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2019年5月01日00時32分 〜
記事 [政治・選挙・NHK260] <マドンナ旋風>天狗になった野党第一党・社会党の末路 平成の政治写真 あの事件の真相(日刊ゲンダイ)
 


【マドンナ旋風】天狗になった野党第一党・社会党の末路 平成の政治写真 あの事件の真相
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/252977
2019/04/30 日刊ゲンダイ


参院選で与野党が逆転、当確者の名前に花を付ける土井たか子社会党委員長(C)共同通信社

■平成元〜2年

「山が動いた」――。平成元(1989)年7月の参院選大勝後、社会党の土井たか子委員長はそう語った。

 この選挙で、社会党は多くの女性候補を擁立し、自民36に対し45議席を獲得。与野党逆転を果たした。「マドンナ旋風」である。

 当時、社会党中央本部書記局に勤めていたジャーナリストの田中稔氏が振り返る。

「消費税導入やリクルート事件など自民党政治への怒りに加え、女性初の党首である土井さんに多くの女性が集まってきました。それまで社会党の候補者は、労働組合や団体の男性が多かったが、いろいろな分野の女性が立候補し、国民も熱狂的に支持した。政治を身近なものにした意義はあったと思います」

 続く、平成2年2月の衆院選は、他の野党が伸び悩む中、マドンナ旋風は衰えず、土井社会党は51議席増と躍進した。

「それまで“社公民”でうまくやっていたのですが、社会党だけ“独り勝ち”となり、ギクシャクし始めた。土井さんは謙虚な方ですが、周りが“カリスマ”として持ち上げ、社会党は“天狗”になってしまった。議席を減らした他の野党に対し、譲るべきところは譲るという対応ができなかったのです。今の立憲民主党にソックリですよ。とくに、公明党は、政策的に社会党に近いのに、この頃の社会党への不満から自民党に近づくようになった。今の自公政権へ道を開いてしまったのです」(田中稔氏)

「旋風」がやみ、その後、社会党は“ジリ貧”の道をたどる。

 野党もカン違いすると痛い目に遭う――。教訓は今もリアリティーに満ちている。













http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/290.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 世は元号の転換点とお騒ぎであるが、恐ろしいまで個人が特定される時代になった(そりゃおかしいぜ第三章)
世は元号の転換点とお騒ぎであるが、恐ろしいまで個人が特定される時代になった
https://blog.goo.ne.jp/okai1179/e/8a4b69eadc28421b8a45db881a90f539
2019-04-30 そりゃおかしいぜ第三章



秋篠宮の長男悠仁の中学校の机の上に、刃がピンクに塗られた2本の包丁が棒にくくられ置かれていた。元号の転換期に、皇位継承第3位の悠仁への嫌がらせか、何らかのメッセージを含ませたらしいが、犯行意図の詳細は不明である。都会のど真ん中の中学校であるが、工事関係者を装って学校に入って犯行に及んだようである。防犯カメラの一部が切断されていたり、教室の特定などしていたなどから周到に計画されたようである。

驚いたのはそのあとである。僅か3日後の29日に犯人が逮捕されたのである。本人は学校に侵入した事実を認めている。56歳のこの男の素性の詳細は発表されていないが、誤認逮捕でもないようである。

お茶の水周辺なら数万人の人物が常時通るであろう、学校に侵入した男をその中から特定するのである。さらに沿線各地域の街頭や駅などの無数の防犯カメラを解析し降車駅を特定し、住居までたどり着いたのである。

この解析をしたのが、警察のSSBC(捜査支援分析センター)なんと日本語の頭文字をとったこの組織は、2009年に新設された画像収集、解析を専門としたチームである。警視庁が設置している街頭の防犯カメラや、民間のビル、商店、駅の改札にある無数のカメラ映像を収集し解析する組織である。

防犯カメラには犯罪抑止の作用はあるものの、個人がいかなる形であれ特定される時代になったという事実を今回の事件解決に強く感じたのである。この組織は、画像をソートし顔の特徴や体形や動作などから簡単に個人を特定するのである。

犯人が鉄道を使う場面があれば、鉄道会社に照会し、利用時間などから使用された交通系ICカードの利用履歴を調べることもできる。自動車を使っていれば自動車ナンバー自動読取装置(Nシステム)まで解析し行き先を特定することまで可能である。

これらの断片的な情報を1本の線で結ぶリレー方式の捜査を今回警視庁が行ったのである。一般民間人の防犯カメラまで警察は管理下に置くのである。恐ろしい時代になった。都会ではAIの管理下で、個人は生きている時代になったのである。



http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/291.html

記事 [政治・選挙・NHK260] <金丸副総裁辞任>小沢氏語る「気の強い人でもなかった」 平成の政治写真 あの事件の真相(日刊ゲンダイ)
 


【金丸副総裁辞任】小沢氏語る「気の強い人でもなかった」 平成の政治写真 あの事件の真相
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/252978
2019/04/30 日刊ゲンダイ


初公判に車いすで出廷する自民党の金丸信元副総裁(C)日刊ゲンダイ

■平成4年〜5年

 それは突然の記者会見だった。平成4(1992)年8月、自民党の金丸信副総裁が「東京佐川急便からの5億円裏献金」を認めて、党副総裁と経世会(竹下派)会長の辞意を表明したのだ。当時、自民党は「経世会にあらずんば人にあらず」の時代。その会長である“政界のドン”の辞任は永田町に大激震を走らせた。

 金丸氏は東京地検に、政治資金規正法違反を認める上申書を提出、罰金20万円の略式命令となったが、世論は「5億円もらってわずか罰金20万円で済むのか!」と猛反発。結局、同年10月、金丸氏は議員辞職に追い込まれ、翌平成5年3月には相続税の脱税容疑で逮捕された。東京の金丸邸の金庫からは、金の延べ棒や割引金融債が見つかった。

 一連の金丸事件には経世会の分裂騒動が色濃く影響している。当時の経世会七奉行の一人、小沢一郎自由党代表はこう話す。

「金丸さんが権力者になり、僕をかわいがればかわいがるほど、竹下(登)さんと梶山(静六)さんは面白くなかった。金丸さんがどう乗りきるかについても僕とは意見が違った。当時の政治資金規正法は、秘書が代表者だった。『私は直接関係していない』と言うことはできたのだが、認めて辞任すれば、それで済むと、金丸さんは判断したのだろう」

 金丸氏は脱税については起訴事実を否認、政界再編に備えた資金だと主張した。車いす姿で出廷を続けたが、持病の糖尿病が悪化、平成8年3月、81歳で死去した。

「金丸さんは策士と見られていたけど、実際は素直な人柄だったし、そんなに気の強い人でもなかった。判決が出る前に被告人のまま亡くなったのは、本当にかわいそうだった」(小沢代表)

 金丸氏という重しが完全に失脚し、経世会は崩壊。七奉行は2つに割れ、自民党を飛び出した小沢氏らが細川連立政権を樹立。自民党がまさかの下野の道をたどるきっかけとなった。










http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/292.html

記事 [政治・選挙・NHK260] <つくづく安倍首相は、愚かで軽率だ!>「令和」を指示した安倍首相の本当の間違い  天木直人 
 


 
 ※画像クリック拡大










「令和」を指示した安倍首相の本当の間違い
http://kenpo9.com/archives/5893
2019-04-30 天木直人のブログ


 4月28日のメルマガ第317号(「令和」は安倍首相と中西進氏の合作だったことを認めた読売 )で、「令和」について私が書くのはこれが最後だと書いた。

 しかし、その後の報道でどうしても付け加えたい事が出て来た。

 文字通り平成最後の日に当たるきょう4月30日に、「令和」について最後のメルマガを書いて終わりにしたい。

 私が最後に書きたい事は、きょう4月30日の朝日の一面に掲載された「元号案 首相指示で追加」という見出しの検証記事についてである。

 その検証記事は、28日のメルマガで書いた読売新聞の検証記事とおり二つだ。

 「令和」が3月下旬に初めて提出されたというところまでそっくりだ。

 まさしく、「令和」は安倍首相と中西進氏の合作だったことを朝日も認めたというわけだ。

 しかし、朝日は読売新聞が書かなかった事を書いている。

 すなわち、令和を含めた六つの最終案が3月28日の首相官邸幹部らの協議で決定したた翌日の3月29日に、それらの案を皇太子に事前説明した事が判明したと書いた。

 皇太子への事前説明をここまではっきり書いた記事ははじめてだ。

 その上で、朝日は、これは政治の側が天皇の権威を利用することを禁じた憲法4条違反の疑義があると書いた。

 まさしく朝日は平成最後の4月30日の一面トップで、安倍首相の主導で決められた令和という新元号は、憲法9条違反の疑いのあるプロセスで生まれたと書いたのだ。

 この疑義は、令和の時代を通じて安倍首相に投げかけ続けるだろう。

 安倍首相は、支持率を上げようとみずから前面に出たばかりに、天皇の政治利用と言う大きな誤りを犯したということである。

 しかし、安倍首相の本当の間違いはそれではない。

 朝日の検証記事は、最後に次のような首相官邸幹部の進言を紹介している。

 「首相の元号ではなく、次の時代の元号。政権の政策につなげて『安倍色』を出し過ぎれば政治的リスクになりますよ」

 これこそが、私が早くから指摘してきた事だ。

 いまの安倍首相の政策では必ず令和は平成よりもっと悪くなる。
 
 令和が悪い時代になったら、すべては安倍首相の失政にされる。

 首相官邸幹部の進言を聞かずはしゃぎ過ぎる安倍首相をみて、つくづく安倍首相は愚かで軽率だと思う。

 ずるがしこい小泉純一郎なら決してそんな真似はしなかっただろう(了)



元号案、首相指示で追加 「令和」3月下旬に提出 6原案、皇太子さまに事前説明
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13996705.html
https://digital.asahi.com/articles/ASM4Y4DGHM4YUTFK00M.html
2019年4月30日05時00分 朝日新聞 文字起こし


新元号「令和」の発表後、会見する安倍晋三首相


新元号を発表する菅義偉官房長官

 新元号「令和」は、安倍晋三首相の指示で政府が3月に複数の学者にさらなる考案を求め、国文学者の中西進氏が同月下旬に追加で提出した案だったことがわかった。首相が同29日の皇太子さまとの面会で、「令和」を含む六つの原案を示していたことも判明した。▼2面=濃い政治色

 複数の政府関係者が明らかにした。首相は2月末、「国民の理想としてふさわしいようなよい意味」「書きやすい」「読みやすい」といった留意事項に基づき、事務方が絞り込んだ十数案について初めて報告を受けたが、学者に追加で考案を依頼するよう指示した。

 政府は3月14日付で国文、漢文、日本史、東洋史などの専門家に正式委嘱。その前後の3月初めから下旬にかけて、国書と漢籍の複数の学者に追加の考案を打診した。その求めに応じて提出された複数案の一つが、中西氏が3月下旬に出した「令和」だった。

 首相はその後、28日の首相官邸幹部らによる協議で「英弘(えいこう)」「久化(きゅうか)」「広至(こうし)」「万和(ばんな)」「万保(ばんぽう)」「令和」を原案とする方針を決定。政府関係者によると、首相は翌29日、皇太子さまとの一対一の面会で六つの原案を説明したという。

 新元号「令和」は、4月1日の有識者による元号に関する懇談会、衆参両院正副議長への意見聴取、全閣僚会議を経て決まったが、首相は政府がこうした国民代表に意見を聴く前に、新天皇となる皇太子さまに元号案を説明していたことになる。皇太子さまへの事前説明は、日本会議などの保守派が求めており、自らの支持基盤に対する政治的な配慮だった。

 憲法4条は天皇の国政関与を禁じている。皇太子さまは即位を目前に控えた立場だが、政府は「意見を求めず状況報告するだけなら、憲法上の問題は生じない」(内閣法制局幹部)としている。

 これに対し、高見勝利・上智大名誉教授(憲法学)は「皇太子への事前説明は、元号の制定を天皇から切り離した元号法の運用を誤るものだ」と指摘。そのうえで「憲法4条は政治の側が天皇の権威を利用することも禁じている。特定の政権支持層を意識した首相の行為は、皇太子に意見を求めたかどうかに関係なく『新天皇の政治利用』にあたり、違憲の疑いがある」と批判している。



(時時刻刻)新元号、濃い政治色 首相「他も検討しよう」 万葉集、政策重ね好感
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13996712.html
2019年4月30日05時00分 朝日新聞 文字起こし


「令和」改元をめぐる流れ

 新しい元号「令和」の選定過程を検証すると、安倍晋三首相主導の強い政治色が浮かんできた。首相が指示して元号案を追加し、皇太子さまに事前説明をしていた。▼1面参照

 元号を決めるまで1カ月余りに迫った2月末。元号案の絞り込みは政府の要領に基づき、菅義偉官房長官のもとで進めることになっていたが、菅氏は「最終的には首相が決めるんだから、首相も入れて議論しよう」と判断。首相をトップとする作業が政府内で極秘に本格化した。

 平成が始まって間もなくから内々に提出を受けてきた元号案のうち、考案者が亡くなった案などを除くと70程度。そこから改元の実務を担う古谷一之官房副長官補らのもとで十数案まで絞り込んでいた。絞り込む前後の案すべてを初めて見た首相は「うーん」と冴(さ)えない表情を浮かべた。

 「まだ時間はある。他にも検討してみよう」

 事務レベルの事前準備の段階から、首相の意向を反映して国書を典拠とする案は幅広く用意されていたが、この首相指示を受けて、古谷氏らは複数の学者に改めて「新しい案を考えてもらえないか」と相談することになった。

 2013年4月に副長官補に就いた古谷氏は、前任者からの引き継ぎで、首相が官房長官や第1次政権の時代から「元号の典拠は国書の方がいい」と求めていたと聞いた。就任したその年のうちに、万葉集研究の第一人者として知られる国文学者の中西進氏に新たに考案を依頼した。

 すでに民主党政権下でも準備は進んでいたが、古谷氏はさらに国書の選択肢を広げようとしたのだ。18年夏、「国書の先生にもお願いしていますから」と報告を受けた首相は「それはいいね」と応じた。

 2月に行われた協議の段階では、聖徳太子の十七条憲法の「和をもって貴しとなす」から採った「和貴(わき)」も候補だったが、葬儀社関連の名前に使われており見送られた。国書の中でも「日本書紀」などの六国(りっこく)史や「古事記」は、天皇の業績をたたえる文脈が多く、神話に根ざした内容が世論の批判を浴びかねないという難しさもあった。

 首相の指示を受けた学者への追加依頼は3月初めから断続的に続いた。下旬には首相や菅氏、杉田和博官房副長官、古谷氏、今井尚哉首相秘書官が連日のように協議。18日の週になって追加考案を打診した中西氏から数案が届いたのは、25日ごろ。新元号の決定まで1週間だった。

 首相は中西氏の数案の中にあった「令和」に目をとめた。「万葉集っていうのがいいよね」。最大の決め手は典拠だった。万葉集は天皇や皇族から、防人(さきもり)、農民まで幅広い層の歌を収めているとされてきた。首相は政権の看板政策「一億総活躍」のイメージを重ねて気に入り、28日の協議で「令和」を本命に6案を原案とする方針を決めた。

 他の案が元号になる可能性も排除していなかったが、4月1日の元号に関する懇談会で9人中8人が「令和」を支持。政府高官は「これほど『令和』が良いと言われるとは思っていなかった」と安堵(あんど)した。

 新元号の決定にあたって、どんなメッセージを発するべきか。首相は「令和」で一億総活躍を体現したがったが、首相官邸幹部は進言した。「首相の元号ではなく、次の時代の元号。政権の政策につなげて『安倍色』を出し過ぎれば、政治的なリスクになりますよ」

 首相が4月1日に発表した談話に、一億総活躍の文言は盛り込まれなかった。しかし、記者会見で首相は「一億総活躍社会をつくり上げることができれば、日本の未来は明るい」と強調。テレビ番組をはしごし、自ら前面に立って新元号をアピールし続けた。

事前説明、違憲の指摘も 保守派に配慮、交換条件

 元号の発表を3日後に控えた3月29日。首相は東宮御所で皇太子さまと一対一で向き合った。皇太子さまが静養先から戻った当日の夜にもかかわらず面会したのは、前日固まった元号の原案を伝えるためだった。

 首相は通常、天皇に国政報告を行う内奏は行っても、皇太子に個別に会うことはない。このためまずは天皇陛下に、そのあと皇太子さまのもとへ向かった。

 「首相は新元号が自らのおくり名となる皇太子さまだけに元号案を説明した」。政府関係者の一人は、そう明かす。背景には保守派への配慮があった。

 憲政史上初の天皇退位に伴う改元となった今回、政府は新元号を事前公表する方針を早々に固めた。新元号を天皇陛下の在位中に決めれば、新元号を記した改元の政令に署名・押印して公布するのも、いまの陛下になる。これに対し日本会議などの保守派は「新天皇による公布」を求め、強く反発した。

 首相は昨年12月下旬、衛藤晟一首相補佐官ら保守系議員を首相公邸に秘(ひそ)かに招き、新元号の「1カ月前公表」を受け入れるよう説得。衛藤氏らが交換条件として首相に求めたのが「皇太子さまへの元号案の事前説明」だった。

 1989年の前回の改元では、新元号を閣議決定する直前の段階で、即位したばかりの天皇陛下に「平成」が伝えられた。内閣が正式決定する前の伝達は、新天皇への格別の配慮だ。憲法学者の間には「国民主権の憲法の趣旨に反する」との批判があった。

 今回、首相は発表日ではなく、3日前に「事前説明」という全く別の形で新天皇への配慮をしたことになる。その上で4月1日当日は閣議決定後に天皇陛下と皇太子さまに伝えた。記者会見の最後には「閣議決定を行った後に、今上陛下および皇太子殿下にお伝えいたしました」と強調した。

 しかし、発表3日前に複数案を提示した首相の行為は、閣議決定直前に「平成」を伝達した前回よりも「新天皇が元号の選定過程に関与したのではないか」という違憲の疑いを強く招く結果をもたらした。

























関連記事
<わずか3日前に、安倍首相の一声で決まった!>「令和」は安倍首相と中西進氏の合作だったことを認めた読売  天木直人 
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<安倍首相の、安倍首相による、安倍首相の為の令和だ!>万葉集を政治の具に貶めた中西進という国文学者  天木直人 
http://www.asyura2.com/19/senkyo259/msg/875.html



http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/293.html

記事 [政治・選挙・NHK260] <国民福祉税構想>細川元首相が明かす深夜発表の舞台裏 平成の政治写真 あの事件の真相
 


【国民福祉税構想】細川元首相が明かす深夜発表の舞台裏 平成の政治写真 あの事件の真相
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/252979
2019/04/30 日刊ゲンダイ


国民福祉税の創設など税制改革について記者会見する細川首相(C)共同通信社

■平成6年

 消費税を廃止し、税率7%の国民福祉税を創設する――。平成6(1994)年2月3日午前1時。深夜の会見で細川護熙首相(当時)が突然、発表した国民福祉税構想は「唐突だ」との厳しい批判を受け、すぐに撤回に追い込まれた。短命内閣につながった大きな痛手の舞台裏を、細川氏本人が書面で明かしてくれた。

「よく『即日撤回』と言われますが、対応策をまかせた与党代表者会議に私が内々に案を示し、決まったのは2月8日で、それを内閣が受け入れる形をとりました。『撤回』というのも多少違います。最終的な案は当時、バブル崩壊後の景気対策として各界から求められた6兆円の所得減税を定率で成し遂げ、その財源は増税で穴埋めし、年内に関連法案を成立させる内容でした。それに基づき、その年の11月、村山内閣で所得税法及び消費税法改正案が成立。消費税率を5%に引き上げる布石となったのです」

 前年末に終わる予定だった最大の課題の政治改革が1月末までかかり、日本に内需拡大を迫った米国への訪問も2月10日からと決まっていた。それまでに所得減税を盛り込んだ予算の骨子を固めるという切羽詰まった日程を余儀なくされたこと。連立与党内の調整不足で具体策が「首相一任」になったことが、唐突な公表に至った理由という。

「時間をかけ、きちんと手順が見えるように行うべきでしたし、大規模な行政改革を先行させて国民の理解を得た上で実施すべきだったと反省しています。ただ、赤字国債を財源に6兆円の減税を実施する安易な方法は絶対に避けたかった。ツケを後世に回す無責任極まりないやり方だからです。もし、私が赤字国債で減税の穴埋めをしていれば、今日の赤字国債のたれ流し政策は細川が始めたと言われていたでしょう。その点は今なお矜持に思っています」










http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/294.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 官邸対皇室のバトルは残ったまま…/政界地獄耳(日刊スポーツ)
官邸対皇室のバトルは残ったまま…/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201905010000241.html
2019年5月1日9時54分 日刊スポーツ


★平成最後の日の朝刊各紙の見出しは「天皇陛下 きょう退位」が並んだ。産経だけは「譲位」を使った。16年8月8日の「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」から今日まで、さまざまな譲位を巡る議論が続いた。産経新聞校閲部は同年10月「天皇陛下が天皇の位を譲る意向を示されている問題を報じる際、今後は『生前退位』という言葉を使わず、原則として『譲位』とします」と宣言した。

★陛下もそう考えておられたし、皇后さまがお誕生日にあたり「大きな衝撃を受けた」と文書で述べられたように、生前退位という言葉は使われてこなかった。だが政府見解は今年3月6日の参院予算委員会で首相・安倍晋三が天皇陛下の代替わりに伴い「退位」との表現を用いることに関し、「今回の皇位継承は天皇陛下がその意思で皇位を譲るものではなく(退位実現の)特例法の直接の効果として行われることを踏まえ『譲位』ではなく『退位』が適当と考えた」との考えを示した。憲法を理由に天皇の意思があってはならぬとお心を封じ込めたといってもいい。「皇位を譲るのではなく皇位を降りる」ことで政治的発言ではないとしたのだろう。

★では昨日30日の朝日の朝刊のトップ記事はどう読めばいいのだろう。「首相が3月29日の皇太子さまとの面会で、『令和』を含む6つの原案を示していたことも判明した。憲法4条は天皇の国政関与を禁じている。皇太子さまは即位を目前に控えた立場だが、政府は『意見を求めず状況報告するだけなら憲法上の問題は生じない』(内閣法制局幹部)。これに対し、高見勝利・上智大名誉教授(憲法学)は『皇太子への事前説明は、元号の制定を天皇から切り離した元号法の運用を誤るものだ。憲法4条は政治の側が天皇の権威を利用することも禁じている。特定の政権支持層を意識した首相の行為は、皇太子に意見を求めたかどうかに関係なく『新天皇の政治利用』にあたり、違憲の疑いがある』」と書いた。官邸対皇室バトルを残したまま、きょう、令和元年を迎えたことになる。(K)※敬称略
















関連記事
<つくづく安倍首相は、愚かで軽率だ!>「令和」を指示した安倍首相の本当の間違い  天木直人 
http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/293.html





http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/295.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 日本共産党が 天皇制廃止が目標! と断言   新天皇即位、「令和」で国民が盛り上がる中、憲法に反する主張をする 日本共産党
            日本共産党が 天皇制廃止を目指すと ホームページで断言  この通り国会は軽視
          
    
     
       
         
■ 日本共産党が 天皇制廃止を目指すと ホームページで断言
  
    
とんでもないことですが、これは事実です。

ご退位、新天皇の即位、新元号「令和」で新たな時代へということで、多くの国民が祝賀で湧いています。
    
そのような中、それに冷や水を浴びせる主張をする政党があります。
日本共産党です。

日本共産党は天皇制廃止を目標とし、天皇制廃止を目指すと断言しているのです。
日本共産党のホームページで記載しているのだから、これは明白な事実です。(下記)
   
   
『目標としては天皇制をなくす立場に立つ』

『天皇制のない民主共和制をめざすべきだというのが日本共産党の方針』

https://www.jcp.or.jp/jcp/22th-7chuso/key-word/b_1.html#Anchor-0501
   
    
   
■ 憲法の記載に反する主張をする日本共産党 憲法軽視と言われてもしかたがない
  
  
日本国憲法では天皇制が規定されています。

・日本国憲法

第一章 天皇
第一条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。
第二条 皇位は、世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。
第三条 天皇の国事に関するすべての行為には、内閣の助言と承認を必要とし、内閣が、その責任を負ふ。
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=321CONSTITUTION
  
  
日本共産党の主張する天皇制廃止!がこの憲法の規定に反することは言うまでもありません。
   
   
     
■ 憲法で規定されている天皇制の廃止を目標とし、訴える日本共産党 日本共産党への協力は天皇制廃止への協力と同じ
  
  
以上の通り日本共産党は、憲法で規定されている天皇制を廃止させることを目標とし、訴えています。
これが日本のまともな政党なのでしょうか?
我々真っ当な日本国民は、日本共産党の問題点について真剣に考える段階に来ているようです。
  
日本共産党に協力することは、天皇制廃止に協力するのと同じです。



http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/296.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 監視社会は諸刃のヤイバだという認識を。(日々雑感)
https://okita2212.blogspot.com/2019/05/blog-post_1.html
5月 01, 2019 日々雑感(My impressions daily)

<お茶の水女子大付属中学校(東京都文京区大塚2)で秋篠宮家の長男悠仁さまの机に果物ナイフが置かれていた事件は、発生から4日目に急展開を迎えた。容疑者が浮上し、滞在先のホテルを突き止めたのは、現場から逃走経路の防犯カメラをたどる「リレー捜査」だった。警視庁捜査1課のほか、映像解析の専門チームである捜査支援分析センター(SSBC)が活躍した。

リレー捜査はカメラ映像の点と点をつなぎ合わせ、事件現場から容疑者の関係先までを1本の線で結ぶ捜査手法。捜査1課によると、現場近くの防犯カメラには、26日午前10時50分ごろ、自称長谷川薫容疑者(56)が中学校付近を歩き、同11時10分過ぎに大学正門から出る様子が映っていた。

 また、別の構内の防犯カメラでは、青色の服で黄色のヘルメットをかぶり、めがね、マスク、手袋を着用している姿を確認した。さらに、同課が付近の防犯カメラを集めると、大学最寄りの東京メトロ茗荷谷駅の防犯カメラにこの男と人相や背丈が似た男が映っていたという。

 捜査1課やSSBCはこうした防犯カメラの画像をつなぎ合わせて、長谷川容疑者の足取りを追跡。滞在先を割り出し、長谷川容疑者が1人で神奈川県平塚市のホテルに戻ってきたところを確保した。長谷川容疑者は各地を転々とした上で平塚市に移動したとみられる。

 事件は26日昼ごろ発覚。悠仁さまの机と隣の机にまたがるようにアルミ製の棒(約60センチ)の先端にテープで固定した果物ナイフが置かれていた。刃物はピンク色に塗られていたが、脅迫文などは見つかっていない。思想的背景は確認できなかったため、公安部ではなく、殺人や強盗などの凶悪犯罪を捜査する捜査1課やSSBCが捜査の中心を担った>(以上「毎日新聞」より引用)


 前日のブログでお茶の水女子大付属中学校(東京都文京区大塚2)で秋篠宮家の長男悠仁さまの机に果物ナイフを置いた犯人は防犯カメラに残された映像を辿って必ず逮捕される、と予見した。廃してその通り映像解析の専門チームである捜査支援分析センター(SSBC)の活躍により早期犯人逮捕となった。

 こうした卑劣な犯人が防犯カメラなどの映像追跡により早期に逮捕されるのは良いことだが、それが国民監視に使われるとしたら大問題だ。しかし大問題な使われ方をしていないと言い切れないのが現代社会の大問題でもある。

 たとえば道路の至る所に設置されているオービスだ。その映像は道路監視センターに集中され、道路渋滞等の監視ら使用される、とされている。しかし道路を自動車で移動する特定の「個人」を追跡することも簡単にできる。

 奇しくも入管で顔認証システムが稼働して入管にかかる時間短縮が図られることになったという。指紋の代わりに顔の部位が個人特定のカギになるという。それが可能なのだから、駅頭や街中の防犯カメラの画素数を上げて「顔認証システム」に回線を接続すれば公安当局は情報処理室に居ながらにして「個人」を監視・追跡できる。

 ブラウザ大手や通販会社大手が集めた大量の情報をいかに扱うかが問われている。具体的な会社名を上げればgoogleやamazonなどのことだ。それらの企業は企業内に蓄積したビッグデータを「活用」して新たな企業戦略を打ち出そうとしている。

 ブラウザで商品や観光地などを検索したら、その後シツコイほど検索した内容に関する商品や観光地などの宣伝が表示されたことはないだろうか。それもビッグデータ利用の一環だ。

 商売だけに利用しているうちはまだ許容範囲だろう。しかしそれが政府当局と結びついて「政敵潰し」に利用されないとも限らない。あるいは「思想犯監視」に利用されないとも限らない。

 現代の世界のリーダたちがすべて正当な手続きによって選出された者たちとはいえない。しかし歴史は彼らによって書かれている。真っ当でない者たちも真っ当なものとして国民大衆に報じられ、国民大衆の多くはそれを信じている。

 かつて市民革命が起きるまで、フランスでも王様が政治権力を握っていることに異を唱える「市民」はごく少数派だった。そして、その市民も奴隷を除く「人たち」であることが不都合だ、と「市民」が認識するようになったのは市民革命から百年以上も経る随分後のことだ。それがその時代時代の「常識」だ。

 だから現代社会の常識とは相容れない「思想」は間違いだと誰も断定できないし、してはならない。そこに「思想・信条の自由」が保障されなければならない根拠がある。しかし、そうした「思想」は権力者にとって不都合だ。もしかすると歴史上に自分たちがかつての王のように批判的に記されないとも限らないからだ。だから取り締まろうとする心理が働く。

 監視社会の主人に権力者がなってはならない。あくまでも市民・大衆が主権者であるべきだ。権力者は時々の選挙で権利を委任された政治家がたまたま就いているだけだ。だから世襲政治家はのぞましくない。親子・姻戚といった一族で政治権力を相続すべきではない。

 だから選挙も人が関与する機会を最小限にすべくマークシート等の電子投票にすべきだ。現行制度の人に手による投票箱の移動や開票作業は「公正」さが棄損されかねない。PCソフトとシステム監視さえ行えば、電子投票ほ不正が入り込む余地はない。

 電脳社会が身近に迫っている。今回の迅速な犯人逮捕は歓迎すべきだが、それほど簡単に追跡が可能な社会に暮らしていることを私たちは常に認識しておくべきだ。そして権力と個人の自由との狭間をもっと鋭敏に感じ取るべきだ。



http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/297.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 天皇陛下は「退位礼正殿の儀」で、ご譲位のお言葉を述べられ、新天皇陛下は、上皇陛下とともに、第3次世界大戦を回避すべくご尽力されることになる(板垣 英憲)
https://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/7d0b1d29cb15172ef8acc1e35cce1c11
2019年05月01日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆〔特別情報1〕
 「今日(こんにち)をもち、天皇としての務めを終えることになりました。ただ今、国民を代表して、安倍内閣総理大臣の述べられた言葉に、深く謝意を表します。即位から30年、これまでの天皇としての務めを、国民への深い信頼と敬愛をもって行い得たことは、幸せなことでした。象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に、心から感謝します。明日(あす)から始まる新しい令和の時代が、平和で実り多くあることを、皇后と共に心から願い、ここにわが国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります」
 天皇陛下は4月30日午後5時から皇居宮殿・松の間で行われた「退位礼正殿の儀」で、ご譲位のお言葉を述べられた。この日は、朝から小雨が降り、ご譲位を悲しむ多くの国民の感謝とお礼の気持ちを忍ばせていた。皇居周辺には、各地から足を運んできた国民が、いつまでも名残を惜しんでいた。5月1日午前0時を期して、元号が「平成から令和」に改められて、新しい時代がスタート、皇太子殿下が、新天皇に即位される。世界はいま、米国南北戦争時の南軍アルバート・パイク将軍が残した予言=未来計画に従い、「第3次世界大戦」が「黒い貴族」によって策動されている。いわく「第3次世界大戦は、シオニストとアラブ人との間に、イルミナティ・エージェントが引き起こす、意見の相違によって起こるべきである。世界的な紛争の拡大が計画されている」と。新天皇陛下は、上皇陛下とともに、この第3次世界大戦を回避すべくご尽力されることになる。



http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/298.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 玉木ー小沢連合<本澤二郎の「日本の風景」(3300)<玉木・小沢+枝野+志位=政権奪取>
https://ameblo.jp/honji-789/entry-12457851800.html
2019-04-30 10:32:23 honji-789のブログ

<枝野+志位=政権交代>

 役所の書類以外は、元号は無縁の日本社会である。グローバルな国際社会では有害無益であろう。だれもがそう感じている。戦後最大の危機の2019年に、まずは国民民主党と自由党が一緒になって、政権交代への一歩を踏み出した。残るは立憲民主党と共産党の対応である。両党とも崖っぷちに追いやられている。どうするか、民意に沿うしか生き残ることはできない。野党が3本の矢でもって、自公に体当たりすれば、政権を手にすることができる。誰でも知っている。

 壊滅か政権交代か。3本の矢が一体化する。それには党利党略・個利個略を封じ込めればいい。それだけで、目標は達成できる。国民のための、日本国憲法が期待する政府が誕生する。

<無党派の山を動かせるか>

 なぜ、そうなるのか。相次ぐ政治不信で、社会の片隅に隠れてしまった半数以上の主権者が、選挙から逃げてしまっている。投票者は5割か4割前後に落ち込んでしまっている。このことに政党人は、深く反省して、国民から乖離してしまった政治に猛省する日々でなくてはならない。

 要するに、眠り込んでしまった無党派の山をだれが動かせるか。動かすにはどうすべきか。

 この点になると、各党とも党利党略・個利個略が前面に出てしまう。名誉や地位に拘泥する屑の集まりでしかない。政治家がいない。

 無党派層にとって、バラバラ野党に魅力を感じる有権者はいない。それは、ほとんどの世論調査の数字が証明している。

 今回の玉木と小沢の合同は、一歩前進である。

<課題は枝野の覚醒>

 問題は立憲民主党である。

 以前、筆者はこんな経験をした。政治評論家にデビューする時、当時の在京政治部長会の全員が発起人になって、日本記者クラブ10階の大広間で、書いたばかりの「自民党派閥」(ぴいぷり社)の出版会を開いた。

 一人でも多くの参加者が期待された。そんな矢先に清和会の中島源太郎秘書の鈴木君が「おもしろい労働指導者がいる」といって引き合わしてくれた人物が、JR東労組の松崎明さんだった。

 彼はその後に筆者の説得に応じて、日中友好へと足を向けてくれた。希望小学校建設数は日本でいちばんである。この松崎さんの集まりによく姿を見せていたのが枝野だった。枝野に好感を持った。ここには毎日新聞の岸井君や彼の先輩も参加していた。

 したがって、立憲民主党に多少の期待でもって眺めていたが、どうもパッとしない。本来、小沢の役割は、枝野の仕事である。近親憎悪は、いまや過去のもので、それにこだわるような人物は、民意に反する。

 枝野は覚醒していないのか。

<枝野の伊勢参拝の裏に何があるのか>

 2019年1月が明けた時点で、衝撃が走った。枝野が、極右の震源地とみられている、戦前の国家神道の本陣である伊勢神宮を参拝したのである。

 枝野は司法試験合格者のはずだ。憲法を読んでいる。公人による公的な宗教施設参拝は、憲法に違反する。

 枝野はそれを知っていて、憲法違反を強行したものだ。

 そうしなければならない事情があったのだ。日本会議に揺さぶられる何かがあったのか。この憶測が事実であれば、即刻代表を降りる必要がある。民意に従う資格がないのだから。

<立憲民主党は3本の矢を射よ!>

 立憲民主党は、民主党と共産党と一緒になって、政権交代を実現しなければならない。いやなら壊滅政党になるしかない。

 政党という枠に束縛されて、政権を見逃し、あまつさえ軍国主義の日本を招来させる愚を回避することが、国民の声である。ここにこそ大義がある。

<玉木・小沢+枝野+志位=政権奪取>

 立憲民主党は、枝野の本心を聞き出して、駄目なら一兵卒になってもらう。

 3本の矢で民意を実現することが、2019年危機を突破する基本である。

 そうなれば、無党派層の山を動かせる。確実に、政権の交代を実現することができるだろう。

 日本沈没の引き金を引く枝野かどうか、国民の監視は強まっている。

2019年4月30日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)



http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/299.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 天皇夫妻が、右派のバッシングにめげず、国民に寄り添い、憲法、平和主義を大切にしたことに感謝!(日本がアブナイ!)
https://mewrun7.exblog.jp/28270231/
2019-05-01 03:56

 いよいよ令和が、そして5月が始まりましたね〜。(^^♪

 昨日も書いたけど、令和の時代も戦争に参加せず、平和でありますように。日本が世界の平和に貢献できる国になりますように。大きな災害がありませんように。

 そのためにも、日本の民主主義がしっかりと発展、成熟するようにと願っている。(・・)

 そして、皆さんが健康で、楽しい日々が送れますように。"^_^"

 色々大変なこともあるかも知れないけど、頑張って行きましょうね。あと令和が平和な時代になるように、アブナイ国にならないように、オトナがきちんと行動すると共に、大事なことを伝えたりしないといけないな〜とも思っている。(**)

* * * * *

 ちょっと肩〜腕を故障してしまって(アスリートでもないのに)、あまりPCが打てない状態に。痛い間はコピペ記事が多くなってしまうかも知れないのだけど、ご容赦を。m(__)m

 最初に、mewが大好きだった明仁天皇が退位される際に、述べられた最後のお言葉(全文)を。

<今日まで明仁天皇って書かせて下さいね。>

『天皇陛下のお言葉全文

 天皇陛下が退位礼正殿の儀で述べられた最後のお言葉は次の通り。
 
 今日(こんにち)をもち、天皇としての務めを終えることになりました。

 ただ今、国民を代表して、安倍内閣総理大臣の述べられた言葉に、深く謝意を表します。

 即位から三十年、これまでの天皇としての務めを、国民への深い信頼と敬愛をもって行い得たことは、幸せなことでした。象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に、心から感謝します。

 明日(あす)から始まる新しい令和の時代が、平和で実り多くあることを、皇后と共に心から願い、ここに我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります。(時事通信19年4月30日)』

 明仁天皇には、皇太子時代からずっと多くの公務を務めて来て、本当におつかれさまでした。m(__)m <特に国内外の戦争で被害にあった地域を回ったことには、大きな意義があると思う。>

 美智子妃も、色々な困難があり、時に体調を崩しながらも、懸命に皇太子&天皇を支えて来て、おつかれさまでした。民間人出身として、皇室に一般国民に近い生活を導入し、一般人の目線に立った言動を取り入れて来たことも、素晴らしいと思う。<天皇もその影響を受けた感じが。>

 以前に何回も書いたけど、mewは、明仁天皇は、日本で最も憲法と平和を大事にして来た人だと思っている。(**)

 そして、また災害の際には、夫妻そろって、早い時期から何度も現地に赴き、被災した人々に本当に寄り添って心を癒し、励まして来たことには、国民の多くが有難く嬉しく思っているのではないかと察する。(・・)

 後半に載せる記事には、国民と共に歩もうとした明仁天皇を右派がバッシングしたにもかかわらず、その意思を貫いたという話が書かれている。(-"-)

<右派って安倍首相も所属している日本会議の前身とかのことね。彼らは天皇は「国体」「限りなく神に近い存在」として、あくまでも国民の上に立つ存在でいて欲しいのよね。^^;>

 どうか新天皇夫妻も、早くからバッシングされているのだが。どうか、XXな右派やメディアの批判にめげずに、しっかりと憲法や平和主義を守って行くと共に、さらに国民の中にはいっていくような形で言動をして欲しいと願っている。(・・)

『両陛下が確立した平成の皇室像に紆余曲折…乗り越えた右派の批判〈AERA〉

 天皇や皇后がひざまつき、被災者に話しかけるスタイルが確立された平成の皇室。全国各地で国民一人ひとりと直接つながることで、おのずと「国体」が強化されていった。一方で、これまでとは違う天皇像に右派から批判があったのも事実だ。放送大学教授の原武史さんがリポートする。

*  *  *

 1962年5月の宮崎、鹿児島、熊本行啓からは、主に地元の青年男女を集めて懇談会が開かれるのが恒例となる。懇談会というのは、皇太子夫妻が泊まった施設や公共施設で、5〜10人程度の人々とテーブルを囲み、1〜2時間かけて各地方で起こっているさまざまな問題につき、直接質問したり意見を聞いたりする会合のことだ。

 昭和天皇は、東宮御学問所で帝王は言葉を慎むべきだとする儒教式の教育を受けたため、人々との会話に慣れていなかった。この点は香淳皇后も同様であった。一方、皇太子夫妻は長時間にわたり、人々と話し合える言葉の力をもっていた。一見、皇太子が司会の役割を演じながら、座が和んでくると美智子妃が主導したという。

 美智子妃は63年に第二子を流産するが、引きこもらず、皇太子とともに山口県を訪れ、懇談会に臨んだ。地元の保健婦や農村青年と話した時間は、合わせて2時間半に及んだ。言葉の力によって危機を乗り越えるのだ。

 懇談会は、タウンミーティングとしての意味をもっていた。地元議会に女性がほぼいなかったことを考えれば、美智子妃が若い女性の声をすくい上げ、その声が地方紙などに大きく掲載されることの意味は小さくなかった。

 だが右派にとって、天皇と皇后は決して対等であってはならなかった。彼らは昭和天皇のような神格化した権威を、次代の天皇にも求めようとしていたからである。

「日本を守る国民会議」(現・日本会議)を中心とする右派が80年代から復活させたのが、提灯奉迎である。提灯奉迎というのは、ただ提灯行列を行うだけでなく、天皇や皇后に向かって人々が提灯を振り上げ、万歳を叫ぶ奉迎のことだ。

昭和天皇の在位60年に当たる86年11月には、皇居前広場で提灯奉迎が復活した。88年には、昭和天皇の名代として皇太子夫妻が全国植樹祭に出席するため訪れた高松市のホテルでも、提灯奉迎が行われた。

 右派にとっては、人々から仰ぎ見られ、高みから提灯を振る天皇こそ理想の天皇であった。だが彼らの期待に反して、こうした天皇像が平成に定着することはなく、それとは正反対の天皇像が定着してゆくのだ。

 その姿が初めてあらわになるきっかけとなったのが、1991(平成3)年6月に長崎県の雲仙・普賢岳で起こった大火砕流である。

 天皇と皇后は、7月に被災地を日帰りで訪れた。災害の直後に被災地を二人で訪れたのは、これが初めてであった。テレビのニュースには、被災者が収容された島原市の体育館で、天皇と皇后が二手に分かれてひざまずき、同じ目の高さで一人ひとりに語りかける映像が繰り返し流れた。

 これは60年代から福祉施設で美智子妃が率先して行い、皇太子がならったスタイルにほかならなかった。昭和期には天皇と皇后の陰に隠れて見えなかった「平成」が、初めてあらわになったのだ。

 93年になると、昭和天皇と香淳皇后が住んでいた吹上御所に代わる新御所の建設を機に、「皇室バッシング」というべき現象が生まれた。宮内庁職員を自称する「大内糺(ただす)」という人物は、こう述べている。

「本来、ご皇室にとって皇后陛下は、あまり意味のある存在ではない。ご公務はもちろん、大抵の儀式も天皇陛下がおいでになれば事足りる。(中略)それなのに、最近では国際親善の場面にとどまらず、あらゆるところにご夫妻として参加されるようになってきているのである」(「皇室の危機」、「宝島30」93年8月号所収)

 ここには右派の本音が透けて見えている。彼らにとって、常に天皇に寄り添う皇后の姿は、目ざわり以外の何物でもなかったのだ。

 皇后は、この年の10月20日の誕生日に際して、「事実でない報道には、大きな悲しみと戸惑いを覚えます」「事実に基づかない批判が、繰り返し許される社会であって欲しくはありません」などと反論する文書を公表した。言葉に対しては言葉で反論するという姿勢を見せたわけだ。

しかし精神的な苦痛からか、誕生日に倒れ、失声症になっている。だがこのときも、皇居に引きこもることはなかった。11月6日には、天皇とともに松山市の愛媛県身体障害者福祉センターを訪れている。

「出迎えた県聴覚障害者協会長西原治見さん(中略)に、皇后さまが手話で『お会いできてとてもうれしいです』と話しかけられた。西原さんが、皇后さまの体を気遣って『がんばって下さい』と答えると、にっこりほほ笑まれたという」(「愛媛新聞」93年11月7日)

 皇后は、声を失っても手話で人々と会話を続けることで、危機を乗り越えたのだ。またしても言葉の力が発揮されたのである。

 95年1月に起こった阪神・淡路大震災でも、天皇と皇后の現地での振る舞いが右派から批判を浴びた。「日本を守る国民会議」の代表委員を務めていた江藤淳は、「何もひざまずく必要はない。被災者と同じ目線である必要もない。現行憲法上も特別な地位に立っておられる方々であってみれば、立ったままで構わない」などと述べている(「皇室にあえて問う」、「文藝春秋」95年3月号所収)。

 しかし天皇と皇后は、昭和期に美智子妃が主導する形で確立され、平成になってあらわになったスタイルを変えようとはしなかった。宿泊を伴う定例の行幸啓では右派による提灯奉迎にこたえつつも、天皇の隣には常に皇后がいた。二人は全国各地の福祉施設で、そして被災地で時としてひざまずき、「市井の人々」に同じ目線で語りかけたのである。

 その人数を累積すれば、おびただしい数にのぼる。行幸啓を重ねれば重ねるほど、政府や議会を介在せず、天皇や皇后と一人ひとりの国民が直接つながる関係が強まったのだ。天皇と万単位の人々がひとつになる昭和の「君民一体」とはちがい、今度は一対一の関係で、天皇と「市井の人々」がひとつになる。これをミクロ化した「国体」の強化と言い換えてもよいだろう。(文中敬称略)(放送大学教授・原武史)

※AERA 2019年4月29日−2019年5月6日合併号より抜粋(Aera.dot 19年4月30日)』

* * * * *

  この記事を読んで、新天皇夫妻が右派にめげずに、もっと国民の中にはいって行けるように、一般の国民がしっかり支えて行くことが必要だな〜と思ったmewなのだった。(@@)

<mewは皇室崇拝者ではないけど。国民が望む限りは、国民の象徴として天皇制は続いてもいいと思っている。象徴として、国や国民の安寧を祈り、日本の平和主義の維持、被災者などの激励のために尽力して欲しい。>

 THANKS



http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/300.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 平野貞夫氏「冷戦後デモクラシー」を構築できなかった30年(日刊ゲンダイ)
    


平野貞夫氏「冷戦後デモクラシー」を構築できなかった30年
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/252984
2019/04/30 日刊ゲンダイ


平野貞夫・元参議院議員(C)日刊ゲンダイ

 平成時代は米ソ冷戦が終わった20世紀末から始まった。異常な高度情報化技術で、資本主義は変質、戦争の形態が変化、デモクラシーの原理が破滅した。「戦後デモクラシー」で奇跡的繁栄を得た日本は、「冷戦後デモクラシー」への改革が課題であったが、一言で言えば最悪の事態で終わろうとしている。

 とくに平成24(2012)年の第2次安倍自公政権以後、なにが起きているのか、立ち止まって考える必要があるだろう。歴史は繰り返すというが、昭和初期わが国がファシズム化していった事態と同じ流れとなった。代表例を2つだけ挙げておく。

@平成26年の安倍内閣による憲法9条の解釈改憲は、憲法の基本秩序を壊乱した「権力のクーデター」で、安倍首相は内乱罪に問われる問題だ。自衛隊が米国に追従して海外での戦争に参加でき、憲法9条は死滅した。

 昭和6年の満州事変は軍部が「天皇の統帥権を干犯」したもので、明治憲法に違反した陸軍の内乱行為であった。

A平成27年、安倍内閣は違憲の安保法制を強行成立。野党4党はこれらを廃止するため国政選挙で共闘を合意。民進党分裂の事態で混乱が続く。立憲民主党が政権交代への協力に同調せず不調。

 満州事変前後から軍部ファシズム化阻止のため吉野作造博士らが、主義主張を超えた人民統一戦線を提唱。野党一部の異論で不調。

 歴史に学ばぬは愚かなり。
















http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/301.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 「退位礼正殿の儀」(首相官邸・宮内庁)[首相による国民代表の辞・天皇陛下のおことば]





(首相官邸)
http://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201904/30taiirei.html


平成31年4月30日


退位礼正殿の儀



国民代表の辞を述べる安倍総理(宮内庁提供)


平成31年4月30日


平成31年4月30日、安倍総理は、宮中で退位礼正殿の儀に参列しました。

総理は、国民代表の辞で次のように述べました。

「謹んで申し上げます。

天皇陛下におかれましては、皇室典範特例法の定めるところにより、本日をもちまして御退位されます。

平成の三十年、『内(うち)(たい)らかに外(そと)(な)る』との思いの下、私たちは天皇陛下と共に歩みを進めてまいりました。この間、天皇陛下は、国の安寧(あんねい)と国民の幸せを願われ、一つ一つの御公務を、心を込めてお務めになり、日本国及び日本国民統合の象徴としての責務を果たしてこられました。

我が国は、平和と繁栄を享受する一方で、相次ぐ大きな自然災害など、幾多の困難にも直面しました。そのような時、天皇陛下は、皇后陛下と御一緒に、国民に寄り添い、被災者の身近で励まされ、国民に明日への勇気と希望を与えてくださいました。

本日ここに御退位の日を迎え、これまでの年月(としつき)を顧(かえり)み、いかなる時も国民と苦楽を共にされた天皇陛下の御心(みこころ)に思いを致し、深い敬愛と感謝の念を今一度新たにする次第であります。

私たちは、これまでの天皇陛下の歩みを胸に刻みながら、平和で、希望に満ちあふれ、誇りある日本の輝かしい未来を創り上げていくため、更に最善の努力を尽くしてまいります。

天皇皇后両陛下には、末永くお健(すこ)やかであらせられますことを願ってやみません。

ここに、天皇皇后両陛下に心からの感謝を申し上げ、皇室の一層の御繁栄をお祈り申し上げます。」



-------------------------------------------------------------


(宮内庁)
http://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/46


退位礼正殿の儀の天皇陛下のおことば(平成31年4月30日)


<英文>


今日こんにちをもち,天皇としての務めを終えることになりました。

ただ今,国民を代表して,安倍内閣総理大臣の述べられた言葉に,深く謝意を表します。

即位から30年,これまでの天皇としての務めを,国民への深い信頼と敬愛をもって行い得たことは,幸せなことでした。象徴としての私を受け入れ,支えてくれた国民に,心から感謝します。

明日あすから始まる新しい令和の時代が,平和で実り多くあることを,皇后と共に心から願い,ここに我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります。





http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/302.html
記事 [政治・選挙・NHK260] 天皇陛下、その人間らしさ(BBC NEWS JAPAN)


https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-48101955


天皇陛下、その人間らしさ


2019年04月30日


ルーパート・ウィングフィールド=ヘイズ、東京特派員



Getty Images


春らしい清々しい朝だった。私は先週、東京西部の郊外の路上に立っていた。道路の両側には何百メートルにもわたり、興奮した面持ちの人の列が続いていた。そのとき、ほとんど何の前触れもなく、黒色の大きなリムジンが両側にオートバイの警護隊を従えて橋を渡ってきた。

その車両が通り過ぎたとき、ほんの一瞬、明仁天皇、美智子皇后の両陛下が体を前に傾け、軽く手を振るのが見えた。歓声のうねりとビニール旗の波が起こり、やがて消えた。

私にとって、それは少々あっけなく思えたし、そう思ったのは私だけではなかった。近くにいた高齢の女性は警察官を責めた。

「どうしてあんなに速く行ったの?」と女性は聞いた。「普段はもっとゆっくりなのに。お顔を見る機会なんてめったにないのに」。

警察官は辛抱強くほほ笑んだ。警察官が車列の速度を決めることは、もちろんできない。

この日の天皇・皇后両陛下の昭和天皇山稜への拝礼には、筋金入りの皇族ファンが数百人集まる程度だろうと思っていた。だが実際には、5000人以上は集まっていたはずだ。集まった人たちが三々五々に散らばり始めると、中には涙を拭う姿もあった。

「日本人のためにしていただいたことを、ありがたく思っています」と、美しい着物姿の女性は話した。「長い年月に対する深い感謝の気持ちを込めて手を振りました」。

「本当に感動しました」と女性の友人は言った。「長年のおつとめを終えられた天皇陛下が、ゆっくりと幸せな時間を過ごされることを願っています」。

だらりと垂れた大型の日よけ帽をかぶったスギヤマ・カオルさんも、友人たちと一緒に来た。

「私は戦争世代ではありません」とスギヤマさんは言う。「でも、振り返ると、平成時代の日本が平和だったのは天皇陛下のおかげだと思います。ですから、陛下の最後の訪問でお顔を見て、感謝の気持ちを示したいと思ってやって来ました。陛下には『ありがとうございました』とお伝えしたいです」

こうした気持ちを抱かせる天皇陛下は、いったい何をしたのだろうか。


「最高慰問者」


1989年1月、昭和天皇の死去にともない、天皇陛下が即位した。

楽観的な時代だった。日本は金回りがよく、戦後の経済発展のピークを迎えていた。ソニーがコロンビア・ピクチャーズを買収する直前で、三菱地所はニューヨークのロックフェラーセンターの買収を目前にしていた。世界中で、新たな「超大国」としての日本が話題になっていた。



AFP
天皇陛下(1990年撮影)



しかし、天皇陛下が即位した翌年、災難が起こった。バブル経済がはじけ、東京の株式市場で株価が35%も暴落した。バブル崩壊から30年近くたつが、日本の株価と地価は1990年代の水準を下回ったままだ。

ほとんどの日本人にとって、平成(「平和の達成」を意味する)時代は経済停滞を意味してきた。加えて、悲劇に見舞われた時代でもあった。

1995年1月、マグニチュード6.9の大地震が神戸の街を襲った。ビルや道路の陸橋が倒壊し、火災が何日も続いて空が暗くなった。死者は6000人を超えた。

2011年には、さらに甚大な被害をもたらす地震が東北地方の沖合で発生した。マグニチュード9は、記録が残る中で、日本における4番目に大きな地震だった。この地震は巨大津波を引き起こし、東北沿岸の町々に壊滅的な被害を及ぼして、約1万6000人の命を奪った。

この2番目の災害の後、天皇陛下は過去の天皇がしなかったことをした。テレビカメラの前に座り、国民に向けて直接語りかけたのだ。

その2週間後、天皇・皇后両陛下は、東京から離れたスタジアムに設置された避難所を訪れた。

被災者たちは、床の上にわずかな所持品を積み重ねて生活していた。多くの人々は、福島第1原発の損壊によって出た放射線から避難していた。ほとんど全てを家の中に残したまま、いつ、果たして戻れるのかどうかさえわからずに、避難生活を送っていた。

天皇・皇后両陛下は床に膝をつけて家族を一組ずつ訪ね、静かに話しかけ、質問をし、いたわった。



ISSEI KATO
東日本大震災の被災者と話す天皇・皇后両陛下



保守層にとってはショッキングな、天皇陛下の姿だった。天照大神(あまてらすおおみかみ)の子孫にあるべき振る舞いではなかった。しかし、それを上回る数の日本人が、天皇陛下の人間味あふれる感情表現に深く感動した。

「陛下には道徳的な権威がある」とテンプル大学東京校のジェフ・キングストン教授は話す。「陛下はその権威を自ら獲得した。最高慰問者(consoler in chief)だ。陛下は父親(昭和天皇)には決してできなかった方法で民衆と関係を築いている」。

「陛下の避難所訪問は、政治家が写真撮影のために訪問して手を振って立ち去るのとは違う。人々の隣に座り、一緒にお茶を飲み、戦前には考えられなかった風に会話をする」


父親の罪


天皇陛下は革命家には見えない。背は低く、控えめで語り口は柔和だ。発言と行動は戦後の憲法によって厳しく制限されている。イギリスのエリザベス女王と違い、陛下は日本の国家元首ではない。

その代わり、陛下の役割は「国民統合の象徴」とあいまいに定義されている。政治的な発言は認められていない。

こうした儀礼的で窮屈な役割の中でも、陛下は見事な成果を上げてきた。

まず思い出すべきは、陛下は日本がアジアで暴挙を繰り広げた1930-40年代の約15年間に日本を治めた、神格化された昭和天皇の息子だということだ。広島と長崎に原爆が投下され終戦を迎えた時、陛下は12歳だった。



Getty Images
昭和天皇(右)と新聞を読む天皇陛下



教育を受けていた時期のどこかで、陛下は強固な平和主義者となり、それは現在も続いている。このことについては、アメリカ人家庭教師のエリザベス・グレイ・ヴァイニング氏の影響を指摘する人もいる。天皇陛下は昨年12月には「平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵しています」と述べた。平成の間に1人の自衛隊員も、戦争や武力紛争で犠牲にならなかったことに、何より満足しているという。

陛下は日本のかつての敵や被害者とも心を通わせる努力をしてきた。北京、ジャカルタ、マニラからスペインまで、昭和天皇の下で生じた傷を癒すために尽力した。

「陛下は、日本の和解のための最高の特使という、天皇の新たな役割をつくり出し、地域内を何度も訪問し、償いと悔恨の意を示してきた。基本的に、過去の戦争の傷を癒そうとしてきた」とキングストン教授は指摘する。



Keystone-France
天皇陛下と皇后陛下は1959年にご成婚された



1990年代には、それはあまり議論にはならなかった。国内の政治家は陛下を支え、1992年には歴史的な中国訪問を実現させた。だが、陛下が年齢を重ねるにつれ、日本の政治は急激に右傾化した。

かつての「謝罪外交」は、平和主義とともに支持されなくなった。安倍晋三首相は、日本の平和憲法を改めると宣言している。安倍氏や右派の人々は愛国的な教育を復活させ、彼らの言う戦後の「自虐史観」を消し去りたいと考えている。



Getty Images
天皇・皇后両陛下が見守る中、戦没者追悼の式典の壇上に立つ安倍晋三首相(2014年)



目立たないように、しかし強い意志をもって、陛下は繰り返し歴史修正主義者たちに対する軽蔑心を表してきた。2015年、戦後70年の節目で、安倍氏は談話を発表した。

「安倍氏は基本的に、日本がいま享受している平和と繁栄は、300万人の戦死者のおかげだと述べた」とキングストン教授は言う。

「翌日、陛下はそれを否定した。陛下は日本がいま享受している繁栄は、国民のたゆみない努力と、平和の存続を切望する国民の意識によるものだと、お言葉で述べた」

テレビ中継を見ていた何百万人もの日本人にとって、それは疑いようのない批判だった。

東京で開かれた園遊会では、右派の東京都の教育委員会委員が、国歌を斉唱するときには全教員を起立させると陛下に誇らしげに伝えた。

陛下は静かに、だがきっぱりとこう言って、その委員を諭した。

「強制になるということではないことが望ましい」


長い別れ


在位期間を通し、陛下は最も大切な伴侶で助言者の美智子皇后と一心同体だった。一般家庭の出身の皇后陛下にとって、時に宮中での暮らしは極めて大変だった。1993年には、皇后陛下は精神的疲労から倒れ、2カ月間、言葉が出なくなった。



Alamy
皇后陛下



皇后陛下は最近、天皇陛下の決意に対する畏敬の念を文章で表している。

「振り返りますとあの御成婚の日以来今日まで、どのような時にもお立場としての義務は最優先であり、私事はそれに次ぐもの、というその時に伺ったお言葉のままに、陛下はこの60年に近い年月を過ごしていらっしゃいました」

しかし、ここしばらく、天皇陛下の健康状態は衰えつつある。がんを患い、心臓のバイパス手術も受けた。陛下に近い人は、陛下が健康悪化によって動けなくなり、公務を果たせなくなることを一段と心配していたと述べる。

2009年ごろから、陛下は皇太子さまへの皇位継承が認められるよう静かに世論に訴え始めた。これは決して簡単なことではない。

戦後制定された憲法では、天皇は「終身」その地位にあると明確にしている。そのため、政治家たちは陛下の願いを無視してきたと、原武史放送大学教授は説明する。

「9年間にわたって、政府は陛下のお気持ちにまったく同調しなかった。退位したいという陛下の希望を受け入れたら、天皇が重要な決定権限をもつことになってしまい、それは憲法違反だと考えたからだ」



Getty Images
5月1日に新天皇に即位する皇太子さまと雅子さまご夫妻



これは、まさに日本独特の難問だ。原教授によると、焦燥感を募らせた陛下と宮内庁は、ある計画を編み出した。

「陛下と宮内庁はどんどん我慢できなくなっていった。そこで、宮内庁の職員がNHKに情報を流し、NHKが陛下の希望を報じた」

NHKにとってそれは大スクープとなり、こう着していた局面が打開された。1カ月後、陛下は再びテレビ放送されたビデオメッセージを通して国民に直接語りかけ、退位して皇位を皇太子さまに引き継ぎたい意向を示唆した。

世論調査の結果は、大多数の日本国民が陛下の意向を支持していることを示した。安倍首相と保守層は従うしかなかった。それから2年の年月を要したが、陛下はついに退位の日を迎えた。

5月1日、皇太子さまが新天皇に即位し、時代は「令和」に変わる。


(英語記事 Japanese Emperor Akihito's human touch


関連トピックス 日本 皇室 宗教





http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/303.html
記事 [政治・選挙・NHK260] 社民党の改元にあたっての談話がこちら〜ネットの反応「なぜ社民党を誰も支持しないのかがよくわかるいい談話」「平成になったばかりの頃はこんな政党が100議席以上持ってたんだぜ?
            支持率0%の社民党が 新天皇即位に噛みつく ネットでは社民党への非難轟轟
  
  
  
[私のコメント]
  
  
   
■ 世論調査で支持率0%の社民党が 新天皇即位や新元号に噛みつく  ネットでは社民党への非難轟轟
  
  
> 安倍晋三政権は『新時代』をアピールするとともに、お祭り気分をあおることで、日本が直面している政治的な難問や経済的な難問を棚上げし、政権浮揚に結びつけようとしている。
皇位継承や改元の政治利用は認められない。
   
  
法に則って国事行為を実施しているだけであり、新天皇即位や新元号などしていません。
ナンクセのレベル、悪質なクレーマーレベルです。
 
社民党の支持率は落ちに落ち、最新の世論調査では社民党の支持率はなんと0%です。(下記)

自民党 40 (+2)
立憲民主 4% (+1)
国民民主 1%
公明党 3% (−1)
日本共産党 3%
日本維新の会 4% (+2)
社民党 0%

https://snjpn.net/archives/127716
  
  
  
■ 新天皇即位や新元号に噛みついた件で、ネットでは社民党への非難轟轟 国民不支持政党の見本になった社民党
   
  
新天皇即位や新元号に噛みついた件で、ネットでは社民党への非難轟轟です。

例えば、

「なぜ社民党を誰も支持しないのかがよくわかるいい談話」「社民が衰退していった理由がよく分かるわ」
   
    
もはやまともな国民が社民党を支持することはなさそうです。
  
社民党は、どうやったら国民の支持をなくすかを身をもって実証した無能政党なのですね。
  
  
  
[記事本文]

『社民党・又市征治党首

 安倍晋三政権は『新時代』をアピールするとともに、お祭り気分をあおることで、日本が直面している政治的な難問や経済的な難問を棚上げし、政権浮揚に結びつけようとしている。

皇位継承や改元の政治利用は認められない。

 西暦か元号かどの紀年法を用いるかは国民の選択に委ねるべきであり、新元号の使用が強制になるようなことがあってはならない

https://www.sankei.com/smp/politics/news/190501/plt1905010002-s1.html
  
  


ネットの反応
・つまり社民党は令和を絶対に使わないわけだ
・なにいってだこいつ
・なぜ社民党を誰も支持しないのかがよくわかるいい談話
・ほんまこれ
こんなやつが回りにいたら絶対ぼっちだわ
・ついでに昭和も平成も使うな
・次の選挙で政党要件も無くなってただの集団になるんだな
・そろそろ政党要件満たさなくなる社民党
・うちの市でも1人だけ存在した社民党市議が無事落選した
いい気味だ
・令和のうちに消える泡沫政党がなんか言ってる
・国民が祝う度に水を差す政党 人々の笑顔を見ると気分が悪くなるメンタル
・何でこいつらが日本のことに口出ししてるん?
・立民ですら言わないようなことをサラッと言っちゃうのはさすが社民党
・数少ない支持者向けのコメントなんだろうけど、水差すような事言っても支持は得られんぞ
・これで祝ったほうがいいとハッキリわかった
・この人達安倍ちゃんをおとしめるためなら皇族だろうが年号だろうが全部政治利用するよねw
・社民が衰退していった理由がよく分かるわ
・空気読まないというか、言いたい事いうだけで他人様に理解される気ないだろ
・改元でお祭り騒ぎの方が議員宿舎にデリヘル嬢呼ぶよりずっと健全
・平成になったばかりの頃はこんな政党が100議席以上持ってたんだぜ。
・ネットのない時代、日本を覆うサヨク感はハンパでなかった

https://anonymous-post.mobi/archives/6928


http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/304.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 大樹深根<本澤二郎の「日本の風景」(3301)<憲法順守の象徴天皇と憲法破壊の極右首相>
https://ameblo.jp/honji-789/entry-12458119382.html
2019-05-01 09:35:01 honji-789のブログ

<平成最後の戦い=2019年4月30日を忖度すると>

 平成最後の日となった2019年4月30日の退位儀式を、官邸が大好きな忖度をして解説してみると、平成天皇と安倍晋三首相が、真正面から対峙した結果、国民にしっかりと根を張った前者に軍配が上がった。これを大樹深根という。

 我が家の居間に二枚の色紙が飾ってある。その一枚が宮澤喜一元首相の「大樹深根」である。偶然、ネットでの民放テレビの生放送で、宮中での儀式を目撃したものだ。緊張するシンゾウに対して、天皇はやや憮然とした表情を見せていたように感じ取った。清和会OBに言わせると「もうこれっきり小僧の顔を見ることもなくなった。やれやれ」という。「安倍長期政権でなければもっと長く務めたかもしれない」とも解説した。

<憲法順守の象徴天皇と憲法破壊の極右首相>

 この6年間の天皇は、平常心で国務を遂行したとは言えない。ハラハラドキドキの日々を過ごしてきたといっていい。

 第一次安倍内閣では、民主的な教育基本法を改悪した。第二次に入って、公明党創価学会を「下駄の歯」にして、戦争法制にのめりこんだ時点で、強い衝撃を受けた。それは2013年12月の「特定秘密保護法」の強行と、靖国神社参拝だった。

 憲法を尊重し、擁護する義務を果たしてきた「象徴天皇」に対して、これを真っ向から否定、国民を欺いて憲法破壊に突っ走る安倍・自公・日本会議の強権政治にがくぜんとしたろう。

 平成天皇と安倍晋三は、文字通りの水と油の関係にあった。「安倍からの内外政の説明を聞く時が、一番つらかったはずだ。退位は安倍小僧が押し付けたものだ」と清和会OBは断罪した。

<国民感謝に力点、内閣総理大臣感謝は官邸が押し付けた言葉>

 最後の天皇発言を、国民は国民の代表である国会議事堂において、あるいは憲政記念館で思いのたけをぶちまけてほしいと願ったが、天皇の国事行為は「内閣の助言」に従わねばならない。

 その文言も内閣の決めた文言を発しなければならない。官邸は、天皇の口から「内閣総理大臣感謝」を言わせて大満足であろうが、この場の様子を目にした国民は、天皇が心の底から愛した国民、主権者への感謝の言葉だった。

 憲法破壊の安倍の政治利用を突出させた一連の儀式にしても、古代の記録映画を見ているようで、ピンとこなかったが、これまた官邸の押し付けの成果だから、皇室も動きが取れなかったろう。

 この場面で「宗教儀式に公費を使うのは適当でない」との秋篠宮の正論、これまた憲法順守の立場で、天皇の思いでもあった。

 ことほど天皇家は、国民の身近な存在だった。象徴天皇を立派に成し遂げたものである。この立場は、今日からの新天皇も貫くだろう。とりわけ、神社神道を軽視する新皇后に拍手を送ってゆきたい。彼女は、国際常識を身に着けた国際人でもある。

 右翼のバッシングを跳ね返すだろう。国民が支援するだろう。国民は決して右翼ではない。

<皇室の政治利用極まれり>

 それにしても、安倍の、皇室政治利用は、度がひどすぎる。令和なる文字は、安倍の小僧が押し付けたもの、という見方は、世論になってきている。そして、これが国書ではなく、出典は漢籍であることも判明した。

 米トランプ大統領は有力紙のワシントン・ポストによると、もう1万回以上の嘘を発してきたと報じた。安倍はもっとかもしれない。日米トップの嘘競争というのも前代未聞であろう。

 166億円を乱費しての衆参同時選挙圧勝狙いには、世界的不人気のトランプを東京に呼び込むのも、その一つというのだが?

 不動産屋丸出しのトランプ人気は、アメリカでもそう高いものではない。国際的にみて評判は良くない。

 重大なことは、日本の新聞テレビの報道姿勢にある。NHKに問題がある。

<お茶の水女子大付属中学校の右翼騒動>

 ついでに、解説しておきたい事件がある。お茶の水女子大は聞いたことがあるが、付属の中学校もあるという。そこに皇室の子供が入学している。その机の上に凶器が置いてあった、という事件について、右翼問題に詳しい事情通が、その狙いを教えてくれた。

 「犯人の目的は、右翼として認知してもらうこと。そうなれば、いっぱしの右翼として飯を食っていける。そのためだ」と断定した。素人は、そこまでは理解できなかった。

 「犯人は足がつくように転々と証拠を残した。最後は、自ら警察に垂れ込んで御用。これで大成功」というのだそうな。

 我が家のことだが、昨年、自民党本部からもらった楠の大木(樹齢40年)とこれまた枯れてきた杉の大木二本を友人のI君とO君が伐採してくれた。数日前は、父親が将来の家の建築材として植えてくれたヒノキ二本を切り倒した。樹齢55年。大金かけての伐採となった。我が家の大樹深根は、悪政のために二束三文にもならなかった。

2019年5月1日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)




http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/305.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 今一度、宮本岳志を国会に戻そう!  


今一度、宮本岳志を国会に戻そう!
https://85280384.at.webry.info/201904/article_291.html
2019/04/30 23:19 半歩前へ

▼今一度、宮本岳志を国会に戻そう!

私は共産党の支持者ではない。

が、大阪補選に無所属で出馬した宮本岳志を国会に戻そう。

永田町にはロクでもない議員が多い。

そうした中で、宮本岳志は有能な議員だ。

山本太郎と同様に安倍政権を鋭く追及し、しばしば晋三をキリキリ舞いさせた。

こうした本物の議員は、私たちにとって必要だ。

このまま野に置く手はない。













































http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/306.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 《「故郷、奪われたまんま」 福島第一 原発避難》たった一つの嘘をつき続けるために翻弄され続けている避難民:原発板リンク


http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/307.html
記事 [政治・選挙・NHK260] 2019年重要日程設定のすべてが国政選挙対策(植草一秀の『知られざる真実』)
2019年重要日程設定のすべてが国政選挙対策
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2019/05/post-a74701.html
2019年5月 1日 植草一秀の『知られざる真実』


重要日程が立て込む2019年の日本。

改元という一大イベントが実施された。

4月の統一地方選の告示と投票日の間に新元号発表が設定された。

その新元号が5月1日にスタートした。

年度替わりの4月1日にするのが自然だが、政治的な思惑で5月1日にされたのだと考えられる。

すべてが政治権力の私的な利害に沿って設定されていることが最大の問題だ。

10連休が設定されれば多数の市民が喜ぶと考えたのだろう。

大型連休で過去の重大な問題を市民が忘却すると考えているのだろう。

2019年は参院選が実施される年だ。

改憲を目指す安倍首相は参院選後に改憲勢力3分の2を確保することを最重視している。

すべてのスケジュール設定、運営がこの目的から逆算して設定されているのだと思われる。

5月末にトランプ大統領が訪日することを踏まえて4月末に安倍首相は訪米して日米首脳会談を行った。

トランプ大統領は5月末の訪日の際に、日米FTA交渉妥結を勝ち取ることを求めている。

農産物の関税引き下げを強く要求してくる。

これが表面化すると安倍内閣与党は夏の参院選で大きな打撃を受ける。

この決定を参院選後まで先送りすることを懇願しに行ったのだと考えられる。

見返りに防衛装備品の爆買い、日本の自動車企業による対米投資が提示された模様である。

ロシアが二島を日本に引き渡す際に、ここに米軍基地を置かないことについて米国の了解を取り付けることも大きな狙いであったとも見られている。

これらの調整が順調に進んだのかどうか。

しかし、トランプ大統領は日米FTA=TAG交渉で厳しい対応を示すだろう。

TPP以上の農産物関税引き下げを求めることは間違いない。

合意に「為替条項」を盛り込むことも強く要求するだろう。

安倍内閣にトランプ大統領の要求を撥ねつける力は存在しない。

そもそも、トランプ大統領は日本を同盟国と見なしていない。

日本を植民地としてしか見ていないのだ。

安倍首相夫妻とトランプ大統領夫妻の記念撮影に際して、安倍首相夫妻がレッドカーペットに乗せてもらえなかったことが話題になっている。

宗主国と植民地の代表が同じレッドカーペットに乗って写真撮影することをトランプ大統領が認めなかったとの見立てもあるが、この場での撮影では他国の首脳の場合でも同じようなことがしばしば起こる。



しかし、トランプ大統領の安倍首相に対する接遇が低いことは明らかだ。

安倍首相夫妻訪米と習近平主席訪米の際の米国の対応の違いは歴然としている。

空港到着の出迎えの態勢が異なる。

習近平夫妻訪米に際してはタラップ下にレッドカーペットが設営されるが、安倍首相夫妻にはなし。





歓迎夕食会の設営にも天と地の開きがある。





そして、象徴的であったのが、トランプ大統領訪日の際の訪日最初のトランプ大統領演説が星条旗の前で行われたことだ。



トランプ大統領は横田基地から日本に入り、横田基地から日本を後にした。

日本はトランプ大統領の出入国を管理できなかった。

トランプ大統領は「植民地日本」に来たことを言外の行動で明示したのである。

6月末には大阪でG20首脳会議が行われる。

習近平主席、プーチン大統領の訪日も予定されている。

これと別に、安倍首相は消費税増税の延期を決定、公表するのではないかと考えられる。

これらのイベント、行動は、すべて夏の参院選に向けられたものだ。

これだけのことがらを並べるのだから、衆参ダブル選に持ち込む可能性が高いのではないか。

主権者は目先のイベントに目を奪われてはならない。

米国の対日要求は選挙後に一気に襲来して、多くを奪い去るだろう。

安倍内閣は米国に隷従して日本の主権者の利益を守らないと考えられる。

次の国政選挙で安倍内閣与党議席を大幅に削減することが何よりも大切になる。



http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/308.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 安倍首相の新元号私物化の内幕!独断で「令和」決定、官邸幹部から「首相の元号でない」と諌められ…(リテラ)
安倍首相の新元号私物化の内幕!独断で「令和」決定、官邸幹部から「首相の元号でない」と諌められ…
https://lite-ra.com/2019/05/post-4692.html
2019.05.01 安倍首相の新元号私物化に官邸幹部が「首相の元号でない」 リテラ

    
    やはり元号の私物化!(首相官邸HPより)


「平成」から「令和」への改元で浮かれた空気が流れるなか、新元号をめぐるとんでもない内幕があきらかになった。昨日の朝日新聞朝刊の報道で、新元号「令和」は、安倍首相が独断専行に近いかたちで決めたことがわかったのだ。しかも、安倍首相が当初から新元号を露骨に政治利用するつもりだったことも明らかになった。

 記事によると、元号案の絞り込みは政府要領に基づいて菅義偉官房長官のもとで進めていたが、今年2月末からは安倍首相が議論に加わったのだという。これだけでも異例だが、安倍首相はその時点で出揃っていた候補についてどれも気に入らず、再検討を指示。国文学者の中西進氏を含む複数の学者に新しい案を追加依頼した。そして、新元号決定の1週間前、中西氏から届いた案のひとつである「令和」に安倍首相が目をとめ、「万葉集っていうのがいいよね」と反応。3月28日に「令和」を本命にしたかたちで最終案6案を有識者懇談会に提出したのだという。

 有識者懇談会の前から官邸が「令和」に決めており、ほかの5案がダミーで、会議でも官邸担当者が「令和」に誘導していたことは、本サイトも新元号発表直後の記事で指摘していた。元号選定に詳しい関係者を取材したところ、こんな内幕を明かしてくれたのだ。

「官邸内の空気は有識者懇談会に完全に伝わっていた。だいたい6案のなかに、『万名』と『万保』のように、同じ漢字一文字を使った元号案が含まれているのもおかしな話。万の字を好むメンバーの賛成票を散らすことになってしまうからね。それでも、懇談会のメンバーから『令和』以外の案を推す意見も実際出たんだ。そうしたら、同席していた官邸の事務方が『一般の人名や会社名で使われている』とマイナスの要素を説明したらしい」

 また、当の有識者懇談会メンバーからも、結論ありきを示唆する発言が出てきていた。日本民間放送連盟会長の大久保好男・日本テレビ社長が「事前に候補を教えてもらったわけでもなく、準備できなかった。感想のようなものを述べたにとどまる」と懇談会が事後承認の機関に過ぎなかったことを認めたのだ。

 いずれにしても、こうした露骨な誘導の結果、4月1日の有識者懇談会では、メンバー9人中8人が「令和」を支持したのだ。

 そのあとの全閣僚会議も同様だ。全閣僚会議の議事概要によると、全閣僚会議では発言した閣僚10人のうち令和を明確に推したのは4人だったものの〈安倍首相から新元号を令和としたいとの発言があり、了承された〉という。

 そういう意味では、安倍首相と官邸が主導して「令和」を推していたのははっきりしていたのだが、しかし、まさかここまで首相個人が深く元号選定に関与していたとは……。なにしろ、安倍首相は慣例を破って初期段階から議論に参加し、出揃っていた候補をすべてボツにして、追加案を出させた挙句、自分が気に入ったというだけで「令和」を押し通してしまったのだ。これでは、安倍首相による、安倍首相のための元号ではないか。

■首相談話に「令和は一億層活躍社会を体現」を盛り込もうとしていた安倍

 しかも、安倍首相の元号私物化は選定だけにとどまらない。安倍首相は「令和」発表のあと、平成のときにはなかった会見をおこない、その後もテレビに出演。新元号を自らの政権PRに利用したと批判を受けていたが、じつはもっと露骨な政治利用を考えていた。
 
 安倍首相は「令和」について、天皇から防人までの歌をおさめた万葉集が典拠であることから、自分の政策である「一億総活躍」を体現していると言い出し、菅官房長官が新元号と同時に発表した「首相談話」にそのことを盛り込もうとしていたというのだ。前掲の朝日新聞がこう書いている。

〈新元号の決定にあたって、どんなメッセージを発するべきか。首相は「令和」で一億総活躍を体現したがったが、首相官邸幹部は進言した。「首相の元号ではなく、次の時代の元号。政権の政策につなげて『安倍色』を出し過ぎれば、政治的なリスクになりますよ」
 首相が4月1日に発表した談話に、一億総活躍の文言は盛り込まれなかった。〉

 身内の官邸幹部にまで、「首相の元号ではなく、次の時代の元号ですよ」とたしなめられるとは、安倍首相がいかに王様気分になって政治を私物化しているかがよくわかるだろう。

 しかも、恐ろしいのは、国民を舐めきった安倍首相がその増長と私物化について、いささかも反省の色を見せず、むしろ自慢していることだ。

 実際、首相談話で「令和=一億総活躍社会」のアピールはかなわなかったものの、代わりに自ら会見を開き、何の関係もない「世界に一つだけの花」をもちだしながら「一億総活躍社会をつくり上げることができれば、日本の未来は明るい」となど強調した。その後もテレビ番組をはしごし、自ら前面に立って新元号をPRした。

 しかも、当初は選考過程が記された公文書は原則30年にわたって非公開にする方針を示していたにもかかわらず、一方で、読売新聞や産経新聞などに選定段階から安倍首相が主導していたという情報をリーク、選考過程が書かれている有識者懇談会や全閣僚会議の議事概要も公表した。

「この間の情報の流れ方を見ていると、むしろ、安倍首相は国民に『新元号を決めたのは俺』とアピールしたがっているとしか思えない。今回の朝日の記事もおそらく、そういう意図を持った首相周辺から情報が出ていると思いますね。さすがに朝日ですから、そのままPRに乗らず、批判的な文脈も盛り込んでいましたが」(全国紙官邸担当記者)

 新元号を独断で決めて、政治利用し、それを隠そうともせず、自慢する安倍首相。「令和」決定の経緯を見ていると、この国はいつのまにか「安倍サマの天皇制」になってしまったのではないか、とさえ思えてくる。

(編集部)



















http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/309.html

記事 [政治・選挙・NHK260] テレビ、新聞の報道管制(自主規制、忖度、あるいは強制)に断固抗議する!(ちきゅう座)

2019年5月1日
<山川 哲(やまかわ てつ):ちきゅう座会員>

昨日、今日の新聞紙面、テレビ(特にNHK)の放送予定欄を見て「ゾッと」した。これではまるで、戦時中の「大本営発表」ではないか。

言わずと知れた「天皇報道」である。

NHKはほぼ一日中、民放も日頃の「おちゃらけ番組」の頭に「平成」だの「令和」だのをくっつけて、にぎにぎしく「お祭り騒ぎ」をしている。

これには日本人(日本人は決して単一民族ではなく、アイヌの人や沖縄の人たちも、あるいは中国、朝鮮半島から来た人も入り混じって住んでいる)は、すべからく「天皇の儀式を祝うべきだ」という強制が働いていることが明らかに見て取れる。そのために、否応なしに全てのメディアに協力させているとしか思えない。「国策」であり、それ自体が「特定の政治、心情の押し付け」を禁じた憲法違反である。

何人かの友人、知人に意見を聴いてみた。一様にあまりのひどさに呆れ果てていた。ほとんどの友人らが、テレビは見たくない、新聞はそれ以外の記事を読むだけだという。

メディア報道からすれば、大半の日本人がこのセレモニーを喜び、歓迎しているかのように報じられている。本当であろうか?大いに疑問をもつ。

沖縄では、住民の7割以上が反対している「辺野古基地建設・移転」が「日米地位協定」を固守したまま(つまり、占領支配体制が維持されたままで)強行されようとしている。

福島原発事故は、8年間が過ぎても未だに十分な調査、補償がなされないまま、また当時子供であった人々への健康管理なども不十分なままに、上っ面だけの「事故処理完了」「帰還オーケー」という誠に無責任な「見切り発車」の号令が出されている。

事故を起こした当事者の東電は、ここ数年は黒字経営だというから驚きだ。

今日の日本社会は、格差の拡大から来るひずみ(犯罪や事故などに端的に現れている)がますます顕著である。親が子を殺し、子が親を殺すという、実におぞましい出来事がひんぱんに起きている。ダンテの『神曲』の「地獄篇」や仏画に現れる「地獄」の物語、否それ以上の「地獄絵図」が実際に展開されている。児童の6人に一人が貧困だとも言われている。こういうことを書き始めると収拾がつかないほどだ。

のんびり休暇を楽しんでいるのは、国民全体のほんの一部だけとも言われている。日本国の大臣と呼ばれている輩は、国会での「居眠り」から解放されて、今度は外国旅行で贅沢三昧(国税を使って)を決め込んでいる。

本当に天皇報道以外にわれわれが知るべきニュースはないのだろうか?世界はどうなっているのか?のんびり外遊している輩には何も分からない。

この危うい「報道管制」が将来的に何を意味するかをもっと真剣に考えるべきではないのか。次に来るのは「憲法改悪」へ向けた政治宣伝である。

一元的な「天皇報道」はそのための下準備である。

故安丸良夫先生(一橋大学名誉教授)が、かつて言われていた。 「天皇が平和主義者であるとか、民主主義者であるとか、庶民の味方であるとか言って喜んでいるが、その地位の維持のために年間何十億円もの税金が使われていることを忘れてはならない。天皇一家にしても、今の地位保全のためには、その程度のサービスは当然のことと思っているはずだ」

確かに、安倍政権による「天皇の政治利用」もありうる。しかし、もっと根本的に考えるべきなのは、「天皇制」が、高額の国税を使って維持され、さらに今回のような「憲法違反」を犯してまで「天皇家の私的行事」の「国事行為化」が強行されること、この事をわれわれは見過ごすべきではないだろう。

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://chikyuza.net/ 
〔opinion8606:190501〕

http://chikyuza.net/archives/93366
http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/310.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 「令和」初の参院選を「春の陣」から展望すると  「勝者なき」統一地方選から見えてきた与野党それぞれの弱点と可能性  (朝日新聞社 論座)
  
「令和」初の参院選を「春の陣」から展望すると 
「勝者なき」統一地方選から見えてきた与野党それぞれの弱点と可能性
 
前田直人 朝日新聞世論調査部長
論座 2019年05月01日 より無料公開部分を以下転載。 
 
 
■行き場の定まらない気流が渦巻いている
 
 勝者はいったいどの政党なのか、判然としない。一つの方向に何かの強い風が吹いているわけでもなければ、完全無風とも言い切れない。行き場の定まらない奇妙な気流が、渦巻いているような感じがする。

 それが、12年に一度、統一地方選と参院選が重なる2019年、「亥年選挙」イヤーの「春の陣」を振り返っての印象である。

 自民党は統一地方選前半戦で行われた知事選で、唯一の与野党全面対決の構図となった北海道知事選を制したかと思えば、後半戦と重なった衆院大阪12区・沖縄3区補選はいずれも敗北。大阪府知事・大阪市長の「大阪ダブル選」や大阪12区補選に連勝し、脚光を浴びた維新だが、関西以外ではいまひとつ存在感を示せず、地域限定政党としての性格をいっそう強めたという見方もできる。

 一方、安倍政権に対抗する野党は、野党共闘の枠組みを築いた北海道知事選で大敗。沖縄3区補選は野党系が勝利して面目を保ったが、立憲民主党と国民民主党に分かれた旧民進系の見せ場は乏しかった。議会選では、首都圏などの大都市部を中心に立憲の躍進がみられる一方、地方では民進組織を引き継いだ国民の底堅さが目を引き、2017年の党分裂の後遺症をきわだたせた観もある。

 地方選や単発の国政補選は地域事情に左右されやすいのは事実だ。しかし、政党が有権者の支持動向にどのような影響を与えることができたのかを分析することは、各党ともに国政の一大決戦となる「夏の陣」に向けて戦略を練るうえでの必須の作業となろう。

 「春は、どの政党にとっての『勝ち』なのか、よくわからない結果になる。すべては連休明けの状況次第だ」。選挙前に旧知の自民党関係者が予言していた通りの結果となった勝者なき「春の陣」。亥年の参院選は、統一地方選で地方組織が力を使い切り、自民が苦戦するというジンクスもある。地力にまさる与党も、油断は禁物というところだろう。

 予断を持たないように意識しつつ、この間の調査データをながめながら、与野党のアキレス腱と可能性について探りたい。

■有権者の関心が低かった「春の陣」
 
 「春の陣」の結果を検討するうえで、留意すべきポイントがある。それは、総じて有権者の関心が低く、投票率が過去最低を更新する選挙が相次いだという点だ。
 
 投票率が低くなれば、当然、組織化されていない無党派層の影響力は限定的になる。政党の地力、すなわち「岩盤」の厚みを測るには適しているが、いまや全体の半数近くを占める最大勢力に発達した無党派層の重みが枠外に多く存在することは、常に意識しておかなければならない。

 そこで、その無党派層がこの春の決戦でどう動いたかを、注目度が高かった北海道知事選、沖縄3区補選、大阪12区補選で朝日新聞社が行った出口調査の結果からピックアップしてみよう。

▽北海道知事選(投票率58.34%)
無党派層の59%が自公推薦の鈴木直道・前夕張市長へ、41%が野党系の石川知裕・元衆院議員へ→自公系・鈴木氏に軍配。

▽衆院沖縄3区補選(投票率43.99%)
無党派層の79%が無所属で野党系の屋良朝博氏へ、21%が自民の島尻安伊子・元参院議員へ→野党系・屋良氏に軍配。

▽衆院大阪12区補選(投票率47.00%)
無党派層の35%が無所属の樽床伸二・前衆院議員(旧民進党出身)へ、34%が維新の藤田文武氏へ、22%が自民の北川晋平氏へ、9%が「野党共闘」をアピールした無所属の宮本岳志・前衆院議員(共産党出身)へ→維新・藤田氏に軍配。

■勝負を決めた無党派層の動向

 この三つの選挙で、当日の出口調査での投票者に占める無党派層の割合は、北海道が2割、沖縄3区が4割、大阪12区が2割だった。沖縄は国政野党系が県政与党、大阪は維新が府政与党という独特な地域事情はあるが、無党派層の動向がそれぞれに決め手となっていることがわかる。
 
 北海道は立憲の地力が比較的しっかりしていることで知られるが、道内の政党支持率をみると、それでも与野党の差は大きい。知事選の情勢調査にあわせて行った道内世論調査では、自民党27%、立憲9%、公明4%、共産4%。無党派層は5割超に及んでいた。
 
 世論調査は投票に行かない有権者も対象に含むため、選挙結果とは隔たりがあるものだが、野党が自公を崩すためには、野党支持層を固めきり、自公支持層にも一部食い込み、無党派層を引きつけて投票所に足を運んでもらうしかない。しかし、今回の知事選で野党勢力はそれぞれの支持層すら十分に固められず、頼みの綱の無党派層でも後れをとった。

 対照的なのは沖縄3区補選である。沖縄県内でも政党支持率のナンバーワンは自民党。ただ、沖縄3区内の世論調査では、自民16%、共産4%、社民4%、公明3%、立憲1%、国民1%、自由1%と既成政党支持層がかなり薄く、かわりに無党派層が7割と大きなかたまりを形成していた。

 しかも、沖縄の無党派層は積極的に投票に行っていた。自民と公明がいくら自らの支持層を固められたとしても、これだけボリュームのある無党派層で差をつけられたら、ひとたまりもない。しかも争点は明確で、世論調査でも出口調査でも、投票の際に重視したのは「基地問題」が最多だった。自公にとっては、抜け出そうにも抜け出せない「アリ地獄」のような状態である。

■鉄壁に見える「自公共闘」にももろさ
 
 北海道や沖縄とはまた違う独特な趣が感じられたのが、混戦となった大阪12区補選である。維新の強さは言を俟(ま)たないが、与野党ともに参院選では必須となる「自公共闘」と「野党共闘」における課題を抱えていると思う。

 この補選は、大阪12区を制してきた自民党の北川知克氏の死去に伴うもので、北川氏の甥・晋平氏が立候補。自民は「弔い合戦」で議席死守を狙ったが、統一地方選前半戦の大阪府知事・大阪市長ダブル選挙で圧勝した維新の勢いに押され、手痛い敗北を喫した。
 
 大阪で自公は府政野党である。全国の多くの地域で、野党が自公に勝つには、無党派層で優位に立つ必要があるのと同じように、大阪で維新に自公が打ち勝つためには、無党派層の獲得が不可欠な条件だった。もともと大阪の無党派層は、やや反維新よりの傾向があるからだ。

 だが、自公×維新×旧民進出身×共 産出身の野党系という複雑な構図となったことで、反維新票は分散。自公候補が無党派層を味方に付けることができなかったことで、勝機は断たれた。それどころか、当日の出口調査をみると、自公支持層すらも7割に満たない歩留まりに終わっていた。

 無党派層を奪われた勢いを受け、自らの支持層も崩れていくという現象は、自公が敗北するときの定型パターンである。大阪も沖縄も「地域の特殊事情」と総括する向きもあるが、鉄壁にみえる自公協力も、逆風にさらされるともろくも崩れていくということを示す事例として、一定の普遍性をもっているととらえた方がよいだろう。

■課題だらけの「野党共闘」
 
 だが、より大きな課題を突きつけられたと感じるのは、野党共闘のあり方である。そもそも大阪12区補選では、自公VS維新の激突にはじかれ、入り込む隙間も見つけられないまま、ゲームオーバーとなった。

 「野党統一候補」をめざした宮本氏は衆院議員を辞職し、共産党公認ではなく無所属で立候補して、選挙運動でも「ホンキの共闘」をアピール。共産と自由が推薦したほか、自主投票を決めていた立憲や国民の国会議員、幹部らも応援や激励に駆けつけた。しかし、結果は最下位で、相対得票率は一桁にとどまった。

 当日の出口調査では、野党支持層は少なからず旧民進出身の樽床氏に流出し、無党派層の支持は1割足らず。とりわけ目を引いたのは、夏の参院選で野党共闘を「進めるべきだ」と答えた層が5割超に達していたのに、そのうち宮本氏に投票したとの回答が10%にとどまったことだ。

 これまでの世論調査をみても、野党は協力すべきだと考えている有権者は少なくない。ただ、決してそれが最優先というわけではない。有権者が選挙で重視するのは、一貫して社会保障と経済政策が不動のツートップ。野党共闘という「手段」を対外的にアピールしたところで、多数の有権者の心に響くわけでもない。
 
 今回の「春の陣」で見えてきたそれぞれの弱点は、「夏の陣」に続く共闘戦略の課題となる。国政野党が前面に立たずに、政策的争点を前面に掲げて、裏方として候補者を押し上げていく衆院沖縄3区補選をひとつの「共闘モデル」にしようとの呼びかけが、立憲や国民の幹部らから出ているのは、そうした問題意識の表れだろう。

 夏の参院選のカギを握るのは、32ある1人区である。ここを与野党どちらがとるかで、「オセロゲーム」よろしく様相は一変する。ただ、自公にせよ、野党にせよ、共闘は勝つために必要な手段には違いないが、それだけで勝てるわけではない。無党派層の心をどうつかむのか。そのための政策とメッセージを練り上げ、それをどのように効果的に打ち出していくか。そこが、大型連休明けの大きな課題となる。

■「野党的無党派層」を引きつけられない野党
 
 「カギを握るのは無党派層」。これは、平成時代の選挙を通じてずっと指摘されてきたことではある。しかし、ここでそれをあらためて強調するのは、野党第一党の支持率がかつてないほど低迷していることの裏返しとして、無党派層が過去最大級のレベルで高止まりしているからだ。

 その無党派層における内閣支持率をみてみよう。

 統一選前半戦直後に朝日新聞が行った4月の全国世論調査の内閣支持率は、支持44%、不支持32%。これを無党派層に限ってみると、支持23%、不支持39%と逆転する。財務省の公文書改ざんが発覚し、支持率が大幅に下落した2018年3月の調査にさかのぼると、全体では支持31%、不支持48%だったが、無党派層では支持12%、不支持58%と大きな差が開いた。

 無党派層の性格として、全体よりも政権に厳しい視線を送る人が多いということができるだろう。野党のかわりに、無党派層のほうが「野党化」の傾向を強めているのだ。

 だが、今のところ、 ・・・ログインして読む
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https://webronza.asahi.com/politics/articles/2019042500009.html
http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/311.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 新天皇が即位「憲法にのっとり象徴としての責務果たす」(日刊ゲンダイ) 
 


新天皇が即位「憲法にのっとり象徴としての責務果たす」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/253061
2019/05/01 日刊ゲンダイ


「即位後朝見の儀」でお言葉を述べられる天皇陛下と皇后さま(代表撮影)

 新天皇が1日皇位に就き、平成に続く令和の時代が始まった。

 新天皇は1960年2月23日生まれの59歳。戦後生まれの初めての天皇となる。126代目の天皇となり、現行憲法が規定する象徴天皇としては3代目、現憲法下での即位は2人目。「続日本紀」に記載がある文武天皇以降では、60歳で即位した奈良時代の光仁天皇に次いで2番目の高齢即位となった。

 退位した天皇は上皇、皇后は上皇后となり、雅子妃が新皇后となった。

 政府は即位儀式として、きょう午前10時半から皇居・宮殿「松の間」で皇位の証しとされる剣と勾玉、国の印である国璽、天皇の印である御璽を受け継ぐ「剣璽等承継の儀」を実施した。剣や勾玉は鏡とともに、いわゆる「三種の神器」と呼ばれ、皇室経済法で「皇位とともに伝わるべき由緒ある物」と位置付けられる。

 儀式には安倍首相ら三権の長や閣僚らが参列。同席する皇族は前例を踏襲し、成年男性に限定された。

 続いて午前11時10分すぎから即位後朝見の儀が行われ、政府、国会、裁判所の要人や地方代表ら約300人が参列。新天皇のお言葉に続き、首相が国民代表の辞を述べた。

 新天皇は「常に国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としての責務を果たすことを誓い、国民の幸せと国の一層の発展、そして世界の平和を切に希望します」などと述べた。

 4日には、皇居で即位を祝う一般参賀が開催され、新皇后や皇族と宮殿・長和殿のベランダに立ち、集まった人々の祝意に応える。

 新天皇の即位に伴い、皇位継承資格がある皇族は皇嗣となった秋篠宮さま(53)、秋篠宮夫妻の長男悠仁さま(12=2位)、上皇の弟の常陸宮さま(83=3位)の3人のみとなった。皇室の構成は新天皇を含め18人。

 新天皇の即位関連儀式はきょう行われる儀式を除けば、多くは10月から11月に実施される。10月22日に「即位礼正殿の儀」や「祝賀御列の儀」(祝賀パレード)が行われるほか、11月14日には天皇が一世に一度行う重要な皇位継承儀式「大嘗祭」が皇居東御苑で執り行われる。

■新天皇 お言葉全文

 日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより、ここに皇位を継承しました。

 この身に負った重責を思うと粛然たる思いがします。

 顧みれば、上皇陛下にはご即位より、30年以上の長きにわたり、世界の平和と国民の幸せを願われ、いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その強い御心をご自身のお姿でお示しになりつつ、一つ一つのお務めに真摯に取り組んでこられました。上皇陛下がお示しになった象徴としてのお姿に心からの敬意と感謝を申し上げます。

 ここに、皇位を継承するに当たり、上皇陛下のこれまでの歩みに深く思いを致し、また、歴代の天皇のなさりようを心にとどめ、自己の研鑽に励むとともに、常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としての責務を果たすことを誓い、国民の幸せと国の一層の発展、そして世界の平和を切に希望します。








































http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/312.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 「即位後朝見の儀」(宮内庁・首相官邸)[天皇陛下のおことば・首相による国民代表の辞]





(宮内庁)
http://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/47


即位後朝見の儀の天皇陛下のおことば(令和元年5月1日)


<英文>


日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより,ここに皇位を継承しました。

この身に負った重責を思うと粛然たる思いがします。

顧みれば,上皇陛下には御即位より,三十年以上の長きにわたり,世界の平和と国民の幸せを願われ,いかなる時も国民と苦楽を共にされながら,その強い御心を御自身のお姿でお示しになりつつ,一つ一つのお務めに真摯に取り組んでこられました。上皇陛下がお示しになった象徴としてのお姿に心からの敬意と感謝を申し上げます。

ここに,皇位を継承するに当たり,上皇陛下のこれまでの歩みに深く思いを致し,また,歴代の天皇のなさりようを心にとどめ,自己の研鑽さんに励むとともに,常に国民を思い,国民に寄り添いながら,憲法にのっとり,日本国及び日本国民統合の象徴としての責務を果たすことを誓い,国民の幸せと国の一層の発展,そして世界の平和を切に希望します。



---------------------------------------------------------------


(首相官邸)
http://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201905/01sokuinorei.html


令和元年5月1日


剣璽等承継の儀及び即位後朝見の儀





令和元年5月1日、安倍総理は、宮中で剣璽等承継(けんじとうしょうけい)の儀及び即位後朝見の儀に参列しました。

総理は、国民代表の辞で次のように述べました。

「謹んで申し上げます。

天皇陛下におかれましては、本日、皇位を継承されました。国民を挙げて心からお慶(よろこ)び申し上げます。

ここに、英邁(えいまい)なる天皇陛下から、上皇陛下のこれまでの歩みに深く思いを致し、日本国憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としての責務を果たされるとともに、国民の幸せと国の一層の発展、世界の平和を切に希望するとのおことばを賜(たまわ)りました。

私たちは、天皇陛下を国及び国民統合の象徴と仰ぎ、激動する国際情勢の中で、平和で、希望に満ちあふれ、誇りある日本の輝かしい未来、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ時代を、創り上げていく決意であります。

ここに、令和の御代(みよ)の平安と、皇室の弥栄(いやさか)をお祈り申し上げます。」





http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/313.html
記事 [政治・選挙・NHK260] 見たくなかった安倍訪米〜甘すぎる対米貿易交渉 (朝日新聞社 論座)
  
見たくなかった安倍訪米〜甘すぎる対米貿易交渉
お土産をどっさり持って行く、与えるだけの外交。トランプに近すぎるのは危険だ

山下一仁 キヤノングローバル戦略研究所研究主幹
論座 2019年05月01日 より無料公開部分を以下転載。

https://image.chess443.net/S2010/upload/2019043000007_4.jpeg
両陛下、最後の皇居外公務=2019年4月26日、東京都千代田区の憲政記念館
 
■平成への肯定感
 
 平成が終わった。

 昭和という時代については、国民は肯定と否定の相混ざった複雑な気持ちを持っていたはずである。戦後の焼け跡から復興し、高度成長を実現した経済的な繁栄があった半面、戦争で多くの人が命を落としたり、親兄弟や家・財産を失ったり、悲惨な思いをしたからである。

 平成にも、バブル崩壊やリーマンショックなどの経済危機に加え、雲仙・普賢岳噴火、阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震、西日本豪雨など多くの自然災害に見舞われた。しかし、国民の多くは、平成に対して肯定的な見方をしているようだ。

 それは、平成の天皇・皇后両陛下が、平和・不戦への思いを強く持たれ、沖縄・サイパンという先の大戦で大きな悲劇を生んだ地域を訪問され、哀悼の意を表明されたことや、災害の被災地には真っ先に訪問され、住民を励まされたことなど、言葉だけではなく行動によって示されたことに、国民は感謝しているからである。

 「両陛下には長い期間国民に寄り添っていただいて感謝ばかりです」という4月30日皇居を訪れた人の言葉に、多くの国民は同じ思いを共有するに違いない。
 
■見たくなかった安倍訪米

https://image.chess443.net/S2010/upload/2019043000007_1.jpg
首相官邸のホームページより
 
 その一方で、今度の連休初めには、あまり見たくない光景を目にした。安倍総理の訪米である。
 
 朝日新聞は、安倍総理がともにゴルフをするなどトランプ大統領にべったりくっつくさまを、抱き付き外交と形容した。

 その一方で、短い期間に日米の首脳が3度も会合することを、日米関係が良好なことを示すものだと手放しで評価している人もいる。

 しかし、頻繁に会うことは、外交関係が良好であることを示すものではない。むしろ、問題が生じているほうが、頻度は高くなる。ブレグジット問題で危機に陥ったイギリスのメイ首相は、EUのユンケル欧州委員会委員長やトゥスク大統領とたびたび会合を持たざるを得なかった。

 トランプ大統領も、安倍総理の訪米で、ことのほか上機嫌になったようである。

 先ほど公表された報告書で、2016年大統領選のロシア介入疑惑を捜査してきたムラー特別検察官を解雇するよう関係者に圧力をかけたなど、司法妨害をしたのではないかという疑いがもたれ、民主党内からは大統領を弾劾すべきだという声もでてきている。そのなかで、安倍総理によいしょされたことは、ひさびさに嬉しい出来事だったに違いない。

■どっさり持って行ったお土産
 
 しかし、安倍・トランプの仲が良くなって、日本に何か良いことがあるのだろうか?

 かつて中国がアジアの大国だったころ、中国は周辺国からの朝貢外交を「薄く来りて厚く帰る」と表現していた。中国は周辺国が持ってくるお土産をはるかに上回る価値のお土産を持たせて、帰国させるというのである。

 安倍総理の訪米を朝貢外交と呼ぶのは適切ではないかもしれない。アメリカは世界一の経済大国である。昔の中国なら、日本が持っていったお土産を上回るお土産を安倍総理に与えて帰国させたはずである。

 しかし、報道に接する限り、安倍総理はたくさんのお土産を持って行ったのに、ほとんど何も持たずに帰ったようである。

 記者会見でトランプは日米の貿易交渉は5月にも終了するといって、最低限参議院選挙後に妥結させたい安倍総理を慌てさせた。しかし、こうした発言をするには、その前提として安倍総理から相当な譲歩・言質を得ているに違いない。

 また、その直後に開かれた集会では、トランプは支持者に対して、安倍総理はトヨタなどの日本企業がアメリカの自動車工場に400憶ドル(4兆6千億円相当)の対米投資を行うと約束したと発言している。本当なら、かなりのお土産である。

 世界一の金持ち国家に与えるだけ与えて、自らは何ももらわずに帰るというのでは、金持ちアメリカがますます金持ちになって、日本はますます貧乏になるだけではないだろうか。これでは、昔の中国のほうがはるかにましだ。
 
■与えるだけの日米貿易交渉
 
 日米の貿易交渉では、首脳間で交渉の加速を合意したり、茂木担当大臣は日米両国の「ウィン・ウィンとなる成果の早期実現」を目指すなどと発言したりしている。

 TPP11や日EU自由貿易協定の発効で、農産物関税で不利になっているアメリカとしては、交渉を加速して早期に妥結することで、カナダ、オーストラリア、EUなどとの競争条件の不利性を一刻も早く是正したいのは、当然である。

 しかし、日本としては交渉を急ぐ必要は全くない。それどころか、この交渉をしなくても今まで通りアメリカに自動車などを輸出できる。日本としては交渉自体行う必要がなかったのである。

 また、今行われている交渉の、どこが「ウィン・ウィン」の関係なのだろうか?

 日本がアメリカの農家のために農産物関税を引き下げることは、アメリカにとって「ウィン」である。しかし、アメリカが安全保障を理由として自動車の関税をWTOに約束した以上に引き上げることは、日本もEUもWTO違反であるという考えである。これをアメリカがやらないといったとしても、それはWTO違反のことはしないという当然のことであり、日本にとって何の「ウィン」でもない。また、アメリカは金融政策を縛りかねない為替条項の導入も要求している。

 これに対して、日本側が、自動車関税(通常車2.5%、トラック25%)の即時撤廃や鉄鋼やアルミに対して安全保障を理由として行った関税引き上げの撤回を要求したという話は、一切聞かない。つまり、日本としては与えるだけで、見返りを全く要求しない交渉となっている。

 交渉はギブアンドテイクだが、今回の交渉は日本のギブアンドギブ、アメリカのテイクアンドテイクとなる。もちろん、アメリカにとって「ウィン・ウィン」であり、日本にとって「ルーズ・ルーズ」である。

 アメリカの元通商代表部関係者による驚くべき分析を読んだ。アメリカ連邦議会は、農業だけとか物品だけとかの協定ではなく、サービス等も含めた包括的な自由貿易協定を要求している。そうでないと承認しないというのである。しかし、この元通商代表部関係者によれば、議会承認を得ない道も可能だというのである。

 アメリカの関税を下げるというのであれば、連邦議会の承認は必要となる。しかし、日本が一方的に日本の農産物の関税を引き下げるだけなら、アメリカの政策に変更はないので、連邦議会の承認は要らないというのである。つまり、日本だけが譲歩するなら、可能だというのだ。

 もちろん、日本が関税を下げることについては、日本の国会の承認が必要となる。彼は、日米の双務的な協定ではなく、日本だけが義務を負担する片務的な協定なら議会承認が不要だと言っているのである。これほど日本を馬鹿にした分析はない。

 私はこのような分析に怒りを覚えた。しかし、今の交渉の図式はこの分析のとおりであり、そのような分析を行う土壌を日本政府が提供しているのだ。


https://image.chess443.net/S2010/upload/2019043000007_3.jpeg
トランプ米大統領(右)との首脳会談に臨む安倍晋三首相=2019年4月26日、ワシントンのホワイトハウス
 
■アメリカに甘すぎる日本政府
 
 日本の政府関係者は、農産物でTPP以上の譲歩をアメリカが求めないことにしたことを、交渉上の勝利だと考えているようだ。

 しかし、これは「負け犬根性」から抜けきれないことを示すものに他ならない。すでに、何度も指摘しているように、今回の日米交渉では、日本が圧倒的に有利な立場にある。アメリカがTPP以上の譲歩を求めることは絶対にありえない。

 日本が受け入れられない要求をして、交渉が長引けば長引くほど、カナダ、オーストラリア、EUなどとの関税格差は拡大してしまう。また、早く合意しないと、来年に迫ったアメリカ大統領選挙でトランプは中西部を失い、落選する。連邦議会の承認手続きなどを考慮すると、今年中に合意しなければならない。

 土下座してでも交渉を早くまとめたいと切羽詰まっているのは、アメリカである。

 TPP水準の関税をアメリカに認めるのも、日本がアメリカに関税を下げるのであり、日本にとって譲歩である。これを、よくぞTPP水準で納めてくれた、アメリカが日本に譲歩してくれたと受け止めているなら、日本政府は、とんでもないお人好しである。

■TPP参加国に顔向けできるのか?
 
 そもそも、勝手にTPPから離脱して、自ら苦しい状況になっているのは、トランプである。

 また、これによって日本はTPP11交渉をやり直すという手間もかけさせられた。カナダ、オーストラリア、ベトナムなどのTPP参加国は、日本に付き合ってTPP11を締結してくれた。

 これらの国と同じ条件をアメリカに認めてよいのだろうか? 

 TPP参加国の代表として、アメリカにペナルティを課すくらいのことは、すべきではないだろうか?

 それだけではない。もし日米の貿易協定が結ばれ、アメリカ産農産物の日本市場での不利性がなくなれば、アメリカがTPPに復帰するインセンティブはなくなってしまう。

 ベトナムはアメリカの繊維市場でのアクセス拡大を見返りとしてTPP協定での国有企業への規律導入を受け入れた。日本はTPP11にベトナムを参加させるために、いずれアメリカもTPPに復帰しアメリカの繊維市場でのアクセスが得られるはずだと、ベトナムを説得したはずである。

 TPP離脱という問題行動を起こしたトランプには媚びへつらい、日本の説得には応じてくれたベトナムの利益は無視するという態度を日本国民はとってよいのだろうか。
 
■トランプに近すぎる危険

https://image.chess443.net/S2010/upload/2019043000007_2.jpg
首相官邸のホームページより
 
 日本にとってもっと危険なことは、日本の総理がトランプと近すぎる関係を持つことである。
 
 日米貿易協定の早期妥結は、トランプにアメリカ大統領選挙で死活的に重要な中西部の農民票を獲得させるために、有利な材料を提供するということに他ならない。アメリカが日米貿易交渉を要求したのは、トランプの選挙対策として重要だったからである。

 これは民主党からすれば、敵対行為である。日本政府は、トランプが選挙で必ず勝つと考えているのかもしれない。

 民主党は多数の候補者の乱立で混乱しているように見える。しかし、 ・・・ログインして読む
(残り:約1229文字/本文:約5459文字)

https://webronza.asahi.com/business/articles/2019043000007.html
http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/314.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 加計の野郎とはゴルフ中は一切仕事の話はしないとボケたアベデンデンセェゴがトランプとはゴルフやって様々な課題でじっくりと話できたとかますアホくさ(憂き世の日々に埋もれて、たまには温泉へ)
加計の野郎とはゴルフ中は一切仕事の話はしないとボケたアベデンデンセェゴがトランプとはゴルフやって様々な課題でじっくりと話できたとかますアホくさ
http://onsen-kabumasa.cocolog-nifty.com/okirakunikki/2019/05/post-9ff38c.html
2019年5月 1日 憂き世の日々に埋もれて、たまには温泉へ


平成から令和とかへ元号の名称が変わっただけでアホマスゴミは、アベデンデンセェゴ売国野郎が米国で忠犬そのままに貴重な税金垂れ流し約束してきたなんて売国奴ぶりや、レッドカーペットからもはじき出された下僕待遇などアベデンデンセェゴにとって都合の悪いことを隠蔽するのに必死で、改元マンセーオンパレードの低能報道ばかりしてんだが、まあ、究極の愚鈍野郎アベデンデンセェゴ程度にまんまわ騙されてしまうほどアホわんさかの奴隷国民は平成天皇様に感謝(何を感謝するっての?)とかノーテンキ一筋。その合間にアホマスゴミは秋篠宮の息子が通う学校で刃物が置かれたってだけでまるで戦前そのものじゃないのかというような表現の「思想犯」なるアベ売国政権が大喜びしそうな言葉を平気で使用してしまうクソぶり。どんな思想を持とうが人の勝手だろうが、そんなアタリマエのことさえ想起できないほど劣化したのがアベデンデンセェゴの尻舐めに堕落した現状のマスゴミってとこか。

しかし、10連休ってのは株式相場もなく、ほんま退屈すぎる。経済停滞するばかりの日本なのに、世界でもありえない超アホ過ぎる連休。だいたい全国民が連休となると、車は渋滞、観光地はゴッタ返し、温泉はゆっくり浸かれもしなく、宿泊代金は高騰とか良いことなにもないわな。労働者が好きなときに好きなだけ有給休暇取れるならこんなアホな連休は無用無駄の極致。観光旅行しても疲れるだけじゃん。元号が変わったところで、一般国民にはなんの変化もなく、収入減になるだけの人もわんさかだが、国民の幸福にはなんの興味もないアベ売国政権は税金ふんだくり、テメエらがそれを懐にすることだけが頭にあるだけのアホくさ。

ところで、ツイッター流し読みしていたら、アベデンデンセェゴ野郎のアカウントのツイートがさらされていた。アベのアカウントと言ってもパソコンなど操作できるような頭脳も持ち合わせていないだろうアホアベだから、どうで官邸の税金泥棒犯罪隠蔽官僚あたりが書いてんだろうけどね。そのツイートで、アベが(いくら官邸のゴロツキ官僚が書いていようが、あくまでもアベの発言だ)「・・・本日のゴルフと、トランプ大統領と10時間以上を共に過ごす中で、・・・・様々な課題についてじっくりと話をすることができました」とツイートしている。

こいつだが、税金泥棒犯罪のゴロツキ仲間加計と山のようにゴルフをしていたくせに、獣医学部新設の件に関しては「一切話しをしていない」とかうそぶいていたよな。ご主人様のトランプとはゴルフをしながら仕事の話をじっくりしたのに、若い頃からのゴロツキ仲間である加計とはゴルフ中は仕事の話を一切しないとはね。ほんまこいつはあまりの馬鹿なのか、テメエの発言したことはこの件だけでなくほんま都合よく忘却するもんだ。まあ、息を吐くように嘘しか吐かないやつだから、公約なんてのものそんな物知らねえよというクソらしいアホくさの一つか。










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記事 [政治・選挙・NHK260] 「ニュース女子」問題は終わっていない 「フェイク」と「ヘイト」が結びついたテレビ番組が問いかけるもの (朝日新聞社 論座)

「ニュース女子」問題は終わっていない
「フェイク」と「ヘイト」が結びついたテレビ番組が問いかけるもの

松本一弥 朝日新聞東京本社編集局夕刊企画編集長、Journalist
論座 2019年04月30日 より無料公開部分を以下転載。


 哲学者の鶴見俊輔はかつてこう書いた。今、鶴見のことばを改めて思い起こしておきたい。

 すべて人間として生まれた者は、差別の対象とされてはなら
ない。これは、憲法起草委員会に最年少の委員として加わった
二十二歳のベアテ・シロタが書いた草案である。この草案は、
日本国憲法の最終案には活(い)かされていない。この欠落
は、日本の戦後史に残ったさまざまの差別を温存させ、また加
速させた。(注1)
 
■「重大な放送倫理違反があった」と認定された番組
 
https://image.chess443.net/S2010/upload/2019040600002_1.jpg
東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)が放映した番組「ニュース女子」に抗議する市民たち=2017年6月、東京都内、撮影 ふぇみん婦人民主新聞
 
 「フェイク」(偽)と「ヘイト」(憎悪表現)が結びつくケースは何も米国などだけで見られる現象ではない。日本でも数多くの事例が確認されているが、中でも沖縄の米軍基地反対運動を題材に地上波のテレビ局で放送された番組「ニュース女子」は多くの批判にさらされ、テレビ放送が抱える課題をいくつも露呈させる結果となった。一体、何が起き、何が問われたのか。問題点を改めて振り返り、検証してみたい。

 沖縄県東村(ひがしそん)高江の米軍ヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に反対する人々などを取り上げた番組「ニュース女子」(2017年1月2日放送)をめぐり、東京ローカルの地上波テレビ局である東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)は、「ウソを公共の放送で流した」「沖縄で基地建設に反対する人々の名誉や信用を傷つけて偏見をあおった」と厳しい批判を受け、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会からは「重大な放送倫理違反があった」と認定された末に2018年3月、番組の放送終了を発表した。番組の司会は当時東京新聞の論説副主幹だった長谷川幸洋氏が務めていた。

 さらに、BPOの放送人権委員会は同年3月、「ニュース女子」の中で人権団体「のりこえねっと」共同代表の辛淑玉(シン・スゴ)さんを「反対派の黒幕」と表現するなど、辛さんに対する名誉毀損(きそん)の人権侵害があったと認定した。番組放送後、辛さんのもとには脅迫メールや手紙などが相次ぎ、辛さんはドイツへの移住を余儀なくされた。

 東京メトロポリタンテレビジョンは辛さんに謝罪したが、番組を制作したDHCテレビジョンはBPOの意見を「言論弾圧」などとはねのけたため、辛さんは同年8月、番組を製作したDHCテレビジョンと司会を務めた長谷川氏を相手取り、計1100万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした(現在係争中)。他方、長谷川氏は「原告の不合理な個人攻撃によるジャーナリストとしての名誉信用毀損及び業務妨害等の被害に耐えてきたが、原告の行為はもはや許容しがたいもの」だとして2019年1月、辛さんを東京地裁に反訴した(同)。

■持ち込み番組を考査しなかったテレビ局
 
 「ニュース女子」は、有名な歌手を起用したテレビCMなどで知られる化粧品大手ディーエイチシーのグループ会社「DHCシアター(現・DHCテレビジョン)」などが取材・制作したものだ。東京メトロポリタンテレビジョンは制作には関与せず、DHC側から完成版の納品を受けるいわゆる「持ち込み番組」だった。東京メトロポリタンテレビジョンはその番組内容を放送前に適正に考査する必要があったにもかかわらず、それを怠った。他方、制作会社のDHCテレビジョンはその後も「ニュース女子」の制作を続け、放送を継続している。
 
 2017年1月2日に問題の「ニュース女子」が放送された直後から、市民有志とともに訂正と謝罪を東京メトロポリタンテレビジョンに求めて抗議活動を続けてきたフリーの雑誌編集者、川名真理さん(55)は「東京メトロポリタンテレビジョンは反省とおわびの見解を発表したが、DHCテレビジョンは裁判の中で依然として自らの正しさを主張している。番組も放送を継続中だ。『ニュース女子』問題はまだ終わっていない」と訴えている。
 
■「マスコミが報道しない真実」
 
 「ニュース女子」はどんな番組だったのか。

 まずはこの番組を審議したBPOの放送倫理検証委員会が2017年12月14日付でまとめた報告書「東京メトロポリタンテレビジョン『ニュース女子』沖縄基地問題の特集に対する意見」や実際の映像をもとに番組の概要を振り返っておこう。

 CMを含め約19分間の番組は、取材VTRの冒頭、登場した「軍事ジャーナリスト」のこんな言葉で始まる。

 「実はですね、今大変話題になっております高江ヘリパッドの建設現場で、過激な反対運動が行われているということで、ちょっとこの現場ですね、どのようになっているのか、取材をするためにやってまいりました」。その後、画面には「軍事ジャーナリスト」の名前とともに「緊急調査 マスコミが報道しない真実」とのスーパーが流れる。そして映像は「いきなりデモ発見」とのナレーションとともに、抗議活動に参加している人々を映し出す。

 「軍事ジャーナリスト」は「いました、いました。反対運動の連中がですね、カメラを向けていると、もうあいつ、あいつだみたいな感じで、こっちの方を見ています」「このへんの運動家の人たちが襲撃をしに来るということをいっているんですよね」といいながら、抗議活動に参加する人々の方に近づいていく。画面には、「軍事ジャーナリスト」は「反対派にとって有名人」のスーパーが表示される。そして「このまま突っ込んで襲撃されないですか?」とのナレーションの後、「近く行く?」「これ近づいたら危ない危ない」というスタッフの声が入る。

■「反対派の暴力行為により、地元住民でさえ近寄れない」
 
https://image.chess443.net/S2010/upload/2019040600002_3.jpg
沖縄県名護市の二見杉田トンネル
 
 続いて画面に「取材交渉」というスーパーが表示され、「自ら取材交渉へ」とのスーパーが出るが、「しかし、このままだと危険と判断し、いったん撤収」というナレーションが流れてスタジオは爆笑に包まれた。司会者が「なあんだ、情けないじゃん」というと、「軍事ジャーナリスト」は「もう近づくとね、1人、2人と立ち上がって、敵意をむき出しにしてきてかなり緊迫した感じになりますんで、ちょっとこのあたりでやめておきます」と語った。

 その後、番組は名護市内の米軍キャンプ・シュワブのゲート前付近などを映してから、名護市の二見杉田トンネルへ。その入り口に立った「軍事ジャーナリスト」は「このトンネルをくぐっていきますと、米軍基地の高江ヘリパッドの建設現場ということになります」と説明。

 その後、「地元関係者から、高江ヘリパッド建設現場が緊迫してトラブルに巻き込む可能性があるので、今回の撮影を中止すべきだとの要請があり、残念だがロケを断念してもらうことに」とのナレーションが入る。「軍事ジャーナリスト」は「私ははるばる羽田から飛んできたんですけれど、足止めを食っているという状況なんですよ」と語る。「反対派の暴力行為により、地元の住民でさえ高江に近寄れない状況」。ナレーションにはそう書かれていた。
 
■「足止めをくらった」トンネルから建設現場までの間にあるもの
 
 あたかも二見杉田トンネルから先が「地元住民でさえ近寄れない」ほど非常に危険なエリアになっているかのようなリポートだが、事実はどうか。

 「軍事ジャーナリスト」が「足止めをくらった」というこの二見杉田トンネルから高江のヘリパッドの建設現場までは約40キロ、直線距離にして約25キロ、自動車で1時間ほどの距離だ。この位置関係を、東京駅を起点に置き換えて考えてみれば、リポートのでたらめさが際立つ。フリージャーナリストの安田浩一氏が指摘するように「東京駅を起点とすれば、西は八王子、東は千葉までの距離に相当する。都心で起きた事件を千葉で立ちリポ≠キる記者などいない。それでも同番組にかかれば『現場取材』となる」からだ(注2)。

 私も2回、現場に足を運んで取材した。

 二見杉田トンネルから高江のヘリパッド建設現場まではいくつものトンネルを通り抜けるが、その途中で目にするものを列記してみよう。道の両側を樹木が鬱蒼(うっそう)と生い茂る中、現れるのは多くの民家、リゾート施設、トレーニングセンター、学校、地区会館、飲食店、診療所、公民館、鮮魚店、そば屋、コーヒー園、ペンション、墓地など。要は地元の人々が穏やかに暮らすごくふつうの生活圏であることがわかる。

■テレビを見てその場でおかしさに気づけるか
 
 では、番組リポートのために取材したとされる2016年12月当時、「高江のデモは過激化」していて反対派が「何をしてくるかわからない」状況がほんとうにあったのか。

 この点について、現地で聞き取り調査を行ったBPOは、反対派から「おまえ誰や」「何しに来た」と罵声を浴びせられたとする番組制作会社の書面回答に触れ、結論として「取材目的・経緯からみて、あってしかるべき映像や音声の裏付けがない」と認定。取材VTRで「軍事ジャーナリスト」が述べている「『もう近づくとね、1人、2人と立ち上がって』『敵意をむき出しにしてきてかなり緊迫した感じになりますんで』という放送内容には、その裏付けとなるような客観的な事実が認められない」と判断した。

 BPOはまた、抗議活動に参加していて映像に映っていた3名を割り出し、全員に事実関係を確認した。その結果、3人は「抗議活動を批判するメディアが自分たちを撮影しに来たことがあったので、トラブルを避けるため仮に声をかけられてもむやみに応答しないことにしていた」と証言。また3人とも「撮影スタッフは自分たちに近づいて来ていない。取材交渉にも来ていない。軍人ジャーナリストは沖縄では有名ではなく、自分たちも軍事ジャーナリストのことを知らず、軍事ジャーナリストが近づいてきたことに気づかなかった」と話したという。

 この問題がやっかいなのは、このリポートを地上波テレビの画面でいきなり見せられた視聴者が「これは虚偽の内容ではないか」とその場で真偽を見抜くのは極めて難しいと思われる点だ。なぜなら「現場からのリポート」をうたう番組がこんな内容で構成されているとは、通常はなかなか考えにくいことだからだ。
 
■「重大な放送倫理違反があった」
 
https://image.chess443.net/S2010/upload/2019040600002_2.jpg
東京メトロポリタンテレビジョン前で行われた第6回目の抗議風景=2017年2月、東京都内、写真 mkimpo
 
 BPOは、関係者らへの聴き取り調査などを実施した結果、以下のような結論をまとめた(一部を抜粋)。

●抗議活動を行う側に対する取材の欠如を問題としなかった
・番組制作者が抗議活動に日当を出している疑いのある組
織≠ニして指摘する人権団体およびその共同代表に対して取材
を行った形跡はまったく見受けられない
●「救急車を止めた」との放送内容の裏付けを確認しなかった
・本件放送が、抗議活動に参加する人々は反社会的な人々であ
るとする重要な根拠としているのは、地元住民のB氏による
「防衛局、機動隊の人が暴力をふるわれているので、その救急
車を止めて、現場に急行できない事態が、しばらく、ずーっと
続いていたんです」とのインタビュー内容である。しかし、本
件放送では、制作会社が消防や警察に対し、抗議活動に参加し
ていた人々による救急車の通行妨害の事実の有無を確認した形
跡はうかがえない。
●「日当」という表現の裏付けを確認しなかった
・本件放送では、基地建設反対運動に参加する人々が抗議活動
に対する手当としての「日当」をもらっているのではないかと
表現する根拠として、人権団体のチラシと2枚の茶封筒のカ
ラーコピーが用いられているが、(中略)このチラシと茶封筒
だけでは、基地建設反対運動に参加する人々が「日当」をも
らって運動しているのではないかと報じる十分な裏付けとなら
ないことは明らかである。
●「基地の外の」とのスーパーを放置した(略)
●侮蔑的表現のチェックを怠った(略)
●完パケでの考査を行わなかった
・本件放送に関してTOKYO MXが完パケでの考査を行わなかっ
たことは、大きな問題である。(中略)・本件放送では、スタ
ジオ収録部分のスーパーは考査後につけられ、考査担当者は
まったくチェックしていない。
 
 以上の内容から、BPOはこう結論づけた。

●委員会の判断〜重大な放送倫理違反があった
・本件放送には複数の放送倫理上の問題が含まれており、その
ような番組を適正な考査を行うことなく放送した点において、
TOKYO MXには重大な放送倫理違反があったと委員会は判断
する。
 
■東京メトロポリタンテレビジョンがまとめた「主な反省点」
 
 他方、東京メトロポリタンテレビジョンは2018年8月、「主な反省点」をまとめた「当社見解」を公表。反省点として以下の点を挙げた(一部抜粋)。

◆「沖縄県における基地反対運動に携わる方は多岐にわたるに
もかかわらず、平和的に基地反対運動を行う方々までも包括し
て過激で暴力的な運動を行っているかのような印象を与える部
分など、視聴者に誤解を招く内容を含む部分について改稿の要
請を行わなかった点」
◆「事実関係について一部に裏付けが不十分な箇所があり、番
組の性格や種別に関係なく、放送局として、制作会社への再確
認など、裏付けに向けた努力を尽くさなかった点」
◆「放送用のテロップ等が挿入されたいわゆる『完パケチェッ
ク』を、時事ネタを冷めないうちに放送するために組まれた放
送までのスケジュールを優先し、省略した点などを挙げた。
 
 今後の態勢としては「考査体制を改め、テロップが入った『完パケ』考査の徹底を図るなどの確認方法・内容の見直しを行ったほか、組織・人員も強化しました。更に、全社員を対象に研修を行い、放送法、放送基準に対する理解を深めてきました。今後は、定期的に研修を行い、社員のスキルの維持・向上に努めてまいります」との考えを表明した。

 ちなみに、東京メトロポリタンテレビジョンは「放送番組の基準」の本文でこう宣言している。

 「放送を通じてすべての人の人権を守り、人格を尊重する。個
人、団体の名誉、信用を傷つけない。差別・偏見の解消に努め、あ
らゆる立場の弱者、少数者の意見に配慮する」
 
■「相手のことを思いやりながら説得する」

 川名さんら市民有志が東京メトロポリタンテレビジョンに対する抗議活動を同社前で始めたのは、「ニュース女子」が放送された10日後の2017年1月12日からで、2018年3月まで計34回に及んだ。

 「最も多い時で180人、少ないときも40人を下らない市民が集まってくれました。でも、当初は3回ぐらい抗議して終わりにするつもりでした。東京メトロポリタンテレビジョンがついうっかり考査をしなかっただけで、抗議をすればすぐに訂正してくれると考えていたからです」と話す。

 抗議活動を始める1回目が「一番しんどかった」と川名さん。「でも、思った以上に協力してくれる人たちがいたので助けられました。東京メトロポリタンテレビジョンに抗議するために集まっているのだけれど、それだけじゃなくて、 ・・・ログインして読む
(残り:約3074文字/本文:約9293文字)
 
https://webronza.asahi.com/business/articles/2019040600002.html
http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/316.html

記事 [政治・選挙・NHK260] <加藤の乱>育ちの良さが裏目に…明暗分かれた盟友“YKK” 平成の政治写真 あの事件の真相(日刊ゲンダイ)


【加藤の乱】育ちの良さが裏目に…明暗分かれた盟友“YKK” 平成の政治写真 あの事件の真相
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/252980
2019/04/30 日刊ゲンダイ


加藤紘一・自民党宏池会会長(左)を涙ながらに引き留める谷垣禎一氏(C)日刊ゲンダイ

■平成12年

「加藤先生は、大将なんだから! ひとりで突撃なんてダメですよ!」

 自民党宏池会の加藤紘一会長に駆け寄り、涙ながらに引き留める谷垣禎一氏。平成12(2000)年11月20日に起きた「加藤の乱」といえば、誰もが思い出す場面だ。

 当時の衆議院議席は480。与党は272議席で過半数を占めていたが、野党が提出する森内閣不信任決議案に加藤派45人と山崎派19人が同調すれば、不信任案が可決され、森内閣は退陣必至の状況だった。“クーデター”を察知した野中広務幹事長(当時)ら執行部による切り崩し工作は凄まじく、「YKK」の一角をなす小泉純一郎氏は森派会長として制圧に回った。

 当日、加藤氏と2人で本会議場に向かった山崎拓氏が当時を振り返る。

「20日は月曜日で、加藤派は土日の間に多くが切り崩され、残ったのは21人だけでした。加藤氏は半ば公然と進めていたから、潰されるのは当然です。嘘をつけない加藤氏の育ちの良さが裏目に出た。結局、派閥の仲間には本会議を欠席させ、われわれ2人だけで議場に向かうのですが、加藤氏の心が折れて2度も引き返した。あの時、2人だけでも本会議に出席していれば、日本の政治史は変わったでしょう」

「加藤の乱」の失敗が、翌年春の自民党総裁選で小泉氏が勝利する伏線になった。

「直後の12月11日、私の誕生パーティーに、呼んでもいない小泉氏が乗り込んできて、『YKKは友情と打算の二重奏だ。この場には打算で来た』と言った。みんな呆気にとられていたが、私は真意を理解した。『あんたらは失敗した。次は俺を応援しろ』という意味です」(山崎氏)

 結果、小泉氏は首相になり、加藤氏は不遇をかこつ。盟友YKKの明暗を分けた政治劇だった。













http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/317.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 政党の立ち位置(その10) ポスト・グローバリズム (id:ySatoshiの文化領域論)
 
山川 哲 (id:ySatoshi)
2019年4月25日

■いつの間にか、世の中、こうなっていた

Wikipediaには、「グローバリズムとは、地球を一つの共同体と見なして、世界の一体化を進める思想」と定義されています。一見、良さそうに思えます。しかし、人類は既にこのチャレンジに失敗している。第1次世界大戦が起こり、人類は、国際連盟を創設しましたが、第2次世界大戦の勃発を防ぐことができませんでした。そして、第2次世界大戦の後、国際連合を作りましたが、これもうまくいかない。第2次世界大戦の戦勝国が常任理事国となり、各常任理事国が拒否権を持っている。国連憲章には未だに敵国条項があり、日本などは差別されている。国連はアフリカの内戦を鎮圧しようと介入を試みましたが、結局、先進諸国の利害が絡み、うまくいかなかった。

様々な基準を統一しようとする動きがありましたが、これも進展しているようには見えません。例えば、日本はメトリック(メートル法)ですが、アメリカはインチを採用している。狂牛病が流行した時、アメリカは日本に牛肉の輸入を強く求めましたが、日本人はそんな牛肉を食べたいとは思わなかった。吉野家から牛丼が消えた、あの頃の話です。

グローバリズムだから、言語も英語に統一しようという意見がありますが、私は、日本語の中で生きてきたし、これからも他の選択肢はありません。

ちょっと調べてみますと、まず、1970年頃、新自由主義という考え方が登場した。これは、政府は小さい方がいい、規制は緩和して市場原理に委ねるべきだ、民営化を進めろ、という考え方です。鉄の女と呼ばれたイギリスのサッチャー。アメリカのレーガン大統領。日本では中曽根康弘元総理らが、この考え方を採用したようです。

そして、グローバリズムという考え方が登場したのは、1992年だったようです。経済に関するルールを統一して、企業が国境を越えてビジネスを進められるようにしよう、ということになった。1995年にはWindows 95が登場し、グローバル化は一気に進んだ。電子メールというコミュニケーション手段は、時差の壁を超えた。やがて、ヒト、モノ、カネの全てが、やすやすと国境を超える時代になった。

そこで、グローバリズムの恩恵を被ることができるのは誰か、ということになります。例えば、一般の個人で複雑な国際手続の全てをこなし、複数の国の間でヒト、モノ、カネを動かして利潤を稼ぎ出すのは、ほぼ、不可能だと思います。すると、グローバルで活躍のできるプレイヤーというのは、大規模な多国籍企業に限定されることになる。

多国籍企業は、異口同音にこう言います。最適の地域で商品を開発し、最適の国で商品を製造し、最適なマーケットで商品を販売する。そして、彼らがまず注目するのは人件費の安さということになります。しばらく前に、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)が注目されましたが、言うまでもなくこれらの国々においては、人件費が安かった。しかしその後、中国よりもベトナムの方が安いなどと言われたように、多国籍企業は一貫して、賃金の安い国や地域を探し続けている。

表だっては言いませんが、多国籍企業がもう一つ判断基準としているのは、税金です。法人税の安い国で活動したい。彼らはそう考えている訳です。それにもあきたらない企業は、タックス・ヘイブンと呼ばれる税金の極めて安い国にペーパーカンパニーを作り、そこへ多額の資金を移動し、税逃れをしている訳です。

また、投資家も黙ってはいません。投資をするには、当然、その見返りを望んでいる訳で、1つには株価が上昇すること、2つ目としては、株式配当を受領することです。すると彼らは、自らの利益を確保するために妙案を思いつく。ストック・オプションです。例えば、A社の株価が千円だったとします。すると、千円でA社の株式を購入できる権利をA社の役員に付与する。そして、仮に1年後にA社の株価が1200円になったとすると、A社の役員は当該株式を1200円で売却できる。すなわち、一株当たり200円の利ザヤを稼ぐことができるのです。すると、ストック・オプションを付与された役員は、その会社の株価を上げることに血まなこになります。投資家と企業経営者の利害が一致するのです。当然、株式配当を上げると株価も上がるので、配当金も上昇する傾向となります。加えて、ストック・オプションを付与された役員は、往々にして、短期的な利益を目指す。自分が退任した後の10年後の業績なんて、関係がなくなる。

いつの間にか、世の中、こうなっていたんですね。これがグローバリズムの実態だと思います。


■これがグローバリズム
 
そして、多国籍企業や投資家たちは、以下の事柄を政府に要求するようになります。

・法人税を下げろ。
・(法人税を下げるために)消費税を上げろ。
・労働者の賃金を下げろ。
・(外資が参入するために)民営化を推進しろ。
・規制を撤廃しろ。
・株式配当を上げろ。

では、彼らはどうやって政府に圧力を掛けるのでしょうか。1つのパターンとして、こんな例が考えられます。例えばアメリカのカジノ王が、トランプ大統領に莫大な額の政治献金を行う。安倍総理が訪米すると、トランプ大統領からカジノ王を紹介される。「シンゾー、宜しくね!」という訳です。そして、日本の国会ではIR(Integrated Resort)などという聞こえの良い言葉と共に、カジノが解禁される。

多国籍企業と競争している日本の大企業は、できれば日本の工場を稼働し続けたい。日本で営業を続けたいと思っている。すると、価格競争で多国籍企業に勝つ必要がある。そこで、例えば経団連のような組織が、自民党に多額の献金を行った上で、多国籍企業と同じことを要求する。すなわち、法人税を下げろ、消費税を上げろ、人件費を下げろ、ということです。移民を解禁しろ、というのもつまる所は労働者の賃金を下げろということだと思います。

このように考えますと、安倍政権がやって来たことの理由が分かります。実際、安倍政権は多国籍企業、投資家、経団連の要求に従って、政権を運営してきたに違いありません。法人税の税率は下がり、同時に消費税率が上がって来た。労働者の4割は非正規となり、実質賃金は下がり続けている。国民は貧しくなり、若い人たちは結婚しにくくなり、少子化が進み、結果として、私のような高齢者が受給する年金も減少の一途を辿っている。

これがグローバリズムです! 


■世界の潮流がポスト・グローバリズムに
 
しかし、問題はそこに留まらない。それでは、多国籍企業や巨大な投資家たちが利益をあげ続けているかと言えば、実はそうではない。すなわち、どこの国でも貧富の格差が広がり、総じて国民が貧しくなった。個人消費が冷え込む。結局、多国籍企業も儲からなくなってきている。

今、ネットを見たところ野村ホールディングスが1004億円の赤字を出したとの記事がありました。

結局、一部の多国籍企業や投資家の手元にマネーが集中した。それらのマネーは行き場を失う。日本で言えば、長期に渡る低金利/マイナス金利政策によって、銀行をはじめとする金融機関は利益を得る術を失った。勢い、ハイリスク・ハイリターンの金融商品に手を出さざるを得ない。リーマンショックの時には、サブ・プライム・ローンが引き金となった訳ですが、これはアメリカの貧困層に対する住宅ローン債権を見えにくい形で織り込んだ投資信託だった。そして、デフォルトが発生し、その影響が一気に世界を駆け巡ったのです。再び、同じことが起こらないという保証は、どこにもありません。

経団連会長の発言を聞いておりますと、以前は、「大金持ちが暴利をむさぼろうとしている」というように見えていたのですが、どうも最近はそうでもない。本当に困った人が懇願しているように見える。「日本国内に原発を新設しろ」というのは、政府の指導に従って原発のプラント輸出を準備してきたにも関わらず、商談が一件もまとまらない。それでは企業がもたない、外国がダメなら日本国内に作らせてくれ、ということでしょう。「もう終身雇用制など維持できない」という発言も、本音なのだろうと思います。流石に「今後は福島の廃炉作業に外国人労働者も使う」という発言には首肯できませんが、経団連会長も、自ら好んで悪役になりたいと思っている訳ではない。

ちなみに、日本最大のトヨタでさえ、世界の時価総額ランキングでは35位まで落ちてしまった。(2018年)グローバリズム全体が困難に直面しているのは明らかですが、中でも日本の落ち込みが酷い。先進諸国の中では、ほとんど日本の一人負けが続いている。

多国籍企業と言っても、国境を超えた資本の移動というのは、結局、難しいと思います。日産自動車の例を見れば、それは明らかです。ルノーは日産の43.4%の株式を保有しています。株式会社における重要な意思決定は、株主総会において下されますが、実際には全ての株主が議決権を行使する訳ではありません。従って、43.4%というのは、事実上、日産の経営権をルノーが掌握しているに等しい。今更、ルノーに統合されるのは嫌だと言っても、それは無理な話なのではないでしょうか。既に、勝負はついている。それが、資本の論理というものです。結局何をもめているかと言えば、ルノーとしては株主のフランス政府の意向に従って、儲かる車種の製造工場をフランスに作りたがっており、日本人がこれに抵抗しているという構図だと思います。日産の一般従業員にしても、自分は誰のために働いているのか、という課題を抱えざるを得ない。自分のためか、日産のためか、日本のためか、フランスのためか。

グローバリズムというのは、各国に同じような弊害をもたらした。そこで、ポスト・グローバリズムということになる。トランプ大統領が登場し、反移民政策、自国第一主義、減税を行ったことには、確かに意味がある。イギリスのEU離脱やフランスのイエロー・ベスト運動も、直接的な主張は反移民ですが、もう少し大きな目で見ますと、反グローバリズムということだと思います。

世界の潮流がポスト・グローバリズムになっている今日、何故、日本政府は未だに消費増税、緊縮財政などと言っているのか。理由の1つには、対米従属という問題があると思います。トランプ大統領がAmerica Firstと言っているのだから、安倍総理もJapan Firstと言えば良さそうなものですが、そんなことを言うとアメリカからどんなしっぺ返しがあるか分からない。そこで知恵を絞って戦略を練るのが政治家の勤めだと思うのですが。

さて、率直にグローバリズムを批判して来ましたが、それではどうすれば良いのか、という点について、考えてみましょう。端的に言って、国家主義に戻れということです。天皇陛下万歳とか、日の丸掲揚というような国家主義ではありません。自立した国民が、民主的な手法によって運営する国家、という意味です。そして、このような考え方の起爆剤が、先に述べましたMMT(Modern Monetary Theory)の中に秘められていると思うのです。
 
http://ysatoshi.hatenadiary.jp/entry/2019/04/25/193903
http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/318.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 欧米首脳からどれだけ侮辱されても、ニヤニヤし続ける安倍氏は、日本人のイメージを悪化させる一方:一刻も早く、最低でも首相を辞めて欲しい!(新ベンチャー革命)
欧米首脳からどれだけ侮辱されても、ニヤニヤし続ける安倍氏は、日本人のイメージを悪化させる一方:一刻も早く、最低でも首相を辞めて欲しい!
https://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/37817283.html
2019/5/1(水) 午後 0:52 新ベンチャー革命 2019年5月1日 No.2329


1.安倍夫妻は、われらの血税で外遊しまくり、日本人のイメージを激しく劣化させている

 本ブログにて、安倍氏がとんでもない対米売国外交をやっている話題を取り上げています(注1)。

 一方、マスコミは天皇の交代と元号の変更のニュースでもちきりであり、安倍氏の外遊の話題は無視されています。

 さて、ネットには、安倍氏の外交について取り上げている投稿があります(注2)。

 諸外国の首脳は、日本の首相・安倍氏の一挙手一投足を見て、日本人のイメージを形成しているようです。

 そのイメージとは、ズバリ、“ジャップ”(注3)そのものです。

2.安倍氏を筆頭に、日本人が世界からジャップ呼ばわりされるのはなぜか

 外観上、日本人がジャップ呼ばわりされるのなら、同じ人種の中韓朝の人達も、同様に差別されるはずですが、どうも、日本人のみ、差別される傾向にあると思われます。

 ここで歴史を振り返ると、第二次世界大戦の際、東アジア人で、欧米列強に戦争を挑んだのは、確かに日本だけです。

 この歴史的事実から、欧米人から、日本人は、同人種の中韓朝の人達とは同列とみなされない可能性が大です。

 本ブログの見方では、欧米各国では、日本はかつて敵国だったとみなされているはずです。

 現代では、欧米人から、オモテムキ、日本人も、他の中韓朝の人と同様に扱われますが、彼らの本音では、中韓朝の人には敵意がないのに対し、日本人には潜在的敵意が残っているとみなすべきです。

3.欧米人の代表・米トランプは、東アジアでは日本の安倍氏より、北朝鮮・キムジョンウンの方に好意を持っているように見える

 米トランプの安倍氏に対する応対と、北朝鮮・キムジョンウンに対する応対を比較すると、明らかに、キムジョンウンの方が好かれているのは歴然としています。

 米国にとって、日本は同盟国、北朝鮮は仮想敵国ですから、トランプの行動はまったく矛盾しているように見えます。

 しかしながら、本ブログの見方では、米国にとって、北朝鮮は単に敵役の傀儡国家であり、北朝鮮は、米国にとって、ホンモノの仮想敵国ではないと観ています。そのことが、トランプのキムジョンウンへの接し方からよくわかります。

 一方、日本は、オモテムキ、米国の同盟国ですが、実質的には、単に属国です。

 さらに言えば、米国の本音では、東アジアにおけるホンモノの仮想敵国は、北朝鮮ではなく、実は、日本ではないかと本ブログでは観ています。

 なぜなら、日本は、かつて、米国に戦争を挑んだからです。

4.どれだけ侮辱されても、ニヤニヤする安倍氏は、欧米人にとって嫌悪の極み

 上記、ネット投稿(注2)を見ると、安倍氏は、欧米首脳から本音では露骨に嫌悪されていることが明らかです。

 にもかかわらず、安倍氏はいつも、ニヤニヤしています。

 このような安倍氏の挙動は、欧米首脳から見て、嫌悪の対象であるのみならず、不気味そのものなのです。

 このような安倍氏をいつまでも、首相にしている日本国民のイメージはドンドン、悪化する一方です。

 なんで、こんな人物が何年も、日本国首相をやっていられるのか、欧米首脳には理解できないのです。

 いずれにしても、日本人のイメージを悪化させ続ける安倍氏には一刻も早く、首相を辞めて欲しい!

注1:本ブログNo.2328『米国トランプから見て、中韓朝の首脳は、みんな国益最優先なのに、日本の安倍氏に限って愛国心が皆無:安倍氏は日本の信用を貶める有害総理』2019年4月30日
https://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/37816044.html

注2:逝きし世の面影“日本国首相(安倍晋三)の扱いが無礼だ”2019年5月1日
https://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/eaedde45f630862f99410fb97a693724

注3:ジャップ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%97




http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/319.html

記事 [政治・選挙・NHK260] <小泉旋風>田中真紀子氏の言葉に総裁選出馬を決意した 平成の政治写真 あの事件の真相(日刊ゲンダイ)
  


【小泉旋風】田中真紀子氏の言葉に総裁選出馬を決意した 平成の政治写真 あの事件の真相
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/252981
2019/04/30 日刊ゲンダイ


自民党総裁選の街頭演説で聴衆に手を振る小泉純一郎氏と応援の田中真紀子氏(C)共同通信社

■平成13年

「無党派層は寝ていて」など、森元首相の失言もあり、平成13(2001)年4月、内閣は退陣に追い込まれた。

 橋本龍太郎氏、亀井静香氏、麻生太郎氏、小泉純一郎氏の4氏が出馬した党総裁選は、小泉氏が298票を獲得して圧勝。当時、小泉氏の「自民党をぶっ壊す」というフレーズは茶の間の話題を集め、遊説は常に人だかり。そんな「小泉旋風」の原動力となったのが、田中真紀子元外相だ。田中氏が小泉支援の理由を振り返る。

「森さんの国民主権を無視するような発言や自民党政治の驕りに対し、当時の有権者は政治に疲弊していました。私は国民の政治離れを食い止めるためには、まず、国民の目を政治に引き付ける必要があると考えていました。ある日、神奈川選出の先輩議員が私の国会事務所に来て、『純ちゃんと真紀ちゃんがタッグを組めばドリームコンビになる。頼むから小泉陣営の旗振り役をやって』と言われ、小泉事務所を訪ねて総裁選の立候補を打診すると、小泉さんは『冗談じゃない。絶対出ない』と。そこで、仲間の若手議員たちと二度三度と押しかけて、『選挙期間中、私がずっとついてまいります。小泉総理誕生のため、母となり、妻となり、娘となります。必ず圧勝させます』と口説いたのです」

 国民の政治に対する関心は高まった一方、小泉政権は米国型の新自由主義を進め、格差社会が拡大。その路線を踏襲する形で安倍政権が誕生した。田中氏がこう言う。

「小泉さんが『ぶっ壊す』と訴えていた派閥政治は今も続いているし、財政再建も進んでいない。原発問題や安全保障、拉致問題など、森内閣、小泉内閣の頃と今も何ら変わっていない。『壊す』は言葉だけで、結局、何ひとつ壊れていませんね」













http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/320.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 譲位による新元号はやはりおめでたい。日本全体が明るくなった。天皇継承課題は早く議論すべき。(かっちの言い分)
譲位による新元号はやはりおめでたい。日本全体が明るくなった。天皇継承課題は早く議論すべき。
https://31634308.at.webry.info/201905/article_1.html
今上天皇の英断であった。崩御されてからの新元号と令和元号の雰囲気がこれだけ違うものかと思い知らされた。日本中で祝の字が舞った。また、わざわざ、元号跨ぎで結婚式を行い。結婚届けをわざわざ令和に市役所に届けている。徳仁(なるひと)天皇、雅子皇后の笑顔が見られるのも国民にとって幸せなことだった。徳仁天皇は、以下のお言葉を述べられた。

◆天皇陛下お言葉全文
 日本国憲法および皇室典範特例法の定めるところにより、ここに皇位を継承しました。
 この身に負った重責を思うと粛然たる思いがします。
 顧みれば、上皇陛下にはご即位より、三十年以上の長きにわたり、世界の平和と国民の幸せを願われ、いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その強い御(み)心をご自身のお姿でお示しになりつつ、一つ一つのお務めに真摯(しんし)に取り組んでこられました。上皇陛下がお示しになった象徴としてのお姿に心からの敬意と感謝を申し上げます。
 ここに、皇位を継承するに当たり、上皇陛下のこれまでの歩みに深く思いを致し、また、歴代の天皇のなさりようを心にとどめ、自己の研鑽(さん)に励むとともに、常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国および日本国民統合の象徴としての責務を果たすことを誓い、国民の幸せと国の一層の発展、そして世界の平和を切に希望いたします。

上記のお言葉を読むと、「上皇陛下のこれまでの歩みに深く思いを致し、また、歴代の天皇のなさりようを心にとどめ」とある。上皇を見ならないながらやっていくと思われる。

大島衆議院議長は、天皇継承の問題を早く議論するように政府、国会に先日述べられた。正に、男系天皇、女性天皇の話のことである。今、国民にアンケートを取ると、女性天皇、賛成は過半数を超えると思われる。英国は、女子であろうが男子であろうが第一子が王様になる。日本も小泉首相時代ではかなり継承問題が盛り上がったが、安倍政権になってから全く議論が無くなった。これは安倍政権になってから全く議論することも無く、天皇は男子に限るという論調になっている。
このまま行くと第二皇位継承者である悠仁親王に継承される。悠仁親王が天皇になり、子供に男子を得なければ、そこで男系継承者が居なくなる。こんな天皇家に嫁ぐ女性は居なくなる。そこで慌てて議論してももう遅い。
安倍氏は日本会議との関係は強い。この議論の問題は、安倍政権が終わらない限り無理のような気がするが、早く取り組まないと取り返しがつかなくなる。


http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/321.html

記事 [政治・選挙・NHK260] <悪いタイミングで起きた不自然で、不愉快な事件である!>悠仁さま脅迫事件は野党つぶしのやらせではないのか  天木直人 






悠仁さま脅迫事件は野党つぶしのやらせではないのか
http://kenpo9.com/archives/5895
2019-04-30 天木直人のブログ


 国民がこぞって天皇の退位と新天皇の即位を祝う時に、よりによって幼い悠仁様の学校に侵入し、机の上に刃物を置くという、気味の悪い事件が起きた。

 こんなことが起こり得るのだろうか。

 これは参院選に向けた野党つぶしの為に政府が仕組んだやらせではないのか。

 それはありないとしても、この事件は間違いなく野党にとって不利になる事件だ。

 犯人は必ず捕まる幼稚な事件だ。

 しかも防犯カメラに映っていたと報じらた時点で、犯人逮捕は時間の問題だった。

 そしてやはりきのう捕まった。

 犯人の素性や犯行理由などは不明だが、やがてそれは明らかになる。

 もし天皇制に反対の左翼の仕業だったら、左翼は国民の敵となる。

 右翼政党は左翼政党をたたき、立憲民主党はますます左翼から距離を置こうとする。

 私はこの事件は犯人の素性がわからないまま一過性に終わると思っている。

 それでも、野党共闘にとってはまことに不都合な事件だ。

 そう考えると、どうしても安倍政権側に仕組まれた事件だったのではないかと思えてくる。

 そうでなかったとしても政府側はこの事件を利用するだろう。

 それほど悪いタイミングで起きた不自然で不愉快な事件である(了)



犯行は計画的か、容疑者は数日前から都内ホテルに 悠仁さまの机に刃物事件
https://mainichi.jp/articles/20190501/k00/00m/040/200000c
毎日新聞 2019年5月1日 20時21分(最終更新 5月1日 20時26分)


警視庁大塚署に移送される長谷川薫容疑者=東京都文京区で2019年4月29日午後10時34分、玉城達郎撮影

 お茶の水女子大付属中学校(東京都文京区大塚2)で秋篠宮家の長男悠仁さまの机に果物ナイフが置かれていた事件で、警視庁捜査1課に建造物侵入容疑で逮捕された長谷川薫容疑者(56)が、事件数日前から都内のホテルに滞在していたことが捜査関係者への取材で判明した。長谷川容疑者はナイフを置いたことを認める趣旨の供述をしているという。同課は計画的に機会をうかがっていた可能性もあるとみて経緯や動機などを追及する。

 捜査関係者によると、長谷川容疑者が事件前にホームセンターなどでナイフやヘルメットを購入していたことも明らかになった。同課は1日、長谷川容疑者が契約書などに自宅として記載している京都市内の集合住宅を家宅捜索。銃刀法違反容疑も視野に捜査している。また同課は同日、長谷川容疑者を東京地検に送検した。【山本佳孝、土江洋範、最上和喜】




















http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/322.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 陛下交代の儀式で“デバガメ安倍”の不快な一人芝居!  
陛下交代の儀式で“デバガメ安倍”の不快な一人芝居!
https://85280384.at.webry.info/201905/article_8.html
2019/05/01 18:37 半歩前へ

▼陛下交代の儀式で“デバガメ安倍”の不快な一人芝居!

 天皇陛下の希望で生前退位が行われたが、たった一点、不快に感じたことがある。日刊ゲンダイも指摘するでしゃばり男、安倍晋三の存在である。厳かな儀式で2度までも、安倍陛下の前にしゃしゃり出てきた。

 この種の儀式の場合は、衆参両院の議長が国民を代表して謝辞や挨拶をするのが普通だ。安倍はそれを押しのけて「ひとり芝居」を演じた。

 上皇になられた陛下は、以前から歴史修正主義者で平和憲法をないがしろにする改憲論者の安倍晋三を嫌っていた。

 いみじくも英国BBC放送が、「目立たないように、しかし強い意志をもって、陛下は繰り返し歴史修正主義者たちに対する軽蔑心を表してきたと指摘した通りだ。

 そんな男がなぜ主役気取りで登場するのか? 陛下はきっと不快だったに違いない。

************************

日刊ゲンダイがこう吐き捨てた。

 平成の時代が幕を閉じる。元号が変わる時代の節目に主役気取りの安倍首相には強烈な違和感を覚える。

 新天皇即位後の大嘗祭など「身の丈にあった儀式」を望む皇族の意向を顧みず、安倍は皇位継承のいずれの儀式も「国事行為」に指定。

 30日夕の「退位礼正殿の儀」で天皇に国民代表として感謝の辞を述べ、あす昼前の「即位後朝見の儀」でも再び国民代表としてあいさつ。2日連続でしゃしゃり出て、代替わりセレモニーを自ら主導している感を見せつける。

 そもそも改元の日程さえ、安倍は“自己都合”を優先させたフシがある。2017年10月に朝日新聞が「4月1日に新天皇即位」と1面トップで伝えると、朝日嫌いの安倍は「朝日は恥をかくことになる」と周囲に怒りをあらわにしたと複数の週刊誌が報じた。

続きはここをクリック
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/252976




























http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/323.html

記事 [政治・選挙・NHK260] <仙台発>ついに「大人食堂」 食べられなくなった非正規労働者(田中龍作ジャーナル)
【仙台発】ついに「大人食堂」 食べられなくなった非正規労働者
http://tanakaryusaku.jp/2019/05/00020062
2019年5月1日 22:22 2019年5月1日 22:22


「反貧困みやぎネットワーク」の学生ボランティアたちが料理を作った。=1日夕、仙台市 撮影:田中龍作=

 子供が満足に食べられなくなったのは、大人が食べて行けなくなったからだった―

 仙台市のユニオンとNPO法人が、今夕、生活に困窮する非正規労働者や失業者たちに無料で食事を提供した。「大人食堂」である。(主催:仙台けやきユニオン/ NPO法人POSSE)

 メニューは「チキンもも肉のトマト煮」「もやしのナムル」にご飯と味噌汁。カップラーメンなども提供された。
 
 非正規労働者は2,100万人(総務省2018年調べ)。彼らの平均年収は178万円(国税庁2016年調べ)だ。月収にして15万円未満である。家賃と光熱費を払えば、手元に残るのは良くて5万円位だろう。これでどうやって食べて行けというのか。

 主催者によると、これまでの労働相談はパワハラや賃金未払いが中心だった。だが最近は「家賃が払えない」「1日2食しか食べられない」といった生活相談が増えてきた。伝統的な労働相談ではなくなったのだ。


大人食堂の他、弁護士やユニオンによる労働相談も開かれた。=1日夕、仙台市 撮影:田中龍作=

 ユニオンがフードバンクと交渉して食料を調達したこともある、という。

 主催者は「労働相談と生活相談をセットにしなければならなくなった」と厳しい表情で語った。仕事と住まいと食は三位一体なのである。

 3ヵ月ごとに契約更新される非正規労働者の女性(40代)は、「こんなにたくさん食べられるとは思っていなかった。満足」と頬をゆるめた。

 田中が知る派遣労働者は100円ショップのおにぎりが、50円になる夕方まで待ち、飢えを凌ぐ。

 全国各地に「子ども食堂」ができたように「大人食堂」が各地に登場するのは間違いない。


勤め帰りに立ち寄ったという非正規労働者は、湯気の立つ料理を頬張っていた。=1日夕、仙台市 撮影:田中龍作=

  〜終わり〜













http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/324.html

記事 [政治・選挙・NHK260] 陛下は歴史修正主義者に対する軽蔑心を表したとBBC!  


陛下は歴史修正主義者に対する軽蔑心を表したとBBC!
https://85280384.at.webry.info/201905/article_7.html
2019/05/01 18:08 半歩前へ

▼陛下は歴史修正主義者に対する軽蔑心を表したとBBC!

 英国BBC放送が「天皇陛下、その人間らしさ」と題して平成天皇人となりを伝えた。

 「陛下の避難所訪問は、政治家が写真撮影のために訪問して手を振って立ち去るのとは違う」

 「目立たないように、しかし強い意志をもって、陛下は繰り返し歴史修正主義者たちに対する軽蔑心を表してきた」−。

 さすがBBCである。取材の的は見事なものだ。現在の日本にBBCに匹敵する報道が出来るメディアが存在するだろうか?

*************************

 東日本大震災の後、両陛下は体育館の避難所を訪れた。被災者たちは、床の上にわずかな所持品を積み重ねて避難生活を送っていた。

 天皇・皇后両陛下は床に膝をつけて家族を一組ずつ訪ね、静かに話しかけ、質問をし、いたわった。

 保守層にとってはショッキングな、天皇陛下の姿だった。天照大神の子孫にあるべき振る舞いではなかった。しかし、それを上回る数の日本人が、天皇陛下の人間味あふれる感情表現に深く感動した。

 「陛下には道徳的な権威がある」とテンプル大学のジェフ・キングストン教授は話す。「陛下はその権威を自ら獲得した。最高慰問者だ。陛下は父親(昭和天皇)には決してできなかった方法で民衆と関係を築いている」。

 「陛下の避難所訪問は、政治家が写真撮影のために訪問して手を振って立ち去るのとは違う」

 控えめで語り口は柔和だ。発言と行動は戦後の憲法によって厳しく制限されている。イギリスのエリザベス女王と違い、陛下は日本の国家元首ではない。「国民統合の象徴」。政治的な発言は認められていない。

 天皇陛下は昨年12月には「平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵しています」と述べた。平成の間に1人の自衛隊員も、戦争や武力紛争で犠牲にならなかったことに、何より満足しているという。

 陛下は日本のかつての敵や被害者とも心を通わせる努力をしてきた。北京、ジャカルタ、マニラからスペインまで、昭和天皇の下で生じた傷を癒すために尽力した。

 「陛下は、日本の和解のための最高の特使という、天皇の新たな役割をつくり出し、地域内を何度も訪問し、償いと悔恨の意を示してきた。基本的に、過去の戦争の傷を癒そうとしてきた」とキングストン教授は指摘する。

 だが、陛下が年齢を重ねるにつれ、日本の政治は急激に右傾化した。かつての「謝罪外交」は、「平和主義」とともに支持されなくなった。

 安倍晋三首相は、日本の「平和憲法を改める」と宣言。安倍氏や右派の人々は愛国的な教育を復活させ、彼らの言う戦後の「自虐史観」を消し去りたいと考えている。

 目立たないように、しかし強い意志をもって、陛下は繰り返し歴史修正主義者たちに対する軽蔑心を表してきた。

 2015年、戦後70年の節目で安倍氏は談話を発表した。

 「安倍氏は基本的に、日本がいま享受している平和と繁栄は、300万人の戦死者のおかげだと述べた」とキングストン教授は言う。

 「翌日、陛下はそれを否定した。陛下は日本がいま享受している繁栄は、国民のたゆみない努力と、平和の存続を切望する国民の意識によるものだと、お言葉で述べた」

 テレビ中継を見ていた何百万人もの日本人にとって、それは疑いようのない批判だった。

 東京で開かれた園遊会では、右派の東京都の教育委員会委員が、国歌を斉唱するときには全教員を起立させると陛下に誇らしげに伝えた。

 陛下は静かに、だがきっぱりとこう言って、その委員を諭した。

 「強制になるということではないことが望ましい」

さらに詳しくはここをクリック
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-48101955






















http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/325.html

   

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