イスラエルがゴラン高原の新入植地を“トランプ高原”と命名
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2019/06/17 日刊ゲンダイ ゴラン高原の閣議に臨むネタニヤフ首相。後方には「ゴラン高原はイスラエル主権下」とトランプ米大統領の承認証が/(C)ロイター イスラエルのネタニヤフ政権は16日、占領地ゴラン高原中部で建設中の入植地について、ゴラン高原を「イスラエルの主権下にある」と承認したトランプ米大統領にちなみ「トランプ高原」と命名すると発表。現地で記念式典を開催した。 地元当局者によると、ゴラン高原に新たな入植地が建設されるのは1990年代前半以来。イスラエルによる占領地支配の既成事実化が一段と進むことになる。 この決定を受けてトランプはツイッターに「光栄だ。ネタニヤフ首相、イスラエルよ、ありがとう」と投稿した。 しかし、国際社会の猛反発を招くのは確実な上に、イスラエルが67年の第3次中東戦争で占領するまでゴラン高原を領有していたシリアや、その後ろ盾のイランが反発を強めるは必至。ゴラン高原を巡る情勢はまさに一触即発の事態だ。
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