もっと元祖はおたかさんの駄目なものは駄目で無党派層の山を動かした訳だが、この時もマドンナ旋風にやられてパッとしなかった共産は、なぜ太郎に風が吹き共産には吹かないのか、それでいいのか真剣に党名変更を考えなければ駄目で、二度も他党に美味しいところを持っていかれたら馬鹿である。
また年金受給者が四千万人でかつての革命戦士も年金受給者で、年金受給者が共産主義もないもんで、物騒であると同時に彼らの老いたルックスと党名が一致していないのも支持が伸びない原因で、じじいがサーファーばばあがビキニみたいなミスマッチを起こしており、共産主義の旗を降ろせというのが半分と時代に合った党名にしろというのが半分で、いずれにせよミスマッチを起こしている訳だから、二年前に日本大衆党に衣替えしようとしたのは間違いではなかったのである。
今日も党名変更しろという電話が頻繁にあると思うが、大ピンチで大チャンスの今が決断の時である。
夢の三桁、夢の野党第一党、そして、それらをすっ飛ばして一気に天下取りを狙う事である。
http://www.asyura2.com/19/cult21/msg/420.html
75. 2019年6月20日 14:36:42 : gASFDOhjIE : OUlNRWRMSEduWkE=[6]
これは何だ?
また、官房機密費で私の本を爆買いしてちょうだい
というメッセージなのか?
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/187.html#c75
45. ピッコ[1588] g3ODYoNS 2019年6月20日 14:38:27 : bw7X8lSbUg : U1BXbU9YREFnRnM=[2]
>40. 日本でMMTを理解してるのは、小沢さん、安倍さん、山本太郎さんぐらいなのかねえ。
なるほど、まさに「日本の3大バカ」ですね。 一日も早く、小沢一郎、安倍晋三、山本太郎の3大バカを政治家の座から引きずり下ろしましょう!( `ー´)ノ
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/201.html#c45
5. 2019年6月20日 14:39:27 : xquwtwqgNU : b2ZXOW90b3BpeUE=[36]
>>4
そうなんだろうね
ま、安倍が首相やってる限り絶対に帰っては来ないけど
それも自業自得だ
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/230.html#c5
6. 2019年6月20日 14:45:23 : 7nLMq6xHbM : YUlWTHBZMGhnRjI=[48]
毎日もいい記事を書いたね。
少しづつ少しづつ、メディアに対する安倍、菅らのにらみに反発する動きが出てきた。東京の一連のスクープ、年金問題に触れた朝日の「臭いものにふた」をはじめ、幾つかのメディアに残る“良心”と好意的に解釈したい。
前川さんに関する報道で、17年6月に社会部長の名前で見解を示した読売は依然として新たな見解を述べておらず、依然、クソのまま。
こうした報道が続き、安倍、菅ら安倍一派の危険な体質が明らかにされていくのは望ましい兆候。読者も徐々に徐々に、安倍らのインチキ、私利私欲に基づく政権運営を理解していく。
今度はどこかが、「世論調査」の闇を記事化してほしい。世論調査が世論操作になっている現実を、(世論調査とやらを)実施している調査機関の実態を暴くことで明らかにしてほしい。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/233.html#c6
41. 地下爺[6904] km6Jupbq 2019年6月20日 14:46:29 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1284]
斜め中道 師
読んで見ようかと思って アマゾンで探したら 中古本で 約1万円もします。
図書館で 調べて見ます。 (T_T)
それまでは 下記で我慢します。。。
軽薄な人間にはなりたくない。いくら落ちぶれてもなりたくない。
https://www.youtube.com/watch?v=ccNZmkkmWBw
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/224.html#c41
11. 投稿のあんちゃん[465] k4qNZYLMgqCC8YK_guGC8Q 2019年6月20日 14:47:37 : ec5C2vDjSU : blZtalNOcWhTRmc=[105]
高齢者夫婦のみの世帯が貯蓄を取り崩しながら生活するという26万3718円の支出平均という数字。
その支出内訳を見るとにしろ、満足に食べ、教養・娯楽というものを味わい、おそらくスマホまた車を使い、税金を払い、さらには周りとの交際費があり(これは冠婚葬祭で出費する以上の額を支出している)、これを「余裕のある生活」(「ゆとりのある生活」)と言わない方がおかしい気がする。ところがただの「平均的な生活」と表現される。
そしてその「平均的な生活」をするためには公的年金だけでなく2000万円(月5万円の貯蓄取り崩し)が必要だということで問題になっている。
貯蓄額の平均値報告でも疑問を持つのだが、例によって平均値というのは年金生活者においても贅沢な金持ちと、そうでないものの支出の計算上の平均である。そうでなく、中間値を取るというような方法を取れば、より厳しい額でも高齢者夫婦が生活をしている(できている)という実情が見えてくるのではないのか。
そうすると2000万円(月5万円の貯蓄取り崩し)の話は何だったのか、ということにもなりそうな気がする。
7. 2019年6月20日 14:52:39 : vnUxfbHXEY : eU9GNkMwZXpEdDI=[132]
権力のイヌ=人間のクズ=みっともない外見、別にハゲだから言っているのではない、汚い生き方が顔ににじみ出ている。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/233.html#c7
42. 地下爺[6905] km6Jupbq 2019年6月20日 14:53:00 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1285]
空虚さん
これには オチがありまして 写真の引用元が
自民党政治大学院
http://daigakuin.jimin.jp/event/2018/03/136987.html
の ホームページ からの引用です。 ☆彡
6. 2019年6月20日 14:55:23 : vnUxfbHXEY : eU9GNkMwZXpEdDI=[133]
2は原子力村のイヌ、何年も停止していて供給に問題がなければ廃炉にすべきだろう。ましてこの発電所には前科がある。地震で発生した火事も消せなかった。
http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/650.html#c6
43. 空虚[2382] i_OLlQ 2019年6月20日 14:57:59 : YqzFilHim6 : Q0tmc3dNVDM0SkU=[8]
>なんとなく、タロさと日本の方々・・・みたいな気もしますしね♪♪
そうだよ、貴殿の仰る通りだ。且つてのソクラテス、ムハンマド、イエス、釈迦、JFK、キングJらがしたことと同じ信念と行動だ。異端中の異端だw彼らの出現に出会えた者は、最高の幸福と同じくらいに哀しみを知ることになる。魂は不滅だ、必ず復活する。それを知るか、見過ごすかだけだ。以前に云った幸福とは、意識の問題なんだわな・・・。聞く耳観る目はある、そこから先は自由意志が決める。幸福なんぞ、人の数だけ存在する。彼らは、良心に向き合う勇気を持っていただけだった。・・・たったそれだけの事だ。自身が神になろうなんぞ、意識すらしていない人々だった。大衆が、生贄を欲しただけだ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/224.html#c43
6. 2019年6月20日 14:59:42 : 7nLMq6xHbM : YUlWTHBZMGhnRjI=[49]
4さん、そうですよ。
あの蓮池さん(兄の方)がばらしてくれているじゃないですか。彼がまだ拉致被害者の会に在籍していた際(いまは無関係)、拉致被害をアピールするためにアメリカに行くときに安倍からカンパとして金一封を渡されたとか。中身は20万円。
「カンパ」とは言い得て妙。出所は官房機密費だろうな。
というか、安倍がカネを渡していたのは当時の蓮池さんさんだけではないはず。拉致被害者の会の在り方に疑問を抱いた蓮池さんは同会を離れて久しいが、残っているメンバーはその後も「カンパ」をずっと頂戴しているだろうな。
かつては拉致被害者の会を心情的に応援していたが、安倍の応援団体になったいまの被害者の会はうっとおしいだけ。安倍からカネをもらう場面がたやすくイメージでき、安倍のいいように利用されている現状が痛々しい。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/230.html#c6
4. 2019年6月20日 15:02:18 : vnUxfbHXEY : eU9GNkMwZXpEdDI=[134]
ここまでの”有名人”の籠池氏の口を封じることはできない。元NHKの相沢記者もいい仕事をしている。
この相沢記者の名前を出すだけでNHKの集金人は逃げて帰る。
今や仕事が検事だというと権力のイヌ・ウソつきとみられる。俺はそうみる。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/232.html#c4
15. transimpex[-892] gpSCkoKBgo6Ck4KJgo2CkIKFgpg 2019年6月20日 15:04:43 : QUIzga5GDg : VmRlcHcucWpmZHM=[-335]
transimpex_ochd(スコットランド・ケール語で8です)で投稿しています。
選挙に行かなかった人達や期日前の偽装投票? 投票箱摩り替え? などという
理由で、、戦後最悪の朝鮮カルト政治が日本を崩壊しているのでしょう。
昨日、、公明党の高木という議員の言った 欲しがりません、、、高齢夫婦付き6万
の食費を使うのかと (2)の2chのトビで
NO. 842 6/20 01:38:26.64 d/HhMMASHO
投票所から、、運んで来た投票箱を輸送する創価タクシーと其れに乗った
創価警官が幾つ摩り替えて、、幾つ 行方不明にするの?という投稿。
前も、、確か、、こういう投稿がありましたが、、此れが本当なら、、公式に
選挙監視をまともな国のまともな人達に頼んだ方が良いのではないでしょうか?
地方公務員信者が選管をやっているのは、、事実です。
私の経験から。 (勿論、、日本人ではない)
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/229.html#c15
44. 空虚[2383] i_OLlQ 2019年6月20日 15:05:10 : YqzFilHim6 : Q0tmc3dNVDM0SkU=[9]
みたwなるほど、正直だな寿司食ってる時はええ顔しとるwwwwwww。すげー三段オチだった。・・・地下爺殿、おぬしデキルな!恐るべし。ww
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/224.html#c44
12. 投稿のあんちゃん[466] k4qNZYLMgqCC8YK_guGC8Q 2019年6月20日 15:07:07 : ec5C2vDjSU : blZtalNOcWhTRmc=[106]
ただ、今の若年層あるいは未来の若年層の老後が同じだとは考えられない。それは別な計算が必要であろう。
その計算例は出さず(出せず)に自助努力が必要とだけ言っているのが、今回の金融庁の審議会報告であろう。
45. 斜め中道[6944] js6C35KGk7k 2019年6月20日 15:13:28 : 460ZVzz1ys : SDZ2LjR6cm1sVk0=[903]
>>42 爺ぃさま
すげぇオチっすにゃ〜♪
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/224.html#c45
2. 2019年6月20日 15:18:18 : vnUxfbHXEY : eU9GNkMwZXpEdDI=[135]
しかし財務官慮の権威は地に落ちた。佐川のざまをみていると財務官僚などくそとなる。迫田や太田それに金に汚い片山さつきとくそまみれのオンパレード。
豊田ハゲ子や丸山ヘイト、ろくなのがいない。
東大文Tの志願者もガタ減りになるか。
http://www.asyura2.com/19/cult21/msg/406.html#c2
9. 2019年6月20日 15:23:50 : OeaNpMZKq2 : ZFpCWm5GREhnMDI=[102]
南海トラフ大地震、津波、、、の可能性大ですから、よろしいのかもしれません。
ペテン野郎の安倍の”国土強靭化”、、など、言うばかりの嘘に近いですからね〜
大雨でも堤防決壊ですから、誰も信じません、、、特に岡山県、、、、大変でした。
危ない場所に近寄らない,住まない、、が,正解でしょう。
福島県の皆さん、避難してくださいよ、今でも放射能垂れ流し状態ですから、、、
しまった、、と気づいても、その時対策と取っても遅いのです。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/231.html#c9
7. 2019年6月20日 15:28:05 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[343]
>>2
>何年停止してんね、大体、使用済み燃料が事故リスクが有る訳ないし
福島第一原発四号機は停止していて、使用済み燃料が事故リスクだったし。
http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/650.html#c7
2. 2019年6月20日 15:31:03 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[1481]
安倍政権倒して年金で暮らせる政治に
.
日本共産党
2019/06/19 に公開
2019.6.19 井上哲士参院国対委員長・参院議員スピーチ
「辺野古新基地建設は断念を!憲法審査会に自民党改憲案を提示させるな!参院選勝利!6・19国会議員会館前行動」
共催/戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会/安倍9条改憲NO!全国市民アクション実行委員会
https://www.youtube.com/watch?v=BALpjID9gfo
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/222.html#c2
46. 2019年6月20日 15:32:06 : 8wueEQ4oWE : S2Q5bDFTL3U5OTI=[20]
山本太郎議員は深く日本のことを心配し、多くの国民が本当に生きるためにはどうしたらいいかを真剣に考えている深い心の持ち主。これこそが政治家のあるべき資質。
山本議員の政治信念は、トラ大と重なるところが多い。トラ大は母国と国民を限りなく愛し、反トランプ派のグローバリスト(既成権力者達)と大手マスコミ、ハリウッドを相手に堂々と戦っている。トラ大の強みはこれら権力者達から一銭も献金を受け取っていないからズケズケと物を言えることだ。彼のこの2年半の経済政策の成果は世界が羨ましがるほどすごい:
失業率の大幅低下(3.6%,2019年4月)
所得税減税と賃上げ、
600万人の生活保護者に雇用、
米企業が続々米国に戻ってきている等でこの2年半で600万の雇用を創出などなど記述しきれない。
昨日、トラ大は2020年の大統領選挙再出馬宣言ラリーを開催、25,000人収容の会場は満杯。120,000人が応募したとか。トラ大は演説の中で:「米国は権力者の汚職と腐敗政治を許してきた。私はこのヘドロを流し出している(drain the swamp)。この国のオーナーである皆さんに主権を戻します..」
山本太郎議員とトラ大は人を惹きつける弁舌の旨さで政治に関心をもつ人を増やしている。私も山本議員の演説内容(よく勉強している)に魅了され、ボランティアと少しの寄付金で応援してます。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/224.html#c46
3. 2019年6月20日 15:36:51 : eQHpkW1P7s : Li5jYUI0RzNET2c=[225]
>>1
>>2
記事本文をぜーんぶ読んでからコメントしろよ。読まずにコメントすると1・2のような頓珍漢コメントになる。
http://www.asyura2.com/19/hasan132/msg/632.html#c3
16. TondaMonta[1047] gnOCj4KOgoSCgYJsgo@CjoKUgoE 2019年6月20日 15:41:33 : yRCI1HuJrc : b1UzQWtZLmlrclk=[1]
transimpex様。れいわの『8つの緊急政策』とは直接には関係ない内容は場違いです。別なところで大いにやってください。
panbet37様のように応援するもよし。批判するもよし。
17. TondaMonta[1048] gnOCj4KOgoSCgYJsgo@CjoKUgoE 2019年6月20日 15:45:40 : yRCI1HuJrc : b1UzQWtZLmlrclk=[2]
豚も人間も魚もクジラもそしてゴキブリも息をしているという点で同一である。
財務省官僚は連合の一因です。消費是増税を要求するのは当然である。財務官僚もその他の省庁官僚も自民党支持者も創価学会原田派も増税を支持する点で同一である。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/229.html#c17
8. 2019年6月20日 15:48:51 : OeaNpMZKq2 : ZFpCWm5GREhnMDI=[103]
2〉
おい、日本が破綻しないのは、国債を買って支えてくれた資本があったからだ。
国債を買わないようになると、大暴落だ。
今も国債買いませんか?と証券会社から電話あったが、誰が買っているのかね?
儲かれば、証券会社が受けるでしょう。誰も買わないから、カモを探して電話する。振り込め詐欺かもね。日本の社会は変質しましたね〜、悪いほうへ。
日本の民間銀行でも買わない。
日銀も不良債権した売れない国債持っていてどうするのだ? 大暴落するど。
出口が無いのです、出口戦略がね。
小泉純一郎のような馬鹿が不良債権処理!と言い始めると、、、強制的に売らされると破綻しかないわな。
おい、2〈は、どうする?
日銀国有化で逃げるのか?ふざけるな!誰が作った損害だ、国民に責任負わせるのか!
こうなれば、黒田、岩田、そして安倍・麻生を粛清しないと、前には進めないぞ!
http://www.asyura2.com/19/hasan132/msg/626.html#c8
15. 中川隆[-9446] koaQ7Jey 2019年6月20日 15:51:15 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3034]
乱聴録【其ノ三】クラングフィルム KL42006 KLANGFILM, TELEFUNKEN Ela L45
(2007年10月28日)
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10224
初期の台座が付いた 42006
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10224_801.jpg
クラングフィルムでは、1920年代後半のライス&ケロッグ型に次いで古い、この1930年代前半の形状をとどめるセンター・スパイダー型のラッパが、戦後になってアルニコの時代に移り変わるまでの長い間、フルレンジ・スピーカーの王座を守りぬいた。42006 はそれだけ完成度が高く、決定版であったということである。さらに、磁気回路が巨大で外観が立派なこともあって、42006 は現在でも最高のフルレンジとされているのだから、ラッパは1930年代前半から進歩していないと、この一面ではいえることになってしまう。この古風な姿をしたラッパが現在でも入手可能で、そのうえ、すばらしい音を出してくれるということは、ヴィンテージ・オーディオにおける最高の喜びのひとつである。
俗に ZETTON と呼ばれているようだが、KLANGFILM ZETTON システムのメイン・スピーカーは、別の12インチモデルである。型番は42002〜42004あたりの可能性が高い。(その後の調査によって、ZETTONについの記述が誤りだったことが判明したので、訂正させていただいた) 42006 はトランク・ケースに組み込んで、ポータブル映写システムに多用されたため、製造数が多く、現在でもクラングフィルムのフィールド型としては、最も数が多いラッパである。したがって、入手は比較的容易だが、すでにかなり高額になってしまっているだけでなく、さらに高騰しそうな勢いである。
シリアルが4万台の初期ユニットは、ガスケットのフェルトが美しい紺色をしている。そのなかには、上の写真のような台座が付いているユニットがある。42006 は磁気回路が非常に大きくて重い割りにフレームが薄い鉄板なので、少しの衝撃で変形してしまう恐れがあるから、この台座が省略されてしまったのは残念である(その後、7万台で台座付きのものを目にした)。6万台になるとフェルトは灰色になるが、代わりにレモン・イエローの半透明塗料が磁気回路の防さび用として塗布されている。下の写真の左側のユニットがそれで、タグには1938年と記されている。旧ドイツによるチェコスロバキア併合が始まった年であり、大戦前夜の優れた品質の製品が生み出された時代でもある。
シリアルが6万台(左)と11万台(右)の 42006
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10224_802.jpg
右側はシリアルが11万台で、第二次大戦中の製造と思われるが、品質は意外に高く、物資不足による粗悪な製品のイメージとはほど遠いものである。1945年のオイロダインと同様に、クラングフィルムの七不思議だ。その後、クラングフィルムのモデル・ナンバーが大戦中までの5桁から、1945年ごろの4桁を経て3桁になるのにしたがい、KL-L305 と改められたが、ラッパにこれといった変化は無かった。
42006 の初期には TELEFUNKEN ブランドの Ela L45 という同型のラッパがあった。黒いチジミ塗装、緑色のフェルト、センター・スパイダーのすき間に輝く銅メッキのポールピース。そういったパーツでいっそう魅力的に見えるラッパだが、最大のちがいはコーン紙にある。これまでに入手した2本は、どちらもコーン紙が少し茶色がかっていて質感がちがい、音も少しだけ柔かい印象であった。また、ボイスコイルの直流抵抗も14オーム程度と多少高かった。とはいえ、42006と異なる評価を与えるほどの差は無いので、いっしょにまとめてしまった。試聴は11万台のラッパを中心に、他も少しだけ聴きながら行った。
テレフンケンの Ela L45
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10224_803.jpg
■ ディスク1「マーラー/子供の不思議な角笛」
死んだ鼓手の大太鼓は青いテレフンケンと同じくらいの量感であるが、口径が大きいためか余裕を感じる。フィッシャー・ディースカウのバリトンはオイロダイン以上にリアルで凝縮感があり、ゾクゾクするほどであった。トライアングルやピッコロなど、細かい音も一とおり聞き取れた。ソプラノは軟らかく聞きやすいが、ほんの少し物足りなかった。それでも、シュバルツコップらしい声には聞こえた。途中のバイオリンソロは艶が控え目だが良い感じであった。古色蒼然たる見かけよりもずっと Hi-Fi 的だったのは確かである。
■ ディスク2「モーツァルト/女声歌曲集」
ホールトーンなど、古楽らしい空間の雰囲気は弱かったが、ニュアンスはそれなりに聞き取れた。ソプラノも地味で、ソプラノがフォルテで声が割れるような録音が歪むようなところは、濁ってしまってニュアンスがはっきりと聞き取れなかった。とはいえ、声がソフトで聞きやすかったこともあり、聴いていて悪い気分ではなかった。
■ ディスク3「ヌブー&ハシッドのヴァイオリン」
ヌブーとハシッドはあふれる才能をもつバイオリニストであったこと、そして、若くして命を失ったことで共通している。大二次大戦の初期に行われたブルムラインの装置による録音は、SP時代の頂点ともいえる出来であり、赤レーベルに金泥が輝くヌブーのHMV盤は、ヴァイオリン・ディスク史上の宝石である。ハシッドのほうはエビ茶色のレーベルで、同じ HMV盤でも趣が異なるのだが、念のためにSP盤を取り出して確認したところ、やはりブルムラインの装置を示す□の刻印があった。ウエスタンエレクトリックの装置なら△の刻印である。17才でハシッドが録音したタイスの瞑想曲を HMV の 203型蓄音機で聴くと、「クライスラーが200年に一度の逸材と絶賛した彼のビロードのごとき手で奏でれば、このありきたりに聴こえがちな曲がなんという深い美しさをたたえるのであろうか」と、思わずにはいられない。それほどの美音は望まないにせよ、この録音のバイオリンをフルレンジ・ユニットで満足に再生するのは意外に難しく、試聴にはもってこいである。
ヴァイオリニストに多い早逝の天才である二人
一聴からしてヌブーはいまひとつであった。高域に蓄音機的な華やかさが無く、電蓄的(当り前だが)であった。ちなみに電蓄とは電気蓄音機のことで、シャキッとした機械式の蓄音機の音に対し、ブーミーな音とされている。ハシッドはまずまずであったが、どうも古いヴァイオリンとは相性が悪いのかもしれない。試しにローラン・コルシアを聴いてみたところ、なかなか良い雰囲気であった。どうもヴァイオリンに関しては新しい録音のほうがマッチするようである。
■ ディスク4「ショパン/ノクターン全集」
録音年代の差はオイロダインほどではないが、はっきりと聞き取れた。音にはかげりがあって、ショパンのノクターンらしい雰囲気を味わうことができた。オイロダインは、20番で音が明るすぎて違和感があった。42006 も全体に少し誇張された感じはしたが、19番では音が少し不安定でいっそうアナログ的に聞こえる効果が生じて、この CD にはマッチしていた。高音は音程によって音色が異なるばあいがあり、調律師だったら気になるであろう。いかにも敏感なフルレンジらしい魅力的なピアノで、ソプラノが地味なのと対象的であった。
■ ディスク5「ムソルグスキー、ラベル/展覧会の絵、ボレロ」
一応フル・オーケストラもちゃんと聞けたし、チューブベルや大太鼓も悪くなかった。トライアングルなど細かい音も聞き取れた。しかし、音場はダンゴ気味になってあまり広がらなかった。もっと大きなバッフルなら良かったのかもしれない。やはり、「フル・オーケストラではツィーターが欲しくなるな」という印象をもった。量感はけっこうあって、ズシンと来た。拍手はダクトを耳に当てて聴いたような、遠くのジェット機の騒音にも似た、変調された感じの音であった。
■ ディスク6「ワルツ・フォー・デビー」
田舎に行くとコイン精米機というのがあって、玄米から精米し立ての米を食べるために利用されている。コイン精米機の動作中は「ザーザー」とも「ジャージャー」ともつかない音が響くのだが、42006 のスネアドラムは、まるでこの音のようであった。ハイハットはまずまずで、ピアノはリアルだが誇張された感じであった。ベースはオイロダインのような弾ける感じではなく、普通という印象を受けた。
■ ディスク7「サラ・ボーン&クリフォード・ブラウン」
クリフォード・ブラウンのミュートを付けたトランペットは、なんともいえない哀愁を帯びた響きであった。少しマイルドに過ぎるきらいはあるが、けっしてあいまいではなく、音のくま取りははっきりとしていた。ボーカルは声が浮き出て良かった。
■■ まとめ ■■
この量産ユニットとしては最も古い形状のフルレンジは、はたして Hi-Fi に使えるのであろうか? その答えは YES でもあり NO でもある。意外にレンジは広く、音の透明感もそれなりにある。往年の名録音ならオーケストラも含めておおむね良好だが、大編成の新しい録音はおもしろくない。フルレンジで高域を補うために良くある 8 kHz 付近のピークは比較的弱く、素直な特性である。したがって、自然で大人しい音である。
Hi-Fi 用ではなく、能率重視の古い設計だが、センタースパイダでショートボイスコイルという、軽い音原らしい敏感な音で、俗にいうハイスピードの典型だろう。いっぽうで巨大なフィールドらしい中音域の凝縮感もあった。低域はやや甘くて使いやすく、オイロダインよりも容易に低音の量感を出すことができる。男性ボーカル専用にモノで使えば最高か? ツィーター無しで満足できるかどうかは、聴く人の感性やポリシーによるが、平均的な米国系の12インチ・ユニットよりもはるかにワイドレンジなことは確かである。娘が借りてきたヒラリー・ダフの DVD を、なんの違和感も無く再生出来たことを付け加えておく。さすがに映画用のラッパだ。
初期の台座が付いたラッパは f0 が 70 Hz と少し高く、後期のものよりも低音が軽く感じられた。テレフンケンは少しだけ柔かい音で、42006 にもかすかにある、SIEMENS 系のフルレンジに特徴的な音の硬さが目立たなかった。さて、だいぶ長くなったが、42006 についてはあまりに書くべきことが多いので、続きは稿を改めて別の書き物にまとめることにする。
11万台のユニットの周波数分布
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10224_805.jpg
■■ スペック(42006)■■
6.8 kg : Weight : 重量
296 mm : Diameter : 外径
263 mm : Edge diameter : エッジの外径
236 mm : Cone diameter : コーンの外径
193 mm : Depth : 奥行き
88 mm : Depth of basket : バスケットの奥行き
38 mm : Voice coil diameter : ボイスコイルの直径
10 ohm : Voice coil DC resistance : ボイスコイルの直流抵抗
2.7 k ohm : Field coil DC resistance : フィールドコイルの直流抵抗
50 - 12 kHz : Frequency range : 実用周波数帯域
67 Hz : Resonance frequency : f0
Very high : Efficiency : 能率
■■ 評価 ■■
4 : Amount of bottom frequency : 重低音の量
5 : Amount of low frequency : 低音の量
5 : Amount of high frequency : 高音の量
2 : Amount of top frequency : 最高音の量
6 : Quality of lower frequency : 低音の質
7 : Quality of middle frequency : 中音の質
5 : Quality of higher frequency : 高音の質
7 : Frequency balance : 各音域のバランス
6 : Softness : 音のやわらかさ
4 : Brightness : 音の明るさ
4 : Clearness : 音の透明さ
4 : Reality : 演奏のリアル感
7 : Sound source image : 音像の明瞭さ
4 : Soprano : ソプラノ
8 : Baritone : バリトン
4 : Violin : ヴァイオリン
8 : Piano : ピアノ
4 : Orchestra : オーケストラ
4 : Brass : 金管楽器
6 : Big drum : 大太鼓の重低音
3 : Triangle : トライアングル
2 : Perspective of applause : 拍手の臨場感
2 : Snare drum : スネアドラム
6 : Jazz base : ジャズ・ベース
8 : Jazz vocal : ジャズ・ボーカル
5 : Aptitude for Classic : クラッシックへの適性
6 : Aptitude for Jazz : ジャズへの適性
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10224
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/479.html#c15
1. 2019年6月20日 15:56:16 : tIcKbh7AFM : cUh3R2tSVVp0NDY=[13]
詐欺的な年金・消費税も大問題だけど、相続税もドカンと持ってく超大問題
2015年にさらに改悪をしたのをご存知ですか?
世界最悪の税制
こりゃ金持ちは無税のオーストラリア北欧イタリアその他に逃げるね
大口を取り損なって庶民にたかってる
自分の場合をシュミレーションすると唖然とするよ
せめて半額にしろ
または控除を倍にすることだね
元は日露戦争の戦費調達のため
今はなんのため?
共産主義は個人資産は認めないんだったっけ?
http://www.asyura2.com/19/cult21/msg/420.html#c1
139. 斜め中道[6945] js6C35KGk7k 2019年6月20日 15:56:18 : 460ZVzz1ys : SDZ2LjR6cm1sVk0=[904]
>>138 さま
知っていると思います・・・知らされてはいると思います。
(あくまでも、俺の「思う」ですので、そこんとはよろしく。)
http://www.asyura2.com/19/senkyo261/msg/895.html#c139
18. 2019年6月20日 15:57:15 : NoYaqvHSb6 : WGhYTG04R2x6YkU=[55]
立憲の 宮城選挙区の石垣のりこ が、消費税ゼロを掲げている
新人 3人 美人候補は良いね
静岡 徳川宗家 須藤元気 余裕で当選
国民 玉木党首も目覚めてきた
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/229.html#c18
15. 2019年6月20日 15:57:28 : yhqgtQH9sI : YlRMQ1M4N3F5cGM=[180]
>7に追記
詐欺政治=安倍政権のアベです❗
昨日の党首討論で解散はあるのか?と聞かれたアベは「解散という言葉は頭の片隅にもない?」と答えたが本日のメディアは片隅ではなく頭の中心にあるのではないか?とかくだらない報道ばかり。
もういい加減にしてくれ❗
そんなに勝手に解散していいのか?❶憲法に自由に解散していいとは記載されていない。
❷憲法69条には内閣不信任案が可決したら、内閣総辞職か解散と定められている。
↓↓↓
勝てそうだから?国民に真を問いたいから解散するとはそもそも認められていない。世界的に見てもイギリスだって解散権を制限する方向にむいている❗
⭕今、本当に議論しなくてはいけない緊急の課題は「財政再建の話」
2019年度の「債務」は1944年の戦争中よりも債務状況は悪化している❗
当時、国の予算規模の2倍に「債務」がなっていたが、2019年度は2.2倍❗
⭕こんなむちゃくちゃな日本財政状況をどうするのかということこそ議論しなくてはならないはずではないか❗
「詐欺政治=安倍政権」と「第四の権力=マスメディア」はこの莫大な債務から「良識ある国民」の目をそらし
日本を奈落の底へつき落とそうとしている❗
⭕賃金最低国ニッポン!このままでは三流国に !中国の下請けの現実!
賃金をめぐって衝撃的な数字!OECD経済協力開発機構の発表では主要国の賃金を20年前と比較したところ「時給」日本だけがマイナス9%に❗
⭕年金制度が立ち行かなくなった原因は
❶60年間続いた自民党政権時代、
「国民の年金」を湯水の如くハコモノ(ユートピアetc)に流用し、アホ安倍政権になってからはGPIF(株)につぎ込み、挙句の果ては大損失を出し、そのツケを「年金カット法」で国民に押し付ける❗
❷トランプ君からは言い値で欠陥機=A35F戦闘機やオスプレイを爆買いする。
❸アベノミクスの破綻❗
第3の矢はどこへ行った?
国民の血税と国会を私物化する
詐欺政治=安倍政権❗
自民党に天罰を❗公明党に仏罰を❗
7. 2019年6月20日 15:59:02 : yPYxdiBS1w : YmRjZ2tycWNKUHc=[1]
下記は、信ぴょう性が高いと見ています。
>【水爆実験大騒ぎ安倍政権の茶番】横田めぐみは、朝鮮の李王朝と天皇家の後継者として計画的に拉致され金正恩の母親となった!?
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/post-4ecd.html
_____________
詳細はこちら。信じるかどうかは、あなた次第です。
>http://www.asyura2.com/18/cult19/msg/694.html#c9
ここ数年、2012衆院選以降の政治状況・背景を探り続け、メディアや政治の裏側に隠されていたものが見えてきた。それらの全ては、国民が是非とも知っておかなければならない事実である。表現が露骨で申し訳ないが、もはや「救う会」は、
_ 拉致問題を利用して日米朝の軍事産業の拡大を目指す会に「巣食う会」_______であり、
_ 晋三の実の叔母が拉致問題を利用して不正選挙の安倍政権を「徹底擁護」する会___である、
と断ぜざるを得ない。
以下、略____
47. 2019年6月20日 15:59:30 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[344]
連合をたたくのがどうとか書いているのがいるけど、あなたはこれを見てどう思う?
wikipediaから抜粋
--------
東京都生まれ。東京学芸大学附属高等学校18期生、1979年、東京大学教養学部卒業。同年、新日本製鐵株式会社に入社。
新日本製鐵広畑製鐵所に勤務、1983年から新日鐵本社の労働組合建材・鋼管支部書記長(非専従)、1984年から専従となり新日鐵本社労働組合執行委員、1988年日本鉄鋼産業労働組合連合会特別本部員、1990年から鷲尾悦也により日本労働組合総連合会(連合)を通じて外務省在タイ日本国大使館一等書記官として3年間派遣された。
1994年、新日鐵労働組合連合会書記次長、1998年、新日鐵労働組合連合会書記長、2002年、新日鐵住金労働組合連合会会長、2006年、日本基幹産業労働組合連合会事務局長、2010年、日本基幹産業労働組合連合会中央執行委員長、全日本金属産業労働組合協議会副議長。
2010年から連合副会長、2013年から連合事務局長、2015年10月から同会長。
--------
今の会長神津は、東大学閥で、外務省の書記官もやっている(?)。
これで、労働者の意見を汲み上げることができるのか?
東大の横の繋がりを考えると、怪しいと感じない方が変でしょ。
(官僚は東大出身が大半)
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/224.html#c47
1. 2019年6月20日 16:01:11 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3035]
>鳩山元首相、山本太郎参議院議員に寄せる期待が大きいが、山本太郎参議院議員に寄せる期待が大きいが
中国のスパイの鳩山元首相がそんなに好きなのか
植草一秀も中国のエージェントという事だな
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/234.html#c1
1. 赤かぶ[18310] kNSCqYLU 2019年6月20日 16:01:12 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[8376]
政権にとって不都合な真実を突きつけているのは金融審だけじゃない。財務相の諮問機関である「財政制度等審議会(財政審)」は19日、令和時代の財政のあり方に関する建議(意見書)を麻生大臣に提出。その内容は相当シビアなもの。https://t.co/sHu8wzQwik
— tenriver (@Tenriver103) 2019年6月20日
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/235.html#c1
2. 赤かぶ[18311] kNSCqYLU 2019年6月20日 16:01:51 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[8377]
「金融審の報告書を『不適切』とした対応アベ政権は選挙を控えているから都合の悪い事実を認めたくない」財政審の建議も「受け取らない」と言い出す?金融審に続き…財政審が安倍政権に突きつけた不都合な真実 - 北海道は素敵です!! - Yahoo!ブログ https://t.co/Ws89UlY4Mj
— 松本 美紀子 (@yuuta24mikiko) 2019年6月20日
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/235.html#c2
16. 2019年6月20日 16:02:15 : yhqgtQH9sI : YlRMQ1M4N3F5cGM=[181]
>15の訂正
欠陥機=A35F戦闘機
↓↓↓
欠陥機=F35A戦闘機
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/212.html#c16
1. 2019年6月20日 16:05:01 : IRYukjwxpc : LjFyLnlBdURQS2M=[2]
読んでみて下さい。
これが事実だとすると、安倍晋三、横田夫妻らの不可解な行動の辻褄が合います。
そして、安倍がピンチの時に「ミサイル一丁!」の電話注文も、あり得ると思います。
>【水爆実験大騒ぎ安倍政権の茶番】横田めぐみは、
朝鮮の李王朝と天皇家の後継者として計画的に拉致され金正恩の母親となった!?
http://be-here-now.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/post-4ecd.html
10. 斜め中道[6946] js6C35KGk7k 2019年6月20日 16:06:24 : 460ZVzz1ys : SDZ2LjR6cm1sVk0=[905]
1〜7の皆様に賛同する。
>>9 さまには特に賛同・・・というより共感するなぁ〜♪
「競争なんかしねぇ〜♪」
・・・というのが
「女神の時代」のあるべき姿だろう。
http://www.asyura2.com/19/cult21/msg/397.html#c10
8. 人間になりたい[1091] kGyK1ILJgsiC6IK9gqI 2019年6月20日 16:06:28 : Igew9LiSCV : SVFzcHhMUWdwdG8=[141]
ハゲに罪はないが、杉田と百田のハゲは許せない。
前川喜平さんは、退職当初は、政治的活動にはあまり関心を見せなかったが、
最近では政権批判などを含めて、政治的な発言もかなり増えたようだ。
この国を衰退から救うのは、経済の問題もあるが、教育も重要な問題だとおもう。
とくに教育勅語を信奉する反教育ゴロツキ勢力から、教育を取り戻さなければならない。
政権交代、前川文科大臣の誕生を祈念する。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/233.html#c8
2. 2019年6月20日 16:07:50 : gDuJsjuxdc : LlJvaVVYTFJESUE=[270]
■よその国の人から
『日本すごい』って
だ〜れも言ってくれないから
自分自身で言うしかない
・・・てか
これは データ改ざんの類と同じ
官邸筋からTVへの
『日本すごいかマーシャル』の発注!
国民への 目くらまし 政権延命策なのでアル!
官房機密費が ジャンジャンテレビ局へ
流れ込んでる
これが マスコミへの口封じに
効果絶大!
17. 2019年6月20日 16:07:54 : yhqgtQH9sI : YlRMQ1M4N3F5cGM=[182]
>15の訂正
「国民の年金」を湯水のごとくハコモノ(ユートピアetc)
↓↓↓
「国民の年金」を湯水のごとくハコモノ(グリーンピアetc)
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/212.html#c17
13. panbet37[1452] gpCCgYKOgoKChYKUglKCVg 2019年6月20日 16:09:40 : Qem2PEwtrg : RFhQdTdKQVNhRW8=[67]
貧すれば鈍する。毒食わば皿まで。自民党よ、憐れだのう。情けないのう。
今度の参議院選挙で死んでくださいね。わかったね。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/221.html#c13
28. 赤かぶ[18312] kNSCqYLU 2019年6月20日 16:17:47 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[8378]
自民党 参議院選 ドミノ倒しの敗北感濃厚
— Shimamura Nobuo (@diabites4752) 2019年6月19日
「国民だましは全て裏目 参院選“激戦区”でオセロ現象の予兆(日刊ゲンダイ)」
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/223.html#c28
8. 2019年6月20日 16:21:05 : nuFElU31SM : eTJSNmNQN0hWc2s=[160]
統一教会に乗っ取られている。
共産党系の佐藤勝巳氏が排除されて以降、完全に支配されている。
向こうで家族を持ったり出世をした人間が帰りたいと思うわけがない。
帰ったらどうなるか?
職業訓練?
曽我さんは介護施設で、ジェンキンスさんは土産物屋で働かされた。
地村さんも蓮池さんもあまり幸福そうでない。
我々は2002年に正義のつもりで大間違いをしでかした気がする。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/230.html#c8
10. 2019年6月20日 16:23:13 : lSEfXrG9vc : a1U4YXBaNDNxS28=[71]
神奈川の人口は900万人。東京に匹敵する。横浜・川崎で520万人。
ところが警察は高知県と同じ警察庁に属する。
警視庁に準じる組織にしないと対応力に無理が来ている。
神奈川と東京の広域犯罪は神奈川県警をすり抜けて警視庁で挙げられている。
神奈川県警が犯罪の温床に手を貸しているように見える。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/231.html#c10
19. 2019年6月20日 16:24:05 : sIBP8FVPfU : OHduLndJMy93ZGs=[117]
13番さんのコメントどおり、立憲には残念(?)ながら居ないと
思います。
だから山本太郎に勝負を掛けてみます。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/229.html#c19
11. 2019年6月20日 16:24:07 : KBx94iiREA : Ti5xdVF2L0l2UWM=[5]
「民主党政権時代には素晴らしい年金制度があったのに安倍がそれをダメにした」とか、べつにそういうわけではないですよね。仮にそういうことなら旧民主党の人々も遠慮なく安倍を責められるけど、そうではないのに、旧民主党の方々は敵失に喜びすぎじゃないか?とは思います。ここは落ち着いて、皆が話題にせざるを得ないほどの革新的な年金改革案を打ち出すべきときで(反緊縮で積極的な財政出動論は不可欠!)、今さら麻生の言葉尻や態度を難詰してたって何の生産性もありません。
現状では「安倍はダメだ、やっぱり民主党だった!」と思う人々はあまり増えてない筈で、世論調査で旧民主党系の政党の支持率がついでに下がってても、それはそれで不思議ではない気もします。っていうか、世論調査ごときは国政選挙とは何の関係もないわけで、それで国の政策が決まるわけでなし、放っておけばいいんだと思いますけどね。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/211.html#c11
46. ピッコ[1589] g3ODYoNS 2019年6月20日 16:24:26 : bw7X8lSbUg : U1BXbU9YREFnRnM=[3]
>30. 人間になりたい
「自国通貨立ての日本はカネを刷れば破綻することはないということを言っている。国の借金は、国民の借金ではなく、国民の資産になる。」
普通に考えてみてください。 借金が財産になるなんてこと現実にありますか? 資産は資産でも、それは「負の資産」なのではないでしょうか? たとえば、自国通貨立てのアメリカが、ヨーロッパが、中国が、国の借金は国民の資産になるからと、中央銀行にどんどん金を刷らせて同じことをすればどうなるでしょうか? 通貨は、その通貨に対する信認が基本です。 借金を中央銀銀行で刷って使うようなズルい国が発行する通貨に信認は無いでしょう。 MMTは何も新しい経済理論とかではありません。 日本がこの6年の間に「アベノミクスの異次元金融緩和」として既にやっていることなのです。 それなのに、なぜ日本の通貨は信認を保っているのでしょうか? それは、デフレ脱却を唱える日本中央銀行による「一時的な金融コントロール」として捉えられているからです。 それに、長年にわたって日本が培ってきた経済的信用力が後押ししているのです。 しかし今、日本は大変な困難に直面しようとしています。 どうやら、この世界歴史史上最大のアベノミクス異次元金融緩和を黒田日銀は止められなくなっているようなのです。 止めようとするだけで国債は大暴落し、もちろん株も大暴落することになり、日本発の世界恐慌を起こしかねない、そんな状況になっているのです。 このまま金融緩和をズルズル続けていけば、最終的に日本は財政破綻してしまいます。 金融緩和はよく麻薬に例えられますが、日本は6年もの長期にわたってこの麻薬を打ち続けてきたわけですから、体力も落ち、元の健全な体に戻ることがむつかしくなっているのです。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/201.html#c46
48. 赤かぶ[18313] kNSCqYLU 2019年6月20日 16:24:42 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[8379]
2019年6月19日の新宿駅前での街宣。
— RoboPenguin (@Pinguin1918) 2019年6月20日
立憲民主党の支持母体である「日本労働組合総連合会(通称:連合)」への言及。
「消費税10パーにしろなんて言う労働組合あるかよ!?」#山本太郎 #れいわ新選組 #消費税減税 #立憲民主党 #経団連 pic.twitter.com/lsjMRjKplX
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/224.html#c48
3. しんのすけ99[515] grWC8YLMgreCrzk5 2019年6月20日 16:27:28 : A4AvZivHZs : WU95VlVYQVVmdmM=[277]
>過去を中立公平に評価する歴史観が「自虐史観」として批判を浴びる。
>「自虐史観」だと批判する人々が提示する歴史観は「唯我独尊史観」でしかない。
別に 日本にだって 世界に誇って良いものはたくさんある したがって そこに目をやる事じたいが
別に悪い事などではないのだが いい事に目をやる前に 悪い事に戒める省みるという事を知らぬ連中がいる
◆ いわゆる馬鹿ウヨ連中は いい事ばかりに酔いしれて 悪いことからは目を瞑る ◆
だから ネトウヨの ≪オナニー史観≫ と言うのである
本当の意味での 誇り高き日本人は、こう戒めるのだ
「良い事は皆 周りのお陰 悪い事は皆 自分達の至らなさ」 いい事は決して威張らず誇示せず
自分達から誇示せずとも 自然と周りの国から世界の人々から 水が高きから低きに流れて来るように
黙っていても称賛されるのだから 馬鹿ウヨ連中みたいに なにひとつワザワザ誇示する必要などないのである
だが 悪い事は 言われる前から 指摘指弾される以前から 自ら進んで反省自戒をするのが本当の意味での
誇り高き日本人なのである 周りの人に感謝を忘れず どんな苦境にも助け合う そう 阪神大震災や東日本大震災
暴動や略奪など一切せず 無秩序の無政府状態となっても お互いを思いやる気持ちを決して捨てる事はなかった
世界中から称賛された被災者たちを、誇ったとしても何もバチは当たる事はないのである
しかし 悪い面だってある そこからあえて目を逸らす人間がいるのもまた事実だ
悪い面はもちろん かつての侵略戦争 アジアを土足で踏みにじりアジアの民衆に 耐え難い苦痛を与えた
馬鹿で愚かで無能の限りを尽くした軍国体制を、是として 許してしまった歴史的事実から目を逸らしては
その後から どんな善行をしようとも それを誇示できる資格はないのである。
◎ 悪い事を反省自戒するのが先であり それが本当の日本人である ◎
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/234.html#c3
22. 赤かぶ[18314] kNSCqYLU 2019年6月20日 16:28:00 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[8380]
2019年6月19日の新宿駅前での街宣。
— RoboPenguin (@Pinguin1918) 2019年6月20日
立憲民主党の支持母体である「日本労働組合総連合会(通称:連合)」への言及。
「消費税10パーにしろなんて言う労働組合あるかよ!?」#山本太郎 #れいわ新選組 #消費税減税 #立憲民主党 #経団連 pic.twitter.com/lsjMRjKplX
これこれ!!
— nony (@nony) 2019年6月20日
ここが問題!
大問題!
さすが太郎ちゃん!
連合の意味を知ってて支持しているのと知らないで支持しているのでは同じ立憲支持者でも意味が違うし、政党政治の見方も大きく変わる。
私の旦那の勤め先の労組は春闘以外で従業員を守らない。
この意味を考えて下さい
連合 ≒ 経団連Jr. です
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/226.html#c22
2. 地下爺[6906] km6Jupbq 2019年6月20日 16:28:30 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1286]
昔は 「金 安倍 ミサイル」 で検索すると美味し画像が いっぱい
見つかったもんですが これが 情報統制てやつでしょうか?!
あるいは 忖度 ?!
23. 赤かぶ[18315] kNSCqYLU 2019年6月20日 16:28:56 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[8381]
連合は国民民主と立憲民主の支持母体です。
— ny (@ny_account71) 2019年6月20日
連合が消費税推進なのに、消費税凍結を言ってくれているのは、民民・憲民の政治家のおかげです。
(立民の中には、消費税廃止を言っている方も容認してくれているのは、枝野代表の力)
誰が連合にべったりなのかは個々判断する必要あると思います。
元連合本部青年部に関わっていた者です。
— Majesty Photo (@majestyphotoJP) 2019年6月20日
実は消費税増税を推進したのは、自動車総連出身の事務局長です。
自動車総連、UIゼンセン、電力総連は与党に近い産別ですので、連合の活動方針の足並みを乱す可能性が非常に高いです。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/226.html#c23
37. 2019年6月20日 16:32:25 : sIBP8FVPfU : OHduLndJMy93ZGs=[118]
安倍晋三のバカさ加減を露呈した、三歳児の男の子と
何ら変わらないウスバカということだろう。
おめでたい人間としか言いようがない。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/208.html#c37
2. 2019年6月20日 16:32:59 : 7OQyxqiIB2 : blQ3Q2ZYZUxTQi4=[1]
話は関係ないけど、東京オリンピックスタジアム、その他の国のオリンピックスタジアム5個分も税金使うならチケット代タダでいいんじゃね?また年金生活できんくらい減らすんなら、米国のようにフードスタンプ別支給すべきじゃね?そしたら文句ないわ。
http://www.asyura2.com/19/cult21/msg/417.html#c2
9. 地下爺[6907] km6Jupbq 2019年6月20日 16:33:07 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1287]
やっては いけないと理性ではわかるのですが 麻○ とか 安○ とかを
こんなふうに いじめ抜きたい。。。。
ベオリアが水泥棒だけでなく、福岡を核のごみ捨て場に狙っているようだが、とんでもない話で、本土で一番上海に近い場所で首都移転しても悪くない場所を殺すような事をさせては駄目である。
福島首都移転が潰されて、その後は岐阜などの第二候補が繰り上げ検討される事もなく、十年近くになるが、上皇が半遷都のように京都を盛りたてるのは有りで、橋の下の二都構想を京都にするならグッドである。
http://www.asyura2.com/19/cult21/msg/421.html
5. 2019年6月20日 16:37:26 : UukkcTToeg : d05sUXJOOXIxOWc=[13]
小池晃氏
「再生回数300万回突破しました!」
https://twitter.com/koike_akira/status/1141609973123706880
10. 2019年6月20日 16:42:03 : s079KHBwyE : eGRHS1pPS3hsU2s=[1]
07氏>[権力のイヌ=人間のクズ=みっともない外見、別にハゲだから言っている のではない、汚い生き方が顔ににじみ・・・」
貧相で下品でシミッタレタ犯罪者風の顔が、滲み出ておるよ。コイツの顔をメデイアで見ると、半日くれえはケタクソ悪りいよ。コイツは権力の奥で、バレネエと思って、兇悪連続強姦犯のワッパ開錠するとか、コソコソ陰に陽に、ワルサ犯罪のオンパレードだ。地元足元のドンはカジノ反対に回ったが、コイツはカジノで一商売企んでおったが、どう帳尻合わせるつもりなんだ。縫製の薬缶か土瓶か知んねえが、阿呆な頭を絞りに絞って、エロエロ企んじょるだろう。安倍は、周りに、強姦魔・詐欺師・巾着切とか、おげんな犯罪者風っばかりをヨーケ集めるよ。本人も、筋もん騙して火炎瓶食うくっれじゃから、合うんだろうな。何だか知んねえが、我が国もたいした国になったもんだよ・・・。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/233.html#c10
38. panbet37[1453] gpCCgYKOgoKChYKUglKCVg 2019年6月20日 16:44:49 : Qem2PEwtrg : RFhQdTdKQVNhRW8=[68]
嘘つきがよく言うよ。数千万の日本人が、ほんとは願っていると思う。極悪、売国の安倍晋三、一刻も早く死んでくれないか。あるいは、刑務所か、精神病院に入ってくれないか。御願いだ。みんな大喜びするよ。日本はまた、ハッピーになれるぞ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/208.html#c38
5. 2019年6月20日 16:47:08 : UukkcTToeg : d05sUXJOOXIxOWc=[14]
⇒《主要な激戦州でバイデン前副大統領をはじめとする民主党の有力候補がトランプを支持率で上回ってている。》
民主党有利なんですかね。
http://www.asyura2.com/19/kokusai26/msg/653.html#c5
3. 地下爺[6908] km6Jupbq 2019年6月20日 16:47:17 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1288]
大馬鹿者が 選挙前だぞ !!
6. マッハの市[2081] g32DYoNugsyOcw 2019年6月20日 16:49:33 : dyrvKXLs7I : TVd2Y2hOLmFDOE0=[4]
>>5 氏
同意です。
森友疑獄と加計疑獄、統計不正の国民だまし。
自民党が導入した労働派遣の合法化で家庭も持てず、少子高齢化の最悪社会に突入。
タガが外れた安倍自民がこんな政治をやっていたのでは、
国民の生活は悪くなる一方です。
若い方には生来が、かかっています、
自民公明に騙されるな。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/154.html#c6
3. 中川隆[-9448] koaQ7Jey 2019年6月20日 16:50:34 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3033]
2019年06月20日
橋下徹の怨念 / 家系を隠したい人々
黒木 頼景
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68769938.html
戸籍を抹殺したい左翼勢力
大抵の日本人は、日本人の親から生まれ、日本で育ち、日本人と結婚して日本人の子供を持つ。そして、命が尽きると日本の土に還り、家族が恋しくなるのか、盆暮れ正月にひっこり現れたりする。日本人は家族のような国家を築いてきたので、異邦人の集落というのは滅多に無く、多少なりとも皆が知り合いだ。ところが、日本を恨む連中は、公職に就いても自分の素性を隠すことが多い。自分が何処で生まれ、誰の子供なのか、つまり、どんな両親を持っているのか、どんな祖父母がいるのか、といった情報を「プライバシー」の楯で曖昧にし、決して明らかにしないのだ。もし、政治家や裁判官、警察官、公務員になろうとする者が、故郷や両親を公表できない人物だったら、我々は得体の知れない不安に包まれ、疑心暗鬼の生活を送ることになるだろう。だって、どんな思想を持つ人物なのか判らぬ奴が、公権力を握るなんて恐ろしいじゃないか。
Hashimoto 1 セーレン・キルケゴールやフリードリッヒ・ニーチェの哲学を学んだ人でなくても、「ルサンチマン(憎悪・憤慨 / ressentiment)」という言葉を聞いたことがあるはずだ。人間というのは自分が隠したい事をバラされると、その屈辱を一生忘れられず、「あの野郎 !」と何度も想い出すので、バラした人間を心の底から恨むようになる。(デイヴィッド・ヒュームが言ったように、人は理性よりも感情に支配されてしまうのだ。) 去年、元大阪府知事の橋下徹は、日本の戸籍制度に文句を付けたことがある。というのも、彼には苦い経験があるからだ。橋下氏が府知事から大阪市長になったとき、佐野眞一と週刊朝日が彼の出自を調べ、被差別部落出身であることや父親がヤクザであるとの恥部を暴露した。これに激怒した橋本市長は裁判を起こし、佐野氏と朝日側は和解金を払うことで訴訟を収めたが、恥ずかしい過去を暴かれた橋下氏が、その怒りを鎮めたとは思えない。彼が戸籍制度に反撥を覚えるのは、個人的な怨念を持っているからだろう。
橋下氏は徹底的に戸籍制度を嫌っている。彼は雑誌に投稿した文章の中でこう述べていた。
・・・現戸籍における本籍地や出生地の記載は被差別地域を確認すること意外に使い道がありません。本人の本籍地は簡単に変えることができますが、本人の出生地や祖先の本籍地・出生地は延々と付いてきます(戸籍を遡って検索できます)。そして本人の出生地や祖先の本籍地・出生地は今の日本社会において提出を求められることがないのに、ずっと戸籍に記載が残ったまま。・・・・この不要な戸籍記載こそが、悲惨な差別問題を引き起こしているにもかかわらずです。(橋下徹 「日本の戸籍は差別助長のツールだ」、 PRESIDENT Online, 2018年2月28日)
忌まわしい過去や恥ずかしい家系を背負いながら生きている橋下氏からすれば、日本の戸籍制度は憎しみの対象でしかない。橋下少年にしたら、まるで生まれたときから出生地と血筋が入れ墨のように刻印されているようなものだ。何度洗っても、どんな学校を卒業しても、弁護士や政治家になっても、決して消えることがない烙印となれば、自然と悔し涙が流れてくる。日テレの法律番組で一躍有名人になったのに、週刊朝日に家系をバラされたんだから、橋下氏が日本社会を恨むのも当然だ。しかし、一部の者が不満を抱いたからといって、日本社会に必要な制度を撤廃するのは間違いなんじゃないか。日本という文明国を構成する人間の素性が謎のままで、どんな人物が隣に住み、試験に合格しただけで役所に入って権力を行使するなんて、考えただけでも不気味である。人間というのは野生動物とは違い、誕生日を祝ったり、結婚式を挙げることもあれば、葬式を行って命日を暦に刻んだりする、極めて異質な生物だ。ましてや、日本国民ともなれば、単なる地上の人間ではなく、先祖代々「日本」を支えてきた特別なメンバーで、皇室と常に苦楽をともにしてきた高尚な民族である。ゆえに、我々と同じ先祖を共有しない朝鮮人といったアジア人は、いくら日本国籍を取っても「日本人」にはなれない。
戸籍にイチャモンをつけるのは、昔から左翼が用いてきた手口である。「天皇制研究会」とツルんでいた福島瑞穂は、弁護士時代から結婚制度や戸籍制度を呪っていた。福島と同じく、皇室を心から憎む極左活動家の佐藤文明は、戸籍を天皇の「臣民簿」と罵る。
・・・戸籍簿は「日本臣民簿」、つまり天皇・皇族に支配されている家来達の登録簿なんですね。別な言い方をすれば「皇民簿」と呼んでもいいと思います。(佐藤文明 「象徴天皇制にとって戸籍とは何か」、戸籍と天皇制研究会 編 『戸籍 解体講座』 社会評論社1996年 p. 21.)
日本の伝統や文化を憎む佐藤は、「家」を大切にする日本人に恨みを抱く。彼は天皇制イデオロギーと「家族国家観」を絡めて批判し、世帯主という発想や家父長制を皇室攻撃に用いていた。日本人が敬愛する陛下を憎む佐藤は、なぜ天皇に権威があるのか、その理由を説く。家では父親、すなわち戸主が偉い。女房子供は逆らえないほどだ。しかし、天皇はその戸主より偉い。戸主はその家の氏神とか祭祀を継いで家を守っている。そして、この氏神を遡ってゆくと、天皇の祖先である「皇祖」に辿り着く。氏神様よりもっと上の本家として天皇家があるから天皇は偉い人になる、というのだ。(上掲書 p.29.参照) 佐藤によれば、天皇制は人民を支配するためのイデオロギーで、戸籍は隷属化された民衆の登録簿になるらしい。皇室撲滅を目指す左翼は、日本人をロシアにいた農奴のように扱っているのだ。
ちなみに、この佐藤文明は戸籍廃絶ばかりではなく、在日鮮人の指紋押捺にも反対する活動家だった。しかも、彼を囲む面子がこれまたすごい。まだ息のあった社民党のお陰で衆議院議員となれた保坂展人(ほさか・のぶと / 世田谷区長)、土井たか子の古株秘書として権力をふるっていた五島昌子、朝鮮人を熱心に支援する極左学者の田中宏(元一橋大学教授)など、ゾッとするような人物が亡くなった佐藤を偲んでいる。
一介の左翼人弁護士から社民党の党首にまで出世した福島瑞穂は、前々から結婚制度や戸籍制度に恨みを抱いていた。「女性の権利」を守ると嘯く福島は、女性が結婚するとなぜ夫の戸籍に入らねばならぬのか、どうして夫の姓にしなければならないのか、と文句を垂れていた。彼女は婚外子の件にも触れて、戸籍が如何に差別的なのかを説く。(上掲書 pp.112-115.) 福島によると、日本国民を「個人単位」にすることで、婚外子による戸籍の汚点や、夫婦同姓による不便さ・煩雑さから「自由」になれるという。福島は「身分登録は個人カードにすべし」と述べた川島武宜、並びに、それを支持した我妻栄に言及し、砂粒のような日本人を理想とする。ここでは述べないが、我妻栄は本当に極悪人で、日本人を懲らしめるための占領憲法ができたことで大喜びだった。この極左学者は明らかな確信犯で、憲法に従う民法を利用して、日本人の精神をズタズタにし、国家を内部から崩壊させようと企んだのである。それなのに、東京大学や植民地大学の学生は、読解力がないのか、それとも暢気だから気づかないのか、その真相は分からない。一般的に、日本人はマスコミとか世間の“評判”に弱いから、「我妻先生は民法の泰斗なんですよぉ〜」と聞けば、「えぇっ〜、そうなんだ〜。じゃあ、一生懸命、勉強しなきゃ !」と思い込む。恐ろしい内容を含んだ講義なのに、その意図を疑わず、簡単に洗脳されてしまうんだから、日本の学生はどんな優等生でもボンクラだ。特に、法学部の卒業生は健康な狂人になっているから、「お気の毒」としか言い様がない。
立身出世を遂げた苦労人、アレグザンダー・ハミルトン
Alexander Hamilton 2(左 / アレグザンダー・ハミルトン)
他人に自慢できない家族を持っていても、それを克服して偉大になった政治家は少なくない。例えば、アメリカ合衆国を建てた父祖の中でも、初代財務長官となったアレグザンダー・ハミルトンは驚くほどの苦労人で、その生い立ちは特筆に値する。( 興味がある人は「Willard Sterne Randall, Alexander Hamilton : A Life, Harper Collins Publishers, New York, 2003」を読んでみてね。) 彼の幼少時代を語るなら、先ずその母親レイチェル(Rachel)について述べねばならない。アレグザンダーによれば、母方の祖父はジョン・フォセット(John Fawcett)なる医者で、フランス出身のユグノーであったらしい。ジョンの妻、すなわちアレグザンダーの祖母はメアリー・アピングトン(Mary Uppington)なるイギリス人で、ジョンと結婚する前、既に二人の子供を産んでいたそうだ。結婚に伴い、フォセット夫人は合計七人の子供をもうけるが、生き残ったのは二人の娘だけで、アンとレイチェルの姉妹である。結婚前に生まれた姉のアンはのちに、ジェイムズ・リットン(James Lytton)という裕福な農園経営者と結婚する。
フォセット夫妻は西インド諸島にあるネーヴィス島で小さな砂糖農園を営むが、ある時期、謎の病気が島全体に蔓延し、ほとんどの草木が枯れてしまい、住民は次々と島を離れてしまう。さらに不運は重なるようで、フォセット夫妻には口論が絶えなかった。意思が強く、そのうえ機転が利くメアリー夫人は、リーワード諸島の裁判所に離婚を求めた。二人の間に和解が成立すると、彼女は夫の財産に対する権利を放棄し、僅かな年金をもらうことだけで離別することにしたそうだ。彼女は娘のレイチェルを連れ、セントクロワ島で人生を再スタートさせようとした。
そこに、ヨハン・ミカエル・ラヴィーン(Johann Michael Lavien)という「デンマーク人」が現れる。彼は衣服を扱う雑貨商で、野心を抱いてセント・クロワ島に着くと、小さな砂糖農園を購入したそうだ。レヴィーンは裕福ではなかったが、それを隠すように派手な衣装に身を包み、金持ちの結婚相手を探していたという。この煌(きら)びやかな服装に惑わされたのが、レイチェルの母メアリーである。彼女は16歳の娘を21歳も年上のレヴィーンに嫁がせることにした。未来の息子アレグザンダーによれば、若きレイチェルはレヴィーンとの婚姻に乗り気ではなかったが、母の希望なので渋々従ったらしい。まだ10代の花嫁はピーターという息子を産み、この子だけがレイチェルの嫡出子となった。
若くて美しい女性を嫁にしたラヴィーンには、人には明かさない“怪しい”側面があった。「レヴィーン」というのは、セファルディム系ユダヤ人が持つ「ラヴィン(Lavine)」という氏名の変形で、ハミルトンの伝記作家達は彼をユダヤ人と推測している。スペインの「マラーノ(Marrano / 偽装キリスト教徒のユダヤ人)」もそうだけど、ユダヤ人というのは素性を隠して「ヨーロッパ白人」のように暮らすから、実に油断がならいな。もし、メアリーがラヴィーンの正体を知っていたら、決して娘を嫁に出すことはなかっただろう。というのも、当時、ユダヤ人との結婚なんて論外だから、年頃の娘を賤民に紹介する親なんてまずいなかった。
こうした憶測はピーターの「洗礼」からも由来する。奇妙なことに、ピーター・ラヴィーンは23歳の時に“こっそり”とキリスト教の洗礼を受けたのだ。おそらく、親爺のヨハンは隠れユダヤ教徒で、幼い息子をキリスト教徒にしたくなかったのだろう。だが、ヨーロッパ人のコミュニティーで生活するとなれば、「無宗教」でいることは難しいし、「どうしてキリスト教徒ではないのか?」と尋ねられれば答えに詰まってしまう。だから、商売や生活のために、名目上でもキリスト教徒になっていた方が得だ、と考えたのかも知れない。これは在日朝鮮人が日本に帰化するのと同じ理屈だ。「生活上便利だから」というのが鮮人の発想で、この第三国人どもは運転免許証を取るような感覚で日本国籍を手にする。
砂糖農園を経営して「ひと財産」を築こうとしたラヴィーンであったが、利益よりも借金が増えてしまい、彼は妻の財産を食い潰してゆく。1750年頃には、夫婦の生活が険悪となり、レイチェルは家を出ようと試みた。しかし、プライドを傷つけられたレヴィーンは、女房を懲らしめる目的で姦通罪をでっち上げ、デンマークの法律を利用すると、彼女をクリスチャンステッドの牢獄に放り込んでしまったのだ。身の毛もよだつ監獄に入れられたレイチェルであったが、夫の期待を裏切り、数ヶ月の囚人生活にもめげなかった。恐ろしい上に孤独な生活を強いられたレイチェルであったが、離婚の意思は変わらず、釈放された後、彼女は息子のピーターを捨ててラヴィーンの元を去る。しかし、彼女は正式な離婚ができず、恥知らずの淫売という汚名を背負ったまま暮らすことになった。
新たな生活を始めたレイチェルは、スコットランドで上流階級に属するセイルント出逢う。カンバスキース(Cambuskeith)系ハミルトン家に育ったジェイムズ・ハミルトン(James Alexander Hamilton)こそ、アレクサンダー・ハミルトンの実父ある。このジェイムズは毛並みが良く、彼の母エリザベス・ポロック(Elizabeth Pollock)は準男爵の娘であったそうだ。ただし、ジェイムズは四男であったから、長子相続の恩恵には与れず、グラスゴーで徒弟修行を終えた後、西インド諸島へと移り住むことになった。案の定、大地主のお坊ちゃんには商才が無く、農園事業を興しても失敗続き。兄のジョンは周囲に内緒で弟の尻拭いをしていたそうだ。息子のアレグザンダーによれば、父ジェイムズは「プライドが高すぎた」らしい。だが、この父には怠け癖があったらしく、頭脳明晰で努力家の息子とは対照的だ。それでも、ジェイムズの性格には非の打ち所が無く、立派な態度を有する紳士であったという。確かに、商売人の家庭から見ればジェイムズは駄目男だが、当時の貴族や紳士は貪欲なビジネスマンとは程遠く、どちらかと言えば「武士の商売」をするような人々であった。
正式な離婚ができぬまま独り身となったレイチェルは、チャールズタウンでジェイムズとの生活を始め、内縁関係だったが正式な夫婦のように装っていた。二人の間にはジェイムズ・ジュニアとアレグザンダーが生まれる。この息子達は英国領の島で生まれたことで、ジョージ二世に忠誠を誓うブリテン国民となれた。弟のアレクサンダーは母親の資質を受け継いだのか、鋭い知性と素晴らしい容姿に恵まれていた。彼は華奢な体つきであったが、薔薇色の頬に、赤みがかった茶色の髪、透き通った青い瞳を持つスコット人であったらしい。そして、彼の頭脳は無類の読書好きで磨かれることになる。ただし、彼は「庶子」ということで、アングリカン系の学校に入れず、正式な教育を受けなかったそうだ。その代わり、家庭教師について勉強したという。たぶんユダヤ人教師の指導によるものだろうが、アレグザンダーはヘブライ語を習い、モーゼの十誡を暗記したそうだ。また、フランス系の母親から教えてもらったのだろうが、彼は流暢にフランス語を喋ることができたので、政界に入ってからベンジャミン・フランクリンやトマス・ジェファソンのように苦労しながらフランス語を学ぶ事はなかったという。
後のアレグザンダー・ハミルトンからは想像できないが、彼の少年時代はとても不幸で、小さいのに心労が絶えなかった。父親のジェイムズは商売が上手く行かず、のちに妻と子供を残して家を離れ、彼がアレグザンダーに会うことは二度となかった。父を失った13歳のアレグザンダーは、もう片方の親も失うことになる。1768年、レイチェルは高熱にうなされ、嘔吐や腹部膨満に苦しみながら38歳の若さで息を引き取った。だが、孤児となったアレクサンダーには更なる不幸が待ち構えていた。
母親は他界したが、その借金は無くならず、請求書が山のように届いたそうだ。しかも、あのヨハン・レヴィンが亡き母の遺産を狙いにやって来たのである。レイチェルと別れた後、レヴィンは別の女性と懇ろになり、同棲生活をしていたという。彼はこの女と結婚するため、急に離婚訴訟を起こし、自分が有利になるようレイチェルを恥知らずの淫婦に貶めたそうだ。また、彼は自分の財産も確保しようと考えていた。もし、自分が死んだらレイチェルに財産が渡ってしまうので、ラヴィーンは息子のピーターだけに相続権が移るよう手配し、彼女の「私生児」が相続人にならぬよう法的な手続きを済ましていた。この強欲なラヴィーンは根っからの下郎で、ジェイムズ・ジュニアとアレクサンダーを「私生児 / 淫売の子供(whore-children)」と呼んでいたという。生涯、アレグザンダー・ハミルトンがこの男を憎んでいたのも無理はない。
レイチェルが死んだことを知ったラヴィーンは、彼女の「非嫡出子」から財産を奪おうと考えた。裁判所は三人の子供のうち、誰が相続人になるのかを検討したそうだ。そこで、ラヴィーンはジェイムズとアレクサンダーを「密通」によって生まれた庶子と罵倒し、息子のピーターのみを正式な遺産相続人と主張したのである。この主張が功を奏したのか、裁判所はアレグザンダーとジェイムズを相続人とは認めず、全財産はピーター・ラヴィーンのものとなった。父親を別にするピーターは、レイチェルが残した“ささやか”な財産を全て持ち去り、貧しい孤児となった弟にビタ一文たりとも与えることはなかったという。こうした屈辱を味わったアレクサンダーは、不幸にめげず、キングズ・カレッジに進学し、戦争が起きると砲兵中隊の隊長となった。さらに、ジョージ・ワシントンの副官として従軍し、二階級も特進して陸軍中佐となった。退役後、弁護士となったハミルトンが合衆国憲法の起草に携わり、初代の財務長官となったのはご存じの通り。
橋下徹の恨みを語る際に、アレグザンダー・ハミルトンの例を挙げるなんて馬鹿げているけど、二人の違いは背負った不幸の「質」にある。なるほど、ハミルトンは「非嫡出子」で世間からの冷たい目に晒されたが、その血筋はスコットランド貴族に連なり、父親は不甲斐ない経営者であっても上流階級の紳士だ。ハミルトン家は美しい丘に建つ城「ケリロー・キャッスル(Kerelaw Castle)」を所有し、幼いジェイムズはこの豪邸で過ごしていたという。不貞をはたらいた淫売と侮辱されたレイチェルだって、フランス人の父とイギリス人の母から生まれた貴婦人だ。しかも、地元の男性を惹き付けるだけの知性と美貌があったから羨ましい。確かに、アレグザンダー・ハミルトンは貧しい少年時代を送ったが、名門の家系に属し、美しい肉体を受け継いでいたからラッキーだ。
これが、朝鮮人だと全く違ってくる。日本に住み着く在日朝鮮人は闇市で儲けた第三国人とか、犯罪や悪徳にまみれたゴロツキなんだから、その子孫が先祖を自慢することはできない。しかも、朝鮮半島に住んでいた先祖は悪臭漂う貧民で、大半が「白丁」か「奴卑」の如き下層階級だ。支那人は露骨に朝鮮人を「濊族(わいぞく)」と呼んでいたんだから酷い。つまり、「ケダモノみたいに汚くて臭い奴ら」という意味である。たぶん、昔の朝鮮人は鼻が曲がるほどの悪臭を漂わせ、不潔極まりない連中であったに違いない。でも、日本の学校では一切教えないから、本当の朝鮮史は闇に葬られている。帰化鮮人が筆者のような日本人を嫌うのは当然で、拙書『支那人の卑史 朝鮮人の痴史』を目にすれば、怒りに震え全ページを破り捨て、炎の中に叩きつけるに違いない。日本に住む支那人や朝鮮人にとって恐ろしいのは、隠蔽された過去を知る日本人である。
とにかく、帰化したアジア人や被差別部落出身の者が、戸籍制度に不快感を持つのは不思議じゃない。恥ずかしい家族や卑しい血筋は本人の努力で消すことができないからだ。橋下徹が日本社会に反撥を感じるのは、日本人が祖先から脈々と流れる血統を大切にし、それを子孫に伝えようとするからだろう。この有名弁護士には、いつも疎外感と屈辱感が付きまとっている。彼には根本的なところで日本を愛する気持ちが無い。橋下が口にする「愛国心」などは人気取りの方便であり、まともな日本人なら斥ける類いのリップサービスだ。「たこ焼きが美味しいから」とか、「阪神タイガースの本拠地だから」大阪が大好き、というのと同じである。
伝統的社会を改造しようと企む橋本や反日活動家は、不満を持つ国民を焚きつけて大きな潮流を作り、慎重な検討を経ずに法律を変えようとする。「何も考えず感情で動く馬鹿を利用しろ !」というのが左翼の合い言葉で、御用学者とエージェントで固められたテレビ番組を無警戒に観る国民は、本当に愚かだ。まともな国民はコメンテイターの意見を鵜呑みにせず、「何か裏があるんじゃないか?」と疑った方がいい。いくら地上波テレビといっても、その本質は新興宗教の勧誘番組と同じだ。悪党が狙うのは必ずしも金銭だけとは限らない。日本人の精神を操って利益を得る者だって居るんだぞ。
http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68769938.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/114.html#c3
3. 2019年6月20日 16:51:12 : 7KfY4NS93A : U0NqcmZsaWRiV1E=[4]
>本ブログで、すでに何度も指摘しているように、安倍自民は決して一般国民に寄り添う政党ではなく、その正体は、究極の対米売国政党であると同時に、一般国民よりも、露骨に、財界や勝ち組国民の利益のために存在する、金持ちのための政党なのです。ところが、日本は一応、民主主義国ですから、政治家は与野党問わず、国民選挙で勝たなければなりません。したがって、有権者7000万人(年金受給者)が、安倍自民の正体を知ったら、安倍自民は絶対に、多数党にはなれないはずなのです。にもかかわらず、安倍自民が未だに政権党なのはなぜでしょうか、実に不可解です。
そのような安倍自民は常に、いかにも、国民のための政党であるかのように装う必要があって、その結果、ウソと国民だましで国民をあざむいてきたことが、安倍自民がいまだに政権党を維持できている秘訣です。 その安倍自民の反国民的正体が、年金問題の発覚で、遂にばれてしまったのです。
___________
新ベ氏は、
腐敗権力と癒着するメディアが流す「内閣支持率・政党支持率」を真実だと思っているのですか?
不都合な情報を隠蔽し公文書まで改竄する安倍自公内閣が、「選挙だけは決して不正を行わない」と
信じているのですか? 信じているとすれば、その理由・根拠は何ですか?
2012衆院選での未来の党大敗を機に不正疑惑が噴出していることを知っていますか?
この選挙を機に、数多くの裁判(再開票・選挙無効を求める裁判)が提訴された事実を知っていますか?
これらの裁判の殆んどが門前払いされていること、そしてメディアが決して報道しないという事実。
これらの事実から推測されることは、何だと思いますか?
米国をはじめ、米国が関与してきた国々では必ず不正選挙の声が挙がっています。
でも、「日本だけは決して不正を行っていない」と確信を持って言えますか?
国を売り、国民を悲惨に追いやる安倍自公政権。轟轟たる非難を浴び続ける安倍自公政権です。
それが「不正なくして5連勝する道理がない」と気づくべきでしょう。
>検索 米国の不正選挙 世界の不正選挙 支持率は捏造である 報道されない不正選挙裁判
_____________________________________________
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/202.html#c3
1. 赤かぶ[18316] kNSCqYLU 2019年6月20日 16:51:12 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[8382]
安倍は野党党首の金融庁報告書をめぐる追及や年金制度の改革提案に対して何ひとつまともな答弁をせずひたすらごまかし続けた。問題は安倍が年金問題とまともに向き合わず「ほとんどの国民が老後年金が不足する」という事実をなかったことにし年金問題の解決を放棄していることhttps://t.co/etrsk7pQby
— tenriver (@Tenriver103) 2019年6月20日
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/236.html#c1
48. 2019年6月20日 16:51:33 : zldxgKtU4Y : SzhRaDlqcDdPdW8=[28]
32です。追記します。
安倍イラン訪問は外交ではない、と書きましたが、あるTWを引用しますと以下の通りです。
「ぼくが事前に聞いた安倍のシナリオは、ロウハニをG20に招待しトランプと引き合わせて「平和の使者・大宰相」役を演じるというもの。選挙後に米の対日要求を全部受け入れる事でトランプも承諾していたという」
外交ではないと書いた意味は、安部訪問に合わせて工作員がホルムズ海峡に緊張を起こし日本国内の世論を自衛隊派遣に誘導。
空母いずもなどを米軍の指揮下のもとホルムズ海峡に派遣するというシナリオを米軍産複合体(CIA)が書き、日本の軍事的実力を安部自民が世界に知らしめる。
以上が私が推定したものだが、現実は安部首相はタンカー攻撃のようなホルムズ海峡緊張シナリオを知らなかった可能性が高い。
外務省は安部首相の言いなりになったふりをしたが、現実は国華タンカーの社長の記者会見を受けて、アメリカにイラン攻撃説の証拠を出せと言って、火消しに入った。
勿論安部首相本人は、イラン核合意に至った経緯やアメリカが勝手にこの合意を破棄したこと、EUとロシアがその後如何なる外交交渉を行ったのかは知る由もない。
http://www.asyura2.com/19/senkyo261/msg/894.html#c48
2. 赤かぶ[18317] kNSCqYLU 2019年6月20日 16:52:28 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[8383]
「安倍政権は首相の号令のもと「建物ごと燃やす」という作戦に出た。しかし、都合の悪いことを「建物ごと」燃やされつづけて、そのあと私たち国民に残るのは一面の焼け野原だ。」違う。建物もろとも全焼すべきは腐り切った首相官邸だ。 https://t.co/MP2OyxdrKD
— 北野慶 (@keikitano) 2019年6月20日
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/236.html#c2
3. 赤かぶ[18318] kNSCqYLU 2019年6月20日 16:52:59 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[8384]
都合の悪いものは、文書どころか人まで消しそうな勢いじゃない?この政権下で不審死が多いのも頷ける。伊藤詩織さんの件もやって当たり前な感じ。
— おおきなことり🌹 (@qcYPTOotBTbNyS5) 2019年6月20日
記事:官邸側は「初期消火に失敗したら建物ごと燃やすしかない」とし、問題に「ふた」をする判断をした。https://t.co/9Kaph3p3la @litera_webさんから
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/236.html#c3
4. 赤かぶ[18319] kNSCqYLU 2019年6月20日 16:54:18 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[8385]
いゃ、安倍びょんの耳には「それ」が聞こえる、お病気説https://t.co/0fY1FIgv0u
— 本日の国会 (@xzjps) 2019年6月20日
「たいへん残念なのは、年金の、いわば積立金が枯渇すると言ったとき、拍手が起こったことであります」
志位委員長の質問に、答えず、その前の玉木代表の質問のことを語り始めた安倍首相
しかも、その中身は完全なデマ
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/236.html#c4
5. 赤かぶ[18320] kNSCqYLU 2019年6月20日 16:55:58 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[8386]
討論の実態と
— フーマス (@toofasttodoit) 2019年6月20日
報道の内容のギャップに
相変わらず違和感を覚える。
大幅に討論時間を短くした上に
明らかに時間を稼いだ答弁を繰り返した首相の姿勢をしっかり報道した
ところはなかったと思う。
この討論への姿勢こそが現政権の
大きな問題点の根源ではないのか。
党首討論がたったの45分では···
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/236.html#c5
2. 地下爺[6909] km6Jupbq 2019年6月20日 16:56:27 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1289]
主義・主張・イデオロギー なんかで 思想が 統一される理由がありません。
経済体制が AIなどを活用して無駄を省き 計画経済性に 移行するのは
唯物史観的な 歴史感でなく 必然だと思っています。
だって そうしなければ みんなが食うことが できないでしょう。
現在の 地球の人口で アメリカ市民レベルの生活をするのに
地球が 何個いるか 皆さん ごそんじですか?!
6. 赤かぶ[18321] kNSCqYLU 2019年6月20日 16:56:35 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[8387]
対案出せと言いながら、野党の対案はスルー。
— 吟遊詩人 (@ginnyuushijin85) 2019年6月20日
小池書記局長の提案に対しては馬鹿げた政策と言った。
しまいには見え透いた嘘をばらまいて印象操作。
映像観たが、玉木代表の話の該当する部分では拍手など起きていない。ざわついただけ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/236.html#c6
7. 赤かぶ[18322] kNSCqYLU 2019年6月20日 16:57:41 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[8388]
消えた年金問題も、溶けた年金問題も、払えない年金問題も安倍糞政権。👎
— アラタ@大阪人 (@st66arata2) 2019年6月20日
責任取らない責任者はただのクズ!🚮
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/236.html#c7
8. 赤かぶ[18323] kNSCqYLU 2019年6月20日 16:58:20 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[8389]
安倍のような人間のクズは日本の恥です
— もぐもぐ (@mogmog000m) 2019年6月20日
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/236.html#c8
95. 茶色のうさぎ[-11339] koOQRoLMgqSCs4Ks 2019年6月20日 16:59:19 : 5S3SIhkuOM : UDJ2Q2FqL1hCS2c=[-8]
んとーに、、志位和夫、不破哲三、宮本 ←米GHQスパイです。ぺっ♪ 民主主義の敵!!💢
>共産党提供資金で、全国から1万人の民青・学生を動員し、1万本の鉄パイプ、ヘルメットを用意し、 いわゆる“ゲバ民”(鉄パイプ、ゲバ棒で武装したゲバルト民青)を組織し、68年から69年にかけて全国の大学で闘われた全共闘運動に対してゲバルトで対抗した史実とその論理は解明されねばならない課題として残されていると思う。
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/gakuseiundo/history/history9_1_hosoku_gevaltco.htm
>東大紛争の原因は、大学側が誤って関係のない学生を処分したことでした。
>その後、日常に戻った人もいれば、もっと過激な紛争に身を投じていった人もいます。
https://uitanlog.com/?p=302
結論: つまり、純真な、連合赤軍なんて、、被害者ですね。
つまり、エスカレート? 煽動させられちゃった、、 うさぎ♂ 麦4
まぁ、共産党、地方議員、、がんばれよ!!あほ
9. 2019年6月20日 16:59:57 : LH3cqU1vf2 : R3lVTzNqU3FHLlE=[2]
やはり我々が相手にしているのは、完全な人格障害者、サイコパスである。
このようなキ印が、トップでは、国が傾くのもむべなるかなだ。
12. 2019年6月20日 17:00:31 : GH3NFZYDso : azhwa1QxUFVJY2M=[34]
>>5 補足
米山隆一がルサンチマン*なる用語を使うならば
れいわ新選組の支援者をなぜそのように言うべきなのか、その証拠と理由を示すべきである。
そうしないと支援者を「仕返ししたい人々」であると差別するだけの引用となる。
また示したグラフがクソであるという理由は
清貧度なる意味不明の字句をグラフに使っていることと、
グラフ象限の意味が不明であるからだ。
(政党をあるグラフで表現したいならば)
日本の政党政治が憲法擁護にどれだけ重点をおいているかが
重要なファクターであるが、分析には無いことである。
しかしそれこそが、ルサンチマン*の発生原因であるはずだからである。
付け加えると、
れいわ支援者ではないが今の政治に不満をもつ広義の他の国民さえも
ルサンチマンで片付けられてしまうわけで、
かって新潟で支援をもらった人々さえも間接的にそのように呼ぶとは、
なんと馬鹿な大人であろう。
中学生レベルの直感常識をもってもらいたいものである。
16. 地下爺[6910] km6Jupbq 2019年6月20日 17:02:55 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1290]
TV は 番組を 選びましょう !!
私は 日テレですが 「笑点」 と NEWS 番組の 今日の一覧ぐらいしかみません。
洗脳されそうで 嫌じゃないですか 。。。
39. 赤かぶ[18324] kNSCqYLU 2019年6月20日 17:10:18 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[8390]
約1年ぶり党首討論 “老後資金”“解散”で論戦 20190619 NEWS23
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/208.html#c39
16. 中川隆[-9447] koaQ7Jey 2019年6月20日 17:13:29 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3034]
乱聴録【其ノ四】シュルツ KSP215 SCHULZ
(2008年3月20日)
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10225
左がフェライト、右がアルニコの KSP215
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10225_801.jpg
シュルツ(W. Schulz Elektroakustik/Mechanik)は東ベルリンで第二次大戦後の数十年間にわたり、レコーディング・スタジオや放送局のモニター用スピーカーなどを製造していたオーディオ機器メーカーである。プロ用のみであったためにどの機種も製造数が少なく、市場でも見かけることが少ない。エテルナ・レーベルなどで有名なシャルプラッテンも、モニター・スピーカーとしてシュルツを用いていたので、エテルナの優れた音質にシュルツのスピーカーが深くかかわっていたにちがいない。シュルツは独特な構造の大型コアキシャル O18(TH315)で有名だが、KSP 215 も小さいながら風変わりなラッパである。
まず、エッジが発泡ネオプレンゴムである。このようなスポンジ状のエッジは、英ローサー製 PM6 のエッジがボロボロになって痛い目にあった身としては不安であるが、指で押してみると軟らかく、まったく劣化していないように見えるから不思議だ。つぎに、ダブルコーンの中心のボイスコイル・ボビンのところに樹脂性のキャップが接着されていて、ちょうどソフトドーム・ツィーターのようになっている。それらに深緑色の塗装も加わることで、特異な外観になっている。
KSP215 にはアルニコとフェライトのもの(KSP215K)があって、磁石以外の構造や音も若干異なる。アルニコにはコルゲーションが1本あるほか、ドームとなるキャップがボイスコイル・ボビンに接するように接着されている。フェライトにはコルゲーションが無く、キャップは大きめでボイスコイル・ボビンから少し離れたコーン紙に接着されている。フェライトのほうが KSP215 の個性をより強く持っているので、試聴はフェライトで行い、少しだけアルニコと比較してみることにした。
上がフェライト、下の二つがアルニコの KSP215
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10225_802.jpg
■ ディスク1「マーラー/子供の不思議な角笛」
フィッシャー・ディースカウはかなりマイルドで明るい声に聴こえた。最近のナチュラル派をうたうスピーカーで聴く彼の声にもこのような傾向があるが、彼の生演奏を聴いたことがある耳にとっては、テレフンケンのほうがずっと真実に近い声に感じられた。明らかにシュルツのほうが歪みが少ないのだが、歪みが少ないほど原音に近く聞こえるという比例関係は、多くのばあいに成立しない。この解離によって、原音追求が冬の旅になるのである。
ソプラノもじつにきれいだが薄味で、円熟期のシュヴァルツコップの声がずいぶんと可愛らしく聴こえてしまってもの足りなかった。もっと無垢なソプラノなら、チャーミングに聞こえるシュルツの音が似合うことだろう。
いっぽう、伴奏は全般に優れていた。大太鼓はテレフンケンほど量感はないものの、オイロダインのように倍音成分が勝ってトンッと軽くはならず、低くとどろく感じがある程度出ていた。8インチとしては最高の部類だろう。オーケストラの分離は、さすがといえるほどであった。シングルコーンならステレオの定位や分離が必ず良い、というのは誤りである。コーンは複雑な分割振動をしており、定位に大きウエイトを占める中高音ではとくに、音源の位置が複雑になる。10 kHz の波長 3.4 cm に対してコーンは大きく、位相を乱すのに十分だ。シュルツはセンターのドームが有効に機能している印象である。ストリングも見通しが良くてとてもなめらかであったが、ウエットに感じた。
■ ディスク2「モーツァルト/女声歌曲集」
このディスクはシュルツで好ましく聴くことができた。ソプラノの歪はそのままストレートに聴こえたが、清らかさがあって不快ではなかった。箱庭的で狭い印象ではあったが、録音された場所の空間を感じることができた。
■ ディスク3「ヌブー&ハシッドのヴァイオリン」
シュルツはこの古いヴァイオリンの録音には向かないようである。最新の高級なラッパで聴いたときのような、つまらない音であった。
■ ディスク4「ショパン/ノクターン全集」
なにかで「アシュケナージが来日した際にパハマンのSPレコードを探し求めた」というような文章を読んだのだが、出典を忘れてしまって思い出せない。それはあやふやな記憶だが、このノクターン全集を聴くとパハマンの幽幻な演奏とのつながりを感じるのは、二人のファースト・ネームがともにウラジミールだからというわけではないだろう。このディスクの録音は1975年と1985年に行なわれており、その間にはアナログからデジタルへの録音方式の変遷があった。このため、このディスクではアナログ録音とデジタル録音が混在しており、デジタル・リマスターによって音質の差を無くそうと努力してはいるものの、明らかにちがう音に聴き取れる。この音質の差がどのように感じられるか、というところが、このディスクによる試聴の妙味である。
アシュケナージのノクターン全集(SPレコードはパハマンのノクターン)
ほかのドイツのフルレンジのように、ピアノが特に良く聞こえるラッパではなかった。デジタル録音は冴えた高音が広がることでアナログ録音との差をはっきりと感じた。
■ ディスク5「ムソルグスキー、ラベル/展覧会の絵、ボレロ」
冒頭の拍手はとても自然で、さざ波のように広がる様子が見事に再現された。周波数レンジが広く、すべてのパートをきちんと聞き取れたが、迫力には欠けていた。ステレオ感は最高で、特筆すべき再現性であった。
■ ディスク6「ワルツ・フォー・デビー」
スネアドラムはフルレンジとしては最高で、「これ以上きちんと再生できるユニットは存在しないのでは?」と思うほど優れていた。ベースもきちんと再生されたが、少しお上品な印象であった。ピアノの音もきれいであったが、もともと人工的に録音されている音像が、定位が明確なせいで不自然さが増してしまったようである。
■ ディスク7「サラ・ボーン&クリフォード・ブラウン」
全体に過不足なく再生し、優等生的だったが、すべてがきれい事になってしまう傾向があった。
KSP215K(フェライト)のラベル
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10225_804.jpg
■■ まとめ ■■
はじめの一音から、普通のラッパとは明らかに異なる印象を受けた。ドイツのフルレンジとは思えない異端児で、その音はスペンドールやセレッションなど、英国のブックシェルフを連想させた。能率は低めで、こちらから聴きに行けばすばらしい音が出ているが、受身では弱い印象の音であった。ヘッドホン的に、近距離で音像に頭を突っ込むようにして聴けば、ものすごい音像定位を味わえた。非常に優れた特性のラッパで、減点法なら最高得点となるのだが、魅力に欠ける面があることも否めない。やはり、まごうかたなきモニター・スピーカーである。
アルニコの音はフェライトを7割、RFT のフルレンジを3割でブレンドした、というような印象であった。f0 が高いこともあって、普通のラッパに近い鳴りっぷりなので、アルニコのほうが使いやすいだろうが、個人的にはより個性的なフェライトを手元に置いておきたいと思う。
もし、目の前で歌うフォークや歌謡曲などの女声ボーカルを、くちびるのウエットささえ感じらるほどに聴くことが目的なら、このラッパを至近距離で使うのが最高の選択かもしれない。おそらく、歌手の声は普通よりも可愛らしく聞こえるであろう。シュルツはまったく同じ作りで5インチ口径の、テープレコーダー内蔵用のモニターも製造したので、聴いてみたいところである。
KSP215K(フェライト)の音圧の周波数分布
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10225_805.jpg
■■ スペック ■■
Ferrite, AlNiCo
1.35 kg, 1.15 kg : Weight : 重量
215 mm, 213 mm : Diameter : 外径
195 mm, 195 mm : Edge diameter : エッジの外径
170 mm, 165 mm : Cone diameter : コーンの外径
93 mm, 110 mm : Depth : 奥行き
56 mm, 68 mm : Depth of basket : バスケットの奥行き
32 mm, 32 mm : Voice coil diameter : ボイスコイルの直径
4.7 ohm, 4.1 ohm : Voice coil DC resistance : ボイスコイルの直流抵抗
40 - 20 kHz (Ferrite) : Frequency range : 実用周波数帯域
48 Hz, 62 Hz : Resonance frequency : f0
Middle low : Efficiency : 能率
■■ 評価 ■■
3 : Amount of bottom frequency : 重低音の量
4 : Amount of low frequency : 低音の量
6 : Amount of high frequency : 高音の量
5 : Amount of top frequency : 最高音の量
5 : Quality of lower frequency : 低音の質
5 : Quality of middle frequency : 中音の質
5 : Quality of higher frequency : 高音の質
6 : Frequency balance : 各音域のバランス
8 : Softness : 音のやわらかさ
5 : Brightness : 音の明るさ
7 : Clearness : 音の透明さ
3 : Reality : 演奏のリアル感
9 : Sound source image : 音像の明瞭さ
4 : Soprano : ソプラノ
3 : Baritone : バリトン
5 : Violin : ヴァイオリン
5 : Piano : ピアノ
5 : Orchestra : オーケストラ
4 : Brass : 金管楽器
5 : Big drum : 大太鼓の重低音
6 : Triangle : トライアングル
7 : Perspective of applause : 拍手の臨場感
6 : Snare drum : スネアドラム
2 : Jazz base : ジャズ・ベース
3 : Jazz vocal : ジャズ・ボーカル
6 : Aptitude for Classic : クラッシックへの適性
2 : Aptitude for Jazz : ジャズへの適性
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10225
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/479.html#c16
4. 2019年6月20日 17:14:53 : OeaNpMZKq2 : ZFpCWm5GREhnMDI=[104]
この大馬鹿は、朝鮮からの輸出品だ?安倍晋三!
そうだな?違いますか。是非本人から聞きたい。
道理で、品質が悪いし、嘘をもついて日本人を騙す。
悪い奴だな〜 違うか?
右翼の皆さんは、よく安倍を容認されますな〜不思議です。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/235.html#c4
1. 2019年6月20日 17:16:00 : eQHpkW1P7s : Li5jYUI0RzNET2c=[226]
どうせ菅官邸が流した謀略文書だろう。
真実としても「自民党のように憲法改正試案に家族の在り方を書き込んだり、道徳教育強化を言っているわけではないから、別に全く問題はない」から、ただ議員としての(当選すればだが)仕事をまともに実行すればそれでよい。
特に不倫とかの問題に関しては一般には個人の価値観の問題であり、自民党と他の野党は「決定的に異なる」位置にある。
完璧帰趨は自民党の工作員(というほどのレベルではないが)の出来損ないのようだから、ここは無視でよい。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/238.html#c1
4. 2019年6月20日 17:16:37 : Ygkzw26rj6 : NExxd3h1TGlpUEU=[228]
東京裁判で日本無罪としたパ−ル判事です。
「ここで敗戦後5年目の昭和25年(1950)年10月、パール博士は二度目の来日をされたときのお言葉を紹介します。
この度の極東国際軍事裁判の最大の犠牲は《法の真理》である。われわれはこの《法の真理》を奪い返さねばならぬ。
たとえばいま朝鮮戦争で細菌戦がやかましい問題となり、中国はこれを提訴している。しかし東京裁判 において法の真理を蹂躙してしまったために《中立裁判》は開けず、国際法違反であるこの細菌戦ひとつ 裁くことさえできないではないか。
捕虜送還問題しかり、戦犯釈放問題しかりである。幾十万人の人権と生 命にかかわる重大問題が、国際法の正義と真理にのっとって裁くことができないとはどうしたことか。
戦争が犯罪であるというなら、いま朝鮮で戦っている将軍をはじめ、トルーマン、スターリン、李承晩、金 日成、毛沢東にいたるまで、戦争犯罪人として裁くべきである。戦争が犯罪でないというなら、なぜ日本とド イツの指導者のみを裁いたのか。勝ったがゆえに正義で、負けたがゆえに罪悪であるというなら、もはやそこには正義も法律も真理もない。力による暴力の優劣だけがすべてを決定する社会に、信頼も平和もあろう筈がない。われわれは何よりもまず、この失われた《法の真理》を奪い返さねばならぬ。
今後も世界に戦争は絶えることはないであろう。しかして、そのたびに国際法は幣履のごとく破られるで あろう。だが、爾今、国際軍事裁判は開かれることなく、世界は国際的無法社会に突入する。その責任は ニュルンベルクと東京で開いた連合国の国際法を無視した復讐裁判の結果であることをわれわれは忘れてはならない。
日本は独立したといっているが、これは独立でも何でもない。しいて独立という言葉を使いたければ、半独立といったらいい。いまだにアメリカから与えられた憲法の許で、日米安保条約に依存し、東京裁判史観という歪められた自虐史観や、アメリカナイズされたものの見方や考え方が少しも直っていない。日本人よ、日本に帰れ!と私は言いたい。」
日本国憲法という拘束衣を着せられ、瓶か壺にほりこまれ 安保条約で蓋さ
れ(キッシンジヤ− 安保条約 蓋論)半植民地の日本。
日本人自身が米国GHQの占領政策 巧妙な心理作戦 WGIP
日本人に戦争の罪悪感を植え付ける、日本だけが悪かったと日本人
の精神を破壊する情報心理作戦の成功もある。
それに協力した共産党、日教組による反日教育もあるだろう。
日本人が自虐史観をすりこまれて、いまも日本悪い悪いいってるだろ
植草さんあなたの考えも一部間違ってる。
太平洋戦争(大東亜戦争)をたたかってなかれば、アジアはまだ欧米
の植民地のままだったかもしうれない。 日本軍がアジアは解放の突破
口を開けたことはたしかで、世界にほこれることだ。
17. 2019年6月20日 17:16:39 : rJFGyj51kQ : MVU5REhON1puaUE=[11]
まだTBSには「報道特集」と、「サンデーモーニング」と言う2枚看板がある。
この2つが残ってるから、まだ屈服とは言えない。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/193.html#c17
10. 地下爺[6911] km6Jupbq 2019年6月20日 17:18:39 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1291]
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/236.html#c10
7. 2019年6月20日 17:18:59 : OeaNpMZKq2 : ZFpCWm5GREhnMDI=[105]
安倍は、アンダーコントロールにある、と3年前にオリンピック誘致活動時、言っていたのでないか?
良く言うわな〜
本人に聞いてみてくれないか?
http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/648.html#c7
4. 2019年6月20日 17:22:12 : OeaNpMZKq2 : ZFpCWm5GREhnMDI=[106]
不動産同様、売れなくしてやれ、、、。
値下げするわ。
車は、買わないがお得ですよ。いりませんよ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/197.html#c4
11. 地下爺[6912] km6Jupbq 2019年6月20日 17:23:18 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1292]
理性では 言ってはいけないとわかっているのですが
「今すぐ ○なないのか」 と 思ってしまう 。。。
↑
かろうじて理性が働きました。
12. 地下爺[6913] km6Jupbq 2019年6月20日 17:25:08 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1293]
↑↑
たぶん 貼り間違えました 絶対貼り間違えました でチュ
1. 新共産主義クラブ[-10765] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2019年6月20日 17:29:35 : fhqEEDFNCc : VXl3QThWWmZpLmM=[9]
国民民主党は、自民党の石破茂さんの首相擁立に向けて動いているらしい。
石破茂さんが、自民党を割って出ていくことは、とても考えられないので、実際には、玉木雄一郎さんは二階俊博さんらとも連携して、安倍晋三さんが首相から降りる代わりに自民党総裁にとどまり、大連立を組むことになるのだろう。
山本太郎さんらの『れいわ新選組』は、石破茂さんを首相とする大連立内閣づくりをスムーズに進めるための、国民民主党の別働隊ではないだろうか。
憲法改正のためには、自民党と国民民主党や日本維新の会だけでは意味がなく、憲法改正に反対する大きな声を消すためには、立憲民主党を説得して自民党の石破茂さんらの内閣に入れる必要がある。
そのために、山本太郎さんらの『れいわ新選組』は、政治工作活動をおこなっているのだろう。
自民党の石破茂さんの首相擁立を強力に推しているのが、公安警察の亀井静香さんである。
山本太郎さんらの『れいわ新選組』の広報を、公安警察の亀井静香さんの広報を担当してきた高橋清隆さんが担当していることから、山本太郎さんらの『れいわ新選組』の政治工作活動は、公安警察の差し金でおこなわれていると推察される。
◆ 【政界徒然草】自民・石破氏誘う国民民主党の窮状 野党の首領に「今は無理でも将来は」
(産経新聞,2019.6.12)
5月中旬、国民民主党の玉木雄一郎代表の後見人を自任する亀井静香元金融担当相は、東京・赤坂の行きつけの料亭「外松」で玉木氏と石破氏を引き合わせた。亀井氏は、自民党内で存在感が低下している石破氏に奮起を促したという。
亀井氏の持論は、石破氏を中心とする自民党のグループと玉木氏のグループを合流させ、自民党に対抗する勢力を作ることだ。亀井氏は2月24日付産経新聞のインタビューで、玉木氏に「首相指名選挙で石破氏に勝手に投票すれば自民党は割れる」という、政界再編を起こすための戦術を伝えたと明かす。
https://www.sankei.com/premium/news/190612/prm1906120006-n1.html
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/237.html#c1
18. 2019年6月20日 17:32:13 : zldxgKtU4Y : SzhRaDlqcDdPdW8=[29]
消費税の税収(H30年度)は 17兆円(概算)ですが、輸出企業に対する還付金が税収の4分の一ありますので、実収入は12兆7500憶円です。
従って消費税を廃止した場合、財源はこの金額を議論すべきです。
ここでマレーシアの例を参照すると、
(1)消費税法を廃止するには、各種手続きがあり、素早く実施するには税率を0にする方法がベスト。
(2)消費税をなくすと、個人消費が増加し法人税が増収となるので特に財源の全てを用意する必要はないとの事。
(3)GDPの6割を占める個人消費が5%程度増加すれば、GDPは3%程度増加する計算。
さらには、雇用も増えて失業保険の給付が減少するなどの効果が見込まれる。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/215.html#c18
17. 中川隆[-9446] koaQ7Jey 2019年6月20日 17:33:10 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3035]
乱聴録【其ノ五】ジーメンス革エッジ12インチ・フィールド SIEMENS
(2008年4月19日)
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10226
皮エッジの12インチ・フィールド型。緑のフェルトはオリジナルではない
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10226_801.jpg
日本では公式に「シーメンス」とされている SIEMENS だが、オーディオ愛好家にとっては、最高のオーディオ機器を製造していたころの1966年までの名前であるジーメンス&ハルスケ(SIEMENS & HALSKE)が記憶すべき名称だ。Halske とともに同社を創業した Ernst Werner von Siemens は、電気機関車などの発明で有名だが、マイクロフォンやスピーカーの動作原理となっているムービング・コイルの発明者でもあることを忘れてはいけない。そういったわけで、オーディオの話題ではジーメンスと表記することをご容赦いただきたい。
磁気回路は小さく、42006 と比べると貧弱に見える
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10226_802.jpg
ジーメンスは同社と AEG で共同設立したテレフンケンと密接に関連してスピーカーの開発、製造を行ったので、両社のラッパはどちらのブランドなのか判然としないところがある。この皮エッジの12インチも同様だ。フィックスド・エッジの12インチは、1930年代後半のテレフンケン製高級ラジオに内蔵されていたことからテレフンケン製とされているが、下の写真に示すドイツのスタジオ・モニターの原器ともいえるラッパは、革エッジのユニットを用いて、SIEMENS のエンブレムが付いている。この系統のユニットをジーメンスのラッパとするのか、あるいはテレフンケンとするのかは難しいが、おおむね初期のものがテレフンケンで、1930年代末ごろからの中期以降のものがジーメンスといったところだ。
つい立型をした SIEMENS のスタジオ・モニター
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この皮エッジの12インチはフィックスド・エッジより数年後の1940年ごろにごく少数が製造され、主にスタジオ・モニターとして用いられたと思われるが、入手したラッパには映画スクリーンの飛まつと思われる白点があるので、劇場でも使われたのだろう。ひょっとすると試聴したペアはテレフンケン・バージョンで、元から L45 のような緑色のフェルトであったのかもしれない。
終戦前後には皮エッジのままアルニコ化され、さらにアルミ・コーンのツィーターを加えた同軸ユニットも製造された。いずれのラッパも、現存している数は非常に少ない。下の写真は上のスタジオ・モニターのユニットで、こちらの灰色のフェルトはオリジナルである。ただし、このユニットは皮エッジが縮んで変形しており、大手術が必要なために試聴できなかった。
修理中のスタジオ・モニターのユニット
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エッジの皮は幅が広く、明らかにフィックスド・エッジを手作業で切断して製造したものである。同じ12インチの 42006 が能率最優先のショート・ボイスコイルで大振幅時の歪みを容認した設計であるのに対し、このラッパはロング・ボイスコイルで能率が低く、高忠実度再生をねらった設計である。下の写真はボイスコイルがかなり飛び出して見えるが、これでもボイスコイルの位置はほぼ中央で、正しく調整された状態である。磁気回路のギャップの深さが 5 mm しかないのに、なんと、ボイスコイルの幅は 11 mm と2倍以上もあるのだ。この時代にコーンの振幅をそんなに広く想定していたとは思えないので、かなりの無駄があり、なぜこのような設計をしたのかは謎だ。
不必要と思われるほど長いボイスコイルで能率は低い
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■ ディスク1「マーラー/子供の不思議な角笛」
冒頭の大太鼓の一発で衝撃を受けた。これはただならぬラッパだ。フィールドの小さい貧相な外見からは想像できない、床を揺るがすような重低音に、オーディオ的な快感を禁じえなかった。オイロダインはまったくかなわない。大太鼓以外のパートも大口径フルレンジとしては不思議なくらい団子にならず、さわやかさがあって魅力的であった。少しメローで聴きやすい声の音質ながら、ディースカウはディースカウらしく、シュヴァルツコップはシュバルツコップらしく聴こえた。
■ ディスク2「モーツァルト/女声歌曲集」
独特の艶とまろやかさのあるソプラノで、夕べの想いはロマンティックな雰囲気に浸れた。やはりフルレンジなので、ホーンのような華やかさやリアリティには欠けるが、これはこれで、うっとりできる。この録音の独特な癖は少し潜められるが、区別ははっきりしていた。やはり、メローでありながら分解能のある不思議な音で、荒々しさのあるテレフンケンとは対照的であった。
■ ディスク3「ヌブー&ハシッドのヴァイオリン」
同じ高価なフィールドの12インチということで、どうしても比較してしまうが、42006 よりもずっと良かった。ヌブーのこの録音は理屈抜きで美しく、耽美的に聴けた。それでそのまま、なにも考えずに最後まで聴き続けてしまった。このラッパが持つ高域の甘さが、ヴァイオリンの SP 復刻ではすべて良い方向に作用していた。
■ ディスク4「ショパン/ノクターン全集」
このディスクのみ、愁いのある 42006 の音に軍配があがった。十分に雰囲気はあったのだが、ピアノはもう少し辛口のフィックスドエッジのほうが「らしく」聴こえる、ということなのだろう。分解能は申し分なく、アナログとデジタルの差もはっきりとわかる。巻線の低音はすばらしく、テレフンケンが軽々しく聞こえてしまうほどであった。
■ ディスク5「ムソルグスキー、ラベル/展覧会の絵、ボレロ」
録音嫌いで有名であったチェリビダッケは、個性派ぞろいの指揮者のなかでも、極め付けの一人といえるだろう。録音の人為的な編集を不正なものとした指揮者の意志の表れか、このディスクもあまり加工臭のしない好感のもてる音作りだ。人工調味料をふんだんに入れた惣菜のような録音に麻痺してしまった耳には、ゆっくりとしたテンポの展覧会の絵がスローフードのように心地よいだろう。もちろん、1990年代の新しい録音なので十分に Hi-Fi であるし、管弦楽の編成も大きいので、一般的なオーディオの試聴にも適したディスクであると思う。演奏前後の拍手も自然な雰囲気で録音されいる。
チェリビダッケの展覧会の絵とボレロ
拍手の不思議な音場に驚いた。スピーカーの上方にふんわりと広がるプレゼンスに、思わず高いところにある別のスピーカーが鳴っているのか?と腰を浮かせてしまった。それが、信号をモノラルにミックスすると、ぴたりと真ん中に置いてあるテレフンケンから音が出てくるように聞こえるから見事だ。シュルツの KSP215 ほうがより正確にステレオの音場を再現していたはずだが、こちらのほうがずっと広がりがあって魅力的だ。これも皮エッジの効果だろうか?
拍手ばかりでなく、オーケストラもすばらしい音で、この一連の試聴で初めて全曲を聴いてしまった。能率がやや低めなので、それなりにパワーが必要だが、EL34 シングルの8ワットでも不足しなかった。キエフの大門も伸びやかで破綻がなかったが、少しこじんまりとした感じであった。
■ ディスク6「ワルツ・フォー・デビー」
42006 では厳しかったハイハットだが、このラッパではまずますの出来であった。ピアノは角の取れた音でリラックスして聴くことができた。ベースはオイロダインやテレフンケンのようには弾けなかったが、誇張の無い表現が自然で好ましいものに感じられた。全体にマイルドであったが、このように角の取れたジャズもまた、すばらしいと思った。
■ ディスク7「サラ・ボーン&クリフォード・ブラウン」
クラッシックとジャズで女性ボーカルの評価が反対になるフルレンジが多いなかで、このユニットはどちらも良いという例外であった。独特の甘さはジャズでも同じだが、声からいろいろな表情がきちんと聞き取れたので、ずっと聴いていたいと感じた。
■■ 乱聴後記 ■■
まったく驚くべきラッパである。何回も「不思議」という言葉を使ったが、けっして誇張ではなく、古ぼけて立派でもない外観からは想像できないほどの豊潤な音に驚いたためである。下のホワイトノイズ再生時の音圧の周波数分布では、実質 1.1 m 角ほどの小さなバッフルなのに 1 kHz 以下がフラットで低音がとても豊かなことと、4 kHz とやや低い周波数にピークがあることがわかる。全体を覆う甘さはこのピークと皮エッジの相乗効果なのかもしれない。つまりは、癖もそれなりに強い、ということであるし、周波数レンジもけっして広くはないので、完璧なラッパとはいえない。ではあるが、音楽再生のための最良の道具とは、このようなものではないか、と考える。無歪みであることのために、つまらない思いをすることはないのである。
とくに印象的だった重低音に寄与しているのが皮のエッジだが、効果は f0 の低さだけではない。大学院で興味本意に受講した音響理論は、コーン・スピーカーのエッジで発生する振動の反射による混変調歪みに関する教授の論文の計算をやり直す、というものであった。その論文によると、エッジでの反射によって発生する混変調歪みが、スピーカーの歪みの大きな要因ということであった。
たとえば、ロープの一端を木などに固定して反対から波を送ると、波は固定端で反射して戻って来る。これはフィックスドエッジの状態である。いっぽう、一端を柔らかな皮のようにほどよく伸びる材質で結んでおくと、反射はほとんど起こらない。つまり、フィックスド・エッジでは多量に発生するエッジでの反射が、皮のエッジではあまり発生せず、歪みが少ない、ということになる。このように優れた皮エッジだが、大量生産に不適なのは明らかで、スポンジなどに取って代わられ、廃れてしまったのは残念なことである。
今回試聴したユニットは見た目はいまひとつなものの、2本が非常に良くそろっていて、皮エッジはとても柔らかく、特別に音の良いサンプルであった。したがって、同じユニットを入手しても、これほど優れた音はしない可能性が高いだろう。まさかとは思うが、オイロダインの低音に悩むオーナー諸氏は、この記事を読んでウーハーのエッジをハサミで切断したくなってしまうのではないかと、少々心配である。
周波数分布。バッフルなのに 1 kHz 以下がフラットなのが印象的だ
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■■ スペック ■■
3.4 kg : Weight : 重量
295 mm : Diameter : 外径
265 mm : Edge diameter : エッジの外径
220 mm : Cone diameter : コーンの外径
175 mm : Depth : 奥行き
90 mm : Depth of basket : バスケットの奥行き
38 mm : Voice coil diameter : ボイスコイルの直径
15 ohm : Voice coil DC resistance : ボイスコイルの直流抵抗
35 - 15 kHz : Frequency range : 実用周波数帯域
39 Hz : Resonance frequency : f0
Middle : Efficiency : 能率
■■ 評価 ■■
5 : Amount of bottom frequency : 重低音の量
6 : Amount of low frequency : 低音の量
6 : Amount of high frequency : 高音の量
3 : Amount of top frequency : 最高音の量
8 : Quality of lower frequency : 低音の質
7 : Quality of middle frequency : 中音の質
5 : Quality of higher frequency : 高音の質
7 : Frequency balance : 各音域のバランス
8 : Softness : 音のやわらかさ
6 : Brightness : 音の明るさ
5 : Clearness : 音の透明さ
5 : Reality : 演奏のリアル感
7 : Sound source image : 音像の明瞭さ
8 : Soprano : ソプラノ
7 : Baritone : バリトン
6 : Violin : ヴァイオリン
7 : Piano : ピアノ
6 : Orchestra : オーケストラ
6 : Brass : 金管楽器
8 : Big drum : 大太鼓の重低音
5 : Triangle : トライアングル
6 : Perspective of applause : 拍手の臨場感
4 : Snare drum : スネアドラム
7 : Jazz base : ジャズ・ベース
8 : Jazz vocal : ジャズ・ボーカル
9 : Aptitude for Classic : クラッシックへの適性
6 : Aptitude for Jazz : ジャズへの適性
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http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/479.html#c17
2. 地下爺[6914] km6Jupbq 2019年6月20日 17:34:13 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1294]
太郎サー しごく あたりまのことしか 言っていません !!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
──「公共投資拡大」「1人月3万円の給付金」など、野党よりむしろ自民党と親和性が高そうな「バラマキ」的施策も掲げています。もし安倍首相から「山本さんの政策を一部採り入れるから手を組もう」と誘われたらどうしますか。
自民党が本気で減税すると言うならば、そちらに乗ります。何がなんでも野党陣営ということではない。我々の政策が実現できるなら、手をつなげるところとはつなぎますよ。ステップ・バイ・ステップ、一歩ずつ前進するための一段階というとらえ方です。
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──原発や憲法を巡る立場が相いれなくてもですか。
それとこれとは別の話です。全ての考え方が完璧に同じなんて
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ことは、家族でも恋人同士でもあり得ないでしょう? 全て同じじゃなきゃダメという
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姿勢は、宗教かイデオロギーでしかない。私はこれまでも、与党が提出した法案の半分
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には賛成しています。
──減税をやるから、安倍政権の財務大臣をやってくれと言われたら、閣内に入りますか。
引き受けますよ。いいじゃないですか、そんな大きな役職をもらえるなら。ただ、言
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いたいことは言いますし、財務省のスキャンダルをどんどん暴きます。だからすぐ罷免
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されるでしょうけどね。あ、でも副大臣や政務官じゃお断りです。
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──アエラの試算では、れいわ新選組の各種政策を実現するには、少なくとも50兆円規模の財源が必要です。
他の税で穴埋めできる部分もありますが、僕はデフレからの脱却のための原資として、国が借金をすることは何の問題もないと考えています。これは統計を見れば明らかですが、日本は諸外国と比べて経済成長率と、政府支出の伸び率がともに圧倒的に低い。安倍総理も、日本ほど低成長が続いた国はほかにないと認めている。つまり、政府が緊縮財政を重んじるあまり、適切に財政出動して必要な投資をしてこなかったから、成長できなかったということです。
小さな政府ではなく、ルールにのっとった大きな政府を目指すべきなんです。財務省
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や有識者はお金を刷りまくったらハイパーインフレになるといいますが、現状はどうで
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すか。もちろん、いくらでも借金していいとは考えておらず、我々の政策でも、経
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済対策はインフレ率が2%になるまでとしています。
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37. 中川隆[-9445] koaQ7Jey 2019年6月20日 17:36:27 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3036]
KLANG-KUNST 乱聴録【序ノ一】まえおき
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10219
「乱聴録」
この記事を2007年10月10日より書き始める。
著者 小林正信 略歴
1961年に長野県の伊那谷に生まれ、小学生のときにカセットデンスケでオーディオに入門し、中学では真空管アンプの設計と製作を学んだ。
高校生のときにオイロダインの入手を志し、米国方面の長い回り道を経て、四半世紀後にようやく購入した。大学時代はレコード初期の演奏と蓄音機に入れ込み、都内のレコード屋を自転車で巡回した。
最近はクラングフィルムを中心としたスピーカーに傾倒するかたわら、自分の知っている楽曲の範囲が狭いことを痛感して全曲集ものを多量に聴くなど、一貫して駄菓子のおもちゃのごとき人生の付録を楽しんでいる。
ニッパーのふりをする愛犬アイザックとEMGの蓄音機
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乱聴録【序ノ一】まえおき(2007年10月11日)
わたしが記事を書くのならばと、貴重な資料を提供してくれたクラングフィルム・ホームのフランク氏、ジャーマン・ビンテージ・ラウドスピーカーのニコラウス氏、サウンドパーツの水谷氏、サウンドボックスの箕口氏をはじめとする諸兄に感謝する。
6GA4 から始まって WE252A シングルまで、かつては真空管アンプの自作に熱中したが、やがて音を決めるのはラッパであって、アンプは調整役にすぎないという認識に至り、興味の中心がラッパ(スピーカー)に移った。
いっぽうで、パハマンやダルベーアのピアノなど、20世紀初頭の演奏に魅せられたことで古い録音の価値を知り、それらを再生するための古い装置が生活必需品となった。
ここ数年はドイツと縁が出来たこともあって、クラングフィルムを中心としたラッパが増えたが、米国系のシステムの情報が大量なの比べるとドイツ系の情報は極めて少なく、全体像の把握が困難で不便な思いをしている。
同様に情報を求めている人が少なくないことから、多少なりとも得た知識を提供することは意義があるとの考えに至り、このようものを書くことにした。
クラングフィルムの歴史は別の記事にまとめつつあるので、ここでは音を中心にして書くつもりである。(その後、クラングフィルムの情報も増えたようだ)
(2015年4月19日)
やれやれ、ずいぶん長いこと無精をしていて、前回のコンスキ&クリューガーの記事を書いてから7年もたってしまった。オーディオどころではなかった時期も含め、その間にいろいろあって考えも変わったので、再開後はスタイルを改めようと思う。
以前は「名ラッパ乱聴録」として、スピーカーの名機を聴き比べて、客観的な要素も交えて書こうとしていたが、少々無理があった。そこで、タイトルを単に「乱調録」と改め、雑多なオーディオ機器を聴いた印象を書くことにしたい。
「もとより個人的な試聴記であるので、無響室での測定のような厳密さはないにしても、ある程度は条件を整えたい」と考えてスタートしたが、大した仕組みでもない割に面倒だったうえ、道具の置き場所にも難儀した。
また、俗に「レッドニップル」、あるいは「ブルーフレーム」と呼ばれるテレフンケンの10インチ・フルレンジユニットをリファレンスにしてみたが、いろいろと条件をそろえて比較試聴してみると、そろえるほどにマンネリ化してしまうことが分かった。それで、これからは条件は整えずに気楽に聴いて気楽に書き、取り上げる機器を増やすことにしようと思う。もちろん、スピーカー以外も対象にする。
周波数特性測定時の様子(右下が測定対象のユニットで、ほかはバッフルの役目)
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写真は試聴するユニットを入れていた小型の後面解放箱で、外寸は幅 43 cm × 高さ 50 cm × 奥行22 cmで、愛犬アイザックにコーン紙をなめられないように、前面を金網でカバーしてあった。
これを4個積んでバッフル効果が得られるようにして、周波数測定にも使用したものだ。今後もフルレンジユニットなどの試聴用仮設箱として使うかもしれない。
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10219
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KLANG-KUNST 乱聴録【序ノ二】試聴用のレコード
(2007年10月14日、2015年4月21日)
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10221
リスニング・ルームから数十メートルの池の冬景色
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上の写真は細い道路を挟んで向かいにある池の冬景色で、ごらんのとおりの田舎だ。いまはちょうど桜が満開で綺麗に見える。リスニングルームの一部を2階に増築中で、来年の春には吹き抜けを通じた音を聴きながら、桜と池を眺められそうだ
録音による影響はあまりにも大きいので、当初からの試聴用ソースをそのまま使い続けることにした。条件が許せばそれらを聴き、出先などで無理ならその場のソースを聴くといったところだ。
「オーディオの真髄は時空を越えた演奏の再現である」とするなら、たとえ古い録音で音質が悪くても演奏が優れていれば、最新優秀録音でも凡庸な演奏より、真剣に再生する必要があるということになる。
サイトウキネン音楽祭が近くの松本で開催されることもあって、田舎者としてはコンサートに足を運んでいるつもりだが、現在の演奏家は生を聴いて感動しても、レコードではつまらなく感じることが多い。
それにひきかえ、個性ある往年の名手の録音には、聴けども尽きぬ魅力がある。
故・池田圭氏が特性の悪い古いレコードが「缶詰音楽」と揶揄されていたのを、噛めばかむほど味が出る「乾物音楽」と表現したのは至言だと思う。カール・フレッシュのヴァイオリンなんて、正しくそうだ。
試聴用の7つのソースは、楽しんで聴けなければ繰り返し聴くことが苦痛になってしまうので好きな演奏を選んだが、古い録音からデジタル録音、そして、少し歪んでいる録音など、なるべく異なる音の側面を聴けるように配慮した。
LP で多くの試聴を繰り返すことは困難なので CD にしたのだが、いまではFLACやDSDなどのファイルを主に再生するようになってしまったので、リッピングしたファイルも使うことにする。
ヨゼフ・ハシッドのオリジナルSP盤
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ディスク1 : 「マーラー/子供の不思議な角笛」 : Mahler / Des Knaben Wunderhorn
Elisabeth Schwarzkopf, Dietrich Fisher-Dieskau : London Symphony Orchestra / George Szell : 1969. EMI
ディスク2 : 「モーツァルト/女声歌曲集」 : Mozart Songs II
Claron McFadden(sop), Bart van Oort (Fortepiano 1795) : 2002. BRILLIANT
ディスク3 : 「ヌブー&ハシッドのヴァイオリン」 : Ginette Neveu & Josef Hassid
1938, 39, 40. EMI-TESTAMENT
ディスク4 : 「ショパン/ノクターン全集」 : Chopin Nocturnes
Vladimir Ashkenazy : 1975, 1985. LONDON
ディスク5 : 「ムソルグスキー、ラベル/展覧会の絵、ボレロ」 : Mussorgsky / Pictures at an Exhibition
Ravel / Bolero : Munchner Philharmoniker / Sergiu Celibidache : 1993, 1994. EMI
ディスク6「ワルツ・フォー・デビー」 : Waltz for Debby
Bill Evance Trio : 1961. REVERSIDE
ディスク7「サラ・ボーン&クリフォード・ブラウン」 : Sarah Vaughan with Clifford Brown and others
1954. MARCURY
まだ問題なく動作するので、独 NTI の AL1 と専用の校正済みマイクロフォンの組合せも可能なときは引き続き用いることにする。もっと詳細なグラフで周波数特性が測定できる装置もあるが、残響の多いリスニングルームでは、この程度の粗い周波数分解が適切だろうと思う。もっとも、AL1 が故障したら高分解能なものに変えるかもしれない。
参考のために中心周波数をリストしておく。有効数字を2桁にしてあるので、1.26kが1.3 kHzというように値が丸められている。
なお、中心周波数が 20 kHz の場合の周波数範囲は約 18〜22 kHz になるので、20 kHz までフラットなスピーカーでも 20〜22 kHz で応答が悪くなれば 20 kHz の測定レベルは低下してしまうことになる。
20、25、32、40、50、63、80、100、130、160、200、250、400、500、630、800、1.0 k、1.3k、1.6 k、2.0 k、2.5 k、3.2 k、4.0 k、5.0 k、6.3 k、8.0 k、10 k、13 k、16 k、20 k
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最後の画像はスピーカーから音を出さずに測定した、リスニング・ルームの環境騒音である。普段は鳥たちの声と水のせせらぎに、少しだけ車の騒音が聞こえるという静かな環境なので、ご覧のように都会では考えられないほど騒音レベルが低く、測定に与える影響はわずかである。
とはいえ、8インチ・フルレンジなど、低音の出ないユニットの測定結果に現れる重低音は、この環境騒音がかなりの部分を占めているばあいがある。
この画像程度のレベルなら、まったく再生されていないと理解していただきたい。
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10221
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乱聴録【其ノ一】アルニコのオイロダイン KL-L439 EURODYN
(2007年10月28日)
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10222
試聴時のオイロダインの様子(中央にはKL-L501が2本)
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長いまえおきが終わって、ようやく最初のラッパの試聴である。その記念すべき第一号には、一番有名なオイロダインに登場してもらい、この乱聴録の評価がどの程度参考になり得るのか、あるいは乱調で無意味なものなのかを判断していただくことにする。オイロダインといってもいろいろとあるが、登場するのはクラングフィルム製のアルニコのオイロダイン KL-L439 である。試聴は上の写真のように、KL-L501と兼用の仮設の平面バッフルで行った。バッフルの実質的なサイズは幅が 2.5 m、高さが 1.5 m であった。このオイロダインには音響レンズが付いているが、少し前まで音響レンズの無いオイロダインを、もう少しまともなバッフルに取り付けてメイン・スピーカーとして愛聴していたので、音響レンズの有無によるちがいにも触れることにする。
クラングフィルム(Klangfilm)は英語風ならサウンドフィルムという名前の会社で、1928年にトーキー映画システムの開発と販売を目的として、SIEMENS & HALSKE と AEG(Allgemeine Elektrizitaets-Gesellschaft)によって共同設立された。ウェスタン・エレクトリックの事業が電話をはじめとして数多くあったのに対し、クラングフィルムはトーキー専業であった。その戦後初のトーキー・システムとして1945年に登場したのが「オイロダイン・システム」である。オイロダインというのは、そこで使われていたスピーカーであったことに由来する呼び名で、スピーカー本体に Eurodyn という文字は無い。なお、1945年当時のモデルは、フィールドの KL-L9431 であり、アルニコは1950年代の途中からである。
オイロダインの背面
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オイロダインは劇場用の典型的な2ウェイ・ホーン・スピーカーで、クロスオーバー周波数は 600 Hz 付近である(ネットワーク回路の設計値は 500 Hz で、この値は実測によるもの)。日本に多いジーメンスのオイロダインと、クラングフィルムのオイロダインとの一番のちがいは、高音用のドライバーである。上の写真のように、クラングフィルムが2インチ半ほどの振動板とは思えないほど巨大なドライバー(KL-L302)なのに対し、ジーメンスのドライバーは二回りほど小さい。ウーハーはどちらも KL-L406 で同じである(ウーハー3発のモデルを除く)。この試聴はホーンのデッドニングなど、一切手を加えていない状態で行った。(正確さのために追記するが、オリジナルで行われた音響レンズの取り付けでは、レンズの後端とホーンの間にゴムシートが挟まれており、それがある程度デッドニングの役割を果している)
オイロダインのウーハー KL-L406
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■ ディスク1「マーラー/子供の不思議な角笛」
昨年ついにシュヴァルツコップが物故してしまい、新盤の解説に没年が記載されているのを見るのが寂しい。このディスクは名曲の名演奏の名録音という、三拍子が最高次元でそろった究極の名盤なので、オリジナルのLPを愛蔵している人も多いことだろう。1曲目のフィッシャー・ディースカウが歌う「死んだ鼓手」は、マーラーらしい皮肉っぽい曲で、大太鼓の30 Hzにおよぶ低音が鮮明に録音されている。我が家のラッパでこれをみごとに再生するのは Europa Junior Klarton のみなので、重低音の判定にはもってこいである。耳に染み着いたシュヴァルツコップの声の聴こえ方も、ラッパの素性がよくわかるという点で最高である。
ところで、このCDも最近のデジタルリマスター盤は音の人工的な臭いが強くなってしまっている。この点をオーディオ評論家の新氏にたずねたところ、「特定のデジタル編集装置を使うのであるが、そのためにどのリマスターもその機械の音になってしまう」という恐ろしい回答であった。リマスター以前の旧盤CDを中古レコード屋で探すなどというバカバカしい事態が、現実になってしまうのかもしれない。
「方形の宇宙」の江夏氏がLPよりも好みだ、というジャケット
冒頭の大太鼓は15インチウーハーにしては「トンッ」と軽い音で、全体に量感が不足しており、やや中高音寄りのバランスであった。これは小さな仮設バッフルのせいで助長されているが、大きなバッフルに取り付けてもこの傾向があるラッパだ。それで、2メートル角のバッフルが必要という話が登場することになる。フィッシャー・ディースカウの声は硬質だが、説得力があってこの曲にはふさわしかった。4曲めの「ラインの伝説」では、シュヴァルツコップのソプラノが、鮮やかでありながら聴き馴染んだ声のイメージから外れることもなく、魅力的であった。また、ホーン・スピーカーならではの輝かしい金管で、オーケストラ全体も色彩豊かに聞こえた。
■ ディスク2「モーツァルト/女声歌曲集」
このソプラノはフォルテで声がハスキーっぽく感じられるような、少し変調がかった感じの音で録音されているのであるが、オイロダインによってそれが誇張されてしまった。やはり録音を選ぶ傾向のあるラッパである。この録音は後の編集までもがシンプルなのか、スタジオの残響による空気感のようなものが自然に記録されており、少し不鮮明だが古楽器のフォルテピアノの響きが美しい。そのあたりはオイロダインの克明さによってうまく表現された。
■ ディスク3「ヌブー&ハシッドのヴァイオリン」
SPの復刻はナローレンジでノイズもあるので、どんなスピーカーでも十分に再生出来るように思えるかもしれないが、実際には非常に難しい。それは、SP盤のころは再生装置による音響効果も計算に入れて音作りをしていたため、ディスクに入っている音をそのまま再生しただけでは不十分だからである。そのような録音の再生は邪道であるというのなら、ヌブーとハシッドだけでなく、エネスコ、ティボー、クライスラー、そして、全盛期のカザルスらの芸術を良い音で聴くという喜びが味わえなくなってしまう。ところが現実には、これらSP全盛期の録音は、特に弦楽器のソロに関して、現在の不自然な録音よりも好ましいというベテランのオーディオ愛好家が少なくない。それほど、当時の録音エンジニアの見識は優れていたのである。したがって、ディスクには半分しか入っていないヴァイオリンの音を補間する能力は、ラッパにとって非常に重要である。その点においてオイロダインはまずまずであった。ハシッドよりもヌブーが良く、やや金属質ながら、艶やかな美しさが勝った。
■ ディスク4「ショパン/ノクターン全集」
全般にオイロダインのピアノは音が明るすぎるように感じる。もっとも、実際にコンサート・ホールに足を運べば、生のピアノの音はかなり明るくて輝かしいので、オイロダインはそれなりに正しい音を再生しているということになる。このディスクにはアナログ録音とデジタル録音が混じっている。その差は極めてはっきりと聞き取れて、特にデジタルのピアノが明るかったが、この印象にはショパンのノクターンという曲の趣が影響したと思う。よく「オイロダインのピアノは硬い」と聞く。たしかに硬めで少し金属質たが、硬さによってリアルさと輝きが生み出されるというメリットもある。もっとも、アンプによっては聴き疲れする音になってしまうから難しい。
■ ディスク5「ムソルグスキー、ラベル/展覧会の絵、ボレロ」
冒頭の拍手は自然、かつ、臨場感豊かに広がりをもって聞こえた。これには音響レンズも一役買っていて、本来は前に出る傾向のある音像が、後方にも広がるように作用していた。低音がやや軽いのは同じであるが、ラベルの鮮やかなオーケストレーションを存分に楽しめた。よく、オイロダインとドイツの重厚な音楽であるワーグナーやブルックナーを結びつけて語る人がいるが、自分には特別に相性がいいとは思えない。オイロダインには案外カラフルなフランス物がぴったりで、昨年末までのオイロダインをメインにしていたとき、いったい何回クリュイタンスのラベルを聴いたのか数え切れないほどである。ワーグナーなら、むしろテレフンケンの O85 が極め付けのように思う。
■ ディスク6「ワルツ・フォー・デビー」
とにかく、はじけるようなベースの音に圧倒された。もっとボリュームを上げれば、すさまじい迫力になるにちがいない。スネアやハイハットも鮮明で、まるで見えるかのようだった。ジャズのピアノは音像が巨大で、自分にはどう再生されれば正しいのかイメージが持てないのだが、ショパンとは異なり、音色が明るいことはデメリットにはならなかった。
■ ディスク7「サラ・ボーン&クリフォード・ブラウン」
たぶんサラ・ボーンの声はもっと太く再生されなければならないのであろうが、自分にはそれなりに心地よく聞こえた。トランペットも雰囲気たっぷりに鳴ったし、全体にとても満足できた。
■■ まとめ ■■
このオイロダインの音色がそうであるように、ドイツの音はけっして金属的なモノクロームの世界ではなく、寒色から暖色までの豊かな色彩をもつ音である。米国系の音は暖色に偏っているために明るく、より鮮やかに感じるのに対し、ドイツ系の音は冷たい色も含んでいるために一聴すると地味なのだが、じっくりと聴けば、より色合いが豊富で表現の幅が広いことに気づくはずだ。オイロダインはジャズとクラッシックのどちらにもマッチする、さまざまな音色の出せるラッパなので、手間がかかることを除けば万人向けともいえる。予算とやる気があるのなら、初心者が買うのも悪くないと思う。入力抵抗が200オームもあるフィールドよりも、15オームのアルニコが無難だ。
ここで手短に説明できるほど簡単ではないが、オイロダインを使いこなすには、とにかくホーンを手なずけなければならない。マーラーでは良かったシュヴァルツコップも、ゼーフリートとのモラヴィア二重唱では、ホーンが共鳴するように聞こえてしまう部分がある。相性の悪い女声といえばフェリアで、もともとメガホンを付けたような声の傾向が誇張されてしまうのであるが、調整しだいではフェリアのグルックを、えもいわれぬリアルな声で楽しめるようにできるのも事実である。音響レンズはゴム・シート(追補:フェルトもある)を挟んで取り付けてあるので、デッドニングの効果もある。
個人的には、トランス結合を多用してナロー・レンジなアンプを作るという方向よりも、ホーンをある程度デッドニングするほうが賢いと思っている。まことに得難い、ズミクロン・レンズのごとき解像度を台なしにしないためである。また、無帰還アンプは普通のスピーカーでは顕在化しない部品のアラが出て失敗することが多いので、完璧に材料を吟味し尽くすのでない限り、軽くNFBをかけたほうが無難である。もっとも、ジャズを聴くにはそんな小細工は無用で、あるがままが一番よいのかもしれない。
ある弦楽ファンのオイロダイン・オーナーが、「以前のアルティックでは聞こえなかった、カルテットの冒頭で音が出る直前の気配が、オイロダインでは克明に感じられる」と話すのを聞いた。オイロダインの表現能力をみごとに言葉にしたと思う。このようなシリアスなリスニングには、音響レンズが無いほうが適しているが、オーケストラなどの大編成では、音響レンズがあったほうが音像が左右や後方に広がって自然になる。音質も多少はマイルドになるが、下記の評価が変わるほどの大きな差は無い。
ホワイト・ノイズ再生時の音圧の周波数分布
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10222_805.jpg
■■ スペック ■■
: Weight : 重量
: Diameter : 外径
490 mm : Width : 幅
815 mm : Hight : 高さ
415 mm : Depth : 奥行き
: Depth of basket : バスケットの奥行き
: Voice coil diameter : ボイスコイルの直径
15 ohm : input impedance : 入力抵抗
50 - 18 kHz : Frequency range : 実用周波数帯域
70 Hz : Resonance frequency : f0
600 Hz : Crossover frequency : クロスオーバー周波数
(electrical crossover is 500 Hz)
Very high : Efficiency : 能率
■■ 評価 ■■
3 : Amount of bottom frequency : 重低音の量
4 : Amount of low frequency : 低音の量
7 : Amount of high frequency : 高音の量
5 : Amount of top frequency : 最高音の量
7 : Quality of lower frequency : 低音の質
6 : Quality of middle frequency : 中音の質
7 : Quality of higher frequency : 高音の質
4 : Frequency balance : 各音域のバランス
3 : Softness : 音のやわらかさ
6 : Brightness : 音の明るさ
7 : Clearness : 音の透明さ
8 : Reality : 演奏のリアル感
7 : Sound source image : 音像の明瞭さ
5 : Soprano : ソプラノ
5 : Baritone : バリトン
7 : Violin : ヴァイオリン
6 : Piano : ピアノ
7 : Orchestra (strings) : オーケストラ
8 : Brass : 金管楽器
4 : Big drum : 大太鼓の重低音
9 : Triangle : トライアングル
7 : Perspective of applause : 拍手の臨場感
8 : Snare drum : スネアドラム
8 : Jazz base : ジャズ・ベース
5 : Jazz vocal : ジャズ・ボーカル
6 : Aptitude for Classic : クラッシックへの適性
8 : Aptitude for Jazz : ジャズへの適性
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10222
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乱聴録【其ノ二】テレフンケン(ブルー・フレーム) TELEFUNKEN Ela L6
(2007年10月28日)
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10223
TELEFUNKEN Ela L6 10インチ・フルレンジ
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10223_801.jpg
テレフンケンは1903年に皇帝ヴィルヘルム2世の命により、SIEMENS & HALSKE と AEG によって共同設立された無線分野を開拓するための会社で、社名は遠隔を表す「テレ」と火花や電波を表す「フンケン」に由来する。ちょうどクラングフィルムよりも四半世紀早く、同じ2社によって設立されたこの会社は、現在のオーディオ界ではスピーカーよりも真空管で有名であるが、なんといってもラジオでの成功が顕著であり、膨大な数の機器を製造した。また、テープ・レコーダーの開発でも、オーディオ界に多大な貢献をした。
このユニットは数発を並べたフルレンジ、あるいは10個以上を並べて小型のホーン・ツィータと組み合わせた2ウェイとして、主にPA用途で使われた。一部はモニター用として使われたものもあり、幅広く用いられた割には数が多くないように思う。濃いブルーに塗装されたバスケットは、ジーメンスの10インチユニットのような薄いアルミではなく、肉厚でガッチリとしている。この塗装色から「ブルー・フレーム」などと呼ばれるようになった。最も美しいラッパの一つである。
青いフレームと赤いダンパーのフランジ
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10223_802.jpg
この記事では青いテレフンケン、あるいは単にテレフンケンと呼ぶことにする。コーン紙はエクスポーネンシャル形状で、中央の赤色いキャップが乳首のような形状であることから「レッド・ニップル」とも呼ばれる。このユニットのフルレンジ再生は、オイロダインと切り替え比較をしても十分に聴きごたえがあるほどで、音質もドイツ製スピーカーの典型である。このユニットの試聴はアルニコのオイロダイン(KL-L439)と比較しながら、平らなマグネットのもの2個で行なった。
赤く乳首のようなセンター・キャップ
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10223_803.jpg
■ ディスク1「マーラー/子供の不思議な角笛」
最初の「死んだ鼓手」では、冒頭の大太鼓がオイロダインよりも量感があることに驚いた。逆にいえば、小さな仮設バッフルに取り付けられたオイロダインの量感が不足しているのだが、さらにちっぽけな箱に入れらたテレフンケンが勝るのだから、やはり低音は優れていると判断できる。皮肉っぽい歌詞を歌う表情豊かなフィッシャー・ディースカウの声は自然に再生され、やや誇張のあるオイロダインよりも好感がもてる音であった。オーケストラはホーン型のオイロダインほど鮮やかではないが、すべての楽器のパートが十分に楽しめた。4曲めの「ラインの伝説」ではシュヴァルツコップのソプラノが少し艶の無い声に感じられた。
■ ディスク2「モーツァルト/女声歌曲集」
オーディオ愛好家というものは、名曲の名演奏にこだわるあまり、一部の楽曲ばかりを聴くという傾向がある。自分も同じであったが、最近は無知を反省してブリリアントの全曲集を多量に聴いている。このディスクも同レーベルのモーツァルト全集170枚組のなかの1枚である。ブリリアントのプロデューサーは歴代の演奏に造詣が深いらしく、最近もショパンの全曲集に驚かされた。なんと、1903年に録音されたプーニョの演奏が含まれているのである。同レーベルは安価な全曲集専門で、全般にコストのかかるメジャーな演奏家の新しい録音は無いが、マイナーな録音や古い録音から意味のある選択をしている。この女声歌曲集はとてもシンプルな録音で、古楽器のフォルテピアノは良い音だが、ソプラノがフォルテで少し歪んでハスキーに聴こえる傾向がある。この歪むような声の変化が、ラッパによって様々に聞こえるのが興味深い。演奏にはシュヴァルツコップとギーゼキングのような豊かな表現を望むべくもないが、典雅な雰囲気があって悪くない。
モーツァルトのボックス・セットと試聴用のCD
「モーツァルト/女声歌曲集」からは10曲目の「Abendempfindung」(夕べの想い)」をいつも聴くことにしている。ソプラノはフルレンジでは物足りないことが多いが、このユニットはまずまずで、10インチのフルレンジとしては優れている。ソプラノの声の歪みはオイロダインほど強調されず、平均的であった。ただし、テレフンケンでは本来エレガントであるはずのソプラノが、少しだけたくましく感じられてしまった。空気感や古楽器のフォルテピアノの美しい響きは、明らかにオイロダインの方が優れていたが、テレフンケンでもそれなりに味わえた。
■ ディスク3「ヌブー&ハシッドのヴァイオリン」
ヴァイオリンでは、ホーンによる音作りに秀でたオイロダインとかなり差がついたが、それでも10インチのフルレンジとしては上々の表現力であった。ヌブーよりもハシッドが良く、厚みのある音で充実していた。
■ ディスク4「ショパン/ノクターン全集」
フルレンジ・ユニットにとってヴァイオリンの再生が難しいのに対し、ピアノは全般に得意なジャンルのようで、このテレフンケンもピアノは優れていた。右手の響きが華やかなオイロダインも良かったが、少しカンカンした金属的なところがあって、むしろテレフンケンのほうが好ましく感じられた。テレフンケンのピアノには 42006 のような愁いはなく、ショパンのノクターンにはやや健康的すぎる音ではあるが、バランスのとれた、それなりに華のある響きを聴かせてくれた。デジタル録音とアナログ録音の差もはっきりと聞き取れた。
■ ディスク5「ムソルグスキー、ラベル/展覧会の絵、ボレロ」
冒頭の拍手はフルレンジ・ユニットには厳しいものだが、会場にひろがって行く雰囲気がまずまず自然に聴けた。フィナーレのキエフの大門でも、分厚い低音に支えられたオーケストラのピラミッドが崩れることは無く、余裕さえ感じられたのはさすがであった。繊細感には乏しいが団子にはならず、ブラスの輝きはそれなりにあり、トライアングルもきちんと再生された。
■ ディスク6「ワルツ・フォー・デビー」
やはりフルレンジ・ユニットには厳しいスネアドラムだが、このテレフンケンはかろうじて合格点で、いちおうそれらしく聞こえた。ピアノはドイツのユニットとしては明るく健康的な音色がマッチして、ショパンよりも良かった。ウッドベースは量感と弾力感がすばらしく、10インチとしては最高の部類であった。
■ ディスク7「サラ・ボーン&クリフォード・ブラウン」
この録音では、テレフンケンはほとんどのパートでオイロダインよりも好ましい音を出した。とくに、サラ・ボーンのボーカルは出色で、全体的な音の雰囲気も演奏にマッチしていたので、これなら、755A をはじめとする米国系のラッパを気にして横目でにらむ必要は無いだろう。
■■ まとめ ■■
みるからによい音がしそうなユニットだが、やはり優れた再生能力をもっていた。テレフンケンはエクスポーネンシャル形状のコーンの発明など、黎明期のスピーカー開発をリードしたメーカーであり、当然ながらスピーカーの製造では最高の技術をもっていた。「そのテレフンケンでもっとも実用的なラッパではないか?」というのが、試聴を終えた自分の感想である。同様な10インチのSIEMENSに比べると力強く元気な音で、男性的に感じられるかもしれない。
下の周波数分布を見ればわかるように、高域はの伸びはドイツのフルレンジとしては標準的より上だが、さらに8kHz前後を持ち上げて聴感上の満足を得るという、典型的な音作りもしてある。また、周波数分布は少しデコボコしていて、それによる癖が力強さにつながっているようだ。能率は非常に高く、音に多少の荒さはあるものの、驚くべき実力を持つラッパだ。なお、2ウェイにすることで荒さは解消できるだろう。
小さなうねりはあるがワイドレンジな周波数分布
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10223_805.jpg
■■ スペック ■■
2.2 kg : Weight : 重量
247 mm : Diameter : 外径
213 mm : Edge diameter : エッジの外径
188 mm : Cone diameter : コーンの外径
138 mm / 128 mm : Depth : 奥行き
78 mm : Depth of basket : バスケットの奥行き
30 mm : Voice coil diameter : ボイスコイルの直径
2 ohm : Voice coil DC resistance : ボイスコイルの直流抵抗
60 - 15 kHz : Frequency range : 実用周波数帯域
59 Hz : Resonance frequency : f0
Very high : Efficiency : 能率
■■ 評価 ■■
3 : Amount of bottom frequency : 重低音の量
5 : Amount of low frequency : 低音の量
6 : Amount of high frequency : 高音の量
4 : Amount of top frequency : 最高音の量
5 : Quality of lower frequency : 低音の質
5 : Quality of middle frequency : 中音の質
4 : Quality of higher frequency : 高音の質
7 : Frequency balance : 各音域のバランス
4 : Softness : 音のやわらかさ
7 : Brightness : 音の明るさ
3 : Clearness : 音の透明さ
5 : Reality : 演奏のリアル感
7 : Sound source image : 音像の明瞭さ
4 : Soprano : ソプラノ
6 : Baritone : バリトン
5 : Violin : ヴァイオリン
5 : Piano : ピアノ
5 : Orchestra : オーケストラ
5 : Brass : 金管楽器
5 : Big drum : 大太鼓の重低音
5 : Triangle : トライアングル
5 : Perspective of applause : 拍手の臨場感
4 : Snare drum : スネアドラム
6 : Jazz base : ジャズ・ベース
8 : Jazz vocal : ジャズ・ボーカル
4 : Aptitude for Classic : クラッシックへの適性
8 : Aptitude for Jazz : ジャズへの適性
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10223
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乱聴録【其ノ三】クラングフィルム KL42006 KLANGFILM, TELEFUNKEN Ela L45
(2007年10月28日)
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10224
初期の台座が付いた 42006
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10224_801.jpg
クラングフィルムでは、1920年代後半のライス&ケロッグ型に次いで古い、この1930年代前半の形状をとどめるセンター・スパイダー型のラッパが、戦後になってアルニコの時代に移り変わるまでの長い間、フルレンジ・スピーカーの王座を守りぬいた。42006 はそれだけ完成度が高く、決定版であったということである。さらに、磁気回路が巨大で外観が立派なこともあって、42006 は現在でも最高のフルレンジとされているのだから、ラッパは1930年代前半から進歩していないと、この一面ではいえることになってしまう。この古風な姿をしたラッパが現在でも入手可能で、そのうえ、すばらしい音を出してくれるということは、ヴィンテージ・オーディオにおける最高の喜びのひとつである。
俗に ZETTON と呼ばれているようだが、KLANGFILM ZETTON システムのメイン・スピーカーは、別の12インチモデルである。型番は42002〜42004あたりの可能性が高い。(その後の調査によって、ZETTONについの記述が誤りだったことが判明したので、訂正させていただいた) 42006 はトランク・ケースに組み込んで、ポータブル映写システムに多用されたため、製造数が多く、現在でもクラングフィルムのフィールド型としては、最も数が多いラッパである。したがって、入手は比較的容易だが、すでにかなり高額になってしまっているだけでなく、さらに高騰しそうな勢いである。
シリアルが4万台の初期ユニットは、ガスケットのフェルトが美しい紺色をしている。そのなかには、上の写真のような台座が付いているユニットがある。42006 は磁気回路が非常に大きくて重い割りにフレームが薄い鉄板なので、少しの衝撃で変形してしまう恐れがあるから、この台座が省略されてしまったのは残念である(その後、7万台で台座付きのものを目にした)。6万台になるとフェルトは灰色になるが、代わりにレモン・イエローの半透明塗料が磁気回路の防さび用として塗布されている。下の写真の左側のユニットがそれで、タグには1938年と記されている。旧ドイツによるチェコスロバキア併合が始まった年であり、大戦前夜の優れた品質の製品が生み出された時代でもある。
シリアルが6万台(左)と11万台(右)の 42006
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10224_802.jpg
右側はシリアルが11万台で、第二次大戦中の製造と思われるが、品質は意外に高く、物資不足による粗悪な製品のイメージとはほど遠いものである。1945年のオイロダインと同様に、クラングフィルムの七不思議だ。その後、クラングフィルムのモデル・ナンバーが大戦中までの5桁から、1945年ごろの4桁を経て3桁になるのにしたがい、KL-L305 と改められたが、ラッパにこれといった変化は無かった。
42006 の初期には TELEFUNKEN ブランドの Ela L45 という同型のラッパがあった。黒いチジミ塗装、緑色のフェルト、センター・スパイダーのすき間に輝く銅メッキのポールピース。そういったパーツでいっそう魅力的に見えるラッパだが、最大のちがいはコーン紙にある。これまでに入手した2本は、どちらもコーン紙が少し茶色がかっていて質感がちがい、音も少しだけ柔かい印象であった。また、ボイスコイルの直流抵抗も14オーム程度と多少高かった。とはいえ、42006と異なる評価を与えるほどの差は無いので、いっしょにまとめてしまった。試聴は11万台のラッパを中心に、他も少しだけ聴きながら行った。
テレフンケンの Ela L45
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10224_803.jpg
■ ディスク1「マーラー/子供の不思議な角笛」
死んだ鼓手の大太鼓は青いテレフンケンと同じくらいの量感であるが、口径が大きいためか余裕を感じる。フィッシャー・ディースカウのバリトンはオイロダイン以上にリアルで凝縮感があり、ゾクゾクするほどであった。トライアングルやピッコロなど、細かい音も一とおり聞き取れた。ソプラノは軟らかく聞きやすいが、ほんの少し物足りなかった。それでも、シュバルツコップらしい声には聞こえた。途中のバイオリンソロは艶が控え目だが良い感じであった。古色蒼然たる見かけよりもずっと Hi-Fi 的だったのは確かである。
■ ディスク2「モーツァルト/女声歌曲集」
ホールトーンなど、古楽らしい空間の雰囲気は弱かったが、ニュアンスはそれなりに聞き取れた。ソプラノも地味で、ソプラノがフォルテで声が割れるような録音が歪むようなところは、濁ってしまってニュアンスがはっきりと聞き取れなかった。とはいえ、声がソフトで聞きやすかったこともあり、聴いていて悪い気分ではなかった。
■ ディスク3「ヌブー&ハシッドのヴァイオリン」
ヌブーとハシッドはあふれる才能をもつバイオリニストであったこと、そして、若くして命を失ったことで共通している。大二次大戦の初期に行われたブルムラインの装置による録音は、SP時代の頂点ともいえる出来であり、赤レーベルに金泥が輝くヌブーのHMV盤は、ヴァイオリン・ディスク史上の宝石である。ハシッドのほうはエビ茶色のレーベルで、同じ HMV盤でも趣が異なるのだが、念のためにSP盤を取り出して確認したところ、やはりブルムラインの装置を示す□の刻印があった。ウエスタンエレクトリックの装置なら△の刻印である。17才でハシッドが録音したタイスの瞑想曲を HMV の 203型蓄音機で聴くと、「クライスラーが200年に一度の逸材と絶賛した彼のビロードのごとき手で奏でれば、このありきたりに聴こえがちな曲がなんという深い美しさをたたえるのであろうか」と、思わずにはいられない。それほどの美音は望まないにせよ、この録音のバイオリンをフルレンジ・ユニットで満足に再生するのは意外に難しく、試聴にはもってこいである。
ヴァイオリニストに多い早逝の天才である二人
一聴からしてヌブーはいまひとつであった。高域に蓄音機的な華やかさが無く、電蓄的(当り前だが)であった。ちなみに電蓄とは電気蓄音機のことで、シャキッとした機械式の蓄音機の音に対し、ブーミーな音とされている。ハシッドはまずまずであったが、どうも古いヴァイオリンとは相性が悪いのかもしれない。試しにローラン・コルシアを聴いてみたところ、なかなか良い雰囲気であった。どうもヴァイオリンに関しては新しい録音のほうがマッチするようである。
■ ディスク4「ショパン/ノクターン全集」
録音年代の差はオイロダインほどではないが、はっきりと聞き取れた。音にはかげりがあって、ショパンのノクターンらしい雰囲気を味わうことができた。オイロダインは、20番で音が明るすぎて違和感があった。42006 も全体に少し誇張された感じはしたが、19番では音が少し不安定でいっそうアナログ的に聞こえる効果が生じて、この CD にはマッチしていた。高音は音程によって音色が異なるばあいがあり、調律師だったら気になるであろう。いかにも敏感なフルレンジらしい魅力的なピアノで、ソプラノが地味なのと対象的であった。
■ ディスク5「ムソルグスキー、ラベル/展覧会の絵、ボレロ」
一応フル・オーケストラもちゃんと聞けたし、チューブベルや大太鼓も悪くなかった。トライアングルなど細かい音も聞き取れた。しかし、音場はダンゴ気味になってあまり広がらなかった。もっと大きなバッフルなら良かったのかもしれない。やはり、「フル・オーケストラではツィーターが欲しくなるな」という印象をもった。量感はけっこうあって、ズシンと来た。拍手はダクトを耳に当てて聴いたような、遠くのジェット機の騒音にも似た、変調された感じの音であった。
■ ディスク6「ワルツ・フォー・デビー」
田舎に行くとコイン精米機というのがあって、玄米から精米し立ての米を食べるために利用されている。コイン精米機の動作中は「ザーザー」とも「ジャージャー」ともつかない音が響くのだが、42006 のスネアドラムは、まるでこの音のようであった。ハイハットはまずまずで、ピアノはリアルだが誇張された感じであった。ベースはオイロダインのような弾ける感じではなく、普通という印象を受けた。
■ ディスク7「サラ・ボーン&クリフォード・ブラウン」
クリフォード・ブラウンのミュートを付けたトランペットは、なんともいえない哀愁を帯びた響きであった。少しマイルドに過ぎるきらいはあるが、けっしてあいまいではなく、音のくま取りははっきりとしていた。ボーカルは声が浮き出て良かった。
■■ まとめ ■■
この量産ユニットとしては最も古い形状のフルレンジは、はたして Hi-Fi に使えるのであろうか? その答えは YES でもあり NO でもある。意外にレンジは広く、音の透明感もそれなりにある。往年の名録音ならオーケストラも含めておおむね良好だが、大編成の新しい録音はおもしろくない。フルレンジで高域を補うために良くある 8 kHz 付近のピークは比較的弱く、素直な特性である。したがって、自然で大人しい音である。
Hi-Fi 用ではなく、能率重視の古い設計だが、センタースパイダでショートボイスコイルという、軽い音原らしい敏感な音で、俗にいうハイスピードの典型だろう。いっぽうで巨大なフィールドらしい中音域の凝縮感もあった。低域はやや甘くて使いやすく、オイロダインよりも容易に低音の量感を出すことができる。男性ボーカル専用にモノで使えば最高か? ツィーター無しで満足できるかどうかは、聴く人の感性やポリシーによるが、平均的な米国系の12インチ・ユニットよりもはるかにワイドレンジなことは確かである。娘が借りてきたヒラリー・ダフの DVD を、なんの違和感も無く再生出来たことを付け加えておく。さすがに映画用のラッパだ。
初期の台座が付いたラッパは f0 が 70 Hz と少し高く、後期のものよりも低音が軽く感じられた。テレフンケンは少しだけ柔かい音で、42006 にもかすかにある、SIEMENS 系のフルレンジに特徴的な音の硬さが目立たなかった。さて、だいぶ長くなったが、42006 についてはあまりに書くべきことが多いので、続きは稿を改めて別の書き物にまとめることにする。
11万台のユニットの周波数分布
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10224_805.jpg
■■ スペック(42006)■■
6.8 kg : Weight : 重量
296 mm : Diameter : 外径
263 mm : Edge diameter : エッジの外径
236 mm : Cone diameter : コーンの外径
193 mm : Depth : 奥行き
88 mm : Depth of basket : バスケットの奥行き
38 mm : Voice coil diameter : ボイスコイルの直径
10 ohm : Voice coil DC resistance : ボイスコイルの直流抵抗
2.7 k ohm : Field coil DC resistance : フィールドコイルの直流抵抗
50 - 12 kHz : Frequency range : 実用周波数帯域
67 Hz : Resonance frequency : f0
Very high : Efficiency : 能率
■■ 評価 ■■
4 : Amount of bottom frequency : 重低音の量
5 : Amount of low frequency : 低音の量
5 : Amount of high frequency : 高音の量
2 : Amount of top frequency : 最高音の量
6 : Quality of lower frequency : 低音の質
7 : Quality of middle frequency : 中音の質
5 : Quality of higher frequency : 高音の質
7 : Frequency balance : 各音域のバランス
6 : Softness : 音のやわらかさ
4 : Brightness : 音の明るさ
4 : Clearness : 音の透明さ
4 : Reality : 演奏のリアル感
7 : Sound source image : 音像の明瞭さ
4 : Soprano : ソプラノ
8 : Baritone : バリトン
4 : Violin : ヴァイオリン
8 : Piano : ピアノ
4 : Orchestra : オーケストラ
4 : Brass : 金管楽器
6 : Big drum : 大太鼓の重低音
3 : Triangle : トライアングル
2 : Perspective of applause : 拍手の臨場感
2 : Snare drum : スネアドラム
6 : Jazz base : ジャズ・ベース
8 : Jazz vocal : ジャズ・ボーカル
5 : Aptitude for Classic : クラッシックへの適性
6 : Aptitude for Jazz : ジャズへの適性
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10224
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乱聴録【其ノ四】シュルツ KSP215 SCHULZ
(2008年3月20日)
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10225
左がフェライト、右がアルニコの KSP215
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シュルツ(W. Schulz Elektroakustik/Mechanik)は東ベルリンで第二次大戦後の数十年間にわたり、レコーディング・スタジオや放送局のモニター用スピーカーなどを製造していたオーディオ機器メーカーである。プロ用のみであったためにどの機種も製造数が少なく、市場でも見かけることが少ない。エテルナ・レーベルなどで有名なシャルプラッテンも、モニター・スピーカーとしてシュルツを用いていたので、エテルナの優れた音質にシュルツのスピーカーが深くかかわっていたにちがいない。シュルツは独特な構造の大型コアキシャル O18(TH315)で有名だが、KSP 215 も小さいながら風変わりなラッパである。
まず、エッジが発泡ネオプレンゴムである。このようなスポンジ状のエッジは、英ローサー製 PM6 のエッジがボロボロになって痛い目にあった身としては不安であるが、指で押してみると軟らかく、まったく劣化していないように見えるから不思議だ。つぎに、ダブルコーンの中心のボイスコイル・ボビンのところに樹脂性のキャップが接着されていて、ちょうどソフトドーム・ツィーターのようになっている。それらに深緑色の塗装も加わることで、特異な外観になっている。
KSP215 にはアルニコとフェライトのもの(KSP215K)があって、磁石以外の構造や音も若干異なる。アルニコにはコルゲーションが1本あるほか、ドームとなるキャップがボイスコイル・ボビンに接するように接着されている。フェライトにはコルゲーションが無く、キャップは大きめでボイスコイル・ボビンから少し離れたコーン紙に接着されている。フェライトのほうが KSP215 の個性をより強く持っているので、試聴はフェライトで行い、少しだけアルニコと比較してみることにした。
上がフェライト、下の二つがアルニコの KSP215
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■ ディスク1「マーラー/子供の不思議な角笛」
フィッシャー・ディースカウはかなりマイルドで明るい声に聴こえた。最近のナチュラル派をうたうスピーカーで聴く彼の声にもこのような傾向があるが、彼の生演奏を聴いたことがある耳にとっては、テレフンケンのほうがずっと真実に近い声に感じられた。明らかにシュルツのほうが歪みが少ないのだが、歪みが少ないほど原音に近く聞こえるという比例関係は、多くのばあいに成立しない。この解離によって、原音追求が冬の旅になるのである。
ソプラノもじつにきれいだが薄味で、円熟期のシュヴァルツコップの声がずいぶんと可愛らしく聴こえてしまってもの足りなかった。もっと無垢なソプラノなら、チャーミングに聞こえるシュルツの音が似合うことだろう。
いっぽう、伴奏は全般に優れていた。大太鼓はテレフンケンほど量感はないものの、オイロダインのように倍音成分が勝ってトンッと軽くはならず、低くとどろく感じがある程度出ていた。8インチとしては最高の部類だろう。オーケストラの分離は、さすがといえるほどであった。シングルコーンならステレオの定位や分離が必ず良い、というのは誤りである。コーンは複雑な分割振動をしており、定位に大きウエイトを占める中高音ではとくに、音源の位置が複雑になる。10 kHz の波長 3.4 cm に対してコーンは大きく、位相を乱すのに十分だ。シュルツはセンターのドームが有効に機能している印象である。ストリングも見通しが良くてとてもなめらかであったが、ウエットに感じた。
■ ディスク2「モーツァルト/女声歌曲集」
このディスクはシュルツで好ましく聴くことができた。ソプラノの歪はそのままストレートに聴こえたが、清らかさがあって不快ではなかった。箱庭的で狭い印象ではあったが、録音された場所の空間を感じることができた。
■ ディスク3「ヌブー&ハシッドのヴァイオリン」
シュルツはこの古いヴァイオリンの録音には向かないようである。最新の高級なラッパで聴いたときのような、つまらない音であった。
■ ディスク4「ショパン/ノクターン全集」
なにかで「アシュケナージが来日した際にパハマンのSPレコードを探し求めた」というような文章を読んだのだが、出典を忘れてしまって思い出せない。それはあやふやな記憶だが、このノクターン全集を聴くとパハマンの幽幻な演奏とのつながりを感じるのは、二人のファースト・ネームがともにウラジミールだからというわけではないだろう。このディスクの録音は1975年と1985年に行なわれており、その間にはアナログからデジタルへの録音方式の変遷があった。このため、このディスクではアナログ録音とデジタル録音が混在しており、デジタル・リマスターによって音質の差を無くそうと努力してはいるものの、明らかにちがう音に聴き取れる。この音質の差がどのように感じられるか、というところが、このディスクによる試聴の妙味である。
アシュケナージのノクターン全集(SPレコードはパハマンのノクターン)
ほかのドイツのフルレンジのように、ピアノが特に良く聞こえるラッパではなかった。デジタル録音は冴えた高音が広がることでアナログ録音との差をはっきりと感じた。
■ ディスク5「ムソルグスキー、ラベル/展覧会の絵、ボレロ」
冒頭の拍手はとても自然で、さざ波のように広がる様子が見事に再現された。周波数レンジが広く、すべてのパートをきちんと聞き取れたが、迫力には欠けていた。ステレオ感は最高で、特筆すべき再現性であった。
■ ディスク6「ワルツ・フォー・デビー」
スネアドラムはフルレンジとしては最高で、「これ以上きちんと再生できるユニットは存在しないのでは?」と思うほど優れていた。ベースもきちんと再生されたが、少しお上品な印象であった。ピアノの音もきれいであったが、もともと人工的に録音されている音像が、定位が明確なせいで不自然さが増してしまったようである。
■ ディスク7「サラ・ボーン&クリフォード・ブラウン」
全体に過不足なく再生し、優等生的だったが、すべてがきれい事になってしまう傾向があった。
KSP215K(フェライト)のラベル
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■■ まとめ ■■
はじめの一音から、普通のラッパとは明らかに異なる印象を受けた。ドイツのフルレンジとは思えない異端児で、その音はスペンドールやセレッションなど、英国のブックシェルフを連想させた。能率は低めで、こちらから聴きに行けばすばらしい音が出ているが、受身では弱い印象の音であった。ヘッドホン的に、近距離で音像に頭を突っ込むようにして聴けば、ものすごい音像定位を味わえた。非常に優れた特性のラッパで、減点法なら最高得点となるのだが、魅力に欠ける面があることも否めない。やはり、まごうかたなきモニター・スピーカーである。
アルニコの音はフェライトを7割、RFT のフルレンジを3割でブレンドした、というような印象であった。f0 が高いこともあって、普通のラッパに近い鳴りっぷりなので、アルニコのほうが使いやすいだろうが、個人的にはより個性的なフェライトを手元に置いておきたいと思う。
もし、目の前で歌うフォークや歌謡曲などの女声ボーカルを、くちびるのウエットささえ感じらるほどに聴くことが目的なら、このラッパを至近距離で使うのが最高の選択かもしれない。おそらく、歌手の声は普通よりも可愛らしく聞こえるであろう。シュルツはまったく同じ作りで5インチ口径の、テープレコーダー内蔵用のモニターも製造したので、聴いてみたいところである。
KSP215K(フェライト)の音圧の周波数分布
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■■ スペック ■■
Ferrite, AlNiCo
1.35 kg, 1.15 kg : Weight : 重量
215 mm, 213 mm : Diameter : 外径
195 mm, 195 mm : Edge diameter : エッジの外径
170 mm, 165 mm : Cone diameter : コーンの外径
93 mm, 110 mm : Depth : 奥行き
56 mm, 68 mm : Depth of basket : バスケットの奥行き
32 mm, 32 mm : Voice coil diameter : ボイスコイルの直径
4.7 ohm, 4.1 ohm : Voice coil DC resistance : ボイスコイルの直流抵抗
40 - 20 kHz (Ferrite) : Frequency range : 実用周波数帯域
48 Hz, 62 Hz : Resonance frequency : f0
Middle low : Efficiency : 能率
■■ 評価 ■■
3 : Amount of bottom frequency : 重低音の量
4 : Amount of low frequency : 低音の量
6 : Amount of high frequency : 高音の量
5 : Amount of top frequency : 最高音の量
5 : Quality of lower frequency : 低音の質
5 : Quality of middle frequency : 中音の質
5 : Quality of higher frequency : 高音の質
6 : Frequency balance : 各音域のバランス
8 : Softness : 音のやわらかさ
5 : Brightness : 音の明るさ
7 : Clearness : 音の透明さ
3 : Reality : 演奏のリアル感
9 : Sound source image : 音像の明瞭さ
4 : Soprano : ソプラノ
3 : Baritone : バリトン
5 : Violin : ヴァイオリン
5 : Piano : ピアノ
5 : Orchestra : オーケストラ
4 : Brass : 金管楽器
5 : Big drum : 大太鼓の重低音
6 : Triangle : トライアングル
7 : Perspective of applause : 拍手の臨場感
6 : Snare drum : スネアドラム
2 : Jazz base : ジャズ・ベース
3 : Jazz vocal : ジャズ・ボーカル
6 : Aptitude for Classic : クラッシックへの適性
2 : Aptitude for Jazz : ジャズへの適性
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乱聴録【其ノ五】ジーメンス革エッジ12インチ・フィールド SIEMENS
(2008年4月19日)
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皮エッジの12インチ・フィールド型。緑のフェルトはオリジナルではない
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日本では公式に「シーメンス」とされている SIEMENS だが、オーディオ愛好家にとっては、最高のオーディオ機器を製造していたころの1966年までの名前であるジーメンス&ハルスケ(SIEMENS & HALSKE)が記憶すべき名称だ。Halske とともに同社を創業した Ernst Werner von Siemens は、電気機関車などの発明で有名だが、マイクロフォンやスピーカーの動作原理となっているムービング・コイルの発明者でもあることを忘れてはいけない。そういったわけで、オーディオの話題ではジーメンスと表記することをご容赦いただきたい。
磁気回路は小さく、42006 と比べると貧弱に見える
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ジーメンスは同社と AEG で共同設立したテレフンケンと密接に関連してスピーカーの開発、製造を行ったので、両社のラッパはどちらのブランドなのか判然としないところがある。この皮エッジの12インチも同様だ。フィックスド・エッジの12インチは、1930年代後半のテレフンケン製高級ラジオに内蔵されていたことからテレフンケン製とされているが、下の写真に示すドイツのスタジオ・モニターの原器ともいえるラッパは、革エッジのユニットを用いて、SIEMENS のエンブレムが付いている。この系統のユニットをジーメンスのラッパとするのか、あるいはテレフンケンとするのかは難しいが、おおむね初期のものがテレフンケンで、1930年代末ごろからの中期以降のものがジーメンスといったところだ。
つい立型をした SIEMENS のスタジオ・モニター
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この皮エッジの12インチはフィックスド・エッジより数年後の1940年ごろにごく少数が製造され、主にスタジオ・モニターとして用いられたと思われるが、入手したラッパには映画スクリーンの飛まつと思われる白点があるので、劇場でも使われたのだろう。ひょっとすると試聴したペアはテレフンケン・バージョンで、元から L45 のような緑色のフェルトであったのかもしれない。
終戦前後には皮エッジのままアルニコ化され、さらにアルミ・コーンのツィーターを加えた同軸ユニットも製造された。いずれのラッパも、現存している数は非常に少ない。下の写真は上のスタジオ・モニターのユニットで、こちらの灰色のフェルトはオリジナルである。ただし、このユニットは皮エッジが縮んで変形しており、大手術が必要なために試聴できなかった。
修理中のスタジオ・モニターのユニット
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エッジの皮は幅が広く、明らかにフィックスド・エッジを手作業で切断して製造したものである。同じ12インチの 42006 が能率最優先のショート・ボイスコイルで大振幅時の歪みを容認した設計であるのに対し、このラッパはロング・ボイスコイルで能率が低く、高忠実度再生をねらった設計である。下の写真はボイスコイルがかなり飛び出して見えるが、これでもボイスコイルの位置はほぼ中央で、正しく調整された状態である。磁気回路のギャップの深さが 5 mm しかないのに、なんと、ボイスコイルの幅は 11 mm と2倍以上もあるのだ。この時代にコーンの振幅をそんなに広く想定していたとは思えないので、かなりの無駄があり、なぜこのような設計をしたのかは謎だ。
不必要と思われるほど長いボイスコイルで能率は低い
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■ ディスク1「マーラー/子供の不思議な角笛」
冒頭の大太鼓の一発で衝撃を受けた。これはただならぬラッパだ。フィールドの小さい貧相な外見からは想像できない、床を揺るがすような重低音に、オーディオ的な快感を禁じえなかった。オイロダインはまったくかなわない。大太鼓以外のパートも大口径フルレンジとしては不思議なくらい団子にならず、さわやかさがあって魅力的であった。少しメローで聴きやすい声の音質ながら、ディースカウはディースカウらしく、シュヴァルツコップはシュバルツコップらしく聴こえた。
■ ディスク2「モーツァルト/女声歌曲集」
独特の艶とまろやかさのあるソプラノで、夕べの想いはロマンティックな雰囲気に浸れた。やはりフルレンジなので、ホーンのような華やかさやリアリティには欠けるが、これはこれで、うっとりできる。この録音の独特な癖は少し潜められるが、区別ははっきりしていた。やはり、メローでありながら分解能のある不思議な音で、荒々しさのあるテレフンケンとは対照的であった。
■ ディスク3「ヌブー&ハシッドのヴァイオリン」
同じ高価なフィールドの12インチということで、どうしても比較してしまうが、42006 よりもずっと良かった。ヌブーのこの録音は理屈抜きで美しく、耽美的に聴けた。それでそのまま、なにも考えずに最後まで聴き続けてしまった。このラッパが持つ高域の甘さが、ヴァイオリンの SP 復刻ではすべて良い方向に作用していた。
■ ディスク4「ショパン/ノクターン全集」
このディスクのみ、愁いのある 42006 の音に軍配があがった。十分に雰囲気はあったのだが、ピアノはもう少し辛口のフィックスドエッジのほうが「らしく」聴こえる、ということなのだろう。分解能は申し分なく、アナログとデジタルの差もはっきりとわかる。巻線の低音はすばらしく、テレフンケンが軽々しく聞こえてしまうほどであった。
■ ディスク5「ムソルグスキー、ラベル/展覧会の絵、ボレロ」
録音嫌いで有名であったチェリビダッケは、個性派ぞろいの指揮者のなかでも、極め付けの一人といえるだろう。録音の人為的な編集を不正なものとした指揮者の意志の表れか、このディスクもあまり加工臭のしない好感のもてる音作りだ。人工調味料をふんだんに入れた惣菜のような録音に麻痺してしまった耳には、ゆっくりとしたテンポの展覧会の絵がスローフードのように心地よいだろう。もちろん、1990年代の新しい録音なので十分に Hi-Fi であるし、管弦楽の編成も大きいので、一般的なオーディオの試聴にも適したディスクであると思う。演奏前後の拍手も自然な雰囲気で録音されいる。
チェリビダッケの展覧会の絵とボレロ
拍手の不思議な音場に驚いた。スピーカーの上方にふんわりと広がるプレゼンスに、思わず高いところにある別のスピーカーが鳴っているのか?と腰を浮かせてしまった。それが、信号をモノラルにミックスすると、ぴたりと真ん中に置いてあるテレフンケンから音が出てくるように聞こえるから見事だ。シュルツの KSP215 ほうがより正確にステレオの音場を再現していたはずだが、こちらのほうがずっと広がりがあって魅力的だ。これも皮エッジの効果だろうか?
拍手ばかりでなく、オーケストラもすばらしい音で、この一連の試聴で初めて全曲を聴いてしまった。能率がやや低めなので、それなりにパワーが必要だが、EL34 シングルの8ワットでも不足しなかった。キエフの大門も伸びやかで破綻がなかったが、少しこじんまりとした感じであった。
■ ディスク6「ワルツ・フォー・デビー」
42006 では厳しかったハイハットだが、このラッパではまずますの出来であった。ピアノは角の取れた音でリラックスして聴くことができた。ベースはオイロダインやテレフンケンのようには弾けなかったが、誇張の無い表現が自然で好ましいものに感じられた。全体にマイルドであったが、このように角の取れたジャズもまた、すばらしいと思った。
■ ディスク7「サラ・ボーン&クリフォード・ブラウン」
クラッシックとジャズで女性ボーカルの評価が反対になるフルレンジが多いなかで、このユニットはどちらも良いという例外であった。独特の甘さはジャズでも同じだが、声からいろいろな表情がきちんと聞き取れたので、ずっと聴いていたいと感じた。
■■ 乱聴後記 ■■
まったく驚くべきラッパである。何回も「不思議」という言葉を使ったが、けっして誇張ではなく、古ぼけて立派でもない外観からは想像できないほどの豊潤な音に驚いたためである。下のホワイトノイズ再生時の音圧の周波数分布では、実質 1.1 m 角ほどの小さなバッフルなのに 1 kHz 以下がフラットで低音がとても豊かなことと、4 kHz とやや低い周波数にピークがあることがわかる。全体を覆う甘さはこのピークと皮エッジの相乗効果なのかもしれない。つまりは、癖もそれなりに強い、ということであるし、周波数レンジもけっして広くはないので、完璧なラッパとはいえない。ではあるが、音楽再生のための最良の道具とは、このようなものではないか、と考える。無歪みであることのために、つまらない思いをすることはないのである。
とくに印象的だった重低音に寄与しているのが皮のエッジだが、効果は f0 の低さだけではない。大学院で興味本意に受講した音響理論は、コーン・スピーカーのエッジで発生する振動の反射による混変調歪みに関する教授の論文の計算をやり直す、というものであった。その論文によると、エッジでの反射によって発生する混変調歪みが、スピーカーの歪みの大きな要因ということであった。
たとえば、ロープの一端を木などに固定して反対から波を送ると、波は固定端で反射して戻って来る。これはフィックスドエッジの状態である。いっぽう、一端を柔らかな皮のようにほどよく伸びる材質で結んでおくと、反射はほとんど起こらない。つまり、フィックスド・エッジでは多量に発生するエッジでの反射が、皮のエッジではあまり発生せず、歪みが少ない、ということになる。このように優れた皮エッジだが、大量生産に不適なのは明らかで、スポンジなどに取って代わられ、廃れてしまったのは残念なことである。
今回試聴したユニットは見た目はいまひとつなものの、2本が非常に良くそろっていて、皮エッジはとても柔らかく、特別に音の良いサンプルであった。したがって、同じユニットを入手しても、これほど優れた音はしない可能性が高いだろう。まさかとは思うが、オイロダインの低音に悩むオーナー諸氏は、この記事を読んでウーハーのエッジをハサミで切断したくなってしまうのではないかと、少々心配である。
周波数分布。バッフルなのに 1 kHz 以下がフラットなのが印象的だ
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■■ スペック ■■
3.4 kg : Weight : 重量
295 mm : Diameter : 外径
265 mm : Edge diameter : エッジの外径
220 mm : Cone diameter : コーンの外径
175 mm : Depth : 奥行き
90 mm : Depth of basket : バスケットの奥行き
38 mm : Voice coil diameter : ボイスコイルの直径
15 ohm : Voice coil DC resistance : ボイスコイルの直流抵抗
35 - 15 kHz : Frequency range : 実用周波数帯域
39 Hz : Resonance frequency : f0
Middle : Efficiency : 能率
■■ 評価 ■■
5 : Amount of bottom frequency : 重低音の量
6 : Amount of low frequency : 低音の量
6 : Amount of high frequency : 高音の量
3 : Amount of top frequency : 最高音の量
8 : Quality of lower frequency : 低音の質
7 : Quality of middle frequency : 中音の質
5 : Quality of higher frequency : 高音の質
7 : Frequency balance : 各音域のバランス
8 : Softness : 音のやわらかさ
6 : Brightness : 音の明るさ
5 : Clearness : 音の透明さ
5 : Reality : 演奏のリアル感
7 : Sound source image : 音像の明瞭さ
8 : Soprano : ソプラノ
7 : Baritone : バリトン
6 : Violin : ヴァイオリン
7 : Piano : ピアノ
6 : Orchestra : オーケストラ
6 : Brass : 金管楽器
8 : Big drum : 大太鼓の重低音
5 : Triangle : トライアングル
6 : Perspective of applause : 拍手の臨場感
4 : Snare drum : スネアドラム
7 : Jazz base : ジャズ・ベース
8 : Jazz vocal : ジャズ・ボーカル
9 : Aptitude for Classic : クラッシックへの適性
6 : Aptitude for Jazz : ジャズへの適性
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http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/433.html#c37
34. 中川隆[-9444] koaQ7Jey 2019年6月20日 17:37:11 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3037]
KLANG-KUNST 乱聴録【序ノ一】まえおき
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10219
「乱聴録」
この記事を2007年10月10日より書き始める。
著者 小林正信 略歴
1961年に長野県の伊那谷に生まれ、小学生のときにカセットデンスケでオーディオに入門し、中学では真空管アンプの設計と製作を学んだ。
高校生のときにオイロダインの入手を志し、米国方面の長い回り道を経て、四半世紀後にようやく購入した。大学時代はレコード初期の演奏と蓄音機に入れ込み、都内のレコード屋を自転車で巡回した。
最近はクラングフィルムを中心としたスピーカーに傾倒するかたわら、自分の知っている楽曲の範囲が狭いことを痛感して全曲集ものを多量に聴くなど、一貫して駄菓子のおもちゃのごとき人生の付録を楽しんでいる。
ニッパーのふりをする愛犬アイザックとEMGの蓄音機
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乱聴録【序ノ一】まえおき(2007年10月11日)
わたしが記事を書くのならばと、貴重な資料を提供してくれたクラングフィルム・ホームのフランク氏、ジャーマン・ビンテージ・ラウドスピーカーのニコラウス氏、サウンドパーツの水谷氏、サウンドボックスの箕口氏をはじめとする諸兄に感謝する。
6GA4 から始まって WE252A シングルまで、かつては真空管アンプの自作に熱中したが、やがて音を決めるのはラッパであって、アンプは調整役にすぎないという認識に至り、興味の中心がラッパ(スピーカー)に移った。
いっぽうで、パハマンやダルベーアのピアノなど、20世紀初頭の演奏に魅せられたことで古い録音の価値を知り、それらを再生するための古い装置が生活必需品となった。
ここ数年はドイツと縁が出来たこともあって、クラングフィルムを中心としたラッパが増えたが、米国系のシステムの情報が大量なの比べるとドイツ系の情報は極めて少なく、全体像の把握が困難で不便な思いをしている。
同様に情報を求めている人が少なくないことから、多少なりとも得た知識を提供することは意義があるとの考えに至り、このようものを書くことにした。
クラングフィルムの歴史は別の記事にまとめつつあるので、ここでは音を中心にして書くつもりである。(その後、クラングフィルムの情報も増えたようだ)
(2015年4月19日)
やれやれ、ずいぶん長いこと無精をしていて、前回のコンスキ&クリューガーの記事を書いてから7年もたってしまった。オーディオどころではなかった時期も含め、その間にいろいろあって考えも変わったので、再開後はスタイルを改めようと思う。
以前は「名ラッパ乱聴録」として、スピーカーの名機を聴き比べて、客観的な要素も交えて書こうとしていたが、少々無理があった。そこで、タイトルを単に「乱調録」と改め、雑多なオーディオ機器を聴いた印象を書くことにしたい。
「もとより個人的な試聴記であるので、無響室での測定のような厳密さはないにしても、ある程度は条件を整えたい」と考えてスタートしたが、大した仕組みでもない割に面倒だったうえ、道具の置き場所にも難儀した。
また、俗に「レッドニップル」、あるいは「ブルーフレーム」と呼ばれるテレフンケンの10インチ・フルレンジユニットをリファレンスにしてみたが、いろいろと条件をそろえて比較試聴してみると、そろえるほどにマンネリ化してしまうことが分かった。それで、これからは条件は整えずに気楽に聴いて気楽に書き、取り上げる機器を増やすことにしようと思う。もちろん、スピーカー以外も対象にする。
周波数特性測定時の様子(右下が測定対象のユニットで、ほかはバッフルの役目)
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写真は試聴するユニットを入れていた小型の後面解放箱で、外寸は幅 43 cm × 高さ 50 cm × 奥行22 cmで、愛犬アイザックにコーン紙をなめられないように、前面を金網でカバーしてあった。
これを4個積んでバッフル効果が得られるようにして、周波数測定にも使用したものだ。今後もフルレンジユニットなどの試聴用仮設箱として使うかもしれない。
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KLANG-KUNST 乱聴録【序ノ二】試聴用のレコード
(2007年10月14日、2015年4月21日)
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リスニング・ルームから数十メートルの池の冬景色
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上の写真は細い道路を挟んで向かいにある池の冬景色で、ごらんのとおりの田舎だ。いまはちょうど桜が満開で綺麗に見える。リスニングルームの一部を2階に増築中で、来年の春には吹き抜けを通じた音を聴きながら、桜と池を眺められそうだ
録音による影響はあまりにも大きいので、当初からの試聴用ソースをそのまま使い続けることにした。条件が許せばそれらを聴き、出先などで無理ならその場のソースを聴くといったところだ。
「オーディオの真髄は時空を越えた演奏の再現である」とするなら、たとえ古い録音で音質が悪くても演奏が優れていれば、最新優秀録音でも凡庸な演奏より、真剣に再生する必要があるということになる。
サイトウキネン音楽祭が近くの松本で開催されることもあって、田舎者としてはコンサートに足を運んでいるつもりだが、現在の演奏家は生を聴いて感動しても、レコードではつまらなく感じることが多い。
それにひきかえ、個性ある往年の名手の録音には、聴けども尽きぬ魅力がある。
故・池田圭氏が特性の悪い古いレコードが「缶詰音楽」と揶揄されていたのを、噛めばかむほど味が出る「乾物音楽」と表現したのは至言だと思う。カール・フレッシュのヴァイオリンなんて、正しくそうだ。
試聴用の7つのソースは、楽しんで聴けなければ繰り返し聴くことが苦痛になってしまうので好きな演奏を選んだが、古い録音からデジタル録音、そして、少し歪んでいる録音など、なるべく異なる音の側面を聴けるように配慮した。
LP で多くの試聴を繰り返すことは困難なので CD にしたのだが、いまではFLACやDSDなどのファイルを主に再生するようになってしまったので、リッピングしたファイルも使うことにする。
ヨゼフ・ハシッドのオリジナルSP盤
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ディスク1 : 「マーラー/子供の不思議な角笛」 : Mahler / Des Knaben Wunderhorn
Elisabeth Schwarzkopf, Dietrich Fisher-Dieskau : London Symphony Orchestra / George Szell : 1969. EMI
ディスク2 : 「モーツァルト/女声歌曲集」 : Mozart Songs II
Claron McFadden(sop), Bart van Oort (Fortepiano 1795) : 2002. BRILLIANT
ディスク3 : 「ヌブー&ハシッドのヴァイオリン」 : Ginette Neveu & Josef Hassid
1938, 39, 40. EMI-TESTAMENT
ディスク4 : 「ショパン/ノクターン全集」 : Chopin Nocturnes
Vladimir Ashkenazy : 1975, 1985. LONDON
ディスク5 : 「ムソルグスキー、ラベル/展覧会の絵、ボレロ」 : Mussorgsky / Pictures at an Exhibition
Ravel / Bolero : Munchner Philharmoniker / Sergiu Celibidache : 1993, 1994. EMI
ディスク6「ワルツ・フォー・デビー」 : Waltz for Debby
Bill Evance Trio : 1961. REVERSIDE
ディスク7「サラ・ボーン&クリフォード・ブラウン」 : Sarah Vaughan with Clifford Brown and others
1954. MARCURY
まだ問題なく動作するので、独 NTI の AL1 と専用の校正済みマイクロフォンの組合せも可能なときは引き続き用いることにする。もっと詳細なグラフで周波数特性が測定できる装置もあるが、残響の多いリスニングルームでは、この程度の粗い周波数分解が適切だろうと思う。もっとも、AL1 が故障したら高分解能なものに変えるかもしれない。
参考のために中心周波数をリストしておく。有効数字を2桁にしてあるので、1.26kが1.3 kHzというように値が丸められている。
なお、中心周波数が 20 kHz の場合の周波数範囲は約 18〜22 kHz になるので、20 kHz までフラットなスピーカーでも 20〜22 kHz で応答が悪くなれば 20 kHz の測定レベルは低下してしまうことになる。
20、25、32、40、50、63、80、100、130、160、200、250、400、500、630、800、1.0 k、1.3k、1.6 k、2.0 k、2.5 k、3.2 k、4.0 k、5.0 k、6.3 k、8.0 k、10 k、13 k、16 k、20 k
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10221_804.jpg
最後の画像はスピーカーから音を出さずに測定した、リスニング・ルームの環境騒音である。普段は鳥たちの声と水のせせらぎに、少しだけ車の騒音が聞こえるという静かな環境なので、ご覧のように都会では考えられないほど騒音レベルが低く、測定に与える影響はわずかである。
とはいえ、8インチ・フルレンジなど、低音の出ないユニットの測定結果に現れる重低音は、この環境騒音がかなりの部分を占めているばあいがある。
この画像程度のレベルなら、まったく再生されていないと理解していただきたい。
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10221
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乱聴録【其ノ一】アルニコのオイロダイン KL-L439 EURODYN
(2007年10月28日)
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10222
試聴時のオイロダインの様子(中央にはKL-L501が2本)
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長いまえおきが終わって、ようやく最初のラッパの試聴である。その記念すべき第一号には、一番有名なオイロダインに登場してもらい、この乱聴録の評価がどの程度参考になり得るのか、あるいは乱調で無意味なものなのかを判断していただくことにする。オイロダインといってもいろいろとあるが、登場するのはクラングフィルム製のアルニコのオイロダイン KL-L439 である。試聴は上の写真のように、KL-L501と兼用の仮設の平面バッフルで行った。バッフルの実質的なサイズは幅が 2.5 m、高さが 1.5 m であった。このオイロダインには音響レンズが付いているが、少し前まで音響レンズの無いオイロダインを、もう少しまともなバッフルに取り付けてメイン・スピーカーとして愛聴していたので、音響レンズの有無によるちがいにも触れることにする。
クラングフィルム(Klangfilm)は英語風ならサウンドフィルムという名前の会社で、1928年にトーキー映画システムの開発と販売を目的として、SIEMENS & HALSKE と AEG(Allgemeine Elektrizitaets-Gesellschaft)によって共同設立された。ウェスタン・エレクトリックの事業が電話をはじめとして数多くあったのに対し、クラングフィルムはトーキー専業であった。その戦後初のトーキー・システムとして1945年に登場したのが「オイロダイン・システム」である。オイロダインというのは、そこで使われていたスピーカーであったことに由来する呼び名で、スピーカー本体に Eurodyn という文字は無い。なお、1945年当時のモデルは、フィールドの KL-L9431 であり、アルニコは1950年代の途中からである。
オイロダインの背面
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オイロダインは劇場用の典型的な2ウェイ・ホーン・スピーカーで、クロスオーバー周波数は 600 Hz 付近である(ネットワーク回路の設計値は 500 Hz で、この値は実測によるもの)。日本に多いジーメンスのオイロダインと、クラングフィルムのオイロダインとの一番のちがいは、高音用のドライバーである。上の写真のように、クラングフィルムが2インチ半ほどの振動板とは思えないほど巨大なドライバー(KL-L302)なのに対し、ジーメンスのドライバーは二回りほど小さい。ウーハーはどちらも KL-L406 で同じである(ウーハー3発のモデルを除く)。この試聴はホーンのデッドニングなど、一切手を加えていない状態で行った。(正確さのために追記するが、オリジナルで行われた音響レンズの取り付けでは、レンズの後端とホーンの間にゴムシートが挟まれており、それがある程度デッドニングの役割を果している)
オイロダインのウーハー KL-L406
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■ ディスク1「マーラー/子供の不思議な角笛」
昨年ついにシュヴァルツコップが物故してしまい、新盤の解説に没年が記載されているのを見るのが寂しい。このディスクは名曲の名演奏の名録音という、三拍子が最高次元でそろった究極の名盤なので、オリジナルのLPを愛蔵している人も多いことだろう。1曲目のフィッシャー・ディースカウが歌う「死んだ鼓手」は、マーラーらしい皮肉っぽい曲で、大太鼓の30 Hzにおよぶ低音が鮮明に録音されている。我が家のラッパでこれをみごとに再生するのは Europa Junior Klarton のみなので、重低音の判定にはもってこいである。耳に染み着いたシュヴァルツコップの声の聴こえ方も、ラッパの素性がよくわかるという点で最高である。
ところで、このCDも最近のデジタルリマスター盤は音の人工的な臭いが強くなってしまっている。この点をオーディオ評論家の新氏にたずねたところ、「特定のデジタル編集装置を使うのであるが、そのためにどのリマスターもその機械の音になってしまう」という恐ろしい回答であった。リマスター以前の旧盤CDを中古レコード屋で探すなどというバカバカしい事態が、現実になってしまうのかもしれない。
「方形の宇宙」の江夏氏がLPよりも好みだ、というジャケット
冒頭の大太鼓は15インチウーハーにしては「トンッ」と軽い音で、全体に量感が不足しており、やや中高音寄りのバランスであった。これは小さな仮設バッフルのせいで助長されているが、大きなバッフルに取り付けてもこの傾向があるラッパだ。それで、2メートル角のバッフルが必要という話が登場することになる。フィッシャー・ディースカウの声は硬質だが、説得力があってこの曲にはふさわしかった。4曲めの「ラインの伝説」では、シュヴァルツコップのソプラノが、鮮やかでありながら聴き馴染んだ声のイメージから外れることもなく、魅力的であった。また、ホーン・スピーカーならではの輝かしい金管で、オーケストラ全体も色彩豊かに聞こえた。
■ ディスク2「モーツァルト/女声歌曲集」
このソプラノはフォルテで声がハスキーっぽく感じられるような、少し変調がかった感じの音で録音されているのであるが、オイロダインによってそれが誇張されてしまった。やはり録音を選ぶ傾向のあるラッパである。この録音は後の編集までもがシンプルなのか、スタジオの残響による空気感のようなものが自然に記録されており、少し不鮮明だが古楽器のフォルテピアノの響きが美しい。そのあたりはオイロダインの克明さによってうまく表現された。
■ ディスク3「ヌブー&ハシッドのヴァイオリン」
SPの復刻はナローレンジでノイズもあるので、どんなスピーカーでも十分に再生出来るように思えるかもしれないが、実際には非常に難しい。それは、SP盤のころは再生装置による音響効果も計算に入れて音作りをしていたため、ディスクに入っている音をそのまま再生しただけでは不十分だからである。そのような録音の再生は邪道であるというのなら、ヌブーとハシッドだけでなく、エネスコ、ティボー、クライスラー、そして、全盛期のカザルスらの芸術を良い音で聴くという喜びが味わえなくなってしまう。ところが現実には、これらSP全盛期の録音は、特に弦楽器のソロに関して、現在の不自然な録音よりも好ましいというベテランのオーディオ愛好家が少なくない。それほど、当時の録音エンジニアの見識は優れていたのである。したがって、ディスクには半分しか入っていないヴァイオリンの音を補間する能力は、ラッパにとって非常に重要である。その点においてオイロダインはまずまずであった。ハシッドよりもヌブーが良く、やや金属質ながら、艶やかな美しさが勝った。
■ ディスク4「ショパン/ノクターン全集」
全般にオイロダインのピアノは音が明るすぎるように感じる。もっとも、実際にコンサート・ホールに足を運べば、生のピアノの音はかなり明るくて輝かしいので、オイロダインはそれなりに正しい音を再生しているということになる。このディスクにはアナログ録音とデジタル録音が混じっている。その差は極めてはっきりと聞き取れて、特にデジタルのピアノが明るかったが、この印象にはショパンのノクターンという曲の趣が影響したと思う。よく「オイロダインのピアノは硬い」と聞く。たしかに硬めで少し金属質たが、硬さによってリアルさと輝きが生み出されるというメリットもある。もっとも、アンプによっては聴き疲れする音になってしまうから難しい。
■ ディスク5「ムソルグスキー、ラベル/展覧会の絵、ボレロ」
冒頭の拍手は自然、かつ、臨場感豊かに広がりをもって聞こえた。これには音響レンズも一役買っていて、本来は前に出る傾向のある音像が、後方にも広がるように作用していた。低音がやや軽いのは同じであるが、ラベルの鮮やかなオーケストレーションを存分に楽しめた。よく、オイロダインとドイツの重厚な音楽であるワーグナーやブルックナーを結びつけて語る人がいるが、自分には特別に相性がいいとは思えない。オイロダインには案外カラフルなフランス物がぴったりで、昨年末までのオイロダインをメインにしていたとき、いったい何回クリュイタンスのラベルを聴いたのか数え切れないほどである。ワーグナーなら、むしろテレフンケンの O85 が極め付けのように思う。
■ ディスク6「ワルツ・フォー・デビー」
とにかく、はじけるようなベースの音に圧倒された。もっとボリュームを上げれば、すさまじい迫力になるにちがいない。スネアやハイハットも鮮明で、まるで見えるかのようだった。ジャズのピアノは音像が巨大で、自分にはどう再生されれば正しいのかイメージが持てないのだが、ショパンとは異なり、音色が明るいことはデメリットにはならなかった。
■ ディスク7「サラ・ボーン&クリフォード・ブラウン」
たぶんサラ・ボーンの声はもっと太く再生されなければならないのであろうが、自分にはそれなりに心地よく聞こえた。トランペットも雰囲気たっぷりに鳴ったし、全体にとても満足できた。
■■ まとめ ■■
このオイロダインの音色がそうであるように、ドイツの音はけっして金属的なモノクロームの世界ではなく、寒色から暖色までの豊かな色彩をもつ音である。米国系の音は暖色に偏っているために明るく、より鮮やかに感じるのに対し、ドイツ系の音は冷たい色も含んでいるために一聴すると地味なのだが、じっくりと聴けば、より色合いが豊富で表現の幅が広いことに気づくはずだ。オイロダインはジャズとクラッシックのどちらにもマッチする、さまざまな音色の出せるラッパなので、手間がかかることを除けば万人向けともいえる。予算とやる気があるのなら、初心者が買うのも悪くないと思う。入力抵抗が200オームもあるフィールドよりも、15オームのアルニコが無難だ。
ここで手短に説明できるほど簡単ではないが、オイロダインを使いこなすには、とにかくホーンを手なずけなければならない。マーラーでは良かったシュヴァルツコップも、ゼーフリートとのモラヴィア二重唱では、ホーンが共鳴するように聞こえてしまう部分がある。相性の悪い女声といえばフェリアで、もともとメガホンを付けたような声の傾向が誇張されてしまうのであるが、調整しだいではフェリアのグルックを、えもいわれぬリアルな声で楽しめるようにできるのも事実である。音響レンズはゴム・シート(追補:フェルトもある)を挟んで取り付けてあるので、デッドニングの効果もある。
個人的には、トランス結合を多用してナロー・レンジなアンプを作るという方向よりも、ホーンをある程度デッドニングするほうが賢いと思っている。まことに得難い、ズミクロン・レンズのごとき解像度を台なしにしないためである。また、無帰還アンプは普通のスピーカーでは顕在化しない部品のアラが出て失敗することが多いので、完璧に材料を吟味し尽くすのでない限り、軽くNFBをかけたほうが無難である。もっとも、ジャズを聴くにはそんな小細工は無用で、あるがままが一番よいのかもしれない。
ある弦楽ファンのオイロダイン・オーナーが、「以前のアルティックでは聞こえなかった、カルテットの冒頭で音が出る直前の気配が、オイロダインでは克明に感じられる」と話すのを聞いた。オイロダインの表現能力をみごとに言葉にしたと思う。このようなシリアスなリスニングには、音響レンズが無いほうが適しているが、オーケストラなどの大編成では、音響レンズがあったほうが音像が左右や後方に広がって自然になる。音質も多少はマイルドになるが、下記の評価が変わるほどの大きな差は無い。
ホワイト・ノイズ再生時の音圧の周波数分布
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■■ スペック ■■
: Weight : 重量
: Diameter : 外径
490 mm : Width : 幅
815 mm : Hight : 高さ
415 mm : Depth : 奥行き
: Depth of basket : バスケットの奥行き
: Voice coil diameter : ボイスコイルの直径
15 ohm : input impedance : 入力抵抗
50 - 18 kHz : Frequency range : 実用周波数帯域
70 Hz : Resonance frequency : f0
600 Hz : Crossover frequency : クロスオーバー周波数
(electrical crossover is 500 Hz)
Very high : Efficiency : 能率
■■ 評価 ■■
3 : Amount of bottom frequency : 重低音の量
4 : Amount of low frequency : 低音の量
7 : Amount of high frequency : 高音の量
5 : Amount of top frequency : 最高音の量
7 : Quality of lower frequency : 低音の質
6 : Quality of middle frequency : 中音の質
7 : Quality of higher frequency : 高音の質
4 : Frequency balance : 各音域のバランス
3 : Softness : 音のやわらかさ
6 : Brightness : 音の明るさ
7 : Clearness : 音の透明さ
8 : Reality : 演奏のリアル感
7 : Sound source image : 音像の明瞭さ
5 : Soprano : ソプラノ
5 : Baritone : バリトン
7 : Violin : ヴァイオリン
6 : Piano : ピアノ
7 : Orchestra (strings) : オーケストラ
8 : Brass : 金管楽器
4 : Big drum : 大太鼓の重低音
9 : Triangle : トライアングル
7 : Perspective of applause : 拍手の臨場感
8 : Snare drum : スネアドラム
8 : Jazz base : ジャズ・ベース
5 : Jazz vocal : ジャズ・ボーカル
6 : Aptitude for Classic : クラッシックへの適性
8 : Aptitude for Jazz : ジャズへの適性
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10222
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乱聴録【其ノ二】テレフンケン(ブルー・フレーム) TELEFUNKEN Ela L6
(2007年10月28日)
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10223
TELEFUNKEN Ela L6 10インチ・フルレンジ
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テレフンケンは1903年に皇帝ヴィルヘルム2世の命により、SIEMENS & HALSKE と AEG によって共同設立された無線分野を開拓するための会社で、社名は遠隔を表す「テレ」と火花や電波を表す「フンケン」に由来する。ちょうどクラングフィルムよりも四半世紀早く、同じ2社によって設立されたこの会社は、現在のオーディオ界ではスピーカーよりも真空管で有名であるが、なんといってもラジオでの成功が顕著であり、膨大な数の機器を製造した。また、テープ・レコーダーの開発でも、オーディオ界に多大な貢献をした。
このユニットは数発を並べたフルレンジ、あるいは10個以上を並べて小型のホーン・ツィータと組み合わせた2ウェイとして、主にPA用途で使われた。一部はモニター用として使われたものもあり、幅広く用いられた割には数が多くないように思う。濃いブルーに塗装されたバスケットは、ジーメンスの10インチユニットのような薄いアルミではなく、肉厚でガッチリとしている。この塗装色から「ブルー・フレーム」などと呼ばれるようになった。最も美しいラッパの一つである。
青いフレームと赤いダンパーのフランジ
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この記事では青いテレフンケン、あるいは単にテレフンケンと呼ぶことにする。コーン紙はエクスポーネンシャル形状で、中央の赤色いキャップが乳首のような形状であることから「レッド・ニップル」とも呼ばれる。このユニットのフルレンジ再生は、オイロダインと切り替え比較をしても十分に聴きごたえがあるほどで、音質もドイツ製スピーカーの典型である。このユニットの試聴はアルニコのオイロダイン(KL-L439)と比較しながら、平らなマグネットのもの2個で行なった。
赤く乳首のようなセンター・キャップ
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■ ディスク1「マーラー/子供の不思議な角笛」
最初の「死んだ鼓手」では、冒頭の大太鼓がオイロダインよりも量感があることに驚いた。逆にいえば、小さな仮設バッフルに取り付けられたオイロダインの量感が不足しているのだが、さらにちっぽけな箱に入れらたテレフンケンが勝るのだから、やはり低音は優れていると判断できる。皮肉っぽい歌詞を歌う表情豊かなフィッシャー・ディースカウの声は自然に再生され、やや誇張のあるオイロダインよりも好感がもてる音であった。オーケストラはホーン型のオイロダインほど鮮やかではないが、すべての楽器のパートが十分に楽しめた。4曲めの「ラインの伝説」ではシュヴァルツコップのソプラノが少し艶の無い声に感じられた。
■ ディスク2「モーツァルト/女声歌曲集」
オーディオ愛好家というものは、名曲の名演奏にこだわるあまり、一部の楽曲ばかりを聴くという傾向がある。自分も同じであったが、最近は無知を反省してブリリアントの全曲集を多量に聴いている。このディスクも同レーベルのモーツァルト全集170枚組のなかの1枚である。ブリリアントのプロデューサーは歴代の演奏に造詣が深いらしく、最近もショパンの全曲集に驚かされた。なんと、1903年に録音されたプーニョの演奏が含まれているのである。同レーベルは安価な全曲集専門で、全般にコストのかかるメジャーな演奏家の新しい録音は無いが、マイナーな録音や古い録音から意味のある選択をしている。この女声歌曲集はとてもシンプルな録音で、古楽器のフォルテピアノは良い音だが、ソプラノがフォルテで少し歪んでハスキーに聴こえる傾向がある。この歪むような声の変化が、ラッパによって様々に聞こえるのが興味深い。演奏にはシュヴァルツコップとギーゼキングのような豊かな表現を望むべくもないが、典雅な雰囲気があって悪くない。
モーツァルトのボックス・セットと試聴用のCD
「モーツァルト/女声歌曲集」からは10曲目の「Abendempfindung」(夕べの想い)」をいつも聴くことにしている。ソプラノはフルレンジでは物足りないことが多いが、このユニットはまずまずで、10インチのフルレンジとしては優れている。ソプラノの声の歪みはオイロダインほど強調されず、平均的であった。ただし、テレフンケンでは本来エレガントであるはずのソプラノが、少しだけたくましく感じられてしまった。空気感や古楽器のフォルテピアノの美しい響きは、明らかにオイロダインの方が優れていたが、テレフンケンでもそれなりに味わえた。
■ ディスク3「ヌブー&ハシッドのヴァイオリン」
ヴァイオリンでは、ホーンによる音作りに秀でたオイロダインとかなり差がついたが、それでも10インチのフルレンジとしては上々の表現力であった。ヌブーよりもハシッドが良く、厚みのある音で充実していた。
■ ディスク4「ショパン/ノクターン全集」
フルレンジ・ユニットにとってヴァイオリンの再生が難しいのに対し、ピアノは全般に得意なジャンルのようで、このテレフンケンもピアノは優れていた。右手の響きが華やかなオイロダインも良かったが、少しカンカンした金属的なところがあって、むしろテレフンケンのほうが好ましく感じられた。テレフンケンのピアノには 42006 のような愁いはなく、ショパンのノクターンにはやや健康的すぎる音ではあるが、バランスのとれた、それなりに華のある響きを聴かせてくれた。デジタル録音とアナログ録音の差もはっきりと聞き取れた。
■ ディスク5「ムソルグスキー、ラベル/展覧会の絵、ボレロ」
冒頭の拍手はフルレンジ・ユニットには厳しいものだが、会場にひろがって行く雰囲気がまずまず自然に聴けた。フィナーレのキエフの大門でも、分厚い低音に支えられたオーケストラのピラミッドが崩れることは無く、余裕さえ感じられたのはさすがであった。繊細感には乏しいが団子にはならず、ブラスの輝きはそれなりにあり、トライアングルもきちんと再生された。
■ ディスク6「ワルツ・フォー・デビー」
やはりフルレンジ・ユニットには厳しいスネアドラムだが、このテレフンケンはかろうじて合格点で、いちおうそれらしく聞こえた。ピアノはドイツのユニットとしては明るく健康的な音色がマッチして、ショパンよりも良かった。ウッドベースは量感と弾力感がすばらしく、10インチとしては最高の部類であった。
■ ディスク7「サラ・ボーン&クリフォード・ブラウン」
この録音では、テレフンケンはほとんどのパートでオイロダインよりも好ましい音を出した。とくに、サラ・ボーンのボーカルは出色で、全体的な音の雰囲気も演奏にマッチしていたので、これなら、755A をはじめとする米国系のラッパを気にして横目でにらむ必要は無いだろう。
■■ まとめ ■■
みるからによい音がしそうなユニットだが、やはり優れた再生能力をもっていた。テレフンケンはエクスポーネンシャル形状のコーンの発明など、黎明期のスピーカー開発をリードしたメーカーであり、当然ながらスピーカーの製造では最高の技術をもっていた。「そのテレフンケンでもっとも実用的なラッパではないか?」というのが、試聴を終えた自分の感想である。同様な10インチのSIEMENSに比べると力強く元気な音で、男性的に感じられるかもしれない。
下の周波数分布を見ればわかるように、高域はの伸びはドイツのフルレンジとしては標準的より上だが、さらに8kHz前後を持ち上げて聴感上の満足を得るという、典型的な音作りもしてある。また、周波数分布は少しデコボコしていて、それによる癖が力強さにつながっているようだ。能率は非常に高く、音に多少の荒さはあるものの、驚くべき実力を持つラッパだ。なお、2ウェイにすることで荒さは解消できるだろう。
小さなうねりはあるがワイドレンジな周波数分布
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■■ スペック ■■
2.2 kg : Weight : 重量
247 mm : Diameter : 外径
213 mm : Edge diameter : エッジの外径
188 mm : Cone diameter : コーンの外径
138 mm / 128 mm : Depth : 奥行き
78 mm : Depth of basket : バスケットの奥行き
30 mm : Voice coil diameter : ボイスコイルの直径
2 ohm : Voice coil DC resistance : ボイスコイルの直流抵抗
60 - 15 kHz : Frequency range : 実用周波数帯域
59 Hz : Resonance frequency : f0
Very high : Efficiency : 能率
■■ 評価 ■■
3 : Amount of bottom frequency : 重低音の量
5 : Amount of low frequency : 低音の量
6 : Amount of high frequency : 高音の量
4 : Amount of top frequency : 最高音の量
5 : Quality of lower frequency : 低音の質
5 : Quality of middle frequency : 中音の質
4 : Quality of higher frequency : 高音の質
7 : Frequency balance : 各音域のバランス
4 : Softness : 音のやわらかさ
7 : Brightness : 音の明るさ
3 : Clearness : 音の透明さ
5 : Reality : 演奏のリアル感
7 : Sound source image : 音像の明瞭さ
4 : Soprano : ソプラノ
6 : Baritone : バリトン
5 : Violin : ヴァイオリン
5 : Piano : ピアノ
5 : Orchestra : オーケストラ
5 : Brass : 金管楽器
5 : Big drum : 大太鼓の重低音
5 : Triangle : トライアングル
5 : Perspective of applause : 拍手の臨場感
4 : Snare drum : スネアドラム
6 : Jazz base : ジャズ・ベース
8 : Jazz vocal : ジャズ・ボーカル
4 : Aptitude for Classic : クラッシックへの適性
8 : Aptitude for Jazz : ジャズへの適性
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10223
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乱聴録【其ノ三】クラングフィルム KL42006 KLANGFILM, TELEFUNKEN Ela L45
(2007年10月28日)
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10224
初期の台座が付いた 42006
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クラングフィルムでは、1920年代後半のライス&ケロッグ型に次いで古い、この1930年代前半の形状をとどめるセンター・スパイダー型のラッパが、戦後になってアルニコの時代に移り変わるまでの長い間、フルレンジ・スピーカーの王座を守りぬいた。42006 はそれだけ完成度が高く、決定版であったということである。さらに、磁気回路が巨大で外観が立派なこともあって、42006 は現在でも最高のフルレンジとされているのだから、ラッパは1930年代前半から進歩していないと、この一面ではいえることになってしまう。この古風な姿をしたラッパが現在でも入手可能で、そのうえ、すばらしい音を出してくれるということは、ヴィンテージ・オーディオにおける最高の喜びのひとつである。
俗に ZETTON と呼ばれているようだが、KLANGFILM ZETTON システムのメイン・スピーカーは、別の12インチモデルである。型番は42002〜42004あたりの可能性が高い。(その後の調査によって、ZETTONについの記述が誤りだったことが判明したので、訂正させていただいた) 42006 はトランク・ケースに組み込んで、ポータブル映写システムに多用されたため、製造数が多く、現在でもクラングフィルムのフィールド型としては、最も数が多いラッパである。したがって、入手は比較的容易だが、すでにかなり高額になってしまっているだけでなく、さらに高騰しそうな勢いである。
シリアルが4万台の初期ユニットは、ガスケットのフェルトが美しい紺色をしている。そのなかには、上の写真のような台座が付いているユニットがある。42006 は磁気回路が非常に大きくて重い割りにフレームが薄い鉄板なので、少しの衝撃で変形してしまう恐れがあるから、この台座が省略されてしまったのは残念である(その後、7万台で台座付きのものを目にした)。6万台になるとフェルトは灰色になるが、代わりにレモン・イエローの半透明塗料が磁気回路の防さび用として塗布されている。下の写真の左側のユニットがそれで、タグには1938年と記されている。旧ドイツによるチェコスロバキア併合が始まった年であり、大戦前夜の優れた品質の製品が生み出された時代でもある。
シリアルが6万台(左)と11万台(右)の 42006
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10224_802.jpg
右側はシリアルが11万台で、第二次大戦中の製造と思われるが、品質は意外に高く、物資不足による粗悪な製品のイメージとはほど遠いものである。1945年のオイロダインと同様に、クラングフィルムの七不思議だ。その後、クラングフィルムのモデル・ナンバーが大戦中までの5桁から、1945年ごろの4桁を経て3桁になるのにしたがい、KL-L305 と改められたが、ラッパにこれといった変化は無かった。
42006 の初期には TELEFUNKEN ブランドの Ela L45 という同型のラッパがあった。黒いチジミ塗装、緑色のフェルト、センター・スパイダーのすき間に輝く銅メッキのポールピース。そういったパーツでいっそう魅力的に見えるラッパだが、最大のちがいはコーン紙にある。これまでに入手した2本は、どちらもコーン紙が少し茶色がかっていて質感がちがい、音も少しだけ柔かい印象であった。また、ボイスコイルの直流抵抗も14オーム程度と多少高かった。とはいえ、42006と異なる評価を与えるほどの差は無いので、いっしょにまとめてしまった。試聴は11万台のラッパを中心に、他も少しだけ聴きながら行った。
テレフンケンの Ela L45
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10224_803.jpg
■ ディスク1「マーラー/子供の不思議な角笛」
死んだ鼓手の大太鼓は青いテレフンケンと同じくらいの量感であるが、口径が大きいためか余裕を感じる。フィッシャー・ディースカウのバリトンはオイロダイン以上にリアルで凝縮感があり、ゾクゾクするほどであった。トライアングルやピッコロなど、細かい音も一とおり聞き取れた。ソプラノは軟らかく聞きやすいが、ほんの少し物足りなかった。それでも、シュバルツコップらしい声には聞こえた。途中のバイオリンソロは艶が控え目だが良い感じであった。古色蒼然たる見かけよりもずっと Hi-Fi 的だったのは確かである。
■ ディスク2「モーツァルト/女声歌曲集」
ホールトーンなど、古楽らしい空間の雰囲気は弱かったが、ニュアンスはそれなりに聞き取れた。ソプラノも地味で、ソプラノがフォルテで声が割れるような録音が歪むようなところは、濁ってしまってニュアンスがはっきりと聞き取れなかった。とはいえ、声がソフトで聞きやすかったこともあり、聴いていて悪い気分ではなかった。
■ ディスク3「ヌブー&ハシッドのヴァイオリン」
ヌブーとハシッドはあふれる才能をもつバイオリニストであったこと、そして、若くして命を失ったことで共通している。大二次大戦の初期に行われたブルムラインの装置による録音は、SP時代の頂点ともいえる出来であり、赤レーベルに金泥が輝くヌブーのHMV盤は、ヴァイオリン・ディスク史上の宝石である。ハシッドのほうはエビ茶色のレーベルで、同じ HMV盤でも趣が異なるのだが、念のためにSP盤を取り出して確認したところ、やはりブルムラインの装置を示す□の刻印があった。ウエスタンエレクトリックの装置なら△の刻印である。17才でハシッドが録音したタイスの瞑想曲を HMV の 203型蓄音機で聴くと、「クライスラーが200年に一度の逸材と絶賛した彼のビロードのごとき手で奏でれば、このありきたりに聴こえがちな曲がなんという深い美しさをたたえるのであろうか」と、思わずにはいられない。それほどの美音は望まないにせよ、この録音のバイオリンをフルレンジ・ユニットで満足に再生するのは意外に難しく、試聴にはもってこいである。
ヴァイオリニストに多い早逝の天才である二人
一聴からしてヌブーはいまひとつであった。高域に蓄音機的な華やかさが無く、電蓄的(当り前だが)であった。ちなみに電蓄とは電気蓄音機のことで、シャキッとした機械式の蓄音機の音に対し、ブーミーな音とされている。ハシッドはまずまずであったが、どうも古いヴァイオリンとは相性が悪いのかもしれない。試しにローラン・コルシアを聴いてみたところ、なかなか良い雰囲気であった。どうもヴァイオリンに関しては新しい録音のほうがマッチするようである。
■ ディスク4「ショパン/ノクターン全集」
録音年代の差はオイロダインほどではないが、はっきりと聞き取れた。音にはかげりがあって、ショパンのノクターンらしい雰囲気を味わうことができた。オイロダインは、20番で音が明るすぎて違和感があった。42006 も全体に少し誇張された感じはしたが、19番では音が少し不安定でいっそうアナログ的に聞こえる効果が生じて、この CD にはマッチしていた。高音は音程によって音色が異なるばあいがあり、調律師だったら気になるであろう。いかにも敏感なフルレンジらしい魅力的なピアノで、ソプラノが地味なのと対象的であった。
■ ディスク5「ムソルグスキー、ラベル/展覧会の絵、ボレロ」
一応フル・オーケストラもちゃんと聞けたし、チューブベルや大太鼓も悪くなかった。トライアングルなど細かい音も聞き取れた。しかし、音場はダンゴ気味になってあまり広がらなかった。もっと大きなバッフルなら良かったのかもしれない。やはり、「フル・オーケストラではツィーターが欲しくなるな」という印象をもった。量感はけっこうあって、ズシンと来た。拍手はダクトを耳に当てて聴いたような、遠くのジェット機の騒音にも似た、変調された感じの音であった。
■ ディスク6「ワルツ・フォー・デビー」
田舎に行くとコイン精米機というのがあって、玄米から精米し立ての米を食べるために利用されている。コイン精米機の動作中は「ザーザー」とも「ジャージャー」ともつかない音が響くのだが、42006 のスネアドラムは、まるでこの音のようであった。ハイハットはまずまずで、ピアノはリアルだが誇張された感じであった。ベースはオイロダインのような弾ける感じではなく、普通という印象を受けた。
■ ディスク7「サラ・ボーン&クリフォード・ブラウン」
クリフォード・ブラウンのミュートを付けたトランペットは、なんともいえない哀愁を帯びた響きであった。少しマイルドに過ぎるきらいはあるが、けっしてあいまいではなく、音のくま取りははっきりとしていた。ボーカルは声が浮き出て良かった。
■■ まとめ ■■
この量産ユニットとしては最も古い形状のフルレンジは、はたして Hi-Fi に使えるのであろうか? その答えは YES でもあり NO でもある。意外にレンジは広く、音の透明感もそれなりにある。往年の名録音ならオーケストラも含めておおむね良好だが、大編成の新しい録音はおもしろくない。フルレンジで高域を補うために良くある 8 kHz 付近のピークは比較的弱く、素直な特性である。したがって、自然で大人しい音である。
Hi-Fi 用ではなく、能率重視の古い設計だが、センタースパイダでショートボイスコイルという、軽い音原らしい敏感な音で、俗にいうハイスピードの典型だろう。いっぽうで巨大なフィールドらしい中音域の凝縮感もあった。低域はやや甘くて使いやすく、オイロダインよりも容易に低音の量感を出すことができる。男性ボーカル専用にモノで使えば最高か? ツィーター無しで満足できるかどうかは、聴く人の感性やポリシーによるが、平均的な米国系の12インチ・ユニットよりもはるかにワイドレンジなことは確かである。娘が借りてきたヒラリー・ダフの DVD を、なんの違和感も無く再生出来たことを付け加えておく。さすがに映画用のラッパだ。
初期の台座が付いたラッパは f0 が 70 Hz と少し高く、後期のものよりも低音が軽く感じられた。テレフンケンは少しだけ柔かい音で、42006 にもかすかにある、SIEMENS 系のフルレンジに特徴的な音の硬さが目立たなかった。さて、だいぶ長くなったが、42006 についてはあまりに書くべきことが多いので、続きは稿を改めて別の書き物にまとめることにする。
11万台のユニットの周波数分布
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10224_805.jpg
■■ スペック(42006)■■
6.8 kg : Weight : 重量
296 mm : Diameter : 外径
263 mm : Edge diameter : エッジの外径
236 mm : Cone diameter : コーンの外径
193 mm : Depth : 奥行き
88 mm : Depth of basket : バスケットの奥行き
38 mm : Voice coil diameter : ボイスコイルの直径
10 ohm : Voice coil DC resistance : ボイスコイルの直流抵抗
2.7 k ohm : Field coil DC resistance : フィールドコイルの直流抵抗
50 - 12 kHz : Frequency range : 実用周波数帯域
67 Hz : Resonance frequency : f0
Very high : Efficiency : 能率
■■ 評価 ■■
4 : Amount of bottom frequency : 重低音の量
5 : Amount of low frequency : 低音の量
5 : Amount of high frequency : 高音の量
2 : Amount of top frequency : 最高音の量
6 : Quality of lower frequency : 低音の質
7 : Quality of middle frequency : 中音の質
5 : Quality of higher frequency : 高音の質
7 : Frequency balance : 各音域のバランス
6 : Softness : 音のやわらかさ
4 : Brightness : 音の明るさ
4 : Clearness : 音の透明さ
4 : Reality : 演奏のリアル感
7 : Sound source image : 音像の明瞭さ
4 : Soprano : ソプラノ
8 : Baritone : バリトン
4 : Violin : ヴァイオリン
8 : Piano : ピアノ
4 : Orchestra : オーケストラ
4 : Brass : 金管楽器
6 : Big drum : 大太鼓の重低音
3 : Triangle : トライアングル
2 : Perspective of applause : 拍手の臨場感
2 : Snare drum : スネアドラム
6 : Jazz base : ジャズ・ベース
8 : Jazz vocal : ジャズ・ボーカル
5 : Aptitude for Classic : クラッシックへの適性
6 : Aptitude for Jazz : ジャズへの適性
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10224
▲△▽▼
乱聴録【其ノ四】シュルツ KSP215 SCHULZ
(2008年3月20日)
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10225
左がフェライト、右がアルニコの KSP215
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10225_801.jpg
シュルツ(W. Schulz Elektroakustik/Mechanik)は東ベルリンで第二次大戦後の数十年間にわたり、レコーディング・スタジオや放送局のモニター用スピーカーなどを製造していたオーディオ機器メーカーである。プロ用のみであったためにどの機種も製造数が少なく、市場でも見かけることが少ない。エテルナ・レーベルなどで有名なシャルプラッテンも、モニター・スピーカーとしてシュルツを用いていたので、エテルナの優れた音質にシュルツのスピーカーが深くかかわっていたにちがいない。シュルツは独特な構造の大型コアキシャル O18(TH315)で有名だが、KSP 215 も小さいながら風変わりなラッパである。
まず、エッジが発泡ネオプレンゴムである。このようなスポンジ状のエッジは、英ローサー製 PM6 のエッジがボロボロになって痛い目にあった身としては不安であるが、指で押してみると軟らかく、まったく劣化していないように見えるから不思議だ。つぎに、ダブルコーンの中心のボイスコイル・ボビンのところに樹脂性のキャップが接着されていて、ちょうどソフトドーム・ツィーターのようになっている。それらに深緑色の塗装も加わることで、特異な外観になっている。
KSP215 にはアルニコとフェライトのもの(KSP215K)があって、磁石以外の構造や音も若干異なる。アルニコにはコルゲーションが1本あるほか、ドームとなるキャップがボイスコイル・ボビンに接するように接着されている。フェライトにはコルゲーションが無く、キャップは大きめでボイスコイル・ボビンから少し離れたコーン紙に接着されている。フェライトのほうが KSP215 の個性をより強く持っているので、試聴はフェライトで行い、少しだけアルニコと比較してみることにした。
上がフェライト、下の二つがアルニコの KSP215
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10225_802.jpg
■ ディスク1「マーラー/子供の不思議な角笛」
フィッシャー・ディースカウはかなりマイルドで明るい声に聴こえた。最近のナチュラル派をうたうスピーカーで聴く彼の声にもこのような傾向があるが、彼の生演奏を聴いたことがある耳にとっては、テレフンケンのほうがずっと真実に近い声に感じられた。明らかにシュルツのほうが歪みが少ないのだが、歪みが少ないほど原音に近く聞こえるという比例関係は、多くのばあいに成立しない。この解離によって、原音追求が冬の旅になるのである。
ソプラノもじつにきれいだが薄味で、円熟期のシュヴァルツコップの声がずいぶんと可愛らしく聴こえてしまってもの足りなかった。もっと無垢なソプラノなら、チャーミングに聞こえるシュルツの音が似合うことだろう。
いっぽう、伴奏は全般に優れていた。大太鼓はテレフンケンほど量感はないものの、オイロダインのように倍音成分が勝ってトンッと軽くはならず、低くとどろく感じがある程度出ていた。8インチとしては最高の部類だろう。オーケストラの分離は、さすがといえるほどであった。シングルコーンならステレオの定位や分離が必ず良い、というのは誤りである。コーンは複雑な分割振動をしており、定位に大きウエイトを占める中高音ではとくに、音源の位置が複雑になる。10 kHz の波長 3.4 cm に対してコーンは大きく、位相を乱すのに十分だ。シュルツはセンターのドームが有効に機能している印象である。ストリングも見通しが良くてとてもなめらかであったが、ウエットに感じた。
■ ディスク2「モーツァルト/女声歌曲集」
このディスクはシュルツで好ましく聴くことができた。ソプラノの歪はそのままストレートに聴こえたが、清らかさがあって不快ではなかった。箱庭的で狭い印象ではあったが、録音された場所の空間を感じることができた。
■ ディスク3「ヌブー&ハシッドのヴァイオリン」
シュルツはこの古いヴァイオリンの録音には向かないようである。最新の高級なラッパで聴いたときのような、つまらない音であった。
■ ディスク4「ショパン/ノクターン全集」
なにかで「アシュケナージが来日した際にパハマンのSPレコードを探し求めた」というような文章を読んだのだが、出典を忘れてしまって思い出せない。それはあやふやな記憶だが、このノクターン全集を聴くとパハマンの幽幻な演奏とのつながりを感じるのは、二人のファースト・ネームがともにウラジミールだからというわけではないだろう。このディスクの録音は1975年と1985年に行なわれており、その間にはアナログからデジタルへの録音方式の変遷があった。このため、このディスクではアナログ録音とデジタル録音が混在しており、デジタル・リマスターによって音質の差を無くそうと努力してはいるものの、明らかにちがう音に聴き取れる。この音質の差がどのように感じられるか、というところが、このディスクによる試聴の妙味である。
アシュケナージのノクターン全集(SPレコードはパハマンのノクターン)
ほかのドイツのフルレンジのように、ピアノが特に良く聞こえるラッパではなかった。デジタル録音は冴えた高音が広がることでアナログ録音との差をはっきりと感じた。
■ ディスク5「ムソルグスキー、ラベル/展覧会の絵、ボレロ」
冒頭の拍手はとても自然で、さざ波のように広がる様子が見事に再現された。周波数レンジが広く、すべてのパートをきちんと聞き取れたが、迫力には欠けていた。ステレオ感は最高で、特筆すべき再現性であった。
■ ディスク6「ワルツ・フォー・デビー」
スネアドラムはフルレンジとしては最高で、「これ以上きちんと再生できるユニットは存在しないのでは?」と思うほど優れていた。ベースもきちんと再生されたが、少しお上品な印象であった。ピアノの音もきれいであったが、もともと人工的に録音されている音像が、定位が明確なせいで不自然さが増してしまったようである。
■ ディスク7「サラ・ボーン&クリフォード・ブラウン」
全体に過不足なく再生し、優等生的だったが、すべてがきれい事になってしまう傾向があった。
KSP215K(フェライト)のラベル
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10225_804.jpg
■■ まとめ ■■
はじめの一音から、普通のラッパとは明らかに異なる印象を受けた。ドイツのフルレンジとは思えない異端児で、その音はスペンドールやセレッションなど、英国のブックシェルフを連想させた。能率は低めで、こちらから聴きに行けばすばらしい音が出ているが、受身では弱い印象の音であった。ヘッドホン的に、近距離で音像に頭を突っ込むようにして聴けば、ものすごい音像定位を味わえた。非常に優れた特性のラッパで、減点法なら最高得点となるのだが、魅力に欠ける面があることも否めない。やはり、まごうかたなきモニター・スピーカーである。
アルニコの音はフェライトを7割、RFT のフルレンジを3割でブレンドした、というような印象であった。f0 が高いこともあって、普通のラッパに近い鳴りっぷりなので、アルニコのほうが使いやすいだろうが、個人的にはより個性的なフェライトを手元に置いておきたいと思う。
もし、目の前で歌うフォークや歌謡曲などの女声ボーカルを、くちびるのウエットささえ感じらるほどに聴くことが目的なら、このラッパを至近距離で使うのが最高の選択かもしれない。おそらく、歌手の声は普通よりも可愛らしく聞こえるであろう。シュルツはまったく同じ作りで5インチ口径の、テープレコーダー内蔵用のモニターも製造したので、聴いてみたいところである。
KSP215K(フェライト)の音圧の周波数分布
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10225_805.jpg
■■ スペック ■■
Ferrite, AlNiCo
1.35 kg, 1.15 kg : Weight : 重量
215 mm, 213 mm : Diameter : 外径
195 mm, 195 mm : Edge diameter : エッジの外径
170 mm, 165 mm : Cone diameter : コーンの外径
93 mm, 110 mm : Depth : 奥行き
56 mm, 68 mm : Depth of basket : バスケットの奥行き
32 mm, 32 mm : Voice coil diameter : ボイスコイルの直径
4.7 ohm, 4.1 ohm : Voice coil DC resistance : ボイスコイルの直流抵抗
40 - 20 kHz (Ferrite) : Frequency range : 実用周波数帯域
48 Hz, 62 Hz : Resonance frequency : f0
Middle low : Efficiency : 能率
■■ 評価 ■■
3 : Amount of bottom frequency : 重低音の量
4 : Amount of low frequency : 低音の量
6 : Amount of high frequency : 高音の量
5 : Amount of top frequency : 最高音の量
5 : Quality of lower frequency : 低音の質
5 : Quality of middle frequency : 中音の質
5 : Quality of higher frequency : 高音の質
6 : Frequency balance : 各音域のバランス
8 : Softness : 音のやわらかさ
5 : Brightness : 音の明るさ
7 : Clearness : 音の透明さ
3 : Reality : 演奏のリアル感
9 : Sound source image : 音像の明瞭さ
4 : Soprano : ソプラノ
3 : Baritone : バリトン
5 : Violin : ヴァイオリン
5 : Piano : ピアノ
5 : Orchestra : オーケストラ
4 : Brass : 金管楽器
5 : Big drum : 大太鼓の重低音
6 : Triangle : トライアングル
7 : Perspective of applause : 拍手の臨場感
6 : Snare drum : スネアドラム
2 : Jazz base : ジャズ・ベース
3 : Jazz vocal : ジャズ・ボーカル
6 : Aptitude for Classic : クラッシックへの適性
2 : Aptitude for Jazz : ジャズへの適性
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10225
▲△▽▼
乱聴録【其ノ五】ジーメンス革エッジ12インチ・フィールド SIEMENS
(2008年4月19日)
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10226
皮エッジの12インチ・フィールド型。緑のフェルトはオリジナルではない
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10226_801.jpg
日本では公式に「シーメンス」とされている SIEMENS だが、オーディオ愛好家にとっては、最高のオーディオ機器を製造していたころの1966年までの名前であるジーメンス&ハルスケ(SIEMENS & HALSKE)が記憶すべき名称だ。Halske とともに同社を創業した Ernst Werner von Siemens は、電気機関車などの発明で有名だが、マイクロフォンやスピーカーの動作原理となっているムービング・コイルの発明者でもあることを忘れてはいけない。そういったわけで、オーディオの話題ではジーメンスと表記することをご容赦いただきたい。
磁気回路は小さく、42006 と比べると貧弱に見える
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10226_802.jpg
ジーメンスは同社と AEG で共同設立したテレフンケンと密接に関連してスピーカーの開発、製造を行ったので、両社のラッパはどちらのブランドなのか判然としないところがある。この皮エッジの12インチも同様だ。フィックスド・エッジの12インチは、1930年代後半のテレフンケン製高級ラジオに内蔵されていたことからテレフンケン製とされているが、下の写真に示すドイツのスタジオ・モニターの原器ともいえるラッパは、革エッジのユニットを用いて、SIEMENS のエンブレムが付いている。この系統のユニットをジーメンスのラッパとするのか、あるいはテレフンケンとするのかは難しいが、おおむね初期のものがテレフンケンで、1930年代末ごろからの中期以降のものがジーメンスといったところだ。
つい立型をした SIEMENS のスタジオ・モニター
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10226_803.jpg
この皮エッジの12インチはフィックスド・エッジより数年後の1940年ごろにごく少数が製造され、主にスタジオ・モニターとして用いられたと思われるが、入手したラッパには映画スクリーンの飛まつと思われる白点があるので、劇場でも使われたのだろう。ひょっとすると試聴したペアはテレフンケン・バージョンで、元から L45 のような緑色のフェルトであったのかもしれない。
終戦前後には皮エッジのままアルニコ化され、さらにアルミ・コーンのツィーターを加えた同軸ユニットも製造された。いずれのラッパも、現存している数は非常に少ない。下の写真は上のスタジオ・モニターのユニットで、こちらの灰色のフェルトはオリジナルである。ただし、このユニットは皮エッジが縮んで変形しており、大手術が必要なために試聴できなかった。
修理中のスタジオ・モニターのユニット
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10226_804.jpg
エッジの皮は幅が広く、明らかにフィックスド・エッジを手作業で切断して製造したものである。同じ12インチの 42006 が能率最優先のショート・ボイスコイルで大振幅時の歪みを容認した設計であるのに対し、このラッパはロング・ボイスコイルで能率が低く、高忠実度再生をねらった設計である。下の写真はボイスコイルがかなり飛び出して見えるが、これでもボイスコイルの位置はほぼ中央で、正しく調整された状態である。磁気回路のギャップの深さが 5 mm しかないのに、なんと、ボイスコイルの幅は 11 mm と2倍以上もあるのだ。この時代にコーンの振幅をそんなに広く想定していたとは思えないので、かなりの無駄があり、なぜこのような設計をしたのかは謎だ。
不必要と思われるほど長いボイスコイルで能率は低い
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10226_805.jpg
■ ディスク1「マーラー/子供の不思議な角笛」
冒頭の大太鼓の一発で衝撃を受けた。これはただならぬラッパだ。フィールドの小さい貧相な外見からは想像できない、床を揺るがすような重低音に、オーディオ的な快感を禁じえなかった。オイロダインはまったくかなわない。大太鼓以外のパートも大口径フルレンジとしては不思議なくらい団子にならず、さわやかさがあって魅力的であった。少しメローで聴きやすい声の音質ながら、ディースカウはディースカウらしく、シュヴァルツコップはシュバルツコップらしく聴こえた。
■ ディスク2「モーツァルト/女声歌曲集」
独特の艶とまろやかさのあるソプラノで、夕べの想いはロマンティックな雰囲気に浸れた。やはりフルレンジなので、ホーンのような華やかさやリアリティには欠けるが、これはこれで、うっとりできる。この録音の独特な癖は少し潜められるが、区別ははっきりしていた。やはり、メローでありながら分解能のある不思議な音で、荒々しさのあるテレフンケンとは対照的であった。
■ ディスク3「ヌブー&ハシッドのヴァイオリン」
同じ高価なフィールドの12インチということで、どうしても比較してしまうが、42006 よりもずっと良かった。ヌブーのこの録音は理屈抜きで美しく、耽美的に聴けた。それでそのまま、なにも考えずに最後まで聴き続けてしまった。このラッパが持つ高域の甘さが、ヴァイオリンの SP 復刻ではすべて良い方向に作用していた。
■ ディスク4「ショパン/ノクターン全集」
このディスクのみ、愁いのある 42006 の音に軍配があがった。十分に雰囲気はあったのだが、ピアノはもう少し辛口のフィックスドエッジのほうが「らしく」聴こえる、ということなのだろう。分解能は申し分なく、アナログとデジタルの差もはっきりとわかる。巻線の低音はすばらしく、テレフンケンが軽々しく聞こえてしまうほどであった。
■ ディスク5「ムソルグスキー、ラベル/展覧会の絵、ボレロ」
録音嫌いで有名であったチェリビダッケは、個性派ぞろいの指揮者のなかでも、極め付けの一人といえるだろう。録音の人為的な編集を不正なものとした指揮者の意志の表れか、このディスクもあまり加工臭のしない好感のもてる音作りだ。人工調味料をふんだんに入れた惣菜のような録音に麻痺してしまった耳には、ゆっくりとしたテンポの展覧会の絵がスローフードのように心地よいだろう。もちろん、1990年代の新しい録音なので十分に Hi-Fi であるし、管弦楽の編成も大きいので、一般的なオーディオの試聴にも適したディスクであると思う。演奏前後の拍手も自然な雰囲気で録音されいる。
チェリビダッケの展覧会の絵とボレロ
拍手の不思議な音場に驚いた。スピーカーの上方にふんわりと広がるプレゼンスに、思わず高いところにある別のスピーカーが鳴っているのか?と腰を浮かせてしまった。それが、信号をモノラルにミックスすると、ぴたりと真ん中に置いてあるテレフンケンから音が出てくるように聞こえるから見事だ。シュルツの KSP215 ほうがより正確にステレオの音場を再現していたはずだが、こちらのほうがずっと広がりがあって魅力的だ。これも皮エッジの効果だろうか?
拍手ばかりでなく、オーケストラもすばらしい音で、この一連の試聴で初めて全曲を聴いてしまった。能率がやや低めなので、それなりにパワーが必要だが、EL34 シングルの8ワットでも不足しなかった。キエフの大門も伸びやかで破綻がなかったが、少しこじんまりとした感じであった。
■ ディスク6「ワルツ・フォー・デビー」
42006 では厳しかったハイハットだが、このラッパではまずますの出来であった。ピアノは角の取れた音でリラックスして聴くことができた。ベースはオイロダインやテレフンケンのようには弾けなかったが、誇張の無い表現が自然で好ましいものに感じられた。全体にマイルドであったが、このように角の取れたジャズもまた、すばらしいと思った。
■ ディスク7「サラ・ボーン&クリフォード・ブラウン」
クラッシックとジャズで女性ボーカルの評価が反対になるフルレンジが多いなかで、このユニットはどちらも良いという例外であった。独特の甘さはジャズでも同じだが、声からいろいろな表情がきちんと聞き取れたので、ずっと聴いていたいと感じた。
■■ 乱聴後記 ■■
まったく驚くべきラッパである。何回も「不思議」という言葉を使ったが、けっして誇張ではなく、古ぼけて立派でもない外観からは想像できないほどの豊潤な音に驚いたためである。下のホワイトノイズ再生時の音圧の周波数分布では、実質 1.1 m 角ほどの小さなバッフルなのに 1 kHz 以下がフラットで低音がとても豊かなことと、4 kHz とやや低い周波数にピークがあることがわかる。全体を覆う甘さはこのピークと皮エッジの相乗効果なのかもしれない。つまりは、癖もそれなりに強い、ということであるし、周波数レンジもけっして広くはないので、完璧なラッパとはいえない。ではあるが、音楽再生のための最良の道具とは、このようなものではないか、と考える。無歪みであることのために、つまらない思いをすることはないのである。
とくに印象的だった重低音に寄与しているのが皮のエッジだが、効果は f0 の低さだけではない。大学院で興味本意に受講した音響理論は、コーン・スピーカーのエッジで発生する振動の反射による混変調歪みに関する教授の論文の計算をやり直す、というものであった。その論文によると、エッジでの反射によって発生する混変調歪みが、スピーカーの歪みの大きな要因ということであった。
たとえば、ロープの一端を木などに固定して反対から波を送ると、波は固定端で反射して戻って来る。これはフィックスドエッジの状態である。いっぽう、一端を柔らかな皮のようにほどよく伸びる材質で結んでおくと、反射はほとんど起こらない。つまり、フィックスド・エッジでは多量に発生するエッジでの反射が、皮のエッジではあまり発生せず、歪みが少ない、ということになる。このように優れた皮エッジだが、大量生産に不適なのは明らかで、スポンジなどに取って代わられ、廃れてしまったのは残念なことである。
今回試聴したユニットは見た目はいまひとつなものの、2本が非常に良くそろっていて、皮エッジはとても柔らかく、特別に音の良いサンプルであった。したがって、同じユニットを入手しても、これほど優れた音はしない可能性が高いだろう。まさかとは思うが、オイロダインの低音に悩むオーナー諸氏は、この記事を読んでウーハーのエッジをハサミで切断したくなってしまうのではないかと、少々心配である。
周波数分布。バッフルなのに 1 kHz 以下がフラットなのが印象的だ
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10226_807.jpg
■■ スペック ■■
3.4 kg : Weight : 重量
295 mm : Diameter : 外径
265 mm : Edge diameter : エッジの外径
220 mm : Cone diameter : コーンの外径
175 mm : Depth : 奥行き
90 mm : Depth of basket : バスケットの奥行き
38 mm : Voice coil diameter : ボイスコイルの直径
15 ohm : Voice coil DC resistance : ボイスコイルの直流抵抗
35 - 15 kHz : Frequency range : 実用周波数帯域
39 Hz : Resonance frequency : f0
Middle : Efficiency : 能率
■■ 評価 ■■
5 : Amount of bottom frequency : 重低音の量
6 : Amount of low frequency : 低音の量
6 : Amount of high frequency : 高音の量
3 : Amount of top frequency : 最高音の量
8 : Quality of lower frequency : 低音の質
7 : Quality of middle frequency : 中音の質
5 : Quality of higher frequency : 高音の質
7 : Frequency balance : 各音域のバランス
8 : Softness : 音のやわらかさ
6 : Brightness : 音の明るさ
5 : Clearness : 音の透明さ
5 : Reality : 演奏のリアル感
7 : Sound source image : 音像の明瞭さ
8 : Soprano : ソプラノ
7 : Baritone : バリトン
6 : Violin : ヴァイオリン
7 : Piano : ピアノ
6 : Orchestra : オーケストラ
6 : Brass : 金管楽器
8 : Big drum : 大太鼓の重低音
5 : Triangle : トライアングル
6 : Perspective of applause : 拍手の臨場感
4 : Snare drum : スネアドラム
7 : Jazz base : ジャズ・ベース
8 : Jazz vocal : ジャズ・ボーカル
9 : Aptitude for Classic : クラッシックへの適性
6 : Aptitude for Jazz : ジャズへの適性
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http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/698.html#c34
2. 地下爺[6915] km6Jupbq 2019年6月20日 17:37:20 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1295]
でも 君は 年金もらえないよ !!
非正規だし 国民年金だと 月5万ぐらいだよ
コピペコピペコピペコピペコピペコピペコピペコピペコピペコピペコピペコピペコピペ
真相の道で投稿 500円✗1件 = 500円
完璧帰趙で投稿 300円✗1件 = 300円
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そうだよね、年金で21万円の収入なら夢のような暮らしができるよね (T_T)
コピペコピペコピペコピペコピペコピペコピペコピペコピペコピペコピペコピペコピペ
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/238.html#c2
1. 2019年6月20日 17:37:30 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[1482]
怒りの鉄槌を下せ!期日前投票厳禁、油性マジック持参のこと不正選挙防止。
.
新 ch政経
2019/06/20 に公開
https://www.youtube.com/watch?v=5uGJA20pJbM
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/240.html#c1
9. 2019年6月20日 17:38:39 : SgN2nTsqvA : cmFnNzNGYS9tdkU=[2]
>>6,8氏に同意! 特に、以下の部分。
>解散したければ、「与党が内閣府信任案を出せ」ばよいのだ。
その手続きをすっ飛ばしたから、おかしくなったのだよ。
与党が出すと、変な矛盾が生じるが、制度的には問題ない。
暴走する首相を止めるために与党が不信任案を出すことも考えて、憲法は作られている。
憲法は、不信任案の可決無しに衆議院を解散する権限を首相(内閣)に与えていない。
______________
>解散権論争wiki
・・・この解散は日本国憲法下初めての第7条(天皇の国事行為)のみによる衆議院解散になった。日本国憲法は第7条第3号で衆議院の解散を天皇の国事行為として定めるが、天皇は国政に関する権能を有しないとされており(日本国憲法第4条第1項)、憲法7条3号の天皇の権能は衆議院解散を形式的に外部へ公示する形式的宣示権ということになる。
====そこで衆議院解散の実質的決定権の所在が問題となるが、これについては諸説がある。
====抜き打ち解散は、憲法7条が定める「内閣の助言と承認」を解散権の実質的根拠とする解散で
====あり、その是非をめぐって野党・国民民主党の議員であった苫米地義三が衆議院議員資格の
====確認と歳費請求を求めて裁判を提起した(苫米地事件)が、
====最高裁大法廷は、高度の政治性があり裁判所の審査権外であること=====
を理由に憲法判断をしなかった。
この解散以降、実務上、天皇の国事行為に責任を負う内閣が衆議院解散についての実質的決定権を有するとされている。なお、衆議院解散の実質的決定権という点については学説に争いがあるものの、少なくとも衆議院解散の形式的宣示権は憲法上天皇にある(日本国憲法第7条3号)。今日、解散詔書の文言については日本国憲法第69条により、内閣不信任決議が可決あるいは内閣信任決議が否決された場合か否かを問わず「日本国憲法第七条により、衆議院を解散する。」との表現が確立している。これは、衆議院解散は詔書をもって行われるが、詔書の直接の根拠は日本国憲法第7条にあり、またこの文言は解散の理由を問わないため、一般的にはいかなる場合の衆議院解散についても適用しうるものと解されているためである。 ・・・・
________________________
問題なのは、
@「時の総理が独断で衆議院を解散する」という強大な権限を不当に握っていることにし、行使しているという状態にあること。だから「モリカケ隠し解散」と言われた2017年の暴挙が行なわれたわけだ。本来なら、野党が徹底的に腐敗と疑惑を追及するはずだったのに、総理の独裁により一方的に野党議員の首を任期終了前に切ってしまうことになったわけだ。そして選挙のドサクサを挟み、疑惑の追及がおろそかになった。
そもそも、国権の最高機関である衆議院の「解散」は行政事項ではない。解散と選挙は、民主主義という制度・機能の根幹である。馬鹿の一言で国会を解散できるはずもないし、許されるべきものではない。例えれば、基地外が不当に真剣を振り回し、周囲にいる人々を血祭りにあげているようなものであり、そんな基地外は即刻捕らえて強制入院か、島流しか、地下牢に閉じ込めておくべきである。
Aもう一つの問題、最も重要な問題は、選挙の公正への疑義・疑念である。はっきり言えば、開票不正・不正選挙が行われている。例えば、2017基地外解散での自民圧勝の不自然さは抜きん出ている。「お前が国難」と非難を浴びる安倍自民党が、あまりにも不自然に圧勝した。
____あまりにも対照的な、枝野vsアベ国難!:https://imgur.com/a/99SNP
その前も、その前も、その前もである。つまるところ、2012衆院選挙での未来の党大敗、自民圧勝の時点から不正と改竄は明らかだ。あの国賊の安倍自民党が、不正なくして5連勝できるはずもないだろう。それが証拠に、不正疑惑が溢れ、再開票を求める裁判が激発しているのだ。そして裁判は門前払いされ、共謀者のメディアは黙殺を続けているという破廉恥ぶりである。何を隠そう、それが安倍自民党5連勝の秘密なのである。このような不正を終わらせなければ悪夢は延々と続くのである。
>「不正選挙の状況証拠が続々、もう止まらない! その1」考
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/senkyo/fuseisenkyoco/ronsyo1.html
>メディアが隠す不正選挙の裁判 作成日時 : 2018/02/03 19:35
https://blogs.yahoo.co.jp/gokimazo8988/38709320.html
>メディアが報道しない不正選挙裁判
https://www.google.com/search?client=firefox-b-d&q=%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%81%8C%E5%A0%B1%E9%81%93%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E4%B8%8D%E6%AD%A3%E9%81%B8%E6%8C%99%E8%A3%81%E5%88%A4
______________________________________________
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/227.html#c9
13. 赤かぶ[18325] kNSCqYLU 2019年6月20日 17:39:24 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[8391]
こんな詐欺師を国民は支持し続けるのか?
— 平岡 (@hiraoka10) 2019年6月20日
年金は世襲議員にとってはどうでもよい金額だが庶民にとっては大事な生活のよりどころである。世襲議員に
庶民の生活とかけ離れた世襲議員を落選させるしか日本が救われる道は無い。https://t.co/j0scGTcJtj @litera_webさんから
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/236.html#c13
3. 2019年6月20日 17:40:38 : 2n4PCxG8Vo : VEFzSzRCNXV3ZlE=[1]
そう言われてみると変態っぽく見える。
どこでセックスしてもいいんじゃないか。
議員宿舎で不倫している人もいることだし。
選挙にはなんら影響しないだろう。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/238.html#c3
20. 2019年6月20日 17:44:03 : 2JaH4EYIzs : UkJKTHFDNElkSGs=[3]
ぜひ、皆さんに見ていただきたい動画
今の太郎さんの政策の基礎は2年前にはすでに出来ています
(おそらくもっと前から)
この動画を見ると太郎さんの本物具合がわかると思います この人、すごすぎ
↓
【宮崎哲弥】ゲスト:山本太郎 & 松尾匡 2017年6月13日 ザ・ボイス そこまで言うか!
https://www.youtube.com/watch?v=WE9uXXNLgag
補足
太郎さんが小沢さんの党に属していたことは政治的な要素があったかもとは
言え必然でもあったと感じています 感謝です
松尾さんにも感謝
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/229.html#c20
49. 地下爺[6916] km6Jupbq 2019年6月20日 17:45:47 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1296]
THE TIMERS「偉人のうた」
https://www.youtube.com/watch?v=30GBpeN2Hwc
もしも 僕が 偉くなったなら(ヤッホー)
偉くない人の 邪魔をしたりしないさ
もしも 僕が 偉くなったなら(ヤッホー)
偉くない人を 馬鹿にしたりしないさ
もしも 僕が 偉くなったなら(ヤッホー)
偉い人だけと つるんだりしないさ
もしも 僕が 偉くなったなら(ヤッホー)
偉くない人達や さえない人達を忘れないさ
ハ・ハ・ハ・ハ・ハ
もしも 僕が 偉くなったなら(ヤッホー)
君がうたう歌を 止めたりしないさ
ハ・ハ・ハ・ハ・ハ
あたりまえだろ ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ
そんな権利はないさ ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ
いくら偉い人でも ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ
あたりまえだろ ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ
そんな権利はないさ ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ
いくら偉い人でも ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ
あたりまえだろ ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ
どういうつもりなんだろ ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ
どこのどいつなんだろ ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ
あたりまえだろ ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ
そんな権利はないさ ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ
あたりまえのことすら
よくわからない 偉い人
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/224.html#c49
1. 2019年6月20日 17:45:48 : KzN3dOCeYM : MGZwaW1NRWhPRGM=[6]
将棋では持ち時間はそれぞれに割り振られている。
質疑応答の場合は、質問者には決められた質問時間を与えて、
答弁者は制限なし、勝手にしろというのが正しいルールだ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/242.html#c1
人間の色欲は自然の産物であるが、江戸の文化は遊郭において、「粋(いき)」といふ美的理想を生んだ/桶谷秀昭
〔解説ー桶谷秀昭〕
人間の色欲は自然の産物であるが、そのあらわえ方は時代の文化に支配される。第一部は遊郭を舞台にしてゐる。江戸の文化は遊郭において、「粋(いき)」といふ美的理想を生んだ。「粋」とは「野暮」と対をなしてゐる言葉であるのはいふまでもない。
見栄を張るには金が要るけれど、遊女でも吉原の第一級の花魁になると、いくら金を積んでも不粋な客であれば、同衾拒否することができる。この世界では「粋」の美学が金銭以上の価値をもっている。
第二部は、まさに四十八手のあの手この手を描いてゐるが、作者の眼目は、新奇をみせようとするんでなく、平凡な部類に入るであろう。
気が付くのは、登場人物に武士が多いことである。商家の主人の出てくるが、その精神は武士であっる。女の方も、武家の妻でなければ商家の内儀で、…房事においてもつつましく振舞ふやうに教育され、それが身についている。
それが江戸封建の文化文明であった。
房事は人まへにさらけだしたり、得意になってひけらかすものではない。しかしその…
【出所】「いろ暦四十八手」五味康祐/文春文庫 1989.12
http://www.asyura2.com/14/idletalk41/msg/753.html
1. 2019年6月20日 17:48:42 : aIjrukObbg : RGhpOW1EZDg0ZG8=[16]
まぁ、良く判らない『香港デモ』でしたね、
ただ、(制度は別にして)香港・台湾は中華・中国人のもの。
と国際世論的に認識していると思います、
ゆえ、(制度は別にして)先の議論なしの犯罪者引渡し反対デモも
理解し辛く、只の『駄々っ子』にしか・・・、
逆に香港在住の方は『内戦の兆し』と
国際世論的に印象付けたかったのでしょうか?
鬼畜米英が、またお前か合唱団の指差し呼称の網の目をくぐり抜けるのは障害物競走より難しく、もう諦めるべきだが、しつこく証拠映像なるものを出してくるのが連中で、馬鹿丸出しである。
http://www.asyura2.com/19/cult21/msg/422.html
5. しんのすけ99[516] grWC8YLMgreCrzk5 2019年6月20日 17:53:20 : A4AvZivHZs : WU95VlVYQVVmdmM=[278]
やれやれ 馬鹿ウヨのオナニーが また始まったか >>4
だから ウヨというのは 都合のいい所しか見ないと言うのだ パール判事は国家としての日本を無罪だなどとは
唯の一言も言ってはいない 連合国を批判したのは事実であるが 同時に日本の戦争犯罪も厳しく糾弾しており
あくまでもその立場は 「ケンカ両成敗」 という事に過ぎない 決して日本を擁護などしていない
都合の良い部分だけを切り取っているだけだ(特に 小林よしのりが悪いのだが)
____________________________________________
なお、「パール判事は親日家故に日本に有利な主張をした」「反白人のため、欧米に不利な主張をした」という説は事実誤認であり、自身も強くこれを否定している[10]。また、パールの長男も「(パールは)国際法の専門家として東京裁判を批判しただけであり、日本を擁護することを考えていたわけではない」と2007年に語った[11]。事実、パールは意見書の中で、残虐行為などについても、敗戦国の日本やドイツ、戦勝国のアメリカに分け隔てなく批判的見解を述べ、一方の政策への個人的見解を前提とした恣意を強く戒めている。たとえば訴追理由となった日本軍兵の残虐行為についても、多くは実際に行われていたであろうと判定している[12]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AB
____________________________________________
↑↑↑ 日本が無罪などとは ウヨ田中正明が勝手に言っているだけで 小林よしのりも 都合の良い部分だけ
抜き出しているご都合主義で パール判事は 南京事件もバターン死の行進も 厳しく断罪しており
日本の指導者を (松井岩根など)個人的に無罪とはしたが 日本の国家としては無罪などとは言っていない
指導者達に対して、「彼らの責任を問えない」 と言っているだけの事だ。
都合の良い部分だけ切り取る ウヨの得意技だ ウヨの喧伝は 全てにおいてこの調子だ
典型的で象徴的な 嘘とデマゴーグは 例の 「マッカーサーの自衛発言」 とやらである。
● みなさん ≪ ネトウヨ 嘘 デマ ≫ これで検索してください。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/234.html#c5
6. 2019年6月20日 17:55:08 : Ygkzw26rj6 : NExxd3h1TGlpUEU=[229]
「未来のため、金よりも大切な価値を大切にし、主権者のために行動する人材の輩出が求められている。」
日本にも過去にはいました、 大塩平八郎 吉田松陰 久坂玄瑞
高杉晋作 西郷隆盛 英雄と言える人物ですが 大きな歴史の節目
になって表れるのでしょう。
まさに、現在は人材枯渇このまま落ち目になる可能性はあります。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/234.html#c6
1. 地下爺[6917] km6Jupbq 2019年6月20日 17:59:08 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1297]
チラシは 販売店の店主の収入です。
しかし 現在は 押し紙が 横行しているようで
新聞を配ることでは 経費も出ないのが 現状のようです 。。。
チラシが 販売店の経営を支えているようですが 最近のチラシは
薄いですよね 。。。
7. 2019年6月20日 18:00:12 : Ygkzw26rj6 : NExxd3h1TGlpUEU=[230]
● みなさん ≪ 左翼 お花畑 ≫ これで検索してください。
8. 2019年6月20日 18:00:44 : WBLR85rxFg : ZzhJWXh6ckNBTlk=[55]
>4 日本軍がアジアは解放の突破口を開けたことはたしかで、世界にほこれることだ。
人民はあらゆる機会を利用して、自らの独立や自由を獲得しようとする。日本が大戦で勝利していたら、日本に対して抵抗をしていたろう。
なにを誇ろうというのだ。
人民の自己努力を認めようではないか。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/234.html#c8
在老廃止 年金繰り下げ受給のデメリットが小さくなる
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190620-00000015-pseven-bus_all
NEWS ポストセブン 6/20(木) 16:00配信 週刊ポスト2019年6月28日号
在職老齢年金の廃止は60歳以降の働き方の常識を変える
「繰り下げ」のデメリットも小さくなる
政府は、6月11日発表の「経済財政の基本方針(骨太の方針)」で、働く高齢者の年金を減額する「在職老齢年金制度」(在老)の“廃止”を打ち出した。現在、60〜64歳までは月給と年金の合計収入が28万円、65歳以上は47万円を超えると働き続ける限り年金がカット(支給停止)される。早ければ2021年に廃止となる。
在職老齢年金によるカットが廃止されることで、「得する年金術」の常識も大きく変わることを知っておきたい。
年金を70歳まで繰り下げて受給すると、毎月の年金額は42%増える。だが、現行制度では当座の資金に余裕がある人が繰り下げを選んでも、「思いのほか年金が増えない」という事態に陥ることがある。
なぜ、「思いのほか増えない」と思うのかといえば、これは在職老齢年金が原因だ。65歳以上の人が働きながら年金を受け取る場合、カットとなる基準は、「毎月の給料と年金の合計が47万円以上」に変わる。社会保険労務士の北山茂治氏が解説する。
「この基準を超えるのは、企業の役員クラスなどに限られますが、“どうせカットされるなら繰り下げて年金を増やそう”と考えても、思い通りにはいきません。『カットされたはずの年金は繰り下げても増えない』という仕組みがあるからです」
65歳で月給50万円、年金の報酬比例部分が月額10万円の場合。65歳から年金を受け取ろうとすると、6万5000円がカットされる(ケース【6】)。
「これを繰り下げても、増額されるのは“カットされなかった年金3万5000円分”だけ。本来、月額10万円の年金を5年繰り下げれば14万2000円になるところ、11万4700円にしかならない」(北山氏)
5年も受給を我慢して約15%しか増えないのだ。これが在老の廃止で、働きながら繰り下げても42%増の恩恵をまるまる受けられるようになる(ケース【7】)。
このように、在職老齢年金の廃止は60歳以降の働き方の常識を変え、「老後資産」の形成に大きなインパクトを与える。だが、それに備えるには第2の人生のライフプランそのものの見直しと十分な準備期間が必要だ。
たとえば、定年後の雇用延長期間に時短勤務で働いている人が、在老廃止直前になって慌てて「年金を減らされないなら、これからはフルタイムで働かせてくれ」と会社に申し入れても、すぐ働き方の変更を認めてもらえるとは限らない。
ましてや、年金カット廃止を機に、給料と年金のダブル受給で老後資産を大きく増やそうと思うのであれば、現役時代に近い給料水準を維持しなければならない。そのためには、50代後半から定年後の雇用延長や再就職に備えてスキルを高めておくことも重要だ。
在老が廃止されるのはまだ2〜3年先だと考えられるが、その準備は今から始めないと間に合わない。
1. 中川隆[-9443] koaQ7Jey 2019年6月20日 18:04:08 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3038]
可愛い子供を旅に出してはみたものの・・・ - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2017年06月30日
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi
昔から憧れのスピーカーだった「CN191コーナーホーン」(ヴァイタボックス)を使っておられるUさん。
大のレコード愛好家で使用されているプレイヤーが「927ST」(EMT)、プリアンプがマッキントッシュの「MC22」、パワーアンプが同じくマッキンの「MC275」という豪華メンバーだ。
そのUさんが先日我が家にお見えになったときに、「AXIOM80」の繊細なヴァイオリンの音がいたく気に入られたご様子なので、「よろしかったら71系のアンプが遊んでますので1台お貸ししてもいいですよ。マッキンのアンプにはない音が期待できるかもしれませんね。」と、持ちかけたところ「それはありがたいですね。ぜひお願いします。」というわけで、めでたく話が成立。
この5月に「WE300Bシングル」が1年2か月ぶりに戻ってきたので、随分と71系アンプの出番が減ってしまったのも水を向けた理由の一つ(笑)。
さあ、どのアンプをお貸ししようか。71系アンプは3台あって「171シングル」をはじめ「71Aシングル」、そして「71Aプッシュプル」(ナス管4本使用)といろいろある。
「いずれアヤメかカキツバタ」といったところだが、相手が大物の「CN191コーナーホーン」となると選抜も厳しくなる。
散々迷った挙句、結局「171シングル」を持って帰っていただくことになった。とてもいい音色だし、使ってある真空管は1940年代前後の製造の滅多に手に入らない古典管ばかり使ってあって、何だか最愛の子供を旅に出すような気分だ(笑)。
初段管がMH4(マルコーニ:メッシュプレート仕様)、出力管が171(トリタン仕様)、整流管が480(SPARTON)、インター・ステージ・トランス入り(UTC:アメリカ)というシンプルな構成。
さて、2週間ほど経過してから「お返しします。」とUさんがアンプを我が家に持参されたのは去る25日(日)のことだった。
興味津々で「どうでしたか?」
すると、「ヴァイオリンは良かったのですが、どうしても(音を)押し出す力が弱くてイマイチでした。」との率直なご返事。
「そうですか・・・」とうれしさ半分、悲しさ半分といったところかな(笑)〜。
実を言うと、Uさんの使っておられる出力が70ワット近くあるアンプと比べると、力感上ではたかだか出力1ワット前後のアンプが太刀打ちできるはずはないのだが、繊細さと音色の美しさで勝負できるかもしれないと淡い期待を抱いていた。
あのタンノイあたりの焦点のぼやけた低音ならうまくいきそうな気もするが、CN191の引き締まった音とは相性が悪かったようだ。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/968.html#c1
1. 地下爺[6918] km6Jupbq 2019年6月20日 18:05:18 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1298]
新ベンチャー革命 さま
まだ 江戸時代のほうが 民主的だったと思います。
こんなに おかしくなったのは 田布施部落による 明治維新以降だと思います。
◆情報の引用元
しっかりと説いて聞かせるだけ! 現代でも使える江戸時代のしつけ法
https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/816
7. マッハの市[2082] g32DYoNugsyOcw 2019年6月20日 18:06:13 : dyrvKXLs7I : TVd2Y2hOLmFDOE0=[5]
年金問題でも発言しておいて、都合が悪くなると「報告書を受け取らないから知らんよ」
これが無責任内閣を象徴してしており、何の期待もできません。
安倍自公を退治しないかぎり、今も将来も不安だらけです。
小沢一郎氏が師と仰いだ田中角栄さんはピーナツで失敗したけれど、
国民を思う素晴らしい政治家だったと思います。
似ているな「れいわ新選組」山本太郎さん。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/154.html#c7
76. 2019年6月20日 18:09:51 : C2i4eDKWA6 : d3pUQ3kvbGNsV2s=[-1831]
h ttps://twitter.com/YuzukiMuroi/status/1141292208521220096
室井佑月
@YuzukiMuroi
あと、カジノは批判するくせに、パチンコについてなぜいわないのかという人がいるけど、それは民間業者だからです。てか、こういう人たちは自分が応援している政治家が、パンチンコ屋さんの結婚式にまで出ていたりする事実を知らんのかな。
3:30 - 2019年6月19日
↓
長谷川正(昭和生まれの平成オヤジ)
@bossjupiter
5 時間5 時間前
返信先: @YuzukiMuroiさん
おーい、カジノも民間企業が経営するんだけど
1件の返信 17件のリツイート 62 いいね
D人間
@imskmkk
5 時間5 時間前
彼女は無知なんです。固定された結論だけがそこにあって、その結論を導くための根拠はウソでも勘違いでも屁理屈でも良いんです。天然サヨはみんなそうです。
ピカイア
@CdWO0Tv4ppYkK5U
21 時間21 時間前
返信先: @YuzukiMuroiさん
カジノも民間なら室井さんは賛成なんだ。
1件の返信 17件のリツイート 97 いいね
AtsSaeki
@AtsSaeki
8 時間8 時間前
我が市では公営ギャンブル(競輪)の場外券売り場計画への反対署名活動があって取り止めになりましたが、署名活動の首謀者はパチンコ屋だと思っています。
1件の返信 0件のリツイート 6 いいね
AtsSaeki
@AtsSaeki
8 時間8 時間前
なにしろ四日市駅の駅前一等地であるふれあいモールや一番街でぐるっと見回せば違法賭博(パチンコ屋)だらけ。良い事だと思って署名した人がこの現実に何も思わないのですから変な話です。母は署名したようですが自分は署名せずに返しました。
1件の返信 0件のリツイート 4 いいね
福井明
@hamacho78
7 時間7 時間前
しかも三重県のパチンカス屋は年末年始はオールナイトオッケーと言う特例があったりね。
自分は生まれも育ちも三重県なんでそれが普通と思っていたら他県はそうでないと知ってびっくりしましたよ。
あの業界こそ営業時間を規制すべき。ってか撲滅すべき。
1件の返信 1件のリツイート 3 いいね
AtsSaeki
@AtsSaeki
2 時間2 時間前
せめてオxxピック開催期間中は換金禁止にするか外国人観光客の三重県立入禁止にしないと国際問題に発展しそうで怖いですね。 @hamacho78
0件の返信 1件のリツイート 1 いいね
あずけい@三度の飯より蕎麦が好き
@azukei
22 時間22 時間前
返信先: @YuzukiMuroiさん
何故パチンコ屋が問題かと云えば、北朝鮮への不正送金などにより、それが武器や核の開発資金源にもなっているからだが、関与が噂されたり、事実が確認されている政治家は与党でも保守から叩かれている。寧ろ左派がパチンコ屋や政治家を叩かないのが不思議。だって、大嫌いな武器の開発資金源なんだぜ。
1件の返信 10件のリツイート 29 いいね
vanilla―2000
@vanilla2000
22 時間22 時間前
パチンコなんか日本国には要らんから廃止しとけ。
kazunori(二重規範を忌み嫌う人)
@games_1299s
7 時間7 時間前
返信先: @YuzukiMuroiさん
つまり室井さんはカジノが民営なら批判しないということですね。
特定複合観光施設(カジノ含む)は「民間事業者」が設置・運営するものと規定されています。
それとあなたはこんなこと言ってますけど、本当にパチンコ批判出来るんですか?(´д`)
https://pbs.twimg.com/media/D9eJ0xBUYAEjpqi.jpg
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/187.html#c76
5. 2019年6月20日 18:10:25 : T1xujA1g5M : ZDNuS3p0RXlLZGs=[110]
財政審の建議書は政府の方針とスタンスが異なるため、
政府としては受け取らないことに閣議決定いたしました。
今後、諮問委員会からの報告や意見書は、
国民の誤解や不安を招かないような、政府のスタンスと完全に一致した内容でなければ、受け取らない方針を閣議決定いたしました。
なおこの方針に関しましては、先ほど、アメリカの、トランプ大統領と電話で会談をし、完全に、一致、しました。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/235.html#c5
82. 2019年6月20日 18:12:59 : C2i4eDKWA6 : d3pUQ3kvbGNsV2s=[-1830]
三谷英弘議員「小学校の先生に『お父さんの仕事は自衛官だから憲法違反』と授業で…」 「日教組は絶対に潰さなければいけない団体
2019/06/20(木) 18:03:15.90ID:Zlte9+2U9
ht tps://snjpn.net/archives/138546
主権者教育は難しい
三谷英弘
「私の経験上、主権者教育は難しいと思う。父が自衛官だったが小学校の先生に『三谷君のお父さんの仕事は自衛官だから憲法違反』と授業で言われた。自らの政治主張を授業に持ちこむ先生がいる。そういった歴史があり若者が政治に距離を置いてると思う」
15. 地下爺[6919] km6Jupbq 2019年6月20日 18:13:37 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1299]
RCサクセション 軽薄なジャーナリスト
https://www.youtube.com/watch?v=JNVHWJ4P-h0
軽薄なジャーナリストにはなりたくない
軽薄なジャーナリストにはなりたくない
いくら落ちぶれてもなりたくない
軽薄なジャーナリストはTVにでて
軽薄な指示どおりに台本を読む
そしてギャラをもらって家族を養う
軽薄なジャーナリストはいい服を着て
何にも知らない人にうそをつく
そして安全なところからただ見ているだけ
軽薄なジャーナリズムには乗りたくない
軽薄なジャーナリズムはゴシップに飛び付き
適当に騒いでトンズラ決め込む
軽薄なTVディレクターにはなりたくない
軽薄な新聞記者にはなりたくない
薄汚ねえ企業では働きたくない
軽薄な人間にはなりたくない
軽薄な国民にはなりたくない
いくら落ちぶれてもなりたくない
軽薄なジャーナリズムにのるくらいなら
軽薄なヒロイズムに踊らされるくらいなら
そんな目にあうくらいならあの発電所の中で眠りたい
9. 2019年6月20日 18:13:55 : LqKs0SqPUQ : SS9NWWJKVEo0a2c=[1]
巣食う会とミサイル(事前通告ありのロケット)と偽造と捏造で
安倍晋三
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/230.html#c9
10. 2019年6月20日 18:15:42 : LqKs0SqPUQ : SS9NWWJKVEo0a2c=[2]
ロシア軍の将軍からバラされた人工地震もあったな
安倍晋三
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/230.html#c10
3. 22A[1142] glGCUUE 2019年6月20日 18:16:24 : LKXRYf922A : ZGRUU0wxY3FvbVk=[154]
もちろん国会でも,法案が全会一致で可決されることはある。
しかし,党として手を組むと言ったら別の話だろう。
消費税以外にも一杯争点はある。
入閣するのなら,それらの争点全てで一致しないといけない。
CIAの協力者が少なからず活動している西側の有力メディアが嫌うウィキリークス
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201906200000/
2019.06.20 櫻井ジャーナル
ロシアのニュースサイト「メドゥーサ」の記者、イワン・ゴルノフに対するに刑事訴追を同国の内務省が証拠不十分だとして6月11日に取り消した。ゴルノフは6月7日に麻薬取引の容疑でモスクワ市警察に逮捕され、欧米の有力メディアで話題にされていた。 このケースについて書くだけの情報を持っていないが、ジュリアン・アッサンジが逮捕された際の有力メディアが冷淡だったこととの対比も話題になっている。 アッサンジは4月11日、エクアドル大使館の中でロンドン警視庁の捜査官に逮捕された。アメリカの支配層が隠しておきたい情報を明らかにしてきたウィキリークスを創設したひとりであるだけでなく、看板的な役割も果たしていた。 その彼をアメリカの当局が秘密裏に起訴したのは2010年4月から11年初めにかけての時期だった。2010年4月にウィキリークスはアメリカ軍がイラクで行っている殺戮の実態を明らかにする映像を含む資料を公開している。 その中にはロイターの特派員2名を含む非武装の人びとをアメリカ軍のAH-64アパッチ・ヘリコプターに乗っていた兵士が銃撃、十数名が殺される映像も含まれていた。 こうした情報をアメリカなど西側の有力メディアで働く記者や編集者は明らかにしたがらない。 例えば、1968年3月に南ベトナムのカンガイ省ソンミ村のミライ集落とミケ集落において住民がアメリカ軍の部隊によって虐殺された際、そうした行為を目にしたはずの従軍記者、従軍カメラマンは報道していない。 この虐殺が発覚したのは内部告発があったからである。虐殺の最中、現場近くを通りかかった偵察ヘリコプターのパイロット、ヒュー・トンプソン准尉が村民の殺害を止めたことから生き残った人がいたことも一因だろう。 そうした告発を耳にし、調査の上で記事にしたジャーナリストがシーモア・ハーシュ。1969年11月のことだ。本ブログで繰り返し書いてきたが、この虐殺はCIAが特殊部隊と組んで実行していたフェニックス・プログラムの一環だった。 この秘密作戦を指揮したひとりであるウィリアム・コルビーはCIA長官時代に議会でこれについて証言、自身が指揮していた「1968年8月から1971年5月までの間にフェニックス・プログラムで2万0587名のベトナム人が殺され、そのほかに2万8978名が投獄された」と明らかにしている。解放戦線の支持者と見なされて殺された住民は約6万人だとする推測もある。 ソンミ村での虐殺はアメリカ陸軍第23歩兵師団の第11軽歩兵旅団バーカー機動部隊第20歩兵連隊第1大隊チャーリー中隊の第1小隊によって実行された。率いていたのはウィリアム・カリー中尉。虐殺から10日後、ウィリアム・ウエストモーランド陸軍参謀総長は事件の調査をCIA出身のウィリアム・ピアーズ将軍に命令する。ピアーズは第2次世界大戦中、CIAの前身であるOSSに所属、1950年代の初頭にはCIAの台湾支局長を務めていた。事件を揉み消すために人選だろう。 第23歩兵師団に所属していた将校のひとりがコリン・パウエル。ジョージ・W・ブッシュ政権の国務長官だ。2004年5月4日にCNNのラリー・キング・ライブに出演した際、彼は自分も現場へ入ったことを明らかにしている。 ジャーナリストのロバート・パリーらによると、パウエルはこうした兵士の告発を握りつぶし、上官が聞きくない話は削除する仕事をしていたという。その仕事ぶりが評価され、「異例の出世」をしたと言われている。 この当時から組織としてのメディアは支配層の宣伝機関にすぎなかった。これも本ブログで繰り返し書いてきたが、そうした機能を推進するためにモッキンバードと呼ばれるプロジェクトを第2次世界大戦が終わって間もない段階で始めている。 日本ではウォーターゲート事件を調査、「大統領の陰謀」を明らかにしてリチャード・ニクソンを辞任に追い込んだワシントン・ポスト紙を崇める人が今でもいるようだが、モッキンバードの中枢にいた4名はアレン・ダレス、フランク・ウィズナー、リチャード・ヘルムズ、そしてワシントン・ポスト紙の社主だったフィリップ・グラハムである。 ウォーターゲート事件はワシントン・ポスト紙の若手記者ふたりが中心になって取材したが、ボブ・ウッドワードは少し前まで海軍の情報将校で記者としては素人に近く、事実上、取材はカール・バーンスタインが行ったという。 そのバーンスタインは1977年に同紙を辞め、ローリング・ストーン誌に「CIAとメディア」という記事を書いている。CIAが有力メディアをコントロールしている実態を暴露したのだ。ウォーターゲート事件の裏側を明らかにしたとも言えるだろう。(Carl Bernstein, “CIA and the Media”, Rolling Stone, October 20, 1977) その記事によると、それまでの20年間にCIAの任務を秘密裏に実行していたジャーナリストは400名以上に達し、そのうち200名から250名が記者や編集者など現場のジャーナリスト。1950年から66年にかけてニューヨーク・タイムズ紙は少なくとも10名の工作員に架空の肩書きを提供しているとCIAの高官は語ったという。 1970年代の半ばには議会でも情報機関の不正行為が調査されているが、それに危機感を抱いた人びとは情報の統制を強化する。そのひとつの結果が巨大資本によるメディア支配。気骨あるジャーナリストは追放されていった。 ドイツの有力紙、フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)紙の編集者だったウド・ウルフコテは2014年2月、ドイツにおけるCIAとメディアとの関係をテーマにした本を出している。 彼によると、ドイツだけでなく多くの国のジャーナリストがCIAに買収されている。人びとがロシアに敵意を持つように誘導するプロパガンダを展開、人びとをロシアとの戦争へと導き、引き返すことのできない地点にさしかかっているというのだ。2017年1月、56歳のときに心臓発作で彼は死亡する。出版されたはずの英語版は市場に出てこなかった。 情報機関がジャーナリストをコントロール下に置く手法はさまざまだが、一緒にコーヒーを飲むようなところから始まることが少なくない。スクープに飢えている記者の鼻先に情報をぶら下げ、秘密保護の誓約書にサインさせる。そうなると情報機関の協力者だ。ワシントンDCあたりの特派員になると、そうした誘惑が待っている。 勿論、それ以上の接待もあり、接待を受けている場面が隠し撮りされて弱みを握られるということもあるようだ。企業にしろ情報機関にしろ犯罪組織にしろ、見返りを期待せずに接待することはない。このようにして取り込まれた記者や編集者にとってウィキリークは目障りな存在だろう。 |
[以下は外の3消失掲示板とTwitterと茨城町役場へのBackup]
[146] RE:*公務員を撃て! 2018/07/03(火) 17:04
以下は外の掲示板に投稿したものです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「振り込め詐欺」とは、’税金泥棒公務員’から人民が電話1本で税金を取り戻し、人民間で流通させる民主主義の原則”平等”の実行であり、社会正義である。
詐欺被害者の90%はボケ公務員か親族であり、社会資産を独占死蔵していたのである。
だから人民の緊急非常事態では無いので放送の必要性は無い。
だから [公務員の人権6分限法制定]が必要なのだ!
(2018/07/23、町長)以後
主権者・私の名前
茨城町長小林宣夫宛
町防災放送塔から毎日定時に2回放送している16音、20秒間の音楽チャイムの放送は、法に規定の無い行政行為による騒音公害行為であり違法であるので直ちに中止、又は3音3秒以内1日1回にせよ。
なお、異議がある場合は直ちに16音の法的理由根拠、20秒間の法的理由根拠、特定音楽の法的理由根拠、チャイムの法的理由根拠、2回の法的理由根拠、定時の法的理由根拠を明示返答せよ
==========
【申込完了通知メール】2018/07/23 12:50
【申込完了通知メール】2018/08/01 11:36
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
主権者・私の名前
茨城町長小林宣夫宛
町は防災放送塔から、老人迷い人捜索依頼の放送を全町民に放送しているが、’痴呆症老人病者’を放置した公的施設及び家族に、全町民に強制的に依頼した捜索の時間的損害を全町民に対して弁償させろ。
==========
【申込完了通知メール】2018/07/24 12:03
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
[149] RE:茨城県茨城町の放送犯罪 2018/07/25(水) 22:30
[妄想人非人公務員]
茨城町は緊急非常用の防災放送塔から、「ハガキによる詐欺事件が発生しています・・・」と特定虚偽業者名を全町民に放送しているが、
これはハガキ1枚受領だけで詐欺の現実的損害の発生を虚妄する町公務員が、
主権者人民の貴重で自由な時間を何百万時間も強奪し、税金泥棒の時間稼ぎをして公共の福祉に反している公務員の現実的犯罪なのである。
だから、妄想人非人[公務員の人権6分限法制定]が必要なのだ!
[150] RE:*公務員を撃て! 2018/08/07(火) 22:32
公務員が人民の自然的自由を侵犯して強制的に聞かせる屋外大拡声器による放送で、台風や高温の自然情報を放送しているが、
人類の歴史において、公務員の人権侵害による自国民や外国人への加害や殺害は、自然災害による人民の自然被害や死亡よりも何万倍も多大なのである。
だから公務員による人権侵害行為は全ての自然災害よりも悪質で極悪非道なのである。
だから、日本の公務員は人類の敵である。
だから [公務員の人権6分限法制定]が必要なのだ!
[151] RE:*公務員を撃て! 2018/08/10(金) 16:41
暇で狂っている茨城町の公務員は、台風警戒の放送を何日も何回も防災放送塔から放送しているが、
全住民は既にラジオ、TV、WEBで充分に気象庁の警報を知っているし、地球上に誕生以来、何十年も自然現象を経験し冷静に対処しているのである。
だから防災放送塔の放送は住民の精神を錯乱させ被害を扇っているだけなのである。
世界中にこんな狂った公務員と施設は無いのである。
だから、日本の公務員は人類の敵である。
だから [公務員の人権6分限法制定]が必要なのだ!
[152] RE:*公務員を撃て! 2018/08/26(日) 13:06
以下は外の掲示板に投稿したものです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー(転載自由)
公務員は人民の従僕(public servants)なのだから、人民の人権の60%しか全ての権利が無く、給与、財産は全人民の平均の60%以下でなければならない。
公務員の命の権利も人民の60%しか無いので、人民が公務員を殺しても60%程度しか罪量を問われない。
以上が、日本の民主主義社会における[公務員の人権6分限法制定]の要点である。
現在はこの逆で、現実的に<人民の人権は公務員の人権の60%しか無い>のである。
だから、日本の公務員は人類の敵である。
だから [公務員の人権6分限法制定]が必要なのだ!
[153] RE:*公務員を撃て! 2018/08/28(火) 12:41
以下のサイト『ボウサイデータベース』http://bosaidb.com/bousaimusen/ のコメント「この騒音が、本当に理解出来ません。」と「和哉」さんの防災放送塔批判は非常に良質なので参考にして下さい。
[154] RE:*公務員を撃て!
2018/09/20(木) 11:43
以下は外の掲示板に投稿したものです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
[公務員が地域防災に必要な緊急非常情報を毎日、屋外の防災無線放送塔から放送しているのであるから、
住民に差別なく周知徹底させるためには学校・病院・役所・議会等々の全公共施設内の各室にも防災無線拡声器を設置して、
防災放送が同時に全住民に公平に・確実に伝達されなければならないのだ。]
***だからキチガイ公務員を確実に撃て!!!
だから、日本の公務員は人類の敵である。
だから [公務員の人権6分限法制定]が必要なのだ!
======================
http://www.asyura2.com/09/ishihara13/msg/892.html
6. 2019年6月20日 18:22:13 : IJjjrLkBu1 : TkVzTE5CdVJubC4=[340]
結局のところ、議会の承認も無く勝手に特定官僚と首相で大統領府よろしく起ち上げた内閣府とやらに主要省庁を引き込み、他の省庁は霞が関から適時出向させては報告書や公文書を作らせているようだから、官邸官僚となった経済産業省や防衛省は気を良くしているだろうが、他省庁は官邸からの冷遇を実感しているのではないか。従前の自民財官護送船団方式からすれば何が何でも霞が関と一体化しなければ立ち行かなかった内閣は、内閣府で官邸官僚の力を借りていけば恐いもの無しなのか妙に強気だ。しかも防衛省の背後には日米合同委員会なる日米軍産ロビー集団が付いていれば一層であろう、日米合同委員会が官邸を牛耳り、かつ経済産業省主体で公僕でありながら国民を顧客扱いし、様々な企画商品販売に官邸を営業所に稼ぎ頭となっている印象だ。従って日米軍産は防衛省として公金の多くを防衛装備に歳出、かつ経済産業省はオリンピックだ万博だカジノだと、あたかも民間事業者が内需を起こすかの如く、公僕でありながら国民を充てにした内需拡大を目論んでいる有様だ。本来ならオリンピックのチケットを国民に買わせる方がおかしく、既に何兆円も公金が投入され、それ以上に国民が散財させられる道理はなく無料でチケット配布しても罰は当たらない。万博しかり、IRカジノとて誘致した自治体の公金が投入されるなら自治体住民が無料で遊べてしかるべきだ。例えば加計事件に於いても、自治体が貴重な古墳地域を提供し毎年数十億円の融資を約束したならば、自治体住民が無償で学べても罰はあたらないが卒業までに二千万円の費用は、結局官邸のワーキンググループによる学校ビジネスの反映だ。
とにかく内閣府が出来るまで、公僕とは国民の奉仕者たる位置付けだったはずが、今や国民相手に如何に利益を上げるかが至上命題だ。憧れの大統領官邸を模しても中身は大統領官邸ならぬ営業事務所であり、官邸の権威を使った経産、防衛など花形官庁の巣窟となっている。これでは金融庁が報告書を出したとて都合が悪ければ大馬鹿だなどと罵詈雑言の上報告は要らないよと豪語可能だ。これまでは霞が関と官邸の二重権力だったが今はそれに内閣府が加わった三重権力で互いに牽制し合う構造は国民議会の形骸化が益々著しく、船頭多くして船山に登る事態である。
今や公僕が国民全体の奉仕者ではなくなり国民相手に商売を堂々とやるようになったが、私財では無く国民の公金を元手にした安易な経営であることは間違い無い。永らく護送船団で巨悪として料亭政治に加わっていた財界もさすがに憂慮するようになったのか。いずれにしても、内閣府の官邸と官邸官僚による傲慢が際立ち、日本の財政規律を乱した責任を放棄しようというのは許されない。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/235.html#c6
11. 2019年6月20日 18:23:37 : WBLR85rxFg : ZzhJWXh6ckNBTlk=[56]
>9
南海地震の被害は、海岸から数キロまでではなかろうか。さらに地震発生までにはまだまだ数十年の時間がある。必ずしも高知県にとって人口減少が已むをえなきことではなかろう
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/231.html#c11
4. 地下爺[6920] km6Jupbq 2019年6月20日 18:26:15 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1300]
↑↑
だから 入閣するわけありませんて 。。。
相手は 馬鹿ですが 目的が違うことは 理解できてると思いますよ
3. 2019年6月20日 18:27:39 : 78iarGL7Jc : UjhlTHhQVkk4cVE=[3]
また始まった対立構造にすり替える手口。
金融庁と公取委の対立構造にすり替える手口でごまかすのかな。
でもそんなセコい事しても大衆は騙しきれないでしょうね。
大手検索サイトで例えば関東広域地図の画面をまず出し、それを航空写真の画像にすると緑色でないものが多い、そしてその内グレーなのは道路や建物だからです。
そしてこれらは人工構造物なので今後においてその維持に多大な負担が予想されます。
では諸外国ではどうかと言うと、北欧などの航空写真ではこんなグレーをした所の面積は極僅かでそれだけ今後に於いて維持負担が少なくしかも緑地が多いのでCO2吸収に貢献してます。
それで北欧の社会保障は無駄多インフラや建物の維持負担が少い分、充実しています。
例えば大学まで国民の負担金はゼロとか。
国民の生存とは無縁のおかしな無駄な用途のハコモノや一部インフラ(道路の多くなどはまだマシか)で航空地図が灰色になる割合が多くなると言うお粗末な国にいつからなったのでしょうか。
http://www.asyura2.com/19/hasan132/msg/634.html#c3
13. 2019年6月20日 18:28:15 : Eje8kle4x2 : U3FTT2s0YU5qams=[47]
11さん
>やはりこの人はとんでもなく頭がいい。心理学にも通じているらしい。
新潟知事は残念な結果になってしまったが、退任会見で汗流しながら正直に
語っていた姿に誠実な人柄を私は感じた。天才頭脳と真面目な人柄を活かして
ぜひ政治に復活してほしい。れいわ新撰組の参謀になってあげては。
同感です。
退任会見を観ていて、なぜか不快感を感じなかった。
記者の「寂しかったんですか」という辛辣な問いかけにも「ハイ」と正直に答えていた。
当時独身だったし、人間魔がさすことも時には有るさと、かえって同情の様な感情さえ持った。
このまま消え去るには惜しい方だと思う。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/204.html#c13
14. 中川隆[-9442] koaQ7Jey 2019年6月20日 18:28:38 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3039]
KLANG-KUNST 乱聴録【序ノ一】まえおき
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10219
「乱聴録」
この記事を2007年10月10日より書き始める。
著者 小林正信 略歴
1961年に長野県の伊那谷に生まれ、小学生のときにカセットデンスケでオーディオに入門し、中学では真空管アンプの設計と製作を学んだ。
高校生のときにオイロダインの入手を志し、米国方面の長い回り道を経て、四半世紀後にようやく購入した。大学時代はレコード初期の演奏と蓄音機に入れ込み、都内のレコード屋を自転車で巡回した。
最近はクラングフィルムを中心としたスピーカーに傾倒するかたわら、自分の知っている楽曲の範囲が狭いことを痛感して全曲集ものを多量に聴くなど、一貫して駄菓子のおもちゃのごとき人生の付録を楽しんでいる。
ニッパーのふりをする愛犬アイザックとEMGの蓄音機
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10219_801.jpg
乱聴録【序ノ一】まえおき(2007年10月11日)
わたしが記事を書くのならばと、貴重な資料を提供してくれたクラングフィルム・ホームのフランク氏、ジャーマン・ビンテージ・ラウドスピーカーのニコラウス氏、サウンドパーツの水谷氏、サウンドボックスの箕口氏をはじめとする諸兄に感謝する。
6GA4 から始まって WE252A シングルまで、かつては真空管アンプの自作に熱中したが、やがて音を決めるのはラッパであって、アンプは調整役にすぎないという認識に至り、興味の中心がラッパ(スピーカー)に移った。
いっぽうで、パハマンやダルベーアのピアノなど、20世紀初頭の演奏に魅せられたことで古い録音の価値を知り、それらを再生するための古い装置が生活必需品となった。
ここ数年はドイツと縁が出来たこともあって、クラングフィルムを中心としたラッパが増えたが、米国系のシステムの情報が大量なの比べるとドイツ系の情報は極めて少なく、全体像の把握が困難で不便な思いをしている。
同様に情報を求めている人が少なくないことから、多少なりとも得た知識を提供することは意義があるとの考えに至り、このようものを書くことにした。
クラングフィルムの歴史は別の記事にまとめつつあるので、ここでは音を中心にして書くつもりである。(その後、クラングフィルムの情報も増えたようだ)
(2015年4月19日)
やれやれ、ずいぶん長いこと無精をしていて、前回のコンスキ&クリューガーの記事を書いてから7年もたってしまった。オーディオどころではなかった時期も含め、その間にいろいろあって考えも変わったので、再開後はスタイルを改めようと思う。
以前は「名ラッパ乱聴録」として、スピーカーの名機を聴き比べて、客観的な要素も交えて書こうとしていたが、少々無理があった。そこで、タイトルを単に「乱調録」と改め、雑多なオーディオ機器を聴いた印象を書くことにしたい。
「もとより個人的な試聴記であるので、無響室での測定のような厳密さはないにしても、ある程度は条件を整えたい」と考えてスタートしたが、大した仕組みでもない割に面倒だったうえ、道具の置き場所にも難儀した。
また、俗に「レッドニップル」、あるいは「ブルーフレーム」と呼ばれるテレフンケンの10インチ・フルレンジユニットをリファレンスにしてみたが、いろいろと条件をそろえて比較試聴してみると、そろえるほどにマンネリ化してしまうことが分かった。それで、これからは条件は整えずに気楽に聴いて気楽に書き、取り上げる機器を増やすことにしようと思う。もちろん、スピーカー以外も対象にする。
周波数特性測定時の様子(右下が測定対象のユニットで、ほかはバッフルの役目)
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10219_802.jpg
写真は試聴するユニットを入れていた小型の後面解放箱で、外寸は幅 43 cm × 高さ 50 cm × 奥行22 cmで、愛犬アイザックにコーン紙をなめられないように、前面を金網でカバーしてあった。
これを4個積んでバッフル効果が得られるようにして、周波数測定にも使用したものだ。今後もフルレンジユニットなどの試聴用仮設箱として使うかもしれない。
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10219
▲△▽▼
KLANG-KUNST 乱聴録【序ノ二】試聴用のレコード
(2007年10月14日、2015年4月21日)
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10221
リスニング・ルームから数十メートルの池の冬景色
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10221_801.jpg
上の写真は細い道路を挟んで向かいにある池の冬景色で、ごらんのとおりの田舎だ。いまはちょうど桜が満開で綺麗に見える。リスニングルームの一部を2階に増築中で、来年の春には吹き抜けを通じた音を聴きながら、桜と池を眺められそうだ
録音による影響はあまりにも大きいので、当初からの試聴用ソースをそのまま使い続けることにした。条件が許せばそれらを聴き、出先などで無理ならその場のソースを聴くといったところだ。
「オーディオの真髄は時空を越えた演奏の再現である」とするなら、たとえ古い録音で音質が悪くても演奏が優れていれば、最新優秀録音でも凡庸な演奏より、真剣に再生する必要があるということになる。
サイトウキネン音楽祭が近くの松本で開催されることもあって、田舎者としてはコンサートに足を運んでいるつもりだが、現在の演奏家は生を聴いて感動しても、レコードではつまらなく感じることが多い。
それにひきかえ、個性ある往年の名手の録音には、聴けども尽きぬ魅力がある。
故・池田圭氏が特性の悪い古いレコードが「缶詰音楽」と揶揄されていたのを、噛めばかむほど味が出る「乾物音楽」と表現したのは至言だと思う。カール・フレッシュのヴァイオリンなんて、正しくそうだ。
試聴用の7つのソースは、楽しんで聴けなければ繰り返し聴くことが苦痛になってしまうので好きな演奏を選んだが、古い録音からデジタル録音、そして、少し歪んでいる録音など、なるべく異なる音の側面を聴けるように配慮した。
LP で多くの試聴を繰り返すことは困難なので CD にしたのだが、いまではFLACやDSDなどのファイルを主に再生するようになってしまったので、リッピングしたファイルも使うことにする。
ヨゼフ・ハシッドのオリジナルSP盤
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10221_802.jpg
ディスク1 : 「マーラー/子供の不思議な角笛」 : Mahler / Des Knaben Wunderhorn
Elisabeth Schwarzkopf, Dietrich Fisher-Dieskau : London Symphony Orchestra / George Szell : 1969. EMI
ディスク2 : 「モーツァルト/女声歌曲集」 : Mozart Songs II
Claron McFadden(sop), Bart van Oort (Fortepiano 1795) : 2002. BRILLIANT
ディスク3 : 「ヌブー&ハシッドのヴァイオリン」 : Ginette Neveu & Josef Hassid
1938, 39, 40. EMI-TESTAMENT
ディスク4 : 「ショパン/ノクターン全集」 : Chopin Nocturnes
Vladimir Ashkenazy : 1975, 1985. LONDON
ディスク5 : 「ムソルグスキー、ラベル/展覧会の絵、ボレロ」 : Mussorgsky / Pictures at an Exhibition
Ravel / Bolero : Munchner Philharmoniker / Sergiu Celibidache : 1993, 1994. EMI
ディスク6「ワルツ・フォー・デビー」 : Waltz for Debby
Bill Evance Trio : 1961. REVERSIDE
ディスク7「サラ・ボーン&クリフォード・ブラウン」 : Sarah Vaughan with Clifford Brown and others
1954. MARCURY
まだ問題なく動作するので、独 NTI の AL1 と専用の校正済みマイクロフォンの組合せも可能なときは引き続き用いることにする。もっと詳細なグラフで周波数特性が測定できる装置もあるが、残響の多いリスニングルームでは、この程度の粗い周波数分解が適切だろうと思う。もっとも、AL1 が故障したら高分解能なものに変えるかもしれない。
参考のために中心周波数をリストしておく。有効数字を2桁にしてあるので、1.26kが1.3 kHzというように値が丸められている。
なお、中心周波数が 20 kHz の場合の周波数範囲は約 18〜22 kHz になるので、20 kHz までフラットなスピーカーでも 20〜22 kHz で応答が悪くなれば 20 kHz の測定レベルは低下してしまうことになる。
20、25、32、40、50、63、80、100、130、160、200、250、400、500、630、800、1.0 k、1.3k、1.6 k、2.0 k、2.5 k、3.2 k、4.0 k、5.0 k、6.3 k、8.0 k、10 k、13 k、16 k、20 k
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10221_804.jpg
最後の画像はスピーカーから音を出さずに測定した、リスニング・ルームの環境騒音である。普段は鳥たちの声と水のせせらぎに、少しだけ車の騒音が聞こえるという静かな環境なので、ご覧のように都会では考えられないほど騒音レベルが低く、測定に与える影響はわずかである。
とはいえ、8インチ・フルレンジなど、低音の出ないユニットの測定結果に現れる重低音は、この環境騒音がかなりの部分を占めているばあいがある。
この画像程度のレベルなら、まったく再生されていないと理解していただきたい。
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10221
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乱聴録【其ノ一】アルニコのオイロダイン KL-L439 EURODYN
(2007年10月28日)
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10222
試聴時のオイロダインの様子(中央にはKL-L501が2本)
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10222_801.jpg
長いまえおきが終わって、ようやく最初のラッパの試聴である。その記念すべき第一号には、一番有名なオイロダインに登場してもらい、この乱聴録の評価がどの程度参考になり得るのか、あるいは乱調で無意味なものなのかを判断していただくことにする。オイロダインといってもいろいろとあるが、登場するのはクラングフィルム製のアルニコのオイロダイン KL-L439 である。試聴は上の写真のように、KL-L501と兼用の仮設の平面バッフルで行った。バッフルの実質的なサイズは幅が 2.5 m、高さが 1.5 m であった。このオイロダインには音響レンズが付いているが、少し前まで音響レンズの無いオイロダインを、もう少しまともなバッフルに取り付けてメイン・スピーカーとして愛聴していたので、音響レンズの有無によるちがいにも触れることにする。
クラングフィルム(Klangfilm)は英語風ならサウンドフィルムという名前の会社で、1928年にトーキー映画システムの開発と販売を目的として、SIEMENS & HALSKE と AEG(Allgemeine Elektrizitaets-Gesellschaft)によって共同設立された。ウェスタン・エレクトリックの事業が電話をはじめとして数多くあったのに対し、クラングフィルムはトーキー専業であった。その戦後初のトーキー・システムとして1945年に登場したのが「オイロダイン・システム」である。オイロダインというのは、そこで使われていたスピーカーであったことに由来する呼び名で、スピーカー本体に Eurodyn という文字は無い。なお、1945年当時のモデルは、フィールドの KL-L9431 であり、アルニコは1950年代の途中からである。
オイロダインの背面
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オイロダインは劇場用の典型的な2ウェイ・ホーン・スピーカーで、クロスオーバー周波数は 600 Hz 付近である(ネットワーク回路の設計値は 500 Hz で、この値は実測によるもの)。日本に多いジーメンスのオイロダインと、クラングフィルムのオイロダインとの一番のちがいは、高音用のドライバーである。上の写真のように、クラングフィルムが2インチ半ほどの振動板とは思えないほど巨大なドライバー(KL-L302)なのに対し、ジーメンスのドライバーは二回りほど小さい。ウーハーはどちらも KL-L406 で同じである(ウーハー3発のモデルを除く)。この試聴はホーンのデッドニングなど、一切手を加えていない状態で行った。(正確さのために追記するが、オリジナルで行われた音響レンズの取り付けでは、レンズの後端とホーンの間にゴムシートが挟まれており、それがある程度デッドニングの役割を果している)
オイロダインのウーハー KL-L406
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■ ディスク1「マーラー/子供の不思議な角笛」
昨年ついにシュヴァルツコップが物故してしまい、新盤の解説に没年が記載されているのを見るのが寂しい。このディスクは名曲の名演奏の名録音という、三拍子が最高次元でそろった究極の名盤なので、オリジナルのLPを愛蔵している人も多いことだろう。1曲目のフィッシャー・ディースカウが歌う「死んだ鼓手」は、マーラーらしい皮肉っぽい曲で、大太鼓の30 Hzにおよぶ低音が鮮明に録音されている。我が家のラッパでこれをみごとに再生するのは Europa Junior Klarton のみなので、重低音の判定にはもってこいである。耳に染み着いたシュヴァルツコップの声の聴こえ方も、ラッパの素性がよくわかるという点で最高である。
ところで、このCDも最近のデジタルリマスター盤は音の人工的な臭いが強くなってしまっている。この点をオーディオ評論家の新氏にたずねたところ、「特定のデジタル編集装置を使うのであるが、そのためにどのリマスターもその機械の音になってしまう」という恐ろしい回答であった。リマスター以前の旧盤CDを中古レコード屋で探すなどというバカバカしい事態が、現実になってしまうのかもしれない。
「方形の宇宙」の江夏氏がLPよりも好みだ、というジャケット
冒頭の大太鼓は15インチウーハーにしては「トンッ」と軽い音で、全体に量感が不足しており、やや中高音寄りのバランスであった。これは小さな仮設バッフルのせいで助長されているが、大きなバッフルに取り付けてもこの傾向があるラッパだ。それで、2メートル角のバッフルが必要という話が登場することになる。フィッシャー・ディースカウの声は硬質だが、説得力があってこの曲にはふさわしかった。4曲めの「ラインの伝説」では、シュヴァルツコップのソプラノが、鮮やかでありながら聴き馴染んだ声のイメージから外れることもなく、魅力的であった。また、ホーン・スピーカーならではの輝かしい金管で、オーケストラ全体も色彩豊かに聞こえた。
■ ディスク2「モーツァルト/女声歌曲集」
このソプラノはフォルテで声がハスキーっぽく感じられるような、少し変調がかった感じの音で録音されているのであるが、オイロダインによってそれが誇張されてしまった。やはり録音を選ぶ傾向のあるラッパである。この録音は後の編集までもがシンプルなのか、スタジオの残響による空気感のようなものが自然に記録されており、少し不鮮明だが古楽器のフォルテピアノの響きが美しい。そのあたりはオイロダインの克明さによってうまく表現された。
■ ディスク3「ヌブー&ハシッドのヴァイオリン」
SPの復刻はナローレンジでノイズもあるので、どんなスピーカーでも十分に再生出来るように思えるかもしれないが、実際には非常に難しい。それは、SP盤のころは再生装置による音響効果も計算に入れて音作りをしていたため、ディスクに入っている音をそのまま再生しただけでは不十分だからである。そのような録音の再生は邪道であるというのなら、ヌブーとハシッドだけでなく、エネスコ、ティボー、クライスラー、そして、全盛期のカザルスらの芸術を良い音で聴くという喜びが味わえなくなってしまう。ところが現実には、これらSP全盛期の録音は、特に弦楽器のソロに関して、現在の不自然な録音よりも好ましいというベテランのオーディオ愛好家が少なくない。それほど、当時の録音エンジニアの見識は優れていたのである。したがって、ディスクには半分しか入っていないヴァイオリンの音を補間する能力は、ラッパにとって非常に重要である。その点においてオイロダインはまずまずであった。ハシッドよりもヌブーが良く、やや金属質ながら、艶やかな美しさが勝った。
■ ディスク4「ショパン/ノクターン全集」
全般にオイロダインのピアノは音が明るすぎるように感じる。もっとも、実際にコンサート・ホールに足を運べば、生のピアノの音はかなり明るくて輝かしいので、オイロダインはそれなりに正しい音を再生しているということになる。このディスクにはアナログ録音とデジタル録音が混じっている。その差は極めてはっきりと聞き取れて、特にデジタルのピアノが明るかったが、この印象にはショパンのノクターンという曲の趣が影響したと思う。よく「オイロダインのピアノは硬い」と聞く。たしかに硬めで少し金属質たが、硬さによってリアルさと輝きが生み出されるというメリットもある。もっとも、アンプによっては聴き疲れする音になってしまうから難しい。
■ ディスク5「ムソルグスキー、ラベル/展覧会の絵、ボレロ」
冒頭の拍手は自然、かつ、臨場感豊かに広がりをもって聞こえた。これには音響レンズも一役買っていて、本来は前に出る傾向のある音像が、後方にも広がるように作用していた。低音がやや軽いのは同じであるが、ラベルの鮮やかなオーケストレーションを存分に楽しめた。よく、オイロダインとドイツの重厚な音楽であるワーグナーやブルックナーを結びつけて語る人がいるが、自分には特別に相性がいいとは思えない。オイロダインには案外カラフルなフランス物がぴったりで、昨年末までのオイロダインをメインにしていたとき、いったい何回クリュイタンスのラベルを聴いたのか数え切れないほどである。ワーグナーなら、むしろテレフンケンの O85 が極め付けのように思う。
■ ディスク6「ワルツ・フォー・デビー」
とにかく、はじけるようなベースの音に圧倒された。もっとボリュームを上げれば、すさまじい迫力になるにちがいない。スネアやハイハットも鮮明で、まるで見えるかのようだった。ジャズのピアノは音像が巨大で、自分にはどう再生されれば正しいのかイメージが持てないのだが、ショパンとは異なり、音色が明るいことはデメリットにはならなかった。
■ ディスク7「サラ・ボーン&クリフォード・ブラウン」
たぶんサラ・ボーンの声はもっと太く再生されなければならないのであろうが、自分にはそれなりに心地よく聞こえた。トランペットも雰囲気たっぷりに鳴ったし、全体にとても満足できた。
■■ まとめ ■■
このオイロダインの音色がそうであるように、ドイツの音はけっして金属的なモノクロームの世界ではなく、寒色から暖色までの豊かな色彩をもつ音である。米国系の音は暖色に偏っているために明るく、より鮮やかに感じるのに対し、ドイツ系の音は冷たい色も含んでいるために一聴すると地味なのだが、じっくりと聴けば、より色合いが豊富で表現の幅が広いことに気づくはずだ。オイロダインはジャズとクラッシックのどちらにもマッチする、さまざまな音色の出せるラッパなので、手間がかかることを除けば万人向けともいえる。予算とやる気があるのなら、初心者が買うのも悪くないと思う。入力抵抗が200オームもあるフィールドよりも、15オームのアルニコが無難だ。
ここで手短に説明できるほど簡単ではないが、オイロダインを使いこなすには、とにかくホーンを手なずけなければならない。マーラーでは良かったシュヴァルツコップも、ゼーフリートとのモラヴィア二重唱では、ホーンが共鳴するように聞こえてしまう部分がある。相性の悪い女声といえばフェリアで、もともとメガホンを付けたような声の傾向が誇張されてしまうのであるが、調整しだいではフェリアのグルックを、えもいわれぬリアルな声で楽しめるようにできるのも事実である。音響レンズはゴム・シート(追補:フェルトもある)を挟んで取り付けてあるので、デッドニングの効果もある。
個人的には、トランス結合を多用してナロー・レンジなアンプを作るという方向よりも、ホーンをある程度デッドニングするほうが賢いと思っている。まことに得難い、ズミクロン・レンズのごとき解像度を台なしにしないためである。また、無帰還アンプは普通のスピーカーでは顕在化しない部品のアラが出て失敗することが多いので、完璧に材料を吟味し尽くすのでない限り、軽くNFBをかけたほうが無難である。もっとも、ジャズを聴くにはそんな小細工は無用で、あるがままが一番よいのかもしれない。
ある弦楽ファンのオイロダイン・オーナーが、「以前のアルティックでは聞こえなかった、カルテットの冒頭で音が出る直前の気配が、オイロダインでは克明に感じられる」と話すのを聞いた。オイロダインの表現能力をみごとに言葉にしたと思う。このようなシリアスなリスニングには、音響レンズが無いほうが適しているが、オーケストラなどの大編成では、音響レンズがあったほうが音像が左右や後方に広がって自然になる。音質も多少はマイルドになるが、下記の評価が変わるほどの大きな差は無い。
ホワイト・ノイズ再生時の音圧の周波数分布
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■■ スペック ■■
: Weight : 重量
: Diameter : 外径
490 mm : Width : 幅
815 mm : Hight : 高さ
415 mm : Depth : 奥行き
: Depth of basket : バスケットの奥行き
: Voice coil diameter : ボイスコイルの直径
15 ohm : input impedance : 入力抵抗
50 - 18 kHz : Frequency range : 実用周波数帯域
70 Hz : Resonance frequency : f0
600 Hz : Crossover frequency : クロスオーバー周波数
(electrical crossover is 500 Hz)
Very high : Efficiency : 能率
■■ 評価 ■■
3 : Amount of bottom frequency : 重低音の量
4 : Amount of low frequency : 低音の量
7 : Amount of high frequency : 高音の量
5 : Amount of top frequency : 最高音の量
7 : Quality of lower frequency : 低音の質
6 : Quality of middle frequency : 中音の質
7 : Quality of higher frequency : 高音の質
4 : Frequency balance : 各音域のバランス
3 : Softness : 音のやわらかさ
6 : Brightness : 音の明るさ
7 : Clearness : 音の透明さ
8 : Reality : 演奏のリアル感
7 : Sound source image : 音像の明瞭さ
5 : Soprano : ソプラノ
5 : Baritone : バリトン
7 : Violin : ヴァイオリン
6 : Piano : ピアノ
7 : Orchestra (strings) : オーケストラ
8 : Brass : 金管楽器
4 : Big drum : 大太鼓の重低音
9 : Triangle : トライアングル
7 : Perspective of applause : 拍手の臨場感
8 : Snare drum : スネアドラム
8 : Jazz base : ジャズ・ベース
5 : Jazz vocal : ジャズ・ボーカル
6 : Aptitude for Classic : クラッシックへの適性
8 : Aptitude for Jazz : ジャズへの適性
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10222
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乱聴録【其ノ二】テレフンケン(ブルー・フレーム) TELEFUNKEN Ela L6
(2007年10月28日)
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10223
TELEFUNKEN Ela L6 10インチ・フルレンジ
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テレフンケンは1903年に皇帝ヴィルヘルム2世の命により、SIEMENS & HALSKE と AEG によって共同設立された無線分野を開拓するための会社で、社名は遠隔を表す「テレ」と火花や電波を表す「フンケン」に由来する。ちょうどクラングフィルムよりも四半世紀早く、同じ2社によって設立されたこの会社は、現在のオーディオ界ではスピーカーよりも真空管で有名であるが、なんといってもラジオでの成功が顕著であり、膨大な数の機器を製造した。また、テープ・レコーダーの開発でも、オーディオ界に多大な貢献をした。
このユニットは数発を並べたフルレンジ、あるいは10個以上を並べて小型のホーン・ツィータと組み合わせた2ウェイとして、主にPA用途で使われた。一部はモニター用として使われたものもあり、幅広く用いられた割には数が多くないように思う。濃いブルーに塗装されたバスケットは、ジーメンスの10インチユニットのような薄いアルミではなく、肉厚でガッチリとしている。この塗装色から「ブルー・フレーム」などと呼ばれるようになった。最も美しいラッパの一つである。
青いフレームと赤いダンパーのフランジ
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この記事では青いテレフンケン、あるいは単にテレフンケンと呼ぶことにする。コーン紙はエクスポーネンシャル形状で、中央の赤色いキャップが乳首のような形状であることから「レッド・ニップル」とも呼ばれる。このユニットのフルレンジ再生は、オイロダインと切り替え比較をしても十分に聴きごたえがあるほどで、音質もドイツ製スピーカーの典型である。このユニットの試聴はアルニコのオイロダイン(KL-L439)と比較しながら、平らなマグネットのもの2個で行なった。
赤く乳首のようなセンター・キャップ
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■ ディスク1「マーラー/子供の不思議な角笛」
最初の「死んだ鼓手」では、冒頭の大太鼓がオイロダインよりも量感があることに驚いた。逆にいえば、小さな仮設バッフルに取り付けられたオイロダインの量感が不足しているのだが、さらにちっぽけな箱に入れらたテレフンケンが勝るのだから、やはり低音は優れていると判断できる。皮肉っぽい歌詞を歌う表情豊かなフィッシャー・ディースカウの声は自然に再生され、やや誇張のあるオイロダインよりも好感がもてる音であった。オーケストラはホーン型のオイロダインほど鮮やかではないが、すべての楽器のパートが十分に楽しめた。4曲めの「ラインの伝説」ではシュヴァルツコップのソプラノが少し艶の無い声に感じられた。
■ ディスク2「モーツァルト/女声歌曲集」
オーディオ愛好家というものは、名曲の名演奏にこだわるあまり、一部の楽曲ばかりを聴くという傾向がある。自分も同じであったが、最近は無知を反省してブリリアントの全曲集を多量に聴いている。このディスクも同レーベルのモーツァルト全集170枚組のなかの1枚である。ブリリアントのプロデューサーは歴代の演奏に造詣が深いらしく、最近もショパンの全曲集に驚かされた。なんと、1903年に録音されたプーニョの演奏が含まれているのである。同レーベルは安価な全曲集専門で、全般にコストのかかるメジャーな演奏家の新しい録音は無いが、マイナーな録音や古い録音から意味のある選択をしている。この女声歌曲集はとてもシンプルな録音で、古楽器のフォルテピアノは良い音だが、ソプラノがフォルテで少し歪んでハスキーに聴こえる傾向がある。この歪むような声の変化が、ラッパによって様々に聞こえるのが興味深い。演奏にはシュヴァルツコップとギーゼキングのような豊かな表現を望むべくもないが、典雅な雰囲気があって悪くない。
モーツァルトのボックス・セットと試聴用のCD
「モーツァルト/女声歌曲集」からは10曲目の「Abendempfindung」(夕べの想い)」をいつも聴くことにしている。ソプラノはフルレンジでは物足りないことが多いが、このユニットはまずまずで、10インチのフルレンジとしては優れている。ソプラノの声の歪みはオイロダインほど強調されず、平均的であった。ただし、テレフンケンでは本来エレガントであるはずのソプラノが、少しだけたくましく感じられてしまった。空気感や古楽器のフォルテピアノの美しい響きは、明らかにオイロダインの方が優れていたが、テレフンケンでもそれなりに味わえた。
■ ディスク3「ヌブー&ハシッドのヴァイオリン」
ヴァイオリンでは、ホーンによる音作りに秀でたオイロダインとかなり差がついたが、それでも10インチのフルレンジとしては上々の表現力であった。ヌブーよりもハシッドが良く、厚みのある音で充実していた。
■ ディスク4「ショパン/ノクターン全集」
フルレンジ・ユニットにとってヴァイオリンの再生が難しいのに対し、ピアノは全般に得意なジャンルのようで、このテレフンケンもピアノは優れていた。右手の響きが華やかなオイロダインも良かったが、少しカンカンした金属的なところがあって、むしろテレフンケンのほうが好ましく感じられた。テレフンケンのピアノには 42006 のような愁いはなく、ショパンのノクターンにはやや健康的すぎる音ではあるが、バランスのとれた、それなりに華のある響きを聴かせてくれた。デジタル録音とアナログ録音の差もはっきりと聞き取れた。
■ ディスク5「ムソルグスキー、ラベル/展覧会の絵、ボレロ」
冒頭の拍手はフルレンジ・ユニットには厳しいものだが、会場にひろがって行く雰囲気がまずまず自然に聴けた。フィナーレのキエフの大門でも、分厚い低音に支えられたオーケストラのピラミッドが崩れることは無く、余裕さえ感じられたのはさすがであった。繊細感には乏しいが団子にはならず、ブラスの輝きはそれなりにあり、トライアングルもきちんと再生された。
■ ディスク6「ワルツ・フォー・デビー」
やはりフルレンジ・ユニットには厳しいスネアドラムだが、このテレフンケンはかろうじて合格点で、いちおうそれらしく聞こえた。ピアノはドイツのユニットとしては明るく健康的な音色がマッチして、ショパンよりも良かった。ウッドベースは量感と弾力感がすばらしく、10インチとしては最高の部類であった。
■ ディスク7「サラ・ボーン&クリフォード・ブラウン」
この録音では、テレフンケンはほとんどのパートでオイロダインよりも好ましい音を出した。とくに、サラ・ボーンのボーカルは出色で、全体的な音の雰囲気も演奏にマッチしていたので、これなら、755A をはじめとする米国系のラッパを気にして横目でにらむ必要は無いだろう。
■■ まとめ ■■
みるからによい音がしそうなユニットだが、やはり優れた再生能力をもっていた。テレフンケンはエクスポーネンシャル形状のコーンの発明など、黎明期のスピーカー開発をリードしたメーカーであり、当然ながらスピーカーの製造では最高の技術をもっていた。「そのテレフンケンでもっとも実用的なラッパではないか?」というのが、試聴を終えた自分の感想である。同様な10インチのSIEMENSに比べると力強く元気な音で、男性的に感じられるかもしれない。
下の周波数分布を見ればわかるように、高域はの伸びはドイツのフルレンジとしては標準的より上だが、さらに8kHz前後を持ち上げて聴感上の満足を得るという、典型的な音作りもしてある。また、周波数分布は少しデコボコしていて、それによる癖が力強さにつながっているようだ。能率は非常に高く、音に多少の荒さはあるものの、驚くべき実力を持つラッパだ。なお、2ウェイにすることで荒さは解消できるだろう。
小さなうねりはあるがワイドレンジな周波数分布
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■■ スペック ■■
2.2 kg : Weight : 重量
247 mm : Diameter : 外径
213 mm : Edge diameter : エッジの外径
188 mm : Cone diameter : コーンの外径
138 mm / 128 mm : Depth : 奥行き
78 mm : Depth of basket : バスケットの奥行き
30 mm : Voice coil diameter : ボイスコイルの直径
2 ohm : Voice coil DC resistance : ボイスコイルの直流抵抗
60 - 15 kHz : Frequency range : 実用周波数帯域
59 Hz : Resonance frequency : f0
Very high : Efficiency : 能率
■■ 評価 ■■
3 : Amount of bottom frequency : 重低音の量
5 : Amount of low frequency : 低音の量
6 : Amount of high frequency : 高音の量
4 : Amount of top frequency : 最高音の量
5 : Quality of lower frequency : 低音の質
5 : Quality of middle frequency : 中音の質
4 : Quality of higher frequency : 高音の質
7 : Frequency balance : 各音域のバランス
4 : Softness : 音のやわらかさ
7 : Brightness : 音の明るさ
3 : Clearness : 音の透明さ
5 : Reality : 演奏のリアル感
7 : Sound source image : 音像の明瞭さ
4 : Soprano : ソプラノ
6 : Baritone : バリトン
5 : Violin : ヴァイオリン
5 : Piano : ピアノ
5 : Orchestra : オーケストラ
5 : Brass : 金管楽器
5 : Big drum : 大太鼓の重低音
5 : Triangle : トライアングル
5 : Perspective of applause : 拍手の臨場感
4 : Snare drum : スネアドラム
6 : Jazz base : ジャズ・ベース
8 : Jazz vocal : ジャズ・ボーカル
4 : Aptitude for Classic : クラッシックへの適性
8 : Aptitude for Jazz : ジャズへの適性
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10223
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乱聴録【其ノ三】クラングフィルム KL42006 KLANGFILM, TELEFUNKEN Ela L45
(2007年10月28日)
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10224
初期の台座が付いた 42006
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クラングフィルムでは、1920年代後半のライス&ケロッグ型に次いで古い、この1930年代前半の形状をとどめるセンター・スパイダー型のラッパが、戦後になってアルニコの時代に移り変わるまでの長い間、フルレンジ・スピーカーの王座を守りぬいた。42006 はそれだけ完成度が高く、決定版であったということである。さらに、磁気回路が巨大で外観が立派なこともあって、42006 は現在でも最高のフルレンジとされているのだから、ラッパは1930年代前半から進歩していないと、この一面ではいえることになってしまう。この古風な姿をしたラッパが現在でも入手可能で、そのうえ、すばらしい音を出してくれるということは、ヴィンテージ・オーディオにおける最高の喜びのひとつである。
俗に ZETTON と呼ばれているようだが、KLANGFILM ZETTON システムのメイン・スピーカーは、別の12インチモデルである。型番は42002〜42004あたりの可能性が高い。(その後の調査によって、ZETTONについの記述が誤りだったことが判明したので、訂正させていただいた) 42006 はトランク・ケースに組み込んで、ポータブル映写システムに多用されたため、製造数が多く、現在でもクラングフィルムのフィールド型としては、最も数が多いラッパである。したがって、入手は比較的容易だが、すでにかなり高額になってしまっているだけでなく、さらに高騰しそうな勢いである。
シリアルが4万台の初期ユニットは、ガスケットのフェルトが美しい紺色をしている。そのなかには、上の写真のような台座が付いているユニットがある。42006 は磁気回路が非常に大きくて重い割りにフレームが薄い鉄板なので、少しの衝撃で変形してしまう恐れがあるから、この台座が省略されてしまったのは残念である(その後、7万台で台座付きのものを目にした)。6万台になるとフェルトは灰色になるが、代わりにレモン・イエローの半透明塗料が磁気回路の防さび用として塗布されている。下の写真の左側のユニットがそれで、タグには1938年と記されている。旧ドイツによるチェコスロバキア併合が始まった年であり、大戦前夜の優れた品質の製品が生み出された時代でもある。
シリアルが6万台(左)と11万台(右)の 42006
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10224_802.jpg
右側はシリアルが11万台で、第二次大戦中の製造と思われるが、品質は意外に高く、物資不足による粗悪な製品のイメージとはほど遠いものである。1945年のオイロダインと同様に、クラングフィルムの七不思議だ。その後、クラングフィルムのモデル・ナンバーが大戦中までの5桁から、1945年ごろの4桁を経て3桁になるのにしたがい、KL-L305 と改められたが、ラッパにこれといった変化は無かった。
42006 の初期には TELEFUNKEN ブランドの Ela L45 という同型のラッパがあった。黒いチジミ塗装、緑色のフェルト、センター・スパイダーのすき間に輝く銅メッキのポールピース。そういったパーツでいっそう魅力的に見えるラッパだが、最大のちがいはコーン紙にある。これまでに入手した2本は、どちらもコーン紙が少し茶色がかっていて質感がちがい、音も少しだけ柔かい印象であった。また、ボイスコイルの直流抵抗も14オーム程度と多少高かった。とはいえ、42006と異なる評価を与えるほどの差は無いので、いっしょにまとめてしまった。試聴は11万台のラッパを中心に、他も少しだけ聴きながら行った。
テレフンケンの Ela L45
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10224_803.jpg
■ ディスク1「マーラー/子供の不思議な角笛」
死んだ鼓手の大太鼓は青いテレフンケンと同じくらいの量感であるが、口径が大きいためか余裕を感じる。フィッシャー・ディースカウのバリトンはオイロダイン以上にリアルで凝縮感があり、ゾクゾクするほどであった。トライアングルやピッコロなど、細かい音も一とおり聞き取れた。ソプラノは軟らかく聞きやすいが、ほんの少し物足りなかった。それでも、シュバルツコップらしい声には聞こえた。途中のバイオリンソロは艶が控え目だが良い感じであった。古色蒼然たる見かけよりもずっと Hi-Fi 的だったのは確かである。
■ ディスク2「モーツァルト/女声歌曲集」
ホールトーンなど、古楽らしい空間の雰囲気は弱かったが、ニュアンスはそれなりに聞き取れた。ソプラノも地味で、ソプラノがフォルテで声が割れるような録音が歪むようなところは、濁ってしまってニュアンスがはっきりと聞き取れなかった。とはいえ、声がソフトで聞きやすかったこともあり、聴いていて悪い気分ではなかった。
■ ディスク3「ヌブー&ハシッドのヴァイオリン」
ヌブーとハシッドはあふれる才能をもつバイオリニストであったこと、そして、若くして命を失ったことで共通している。大二次大戦の初期に行われたブルムラインの装置による録音は、SP時代の頂点ともいえる出来であり、赤レーベルに金泥が輝くヌブーのHMV盤は、ヴァイオリン・ディスク史上の宝石である。ハシッドのほうはエビ茶色のレーベルで、同じ HMV盤でも趣が異なるのだが、念のためにSP盤を取り出して確認したところ、やはりブルムラインの装置を示す□の刻印があった。ウエスタンエレクトリックの装置なら△の刻印である。17才でハシッドが録音したタイスの瞑想曲を HMV の 203型蓄音機で聴くと、「クライスラーが200年に一度の逸材と絶賛した彼のビロードのごとき手で奏でれば、このありきたりに聴こえがちな曲がなんという深い美しさをたたえるのであろうか」と、思わずにはいられない。それほどの美音は望まないにせよ、この録音のバイオリンをフルレンジ・ユニットで満足に再生するのは意外に難しく、試聴にはもってこいである。
ヴァイオリニストに多い早逝の天才である二人
一聴からしてヌブーはいまひとつであった。高域に蓄音機的な華やかさが無く、電蓄的(当り前だが)であった。ちなみに電蓄とは電気蓄音機のことで、シャキッとした機械式の蓄音機の音に対し、ブーミーな音とされている。ハシッドはまずまずであったが、どうも古いヴァイオリンとは相性が悪いのかもしれない。試しにローラン・コルシアを聴いてみたところ、なかなか良い雰囲気であった。どうもヴァイオリンに関しては新しい録音のほうがマッチするようである。
■ ディスク4「ショパン/ノクターン全集」
録音年代の差はオイロダインほどではないが、はっきりと聞き取れた。音にはかげりがあって、ショパンのノクターンらしい雰囲気を味わうことができた。オイロダインは、20番で音が明るすぎて違和感があった。42006 も全体に少し誇張された感じはしたが、19番では音が少し不安定でいっそうアナログ的に聞こえる効果が生じて、この CD にはマッチしていた。高音は音程によって音色が異なるばあいがあり、調律師だったら気になるであろう。いかにも敏感なフルレンジらしい魅力的なピアノで、ソプラノが地味なのと対象的であった。
■ ディスク5「ムソルグスキー、ラベル/展覧会の絵、ボレロ」
一応フル・オーケストラもちゃんと聞けたし、チューブベルや大太鼓も悪くなかった。トライアングルなど細かい音も聞き取れた。しかし、音場はダンゴ気味になってあまり広がらなかった。もっと大きなバッフルなら良かったのかもしれない。やはり、「フル・オーケストラではツィーターが欲しくなるな」という印象をもった。量感はけっこうあって、ズシンと来た。拍手はダクトを耳に当てて聴いたような、遠くのジェット機の騒音にも似た、変調された感じの音であった。
■ ディスク6「ワルツ・フォー・デビー」
田舎に行くとコイン精米機というのがあって、玄米から精米し立ての米を食べるために利用されている。コイン精米機の動作中は「ザーザー」とも「ジャージャー」ともつかない音が響くのだが、42006 のスネアドラムは、まるでこの音のようであった。ハイハットはまずまずで、ピアノはリアルだが誇張された感じであった。ベースはオイロダインのような弾ける感じではなく、普通という印象を受けた。
■ ディスク7「サラ・ボーン&クリフォード・ブラウン」
クリフォード・ブラウンのミュートを付けたトランペットは、なんともいえない哀愁を帯びた響きであった。少しマイルドに過ぎるきらいはあるが、けっしてあいまいではなく、音のくま取りははっきりとしていた。ボーカルは声が浮き出て良かった。
■■ まとめ ■■
この量産ユニットとしては最も古い形状のフルレンジは、はたして Hi-Fi に使えるのであろうか? その答えは YES でもあり NO でもある。意外にレンジは広く、音の透明感もそれなりにある。往年の名録音ならオーケストラも含めておおむね良好だが、大編成の新しい録音はおもしろくない。フルレンジで高域を補うために良くある 8 kHz 付近のピークは比較的弱く、素直な特性である。したがって、自然で大人しい音である。
Hi-Fi 用ではなく、能率重視の古い設計だが、センタースパイダでショートボイスコイルという、軽い音原らしい敏感な音で、俗にいうハイスピードの典型だろう。いっぽうで巨大なフィールドらしい中音域の凝縮感もあった。低域はやや甘くて使いやすく、オイロダインよりも容易に低音の量感を出すことができる。男性ボーカル専用にモノで使えば最高か? ツィーター無しで満足できるかどうかは、聴く人の感性やポリシーによるが、平均的な米国系の12インチ・ユニットよりもはるかにワイドレンジなことは確かである。娘が借りてきたヒラリー・ダフの DVD を、なんの違和感も無く再生出来たことを付け加えておく。さすがに映画用のラッパだ。
初期の台座が付いたラッパは f0 が 70 Hz と少し高く、後期のものよりも低音が軽く感じられた。テレフンケンは少しだけ柔かい音で、42006 にもかすかにある、SIEMENS 系のフルレンジに特徴的な音の硬さが目立たなかった。さて、だいぶ長くなったが、42006 についてはあまりに書くべきことが多いので、続きは稿を改めて別の書き物にまとめることにする。
11万台のユニットの周波数分布
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10224_805.jpg
■■ スペック(42006)■■
6.8 kg : Weight : 重量
296 mm : Diameter : 外径
263 mm : Edge diameter : エッジの外径
236 mm : Cone diameter : コーンの外径
193 mm : Depth : 奥行き
88 mm : Depth of basket : バスケットの奥行き
38 mm : Voice coil diameter : ボイスコイルの直径
10 ohm : Voice coil DC resistance : ボイスコイルの直流抵抗
2.7 k ohm : Field coil DC resistance : フィールドコイルの直流抵抗
50 - 12 kHz : Frequency range : 実用周波数帯域
67 Hz : Resonance frequency : f0
Very high : Efficiency : 能率
■■ 評価 ■■
4 : Amount of bottom frequency : 重低音の量
5 : Amount of low frequency : 低音の量
5 : Amount of high frequency : 高音の量
2 : Amount of top frequency : 最高音の量
6 : Quality of lower frequency : 低音の質
7 : Quality of middle frequency : 中音の質
5 : Quality of higher frequency : 高音の質
7 : Frequency balance : 各音域のバランス
6 : Softness : 音のやわらかさ
4 : Brightness : 音の明るさ
4 : Clearness : 音の透明さ
4 : Reality : 演奏のリアル感
7 : Sound source image : 音像の明瞭さ
4 : Soprano : ソプラノ
8 : Baritone : バリトン
4 : Violin : ヴァイオリン
8 : Piano : ピアノ
4 : Orchestra : オーケストラ
4 : Brass : 金管楽器
6 : Big drum : 大太鼓の重低音
3 : Triangle : トライアングル
2 : Perspective of applause : 拍手の臨場感
2 : Snare drum : スネアドラム
6 : Jazz base : ジャズ・ベース
8 : Jazz vocal : ジャズ・ボーカル
5 : Aptitude for Classic : クラッシックへの適性
6 : Aptitude for Jazz : ジャズへの適性
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10224
▲△▽▼
乱聴録【其ノ四】シュルツ KSP215 SCHULZ
(2008年3月20日)
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10225
左がフェライト、右がアルニコの KSP215
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10225_801.jpg
シュルツ(W. Schulz Elektroakustik/Mechanik)は東ベルリンで第二次大戦後の数十年間にわたり、レコーディング・スタジオや放送局のモニター用スピーカーなどを製造していたオーディオ機器メーカーである。プロ用のみであったためにどの機種も製造数が少なく、市場でも見かけることが少ない。エテルナ・レーベルなどで有名なシャルプラッテンも、モニター・スピーカーとしてシュルツを用いていたので、エテルナの優れた音質にシュルツのスピーカーが深くかかわっていたにちがいない。シュルツは独特な構造の大型コアキシャル O18(TH315)で有名だが、KSP 215 も小さいながら風変わりなラッパである。
まず、エッジが発泡ネオプレンゴムである。このようなスポンジ状のエッジは、英ローサー製 PM6 のエッジがボロボロになって痛い目にあった身としては不安であるが、指で押してみると軟らかく、まったく劣化していないように見えるから不思議だ。つぎに、ダブルコーンの中心のボイスコイル・ボビンのところに樹脂性のキャップが接着されていて、ちょうどソフトドーム・ツィーターのようになっている。それらに深緑色の塗装も加わることで、特異な外観になっている。
KSP215 にはアルニコとフェライトのもの(KSP215K)があって、磁石以外の構造や音も若干異なる。アルニコにはコルゲーションが1本あるほか、ドームとなるキャップがボイスコイル・ボビンに接するように接着されている。フェライトにはコルゲーションが無く、キャップは大きめでボイスコイル・ボビンから少し離れたコーン紙に接着されている。フェライトのほうが KSP215 の個性をより強く持っているので、試聴はフェライトで行い、少しだけアルニコと比較してみることにした。
上がフェライト、下の二つがアルニコの KSP215
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10225_802.jpg
■ ディスク1「マーラー/子供の不思議な角笛」
フィッシャー・ディースカウはかなりマイルドで明るい声に聴こえた。最近のナチュラル派をうたうスピーカーで聴く彼の声にもこのような傾向があるが、彼の生演奏を聴いたことがある耳にとっては、テレフンケンのほうがずっと真実に近い声に感じられた。明らかにシュルツのほうが歪みが少ないのだが、歪みが少ないほど原音に近く聞こえるという比例関係は、多くのばあいに成立しない。この解離によって、原音追求が冬の旅になるのである。
ソプラノもじつにきれいだが薄味で、円熟期のシュヴァルツコップの声がずいぶんと可愛らしく聴こえてしまってもの足りなかった。もっと無垢なソプラノなら、チャーミングに聞こえるシュルツの音が似合うことだろう。
いっぽう、伴奏は全般に優れていた。大太鼓はテレフンケンほど量感はないものの、オイロダインのように倍音成分が勝ってトンッと軽くはならず、低くとどろく感じがある程度出ていた。8インチとしては最高の部類だろう。オーケストラの分離は、さすがといえるほどであった。シングルコーンならステレオの定位や分離が必ず良い、というのは誤りである。コーンは複雑な分割振動をしており、定位に大きウエイトを占める中高音ではとくに、音源の位置が複雑になる。10 kHz の波長 3.4 cm に対してコーンは大きく、位相を乱すのに十分だ。シュルツはセンターのドームが有効に機能している印象である。ストリングも見通しが良くてとてもなめらかであったが、ウエットに感じた。
■ ディスク2「モーツァルト/女声歌曲集」
このディスクはシュルツで好ましく聴くことができた。ソプラノの歪はそのままストレートに聴こえたが、清らかさがあって不快ではなかった。箱庭的で狭い印象ではあったが、録音された場所の空間を感じることができた。
■ ディスク3「ヌブー&ハシッドのヴァイオリン」
シュルツはこの古いヴァイオリンの録音には向かないようである。最新の高級なラッパで聴いたときのような、つまらない音であった。
■ ディスク4「ショパン/ノクターン全集」
なにかで「アシュケナージが来日した際にパハマンのSPレコードを探し求めた」というような文章を読んだのだが、出典を忘れてしまって思い出せない。それはあやふやな記憶だが、このノクターン全集を聴くとパハマンの幽幻な演奏とのつながりを感じるのは、二人のファースト・ネームがともにウラジミールだからというわけではないだろう。このディスクの録音は1975年と1985年に行なわれており、その間にはアナログからデジタルへの録音方式の変遷があった。このため、このディスクではアナログ録音とデジタル録音が混在しており、デジタル・リマスターによって音質の差を無くそうと努力してはいるものの、明らかにちがう音に聴き取れる。この音質の差がどのように感じられるか、というところが、このディスクによる試聴の妙味である。
アシュケナージのノクターン全集(SPレコードはパハマンのノクターン)
ほかのドイツのフルレンジのように、ピアノが特に良く聞こえるラッパではなかった。デジタル録音は冴えた高音が広がることでアナログ録音との差をはっきりと感じた。
■ ディスク5「ムソルグスキー、ラベル/展覧会の絵、ボレロ」
冒頭の拍手はとても自然で、さざ波のように広がる様子が見事に再現された。周波数レンジが広く、すべてのパートをきちんと聞き取れたが、迫力には欠けていた。ステレオ感は最高で、特筆すべき再現性であった。
■ ディスク6「ワルツ・フォー・デビー」
スネアドラムはフルレンジとしては最高で、「これ以上きちんと再生できるユニットは存在しないのでは?」と思うほど優れていた。ベースもきちんと再生されたが、少しお上品な印象であった。ピアノの音もきれいであったが、もともと人工的に録音されている音像が、定位が明確なせいで不自然さが増してしまったようである。
■ ディスク7「サラ・ボーン&クリフォード・ブラウン」
全体に過不足なく再生し、優等生的だったが、すべてがきれい事になってしまう傾向があった。
KSP215K(フェライト)のラベル
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10225_804.jpg
■■ まとめ ■■
はじめの一音から、普通のラッパとは明らかに異なる印象を受けた。ドイツのフルレンジとは思えない異端児で、その音はスペンドールやセレッションなど、英国のブックシェルフを連想させた。能率は低めで、こちらから聴きに行けばすばらしい音が出ているが、受身では弱い印象の音であった。ヘッドホン的に、近距離で音像に頭を突っ込むようにして聴けば、ものすごい音像定位を味わえた。非常に優れた特性のラッパで、減点法なら最高得点となるのだが、魅力に欠ける面があることも否めない。やはり、まごうかたなきモニター・スピーカーである。
アルニコの音はフェライトを7割、RFT のフルレンジを3割でブレンドした、というような印象であった。f0 が高いこともあって、普通のラッパに近い鳴りっぷりなので、アルニコのほうが使いやすいだろうが、個人的にはより個性的なフェライトを手元に置いておきたいと思う。
もし、目の前で歌うフォークや歌謡曲などの女声ボーカルを、くちびるのウエットささえ感じらるほどに聴くことが目的なら、このラッパを至近距離で使うのが最高の選択かもしれない。おそらく、歌手の声は普通よりも可愛らしく聞こえるであろう。シュルツはまったく同じ作りで5インチ口径の、テープレコーダー内蔵用のモニターも製造したので、聴いてみたいところである。
KSP215K(フェライト)の音圧の周波数分布
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10225_805.jpg
■■ スペック ■■
Ferrite, AlNiCo
1.35 kg, 1.15 kg : Weight : 重量
215 mm, 213 mm : Diameter : 外径
195 mm, 195 mm : Edge diameter : エッジの外径
170 mm, 165 mm : Cone diameter : コーンの外径
93 mm, 110 mm : Depth : 奥行き
56 mm, 68 mm : Depth of basket : バスケットの奥行き
32 mm, 32 mm : Voice coil diameter : ボイスコイルの直径
4.7 ohm, 4.1 ohm : Voice coil DC resistance : ボイスコイルの直流抵抗
40 - 20 kHz (Ferrite) : Frequency range : 実用周波数帯域
48 Hz, 62 Hz : Resonance frequency : f0
Middle low : Efficiency : 能率
■■ 評価 ■■
3 : Amount of bottom frequency : 重低音の量
4 : Amount of low frequency : 低音の量
6 : Amount of high frequency : 高音の量
5 : Amount of top frequency : 最高音の量
5 : Quality of lower frequency : 低音の質
5 : Quality of middle frequency : 中音の質
5 : Quality of higher frequency : 高音の質
6 : Frequency balance : 各音域のバランス
8 : Softness : 音のやわらかさ
5 : Brightness : 音の明るさ
7 : Clearness : 音の透明さ
3 : Reality : 演奏のリアル感
9 : Sound source image : 音像の明瞭さ
4 : Soprano : ソプラノ
3 : Baritone : バリトン
5 : Violin : ヴァイオリン
5 : Piano : ピアノ
5 : Orchestra : オーケストラ
4 : Brass : 金管楽器
5 : Big drum : 大太鼓の重低音
6 : Triangle : トライアングル
7 : Perspective of applause : 拍手の臨場感
6 : Snare drum : スネアドラム
2 : Jazz base : ジャズ・ベース
3 : Jazz vocal : ジャズ・ボーカル
6 : Aptitude for Classic : クラッシックへの適性
2 : Aptitude for Jazz : ジャズへの適性
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10225
▲△▽▼
乱聴録【其ノ五】ジーメンス革エッジ12インチ・フィールド SIEMENS
(2008年4月19日)
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10226
皮エッジの12インチ・フィールド型。緑のフェルトはオリジナルではない
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10226_801.jpg
日本では公式に「シーメンス」とされている SIEMENS だが、オーディオ愛好家にとっては、最高のオーディオ機器を製造していたころの1966年までの名前であるジーメンス&ハルスケ(SIEMENS & HALSKE)が記憶すべき名称だ。Halske とともに同社を創業した Ernst Werner von Siemens は、電気機関車などの発明で有名だが、マイクロフォンやスピーカーの動作原理となっているムービング・コイルの発明者でもあることを忘れてはいけない。そういったわけで、オーディオの話題ではジーメンスと表記することをご容赦いただきたい。
磁気回路は小さく、42006 と比べると貧弱に見える
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10226_802.jpg
ジーメンスは同社と AEG で共同設立したテレフンケンと密接に関連してスピーカーの開発、製造を行ったので、両社のラッパはどちらのブランドなのか判然としないところがある。この皮エッジの12インチも同様だ。フィックスド・エッジの12インチは、1930年代後半のテレフンケン製高級ラジオに内蔵されていたことからテレフンケン製とされているが、下の写真に示すドイツのスタジオ・モニターの原器ともいえるラッパは、革エッジのユニットを用いて、SIEMENS のエンブレムが付いている。この系統のユニットをジーメンスのラッパとするのか、あるいはテレフンケンとするのかは難しいが、おおむね初期のものがテレフンケンで、1930年代末ごろからの中期以降のものがジーメンスといったところだ。
つい立型をした SIEMENS のスタジオ・モニター
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10226_803.jpg
この皮エッジの12インチはフィックスド・エッジより数年後の1940年ごろにごく少数が製造され、主にスタジオ・モニターとして用いられたと思われるが、入手したラッパには映画スクリーンの飛まつと思われる白点があるので、劇場でも使われたのだろう。ひょっとすると試聴したペアはテレフンケン・バージョンで、元から L45 のような緑色のフェルトであったのかもしれない。
終戦前後には皮エッジのままアルニコ化され、さらにアルミ・コーンのツィーターを加えた同軸ユニットも製造された。いずれのラッパも、現存している数は非常に少ない。下の写真は上のスタジオ・モニターのユニットで、こちらの灰色のフェルトはオリジナルである。ただし、このユニットは皮エッジが縮んで変形しており、大手術が必要なために試聴できなかった。
修理中のスタジオ・モニターのユニット
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10226_804.jpg
エッジの皮は幅が広く、明らかにフィックスド・エッジを手作業で切断して製造したものである。同じ12インチの 42006 が能率最優先のショート・ボイスコイルで大振幅時の歪みを容認した設計であるのに対し、このラッパはロング・ボイスコイルで能率が低く、高忠実度再生をねらった設計である。下の写真はボイスコイルがかなり飛び出して見えるが、これでもボイスコイルの位置はほぼ中央で、正しく調整された状態である。磁気回路のギャップの深さが 5 mm しかないのに、なんと、ボイスコイルの幅は 11 mm と2倍以上もあるのだ。この時代にコーンの振幅をそんなに広く想定していたとは思えないので、かなりの無駄があり、なぜこのような設計をしたのかは謎だ。
不必要と思われるほど長いボイスコイルで能率は低い
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10226_805.jpg
■ ディスク1「マーラー/子供の不思議な角笛」
冒頭の大太鼓の一発で衝撃を受けた。これはただならぬラッパだ。フィールドの小さい貧相な外見からは想像できない、床を揺るがすような重低音に、オーディオ的な快感を禁じえなかった。オイロダインはまったくかなわない。大太鼓以外のパートも大口径フルレンジとしては不思議なくらい団子にならず、さわやかさがあって魅力的であった。少しメローで聴きやすい声の音質ながら、ディースカウはディースカウらしく、シュヴァルツコップはシュバルツコップらしく聴こえた。
■ ディスク2「モーツァルト/女声歌曲集」
独特の艶とまろやかさのあるソプラノで、夕べの想いはロマンティックな雰囲気に浸れた。やはりフルレンジなので、ホーンのような華やかさやリアリティには欠けるが、これはこれで、うっとりできる。この録音の独特な癖は少し潜められるが、区別ははっきりしていた。やはり、メローでありながら分解能のある不思議な音で、荒々しさのあるテレフンケンとは対照的であった。
■ ディスク3「ヌブー&ハシッドのヴァイオリン」
同じ高価なフィールドの12インチということで、どうしても比較してしまうが、42006 よりもずっと良かった。ヌブーのこの録音は理屈抜きで美しく、耽美的に聴けた。それでそのまま、なにも考えずに最後まで聴き続けてしまった。このラッパが持つ高域の甘さが、ヴァイオリンの SP 復刻ではすべて良い方向に作用していた。
■ ディスク4「ショパン/ノクターン全集」
このディスクのみ、愁いのある 42006 の音に軍配があがった。十分に雰囲気はあったのだが、ピアノはもう少し辛口のフィックスドエッジのほうが「らしく」聴こえる、ということなのだろう。分解能は申し分なく、アナログとデジタルの差もはっきりとわかる。巻線の低音はすばらしく、テレフンケンが軽々しく聞こえてしまうほどであった。
■ ディスク5「ムソルグスキー、ラベル/展覧会の絵、ボレロ」
録音嫌いで有名であったチェリビダッケは、個性派ぞろいの指揮者のなかでも、極め付けの一人といえるだろう。録音の人為的な編集を不正なものとした指揮者の意志の表れか、このディスクもあまり加工臭のしない好感のもてる音作りだ。人工調味料をふんだんに入れた惣菜のような録音に麻痺してしまった耳には、ゆっくりとしたテンポの展覧会の絵がスローフードのように心地よいだろう。もちろん、1990年代の新しい録音なので十分に Hi-Fi であるし、管弦楽の編成も大きいので、一般的なオーディオの試聴にも適したディスクであると思う。演奏前後の拍手も自然な雰囲気で録音されいる。
チェリビダッケの展覧会の絵とボレロ
拍手の不思議な音場に驚いた。スピーカーの上方にふんわりと広がるプレゼンスに、思わず高いところにある別のスピーカーが鳴っているのか?と腰を浮かせてしまった。それが、信号をモノラルにミックスすると、ぴたりと真ん中に置いてあるテレフンケンから音が出てくるように聞こえるから見事だ。シュルツの KSP215 ほうがより正確にステレオの音場を再現していたはずだが、こちらのほうがずっと広がりがあって魅力的だ。これも皮エッジの効果だろうか?
拍手ばかりでなく、オーケストラもすばらしい音で、この一連の試聴で初めて全曲を聴いてしまった。能率がやや低めなので、それなりにパワーが必要だが、EL34 シングルの8ワットでも不足しなかった。キエフの大門も伸びやかで破綻がなかったが、少しこじんまりとした感じであった。
■ ディスク6「ワルツ・フォー・デビー」
42006 では厳しかったハイハットだが、このラッパではまずますの出来であった。ピアノは角の取れた音でリラックスして聴くことができた。ベースはオイロダインやテレフンケンのようには弾けなかったが、誇張の無い表現が自然で好ましいものに感じられた。全体にマイルドであったが、このように角の取れたジャズもまた、すばらしいと思った。
■ ディスク7「サラ・ボーン&クリフォード・ブラウン」
クラッシックとジャズで女性ボーカルの評価が反対になるフルレンジが多いなかで、このユニットはどちらも良いという例外であった。独特の甘さはジャズでも同じだが、声からいろいろな表情がきちんと聞き取れたので、ずっと聴いていたいと感じた。
■■ 乱聴後記 ■■
まったく驚くべきラッパである。何回も「不思議」という言葉を使ったが、けっして誇張ではなく、古ぼけて立派でもない外観からは想像できないほどの豊潤な音に驚いたためである。下のホワイトノイズ再生時の音圧の周波数分布では、実質 1.1 m 角ほどの小さなバッフルなのに 1 kHz 以下がフラットで低音がとても豊かなことと、4 kHz とやや低い周波数にピークがあることがわかる。全体を覆う甘さはこのピークと皮エッジの相乗効果なのかもしれない。つまりは、癖もそれなりに強い、ということであるし、周波数レンジもけっして広くはないので、完璧なラッパとはいえない。ではあるが、音楽再生のための最良の道具とは、このようなものではないか、と考える。無歪みであることのために、つまらない思いをすることはないのである。
とくに印象的だった重低音に寄与しているのが皮のエッジだが、効果は f0 の低さだけではない。大学院で興味本意に受講した音響理論は、コーン・スピーカーのエッジで発生する振動の反射による混変調歪みに関する教授の論文の計算をやり直す、というものであった。その論文によると、エッジでの反射によって発生する混変調歪みが、スピーカーの歪みの大きな要因ということであった。
たとえば、ロープの一端を木などに固定して反対から波を送ると、波は固定端で反射して戻って来る。これはフィックスドエッジの状態である。いっぽう、一端を柔らかな皮のようにほどよく伸びる材質で結んでおくと、反射はほとんど起こらない。つまり、フィックスド・エッジでは多量に発生するエッジでの反射が、皮のエッジではあまり発生せず、歪みが少ない、ということになる。このように優れた皮エッジだが、大量生産に不適なのは明らかで、スポンジなどに取って代わられ、廃れてしまったのは残念なことである。
今回試聴したユニットは見た目はいまひとつなものの、2本が非常に良くそろっていて、皮エッジはとても柔らかく、特別に音の良いサンプルであった。したがって、同じユニットを入手しても、これほど優れた音はしない可能性が高いだろう。まさかとは思うが、オイロダインの低音に悩むオーナー諸氏は、この記事を読んでウーハーのエッジをハサミで切断したくなってしまうのではないかと、少々心配である。
周波数分布。バッフルなのに 1 kHz 以下がフラットなのが印象的だ
https://www.klang.jp/s/file/0000/000/000/102/10226_807.jpg
■■ スペック ■■
3.4 kg : Weight : 重量
295 mm : Diameter : 外径
265 mm : Edge diameter : エッジの外径
220 mm : Cone diameter : コーンの外径
175 mm : Depth : 奥行き
90 mm : Depth of basket : バスケットの奥行き
38 mm : Voice coil diameter : ボイスコイルの直径
15 ohm : Voice coil DC resistance : ボイスコイルの直流抵抗
35 - 15 kHz : Frequency range : 実用周波数帯域
39 Hz : Resonance frequency : f0
Middle : Efficiency : 能率
■■ 評価 ■■
5 : Amount of bottom frequency : 重低音の量
6 : Amount of low frequency : 低音の量
6 : Amount of high frequency : 高音の量
3 : Amount of top frequency : 最高音の量
8 : Quality of lower frequency : 低音の質
7 : Quality of middle frequency : 中音の質
5 : Quality of higher frequency : 高音の質
7 : Frequency balance : 各音域のバランス
8 : Softness : 音のやわらかさ
6 : Brightness : 音の明るさ
5 : Clearness : 音の透明さ
5 : Reality : 演奏のリアル感
7 : Sound source image : 音像の明瞭さ
8 : Soprano : ソプラノ
7 : Baritone : バリトン
6 : Violin : ヴァイオリン
7 : Piano : ピアノ
6 : Orchestra : オーケストラ
6 : Brass : 金管楽器
8 : Big drum : 大太鼓の重低音
5 : Triangle : トライアングル
6 : Perspective of applause : 拍手の臨場感
4 : Snare drum : スネアドラム
7 : Jazz base : ジャズ・ベース
8 : Jazz vocal : ジャズ・ボーカル
9 : Aptitude for Classic : クラッシックへの適性
6 : Aptitude for Jazz : ジャズへの適性
https://www.klang.jp/index.php?f=&ci=10213&i=10226
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/943.html#c14
5. 2019年6月20日 18:29:55 : LqKs0SqPUQ : SS9NWWJKVEo0a2c=[3]
選挙で勝った後に、政策によっては自民党と組む可能性、が
勝手に(意図的に)、安倍内閣に入閣する、に置き換わっている件
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/237.html#c5
1. 中川隆[-9441] koaQ7Jey 2019年6月20日 18:30:50 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3040]
櫻井ジャーナルに騙されるな
櫻井ジャーナルの記事はすべて嘘八百のデマの可能性が高いです。
詐欺師 櫻井春彦に騙されない様に注意して下さい。
櫻井春彦は街で聞いた本当かどうか全くわからない噂話をそのまま垂れ流しているだけで、何一つ論証も調査もしていないので読む価値は無いのです。
そもそも櫻井春彦は論証した事が一度も無いのです。
文献学の基礎を知らないので文献批判の能力もゼロ
何がデマで、何が信頼度が高いかを全く判断できないのです。
従って、その噂話が本当かどうかに関わらず、櫻井春彦の書いたものは一切信用できません。
たまたまマグレで その噂話が本当だったとしても意味は無いのです。
櫻井春彦の無責任なデタラメぶりはこのデマ記事を見れば良くわかります:
櫻井春彦「天安門事件はデマだった」_ 櫻井ジャーナルは信用できるのか?
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/460.html
因みに、櫻井春彦が何時も言ってる様に
アメリカがソ連を核攻撃しようと計画していた
というのは絶対に有り得ないです。
そもそも、今の韓国程度の経済力だったソ連にアメリカと対峙する力は無かった
ソ連は西側が援助してユダヤ人が建国した国だし
アメリカのネオコンは元々トロツキスト ロシア系ユダヤ人
ソ連に核技術を指導したのはアメリカだし
ベトナム戦争の時もアメリカはソ連に資金援助していた
アメリカが本気になれば1年でソ連を潰せたけど、それでは軍需産業が儲からなくなるから、意図的にソ連を超大国に見せ掛けた。
ロシアと言えばアメリカと張り合う超大国の一つだと思われているが、実際には韓国以下の経済規模しかない。
強大と思われている軍事力だが年間軍事費は7兆2700億円(2017年ストックホルム国際平和研究所調査)に過ぎない。
日本の5.2兆円(NATO計算方式では7.1兆円)より多いものの、アメリカの80兆円や中国の20兆円より少ない。
ロシアのGDPは約1.6兆ドル(176兆円)で韓国と同程度だが、韓国の軍事費は43兆ウォン(約4.1兆円)となっている。
フランスの軍事費はロシアと同程度でGDPは2.6兆ドル(286兆円)とロシアの1.6倍ある。
ロシアの人口は1.4億人で日本より少し多い程度で、ちょうど中国の10分の1しかない。
ロシアは領土こそ世界最大ではあるものの、経済は韓国レベルで人口はアジアでは普通、軍事力は世界5位に入るかどうかという規模です。
http://www.thutmosev.com/archives/80097952.html
見せ掛けだけだった東西冷戦や八百長戦争だった太平洋戦争・朝鮮戦争・ベトナム戦争の背景は、以下の講演を聞けば誰でも納得できます:
伊藤貫 「アメリカのネオコンは元々トロツキスト ロシア系ユダヤ人」 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=1a7z5Xvo1aQ
馬渕睦夫沖縄講演
「2019年の国難をどう乗り切るか」〜世界の情報操作と金融支配の本質を見抜く[H31-1-25] - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=7cE_4kQATvc
林千勝〜日米戦争を策謀したのは誰だ!
歴史の真実を暴く[2019-5-24] - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=26s4G56kn-E
https://www.youtube.com/watch?v=4pNK9Gh6SKU
▲△▽▼
櫻井春彦の詐欺の手口教えてあげる
1.天安門事件で虐殺はなかった
櫻井春彦が聞いた元々の話
「長安街では軍による虐殺が行われたが、天安門広場での虐殺はなかった」
一方、櫻井春彦が櫻井ジャーナルに書いたのは
「天安門事件で虐殺はなかった」
__
2.アメリカの軍や情報機関の好戦派はソ連に対する先制核攻撃を目論んでいた
そんなのあって当たり前。むしろ存在しない方がおかしい。
平時にいろいろな場合を想定し、計画を練っているなんてむしろ当然の話。
アメリカが第二次大戦前に対日戦の計画としてオレンジ計画を作っていたが
それと同じ。
「ソ連に先制核攻撃された場合の計画」
「限定的な核戦争になった場合の計画」
とかいろいろな計画があって、その中に
「先制核攻撃をした場合の計画」
があるのは常識的な話だ。
そしてそのような計画がある事と、実行する事は全く別の話であってそこを混同
しているに過ぎない。
ソ連崩壊後に公表された資料でも、ソ連は「アメリカに対する先制核攻撃」を含めた無数の戦争計画を作って、いろいろな状況を想定している。
それで1980年代には開く一方の国力差から仮に全面戦争になってもソ連が不利になっていくばかりという結論が出ていたので、ゴルバチョフは新思考外交でアメリカとの関係改善に取り組んだんだ。
つまり「先制核攻撃の計画が存在した」のは米ソ双方にとっても当たり前の話でしかない。
先制核攻撃を行なったら100%報復核攻撃があるわけで、もちろん軍需産業は絶対に狙われる。
軍需産業の社長に
「おたくの本社や工場に報復の核ミサイルが降ってきますけど、先制核攻撃していいですか?」
と問うて了承する人間がいると思うか?
軍産複合体は言い換えれば既得権者なのだから、それを根こそぎ吹っ飛ばしかねない核戦争なんぞ望むはずがない。
そういう当たり前の考えが欠落しているから、軽々しく先制核攻撃を目論んでいたとか
いい加減なことを唱えているんだな。
▲△▽▼
櫻井春彦みたいなのを世間では詐欺師と言うんだろ
櫻井春彦は改竄・捏造の常習犯だから
誰々がこう言ったと書いていても、その内容自体が元の言葉と180度違う事が多いんだ
3. 2019年6月20日 18:31:25 : 5X7ktLFEHz : b3BwaGJZOE9yems=[1]
もう、食事のみで内部被爆対策していても足りない。
空気の汚染が酷い。吸えばすぐ脳に行く。
少し前、日本の核関連施設を赤い点で示した地図をテレビで見たが、何と全国が無数の赤点に埋め尽くされていた。こんな凄い数の核関連施設とはどういうことかと驚愕したが、魑魅魍魎男氏の投稿「ヴェオリア社が筑豊地方を放射能ゴミ捨て場にしようとしているとの情報 http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/617.html」、あれが筑豊地方だけではなく、全国で核ゴミを焼却しているとすれば、地図の無数の赤点に合点が行く。
http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/651.html#c3
2. 地下爺[6921] km6Jupbq 2019年6月20日 18:34:35 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1301]
↑↑
知ったかぶりの 馬鹿
持ち時間が切れても 将棋は続けられる
つまり 議論は続けられるのが 将棋 !!
持ち時間切れで 逃げ切れるのが 党首討論
討論のレベルに足しっていないのが現状 。。。。
1. 2019年6月20日 18:36:57 : gDuJsjuxdc : LlJvaVVYTFJESUE=[271]
■2030年代とは
2039年12月31日までと言うと
20年と6ケ月と11日って事になる!
こんな公約
どっかのアベって党首の公約と
ちっとも 違わへん
公約に入れん方がまし!
国民の抱いてる気持ちの『理解度”0”』
国民に寄り添った政治を目指す
『本気度”0”』と
評価・判断しました!
1. 地下爺[6922] km6Jupbq 2019年6月20日 18:37:28 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1302]
馬鹿と 議論をしようとすること自体が無理。
それより リコールできる 仕組みを作るほうが需要だと思う。。。
19. 中川隆[-9443] koaQ7Jey 2019年6月20日 18:37:46 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3038]
CIAの協力者が少なからず活動している西側の有力メディアが嫌うウィキリークス
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201906200000/
2019.06.20 櫻井ジャーナル
ロシアのニュースサイト「メドゥーサ」の記者、イワン・ゴルノフに対するに刑事訴追を同国の内務省が証拠不十分だとして6月11日に取り消した。ゴルノフは6月7日に麻薬取引の容疑でモスクワ市警察に逮捕され、欧米の有力メディアで話題にされていた。
このケースについて書くだけの情報を持っていないが、ジュリアン・アッサンジが逮捕された際の有力メディアが冷淡だったこととの対比も話題になっている。
アッサンジは4月11日、エクアドル大使館の中でロンドン警視庁の捜査官に逮捕された。アメリカの支配層が隠しておきたい情報を明らかにしてきたウィキリークスを創設したひとりであるだけでなく、看板的な役割も果たしていた。
その彼をアメリカの当局が秘密裏に起訴したのは2010年4月から11年初めにかけての時期だった。2010年4月にウィキリークスはアメリカ軍がイラクで行っている殺戮の実態を明らかにする映像を含む資料を公開している。
その中にはロイターの特派員2名を含む非武装の人びとをアメリカ軍のAH-64アパッチ・ヘリコプターに乗っていた兵士が銃撃、十数名が殺される映像も含まれていた。
こうした情報をアメリカなど西側の有力メディアで働く記者や編集者は明らかにしたがらない。
例えば、1968年3月に南ベトナムのカンガイ省ソンミ村のミライ集落とミケ集落において住民がアメリカ軍の部隊によって虐殺された際、そうした行為を目にしたはずの従軍記者、従軍カメラマンは報道していない。
この虐殺が発覚したのは内部告発があったからである。虐殺の最中、現場近くを通りかかった偵察ヘリコプターのパイロット、ヒュー・トンプソン准尉が村民の殺害を止めたことから生き残った人がいたことも一因だろう。
そうした告発を耳にし、調査の上で記事にしたジャーナリストがシーモア・ハーシュ。1969年11月のことだ。本ブログで繰り返し書いてきたが、この虐殺はCIAが特殊部隊と組んで実行していたフェニックス・プログラムの一環だった。
この秘密作戦を指揮したひとりであるウィリアム・コルビーはCIA長官時代に議会でこれについて証言、自身が指揮していた「1968年8月から1971年5月までの間にフェニックス・プログラムで2万0587名のベトナム人が殺され、そのほかに2万8978名が投獄された」と明らかにしている。解放戦線の支持者と見なされて殺された住民は約6万人だとする推測もある。
ソンミ村での虐殺はアメリカ陸軍第23歩兵師団の第11軽歩兵旅団バーカー機動部隊第20歩兵連隊第1大隊チャーリー中隊の第1小隊によって実行された。率いていたのはウィリアム・カリー中尉。虐殺から10日後、ウィリアム・ウエストモーランド陸軍参謀総長は事件の調査をCIA出身のウィリアム・ピアーズ将軍に命令する。ピアーズは第2次世界大戦中、CIAの前身であるOSSに所属、1950年代の初頭にはCIAの台湾支局長を務めていた。事件を揉み消すために人選だろう。
第23歩兵師団に所属していた将校のひとりがコリン・パウエル。ジョージ・W・ブッシュ政権の国務長官だ。2004年5月4日にCNNのラリー・キング・ライブに出演した際、彼は自分も現場へ入ったことを明らかにしている。
ジャーナリストのロバート・パリーらによると、パウエルはこうした兵士の告発を握りつぶし、上官が聞きくない話は削除する仕事をしていたという。その仕事ぶりが評価され、「異例の出世」をしたと言われている。
この当時から組織としてのメディアは支配層の宣伝機関にすぎなかった。これも本ブログで繰り返し書いてきたが、そうした機能を推進するためにモッキンバードと呼ばれるプロジェクトを第2次世界大戦が終わって間もない段階で始めている。
日本ではウォーターゲート事件を調査、「大統領の陰謀」を明らかにしてリチャード・ニクソンを辞任に追い込んだワシントン・ポスト紙を崇める人が今でもいるようだが、モッキンバードの中枢にいた4名はアレン・ダレス、フランク・ウィズナー、リチャード・ヘルムズ、そしてワシントン・ポスト紙の社主だったフィリップ・グラハムである。
ウォーターゲート事件はワシントン・ポスト紙の若手記者ふたりが中心になって取材したが、ボブ・ウッドワードは少し前まで海軍の情報将校で記者としては素人に近く、事実上、取材はカール・バーンスタインが行ったという。
そのバーンスタインは1977年に同紙を辞め、ローリング・ストーン誌に「CIAとメディア」という記事を書いている。CIAが有力メディアをコントロールしている実態を暴露したのだ。ウォーターゲート事件の裏側を明らかにしたとも言えるだろう。(Carl Bernstein, “CIA and the Media”, Rolling Stone, October 20, 1977)
その記事によると、それまでの20年間にCIAの任務を秘密裏に実行していたジャーナリストは400名以上に達し、そのうち200名から250名が記者や編集者など現場のジャーナリスト。1950年から66年にかけてニューヨーク・タイムズ紙は少なくとも10名の工作員に架空の肩書きを提供しているとCIAの高官は語ったという。
1970年代の半ばには議会でも情報機関の不正行為が調査されているが、それに危機感を抱いた人びとは情報の統制を強化する。そのひとつの結果が巨大資本によるメディア支配。気骨あるジャーナリストは追放されていった。
ドイツの有力紙、フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)紙の編集者だったウド・ウルフコテは2014年2月、ドイツにおけるCIAとメディアとの関係をテーマにした本を出している。
彼によると、ドイツだけでなく多くの国のジャーナリストがCIAに買収されている。人びとがロシアに敵意を持つように誘導するプロパガンダを展開、人びとをロシアとの戦争へと導き、引き返すことのできない地点にさしかかっているというのだ。2017年1月、56歳のときに心臓発作で彼は死亡する。出版されたはずの英語版は市場に出てこなかった。
情報機関がジャーナリストをコントロール下に置く手法はさまざまだが、一緒にコーヒーを飲むようなところから始まることが少なくない。スクープに飢えている記者の鼻先に情報をぶら下げ、秘密保護の誓約書にサインさせる。そうなると情報機関の協力者だ。ワシントンDCあたりの特派員になると、そうした誘惑が待っている。
勿論、それ以上の接待もあり、接待を受けている場面が隠し撮りされて弱みを握られるということもあるようだ。企業にしろ情報機関にしろ犯罪組織にしろ、見返りを期待せずに接待することはない。このようにして取り込まれた記者や編集者にとってウィキリークは目障りな存在だろう。
2. 2019年6月20日 18:37:59 : LqKs0SqPUQ : SS9NWWJKVEo0a2c=[4]
日本の原発政策を未だに本当にエネルギー政策だと思い込んでいるのか
官房機密費のオコボレが美味しいのか
老害全開の石坂浩二
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/244.html#c2
23. 中川隆[-9442] koaQ7Jey 2019年6月20日 18:38:10 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3039]
CIAの協力者が少なからず活動している西側の有力メディアが嫌うウィキリークス
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201906200000/
2019.06.20 櫻井ジャーナル
ロシアのニュースサイト「メドゥーサ」の記者、イワン・ゴルノフに対するに刑事訴追を同国の内務省が証拠不十分だとして6月11日に取り消した。ゴルノフは6月7日に麻薬取引の容疑でモスクワ市警察に逮捕され、欧米の有力メディアで話題にされていた。
このケースについて書くだけの情報を持っていないが、ジュリアン・アッサンジが逮捕された際の有力メディアが冷淡だったこととの対比も話題になっている。
アッサンジは4月11日、エクアドル大使館の中でロンドン警視庁の捜査官に逮捕された。アメリカの支配層が隠しておきたい情報を明らかにしてきたウィキリークスを創設したひとりであるだけでなく、看板的な役割も果たしていた。
その彼をアメリカの当局が秘密裏に起訴したのは2010年4月から11年初めにかけての時期だった。2010年4月にウィキリークスはアメリカ軍がイラクで行っている殺戮の実態を明らかにする映像を含む資料を公開している。
その中にはロイターの特派員2名を含む非武装の人びとをアメリカ軍のAH-64アパッチ・ヘリコプターに乗っていた兵士が銃撃、十数名が殺される映像も含まれていた。
こうした情報をアメリカなど西側の有力メディアで働く記者や編集者は明らかにしたがらない。
例えば、1968年3月に南ベトナムのカンガイ省ソンミ村のミライ集落とミケ集落において住民がアメリカ軍の部隊によって虐殺された際、そうした行為を目にしたはずの従軍記者、従軍カメラマンは報道していない。
この虐殺が発覚したのは内部告発があったからである。虐殺の最中、現場近くを通りかかった偵察ヘリコプターのパイロット、ヒュー・トンプソン准尉が村民の殺害を止めたことから生き残った人がいたことも一因だろう。
そうした告発を耳にし、調査の上で記事にしたジャーナリストがシーモア・ハーシュ。1969年11月のことだ。本ブログで繰り返し書いてきたが、この虐殺はCIAが特殊部隊と組んで実行していたフェニックス・プログラムの一環だった。
この秘密作戦を指揮したひとりであるウィリアム・コルビーはCIA長官時代に議会でこれについて証言、自身が指揮していた「1968年8月から1971年5月までの間にフェニックス・プログラムで2万0587名のベトナム人が殺され、そのほかに2万8978名が投獄された」と明らかにしている。解放戦線の支持者と見なされて殺された住民は約6万人だとする推測もある。
ソンミ村での虐殺はアメリカ陸軍第23歩兵師団の第11軽歩兵旅団バーカー機動部隊第20歩兵連隊第1大隊チャーリー中隊の第1小隊によって実行された。率いていたのはウィリアム・カリー中尉。虐殺から10日後、ウィリアム・ウエストモーランド陸軍参謀総長は事件の調査をCIA出身のウィリアム・ピアーズ将軍に命令する。ピアーズは第2次世界大戦中、CIAの前身であるOSSに所属、1950年代の初頭にはCIAの台湾支局長を務めていた。事件を揉み消すために人選だろう。
第23歩兵師団に所属していた将校のひとりがコリン・パウエル。ジョージ・W・ブッシュ政権の国務長官だ。2004年5月4日にCNNのラリー・キング・ライブに出演した際、彼は自分も現場へ入ったことを明らかにしている。
ジャーナリストのロバート・パリーらによると、パウエルはこうした兵士の告発を握りつぶし、上官が聞きくない話は削除する仕事をしていたという。その仕事ぶりが評価され、「異例の出世」をしたと言われている。
この当時から組織としてのメディアは支配層の宣伝機関にすぎなかった。これも本ブログで繰り返し書いてきたが、そうした機能を推進するためにモッキンバードと呼ばれるプロジェクトを第2次世界大戦が終わって間もない段階で始めている。
日本ではウォーターゲート事件を調査、「大統領の陰謀」を明らかにしてリチャード・ニクソンを辞任に追い込んだワシントン・ポスト紙を崇める人が今でもいるようだが、モッキンバードの中枢にいた4名はアレン・ダレス、フランク・ウィズナー、リチャード・ヘルムズ、そしてワシントン・ポスト紙の社主だったフィリップ・グラハムである。
ウォーターゲート事件はワシントン・ポスト紙の若手記者ふたりが中心になって取材したが、ボブ・ウッドワードは少し前まで海軍の情報将校で記者としては素人に近く、事実上、取材はカール・バーンスタインが行ったという。
そのバーンスタインは1977年に同紙を辞め、ローリング・ストーン誌に「CIAとメディア」という記事を書いている。CIAが有力メディアをコントロールしている実態を暴露したのだ。ウォーターゲート事件の裏側を明らかにしたとも言えるだろう。(Carl Bernstein, “CIA and the Media”, Rolling Stone, October 20, 1977)
その記事によると、それまでの20年間にCIAの任務を秘密裏に実行していたジャーナリストは400名以上に達し、そのうち200名から250名が記者や編集者など現場のジャーナリスト。1950年から66年にかけてニューヨーク・タイムズ紙は少なくとも10名の工作員に架空の肩書きを提供しているとCIAの高官は語ったという。
1970年代の半ばには議会でも情報機関の不正行為が調査されているが、それに危機感を抱いた人びとは情報の統制を強化する。そのひとつの結果が巨大資本によるメディア支配。気骨あるジャーナリストは追放されていった。
ドイツの有力紙、フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)紙の編集者だったウド・ウルフコテは2014年2月、ドイツにおけるCIAとメディアとの関係をテーマにした本を出している。
彼によると、ドイツだけでなく多くの国のジャーナリストがCIAに買収されている。人びとがロシアに敵意を持つように誘導するプロパガンダを展開、人びとをロシアとの戦争へと導き、引き返すことのできない地点にさしかかっているというのだ。2017年1月、56歳のときに心臓発作で彼は死亡する。出版されたはずの英語版は市場に出てこなかった。
情報機関がジャーナリストをコントロール下に置く手法はさまざまだが、一緒にコーヒーを飲むようなところから始まることが少なくない。スクープに飢えている記者の鼻先に情報をぶら下げ、秘密保護の誓約書にサインさせる。そうなると情報機関の協力者だ。ワシントンDCあたりの特派員になると、そうした誘惑が待っている。
勿論、それ以上の接待もあり、接待を受けている場面が隠し撮りされて弱みを握られるということもあるようだ。企業にしろ情報機関にしろ犯罪組織にしろ、見返りを期待せずに接待することはない。このようにして取り込まれた記者や編集者にとってウィキリークは目障りな存在だろう。
1. 地下爺[6923] km6Jupbq 2019年6月20日 18:43:15 : EvprcEFGVc : NDJuS292Z1UvRHc=[1303]
天皇家は 京都にお戻りになっても 基本問題無いのでは 。。。
今の時代 どこにいても 仕事できるわけだし。
9. しんのすけ99[517] grWC8YLMgreCrzk5 2019年6月20日 18:45:20 : A4AvZivHZs : WU95VlVYQVVmdmM=[279]
>日本軍がアジアは解放の突破口を開けたことはたしかで
↑ これもまた ご都合主義のオナニー論法である ただの結果論だ
結果的にそうなっただけの事を殊更に強調するのは、ご都合主義が服を着て歩いているようなモノ
日本はただ 欧米列強に取って代わる新たな支配者を目指しただけの事で 日本が完膚なきまで敗北したから
結果としてアジアが解放されるという 「キッカケ」 を得ただけに過ぎない事
アジアが解放されたのは 8さんの言う通り、あくまでもアジアの民衆の力である 万が一 日本が勝ったか
早期に講和していたならば アジアの占領地は 「日本領土とす」 というふうに明記されていたのは
大東亜政略指導大綱ほかの 押しも押されぬ一次資料で 完全に明らかなのですよ
http://www.wayto1945.sakura.ne.jp/APW/APW19430531.html
日本軍アジア解放説が有り得ない理由
https://www.youtube.com/watch?v=6H2eX_1vFwc
つまり こういった 【日本の国家としての本音】 を、知る由もなかった一部のアジア人が 日本に対して
感謝の意を向けている事は事実であるが 日本の指導層の 御前会議の内容を つぶさに知り得たならば
同じ事は決して言えなかったであろう あくまでも 解放してくれたと勘違いされているだけの事である
尻がこそばゆい としか言えませんな。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/234.html#c9
太郎効果で立憲も1300円を打ち出したが、それも結構だが、本命は消費減税である。
ネットでは、金融庁レポートは財務省が消費増税を馬鹿が延期しないように脅しの意味で出したと言われているが、財務省の思惑と馬鹿の最終判断がどうあれ、野党の立場では与党との違いを際立たせられなければ負けなのだから、枝豆は決断する事である。
同様に、ダブルがある想定で動くなら空白区を作っては駄目で、今から間に合うのは共産の案山子150人だけで、無所属統一候補に決定する事である。
その際、立憲と国民はバーターで党名変更を求めれば、志位は手土産を持ち帰って党内を説得する筈である。
http://www.asyura2.com/19/cult21/msg/423.html
2. 2019年6月20日 18:49:14 : eFargDQyXD : VXlneE5pNldUQVE=[391]
殺されるから
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/243.html#c2
6. 2019年6月20日 18:49:45 : jd5yYjOSkt : V2tWdjd0NkQ1M2M=[123]
>>1
信ぴょう性0%
1. 2019年6月20日 18:52:35 : fCZ83cf8p2 : YzI0bTRWZmk2Mms=[334]
今度はキープ、アメリカ、グレートだそうですがもう得意技は戦争しかなく基軸通貨と裏付けの軍事力に頼って競争力のある物作りの実体ケーザイを軽視してきたツケが愈々回ってきました 軍と企業とドルにゴーングホーム呼びかけるトラさんは整理係であって本音はもうグレートじゃなくてもいいんでねえのということですがコレでは選挙にマズイので興行として掲げられずジョンウェインやランボーやダーティハリーを演じることが肝要で本職分野で言えばもっと凄いマッスルマニアがが現れても一番イチバンを連呼し続ける超人ハルクみたいにポーズ決めねばならずタイヘンで(笑 // ウチは二番じゃダメ、男はつらいよトラジロー
http://www.asyura2.com/19/cult21/msg/422.html#c1
4. 2019年6月20日 18:54:58 : eFargDQyXD : VXlneE5pNldUQVE=[392]
国会開催中に ヨガに公用車で行った 林大臣の 売春行為は どうなるのかな〜〜
50. 2019年6月20日 18:55:10 : sdFiRtFxws : N3FWYTBCcWNPcmc=[95]
東大を始めとする旧帝大は、戦後米国の占領軍GHQが資金援助をして研究を管理しているという情報を読んだ事が有ります。
「戦後史の正体」だったような。
戦後日本の与党政治家は米国の指示に忠実に日本を統治してきました。
日本には優れた人材が数多あるのに殆ど排除されて、情報が吉本独占になっている情けなさ!
日本人の意識が変われば、社会は可なり急激に変えられます。
政治とメディアを叱咤激励しながら、そういう覚悟を日本国民がするかしいかという事です。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/224.html#c50
4. 2019年6月20日 18:58:43 : IJjjrLkBu1 : TkVzTE5CdVJubC4=[341]
本教授が述懐するように職を辞して初めて情報に接する頻度が高くなったというのは注目に値する。先の大戦時の、軍人のプライドが前面に出た進軍に次ぐ進軍は今の安倍政権の強情にも通じているが、事の本質や正義を論じることなく単なる手段を目的として邁進する性癖が日本のトップを占めているのが特徴的である。国境を接することない島国の純粋培養的な風土故だろうか。大局を無視した進軍で死ななくても良い兵隊や侵入国の住民を殺戮した酷いマネージからの立ち直りは国民議会を尊重せず自民財官が護送船団を組み、有能とされた官僚が法案までつくり執行するも、執行後の、公僕の作為不作為のもたらす瑕疵誤謬を検証する手段を持っていないのも重大な特徴であろう。日本では議会を機能させなかったツケで公金歳出実務上の汚職や腐敗の芽を潰せなかったことで、官僚による企業への補助金と引き換えの天下り先確保、さらにそれを維持するための官製談合やノーパンしゃぶしゃぶ事件に典型的な贈収賄システムを精査検証する機能無き戦後70年であり、与党財官の護送船団は、集団故に政策の結果が他人事で結果責任意識も希薄である。この巨悪システムを維持するためには国民納税者が議会を介して血税の使途の優先順位を問うようになっては拙く、よって国民は知らしむべからず拠らしむべしで、この教授とて現役時代には学生に啓蒙するだけの知識や情報を得られなかったのだろう。全てがこの調子で、例えば色々な理由を付けて長時間労働の是正が遅れているのも巨悪システムにメスが入ることを無意識に避ける故だろう。個々の労働者を酷使し疲弊させ鬱にさせ意欲を損なわせる異常な働かせ方は誰にとっても無意味だが、この無意味な国民の心身の消耗は巨悪システムの維持には欠かせないのではないか。しからば少なくとも日本が一応先進国として、形骸化であれど議会制度は無くす訳には行かないなら、労働者が一票を代議士に託している以上代議士は弁護士の如く、労働者が自分の預けた税金の行方くらいは知る事が出来るよう、底辺層の意まで代弁すべく、議会で頑張ってもらいたいものである。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/206.html#c4
1. 2019年6月20日 19:00:19 : eFargDQyXD : VXlneE5pNldUQVE=[393]
繰り下げ受給 = 今は払わない = その時になったら払わない
1. 赤かぶ[18326] kNSCqYLU 2019年6月20日 19:00:55 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[8392]
「結局、なんと言い訳しようが、多くの人に知られたくないことがあるのだとしか思えない。そして、今とくにそうしたくないのは、夏に参議院選があるからだとしか思えない。」と分析する室井佑月。私は香山リカより室井佑月の分析に軍配を上げる。https://t.co/hZC2mDYAdN
— Holmes#世論の理性 (@Holms6) 2019年6月20日
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/246.html#c1
7. 2019年6月20日 19:01:34 : 6uyhymepjo : anozYUwxaGpsRVU=[70]
62歳から年金を受給している〔厚生年金部分のみ〕
目論見では光熱費〔スマホの通信費、NHK含む〕以外自分の小遣い予定だった。
事実は税金〔固定資産税→住民税→2台の自動車税→国民健康保険【地方は高い月4
万7千円】→妻の国民年金〕等でアルバイトはやめれません。光熱費が払えないか
ら。生活費は預貯金から食いつないでいるのが現状。
自民党支持者は富裕層では断じてない。低所得層の末端が固定支持者。
老後2000万必要のショックを一番受けているのが自民党支持者。
だから政府はうやむやにするべく【アドバイスを受け取らない】以外手段はない。
詐欺国家だこの国は。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/235.html#c7
2. 赤かぶ[18327] kNSCqYLU 2019年6月20日 19:01:42 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[8393]
「予算委員会を開けばいいじゃん。そのほうがたくさんの人に、さまざまなことを知ってもらえるじゃん。結局、知られたくないことがあるのだとしか思えない。参議院選があるからだとしか思えない。うちら国民の多くは、参議院選前、判断材料が多くて困るということはない」 https://t.co/cotd0vNAgA
— 吉岡正史 (@masafumi_yoshi) 2019年6月20日
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/246.html#c2
13. 2019年6月20日 19:01:45 : 1MQNEMOKDg : QU5RUkQ5dDEuLmM=[1]
https://keieikagakupub.com/38JPEC/adw/?gclid=EAIaIQobChMIwYeeteb34gIVQ3RgCh2cAwAGEAAYASAAEgLJQ_D_BwE
今(本日現在)でも,三橋は安倍総理のスポークスマンとして発信しているぞ。
4. 2019年6月20日 19:02:17 : eFargDQyXD : VXlneE5pNldUQVE=[394]
官僚は みんなお友達!!
http://www.asyura2.com/19/hasan132/msg/634.html#c4
7. スポンのポン[11579] g1iDfIOTgsyDfIOT 2019年6月20日 19:02:24 : XdUfstgVAw : RTJPWTdMWVh0Y1E=[123]
■太郎氏は大きな勘違いをしている。
太郎氏はやはり何かおかしい。
選挙後なら自民と手を組んでも問題ないと
支持者が言っているのか。
選挙の前後で主張を変えること自体おかしい。
それでは自民の詐欺と同じではないのか。
『自民の大臣などには死んでもならない。
自民と手を組むことなど選挙の前も後も絶対にない。』
そういう言葉こそを
支持者が太郎氏に期待していたことがわからないのか。
それとも
「自民党の政治もそんなに悪くないことに最近気づきました」
とでも太郎氏は言うつもりか。
そもそも消費税の問題さえ解決すればこの国は良くなるのか。
はっきり言わせてもらう。
消費税にこだわる時点で
太郎氏はとんでもない大間違いをしている。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/237.html#c7
3. 赤かぶ[18328] kNSCqYLU 2019年6月20日 19:02:30 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[8394]
室井佑月:ひょっとしてあの暴君は、国民にもう説明なんかしなくてもいいと思っているのではないか?
— Koji (@kwave526) 2019年6月20日
森友問題のつづきを見せろ! 加計問題も新たな疑惑が出てきたぞ! このまま結末ナシで終わりにするつもりか? https://t.co/6ejMz0Lp9z
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/246.html#c3
4. 赤かぶ[18329] kNSCqYLU 2019年6月20日 19:03:33 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[8395]
「隠したいんですけど」
— Y.Kagawa (@kohaku23670397) 2019年6月20日
「参院選前なんですけど」
「メンドくさいんですけど」
「国民はバカだからどうでもいいんですけど」
by 安倍政権&自民党。
室井佑月「知りたいんですけど」 https://t.co/XGwxGNg159
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/246.html#c4
14. TondaMonta[1049] gnOCj4KOgoSCgYJsgo@CjoKUgoE 2019年6月20日 19:04:23 : PLvvehPTmg : M00wZXIxTUIzMkk=[1]
ワタチには「ルサンチマン」という和製フランス語が分からないなあああ。
日本語で表現できることは日本語で表現してほしいドス。
まああああああ、『8つの緊急政策』が浮動票と言われる貧困層と失われた世代に訴えているのだと思います。しかしそれだけではない。
新規国債発行をやっている現政権への皮肉が無関心層に訴えているのでシュ。
新規国債発行によって
➊個人の負担が軽くなる。Q:給料の何割が家賃に消えますか。A:4割から5割
結婚資金が貯まる。少子化防止につながる。
➋富裕層・法人への負担が元に戻り、負担増になる。課税強化。課税強化はデフレ20年の政策への反発・反抗政策。
➌個人の手元資金が増える。消費税0%は➋の裏返し。輸出戻し税が0円になるので輸出企業は反対。しかし払わない分だけ手元の所持金が増える。
最低賃金1500円も同じ。現行千円未満。だから少なくても500円は給料が増える。新規国債発行で補償。1日8時間働いて4000円。一ヶ月20日働いて8万円。1年間で「96万円」増える。中小企業(製造業)は750円位で申請すれば、いい。750円は政府が補償する。
奨学金徳政令で今後、手元資金が失われない。借金0円。チャラ。増えるだけ。奨学金制度は内閣府と竹中パソナ会長らが造った制度。それらに対する反抗政策。これからは儲かりませんよ。 富裕層竹中様は不要。
ただ、儒教の国日本。借りたものは返さねばならないという心情が日本人に強い。副草履のような一部の金持ちや財界は隙あらば返さないことを狙っている。 しかしデフレ20年から30年間に消費税を無理やり取られていた。祖父母や親は律儀に払ってきた。1989年から1997年まで8年間消費税を3%払ってきた。1998年から2014年まで6年間消費税5%を払ってきた。2015年から2019年まで8%の消費税を払ってきた。家賃も8%のオマケを払ってきた。そういう事を考えたとき返してもらう権利がある。
富裕層や財界は我々が払ってきた消費税を払い戻す義務がある。
そういうことを考えたとき、奨学金徳政令で救済して一つも悪くない。借金チャラ。二人とも借金返済に追われていては結婚もできない。ましてや赤ちゃんもできない。これでは少子化は進むワナ。わなわなワナ。「少子化の罠」。
だから財務省は消費税を廃止し、奨学金低利率貸与政策を進めればよかったのだ。年利率0.003%。 儒教の国でタダはだめ。病院の待合室が老人の溜まり場になった老人医療無料政策。
米山論考は、簡単な話を複雑てにするものである。
この失われた世代はまた、ゆとり教育の世代でもある。山本氏らは詰め込み教育からゆとり教育へ教育政策が変わりつつあった時代に教育を受けた。教員はそれにつれて詰め込み教育が悪かったのだと思い始めた。思い込まされた。
1989年に導入された生活科。これを受けた若者は教育においても「ゆとり」を楽しんだ。知識の量より、知識を使ってどう議論するかということが重視されるようになった。
しかしNYや鎌倉幕府を知らない生徒が育成された。大学生に至っては『分数ができない大学生』となり下がった。教室では、できる子は遊び塾で勉強、できない子は勉強で授業が成り立たない。学級崩壊が横行。ときの教育課程審議会会長三浦朱門は「学力がもっと下がってもらわなきゃ、どうにもならない」と嘯いた。うそぶいた。
大坂工業会からは新卒が漢字が書けない、読めないという苦情が殺到。機会をまともに操作できない。字が読めないから説明書が正確に読み取れない。新卒いわく、その漢字、学校で習っていません。
政府・文部省は批判を受けていくらか詰め込みに戻した。しかし現代を見通して、AIの時代を見越して、計算などできなくてもコンビニでは「レジ」が計算してくれる。銭勘定ができれば非正規はOKKKKKK.余計な知識は要らない。非正規は水準低くてオレンジ、エード。
労働政策と教育政策とがうまく作用しあったのがデフレ20年間。外国人労働者人材をたくさん入れて、つまり、日本語が多少できればOKKKKKK.
安い労働力でコンビニや交通整理や建設労働で採用できる。だから作家三浦は「学力が下がってもらわなきゃ、どうにもならない」と今から30年前にいったのじゃあああああああ。
米山流分析もあるが、簡単なことの簡単な理解があれば十分であり、必要である。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/204.html#c14
15. 2019年6月20日 19:04:52 : sdFiRtFxws : N3FWYTBCcWNPcmc=[96]
米山隆一は欧米なら辞任にはならない。
一体誰が仕掛けたか?
日本人はいい加減目覚めるべきだ。
安倍御用ジャーナリスの山口敬之の強姦が揉み消される一方で、この種の冤罪被害者が社会的に抹殺されている。
事の軽重がおろそかにされている日本社会は病んでいる。
目覚めなければ、次にやられるのはアンタだよ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/204.html#c15
5. 赤かぶ[18330] kNSCqYLU 2019年6月20日 19:04:58 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[8396]
室井佑月「知りたいんですけど」 野党が衆院予算委員会の集中審議を求めている。予算委員会は、国民が知りたい疑問を野党が質問し、首相をはじめ、様々な閣僚が答える場であるというのに。森友問題のつづきを見せろ! 加計問題も新たな疑惑が出てきたぞ! このまま結末ナシで終わりにするつもりか?
— 竹やのおやじ (@SMI1WSYSCqPAlDF) 2019年6月20日
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/246.html#c5
8. 空虚[2384] i_OLlQ 2019年6月20日 19:07:07 : YqzFilHim6 : Q0tmc3dNVDM0SkU=[10]
ま、そこで日本の経済界の見識としては、翼賛体制下の護送船団方式で50年くらいは凌ぎたいという方針なのだそうだ。これが、一見好ましい国家全体主義の道筋だ。
参考引用:「パリ協定に基づくわが国の長期成長戦略に関する提言─民主導のイノベーションを通じた脱炭素化への挑戦」 (経団連)
https://www.keidanren.or.jp/policy/2019/022_gaiyo.pdf
脱炭素化に向けた次世代技術・イノベーションについて
https://www.enecho.meti.go.jp/committee/studygroup/ene_situation/006/pdf/006_011.pdf (資源エネルギー庁)
なんのことは無い、原発ムラの繁栄と特定企業の優遇だけが目的だ。半世紀前から云ってる事の、焼き直しの他になんの違いも無い。 これが、「凄い日本」のトップクラスのイノベーションだよ。中・露・EU、インドにイラン、メキシコ・カナダ・ベネズエラも、実は共通の内政問題を抱えている。作為か無作為は別として、頑として有効需要が伸びない。経済的グロバーリズムの生み出す、構造的欠陥・システム・バグ
が顕在化している。 ドナルドが温暖化詐欺と云うのは、俗称「化石資源」の過剰供給による消費市場の減少速度に対しての不満に他ならない。彼自身が、化石資源で儲けたくて仕方ないんだw財政健全化の最大の近道だからね。国連やIMFに不満があるのも同じ理由だ。偉大なアメリカには、偉大な消費が必要不可欠でそれは他国も同様なんだ。富の再分配(トリクルダウン)を、なんとしても創らなければ国政の崩壊から逃れる術は無い。反緊縮政策は、自然の摂理だwww。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/235.html#c8
11. 中川隆[-9441] koaQ7Jey 2019年6月20日 19:07:46 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3040]
2019年06月20日
ファーウェイの今後 独自OS開発しても中国以外では姿を消す
中国の傲慢とアメリカの怒り
ファーウェイは2019年5月15日にトランプ大統領が大統領令に署名してから運命が大きく変わりました。
すべての米国企業は”リスクある外国企業”と間接的にも取引してはならないとされ、ファーウェイとの取引を禁止した。
外国に拠点を置く米国企業もファーウェイとの取引ができなくなり、5月後半にはアンドロイドOSの使用禁止が発表された。
現在まで発売されている機種はアンドロイドがインストールされているが、今後OSの更新ができなくなった。
ファーウェイと中国政府は今後米国に依存せず、独自のOSやCPUを開発すると発表しています。
アンドロイド基本ソフトはフリーソフトなので、独自のアンドロイドOSを開発しても問題はない。
数年前にファーウェイはこのようなOSを開発し、発売する予定もあったが、不出来なため立ち消えになった。
中国の独自CPUはスーパーコンピューターで既に登場しているが、内容は「インテルのコピー」だそうです。
そうしたパチモノ紛いの商品を中国で売るのは問題ないが、世界ではおそらく相手にされない。
先進国はもちろんインドやアフリカでも、安価なスマホとしてはサムスンなど「正規品」が存在しています。
今後インドや東南アジアなどで生産する欧米企業も増えるので、ファーウェイは市場のほとんどを失う事になる。
ファーウェイのCEOは米国の制裁によって2年間の売り上げが、約300億ドル(約3兆3000億円)下回るという予想を示しました。
ファーウェイのCEOは2021年までには状況が改善されるとも言ったが、どのように改善されるかは語らなかった。
国家総力戦でファーウェイを支援した中国
ブルームバーグによるとファーウェイは、海外のスマホ販売が今後40%から60%減少する状況に備えている。
2018年の出荷台数は約2億台だったが、およそ半数に相当する約1億台は海外の売上でした。
2019年の海外スマホ販売が4000万から6000万台減少すると見ていて、国内シェア増加で補う計画を立てている。
ファーウェイの経営実態は謎に包まれているが、中国共産党が実質的なオーナーであり、国営企業であると指摘されている。
中国は数年前にIT強国宣言をし、IT技術に100兆円もの投資をして世界のIT覇権を握ると言っていました。
世界中が笑いものにしたが、数年後ファーウェイは世界最先端の5G技術を開発し、誰も笑わなくなった。
中国政府の巨額投資がファーウェイのために使われたのは明らかで、産軍共同にして官民一体の強さを見せつけた。
同時に共産主義方式は世界の反発を買い、特にアメリカはファーウェイの完全排除という劇的な対応に出た。
企業間の競争に国家が介入し、100兆円以上もの巨費を投じて支援する方法は、いわば世界大戦方式と言える。
第二次大戦では参戦したすべての国家が総動員体制を取り、国家の総力を挙げて航空機や新技術を開発した。
この方法は有効ではあるが無限の経済力を浪費するので経済合理性はなく、中国以外は行っていない。
欧米メディアの多くは今後2年間でファーウェイの売り上げは半減し、中国以外の市場で姿を消すと予想している。
http://www.thutmosev.com/archives/80174179.html
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/452.html#c11
8. 2019年6月20日 19:08:12 : eFargDQyXD : VXlneE5pNldUQVE=[395]
外部電源が 一辺は 切れちゃったのじゃ〜〜ないの〜〜
ぼろっちい送電線だろう??
鉄塔は 地震には弱いよ〜〜〜
http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/650.html#c8
3. 2019年6月20日 19:08:52 : vnUxfbHXEY : eU9GNkMwZXpEdDI=[136]
このあたりは筑豊です。昔は指を切って保険金をもらうのがはやり次々指切断事故が起こり保険屋が逃げ出したという話があります。
そのまだ昔、炭鉱で栄え景気が良かったのですが炭鉱が寂れ日本で断トツの生活保護者がいる地域になってしまいました。生活保護の金が振り込まれる日には銀行に列ができその金で飯塚オートへ行くという光景が見られました。
今はどうなんでしょうか。麻生太郎万歳なのでしょうか。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/243.html#c3
1. 2019年6月20日 19:08:54 : W9A623DIco : MVhjY2dZUzZqYzI=[1]
若い人なら、見ただろうか?
「When They see us」原題:Central Park Five)Net Flixだ。
実在の冤罪事件だ。
このニッポンも非常に冤罪が如何に多いか!を地方の農家が送ってくれた新聞のcopyで知った。
「When They see us」原題:Central Park Five)Net Flix
は若い女性のディレクターだ。
アメリカのメディアが、ここニッポンより、遥かにましなのは当時の検察の違法取り調べ=嵌める!、逮捕が暴かれ、そして、Net Flixというメディアに流されることだ。
真犯人が見つかっても、5人の若者にお金を支払われても、汚名を着せられた日々は帰ってこないし、心の傷は深く、罪を着せられる前の元の少年の心、青年の心には戻れないと思う。
公機関や宗教団体に悪評を流され、危険な目にも遭わされた。
公!民!薄汚い!奴らの‟裏金=金づるの餌!”に!創価学会集団ストーカーのターゲットにされ、人生が一変してしまったから、分る。
奴等を憎んでも憎み足りない。
公職員、近隣のO家、O家、U家、O家、不審者、浮浪者、オーナーと店員、スーパーマーケットのオーナーと店員、轢き殺そうとした者、怪我させた者等々、
何度も書いたが、創価学会集団ストーカー被害者の善き友人を殺した者!
許されない犯罪者ども
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/198.html#c1
47. 2019年6月20日 19:09:20 : 1MQNEMOKDg : QU5RUkQ5dDEuLmM=[2]
ふむふむ,,,三橋貴明によると,日本国民のため,無私に貢献する安倍総理には3つの敵がある。
【第1章】安倍総理の告白
日本のメディアが報じない「3つの敵」とは
日本経済が抱える最悪最大の病≠ニは何か
デフレの国がGDPを伸ばすのは「不可能」である
GDP成長で見たら、日本は劣等生ではなく、落第生だ
デフレ脱却は待ったなしの状況にある
プライマリーバランス黒字化目標に政権が走る危険性
消費税増税は、デフレギャップを拡大するデフレ促進策でしかない
「自分には三つの敵がいる」
なぜ、財政拡大に舵を切れないのか?
財務省主導の緊縮財政路線は、「自分の代で終わらせたい」
与党の国会議員たちには、「まともな経済政策」に目覚めてほしい
,,,と。
安倍総理の敵とは,自民党の旧態然とした保守勢力。
それが三橋貴明の発信である。
15. 2019年6月20日 19:10:48 : 7TI5QrZrQI : TkcyR1liQ0QyL3M=[33]
https://jp.reuters.com/article/iran-irgc-idJPKCN1TL0A5
情報錯そうしてるけど、イラン革命防衛隊がアメリカの無人偵察機「グローバルホーク」を撃墜したと発表しているが、アメリカ軍は否定している。
http://www.asyura2.com/18/warb22/msg/708.html#c15
16. TondaMonta[1050] gnOCj4KOgoSCgYJsgo@CjoKUgoE 2019年6月20日 19:12:49 : PLvvehPTmg : M00wZXIxTUIzMkk=[2]
例によって訂正:
大坂工業会からは新卒が漢字が書けない、読めないという苦情が殺到。
機会(誤)をまともに操作できない
⇒ 大坂工業会からは新卒が漢字が書けない、読めないという苦情が殺到。 機械(正)をまともに操作できない
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/204.html#c16
8. 楽老[707] inmYVg 2019年6月20日 19:14:53 : QHkUDaloVM : ZjhxY3RmLkFlOU0=[422]
>2.地下爺:太郎サー しごく あたりまのことしか 言っていません !!
その通りだと思います。
12. 2019年6月20日 19:20:34 : e7XpYCxQdY : Z2FBOVdIOHhMZEU=[2]
ゆうぞう氏
「日本本土の皆さーん 米軍は地域と協力して定期的にボランティア清掃活動を行なってくれます そしてマメにSNSに活動報告をアップして地域のPRまでしてくれます
是非、この素晴らしい組織をご自身の地元に誘致してみませんか⁉️
地域発展のために
今ならもれなくPFOSもついてきます」
https://twitter.com/ryukyurockstyle/status/1141568947545751552
高知に誘致してみてはいかが?
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/231.html#c12
21. 2019年6月20日 19:21:57 : ZzFD62qoa2 : WTlNR3Z4eHEzZ0k=[35]
上級国民の年金は『共済年金』ですよね?
厚生年金との違いは?
なぜ一緒にできないの?
同じ国民として平等ではないの?
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/229.html#c21
11. 2019年6月20日 19:22:04 : eFargDQyXD : VXlneE5pNldUQVE=[396]
>向こうで家族を持ったり出世をした人間が帰りたいと思うわけがない
そうですか〜〜
つまり 拉致被害者の会は 「北朝鮮の高官の自慢話の会」なんですな〜〜
「内の娘の 旦那は 軍隊の何々で〜〜」
「息子の嫁は 大将のだれだれの娘で〜〜」
「今 原爆の開発している科学者は 実は〜〜 わしの息子だ〜〜」
な〜〜んちゃって
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/230.html#c11
9. 2019年6月20日 19:22:31 : Udte6MPJXs : QWpSMy9TOVc5Mnc=[13]
・
太郎ちゃんがズバズバと質問責めをすると、アヘン王子もアホウもうつむいたまま
黙ってるんだよね。当たってるだけに苦痛の表情だけど、切れて指差しをしたり、
やじったりはしないしできない。
これを度々見たことがあり、それ以来、バックの力を思い知らされ、少しばかり、
冷静に見守るスタンスをとっている。
(書く時は応援してるけんどねぇ〜〜〜)
何でも情報が手に入るし、優秀なスタッフも揃っているんだろう。
=========
だから、試金石は、
【 緊急事態条項 】
だんべ。
これをどう扱うのか、反対か、賛成か、スルーするのか・・・
太郎ちゃんにはそれをはっきりさせて欲しいねぇ。
=======
年金が増えたとしても、徴兵制で犬死させられたら堪ったもんじゃないべぇ。
【 緊急事態条項 】【 基本的人権の破棄 】【 自衛隊の米軍鉄砲玉法案 】
に対してコメントして欲しいねぇ。
年金が増えても、一般庶民の税金が減額されて億万長者のが倍増されても、
戦争で犬死させられるのは一般庶民だからねぇ・・・・
金よりも命だっぺぇ・・・
11. 2019年6月20日 19:23:18 : IJjjrLkBu1 : TkVzTE5CdVJubC4=[342]
前川氏もそうだが元官僚はどうしても官僚主導に対して内閣主導を政治主導と勘違いする向きがあるが、官僚主導というのは、そもそも官僚が公僕である以上、官僚が政策案をつくると同時に執行するも結果責任は負わない仕組みは、租税主義、国民代表議会制民主主義システム下ではあり得ない。かつ、官僚主導でなければ内閣主導かと言えばそれも違うのであり、現最高法規で国権の最高機関が国会と定義している以上、最高機関は官僚機構でも内閣でも無いことは自明である。
現在官邸と官邸官僚が官邸にて内閣府をつくり、そこで主要な政策と人事を担っている模様だが、それはあくまでも内閣主導というイリーガルであり、現内閣府は国民議会を無視、軽視しつつ公金を歳出する権限行使をしている無法主義に過ぎないのであり、これと官僚主導との対比は無意味である。官僚主導が租税主義、国民代表議会制民主主義システムに於いてイリーガルなら官邸主導もイリーガルであり、その双方を対比したとて、国民が預けた公金の使途が国民の知らないところで歳出され結果責任だけを立法府が取らされる異常事態は続くのである。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/233.html#c11
10. 2019年6月20日 19:25:49 : FF5xWSlMV9 : dU5aZnYvNGgxZjI=[3]
>>7
>選挙後なら自民と手を組んでも問題ないと支持者が言っているのか。
ばかだねー、幾つもの法案が全会一致で可決されてるだろがー。
与党も野党も賛成したということだろがー。それが全会一致っちゅうことだわな。
自民党も公明党も共産党も・も・も・も・・・・も賛成したんだろがー。
で、経済・金融政策については、安倍・麻生のやり方はまちがっとる、
わし(山本太郎)に金融担当大臣をやらせてくれるっちゅうなら
やってやらんでもないがねーって言う言葉のアヤだろがー。
もし大臣になれば、即刻消費税廃止を宣言するわな。
そんなことを自民党がさせるわけがないだろーってこと。
そんな馬鹿なこと言わんと、みんなでお祈りしましょ、
ハイ、逝って下さい・安倍に天誅! 終わりにしましょう・麻生に天誅!
4. 2019年6月20日 19:26:26 : eFargDQyXD : VXlneE5pNldUQVE=[397]
麻生には さからうな 怖いぞ〜〜
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/243.html#c4
48. 2019年6月20日 19:27:28 : DuWp6G79SH : WEdwdi5vMVFmVk0=[11]
家計簿と国家財政を同一次元で語る誤謬。
加計と国家の違いは“通貨発行権”。
政府の借金が何千兆円だろうが“不換紙幣”であり、何の担保も無い紙切れである以上、何の問題も生じません。(ハイパーインフレ懸念を除き)
1万円紙幣の製造原価は20円。1千兆円を1万円で返すとするなら2兆円で済みます(消費税1%は2.5兆円の税収。消費税1%足らずで1千兆円返済可能)
国債利回りが跳ね上がれば利払いだけで税収が消えることはありません。利払いを税で払わず借換債を永遠に続ければよいだけです。
また、国債の利払いは国債をお持ちの生保、損保、機関投資家、個人に支払われるのであり外国に流れる分を無視すれば国民又は企業の所得に計上されプラマイ0になります。
わぁ〜わぁ〜騒ぐ話ではありません。それよりはMMT理論に従いベーシックインカムの導入が喫緊の課題です。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/201.html#c48
9. 楽老[708] inmYVg 2019年6月20日 19:30:26 : QHkUDaloVM : ZjhxY3RmLkFlOU0=[423]
デジタル毎日
自民党には
国民に望む「理想の家庭」があるらしい。例えば「子供は最低でも3人以上」(桜田義孝前五輪担当相)を生み育て、かつ老後に備え「アバウト2000万円」(麻生太郎財務相)のお金を用意する家庭、である。
子供3人以上にそれなりの教育を受けさせて
尚且つ
老後のために2000万円用意できる庶民はどれほどいるのだろうか
2000万円のためにNISA、iDeCoを考えている人に
あくまでも自己責任ですよ
政府は日銀とGPIFを総動員しても株価が維持できないからこそ
庶民の懐に手を突っ込んで吐き出させようとしているのです。
人口減少社会で企業は設備投資もせず内部留保に走る
こんな社会でも
儲ける人もいるだろう
しかし半数以上は損を被るのです。
19. 赤かぶ[18331] kNSCqYLU 2019年6月20日 19:30:41 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[8397]
山本太郎氏「「増税する」と明言している安倍政権に対し、野党は少なくとも「減税する」と言わないと勝てない。「消費税廃止」と言っている私たちが注目を集め、有権者に支持されたら、「廃止は無理だけど5%ならどうだ」と野党が政策を転換させるかもしれない。」 https://t.co/o7jS18dk41
— Koji (@kwave526) 2019年6月20日
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/215.html#c19
20. 赤かぶ[18332] kNSCqYLU 2019年6月20日 19:31:45 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[8398]
この政党に支持は集まるだろう。政治家は今までのやり方では国難に勝てないからだ。古い政治家は退場する事が大事だ れいわ新選組「消費税廃止」を掲げる本当の狙い 山本太郎議員に聞く (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット) https://t.co/6yRR2tLHSZ
— 林 じゅん (@kunitomohayashi) 2019年6月20日
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/215.html#c20
49. 2019年6月20日 19:31:50 : DuWp6G79SH : WEdwdi5vMVFmVk0=[12]
>>48
訂正
2段目
加計と国家の違い→家計と国家の違い
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/201.html#c49
194. 中川隆[-9440] koaQ7Jey 2019年6月20日 19:31:57 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3041]
『高等教育の機会均等−−権利としての無償化』
大学の危機をのりこえ、明日を拓くフォーラム第2回シンポジウム 2019年6月20日
https://www.chosyu-journal.jp/shakai/11989
大学の危機をのりこえ、明日を拓くフォーラムの第二回シンポジウム「高等教育の機会均等−−権利としての無償化」が16日、明治大学で開催された。現在深刻な問題となっている奨学金問題や高等教育無償化に携わっている4人が現場からの報告をおこない、この問題を通じて大学教育の在り方と日本の将来を考えるシンポジウムとなった。以下、報告の要旨を紹介したい。
奨学金被害の救済の現場から
弁護士 岩重佳治
奨学金問題の諸悪の根源は高い学費だ。国公立の初年度の納入金は1970年に1万6000円だったのが、2010年には80万円をこえ、今では90万円をこえる勢いだ。大変な伸び率だが、この間の物価の上昇率は3倍にもかかわらずこれだけ学費が値上がりしている。これは大学に対する公的な支援がどんどん減らされてきたからだ。私立大学の学費も非常に高い。おそらく世界でもトップレベルだ。
これだけ学費が高くなってきている一方で、アルバイトに追われる学生など、学生や親の生活はどんどん大変になっている。実際に学生の生活費は、2000年度には大体160万円くらいで親からの仕送りで生活していた。それが2012年になると120万円になる。12年間で家庭からの仕送りが4分の3になる。学費が高くなることで家計が苦しくなるために学生はアルバイト漬けになっているし、奨学金を借りざるを得なくなっている。
あくまでも借金だから将来返していかなければならない。しかし、今の雇用形態というのはほとんど崩壊している。私の祖父は55歳定年で、その後は仕事をしないで年金で生活していた。それまでは会社に入ってしまえば年功序列で賃金も上がっていって安定した生活ができていた。子どもができれば企業がいろんな手当をしてくれることになっていて安心した暮らしができていたが、今はそういう状況ではない。学生たちがたとえ正社員になったとしても、ブラック企業というのはたくさんある。過酷なノルマを課されて、達成できないと何人かの幹部に呼ばれて自分のどこが悪かったかということで反省点をとうとうとのべさせられる。そういうことをくり返しているうちに鬱になってやめる。従って必要な定員の2倍くらいの人を雇って3年後には半分くらいになっている会社はとても多い。雇用が崩壊している。働いてどうにかなる世の中ではない。
従って返せなくなるのだが、そのときに出てくるのが利子の負担だ。日本学生支援機構の奨学金は有利子の第二種奨学金と無利子の第一種奨学金がある。奨学金事業予算の推移を見ると無利子の奨学金は1999年からずっと2000億円ほどで増えていないが、有利子の方は4000億円ほどだったのが増え続けて、2012年には1兆2000億円まで増えている。
この背後にあるものはなにか。奨学金事業の財源を見ていくと、【グラフ参照】実は一種と二種で大きく違う。第一種の無利子の財源は一般会計と返還金で賄っている。問題は有利子の二種の財源だ。民間借り入れは、大手の銀行などからお金を借りているということだ。財投機関債というのは債権だ。投資家向けに債権を募集して買ってもらう。日本学生支援機構のホームページを見ると、学生への説明よりもよほど熱心に投資家向けに投資を呼びかけている。そして財政融資資金というのは公的なものだが、もともとはみなさんのお金だ。国が予算を出さずに外からお金を引っ張ってきている。
もしみなさんが投資家で、この奨学金事業に投資をしようと思ったらなにを重視するか。一番は安全性だ。何を安全性の担保にするかというと回収率だ。回収率が高いことを謳わなければお金を集めることはできない。実際に日本学生支援機構の回収率というのはだいたい96%くらいで、メガバンクの債権並みの回収率を誇っている。いろんな国では、2割、3割の貸し倒れを前提に貸しているが、日本だけが回収率96%。これは無理な取り立てをしているか、借りている人が無理な返済をしているかのどちらかだ。こういう構造が奨学金の悲劇を生み出している。
取り立てが滞ると裁判所に呼び出しを受ける。延滞3カ月で延滞者情報が個人信用情報機関、ブラックリストに登録され、4カ月になると債権回収会社が乗り出してくる。債権回収会社というのは借り手のことは一切考えていない。自分たちが回収すればするほど手数料は高くなるからだ。そして延滞9カ月になると裁判所からの手続きが送られてくる。その数は年年増えており、2000年には338件だった裁判所の手続きが2011年には1万件をこえた。
救済措置があって初めて奨学金といえるはずだ。ここに問題がある。一つ例を挙げると、奨学金の返済に困ったときに救われるはずの制度に返還期限の猶予というのがある。これは病気や収入が少ないときに経済困難な場合には年収300万円以下という目安で、そういう人が申請をすると1年ごとに返還を先延ばしにしてくれる制度だ。しかしこれは利用期間に制限があり、10年を過ぎたら助けてもらえない。昔は10年もあれば安定した仕事に就くことができたかもしれないが、今は違う。一度安定した職を失うともう一度それ以上に安定した職に就くことは極めて難しい。
そして延滞があると返還期限の猶予が利用できない。奨学金の返済に困った人はすでに何年間か延滞をしている。例えば過去8年間返済を延滞していた人が、借金が膨れあがって、年収300万円以下だということでこの猶予申請をするが蹴られる。延滞があるならこの制度は使えない。延滞するなら延滞を回収してから使ってくれといわれる。おかしな話だ。このことに対して文句をいっていくと、制度が変わり2014年から延滞据え置き型の猶予というのができた。本当に苦しい人は延滞があってもそのままで猶予を使うことができるというものだ。良かったと思っていたが、私の所にこんな相談が舞い込んできた。
Aさんは40代男性で、年収が30万円。神経的な病気を持っていて入退院をくり返している。つまり生きていくのが精一杯の人だ。このAさんに2011年に日本学生支援機構から請求が来る。元金が150万円、延滞金が150万円。奨学金というのは毎月、毎年返していくものだが、返還日から10年経つと時効になる。Aさんは時効を主張したが、裁判では認められなかった。Aさんは分割で返済をしたいと申し出た。なぜ年収30万円のAさんがそのようなことをいったのかというと、保証人に叔父さんがついており迷惑をかけたくないという思いからだ。すると相手の代理人は「分割で返済するのはかまわないが月に5万円以上は払ってくれ」という。払えるわけがない。だから私の所に相談に来た。
Aさんは年収が30万円で「延滞据え置き型の猶予」が使えるはずだが、それを教えてもらえなかった。だから2014年11月にその申請をして一件落着かと思われた。ところが、法的手続きに入った事案、時効を主張された事案などは、延滞据え置き型の猶予が使えないように制限された。運用が制限されたのは2014年の12月で、彼が申請をしたのは同年の11月。しかし機構は2014年4月にまでさかのぼって運用を制限した。こういうことを平気でやる。なぜそんなことができるのかというと、規則には猶予「する」とは書いていない。猶予「できる」、免除「する」ではなく免除「できる」としか書いていない。だから猶予するかしないか、免除するかしないかは、すべて機構の裁量でしかないという。機構の裁量で決められるのであれば救済制度の意味がない。
高学費に苦しむ学生とFREEがめざすもの
FREE代表 岩崎詩都香
高等教育無償化プロジェクト(FREE)というのは、大学生、専門学校生、大学院生を中心としたアドボカシー(政策提言)グループだ。去年9月に立ち上げた。学生の学費や奨学金に関する実態や、どういった思いを抱えて学校に通っているのか、今の学生生活がどういったものになっているのかを実態調査アンケートを中心に集めて、社会に届けていこうというのが私たちの主な活動だ。私たちが目指しているのは、「すべての人への無償化」だ。
実態調査は、友だちにお願いしたり、協力してくださっている先生に授業のときに集めさせてもらって現在5000人をこえる学生から集めることができた。そのなかの声を今日は紹介したい。
・4年制の大学を受験しようと思っていたが、年の近い弟の大学受験もすぐなので、早く働いて親の負担を減らすために短期大学を選んだ。
・3人兄弟で一人親のために家計が厳しく、勉強が好きな友人であったが、大学進学を選択肢として考えることすらできていなかった。
・私は一部(昼間部)に行って国家資格の受験資格を得たかった。しかし経済的事情でそれは叶わず、二部(夜間部)への進学を決めた。
・私立医学部に受かったものの、学費が払えず退学。夢を諦めて国公立の工学部に編入した。
・自分が私学に進学したことで下の兄弟の大学進学の圧力となってしまった。
・片親で兄弟もいる友だちは自分が働かないと生活ができないということで介護施設で働いている。たまに会うとやっぱり大学生活を送っているのは羨ましいと話していて、学費が無償になればいいなと思った。
・本当は看護学部のある大学に行きたかった。けれど母子家庭で、当時弟も高校生でまだ学費もかかるしといろいろ考えていたら、高い学費がかかる大学に行くのは母の負担になるからと安い学費で交通費もかからない地元にある看護専門学校に行くことを決めた。弟も結局親の負担を考えて自分の行きたかった学校への進学を諦めて就職した。
・バイトのために学校を休まざるを得ないときがある。
・バイトをしないと生活費が足りないが、バイトをすると時間をとられ授業準備やゼミ準備ができない。
・やりたい活動が思うようにできない。1日3食だった食事が1食もしくはゼロ食のときもある。1年生の4月からは3カ月ぐらい毎日自炊していたがアルバイトなど時間がなくなり、コンビニ食になり、ますます1食にお金がかかるようになり食べられなくなった。
・学費を自分で賄っていて、時給や予定の関係で夜勤をせざるを得ず、一限、二限に出席できずに単位がとれなかった。出席できても明らかに疲れている。
・月8万円の奨学金で必要な支出(学費・交通費・教科書代など)をして、アルバイトの月2万円でサークルの費用を支出している。一人暮らしをしたいが、そのお金がないので往復で3時間半以上かけて通っている。そのせいで課外活動の時間や睡眠時間などが制限されている。電車が混雑しているととても疲れるし、それなのに眠って回復することができないので、次の日に疲れが残っていて朝起きるのが辛かったり、大学へ行っても頭が働かずに授業をしっかり受けられなかったりすることがある。
・週5でアルバイトをしているので、ゼミの発表準備、レポート、テスト勉強をする時間がなく、徹夜で乗り切ることがあるため、つらい。
・生活をしていくためにどんなにきつくてもアルバイトをしなければならないこと。
・日日の生活を送るのにもギリギリなのに加えて、奨学金を毎月借りる(借金)ことで追い打ちをかけられる。テスト期間などでバイトを休む期間が長く続くと、翌月の生活に影響が出るため大変。
・院に行きたいが、研究者として生計を立てられるようになる前に返済は始まるだろうし、家族にも反対されることがわかっているからいい出しにくい。やはり「安定でそれなりの給料」ということしか進路の決め手にならない。
・家庭の経済状況を考慮すると、弟妹が今後も学業を続けていくためには大学卒業後の生活費等はすべて自分で賄う必要があり、進学ではなく就職を考えるようになった。
・結婚時に奨学金という借金がある。
・自分の子どもに不自由なく大学に進学してもらうために、自分のやりたい仕事ではなく給料の高い仕事を選ばないといけないのではないかと悩む。
・奨学金を借りていて、親も定年が近く、大学院という選択肢は全く考えられなくなった。
・専門職養成の意味合いが強い大学だが、どこの企業も福祉専門職であっても賃金が低いので奨学金を返せない不安がある、という声を同期の学生から聞く。
・大学院の入学金が高かったのと、大学院に通いながら今まで通りバイトをできる自信がなかったため進学を諦めた。また、資格をとってなりたかった職業もあるが、収入があまり安定しておらず、奨学金返済の負担になるため諦めた。
・弁護士になるために法学部に進んだが、経済的な理由で院進できず、また予備試も難しすぎて受からないため一般就職した。
こんな感じで、将来自分がもっと学びたいと思ったときに奨学金というものが重くのしかかったり、あるいは大学院も高い学費があるのでこれ以上親に負担はかけられないとか、学費を自分でどうにかすることができないということで進学を諦めているという人もたくさんアンケートに声を寄せてくれた。
よくこの活動をしていて、学生や大学の先生とも研究室で話す機会があるが、学費の値下げというのが現実的ではないのではないかという声をいただくこともある。しかし現実的に考えるならばこの学生の生活実態というのがより現実だと思う。この現実に即した政治的判断というのがされるべきではないかとこの活動をしていて思う。
どうやって私たちが無償化を目指すのかというと、学生自身の声をもっとたくさん集めることだ。その声をもっと社会に広げて、社会の空気を変えることができるのではないかと思う。FREEのメンバーには、まさに自分が奨学金を借りているという当事者もいるが、自分は奨学金を借りていないし家も貧困家庭ではないけどこの活動を頑張っている人もいる。未来の世代が同じような気持ちを持つことがないようにしたいというのがFREEの活動の原動力だ。未来の世代の若い人たちが今と同じように苦しい生活を強いられるとしたら、日本はどんどん暗くなってしまう。今進む方向性を切り替えてもっと明るい未来になるように活動している。
修学支援法と教育の機会均等
名古屋大学大学院教授 中嶋哲彦
修学支援法というのは今年5月10日に可決成立した法律だ。来年の4月から施行予定となっている。この法律の特徴は、
@授業料の減免と学資支給(給付型奨学金の支給)、
A国公私立の大学(大学院を除く)・短期大学・高等専門学校・専修学校(専門学校)の学生が対象。これは高等学校卒業後の学校すべてを同じ基準で制度の対象にするというのが新しい点だ。これをどう評価するかというのは議論の必要がある、
B支給を受けるための個人要件…とくに優れた者であって経済的理由により極めて修学に困難があるもの、
C機関要件…社会で自立・活躍する人材育成のための教育を継続的・安定的に実施できる等として確認された大学等であること、がある。
この修学支援法については3つのことがいえる。
1つは経済困窮世帯の支援という位置づけだ。これは子どもの貧困対策推進法の枠組みとも一致しているものだ。子どもの貧困対策推進法は、現在貧困の状態にある子どもたち、人たちを直ちに貧困から離脱させるということの権利性を確認しているわけではない。健康で文化的な最低限度の生活を営む権利が憲法に規定されているが、この法律では貧困からの即時離脱を権利として保障しているわけではない。そして貧困対策の対象を子どもに限定している。子ども以外の家族構成員については対象になっていない。したがって生活保護の全体としての改善はまったく考えていない。それから子どもに関して、貧困からの即時離脱ではなく貧困の連鎖の遮断のための自立支援だということ。親の貧困を子どもに連鎖させないために子どもに対する自立支援をおこなう、その一環として教育の支援が位置づけられている。学歴獲得による経済的自立のためには政策上教育支援を重視するというもので、そのため貧困からの離脱はあくまで自己責任というものだ。
さらにそれが人材育成政策と融合していく。2014年に閣議決定された子どもの貧困対策大綱で、「子供の貧困対策は、法律の目的規定(第一条)にもあるとおり、貧困の世代間連鎖を断ち切ることを目的とするものであるが、それとともに、わが国の将来を支える積極的な人材育成策として取り組むということが重要である」と書かれている。貧困対策といいながら貧困家庭にある子どもを人材として有効に活用していくための政策だ。
2つ目は競争力人材育成政策だ。競争力人材というのは、貧困にある子どもだけを念頭に置いているわけではなく、大学高等教育を、国際競争のインフラとして位置づけている。高等教育を無償化し、機会均等化するといいながら、その大学・高等教育というのは国際競争のためのインフラということだ。その役に立たないような高等教育を受ける者まで政府の政策として保障するつもりはないということだ。
さらにそれは人材育成のための政策としておこなうわけだから、意欲と能力のある者に対する支援になる。それから大学院への進学・学費に関しては法律の対象になっていない。それは職業を身につけて経済的自立をしてもらうための政策であるという理由からだ。それと繋がるように専門職大学制度の創設がおこなわれる。
3つ目に大学に対して機関要件をもうけていることを先ほどのべた。その機関要件の内容を見ていくと、大学の教育内容や教育方法への国家介入、国公立大学に対する大学ガバナンス改革の押しつけ、私立大学の法人経営者の権限を強化するというもので、無償化とは随分違う要件を押しつけることによって、学生の授業料を軽減したいのなら大学改革を飲めということになっている。
権利としての教育無償化
神戸大学大学院教授 渡部昭男
2010年に各新聞社の検索覧で教育無償化という文字を打ち込んでみるとほとんど記事が出てこない。教育無償化というものに大きく反応していくのは2016年、2017年からだ。だんだんと関心は高まっている。
日本国憲法のなかでも教育を受ける権利は保障されているが、私が重要だと思うのは教育基本法第四条の教育の機会均等、経済的地位による差別禁止、修学困難者への奨学の措置をどう忠実に実現していくかが大切ではないかと思っている。
ユネスコ人権平和職のフォン・クーマンズ教授は、「国際人権A規約一三条の教育への権利というのは、高度人材養成であったり職業自立という書き方はしていない」という。教育への権利というのは、人格を形成する、社会に貢献する、人生・生活をコントロールする、社会を統治する、社会階層を上るといった形で人人をエンパワーしていく。それから働く権利や健康への権利、政治参加の権利、完全参加と平等の権利などを享受するための鍵となる権利だとのべている。この権利を高等教育段階まで保障しようというものだ。
隣国の韓国では市民運動によって、大学の給付型奨学金を勝ちとってきた。学生運動ではなく、市民運動として大学の無償化がたたかわれている。2018年には入学金は実費以外はすべて削減され、学生が安価に生活できるよう学生寮の増設もされている。
高等教育の無償化は人材の開発や投資論など経営サイドの傾向に陥りがちだが、そうではなく、学問の自由や学術の発展、教育を受ける権利、若者と社会の未来をひらく教育無償化を志向していかなければならない。
https://www.chosyu-journal.jp/shakai/11989
http://www.asyura2.com/09/bun2/msg/492.html#c194
10. 2019年6月20日 19:32:47 : YeXqcmpfRg : OTBSZ3pZRXpyUFU=[0]
⇒《未来のため、金よりも大切な価値を大切にし、主権者のために行動する人材の輩出が求められている。》
赤貧のうちに死んでいった田中正造のようですね。最も尊敬する政治家です。
植草氏、がんばってください。応援しております。
日本の独立(脱米親亜)・民主化・脱土人・脱原発……立共社れオ政権樹立へ。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/234.html#c10
21. 赤かぶ[18333] kNSCqYLU 2019年6月20日 19:34:03 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[8399]
言っていることよくわかる。
— YaMooShin (@Shin_Moo_yari) 2019年6月20日
野党は少なくとも「消費税減税」くらいは言わないと。
与党に「社会福祉の財源が無くなる。無責任だ」と言われるのが怖いのだろうけど
「現政権は福祉になんて回していない!嘘つくな!」と言ってやれ。
財源に関しては山本太郎の言う通り。https://t.co/OEgVt8K8wz
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/215.html#c21
2. 2019年6月20日 19:35:52 : eFargDQyXD : VXlneE5pNldUQVE=[398]
一般会計 120億円 / 25人 = 4・8億円
===
およそ 一人頭 5億円です〜〜〜〜
http://www.asyura2.com/19/genpatu51/msg/649.html#c2
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