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2019年6月17日00時21分 〜
記事 [政治・選挙・NHK262] 人生百年も金次第(ちきゅう座)
2019年 6月 16日
<熊王信之(くまおうのぶゆき):ちきゅう座会員>

老後に年金以外で2000万円が要る、との金融庁の報告に衝撃が広がっています。

国民の大多数が薄々感づいていたことが金融庁の報告で事実の裏付けが出来た、と言うことなのです。 金額に相違はありますが、金融機関の広報には過去から老後資金の蓄えが必要、と謳われ、投資についても税制面でNISA等の裏付けが出来たので若くても月々貯蓄や投資に金銭を託す方々がおられます。

誰も今のこの国の年金が百年安心とは思っていなかったのですが、金融庁の報告で明々白々の事実と改めて知らされ、衝撃を受けたのです。 百年安心なのは、「年金制度」であり、国民の老後が安心なのでは無い、と。

そこで肝心要の国民の老後の備えですが、現在では、凡そ、半数以上が金融庁の報告にある2000万円には届きません。

単身者の調査が無いので不完全なのですが、総務省の資料に依れば、所帯主の年齢が60歳以上の所帯(単身所帯は対象外)の保有金融資産の調査では、2000万円以上の保有者は、40.8パーセントになっています。 調査対象の半数以上の所帯が金融資産2000万円以下の保有者なのです。

図1−2−5 貯蓄現在高階級別所帯分布

出所:平成30年版高齢社会白書(概要版) 平成29年度 高齢化の状況及び高齢社会対策の実施状況 第1章 高齢化の状況(第2節 1) 第2節 高齢期の暮らしの動向(1) 1 就業・所得    内閣府

https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2018/html/gaiyou/s1_2_1.html

単純に言えば、単身所帯は除くものの、50パーセント以上の所帯で老後資金不足なのです。 これでは、生活保護制度の対象も増加する一方になるのが自明です。 或いは、生活保護も切り捨てられるのでしょうか。

金融庁が焦るのも無理からぬものがありそうです。

さて話題が逸れますが、その金融庁の報告についてです。 端的に言って、金融庁の報告について必読の義務があるのは、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)とアベ政権の方々、と思われます。 加えて、彼等が金融庁に教えを乞うべき内容は、投資の基本である資産分散の初歩的知識と金融経済の現状を知るための基礎を理解する能力、と思われます。

例えば、株式投資、中でも日本株投資の基本ですが、簡単に言えば、高騰した頃、買ってどうするの、とお聞きしたいのです。 日経平均が一万円を切っていた時期に買って、昨年来の株安時期前に売るのが当然の処、高騰した時期に買っていれば損するのは当然で、従って、年金基金を十数兆円も棄損する結末になるのです。

アベノミクスのためのギャンブル運用で年金15兆円が溶けた! 女性自身 記事投稿日:2019/02/21 06:00 最終更新日:2019/02/21 06:00 https://jisin.jp/domestic/1713526/

その原因は、現在のGPIFが、投資の基本に忠実な売買が不可能だからです。 理由は、アベの何たらの成功を表面的に「見える化」するために日本株を買うことを義務づけられているからです。 日銀と同じく、です。 これは、証券界の関係者ならば常識でしょう?  今や、日本株は、官製相場になってしまっていることを。

上記の事実も、証券界の方々は、重々、承知しつつも、自らは口に蓋をしつつ知らぬ振りですので、上記のように女性自身等の場違いな媒体しか事実を報じません。 日経等は、報じてもその他の報道に交じり大々的には報じないか、素知らぬ振りです。 でも彼等は、仲間内や友人、知人には、日本株は止めておけ、と言います。

市場で午前中に売りが膨らみ暴落した午後には、大口の買いが入り、結果的に暴落が落ち着く、と。 個別株の買いでは無く、ETF(上場投資信託)なので、幅広く値動きする、と。 さて何時まで持つのか、と心配だ、と。

債権投資についても、外国債券投資では、利回りと外貨の値動きの両者で損得が出来るので、外貨に換えるタイミングが難しいのです。 簡単に言えば、リーマンショック時には円が対ドルで100円を割ったことがありますが、その時に外貨に換えておけば今でも利益が出る訳です。 GPIFにそのような機動力があるのでしょうか? 純粋に利益のみを追求するだけの投資に徹することが可能か否か、です。

今や、金縛り、では無くて、アベ縛りになってしまった可哀そうなGPIF。 これで基金を損じるな、と言われても、ね〜。

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://chikyuza.net/
〔opinion8726:190616〕

http://chikyuza.net/archives/94490
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/129.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 「生活できる年金払え」日比谷でデモ 政府の対応に抗議(朝日新聞)
朝日新聞デジタル 2019年6月16日20時45分

https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20190616002034_commL.jpg
「年金返せ」「年金払え」などと書かれたプラカードを掲げてデモ行進する人たち=2019年6月16日午後1時59分、東京都千代田区、渡辺洋介撮影

 老後の資産形成における「2千万円不足」をめぐる政府の対応に抗議するデモ行進が16日、東京都千代田区の日比谷公園周辺であった。約2千人(主催者発表)が参加し、「生活できる年金払え」などと声をあげた。

 デモは、都内の会社員男性(35)がツイッターなどで呼びかけた。千葉県松戸市の自営業、横山卓典さん(30)は金融庁の審議会がまとめた報告書を麻生太郎金融担当相が受け取らない対応が不満という。「年金の不足を受け止めたうえで制度の在りかたを議論すべきなのに、選挙のために報告書をなかったことにするのは不誠実だ」と憤った。

 初めてデモに参加したという東京都中央区の主婦(30)は「『100年安心』と言っていたのに、十分な年金がもらえなくなるなんておかしい」と指摘。10カ月の子どもがいるが、「自分の老後も不安な状態では、安心して子育てもできない」と語った。(渡辺洋介)

https://www.asahi.com/articles/ASM6J5HKPM6JUTIL00T.html
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/131.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 中島岳志の「野党を読む」(3)山本太郎 2年前の「枝野幸男ブーム」と今の「山本太郎ブーム」。何が同じで何が違うのか (朝日新聞社 論座)
中中島岳志の「野党を読む」
(3)山本太郎 
2年前の「枝野幸男ブーム」と今の「山本太郎ブーム」。何が同じで何が違うのか

島岳志 東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授
論座 2019年06月16日


■山本太郎ブームはなぜ巻き起こるのか

 いま「山本太郎ブーム」が起きています。

 山本さんが各地の街頭で行う演説会は、瞬く間に黒山の人だかりができます。山本さんが話す内容は、グラフや数字を使った統計資料を基礎とする経済政策が中心で、1時間を優に超えるレクチャーに近いものです。しかし、人は減らない。むしろ雪だるま式に増えていきます。

 このうねりは一体何なのか。

 約2年前、「枝野幸男ブーム」が起きました。「枝野立て」という声が各地で起き立憲民主党が立ち上がると、あっという間に野党第一党の議席数を勝ち取りました。

 「山本太郎ブーム」と「枝野幸男ブーム」は何が同じで、何が違うのか?

 両者に共通するのは、「一人で立ち上がる姿」です。大きな流れに抗し、勝算を度外視して立ち向かう姿勢は、多くの人の共感を呼びます。大きな塊から飛び出し、安定した場所を捨ててでも、国民の選択肢を作る行動に、人は期待を寄せます。

 今回の参議院選挙に向けて、立憲民主党は「物語」の設定がうまくできていないように見えます。同じブームを同じ主人公・同じ内容で巻き起こすことは不可能です。新たな「物語」を作らなければ、国民の期待を集めることは難しいでしょう。

 一方で、山本さんは「物語」の設定に成功しているように思えます。山本さんは6年前の参議院選挙でも、東京選挙区から立候補し、ブームを巻き起こしました。一見すると、今回はこの時のリバイバルのように見えますが、単なる6年前のコピーでは、現在のようなブームは起きません。

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Tシャツにジャケット姿。大きな身ぶりで訴える山本太郎氏=2018年10月9日、千葉・船橋駅

■自民支持層を切り崩す「消費税廃止・減税」

 何が6年前と違うのか。なぜ今、山本太郎に注目が集まるのか。

 その理由は山本さんが今回強く訴えている「消費税廃止・減税」にあります。

 後で述べるように、山本さんは街頭に立ち続ける中から、原発問題の根っこには労働問題があり、その先に全国民に関わる経済問題があるという認識に至ります。そして、全国各地で生活苦に陥っている人たちの痛みに触れ、リアルな「お金」の問題を最重要課題に設定していきます。

 そして今、自民党支持者も山本太郎支持へ流れているのです。

 朝日新聞のWEB版に興味深い記事が載っています。山本さんが2月に民間業者に委託して独自で行った世論調査によると、「新党を立ち上げたら支持しますか?」という問いに対して「支持する」と答えた人のうち「自民支持層と立憲支持層がともに約15%を占めた」というのです(河合達郎『山本太郎氏、ひとりからの挑戦 野党に化学反応起こすか』朝日新聞オンライン、2019年6月1日)

 山本さんはどこから票を引きはがしているのか?

 それは2年前に立憲民主党を応援した人だけでなく、同じぐらいのボリュームで自民党支持層から共感を集めているのです。

 自民党支持層の中には、景気対策を重視し、「反緊縮」を支持するビジネス界の人たちがいます。しかし、それ以上に山本さんの主張は、苦境にあえぐ農家や中小企業、商店主など旧来の自民党支持者たちに支持されています。

 ここには2年前に立憲民主党に吹いた風と、異なった要素が含まれているように思います。山本さんは一般的に、左派的な政治家と見なされますが、実際は保守的な庶民層に届く熱量をもった政治家です。これから選挙戦が過熱化し、テレビなどで山本さんの姿と主張が取り上げられると、安倍政権に不満を持つ保守層に支持が拡大する可能性があります。

■山本太郎の「ヤンキー気質」

 なぜ、山本太郎という政治家は保守的な庶民層の心を動かすのか。

 それは、彼の「ヤンキー気質」にあると私は思います。

 彼自身が様々なインタビューで語っていることですが、中学生の頃は各所で悪さをした「ヤンチャ」な子だったと言います。実際、彼の母親は、次のように語っています。

 ワルだったんですよ。その頃、娘にも言ってたんですけど、この
コは絶対、将来刑務所行きやからって。あんた結婚したころ、太郎
が刑務所から出てきて、お金せびりに来ると思うけど、絶対渡した
らあかん!って。(山本太郎『母ちゃんごめん普通に生きれなくて』
TVぴあ、1998年)

 山本さんは高校時代の素人参加のバラエティ番組出演がきっかけで芸能界デビューしますが、「勉強がイヤで芸能界に入ったようなもん」だったと言います。(『山本太郎 闘いの原点』ちくま文庫、2016年)

 そして、俳優として具体的に「不条理への怒り」「損得勘定を超えた気合」などを内包する「心優しいワル」を演じ、評価を獲得しました。「デビュー時から肉体を駆使してきた」と言うように、彼は演ずる対象と時に一体化し、行動力を身につけていきます。(「本当の芸能人なら声を上げてファンを守れ!! 行動する俳優 山本太郎」『金曜日』2011年11月4日号)

 精神科医で『世界が土曜の夜の夢なら――ヤンキーと精神分析』(角川書店、2012年)などの著書がある斉藤環さんは、山本さんについて「自らの“情緒”に対して忠実な人」と評し、その側面と「反知性主義」の組み合わせが「きわめてヤンキー的」と指摘しています(「太郎からの手紙」『金曜日』2013年11月22日号)

 彼は、政治家になる過程で勉強を重ね、円形脱毛症になるまで頑張りました。しかし、社会に対しては、次のように言います。

 僕が目指す社会は、究極は、頑張らなくても生きていける世の中で
す。もう、「これトチったら俺の人生終わりだな」みたいな世の中は
やめにしたいんですよね。そういう状態が続く人生は地獄ですよね。
「まぁいいか」みたいな余裕が欲しい。
 何をもって頑張るかは個人差があるので、それを測るのは難しい。
でも、頑張れない時に頑張ってもロクなことがないから、ゆっくり休
んで、それを国が支えて、そろそろ力が湧いてきたという時に頑張っ
てもらう方が、ずっと生産性は高いですよ。だって、無理しても壊れ
るだけだもん。
 だから、「いいよ、頑張らなくても」という世の中になればどんだ
けいいか。今はあまりにも地獄すぎると思うんです(山本太郎、(取材
・構成)雨宮処凛『僕にもできた!国会議員』筑摩書房、2019年)

 一体、山本太郎という政治家は何者なのか。

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街頭で訴える山本太郎氏。演説の大半を経済対策に費やした=2019年5月29日、東京・北千住駅

■政治へのきっかけは原発事故

 山本さんが政治に関与し始めたきっかけは東日本大震災による原発事故でした。

 彼は、この時まで「何かあった時、自分は助かるかもしれない」と思っていたそうです。自分は芸能界で活躍する人間であり、税金も多く払ってきた。だから、他の人よりも優先的に助けてもらえるという「選民意識みたいなもの」があったと言います。

 しかし、これが一気に崩壊します。自分は切り捨てられる側の人間であると痛感し、「税金、高いなと思いながらも、そこそこな額を真面目に収めてきたのに切るんですか」と思ったと言います。(前掲『山本太郎 闘いの原点』)

 この時、彼の中に「猛烈に「生きたい」という感情が湧きあがってきた」と言います。(「「生きたい」という思い、自分への憤慨、そして政府への怒り 三位一体の原動力」『マスコミ市民』2012年3月)

 そして、この思いが怒りに変わっていきます。

 本格的にスイッチが入ったのは、「国が子どもの被曝に対しても20ミリシーベルトという基準値を与えた時」でした。「子どもたちの命も守らないような国」には「未来がない」。「未来を諦めた国」なんてどうかしている(『山本太郎 闘いの原点』)。そう思った山本さんは、声を上げようとしました。

 しかし、立ちはだかったのが芸能界という壁でした。

 俳優として芸能界で生きていくためには、特定の政治勢力に加担するような政治的発言はタブーで、「シガラミや利害」が絡んでいます。自分の思っていることを言えば、俳優としての仕事を失うのではないか。そんな自主規制が働きました。

 山本さんは、言うべきことを言えていない自分への苛立ち・ストレスを溜め込み、自問自答します。

 「今、声を上げないってことは、推進派と同じじゃないか」「お前、本当にそれで自分を許せるのか? 後悔しないとでも思ってるのか?」

 そんなとき、2011年4月8日に孫正義さんがツイッターでつぶやきました。

 「皆さんは、原発賛成・反対?」

 山本さんは、これに「反対!」と返します。その瞬間、「内側から何かがどっと溢れてきて、なぜか涙が止まらなくなった」と言います。

 初めて「宣戦布告」した瞬間、堰を切ったように涙が溢れました。
何かを失うかも知れぬ不安、後悔の涙じゃない。これまで、本当の自
分を押さえつけ、言うべきことも言えずにいた。声を上げた瞬間の涙
は、本当の自分を取り戻した、解放の涙でした。(「独占インタビュー 
俳優・山本太郎 原発マネーに汚染されたテレビと芸能界へ」『週刊
現代』2011年8月6日号)

 山本さんは、「やっと人間に戻れた」という感覚を持ち、反原発運動に参加する意思をもちました。そして、その週末、高円寺で行われた反原発デモに参加。ここで一人で悶々としていた気分が吹き飛び、肩の荷が下りたと言います。そして、思いを共有する人たちと意思表示をする自由を味わい、感動します。

 それから本格的に各地の反原発運動・デモに参加するようになっていきました。

■芸能界に働く自主規制

 しかし、彼が前進すればするほど、俳優としての仕事に支障が出るようになります。

 社会問題は企業と繋がっており、CM出演に支障が生じます。テレビ番組もスポンサーによって成り立っており、広告収入が減るようなことは避けられます。その結果、政治発言をするタレントは忌避され、業界内の自主規制が加速します。

 さらに、所属事務所に様々な抗議・嫌がらせ電話がかかってくるようになりました。そして、ついにマネージャーから出演予定だったドラマについて「反原発発言が問題になっており、なくなりました」というメールが届きました。

 この時の心境を、山本さんは「本当にこんなことがあるんだなとショックでした」と語っています。(「独占インタビュー 俳優・山本太郎 原発マネーに汚染されたテレビと芸能界へ」『週刊現代』2011年8月6日)

 山本さんは、このままでは事務所に迷惑がかかると考え、10年以上所属していた事務所をやめてフリーになります。すると、「仕事関係では実際、収入が十分の一になりました」(「緊急インタビュー 未来に向けて生きる学びを:山本太郎さんに聞く(第2回)」『高校のひろば』83号、2012年)。

 知り合いに頼んでテレビ局などに営業をかけてもらうと「ちょっと今、山本は出せないでしょう」という反応が返ってきたと言います。(野呂美加、山本太郎対談「“生きたい”という本能が原動力 仕事があっても命がなきゃ意味がないと思いませんか?」『婦人公論』2011年12月7日)

 それでも山本さんは、反原発運動から遠ざかりませんでした。それは「子供を助けたい」「子供から未来を奪ってはいけない」という思いが強かったからだと言います。

 やっぱり自分の人生を振り返っても、いつが輝いていたかってい
うと、断然子供の頃なんですよ。自分を取り巻いている世界の広さが
どんどん分かってきて、好きな人が現れて恋が始まってという、あの
わくわくする感じ。「どの年齢に帰りたいですか?」って聞かれたら、
きっと多くの人は子供時代とか思春期を思い浮かべる気がするんです。
(『山本太郎 闘いの原点』)

 では山本さんは、どのような子供時代を送ってきたのか。

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街頭で訴える山本太郎氏。新たに立ち上げた「れいわ新選組」をアピールした=2019年5月229日、東京・北千住駅

■母子家庭で育ったこと

 山本さんは母子家庭で育ちました。父は、1歳の時に亡くなったといい、「父の存在はぼくの中にはいっさいない」と語っています(岩切徹「現代の肖像 俳優 山本太郎 ”脱原発”役者の軌跡」『アエラ』2012年12月3日)

 彼を育てた母親は「パワフルで正義感が強」い人で、「日常的にも自分より弱い立場の人には、手を差し伸べろっていうことはすごく言われ」たと言います。山本さんは、母の存在から大きな影響を受けて育ちました(『山本太郎 闘いの原点』)

 母はフィリピンの貧しい子供たちを支援するボランティア団体のメンバーで、山本さんも子供の時から何度もフィリピンに行って、仕事を手伝わされました。

 母は次のように語っています。

 東南アジアに行くと、バクシーシ(喜捨)じゃないけど、いろん
な町や村で日本から持っていった食べ物とかデザートを、子供たち
に実際に配らしたんです。慈悲の心とか、優しさを培うために。施
す方が、自分の内に徳を積めるというか、してもらった人がたとえ
一時でも幸せを感じれば、自分も幸せな充実感で満たされる。それを
子供たちに教えたかったんです(『山本太郎 闘いの原点』)

 母は学校の規範から自由。夏休みが終わっても、家族で海外から帰ってこないこともありました。一方で家では「鬼軍曹」。ヤンチャな山本さんは、繰り返し厳しくしかられました。子供の時は「うっとうしい」と思っていたそうですが、社会に出るころにはその思いが「尊敬と感謝」に変わったと言います。

 子供の頃の山本さんは、とにかく勉強が大嫌い。小学校の時に「このままじゃ、高校に行けません」と先生に言われ、私立の中学校と高校のつながった学校に通うことになります。そして「今までの僕の学校人生において、担当してくれた先生には平等に迷惑をかけた」と言います。(「緊急インタビュー 未来に向けて生きる学びを:山本太郎さんに聞く(第2回)」『高校のひろば』83号、2012年)

 そんな彼にとって転機になったのが、『天才・たけしの元気が出るテレビ!』の「ダンス甲子園」に素人として出演したことでした。ここで彼の個性に人気が集まり、世間に注目される存在になりました。

 しかし、その過激なパフォーマンスを問題視した所属高校の校長は彼を呼び出し、「テレビの活動を続けるのか、それとも学校やめるのか」と迫ります。山本さんは職員室から母に電話をすると、母から「太郎の人生だから、自分で本当にやりたいことをやりなさい」と言われ、電話口で大泣きしました。

 そして、芸能界にデビュー。俳優として活躍するようになります。

■天皇への手紙

 具体的に政治家への道を歩み出したのは、東日本大震災の翌年(2012年)でした。2012年12月に衆議院議員総選挙への出馬を表明し、東京8区から無所属で出馬しますが、この時は落選しました。

 しかし、2013年7月の参議院議員通常選挙に東京都選挙区から立候補し、65万票を超える票を獲得して当選。2014年の衆議院選挙後には、政党要件を失っていた「生活の党」に入党し、「生活の党と山本太郎と仲間たち」という政党名に改めます。2016年には「自由党」に党名変更。

 そして、今年離党。新党「れいわ新選組」の立ち上げに至ります。

 その間に起きたことで話題になったのは、「天皇への手紙」でした。2013年10月31日、園遊会に出席した山本さんは、明仁天皇に書簡を直接手交しました。これが大問題になり、山本さんは厳しい批判にさらされます。

 この時、山本さんは次のように語っています。

 お手紙には、原発の再稼働については一切書いていません。子供
たちの被曝、原発労働者たちの理不尽な処遇、それとこのことも含
めて秘密にされてしまう秘密保護法によって、戦前と同じ状況に向
かっているという心の叫びをしたためました。陛下に何かを求める
というよりも、自分自身の心の叫びでした。
 今回の行為については猛省しています。(『週刊現代』2013年11
月23日号)

 山本さんには、明仁天皇に対する「敬愛の念」があったと言います。それは国民への気遣いや言葉の端々に表れる「権力者を戒めるようなニュアンス」、そして「開かれた皇室」への共感に基づいていたと言います。彼は騒動ののち、明仁天皇を「「父無き子の父」のような存在」と語っています。(「天皇への直訴事件のその後 「手紙」についての偏向報道に反論する」『創』2014年1月)

 ここには天皇制をめぐる重要な論点が潜んでいると思いますが、この点は別稿を期したいと思います。

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蓮池透さん(右)の擁立を発表する山本太郎氏=2019年5月31日、東京都新宿区

■労働問題、そして経済問題へ

 山本さんは初当選の選挙戦で、原発問題を国民に問いました。しかし、有権者の反応はいまいちでした。そしてあることに気づきます。

 僕は選挙のときに原発のこと、被曝のこと、TPPのこと、そして
労働問題についてお話ししてきましたが、聴衆のみなさんとの距離
がぐっと縮まるのは、実は労働問題だということに気付いたんです。
演説をしていても、立ち止まる人の数も反応も違う。演説が終わっ
たらみなさんと握手をするんですけど、そのときに話かけられるの
も、労働問題のことがいちばん多かったんです(「政党や団体を超
えて不満がある人たちを集めたい」『Posse』2013年9月号)

 働く人間ひとりひとりにとって、労働環境が改善されていかなか
ったら、世の中に興味を持てないよな、っていうことに気が付いた
わけです。朝から晩まで働いて、その後に社会のことを考えるって
不可能だなって。2年間ずっと活動してきて、そういう部分に思い
が至ったというか」(「秘密保全法反対で全国キャラバン 全国各地
を歩き回る それが僕流の「政治」だ」『創』2013年11月号)

 山本さんがたどり着いたのは「労働問題」でした。結局、原発事故の処理をする危険な労働は、下請け会社や派遣会社に丸投げで、しかもピンハネして安い賃金で働かされていました。

 この被曝労働は「過労死の問題にもつながって」いると考え、労働問題に話を展開すると、反原発運動には距離感を示していた人たちも、熱心に話に耳を傾けるようになりました。

 労働問題に力を入れていかなければならないと思った山本さんは、次第に経済問題に関心をもちます。

 その大きなきっかけとなったのは、2016年1月に出版された松尾匡さんの『この経済政策が民主主義を救う−安倍政権に勝てる対策』(大月書店)を読んだことでした。山本さんは言います。

 その本を読んで衝撃を受けました。要は安倍政権をどうやって倒
すのかという時に、なくてはならないものがある。それは安倍さんを
超える経済政策だと。(山本太郎、(取材・構成)雨宮処凛『僕にもで
きた!国会議員』筑摩書房、2019年)

 そして「松尾先生に「知恵をつけてください」とメール」し、2016年夏ごろから、松尾さんらとともに勉強会がはじまりました。

 この頃、山本さんは自民党の経団連中心主義を厳しく批判しています。安倍内閣は「国民のための政治」ではなく「企業のための政治」であり、その政策は経団連の提言を「完全コピー」している。結局、安倍内閣は大企業優遇のために法人税を減税し減税分を補てんするために消費税を上げようとしている。さらに「人件費の削減」のために外国人労働者の受け入れを進め、「世界的な低賃金競争に自国の人々を引きずり込」もうとしている。そして、TPPによって一部の利益を確保し、農家を苦しめようとしている。(「安倍政権は経団連の御用聞きか」『月刊日本』2016年10月)

 一連の問題を見ていると、安倍政権や経団連は「お前たちが生き
ることは許してやる、但し、余計なことは口に出すな、政治に興味
を持つな」という本音が見て取れますよね。まるで王の様な振る舞
いです。バカ殿ですかね?

 いくら子どもたちが貧困で苦しもうと、若者が借金まみれで家族
を持つのは贅沢だと言われ、少子化も絶望的な状況の中でも「関係
ない」とばかりに、税金を既得権益者にばらまき続けている(前掲
「安倍政権は経団連の御用聞きか」)

 この主張を展開しているのが、保守色を特徴とする雑誌『月刊日本』であるというのも重要です。彼は次第に、自民党を支持してきた保守層を意識し、生活者としての連帯を呼びかけるようになっていきました。

■消費税減税、財政出動

 では、具体的に経済政策をどのようにすべきか?

 山本さんは、「まず景気を良くしなければならない」と言います。清貧の思想を説くのではなく、生活苦にあえいでいる人に目を向け、お金が回るようにしなければならない。景気を良くするためには総需要が大きくならなければならない。総需要は「消費+設備投資+政府支出」であり、この中でGDPの6割を占めるのが個人消費である。だとしたら、何とかして個人消費を伸ばさなければならない。

 では、何をすべきか。

 ここで「消費税廃止・減税」という主張が出てきます。

 消費税を増税すると、景気は冷え込みます。デフレ経済下での消費税増税は、経済に深刻なダメージを与え、貧困層を直撃します。実質賃金が増えることない中で消費税分の物価が上がると、ギリギリの生活水準で耐えしのいでいる人たちは、生きていくことが出来なくなります。

 そんなことはやってはならない。むしろ消費税を廃止もしくは減税することで物価を下げ、経済の循環をよくした方がよい。そう主張します。

 財源は、金融資産の所得への増税。そして「法人税の増税と賃上げを行った企業に対する減税をセットでやる」。(前掲『僕にもできた!国会議員』)

 そして「金融緩和と大胆な財政出動」を進める。作り出されたマネーで「国がこれまで放置してきた分野、支出を渋る分野に大胆に投資」する。「そこが一番伸びしろがある産業であり、成長分野」であり、具体的には「介護、保育、教育、公的住宅」などにお金を回す。「一番足りていない部分を大胆に」テコ入れする(「山本太郎が実行したい最低限の政策」『消費者法ニュース』2018年1月)

 企業が求めるのは「需要」。需要を上げるためには、出生率を上げなければいけない。そのためにやるべきことはなにか。

 一つ目は「個人やその家族に教育の負担をかけない」こと。二つ目「低廉な家賃で住める公的住宅」の提供。そして三つ目「所得に対する補填」。(前掲「山本太郎が実行したい最低限の政策」)

 このような経済政策を大胆に打ち出すことによって、格差・貧困問題を解決することこそ、今の日本に求められていると説きます。

■「左右対決」ではなく「上下対決」

 いつもの図で、山本さんを位置付けることにしましょう。

https://image.chess443.net/S2010/upload/2019061500001_5.jpg

 山本さんは、明確なUのタイプの政治家です。セーフティネットの充実に積極的で、リベラルな価値観を鮮明にしています。

 山本さんの重要な点は、このUのゾーンを、安倍内閣に疑問を持つ保守層と共有しようとしていることです。

 脱原発に限らず市民運動とかに関わると、すぐ“サヨク”ってレ
ッテルを貼られたりするでしょう……でも僕に言わせてもらえば、
この国に人が住めなくなるかどうか、自分たちの子供が生きていけ
るかどうかって瀬戸際で、右も左もないやろと。もっと言えば、右
翼って本来、国を愛する人、美しい国土を愛する人の集団なんでしょ
う? この状況に右翼が怒らんでどないすんねんと。(『山本太郎 
闘いの原点』)

 山本太郎という政治家は、「左右対決」という軸ではなく、「上下対決」によって成り立っています。イデオロギーの対立ではなく、富を持てる者と持てない者の対決。安倍内閣によって特権を得ている一部の人に対する生活者の反逆。この構図を旧来の自民党支持者に投げかけ、安倍内閣に疑問を持つ保守層に訴えかける姿勢が、山本さんの特徴でしょう。

 日本政治に新しい「風」を吹かせることができるのか。他の野党は、この潮流に呼応することができるのか。

 参議院選挙の動向を注視したいと思います。

https://webronza.asahi.com/politics/articles/2019061500001.html
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/132.html

記事 [政治・選挙・NHK262] HMDなど不具合か…疑われる画像ブレによる錯誤と低酸素症 最新鋭機F35Aはなぜ墜落したのか(日刊ゲンダイ)


HMDなど不具合か…疑われる画像ブレによる錯誤と低酸素症 最新鋭機F35Aはなぜ墜落したのか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/256245
2019/06/16 日刊ゲンダイ


F35Bは垂直着陸が可能(C)共同通信社

 ソ連崩壊後、米国で初めて開発計画が立ち上がったのがF35戦闘機だ。冷戦の終結を反映してか、戦闘機同士の格闘戦能力をあまり重視しておらず、航空自衛隊のF2戦闘機などの従来機に勝てないといわれる。

 だが、F35を空自が導入した真の意味は、センサー融合装置にある。AWACS(早期警戒管制機)や海上自衛隊の護衛艦などと戦域情報を共有する、「ネットワーク・セントリック」と呼ぶ作戦能力にたけているからだ。

 最大の特徴は機外の赤外線探知装置を駆使した「EO DAS」という光学センサーで、機体の360度視野を確保している。センサーで得られた画像を合成し、敵情報とともにパイロットのかぶるヘルメット・マウンテッド・ディスプレー(HMD)のバイザー内に映し出す。頭を垂れると床の向こうに地上の光景が広がり、はるか遠方に肉眼では確認できない敵のシンボルを表示し、照準も行う。

 戦闘機としての死角がなくなるばかりか、天候や昼夜を問わずに画像は鮮明で、垂直着陸が可能なF35Bが自衛隊に導入されると、海自護衛艦「いずも」への安全な着艦が可能だといわれる。

 事故機を操縦していた細見彰里3等空佐も、新月に近い暗闇の空で、この画像を見ながら空戦訓練を行っていたはずだ。機体を設計した米ロッキード・マーチン社は、この赤外線画像なら「空間識失調」(バーティゴ)に入りにくいとも説明するが、細見3佐の事故原因は空間識失調と推定されている。

「実際にどのように見えるのかわからないが、仮にそれでもバーティゴに陥ったとして、種々のセンサーは異常な対地接近率に警告を発していたはず」(空自OBパイロット)

 HMDのバイザーにはくっきりと天地が表示され、従来の戦闘機では計器を見なければわからなかった飛行情報が上下左右どこを向いても明示されるのだから、従来機に比べて情報過多ともいえるほど。ただ、1個数千万円するというこのHMDは、これまで3度の改修が行われている。その理由のひとつが「画像のブレ」。今回の事故が発生した当初、欧州の航空関係者からHMDの不具合を疑う声が上がった。不可解な急降下は、空間識失調ではなく、画像の誤表示による錯誤が理由ではないかというのだ。

 F35は全世界で280機生産されているが、HMDの改修以降、同種の不具合の報告はない。それでもそうしたウワサが立つのは、それほどバーティゴに陥りにくい飛行機だという認識ゆえだ。さらに囁かれているのが、機器の不具合による操縦士の低酸素症だ。そう疑われても仕方のない事例が米軍機で相次いでいた。


武田ョ政 ノンフィクション作家
1958年、浜松市生まれ。専門月刊誌「航空ジャーナル」を経て、88年にフリー。オウム真理教による坂本弁護士一家殺害事件の全容をスクープ。大相撲の八百長告発記事で「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞」受賞。新著「真・輪島伝 番外の人」を28日に上梓。











http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/133.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 室井佑月「ウィンウィンに含まれない」〈週刊朝日〉 
        
室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中


       
       イラスト/小田原ドラゴン


室井佑月「ウィンウィンに含まれない」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190612-00000015-sasahi-pol
AERA dot. 6/13(木) 7:00配信 週刊朝日  2019年6月21日号


 作家・室井佑月氏は、日米貿易交渉が日本にとって望ましくない結果になるのではないかと懸念する。

*  *  *
 安倍首相は5月27日午後のトランプ米大統領との共同記者会見で、

「トランプ氏と日米ウィンウィンとなる形の早期の成果達成に向け、議論を加速させることで一致した」

 と強くいった。2国間の貿易交渉についてである。

 その前日の26日、トランプ大統領は安倍首相とのゴルフの後、自身のTwitterにこんなことを書き込んだ。

「日本との貿易交渉で非常に大きな進展があった。農業と牛肉でとくに大きなね。日本の7月の選挙の後、大きな数字を期待している」

 そして、27日の会見ではこうもいった。

「私はTPPとは何の関係もない。OK? 関係ない。他国が調印したことに米国は拘束されないのだ」

 これらのことから、かなりのことがわかった気がした。このことをテレビなどで流せば、大部分の人はわかるはず。

 テレビは相撲やゴルフや居酒屋接待の話でお茶を濁すばかりだったが。あ、これについても、わかったことがあったわな。

 まず、はじめにわかったこと。この国の参議院選挙後に本格的な日米貿易交渉が行われる。

 参議院選に勝利しなくてはいけないのは安倍首相だから、安倍首相側からその期間は、貿易交渉を待ってくれとトランプ大統領へお願いしたのだろう。そして、トランプ大統領は安倍首相の願い、交渉の時期という条件をのむことにした。その見返りが、米国にとって「大きな進展」であって、「大きな数字」であって、「TPPとは何の関係もない」、そんな基準をさらに超えた米国側への譲歩なのではなかろうか。

 逆にいえば、米国とのこの先の貿易交渉は、日本にとって望ましくない進展で、それも驚愕するようなものであるということだ。

 冒頭であげた安倍首相の、

「トランプ氏と日米ウィンウィンとなる形の早期の成果達成に向け、議論を加速させることで一致した」

 という言葉は、安倍首相はこれで参議院選にミソがつかないと安心。大統領再選を狙うトランプ大統領は、数カ月待てば、米国の支持者にこれだけ日本から多くのものを勝ち取ったと誇れるような、そんな約束が結べたってことだろう。んでもって、お互いが「ウィンウィン」。

 あたしたちが忘れちゃならないのは、この日米ウィンウィンに、米国の国民は入っているが、日本の国民は入っていないってことだ。日本国民からの搾取で成り立つウィンウィンである。

 納得できるわけがない。けれど、納得するもしないも、多くの人がなにも知らないのではないか。

 テレビで流れるのは、安倍首相とトランプ大統領の蜜月について。蜜月にはなるでしょ、お互いにウィンウィンの裏側があるんだし。

 ほんでもって、安倍政権はときどき思い出したように隣国の危険性を煽るから、大国のトランプさんと蜜月と聞けばそれで安心する人もいる。





























http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/134.html

記事 [政治・選挙・NHK262] NHKから国民を守る党が、参院選東京選挙区のポスター張りの募集をしてます
NHKから国民を守る党が、参院選東京選挙区のポスター張りの募集をしてます

新着 かいけつニュース&記事 速報 [1172]
https://gansokaiketu-jp.com/shinchaku/kaiketu-news-sokuhou/light.cgi?

[1172] NHKから国民を守る党が、参院選東京選挙区のポスター張りの募集をしてます 投稿者:かいけつ 投稿日:2019/06/17(Mon) 05:31

詳しくは以下の動画で
選挙候補者ポスター掲示板の36枠中7枠を使い「N
HKぶっ壊す」のポスターを40数名のN党からの参
院選立候補者全員に東京に参集願い、1万4千カ所以上
の掲示板に貼っていくようですが、ボランティアがい
ないととても無理なようです。

NHKの「根本改革」を望む方は、7月4日〜7日のボランティアの募集期間にご協力してやってください。

詳しい話は次の動画を待つか、党の方にご確認お願いいたします。
党の連絡先は以下のようです。
立花氏の携帯 ●●●-●●●●-●●●●
かな?


党のホームページに貼られたNHK職員の不祥事は以下のよう
になっています。酷いの一言に尽きるね。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

NHK関係者は犯罪者が多すぎる(犯罪者がNHK職員をしていると言っても過言ではない)


1 2004年7月 紅白歌合戦チーフプロデューサーが制作費約2億円を横領・実刑5年
2 2004年8月 ソウル支局長が不適切な経理処理で約4000万円を着服
3 2004年9月 岡山局放送部長が架空の飲食費名目で約90万円を着服
4 2004年9月 編成局エグゼクティブプロデューサーとチーフプロデューサーがカラ出張を繰り返し、約300万円を着服
5 2004年9月 京都放送局営業職員が約208万円を着服
6 2004年9月 北九州放送局経理職員が印鑑の不正使用でNHKの銀行口座から約100万円を着服
7 2004年9月 NHKエンタープライズアメリカに出向中の職員が経費約370万円を着服
8 2004年9月 経理職員が取引銀行通帳を改竄し約300万円を着服
9 2004年9月 甲府放送局職員が総額38万円相当の備品を窃盗
10 2004年9月 放送技術職員が外部制作会社に約1240万円を架空請求させ約1120万円を着服
11 2005年3月 シンガポール駐在の特派員2人が経費の約795万円を着服
12 2005年4月 番組制作局ディレクターが電車内で女子高校生を触り強制わいせつ容疑で逮捕
13 2005年5月 番組制作局の美術デザイン職員が自分で制作したコンピューターグラフィックスを装い制作費約470万円を着服
14 2005年7月 福井放送局チーフカメラマンが取材費でビ−ル券を購入し約350万円分を着服
15 2005年7月 編成局経理担当職員がNH K保有のソルトレークオリンピックの入場券を転売し飲食代約50万円を着服
16 2005年11月 大津放送局記者が連続放火で逮捕・懲役7年
17 2006年4月 報道局スポーツ報道センターのチーフプロデューサーがカラ出張で総額約1762万円を横領
18 2006年6月 横浜放送局職員が知人の名前を使って保険証を偽造
19 2006年7月 山口放送局長がカラ主張などで約51万円を着服
20 2006年8月 スポーツ報道センターの職員2人が8万〜10万円を着服し減給と譴責処分
21 2006年8月 スポーツ報道センターの職員が経費精算の際に私的な会食の領収書を添付して約15万円を着服
22 2006年8月 民放のテレビを契約対象外として50年以上も受信料を未徴収であったことが判明
23 2006年9月 NHKサービスセンター職員が入場売上を過少申告して約370万円を着服・懲戒免職
24 2006年10月 富山放送局長が万引きで逮捕・停職3ケ月
25 2007年1月 熊本放送局長が女性スタッフにセクハラで懲戒処分
27 2007年4月 松江放送局記者がおにぎり1個万引きし窃盗罪で20万円の罰金刑
28 2007年4月 NHKアナウンサーが渋谷区内で強制わいせつで現行犯逮捕
29 2007年6月 番組制作局ディレクターが電車内で女子高生の下着の中に手を入れて尻を触り強制わいせつで現行犯逮捕
30 2007年6月 NHK集金人(47)が元妻を殺害し殺人罪と死体遺棄罪で逮捕
31 2008年1月 3人のNHK職員がインサイダー取引を行い全員懲戒解雇・当時の橋本会長も引責辞任
32 2008年1月 NHK経営委員が経営する企業が7年間で約1億5千万円の所得隠しで摘発
33 2008年1月 水戸放送局記者が無免許運転で追突事故を起こして逮捕
34 2008年5月 東京国税庁がNHKに対して消費税約13億3千万円の申告漏れを指摘
35 2008年7月 さいたま放送局のNHK集金人が覚せい剤取締法違反と無免許運転で逮捕
36 2008年8月 不正で懲戒処分され退職した富山・山口・熊本の各元放送局長たちをNHK関連団体で再雇用していた事実が判明
37 2008年9月 船橋営業センターの委託契約職員がコンビニから現金約50万円を盗んだとして窃盗容疑で逮捕
38 2008年12月 プロジェクトX担当エクゼクティブプロデューサーが衣料品を万引きして逮捕
39 2008年12月 京都放送局職員カメラマンが宿泊費約60万円を着服・懲戒免職
40 2009年7月 高知放送局技術部職員が女性のスカート内を盗撮して書類送検
41 2009年9月 秋田放送局放送部の女性スタッフが仕事中に職場で飲酒後に飲酒運転で検挙
42 2009年11月 技術制作局のカメラマンが電車内で女性の下半身に触れ現行犯逮捕
43 2010年1月 営業局の職員が品川区の公園で女性に下半身を露出し公然わいせつで逮捕
44 2010年4月 NHKサービスセンター福岡支局職員が朝の電車内でOLに痴漢して現行犯逮捕
45 2010年5月 横浜放送局職員が酔って商店街のシャッターを蹴り注意した警察官に掴みかかり現行犯逮捕
46 2010年10月 報道局スポーツ部記者が日本相撲協会関係者に警察による家宅捜査の情報を漏洩して、捜査を妨害
47 2011年1月 首都圏放送センターのディレクターが車上荒らしをしようとして窃盗未遂で現行犯逮捕
48 2011年1月 松江放送局ディレクターが男子更衣室に潜入し男性の裸体を盗撮しようとして現行犯逮捕
49 2011年2月 札幌放送局職員が速度違反等で免許取消中に無免許運転で逮捕
50 2011年2月 名古屋放送局職員がオシロスコープなどの放送機材を盗みネットで販売し窃盗容疑で逮捕
51 2011年2月 金沢放送局の委託カメラマンが主婦を殺害して無期懲役
52 2011年3月 NHKプラネット中部支社契約スタッフが引越し荷物を置き引きし窃盗で逮捕
53 2011年3月 NHKアート社員が酒に酔ってタクシー内で嘔吐し口論となった運転手を殴り逮捕
54 2011年8月 番組制作局チーフプロデューサーが女性のスカート内を携帯カメラで盗撮して逮捕
55 2011年9月 千葉放送局職員が靴に仕込んだ小型カメラで女性店員のスカート内を盗撮して逮捕
56 2012年2月 編成局ディレクターが大麻所持で逮捕
57 2012年5月 鹿児島放送局のNHK集金人が放送受信契約書を偽造
58 2012年7月 NHK集金人が千葉市内で業務中に下着泥棒で現行犯逮捕
59 2012年10月 NHKディレクターがタクシーを数回蹴って現行犯逮捕
60 2012年12月 NHKおはよう日本の人気アナウンサーが電車内で強制わいせつで現行犯逮捕
61 2013年2月 静岡放送局の記者が飲酒運転で追突事故を起こし現行犯逮捕
62 2013年5月 富山放送局スタッフが窃盗自転車に二人乗りしていた所を職質され覚せい剤使用が発覚し逮捕
63 2013年10月 放送技術研究所の主任研究員が架空発注で約280万円を詐欺・懲戒免職
64 2013年10月 NHK集金人が広島で一人暮らしの18歳の少女宅を訪問し受信料を支払えないなら体で払えと迫り強姦未遂で逮捕
65 2014年3月 NHKビジネスクリエイト営業部長が約1億4千万円の売上水増しと隠蔽工作で懲戒解雇
66 2014年3月 NHK出版の編集長が約1350万円を不正流用・懲戒免職
67 2014年3月 横浜放送局かながわ東営業センター副部長が同僚の財布から現金を繰り返し盗み・懲戒免職
68 2014年4月 関連会社に出向中のNHK職員がスナックの女性従業員を殴り怪我をさせ現行犯逮捕
69 2014年6月 高松放送局のスタッフが取材先の民家で財布を盗んで逮捕
70 2014年6月 釧路放送局職員が出張旅費を水増し請求し約155万円を着服・懲戒処分
71 2014年11月 報道局の女性記者がバッグを盗まれたと警察に虚偽の通報・軽犯罪法違反で書類送検
72 2014年11月 放送文化研究所職員で元NHKアナウンサーが飲酒運転でバイクに衝突して現行犯逮捕
73 2014年12月 旭川放送局職員が17歳少女の財布から現金33000円を盗みラブホテルから逃走・窃盗罪で逮捕
★これは、あくまでNHKや警察が公表した事件であり、もっと多くの犯罪が隠蔽されていると推測されます。特にタクシーチケットの不正利用(横領罪)や放送記念品の着服はNHK職員にとっては日常茶飯事なのです。


https://www.youtube.com/watch?v=REgzys-Tx2Y
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/135.html

記事 [政治・選挙・NHK262] <怒りは頂点!年金返せ!>「年金泥棒!生活できる年金払え!」「スッた年金、麻生が払え!」<日比谷・銀座デモ>
























都内で「年金返せ」デモ 報告書・麻生氏受け取り拒否など受け

毎日新聞
2019/06/16 に公開

夫婦の老後資金に関する金融庁の金融審議会市場ワーキンググループ(WG)報告書を巡り、麻生太郎副総理兼金融担当相が受け取りを拒否したことなどを受け、政府の年金政策に抗議する「年金返せデモ」が16日、東京都内で開かれた。【撮影・山下浩一】2019年6月16日公開



年金返せデモ - 2019.6.16 銀座

noxxx710
2019/06/16 に公開

2019年6月16日(日)、東京都千代田区〜中央区で行なわれた『年金返せデモ』の記録映像です。
主催者発表で参加者2000名、参加者が多過ぎてグループを6つに分けて行進が行なわれました。
(映像は外堀通りから始まっていますが、出発地店は日比谷公園でした。)

5月22日に金融庁審議会で出された、少子高齢化や非正規雇用の増加で政治の年金支給が困難となり、将来的に国民に自助を求める報告書案の発表をはじめとする政府のダメダメな年金政策に抗議するデモです。

[ハッシュタグ]
#0616年金返せデモ #0616年金払えデモ

■payitup2019
https://twitter.com/payitupdemo

撮影・編集:秋山理央
機材:SONY HDR-PJ790V、TASCAM TM-2X、Hague Mini Motion-Cam










































































































都内で「年金返せ」デモ 報告書・麻生氏受け取り拒否など受け
https://mainichi.jp/articles/20190616/k00/00m/040/098000c
毎日新聞2019年6月16日 17時36分(最終更新 6月16日 17時51分)


金融庁の報告書問題を受けて呼びかけられたデモで、「年金返せ」などと訴え行進する参加者=東京都千代田区で2019年6月16日午後2時1分、山下浩一撮影


金融庁の報告書問題を受けて呼びかけられたデモで、「年金返せ」などと訴え行進する参加者=東京都千代田区で2019年6月16日午後2時1分、山下浩一撮影


金融庁の報告書問題を受けて呼びかけられたデモで、「年金返せ」などと訴え行進する参加者=東京・数寄屋橋交差点で2019年6月16日午後2時19分、山下浩一撮影

 夫婦の老後資金に関する金融庁の金融審議会市場ワーキンググループ(WG)報告書を巡り、麻生太郎副総理兼金融担当相が受け取りを拒否したことなどを受け、政府の年金政策に抗議する「年金返せデモ」が16日、東京都内で開かれた。

 デモには主催者発表で約2000人が参加。千代田区の日比谷公園から6グループに分かれて銀座方面へとデモ行進し、「生活できる年金払え」などと気勢を上げた。

 参加した女性(50)は「(政府の姿勢に)とにかく怒りでいっぱい。くらしを守るよう、みんなの声で変えたい」と訴えた。年金受給者の男性(68)は「報告書を受け取らず、無かったことにしようとしている。フェアではなく、許されない」と話した。【山下浩一】




http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/136.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 自衛隊最高司令官トランプ イラン出動命令!の恐怖 
自衛隊最高司令官トランプ イラン出動命令!の恐怖
http://blog.livedoor.jp/pat11/archives/51971673.html
2019年06月17日 自民党的政治のパンツを剥ぐ


@Cordesman氏は、米紙ニューズウィークのインタビューに応じ、
ISISがイランとアメリカを敵対させる目的で攻撃を行ったと見られるとの見解を示しました
サウジアラビアとUAEアラブ首長国連邦もイランへの圧力を高める事件を工作する可能性もある

Aトランプ米大統領は14日、タンカーへの攻撃は「イランがやった」
と小舟接近のぼんやり映像

Bタンカー会社 飛翔体発射目撃している 魚雷・時限は違う

Cイラン海軍 タンカーの乗組員を救出

D日本番組
イラン海軍が救助に向かう中 
革命防衛隊が不発弾処理の為舞い戻る 漫画でもあり得ない

****

この中で火だるま飛翔体は多数の目撃があるどころか
映写されてるだろう

森友加計のように
もみ消し裏指令は当然予想されるが 被弾あとも

日本のマスコミは 日米安保にまずい情報は隠ぺいするが
今回は謀略バレバレ 安保仲間の犯行であり

日本タンカー乗組員を救助 更に取引復活裏約束ありの
イランに対し 謀略を仕掛ける側に加担できない

***

この事件は安倍首相がイランを訪問したタイミングを狙い
「イランとイチャイチャスンナ!攻撃」だろう

トランプ側は 火と水を使い分け 自分をショーアップし
安倍は水として使われたが
ハメネイ師は 茶番小僧扱いし鼻も引っ掛けない

訳の分からない安倍イラン訪問が 世界中がひっくり返る大事件となった
自覚さえもできない どころか とんちんかんな日常が続く

NHK岩田記者以外 内閣も自民党もマスコミも
全員右往左往している

トランプから自衛隊出動指令がきたら抗えない
自衛隊最高司令官はトランプだから





http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/137.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 1人1000円で100万人の「れいわ1000円プロジェクト」!  


1人1000円で100万人の「れいわ1000円プロジェクト」!
https://85280384.at.webry.info/201906/article_143.html
2019/06/17 07:42 半歩前へ

▼1人1000円で100万人の「れいわ1000円プロジェクト」!

 田中遊梦さんが「れいわ1000円プロジェクト」を提案した。以下は田中さんからのメッセージ。

****************************

《個人勝手連:「れいわ1000円プロジェクト」にご参加ください》

1人1万円の寄付で10万人で10億円。

でも、
《「募金した強い味方の支持者を増やす」事も大切なんです》

理想は「1人1000円で100万人」…これです。

名付けて「れいわ1000円プロジェクト」

寄付してくれた方々の投票によって、投票で圧倒的な数の支持を受ける事!

1000円の寄付は振込手数料含めて1200円で出来ます。
////////////////////////////////////////////////////
◾️Twitterやってる方、リツイートをよろしくお願いします。
https://twitter.com/100_govote/status/1140242192658624512

◾️寄付はこちらをご覧ください
※まずはここで振込登録をお願いします。

https://www.reiwa-shinsengumi.com/donation/
※カードだと、れいわ新選組に入金されるまで1ヶ月以上かかってしまいます。出来ればゆうちょ口座からの振込をお願いします。

#れいわ1000円プロジェクト
#れいわ新選組
#山本太郎
#目指せ寄付金10億円
#この人を守りたい



















http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/138.html

記事 [政治・選挙・NHK262] トランプの“パシリ”安倍が得たものは/政界地獄耳(日刊スポーツ)
トランプの“パシリ”安倍が得たものは/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201906170000092.html
2019年6月17日7時30分 日刊スポーツ


★13日、首相・安倍晋三はイランの最高指導者ハメネイ師と会談。内外の評価は割れている。国内メディアは米国とイランとの間の仲介役としての役割の大きさを語るが、欧米メディアは米トランプ大統領の、特使という名の使い走りとの評価もあるようだ。それを裏付けるのはハメネイ師との会談での発言。「トランプがメッセージを交換するに値する人物だとは思われない」「彼への返事はない。回答しない」「米国がイランと誠実な交渉に関心があるとは思えない。トランプのような人物からそれを望んで来ることはないからである。米国の官僚の間には誠実さというのは頻繁に見られるものではない」と厳しい。

★結果、14日の米ウォールストリートジャーナルは首相の訪問中のタンカー攻撃も含め「中東和平における初心者プレーヤーが痛みを伴う教訓を得た」との見出しを付け「日本の指導者による41年ぶりの訪問を終え、米国とイランの対立関係は以前より不安定になった」と皮肉った。だが、旧西側で会談できたのは首相だけでもある。

★会談することで解決を望むどころか米国の指示で仲介に来たと分かっていても会談に臨んだのはアヤトラ(アーヤトッラー)の称号を持つハメネイ師が首相の父、安倍晋太郎との信頼関係からだとツイッターにつづっている。「安倍晋三は元外務大臣・安倍晋太郎の息子である。あの古い友人の息子を侮辱するために? いいえ。もちろんイランは日本のタンカーを攻撃することはありません。そしてアヤの古い友人の息子が訪問しているときはもちろんです」。ハメネイ師は「核兵器を製造も保有も使用もしないとの発言があった」と首相は伝えたが、その際、非核三原則や日本の憲法9条がハメネイ師から高い評価を受けたとの一部情報もある。日本外交にとっては得るものの大きかった“仲介”だったはずだ。(K)※敬称略

















http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/139.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 「(それは)立憲民主党です」、山本太郎氏が戦う姿勢見せない野党を名指しで批判[広島](高橋清隆の文書館)
「(それは)立憲民主党です」、山本太郎氏が戦う姿勢見せない野党を名指しで批判[広島]
http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2007386.html
2019年06月16日23:00 高橋清隆の文書館


 衆参両院で予算員会が開かれないまま通常国会の会期末が迫る中、新党「れいわ新選組」の山本太郎参院議員は16日、広島市内で開かれた街頭記者会見でこの状況をつくったのは戦う姿勢が見られない野党にも問題があると指摘し、その元凶は「立憲民主党」と暴露した。


「国のオーナーはあなた。自信を奪われているだけ」と鼓舞する山本氏(2019.6.16広島パルコ前で筆者撮影)

 毎月勤労統計の不正やイージス・アショアの配備地選定をめぐる調査誤り、国家戦略特区ワーキンググループの議事要旨隠蔽(いんぺい)、老後「2000万円必要」報告書の撤回、トランプのツイートで発覚した日米「FTA」密約など問題が山積するが、与党側の反対で予算委員会は衆院で100日超、参院で80日近く開かれていない。

 街頭記者会見で、市民から「この状況をどう変えるか」と質問があった。山本氏は議席数で圧倒する自民・公明両党に主導権がある現実を説明する一方、「野党側にあらがう武器が全くないわけではない」と、本会議などで一切の審議に応じなければ与党側が耳を貸さざるを得ない状況が生まれるとの考えを示した。

 「その機会はゴールデンウイーク前にあったが、早々と審議拒否・戦う姿勢をやめた。本会議開催に付き合った野党がいる。だからこんなことになった」とこぼした。その原因を「ずる休みと言われるのが嫌だったみたい」と分析する。

 昨年のゴールデンウイーク前、審議拒否した野党を首相側近や維新、産経新聞は「職場放棄」「早くも大型連休」「欠席戦術」などと攻撃していた。これがこたえたのかもしれない。

 今年の対応について、山本氏は「徹底的に戦うということをやっていない。言わん方いいかな」とためらい、間を置いてから「言った方がいいか。立憲民主党です。言っちゃった。立憲民主党です」と声を大きくした。勇敢な発言に、集まった200人ほどの聴衆から拍手が起きた。

 「野党第一党がまず与党と交渉し、ここでしっかり戦う姿勢を見せなければ、結局流される。それなのに、本会議での採決に応じた」
 
 国民民主党・新緑風会に無所属として所属する山本氏は、同じ会派の議員と「本当、意味分かんない。せめて選挙前だけでも戦う姿勢見せないのかねえ、と話していた」と振り返った。

 その上で山本氏は、「立憲民主党の(支持者の)人はがっかりしているかもしれないが、がっかりしている場合ではない。支持者なら、お尻をたたいて」と党や所属議員に圧力をかけることを促した。

 立憲・国民の両党は、大企業の労組が支持母体になっている関係から、本気の与野党対決に消極的なのかもしれない。消費増税をめぐっては旧民主党だった2012年、「税と社会保障の一体改革」で3党合意している。

 ただし、山本氏の名指しの告発は「戦うふりをしながらテーブルの下で手を握る政治」を終わらせ、「がちんこでけんか」できる状況をつくり出すため。それには野党議員の覚醒が必要だ。

 実際、「れいわ新選組」に寄付金が5億円集まった場合、参院選の選挙区は2人区以上のみに候補者を立てる計画だ。しかも、野党が消費税5%への引き下げで共闘できた場合、新党の旗を降ろすと宣言している。


山本太郎 ”れいわ新選組” 街頭演説 広島・広島PARCO前

※6:22〜 山本太郎代表街頭演説 再生開始位置設定済み





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記事 [政治・選挙・NHK262] 横浜にカジノ不要 藤木幸夫氏が危惧する「戦前に似た空気」 注目の人 直撃インタビュー(日刊ゲンダイ)
 


横浜にカジノ不要 藤木幸夫氏が危惧する「戦前に似た空気」 注目の人 直撃インタビュー
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/256049
2019/06/17 日刊ゲンダイ


横浜港ハーバーリゾート協会会長の藤木幸夫氏(C)日刊ゲンダイ

 ミナト横浜の象徴的存在でもある荷役会社を経営し、横浜や日本、世界を半世紀を優に超えて見つめてきた。5月15日に荷役会社や倉庫会社などミナトで働く企業が参加した一般社団法人「横浜港ハーバーリゾート協会」が設立されて会長に就任。協会には横浜港運協会会員の全244社が参加した。会の趣旨は横浜港の再開発とは観光施設をつくることであり、カジノ誘致・建設ではないということ。ミナト横浜のキーパーソンが、なぜカジノに反対なのか――。

 ◇  ◇  ◇

  ――5月15日の記者会見にはマスコミが殺到しましたが、藤木さんの言いたいことは十分、世間に伝わったと思いますか。

 言いたいことは言えてないからね。横浜は今年開港160年でおめでとうと言われるのですが、そういう表面的なものだけではないんです。

  ――と言いますと。

 1週間前、港湾の160年慰霊祭に出席してきました。大正、昭和の時代にはクーリー(苦力=昔のアジア系出稼ぎ労働者)みたいな港湾労働者がたくさんいました。食べたいものは食べられず、言いたいことも言えない時代が続きました。港湾は産業の業種としても取り扱ってもらえず。オヤジ(創業者の藤木幸太郎)たちの苦労を今に伝えたいが、目の前にはそれは存在せず、なんです。

 中央官庁の官僚が「港はどうですか」なんて言うのですがね、私は港湾労働者は米国における黒人問題のように思ってきたんです。経団連や日経連には到底ミナトはわからんですよ。これは港湾産業に限った話ではありませんがね。

  ――ハマっ子でも、知ろうと思わないと知ることはない歴史でしょうね。

 人件費はコストだという言い方をするでしょう。人はコストなのだと。日本人1人分の給料で中国人を25人雇えるから中国に移転するとか、いまは15人分になってしまったとか、私のところに来る経営者はそんな話ばかりをします。平気で海外に移す。日本はものづくりの国で日本でつくって、海外に輸出してということではないか。ゴーンを呼んでクビを切って。なにが経団連だ、日経連だ。いまや海運国日本どころではない。荷物のない国になってしまいました。

  ――いまの日本の空気が戦前と似ているとも発言されていますね。

 昭和14年の頃の空気に似ています。私が小学校4年のとき、パーマネント屋は潰れ、おふくろは指輪を金属供出した。県内の新聞社は1社に統制されていった。健康診断に行くといつも私はタンパク質が足りないって結果が出るんです。だからその前に肉とかウナギとか食べるんだけど、いつも同じ。育ち盛りの13歳から15歳の間が戦争中で食べていないからですよって医者はあっさり言うんですよ。私は爆弾が落ちてくる日本を知っているから、戦争は絶対反対なんだ。

  ――「カジノに反対しているのは俺だけだ」と強調されていましたが、その意図は。

 まさに私だけが反対しているという意味。もう88歳だし、崖が見えているから。私だけでいいんだ。


未来図も出来上がっている(協会が提案するハーバーリゾートのプラン) 提供/港湾協会

最後は住民投票。主権は国民にある

  ――あらためてカジノに反対する理由は。

 ギャンブル依存症です。カジノは副作用が多い。私はかつて菅さん(内閣官房長官)にカジノをやると言ったんですが、あまりに無知でした。ギャンブルは脳が欲するからなかなか治らないんです。横浜には日本水上学園という施設があるんです。以前の港は大きな貨物船が沖に泊まって、そこにぽんぽん船に引っ張られた「はしけ船」が荷物を取りに行っていました。

  ――かつては元町脇の川に平べったいはしけ船をたくさん見かけました。

 はしけは横浜港だけでなく木更津とか浦安とか東京湾内の港にも荷物を積んで行くから、何日も帰ってこないんです。そうすると住居も兼ねる「はしけ」で暮らす子どもは学校に通えない。そこで水上学園という施設が子どもを受け入れて学校に通えるようにしたんです。いまはこの水上学園は一般的な児童養護施設になっていますが、話を聞くと学園に預けられる子どもたちの母親が朝から晩までパチンコにはまっていたりするわけです。

  ――ギャンブルにはまって子どもの面倒を見られなくなってしまっていた。

 私はエフエム横浜も経営しているんだけど、消費者金融のCMは流さないようにしてきたんです。何回もCMが流れたらお金を借りる人が出てきちゃうんだから。

  ――ギャンブルとサラ金は親和性がありますね。

 私は竹下登さんの後援会長をやっていたんですが、竹さんが総理を辞めたときに後援会も解散して、その貯金をどうするかとなったんです。竹さんもカネはいらないと言うし、後援会に寄付してくれた社長連中も藤木さんが使ってくれと言うので、児童養護施設に全部寄付したんです。横浜市も予算が足りないんです。

 それであるとき、子どもたちのためにチャリティーショーをやることにしたら、勝新太郎もそれならやるよって出てくれて、ホテルもそれならばと会場と料理を無料にしてくれた。チケットの印刷代しかかからなかったな。子どもたちがいつ行っても散髪できるように知り合いの散髪屋にも言ってあるんです。そうするといつもきれいでいられるでしょう。

参議院選では自民党議員を応援しない

  ――安倍政権はなぜカジノを推進していると思いますか。

 世界の3大カジノ業者にラスベガス・サンズ、MGM、シーザーズがあります。サンズのアデルソン社長はトランプ大統領に莫大な献金をしています。そのトランプ大統領に安倍首相が頼まれたんでしょう。

 横浜は30年前にベイブリッジがかかって、外の港と内の港ができたんです。海外では内の港は観光地になっているんです。私はそのインナーハーバー(内の港)を、スイスのツェルマットのような、みんなで協力して支えるハーバーリゾートにしたいと考えているんです。カジノではない。

  ――カジノ的な資本主義についても批判的ですね。

 オヤジがいつも言っていました。「金を稼ぐということは汗をかくことだ。それが世の中のために働くことだ。汗をかいて人が喜ばないようなことはやらないほうがいい」ってね。

 カジノはどうなんでしょう。右から左にカネを動かして。その金で豪華なシャンデリアの下でシャンパン飲んでなんて。そんな新自由主義はよくないでしょう。日本人は基本的に二宮金次郎。それが日本人に合う資本主義なんだと私は思っているんです。

  ――今年4月の統一地方選挙ではこれまで応援してきた自民党の議員を応援しませんでしたが、7月の参議院選挙でも応援をしない予定ですか。

 しません。市議や県議は市民や県民の代表としてバッジを着けているはずでしょう。横浜の調査では8割の市民がカジノ反対だと言っているのに、いくじがないよね。菅さんの秘書が5人も6人も横浜で市議会議員をやっているけれど、市民の意見を聞いて上に上げるという民主主義の基本を怠るようになってしまった。

  ――横浜市は港湾地区を観光向けのハーバーリゾートとして再開発しようと検討していたところ、中央から、「いやIR(カジノ)だ」となり、その後、林文子市長は態度を明確にしなくなりました。

 林市長は「立場があって、しがらみがある」って正直に言っていますね。先日も林市長を囲んだ1000人規模の支援する会があったんですが、私は行きませんでした。私が行ったら「藤木さん、話してくれ」って言われるから。話しだしたら何を言うかわからないからね。私だってわからないんだから(笑い)。行かないほうがいいんですよ。

  ――その会を港湾関係者約200人が欠席したとか。

 そうですか(笑い)。ミナトの仲間は一丸となっているので、私が行かないと誰も行かない。カジノは最後は住民投票で決めるのが筋です。それで反対となったら菅さんも安倍さんもカジノをやるとは言えないでしょう。主権は国民にあるって日本の憲法にも書いているんだから。平ったい話ですよ。

 (聞き手=平井康嗣/日刊ゲンダイ)

▽ふじき・ゆきお 1930年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学政経学部卒。1923年に創業された藤木企業取締役会長。横浜港運協会会長。横浜エフエム放送代表取締役社長。






















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記事 [政治・選挙・NHK262] [小沢一郎戦記(12)] 小沢一郎「政権交代が『政治とカネ』を解決する」 (朝日新聞社 論座)
小沢一郎戦記
小沢一郎「政権交代が『政治とカネ』を解決する」
(12)ロッキード事件の真相〜日本の検察は米国の意向を汲んだのか

佐藤章 ジャーナリスト、慶應義塾大学非常勤講師、五月書房新社編集委員会委員長
論座 2019年06月17日 より無料公開部分を転載。

https://image.chess443.net/S2010/upload/2019060800003_1.JPEG
ハワイでのニクソン米大統領との首脳会談を終えて帰国、声明文を読む田中角栄首相(左)。右は大平正芳外相=1972年9月3日、羽田空港


■ロッキード事件を巡る新証言

 小学校卒業から日本政治の頂点に駆け上がり、急速度で転落していった男、田中角栄。その頂点となった現代史の舞台を自らの目で確かめるべく、私は自らの足でそこに立っていた。

 前夜の宿泊地から、椰子の木立やいくつもの白い波頭を車窓に眺めながら車で1時間と少し。ハワイ・オアフ島の最北端にあるそのホテルは太平洋に小さく突き出した岬の上に立ち、開放されたロビーは四囲の海からの風を受け続けていた。

 6階に上ると、エレベーターホールは大きな窓に囲まれ、岬の両側に広がる海からの光を浴びている。奥の部屋までまっすぐに伸びた廊下は、反対に自然光を一切遮断し、規則的に配置された明かりがクリーム色の壁を浮かび上がらせていた。

 奥にある最上級のプレジデンシャル・ルームまでは、柔らかい絨毯の上を私の足で90歩ほどだった。1972年8月31日、暗い廊下を自分自身と向かい合いながら歩いていた男――田中角栄は、どんなことを考えていたのだろうか。

 同日ハワイ時間午後1時過ぎ、首相の田中角栄は、米国大統領、リチャード・ニクソンが待つオアフ島最北端のクイリマ・ホテルに到着した。前夜の宿泊地は、盟友・小佐野賢治がワイキキビーチに所有するサーフライダー・ホテルだった。首相就任後、米国大統領との初めての首脳会談だった。大きな議題は二つ、田中新政権が取り組む日中国交正常化問題と、拡大しつつある日米貿易不均衡問題だった。二つとも田中政権の直面する宿命的な大問題だった。

 そして、貿易不均衡問題のうち、一体何が話し合われ、何が合意対象となったのか。この時具体的には、農水産物や民間航空機、ヘリコプター、ウラン濃縮サービスなどの日本への輸入・購入問題が焦点となっていた。

 このうち民間航空機は1972、73年度中に約3億2000万ドル相当の輸入が見込まれ、日本航空と全日空2社が、ボーイング社の747かマクダネル・ダグラス社のDC10、あるいはロッキード社のL1011トライスターの3機種のうち、いずれかを購入することになっていた。

 このころ、米国内ではベトナム戦争による特需はピークを過ぎ、軍需産業は不況のただ中に落ち込みつつあった。国防総省(ペンタゴン)は財政を縮小させてロッキード社は最大の経営危機を迎えていた。ロッキード社の工場を抱え、雇用危機に襲われたカリフォルニア州を最大の地盤とするニクソンは、同社を救うために2億5000万ドルの銀行の緊急融資に政府保証までつけた。

 しかし、ロッキード社を自力更生させる製品は限られていた。その中のひとつは民間航空機トライスター。そしてもうひとつは、軍事用の対潜哨戒機P3Cだった。

 事件発覚から40年後の2016年7月、NHK報道局が驚くべき番組を放送した。ロッキード事件に関する新事実がいくつも紹介され、事件の構造が大きく変わってしまうようなインパクトの強い報道番組だった。

 従来、外務省や米国側議事録によって、田中とニクソンのハワイ会談ではトライスターやP3Cのことは何も話されなかったとされていたが、ニクソン大統領の副補佐官だったリチャード・アレンはNHKに対して、「ニクソンとキッシンジャーは、日本に対し、P3CだけでなくE2Cも売るべきだ、と会議で言っていました」と証言した。

 E2Cは米国グラマン社が開発した早期警戒機だ。日本政府はそれまでこの早期警戒機と対潜哨戒機を国産化する方針を堅持していたが、田中帰国後、国産化方針を取り下げて、P3CとE2Cの輸入を決めた。

 さらにロッキード社のエージェントを務めた商社、丸紅の当時の担当課長はNHKに対し、田中角栄への5億円の趣旨はトライスターではなくP3Cだったと証言した。ただ、田中に対して5億円申し込みをした時はとてもその趣旨までは話せなかったのではないか、と推測していた。

 これらの証言は、全日空のトライスター導入について田中の受託収賄罪を問うてきた検察、裁判所が断定した事件の構図を大きく変えるものだ。

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初公判後の記者会見で検察を批判する小沢一郎氏= 2011年10月6日、東京・永田町

■米国の意に沿わない政治家たち

 ロッキード事件が発覚した米国上院公聴会では、日本への
P3C売り込みに関して「政財界の黒幕」と言われた児玉誉士
夫に対し総額21億円が支払われたことが明らかにされた。
 
――ロッキード事件は、全日空が導入したトライスターの問題と防衛庁が輸入した対潜哨戒機、P3Cの問題がありました。P3Cの問題の方では、児玉誉士夫氏に21億円が流れているという話でしたね。

小沢 それは、いろいろと何か言う人がいました。

――しかし、21億円というと大きい額ですよね。

小沢 はい。

――児玉氏というと、盟友関係にあった中曽根康弘氏が思い浮かべられます。また、児玉氏は米国CIAのエージェントではないかと常に疑われていました。それと比べれば、田中角栄とトライスターの関係は比較的事件化しやすかったのではないか、とも思われますね。

小沢 はい。それと、やはり田中さんは睨まれていたんですね、アメリカから。

――アメリカから?

小沢 うん。アメリカというのは単純なところがあるから。自分の敵か味方か、というような一方的な結論を出すことがあるからね。だからアメリカは今も失敗の連続なんだけど、田中さんはアメリカのオイル資本の不興を買ったのではないかという説がやっぱりあるんだな。

 だから、刑事免責を与えて証言させるという、制度としてありえないことも認めて証言させたからね。だから、アメリカ政府がその気になれば何でも抑えてしまうね。余計なことを喋るなとアメリカ政府が言えばそれで全部済んでしまうこともあるから。だから、その意味では、あの時、アメリカの意向がかなり入ってきたのではないか、という推測が成り立つね。

 ロッキード事件発覚間もない1976年2月16日夜、児玉誉士夫
への国会医師団診察が行われたが「出頭できる状態ではない」と
診断された。実はその日中、児玉の主治医である東京女子医大教
授が児玉邸を訪れ、意識障害・昏睡状態を引き起こすセルシン・
フェノバール注射を児玉に打っていたことがわかっている(「新
潮45」2001年4月号掲載、天野恵一・東京女子医大脳神経外科
助教授=当時=手記)。この主治医派遣の決定を下したのは自民
党幹事長だった中曽根康弘だったのではないかと、当時衆院事務
局で医師団派遣の調整をしていた平野貞夫元参院議員は著書『ロ
ッキード事件「葬られた真実」』(講談社)で記している。さら
にその4日後の20日には、ロッキード社出身の駐日米国大使ホ
ッジソンは米国政府に対し、中曽根が事件を「もみ消す」ように
要請してきたことを報告している。この文書は2010年2月12日、
朝日新聞が初めて報道して明らかになった。


――事件が発覚した1976年2月、当時自民党幹事長だった中曽根康弘さんが米国大使に事件をもみ消すよう要請しましたね。

小沢 そのことはぼくは知らないけれど、不思議ではない。中曽根さんは田中の親父に頼まなければ総理になれなかったからね。

――田中さんをかばう意味でもみ消してくれと言っているのではなく、自分の関連で言っていたということは考えられませんか。

小沢 自分が? なるほど。しかし、それはぼくはわからん。ぼくはそれは知らない。

――田中さんは、首相在任当時、ソ連のチュメニ油田やオーストラリアのウラン鉱開発など独自の資源外交を展開して米国の不興を買ったという推測が根強くあるのですが、小沢さんはロッキード事件当時、そういうことを考えていましたか。

小沢 いや、当時は三木(武夫)さんの意図を考える方が大きかったと思う。ぼくとしてはそれが大部分だったな。ただ、その三木さんの意図にアメリカは応じていたわけだからね。アメリカの軍産複合体は政府と一体だから、いろいろと隠す気になれば隠せるわけだ。
 
 だけど、三木さんはとにかくやれというわけで事件化した。その動きを見て、アメリカの方も、あの田中はあちこち動き回っているから、この際やってしまえというようなことが合わさったのかもしれない。アメリカの影響が一番大きくてやられたんだとは思わなかったけど、やはり三木さんの影響は大きかったと思う。

――というふうに、当時は考えたわけですね。

小沢 はい。

――そして、その考えは後になっても変わらなかったですか。

小沢 やはり、そういうように働いたかな、ということだね。ぼくの件でも言われているが、田中の親父の時もアメリカの影というのはよく言われていました。だから、これは確証はないんだけど、アメリカが世界各地で、アメリカの意に沿わない政治家には何かの圧力を加えているというのは事実だと思います。

――事実ですか。

小沢 事実だと思う。自分の言うことはあまり聞きそうにない強力な政権は嫌うわけです。むしろ操り人形にできる政権が欲しいわけだ。他の国の例を見ると、アメリカがものすごく関与している事例があると思う。だから、田中の親父のこともぼくのこともあながち嘘ではないんだな、と思います。

■検察は米国の意向を汲んだのか

 ロッキード事件に関しては、米国に先駆けて日中国交回復を仕遂
げ、独自の資源外交を展開した田中角栄を米国が刑事被告人に突き
落としたという陰謀説が根強くある。完全無罪となった小沢一郎の
「陸山会事件」に関しても、国連主義・米中間の独自外交路線を模
索する小沢を嫌った米国が仕掛けたという説が存在する。

――歴史的に有名な事件としては1973年のチリ、アジェンデ政権に対する軍事クーデターがありますね。反アジェンデ政権勢力の裏に米国CIAの存在がありましたね。

小沢 それは、今やっているところもあると思います。

――無罪になった小沢さんのケースを少しお聞きします。小沢さんのケースでも、裏にアメリカがいるのではないかとしきりに言われましたね。 ・・・ログインして読む
(残り:約3612文字/本文:約7756文字)

https://webronza.asahi.com/politics/articles/2019060800003.html
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記事 [政治・選挙・NHK262] ダメな安倍内閣によく似合うダメな国民ではダメだ(植草一秀の『知られざる真実』) 
ダメな安倍内閣によく似合うダメな国民ではダメだ
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-541cea.html
2019年6月17日 植草一秀の『知られざる真実』


6月11日に「TPPプラスを許さない!全国共同行動」主催の院内緊急集会

「STOP!日米FTA−わたしたちの暮らしを守ろう−」

が開かれた。

第1部で金子勝氏と孫崎享氏による講演が行われ、第2部では安田節子氏に加わってくださり、パネルディスカッションが行われた。

私は第2部でコーディネーターを務めさせていただいた。

第1部では、まず孫崎享(東アジア共同体研究所所長)氏が「日米通商交渉をどうみるか」と題して、現在の日本と米国の政治状況の分析をもとに本年夏以降の日米合意可能性について話された。

5月の安倍・トランプ首脳会談後に、トランプ大統領が農産物の関税引き下げを含む日米協議を8月に妥結させる意向を示した。

孫崎氏は現在の日米交渉が最悪の組み合わせになっていることを指摘した。

最悪の組み合わせとは、

日本からむしり取れるものはすべてむしり取ろうとする米国大統領と

米国から要求されれば、何の抵抗も示さずに言いなりになって何でも差し出す日本の首相

という組み合わせだ。

米中の貿易戦争が勃発しているが、技術面ではすでに中国が米国を凌駕していることが客観的データに寄って裏付けられている。

その経済の現実を覆い隠すために、米国が「政治力」で中国を抑圧しようとしているのが現状であるとの認識が示された。

世界秩序は大きく変化している。

安倍政権はその変化に目を向けることなく米国に追従し続け、官僚機構はこれに盲従し、メディアは安倍支持への偏向を続け、経済界が追随する。

しかし、根源的には日本の国民の責任が大きいわけで、ダメな安倍内閣によく似合うダメな日本国民という図式が成立してしまっているのではないか。

孫崎氏は日本全体の現在の風潮、空気全体を厳しく指弾した。

日米同盟=米国の核の傘という「信仰」が存在するが、これも現実妥当性を失っている。

世界情勢の変化を直視することが重要だと指摘した。

立教大学大学院特任教授の金子勝氏は、交渉能力のない日本政府が日米貿易交渉において譲歩を重ね、食の安全や農業を危機に陥れる恐れがあると指摘された。

金子氏は、現在の状況が第二次世界大戦前と酷似していることを指摘した。

ポピュリズムの象徴と言えるトランプ大統領が危機の象徴である、とした。

関税引き上げ、ドル切り下げが進行するに連れて貿易も縮小していく。

また情報通信分野においては、米国企業のプレゼンスが大幅に低下している現実がある。

日本は旧産業・企業を重視し続けているが、日本企業の凋落は目を覆うばかりである。

日本政府が米国に組み込まれ続ける対応を続ければ、日本産業が崩落することは間違いない。

同時に、大規模化一辺倒の日本の農業政策が日本農業の力を低下させ続けている。

これからは、拠点に集中するのではなく、分散型の持続可能なネットワークを構築する必要があると提言した。

第2部のパネルディスカッションでは、安田節子氏が、「日本はGATT

ウルグアイラウンド交渉以来、譲歩を重ねてきており、とりわけ安倍内閣は国内での規制緩和を率先して推進している」と指摘された。

トランプ米国大統領は日本に対してTPP以上の譲歩を求めており、日本政府はこれまで聖域とされた重要5品目(コメ、麦、牛肉・豚肉、乳製品、サトウキビなど甘味資源作物)の輸入拡大とともにGMO、食品添加物、農薬などにおける安全性にかかる規制緩和を積極的に推進している。

食の安全に関する米国の主張は「科学主義」に基づいているが、食の問題への対応に必要な基本姿勢は「予防原則」である。

米国流の「科学主義」に基づく対応を日本政府が採用してしまっており、日本の食の安全が完全に崩壊しつつある。

安田氏はこの点への強い警戒を呼びかけた。

安田氏はさらに、「日本での農薬使用量は世界最高水準に達しており、国民の命が侵されている。

全耕地面積の0.5%でしかない有機農業を拡大し、日本は有機農業立国を目指すべきだ。

そのために、まず、食品の農薬使用を表示させる必要があると訴えた。

この主張は荒唐無稽だと批判されたが、現実にフランスで農薬使用を表示する法案が上院に提出されており、同じ考えを持つ人々が世界に存在することに勇気づけられた。」と述べた。

現実は危機的であるが、ものごとを真剣に考え、現実を是正するために行動する者が存在する。

運動を継続して、日本政府の間違った対応を正してゆかねばならない。



http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/143.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 安倍首相は真っ青「年金返せデモ」でよぎる“12年前の大敗”(日刊ゲンダイ)


安倍首相は真っ青「年金返せデモ」でよぎる“12年前の大敗”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/256297
2019/06/17 日刊ゲンダイ


ついに「年金返せ・払えデモ」はじまる(C)日刊ゲンダイ

 デタラメな「年金政策」を推し進める安倍政権への怒りが拡大している。ついに、16日、政府の年金政策に抗議する「年金返せ・払えデモ」が、東京の銀座で始まった。

 デモにはSNSの呼びかけに応じた数千人が参加。「年金返せ」「生活できる年金払え」などと声をあげて街を歩いた。若者の参加が多く、デモの先導も若者だった。

 デモに共感したのか、沿道では手を振って応援する人が目立った。この先、「年金返せ・払えデモ」は、全国に広がっていく可能性がある。

■対応が裏目

 今ごろ、安倍官邸は、真っ青になっているに違いない。完全に対応を間違えた形だ。<年金だけでは不十分><2000万円貯蓄しろ>という金融庁の報告書もヒドイが、麻生財務相が「報告書は受け取らない」と受け取りを拒否したため、どんどん話が大きくなった。慌てて“火消し”に走ったのだろうが、裏目に出た格好だ。

 しかも、自民党の二階幹事長が「我々選挙を控えておるわけですから」と、ホンネを漏らすなど、7月の参院選に響かないように“隠蔽”しようとしていることがミエミエだった。

「国民が怒りを強めたのは、『安倍政権は年金問題に本気で向き合っていない』と感じたからでしょう。なにしろ、麻生大臣は『金融庁の報告書は読んでいない』と堂々と答弁し、自分が年金を受け取っているかも知らないと答えている。庶民の年金に関心がないのは明らかです。これでは、ただでさえ“年金不信”の強い若者がデモを行うのも当たり前です」(政治評論家・本澤二郎氏)

 安倍官邸は、参院選までには国民の関心を「年金」から「安倍外交」に移すつもりだ。しかし、年金が消えるかどうか。もし、参院選の争点が年金となったら自民党は惨敗する可能性がある。小泉政権も、第1次安倍政権も、年金が争点となった参院選で敗北している。

「いま、安倍シンパのメディアは『年金は政争の具にすべきではない』『与党も野党もない』などと必死になって選挙の争点から外そうとしています。参院選の行方は、有権者が安倍シンパの宣伝にだまされるかどうかでしょう。もし、だまされなかったら、12年前のように自民党は大敗し、あの時のように安倍首相は退陣に追い込まれる可能性がある。実際、あの時のムードに近づいています」(本澤二郎氏)

 デモが大きくなれば、参院選も大きく動くことになるのではないか。 
















関連記事
<怒りは頂点!年金返せ!>「年金泥棒!生活できる年金払え!」「スッた年金、麻生が払え!」<日比谷・銀座デモ>
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/136.html






http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/144.html

記事 [政治・選挙・NHK262] <「消された」報告書を読む>(下)「自助の充実」指摘 投資促進は政権の方針(東京新聞)
2019年6月17日 朝刊

 年金制度への不安を招いたと批判され、事実上の撤回に追い込まれた金融審議会「市場ワーキング・グループ(WG)」の報告書が提起したのは、「人生百年時代」とも呼ばれる長寿化の進展を踏まえて自らの資産を計画的に運用・管理する重要性だ。「貯蓄から投資へ」の流れを促したい安倍政権の方針とも合致する。

 本文の結びには、こんな記述がある。「寿命が延び活動し続けるということは、それだけお金がかかるということ」

 WGは「お金」を巡る現状や見通しについて、公的年金の給付水準が下がっていくとみられることや、企業の退職金が減っていることなどを指摘。一人一人が早い段階で資産運用を始める「自助の充実」の必要性を説き、政府には投資優遇税制の拡大を求めた。

 記述が投資に偏っているのは、麻生太郎金融担当相からの諮問事項が「家計の安定的な資産形成」だったことによる。報告書が「三十年で約二千万円の(資産)取り崩しが必要」とした公的年金に関する記述は、「老後の生活で足らざる部分」として提示したデータにすぎない。

 その報告書が年金制度の持続性を否定していると受け取られると、政府・与党内からは「政策議論の材料として取り上げるには値しない」(自民党の岸田文雄政調会長)などと批判が相次いだ。だが、盛り込まれた内容に安倍政権の方針との目立った齟齬(そご)はない。

 投資促進では、二〇一四年から少額投資非課税制度(NISA)を導入し、その後も未成年向けの「ジュニアNISA」、少額・長期の「つみたてNISA」を創設したことを紹介。「今後より一層の制度周知」の必要性を訴えている。

 背景には「極端に現預金に偏っている」(麻生氏)個人金融資産をはき出させ、経済活性化を図りたい狙いがある。実際、安倍政権の一六年の経済対策では「家計の『貯蓄から資産形成へ』という流れを政策的に後押し」と明記している。

 公的年金に関しても、報告書は「老後の収入の柱」だと説明しており、菅義偉(すがよしひで)官房長官が「老後の生活設計の基本であるという、これまでの政策スタンスと異なる」と述べるほどの食い違いはない。

 与野党とも「赤字」と表現された毎月の収支差を問題視しているが、安倍晋三首相は一八年二月の衆院予算委員会で「基礎年金だけで全て必要なものを賄うことは難しい。蓄えを含め、万全な老後が可能となるよう努力していきたい」と答弁。政府として、年金で生活費を全額カバーすることを想定していないと認めている。 (生島章弘)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201906/images/PK2019061702100058_size0.jpg
報告書に引用された老後資金に関するデータ

https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201906/CK2019061702000120.html
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/145.html

記事 [政治・選挙・NHK262] ホルムズ海峡で日本の海運会社が運航するタンカーなど2隻が攻撃された事件の犯人は、米国、イラン以外の「第3国」、最大目的は、安倍晋三首相の打倒であったと判明した(板垣 英憲)
https://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/8104263fd504f95b1a50da5b74402b37
2019年06月17日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆〔特別情報1〕
 「日本の生命線ホルムズ海峡で日本の海運会社が運航するタンカーなど2隻が6月13日、攻撃された事件の犯人が判明した」というトップ情報が16日、上皇陛下のごく近くにいる吉備太秦から入った。情報源は、世界恒久の平和と繁栄を築こうとしている「新機軸派」のトップリーダーである「忍者外交のプロ」キッシンジャー博士(米ニクソン元大統領の国務長官)という。タンカーなど2隻に「巡航ミサイル」を撃ち込んだのは、米国、イラン以外の「第3国」だった。最大目的は、安倍晋三首相の打倒である。だから、イランで最高指導者ハメネイ師と会談中が狙われた。吉備太秦は、詳細について、以下のように説明している。



http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/146.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 福祉革命へ解散だ!<本澤二郎の「日本の風景」(3347)<うちわで解散風起こし自公維の改憲軍拡勢力吹き飛ばせ!>
https://ameblo.jp/honji-789/entry-12481585138.html
2019-06-17 09:17:06 honji-789のブログ

<うちわで解散風起こし自公維の改憲軍拡勢力吹き飛ばせ!>

 日本は、このままアベ自公維の改憲軍拡路線で沈没してしまうのであろうか。財閥1%の傀儡政権に屈して、戦争国家へと突進してしまうのであろうか。こうした現在の日本の危機的惨状を目の前にして、姥捨て山の日本を象徴していよう。この機会に提言したい。人々が街頭に出て、うちわで解散風を吹かせて、一気に政権を交代させ、福祉国家革命を実現するのである。韓国は確かローソクだったが、日本はいまの季節はうちわで、解散風を吹かせて、自公維を退治する時だろう。ネット世代に叫ぼうと思う。福祉革命の時である。

<オスプレイ・F35で沈没させられる前に決起、決起!>

 武器弾薬で国民を守ることはできない。

 70年前の歴史を紐解けば、小学生でも理解することができる。なにも70年前に戻って、国家神道や教育勅語・大日本帝国憲法を引きずり出す、自公維の政治は、愚の骨頂である。

 国民の3割、4割が貧困層に突き落とされて、福祉から排除されている。日本を代表する財閥企業のトヨタでも、終身雇用を拒否している。

 国民は一生働いても、それでも2000万円の赤字生活を余儀なくされる。実際は、4000、5000万円も不足するわけだから、もう長寿無縁どころか、食うや食わずの人生が待ち構えている。

 厚労省の基本データを分析した金融庁審議会の報告書である。「消えた年金」は、いまだに解決していない。新たに「2000万円の赤字」と試算した公文書は、それでも低めの数字だ。

 どうするか。報告書は「ギャンブル(投資)で稼げ」と、途方もない警鐘を鳴らした。勇気ある金融審議会の提言だが、現状からすると、合点するほかない。

 他方で、危険な「オスプレイ」や「F35」、はたまた「イージス・アショア」の爆買いのアベ内閣である。死の商人向けの、血税軍拡予算を強行してきた自公内閣である。武器弾薬に沈没する日本は、いまや絵空事ではない。

 ネット世代の若者が、このことにようやく覚醒したようだ。

<「2000万円赤字」にネット若者が数千人規模の街頭デモ>

 昨日、日刊ゲンダイのK記者は、いつもながら鋭い指摘をしながらコメントを求めてきた。

 ネット若者が、ネットに情報発信したら、数千人が街頭に飛び出した。この新現象をどう見るのか。極右の政府と議会は、野党の国会追及から逃げ惑うばかりのアベを、3分の2の絶対多数で押し切っている。この不当極まりないアベを、事実上見守るばかりの情けない議会だ。

 人生100年の今日から将来を見据えると、そこに希望はない。真っ暗闇もいいところだ。どうするか。

 最近の欧州議会選挙で環境派が大きく伸びた。原因は16歳の女性の決起が引き金となった。フランスの反政府デモも、若者が主体となっている。イギリス、ドイツからロシアまで、行動する若者が政治を動かしている。

 そして日本でも「2000万円赤字」人生に対して、政治革命にネットの若者が目覚めたものだろう。「川崎殺傷事件」や元農水事務次官に殺害された息子らの運命などを重ね合わせると、とうの昔に日本の福祉は崩壊してしまっている。

 行動する若者が、街頭に飛び出す理由であろう。彼らに「うちわを持て」といいたい。これで解散風を起こして、野党を一本化、福祉革命を推進する平和革命なのである。

 日本に希望の灯をともす偉大な平和革命である。

<反自公維勢力を結集して「福祉9条国家」の実現へ>

 内閣支持率50%は、新聞テレビの政府に寄り添う願望の数値であろう。昨夜、初めて世論調査という突然の電話を受けた。録音電話がポンポンと質問、それに受話器の番号で応答する、きわめていい加減なもので、政治に素人だと本音で即答することなど出来ない。

 世論調査のいい加減な正体を初めて知って納得した。

 若者の福祉革命は、いうなれば9条国家・平和軍縮路線である。血税を武器弾薬から排除して、福祉に切り替えるだけでいい。

 どうするか、改憲軍拡路線の自公維を打倒するのである。信濃町が覚醒すると、よりはっきりと福祉革命は人々の思いで実現する。安心して老後も生きられる日本である。

 言及するまでもなく、武器弾薬国家の先行きは、戦争するアメリカが見本である。9条は断固としてNOを突き付けている。

<「ゆりかごから墓場まで」の日本へ>

 北欧に開花した「ゆりかごから墓場まで」の福祉国家を参考にする必要などない。日本国憲法は、そこへと国民を呼んでいる、優れた世界最高の憲法である。外交を平和主義に切り替えることで可能である。

 これこそ人類の悲願実現で、国際社会から尊敬と信頼を手にすることができる。若者よ、立て!である。

2019年6月17日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)



http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/147.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 麻生、年金なくても困らない&野党が不信任案提出か+報告書の問題は、安倍支持率に響かず(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/28403111/
2019年 06月 17日 

【今回は、地方競馬界でよかったことを3つ!(*^^) 

 まず、4日の大井4Rで柏木健宏騎手(38・大井競馬所属)が落馬して意識不明の重体になっていたのだが、13日に意識が回復したという。(^^)yokatta!
 何箇所も骨折して、その手術も行なったとのこと。今後もしばらくは、様々な治療やリハビリが必要になると思うが。どうか焦らずしっかりと治して、1日も早く回復するようにと願っている。(・・)

 また、大井のレジェンド、地方歴代最多7225勝の的場文男騎手(62)は先月21日の6Rで落馬し、顔面を強打したため、休養を余儀なくされることに。そのため悲願のダービーの騎乗もできず、今年も優勝はお預けになってしまったのだが。今週の船橋競馬から、復帰することが決まった。"^_^"

 そして、こちらは佐賀競馬の話になるのだが。レディース・ジョッキーSなどでも活躍していた岩永千明騎手(36)が、15日に何と3年3ヶ月ぶりにレースに復帰した。(^^♪ 

 岩永騎手は、16年3月にレース中に落馬して負傷。治療、リハビリに時間がかかったものの、誘導馬の騎乗のほか、調教の騎乗を続けて勘を戻し、ついに本当のレースに騎乗するに至った。その地道な努力、モチベ・キープには頭が下がるばかりだ。どうか1日も長く現役騎手として活躍して欲しい。 o(^-^)o

<mewは21世紀には、女性騎手がもっと増えると思っていたのに、残念なことに、中央も地方も人数が減るばかり。落馬の危険はあるけど、他にも危険なスポーツ、職業はたくさんあるし。ここからどんどん増えるように、皆さんにも応援して下さいませ。m(__)m>】

〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜

 安倍官邸は、この週末の世論調査の結果を見て、ほっとしていることだろう。(・・)

 先々週から先週にかけて、金融庁の年金に関する報告書の問題が、TVメディアなどでも少し大きく取り上げられることに。しかも、麻生金融担当大臣が急に態度を変えて、「報告書を受け取らない」と言い出したことへの反発もかなりあったように思うのだが・・・。

 でも、国民の多くは、麻生副総理&大臣の言動は問題だと思っても、何故だかそれは安倍首相or安倍内閣の問題だとは思わないようで・・・。^^;
 昨日発表された2つの世論調査を見る限り、支持率は思ったほど下がっていなかった。(-"-)

『毎日新聞が15、16両日に実施した全国世論調査で、安倍内閣の支持率は5月の前回調査から3ポイント減の40%、不支持率は同6ポイント増の37%だった。3カ月連続で支持が不支持を上回った。

 夫婦の老後資金として公的年金だけでは「約2000万円不足する」と試算した金融庁の報告書の受け取りを拒否した、麻生太郎副総理兼金融担当相の対応について、「納得できない」は68%と、「納得できる」の15%を大きく上回った。(毎日新聞19年6月16日)』

『共同通信社が15、16両日に実施した全国電話世論調査によると、95歳まで生きるには夫婦で2千万円の蓄えが必要と試算した金融庁金融審議会の報告書を巡り、麻生太郎金融担当相の受け取り拒否表明は「問題だ」とした回答が71.3%に上った。「問題ではない」は19.1%。公的年金制度について問うと、信頼できないと答えた人が63.8%を占めた。信頼できるは28.2%にとどまった。

 安倍内閣の支持率は47.6%で、前回調査(5月18、19両日)の50.5%から2.9ポイント減となった。不支持率は38.1%。(共同通信19年6月16日)』

 ちなみに麻生金融担当大臣は、先週14日、衆院の金融委員会に出たのだが・・・。

 立憲会派の大串博志氏から年金について質問されて、「受け取っていないと思う」「年金がいくらとか、自分の生活として心配したことはない」と答弁。また、改めて報告書を受け取らず、総会でも議題にしないと明言して、野党議員から反発を買うことに。(`´)

 また、今回の報告書については「現場がもう少し丁寧にやれば良かった」として、金融庁側に問題があったと指摘。担当していた三井企画市場局長が、国会で謝罪する(させられる?)に至った。<安倍官邸を忖度してか、5月の報告案にあった厳しい文章を削ったのに、それでも足りなかったのね。^^;>
 
『「年金を受け取っているか」の質問に麻生氏「正確な記憶がない」 衆院財務金融委

 年金を受給しているか分からない――麻生太郎副総理兼金融担当相(78)は14日の衆院財務金融委員会で、そんな答弁をした。金融庁のワーキンググループ(WG)報告書をきっかけに、老後の暮らしへの不安が高まる中、会社役員も務めた閣僚のずれた生活感覚が浮き彫りとなった。

 立憲民主党会派の大串博志氏から「年金を受け取っているか」と問われた麻生氏は「受け取っていないと思う」とあいまいに答弁。さらに追及されると「年金を受け取るかどうか、随分前に秘書に『君に任す』と言って以来、正確な記憶がない」と答弁。「年金がいくらとか、自分の生活として心配したことはない」とも述べた。

 答弁に窮した麻生氏が、質問することを事前に通告していなかったと指摘すると、大串氏は「さすがに即座に答えられるだろうと思った」とあきれ、「通告してまたの機会に聞きます」と皮肉った。

 麻生氏は2006年に廃止された議員年金についても、在職年数からみて引退後に毎年約450万円を受け取る資格があるとみられる。【遠藤修平】(毎日新聞19年6月14日)』

『麻生氏「2000万円が必要」WG報告書は「金融庁の不手際」 衆院委で金融庁局長が謝罪

 麻生太郎副総理兼金融担当相は14日の閣議後記者会見で、夫婦の老後資金として「30年で約2000万円が必要」との試算が盛り込まれた金融審議会市場ワーキンググループ(WG)の報告書について、「公的年金制度自体が危ないかのような話に聞こえる。現場で作業していた人たちが、もう少し丁寧にやれば良かった」と述べ、WG事務局の金融庁に不手際があったとの認識を示した。同日の衆院財務金融委員会では金融庁の三井秀範企画市場局長が謝罪した。

 三井氏は委員会の冒頭で「高齢者のライフスタイルはさまざまで、意味のない数字を掲げてミスリードした。配慮を欠いた対応で、このような事態を招いたことを反省し深くおわびする」と説明。質疑の中で麻生氏は「重々反省して対応していきたい」と語った。

 報告書は、計画的な資産形成を呼びかける狙いでまとめられた。しかし、約2000万円の資産取り崩しが必要との指摘に対し、野党が「100年安心の年金制度はうそだったのか」などと反発。麻生氏は11日、報告書の受け取りを拒否すると表明した。

 通常、WGの報告書は金融審の総会で了承され、担当大臣に答申される。14日の委員会で麻生氏は「作業部会で引き続き審議をされるのはご自由。金融審の総会において議題にならないということ」と述べ、仮にWGが報告書を修正しても金融審は受け付けないとの見通しを示した。「内閣の考える方向性と異なるものを受け取らないならば、審議会はそんたくになる」(社会保障を立て直す国民会議・松原仁氏)との批判が出たが、麻生氏は「これを理由にそんたくが増えるとはまったく考えていない」と述べた。【古屋敷尚子】(毎日新聞19年6月14日)』

 このような麻生大臣の対応には、野党だけでなく、自民党の石破茂氏も批判を行なっている。(・・)

『麻生氏を批判「官僚に押し付け、政治家逃げる」

 国民民主党の玉木代表は15日、老後に2000万円の資金が必要とした金融審議会の報告書を麻生金融相が受け取らない方針を示したことについて、「官僚に責任を押し付けて政治家が逃げる。こんなことを繰り返したら、この国のガバナンス(統治)が成り立たない」と批判した。東京都内で記者団に語った。

 自民党の石破茂・元幹事長も15日、鳥取市内での講演で「政府の考え方と違うので受け取らない、というのは正しい姿勢と全く思わない。報告書を受け取り、それを咀嚼(そしゃく)して国民に正直に説明する。そういう政府でありたい」と指摘した。(読売新聞19年6月15日)』

* * * * *

 とはいえ、最初にも書いたように、この件では今のところ、安倍内閣の支持率にはほとんど影響は出ておらず。(-"-)

 来週26日に国会が閉会するので、政府与党としては、このまま幕引きをして逃げ切りをはかりたいことだろう。^^;

 今週19日には党首討論も行なわれるのだが。最初から時間が短い上、どうせ安倍首相がグダグダと時間潰しをするに違いないので、他にもアピールの場が欲しいところ。

 枝野氏らが言うように、ここは野党が麻生大臣に不信任案を出すことによって、国会で野党が主張できる場を設けるのもいいのではないかと思う。(・・)

『立民・枝野代表、麻生氏の不信任案提出方針を表明

 立憲民主党の枝野幸男代表は16日、老後に夫婦で2千万円の蓄えが必要と試算した金融庁金融審議会の報告書を受け取らなかった麻生太郎財務相兼金融担当相に対し、不信任決議案を提出する方針を明らかにした。大阪市で記者団に「麻生氏は報告書の問題に限らず、いろいろなことが積み重なってきている。参院への問責決議案提出も含め最終調整している」と述べた。

 森友学園をめぐる財務省の公文書改竄(かいざん)問題にも触れ「財務相の関与あるいは直接の監督を問われざるを得ない問題があった」と指摘。報告書の受け取り拒否と併せ「臭い物にふたをするかのような対応は、国民の暮らしをないがしろにする姿勢と結び付いている」と強調した。

 国民民主党の玉木雄一郎代表も麻生氏への不信任決議案や問責決議案の提出を検討すべきだとの考えを示している。(産経新聞19年6月16日)』

* * * * *

 上の記事にもあるように、今回の年金の報告書の問題は「2000万円の蓄えが必要か否か」という事実もさることながら、安倍内閣の「自分たちにとって不都合なものはフタをして隠してしまう」「削除して、なきものにしてしまう」という非民主主義的な体質にあるわけで。

 野党やメディア関係者は、そこのところをもっとわかりやすく、うまく国民に伝えて欲しいな〜と切に願っているmewなのである。(@@)

  THANKS
 


http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/148.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 年金不信と老後不安が浮き彫りに…安倍内閣“不支持”も急増(日刊ゲンダイ) 
   


年金不信と老後不安が浮き彫りに…安倍内閣“不支持”も急増
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/256300
2019/06/17 日刊ゲンダイ


麻生金融相(C)共同通信社

 最新の各マスコミの世論調査で、有権者の大多数が年金制度に不信感を抱き、老後に不安を抱えていることが、改めて浮き彫りに。安倍内閣の不支持率も急増だ。

 共同通信社の調査によると、95歳まで生きるには夫婦で2000万円の蓄えが必要と試算した金融庁金融審議会の報告書を巡り、麻生太郎金融担当相が受け取り拒否を表明したことについて「問題だ」が71.3%に上り、「問題ではない」の19.1%を大きく上回った。公的年金制度について「信頼できない」が63.8%で、「信頼できる」は28.2%にとどまった。「老後の生活に経済的な不安があるか」には「ある」が74.3%、「ない」は22.7%だった。

 安倍内閣の支持率は前回5月調査から2.9ポイント減の47.6%で、不支持率は1.9ポイント増の38・1%だった。

 毎日新聞の調査でも、麻生氏の報告書受け取り拒否について「納得できない」が68%に上っている。公的年金制度について「老後の生活の柱として頼りになると思うか」には「頼りになると思う」は31%にとどまり、「頼りになるとは思わない」は57%に達した。内閣支持率は前回5月調査より3ポイント減の40%、不支持率は6ポイント増の37%。支持・不支持が拮抗している。













関連記事
<共同通信世論調査>老後報告書拒否は「問題」71% 公的年金に不信63% 内閣支持率2.9ポイント減、47.6% 
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/122.html





http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/149.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 民主党政権鳩山をボロクソにこき下ろした安倍が鳩山になる、ヤジの張本人が野党のヤジを非難と同じ(まるこ姫の独り言)
http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2019/06/post-a6e8aa.html
2019.06.17


この人、他人のことになるとどうしてこうも容赦ないのか。



一般人ならともかく政治家なら自分の言葉が自分の跳ね返ってくる事があるが、安倍首相の場合、そういう事ばっかりだ。



今、自分が鳩山に言った事と同じことが起きている 。

鳩がカモ状態?、よくこんな酷いことが言える物だ。


自分だって、米国にカモがネギしょって喜び勇んで行っているじゃないか。

米国には兵器の爆買い、トランプ様の言いなり。

そしてなぜか知らないが、国会をサボって嬉々としてイランに入ったはいいが,ハメネイ師からは渋い返事しかもらえず、当事者の米国トランプ様からも、イラン・米国会談は時期尚早とまで言われて、安倍首相が勝手にイランに乗り込んだかのような言われれよう。

とどめは、日本のタンカー攻撃をされ、どこをどう取っても日本のメディアが「外交の安倍」と持ち上げても、世界からは安倍外交は完全に失敗、「初心者プレーヤー」と揶揄される始末。

どこが「外交の安倍」なんだよ。。。。

安倍首相だって完全に利用されてるじゃん。


安倍首相の場合、メディアがきちんと情報を報道しないために一強状態にあるが、世界のメディアのようにシビアに報道していたら、安倍政権なんてとっくの昔に崩壊していた。

メディアのサポートがあってこそ生き延びて来ただけだ。

安倍首相の場合、国会審議中、質問と関係ない答弁を長々として委員長に苦言を何度も呈されているし、ヤジ将軍でもある。

自分は野党に汚いヤジを飛ばしまくっているのに(首相がヤジを飛ばすのはそうそうない事だそう)、野党のヤジには異常な反応を示す。

そして野党のヤジを上手に利用して自分は被害者アピールをするのが安倍首相だ。

>国民のみなさん、私が答弁をしているのにヤジって良いんですか。テレビをご覧のみなさん、この状況を見てくださいよ

よくこんな臭い芝居ができる物だ。

安倍首相の国民が知らない部分を言い出したら切りがなく収束つかなくなってしまったが、安倍首相とは日本のトップとしては品性も知性も無く、総理失格だという事を多くの人に知ってもらいたい。



http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/150.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 大河『いだてん』に関東大震災「朝鮮人虐殺」を示唆するシーンが! 右派の虐殺否定デマに抗した勇気(リテラ)
大河『いだてん』に関東大震災「朝鮮人虐殺」を示唆するシーンが! 右派の虐殺否定デマに抗した勇気
https://lite-ra.com/2019/06/post-4779.html
2019.06.17 『いだてん』が関東大震災「朝鮮人虐殺」を示唆! リテラ

    
    朝鮮人虐殺を示唆した『いだてん』(番組HPより)


 16日放送のNHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』が話題になっている。関東大震災時に起きた、朝鮮人虐殺を示唆する描写に踏み込んだからだ。

 ご存知のとおり、関東大震災は1923(大正12)年9月1日に起きたのだが、『いだてん』の主人公のひとり・マラソンランナーの金栗四三も当時東京府女子師範学校で教員として勤めており、震災に遭遇する。

 ドラマ中盤、ちょうどお昼時だった東京の街を地震が襲う。地震そのものも以上に火災の被害も大きく、浅草から日本橋、芝まで炎に包まれ、2日かけて東京が焼き尽くされる。なかでも浅草の被害は大きく、シンボルだった凌雲閣の倒壊をはじめ、2日で街が消えるほどの壊滅的な被害を受ける。

 混乱さめやらぬなか四三は、浅草で行方不明になっている同僚教師を懸命に探すのだが、そこで棒を手にした数人の男に声をかけられる。

 男らは「おまえ、日本人か? どこから、どうやって来た?」と、四三にいきなり出自を問う。四三が「いやいや、どぎゃんも、こぎゃんも……」と出身である熊本訛りで答えると、男らは「なんだ? なんだ、その言葉? 日本人じゃないな」四三を取り囲む。四三が「熊本! おら熊本だげん!」と答えても、「くまもとぉ?」とさらに問い詰める。

 そこへたまたま、四三の教え子の父親で医師の大作があらわれ、「娘の学校の先生だ、日本人だ」「大丈夫だ!」と、四三を助け出したことから、なんとか事なきを得たが、男らは「本当か!?」としつこく詰め寄っていた。

「ご無事で何より」と無事を労う四三に、大作は先ほどの男らについて「自警団ですよ」「この災害のどさくさで、根拠のない流言飛語が出回っている。大きな余震がくるとか、井戸に毒がまかれたとか、とんでもないデマがね」と説明する。

 時間にしてわずか1分足らずの場面で、「朝鮮人」という言葉こそ出していないものの、関東大震災時に起きた「朝鮮人虐殺」を描いたものだ。

 大作が流言飛語が飛び交っていると説明していたとおり、実際の震災時も「朝鮮人が暴動を起こした」「井戸に毒を入れた」「火をつけて回っている」などのデマ・流言飛語が飛び交い、それを信じた自警団を称する日本人たちにより多くの朝鮮人たちが殺害された。

 また熊本訛りの四三に対し「おまえ日本人か?」「なんだその言葉? 日本人じゃないな」と問い詰めていたのも、実際に当時「アイウエを言え」「教育勅語を言え」などと詰め寄り言葉に詰まったり発音が違ったりすると「朝鮮人だ」として暴行するという行為が横行していたことに基づいている。また、四三のように棒を手にした自警団に「朝鮮人だろう」と取り囲まれるというのは、実際、当時中学生だった故・黒澤明監督も同様の体験を自伝のなかに記している(https://lite-ra.com/2017/09/post-3425.html)。

■右派の圧力のためか、「朝鮮人」という言葉は使わなかったが…

 もちろん、『いだてん』も本来は「朝鮮人」という言葉をきちんと盛り込んで、「朝鮮人虐殺」というヘイトクライムを明確に描くべきだったと思うが、それでも現在の言論状況で、NHKがゴールデンタイムの看板ドラマで朝鮮人虐殺を示唆する場面を描いただけでも価値がある。

 というのも、近年、関東大震災時の朝鮮人虐殺の史実を闇に葬りなかったことにしようという歴史修正の動きが激しくなっているからだ。

 ネトウヨのみならず、ヘイト本や極右雑誌などがこぞって「朝鮮人虐殺はなかった」というデマや、「本当に朝鮮人の暴動があった」というデマを掲載し、朝鮮人虐殺否定を盛んに喧伝している。

 また東京都の小池百合子知事は、2017年から、それまで歴代都知事が毎年9月1日に行ってきた朝鮮人犠牲者の追悼式典への追悼文を取りやめた。

 さらに安倍首相も、2016年「政府は、関東大震災時における朝鮮人、中国人等の虐殺事件に日本政府が関与したことを事実として認定するか」との質問主意書に対し、「お尋ねの「関東大震災時における朝鮮人、中国人等の虐殺事件に日本政府が関与したこと」については、調査した限りでは、政府内にその事実関係を把握することができる記録が見当たらないことから、お尋ねについてお答えすることは困難である」との答弁書を出すなど、明らかな史実をなかったことにしようとしている。

 関東大震災の際、デマによって大規模な朝鮮人のジェノサイドが起き、警察や軍がこれに加担したのは、保守系の歴史学者も認めている歴史的事実であり、なにより、当時を生きた人々による膨大な証言が残されている。

■右派の虐殺否定はデマ、数々の資料が描く朝鮮人虐殺の凄惨な現場

 朝鮮人虐殺否定デマが活発化していた2014年、震災当時の証言や記録で構成されたノンフィクション本『九月、東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響』(加藤直樹/ころから)が出版されているが、同書には、公文書や軍の資料、戦後の検証記録から、被害者の朝鮮人、目撃した一般住民、さらには作家の芥川龍之介や国学者である折口信夫の証言まで、虐殺の事実を裏付ける資料がいくつも紹介されている。

 たとえば、『風よ鳳仙花の歌をはこべ』(教育史料出版会)にも収録された葛飾区四ツ木橋付近の地元住民からの聞き取り。ここには自警団と称する民間の日本人による凄惨きわまりない“朝鮮人狩り”の目撃証言がいくつも登場する。

「四ツ木橋のむこう(葛飾側)から血だらけの人を結わえて連れてきた。それを切って下に落とした。旧四ッ木はしの少し下手に穴を掘って投げ込むんだ」

「(自警団が殺したのは)なんとも残忍な殺し方だったね。日本刀で切ったり、竹槍で突いたり、鉄の棒で突き刺したりして殺したんです。女の人、なかにはお腹の大きい人もいましたが、突き刺して殺しました。私が見たのでは、30人ぐらい殺していたね」

 もっと生々しいのは子どもたちの証言だ。同書では、関東大震災から半年の間に書かれた子どもの作文を紹介しているが、そこには子どもならではのあまりにリアルすぎる目撃談が大量に出てくるのだ。

「朝鮮人がころされているというので私わ行ちゃんと二人で見にいつた。すると道のわきに二人ころされていた。こわいものみたさにそばによつてみた。すると頭わはれて血みどりにそまつていた」(横浜市・高等小学校1年女児)

「私たちは三尺余りの棒を持つて其の先へくぎを付けて居ました・それから方方へ行って見ますと鮮人の頭だけがころがつて居ました」(同1年女児)

「歩いて居ると朝鮮人が立木にゆはかれ竹槍で腹をぶつぶつさられ(刺され)のこぎりで切られてしまひました」(同小学校男児)

「するとみなさんがたが朝鮮人をつついていましたからは(わ)たくしも一ぺんつついてやりましたらきゆうとしんでしまひました」(横浜市尋常小学校4年男児)

■デマを広めた張本人・読売社主の正力松太郎も後にデマを認めていた

 さらに、自警団だけでなく、警察、軍隊まで出動して「戦争気分」で朝鮮人を虐殺した。当時、習志野騎兵連隊に入隊していた越中谷利一はこう記している。

「(亀戸駅付近に止まっていた列車の内外を調べ)その中にまじっている朝鮮人はみなひきずり下ろされた。そして直ちに白刃と銃剣下に次々と倒れていった。日本人避難民のなかからは嵐のように沸きおこる万歳歓呼の声──国賊!朝鮮人は皆殺しにしろ!」(『関東大震災の思い出』)

 実際、朝鮮人の暴動デマは、戦後、衆院議員、読売新聞社主として政界、マスコミ界に君臨した正力松太郎が警視庁官房主事時代に広めたことがわかっている。

『九月、東京の路上で』でもそのことは指摘されていて、「デモや集会を取り締まり、朝鮮人学生のひそかな独立運動に目を光らせていた」正力がそのデマに振り回され、「軍人達に『こうなったらやりましょう!』と腕まくりをして叫び、警視庁に駆けつけていた新聞記者たちには『朝鮮人が謀反を起こしているといううわさがあるから触れ回ってくれ』と要請する」とある。

 だが、その正力は後に、この朝鮮人暴動がデマだったと認めているのだ。正力の回顧録『米騒動や大震災の思い出』にはこんなくだりがある。

「しかるに鮮人がその後なかなか東京へ来襲しないので不思議に思うておるうちにようやく夜の10時ごろに至ってその来襲は虚報なることが判明いたしました。(中略)要するに人心が異常なる衝撃を受けて錯覚を起し、電信電話が不通のため、通信連絡を欠き、いわゆる一犬虚に吠えて万犬実を伝うるに至ったものと思います。警視庁当局として誠に面目なき次第であります(後略)」
 
 普通の人々が持つ潜在的な差別意識と恐怖心、加えて震災で通信が寸断され、何が正確な情報が分からなくなった時、虐殺は起こった。歴史修正主義者やネトウヨがどういおうと、これはまぎれもない事実なのだ

■『いだてん』は伊藤博文暗殺でもネトウヨから攻撃を受けていたが

 つまり、『いだてん』は、今回、右派政治家やネトウヨのデマ、歴史修正主義に屈することなく、こうした当たり前の史実を描こうとしたということだ。『いだてん』の場合、必ずしもこの1分足らずの場面があってもなくても、ストーリーの大勢には大きな影響はなかっただろう。それでもあえてこの場面を入れたのには、脚本の宮藤官九郎をはじめとした、製作陣の明確な意図があったことは間違いない。

 本サイトは『いだてん』について、国家主義や戦争と無縁ではいられないオリンピックというテーマを描くことの難しさについて書いたことがある。さらに『いだてん』はいまの日本で扱うと炎上しやすい近現代史を描くという高いハードルにも取り組んでいる。実際、伊藤博文暗殺に関するナレーションひとつで、ネトウヨ連中からイチャモンをつけられるなどしている。

 そんななかでも最もコントラバーシャルなトピックのひとつである朝鮮人虐殺について、『いだてん』がなかったことにせず少しでも描いたことは評価に値する。今後、戦争に突入していく日本をどう描くのか、ヒトラーのベルリン五輪をどう描くのか、そのベルリン五輪に日本選手として出場した朝鮮半島出身者たちの存在をどう描くのか。視聴率の低さばかりがニュースになっている『いだてん』だが、このチャレンジはもっと注目されていいのではないか。

(編集部)













http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/151.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 大阪の拳銃強奪事件容疑者の父親も、長男殺害の元・農水省事務次官と同じく上級国民か:小泉政権時代、アメリカ型の弱肉強食的価値観を日本に導入した悪政の副作用が出始めている(新ベンチャー革命)
大阪の拳銃強奪事件容疑者の父親も、長男殺害の元・農水省事務次官と同じく上級国民か:小泉政権時代、アメリカ型の弱肉強食的価値観を日本に導入した悪政の副作用が出始めている
https://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/37855157.html
2019/6/17(月) 午後 7:11 新ベンチャー革命 2019年6月17日 No.2374 


1.吹田の拳銃強奪事件の容疑者の父親は関西テレビの常務取締役だった?

 2019年6月16日、大阪・吹田にて、警官が刺されて、拳銃を奪われる凶悪事件が発生しましたが、その犯人(厳密にはまだ容疑者)はすでに、逮捕されています。きっかけは、防犯カメラに映った犯人の画像が公開され、犯人の父親が、警察に届けたため、犯人はすぐに捕まり、強奪された警官の拳銃も、回収されています。

 さて、ネットでは今、犯人の父親は、関西テレビの常務取締役ではないかという情報が飛び交っています(注1)。

2.元・農水事務次官の息子殺害事件と共通性を感じる

 本ブログでは、先日起きた、元・農水事務次官の息子殺害事件について、すでに取り上げていますが(注2)、この事件と、今回の関西テレビ役員の息子による警官の拳銃強奪事件には、何らかの共通性があるのではないでしょうか。

 両者の共通点は、いわゆるエリート家庭における残虐事件であり、エリートの親と、エリートになるべく教育されてきたその息子の挫折にあります。

 ところで、先日、経産省・工業技術院の元・院長による池袋でのプリウス暴走死傷事件にて、ネットでは“上級国民”という新語が生まれていますが、上記、ふたつの残虐事件も、上級国民の関係する事件です。

3.上級国民が関係する残虐事件は今後も起きそうな気がする

 上級国民の家庭に生まれた子供は、親と同様、エリートになることを親や親戚などの周囲から期待されるのが常です。そして、周囲の期待に応えられる子供はハッピーですが、そうでない子供は、周囲の期待との自分の現実のギャップに悩まされることになります。

 さらに、今30代、40代の世代は就職氷河期に巻き込まれ、世間の荒波に弾き飛ばされる人も多いと思われます。

 この結果、今後も似たような事件が起こる可能性が大です。

 このような残虐事件の頻発する社会になった原因は、やはり、2000年代の小泉政権時代、竹中氏などが、新自由主義と称して、アメリカ型の弱肉強食的価値観を日本国民に植え付けようとしたことにあるような気がします。

 そう言えば、今年初め、慶応大から東洋大に移籍した竹中氏は、学生から批判されて大騒ぎになったことがあります(注3)。

 いずれにしても、多くの国民は、アメリカ型競争社会に勝ち残れないのです。まさに、“一将功成りて万骨枯る”社会になってしまいました、今の日本は・・・。

注1:ゆるねとにゅーす“【驚き】飯森裕次郎容疑者を「息子に酷似」と通報した父は、関西テレビの飯森睦尚常務取締役だった!?(吹田拳銃強奪)”2019年6月17日
https://yuruneto.com/iimori-kantere/

注2:本ブログNo.2359『元農水事務次官が息子(就職氷河期の犠牲者)を殺害:就職氷河期を生んだ張本人こそ、亡国の対米売国政党・安倍自民とみんな気付け!』2019年6月2日
https://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/37845077.html

注3:ヤフーニュース“竹中平蔵の講義に反対」ビラ配った学生に東洋大学が退学勧告との報”2019年1月22日
https://news.yahoo.co.jp/byline/yamamotoichiro/20190122-00112056/



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記事 [政治・選挙・NHK262] 影の内閣はどこに行った 政権交代への意思、野党に問う/朝日デジ
影の内閣はどこに行った 政権交代への意思、野党に問う/朝日デジ
2019年6月16日17時00分
https://www.asahi.com/articles/ASM6B51LYM6BULZU008.html?iref=comtop_favorite_02

 令和になっても、選挙前の永田町の光景は平成のころと変わらないのだった。

 まとまれば勝てるとばかり、おっとり刀で野党が共闘へ駆け出す。政策の一致はどうするとの声が追いかけるように噴き出す。おなじみの光景だ。

 政権も相変わらずで、消費増税を先送りするか、衆院を解散するか、安倍晋三首相の最後の一手に耳目を集めるのも、これまでと同じ流れだ。政局話に気も体もとられ、この夏もまた、国会の政策論争は不完全燃焼に終わるのだろうか。

 ふと、気が付いた。変わったことがある。「影の内閣」だ。あれはいったいどこへいってしまったのだろう。

失われた輝き
 「政権交代可能な二大政党制」という言葉がまだ輝きを放っていたころ、それは野党のおなじみの準備行動だった。

 英国政治の伝統にならい、野党が時の政権に対峙(たいじ)する形で影の首相・閣僚をそろえる。定期的に「閣議」を開き、対案を用意し政策論争に備える。将来の政権の姿を事前に示しつつ、個々人が政策担当能力を磨く場だ。政権交代を期すうえで当然の権利であり責務だった。

 足跡は続く。平成初期の社会党…
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/153.html

記事 [政治・選挙・NHK262] このままいけば恐ろしいことに。安倍内閣は“亡国の政権”だ」<小沢一郎ロングインタビュー第2回>/msnニュース
このままいけば恐ろしいことに。安倍内閣は“亡国の政権”だ」<小沢一郎ロングインタビュー第2回>/msnニュース
ハーバービジネスオンライン
2019/06/17 08:31
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%80%8c%e3%81%93%e3%81%ae%e3%81%be%e3%81%be%e3%81%84%e3%81%91%e3%81%b0%e6%81%90%e3%82%8d%e3%81%97%e3%81%84%e3%81%93%e3%81%a8%e3%81%ab%e3%80%82%e5%ae%89%e5%80%8d%e5%86%85%e9%96%a3%e3%81%af%e2%80%9c%e4%ba%a1%e5%9b%bd%e3%81%ae%e6%94%bf%e6%a8%a9%e2%80%9d%e3%81%a0%e3%80%8d-%e5%b0%8f%e6%b2%a2%e4%b8%80%e9%83%8e%e3%83%ad%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc%e7%ac%ac2%e5%9b%9e/ar-AACYiG2?ocid=iehp

「結集」──小沢一郎氏が代表を務めた自由党のポスターにあった2文字が今、実現に向け動き出した。4月26日未明、国民民主党と自由党が合流を決定。野党統一候補の調整が進む中、今夏に行われる参議院選挙のカギを握る小沢氏に戦略・戦術を聞いた。

◆安倍首相ではトランプ大統領に太刀打ちできない
 安倍政権はもともと「戦後レジームからの脱却」を掲げて発足した。だが、その対米従属ぶりは歴代自民党政権の中でも際立っている。国賓として5月25日に来日したトランプ米大統領は、ゴルフや大相撲観戦、炉端焼き、新天皇との会見と連日の「接待外交」でもてなされた。

「僕はトランプ大統領と話したことはありません。ただ、言動を聞いていると、ある意味では異色の大統領。思ったことを率直に口にする人物のようです。はっきりしているのは、安倍政権を信用する気持ちなど、これっぽっちもないこと。それが彼の流儀。欧州の同盟国に対しても平気で注文をつけていますから、ましてや日本にはなおさらです。利用できるときだけ利用する。

 非常に友好的に見えるのは、日本がアメリカのモノを買ってくれているからです。貿易交渉も今は中国とやり合っていますが、風向きが変われば、矛先はすぐに日本に向く。『アメリカファースト』一辺倒なので、手ごわいと言えば手ごわい相手です。安倍首相ではとても太刀打ちできません」

◆富の公平な配分、国民の暮らしを第一に考える政権を
 小沢氏はこれまで記者会見などの場で安倍政権について「基本的な政治への認識が野党とはまったく違う」と批判してきた。あらためて現政権の問題点とは何か。

「まずは政治の基本的な理念。安倍政権は競争第一、優勝劣敗、弱肉強食という考え方です。これはもはや政治とは言えません。初期の資本主義国家では貧富の差が拡大し、『これでは社会が持たない』というところまで行き着いた。そこから労働法を作り、社会保障制度ができていきました。

 英国では『ゆりかごから墓場まで』で知られる手厚い福祉国家が実現した。資本主義は民主主義という政治体制と一体となり、生き延びてきたんです。

 ところが、安倍政権の進める新自由主義は、もういちど原始資本主義のころに戻そうという考え方。規制撤廃の名のもとに、セーフティーネットを次々と潰してきた。これは時代の流れに逆行した、政治の本質とはまったく反する動きです。絶対に許してはいけない」

 小沢氏は民主党代表時代、小泉純一郎首相や竹中平蔵経済財政担当相(当時)の構造改革路線に対し、「国民の生活が第一」をスローガンに掲げた。この言葉は民主党が2012年、消費増税を巡って分裂すると、そのまま新党の党名になっている。小沢氏の政治家としての師である田中角栄元首相も「政治とは何か。生活である」との言葉を遺した。

「野党が目指すのは国の富の公平な配分。国民の暮らしを第一に考える政権、政治体制を打ち立てなければなりません」

◆都市と地方、正規雇用と非正規雇用、さまざまな格差を解消していきたい
 日本は米国、中国に次ぐ世界第3位の経済大国でありながら、先進国の中でも貧困率の高さで知られる。厚生労働省の国民生活基礎調査によれば、7人に1人が貧困のさなかにある。母と子の一人親世帯では半数以上が貧困に苦しんでいる。

「安倍政権が新自由主義的な政策をとり続けた結果、日本中でさまざまな格差が広がっています。都市と地方の格差。正規雇用と非正規の格差。社会保障制度でも給付が減り、負担だけが増えて生じる格差。

 都市部では非正規雇用であっても、それでもまだ余裕があります。当面の生活に困っているわけではない。だから、20〜30代の層はもともと投票率が低い。

 投票に来ても、『今のままでいいじゃないか。せっかく給料も出ているんだから。野党は余計なことを言わないでくれ』という考えで、与党を支持している人も多いようです。僕はその人たちに言いたい。『景気が悪くなったら、真っ先に首を切られるのは皆さんですよ』と」

 今や就業者の約40%が年間300万円以下の収入しかない。生活保護水準以下の者は20%以上を占める。その多くは40歳未満。相当数が健康保険に未加入で、年金保険料を払っていない。彼らの声を代弁する政党は見当たらないのが現状だ。新生国民民主党が「ロストジェネレーション」の支持を取りつけていくには何が必要なのか。

「発想を転換して思い切った政策を打ち出さなければいけません。僕は非正規雇用のクオータ制導入を考えています」

 クオータ制とは企業の雇用に一定数の割り当てを設ける制度。女性やマイノリティーの社会進出を促し、働きやすい社会を作ることを目指すものだ。

「『非正規をゼロに』と企業に要請するのは現実的とは言えません。『非正規を正社員並みの待遇に』といっても、事態が進展するとは思えない。コストダウンのために経営者は非正規を増やしてきた経緯があります。

 企業も雇用を守らなければならないので、コスト意識には敏感です。だったら、「非正規は○%まで」と上限を定めればいい。パーセンテージは議論するとして、政権交代したら、この非正規クオータ制を法制化したいと僕は思っています」

◆こんなバカな政治は早くやめさせないといけない
 中国経済の落ち込みもあり、世界的な景気後退局面の到来が指摘されている。特に深刻なのは地方だ。小沢氏の地元も決して例外ではない。

「僕の生まれ故郷は岩手県の旧水沢市。合併して現在は奥州市となりました。人口は11万9000人ですが、毎年1000人ずつ減少しています。出生率・死亡率が今のままだと、2100年には日本の人口が現在の半分以下、5000万人になります。奥州市の人口はそのころ8万人減で2〜3万人。半分以下どころの騒ぎではありません。しかも大半が高齢者。これでは地域社会は成り立たない」

 地方の現状を知るだけに小沢氏の憂慮は深い。言葉を選びながら吐露した。

「こんなバカな政治は本当に早くやめさせないといけない。このまま行けば、恐ろしいことになる。安倍内閣は“亡国の政権”です」

 国の統治もたがが緩んできている。安倍首相の資質と長期政権によるたるみによるものだろう。森友学園問題、加計学園問題、統計不正と、かつてなら一発で内閣が吹っ飛ぶほどの不祥事が相次いでいるにも関わらず、政権は安泰だ。

「安倍内閣の閣僚や与党幹部は何かあると、全部官僚のせいにします。これでは誰もついてこない。役人も『それなら、一番無難な現状維持で。余計なことはしないでおこう』となる。政治家がしっかりした展望と姿勢を見せ、責任を取りさえすれば、霞が関はついてきます」

【小沢一郎氏プロフィール】→略
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/154.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 「山本太郎の街頭演説になんであんなに人が集まるのか」と久米宏! 
「山本太郎の街頭演説になんであんなに人が集まるのか」と久米宏!
https://85280384.at.webry.info/201906/article_147.html
2019/06/17 18:18 半歩前へ

▼「山本太郎の街頭演説になんであんなに人が集まるのか」と久米宏!

 TBSラジオ番組で久米宏が政治学者の中島岳志と対談した。「なんで街頭演説にあんなに人が集まるのか」と久米は驚きを隠さなかった。

 それについて中島岳志が実に分かりやすい解説をした。

 どんな解説か? これをご覧いただきたい。

**********************

久米宏
 「山本太郎くんの最近の街頭演説の写真をネットで見たんですけど、ものすごい人が集まってるんですよ。

 これどうしちゃったのか?と思ってびっくりしちゃったんです。

 彼、去年この番組に来たときにはまだ自由党にいて、それをお辞めになって自分で新しいグループ「れいわ新選組」を立ち上げたんですけど、そんなに話題にはなっていなかったと思うんです。

 なんで街頭演説にあんなに人が集まるのか疑問に思ったんです」

中島岳志
 「まだ大手のメディアが取り上げていないんだけど、おそらくインターネットを通じて支持が広がっているというのが現状なんです。

 2年前に枝野幸男さんが立憲民主党を立ち上げてひとつの大きなブームを作り出したんですけど、あれと何が同じで、何が違うのか、というのが非常に重要だと思うんです」

 立憲民主党にいまはなぜ風が吹かず、山本太郎に風が吹いているのか?

 それを分析することが現時点での最大のポイントだと中島は考えている。

 2年前の枝野といまの山本が同じところは大きな逆境の中で、ひとりで立ち上がった姿。

 一方、違っている点は、地方の農家や中小企業の人たち、商店主といった旧来、自民党を支持してきた人たちが、いま山本太郎支持に流れてきているというところだ。

 これは2年前の立憲ブームとは違うと中島。

久米宏
 「先週、街頭演説の動画マップを公開している『チャリツモ』の船川諒さんという方に興味深い話を聞いたんです。

 若い人がなぜ投票に行かないのか船川さんがインタビューしてみると、若い人は選挙に関心がないわけじゃないんだけど、『自分が投票した人がもしとんでもない人だったら責任が取れない。それが怖い』という人がかなり多いというんです。

 だから彼らに情報を提供して、ちょっときっかけがあれば、彼らは投票に行くよって。そういうネットを見ている若い人たちの心に届く可能性があるわけですね、れいわ新選組は」

中島岳志
 「データでも出ていますけど、立憲民主党を支持している中心的な層は年齢の高い人たち。

 それに対して山本太郎の支持層はかなり若い世代に食い込んでいる。

 山本さんが目を向けているのが、若い層の貧困の問題。いま年金問題が出ていますけど、若い人たちにはぴんとこないと思うんです。

 それより、大学の奨学金でローンを組んで借金を背負って社会に出てきて、アップアップしている。

 また、日本全体で言うと30%を超える人たちが預貯金ゼロ世帯。

 こういう状況の人たちに対して『いまの社会はおかしいじゃないか』と率直に声をあげているのが、いまの山本太郎。それが、彼の話を聞いてみようという流れになっていると思います」








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記事 [政治・選挙・NHK262] 麻生大臣が隠すことで、逆に国民の年金の真の問題を浮き彫りにさせた。(かっちの言い分)
麻生大臣が隠すことで、逆に国民の年金の真の問題を浮き彫りにさせた。
https://31634308.at.webry.info/201906/article_14.html

麻生大臣の2000万円年金発言からの始めての世論調査が出た。国民の71%は麻生大臣が報告書を受け取らないというのは「問題」だと思うことがわかった。公的年金に不信は61%ということだ。この国民感覚は当然である。年金が足りないのは、国民の誰もが思っている。思っていないのは、年金を貰っているのに知らないと偉そうに答えた麻生大臣ぐらいである。

この麻生大臣、森友の書類改ざんの時も同じであるが、全て部下に罪を擦り付ける。こんなTOPの下で仕事をする部下は、最も嫌な男である。通常は、上司の命令で行った仕事が故意で失敗しない限り、普通は上司が責任をとるのが通常の規範である。麻生氏が年金問題を隠したことにより逆に浮き彫りにさせた。

この年金問題で安倍内閣の支持率が約3%程度低下した。この減少はあきらかに年金問題が影響したと思われる。折角、年金の議論が出来る機会をデータが無くなったのだから、議論は出来ないという言い訳は、あまりに悲しい。酷いということを通り過ぎている。国会議員としての義務、仕事を完全放棄している。

貯蓄2000万円の話は厚生年金の例である。まだ、厚生年金を貰っている人はいい。問題は国民年金者である。厚生年金が20数万円というなら、国民年金は6〜7万円である。それがマクロスライドすれば4〜5万円になる。そんな人たちが2000万円など厳しい。年金だけは、最後の生命線である。自民、野党は関係ない。超党派で議論すべきなのだ。


老後報告書拒否は「問題」71% 公的年金に不信63%、共同調査
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019061601001651.html
2019年6月16日 18時05分

 共同通信社が15、16両日に実施した全国電話世論調査によると、95歳まで生きるには夫婦で2千万円の蓄えが必要と試算した金融庁金融審議会の報告書を巡り、麻生太郎金融担当相の受け取り拒否表明は「問題だ」とした回答が71・3%に上った。「問題ではない」は19・1%。公的年金制度について問うと、信頼できないと答えた人が63・8%を占めた。信頼できるは28・2%にとどまった。
 安倍内閣の支持率は47・6%で、前回調査(5月18、19両日)の50・5%から2・9ポイント減となった。不支持率は38・1%。
(共同)



http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/156.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 日本を侮辱しているのはトランプ政権ではないのか?(小笠原誠治の経済ニュースゼミ)
日本を侮辱しているのはトランプ政権ではないのか?
http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/archives/51773373.html
2019年06月16日 小笠原誠治の経済ニュースゼミ


 今回のタンカー攻撃事件に関連して、米国が、イランは日本を侮辱していると発言しましたが、どうもぴんと来ませんね。

 それに、サウジアラビアの皇太子もイランは安倍総理に敬意を払っていないと言っています。

 何か感じませんか?

 サウジアラビアは日本以上にアメリカとの同盟関係が深い!

 だからこそ、サウジアラビアもイランを嫌っている。

 私、思うのですが、全然イランと話し合う気持ちなどないトランプ政権が、どうして安倍総理に仲介役を頼んだのか不思議でなりません。

 安倍総理が自分からイラン訪問を言い出した訳ではないと思うのです。米国から行ってはどうかと言われ、そして、ロウハニ大統領やハメネイ最高指導者と話せば、世界からも注目されるぞ、なんておだてられて、ホイホイと出かけたのではないのでしょうか?

 しかし、そもそもトランプ政権はイランと話し合う気などないから、安倍総理がイランに訪問中に追加制裁を課したり…不可解なことを行っているのです。

 何のために安倍総理をイランに行かせたのか?

 それは…日本の総理がイランを訪れるとなれば、それなりに世界が注目し、そして、その最中にタンカー攻撃事件が起きれば、イランのイメージをさらに悪くすることができると考えたからではないのでしょうか?

 それにしても、今朝のテレビ番組、つまり、フジテレビとTBSの本件に関する報じ方が全く異なっていたことに驚きました。

 フジテレビでは、木村太郎が、イランがやったに違いないと主張していたのに対して、TBSは、岡本行夫までが、イラン以外の可能性を示唆していました。

 トランプ政権は、単なる状況証拠からイランが犯人だとしていますが、状況証拠から考えるならば、トランプ政権と利害関係が一致するものが犯人だと考える方が説得力があるような気がします。

 イラン核合意を一方的に離脱し、そしてイランに対する経済制裁を強化していることと、安倍総理を仲介役としてイランに送り込むことは全く矛盾した行為である訳で…その上で、何故安倍総理を送ったのかを考えれば…イランよりも米国が関与していると考えた方が理窟に合うでしょう?

 トランプ政権に騙されたと今頃、アベシンゾウは気が付き始めているのではないでしょうか?

 複雑な心境でしょうね。


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記事 [政治・選挙・NHK262] 誰が望んだのか 海峡封鎖・存立危機・自衛隊派遣の悪夢(日刊ゲンダイ)
 


誰が望んだのか 海峡封鎖・存立危機・自衛隊派遣の悪夢
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/256296
2019/06/17 日刊ゲンダイ 文字起こし


親分と子分(代表撮影)、こんな映像で日本を戦争に巻き込むのか/(C)ロイター

 トランプ米大統領にへつらい、“パシリ”を買って出て、意気揚々とイランに乗り込んだ安倍首相。最高指導者ハメネイ師との会談の直前、中東のホルムズ海峡付近で勃発した日本企業のタンカーへの攻撃が、国際社会を巻き込む大事件に発展してきた。

 中東地域を管轄する米中央軍は13日、イランが関与したとする映像を公開。精鋭部隊のイラン革命防衛隊がボートでタンカーに近づき、不発の機雷を除去したと主張した。続けてトランプも「イランがやった」と明言。発生後、わずか半日ほどでイランが国家レベルで加担したと断じたが、状況証拠を並べただけで直接証拠も関与の仕方も明らかにしていない。

「証拠隠滅」をアピールする狙いの公開映像も、時間はたった1分39秒。白黒の映像は不鮮明で、どんな作業をしていたかは判別つかない。しかも、革命防衛隊は事実上、ハメネイ師の親衛隊だ。曲がりなりにも日本の首脳である安倍との会談中に日本のタンカーを攻撃したとすれば、師の顔に泥を塗ることになり、疑問符が付く。

 ポンぺオ国務長官はイラン関与の根拠に「高度の能力を持つグループがこの地域に他にいない」などを挙げたが、そんなことを言ったら米国もイスラエルも該当する。

 疑問だらけの説明で国際社会に「イランの犯行」を印象付けたい米国に、当のイランは猛反発。

 ムサビ報道官は「(事件によって)利益を得るのは誰か」とイランと対立する勢力の関与を示唆したが、その中には米国も含まれるのだろう。

 湾岸戦争と9・11テロの当時、駐米経験を持つ経済評論家の斎藤満氏が言う。

「仮に革命防衛隊が自らタンカーに横付けし、不発の水雷を直接、除去したとすれば、かなり幼稚な対応です。精鋭部隊の行動とは考えにくい。タンカー攻撃直後からの米国のスピード対応は異様で情報がロクに精査されず、ポンペオ国務長官やボルトン大統領補佐官といった対イラン強硬派の意見が、そのまま米政府の見解になっているフシがある。彼らは軍産複合体と結託した好戦的なネオコンです。しかも米国では、いざ戦争が始まれば時の大統領の求心力が高まり、支持率が上昇する伝統がある。

 湾岸戦争当時のパパ・ブッシュ元大統領の支持率は90%強。その息子のブッシュ元大統領ですら、9・11直後は90%に達しました。来年の大統領選で再選を目指す上で『泥沼になる可能性が高いイランとの戦争は避けたいのが、トランプ氏の本音』と日本のメディアは伝えますが、支持率が伸び悩むトランプ氏が戦争の誘惑に勝てるのか、非常に心配です」

 ベトナム戦争拡大のきっかけになった1964年のトンキン湾事件の昔から、米国では戦争前夜に情報操作がつきもの。トンキン湾事件で当時のジョンソン大統領は、北ベトナムの魚雷艇が米艦船を攻撃したと説明。後にでっち上げだったことが判明した。

 91年の湾岸戦争では、クウェート少女の涙の証言や油まみれの水鳥の写真が嘘っぱちで、03年のイラク戦争の“大義”となった「大量破壊兵器の存在」もデタラメ。

 タンカー攻撃の真相は現時点ではやぶの中だが、米国の戦史の負の教訓を決して忘れてはいけない。


この光景を日本にも(香港で「逃亡犯条例」改正案の撤回を求めデモ行進する人たち)/(C)ロイター

中東危機をチャンスと捉える戦争屋政権

 それにしても遠路はるばるイランまで出かけ、安倍は何をしたのか。対話の用意があるとのトランプの意向を踏まえ、ハメネイ師に対話を促したが、「米国は信用できない」と一蹴された。“橋渡し役”を演じるはずが、バカ丸出し。訪問中のタンカー攻撃と絡め、米メディアに「中東和平における初心者プレーヤーが痛みを伴う教訓を得た」(ウォールストリート・ジャーナル紙)などとコケにされ、トランプからもツイッターで謝意は示されたとはいえ、「個人的には交渉を考えることさえ早過ぎたと感じている」とハシゴを外される始末だ。

 訪問直後に米イランの対立は一層高まったのだから、成果はゼロどころか、マイナス。しかも日本の指導者が伝統的に中立を守り、介入を避けてきた中東の緊張緩和に「米国のメッセンジャー」として足を踏み入れたのは、長年にわたるイランとの信頼関係を一瞬で崩壊させたに等しい。

 国際社会にイランの責任追及を呼び掛ける米国に英国が同調。今でこそ日本は静観しているが、いずれポチ政権が米国に尻尾を振って足並みをそろえる姿が目に浮かぶ。イランを支援する中国やロシアを含め、緊迫する中東情勢に日本も巻き込まれていくのだろう。

 既に米国は先月、イランが米軍などを攻撃する恐れがあるとして、B52爆撃機部隊や世界最強の空母打撃群を中東に派遣。有人・無人偵察機や戦闘機の部隊など1500人を増派したが、タンカー攻撃事件を受け、さらなる部隊増派をチラつかせる。

 対するイランはホルムズ海峡の封鎖を示唆。ペルシャ湾とアラビア海を結ぶホルムズ海峡は、世界の原油輸送の3割、日本向け原油の8割強が通過する世界の海上交通の要衝だ。日本は火力発電の主力燃料である液化天然ガスも20%以上がホルムズ海峡経由で輸入されている。

 しかし、一触即発の米国とイランの軍事的緊張が一層高まれば、ホルムズ海峡に機雷がまかれて封鎖される事態だって否定できない状況だ。

戦地派遣阻止のため香港並みのデモを起こせ

 立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)が言う。

「15年の安保法審議の際に安倍首相が説明したことが現実になりかねません。当時、首相は海上自衛隊によるホルムズ海峡での機雷除去を集団的自衛権行使の事例に挙げました。日本への原油供給が絶たれれば、国民の生命、自由、幸福追求を根底から覆されるという理屈で『存立危機事態』にあたるとの判断です。安保法が成立してしまった今、米国に求められれば日本は固辞できず、海自の掃海艇を派遣させる事態を想定しなくてはいけません。しかもトランプ大統領のメッセンジャーを務めた安倍首相の米国隷従の姿勢が中東の反米勢力の反発を買い、自衛官がますます危険にさらされる恐れは強まっています。怖いのは隊員が犠牲となった際のメディアの伝え方です。安倍政権と結託し、『これ以上、犠牲を増やさないために』などと、さらなる軍事力増強をあおりかねません」

 米イランの全面対決で、自衛隊と言えども国民を戦地に送り込む恐れが高まっているのに、15日に東京新聞が掲載した自民党の防衛相経験者のコメントには背筋が凍る思いだ。「やはり安保法は必要だった」と自衛隊派遣に意欲を隠さないというのだ。政治評論家の森田実氏はこう言った。

「73年の石油危機で原油価格が一挙に4倍に跳ね上がっても日本は乗り切りました。ホルムズ海峡封鎖は即、この国の存立を脅かすことにはなりません。海自派遣を支持するのは米国、イスラエル、サウジアラビア程度で、日本は国際社会から孤立してしまう。しかも法律上、存立危機事態を判断するのは国会です。安倍内閣が“待ってました”と海自を派遣したがっても、公明党にすれば連立の『存立危機事態』。議員生命をかけて阻止する人も必ず出てくる。ましてや戦争放棄を定めた憲法9条はまだ生きており、いくら安保法が成立しても違憲に変わりはない。憲法違反の戦争を誰が望むものですか。それでも安倍自民が踏み切るのなら国民は香港並みのデモを起こし、国会議員に抵抗を呼び掛け阻止しなければいけません」

 米イランの軍事対立に巻き込まれる事態を国民は覚悟の上で受け入れるのか。イカれた首相を引きずり降ろさないと、この国は取り返しのつかないことになる。













 



http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/158.html

記事 [政治・選挙・NHK262]  マスコミを抱き込み翼賛化が激しい安倍政権に迫る首相を辞めろという批判の声の嵐

 外交オンチな安倍首相は点数稼ぎに、イランに出かけて恥曝しをして、タンカーまで炎上る中東の反日感情を炎上させ、米国のメディアに無神経なハレンチ振りを嘲笑された。
http://www.asyura2.com/19/senkyo261/msg/894.html
共同通信の岡田論説委員は、日本の実力低下の犯人だのに安倍の人気が落ちないのは、政府のプロパガンダのせいだと以下に論じる。
「・・・米中貿易戦争の激化と長期化のあおりで、日本の対中国輸出が減少。景気は事実上後退局面に入り、秋には消費増税が待ち構える。スイスのビジネススクールが5月28日に発表した19年の「世界競争力ランキング」で、「日本の総合順位は30位と前年より5つ順位を下げ、比較可能な1997年以降では過去最低となった」(「日経電子版」、19年5月29日)。
 日本の地盤沈下は鮮明なのに、なぜ安倍政権の支持率は上がるのか。
 支持理由は、NHK調査では「他の内閣より良さそうだから」が50%と半分を占める。積極支持ではなく、「他と比べて」という消去法的な選択であることが分かる。片山杜秀慶応大学教授はその背景について「(日本は)自動的に大政翼賛会化しています。55年体制のような与野党のイデオロギーの差異がない。思想や政策に十分な相違がないとすれば、有権者は同じことをやるなら経験を積んでいる政党の方が安全と考える」と説明している(「日本は“束ねられる”ファシズム化が進んでいる」「日刊ゲンダイDIGITAL」、19年5月20日)。
世論づくり進める政権
 「三者のシンクロ」には、安倍という「指揮者」がいる。自民党の二階俊博幹事長は5月27日、日米首脳会談が終わった直後の記者会見でこう述べた。
 「皆さんのご協力で報道量が格段に増えて、安倍外交の成功を内外にアピールすることが出来たと思っております」。シンクロ構造を見事に説明してくれている。自民党は、改元にあわせて5月1日から「新しい政治の幕開けを宣言する」という広報戦略 を打ち出した。自民党が、世論形成を意図的かつ組織的に進めているのは明らかである。NHKの報道番組「クローズアップ現代」が2016年3月、番組の顔であった人気キャスターの降板と併せて「リニューアル」されたのは、安倍政権に近い籾井勝人前会長の下でのことだ。・・・」
 こうした悪質なプロパガンダで人気を保ち、国民を騙し続ける安倍に対して、無能な首相は引退せよと勧告して、政界から消え失せろと火の手が上がり、燎原の火として燃え広がろうとしている。
http://www.asyura2.com/19/senkyo261/msg/889.html
国民の生活苦には関心を払わずに、自分の人気稼ぎに明け暮れている安倍は、年貢の納め時だと知るべきであり、朝堂院が安倍のバカさ加減について、全世界に向けてU−Tubeで明言している。
https://www.youtube.com/watch?v=caYkFMAczU0
それだけで終わらずに更に続けて、アメリカだけでなく世界中が安倍をバカだと蔑んでいるし、54兆円も世界にバラまいて「ネギ鴨」だと罵倒して、税金泥棒だと罵っているのである。
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/159.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 「今の自民党の指導部・・・非人道的で非人間的でダメ」(久米) 「安倍さんの選挙・・・投票率を下げることによって固定票で勝とうとする選挙戦術・・・浮動票は寝ててくれ」(中島) (久米宏 ラジオなんですけど)
TBSラジオ 「久米宏 ラジオなんですけど」より
ゲストコーナー「今週のスポットライト」
2019年6月15日放送分のゲストは政治学者・中島岳志氏
https://radiocloud.jp/archive/kume954/?content_id=59586(全33分52秒)

(一部を以下に抜粋紹介。文責スレ主)

16:47頃から
(久米)
もう1カ月余りで参議院選挙で、選挙の前だから、まだ公示前なんで好きなこと言えるんですけど、バランスとった発言などはワタクシするつもりは全くなくて、今の自民党の指導部は僕はもうまったく非人道的で非人間的でダメだと思うんです。何とか自民党は負かさない限りこの選挙はあかんなと思って・・・

29:20頃から
(久米)
あのう、これ皆さんおっしゃってますけど、自民党は決して多数を取ってるわけじゃないですよね、投票で。

(中島)
そうなんですよ。

(久米)
選挙で多数を取ってるのは実は自民党じゃないんですけど、仕組みでもって、国会で多数の議席を占めちゃってるだけで、実はトランプも票数で行けばトランプの方が少なかったんだけど、選挙人を獲得したのが多かったというだけの話で、どうも仕組みの利用の仕方が野党が下手っていうか与党に有利にできてるっていうか、そういうことなんですよね。

(中島)
それにちゃんと適応できてなかったんですよね。まあ、ようやく形というのが完全ではないにしろ出来てきたというのは野党側の前進だと思うんですけれども、しかしやっぱり統一的なビジョンっていうんですかね。
僕は安倍内閣の非常に面白い傾向は、安倍さんの選挙というのは小泉さんの選挙と真逆で、小泉さんの時代っていうのは投票率を上げることによって勝とうとしたんですよね。つまり浮動票をつかもうっていう戦略なんです。ただ安倍さんは逆で、投票率を下げることによって勝とうとしてるんですよね。

(久米)
「寝ててくれ」法ですね。

(中島)
そうなんですね。すると、いわゆる自民党支持層と野党支持層のコアな層というのは自民党層の方が分厚いんですよね。3対2ぐらいの対比なんですけれども、そうしたらいわゆる浮動票というのが動かないようにして、そしてこの固定票で勝つっていうそういう選挙戦術なんですよ。
だから、「寝ててくれ」っていう選挙をやってるんですよね。僕としては、もう怒らないといけないと思うんですよね。
そのためにはちゃんと争点があって、野党に、なんかこの野党に任せればもう一個大きな選択肢があるんだっていう、そのビジョンと具体的政策を投げてくれないとなかなか支持が集まらないと。今回もやっぱりこのまま突入してしまうとぼやけてますよね。
なので、例えばなんですけども、山本太郎さんが支持されているっていうのは消費税という問題で切り込んでいる。で、それは単に消費税を下げるというポピュリズムではなくてそこから彼は経済政策を語り始めるんですね。やはり私は政治の、ひとつの政治家の王道を行っているんだと思いますけれども、これを野党がみんなでやれるか、というのに掛かっていると思うんですよね。

(久米)
野党っていうのは、連携が下手ですよね。

(中島)
そうですね。

(久米)
だから野党だっていうふうにも言えるわけですけど。

(中島)
政権への執着でしょうね。自民党は凄かったですよね、久米さんがニュースをされていた頃、自社さ連立政権なんてもう凄まじいですよね。だってこれまで真逆にいた社会党と連立してまでも自民党は政権を取ろうとしたわけですよ。

(久米)
もう何でもありですからね。

(中島)
それぐらいの、まあ、もちろん問題はあるんですけれども、それぐらいの執着がないとですね、具体的な自分たちの政策をできないっていう、まあ非常に強い理念とか、リアリズムがあったんだと思うんですよね。

(久米)
つまり共産党のトップを総理大臣にする、してもいいから、政権が取れるものなら取りたいっていう、そこで、今の、心根っていうか、作戦がないとできないっていうことですね。

(中島)
それぐらいの場合によって柔軟性と現実性を持つことが僕は重要なんじゃないかと思います。

(久米)
そうかぁ(ため息)。本当は政治面白いんでね。皆さん興味を持っていただければ。若い人がもしかしたら、山本太郎現象で投票所に足を運ぶことになったら結構面白いことになるかも知れません。ありがとうございました。

(中島)
ありがとうございました。
32:47
 
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/160.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 交番襲撃容疑者“父親が関西テレビ常務”より注視すべき「元自衛官」の経歴…過去にも元自衛官の拳銃強奪(リテラ)
交番襲撃容疑者“父親が関西テレビ常務”より注視すべき「元自衛官」の経歴…過去にも元自衛官の拳銃強奪
https://lite-ra.com/2019/06/post-4780.html
2019.06.17 交番襲撃“父親が関テレ常務”より「元自衛官」 リテラ

    
    元自衛官だったという交番襲撃容疑者(自衛官募集HPより)


 大阪・吹田市の交番で警官が刺されて拳銃が強奪された事件で、今朝逮捕された容疑者が、きょう午後になって父親が、フジテレビ系列の関西テレビの常務取締役だったことが判明。父親と関西テレビがコメントを発表した。

 また、容疑者自身も2015年、やはり系列の岩手めんこいテレビの関連会社に8カ月勤務していたことも報道された。

 これを受けて、ネットではフジ、関テレをはじめ、テレビ局に対し「マスゴミはやっぱり身内に甘い」と厳しい批判の声が上がっている。

 というのも、容疑者の父親が関テレ役員という情報はほとんどのマスコミがきょう早朝までにキャッチしており、関西テレビには取材が殺到。ネットでも話題になっていた。しかし、正式なコメントを出すまで、フジ系のニュース、ワイドショーはもちろん、ほとんどのテレビ、新聞がこの事実を報道しなかったからだ。

 たしかに、フジ、関西テレビはもっと早くなんらかの発表をすべきだった。容疑者が系列の岩手めんこいテレビの関連会社に勤務していた問題ついても、きょう午前中の段階でNHKが報じていたのに、フジの『直撃LIVE グッディ!』は、「2015年に岩手の民放テレビ局関連会社に8カ月勤務」と局名を伏せていた。

 そういう意味では「身内に甘い」と糾弾されてもしようがないだろう。

 しかし、一方で気になるのが、父親が関テレ常務という事実によって、容疑者の「元海上自衛隊隊員」というもう一つの経歴が打ち消されてしまうことだ。事実、ネット上ではすでに「マスゴミは元自衛官じゃなくて元テレビ関係者のほうを強調しろよ」という声が大勢を占めている。

〈自衛官を強調しすぎ。前の富山の事件の時も、辞めてるのに元自衛官とか報道してさ、“元”必要か?〉

〈元自衛官強調する必要ある??〉

〈「元自衛官」は強調しても「元テレビ局関係者」と強調しないマスゴミ…〉

 また、容疑者の自衛隊隊員歴については、『とくダネ』(フジ)が早い段階で報じたことから、こんな炎上攻撃も見られた。

〈とくダネは現役ならともかく元自衛官を強調するなら、親はフジ系列の役員って報道すべきじゃない。ちょうどおたくの系列よ。〉

〈なんか吹田の警官襲撃事件の犯人が元自衛官というのが出ているが、フジテレビの【とくダネ】だけみたいなので「捏造報道の自由」の可能性が高いな…警察発表なら他局も喜んでネタにするだろう〉

 しかし、フジの身内隠しはともかく、マスコミ各社が“関テレ常務”よりも、本人の自衛隊隊員歴をまず大きく報じるのは当然ではないか。

 というのも、“関テレ常務”というのは、あくまで父親の職業にすぎず、“元自衛官”というのは本人の職歴だからだ。しかも、自衛官は公務員という立場で、警官と同様に、銃などの武器使用が許される数少ない職業。いくら10年前とはいえ、その経歴と犯罪に関連性がないかをチェックするのは当然だろう。

■富山市では即応予備自衛官が交番襲撃、警察官を刺殺、拳銃で警備員射殺

 しかも、元自衛官が警察官を襲い、拳銃を奪った事件は今回がはじめてではない。2018年には、富山市の交番で警察官が刺殺され拳銃を奪われ、近くの小学校で警備員が射殺されるという事件が起きたが、逮捕されたのは、過去に陸上自衛隊で2年間勤務した元自衛官だった。事件を起こした当時、即応予備自衛官に採用され、迫撃砲の操作訓練を受けたばかりだった。

 また、1989年にもやはり元自衛官が、短銃を奪うために警視庁練馬署中村橋派出所の警察官2人をサバイバルナイフで殺害するという事件が起きている。

 元自衛官が何度も警官を襲い、銃を奪おうとしているのは偶然では片付けられない。きちんとした検証が必要だろう。

 しかも、今回の吹田市の事件で気になるのは、容疑者がわずか半年で自衛隊を退職していることだ。自衛隊をめぐっては、離職率の高さが大きな問題になっており、またいじめやパワハラ、虐待の横行で、精神を病み、自殺をはかる自衛官も後を絶たない。本当に犯罪は自衛隊員歴と関係がないのか。

 しかし、今の日本はこういう論点を口にするだけで、ネトウヨや極右メディア、右派政治家が束になって、「自衛隊に対するネガティブキャンペーンだ」「自衛隊を悪者にしたいだけの国賊だ」と集中砲火を浴びせ、検証やチェック作業を封じてしまう。

■「自衛隊で引きこもりの精神を鍛え直せ」のコラムを載せた産経

 それどころか、逆に犯罪事件にかこつけて、徴兵制まがいの自衛隊強制入隊を語るメディアや輩も出てくる始末だ。たとえば、川崎殺傷事件では、産経新聞が“引きこもりは自衛隊に入れて精神を鍛え直せ”と主張する宮嶋茂樹氏のコラムを掲載した。

 自衛隊こそ、犯罪やいじめの温床になっているのに、何を寝ぼけたことを言っているのか、という感じだが、自衛隊批判が一切封印され、こういう暴論が何の批判もなく掲載されるのが今の日本の言論状況なのである。

 しかし、何度でも言うが、自衛官は警官と同様に、銃などの武器使用が許される公務員なのだ。その経歴と犯罪に関連性がないかすらチェックできないとすれば、もはや、軍批判が一切タブーになっているどこぞの軍事独裁国家と変わりがないではないか。

(編集部)











http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/161.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 年金制度は、自己責任・自助努力が前提なのさ。甘ったれちゃいけないよ。(澤藤統一郎の憲法日記)
 
君ら、人生設計を考えるときに100まで生きる前提で退職金って計算してみたことあるか? 普通の人はないよ。でも、今のうちから考えておかないかんのですよ。

年金はね、人生設計のうちの生涯収入の一部だ。まさか、年金だけで老後の生活が安泰なんて、君たち本気で思い込んではおるまいね。年金で100年安心と思っているなんて、冗談だろう。

君ら誤解していないか。「年金100年安心」って、文字どおり「年金の制度維持は100年安心」ということで、「人生100年時代の年金生活が安心」ということではない。2004年の年金改革は「持続可能な年金制度」作りが目的で、老後の暮らしの保証じゃなかったんだよ。この辺の勉強がしっかりできているかね。

君らの勝手な誤解は、政府の責任じゃない。世の中そんなに甘いもんじゃない。知ってるだろう。「自己責任」、「自助努力」だよ。私なんか、年金なんて当てにしていない。受給しているかどうかも自分じゃ知らない。

でもお分かりだろう。老後の暮らしの安心のために、気前よく年金の支払いを振る舞っていたら、たちまち年金制度そのものが成り立たなくなる。年金制度の維持が100年は安全のためには、「入るを量って出ずるを制す」が肝要なんだ。分かり易く言えば、「保険料を増額して、給付額を減額する」「負担増、受益減」ってことだ。

とどのつまりは、高齢者の生活を犠牲にして年金制度を守ろうということ。これって常識だろう。誰が考えても分かることだし、それ以外に、年金制度維持の方法があったら教えてくれ。

今の時勢を考えて見たまえ。保険料負担の現役世代がどんどん減っているのが現実じゃないか。「入るを量る」はたいへん困難だ。ならば、「出ずるを制す」に徹するしか方法はなかろう。

ところが、年金受給者世代が際限なく増えている。平均余命がどんどん延びているんだから、「出ずるを制す」の政策は一人あたりの年金支給額を減らという方法に落ちつくことになる。それだけの単純なロジックじゃないか。

手品じゃあるまいし、「保険料は減らせ」「年金給付は増やせ」なんて、身勝手なことができるわけはない。安倍晋三が、決算委員会で言ったとおり、そりゃ「バカげた政策」だ。「年金100年安心」のためには、「保険料は増やす」「年金給付は減らす」しかないんだよ。

マクロ経済スライドは、そのためのシステム。このご時世、マクロ経済が年金受給者に厳しく推移することは、誰の目にも明らかではないか。安閑と年金受給額を現状維持としていたら、年金制度が崩壊することは目に見えている。だから、経済の悪化にしたがって、年金額を自動的に減額するのが、マクロ経済スライドだ。合理的だろう。年金生活者の生活をカットして、年金制度を維持しようという優れものだ。

2004年は、小泉内閣のときだ。あのとき、安倍晋三は確か自民党幹事長。自公で、「年金100年安心」を吹聴した。でも、あのときから、今のご時世は見通せていた。問題は財源の確保だったんだ。なんと言っても、国庫負担の問題だ。

ここは、基本的な考え方の相違だ。もちろん、「税制による所得再分配機能を最大限発揮せよ」という野党の皆さんの、いつもながらの主張はあるだろう。決まり切ったフレーズとして、「大企業や富裕層への優遇税制を見直せ。負担増を求めよ」「軍事費削って、福祉にまわせ」ってね。

でも、もう、やれることはやった。給付財源の国庫負担分を、段階的に引き上げて3分の1から2分の1までにした。これで十分だろう。これ以上、国庫負担部分を増やすことは、財界がウンと言わない。何よりも、企業や富裕層の経営意欲に水を差すことになり、経済の活性化が失われる。だから、財源は、消費増税しかない。

金融庁金融審議会の報告書が「年金だけでは老後の資金を賄うことができないため、95歳まで生きるには夫婦で2000万円の蓄えが必要」と言って非難囂囂だ。非難の声が高いから、臭い物に蓋をした。政治家として、当然のことじゃないか。

ところがだ。「自公政権の国家的詐欺」だの、「国民に対する年金詐欺」だのとまことに評判が悪い。こんな悪口雑言が言論の自由として許されてよいもんかね。まあ、フランスや韓国や香港とは違って、日本人は行儀がよくて温和しいから安心はしているが、年金問題は選挙に響くところが頭が痛い。

ホンネのところ、言いたいのは次のことだ。
国民諸君よ、年金だけでは暮らせるはずがない。貯金も利息はないに等しい。だから、株に投資したまえ。さすれば、国民こぞっての株式市場参入が実現して、株価が大いに上がる。株価が上がっている限り、政権は安泰なのだ。

えっ? 株式投資のリスクが現実化したらどうなるか? 前にも言ったろう。そりゃ、自己判断・自己責任・自助努力の大原則だ。誰も、責任とってはくれない。世の中けっこう厳しいんだよ。甘えてくれるな。
(2019年6月17日)
 
http://article9.jp/wordpress/?p=12807
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/162.html

記事 [政治・選挙・NHK262] 二階幹事長が再び「小池都知事支持」発言で自民党内猛反発(週刊実話)
二階幹事長が再び「小池都知事支持」発言で自民党内猛反発
https://wjn.jp/article/detail/5647738/
2019年06月17日 22時00分 週刊実話 2019年6月20日号


小池百合子都知事


 「小池さんが都知事選出馬なら自民党が応援するのは当たり前」と一段と小池百合子都知事再選支持のトーンを強めている二階俊博自民党幹事長。小池氏と対立してきた都議会自民党は猛反発、“反小池要望書”を自民党都連(鴨下一郎会長)に提出し、党内の亀裂が深まっている。

 「要望書では小池都政の失政を批判し、来年の知事選で独自候補擁立を強く訴えています」(都政担当記者)

 「再選を狙う小池氏は二階氏にすり寄るだけでなく、自民党に媚を売る行動も繰り出している。その一つは都知事特別秘書に元副知事の村山寛司氏を選任したこと。村山氏は石原慎太郎都知事の下で副知事をこなし、内田茂元都議や高島直樹都議ら都議会自民党大物らと太いパイプがある。つまり、村山起用は反発を続ける都議会自民党との手打ちを狙ったとの憶測が飛び交っている」(都議会事情通)

 そして、谷垣禎一元自民党総裁を「東京パラリンピック懇談会名誉顧問」に委嘱した。

 「今年の自民党大会で自転車事故で政界引退した谷垣氏が車椅子で登壇、自民党鼓舞演説は関係者ばかりか多くの国民も涙した。そういう意味では谷垣氏を来年の都知事候補に推すべきとの声が四方八方から噴出しました。仮に都知事選出馬なら谷垣都知事は堅いと言われるほど。小池氏にも、その声は届いている。今回の名誉顧問依頼は、出馬封じとも囁かれています」

 こうした一連の小池氏の動きに対し、都議会自民党は冒頭のように猛反発している。

 「2017年の築地再開発方針『築地は守る。食のテーマパーク機能を有する新市場とする』とした小池発言は、いまや180度異なる。国際会議場、展示場計画…。会計も市場会計から一般会計に所管替え。血税投入の流れは看過できない」(都議会自民党関係者)

 さらに、2016年都知事選挙では自民党候補を破り、翌2017年の都議選は反自民党を打ち出し大躍進。57議席あった自民党を23議席まで激減させた恨みつらみも重なる。

 「小池氏は2017年の国政にも手を出し大失速した。例の“排除する”ですよ。人気凋落のため、手のひら返しで自民党にすり寄る姿勢は欺瞞に満ち溢れ許せない」(自民党関係者)

 反小池派には菅義偉官房長官の姿も見え隠れするが、一方でこんな声もある。

 「小池氏の支持率は絶頂期に比べれば相当下がったが、それでも50%前後はまだキープしている。自民党では相当な候補者を選ばない限り勝てないという見方もあり、“二階氏はそこを読み切ったうえでの小池支持だ”という声もあるのです」(政治評論家)

 二階幹事長は“小池支持”で大博打を打った。




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