力範囲=朝日新聞社

 1945年の敗戦で、アジアと太平洋での日本支配は一気に縮んだ。その時、沖縄までが切り離された。

 沖縄戦で上陸した米軍の支配は72年の日本復帰まで続いた。日本が米国などと講和し52年に主権を回復してから、さらに20年かかったのだ。

 近代国家・日本で「国民」がひとまとまりになろうとする意識、つまりナショナリズムは、敗戦後も保たれた。国民を天皇の「臣民」とした明治憲法を改正する形をとった日本国憲法は、「主権が国民に存することを宣言」する一方で、天皇を「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」と位置づけた。

 国家と「国民」をめぐるそんな意識が対流する戦後の日本という水槽を、沖縄という光源は、切り離されてからも、復帰してからも、真横から照らし続ける。そちら側から見つめると、沖縄を除く本土でイメージされる自画像とは異なる日本の姿が、鮮明に浮かびあがる。

■沖縄から見つめ直す日本

 そして今も、沖縄が復帰したかった日本と現実の溝は深い。日本のナショナリズムを考えるために、沖縄へ足を運んで日本を見つめ直すことは欠かせなかった。
 瀬長亀次郎(1907~2001)。米軍支配からの「民族の解放」を唱えて祖国復帰運動を率いた、沖縄で最も知られる政治家だ。今も親しみを込めて呼ばれる「カメジロー」を知る人々を訪ね、ゆかりの地を歩いた。2月下旬、ちょうど米軍普天間飛行場の県内移設をめぐる県民投票があった頃だ。

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復帰前の沖縄の立法機関だった立法院の議員選挙に立候補した瀬長亀次郎。米軍統治下で弾圧を受けながら、1950~60年代に立法院議員や那覇市長を務めた=那覇市にある瀬長の資料館「不屈館」提供

 那覇市街とその先の東シナ海を一望できる、首里城公園の高台へ。中国語や韓国語も飛び交う観光客でにぎわっていた。明治維新で琉球王国がついえて沖縄県ができた後も城は残ったが、1945年の沖縄戦で一度焼失し、日本復帰20周年の92年に国営公園として復元されている。

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米軍統治下の1952年、沖縄戦で焼失した首里城跡地での「琉球政府」創立式典で、起立せずに米政府への宣誓を拒んだ瀬長=「不屈館」提供

 不屈の人、瀬長の1952年の首里城跡地でのエピソードは有名だ。米軍統治下での「琉球政府」創立式典に公選の立法院議員の一人として臨んだが、米政府への宣誓の際に起立せず拒否した。
 首里城から東へ下ると、モノレールのそばに市立首里中学校がある。日曜のグラウンドに野球少年らの練習の声が響く。1950年9月13日、このグラウンドは瀬長の演説で沸いていた。

 沖縄初の知事公選の候補者演説会。詰めかけた聴衆に、瀬長は壇上から訴えた。

■「ワシントンを動かせる」

 「瀬長ひとりが叫んだなら、50メートル先まで聞こえる。
 ここに集まった人たちが声をそろえて叫べば、全那覇市民まで聞こえる。
 沖縄の70万人民が声をそろえて叫んだならば、太平洋の荒波を越えてワシントン政府を動かすことができる」

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1950年に瀬長が「沖縄の人民が声をそろえて叫べばワシントンを動かせる」と演説した首里中学校のグラウンド=2月下旬、那覇市首里汀良町2丁目。藤田撮影

 瀬長が唱えたのは日本復帰だった。当時は本土ですらまだ連合国軍総司令部(GHQ)、つまり事実上米国の占領下にあったが、その現実は沖縄で最も生々しかった。県民の4人に1人が亡くなった戦闘で米軍に制圧されてから、まだ5年だった。

 「アメリカにそんなことを言えるのは瀬長さんだけでした。指笛と拍手が止まなくてね」と、仲松庸全さん(91)は振り返る。その演説会で、首里地区の青年会役員として司会をしていた。

 当時の世論調査を、瀬長が51年6月の論文「日本人民と結合せよ」で紹介している。

 それによると、沖縄の青年会員約1万人の回答のうち「日本復帰」が84%で、「独立」などを圧倒。瀬長は「沖縄の人民の力が日本人民の力と切断されたままではなしに、力と力が結合するとき民族解放の威力は発揮されるのだ」と述べ、「即時日本復帰!」と結んだ。

 沖縄戦の後も土地を奪い、基地を造り続ける米軍。力による「異民族支配」への人々の反発が、瀬長の背を押していた。

 ただ、仲松さんには日本復帰熱の高さに戸惑いもあった。その沖縄戦の記憶だ。

■平和憲法にかけた思い

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沖縄戦体験を語る仲松庸全さん。米軍統治下で立法院議員を務めた=2月下旬、沖縄県糸満市大度の自宅 。藤田撮影

 旧制中学を卒業する17歳で、激戦地となった摩文仁の丘をさまよった。「今の平和な日本では考えられないことでしょうが」と、そこからほど近い糸満市の自宅で話してくれた。

 「雨のような砲弾の中を、首里から何日もかかって摩文仁へ歩きました。 ・・・ログインして読む
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http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/748.html

記事 [政治・選挙・NHK262] ナショナリズム 日本とは何か/沖縄と「祖国」A  沖縄復帰と相克 戦後に現れた「国体」日米安保 (朝日新聞社 論座)
ナショナリズム 日本とは何か
【12】沖縄と「祖国」A
沖縄復帰と相克 戦後に現れた「国体」日米安保

藤田直央 朝日新聞編集委員(日本政治、外交、安全保障)
論座 2019年07月04日 より無料公開部分を転載。

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那覇市にある瀬長亀次郎の資料館「不屈館」で自宅書斎を再現した展示。写真は米軍統治下で那覇市長の職から追放された後の50代ごろとみられる=2月下旬。藤田直央撮影

 政界が夏の参院選へ慌ただしさを増した6月下旬、東京・渋谷のとあるビルの地下で映画の試写会があった。8月公開の「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー 不屈の生涯」。米軍基地からの「民族の解放」を唱え続けた沖縄の政治家・瀬長亀次郎(1907〜2001)の生き様を追う、佐古忠彦監督の二作目だ。

 佐古さんとは10年ほど前、政治記者として永田町の取材現場で重なっていた。その頃から、いや、そもそも米軍統治下の沖縄で瀬長が祖国復帰を叫んでいた頃から、沖縄の人々の苦悩は変わっていない。そんな思いを佐古さんと共有するような映画だった。

■茨の道となった瀬長の祖国復帰運動

 日本は敗戦から7年の1952年、沖縄を切り離して主権を回復した。米ソ両陣営による冷戦下での米側との「片面講和」によるものだった。米軍が「太平洋の要石」として統治を続ける沖縄にも、日米安保条約を結んだ日本にも、米軍基地は残った。

 瀬長が率いる祖国復帰運動は茨の道となった。瀬長は沖縄戦の悲劇を繰り返すまいと、「全面講和の早期締結」によって戦争と基地のない日本に戻ろうと唱えていたからだ。

 瀬長を「敵」、つまり共産主義者とみる米軍の弾圧が追い打ちをかけた。それでも屈せずに瀬長が目指した「祖国復帰」と「民族の解放」とは、一体何だったのか。

 私は2月下旬に沖縄を訪れ、那覇市内の瀬長ゆかりの地を内村千尋さん(74)と巡った。瀬長がこまめにつけた日記に出てくる次女の「ちーちゃん」は、父亡き後もその人生を見つめ続けている。自宅に残る山積みの資料を整理し、沖縄の戦後を語る講演やガイドをし、今は市内にある瀬長の資料館で館長を務める。

■瀬長の次女・内村さんと歩く

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2011年8月、父の瀬長の資料が山積みの部屋でスクラップ帳を見る次女の内村千尋さん=那覇市の内村さん宅。藤田撮影

 米軍統治の頃、瀬長の自宅の雑貨店「瀬長商店」は那覇市楚辺にあり、すぐ隣が沖縄刑務所だった。1956年4月、出獄の扉から瀬長が現れ、待っていた群衆の歓声に右手を挙げて応えた。

 沖縄人民党に対する米軍の弾圧で書記長の瀬長は1年半も収監されていた。その間も、米軍基地建設のための土地収奪や、米兵が幼児を殺める「由美子ちゃん事件」といった凄惨な暴力が野放しだった。

 今は那覇地方検察庁や公園になっているその辺りを歩きながら、内村さんは父・瀬長への思いを、「家をほっぽらかして……と、中学生までは両親への反抗もありました」と振り返った。

 出獄した瀬長はさっそく那覇市長に当選したが、翌年に米軍の圧力で追放されるという激動が続く。60年に沖縄県祖国復帰協議会が結成されてさらに多忙となり、瀬長の活動を支える妻フミも奔走した。

 内村さんは瀬長が収監された9歳の頃から、ひとりでよく雑貨店の番をした。授業参観や運動会に、両親が来てくれた思い出はない。

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1956年4月、沖縄刑務所を出る瀬長=内村千尋さん提供

■父の思いに気づいたある「事件」

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1964年、瀬長商店の軒先に立つ瀬長。雑貨や駄菓子を売り、遠くから買いに来るシンパもいたという=那覇市楚辺。朝日新聞社

 そんな「ちーちゃん」が父の思いを受け止め、演説会場へ足を運ぶようになったきっかけは、自身が米軍による人権侵害を目の当たりにしたことだった。

 1963年2月28日、那覇市のいまの国道58号泉崎交差点で起きた「国場君事件」。市立上山中学校1年の国場秀夫君が米軍のトラックにひかれて亡くなった。信号無視をした運転手の米兵は「夕日がまぶしく信号が見えなかった」と供述し、米軍の軍法会議で無罪になった。

 当時高校生だった内村さんは、上山中学校の卒業生だった。この泉崎交差点を私と一緒に訪れ、行き交う車のそばで話した。

 「通学路で後輩にこんなことが起きるなんて、やっぱり沖縄はおかしい。それで両親はこんな活動をしてるんだ、と理解できました」

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那覇市の国道58号泉崎交差点で、56年前の「国場君事件」を振り返る内村さん。手元の写真は当時の現場の様子で、沖縄の戦後についてガイドをする際に使う=2月下旬。藤田撮影

 那覇港そばの那覇市若狭にある瀬長の資料館「不屈館」へ行く。「亀次郎先生の生き様は、私も心から尊敬しておりました」という祝電が貼られている。

 6年前の開館時に、翁長雄志が寄せたものだ。那覇市長としては瀬長の後輩で、知事1期目の昨年、米軍基地問題の解決を日米両政府に迫りながら急逝した。

 遺品などが所狭しと並ぶ館内の一角で、1960年代後半の瀬長の日記を内村さんに見せてもらった。

■興味をひかれた1967年10月の日記

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瀬長の1967年9〜11月の日記。この期間だけで4冊あり、表紙上に96〜99と通し番号が書かれている=那覇市にある瀬長の資料館「不屈館」で。藤田撮影

 瀬長が大量に残した日記の中で、なぜ1960年代後半か。本土でその頃、首相の佐藤栄作が「民族の悲願」として沖縄返還を唱え、米国との間で焦点となった米軍基地の扱いをめぐる交渉がヤマ場を迎えていたからだ。

 「基地のない日本」を唱えてきた瀬長が、当時どういうスタンスをとっていたのか、自分の目で確かめておきたかった。

 B5ノートに万年筆で書かれた文字が走る。興味をひかれたのは、67年10月に沖縄人民党の委員長となっていた瀬長が、パスポートを持って11年ぶりに東京を訪れた際、本土メディアの取材を受けたというあたりの日記の記述だ。概要はこうだ。

 「記者は盛んに本土基地容認論を引き出そうとする。本土なみに基地を縮小し憲法が適用され施政権を返還するといっても反対するか。反対する。我々は日本人民の立場で考えている。基地つき返還論は支配者アメリカの立場から論じている。全土を核基地化し、アメリカの核の傘の下にいちだんと深くひきずりこもうとしている。即時無条件全面返還を勝ち取るよう、大国民運動を盛り上げる道を確保する」

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1967年11月、名古屋のホテルで本土メディアの取材を受ける瀬長。米軍統治下の沖縄から11年ぶりに本土渡航が認められ、北海道から鹿児島まで講演して沖縄の祖国復帰を訴えた=朝日新聞社

 米国は朝鮮半島や台湾での有事を念頭に、沖縄の米軍基地の自由使用継続を望んだ。佐藤は「核抜き、本土なみ」を探った。

 結局、沖縄は日本に復帰した後、「本土なみ」になるが、それは沖縄の米軍基地から核兵器を撤去する一方で、沖縄を日米安保条約と日米地位協定の下に置いた上でのことだった。つまり米軍基地はそのまま、というのが「核抜き、本土なみ」の中身だった。

 72年の沖縄返還は、その線で行われた。しかも佐藤は、有事には沖縄への核兵器の再持ち込みを米国に認めるという密約を、大統領のニクソンと交わしていた。

■日米の妥協を見透かす?

 先の瀬長の日記には、そんな日米の妥協を見透かすように、警戒感があらわだ。「本土なみ」に沖縄の米軍基地が縮小されれば日本復帰に応じるのか、と楽観的に問う本土メディアの記者に対し、瀬長は対極ともいえる悲観的な立場から、「基地つき返還論」は核兵器が置かれる米軍基地を沖縄から本土へ広げることになるから反対だと答えている。

 沖縄が日本に復帰しても米軍基地はほとんど減らなかったが、そこに核兵器はもうないということにはなった。後知恵として言えば、瀬長の悲観論の正しさは6割ほどだったろうか。いや、日本政府は有事の場合の米軍の核持ち込みを、沖縄に限らず日本全体について今も否定しておらず、8割ぐらいかもしれない。

 ともあれ、瀬長は「民族の解放」をかけた祖国復帰運動で、沖縄だけでなく日本の米軍基地をなくそうという立場を貫いた。そして、そうした沖縄の声とかけ離れた形にも関わらず、時の首相は「民族的悲願」として沖縄返還に踏み切った。

■溝を生んだ新たな「国体」の存在

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1969年11月21日の朝日新聞夕刊1面。佐藤首相とニクソン大統領の日米首脳会談で、沖縄返還へ向け米軍基地維持で合意したことを伝えている

 瀬長の立場と首相の決断の溝を生んだのは、戦後日本で新憲法が戦争放棄を掲げた後に、米ソ両陣営による冷戦下で生まれた新たな「国体」の存在だった。 ・・・ログインして読む
(残り:約801文字/本文:約3864文字)

https://webronza.asahi.com/politics/articles/2019041400004.html
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/749.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 人寄せパンダ小泉進次郎議員 秋田で必死の“イージス隠し”(日刊ゲンダイ)
     


人寄せパンダ小泉進次郎議員 秋田で必死の“イージス隠し”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/257667
2019/07/05 日刊ゲンダイ


イージス配備予定地で問題に一言も触れず(C)日刊ゲンダイ

 自民党きっての人寄せパンダの小泉進次郎衆院議員がまた、選挙戦の争点隠しに走り回っている。

 参院選が公示された4日、進次郎氏が入ったのは秋田県。陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の調査ミスなどを巡り、アベ自民に逆風が吹き荒れる激戦区だ。

 進次郎氏は2期目を目指す中泉松司候補とイージス配備予定地の秋田市、大仙市、横手市を回って街頭でマイクを握ったが、イージス問題には一言も触れずじまい。記者が「なぜイージスに触れないのか」と2度ブツけても、無言を押し通した。進次郎氏は辺野古新基地移設が争点だった昨年2月の名護市長選に2回、同年9月の沖縄県知事選に3回応援に入ったが、いずれも辺野古の「へ」の字も口にしなかった。進次郎氏は行く先々で、争点隠しに汗をかいている。

 一方で、演説で大半の時間を割いたのが、金融庁報告書で火がついた年金問題だ。年金不安の原因は制度の理解不足だと強調。「中泉氏と一緒に党内で年金改革プランを練っている」とアピールし、年金改革法案を通すには参院で与党の過半数維持が必須と訴えた。そのプランの肝は、現行で上限70歳の支給開始年齢の引き上げ。年金受給を先延ばし、体が動く限り、自ら食いぶちを稼げというものだ。進次郎氏の口八丁手八丁にだまされてはいけない。

(取材協力=ジャーナリスト・横田一)































http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/750.html

記事 [政治・選挙・NHK262] <参院選2019>自民党“逆風”で過半数割れ!? 社会保障費“激増”は国民の理解得られるか 21日投開票(ZAKZAK)
【参院選2019】自民党“逆風”で過半数割れ!? 社会保障費“激増”は国民の理解得られるか 21日投開票
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190705/pol1907050001-n1.html
2019.7.5 夕刊フジ


(左から)日本維新の会の松井一郎代表、国民民主党の玉木雄一郎代表、公明党の山口那津男代表、自民党総裁の安倍晋三首相、立憲民主党の枝野幸男代表、共産党の志位和夫委員長、社民党の吉川元幹事長=3日午後、東京都千代田区の日本記者クラブ(古厩正樹撮影)


選挙プランナー・松田馨氏


政党別獲得議席予測

 「令和初の国政選挙」となる第25回参院選が4日、公示され、21日の投開票に向けて、17日間の選挙戦に突入した。国際情勢が激動するなか、安倍晋三首相(自民党総裁)の6年半の政権運営に、有権者はどんな審判を下すのか。枝野幸男代表の立憲民主党や、玉木雄一郎代表の国民民主党は有権者の期待を集められるのか。憲法改正に前向きな「改憲勢力」が、国会発議に必要な3分の2以上の議席を維持できるのか。選挙分析に定評のある選挙プランナー、松田馨氏に選挙戦序盤の情勢分析を依頼したところ、10月の消費税増税や、年金など社会保障への不安が、与党陣営には逆風となっている実態があらわになった。

 「九州を中心に記録的な大雨が続いている。警察消防、海上保安庁、自衛隊が万全の態勢を取っている。国民の皆さまは油断せず、早め早めに避難し、命を守るための行動をとってください。わが党は『政治の安定』を訴えていきたい」

 安倍首相は3日、日本記者クラブ主催の党首討論会冒頭、災害警戒への呼びかけに時間をとられ、党の主張は短くなってしまった。

 参院は3年ごとに半数が改選される。今回の選挙では、全体245議席のうち、改選124議席(選挙区74、比例代表50)を争う。安倍首相が「政治の安定」を維持するには、与党で非改選も合わせた全体の過半数(123議席)を確保する必要がある。

 ここで注目したい「4つの数字」がある。

 まず、「53」。与党の非改選は70議席のため、53議席を確保すれば全体の過半数に届く。

 次に「63」。与党で、改選議席数の過半数に届く議席数だ。

 3つ目は「67」。自民党は非改選で56議席ある。67議席を上積みすれば、自民党だけで全体の単独過半数に達する。

 最後は「86」。参院で憲法改正の発議ができる3分の2(164)を維持するために必要な数字だ。改憲勢力には、自民、公明両党のほか、日本維新の会や無所属の保守系議員がいる。

 夕刊フジでは、松田氏にまず、世論調査と最新データをもとに予測議席を算出してもらった。結果は別表の通り。

 自民党は、消費税増税の影響か、やや厳しい。「選挙区37、比例19」の計56議席で、非改選を含めて112議席。現状より10議席減となる。

 山口那津男代表率いる公明党は「選挙区7、比例7」の計14議席で、非改選を合わせて28議席で3議席増だ。

 自公与党の改選予測は「70議席」で、非改選も合わせると「140議席」となる。

 厚生労働省が2日に公表した2018年の「国民生活基礎調査」では、今の生活を「苦しい」と感じる世帯が約58%で、4年ぶりに増加に転じた。また、年金を受給する高齢者のいる世帯のうち、収入源が「年金のみ」という世帯は5割超にのぼっている。

 松田氏は「選挙の争点は、消費税増税や『老後資金2000万円』問題を発端にした年金になりそうだが、現時点で野党が攻めあぐねている。与党は、少子高齢化のなかで社会保障費が膨らむ(19年度で過去最大の34兆円)ことで生じる有権者の不安に対する処方箋を、逃げずに丁寧に語るべきだ。アベノミクスの成功ばかりを宣伝すると、逆効果になる」と指摘した。

          ◇

 ■立民「14議席」伸ばす 野党は建設的な政策提案がカギ

 一方、野党はどうか。

 枝野代表の立憲民主党が「選挙区12、比例11」の計23議席で、非改選を合わせて38議席で14議席伸ばす。

 玉木代表の国民民主党は「選挙区2、比例3」の計5議席で、非改選を合わせて21議席。志位和夫委員長の共産党は「選挙区3、比例5」の計8議席で、非改選を合わせて14議席だ。

 野党だが、改憲に賛成の日本維新の会(代表・松井一郎大阪市長)は「選挙区3、比例4」の計7議席で、非改選を合わせて13議席という。

 松田氏は「野党は、安倍政権を批判するよりも、『生活が苦しい』と感じる層に建設的な政策をどれだけ提案できるかだ。『消費増税の凍結・中止』を主張するにも、『では、社会保障の財源をどうするのか?』との問いにどう答えるのか。そこを間違えると、実現力や説得力の観点から野党を疑問視する層は投票をしない」と語った。

 この予測結果では、前出の「4つの数字」は、与党が改選過半数の「63」をクリアする可能性は「非常に高い」が、自民党が単独過半数「67」に届かせるのは難しそうだ。改憲勢力の3分の2を維持できる可能性についても「非常に低い」という。

 選挙は、投票箱のフタが閉まるまで分からない。国内外の情勢次第で投票先が揺らぐこともある。与野党は17日間、どう戦うべきか。

 松田氏は「与党は、『老後資金2000万円』問題で、麻生太郎金融相が審議会の報告書を受け取らないなど、傲慢な印象を与えないように注意すべきだ。『憲法改正を争点に』との意見もあるが、世論調査での関心は低い。前面に出し過ぎると上滑りする可能性がある。野党は、民主党政権の『負の遺産』を引きずっている。どれだけ言葉を尽くして、根拠がある政策と主張を訴え、有権者の信頼を勝ち取れるかだ」と語った。




前回記事
<参院選2019>「議席予測」自民党“大幅減”か!? 安倍首相の悲願「憲法改正」も議席届かず…麻生氏の対応が足引っ張っぱる?(ZAKZAK)
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/469.html






http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/751.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 「れいわ新選組」に熱風!野原善正氏は東京選挙区で公明山口氏に”挑戦状”!山本太郎氏の演説にも注目集まる!「消費増税によって皆さんの実質賃金さらに下がる」(ゆるねとにゅーす)
「れいわ新選組」に熱風!野原善正氏は東京選挙区で公明山口氏に”挑戦状”!山本太郎氏の演説にも注目集まる!「消費増税によって皆さんの実質賃金さらに下がる」
https://yuruneto.com/reiwa-tyuumoku/
2019年7月5日 ゆるねとにゅーす

※キャプチャー



れいわ野原善正氏 ガチンコでケンカするんですよ!

山本太郎氏(44)が代表を務める政治団体「れいわ新選組」から参院選東京選挙区に立候補した、沖縄創価学会壮年部の野原善正氏(59)が、参院選が公示された4日、東京・新宿駅西口で第一声を行った。

〜省略〜

「安保法制に賛成した結果、自衛隊の海外派遣ができるようになり、共謀罪にも参加した。民衆を弾圧するような法案を通すのは、どう考えてもおかしい。自民党の歯止め役のはずが、暴走している。平和思想と真逆の方向に進んでいるとしか思えない。危険…絶対に止めないといけない」

「良識ある創価学会の皆さん、いつまで善人の沈黙を続けるのですか? 正しい者は正しい、間違っている者は間違っていると声を上げて欲しい」

東京選挙区では、公明党の山口那津男代表(66)との対決となる。

山本氏は、野原氏が第一声を行った午前11時段階で立候補への書類が整っておらず、応援演説の立場で野原氏にエールを送った。

「東京の、山口那津男様が出る選挙区で、野原さんが立候補! ガチンコでケンカするんですよ! ならぬものは、ならぬ! ガチンコでケンカできる、本気の大人が今、東京都から立候補したんですよ! こんな面白い選挙、過去にあっただろうか?」

〜省略〜

【日刊スポーツ 2019.7.4.】









































山本太郎氏の「れいわ新選組」が話題沸騰!現実的な「暮らし支援策」と有権者を驚かせる「大胆な戦略」で、大手マスコミも取り上げざるを得ない状況に!


出典:Twitter(@hakka_pan)










※キャプチャー
https://yuruneto.com/reiwa-tyuumoku/


関連記事
<れいわ新選組、圧巻の始動!>山本太郎「あなたの代わりにガチンコで国会でやる!決して裏切らない!どうか国会の中に!」
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/728.html




http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/752.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 日本の政治が腐ってしまった 本当の理由 - 4章 「憲法改正の実現方法をシミュレートせよ」
今週7月1日の拙稿「日本の政治が腐ってしまった本当の理由 - 2章 『すっかり破壊されてしまった三権分立の原則』」に意見を述べさせて頂いたがまさかその日に投稿で指摘していた実情を目撃するとは...正に悪夢である。原理主義の司令塔が行政府と共にそのイデオロギーに基づいて国政を動かしている事がはっきりしてしまった。この日、政権の広告塔である日本経済新聞電子版が以下いち早く報じていた。「韓国への輸出規制を強化、政府発表 韓国は対抗措置も」と言う記事[1]である。その中で「政府は1日、韓国への半導体材料の輸出規制を厳しくすると発表した。」日本の社会で政権与党は嫌韓を人々に煽動しそれを風潮として作り出し政治的に利用しているのは皆さん御存知だと思うが、この煽動が経済界にも波及して来た事は小生のとって非常にショックなのである。それは、原理主義の司令塔が叩く憲法改正を奮い立たせるドラムのビートがかなり速くなって来ているのを肌で感じるからである。ドラムのビートに合わせ強欲な原理主義者達がメディアに露出する頻度が高くなって来ておりその発言内容が一段と濃くなって来ている事実。既に2章で参照した菅野完氏の「日本会議の研究」80ページに「●ついに始まった、日本会議による改憲への『カウントダウン』」とあるが全ての事が原理主義の司令塔の筋書き通りに進んでいると言う事。 

個人的には二大政党下で憲法改正に向けた議論を行う事に対してはやぶさかではない。悪い所があれば修正して行く事は勿論の事である。

処で小生が大学の政治学科で教えていたとしたら研究室の学生を2つのグループに別け一週間と期間を区切って、一方は憲法改正の実現法を下調べの上シミュレートさせ、他方には憲法を死守する方策をシミュレートさせる。そして双方のグループで綱引きさせて議論を戦わせる。これは非常に知的に面白い内容になるだろう。でも日本の大学でこの様な事をやる柔軟性あるのかな?しかしこれは深刻な現実問題なのである。既に原理主義のアーキテクトは憲法改正実現の方策を何十年前に設計し、今までその設計図通りに実行して来た訳。立法府に議員を送り込んでいる政党で憲法を守る事を党是とする党が一同に集まって憲法を守る方策を、今に至るまで練った事が無い事は今の国政の惨憺たる状態を見れば誰でも判るだろう。野党間で考え方の違う政党と敵対し憎しみ合う。これも以下述べる原理主義のアーキテクトの策にハマった政治屋さん達。人々が苦しむ時代に光をさし込ませる様に時代を切り開こうとしない、大胆さもない心の狭い政治屋の面々。

前置きが長くなった。これからどの様な方策があるか双方の立場より列挙してみる。(尚マキュアベリの君主論や孫氏の兵法は参考にしておりません):
■まず敵と味方を峻別する
■人材を育てる
■方策を順序化しタイムテーブルを作り優先順位を付ける
■身内の人材を選別し公共的中立的な組織に送り込み勢力下に置く
■味方には利権利潤特権を与える。特に財界
■敵味方どっちに転ぶか判らない勢力をこちらに引き寄せる
■敵を徹底的に壊滅させる、懐柔策を行使し無力化させる、お互いいがみ合わせる、囲い込む。日本では二大政党制さえも無くなった
■敵にスパイを送り込む、弱みを握る
[福次的方策]
■(改憲派のみ)経済の活力をそぐ。バブルの時代の頃には皆が潤っていたので憲法改正なんて誰一人考えていなかった。窮すれば鈍する
■(改憲派のみ)国内における教育及び知的水準のレベルを下げて人々から考える力を奪う。テレビ雑誌等の内容を愚者好みにして、人々を愚民化させる。小学生達がオンラインゲームに夢中になっている時代だ
■(改憲派のみ)時間をかけて皆が変化が判らない様に、方策を少しづつ実行する。茹ガエル戦法
■(改憲派のみ)ニュース機関等のメディアをコントロールし、人々に原理主義の司令塔から送り出される改憲戦略になびく様な風潮を造る。不都合な真実に関するニュースには制限を与え都合の良いニュースに情報を偏在させる事で可能
■(改憲派のみ)知る権利の徹底的な制限。とても大事な事が隠される。どうでもよい事を大げさに報道し人の心を占有させてしまう事。即ち人々から客観性(物の見方とか)を奪い、主観を植え付ける
■(改憲派のみ)メディアは人々の誘導の道具。「日本の10〜20代は内向き 留学や海外生活望まず」2019年6月2日の日経電子版のニュースである。[2]この様なニュースに接した若者が「あ、そうなんだやっぱり内向きだったんだ」と思い込ませその風潮に同調し、自ら殻を打ち破れない保守的な気持ちを生じさせる。移動しない、出不精。違った文化を見ようとしない。別世界から日本を見ない、大きく国際情勢が見れない。改憲マシンは若者に世界の事を知らせたくない訳。風潮が自由に創れるのである
■(改憲派のみ)群衆行動のパターン分析。特に日本中のどの家庭から及びどの携帯から何処のウェブの記事を何分間見ていたか等、厳密な個人の政治嗜好の調査集計を行い政治の風がどちらに吹いているかを鳥瞰し、メディアを通してその流れを変える様手立てを行い群衆を誘導する
■(改憲派のみ)政権に対し、発言する事に脅しや懲罰などの恐怖心を植え込み発言する人間を萎縮させる。例としては特定秘密保護法
■(改憲派のみ)奥歯に物が挟まった様な表現を多様し物事をストレートに言わない。社会から単刀直入さを抹殺した上軟弱にさせて攻撃性を奪う事。実体を見えなくさせる事。常々疑問として思うのだが、一番最初の段で「政府は1日、韓国への半導体材料の輸出規制を厳しくすると発表した。」とある。この「政府」の定義は一体なんなの?マスコミの皆さんもう何十年も間違ってこの用語を使っているのではないか?私は「政府」とは"The Government"即ち立法行政司法の内特に行政府と理解しているのだが。このニュースの主語は「政権と行政府]と言う言葉が適切ではないのか?日本のジャーナリズムは地に落ちた。読売新聞英語版にはきちんと主語が書かれている。経済産業省が主語: "The Economy, Trade and Industry Ministry announced Monday that the government will more tightly control exports to South Korea of chemicals used in producing semiconductors and other devices."[3]

個人的な感想として断っておく。原理主義の司令塔は財界と協力し経済的に市民を徹底的に搾り取った上不満を外に向けさせて、人々に投票は無駄と洗脳。その上で政権を維持し続ける仕組みを築き上げた。がその後がある。私には次の二つのうちどちらが先に実行されるのか判らない。1) 「憲法改正」 2) 「米国から貰い受けていた核兵器の設計図を元に一週間で核兵器を造り上げ、核実験に持ち込む」。一度日本が核実験をしたらもう引き返せない。完全な平和憲法の死を狙っている訳。(政権の力が余りに強大なので残念ながらその設計図が行政府にあるかどうかの情報は国政調査権を実施しても出て来ないだろう。がその価値はある)。そしてあの大戦の苦しみを通して築き上げて来た平和国家を捨てて、軍事大国として不死鳥の如く瀕死の状態から日本を復興させるシナリオが用意されているに違いない。

この章の最後にあたり: 日本会議のイデオロギーと憲法改正の実現手法が日本全体に害を与え続けて来ているのである。足並みが揃わない野党の党首達に告ぐ!一丸となって憲法を死守する方策をシミュレートする度量は無いのか?

参考文献等:
[1] "韓国への輸出規制を強化、政府発表 韓国は対抗措置も," 日本経済新聞のウェブ, 2019/7/1,
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46789890R00C19A7EAF000/
[2] "日本の10〜20代は内向き 留学や海外生活望まず," 日本経済新聞のウェブより, 2019/6/2,
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45589930S9A600C1CR8000/
[3] "Japan to effectively ban exports of semiconductor materials to South Korea,"
"The Japan News by The Yomiuri Shinbun," 2019年7月4日,
http://www.the-japan-news.com/news/article/0005845877

http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/753.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 日本の政治が腐ってしまった本当の理由 - その5章 「音楽は政治を批判してはならない」
この章は2018年8月4日に投稿した文[1]に手を加え内容を更新したものを再投稿します。
==
その様な風潮があると聞く。誰が言い出したのだろうか?そしてそれは何故なのだろうか?

ならば、更に一歩進んで逆の立場を考えて見ようではないか。音楽が政治を、或は政権と行政府を批判する事が寛容な精神で許容される様な所がこの世界の中にあるのだろうか?そしてその結果この歌手に国民栄誉賞的な名誉が与えられる様な国があるのだろうか?

その答えは: 実際にその様な歌手がいて、そしてその様な国が有るのである。日本の市民の皆様はこの事実はとても驚きではなかろうか。(すみません。以下小生の音楽の嗜好が入る事、何卒お許し下さい。)歌手本人は2018年9月29日と30日にBillboard Live TOKYOにてソロコンサートを開催している。因にその歌手が受けた名誉とは以下である。本人の顔と背景に10曲程の曲名を記載したカナダの郵便切手が2011年の6月末から発売された。日本ではこんな事考えられない。Bruce Cockburnは1970年代初頭からアルバムを出している人だ。デビュー当時は愛を語る美しい曲を作詞作曲して謳っていた。80年代だろうか、社会問題に対して現地を訪問、住人と対話しその時のその地の現状を見、感じて作詞作曲するジャーナリスティックな手法を取り入れ音楽を造り始めた。そして音楽を通してある社会問題を公にし、この問題をリスナーの感性に訴える様なアルバム造り続けている。またコンサートを70歳過ぎてもこなしている。強いな。

彼のアルバムの中から、1980年に出された"Humans"は独裁制(アジアでの)に対する満身の怒りを歌い上げたもので、1985年のアルバム"World of Wonders"は大国が如何に小国を餌食とし、むしり取って来たかを深い悲しみを込めて歌う。また人間の、自然から与えられた摂理からの逸脱、例えば欲望やイデオロギーによる生命に対する悪行の数々を告白し歌い続けている。そしてこの世の不条理に対する彼の怒りは熾烈を極める。一方人々に対する愛もまた深い。彼の心の奥底にはイデオロギーとは全く関係のない原始キリスト教的なヒューマニズムが宿っているのだ。(イデオロギーから愛は派生しないよね)。同時に自然をこよなく愛する吟遊詩人である。特に印象に残る曲のYouTubeのリンクを以下張っておく。洋楽は好きではないと言う方は次の一番最初の曲だけでも聞いて欲しい。

■ "If a tree falls"[2] 人の欲望の餌食となった熱帯雨林とその生態系。速いテンポで歌詞も曲も心に残る。音質少し良くないですが、是非聞いてみて下さい。曲の最後の所ではこう歌っている。"If a tree falls in the forest, does anybody hear? If a tree falls in the forest, does anybody hear? Anybody hear the forest fall?" 一本の木が伐採され倒れる音を誰も聞こうとしなければ、森全体が伐採されるのは誰も判る筈が無い。のである。私はこの曲の歌詞を"If a child falls in the society, does anybody hear? Anybody hear the society fall?"と替えて、子供が倒れても知らん振りをしている各地方の学校の先生、地域自治体の教育委員会の従業員の皆さんに贈りたい
■ "Pacing the cage"[3] 何とも美しいメロディーだ。彼が歌を通して訴え続けて来たこの世の正義に反する事、不条理な事があたかも現実でないかの如くに誰も聞き入れない様な現状が維持され続けられている、欲望に満ちた愛の無い世界。その様な世界の中、そして長い人生の中で今自分がハツカネズミの様にクルクルと廻る檻の中で歩きながらペースを取る。歌詞の中で"...Powers chatter in high places(行)stir up eddies in the dust of rage(行)set me to pacing the cage..."とある。良い訳が出来ないが...「力を持つ者達が手が届かない所で喋っている。そして(私の)怒りの礫が渦を巻き、それで歩く檻の中のペースが決まってしまった。」私は何処へ行くのだろうか、そして何故にと思いながら檻の中を諦めずに毎日毎日歩き続け、外の世界を檻の中から眺めて感慨深く溜息をつく様な感覚である。私も落ち込んだ時に聞くと、皆も同じなんだなと勇気付けられる曲。人々が連帯しなければ世の中は決して良くならないのだと痛感する
■ "Silver wheels"[4] 自動車文明を通し人間の欲望を痛烈に批判した曲
■ "A dream like mine"[5] 人間が動物から逸脱し、自然の中よりいでて、欲望に満ちた土地にこの世界を変えてしまった事への告発
■ "Gavin's Woodpile"[6] 彼の歌の中で最も好きな曲である。弾き語りを8分間もやっている。凄い

彼の歌詞を読めば今の日本に当てはまる事が多いのに驚嘆するに違いない。1984年のアルバム"Stealing fire" の一曲"Maybe the poet"の歌詞中に"Don't let the system fool you(行)all it wants to do is rule you..."「システムがあなたを騙ます様にさせるな。システムがやりたい事すべては(一つ)、あなたを支配する事だ」と歌う。そう、不動産バブル期に大人になっていた世代には判ると思う。年々テレビ、新聞、週刊誌(漫画雑誌を含む)の知的なレベルが下がって来ていてそれと同時に日本の人々の行動を伴う活発さが落ちて来ているのを実感しないか?日本においては既に"The system fooled you"で人々は既に心が操作されているのである。この事実が日本が殺伐とした社会となってしまった根本原因の中の一つの理由である。昨今の日本での出来事が世界の常識から或は世界のレベルからかけ離れてしまっているのを看、あなたは暗澹たる気持ちにならないのか?教育において発明発見を行う人材を輩出させる力を無くし、日本の経済が物造りと言う発想に収斂してしまった結果隣国の台湾や韓国の後塵を喫し早や何年になるのであろうか。皆さんがイノベーションの原動力である個人のユニークさを、日本の社会が否定する事を知らない、この民度の低さ故の国力の衰退の結果なのである。日本会議を中心とする勢力が造り上げた巨大な改憲マシンと言う"The system"が日本の市民を"fooled you"するとは簡単に言えば、絶えず携帯電話の操作を行うオペレータに日本の市民を堕しめ、また意見の多様性を認めない無言の圧力、同調圧力を個人の心に浸透させる事により達成出来る。個人の活力、社会の活力がその結果消滅してしまった訳。精神の荒廃、制度の荒廃、社会の荒廃が目の前に曝け出されている事、即ち日本の社会が病んでいる事に気付かないとは...今、日本の市民はシステムの奴隷だ。

ここで明確に言っておく。Bruce Cockburnが作詞作曲し作り上げたアルバムで世界の政治や自国を含めて各国の政権と行政府を間接的に批判するのは即ち今の世界の現状や状況を(建設的に)良くしたい気持ちから発せられるのであって政治を攻撃或は理由なしで咎めている訳ではないのである。もちろん彼の曲ではこの世界に幅をきかせている、欲望にかられた強欲な面々も批判の対象だ。音楽は政治を批判してはならないと強欲な彼らがキャンペーンを張る理由は実は此処にある。そうなのだ。この章では「音楽は政治を批判してはならない」としたが音楽をテレビ、新聞週刊誌に置き換えてみよ。極一部のメディアを除き、既に力を持つ者達を建設的に批判さえもしなくなってしまった。「だって政権を批判したら番組降ろされちゃうもんね」と言う感じか?そんな国は世界の標準に達しないのでG7の国々の中にいてはならないのである。日本のメディアは「表現の自由」を自ら殺した。

ここで「表現の自由」が強権体制下で如何に抑圧されているかの一例を見よう。中華人民共和国の中国民主化運動の中心人物で「投獄中にノーベル賞平和賞を贈られ獄中で死去したのは、1935年に受賞したカール・フォン・オシエツキーに次いで2人目である。」 劉 曉波氏 (Liu Xiaoba 1955-2017)[7]は以下この「表現の自由」の事を言い表している:"Free expression is the base of human rights, the root of human nature and the mother of truth. To kill free speech is to insult human rights, to stifle human nature and to suppress truth."[8]抄訳すると「表現の自由は人間の権利の基である。人間性の根幹、真実の母なのだ。表現の自由を殺す事は人間の権利に対する侮辱であり、人間性を窒息させ、真実を抑圧してしまうのである。」

この章の最後にあたり: 『表現の自由』は政治を独占する人々の権力欲と支配欲と戦う最大の武器なのだが、これを行使出来なければ、あなたは無言で働く感情のないロボット(香港の若者の行動力には恐れ入る)。更に一言。己の投票権は自分の政治的な、『表現の自由』の一部で或る事を決して忘れてはならない。

参考文献等:
[1] "日本の市民の皆様へ、最終投稿 No.3" 投稿者 プラナリア 日時 2018 年 8 月 04 日,
http://www.asyura2.com/18/senkyo248/msg/659.html
[2] "If a tree falls," Bruce Cockburn, 1989年アルバム"Big Circumstance," 年,https://www.youtube.com/watch?v=ErS9HCh8GfE
[3] "Pacing the cage," Bruce Cockburn, 1996年アルバム"The Charity of night,"
https://www.youtube.com/watch?v=mN2uMVYwmqc
[4] "Silver wheels" Bruce Cockburn, 1976年アルバム"In the falling dark," https://www.youtube.com/watch?v=z-avqJQwOoo
[5] "A dream like mine," Bruce Cockburn, 1991年アルバム"Nothing but a burning light,"
https://www.youtube.com/watch?v=0eG23MqIMos
[6] "Gavin's woodpile," Bruce Cockburn, 1976年アルバム"In the falling dark," https://www.youtube.com/watch?v=ovhTIQn2Je4
歌詞は以下参照。http://cockburnproject.net/songs&music/gw.html
[7] 劉暁波、ウィキペディア、https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%89%E6%9A%81%E6%B3%A2
[8] "China Seeks to Delete Nobel Peace Prize Winner Liu Xiaobo from the Internet,"
https://torguard.net/blog/china-seeks-to-delete-nobel-peace-prize-winner-liu-xiaobo-from-the-internet/
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/754.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 報道陣からもブーイング 五輪会場見学ツアーは超グダグダ(日刊ゲンダイ)


報道陣からもブーイング 五輪会場見学ツアーは超グダグダ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/257669
2019/07/05 日刊ゲンダイ


海外メディアも注目していたが…(C)日刊ゲンダイ

「工事進む」「着々」「ラストスパート」――。東京五輪の競技会場建設工事の進捗状況について、各メディアは4日、こんな見出しを掲げて報じていた。ところが、その裏ではブーイングの嵐。東京都が主催したメディア向けの見学ツアーは、見出しとは裏腹に段取りが悪く超グダグダだった。

 都が3日に公開したのは、競泳会場となる「東京アクアティクスセンター」やバレーボール会場の「有明アリーナ」など4施設。工事の進捗率は75〜87%だという。海外メディアを含め100人超の報道陣が見学に参加したが、内容は小池都知事が常々口にする「情報公開」とはほど遠いものだった。建物内部はおろか、近づくことすら禁止されたのだ。

■現場は全て「非公開」

「ここから見てくださーい」。アクアティクスセンターの見学で、報道陣は都の職員にこう指示され、施設から数十メートル離れた歩道橋上での取材を強いられた。有明アリーナでは「来客の入場までの動線をご紹介します」との職員の言葉に期待したが、結局ただただ歩道を歩かされた。建設現場の外から建物を眺めるだけだった。

 報道陣からは「これじゃあ何の意味もない」と不満が続出。際立ったのが海外メディアで、「取材にならない」「そんなに見せたくないのか」「そもそも取材時間が短すぎる」と怒り心頭だったのだ。

 都のオリンピック・パラリンピック準備局の広報担当者は、「開催直前まで調整したのですが、工期がギリギリで、大勢のメディアを受け入れるだけの余裕がなかった」と釈明。事情は分からなくはないが、もう少し積極的に公開すべきだったのではないか。

「都主催の見学ツアーの直前に、日本スポーツ振興センターの新国立競技場の建設現場が公開されました。新国立の建設工事の進捗率は90%。進捗状況はそこまで変わらないのに、都の4施設だけ『立ち入り禁止』とは不自然です。実際は、そこまで工事が済んでいないから入れられなかったのではないか。いずれにせよ、海外メディアに東京五輪をアピールするチャンスだったのに、怒らせては逆効果です。都の対応は不誠実と取られても仕方ありません」(建築エコノミスト・森山高至氏)

 本番に向けメディア取材が増える。早急な改善が必要だ。












http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/755.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 労働弁護士を「北朝鮮ミサイルの黒幕」と妄想する荒唐無稽 高齢者はなぜネトウヨにはまるのか(日刊ゲンダイ)
  


労働弁護士を「北朝鮮ミサイルの黒幕」と妄想する荒唐無稽 高齢者はなぜネトウヨにはまるのか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/257575
2019/07/05 日刊ゲンダイ


川崎市ではヘイトスピーチに罰金刑(C)共同通信社

「最近、真剣に自分が過労死するんじゃないかって思うんですよ……」。佐々木亮弁護士はうんざりしながらつぶやいた。佐々木氏は職場内でのパワハラやセクハラ、過労死などを扱う労働弁護士だ。ネトウヨブログ「余命三年時事日記」に懲戒請求対象として狙われた当事者でもある。過剰労働是正を訴える立場にありながら、自らがそうなっていることに複雑な思いがある。

 労働弁護士の日常は想像を絶する忙しさだ。昼食をまともに取れることもめったにないという。2013年にブラック企業被害対策弁護団を立ち上げ、代表になったことで忙しさに拍車がかかった。当然、企業側などの“敵”も多い。だが、意外にも「ネトウヨ」との関わりはほとんどなかった。そう、17年に突然200通もの懲戒請求書が届くまでは。

 懲戒請求者たちは会ったこともない人たちばかり。しかも多くは分別がついているはずの高齢者だった。問題のブログを読んでさらに驚く。そこは荒唐無稽なロジックによる在日コリアンへの罵詈雑言であふれていた。

 佐々木氏は、自分が「余命ブログ」のブログ主を甘く見ていたことにすぐに気づいた。理屈などない。読者はブログ主があおるデマを真に受け、そのまま信じ込んでしまうのだ。ブログ読者たちの間では、佐々木氏はいつしか北朝鮮のミサイル発射さえも左右する存在にまでなっていた。

 そんな佐々木氏にツイッター上で応援とねぎらいの言葉をかけた嶋ア量、北周士の両弁護士にもブログ読者から懲戒請求書が届いた。これがきっかけで佐々木氏は懲戒請求者の提訴に立ち上がる。いくら弁護士といっても自らが訴訟当事者になるのは初めてだ。

 相手が約900人いるので10人ずつ訴えても90近い訴訟になる。その上、ブログ読者側からの反撃で訴えられた訴訟もある。懲戒請求裁判も立て込んできた。当然、通常業務もこなさなければならない。この1年は帰宅は早くても終電で、週末もほとんど休めていない。心身ともに極限状態だ。それでも闘うのはなぜなのか。懲戒請求された多くの弁護士で訴訟を起こしているのは7人だけだ。そのうちの1人、嶋ア弁護士はこう語る。

「不当懲戒請求に抗わず放置することは弁護士として間違った対応だとはまったく思いません。ただ、私も労働弁護士として、これまで不当な扱いを受けた労働者を叱咤激励し、抗うことをサポートしてきました。自身への不当懲戒請求を放置することは私の信条と整合しません。実際、懲戒者への対応は日常業務を圧迫され、依頼者利益や経営への影響も懸念されます。幸い私は対抗できる環境にあるので、悔しい気持ちで我慢している他の弁護士の方々のためにも行動しようと」

 洗脳されたブログ読者には、こうした思いは届かないのだろう……。



三宅雪子 ルポライター
1965年3月5日、米国ワシントン生まれ。玉川学園女子短期大学、共立女子大学を卒業後、民放テレビ局に21年間勤務。元衆議院議員。 父は三宅和助元シンガポール大使、祖父は石田博英元官房長官。著書に「福祉と私 〜『支えあう社会』を国政の場から〜










http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/756.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 有権者惑わせるフェイク情報 発信元を記者が訪ねると…(朝日新聞)
朝日新聞デジタル 2019年7月6日05時00分
荒ちひろ、佐藤恵子、編集委員・須藤龍也

https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20190705003240_comm.jpg
昨年の沖縄知事選で現れたサイトは、玉城デニー知事らを中傷するニセ情報がちりばめられていた。陣営側が対応しようにも発信元がわからなかった

 参院選で、ネット上に流れる「フェイクニュース」を検証しようという取り組みが始まった。ウソの情報で有権者の心を揺さぶり、投票に影響を与えようとする動きは海外で顕著だ。日本も例外ではない。

 「あなたの決断が未来になる!」「これが真実!沖縄の基地問題」。昨年8月。沖縄県知事選の告示を3週間後に控えたころ、二つのサイトが突然現れた。

 掲載された二十数本のほとんどの動画は、候補者だった玉城デニー知事らを中傷する内容だった。他人の土地と邸宅をドローンで撮影し、「リゾートホテルのような超豪華別荘」「1億円を超える費用を全額キャッシュで支払った」などとニセ情報をちりばめていた。玉城陣営でネット対策を担当していた平良暁志さん(45)は、プロが作り込んだような動画に驚いた。

 陣営では十数人のチームを組み、SNSやネット上のデマ情報、フェイクニュース対策にあたっていた。それでも、一度広がったニセ情報を打ち消すのは簡単ではなかったという。

 サイトは知事選告示の前日に閉鎖された。発信者はいったい誰なのか。

 二つのサイトのアドレスを管理する非営利団体の情報を閲覧して、登録した人物の名前、住所などがわかった。

 書かれている住所を訪ねた。東……こちらは有料会員限定記事です。残り:1375文字/全文:1878文字

http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/757.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 私がNHKを辞めたワケ(ちきゅう座)
2019年 7月 6日
<小原 紘:個人新聞「韓国通信」発行人>

韓国通信NO606

 昨年8月、30年以上のキャリアを持つNHKのベテラン放送記者が退職した。相澤冬樹氏(56)である。彼の活動をよく知る人たちから退職を惜しむ声があがった。
 退職後に発表した著書『安倍官邸VS NHK』を読み、「解雇」ではないが、NHKによって実質退職に追い込まれた記者の無念を知った。
 
 彼は森友学園事件とNHK大阪支局司法担当キャップ時代から関わった。国有地が8億円以上も値引きされ、タダ同然に森友学園に売却された事件。名誉校長の昭恵首相夫人の疑惑をいち早く報道し、他社の報道記者とともに、真相解明にしのぎをけずった。
 この本を読むまで、NHKが独自調査をして、スクープ報道を追っているとは知らなかった。新聞報道の後追い、警察発表をそのまま報道するのが私のNHKニュースのイメージだった。
 国有財産が政治の力で不正に売却されたなら、明らかな犯罪。彼はそれを立証するために奮闘し、巨悪は「官邸」と「大阪府」と確信するに至った。しかし彼の取材に立ちはだかったのは、官邸を忖度する官僚たちと検察だった。籠池理事長への独自取材と自殺した近畿財務局の職員家族への取材は本書の読ませどころだ。

 権力の壁に挑む姿に久しぶりの「ジャーナリスト魂」を見た思いもするが、特筆すべきは真相解明の足を引っ張ったのはNHKの上層部だったという事実だ。彼の記事は書き替えられ、握りつぶされた。報道局長からの横やり、挙句は取材を断念させるために人事異動の脅しまで受ける。果たして結果はその通りになった。有能な部下、同僚、上司の姿も垣間見えるが、詰まるところ、官邸に対する「忖度」が相澤記者を退職に追い込んだ。取材記者としての生命が断たれた。

<これが公共放送か>

 著書を読み終わって、意外性はなかった。NHKが政権の「侍女」になって久しい。「ウソ」「偏向」「隠蔽」報道の例に枚挙のいとまがない。「国営放送」、「アベチャンネル」という非難が巷に溢れるなかで、あらためてそれが実証されたことになる。経験にもとづく勇気ある内部告発だが、NHKの腐敗はこれに始まったことではない。
 2001年1月に放送された「ETV2001」の番組改変事件を記憶する人は多い。従軍慰安婦の存在を認めない中川昭一議員、安倍晋三官房副長官(当時)がNHK上層部に談じ込み、放送内容を変えさせた事件。言論の自由に対する明らかな侵害は、番組を担当した長井暁、永田浩三氏らの証言で明らかになった。しかし事件は誰も責任を取ることなく、証言した二人が社外に去るという結末に終わった。私は長井暁さんが記者会見の席で見せた涙を今でも忘れられない。保身に走らず、NHKと自分の尊厳を守った非力だが誠実そうな姿に感動した。
 あの事件以来、NHKは権力者の「薬籠中 (やくろうちゅう)のもの」になった。

 今日のNHKの無残な姿は2014年にNHK会長に就任した籾井勝人氏の「言いたい放題」からも見て取れる。籾井の就任は日銀総裁、内閣法制局長官人事と同じ露骨な「安倍人事」だった。
 政府が「右」と言っているのに「左」と言うわけにはいかない発言に代表される政府の「下請け機関宣言」は公共放送NHKを葬り去った。従軍慰安婦問題は「日韓条約で解決ずみ」と政府見解と口を合わせ、国家機密法は「通ったものは仕方ない。あまりカッカする必要はない」と、官房長官さえ口に出来ない政府の本音を語った。このような会長をトップに据えたNHKは公正中立とは無縁な存在となった。だから相澤氏が官邸への忖度を指摘しても今さら驚かなかった。
 「ETV問題」にしても、「籾井発言」にしても、NHKは組織としての反省はしていない。壊された公共放送の体質は現在も温存されたままだ。

<韓国の放送民主化運動から学ぶ>

 韓国のドキュメンタリー映画 『共犯者たち』(2017)を思いだす。監督はMBC放送を解雇された崔 承浩(チェ・スンホ)氏。2008年に大統領に就任した李明博が真っ先に手がけたのは社会的影響力の強いKBSとMBCのテレビ局を政権の手中に収めることだった。大統領の息のかかった社長に交代、露骨な報道への干渉を強めた。社員たちは直ちに反撃を開始。両テレビ局の社員たちは放送の「公平」「中立」を求めて10年間にわたって闘った。解雇・懲戒者は300人を超えた。その激しさと厳しさが理解されよう。
 「主犯」は李明博元大統領と朴槿恵前大統領。「共犯者たち」は両大統領の手足となってテレビを権力に売り飛ばした経営者たちだ。政権に忖度して事実を伝えない公共放送に対する人々の怒りがローソクデモの中で爆発した。大統領と共に共犯者たちも崩壊、追放された。

http://chikyuza.net/wp-content/uploads/2019/07/20190704144618213.jpg
<写真/公正放送を求めて立ち上がったKBS社員>

 韓国のローソクデモを過小評価したがる人たちは言うかもしれない。韓国の大統領も大統領なら、国民も国民だと、韓国政治の未熟さと国民の「過激」さを笑う。
 韓国の後進性を語るなら、放送内容に安倍、中川らが「イチャモン」を付けて改ざんさせたこと、政府が右と言えば右と云って憚らない首相差し回しの会長、森友学園のスクープに怒り、報復人事を行なったNHKは、「韓国ほどではない」とでも言うのだろうか。

 言論の自由を守るために韓国では労働組合が組織を挙げて市民とともに闘った。かつて、NHKの労働組合「日放労」は社会的存在感のある「たたかう」組合だった。今ではNHKに労働組合があることを知らない人も多い。政府の走狗となった経営への批判はおろか、ジャーナリストとして苦悩する社員を守ろうともしない労使協調の企業内組合。その組合が先進的で、報道の「中立」「公正」を求めてストライキをした韓国のKBSとMBCの組合が後進的で、過激とは考えられない。政権にハイジャックされたNHKに怒らない日本人が「立派」とは思えない。

 ドキュメンタリー「共犯者たち」を見たNHKの職員も多いはず。政府に頭があがらない情けないNHKをどう考えるのか彼らに聞いてみたい。韓国の放送労働者たちは「共犯者」たちを追いだしたが、NHKの「共犯者」たちは長期政権とともに栄光の座に居すわり続けている。それを容認するなら職員も共犯者ではないのか。
 受信料支払いは国民の義務と言わんばかりの最高裁判決にあぐらをかいて、NHKはますます傲慢になっていくように見える。放送受信料をただ黙々と払い続けるなら、私たちも共犯者に違いない。公共放送を私物化するNHKに損害賠償を求めたいくらいだ。

初出:「リベラル21」より許可を得て転載http://lib21.blog96.fc2.com/

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔opinion8786:190706〕

http://chikyuza.net/archives/95063
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/758.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 安倍晋三がどんな人間かを知るために医学博士たちが下した鋭い観察と異状度の診断に学ぶ

安倍晋三首相が如何に無能な人間であり、首相の任に不適任であるかについて、多くの観察例をベースにして診断とた結果につき、医師の内海博士は実に辛らつな判定を下した。独創性や柔軟性がない性格を持ち、強いものに追従し弱い者にはいばり腐るので、口から出任せで誤魔化すこすからさは、人に信頼されないというその態度は、政治不信の原因を作りだした。しかも他人から注入された情報に支配され、自分の頭で考えないで固定観念にこだわって盲信し、頑固な態度で思い込みを他人に押し付けようとする。それが安倍政治に特長的奈な強行採決を生み、独裁者として身勝手な判断となり、平然と嘘をついたり言論干渉をやりまくると内海先生は言う。また妻の安倍昭恵が若い頃からふしだらな女で、精神障害の百貨店であるかについて、精神病理に詳しい医者の立場からの判定を下している。
https://www.youtube.com/watch?v=8iS7AaSPdw4
こうしたことを知らないままに、こんな人物に長期政権を続けさせたため、日本の政治は支離滅裂に成り果ててしまった。政治家たちの質の低下が著しくなり、ゴロツキ同然の閣僚達が続出したことで、日本という国の国力は後進国並みになってしまい、朝鮮や中国からも軽蔑されてしまった状態にある。それは政治家の質の劣化が酷いためであり、「外交の安倍という捏造」を始めとして、「日本史
上最低の安倍ゾンビ体制への引導」という記事で、その酷さ論じいる「紙の爆弾」の最新号の指摘の通りだ。
https://www.amazon.co.jp/%E4%BB%AE_%E7%B4%99%E3%81%AE%E7%88%86%E5%BC%BE-2019%E5%B9%B4-8%E6%9C%88%E5%8F%B7-%E9%9B%91%E8%AA%8C-ebook/dp/B07RZ861V4/ref=tmm_kin_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=1562369476&sr=1-2
こうした日本の病的な症例に詳しい人が、アベ政権の異常心理の首相に関して、病気が酷いと診断して指摘しても、日本ではそれに対して無反応だということは、日本人全体が洗脳されてしまったということだろうか。カキストクラシーという聞いたことのない言葉が書いてあるが、これはギリシア語で「最悪の人々による政府」を意味するそうで、泥棒政治と同じ政治用語らしいが、アベ政権は劣悪さでその典型ということになる。
http://www.asyura2.com/19/senkyo261/msg/691.html
これが「病膏肓」ということであり、末世現象そのものということであれば、日本がノー天気の雰囲気の中で、亡国の運命を迎えようとしているのは当然のことかも知れない。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/759.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 《新井信介:2019年7月<特別メッセージ>》/ヒロヒト・ファイルが公開されるぞ。明治維新とブレトンウッズ体制、さらに原爆と原発の闇に陽が差し込む。20日「ほのかの会」中止は少し残念。



【新井信介:2019年7月<特別メッセージ>】(収録時間:28分30秒)(2019年7月1日収録)
https://www.youtube.com/watch?v=fNnJJMJF8nU&feature=youtu.be




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ヒロヒト・ファイルが公開されるぞ。明治維新とブレトンウッズ体制、さらに原爆と原発の闇に陽が差し込む。20日「ほのかの会」中止は少し残念。翌21日は皆神塾(東京)です。 瓊音(ぬなと)チャンネル
https://nunato.net/もうヒロヒト・ファイルが公開されている。明治/


こんにちは。
参院選挙が公示です。
長野県選挙区は1人区で、政党での候補は二人にまとまっています。
与党の自民党からは小松さん(信州大卒の医師)。野党は統一候補として国民民主の羽田さん(元総理の息子。家系では徐福がご先祖様)。
これ、悩んじゃうんだよね〜。人物的にみて能力や未来への情熱などは、明らかに小松さんなのです。本人は昨夏、信州中野の小さなイベントまで顔を出してくれたので、私が安倍政権のやり口を非難すると「全くごもっとも」と頷いてくれました。まあ、その時は党首選の前だったので「自民を出なさいよ」とは言わないままだった。
 昨日、地元の社長と昼メシ。このとき社長にどうする?ときくと「民主党なんかに任せられるか」。安倍政権が終わるのを見越した上で、それでも自民という反応でした。でも、今回、小松さんを選んじゃうと安倍政権を認めたことになってしまう。


前川喜平さんは「自民党への一票は、改憲への一票になる」と警告を発します。
山本太郎のれいわ新撰組は寄付金を3億円をあつめ、候補者を10名に仕立てた。そのなかに、沖縄でデニー玉城さんを知事にさせた猛者、沖縄創価学会の野原善正さんがいる。山本代表は彼を東京選挙区に立てた。これは面白い。公明党、なかでも創価学会を完全分裂させる爆弾です。学会の構成員は平和と大衆という視点にまじめな人が多いので、今回、野原さんが当選すると、以後、全国の創価学会組織に、自民党からの離反を誘発しますから、公明党もその声に従わざるを得なくなるでしょう。
焦点は年金など他にも多くありますが、今回の選挙は、とにかく、安倍政治、特にそれを支え続けた、金儲け最優先の財界・宗教界のスクラムを壊す、選挙になりますね。次回の衆議院総選挙までに、どんな情勢・布陣になるか、それを明らかにする選挙です。
 一言で言えば、国民が、覚醒するための選挙です。問題は、どの程度、どの次元までの覚醒を引き起こすことができるか、ということです。単なる「お灸をすえる」次元はもう、完全に終わっています。


民主党は現在、分裂しています(立憲と国民)が、いずれも、これまでの経済の枠の中での「労働者に対する不当な搾取分を取り戻す」という視点から抜き出せないままです。彼らには総合的な国家計画を作り直すための方策つくりという視野がない。地球規模の大競争の中でも、どうやって、日本列島の国民の生活と繁栄を立て直すかということです。
 その点、山本太郎の政治に対する見方は、とにかく壊せ。見過ごされてきた、真の弱者の存在を、政治はきちんと見ろ、与野党の暗黙の出来レースはやめろ、という「ビーンボール」です。
戦争をやりたがる人間にとって、社会的弱者とは、お荷物にしか感じられないのでしょうが、れいわ新撰組は、ここから穴をあけていく、とう戦略です。これは、戦後の経済一辺倒の空気を作り、経済発展を最優先にしてきたメディアを破裂させるものです。山本代表は、いまは議席増狙いで、この段階がまず第一歩ということなのでしょう。


私は、今回、長野県の選挙区に共産党の候補が出ないことが残念です。高額所得者に税負担を出させようとの案に対し、安倍晋三から「そんなバカげた政策はない」の言葉を引き出した共産党の小池さんに、是非とも清き一方で報いたかったのです。比例区は、どうしても山本太郎にしたいからです。


日本列島にある統治体をどうするのか?
「安倍さま」は憲法自体も変えて、戦前の国家体制で戦争屋を儲けさせたい、国民をその戦争屋のロボットにしたい、という思惑で、緊急事態条項を発動させたいのでしょうが、これは、もう無理です。


で、今回、安倍晋三党首は、第一声をフクシマで上げました。
「復興を加速する」と言って、相変わらず「カネ配り」の視点のままです。これが、経団連と経産省が支配する安倍政権です。フクシマの問題は、マネーの問題ではなく、「イノチの問題」なのです。特に「311」以後、日本政府は放射能の安全基準を緩めたまま、汚染土を全国にばらまく政策を続け、そうした事態に何ら過誤も責任も認識していないことが問題なのです。この点について、日本国内のアカデミズムもメディアとともに「忖度」したままなのです。


 先月26日のフクシマ5号機6号機の白煙について、村田光平先生が福島県に問い合わせましたが、そのとき、問題ないとの回答でした。私はそのメールを本欄で紹介したものの、コメントをしませんでした。真相はわからないが、福島県がそういう対応だという事実を、紹介したかったのです。そもそも、福島県では空間線量(シーベルト)と、土壌と食品の線量(ベクレル)について、今の基準がどうで、実際に、どうなっていて、・・・だから問題ない、という形での解説は全くありません。
福島県は、とにかく、ここを最終処分場にするな、という声を県民の声として政府に届け、一方、国の方は、とくに財界は、それならばと、汚染土を剥がし、生活に問題ないレベルだと強弁し、その汚染土を全国に送る。これが国策で、このとき、ゼネコン・土建屋に莫大な仕事が永久に回ってくるから、経済界は大歓迎、という判断なのです。
 イノチを基準に考えるのなら、まず、住民の健康状態を正確に把握することが最優先ですが、この正確な情報が封じ込められています。線量を低減させる技術や処方を、公開で世界中から公募し、それを実証することも公式にはやったことがありません。ただただ、国のカネが使われるのみ。鹿島建設がつくったとされる「凍土僻」は、今どうなっているのか?この検証もその報道すらない、させないのです。汚染水は流し放題のままです。そんな国の方針や姿勢を、メディアはなにも批判しないのです。
しかも、世界は、もう、この問題のこの姿勢をどうするのか? 国際的な政治課題という、視点が消えてしまったかのようです。もう、汚れているのを地球人は食べるしかない、との諦念になっているのか? 「わからない」とにかく、「わからない」。
 こうした中で、ムードとして、「問題ないんだろう〜」を日本国民に刷り込み続けます。そこにオリンピックです。これこそが、狡猾な悪魔の所業なのです。
ただ、6月26日の白煙が起きた理由は、本当にわかりません。うがった見方をすれば、G20参加者に「フクシマは問題は終わっていない」と知らせるために、意図された警告だったかもしれないし、あるいは、フクシマでは地下にとんでもないものを造っていて、それが放射能を噴出したのかもしれない。
 唯一つだけ言えることは、今の福島県、さらに隣の、茨城、栃木、宮城の、夫々の県の担当者は放射能に関しては、そこで、どんなに癌や心筋梗塞などが増えていても、生きるのに全く問題ない、としか、何を聞かれても答えようがないのでしょう。今の日本の国家体制のままでは、「そう言うしかない」ということです。すでに安全基準すら不明・曖昧であり、実測値をきちんと図っているかもわからない。それが正しく報道されているのかも、わからない。「忖度」は、財界も自治体(都道府県)もアカデミズムも、お上のマネーを得るために、それぞれが自分で進んでしているのが今の日本なのです。
 不道徳の極み。もう、こんな日本を、止めさせるしかない。それには、どうすればいいのか?その決意が、世界の管理者から出ているのかもしれません。そのときには、日本の明治維新以後の統治体の、根本から全部をやり直す。
こう決意するなら、あの、ヒロヒト・ファイルを公開すればいい。裕仁の出生の秘密、さらに満州事変の背景、ヒロシマ・ナガサキの真実、そして、ブレトンウッズでのヒロヒトの役割も明確になる。
これが、もう、大阪G20を経て、解禁になったのではないか。


以下、れいわ新撰組に関する評論ブログです。メモしておきます。
@【参院選】山本太郎、決死の特攻出馬 自らの議席と引き換えに虐げられた者の解放目指す
この男は自分が国会議員の議席を失っても、虐げられた人々を解放する政治を実現させるつもりだ。
〜省略〜
特定枠の2人(木村氏、ふなご氏)が優先的に当選するため、山本太郎が国会議員を続けるには、れいわ新選組から比例区で3人以上を当選させなければならない。それには330〜350万票が必要となる。全国的な組織のない れいわ新選組 が、 それだけのメガ票を獲るのは、至難の業である。「凄まじい勢いで国家の破壊が進んでいる。当事者を国会に送り込むのは喫緊の課題」。山本は常に力説する。
〜省略〜
山本が比例で当選し、れいわ新選組が5議席を獲得すれば、れいわは法的に政党として認知される。
NHKが嫌がっても日曜討論にれいわを出さざるを得ない。党首討論にも出席できる。
政党助成金が得られ、活動資金も潤う。革命が一歩進むのだ。
だが山本が落選するようなことになれば、虐げられた人々は一筋の光を失う。
【田中龍作ジャーナル 2019.7.3.】
A山本太郎氏は比例で出馬、れいわは比例特定枠を使用
〜省略〜
今回、れいわ新選組は、東京選挙区で立候補者を立てつつ、比例区特定枠を使う。そして難病のALSの当事者で全身まひギタリストとして活動する、介護サービス事業の株式会社アース副社長の舩後靖彦氏(61)を1位、脳性まひで重度障害がある、全国公的介護保障要求者組合・書記長などを務める木村英子氏(54)を2位として、山本代表は3位となる。
山本代表は「山本が議員で居続けるためには、2人を上げたうえで自分も票を獲得しないといけない。私が、このような動きをしているのは自分の議席を守るためじゃない。6年前の1議席を獲得できたのは市民のお力。同じように勝ち取る1議席で良いのか? 納得できない。より議席を獲得できる市民の力を示す必要があると思う」と訴えた。


まだまだ序の口。主戦場は次の衆議院の総選挙でしょう。心ある代議士、立候補志願者は、このれいわ新撰組の結果をじっくり見ています。時代のうねりを感じながら。





********** 引用ここまで **********


結局、安保と貿易で飯を喰ってきた世界拡張主義型米諜報・金融戦争屋民主党勢力とそれに従属することでおこぼれを頂戴してきた日・韓・北朝鮮等〈これには他地域のそれら、例えば中東におけるイスラエル・サウジ+α vs 他アラブ諸国〉の戦争屋勢力(その代償は関連国家群の天文学的返済不能な負債の積み上げや市井の一般市民への金銭的・肉体的・精神的重圧や環境破壊等) vs トランプを核とする国家民族回帰主義勢力の既得権益層同士の利権争いであり、それらは国家間の利害相剋などではないでしょう。


Qだなんだかんだ言っても、大多数にとっては国家・民族回帰主義のほうがまだましであろうと考えられるだけであって、それが今後の世界主導権を握った所で金融の最後の借り手である世界各国国家群の負債や格差が是正できる道理などもなく、環境や他の社会問題なども同様なのではないでしょうか。


弱者はいつもおいてけぼりであり、あんまりそれを軽んじ過ぎると、最終的にはそれが全ての崩壊を導くことを彼等は知らないんじゃないか。




http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/760.html
記事 [政治・選挙・NHK262] 税収最高の60兆円超 18年度、バブル期上回る  : 安倍政権の成果が 凄い  この流れを止めないこと
             税収最高の60兆円超 18年度、バブル期上回る : 安倍政権の成果が凄い  
   
     
     
[私のコメント]  
   
    
   
■ 税収最高の60兆円超 18年度、バブル期上回る : 安倍政権の成果が凄い この流れを止めないこと
  
   
>国の2018年度の税収が60兆円超になることが26日、分かった。
バブル期の1990年度(60.1兆円)を超えるのは確実で過去最高となる。


このように、安倍政権による経済成果が凄いことになっています。
2014年の消費増税分を除いても、民主党政権時より税収が大きく増加しているのです。
  
・税収
安倍政権(2018年)  約55兆円 (本記事による・消費増税分除く)
安倍政権(2017年)  52.5兆円 (消費増税分除く)
民主党政権(2012年) 43.9兆円
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/a03.htm
  
  
  
■ 税収増加の大きな要因は所得税収が増えたこと  安倍政権下で世帯ごとの所得や中小企業の利益が大きく増加
  
  
上記のグラフからもわかる通り、税収増加の大きな要因は所得税収が増えたことであり、安倍政権のもと、世帯所得や中小企業の利益が大きく上昇しています。
  
   
・世帯所得
安倍政権 (平成28年)   560万円
民主党政権(平成24年)   537万円
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa17/dl/03.pdf

・中小偉業の経常利益が過去最高
「•中小企業の経常利益は過去最高水準にあり、景況感も改善傾向。」
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H29/PDF/h29_pdf_mokujityuuGaiyou.pdf
  
  
安倍政権の経済政策により、日本経済は良い方向に進んでいます。
この流れを止めないことが重要です。
  
  
  
[記事本文]
  
  
国の2018年度の税収が60兆円超になることが26日、分かった。バブル期の1990年度(60.1兆円)を超えるのは確実で過去最高となる。18年度は世界経済が好調で株式の配当収入などが増え、所得税が伸びた。

財務省は18年12月に閣議決定した第2次補正予算案で18年度の税収を59.9兆円と見込んでいたが、数千億円上振れする見通しだ。所得税は4千億円ほど上振れる。

法人税収は伸び悩んだ。サービスな…

(無料記事はここまで)
  
  
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46582770W9A620C1MM0000/



http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/761.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 思考停止の安倍信者たちも、ついに覚醒するか。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2019/07/blog-post_6.html
7月 06, 2019 日々雑感(My impressions daily)

<梅雨である。どんよりしている。争点まで今一つぴりっとしない参院選である。でも、はっきりしているのは安倍晋三首相、今回勝てば憲政史上、最も長く首相を務める「レジェンド(伝説)」になるということだ。安倍ファンもさぞ熱狂しているに違いない……と演説会場に「安倍フィーバー」を見に行くと、何だかいろいろ、不思議なのであった>(以上「毎日新聞」より引用)


 安倍フィーバーが起きていないという。選挙演説で安倍氏が観衆の前に立ったところで、有権者はどことなく冷えているというのだ。当たり前だろう、選挙後に消費税を10%に引き上げると明言している政権を支持するバカはいないはずだ。

 消費増税をしなければ「財源が、」とか「社会福祉が、」と叫んでいるのは安倍自公政権の政治家と財務省と安倍ヨイショ・マスメディアだけだ。たとえ消費税がなくても「文化的で最低限の生活を営む」ための社会保障はすべての国民に保証されるべきだ。

 かつて消費税のなかった当時、70歳以上の医療費はタダだった。年金掛け金を支払ったことのない高齢者も幾許かの年金を頂戴していた。それが国家というものだ。

 現在の日本政府は「無年金者」に対して年金どころか障碍者年金も支給しない。それが「道理だ」と政府もマスメディアも説明する。その論理でいえば年金掛け金を満額支払った者には最低限の暮らしが保障される程度の年金が支給されてしかるべきではないか。

 これまでも消費増税時に「社会保障の充実の財源」と説明してきた。前回の5%8から%への増税時も安倍氏は早口で説明していたと記憶している。しかしマクロなる制度を導入して支給額を削減した。

 今回は乳幼児の「保育料をタダにする」などと説明している。それなら子弟が保育園に入れた父兄にしか恩恵はない。すべての乳幼児を抱える家庭に恩恵のある制度でなければ「等しく国民に恩恵」があるとはいえない。しかし財務官僚や厚労官僚の利権拡大に躍起になっている官僚たちは決して利権拡大にならない子供手当を手厚くしようとはしない。

 安倍自公政権は大嘘つきだ。連立に参加している公明党からして「福祉と平和」の看板をいつの間にか外して、海外で戦争の出来る自衛隊に変貌させた「解釈改憲」の安倍氏を応援している。支持母体の創価学会員は戦争を望んでいるのだろうか。

 安倍外交は成果どころか失態の山を築いている。肝心な拉致問題や北方領土の解決には1ミリも近づいていない。対中外交も軍拡中国の脅威は何も変わらなくても、習近平氏が「ニコッ」としただけで差し出した手に縋りついて「来年桜の時期においで、歓迎するから」と燥いでいる。バカ丸出しだ。

 来春歓待しなくても、酷暑の夏のオリンピック開会式には来るだろう。高額にして欠陥国立競技場で汗まみれで酸欠になりながら開会式の雛壇に並んで各国首脳から嫌味を言われるが良い。

 すべてがこの体たらくだ。安倍自公政権は金食い虫のわりに成果は何もない。「政治は結果だ」と安倍氏は民主党政権時代を扱き下ろしているが、安倍自公政治の成果は何だ。日本を衰退させただけではないか。国民を貧困化させただけではないか。そして未来の日本を破壊しようとする外国人移民を大量に入れようとしているだけではないか。

 何度も騙されれば、いかに思考停止の安倍信者たちも少しは目が覚めるだろう。明日の天気は変えられないが、明日の政治は変えられる、という。明日の政治を変えなければ間違いなく日本は衰亡する。

 MMT理論を持ち出すまでもなく、経済成長させるための政策をすべて実行すべきだ。日本を衰退させ、ついには滅ぼそうとする安倍自公政権下を倒さなければ日本に明日はない。



http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/762.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 「れいわ新選組」山本太郎代表の政策は、世界支配層の「新機軸」に照らして正しい、東京都選挙区に沖縄創価学会壮年部・野原ヨシマサ候補擁立の戦術は、安倍晋三政権を揺るがす(板垣 英憲)
https://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/7d4cf8e684651f648d2149f7912c748d
2019年07月06日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆〔特別情報1〕
 「山本太郎代表の新党、れいわ新選組が打ち出している政策は、世界支配層『ゴールドマン・ファミリーズ・グループ』が実現を目指している『新機軸』に照らしても正しい。ひとつも間違っていない。物凄いパワーを感じる。あれと同じ政策で野党がまとまれば、野党は完全に勝てるし、それを小沢一郎衆院議員が中心になって前面に押し出せばいいと思うが、野党の腰が引けているのが残念だ」−これは、上皇陛下のごく近くにいる吉備太秦の率直な感想である。今回の参院議員選挙では、東京選挙区から1人、比例区9人計10人が、立候補している。このなかで、台風の目となっているのが、東京都選挙区である。山本太郎代表は比例区に転出して、沖縄創価学会壮年部の野原ヨシマサ候補を擁立して、4選を目指している公明党の山口那津男代表にぶつけて、議席を奪い取る戦術を展開中だ。山口那津男代表が落選すれば、自民・公明両党連立による安倍晋三政権が大きく揺らぎかねないからである。



http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/763.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 創価学会真っ二つ<本澤二郎の「日本の風景」(3366)<池田親衛隊・野原善正VSアベ改憲軍拡・山口那津男>
https://ameblo.jp/honji-789/entry-12490673679.html
2019-07-06 07:16:53 honji-789のブログ

<池田親衛隊・野原善正VSアベ改憲軍拡・山口那津男>

 衆参同時選挙なしに安堵した、ナツオの公明党に大敵が現れた。昨日の午後、山本太郎支援者が何度も電話をくれたようだが、当方は身内の健康診断で早朝から自宅を飛び出していた。彼は電話口で「東京から野原が出る」と早口で繰り返した。数日前に書いた野原のことを、すっかり忘れていたので、当初は何のことかわからなかった。野原とは、沖縄の玉城知事を誕生させた立役者の一人ではないか。沖縄を代表する池田親衛隊の代表が、東京の代表となってアベ腰ぎんちゃくのナツオと激突するというのだ。これはすごい!創価学会が真っ二つに割れた瞬間である。

<護憲平和VS自公の9条改憲>

 池田大作の「公明党は庶民大衆の味方」を信じて、辺野古反対の反自公の玉城を支援した野原が、山本太郎の「れいわ新選組」から出馬することに驚いたばかりである。

 今度は、公明代表のナツオと東京選挙区で激突・対決するという。「おぬしやるなあ」である。

 昔こんなことがあった。平和軍縮派の宇都宮徳馬さんのことである。東京選挙区に自衛隊OBの改憲軍拡派が出馬する動きが表面化すると、これに宇都宮さんは即座に反応した。改憲軍拡派に勝利した。今は当時に比べて、改憲軍拡派の安倍にぶらさがる那津男の公明党である。

 事態はもっと深刻だ。自公が勝利すれば、秋にも国会は9条改憲へと突っ走ることになる。2019年危機がそこまで来ている。これに一番真剣に反応したのが、山本太郎の陣営だったことになる。

 立憲民主党と国民民主党に、かつての社会党のような鋭い主張はない。知られざる弱点を抱えているため、今一つ支持率が上がらない。運よく伸びても、アベ退陣、政権交代へ引きずり込む力はない。何度でもいうが、連合の1%勢力に抱き着かれてしまって、弓矢に鋭さがない。

<山本太郎に軍師・諸葛孔明>

 我ながら舌打ちしてしまった。「れいわ新選組」に軍師がいたのである。

 山本の背後に軍師・諸葛孔明がいる。彼は、安倍とナツオに乾坤一擲の勝負を挑んでいるのである。

 標的を、3分の2議席確保の中核である公明党に絞ったのだ。一見殊勝な姿勢を見せている同党だが、軍師孔明は、ナツオとショウコウが牛耳る創価学会公明党の信濃町のある東京で、世紀の決戦を挑んだのだ。

 中国の古典を熟読した人物がいたのだ。三国志演義を地で行くようなあっぱれ、見事な作戦である。その渦に山本太郎と野原善正を巻き込んだのだ。

 西郷隆盛のような風貌をした野原の声は、高く優しい。ショウコウのようなドスのきいたやくざ声ではない。「キツネや狸の化けの皮をはがせる人物」であろう。

 ナツオとショウコウにとって、というよりも、9条改憲が目の前にぶら下がっていると認識している安倍晋三にも、最大の危機なのである。

<池田臥して沖縄の野原を走らす>

 野原の恩師・護憲平和の池田大作は、信濃町で臥したままである。声を上げることもできないが、池田親衛隊には、その思いがびりびりと伝わってきている。

 公明党と創価学会の池田裏切り者退治を求めてきている。

 「木更津レイプ殺人事件」の被害者のK・T子さんは、無念にも2014年4月28日に、デーサービス経営のやくざ浜名に殺害されて、いまだに地獄から浜名逮捕を叫んでいるが、同時に池田親衛隊の決起と声援も続けている。

 「安倍の戦争法である特定秘密保護法を強行した太田ショウコウは裏切り者だ。池田先生は決して許さないッ」と叫んでいたが、太田を背後で支えてきたのは、ナツオの公明党と原田と谷川の創価学会であった。

 K・T子さんの叫びは本当だった。池田親衛隊はいま決起して、太田とナツオの公明党に襲い掛かったのだ。

 春秋の筆法をもってすれば、池田臥して野原を走らす、であろう。

<野原勝利でアベ3分の2作戦は崩壊!>

 野原とナツオの一戦は、大義のある野原に軍配が上がると、誰もが予想できるだろう。政治には、大義が何よりも重要な要素だからである。

 消費税・年金100万人集会に近い戦いを都内各地で開けるのも、太郎と善正に違いない。そこに多くの都民が、興味本位組も含めて押しかけてくるだろう。

 信濃町での繰り返される演説会に、学会員だけでなく多くの平和を愛する無党派の弱者が結集するはずである。軍師はそこまで読んでいる。ナツオ次第で、アベの改憲軍拡路線は崩壊する。肝心の安倍はステルス戦闘機F35と空母「出雲」で出撃しているが、民衆のヤジを恐れている。

2019年7月6日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)



http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/764.html

記事 [政治・選挙・NHK262] くりぃむ上田「世の中を変えるのは一人ひとりの意識」と+国連で政府のメディアへの圧力を懸念(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/28445645/
2019年 07月 06日

【今年の全英テニスで最も話題になっているのが、米国の15歳の女子選手コリ・ガウフだ。
 彼女は、7歳からテニスを始め、13歳で全米ジュニアに準優勝、14歳で全仏ジュニアに優勝。ジュニアとして将来期待されている選手ではあったのだが。シニアとしての実績はほとんどないため、ランキングも300位台。今回の全英も主催者推薦で参加した予選を勝ち抜いての出場だった。(・・)
 史上最年少での予選突破でもそれなりに話題になっていたのだが。<一時、10代半ばの選手が結構活躍していて。カプリアティは15歳で全英ベスト4になったりもしたのだけど。早期英才教育の問題も指摘されるなど、色々あったのよね。^^;>
 1回戦であのヴィーナス・ウィリアムズに6-4、6-4で勝ったことから、大注目されることに。<39歳のヴィーナスは、コリが生まれる前に、既に全英を含めGSに4回優勝していた。(・o・)>
 ガウフは2回戦で139位のリバリコヴァ(スロヴァキア)にもストレート勝ち。昨日の3回戦では、60位のエルコグ(スロベニア)にマッチポイントを握られながらも、そこからキョーイ(驚異&脅威)の根性と粘りを見せて3-6, 7-6 (9-7), 7-5と逆転で勝利。女子としてはかなり長い2時間47分の熱戦を制して、ベスト16進出を果たした。(@@)
  
<錦織が「自分よりサーブが速いかも。スゴイ選手」と言っていたので、どんなに超人的な選手なのかと思ってたのだが。昨日はもう3試合めで疲れていたせいか、サーブもそこまで速くなかったし。キャ〜ッて感動するほどのスーパープレイもなかったかな。ただ、よく動くし、バックの振りは鋭いものがあって、のびしろがスゴそ〜。何よりも、追い詰められてもうダメかというところから、決してあきらめず。がっかりしても表情に出さず、何度も自分を取り戻して、最後は28歳の相手選手を根負けさせた精神力はスゴイものがあると思う。(^^♪>
 全米でも彼女に注目集まると思うので、大坂なおみちゃんのプレッシャーが少し楽になっていいかも知れない。(・・)】

* * * * *

 先週、このブログでも取り上げたのだが。『上田晋也のサタデージャーナル』(TBS系、土曜朝5時30分〜6時15分)が、6月29日で最終回を迎えた。(-"-)

 先週も書いたけど、上田氏は、ふつ〜の国民目線で「おかしい」ことは「おかしい」と言って、疑問や批判を呈したり、今の政治のあり方についてかなり積極的に問題提起をしたりしていたし。若い人にもわかりやすいように番組が作られていて。もっといい時間帯に移動して、ずっと続けて欲しいと思っていただけに、番組が終わってしまうのは、本当に残念だ。(ノ_-。)

 最終回のテーマは「なぜ忖度は止まらない?」。これまで扱って来たモリカケ問題なども含め、「忖度政治」の実態を改めて検証した。

 上田氏は、番組の最後に行なった挨拶の中で、「世界がいい方向に向かっているとは思えない」「当たり前のことを言いづらい世の中になりつつあるのではないかと危惧する部分もある」と主張。

「私は政治、そして世の中を変えるのは政治家だとは思っていません。政治、世の中を変えるのは、我々一人一人の意識だと思っています」と言い切った。(**)<と〜っても同感!>

<今週からは、『まるっと!サタデー』がスタート。MCのひとり、田村真子アナウンサー(23)。自民党の田村憲久衆議院議員の娘。議員の娘が報道番組やっちゃいけないってわけじゃないけど。ただ、安倍自民のメディア支配や改憲運動が問題にされている時だけに、ど〜しても気になっちゃうよね〜。_(。。)_>
 
 上田晋也氏には、是非、また別の形で、若者も見たくなるようなわかりやすい報道番組をやって欲しいと願っている。(・・)

<何なら同じ事務所のマツコDをコメンテーターに呼んだりもして。・・・有田は、もうフジでDNN(Datsuryoku News Networkだっけ?)をやってるからね。^^;>

思わず、じ〜んと来て「その通り!」と叫びたくなった上田氏のメッセージ全文は次の通り。

『今日が最終回ということになりました。

世の中の様々なことについて、世の中の皆様にほんの少しでも問題提起ができればいいなという思いで、毎週お送りしてきました。

あくまで私個人の考えになりますけれども、今、世界が良い方向に向かっているとは残念ながら私には思えません。

よりよい世の中にするために、今まで以上に一人一人が問題意識を持ち、考え、そして行動にうつす。これが非常に重要な時代ではないかなぁと思います。

そして、今後生まれてくる子どもたちに、『いい時代に生まれてきたね』と言える世の中をつくる使命があると思っています。

私はこの番組において、いつもごくごく当たり前のことを言ってきたつもりです。

しかしながら、一方では、その当たり前のことを言いづらい世になりつつあるのではないかなと危惧する部分もあります。もしそうであるとするならば、それは健全な世の中とは言えないのではないでしょうか。

最後に、また当たり前のことを言わせていただこうと思いますが、私は政治、そして世の中を変えるのは政治家だとは思っていません。

政治、世の中を変えるのは、我々一人一人の意識だと思っています。

みなさま、どうもありがとうございました。(HUFF POST19年6月29日)』

〜 * 〜 * 〜 * ^ * 〜 * 〜 

 ところで、戦後70年以上立って、そろそろ日本の自由&民主主義が成熟してもいいはずなのに・・・。

 しつこく書いてしまうが。安倍二次政権が始まってから、日本の自由&民主主義のレベルが劣化していて。最も重要な人権であり、民主主義の根幹となる「表現の自由」、とりわけ「報道の自由」のレベルがどんどん低下しているのは、本当に大きな問題だと思う。(**)

『国際NGO「国境なき記者団」(本部・パリ)は18日、2019年の「報道の自由度ランキング」を発表した。調査対象の180カ国・地域のうち、日本は前年と同じ67位だった。「記者団」は日本では「メディアの多様性が尊重」されているものの、沖縄の米軍基地など「非愛国的な話題」を取材するジャーナリストがSNSで攻撃を受けている、と指摘した。(朝日新聞19年4月18日)』

<日本は30〜40位台だったのが、09、10年に17、11位と上昇。(民主党政権の頃だよね。)しかし、安倍二次政権が始まってから13年に53位に急落。以降、ずるずると低下をして、ここ4年は72、72、67,67位。主要7カ国(G7) のなかで最下位だ。(-"-)>

 実は先週も、国連人権理事会で、日本のメディアの独立性に懸念を示す報告書が提出されたばかり。

 そこには「日本では政府当局者が記者に直接・間接的な圧力をかけたという報告があった」「政府を批判する報道や調査報道が萎縮してしまっている」「メディアの独立性に関して、改善に向けた進展は見られない」などと記されているという。(~_~;)

『“日本メディア 独立性に懸念" 国連特別報告者

世界の表現の自由の状況を監視する国連の特別報告者が、スイスで開かれている国連人権理事会で、日本のメディアの独立性に懸念を示す報告書を提出しました。これに対して日本政府は「表現の自由は憲法で最大限に保障されている」と反論しました。

国連の特別報告者でアメリカ・カリフォルニア大学教授のデービッド・ケイ氏は26日、スイスのジュネーブで開かれている国連人権理事会に出席し、日本のメディアの独立性に懸念を示す報告書を提出しました。

報告書の中でケイ氏は、日本では政府当局者が記者に直接・間接的な圧力をかけたという報告があったとしたうえで、特定秘密保護法などの影響で、政府を批判する報道や調査報道が萎縮してしまっていると指摘しています。

ケイ氏は2年前にも日本政府に対し、法律を改正するなどしてメディアの独立性を強化するよう勧告する報告書を国連人権理事会に提出していますが、「改善に向けた進展は見られない」と指摘しています。

これに対し、理事会に出席した在ジュネーブ国際機関日本政府代表部の岡庭健大使は「表現の自由は憲法で最大限に保障されている。日本政府は民主主義や自由といった基本的価値観を守るための取り組みを進めている」と反論しました。

ケイ氏はトルコやイスラエルなどの表現の自由の現状についても報告書をまとめていて、国連人権理事会で合わせて議論されました。(NHK19年6月27日)』

『言論と表現の自由に関する国連の特別報告者デービッド・ケイ氏が、日本のメディアは政府当局者の圧力にさらされ、独立性に懸念が残るとの報告書をまとめた。「政府はどんな場合もジャーナリストへの非難をやめるべきだ」とした。

 ケイ氏は2016年に日本を訪問し、翌年に報告書をまとめて勧告を行った。今回は続報として勧告の履行状況などを報告。政府に対する勧告11項目のうち、放送番組の「政治的公平」などを定めた放送法4条の撤廃、平和的な集会や抗議活動の保護など9項目が履行されていないとした。(朝日新聞19年6月9日)』

『ケイ氏は報告書で、放送法4条の規制で報道機関の独立性が損なわれていると強調したほか、「批判的なジャーナリストへの政府関係者の圧力があるとされている」と指摘。具体例として「政府の記者会見における特定のジャーナリストの質問」に対する政府側の対応を挙げた。具体的な記者名や社名は挙げなかった。(時事通信19年6月5日)』<あら?「新聞記者」のことかな?(・・)>

『菅義偉官房長官は同日の記者会見で、報告書について「極めて遺憾。記述は不正確かつ根拠不明のものを多く含んでおり、受け入れられない」と反論した。(同上)』

 日本の報道の自由、ひいては自由&民主主義を守り、成熟させて行くためにも、まずは安倍官邸が率いる(名ばかりの)自由民主党の政権を倒さなければと強く思うmewなのだった。(@@)

 THANKS



http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/765.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 安倍首相が認めたくない外交上3つの「悪夢」 トランプ大統領にだいぶコケにされている/msnニュース
安倍首相が認めたくない外交上3つの「悪夢」 トランプ大統領にだいぶコケにされている/msnニュース
ダニエル・スナイダー
2019/07/06 08:20
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e5%ae%89%e5%80%8d%e9%a6%96%e7%9b%b8%e3%81%8c%e8%aa%8d%e3%82%81%e3%81%9f%e3%81%8f%e3%81%aa%e3%81%84%e5%a4%96%e4%ba%a4%e4%b8%8a3%e3%81%a4%e3%81%ae%ef%bd%a2%e6%82%aa%e5%a4%a2%ef%bd%a3-%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%97%e5%a4%a7%e7%b5%b1%e9%a0%98%e3%81%ab%e3%81%a0%e3%81%84%e3%81%b6%e3%82%b3%e3%82%b1%e3%81%ab%e3%81%95%e3%82%8c%e3%81%a6%e3%81%84%e3%82%8b/ar-AADURSz?ocid=iehp

7月4日に公示され、21日投開票される参議院選挙。今回、安倍晋三首相の訴えの中心にあるのは、選挙のマニフェストが示すように「グローバルな課題の解決に向けて世界をリードする」という主張だろう。だが残念ながら、この主張は現在のところむなしいものに聞こえる。それどころか、目下安倍首相には外交上3つの「悪夢」に襲われている。

 1つは、先月末開催された20カ国・地域首脳会議(G20サミット)は、意気揚々とした独裁主義的なリーダーたちのための舞台になってしまったことだ。日本政府は、G20の準備に何カ月もかけ、これを日本の、そして安倍首相のリーダーシップを見せつける場として使おうとしていた。デジタル・プライバシーや環境保護、気候変動、自由貿易の防衛といった一連の施策を準備し、自由な国際秩序を守る国、日本をアピールしようとしていた。

突飛な発言に振り回される

 ところがG20は、世界をリードするのは自分だというトランプ大統領の主張と、同大統領によるサウジのムハンマド皇太子からロシアのプーチン大統領、中国の習国家主席までとの親密な友情関係の誇示に圧倒されてしまった。最後の共同声明は、保護主義と闘うという話を一切除き、「自由で公正な貿易」という穏やかな一般的文言に落ち着いた。

 今回のG20は、オーストラリア国立大学のシャイロ・アームストロング教授が言うところの「力による支配に向かう危機」の兆しであることを示し、グローバルなルールに基づく秩序が失われた瞬間として歴史上記憶されることだろう。

 トランプ大統領の相変わらずの奔放な発言にも振り回された。日本政府は、トランプ大統領が来日するほんの2、3日前、日本の貿易不均衡を再び攻撃し、日本が防衛でただ乗りしているという考えを繰り返したとき、黒い雲が向かってきていると感じていた。

 これに対する日本側の反応は静かなものだった。「われわれは、トランプ大統領から突飛な発言を聞くことにはかなり慣れている」と、サミットの企画に関与したある高官は話す。「だから、こちらが“仰天”したということはない。安倍首相は、それが本気で意図したものではなく、貿易交渉でより多くの譲歩を得ようとする一種の策と見ている」。

 とはいうものの、安倍首相はこのことが一般の国民にどう映るかを懸念しており、トランプ大統領が直接日本のマスコミと話をすることを恐れて、トランプ大統領との短い首脳会談への報道陣のアクセスを制限したと伝えられている。

 だが、サミット最後に開かれたトランプ大統領の記者会見までコントロールすることはできなかった。ここで同大統領はそれまでの発言を超えて、マスコミに対し「ここ6カ月の間に」1960年に締結された日本とアメリカとの相互協力および安全保障条約、つまり戦後のパートナーシップの基盤を変えるときだと安倍首相に伝えた旨を述べたのである。

安倍首相の唯一の外交成果に傷がついた

 安倍首相および側近は当初、こうした会話がなされたことを直ちに否定したが、安倍首相はその後、トランプ大統領から私的な会話でこうした話を出たことを明かしている。一方、アメリカ軍事情に詳しいアメリカの複数の消息筋は、「同盟関係を再交渉するというトランプ大統領の呼びかけは初耳だ」と話す。彼らも、トランプ大統領のこうした発言は、「交渉のテーブルで譲歩を得る」ための試みととらえている。実際、これはトランプ大統領が韓国に用いた戦術でもある。

 しかし、”被害”は起きてしまっている。「相互安全保障条約をターゲットにしたトランプ大統領の最新の一斉攻撃は、安倍首相の唯一の外交上の成果といえる、日米間の同盟関係はこれほど強力だったことはないという主張を傷つけるものであり、安倍政権には不安をもたらし、中国や北朝鮮の耳には心地よいものである」と、テンプル大学のジェフ・キングストン教授は述べている。

 「安倍首相は、憲法第9条の改正への望みを今度の参議院選挙の焦点にしたが、これは、日本がアメリカの指令下で戦争をしなければいけないという意味ではないことを有権者に説得しなければならない」 

 2つ目の悪夢は、トランプ大統領がG20直後、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と南北軍事境界線上板門店(パンムンジョン)で事実上3度目といっていい首脳会談を行ったことだろう。アメリカ大統領が国境を越えて、北朝鮮を数歩歩いたという「映像効果」に加えて、今回の会談の表面上の成果は、2月にベトナム・ハノイでの2度目の首脳会談の決裂後中断していた、公式レベルでの話し合いを再開することになったことだろう。

 前回の首脳会談は、アメリカと北朝鮮の非核化に対する理解にギャップがあることが表面化したことで決裂した。北朝鮮は、すべての主要な制裁の解除を求めた一方、非核化プロセスの初期段階においてどの施設を閉鎖する準備ができているかを具体的に述べることを拒否したのである。話し合いの再開は、北朝鮮が交渉のテーブルにより多くのものを持ち出す意図があることを示しているかもしれない。

 もっともこれは、従来の計画よりはるかに後退した核開発凍結案に合意することを、スティーブン・ビーガン北朝鮮担当特別代表と同様にトランプ大統領が明確に示したことも反映している。ニューヨーク・タイムズ紙が報道したように、これは将来の核開発には上限を設けるものの、北朝鮮を核保有国として受け入れることを意味するだろう。こうした考えは新しいものではない。日本の高官も2017年夏以降、こうした“悪い取引”が行われることを懸念していた。

 アメリカの高官はこの報道を否定したが、より正確に言えば、彼らはこうした取引が行われたことについての認識、および支持していることを否定しているのである。「(ニューヨーク・タイムズが書いたような)計画は、それに似たものですら聞いたことはない」と北朝鮮との会談に直接関与してきた関係者は話す。「(国家安全保障会議アジア上級部長)マット・ポッティンガーも聞いたことがないことを知っている」。

凍結案をほのめかした可能性も

 実際、ジョン・ボルトン国家安全保障問題担当補佐官と、ポッティンガー氏は、板門店の会談からは外されており、奇妙なタイミングであるがモンゴルに派遣されていたのである。北朝鮮対応は、今ではマイク・ポンぺオ国務長官と、ビーガン特別代表の手の内にある。

 日本政府は、トランプ大統領が金委員長と抱き合ったことを儀礼的に支持し、(証拠もなしに)再び拉致被害者の問題が議題にあがり、核武装した北朝鮮が日本を狙ったミサイルを保有したままにしないようにするという日本の要求も伝えられた、と主張したのである。   

 しかし、ソウルに住むベテランジャーナリストは、まだ確認されたものではないとしつつも、「トランプ大統領は板門店南側にある韓国側の施設『自由の家』での金委員長との私的な会話で、アメリカは北朝鮮がすべての核兵器とミサイル、およびそれらを製造する手段を実際に放棄することまでは主張しないということをほのめかしたかもしれない」としている。

 安倍首相にとって3つ目の悪夢は、来るアメリカとの2国間貿易協議になりそうだ。中国との交渉が崖っぷちから離れたことで、アメリカ通商代表部(USTR)のロバート・ライトハイザー氏率いるアメリカの交渉担当者は、日本に焦点を当てることができるだろう。そして、トランプ大統領が、日本のアメリカへの自動車の輸出を制限する合意を強く進めたいと考えていることは明らかである。

 「日本とは交渉している。なぜなら日本は何百万台という自動車を輸出し、われわれは小麦を輸出しているのだから」とトランプ大統領はG20で報道陣に述べた。「これではうまくはいかない」 。

安倍首相ほど軽んじられたリーダーはいない

 「ライトハイザー代表とトランプ大統領が一方的な要求をするのを聞くのに少しうんざりしている」と、日本側の関係者は明かす。「こちらは確固たる姿勢で対応し、最終的には『最後の一線』を守りたい」。

 日本の自動車の輸出を規制する合意は、中米貿易戦争の影響をすでに感じ、秋には消費税が上がる日本経済にとっては最悪なものになりかねない。しかし、当面、安倍首相はアメリカとの親密で友好的な同盟関係のイメージを保持しておく必要がある。 

 「外交は、いつも計画どおりにいくとはかぎらないものであり、とくに台風のようなトランプが関わっている場合はそうだ」と、テンプル大学のキングストン教授はコメントしている。「トランプ大統領と関係して面目を失ったり、消え去ったりした人は多数いるが、安倍首相ほどはっきりと恥をかかされたり、軽んじられた世界のリーダーはほかにはいない」。

 「安倍首相はこれが悪夢であることをわかっている」と、日本のベテラン政治ジャーナリストは話す。「しかし、安倍首相はそれが普通であるかのようにみせるためであれば何でもするだろう。悪夢であることを認めることは、トランプ政権に対する外交がみじめに失敗したことを認めることになるのだから」。


http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/766.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 「れいわ新選組」の本気の戦いが始まった……長いものに巻かれることを拒否した人たち(稗史(はいし)倭人伝)
「れいわ新選組」の本気の戦いが始まった……長いものに巻かれることを拒否した人たち
http://yamame30.blog103.fc2.com/blog-entry-540.html
2019/07/06(土) 09:29:56 【稗史(はいし)倭人伝】


山本太郎の「れいわ新選組」の候補者が出そろった。
いずれも政治、というより、政界の外側にいる人たちである。
彼らには共通するものがある。

長いものに巻かれることを拒否した人たちである。
みずから戦ってきた歴史を持っている人たちである。
いや今現在も、戦い続けている人たちと言った方がいいだろう。

山本太郎  44歳
蓮池透    64歳 元拉致被害者家族会副代表、元東京電力歩氏
木村えいこ 54歳 全都在宅障害者の保障を考える会代表、全国公的介護保障要求者組合書 (特定枠)
安冨 歩   56歳  東京大学教授
三井義文  62歳  元コンビニ加盟店ユニオン副執行委員長、元三井住友銀行行員
野原善正  59歳 沖縄創価学会壮年部 (選挙区・東京)
辻村ちひろ 51歳  環境保護団体職員
大西つねき 55歳  IT企業社長
船後靖彦  61歳 元日本ALS協会千葉県支部運営委員、介護サービス会社副社長 (特定枠)
渡辺照子  60歳 元派遣社員

一騎当千と言おうか、多士済々と言おうか。
何とも楽しみな顔ぶれである。
こうなると、一人でも落とすのはもったいない。

比例特定枠の重度障害者のお二人。
二人はバリヤーの仲に閉じこめられることを拒否してきた。
これは是非当選させたい。
ほぼ全身不随と言ってもいいこの二人が国会に行く。
国会はてんやわんやの騒ぎになる。
まず全ての階段・段差等のバリヤーの撤去改修が必要になる。
そして本会議場も当然改修が必要だろう。
座席も大変なことになる。
本会議場にこの二人が出席すれば、その映像は世界中に流れるだろう。
日本の障害者に対する姿勢が一挙に世界仲の注目を浴び尊敬・賞賛の的になる。
委員会でもこの二人を前にしては今までのようなふざけた質疑応答は出来なくなる。
この二人は、そこに存在するだけで、とてつもない意味を持つ。
一人ではなく二人となれば、その衝撃度は計り知れない。

セブンイレブンという巨大組織に戦いを挑んでいる三井義文さん。
セブンイレブンも国会議員相手の喧嘩はさぞやりにくかろう。
そして安冨歩さん。
女性装という聞き慣れない言葉で自分を表現している。
多分既存の言葉や定義では自分を規定することが出来なかったのだろう。
ここにも自分の存在・生き方を他人に決められることを拒否する人がいる。

唯一人、選挙区候補となった野原善正さん。
東京選挙区からの立候補である。
落選は覚悟のうえだろう。
玉城デニーの沖縄県知事選で創価学会の旗を振ってデニーさんを応援したという。
デニーさんには創価学会から25パーセント〜40パーセントの票が流れたとも言われている。
野原さんの行動が、その人たちに一歩前に踏み出す切っ掛けを与え、背中を押す力の一つとなったものと思われる。
ところで東京選挙区からは公明党代表の山口那津男が立っている。
前回選挙での山口の得票数は797,811票。
ここから、25パーセント引っ剥がしてやれば、598000票余り。
これが30パーセントになると、558000票。
落選も夢ではない。
ここにも、創価学会・公明党という怪物のような組織に縛られることを拒否して自分の信念に従って生きている人がいる。

蓮池透さんも捨てがたい。
何と言っても、喧嘩の相手がすばらしい。
東電・原発と拉致詐欺師・安倍晋三である。
是非とも国会に送りたい人材である。

他の人たちも、一人一人がそれぞれの強大な敵と本気で戦っている経験豊かな大人である。
山本太郎が言っていた「本気の大人」という言葉にふさわしい候補者である。

候補者全員の当選を願ってやまない。




























http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/767.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 党首討論総括…地上波より「ニコ生」の安倍びいきが露骨! 司会の夏野剛・ドワンゴ社長が野党の批判封じ込め(リテラ)
党首討論総括…地上波より「ニコ生」の安倍びいきが露骨! 司会の夏野剛・ドワンゴ社長が野党の批判封じ込め
https://lite-ra.com/2019/07/post-4820.html
2019.07.06 夏野剛ドワンゴ社長の安倍びいきが酷い リテラ

    
    ニコニコ生放送より
 

 昨日、公示日を迎えて選挙遊説がスタートした参院選。それに合わせ、ネット、日本記者クラブ、民放テレビ局で党首討論がおこなわれたが、そこで安倍首相が醜態を晒しつづけた。

 たとえば、4日に放送された『news zero』(日本テレビ)の党首討論は年金問題にテーマを絞っておこなわれたが、6月初旬に公表される見通しだった「財政検証」について、有働由美子キャスターから「せっかくだったら(参院選前に)出していただいたほうがよかった」と話を振られると、「(検証結果が)悪くなることが決まっているわけではない」と豪語。またも都合のいい数字を一方的に並べ立てた。

 なかでも酷かったのが、自民党が参院選の演説用資料として所属国会議員に配布している“野党&メディア攻撃まとめ”トンデモ冊子問題が取り上げられた『news23』(TBS)で、「見ていない」「知らない」と言い放った挙げ句、話を野党批判にすり替えて必死に攻撃するという幼稚極まりない態度を露わに(詳しくは既報参照→https://lite-ra.com/2019/07/post-4816.html)。

 日本記者クラブの党首討論会では、質問に挙手で回答するコーナーで、選択的夫婦別姓や性的マイノリティの権利保障を認めるかどうかの回答を求められ、安倍首相は手を挙げず。安倍自民党には女性や性的マイノリティの基本的人権を守る気がないということが見事に視覚化されたが、挙手での回答という最初から提示されていた質問方法に「印象操作だ」「意図を感じる」などと難癖をつける始末。

 ……とまあ、このように、一貫して自分の主張をがなり立てるだけで、国民の不安や疑問、野党から出される対案にまったく向き合わない安倍首相の姿勢を浮き彫りにした党首討論だったのだが、一方、もうひとつの問題はメディア側の姿勢だろう。

 前述した『news23』は、どこも直接、安倍自民党にその姿勢をただしてこなかったトンデモ冊子問題を取り上げたことはもちろん、小川彩佳キャスターが発言の時間制限を守らない安倍首相に「ルールは守ってください」とビシッと発言するなど、忖度しない毅然さが見て取れた。他方、小川キャスターの古巣・『報道ステーション』(テレビ朝日)は、富川悠太・徳永有美キャスターの及び腰が気になったものの、コメンテーターの後藤謙次氏は外交問題で安倍首相に鋭く肉薄。御用メディア・日テレの『news zero』も、有働キャスターをはじめ安倍首相の顔色を伺うような場面もあったが、年金問題にテーマを絞り、「財政検証」隠しに切り込んだことは評価できるだろう。

 さらに、日本記者クラブの党首討論会では、やはり御用ジャーナリストのひとりである読売新聞の橋本五郎氏までもが「野党からの予算委員会の要求を断るとか、2000万円報告書を受け取らないなんて、子どものやることじゃないですか」と安倍首相を直接追及する場面もあった。

 政権を担う与党の総裁であり総理大臣なのだから、選挙を前に政策やその政治姿勢を厳しく問われるのは、ごくごく当たり前のこと。むしろ、メディアによる忖度が当たり前になりすぎてちょっとツッコんだだけですごいことのように感じる現状がおかしいのであって、これらの党首討論におけるメディアの姿勢は食い足りないくらいだ。

 だが、こうして参院選を前におこなわれた党首討論を総合的に振り返ると、もっとも醜かったのは、6月30日にドワンゴとヤフーが主催した「ネット党首討論」だろう。

 そして、何が酷かったかといえば、司会を務めたドワンゴ社長で慶應義塾大学大学院特別招聘教授である夏野剛氏による、気持ち悪いまでの“安倍首相びいき”だ。

■野党党首の主張を無視し「経済は足元好調」と安倍首相のデタラメ発言を擁護した夏野剛

 たとえば、この「ネット党首討論」ではまず最初に経済問題がテーマとして設定されたのだが、安倍首相は「内需は堅調」と強調し、「高校・大学を卒業したみなさんの就職率は過去最高」だの「有効求人倍率が史上初めて1倍を超えた」だの「現役世代の収入は実質でも名目でもプラス」だのと主張した。

 まったく何回同じことを繰り返すのだろう。本サイトでもさんざん書いてきたが、これらのデータ・数字にはカラクリがある。新卒者の就職率上昇も有効求人倍率1倍超えも、団塊世代の一斉退職や少子化といった要因があるし、安倍首相が「実質でも名目でもプラス」と言い張る「総雇用者所得」は、1人当たりの賃金に雇用者数をかけたもの=全労働者に支払われた賃金の総額で、これが伸びているのは高齢者や非正規の女性労働者、学生の就業者が増えたため。つまり、年金では生活できない高齢者や、家計が苦しく働きに出る女性、生活苦の学生たちのアルバイトなど低賃金で働く人が増えているにすぎず、事実、生活実感に近い実質賃金は4カ月連続で前年同月を下回っている。

 このように、安倍首相の主張はデタラメもいいところなのだが、一方、野党は内閣府の景気動向指数が2カ月連続で「悪化」となるなど国内経済は悪い状態で消費増税などもってのほかだと反論。しかし、議論をこうした経済から次のテーマに移す際、司会の夏野氏はこんなことを言い出したのだ。

「申し訳ないんですけども、時間がなくなってきましたので、この経済の問題はですね、じつは日本、足元は好調であるものの、長期的にみるとまだまだ不安がたくさんあるということを、きょうの討論でもみなさんにご指摘いただいていると思います。ぜひ視聴者のみなさんも関心をもって経済のことを考えていただけたらと思います」

 つまり、「堅調」「悪化」と主張が分かれていたのに、安倍首相はじめ与党の主張だけを掬い取って「日本経済の足元は好調」などと司会がまとめてしまったのだ。

■改憲問題で枝野代表の訂正指摘を「ヤジ」よばわりした夏野剛

 これだけではない。憲法改正の議論の際には、安倍首相は憲法審査会を持ち出して「立憲民主党や共産党といった一部の野党は議論にすら応じていないというのが事実」と主張し、“議論しない野党”を強調したが、これに立憲民主党の枝野幸男代表は、憲法審査会による憲法改正の賛否を問う国民投票におけるCM規制問題の審議を求めているものの参考人に1回意見を聞いただけで、さらに参考人を呼んで議論しようという提案を拒否しているのは自民党のほうだ、と反論した。

 たしかに、野党側はCM規制問題について、5月9日におこなわれた憲法審査会の前から国民投票法の法案作成にかかわった船田元議員らの参考人招致を求めているが、それはいまだに実現にいたっていない状態にある。だが、安倍首相は「私が聞いているのはまったく違いますね。わたしたちはむしろしっかりとCM規制についても議論したいと考えています」と強弁したのだ。

 さすがに、この安倍首相の発言に、枝野代表は「ええっ。それは嘘の報告を受けていますよ」と声を上げたのだが、安倍首相は「すみません、私が喋っているときには、これはルールで、えー、言わないでもらいたい」と述べ、すかさず夏野氏も枝野代表の発言を制止。たしかに発言権は安倍首相にあり、制止するのはルール上、間違いではないのだが、問題はその言い方だ。

「枝野さんちょっとお願いします。国会と違ってヤジは」

“それは事実ではない”と異議申し立ての発言を、「ヤジ」と呼ぶ──。この夏野氏のアシストに安倍首相も「国会と違いますから、しっかりとルールを守って進めていきたいと思います」などと嬉々として乗っかったのだった。

 いや、さらに驚いたのは、このあとのことだ。安倍首相が現在、熱を入れている野党共闘で統一候補を立てていることへの攻撃をこの日も繰り出したのだが、対する共産党の志位和夫委員長は「わたしたちは安保法制を廃止する。これで一致している」と述べ、こうつづけた。

「私は安倍政権ほど憲法というものをないがしろにしてきた政権はないと思いますよ。安保法制、共謀罪、秘密法。どれもこれもが違憲立法で、数の暴力でやってきた。ですから、安倍さんのもとで、憲法を論ずる資格は安倍さんにはないと。私たちはその一点で反対しています」

■「安倍の憲法ないがしろ」指摘した志位を「個人攻撃やめろ」と封じた夏野剛

 もっともな反論だが、この志位委員長の発言に対し、夏野氏はこう言い放った。

「なるべく個人攻撃はおやめいただきたい」

 ご覧のとおり、別に志位委員長は「安倍首相はバカ」とか「アホの安倍首相」とか言ったわけではない。「違憲立法を数の暴力で通してきた安倍首相に憲法を論ずる資格はない」と、総理大臣たる安倍首相のこれまでのおこないに対して、ごく常識的な見解を述べただけだ。それを夏野氏は「個人攻撃はやめろ」と言うのである。

 まるで安倍首相が乗り移ってたかのような、夏野氏の発言の数々……。この「個人攻撃」発言といい、「ヤジ」発言といい、これは司会であるはずの夏野氏による独断と偏見に満ち満ちた「レッテル貼り」「印象操作」ではないか。

 しかし、こういう事態になることは、最初からわかっていたことだ。

 そもそも夏野氏は竹中平蔵と同様のバリバリの新自由主義者であり、ことあるごとに安倍政権を応援してきた。実際、加計問題について、ニコニコ生放送の番組で「これはね、僕はねつ造の問題だと思います」「フェイクニュースですよ。朝日新聞のフェイクです」と陰謀論を振りまいたこともあるほどだ。

 また、最近も「年金2000万円報告書」問題について、参院決算委員会で安倍首相を追及した蓮舫議員の記事をリツイートし、〈野党の立場で喜んで攻撃するのはいいが、代替案なければ難癖付けているだけにしか見えない〉と苦言。過去には安倍応援団デマサイトであるアノニマスポストによる野党攻撃の記事のURLを貼り付けた投稿をリツイートしたこともある。

 しかも、じつは今回の「ネット党首討論」の直前には、夏野氏は自民党関係者と酒席をともにしていた。

■箕輪厚介がアップした〈権力者飲み〉写真に夏野社長と自民党の元ネトサポトップ

 というのも、幻冬舎の編集者で、夏野氏と一緒に『AbemaPrime』(AbemaTV)の月曜コメンテーターを務めている箕輪厚介氏が、「ネット党首討論」の約2週間前の6月14日、Twitterに〈権力者飲み!!権力こそ自由!〉と、反吐が出るような投稿をおこなったのだが、このとき箕輪氏は一枚の写真をアップ。その写真には、箕輪氏や藤田晋・AbemaTV社長、夏野氏らと並んで、自民党の平将明・元内閣府副大臣がにこやかに写っていたのだ。

 平議員といえば、J-NSC(通称ネトサポ)を率いる自民党ネットメディア局長を務めていた際には、自民党のネット番組でネトウヨさながらに野党への罵倒を繰り出し、2017年におこなわれた衆院予算委員会のライブ配信では「(野党の質問に答えることは)与党の野党に対するおもてなしなんですよ。オ・モ・テ・ナ・シ!」「料金タダ!スマイル0円!なんてやってると、受け取るほうは当たり前で権利だと思い始める。権利じゃないんです。配慮なんです」などと暴論を主張したこともあるような人物だ。

 ちなみに、今回と同じように2013年にニコニコ生放送でおこなわれた党首討論では、当時のネットメディア局長である平井卓也・現IT担当相が、福島瑞穂議員の発言中に「黙れ、ばばあ!」、安倍首相の発言に「あべぴょん、がんばれ」などと書き込んでいたことが発覚する“事件”も起こっている。自民党にとってニコニコでの党首討論は、安倍首相の賛美と野党ディスを展開できる、絶好の場にされているということだ。

 にもかかわらず、「ネット党首討論」を目前に控えたなかで、党首討論を主催するドワンゴの社長であり司会の夏野氏は、ネトウヨ集団であるネトサポのトップとしてネット対策をこのあいだまで取り仕切ってきた自民党の議員と、仲良く「権力者飲み」していたのである。

 ようするに、党首討論の直前に特定政党の要人と会食する司会者に「公平さ」などあるわけがなく、夏野氏が安倍首相をアシストして野党を貶める発言を連発したのも、当たり前の話だと言えるだろう。

 だが、問題なのは、そんな偏った主催のもとで党首討論がおこなわれていることのほうだ。

 もともと、安倍首相にとってニコニコ動画は、自分の支持者が多く集う“ホーム”だと考えているふしがある。実際、「ニコニコ超会議」にも積極的に参加し、その上、「令和」発表後に開いた総理大臣会見でも、質疑応答ではトップバッターでニコニコ動画の記者が指名され、ニコニコの記者は“元号選定で「令和」時代を担う若い世代などのことをどう考えたか”と質問。すると、その回答で安倍首相はこんな発言をおこなっていた。

「ニコニコ動画も既存メディアの発想にとらわれることなく、若者たちならではの柔軟さで多様な番組を生み出して、リアルタイムで個人がコメントを発信できる、新しいメディアの姿をかたちづくられたと、こう思っています」

 ドワンゴの不振が伝えられているように、どちらかといえば“オワコン”化が著しいニコニコをわざわざ取り上げて持ちあげる……。さらに、安倍応援団の夏野氏が代表取締役社長となったことで、ニコニコ自体が完全な“安倍応援団メディア”になってしまうのではないか。今回の党首討論での司会ぶりを見て、その危惧の念はさらに高まったと言えるだろう。

(編集部)



【全編動画】参院選を前に論戦 「ネット党首討論」(2019年6月30日)

THE PAGE(ザ・ページ)
2019/06/30 にライブ配信

7月4日に公示される参院選に向けた「ネット党首討論」(共催:ドワンゴ株式会社・ヤフー株式会社 協力:Twitter Japan 株式会社)が30日午後、都内で行われた。討論のテーマは「経済」と「憲法改正」。

登壇者一覧
自民党 安倍晋三 総裁
立憲民主党 枝野幸男 代表
国民民主党 玉木雄一郎 代表
公明党 山口那津男 代表
日本共産党 志位和夫 委員長
日本維新の会 松井一郎 代表
※社会民主党 又市征治党首は欠席

司会:夏野剛(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特別招聘教授)
進行:馬場典子(フリーアナウンサー)
































http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/768.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 質問制限「独裁政権のよう」=日本政府の報道対応批判−米紙/msnニュース
質問制限「独裁政権のよう」=日本政府の報道対応批判−米紙/msnニュース
時事通信
2019/07/06 11:38
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e8%b3%aa%e5%95%8f%e5%88%b6%e9%99%90%e3%80%8c%e7%8b%ac%e8%a3%81%e6%94%bf%e6%a8%a9%e3%81%ae%e3%82%88%e3%81%86%e3%80%8d%ef%bc%9d%e6%97%a5%e6%9c%ac%e6%94%bf%e5%ba%9c%e3%81%ae%e5%a0%b1%e9%81%93%e5%af%be%e5%bf%9c%e6%89%b9%e5%88%a4%ef%bc%8d%e7%b1%b3%e7%b4%99/ar-AADURwQ?ocid=iehp

【ニューヨーク時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は5日、日本政府が会見で記者の質問を制限したり、記者クラブに加盟していないジャーナリストの出席を拒んだりしているとして、「日本は報道の自由が憲法に記された現代の民主国家だが、時には独裁政権のように振る舞っている」と批判した。

 記事は、菅義偉官房長官が定例会見で質問を繰り返し物議を醸してきた東京新聞の女性記者に、「あなたに答える必要はない」と回答を拒んだことなどを紹介。情報が取得できなくなることを恐れ、多くの記者が当局との対立を避ける中、「日本の報道の自由にとって彼女は庶民の英雄になっている」と指摘した。

 その上で、記者クラブ制度について「地方の警察署から首相官邸に至るまで、あらゆる組織に存在する」と説明。「多くの記者の調査意欲をそぎ、国民が政治について知ることを妨げている」などとする識者らの声を伝えた。 

http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/769.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 国民負担を増やすだけの安倍自公政権を倒そう。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2019/07/blog-post_8.html
7月 06, 2019 日々雑感(My impressions daily)

<「令和初の国政選挙」となる第25回参院選が4日、公示され、21日の投開票に向けて、17日間の選挙戦に突入した。国際情勢が激動するなか、安倍晋三首相(自民党総裁)の6年半の政権運営に、有権者はどんな審判を下すのか。枝野幸男代表の立憲民主党や、玉木雄一郎代表の国民民主党は有権者の期待を集められるのか。憲法改正に前向きな「改憲勢力」が、国会発議に必要な3分の2以上の議席を維持できるのか。選挙分析に定評のある選挙プランナー、松田馨氏に選挙戦序盤の情勢分析を依頼したところ、10月の消費税増税や、年金など社会保障への不安が、与党陣営には逆風となっている実態があらわになった>(以上「ZAK ZAK」より引用)


 安倍ヨイショ・産経新聞系の「ZAK ZAK」ですら今回の選挙は安倍自公政権にとって逆風だと感じているようだ。当たり前だろう、選挙後に消費税を10%に上げると公約している政権を支持するバカは早々はいない。

 政権選択ではない参議院選だが、国民の意思を示すことは出来る。亡国への坂道を国民を道連れに転がり落ちる安倍自公政権を支持して来た思考停止安倍信者たちも、ついに覚醒したか。

 安倍友政治家を官邸に集め、グローバル化一筋に日本を破壊して来た竹中一派を官邸の指南役にして推進して来た「お仲間政治」を支持するバカな連中もや目覚めなければ嘘だ。世界GDPが平均して3.3%成長している安倍自公政権6年有余で1%にも満たない成長では、日本は衰退している、というべきだ。

 にほんを衰退させ、国民の富をより多く税として徴収した成果が60兆円超えの税収だ。日本のGDPが大幅に増加して税収も増えたのなら慶賀の到りだが、GDPが大して変わらないで税収が増えれたのなら、国民の取り分が国家に取られたという理屈を理解するのに大した頭脳はいらない。

 消費税が10%になったらこうした傾向はもっと顕著になる。国庫が栄えて国民が滅びる、とは仁徳天皇が逆立ちした状態だ。まさしく安倍自公政権は仁徳天皇の逆立ちだ。

 税収60兆円超えの中身を報道したマスメディアがあっただろうか。かつて1990年当時の60兆円超えの税収の二大柱は所得税と消費税だった。今度の60兆円超えの二大柱は消費税と所得税で、法人税は往時の半分にも満たない。ただ企業の内部留保は過去最大だ。

 そうした税収の内訳と過去との比較をなぜマスメディアは報道しないのだろうか。そして国民は税収60兆円超えで「日本の景気は良くなった」と騙されるのだろうか。

 景気と関係のない税目が消費税だ。景気に関係なく国民は食べなければならない。だから消費水準は一定の線から決して下がらないから、消費に課税する消費税の税収は一定だ。それを安定財源、と称するとは貧困層にとって過酷な説明に過ぎる。

 その消費税を10%にするが、クレジットカードを持っている人たちには5ポイント還元する、という。なぜすべての人の食料費課税を5%に減税する、と分かり易い税制にしないのか。それでは「利権」が生まれないからだ。くれじっカードの利用を5%減税の条件にすれば、どれほど大量の金額がクレジットカード会社に流れ込むか。兆を超える大量の取引が増大すれば、どれほどクレジットカード会社が潤うか。

 一方、商店がクレジットカード会社に支払う手数料が如何ほどに膨れ上がるか、なぜかマスメディアは一向に試算した数字を報道しない。彼らもカード利権のお零れにあずかろうとしているのだろう。だからキャッシュレス社会などといったキャンペーンを繰り広げるのだ。さっそく7payが被害にあったようだが、キャッシュレス社会はカード詐欺やカード被害社会でもある。物事には表と裏の二面性があることを忘れてはならない。

 今回の参議院選で安倍自公政権が大敗しなければ嘘だ。これほど日本を衰退させて政権も珍しいし、これほど戦後日本を破壊した政権は空前絶後だ。安倍自公政権のみならず、政権与党と政権に協力したすべての政治家を日本の政界から追放したい気分だ。

 彼らの罪悪は歴史に深く刻まれて、未来の日本の教科書に載るだろう。これほど日本の平和を破壊し、米国のポンコツ兵器を爆買いしたポチ政権はなかったと。



http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/770.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 自公、改選過半数の勢い 参院選、朝日新聞序盤情勢調査 : 自公で過半数を大きく超え  自公は油断大敵と判断するだろう
   
  
  
[私のコメント]
    
   
  
■ 自公、改選過半数の勢い 参院選  多くの国民が自公政権を支持

   
  
> 21日投開票の参院選について、朝日新聞社は4、5の両日、全国の有権者を対象にした電話による情勢調査を実施した。

> 取材で得た情報を合わせて分析すると、自民、公明の与党は改選議席(124)の半数を大きく上回る勢い。
  
   

上記の通り朝日新聞の調査では、参院選で自民、公明の与党は改選議席(124)の半数を大きく上回る勢いとなっています。
  
自公幹部はこういう報道での気の緩みが一番危険と考え、これまで以上に陣営の引き締めに走るでしょう。
 
安倍政権は、経済(雇用、税収GDP)、外交(日欧EPA、TPP11、G20の成功)などで大きな成果を出しています。
それが多くの真っ当な国民の支持を得ているわけです。
     
   
野党が喚く、「年金2000万円不足」はデマであることが明らかになっています。(下記)
  
  
『老後2000万円の貯蓄が必要だと 野党が騒ぐのは、野党のデマ』
 http://www.asyura2.com/19/senkyo261/msg/785.html
  
  
多くの国民はこの手のデマには騙されないようです。
  
  
   
[記事本文]

 21日投開票の参院選について、朝日新聞社は4、5の両日、全国の有権者を対象にした電話による情勢調査を実施した。取材で得た情報を合わせて分析すると、自民、公明の与党は改選議席(124)の半数を大きく上回る勢い。自民、公明と憲法改正に前向きな日本維新の会などの「改憲勢力」が非改選議席を合わせて、憲法改正の国会発議に必要な3分の2の議席を維持するかは微妙な情勢だ。

 調査時点では、投票行動を明らかにしていない人が選挙区で5割、比例区で4割おり、情勢が変わる可能性もある。  
  
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190705-00000083-asahi-pol



http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/771.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 闇営業の芸人は「寿司友」のジャーナリストより悪いのか。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2019/07/blog-post_70.html
7月 06, 2019 日々雑感(My impressions daily)

<「過去の歴史を見ると、今回の芸人たちの先輩がみんな身ぎれいだったと言い切ることもできないでしょう。島田紳助さんのこともありましたし。そもそも、芸能興行と反社会的勢力は切っても切れない関係にありますから。あの山口組にも、『山口組興行部』という部署がありました。美空ひばりさんだって、その山口組の田岡一雄3代目組長の庇護のもとスーパースターの地位を築いたんです。北島三郎さんが稲川会の新年会に出てNHK紅白の出場を辞退、なんてこともね」

 本誌(「週刊新潮」)が08年に報じた、山口組系の後藤組組長の誕生日を祝うパーティー。ここに小林旭や細川たかしなどが出ていた件も然り、だ。

 歌手と反社会的勢力のこのような関係を、元暴力団幹部で、作家の沖田臥竜氏は次のように語る。

「演歌歌手がパーティーなどに行くのは理由があります。ディナーショーの券をさばいてもらったり、なにかと面倒を見てもらうためです。仲介人がいればそれほど警戒せずに闇営業の現場には来ますよ。そのお礼や顔を立てる意味で出かけるのです。ギャラは、以前は車代として3万円から10万円ほどでした。しかし数年前にオレオレ詐欺が登場してからというもの、ギャラが跳ね上がっている。いま、100万円から300万円が相場です」

 額の多寡は別としても、それで稼いできた芸人も少なくないはずだ。続いて、芸能評論家の三杉武氏の話。

「事務所を通さない営業は吉本に限ったことではなく、ほかの事務所の芸人さんもやっていること。これは事務所と芸人のあいだの契約上の問題ですから、さほど大きな問題ではありません。問題となるのは反社会的勢力との交際に加え、金銭の授受があったことです。コンプライアンスに厳しい時世ですから、吉本としてはテレビ局やスポンサーの手前、処分せざるをえなかったのでしょう」

 この点を、さる芸能事務所の幹部に聞くと、

「闇営業が発覚したとき、宮迫さんが出ている人気番組『アメトーーク!』を抱えるテレビ朝日が吉本興業側にコンプライアンス遵守の徹底を求めました。ですが、清濁の清だけ求めてそれを徹底的にやり出したら、テレビに出られない歌手ばかりになってしまうんじゃないですか。このことは、テレビ局自体が一番よく分かっているはずだと思うんですがね」

 先ほど挙げた歌手たちで、視聴率を稼いできたのではなかったか。

「闇営業」の「闇の奥」には、芸人にしろ歌手にしろ、自分たちの王国で象牙のような富を築いてきた歴史が存在していたのである>(以上「週刊新潮」より引用)


 芸人の闇営業とマスメディア関係者の寿司友と何処が異なるというのだろうか。闇営業自体はプロダクションと芸人の問題だから大したことではない、と新潮の記者も書いている。

 安倍氏の寿司友だけなら交友関係だから大した問題ではない。ただ芸人の闇営業は反社会的な人たちとの関係だからコンプライアンスの面でアウトだというのだ。それならマスメディア関係者が安倍氏の個人的な誘いに乗ってノコノコと寿司屋へ御呼ばれに行くのは問題ないというのだろうか。

 反社会的な人たちの前で芸を披露してギャラを貰ったらケシカランという理屈が良くわからない。確かに親しく交誼を結ぶのは問題だろうが、芸人として呼ばれて芸を披露するのに相手によってケシカランというのはいかがなものだろうか。

 テレビの視聴者に反社会的な人はいないとでもいうのだろうか。それともNHKは反社会的な人から受信料を徴取していないとでもいうのだろうか。その理屈と何処が異なるというのだろうか。

 マスメディア関係者が時の権力者と「寿司友」だとテレビで公言するのと、芸人が反社会的な人たちの前で芸を披露してギャラを貰ったのと比較すれば、芸人の方が健全ではないか。マスメディア関係者の場合は彼の報道の自由を自らが放棄する、という重大な問題だと認識していない点が救い難い。「寿司友」を公言して憚らないマスメディア関係者は即座にマスメディアの業界から退場すべきだろう。

 もちろん反社会的な人たちと交誼を結んで世間を毒すのは芸人の風上にも置けないが、芸人の芸を見たいという会場へ出演依頼されたのなら、観客が誰であれ芸人が芸を見せてギャラを貰うのは当たり前だ。どこにコンプライアンスの問題があるというのだろうか。それなら泥棒からも税を徴収する税務署の方がもっ悪辣ではないのか。

 マスメディアは面白がって宮迫氏たちの問題をネタにして稼いでいるが、自分たちの「寿司友」仲間をなぜ問題にして追及しないのだろうか。それとも仲間内は庇いあうのがマスメディア業界の慣行なのか。

 報道の自由を侵害する恐れのある「寿司友」は業界から追放されるべきだ。テレビで政権用語発言しているコメンテータが生き残り、政権批判をしている番組が打ち切りになる方がどうかしている。国民はもっと事の本質を見抜かなければならない。マスメディアに踊らされるだけの国民であってはならない。



http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/772.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 討論で見える!? 自公の与党内不一致/政界地獄耳(日刊スポーツ)
討論で見える!? 自公の与党内不一致/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201907060000161.html
2019年7月6日9時34分 日刊スポーツ


★参院選に伴い、党首討論なるものが開かれたり、テレビ番組が各党党首を集めて討論を繰り広げるのをみると、自民党に公明党や日本維新の会は同調しないこともあり、独自色を出そうと腐心しているのが分かる。自民党とは違うぞというところを見せたいのは、自民党と同じとは思われたくないとの意味でもあろうが、国会では与党を構成する公明党や野党陣営からは与党と思われている維新にとっては選挙ぐらいは独自の路線を見せたいということか。

★4日、首相・安倍晋三が10月に消費税率を10%に引き上げた後の再増税について「今後10年間ぐらい必要ない」と発言したことを受け公明党代表・山口那津男は「10年後に首相をやっているかどうかは自らも否定していた。責任ある発言として受け止め切れない部分もある」とやんわりながらも否定した。また、自民党本部が6月11日付で各議員事務所に25部ずつ配布した「フェイク情報が蝕(むしば)むニッポン トンデモ野党とメディアの非常識」なる冊子を「ごらんになったことはあるか」と問われると「党本部がいろんな冊子を配っているが、いちいち見ていないので知らない」と発言。「このひどい野党の似顔絵どう思うか」と聞くと首相は「似顔絵なんかどうでもいい、そんなことより中身はまさに当たっているじゃないか」と答えた。総裁が知らないものが出回ってても気にならない自民党総裁としてのガバナンスにも疑問が残るが日本維新の会の代表・松井一郎も「“横綱”の自民党も大人げない」と批判した。

★討論会では、野党の立憲民主党と共産党で政策が違うことの整合性を首相に問われ、たじろぐ場面があった。野党共闘の詰めの甘さを問われたわけだが、同様の問題は自民党と公明党の中にも憲法観を筆頭に顕在する。最後は公明党が譲って収めているだけだ。ただ、与党内不一致の方がことは重大だ。(K)※敬称略











http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/773.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 参院選挙は現在、自民に勢い! 野党伸び悩む! 

https://this.kiji.is/519981425328882785?c=39546741839462401


参院選挙は現在、自民に勢い! 野党伸び悩む!
https://85280384.at.webry.info/201907/article_37.html
2019年07月06日 半歩前へ

 共同通信社は第25回参院選について4、5両日、全国の有権者3万人以上を対象に電話世論調査を実施し、公示直後の序盤情勢を探った。

 取材も加味すると、自民、公明両党は改選124議席の過半数63を超え、改選前の77議席前後に上る勢い。

 安倍政権下での憲法改正に前向きな「改憲勢力」は、国会発議に必要な3分の2以上の議席維持をうかがう。

 野党は立憲民主党が改選9議席からの倍増を視野に入れるものの、全体では伸び悩む。

 投票先を未定とした人は選挙区54・5%、比例代表47・8%。

 今後、情勢が変わる可能性もある。参院選は21日に投開票される。 (以上 共同通信)

********************************

 それにしても、ロボットのように「ものを言わない集団」と化した自民党のどこがいいのか?

 一体、自民党がなにをやってくれた? まじめに考えれば絶対に自民党という選択肢はないはずだ。

 日本人は何時まで政治に無関心なのだろうか。危機感がなさ過ぎる。

 立憲民主党や国民何とか党が議席を減らすのは前々から予想されたことで驚くに当たらない。

 だからこそ、山本太郎が必要なのだ。「れいわ新選組」が必要なのである。

 私たちが応援する「れいわ新選組」は今のところ政治団体で、政党としてはまだカウントされていない。

 5人以上の当選で安倍内閣に風穴を開けてやろう。それが出来るのは山本太郎しかいない。「れいわ新選組」しかない。



















http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/774.html

記事 [政治・選挙・NHK262] なぜ首相は平然と嘘をつくのか? 有権者は眼力が問われる ここがおかしい 小林節が斬る!(日刊ゲンダイ)


なぜ首相は平然と嘘をつくのか? 有権者は眼力が問われる ここがおかしい 小林節が斬る!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/257678
2019/07/06 日刊ゲンダイ

 3日に行われた日本記者クラブ主催の党首討論の報道を見て驚かされた。

 安倍首相は、「(現行の)9条1項(戦争放棄)2項(戦力不保持、交戦権否認)の『制約を受ける』中で自衛隊を明記する」と言い切っている。

 しかし、既に自民党が公式に公開している「たたき台素案」で、同党は、現行の9条の次に9条の二を加え、そこで、「前条の規定(つまり9条1項2項)は、国及び国民の安全を保つため『必要な』自衛の措置をとることを『妨げず』、そのための実力組織として自衛隊を保持する」と明記している。

 ところが、2015年にあの「平和安全法制」と称する「戦争法」を制定した際にも、安倍首相は、この立法によっても、憲法9条の下で政府が確立してきた「専守防衛」の原則(つまり「必要・最小限」の自衛の措置しか認めない政府解釈)は変更されていないと、何回も断言した。

 しかし、今、安倍政権が公式に掲げている9条改憲条文案は、「現行の9条の規定は、新たに『必要』な自衛の措置に拡大することを『妨げず』」と明記している。つまり、自民党の9条改正案は、これまでは9条の故に「必要・最小限」の自衛しか許されなかったが、今後は、その9条の「制約を受けずに」「必要な自衛の措置を自由に行える」と明記しているのである。

 これまでは、この「必要・最小限」の自衛に限るという制約の故に、米国の要請があっても海外派兵はできなかったが、そのことの政策的是非はたびたび議論されてきた。米軍の二軍になって新しい敵を招き消耗することの是非。しかし、専守防衛政策で果たして現下の国際情勢の中で日本の安全は大丈夫なのか?等、さまざまな議論があり、それは真摯に継続されるべきである。

 しかし、それはそれとして、わが国の最高権力者が、自らを縛る憲法の改正を主権者国民に提案するに際して公然と嘘をつくとは、政治道徳も地に落ちたと言わざるを得ない。

 一国の宰相たる者は、主権者国民に対して正直に向かい合ってほしい。今、有権者の眼力が問われている。



小林節 慶応大名誉教授
1949年生まれ。都立新宿高を経て慶大法学部卒。法学博士、弁護士。米ハーバード大法科大学院のロ客員研究員などを経て慶大教授。現在は名誉教授。「朝まで生テレビ!」などに出演。憲法、英米法の論客として知られる。14年の安保関連法制の国会審議の際、衆院憲法調査査会で「集団的自衛権の行使は違憲」と発言し、その後の国民的な反対運動の象徴的存在となる。「白熱講義! 日本国憲法改正」など著書多数。新著は竹田恒泰氏との共著「憲法の真髄」(ベスト新著)





















http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/775.html

記事 [政治・選挙・NHK262] このままでは山本太郎が危ない! 

※毎日新聞 画像クリック拡大



※毎日新聞 画像クリック拡大



※読売新聞


このままでは山本太郎が危ない!
https://85280384.at.webry.info/201907/article_38.html
2019年07月06日 半歩前へ

 共同通信をはじめ朝日、毎日などマスコミ各社の参院選序盤情勢が出そろった。各社で共通しているのは「自公が改選議席の過半数を上回る勢い」だということだ。

 自公に維新を加えた「改憲勢力」は、国会発議に必要な3分の2以上の議席維持をうかがう情勢だ。

 新宿や秋葉原、新橋で山本太郎の街頭演説が人気だと浮かれているヒマはない。都知事選ではない。東京でいくら山本太郎が人気だといってもそれだけでは「れいわ新選組」の議員を増やすことはできない。

 参院選挙は全国規模の国政選挙。全国各地のそれこそ津々浦々から得票しなければ議席獲得にはつながらない。

 大政党は強い。カネと組織がしっかりしているので、動き出したら大変な力を発揮する。自民党、創価学会・公明党・・・。

 対するわれらの「れいわ新選組」はどうか。カネは市民の寄付金。組織はゼロだ。

 これで大組織と闘うには、山本太郎と「れいわ新選組」を本気になって応援しようという人の「やる気」に頼るしかない。

 スマホで「いいね!」をするだけでは、票は増えない。

 選挙資金をカンパしたり、ポスターを張り、チラシを配り、電話をかけて支持者を増やさねば、意味がない。ボランティアが足りない。人の手が欲しい。1時間でも時間があれば「れいわ新選組」を手助けしてほしい。

 山本太郎と「れいわ新選組」の選挙はすべてボランティアが支えている。あなたも仲間になって欲しい。ともに協力してもらいたい。

 安倍政権がまた、圧勝すれば今度こそ最後だ。

 憲法に手が入り、改憲のあかつきには「いつでも緊急事態条項が発動できる」状態となる。

 すると、どうなるかは口が酸っぱくなるほど私がブログ「半歩前へ」で説明した。最悪の場合には市民活動に制限が加えられる。

 マイナンバー制度の導入で権力側はだれがどこにいるかなど様々な情報を把握。

 政権批判はご法度だ。それどころか、自由にものを言うと「ちょっと、署まで同行願いたい」となる可能性がある。恐怖政治が国を覆いつくす。

 統制ある国家を形成するには、国民生活の制限はやむを得ないと制約を加えて来よう。

 そんな国になってもいいのか? その時になって、後悔しても、もう遅い。後の祭りだ。

 そんなことは「あり得ない」と思っているあなた。

 すでに「あり得ない」ことが起きている。

 当用漢字も読めない愚か者が6年半も日本の首相を続けると誰が予想しただろうか。 

 いま、憲法改悪を止めねば、私たちの生活が破壊される。

もう一度、言おう。
 この選挙で「改憲勢力」は、国会発議に必要な3分の2以上の議席維持をうかがう勢い」だ。

 山本太郎は「特定枠」に重度の障害者の木村英子さん、と難病ALS当事者のふなごやすひこさんを登録した。

 この2人の当選後でしか、山本太郎は当選できない。 全国比例区は100万票で当選と言われている。

 「れいわ新選組」が300万票以上獲得できないと、山本太郎は落選する。

 山本太郎はこの選挙に体を張って挑んでいる。

 並の決意ではない。彼は必死だ。本気で安倍政権と闘っている。

 みなさん、太郎のこの思いをくみ取ってもらいたい。

 もう一度、山本太郎を国会に送り込もう。

「れいわ新選組」を国民大衆に知らしめよう。

 そのためにはあなたが動くしかない。

 孫や子のために一度だけ、死ぬ気で山本太郎と「れいわ新選組」に力を貸してもらいたい。

 1人10票集めてもらいたい。 

 そうしないと山本太郎が危ない!



参院選
序盤情勢・毎日新聞総合調査 改憲、3分の2割れも 与党、改選過半数は確保

https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190706/ddm/001/010/159000c
毎日新聞 2019年7月6日 東京朝刊



 毎日新聞は4、5両日、第25回参院選の特別情勢調査を行い、取材情報を加味して序盤情勢を探った。自民党の獲得議席は53以上となる見込みで、公明党の11以上と合わせると、改選124議席の過半数の63を超える見通しだ。一方で、憲法改正に前向きな日本維新の会を加えた「改憲勢力」の獲得議席は、改憲発議の条件である参院定数(245)の「3分の2」(164)議席の維持に必要な、85議席に到達しない可能性がある。【野口武則】

 投票先を決めていないと答えた人は選挙区で約3割で、21日の投開票日までに情勢が変わる可能性がある。

 参院は定数の半数が改選され、今回から1票の格差是正などで定数が6増えた。改選数は3増の124で、選挙後の定数は245。今回は選挙区74、比例代表50の改選数に計370人が立候補している。

 自公は衆院で3分の2を確保し、参院では維新と、改憲に前向きな無所属議員と合わせて3分の2を占める。非改選の改憲勢力議員は79人で、3分の2の維持には85人の当選が必要だ。序盤情勢では、自公維3党は69議席からの上積みを狙う。党勢が好調なら3党で85に達する可能性も残る。

 参院選の勝敗を左右する改選数1の「1人区」は32選挙区あり、うち21選挙区で自民党が優位を保つ。

 立憲民主、国民民主、共産、社民と衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」の野党5党派は、全ての1人区で候補者を一本化し、自民公認候補との事実上の一騎打ちの構図を作った。

 だが、野党や野党系無所属が優勢なのは秋田、山形、長野、愛媛、沖縄の5選挙区にとどまる。岩手、宮城、新潟、三重、滋賀、香川の6選挙区では与野党が接戦を繰り広げている。

 改選数2以上の13の「複数区」では、自民が全選挙区で1議席ずつ確保し、北海道、千葉、東京、広島は2議席目も視野に入れる。自民の党勢は堅調で、安倍晋三首相が目標とする「非改選も含めた与党過半数」の53議席を、自民単独でも獲得できそうだ。公明は複数区で擁立した7人がいずれも議席をうかがう。比例は6〜7議席を確保しそうだ。

 野党勢力は選挙区、比例で計33議席を固めた。立憲は首都圏の4選挙区と愛知、福岡で優勢となり、東京は2議席目獲得の可能性がある。大阪、兵庫では苦戦している。比例は10議席以上が見込めそうだ。

 国民は複数区の愛知、静岡で現職党幹部が議席を維持する可能性がある。比例は2〜3議席にとどまる見通し。共産は東京、埼玉で議席獲得の可能性が高い。

 維新は大阪で2議席目をうかがい、兵庫で議席を得る可能性がある。比例では4議席を固めた。社民党と、政治団体「れいわ新選組」は、比例で議席獲得の可能性がある。








































http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/776.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 論外に対しては論外でいい「審議すらしない党」を選ぶべき それでもバカとは戦え(日刊ゲンダイ)
 


論外に対しては論外でいい「審議すらしない党」を選ぶべき それでもバカとは戦え
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/257679
2019/07/06 日刊ゲンダイ


安倍首相(C)日刊ゲンダイ

 安倍晋三はまだ改憲にこだわっているようだ。先日も「参院選では(改憲の)審議すらしない政党を選ぶのか、審議をする政党を選ぶのか決めていただきたい」と発言。もちろん、「審議すらしない政党」を選ぶべきだ。

「野党はなんでも反対。無責任だ」というネトウヨ御用達のテンプレートにわざわざ乗ってあげる必要もない。論外なものに対しては論外でいい。「ウンコ食え」と言われたら「嫌だ」でOK。むしろ、対案を示してはならない。

 実際、安倍が関わった2012年の憲法改正草案はウンコ以下だった。「全て国民は、この憲法を尊重しなければならない」「家族は、互いに助け合わなければならない」などと憲法の意味を理解している人間が作ったとは思えない。さすがに党内からも「まずい」という声が出たのだろう。谷垣禎一は「(これは野党時代に作ったものであり)与党ですと、もう少し実現可能性を考えた」と軌道修正を図ったが、安倍は「私たちはこういう憲法を作りたいと思うから出した」とちゃぶ台をひっくり返した。

 なお、私は昔から改憲派である。特に9条に限れば、独立国が軍隊を持つのは当然であり、憲法の矛盾は当然、改正により解消しなければならない。自衛隊の立場が曖昧なのは危険だ。

 一方、安倍は改憲派が戦後積み上げてきたロジックをすべてドブにぶち込み、しまいには9条1項、2項を維持したまま3項を付け加えると言い出した。戦力の不保持をうたった後に戦力の保持を書き込む。アホにも限度があるが、これでは憲法は確実に空洞化する。

 安倍は改憲による一院制の導入をもくろんでいるし、首相公選制を唱える日本維新の会ともつながっている。その狙いは権力の集中と皇室の解体、アメリカ属国化だろう。

 戦後の欺瞞に異議を唱えた作家の三島由紀夫は、自衛隊がアメリカの指揮下に入ることを危惧した。

「国の根本問題である防衛が、御都合主義の法的解釈によってごまかされ、軍の名を用ひない軍として、日本人の魂の腐敗、道義の頽廃の根本原因をなして来ているのを見た。もっとも名誉を重んずべき軍が、もっとも悪質の欺瞞の下に放置されて来たのである」(「檄」)

 三島が生きていたら安倍による改憲は全否定しただろう。日本の不幸は、まともな改憲派、保守派が激減したことだ。



適菜収 作家
1975年生まれ。早大で西洋文学を学び、ニーチェを専攻。ニーチェの「アンチクリスト」を現代語訳した「キリスト教は邪教です!」、「ゲーテの警告 日本を滅ぼす『B層』の正体」など著書多数。近著に「」。














http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/777.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 「日本、独裁政権のよう」ニューヨーク・タイムズが批判(朝日新聞)
報道の自由はいま
記者襲撃、やまぬ世界

「日本、独裁政権のよう」ニューヨーク・タイムズが批判

朝日新聞デジタル 2019年7月6日16時50分

https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20190706002164_commL.jpg
首相官邸で記者会見に臨む菅義偉官房長官=岩下毅撮影

 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は5日、菅義偉官房長官が記者会見で東京新聞記者の質問に対する回答を拒むといったメディア対応を指摘したうえで、「日本は憲法で報道の自由が記された現代国家だ。それでも日本政府はときに独裁国家をほうふつとさせる振る舞いをしている」と批判した。

 同紙は、菅氏が会見で東京新聞記者の質問に「あなたに答える必要はありません」と述べたことなどのエピソードを紹介。菅氏ら日本政府に対するマスコミ関係者らの抗議集会が3月に開かれ、参加した600人が「Fight for truth(真実のためにたたかえ)」と訴えたことも伝えた。

 一方で、同紙は日本政府の記者会見をめぐる振る舞いの背景には「記者クラブ」の存在があると指摘。「記者らはクラブから締め出されたり、情報にアクセスする特権を失ったりすることを恐れ、当局者と対立することを避けがちになる」との見方を示した。

 日本政府のメディア対応をめぐり、海外の視線は厳しくなっている。言論と表現の自由に関する国連の特別報告者デービッド・ケイ氏は6月、日本メディアは政府当局者の圧力にさらされ、独立性に懸念が残るとの報告書をまとめている。(ワシントン=園田耕司)
 
https://www.asahi.com/articles/ASM7644NNM76UHBI00V.html
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/778.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 選挙結果は投票率に比例して激変する(植草一秀の『知られざる真実』)
選挙結果は投票率に比例して激変する
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2019/07/post-33e69e.html
2019年7月 6日 植草一秀の『知られざる真実』


メディアが参院選序盤の情勢を発表している。

想定通り、自公が優位に選挙戦を展開しているとの報道がなされている。

「消費税増税やむなし」

「選挙に行ったところで政治情勢に大きな変化は生じない」

このような心理状態を生み出すための「印象操作」である。

たしかに選挙の投票率が5割程度にとどまる場合、自公は多数議席を確保することになるだろう。

安倍自公に対峙する側が政策を明確にした上で結束すれば状況は一変するが、安倍自公に対峙する勢力の政策が不明確で足並みが揃っていないことが大きい。

しかし、選挙結果は大きく変化し得る。

それは、投票率に連動することになる。

投票率が大幅に上昇すれば自公の獲得議席数は激減することになるだろう。

現在の安倍政治に反対する主権者の投票行動を、どう促すのかが焦点になる。

参院選の最大争点は消費税増税の是非である。

安倍政権はメディアを動員して社会保障制度維持のためには消費税増税が必要であるとの印象を植え付けようとしている。

老後資金が不足する話も、消費税増税を促進するために発表されたものである。

たしかに、安倍内閣の社会保障制度では国民生活は地獄の様相を呈する。

その地獄の社会保障制度を補完するために消費税増税が必要だとのロジックが示されるが、このロジックが誤りなのだ。

なぜなら、消費税増税が社会保障拡充のために実行されていないからだ。

社会保障に対する一般会計からの支出が33兆円程度存在する。

したがって、消費税収が33兆円を突破するまでは、消費税の税収はすべて社会保障に充当すると「表現」することができる。

お金に色がついているわけではないから、このような「表現」、「説明」ができるが、このことは、消費税の増税分がすべて「追加的に」社会保障に充当されることを意味しない。

日本の税収構造の変化を見れば、消費税増税の税収が何に使われてきたのかは一目瞭然だ。

国税収入規模は1989年度が54.9兆円、2016年度が55.5兆円でほぼ同額である。

変化したのは税収構成だ。

所得税 21.4兆円 → 17.6兆円
法人税 19.0兆円 → 10.3兆円
消費税  3.3兆円 → 17.2兆円

すなわち、税収全体の規模が変わらず、

法人税=9兆円減少、
所得税=4兆円減少、
消費税=14兆円増加

という変化が生じたというのが、消費税導入後の日本の真実だ。

つまり、消費税増税による税収増は、法人税減税と所得税減税ですべて消えた。

法人税と所得税を減税するために消費税増税が強行されてきただけなのだ。

年金のマクロスライドとは、高齢化が進展するなかで、現役世代が拠出する年金保険料が減少する一方で、年金受給者が激増することを踏まえて、年金資金が枯渇しないように年金給付を減らすための制度である。

今後、年金支給はますます減額されることになる。

金融庁が発表した報告書は、厚生年金を受給できる世帯でも老後資金が2000万円足りないことを明らかにした。

この生活水準を基準とすると、国民年金しかもらえぬ世帯では老後資金が4680万円不足する。

無年金世帯では9360万円の不足になる。

こんな数字を発表して消費税増税推進の論拠にするとは言語道断だ。

日本の消費税制度は欧米の消費税制度とまったく違う。

生活必需品非課税が導入されていない。

この制度は所得の少ない家計、世帯、個人を直撃するものだ。

生活破壊税制である。

生活破壊の暴挙を、日本の主権者は容認するべきでない。

どうすればよいか。

選挙に行って、安倍自公に対峙する勢力に清き一票を投じることだ。

すべての主権者がこの行動を取れば、選挙結果は完全に逆転する。

日本の主権者の行動が問われている。



http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/779.html

記事 [政治・選挙・NHK262] <参院選> 山本太郎「生活が苦しい人は横につながろう」(田中龍作ジャーナル)
【参院選】 山本太郎「生活が苦しい人は横につながろう」
http://tanakaryusaku.jp/2019/07/00020441
2019年7月6日 13:22 田中龍作ジャーナル


山本太郎はタブーに大胆に踏み込む。既存の政治勢力にとって最も厄介な男だ。SECURITYが必要なのは言うまでもない。=5日、新橋 撮影:田中龍作=

 「そんなに何百万票も獲れるのだろうか?」。支持者は気を揉む―

 山本太郎が国会議員を続けるには330〜350万票を、れいわ新選組が政党として法的に認知されるためには500万票を獲らなければならないからだ。

 国政選挙に行かない人は有権者の約4割=4,000万人にのぼる。このうちの10人に1人が投票に行き「れいわ」あるいは「山本太郎」と書けば400万票となる。これに根っからの太郎支持者の票が乗れば、500万票を超える。

 山本はつねづね言うー

「最も政治を必要としている層が選挙に行っていない。経団連は選挙で自民党を勝たせて政治をコントロールしてるじゃないか」と。

 派遣労働者、障がい者、コンビニ店長・・・虐げられ、収奪されてきた当事者を候補者にした。

 当事者の声を国会に反映させるのが目的だが、彼らと同じ層を選挙という一票一揆に立ち上がらせる狙いもある。


山本太郎の表情は日を追うごとに厳しくなっていく。「安倍政権が増税のまま選挙に突入したのは野党なんて怖くないからだ」。=5日、新橋 撮影:田中龍作=

 5日、山本はオヤジの聖地新橋で安月給のサラリーマンたちに訴えた―

 「(搾取され)食い尽くされますよ。選挙の時ぐらい しっかり 横につながって自分たちがコントロールできる議員を入れなきゃ…」

 「4割の人が投票あきらめてますよ。この4割が手を、ゆるやかでいい、消費税を廃止にするとか、そういったことでいい。今よりも生活を楽にするということで緩やかに横につなげば…」

 「いま全有権者の2割か3割程度しか得てない人達がコントロールしてるんですよ、それ超えられるじゃないですか」。

 出張帰りに立ち寄ったという会社員(石川県在住・50代)は「庶民に近いのがいい。政治家っぽくないけどちゃんと政治をやってる。常識的じゃないところがいい」と期待を寄せる。

 創価学会員に手を突っ込み、選挙に行かない層を一票一揆に立ち上がらせる。山本太郎はどうしようもない日本の政治秩序をひっくり返すつもりだ。(敬称略)


一人の動員もないが、聴衆は山本が消費税廃止を呼びかけると「そうだ」と一斉に言って割れるような拍手を送る。=5日、新橋 撮影:田中龍作=

  〜終わり〜

















http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/780.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 大手のメディアの調査「自公、改選過半数の勢い」どうしてここまでバカの国になってしまったのか(まるこ姫の独り言)
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2019/07/post-81f4a3.html
2019.07.06


大手新聞の調査で「自公、改選過半数の勢い」と発表され、雨模様と共に気分はドンより。

何故序盤から、「自公、改選過半数の勢い」と見出しを打つのだろう。

最近の傾向として、国政選挙になると、必ず大手新聞が選挙速報として、こういった調査を発表する。

そうすると「勝ち馬に乗る」と言う日本人的思考の人間が必ず出てくる。

百害あって一無しだ。

自公、改選過半数の勢い 参院選、朝日新聞序盤情勢調査
             7/5(金) 22:44配信  朝日新聞デジタル

>21日投開票の参院選について、朝日新聞社は4、5の両日、全国の有権者を対象にした電話による情勢調査を実施した。取材で得た情報を合わせて分析すると、自民、公明の与党は改選議席(124)の半数を大きく上回る勢い。自民、公明と憲法改正に前向きな日本維新の会などの「改憲勢力」が非改選議席を合わせて、憲法改正の国会発議に必要な3分の2の議席を維持するかは微妙な情勢だ。

>調査時点では、投票行動を明らかにしていない人が選挙区で5割、比例区で4割おり、情勢が変わる可能性もある。


投票行動を明らかにしていない人が約半数もいるのに、こういった恣意的に与党を利するような報道は止めてもらえないか。

初めから見出しで、「自公過半数の勢い」と書くと、中身も読まずそれを真に受けて自分の一票で何が変わるのかと思い、棄権する人が増えるのではと思う。

それが狙いなのか、いつの国政選挙でも大手メディアがこの手法を使い、投票結果も見出しの通りになってしまう。

私には、国民の傾向を熟知した大手メディアの恣意的な誘導に見えるが。

しかし序盤とはいえ、安倍政権の数々の国民をないがしろにした国会での暴挙や、公文書の改ざん・ねつ造・破棄など枚挙にいとまが無い程阿安倍政治は腐りきっている。

拉致問題や領土問題はもうじき7年になろうとしているのに一ミリも進まず、かえって後退している。

そして経済も尻すぼみ・ジリ貧状態で家計は半端なく苦しい、それでもまだ消費増税をすると言う安倍首相。

年金も予定していた額より下がり、受給年齢も上がってくると言われている。

すべての面で八方塞がりで明るい展望が一切ないなのに、なぜ自公を支持するのか。

そして党首討論やG20を見ても分かるように、安倍首相はリーダーとしての器がまったくない人間だ。

人を引っ張っていく力が無いし魅力もない。



嘘はつき放題だし。

安倍政治ではまったくと言ってよい程未来が無いのに、それでも「自公が過半数の勢い」?ハア?

これが不思議で仕方がない。

こんな腐りきった安倍政権のどこを支持するというのか。


今回の選挙で、自公が過半数に達するようなら、安倍首相は待ってましたとばかりに改憲の発議をし、消費税増税も国民が望んだと言って大っぴらに表明するだろう。

国民は何の抵抗もせず、安倍政治に屈して良いのか。

今日の空模様と相まって、この国はバカの国になってしまったのかと暗澹たる思いに駆られる。



http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/781.html

記事 [政治・選挙・NHK262] お粗末過ぎる愚か者たちよ、これで分かったか? 
お粗末過ぎる愚か者たちよ、これで分かったか?
https://85280384.at.webry.info/201907/article_41.html
2019年07月06日 半歩前へ

 参院選挙の序盤戦情勢調査で与党の優勢が伝えられた。

 とたんに、一部のお粗末サンが、例によって「不正選挙だ」「ムサシがどうした」とやりだした。

 ネットというのは怖い。誰か一人ががセネタを流すと、面白いので回りまわって拡散し、いつの間にか「ガセを真実」だと思い込む者が出る。

 フェークニュースというそれである。総合的に状況を判断する知識と能力のない者は簡単に騙される。

 しかし、もう、そんなおバカはいなくなったと思っていたら、いた。

 少し自分で考えたらわかりそうなものだが、自身では考えないらしい。もっぱら人の受け売り専門でガセネタをホンモノと主張する。

 先日の都内の街頭演説でバカな質問に、山本太郎がていねいに応えた。

 「不正だ、捏造だ」という確かな証拠があれば教えてください。あればいくらでも国会で追及します。

 太郎は続けてこう言った。「では、沖縄の知事選挙で玉城デニーさんが圧勝しましたが、あれも不正ですかね」

 間抜けな質問をした女性は黙り込んだ。

 考えてみれば分かるだろう。選挙で不正や捏造があれば第一、共産党が黙っていない。ほかの政党も同様にみな追及する。

 「不正だ、捏造だ」というなら、自民党が負けて、野党が勝った選挙でも「不正だ、捏造だ」と叫ぶべきだ。

 愚か者たちよ、これでもまだ分からないか?

 キミたちは200まで生きるに違いない。

















http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/782.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 安倍首相を守り、操る力の所在地(櫻井ジャーナル)
安倍首相を守り、操る力の所在地
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201907050000/
2019.07.06 櫻井ジャーナル


 安倍晋三政権は強大な権力を握っているように見える。例えば、安倍と親しい関係にある山口敬之元TBSワシントン支局長のケース。

 前後不覚の状態になった知り合いの女性を山口は引きずるようにホテルへ連れ込み、性交渉を持つ。監視カメラやタクシー運転手の証言などで女性の訴えは事実と判断した所轄の高輪署は山口の逮捕状を取り、2015年6月8日に成田空港でアメリカから帰国する山口を逮捕する手はずになっていた。

 デイリー新潮によると、その日、担当の警部補とその上司を含めた複数の警察官が成田空港で被疑者となる人物を逮捕すべく待ち構えていたところ、突如、上層部から「山口逮捕は取りやめ!」と命令される。

 この件に関して取材していた週刊新潮に対し、警視庁刑事部長だった中村格は山口を逮捕する必要なしと「私が判断した」と語ったという。中村は2012年12月から菅義偉内閣官房長官の秘書官を務めた人物だ。

 政権を揺るがすと見られていた森友学園への国有地売却をめぐる背任や決裁文書改竄で安倍首相の力を感じる人もいるだろう。文書の300カ所以上が改竄されていたのだが、責任者の佐川宣寿前国税庁長官ら財務省関係者全員を検察は不起訴にしている。

 しかし、検察に力がないわけではない。その気になれば政治家を失脚させることも彼らは厭わない。かつて東京地検特捜部は事実上の冤罪で小沢一郎衆議院議員を攻撃、鳩山由紀夫を総理大臣のポストから引きずり下ろすために働いている。小沢に「犯罪者」というラベルを貼るため、東京地検特捜部は虚偽の捜査報告書を検察審査会に提出、検察審査会を騙して「起訴すべき」との議決を引き出し、「強制起訴」を実現している。

 2012年4月に東京地裁は小沢に無罪を言い渡したが、その間に小沢や鳩山から力は奪われ、平和を目指そうとする動きが断ち切られた。そして再び戦争へと向かい始めるわけである。その背景にウォルフォウィッツ・ドクトリンがあることは言うまでもない。

 虚偽捜査報告書を作成、検察審査会へ送付した責任を問われた佐久間達哉特捜部長(当時)をはじめとする検事はその年の6月に不起訴となり、同年12月には安倍が5年ぶりに首相へ返り咲いた。

 第2次世界大戦後、日本で最も大きな力を持っていた政治家は田中角栄だと考える人は少なくないだろう。その田中はロッキード事件で葬り去られた。

 田中角栄の逮捕が決まったというアメリカのニューズレターに掲載された記事を見た某ジャーナリストが田中本人にその事実を知らせた際、警察も検察もおさえているので大丈夫だと言われたという。が、実際は逮捕された。田中以上の影響力を検察に対して持っていた勢力が存在するということだ。

 本当のロッキード事件は軍用機に絡むもので、その最重要容疑者は別の政治家だとする見方がある。警察はその政治家の逮捕令状をとっていたのだが、重要証人が急死したので逮捕は見送られたとする話が警視庁の内部から漏れていた。

 日本国内で見る限り、資金調達力にしろ、判断力にしろ、行動力にしろ、演説力にしろ、人気にしろ、田中は安倍を圧倒している。安倍周辺には山口より質の悪い人物が少なくないとする噂も流れている。それでも法的に問題となっていない。

 こうした流れを見れば、安倍の力の源泉が「内閣総理大臣」というポストでないことは明らかである。ある種の人びとが好んで口にする朝鮮半島の国でもない。力の源泉はアメリカに存在する。

 安倍の場合もネオコンと関係が深い。特にハドソン研究所の上級副所長を務めるI・ルイス・リビー、通称スクーター・リビーだ。都知事だった石原慎太郎が尖閣諸島を公的な管理下に置いて自衛隊を常駐させ、軍事予算を大きく増やすと発言したのはこの研究所で行った講演の中でだった。

 リビーはエール大学出身だが、そこでネオコンの中枢グループに属するポール・ウォルフォウィッツの教えを受けている。ソ連消滅後、1992年初めに露見した世界制覇プランは、このウォルフォウィッツが中心になって作成されている。当時、この人物は国防次官だった。

 安倍が尊敬しているという祖父の岸信介がウォール街と親密な関係にあったことは本ブログでも繰り返し書いてきた。いわゆる戦前レジームが反ファシストのニューディール派と対立関係にあったことは事実だろうが、親ファシストのウォール街とはつながっていたのだ。戦前レジームへの回帰とは、ウォール街への従属を意味している。




http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/783.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 安倍首相「経済強くなった」演説アピールの悪辣トリック 庶民の負担、激増しただけ(日刊ゲンダイ)


安倍首相「経済強くなった」演説アピールの悪辣トリック
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/257785
2019/07/06 日刊ゲンダイ


庶民の負担を増やした安倍首相(C)日刊ゲンダイ

 選挙戦の演説で、安倍首相は「過去最高の税収」をやたらとアピールしている。

「私たちは経済を強くしています。経済を強くすれば税収は増える。今年(2018年度)の税収は過去最高になった。あのバブル時代も超えたのです」(福島市での第一声=4日)

 素直に聞けば〈安倍政権がバブル時代を超えるような“強い経済”を築き、その結果、過去最高の税収を実現した〉という意味になるが、ペテン首相の巧言に引っ掛かってはいけない。

 確かに、財務省が2日に発表した一般会計決算によると、18年度の税収は60兆3563億円と過去最高で、バブル期の1990年度(60兆1058億円)を超えた。しかし、〈経済が強くなった〉というのは大ウソだ。

 1990年度と2018年度の「基幹3税」の税収の増減を見れば一目瞭然(別表)。低所得者ほど負担がキツい逆進性の極みと言える「消費税」が13兆円も増え、逆に「法人税」や「所得税」は計12兆円も減っている。庶民の負担を増やした主犯は、安倍政権だ。

 14年に消費税を5%から8%に引き上げた一方、政権発足前は37%だった法人税を段階的に引き下げ、18年度は29.74%になった。15年度には所得税の最高税率を50%から45%に引き下げた。

 つまり、企業や富裕層の税を軽減し、低所得者の薄い財布から消費税をふんだくった結果、最高の税収に達したのである。安倍の税収増のアピールは、「こんなに弱い者いじめをしました」と自慢しているようなものだ。

■庶民の負担が激増しただけ

「バブル時代を超えるような“強い経済”を今、どこの誰が実感しているのか。バブル末期の90年度は、景気が過熱気味だったため、金利(公定歩合)が6%に引き上げられました。一方、安倍政権下で金利はゼロからマイナスに踏み込みました。“弱い経済”が一向に強くならないからです。強い経済で税収が増えたわけでは決してない。低所得者に過大な負担を押し付けた結果を、アベノミクスの成果にすり替えているのだから、悪辣です。野党やメディアはもっと突っ込むべきです」(立正大客員教授の浦野広明氏=税法学)

 このまま、消費税が10%にアップすると、5兆円超の税収増。それでも安倍は「強い経済で税収が増えた」と自慢する気なのか。参院選で、ペテン首相を引きずり降ろすしかない。



自民党・安倍晋三総裁街頭第一声


















http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/784.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 今回の参院選にて、またも安倍自民を勝たせると、消費増税10%が国民生活を直撃する:投票に行く国民は、世界主要国で日本だけが勤労者賃金水準が下がっている現実を知るべき!(新ベンチャー革命)
今回の参院選にて、またも安倍自民を勝たせると、消費増税10%が国民生活を直撃する:投票に行く国民は、世界主要国で日本だけが勤労者賃金水準が下がっている現実を知るべき!
https://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/37866039.html
2019/7/6(土) 午後 3:38 新ベンチャー革命 2019年7月6日 No.2393


1.今回の参院選で、国民がまたも安倍自民を勝たせたら、国民は消費増税10%に賛成したことになる

 次期参院選が本格スタートしましたが、政権党・安倍自民は、消費増税10%を推進する立場です。一方、野党は消費増税反対を主張できます。

 消費増税は、国民の生活を直撃しますから、低い方が良いに決まっています。

 この意味で、今回の参院選では、消費増税10%推進の安倍自民は非常に不利な状況で、選挙戦に臨むことになります。

 これまで、漫然と安倍自民の候補に投票してきた国民は、今回の選挙でまたも安倍自民に投票すると、消費増税10%に賛成したとみなされます。投票に行く国民は、この現実をよくわきまえて、投票に行くべきです。

2.世界主要国で日本の勤労者の賃金水準だけが下がっているのに、さらに消費増税を強行されたら、国民の生活は増々、苦しくなる

 世界の主要国の中で、日本だけが、勤労者賃金水準が下がっています(注1)。

 われら国民はみんな、マジメに働いているのに、なぜ、日本だけが、勤労者の賃金水準が下がって、国民が貧乏化しているのかについて、本ブログにて、すでに分析しています(注2)。

 そのワケは、国民が知らぬ間に、日本の国富が、秘かに対米移転されて、米国連邦政府の財政を支援させられているからです。

 このように、われら国民は貧乏化の一途であるにもかかわらず、財務省は、それに追い打ちを掛けるように、さらなる消費増税を企んでいるのです。そして、安倍自民も、財務省の企む消費増税を容認させられています。

3.参院選を控えた国民で、消費増税10%の負担が厳しいと思う人は投票の際、それなりに意思表示すべき

 多くの国民は、賃金水準の低下で、生活が苦しくなっているはずです。そこに追い打ちを掛けるように、消費増税10%がのしかかってくるのです。

 生活の苦しい人は、安倍自民を支持することは、さらに自分のクビを絞めるに等しい自殺行為であることを、よく自覚すべきです。

 にもかかわらず、またも安倍自民に投票する人は、生活の苦しい他の国民にも大迷惑を掛けることになります。

 一方、支配層側に立つ日本のマスコミは、今の日本の一般勤労者が置かれた悲惨な状況をいっさい、報道しません。

 今、すでに生活が苦しいと感じている国民は、全労連の作成した勤労者賃金水準の国際比較(注1)をよく、見てみるべきです。

 今の日本の一般国民は、自分が無知であることは、自殺行為ですらあるという現実をよく自覚すべきです。

注1:実質賃金指数の推移の国際比較(1997年=100)、全労連
http://www.zenroren.gr.jp/jp/housei/data/2018/180221_02.pdf

注2:本ブログNo.2360『世界の主要国の中で、唯一、日本だけが、労働賃金上昇率がマイナスとなっているのはなぜか:われらの知らぬ間に、国富をアメリカ様に貢ぐ売国奴が政権を握っているから』2019年6月3日
https://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/37845890.html




http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/785.html

記事 [政治・選挙・NHK262] <れいわ新選組>昨日までに、2億5244万円のご寄附のお申し出、1万7731人の方々から頂きました。ありがとうございます! 























http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/786.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 山本太郎にヤジ!「クソ左翼、死ね」 切り替えしが見事!「死にたい世の中を変えたいために、立候補してんだ!」



















http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/787.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 新聞は肝心の争点を書いていない 傲慢政権の暴走許すのか 投票率が10%アップしたら雪崩現象に(日刊ゲンダイ)


新聞は肝心の争点を書いていない 傲慢政権の暴走許すのか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/257783
2019/07/06 日刊ゲンダイ 文字起こし


安倍首相(C)日刊ゲンダイ

「年金・増税・憲法 焦点に」――。4日からスタートした参院選の争点について大新聞テレビは、年金と消費税が争点だと一斉に報じている。たしかに、年金も消費税も大きな争点なのは間違いない。

 しかし、最大の争点は、このまま安倍政権をつづけさせても本当にいいのかどうかだ。

 この参院選の意義について、法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言う。

「本来、国政選挙は、時の政権が行った政策を評価するものです。前回選挙からの実績について有権者がイエス、ノーの審判を下す。それが正しいあり方です。しかし、もはや安倍政権は、一つ一つの政策についてウンヌンするレベルを超えていると思う。この6年間で、政治の土台そのものが歪み、崩れてしまったからです。安倍首相は、国会でも平気で嘘をつき、野党の質問に正面から答えようとせず、自分の言いたいことだけを質問と関係なく延々と話している。『丁寧に説明したい』と口にしながら、モリカケ問題についていまだに説明せず、『沖縄に寄り添いたい』と語りながら、選挙で4回も民意が表明されたのに無視し、辺野古の海を埋め立てている。安倍政権の6年間によって、民主政治が成り立たなくなってしまった。こうなると、問うべきは、政策の是非ではなく、安倍首相の政治姿勢であり、人として信用できるかどうか、だと思います」

 安倍首相は参院選の討論会でも、自分が不利になると「質問の仕方がおかしい」と主催者の質問の出し方にイチャモンをつけているのだからムチャクチャだ。

 トランプ大統領と変わらない。

 立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)が言う。

「政策について評価を下そうとしても、もはや政府の統計は信用できなくなっています。公文書を改ざんし、経済データも捏造している。それも1つや2つじゃない。GDPや実質賃金の統計さえ、安倍政権に有利になるように計算方法を変えてしまった。これでは、政策を評価しようとしても、正しいのかどうか、国民は判断できないでしょう。外交にしても、北方領土の返還交渉が行き詰まったことは明らかなのに認めようとせず、参院選の公約に『ロシアとは領土問題を解決し、日ロ平和条約の締結を目指します』と掲げている。安倍政権の場合、政策をマジメに評価する意味が薄れています」

「暮らしの安心」を破壊した6年間

 この6年間、自分たちの生活がよくなったのかどうかふり返れば、安倍政権を信任すべきかどうか、ハッキリしているはずである。

 参院選の第一声で安倍は、「あの時代に逆戻りするわけにはいかない」と、相変わらず10年前に誕生した民主党政権の悪口を口にしていた。二言目には「民主党は……」と口にするのは、国民が安倍政権の“実績”を冷静に判断しないよう、目をそらそうとしているからだろう。

「暮らしの安心」がどんどん壊されていったのが、アベノミクスの6年間である。実質賃金は0・7%も下落し、年収200万円以下のワーキングプアは100万人以上増えている。2日に発表された「国民生活基礎調査」によると、2017年度の1世帯当たりの平均所得は、前年比8万円も減り、全体の57%が「生活が苦しい」と答えている。

 安倍は「景気回復を実感できていない方がいることも承知している」などと、“好景気”だけど“実感していない人もいるようだ”と、言葉巧みに、アベノミクスは成功していると国民をだまそうとしているが、57%が「生活が苦しい」と回答しているのに、好景気のはずがない。

「この6年間、経済全体のパイはほとんど増えていません。経済成長は1%程度です。民主党政権の時よりも低い。なのに、大企業が空前の好決算を更新し、内部留保が450兆円近くに膨れ上がっているのは、個人を犠牲にし、大企業と富裕層が富を独占しているからです。なにしろ、労働分配率は66.2%と43年ぶりの低水準です。最近は誰も口にしなくなりましたが、トリクルダウンなど最初から起きるはずがなかった。安倍首相だって分かっていたはずです」(経済評論家・斎藤満氏)

 年金もどんどん削られている。この6年間で、23万940円から、22万1504円へと9436円もカットされている。それでも有権者は、あの男に総理をつづけさせるつもりなのか。


自衛隊も血を流すことに(C)共同通信社

投票率が10%アップしたら雪崩現象に

 これ以上、安倍政権がつづいたら、国民生活は大変なことになる。

 なにしろ、この政権は庶民のことなど眼中にもないからだ。自民党の二階幹事長は「選挙を一生懸命にやってくれるところに予算をつける」と公言しているのだから、信じられない。

 自民党の支持者以外は、優遇されないということである。

 有権者は、この参院選で安倍政治にストップをかけないとダメだ。

 さもないと、経済は破綻し、年金はカットされ、格差が拡大していくだけである。韓国に対して輸出規制をしたことをキッカケに、いずれ輸出が減少していく恐れもある。

 ヤバイのは、もし参院選で自民党が勝利したら、“軍拡”が加速する可能性が高いことだ。来日したトランプが「日米安保条約は不平等だ。米軍は日本を守るが、自衛隊はアメリカを守らない」と不満を漏らしたが、安倍もまったく同じ考えを持っているからだ。

 著書で「軍事同盟というのは“血の同盟”です。日本がもし外敵から攻撃を受ければ、アメリカの若者が血を流します。しかし今の憲法解釈のもとでは、日本の自衛隊は、少なくともアメリカが攻撃されたときに血を流すことはないわけです」「双務性を高めるということは、具体的には集団的自衛権の行使だと思います」と、主張している。自衛隊を米軍のために血を流す集団に変えようとするのは間違いない。

 前出の五十嵐仁氏がこう言う。

「7月21日の参院選は、有権者にとって絶好の機会です。参院選は、衆院選と違って政権選択の選挙ではありませんが、過去、日本の政治を何度も大きく変えています。07年の参院選は、自民党が大敗し、第1次安倍政権は退陣に追い込まれている。あの時の苦い教訓があるのか、安倍政権は、今度の参院選の“勝敗ライン”をかなり低くし、多少負けても責任を問われないよう、辞めなくてすむよう、予防線を張っていますが、どんなに予防線を張っても、大敗したら政権はもたないでしょう。勝敗のカギは投票率です。自民党が国政選挙で勝利を重ねているのは投票率が低いからです。組織票で勝利している。選挙情勢を見ると、接戦となっている選挙区がいくつもある。投票率が10%アップしたら、1000万票が動くことになる。そのほとんどは、野党に流れるでしょう。1000万票が野党に上乗せされたら、自民大敗、野党勝利の雪崩現象が起きるはずです」

 安倍政権は、国民に“自己責任”を押しつけている。もし、参院選で自民党を勝利させ、安倍政権を延命させたら、それこそ国民の自己責任である。













http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/788.html

   

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