イタリア人が「世界で最も健康な国ランキング」1位!! その理由はオリーブ油?
イタリア人が「世界で最も健康な国ランキング」1位!! その理由は?
Espressoコーヒーにも意外な効果が!
メールマガジン 2017年8月編
https://guideassociation.com/mailmagazine/post-3750/
BloomBergが3月に「世界で最も健康な国ランキング」を発表!
なんと163ヶ国のなかでイタリア人が最も健康な国民という結果が出ました!!
「世界一健康な国」って、凄いプレミアムですよね。
でもこのデータって事実なのでしょうか?
イタリアではかなり前から経済的にも
不景気が続き、35歳以下の失業率は4割に近く、ヨーロッパのなかでも
ワーストに入る悪い数値です。。。
喫煙者もいまだに多いし,
日本食に比べるとやはりイタリア料理は
肉が多くカロリーもかなり高いですし,
甘いものも大好きなイタリア人が
多いんですけれどね。。。。
特に私の住んでいるFirenzeは,
肉食人が多いので,ほとんど野菜を
食べる人が少ないんです。
うちの家族の中でも
サラダを食べるのは
私位で,主人や長男などは
一切サラダや野菜を食べる習慣が
ありません。。。。。
家族だけではなく親戚とお食事の時にも,もちろん少しはサラダが出ることもありますがほとんどが肉、肉、肉。。。。の連発です。
前菜はAffettati=生ハム、生サラミなど
から始まり,
パスタにも生ベーコンや生ソーセージ
もしくはミートソース系のお肉が
入っている場合がほとんど。
メイン料理となると豚肉,鶏肉,牛肉,しまいにはジビエでイノシシの肉や雉、野うさぎなどが出てくるんです!!
本当にトスカーナ人と
食事をしていると,
人間てこんなにお肉を食べれるんだなぁ!?
と感心してしまう位肉が大好きです。。。。
個人的には世界1がイタリアと言うのはちょっと納得がいかない数字でもあります。。。
それでも、イタリア人は健康な国第1位に選ばれ、平均寿命は80歳以上となっているという。。。。。
イタリア人の健康的の秘訣は一体どこにあるのでしょうか??
◆このBloomBergのランキングの基準とは?
このランキングが一体何に基づいているのでしょうか?
実は平均寿命だけではなく、
各国における
死因、
高圧血症、
喫煙率、
栄養不足などの健康リスクを
総合的に分析してこの結果を出しているそうです。
以上の分析結果ですが:
一位イタリア 93、11ポイント!!
2位アイスランド(91.21ポイント)
3位スイス(90.75ポイント)
4位シンガポール(90.23ポイント)
5位オーストラリア(89.24ポイント)
6位スペイン(89.19ポイント)
7位日本(89.15ポイント)
という結果が出るわけなんです。
やはり日本は7位と言う
かなり良い順位を獲得はしていますが,
日本の前にオーストラリアが来ていると
いうのは意外でしたね。。。。!?
(ちなみに肥満率が高いアメリカは、
73.05ポイントで34位でした。。。)
BloomBergの調査結果には、
「イタリアには医師の数が多い」
ということが
イタリア人の健康に好影響を及ぼしている」
と言う様にコメントしてありましたが
実際に世界保健機構WHOの
「世界人口1千人にあたりの医師数ランキング」
を見てみると
2016年にイタリアでは1000人当たりの医師数が3、48人となっています。
他のEU諸国を見てみると,
ギリシャ(6.16人)
オーストリア(4.86人)
ドイツ(3、68人)
と言うふうに,イタリアの医師の数は
そんなに多くないというのがわかります。
ちなみに日本はどれぐらいか
知っていらっしゃいますか?
なんと1000人当り2.29人!!
と言うかなり少ない数字になっているんですよ。
これはアメリカやルーマニアより低い順位になっています。
医師の数だけでなく
,基本的にイタリア人は
あんまりお医者さんに行くことが
好きではありません。
私の周りでも,
ちょっとした病気だと
薬を飲まずに,伝統的な治療方法を使って
(おばあちゃんの知恵のような)
直していくと言う人が多いです。
例えば,
頭痛のときには頭痛薬の代わりに
コーヒーエスプレッソとレモンを混ぜたものを飲むとか。。。。
転んで足を怪我したときに
腫れているところに
じゃがいもを薄切りにしたものを貼っていくとか、
もしくは豚のラードを塗るとか。。。!?
本当にこんなの効くのかしら?と端から見ると思われることをイタリア人は一生懸命しています。
◆オリーブオイルとワインがイタリア人の健康の秘訣!?
あまりお医者さんに行くのも好きではなく
そして肉付きなイタリア人の
健康の秘訣と言うのは
一体どこにあるんでしょうか?
それがやはりイタリア料理なんだそうです!!
果物、野菜、炭水化物、穀物、魚などを中心とする地中海ダイエットのおかげ!?
と言われているそうです。
確かにイタリアには地中海の
サンサンと差し込む太陽が
おいしい果物を生み出し、
そして価格的にも、
とっても安い値段で売っているので,
イタリアの家庭には結構フルーツがいっぱいあると思います。
(日本の果物が高すぎると言うのもありますが)
炭水化物は,やはりパスタやパンなどから
たくさんとっているのは間違いありません。
ただし魚に関しては実は
日本より高くて種類が少ないので
あまりトスカーナ州では
日常的には食べるものではありません。
しかしイタリアはとても広く、
海に面している地域シチリア,カラブリア,
ナポリなどはお魚が安くて
美味しいのでおそらく
そこで食べられていると想像されます。
(トスカーナにも、もう少しおいしくて
新鮮なお魚が手に入るといいんですけどね。)
さらに,イタリア料理に欠かせないのが
オリーブオイルとワインですよね。
オリーブオイルは
コレステロールの低下を促す作用があったり,体内の炎症を抑える働きがあったりする
万能なお薬の様な食料品です。
そしてオリーブオイルは
サラダ、お肉だけでなく、
前菜にもお魚料理にも,
パスタにも本当にどこでも使うんです。
単にただ単にオリーブオイルを垂らしただけのFettuntaというのが
よく子供のおやつに食べられています。
昔まだ子供が小さかったときに,
姑がオリーブオイルの
こんな使い方を教えてくれたことがあります。
赤ちゃんのおむつかぶれと
言う現象がありますが,
薬局に行ってオムツかぶれ用のクリームを
買ったんですが
なかなか治らずに困っていたところ。。。、
「オリーブオイルに少し水を垂らし
泡だて器で泡立てていくと
クリーム状になるので
それを赤いところに塗ってごらん」
と言われ。。。。
私も半信半疑でそれを試してみたんです。
そうすると摩訶不思議!!!
約3時間後には真っ赤だったお尻が
元通りの真っ白な皮膚に戻っていたので
これには私も大変びっくりさせられました!
オリーブオイルには本当に炎症を防ぐ効果があるんだなと実感したエピソードです。
◆エスプレッソ(イタリアンコーヒー)
にも実は凄い効果が!?
イギリスの新聞DailyMailに取り上げられたようにエスプレッソも実は健康に良い結果を及ぼすと言うのです!!
もともとコーヒーの効果と言うのは
「記憶力の向上」
ですとか「鬱病防止」
と関連付けられたことがありますが
最近の研究によると。。。。
前立腺がんの予防に効果があると言う結果が出たんです!!
イタリア中部で7,000人の男性を対象に行われたこの研究は、4年間に渡り行われました。
1日に3杯以上のエスプレッソを飲んでいる人は、2杯までしか飲んでいない人と比べ、
前立腺がんにかかる確率が53%も低いことがわかったのです!!!
(53%も低いって本当に凄い結果ですよね。でも1日3杯以上飲まないと効かないと言うことですよね。。。)
ヨーロッパの中でも
イタリアは平均寿命も割と高く,
気候も良く,お食事も美味しくて,町も綺麗で,人も陽気な人が多いですよね。
「長く生きる」と言うよりも「健康的に生きる」と言う面で、イタリアは、
今回のランキングをゲットできた理由ではないかと思います。
経済的にあまり良い状況でなくても
,若者の失業率が高くて、
職がなくて困っている人が
たくさんいるイタリアですが,
この陽気な性格で、
「健康であれば何とか明日は生きていけるぜ!」
というモットーが
おそらくイタリア人の健康の秘訣!?
なんではないかと思います。
<<<<<<<<<編集後期>>>>>>>>
本文の中にもお話ししたように,
イタリアでは今でもお医者さんに行くよりも家庭内でおばあちゃんの知恵療法を使って直すことが結構あるんです。
中でも私が実体験した本当に効果のあったものが。。。。
膝の靭帯損傷した時
塩&Bicarbonate(二重炭酸ソーダ)をかけて、湯たんぽで熱くなるまで抑える。
その後,
寝るときには
じゃがいもを薄く切ったものを
患部に当ててサランラップをして
寝るという治療法を約2週間続けたら
凄く良くなったんです!!
もちろんその後
リハビリをたくさんやりましたが
今は全く後遺症は残っていません!!
冬に鼻水が出て頭がぼーっとして
息ができなくなると,
イタリアでは
「カモミール吸引」
言うのをやります。
(できれば畑でとってきた)自然のカモミールを熱湯で煮ます。
その鍋ごと(火傷しないように)
顔の下に置いて口と鼻で
カモミールの湯気を吸引していくんです。
こうすると、鼻水や頭が痛いのが
取れると言われているので
実際に我が家でも冬になると
かなりこれをやっています!!
確かに、あんまり市販の薬を飲むのは
副作用などもあるので
体には良くないですよね。
できれば自然治癒力を
最大限に生かして
イタリア人の様に、日常的には、
薬を飲まないようには、
して行ったほうがいいですよね。
皆さんも普段からどんな
家庭治療をされていますか?
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▲△▽▼
日本に勝る!? イタリアの南の小さな街に教わる, 長寿の秘訣
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Buon Giorno!
ボンジョルノ!
おはようございます!
フィレンツェ観光ガイドサービス&
ブライダルフローレンス(海外挙式プランナー)
代表 片庭未芽(カタニワミメ)です。
今日も開封していただき、誠に有難うございます。
イタリアは11月に入り,
かなり気温も下がってきました。
トスカーナ州はオリーブの収穫の
真っ只中です。
今年のオリーブは
収穫量がかなり多く、
そしてとてもおいしいオリーブオイルが
出来上がっていると言う噂です。
私の田舎の家にある17本のオリーブの木も,
たわわに実がなり,とれたての
おいしいオリーブオイルを
いただくことができました。
ただし今年はなんと、家の
オリーブが盗まれた!?事件が
あったので、
編集後期で詳しくお伝えするので
そちらも楽しみにしていてください。
さて今回のメールマガジンのテーマは…..
「日本に勝る!?
イタリアの南の小さな街に教わる,
長寿の秘訣」
をお伝えしたいと思います。
世界的にも日本は長寿の国として
知られていますよね。
国と地域別の平均寿命が
香港に次いで2番目に高く、
都道府県別でみると,最も男性の
平均寿命が高いのは
滋賀県で81.78歳。
女性の平均寿命が高いのは,
長野県で87.67歳と言う高得点を出しております。
やはり世界的にも注目される
健康食である日本食が
その理由の1つであるとも考えられます。
しかしそれをさらに上回る
長寿の街がイタリアにあるんです!!
カンツォーネやピザで有名な
「Napoli」ナポリと言う街は
皆様ご存知でいらっしゃいますでしょうか?
そこから南120キロほど行ったところに
Acciaroli アッチャローリという
小さな海に面したきれいな街があります。
(チレント地方)
人口はたった500人と言う
とても小さな街なのですが,
ここ数年世界中から「長寿の村」
として注目され
研究者や取材人が、毎日のように押し掛ける位
有名になっているのです。
この街は女性平均寿命が92歳!!
(イタリアの女性平均寿命は84歳)
男性平均寿命 85歳(イタリア平均79歳)
アメリカの平均寿命78歳と言うのに
比べると,異常な数字でもありますよね。
それではなぜこの街は
こんなに平均寿命が高いのか…??
長寿の街の秘訣に迫ってみたいと思います。
(イタリア新聞Repubblicaレプブリカからの翻訳)
University of California,
San Diego School of Medicine
: “Remote italian village could harbor secrets of healthy aging”
>>>>>>
「イタリアの古い町に隠される長寿の秘訣」
カリフォルニア大学の研究に基づいて:
アッチャローリ村長の話から:
「この街には,お年寄りの心のたまり場と
なっているBarバール=喫茶店が
とても重要な役目を果たしています。
とても地域が狭いので
周りは,昔からの知り合いばかりです。
定年退職しても,
仕事以外の地元の友達が
たくさんいるので,孤独とは無縁の世界です。
この村の高齢者は,足が悪くても
杖をついて毎日バールに通います。
ご存知の通りイタリア人は話すのが
大好きなのでバールに行って
毎日お友達と話したり、思い出話をしたりすることが
頭の体操にもなっているようです。」
アッチャローリ村在住
ジュゼッペ・ヴァッサッロさん
95歳のお話:
「幼少の頃は家庭が貧しく,
食べ物もなかったので
働くしかありませんでした。
10代の頃に羊飼いの仕事始め,
大きくなってからは漁師になりました。
近辺の海から,
片口イワシや,マイワシ,太刀魚
タコなどを漁しましたが,
特に冬は全く魚が売れない時期があり
自分たちでAcquapazza (アックアパッツァ)や
フライにして、食べていたのを
思い出します。
お肉は昔からあまり好きではなく,
食べたとしても鶏肉やウサギ肉
などの白い肉を食べました。
牛肉などの赤身のお肉は,
1年に数回のお祭りの日にしか
食べた記憶がありません。
野菜は、自分たちの土地でも
栽培していて,
キャベツやカリフラワーなどは
よく食べました。
果物も近所の農園でとれた
洋梨やりんごを
今でも食べています。
タバコはもう何十年も前に止めました。
ただ私の兄が同じような食生活をしていて
1年前103歳で亡くなりましたが、
タバコが最後まで吸い続けていました。
特に気をつかっていたわけではありませんが
昔から粗食だったのが健康食にかなっていたようです。
特に、薬を今でも飲んでいるわけでは
ありませんが,
おそらく薬代わりになっているのが
オリーブオイルだと思います。
このオリーブオイルが
お腹の調子を整えてくれているのだと思います。
自家製の赤ワインも昔から飲んでいます。」
彼は、数年前に68年間連れ添った
奥様に先を立たれました。
しかし今でも人生を満喫しているという
ジュゼッペさんはこうお話しています:
「アッチャローリは、
静かで,海にも近いので潮風が
とても心地良い町です。
住民は皆知り合いで,
街全体が家族のようなので,
暮らしていてストレスが溜まりません。
私の通うバールでお昼過ぎから
カード遊びをするのも
毎日の日課になっています。
いまだに私は、女性が大好きです。
私にとっては60代も70代も
若い女性なのですから。」
アッチャローリのポッリカ村村長のお話:
「ここ数年は世界中から取材陣が訪れます。
最近もアメリカ、イギリス、フランス、ベルギー、
ポーランド、欧米以外でもロシア、カザフスタン、
アルゼンチン、ブラジル……。中東諸国からもきました。
なぜならば,世界にも珍しく,
この地域は人口の2、3%が
100歳を超えていると思われるからです。
中でもお年寄りは寝たきりの方がほとんどいなくて,
みんな元気で長生きをしています。」
その理由として挙げられるのは,
1. ストレスのない環境=寒すぎず暑すぎず、
村全体が家族のようで,お年寄りは配偶者をなくしても,
バールなどに行けば,他の人との会話を楽しむことができるので,
寂しいと思うことがない環境
2. 笑顔でコミニュケーションを取る人が多いこと
3. 食事は地産地消で青魚や野菜など地域でとれたものを多く食べている事
4. オリーブオイルやワインにも恵まれていること
5. 坂道の多いこの街を車なしでよく歩くこと
6、食べ過ぎないと言う事
チレントに住む90歳以上の
お年寄り29人を対象に
大学医師調査チームがリサーチ行ったところ
(精神科医や心理学の専門家、栄養士などもいて、
お年寄りのDNAやメタボリック症候群を引き起こす因子、
心臓病やアルツハイマーのリスクにつながる細胞内タンパク質などを調査)
チレントのお年寄りは
精神的に60代と同等に健康で、
がん、アルツハイマー、心臓病、脳血管疾患、
糖尿病と、ほとんど無縁
ということがわかりました。
その原因は,この町では伝統的に
塩はあまり使わずに,
夜はたくさん食べないこと。
さらに甘いものも控えめと
言うことがわかりました。
街を歩いていても
太った人にはまず会いません。
腸内細菌がよい状態の人が多く、
一種の長寿遺伝子が原因とも
考えられるそうです。
みな健康診断も受けないのに、
大病を患った人がいません。
若いときから海に出たり畑を耕したり、
身体を動かしてきたことも大きい要因でしょう。
この村の人が食べる新鮮な魚
特に青魚に含まれるDHAやEPA
と言うのは動脈硬化や認知症の予防に
効果があることもわかっています。
さらに伝統的に飲んでいる
赤ワインも「レスベラトロール」
という成分を多く含み、
長寿遺伝子を活性化するそうです。
地中海食のよい部分を抽出したお手本
と言っても過言ではないでしょう。
世界から注目されている
南イタリアの静かな村
アッチャローリに
学ぶものがありそうですね!
<<<<<<<編集後期>>>>>>>
11月はオリーブの収穫時期だと申し上げました。
このメルマガにも書いたことがありますが,
私たちも田舎のほうに17本だけ
オリーブの土地を持っています。
毎年自分たちで収穫に行ったり,
ご近所の人に頼んで収穫してもらったり
しています。
少ない量ですが,
やはり自分の所でとれた無農薬
(全く手入れをしていないと言ったほうが
早いかもしれません)
のオリーブオイルは,
やはりおいしいものです。
ところが先週
その近所の人から突然電話が
かかってきました。
「今朝からあなたの
オリーブ畑に勝手に人が入って
オリーブを収穫しているわよ!!」
と言われ,すぐに主人と
一緒に田舎の土地に向かいました。
車で約30分ぐらいの場所にある
その土地に着いたとき,
6人ぐらいの人が私たちのオリーブを
勝手に収穫の真っ最中でした。。。。
私たちが車で到着したのを見て,
青ざめた様子でした。。。。
主人は,最初はものすごく怒っていましたが,
車から降りると冷静を取り戻し,
「すみませんこの土地私たちの
オリーブなんですが,
何をされているんでしょうか?」
そうするとその農家の息子(30代位)が来て,
「いやいや,すみません。
父があまりにも、たわわになっている
あなた達のオリーブの木を見て、
おそらく今年は収穫しないのだろうと
勝手に思い,取ることを支持したのです。
本当にごめんなさい」
と言われました。
主人:
「いつも近所の〇〇さんに頼んで収穫してもらっているのです。
今年もお願いしようと思っていたのに…
せめて私たちの土地に入る前に,
1本お電話でもいただければよかったのですが…」
そうすると,息子さんは,
「本当に申し訳なかったです。
明日にはすぐFrantoio=抽出所に
もっていくので,もちろんあなたの分の
オリーブオイルを瓶詰めにしてお持ちします。」
と言われました。
翌日, 5リットルのとれたての
オリーブオイルを持ってきてもらったので、
この件は無事に解決いたしました。
でも、もし近所の人が
私たちに1本電話してくれなかったら,
そのままオリーブをとられて
何も手に入らなかった…かもしれなかったです。
それはともかく,今年のオリーブオイルは
本当に香りが良く味も濃厚で出来が最高です!
早速トスカーナの固いパンに新鮮なオリーブオイルと
塩少しまぶしたFettunta
フェットゥンタを作って家族で食べました。
https://guideassociation.com/mailmagazine/post-4239/
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島田祐子(しまだ ゆうこ、1942年 - )
島田祐子 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E5%B3%B6%E7%94%B0%E7%A5%90%E5%AD%90
食を楽しみ、音楽を愛し、人生を謳歌する喜びを、イタリアで知りました。 ソプラノ歌手 島田祐子さん
http://www.oil.or.jp/topJiji/bn1.html
ウィーンやイタリアで音楽を学び、世界のさまざまな食に出会ってきた島田さん。その一方、食をとおして家族の健康管理に心を配る料理好きの主婦であり、母でもあります。食の喜びや、植物油への思いをうかがいました。
ウィーンで食べた料理やお菓子の夢のようなおいしさは忘れません
ソプラノ歌手 島田祐子さん
声楽家として、今までたくさんの国を旅してきました。そんな私にとって初めての海外は昭和43年に留学したウィーン。王朝が栄えた地はどこでも、文化が成熟し、素晴らしい音楽やおいしい食、ワインが根づいているもの。ハプスブルク家が君臨したウィーンでも、どんなにおいしいものが食べられるかと期待したものです。ところが当時の私は貧乏学生。せいぜい学食か近所のデリカテッセンくらいにしか行けず、その味にがっかりしていました。
でも日本人の知人が連れて行ってくれたレストランでいただいたウィンナーシュニッツェルやザルツブルクノッケルのおいしかったこと! 夢のような味だと思ったのを覚えています。ウィンナーシュニッツェルは薄い子牛のカツレツ、ザルツブルクノッケルは卵白と卵黄を泡立てて焼いた、ふわふわのスフレ。おいしい料理に出会うと必ず自分でも挑戦してみる私は、仔牛の薄切り肉を買ってきて、ひたひたの油で揚げて作ってみたものです。
イタリアもまたオペラの国、そして食の都。40歳を過ぎ、子供を生んだあと、私はベルカント唱法の勉強のため、1年のうち4〜5カ月をイタリアで暮らすという生活を5年間続けました。ウィーンでは音楽を学びましたが、イタリアで学んだのは“人生”です。イタリア人が大切にするのは「アモーレ、カンターレ、マンジャーレ」。愛と音楽と食です。彼らはそのすべてを楽しみ、人生を謳歌するためにエネルギーを注ぎます。
歌には人生が表れる。イタリアで私の歌はより楽しく自由なものに
デザインにしても歌にしても感覚が研ぎ澄まされているイタリアだから、料理のおいしさも文句なし。しかも彼らは、1回の食事、1杯のコーヒーでもおろそかにしません。まずいレストランには人が入りませんから、どんなお店でもおいしいんです。一方、料理を供するほうも一生懸命。だって熱々の料理を運ぶために、ボーイさんが走っているんです! おいしいものを食べよう、食べさせようというパワーはすごいものです。
たとえ少ないお金でも食文化を満喫し、おしゃれをし、個性的に生活を楽しむ。たった一度の人生だから、そんなふうに楽しく生きることをイタリア人は大切にしているんですね。多少アバウトでも自分がハッピーなら、周りの人もハッピーにできる。親が笑顔なら子供も笑顔になる。そんなふうに生きる素晴らしさを私も学んだのです。そうするうちに私の歌もより自由に、楽しく変わっていったように思います。声はお化粧できないし、飾りようもありません。だから歌には、その人の人生や感性がすべて表れます。イタリアに暮らしたことで、私は歌うことも生きることも楽になりました。
イタリア料理といえばオリーブオイル。もともと植物油には“健康”というイメージがありましたが、イタリアでオリーブオイルに親しんだことで、より植物油が好きになりました。イタリアではスパゲティにも、じゃぶじゃぶするほどオリーブオイルが使われています。最初は「こんなにたっぷり摂っていいのかしら」と抵抗がありましたが、上質で新鮮なオイルなら全然油っこくないんですね。私の自宅でも、オリーブオイルは常備。たっぷりのオリーブオイルで炒めた具でミネストローネを作ったり、スパゲッティボンゴレを作ったり、イカを揚げたりしては、「オー、イタリア料理!」なんて喜んでいるんですよ。
声にとっても油は不可欠。だから上質な植物油をたっぷり使います
同じ声楽家であり、食の楽しみをよく知っていた母の影響もあり、子供のころから食べることが大好きな私。食関係の仕事をしている夫の影響も小さくありませんでした。
双子の息子たちが家にいる頃は、しょっちゅう息子の友人たちが遊びに来ていました。そのたびにお肉を2kgも焼いたり、シチューをどっさり作ったり、シュウマイを100個作ったり……。8合炊きのお釜で炊いたご飯があっという間になくなって、急いでまた炊いたりしたものです。おいしいものがあるところには人が集まってくる。それも食の素晴らしさであり、楽しみですよね。
自分が健康な体で歌うためにも、家族の健康管理のためにも、何でもバランスよく、まんべんなく食べるのが身上ですが、私は特に揚げものが大好き。舌を軽やかに回すように、口の中でころがすように歌う声楽家にとって、潤滑油である油は大切なんです。だから大好きな天ぷらを揚げるときも、ケチらず、たっぷりのごま油を使います。外食するときもよく天ぷら屋さんに行きますが、どんな油を使っているのか必ずチェックしてしまいますね。
“油断”という言葉があるとおり、油は体に欠かせないもの。ドレッシングだってノンオイルでは、やはりおいしくありません。今の日本には幸いなことに、おいしい植物油が豊富にあります。アンテナさえ張っていれば、いい油を選べるのは幸福なことだと思います。
これからも上質な植物油を“浴びるように”使って、おいしい料理を作りたいですね。
▲△▽▼
プロフィール 島田 祐子(しまだ・ゆうこ)
ソプラノ歌手
東京芸術大学卒業後、同大学院終了
1969年、ニ期会オペラ「こうもり」のアデーレ役でデビューの後、
「メリー・ウイドウ」のハンナ
「ナクソス島のアリアドネ」のツェルビネッタ
ロック・オペラ「イエス・キリスト・スーパースター」のマクダラのマリア
「天国と地獄」のユーリディス
「三文オペラ」のポリー
など、数々のオペラに出演。
また、オペラ以外にも「クラシカル・ニュー」というソロリサイタルを開き、クラシックからポピュラーまで歌いこなし、ポップスの分野でも大いに注目される。
ミュージカル、ポピュラーの分野での活動もめざましく、よい歌なら何でも歌ってゆくという、ジャンルにとらわれない音楽感覚は、幅広い音楽活動となって現われている。
「1987年、“こころの歌―100曲集”と題した5枚組のアルバムをCBSソニーレコードより発売し話題を呼ぶ。
その後、日本の歌シリーズとして“想い出の童謡”“思い出の青春”(CBSソニーミュージック)を発売。
1989年には俳優・林隆三とのクリスマスソングを集めたジョイントアルバム“HAPPY LITTLE CHRISTMAS”(CBSソニーミュージック)を発売。
1991年、CBSソニーよりなかにし礼のオリジナル訳詩による“モーツァルト愛のうた”を発売し、日本語のモーツァルト歌曲集として話題を呼んだ。
1992年5月、オーチャード・ホールにて25周年リサイタルを開く。
著書としては“う母のまなざし”(フレーベル館)など。現在、各地でのリサイタルの他、日本テレビ「おもいっきりテレビ」、NHKラジオ「疑問の館」にレギュラー出演中。
http://www.oil.or.jp/topJiji/bn1.html
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/972.html